2 B 案 自己資金 50% とアパートローン 50% で建築した場合 年金 50 万家賃収入 990 万 5,000 万のアパートローン年間収入 1,008 万 月 82 万,27,576 万 ( 元利均等 (50 万 +990 万ー 2 ワンルーム 15 室返済 金利 % 20 年返済 ) 万

Similar documents
3 4 財産に加算して相続税の対象とすることになります 教育資金として子 孫 曾孫への1,500 万円以下の贈与は 非課税とされる 贈与税の税率構造の見直し 20 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた財産に対する贈与税 ( 参考図 2) 現 行 改 正 後 200 万円以下の金額 10% 200 万

< F2D33312E20918A91B190C589FC90B D90C582C682BB82CC>

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

相続対策としての土地有効活用

Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

2011年税制改正のポイント

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

第 5 章 N

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

Ⅰ ワンルームマンション経営と節税 税務署 確定申告 税金還付 20 万 ~30 万円 ワンルーム家賃収入ローン元利返済サラリーマンマンション A 氏 1 戸所有月 70,000 円月 60,000 円 銀行 年 30,000 円 月 8,000 円 固定資産税 管理会社 1 ワンルームマンション投

< F2D A91B C FC90B38E9197BF>

資産運用として考える アパート・マンション経営

2. 二世帯住宅と特定居住用宅地等 [1] 区分所有なし : 外階段 / 親族が取得する場合 Q. 被相続人 A が所有する宅地の上に A の所有する建物があり 1 階に A が居住し 2 階に子 B とその家族が居住しています ( 建物内部では行き来ができない構造 ) A と B は別生計です こ

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

相続税の改正があり 贈与税が下がり 相続税が上がることになりましたので 相続税の改正と相続対策 を参照下さい 生前贈与相続開始 被相続人が生きている 死亡 相続問題は 生前に行えばほとんどが被相続人の思い通りに処理できるが 相続が 発生してから後では 相続法に定められた通りに法定相続人に法定相続分を

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

1.修正申告書を作成する場合の共通の手順編

おき 太郎様 Inheritance Report 相続診断書 税理士法人おき会計 平成 28 年 7 月 20 日作成

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

例えば毎年 子供 2 人に対し110 万円づつ贈与し続けるのであれば 10 年間で2,200 万円の財産を無税で子供に移すことができます 贈与税の基礎控除額を上手く活用する方法だけでも 計画的に行うことがどれだけ大切なのかご理解いただけると思います とにかく財産を所有している人が高齢になればなるほど

自宅の他に賃貸マンションと駐車場を所有している人のデータ 自宅の他に賃貸マンションと駐車場を所有している人の 法定相続人の数と相続財産および債務のデータから相続税を試算します 賃貸マンションについては全室が賃貸用かどうか 駐車場については舗装がしてあるかどうかで評価額が違ってくることがあります また

資産運用として考える アパート・マンション経営

貸家建付地 貸家建付地とは 自分名義の土地に自分名義の建物を建設してその建物を他人に貸しているものです ( 財基通 26) 借家人には法律上の借家権が発生し 地主は立退料を支払わないと自由に土地建物を処分できません( 借地借家法 28) 貸家建付地の典型例は アパート マンションです このため 相続

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

第 6 回令和元年度固定資産評価実務者勉強会 第 3 部 税理士による最近の各種課税評価に関するお話 講師 : 税理士 不動産鑑定士 赤川明彦 ( 株式会社土地評価センター取締役 ) copyright 2019 KOTOBUKI PROPERTY ASSESSMENT all rights res

原稿4.xls

課税遺産総額 = 各人の課税価格 ( ア ) の合計額 - 遺産に係る基礎控除額ウ相続税の総額の計算 1 課税遺産総額を法定相続人が法定相続分に応じて取得したものと仮定し 各人ごとの取得金額を計算する 2 1に税率をかけ 各人の税額を合計する (= 相続税の総額 ) エ各人の相続税額の計算相続税の総

である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

相続財産の評価P64~75

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

経 ViewPoint 営相談 相続時における小規模宅地等の特例の改正 谷口敬三相談部東京相談室 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ( 以下 小規模宅地等の特例 ) は 一定の要件を満たす宅地等 ( 特定事業用等宅地等 特定居住用宅地等 貸付事業用宅地等 ) につ

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

1.一般の贈与の場合(暦年課税)編

所得税確定申告セミナー

相続税対応策と土地活用 ~ これだけは押さえておきたい ~ ラジオ NIKKEI 公開録音土地活用セミナー 2014 年 7 月 26 日 税理士奥村眞吾

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

<4D F736F F F696E74202D208DA1944E937882CC89FC90B E937882CC89FC90B382C697AF88D3935F81838E9197BF >

テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

A. 受贈者に一定の債務を負担させることを条件に 財産を贈与することを 負担付贈与 といいます 本ケースでは 夫は1 妻の住宅ローン債務を引き受ける代わりに 2 妻の自宅の所有権持分を取得する ( 持分の贈与を受ける 以下持分と記載 ) ことになります したがって 夫は1と2を合わせ 妻から負担付贈

相続税を計算してみましょう!

相続税 贈与税の基本がよくわかる! 誰が相続人になるの? 税額はどのようにして求めるの? 土地 建物の評価はどうするの? 住宅取得資金の贈与は最大 3,000 万円が非課税に? 教育資金や結婚 子育て資金の贈与は非課税に? 新しくできる配偶者居住権ってどんなもの? etc.

スライド 1

Aさん : 何ですか 課税の繰り延べ課税の繰り延べって? 減税とは違うのですか? 税理士 : はい 買換特例には 根本的には税金は減らす効果はなく あくまで納税時期を遅らせることしかできないのです 課税の繰り延べの意味 税理士 : 今お持ちの駅前にある不動産を 2 億円で売却し 郊外の賃貸用マンショ

PowerPoint プレゼンテーション

144 第 2 章宅地等の評価第 3 個別事情のある宅地の評価 このような過小宅地を評価する場合 財産評価基本通達における原則評価 ( 奥行価格補正率や奥行長大補正率等 ) のみでは上記の要因が十分に考慮されているとは言い難く 市場価値である時価と大きく乖離しているケースが見受けられます よって 本

小規模宅地等の評価減の特例 1. 概要 居住用や事業用宅地を相続した場合 小規模とされる一定面積までを 50%~80% 評価減できる特例があります ( 措置法 69 条の 4) 区分宅地の区分事業や居住の見込減額割合対象面積 1 号特例特定事業用等宅地等 1 親族が相続して事業を継続 80% 400

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

一戸建ての自宅を所有している人のデータ 東京都内やその近郊など路線価の高い宅地に一戸建ての自宅を所有し その他に預貯金や有価証券を保有している人の相続税シミュレーションになります 路線価が高いと自宅の敷地の面積が広くなくても その宅地の評価額は高額になりますので この宅地に対して小規模宅地等の特例が

Microsoft Word - 第58号 二世帯住宅の敷地にかかる小規模宅地等の特例

配偶者がいる人の一次相続と二次相続のデータ 被相続人に配偶者がいる一次相続と 配偶者がいない二次相続の相続税シミュレーションを行います 配偶者の税額軽減は その節税効果が大きいために一次相続で相続税を大幅に減額することができますが 次の二次相続では想定外の相続税が発生することがあります 配偶者がいる

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

相続税に関するチェックリスト

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

やさしい税金教室

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

目次第一章土地活用は やるべきか? 第二章不動産を上手に組換えよう第三章不動産管理会社は有効か? 第四章建物は会社に売却した方がいい第五章土地は物納した方が得? 最後に相続で争わないように 2

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

(2) 今すぐ始める相続税対策 (1) 生命保険を相続 ( 争族 ) 対策に利用する 1 相続税の支払いに充てることができる < 納税対策 > 相続税は原則として現金で支払わなければなりません しかし 相続財産のほと んどが不動産や同族会社の株等換金に時間がかかるものであった時 納税資金に困 ります

平成16年版 真島のわかる社労士

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

< F31332D B D A8E91>

( 図表 1-2) 課税割合 ( 課税対象被相続人数 / 被相続人全体 100(%) ( 注 ) 財務省公表資料による こうした中で 多くの相続税納税者にとって評価額が高額で相続税納税上の負担増が大きい一定の小 規模宅地については 課税強化への影響を緩和するため 相続税強化が行われた 2015 年に

1 増税時代の相続対策と資産承継 平成 26 年 4 月 27 日 ( 日 ) 浦和相続サポートセンター ヤマト税理士法人税理士 CFP 北村喜久則


相続人の居住用または事業用の宅地については2 割または5 割評価にするという小規模宅地等の評価減の特例があるが 平成 22 年度税制改正により 原則として申告期限まで居住または事業を継続していなければ適用が認められなくなっている 今回 基礎控除額が引き下げられることと合わせ 都市部の独居老人が亡くな

<4D F736F F D208C6F89638FEE95F182A082EA82B182EA E34816A>

Microsoft Word - 平成15年税制改正(2).doc

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

コピー又は web からダウンロードしてご使用ください 答案用紙 Chapter1 問題 1 個人とみなされる納税義務者 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 遺贈財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額 2 生前贈与加算される贈与財産の額の計算 ( 単位 :

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

一発合格!FP 技能士 3 級完全攻略実戦問題集 年版 別冊 FP 技能士 3 級 2018 年 9 月実施試験 解答 & 解説 実技試験個人資産相談業務 ( 金融財政事情研究会 ) 問題 解答 解説 第 1 問問 1 1 1) 適切 医療費の一部負担金等の額が自己負担限度額を超える場合

配偶者居住権の相続税評価額について 2018/12/28 田口税理士事務所 平成 30 年の民法改正により 配偶者の居住権を保護するために配偶者居住権が新設されましたが 相続税の評価にどう影響させるかについて 今回の税制改正大綱に記載されています まず 前提となる配偶者居住権について 説明します 1

⑷ 納税猶予の打ち切り P. 49 Q. 納税猶予の対象の農地を売却する場合 納税猶予が打ち切られてしまうのですか ⑸ 市町村合併と納税猶予 P. 54 Q.B 町が平成 3 年 1 月 1 日現在特定市であるA 市に合併される場合 旧 B 町の農地等は生産緑地の指定を受けていないと納税猶予の特例は

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

PowerPoint プレゼンテーション

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

舟子さん 先生 娘の笹江は明るいところはいいのですが お財布を忘れて買い物に行ってしまうようなおっちょこちょいで でも私もこれから歳を取っていくし 今のうちにアパート経営を笹江に任せて 身軽になりたいと思っているのです 笹江さん お母さんったら お財布忘れては余計よ 先生 わが家の相続税がいくらかか

110 万円を加えると 1610 万円まで非課税となります < 住宅取得資金に対する贈与税の非課税枠 > 2012 年 2013 年 2014 年 一般住宅 1000 万円 700 万円 500 万円 省エネ 耐震住宅 1500 万円 1200 万円 1000 万円 < 贈与税の計算例 1> 201

Transcription:

2. 相続税の増税に対してアパート経営者はどう備えるか? ( 資産家から資産経営者への転換が不可欠 ) (1) 相続税改正 増税に対してアパート経営者はどう備えるか? 1 2 相続税の改正で 1 相続税の基礎控除が (,000 万 +600 万 法定相続人数 ) に 40 % 引き下げられて 2 相続税率が上がり 子孫への生前贈与税が引き下げられ 4 自宅の小規模宅地評価減の特例が同居の親族に制限され 5 生命保険の基礎控除 が同居の親族に制限される改正案が国会に提出されています 様には厳しい増税になります アパートオーナー 何故ならば アパートオーナーは 自宅の他に 賃料を稼ぐ為に土地建物を幾つか所有することで大地主 資産家になる為 相続財 産の総額 ( 資産額 ) がかなり高額になり 相続税の増税はもろに響いてくるからで す ( 増税内容は 相続税改正 増税とその対策 参照 ) そこで アパート経営者はこの相続税増税にどう備えたらいいでしょうか? 相続税の増税傾向に対しては 早めに対策を取ることが重要になります アパート建設等の土地の有効活用を進めることが有効です 現金からインフレに強い賃貸不動産に組み替えることが有効です 子孫や妻への生前贈与で少しでも相続財産を減らすのが有効です (2) 資産家から資産経営者への転換事例 ( 駐車場からアパート経営へ ) 現在の資産 : 預金 5,000 万 自宅 1 億円 駐車場 100 坪 1 億円 現在年収 : 450 万 ( 年金が 50 万 + 駐車場収入 100 万 ) 目標年収 : 800 万 ~1,000 万 駐車場は 時間貸しの場合は多少の効率は良いですが 月貸しの場合は投資効率 が悪く 且つ固定資産税が高いし 相続時には自用地評価されて相続税も高いので アパートを建てて賃貸するのが得策です その場合 1 建築資金を全額借りる場合 2 50% 借りる場合 駐車場を 半分売ったお金で残りの土地に建てるか 4 購入するか 4 つの方法を検証します 駐車場の売却資金で中古アパートを 1 A 案 建築資金を全額アパートローンで建築した場合 年金 50 万家賃 1,980 万 10,000 万のアパートローン年間収入 1,58 万 月 165 万 \6,665,000 円 ( 元利均等 ( 50 万 + 1,980 ワンルーム 0 室返済 金利 % 20 年返済 ) 万 -666 万 ) 木造 階建 建築費坪当たり 55 万で建設する - 1 -

2 B 案 自己資金 50% とアパートローン 50% で建築した場合 年金 50 万家賃収入 990 万 5,000 万のアパートローン年間収入 1,008 万 月 82 万,27,576 万 ( 元利均等 (50 万 +990 万ー 2 ワンルーム 15 室返済 金利 % 20 年返済 ) 万 ) C 案 駐車場の半分を売却したお金で残りの半分の土地に賃貸住宅を建築 年金 50 万家賃収入 990 万売却金 5,000 万の自己資金年間収入 1,40 万 月 82 万で 残りの 50 坪に建設 (50 万 +990 万 ) ワンルーム 15 室 4 D 案 駐車場の売却資金又は自己資金で中古アパートを購入 年金 50 万家賃収入 1,080 売却した1 億円で中古アパー年間収入 1,50 万万 月 90 万ト一棟を 1 億円で購入ワンルーム18 室 重量鉄骨 F 又は4F 建て 築 20 年を購入する 減価償却期間は18 年 * 駐車場や更地にアパートを建てる最大の効果は 上記の表を見れば一目瞭然 収入源を造れるということです 年金等の財源不足を補う為に固定資産税や相続税が増税される傾向にあるのですから 所有する土地は効率よく利益を産む物にしなければなりません 効率の悪い物は売却するか 建て直すか 買い換える必要があるのです 又 賃貸収入は 不労所得 と言われ 信頼できる不動産管理会社に預ければ オーナー様は 入金のチェック と 滞納賃料の取り立て と 退去時の敷金精算とリホームメンテ の時に一寸気を使うくらいで ほとんど労務の提供も無く 旅行していても 病気で寝込んでいてもお金が入る仕組みになっていて 老後の稼ぎには最適な仕事 投資手段と言えます * 上記いずれの場合も 固定資産税は駐車場 ( 更地 ) の場合の1/6になり 相続税の土地の評価額は 貸家建て付け地 として 路線価 (1-0.7 0.) に評価を下げることができます * 建物の相続税の評価額である固定資産税評価額は 時価の70% で評価するので 現金で購入した場合は 手持ちの現金が減った分と建物の評価額との差額分の相続税を下げることができます * 借金して建築したり 購入したりした場合は 借金はマイナスだが 現金も入金するので トントンであり 借金したから相続税が下がるわけではありませんが 借りた現金を建築に使った分と建物の評価減 70% との差額が相続税を下げることになり 現金で建てたのと同じ効果で相続税と固定資産税を減税できます - 2 -

(2) 現金から インフレに強い収入のある不動産に組み替えれば有効です 1 不動産を購入し 賃貸すれば 節税効果は大きい 相続税の評価価額は 現金はそのままの評価ですが 不動産は土地は路線価 建物は固定資産税評価価格ですので それだけで70% 位の評価減になります その上 土地に建物を建てて賃貸にすると 土地の評価は 貸家建付け地 として自用地価額 (1- 借地権割合 借家権割合 ) で評価するので 自用地価額 -(1 ー 0.7 0.)= 自用地価額の79% の評価に下がる 賃貸物件の相続税評価が低くなる上に 小規模宅地特例として 200m2迄は50% 評価減ができます ( 詳しくは後述 ) 2 小規模宅地は減額割合が 50%~80% 以下になるので活用できる 減額割合 減額面積 事業用 特定事業用宅地等 80% 400m2 ( 同族会社の事業用宅地等 ) (121 坪 ) 特定特例対象宅地等 50% 200m2 ( 賃貸住宅等 ) (60.5 坪 ) 居住用 特定居住用宅地等 80% 0m2 ( 自己の居住用の自宅等 ) (100 坪 ) 小規模宅地等の特例適用の有無の具体例 1. 被相続人の事業用宅地等を相続し 所有及び事業を継続する場合小規模宅地等の減額特例の適用あり (80%) 2. 被相続人の事業用宅地等を相続し 事業を継続しない場合小規模宅地等の減額特例の適用なし. 被相続人等の居住用宅地等を同居親族が相続した場合 ( ア ) 居住を継続する場合 小規模宅地等の減額特例の適用あり (80% 又は50%) ( イ ) 居住を継続しない場合 小規模宅地等の減額特例の適用なし 4. 被相続人の居住用宅地等を配偶者が相続した場合居住継続の有無にかかわらず小規模宅地等の減額特例の適用あり (80%) 5. 被相続人の居住用宅地等又は事業用宅地等を複数の者で共同相続した場合取得した者ごとに適用の有無を判定する 6. 一部住居 一部事業用の場合 それぞれの状況に応じて減額特例の適用の有無を判断する 特定居住用宅地については 240m2から0m2 (100 坪 ) に適用面積が緩和されました 二所帯住宅の内 建物内で行き来ができないものについても 同居として扱い 特定居住用宅地としての適用を認めることに改正されました 小規模宅地等の特例制度は 平成 26 年 1 月 1 日からの適用となります - -

以上のように 小規模宅地の特例のいずれかを利用できれば その評価が50%~ 80% 評価を下げられるので 事業用か 自宅居住用か 賃貸用か にして活用すべきです 今後は 賃貸物件の購入が増えると思われます 不動産鑑定士の活用で評価額を下げることができる 不動産の相続税の評価額は 財産評価基本通達による評価に基づき 通常は税理士が 路線価で簡単簡易に評価 していますが 不動産鑑定士による不動産鑑定書による評価で安く評価する ことができます 特に大地主や高額不動産を持つ人は不動産鑑定士と税理士を活用することが今後は必要となります ( それができる不動産鑑定士の紹介ができますのでご相談下さい ) () 子や孫への生前贈与は 子孫への収入移転 と 節税 の両方で有効です (1) 暦年贈与の活用 1 直系尊属からの子や孫へのお金の贈与の活用 相続税を上げて 贈与税を下げることで 直系尊属から子や孫への贈与を増やして 金を持っていても使わない 60 歳以上 ( 日本国民の資産の 70% 以上を持っている ) か ら お金を使う必要のある若い世代へお金が流れて 国民の消費が活発になり 国 内経済が潤い ひいては日本国民が幸せになることを意図した良い政策です 例えば 父母や祖父母から 500 万円の金を 子や孫に贈与する時 贈与税の控除 は 110 万円ですから (500 万ー 110 万 ) 0.15(15%)= 贈与税は 58.5 万です 引後 441.5 万円のお金が子や孫に移動します この贈与は 1 年ごとに税金がかかりますので 暦年贈与 と言いますが 毎年 繰り返して贈与することができますので (500 万ー 110 万 ) 0.15(15%) 10 年 = 4,415 万のお金を 10 年かけて移動できます 税 贈与で子孫に移動した分だけ相 続財産は減り節税対策にもなりますが 何よりお金持は 今お金を必要としている 子孫に喜ばれるお金の使い方ができ 子や孫に感謝されて 気持の良い老後を過ご せることになります 名義預金 名義株 についてご注意 110 万までの贈与は無税であり 申告も必要ないということで 毎年お子様の口 座に 110 万円づつ振り込んでいる人がいますが これは 名義預金 とみなされて 相続税の対象にされることが多いことをご存知ですか 毎年繰り返し行われる 110 万の贈与が 名義預金にならない為には 次の要件が 必要です 1 贈与は贈与契約ですので 名義人であるお子様が自分への贈与が ありそれを承諾していること 2 お子様名義の口座の通帳と銀行印がお子様の手 元にあり お子様が自由に出し入れできる管理下にあること 親や祖父母の手 元に通帳と印鑑があり 親が不動産や株を売却した直後に口座が作られたり 口座 - 4 -

2 の開設時の筆跡が親のものである場合等には 名義預金 と看做されて贈与は税務 署に否認されます 4 そこで お金を贈与する時には 111 万以上にして 贈 与税の申告を子や孫にさせておけば暦年贈与として確実に認められます 例えば 111 万の贈与であれば (111 万ー 110 万 ) 10% の贈与税率 =1,000 円です これ を繰り返せば 相当多くのお金を子や孫に確実に移動できます 株式の贈与の場合もほぼ同様に 名義株 として考えられています 直系尊属から 子や孫への住宅取得資金贈与非課税の特例 の活用 暦年贈与の特例として 父母や祖父母等の直系尊属から 20 歳以上の子や孫への住 宅資金贈与は 1 年は省エネ耐震住宅の場合は 1,200 万迄 一般住宅なら 700 万迄非 課税ですが 14 年以降はそれぞれ 1,000 万と 700 万に変わります ( 詳しくは拙著 生 前贈与と相続と相続対策 参照 ) 直系尊属からの子や孫への賃貸物件贈与 直系尊属から子や孫への不動産の贈与は 現金と異なり 相続税評価額で計算さ れるので非常に効果的な贈与方法になります 土地は路線価 ( 公示価格 時価の 80% 評価 ) 建物は固定資産評価価額 ( 公示価 格 時価の 70% 評価 ) ですので 例えば 築後 25 年の木造アパートを子供に贈与す る時は リホームして 建物だけの贈与をすれば非常に有利な贈与ができます 築後 25 年の木造アパート (2DK10 室 賃料年間 960 万 )100 坪の建物の評価は 新築 時に時価の 70% で評価された上に 減価償却 で 20 年でほとんど償却されて固定 資産税評価価額は 5% の 200 万位に減っていますので おそらく無税か少ない税金 で子孫に生前贈与できます このアパートの贈与を受けた子供は 親に土地の地代を払った後のアパート賃料 を蓄積すれば 相続時の相続税納税資金が作れますし 貯まったお金で親からアパ ートの底地を ( 時価の 40% 評価で ) 購入することもできますし 親の財産はそれだ け減りますので 相続税も減らせます リホーム費用は贈与税の計算に入らないので リホームしたアパート等を贈与する 4 のは 親の財産を減らして 子供に収益のある財産を移動できる有効な方法です 教育資金の贈与は 子 孫 曾孫に対して 1,500 万円までは非課税の特例が認め られることに改正されました 15 年末までに 信託銀行などに預ける場合 孫が 0 歳になるまでに 教育資金として使用できます 塾や習い事の費用にも付けます (2) 相続時精算課税 2,500 万円まで非課税 の制度の活用 65 歳以上の父母や祖父母から 20 歳以上の子や孫に対して 生前贈与をする場合 お金でも不動産でも 2,500 万円までは非課税とし それを超える額については一律 20% の贈与税をかけ 相続発生の時に その財産を相続財産に加えて清算する と 言う制度です その贈与が行われた時点での評価で清算しますので 将来値上が りしそうな財産は有利な贈与になります この場合も 不動産の贈与は 相続税評価額で計算されるので 生前贈与には有 利な財産になります - 5 -

また 中古アパートの建物のみの贈与ならば この制度を使えば数個のアパート の建物の所有権をほとんど税金を払わずに移転できます また この制度は子供たちへの不公平が起きないので 相続の争いが少なくなり ます 相続時に清算するので 貰った子と貰わない子の不公平が少なくなる からです 但し 相続時精算課税と暦年贈与の制度は どちらかを選択しなければならない制 度なので どちらが自分の家族に合う制度か専門家とよく相談して利用する必要が あります 相続時精算課税制度を一度使うと 2,500 万円までは非課税幅を何回で も使えますが 暦年贈与は利用できなくなります お金持の場合は 10 年以上の時間を掛ける余裕があれば 直系尊属から子や孫への 贈与が緩やかに改正されたので この制度の利用が有利になったし 相続税の対象 にならない人は相続時精算課税の利用が便利でしょうか () おしどり贈与の活用 20 年以上連れ添った配偶者 ( 妻 ) に対して 自宅または自宅取得資金を 2,000 万 まで贈与しても無税とする制度です 生前に 妻に自宅の所有権の持分を贈与し ておけば 相続が発生した時に 親不孝な子供に相続の争いを起こされて 自宅を 出る羽目になることもないし 相続税の評価を下げることにもなります また 自宅を夫婦 2 人名義にしておけば 自分や妻の病気や介護で大きなお金が必要にな った時に 自宅を売って 居住用,000 万控除の特例を使って 妻と 2 人合計最高 6, 000 万までの控除が使えるので 6,000 万以上の譲渡利益が出ても ほとんど譲渡税 を払わずに老後資金を作ることもできます 除の特例 参照 ) ( 詳しくは拙著 居住用,000 万控 おしどり贈与 する場合は 市区町村役場の固定資産税課で 固定資産評価証 明書 か 公租公課証明書 を取れば そこに土地建物の固定資産評価額が書かれ ています 建物はそこに記載された価額で 土地の相続税評価額である路線価は 固定資産評価額 80/70 で算出できます 分の持分を奥様におしどり贈与しても無税です せた 2,110 万までの持ち分の譲渡までは無税です 相続と相続対策 参照 ) 自宅の土地建物の合計額の内 2,000 万 正確には暦年贈与 110 万と合わ ( 詳しくは拙著 生前贈与と 配偶者に おしどり贈与 として生前贈与すれば その分だけ相続財産が少なく なり 節税にもなりますし 妻 ( 或いは夫 ) の老後の生活保障にもなります (4) 生命保険の活用 平成 25 年の相続税改正では 生命保険金は 相続人の数 500 万控除 の制度 が残されましたので 親から子への生前贈与の一つとして 生命保険金を掛けてお くことが 借金対策 節税対策 相続税支払い対策 争わない相続対策 子 供達の生活支援対策 として有効な方法になります 活用法 参照 ) ( 詳しくは 生命保険の - 6 -

(4) 総括 要するに 相続税が上がり 子孫への贈与税が下がる方向ですので 60 歳過ぎて現役引退する人は まず自分と配偶者の老後の生き涯造りと老後資金造りを行い 尚 余裕があれば 生前贈与と相続対策を立てて 子孫繁栄の為に何をしたらいいかを考えて実行すべきことになります 具体的には 1 自宅をどうするか? 2 妻が住み続けることができるようにするにはどうするか? 現金が多い場合はどうするか? 不動産を買うか 暦年贈与や相続時精算課税等で子孫に移すか? 4 不動産が多い場合は生前にどんな対策を立てどのように分けるのがその不動産を有効に活かせるか 且つ 争わないでいいか? 5 相続で子供が争わないで それぞれが幸せになれるのか? 等々を個々に検討することになります 以上 いろいろ述べてきましたが 語りつくせません 毎月第 4 土曜日の9:0~12:00セミナーをやっていますので ご参加ください また 会長個別相談も常時やっていますので ご遠慮なくご相談ください 201 年 4 月 22 日記 NPO 法人相続アドバイザー協議会 認定会員上級相続アドバイザー今泉浩一 - 7 -