○○○事業の実施状況について

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

地域子育て支援拠点事業について

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

H30全国HP

小学校

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

家庭における教育

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平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

CAMPUS COMMUNICATION April No.83

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2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

目 次 1. 策定の趣旨 2 2. 基本理念 2 3. 計画の期間及び推進状況の把握 2 4. 計画の対象 2 5. 第 1 次計画 における成果と課題 2 (1) 成果 2 (2) 課題 3 6. 計画の全体構想図 3 7. 推進事業 4 (1) 家庭における読書活動の推進 4 (2) 地域 図書

講座番号講座名定員日付教員研修受講人数 6507 はじめての情報化推進担当者 ~ 学校間総合ネットの提供サービスを知る~ /6/ 生徒の理解度をアップさせる教材作成入門 G1 ~Flash を利用した教材作成の基礎 ~ /6/ 表計算

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分


(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

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教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成 30 年度事業報告について ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 ) ( 特定非営利活動に係る事業 ) 1. 特定非営利活動に係る事業 (1) 事業の成果 地球温暖化対策の推進に関する法律 第 24 条の規定に基づき 川崎市において設置された 川崎市地球温暖

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

案 参考資料 1 健康長寿笑顔のまち 京都推進プラン ( 計画期間 : 平成 30 年 ~34 年度 ) 身体活動 運動分野抜粋案 1

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

(1) 共働のきっかけ 必要性 1 事業のきっかけ 本市において平成 23 年から松くい虫による被害が大発生し, これまで行政が薬剤散布や枯損木の伐倒駆除等を行ってきたが, こうした対策に加え, 松の健全性を高める取り組みが必要と感じた 松林内の手入れ不足による荒廃や林内の富栄養化も問題となっており

第 1 部 施策編 4

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

幼稚園 保育所ができること 一緒にやりましょう! 幼稚園 保育所は 子ども同士がふれあう以外に 保護者同士が交流できる場でもあります ここでは 各幼稚園 保育所が保護者と連携するとともに 保護者同士のふれあい つながりづくりに向けた取組みを記載しています 1 ( 幼稚園 保育所 ) 幼稚園 保育所と

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

半田市地域福祉計画 市民対面アンケート調査報告書 平成 21 年 10 月

かたがみ79PDF用

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

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報道関係各位 2014 年 4 月 15 日 株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役社長明田英治 学校教育用タブレット学習ソフト ミライシード を 2014 年 7 月から提供開始全国の小中学校の先進的先生方のノウハウを結集 協働学習 授業での具体的活用プランを実体化 株式会社ベネッセコーポレー

 

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

ニュースレター 報道関係各位 2018 年 10 月 26 日 株式会社ベネッセホールディングス広報 IR 部 小学生の読書に関する実態調査 研究 読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果 自分で調べる 話題が増える 幅広いメリットが明らかに 株式会社ベネッセホールディングスの子会社 株式会社ベ

消費者教育のヒント集&事例集

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

解答類型

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平成16年度第1回○○区地域協議会次第

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の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

ボランティア行動等実態調査【速報】

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

活動状況調査

愛媛県学力向上5か年計画

=平成22年度調査結果の概要===============

Microsoft Word - 【活動報告表紙第3号】

調査の概要調査方法 : インターネットによる調査調査対象 : 全国のイーオンキッズに通う小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名全国の英会話教室に通っていない小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名計 1,000 名調査実施期間 : イーオン保護者 :2017 年 4 月 1 日 ( 土 )~

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

平成18年度標準調査票


(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

設備立体図 リデュース 発生 排出抑制 リユース 再利用 1次熟成槽 リサイクル 予備混合機 再生利用 再資源化 発酵槽 生ごみ混合機 事務所 生ごみ混合機 機械設備 最大処理能力 設備概要 生ごみ 1 000kg 日 剪定枝 1 250kg 日 生ごみ混合機 1 軸混合型 2 670kg 日 発

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

外部評価地域かかわりシート 1 〇外部評価 ( 地域かかわりシート 1) は A~F までの 6 項目となります〇項目 A については 事業所自己評価 をお読みいただき 適当と思われる箇所に を記入ください わかりにくい場合は 運営推進会議当日に事業者から説明がありますので 空欄のまま持参し 当日記

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平成18年度

問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

第 2 章各論 基本目標 Ⅰ 家庭 地域 学校における子どもが本に親しむ機会の充実 1. 家庭における読書機会の充実 現状と課題 乳幼児期からの読書活動の必要性について家庭の理解を促進するため 図書館では 就学前の幼児とその保護者を対象としたおはなし会を定期的に実施しているほか 児童館や総合子育て支

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

区(支部)社協会費関係相談記録

Transcription:

小さな循環いい暮らし事業について 小さな循環いい暮らし事業実行委員会 ベッタ会 NPO 法人新聞環境システム研究所 NPO 法人南畑ダム貯水する会 NPO 法人循環生活研究所 福岡市港湾局事業調整課 (1) 共働のきっかけ 必要性アイランドシティでは 市民 事業者 行政それぞれが必要な環境共生への取り組みを進め 福岡市全体での環境共生都市づくりをリードする先進的なまちづくりを実現することとしている ハード整備の先行しているアイランドシティにおいては ソフト面での対応が重要課題としてあげられている そのような状況の下 年間を通して教育や地域活動に入り 環境啓発を行っていくノウハウや経験を持つNPOと 実施にあたり学校 地域 関係部署との調整を行うことができる行政 双方の専門性や強みを活かし ソフト面での環境への取り組みを推進するためにこの共働事業に取り組むことになった (2) 事業目的アイランドシティにおいて先進的な環境共生都市づくりをモデル的に実施していくため NPO がこれまで実践してきた土 水 紙などの身近な資源を大切にする教育方法をシラバスとして体系化し 小中連携教育のプログラムとして段階的に導入する また 公園や公民館と連携して地域とも環境イベント等を実施し 好奇心 実践力 持続力 協働性を育み 地域のつながりによって実現される 小さな循環 がもたらす いい暮らし ( 循環型社会 ) の実現を目指すという目的を共有する (3) 事業内容 ベッタ教育事業 小さな循環システム体験 普及事業 照葉小中学校授業への導入による具体的な環境負荷低減活動の教育 実践 アイランドシティ中央公園照葉公民館体験イベント 講座による小さな循環システム普及の促進 地域交流

(4)NPO と市の役割分担 福岡市 NPO が持つ環境啓発に関与する知識と技術を活かすため 地域との調整 広報を行う ベッタ会 環境啓発に関与する NPO は これまでに培ったノウハウと専門性を地域で活かす 照葉小中学校 保育園 既存教育の補完を試すための環境教育の場を提供 アイランドシティ中央公園 開かれた市民交流の場に体験型の環境教育を導入 (5) 共働事業の結果 効果 成果 メリット 質的効果の評価昨年はこれまでの経験を踏まえ 試行錯誤的に実施した事業を本年度は 3つの視点 ( 資源循環 交流 シラバス ) から見直し 課題の抽出 改善 新規事業の試行を実施しています NPOの専門性ときめ細かな動きに加え 福岡市のPR 活動や主体へのアプローチにより成果を出し始めた経緯をまとめました 資源循環 環境共生の視点から 参加層が増え 菜園活動も充実し少しずつ資源循環 環境共生の具体的な行動の環が広がっており 新たな活動からも成果が見え始めています 交流の視点から (1) 交流主体の広がり小学校 中学校 公園 公民館に加え 本年度は参加主体として保育園 自主活動として育児サークルや福岡女子大学の学生が参加し 年齢の幅も広がり厚みが増しています (2) 交流の場の創出拡大小 中学校 夏休み講座 菜園講座に加え 本年度は新しい試みとして保育園での体験学習 キッズフリマなどの機会が増えました シラバス( プログラム ) の視点から シラバスの充実昨年のプログラムの見直しと先生たちとの意見交換により より使いやすいシラバスづくりを試行することに取り組んでいます 実施主体の変化昨年 本事業からの提案 実施したプログラムから 先生たちからの提案や先生主体での実施など 少しずつではあるが効果がみられその恩恵として 新たなリンクする教科やカテゴリが増えています 先生の要望に応じてNPOの技術を提供しながら 使いやすいプログラムづくりをしています 教材の強化 充実本事業の目的とする資源循環 環境共生に向けた分かりやすいベッタマップを制作

ベッタ教育事業 < 照葉小学校 > 授業名 大豆はかせになろう( 小学校 3 年生対象 ) 実施日 5/13,6/7,6/30,7/11,7/15,7/27,8/2,8/23,9/13,9/28 実施内容 昨年行った大豆の授業で収穫した大豆の一部を今年の 3 年生が引き継ぎ 大豆を種から植えて育てています 授業も総合 国語 理科にリンクしています 調べたこと 体験したことを壁新聞にまとめる授業につなぎました 授業名 壁新聞をつくろう 実施日 6/30 実施内容 ~ 土の学習をベースにした紙の学習への展開 ~ 大豆について調べ 体験した内容を整理 感動 気づき 伝えたいことなどを新聞記事としてまとめる技術を習得する授業を行いました 新聞づくりを通じて 情報の整理と伝達 記述力の向上を図りました 授業名 生き方の授業 実施日 10/7 実施内容 ベッタ会って何しているの なんでそんなに詳しいの など 子ども達が考えた質問に45 分間答えていく授業 各クラス板書により模造紙 5 枚ずつ集約しましたが NPOや活動 人に対しての興味に回答していった 地域の人にヒアリングをするという国語の生き方の授業にリンク

授業提案 新聞の活用( 対象 :5 年生 ) 水の循環( 対象 :6 年生 ) 昨年 5 年生を対象に行った新聞を使ったスクラップづくりの授業 マイスクラップで伝えよう を 今年は5 年生の先生方だけで実施されました 現在 その結果をヒアリングしながら新聞を教材とした授業 ( 新聞づくり 新聞鉛筆づくり等 ) の新たな導入提案を行っています また 今後 6 年生の授業で 循環 をテーマにした授業が予定されており 水の循環の授業導入を提案しています < 照葉保育園 > 事業名 育てて食べよう( はじめての堆肥づくり 野菜づくり ) 実施日 6/7,7/1,7/2,7/27,8/2,8/23 実施内容 ダンボールコンポストを園児とともに学習し実践 できた堆肥はキャベツ ブロッコリーに使用 6 月になす ピーマンを堆肥を使ってプランターに植栽 収穫量の多さや今までのプランター野菜との違いを実感されたと報告がきています 収穫した野菜は幼児が持ち帰り各家庭で食卓にのぼりました また 隣接する照葉小学校の旧 3 年生が育てた大豆を分けてもらって育てています また 堆肥づくりの経験がある小学生とともに保育園で堆肥の様子を見る活動も行った 小さな循環システム体験 普及事業 <アイランドシティ中央公園 > 講座名 オーガニック菜園講座 実施日 4/16,5/21,6/18,7/30,9/17 実施内容 家庭でできる堆肥づくり( ダンボールコンポスト 設置型コンポスト 木枠コンポストなど ) と堆肥の使い方 野菜の育て方までつながった講座を実施しています 7 月の水の学習会では水の循環学習と雨水を集める集水ネットの実践と取り付けを行い 公園に来られる方への啓発につながりました 家庭でのコンポストの実践と堆肥の回収も行っている 継続してすることにより 安定してごみ減量としてコンポストを実施する若い層も出現しています

課外講座 草取り 菜園活動 実施日 毎週土曜日 実施活動 毎週ボランティアさんとともに草取りと 菜園のお手入れ活動 堆肥づくりを実施している ここに地域の人に加え 育児サークルのメンバーや福岡女子大学の学生さんが参加されています 事業名 照葉じゅんかん楽校 実施日 7/22,7/30 実施内容 小学生を対象にアイランドシティ中央公園にて学習会を開催しました 水 土に分かれて循環の学習をした後に夏休みの宿題として提出するためのまとめ方 新聞の作り方を学びました 事業名 キッズフリマ in 照葉 ( アイランドシティ中央公園 ) 実施日 10/29( 開催予定 ) 10/1 説明会開催 実施内容 モノを大切にする 地域でくらしに必要なモノが循環することを目的に キッズフリマ を開催予定 このイベントでは 金銭感覚を養うためにお小遣い帳をつけるなどの項目もあり 実施後にベッタ学習会 ( 紙 水 土 ベロタクシー ) を必須で受講してもらいます 10/8 に事前説明会を開催 目的の確認共有とともに本事業の経緯や経過報告をPRも行いました 福岡市の協力によるチラシ配布効果もあり 当日は照葉小学校の親子 30 人が参加しました 事業名 ベッタシステム導入アイランドシティ中央公園を拠点にベッタシステムの導入を検討中 具体的には 市民がダンボールコンポストでつくった堆肥を中央公園事務所へ持参 その重量を数値にてベッタシステム搭載の資源銀行に預ける 一定量貯まれば betta 券と交換でき 中央公園やベッタ会が提供する様々な商品 サービスの割引が受けられる という動きを促進できる仕組みづくりを進めています

(6) 担当者の声 市民の声 30 代 Aさん :3 月に越してきて 入学する前に公園の菜園活動に参加しました 菜園で一緒に活動することですぐにお友達ができ おじいちゃんおばあちゃんやNPOの方々などいろいろな人に子どもたちが触れ 毎週土曜日の菜園活動をとても楽しみにしています ダンボールコンポストも思ったより簡単で 続けることができたことに自分でも驚いています これからも参加したいです 40 代 Bさん : こんな近くに体験学習ができる場があるのがいいですね 子ども ( 小 4) は畑が大好きで 毎週土曜日の作業に参加するのを楽しみにしています 20 代 Cさん : 小さい子がいるのでなかなか出かけられません 泥んこになって子どもと遊べるし 野菜も採れるのでいい 小学 3 年生 : ぐんぐん育って枝豆になっています 収穫して大豆パーティーをするのが楽しみです 小学 4 年生 : ぼくは最近 農業大学に行きたいと思っている (7)24 年度への展開平成 22 年から平成 23 年にかけて取り組んできた小中学校や保育園等の子ども達を対象とする環境教育を核としながらも 子どもの取り組みを親が見守れる 親子で取り組める 家庭で実践できる という3つの方向性を基本とする地域の身近な場所での 小さな循環システム体験 普及事業 に取り組んできた結果 学校外でも市民の方々や子ども達が参加し始め いろいろな気づきを共有できている 具体的な取り組みとして平成 23 年度後半は 子ども達が商業感覚やリサイクルを学べるキッズフリマの開催や ベッタシステムによるダンボールコンポスト等の普及促進などにも着手する 平成 24 年度に 今年度取り組む 小さな循環システム体験 普及事業 を定着 展開していくにあたっては これまでの既存市街地への取り組み継続に加え 隣接する地区の新たな開発にあわせて普及 展開に取り組むことが必要である また 教育委員会や関係局と連携し 他の校区への展開も見据えた取り組み紹介や出張イベント等も実施していくことが必要である 特に平成 24 年度については これまでの取り組みを他校区へ展開することも見据えた活動を想定しており これには 市役所内部の担当部局や学校間との協議調整が必要となることから 共働 での取り組みを必要とする 平成 24 年度は 平成 23 年度の取り組みを本格化させることに加え 小さな循環 のある環境に優しい暮らしの提案など 新たな開発地の住宅販売時に建物毎の 小さな循環いい暮らし の提案を新たな住民に対し開発企業と連携して行っていくとともに 教育委員会等と連携し 他校区の小学校等へ事業成果の報告や環境教育プランの提案等を行っていく 今後の展開イメージ図