例 : 止まれ 文字表示等 (4) 直接的に交通の安全と円滑に寄与するものではないが 災害発生時の緊急交通路の確保等 交通管理上 必要性の極めて高い場合例 : 災害対策基本法に基づく交通規制の予告看板等 (5) その他交通の安全と円滑のために必要と認められる場合 3 法定外表示等の運用 (1) 統一

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通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

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○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

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生活道路対策

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Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

- 2 - 改正後改正前別表第一(第二条関係)別表第一(第二条関係)案内標識案内標識(略)(略)警戒標識警戒標識(略)(略)規制標識規制標識種類番号表示する意味設置場所種類番号表示する意味設置場所(略)(略)交通法第八条第一項の大型自動二輪車及び普交通法第八条第一項の大型自動二輪車及び普道路標識によ

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

スライド 1

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第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

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の整備を推進し 自転車本来の走行性能の発揮を求める自転車利用者には歩道以外の場所を通行するよう促すとともに 車道を通行することが危険な場合等当該利用者が歩道を通行することがやむを得ない場合には 歩行者優先というルールの遵守を徹底させることが必要である また 制動装置不良自転車運転を始めとする悪質 危

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

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原 議 保 存 期 間 1 0 年 ( 平成 31 年 12 月 31 日まで ) 各地方機関の長警察庁丙規発第 2 3 号殿各都道府県警察の長平成 2 1 年 1 0 月 2 9 日 ( 参考送付先 ) 警 察 庁 交 通 局 長 本 庁 各 局 部 課 長 各 付 属 機 関 の 長 交通規制基

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1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

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Microsoft Word - 文書 1

法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

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ひっかけ問題 ( 緊急対策ゼミ ) ステップ A B C D 39.4% 学科試験パーフェクト分析から ひっかけ問題 に重点をおいた特別ゼミ! 2 段階 出題頻度 39.4% D ゼミ / 内容 *(2 段階 24.07%+ 安知 15.28%=39.4

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藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

負傷等の事故の発生を警戒し 防止する業務 ( 雑踏の整理に係るものに限る ) と規定されており 個々の警備業務が雑踏警備業務に該当するか否かは 個々の警備業務ごとに 当該業務の委託契約書等の内容 業務の実態等から雑踏警備業務の定義に該当するか否かをみて判断されるものです (2) 1 号業務との関係

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Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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札幌市横断歩道橋横断歩道橋の撤去撤去に関するに関する考え考え方 札幌市が現在管理している横断歩道橋は48 橋あり そのほとんどは昭和 40 年代に建設されています 横断歩道橋は歩行者と車両を分離する構造となっていて 交通安全上重要な役割を果たしてきましたが 近年 周辺環境の変化等の理由により利用者が

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

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1-1 交通死亡事故全体の推移 10 年前と比較し の死者は 40.7% 65 歳以上の死者は 24.0% それぞれ減少 死者に占める 65 歳以上の割合は 24 年以降増加 27 年中死者の半数以上 (54.6%) を 65 歳以上が占める 10 年前と比較し 人口当たり死者数は 65 歳以上のい

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Taro-(HP)281025【駆動補助機付自転車】広報資料

10.2 道路占用規則関係 ( 太田市に関して ) 当該様式は 参考例として掲載しております 申請の際には 所管にて必ず確認を行ってください 111

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山地部 6,000 第 4 級 平地部 8,000 山地部 6,000 第 1 級 12,000 第 4 種 第 2 級 10,000 第 3 級 9,000 交差点の多い第 4 種の道路については, この表の設計基準交通量に 0.8を乗じた値を設計基準交通量とする 3 前項に規定する道路以外の道路

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エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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Transcription:

原議保存期間 5 年 ( 平成 31 年 3 月 31 日まで ) 有効期間一種 ( 平成 31 年 3 月 31 日まで ) 警視庁交通部長警察庁丁規発第 7 号殿各道府県警察 ( 方面 ) 本部長平成 2 6 年 1 月 2 8 日 ( 参考送付先 ) 警察庁交通局交通規制課長 各管区警察局広域調整担当部長 法定外表示等の設置指針について ( 通達 ) 法定外表示等については 法定の道路標識等による交通規制の効果を明確にし 運転者に対して道路の状況又は交通の特性に関する注意喚起を行うなど 交通の安全と円滑に資することを目的として整備されてきたところであるが これらが無秩序に設置されることは 法定の道路標識等の整備効果を低下させる可能性があり 一定の効果の認められるものについて設置様式の統一を図り 適正な交通管理に資する必要がある 以上の観点から 法定外表示等に関する取扱いについて 下記のとおり指針を定めたので 事務処理に遺憾のないようにされたい 記 1 法定外表示等の定義法定外表示等とは 道路標識 区画線及び道路標示に関する命令 ( 昭和 35 年総理府 建設省令第 3 号 以下 標識令 という ) 道路交通法施行規則( 昭和 35 年総理府令第 60 号 ) 災害対策基本法施行規則( 昭和 37 年総理府令第 52 号 ) 大規模地震対策特別措置法施行規則 ( 昭和 54 年総理府令第 38 号 ) 等に定められたもの以外の看板 表示等で 交通の安全と円滑を図るために設置するものをいう 2 法定外表示等の設置法定外表示等は次の場合に設置するものとする (1) 道路交通法 ( 昭和 35 年法律 105 号 ) の規定に基づく交通の規制を行う場合に 標識令上 道路標識又は道路標示のいずれかのみが規定されている場合に係る交通規制についてその実効性を高めることを目的として設置する場合例 : 駐車禁止 規制標示への適用時間表示等 (2) 道路の状況又は交通の特性に関する注意喚起を行い 間接的に安全な交通方法を誘導する場合例 : 減速マーク表示等 (3) 交通方法に関する注意喚起を促すもので 交通規制の実効性を高めることを目的として設置する場合

例 : 止まれ 文字表示等 (4) 直接的に交通の安全と円滑に寄与するものではないが 災害発生時の緊急交通路の確保等 交通管理上 必要性の極めて高い場合例 : 災害対策基本法に基づく交通規制の予告看板等 (5) その他交通の安全と円滑のために必要と認められる場合 3 法定外表示等の運用 (1) 統一化を図るものア 止まれ 文字表示一時停止の交通規制を実施している場所に 原則として 止まれ 文字表示を行うこととする ( ア ) 仕様等 a b 縦表示 を原則として用いることとする 文字色は 白色とし 標準的な寸法及び位置図については 様式 1 のと ( イ ) その他 おりとする なお 道路の状況等に応じて 縮小することができる a 止まれ 文字表示の強調表示を行う場合は 他の道路標示等に支障を 及ぼさないようにすること この場合の強調表示は白色とし 標準的な様 式については 様式 2 のとおりとする b 止まれ 文字表示は その効果を高めるため 滑り止め式のカラー舗 装と組み合わせて行うことができる イ 交差点クロスマーク表示 原則として 中央線のない道路が交差する+ 型 T 型交差点で 道路の交差が道路の状況により不明確な場合に交差点クロスマークを設置することができる なお 原則として 多枝 変形交差点及び中央線が表示されている道路には 交差点クロスマークを設置しないこと ( ア ) 仕様等 a b 使用する色は 白色とする 標準的な寸法は 様式 3 のとおりとし 交差点の中心点に設置することと する ( イ ) その他見通しの悪い事故多発交差点においては 交差点クロスマーク表示に滑り止め式のカラー舗装 ( 運転者等への注意喚起のため 炭化珪素等を塗布した舗装等を含む ) を組み合わせて行うことができる

ウドットライン表示原則として 信号機のない交差点等で 車道外側線等を交差点内に破線で延長し 自動車の通行部分を明示することが望ましい場合に設置することができる ( ア ) 仕様等使用する色は白色とし 標準的な様式は 様式 4のとおりとする ( イ ) その他優先関係の表示と誤認されるおそれがあることから 優先関係が明確でない交差点部には今後 原則として設置しないこと エハンプ路面表示ハンプが設置されている場所に 原則として設置する ( ア ) 仕様等 a 使用する色は 視認性を確保するために ハンプ路面の色と対照的なわかりやすい色を使用すること ただし 黄色は使用しないこと b ハンプ路面表示の形状には三角形を並列して2つ設置する c 標準的な寸法については 様式 5のとおりとする ( イ ) 設置位置 a ハンプすりつけ部に設置することを基本とする b ハンプ路面表示は車両進行方向のハンプすりつけ部に配置する したがって 車道中央線がない相互通行の道路では 左寄せに車道の中央を超えない範囲で適切に路面表示を配置し 一方通行の道路では 中央周辺に路面表示を配置する オ 進行方向別通行区分 の予告表示 車両通行帯 及び 進行方向別通行区分 の規制標示が設置されている場所において 必要な場合は 進行方向別通行区分 の予告表示を行うこととする ( ア ) 仕様等使用する色は 白色とし 標準的な寸法については 様式 6のとおりとする ( イ ) 設置方法設置されている 進行方向別通行区分 の規制標示の様式及び数に対応した様式及び数の 進行方向別通行区分 の予告表示を それぞれ 車線数の変更のない場合にあってはその車線ごとに 車線数の変更 ( 増設 ) のある場合の車線にあっては車線数の変更 ( 増設 ) がされる前にその車線に並列させて設置することとする カ車道中央部のゼブラ表示 ( ア ) 導流帯 としての車道中央部へのゼブラ表示道路構造 道路利用実態等から暫定的な交通安全対策として車道中央部に道

流帯を設置する場合は 道路の中央を明確にするため 中央線 の指示標示 ( 実線のものに限る ) 又は 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止標示 の規制標示を設置することとする この場合の標準的な設置方式は 様式 7のとおりとする ( イ ) 立入り禁止部分 の規制標示としてのゼブラ表示道路構造 道路利用実態等から中央分離帯に代わる暫定的な交通安全対策として 立入り禁止部分 の規制標示を車道中央部に設置する場合は 中央線 又は 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止 標示を設置しないこととする なお この場合は 道路の中央が不明確となるため 設置に当たっては 慎重に判断すること キ減速マークの表示 ( ア ) 減速マークの設置等減速の必要な区間 ( 急カーブ 急坂カーブ 連続カーブ 追突事故多発区間等 ) の手前及びその必要区間に 減速マークを表示することとし 必要に応じて減速の理由についての文字表示を減速マーク表示の手前に設置することができる なお 運転者への注意喚起のため 道路管理者と調整の上 減速マークに替えて薄層舗装を行うことができる ( イ ) 仕様等使用する色は 白色とし ( 文字を含む ) 様式については 道路交通事情を勘案して様式 8から11を標準的なものとし 最も適したものを選択して設置することとする なお 様式 9と様式 8 10 又は11とを組み合わせて設置することも可能である ( ウ ) 文字表示文字表示を行う場合は 標識令に基づく警戒標識と矛盾を生じないよう配慮するとともに 必要最小限度の設置とすることとする なお 表示する文字内容は 急カーブ 急坂カーブ 連続カーブ 追突危険 等道路状況等を簡潔 明確に表現したものとし 危険性の高い場所に表示することとする クゾーン30 路面表示最高速度 30 キロメートル毎時の区域規制を実施する ゾーン30 を整備する際 必要がある場合には ゾーン入口に法定外表示 ゾーン30 を設置するものとする ( ア ) 仕様等

a 原則として ゾーン を上段 30 を下段とする2 段表示を用いること b 文字色は白色とし 標準的な寸法と位置図については様式 12 及び13 のとおりとする なお 道路状況等に応じて拡大又は縮小することができる ( イ ) カラー舗装について ゾーン30 の法定外表示の周囲又は背景へのカラー舗装を検討すること 色彩は原則として緑色とするが 景観保全等の観点から これ以外の色彩を使うことも妨げない ただし 緑色以外の色彩を使う場合には 道路標示等の色彩 ( 白 黄 ) と同系色とならない色彩を使用すること (2) カラー舗装の運用カラー舗装は 交通事故の抑止を目的として行うものであり 道路管理者との緊密な連携の下に 交通管理上有効な施策として推進することとする ア対象道路等 ( ア ) ゾーン エリア対策関係次のいずれかに該当する道路又は道路の区間及び部分に カラー舗装を行うことができる a ゾーン30 あんしん歩行エリア コミュニティ ゾーン 生活ゾーン スクール ゾーン シルバー ゾーン等の区域内の道路 b 生活道路並びにモール及びアーケードが設置されている道路 c 市 ( 区 ) 民センター 小学校 公園等の公共施設の周辺道路又はこれらに接続している道路 d 上記以外の道路で 歩行者 自転車利用者等の保護のため 効果の認められる道路 ( イ ) バスレーン関係路線バス等専用通行帯等のバスレーン規制が行われている道路について行うこと ( ウ ) 普通自転車専用通行帯等の車道部の自転車通行空間関係普通自転車専用通行帯又は車道上での自転車通行位置の明示等の自転車専用通行空間の整備が行われている道路について行うこと イ設置方法 ( ア ) ゾーン エリア対策関係 a カラー舗装を短区間 ( おおむね30メートル未満 ) 行う場合は ゾーンの入口及び交通規制の始点部に合わせること b 舗装材質等について 歩行者等の滑り転倒防止に十分配慮した材質とする

こと ( イ ) バスレーン関係 a 信号設置交差点に設けられた横断歩道及び自転車横断帯は 停止線から内側を含め カラー舗装を行わないこと b 信号機の設置されている交差点 交差道路が多車線道路である交差点及びバスレーンが右折して設けられている交差点は 原則としてカラー舗装を行わないこと c バスレーンのカラー舗装を行う道路に設置されているバスベイについては バスベイ内の違法駐車の実態等を踏まえ カラー舗装すべきか否かを判断すること ( ウ ) 普通自転車専用通行帯等の車道部の自転車専用通行空間関係 a カラー舗装は 普通自転車専用通行帯の全部分ではなく 一部分に実施してもよい b 信号設置交差点に設けられた横断歩道及び自転車横断帯は 停止線から内側を含め カラー舗装を行わないこと ただし 矢羽根やピクトグラム等の設置は行うことができる ウ色彩 ( ア ) ゾーン エリア対策関係 a 車道部の舗装の色調は 白又は黄色以外とし 道路標示の視認性が確保できる色とすること b 車道部及び歩道部とも単一色を基本とし 原則として自治体ごとに統一させること ( イ ) バスレーン関係原則として茶系色とすること ただし 景観保全等の観点から 地元の意向等によりこれ以外の色彩を使う場合においても 道路標示等の色彩 ( 白 黄 ) と同系色とならない色彩を使用すること バスレーンのカラー舗装化については 同一市町村内は同系色とするのが望ましい また バスレーンが連続して他の市町村にも及ぶ場合は調整の上 同系色とすること ( ウ ) 普通自転車専用通行帯等の車道部の自転車通行空間関係原則として青系色とするものとする ただし 景観保全等の観点から 地元の意向等によりこれ以外の色彩を使う場合においても 道路標示等の色彩 ( 白 黄) と同系色とならない色彩を使用すること 4 新たな法定外表示等の考案及び設置

(1) 留意事項各都道府県が新たに法定外表示等を考案及び設置しようとする場合には 次の点に留意すること ア歩行者及び車両等の運転者が一見してその意味するところが理解できるものであり かつ 標識令等に基づく道路標識等の様式と類似の形態 ( 図柄等 ) としないこと イまちづくり計画等との整合性を図り 周辺環境と調和させること ウ設置効果に持続性があるもので かつ 歩行者及び車両等の運転者に過剰な刺激を与えるものでないこと エ路面表示を行う場合は 車両等の通行の安全及び景観 騒音 振動等周辺環境に与える影響をも十分検討し 表示材の選定を行うこと オ設置の際には 地域住民 道路利用者等の意見を勘案すること カ設置前に広報を十分に行い 地域住民 道路利用者等に周知徹底を行うこと (2) 手続き ( 別添参照 ) 各都道府県警察が新たに法定外表示等を考案し設置する場合には 試験設置を行った上で 本設置を行うこと その際の協議 報告要領等については 次のとおりとする ア考案から試験設置までの流れ ( ア ) 試験設置前に 図柄等について都道府県公安委員会に報告を行うこと ( イ ) 都道府県公安委員会に報告後 図柄等について警察庁交通局交通規制課長に報告を行うこと イ試験設置から本設置までの流れ ( ア ) 試験設置の効果 反響等の測定及び分析を行うこと ( イ ) 本設置を行う場合は 都道府県公安委員会に報告した後 警察庁交通局交通規制課長と協議を行うこと ウ留意事項試験設置後 所期の効果等が得られなかったものについては 状況に応じて撤去すること

75cm 25cm 75cm (4m) 185cm 75cm 50cm 75cm (4m) 185cm 10cm 200cm 75cm

様式 12 標準寸法図 様式 13 標準位置図 (1) ゾーン 30 の表示例 (2) ゾーン 30 とカラー舗装の組み合わせ例

別添 新たな法定外表示等を考案 設置する際の全体フロー図 新たな法定外表示等の考案 都道府県公安委員会へ報告 警察庁交通規制課長へ報告 試験設置 効果 反響等の測定及び分析 所期の効果等が得られている 本設置を行うか否かの検討 所期の効果等が得られていない 撤 去 普及させる 普及させない 状況に応じて撤去 都道府県公安委員会へ報告 問題点の再検討 問題なし 問題あり 警察庁交通規制課長と協議問題あり問題なし本設置