2 食育フォーラム 平成 20 年 1 月 20 日 ( 日 ) 地域の親子及び PTA 会員 食育推進関係者等午前 ( イヘ ント )100 人午後 ( 講演会 )150 人 < 概要 > 当地域での第 6 回目となる食育フォーラムを開催しました 今年は とくに紀南 PTA 連合会とのはじめての協

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第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

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平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ

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茨城県食育推進計画―第三次―

次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

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刈谷市食育推進計画

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

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平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

つくば市地域福祉計画 骨子案

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

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食育に関するアンケート

PowerPoint プレゼンテーション

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

施策吊

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

資料 4-2 平成 26 年度における県の主な取組 野菜で健康大作戦事業 子ども健康促進事業について さあ始めよう! あおもり 健活 推進事業

(2) 望ましい食習慣や知識の習得 ( 関連目標 ) 子どもたちが 食習慣や知識を習得することは 生涯にわたって健全な食生活を実践していくために重要です そこで 学校では家庭科や学校行事等における調理実習等の体験を通して 児童生徒が食に関する正しい知識や技能を習得できるようにするとともに 家庭での実

食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年


食生活改善推進員 ( 愛称ヘルスメイト ) は地域の食育アドバイザー ヘルスメイトが健康づくりのお手伝い 食生活改善推進員 ( 愛称ヘルスメイト ) は 私たちの健康は私たちの手で をスローガンに地域の中で食生活改善をとおした健康づくりのためのボランティア活動をしています 男性も参加でき バランスの

地域子育て支援拠点事業について

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

2. 今年度の実践から 1 CS 給食試食会や保護者参加の授業での実践日常学級担任が感じていることや, 生活や食事の調査結果から, 当日の参加者や学年の課題をとりあげ資料を作成した 6 月 1 年保護者給食試食会排便や朝食内容の問題点 朝型の生活リズムの必要性 6 月 CS 給食試食会休日における牛

食育に関するアンケート

(3) 西予市 西予市産が最高! えひめの食育応援団 in 愛媛県歴史文化博物館 ( 食育講習会 ) 開催日時 平成 26 年 8 月 31 日 11 時 ~14 時 開催場所 愛媛県歴史文化博物館 入場者数 約 280 名 出演者 司会小林真三 ( 南海放送パーソナリティー愛媛の食育応援団メンバー

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平成 29 年度食育活動の全国展開委託事業報告書 ( 食生活と農林漁業体験に関する調査 ) 平成 30 年 2 月

各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

青年期を対象とした携帯食事手帳システムの提供 目 次 1. 目的 1 2. 携帯食事手帳システムの概要 1 (1) システムの基礎データ 1 (2) 利用方法 1 (3) 確認できる情報 1 3. 携帯食事手帳利用の手引き 2 (1) 携帯食事手帳 (QRコード) 3 (2) 料理選択の仕方 4 (

スライド 1

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

コラム 野菜ってどのくらい食べるの 野菜にはビタミンやミネラルや食物繊維などいろいろな栄養素が含まれています ビタ ミン類は体の調子を整え カリウムは血圧を低下させ 食物繊維は便秘の予防や血糖値の 上昇を緩やかにしたり 腸管でのコレステロールの吸収を抑えます しかも低カロリーなので多く食べても安心で

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

10 群馬県 共食の増加 ( 食事を 1 人で食べる子どもの割合の減少 ) 食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む飲食店の登録数の増加 朝 昼 夕の三食を必ず食べることに気をつけて食事をしている子どもの割合の増加 朝食欠食者の減少 ( 成人 ) 元気県ぐんま 21( 第 2 次 )

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1 全体の目的のパート 目的 介護予防において なぜ栄養に注意することが必要かを伝えます 中年期の生活習慣病予防のための食事の注意だけでなく 高齢期になってからは低栄養の予防も大切なことをご理解いただきます 重点 食事は単なる栄養補給ではなく 楽しく おいしく食べることが大切であることが伝わるように

(2) 朝食の内容について Q2. 普段 ( 月 ~ 金曜日 ) どのような朝食を食べていますか あてはまる番号をすべて で囲んでください アンケート結果 小学生 中学生とも傾向は似ており 1 主食 が最も多く 次いで 4 牛乳 乳製品 7 飲み物 2 主菜 の順となっています 主食の割合に対して

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

2 お好み焼は約半数が 家庭で作る派 お店派 は約 4 割 1 年以内に食べたことのあるお好み焼 についての問い ( 複数選択 ) において 家庭で作る関西お好み焼 を選んだ人が約半数の 55.5% 次いで多かったのが お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼( 持ち帰り含む ) ( 以下 お店 )

アイヌ政策に関する世論調査 の概要 平成 3 0 年 8 月内閣府政府広報室 調査対象 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人 有効回収数 1,710 人 ( 回収率 57.0%) 調査時期平成 30 年 6 月 28 日 ~7 月 8 日 ( 調査員による個別面接聴取 ) 調査目的

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

◎公表用資料

目 次 1. はじめに 1 2. 基本的な考え方 1 3. 研修計画策定指針 1 4. 重点研修 2 5. 研修項目 (1) 園内研修 重点研修 2 (2) 保育所長 副所長研修 重点研修 3 (3) 視察研修 重点研修 3 (4) 年齢別研修会 3 (5) 公開保育 4 (6) 全体研修 4 (7

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

第2節 茨木市の現況

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6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

< 委託業務説明書 > 1 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題当初企画 予定していたとおり市民に使用しやすく 親しみが持て かつ利用価値が高い食育推進に資するポータルサイトの構築に努めてきた 食育情報の発信については 簡単に行うことができるようブログを活用した情報発信の仕組みの構築を

- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6


第3章「疾病の発症予防及び重症化予防 1がん」

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

泉大津

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2

栄養管理報告書 ( 保育所 幼稚園等 ) 保健所長 殿 年 月分 施設名所在地管理者名電話番号 Ⅰ 施設種類 Ⅱ 食事区分別 1 日平均食数及び食材料費 Ⅲ 給食従事者数 1 幼稚園 2 保育所 ( 認可 ) 3 認定こども園 4 その他 ( 認証保育所等 ) 食数及び食材料費 施設側 ( 人 )

PowerPoint プレゼンテーション

野菜産地と量販店の皆様へ 国民の健康志向の高まりとともに 野菜の栄養 機能性成分について情報提供を求める声が消費者や量販店から多く寄せられています 生鮮食品の栄養成分表示については 栄養表示基準 ( 健康増進法 ) の対象外 であるため 表示規制はないものの 栄養成分等の表示に関する基準や定めがない

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

講演内容 とてもよかった よかった ふつう そうでもなかった 合計 人数 未記入 2 名 割合 57.6% 41.2% 1.2% 0.0% 講演内容について < 食品ロスの現状 > 食品ロスの多さにおどろいた ロスをなくしていくためにはどうしたらよいか 考えるきっかけとなっ

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

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Microsoft Word - 03食育計画書(本編).doc

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日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

Transcription:

33102 食環境の整備 ( 健康食育推進事業 ) ( 主担当 : 保健衛生室健康増進課 ) 取組内容 1. 県民一人ひとりの健康的な食生活習慣の形成をはかるため 関係者が協働して 若年期からの食育の推進及び みえの食生活指針 の普及啓発を行います 2. 健康的な食の選択を可能にするため 特定給食施設等に対する指導の充実を図るとともに 関係団体等と協働して健康に配慮した食の提供など 食環境の整備を進めます 3. 市町栄養士の支援 食に関するボランティア団体等とのネットワークづくりを行い 地域に根差した栄養改善活動を進めます 1 朝食欠食幼児ゼロ推進事業 (1) 食育フォーラム 食育推進研修会の開催地域で食育を実践 支援している団体 関係機関等が 相互の活動を知り 食育についての共通認識を持つことにより 食育実践の場において効果的な取り組みが継続的に行われていくことを目指して 教室やフォーラムを開催しました また 幼児期から学童期の食育を進めるうえで大きな影響を与える保護者や保育 教育関係者を対象に食育に対する知識を深め 今後の取り組みの充実を図ることを目的に食育講演会を開催しました 1 食育たいけん教室第 3 弾においの巻 11 月 10 日 ( 日 ) 熊野保健福祉事務所 地域の幼児 小学生及びその保護者 7 組 18 人 < 概要 > 紀南地域では 以前から継続して保健所 市町 NPO 団体等が協働で食育活動を推進しています また 食育の取り組みは 2 年前のアンケート調査からも様々な主体により進められていることがわかりました しかし 食育のテーマのほとんどが 食べ物の育ちを感じる 栽培活動や 料理ができる クッキング体験といったものであり 三重県が推進している食育のテーマの一つでもある 食べ物の味がわかる については ほとんどありませんでした その理由には 目に見えるものではない こと 指導支援する人材が少ない ( 保育所等に栄養士が配置されていない ) ということがあげられるのではないかと思われます そこで 以前から当地域で率先して 五感を使った食育 をテーマに活動している食育ネットワークの実績とノウハウ生かした啓発をモデル的に開催し 今後地域へ波及することも念頭に教室を実施しました 今回は第 3 弾 におい と 親子のコミュニケーション をテーマに取り上げました < 具体的な内容 > においをかいでみよう! おいしいスイッチはどこで入る? (1) 食材そのまんまで (2) お鍋で炊飯の時野菜を茹でている時魚を焼いている時 (3) 調味してできあがりの時 - 30 -

2 食育フォーラム 平成 20 年 1 月 20 日 ( 日 ) 地域の親子及び PTA 会員 食育推進関係者等午前 ( イヘ ント )100 人午後 ( 講演会 )150 人 < 概要 > 当地域での第 6 回目となる食育フォーラムを開催しました 今年は とくに紀南 PTA 連合会とのはじめての協働事業となり 子育て世代の男性や教育関係者への啓発ができました また 各団体がノウハウを持ち寄り 新しい食育ツール ( 買い物ゲーム等 ) の創作などの成果もありました < 具体的な内容 > 午前の部 においの探検隊キャラクター くんちゃん のスタンプラリー くんちゃん商店街 で親子でお買い物ゲームバランスよくお買い物 体験! にぎにぎおにぎり 郷土の料理めはりずし 石臼コリコリきなこ体験 においで目覚める朝ご飯など 午後の部 食育講演会 からだ 心をそだてる食育 講師名古屋短期大学教授小川雄二先生参加者が講演を聞いて 今まで以上に子どもに関わっていきたいと感じたことは 食卓の楽しい雰囲気を作っていきたい が一番多かった ( アンケート回答者 84 人中 74%) 0 10 20 30 40 50 60 70 1: 栄養バランスのある食事 2: 食事を大切にする心 3: 家族関係を大切にする 4: 楽しい食事の雰囲気 5: 食に関わるお手伝い 6: 食べ物が大好きな子ども 7: まず大人から変わる 8: その他 74% の人 1: 男 2: 女 きなん地方計画では 食育の目標に 食事が楽しいと感じている子どもを増やす があります においの探検隊キャラクター くんちゃん 中日新聞 H20.1.22 朝刊記事 - 31 -

3 食育推進者への支援等地域で食育を推進する関係団体の一つである熊野食生活改善推進協議会が 中学生を対象に食育講座を開催するにあたり 献立づくりや実施にあたっての留意点 手順等について相談 アドバイスを行いました また 必要に応じて様々な主体で行われる食育推進に各種啓発物を提供しました (2) 紀南地域食育関係者連絡会議の開催に策定された三重県食育指針計画による三重県の目指す食育の基本方針等を関係者で共有すること また昨年度まで設置していた きなん食育推進ネットワークプロジェクト会議 で作成した食育のツール等の活用を検討すること きなん地方計画 (HP みえ 21 の保健所版 ) の基本目標でもある食育推進の協働の場づくりとなることを目的に会議を開催しました 実施期間 回数実施場所メンバー構成 8 月 ~ 平成 20 年 1 月の間全体会議 7 回部会 1 回 NPO 法人子どもステーションくまの事務局 NPO 法人役員 5 人 食生活改善推進員団体代表 1 人 地域活動栄養士 1 人 紀南健康長寿協議会健康づくり部会代表 1 人 市町栄養士 3 人 学校栄養職員代表 1 人 熊野 ( 県 ) 農林関係職員 1 人 内容会議で当地域の食育に関する課題や解決策について議論やお互いの食育活動についての情報交換を行いました 昨年まで設置されていたプロジェクト会議で作成した各種の食育ツールの活用状況と今後の活用を探ったが (19 年度の目標のひとつ ) その活路は見いだせませんでした しかし 相互の特徴を生かしながらのイベント企画を通じて 関係者の連携を深めるとともに 先駆的モデル的な食育の取り組みを地域に示すことができました (3) アンケート調査の実施ヘルシーピープルみえ 21 保健所版である きなん地方計画 の基本方針のひとつ 食育の目標 家庭で食卓を囲みおいしく楽しい食事を の指標とされている 食事が楽しいと感じている子どもを増やす について 楽しい食事 とはどんな食事なのかを把握するためのアンケート調査を実施しました 期日 : 10 月 ~12 月 (2 回 ) 方法 : 健康まつり等のイベントを利用し 記述式のアンケートを実施しました 回答者数 :183 人 結果 : 楽しい食事 とは 約 50% の人が 家族 と 一緒 に食べる食事 約 30% の人が 仲間 と 一緒 に食べる食事と答えました 紀南地域では 家族 と 一緒 が食育を進めるキーワードです 2 食事バランスガイド地域協働啓発事業 (1) リーダー研修会の開催平成 16 年度に実施した県民栄養調査の熊野保健所実施分の結果から 県全体の結果に比べて 果物類は多いが 野菜 ( 特に緑黄色野菜 ) いも類 牛乳 乳製品の摂取量が少ないという傾向がみられたので 関係団体と協働し どのような世代にも大ざっぱなイメージでバランスを啓発できる 食事バランスガイド をツールとして 野菜 5 つ (SV) 食べること について重点的に啓発を行いました 1 食生活改善推進員団体リーダーに対する研修会 - 32 -

1 5 月 13 日 ( 日 ) 熊野食生活改善推進連絡協議会リーダー等 74 人 2 11 月 8 日 ( 木 ) 熊野保健福祉事務所 熊野食生活改善推進連絡協議会役員 26 人 1 講演 : 使ってみませんか? 食事バランスガイド 野菜は 5 つ! 2 説明 : 調理実習等での食事バランスガイドの使い方担当 : 熊野保健福祉事務所管理栄養士 2 健康づくりを進める団体に対する研修会 1 7 月 30 日 ( 月 ) 紀南健康長寿推進協議会健康づくり部会 12 人 2 平成 20 年 3 月 24 日 ( 月 ) 紀南健康長寿推進協議会健康づくり部会 9 人 1 説明 2 調理実習担当 : 熊野保健福祉事務所管理栄養士食事バランスガイドの活用について説明及びバランスレシピによる調理実習により バランスガイドのサービング数と実際の料理の目安について研修を行いました また 紀南地域で不足している野菜料理を2SV( サービング ) 増やす取り組み目標を共有しました (2) 地域栄養管理ネットワーク研究会との協働各職域の管理栄養士 栄養士の交流及び連携を進めるとともに 委員会や研修会を通して食事バランスガイドの啓発や時事に対応した情報提供を行いました 1 働く世代の食事調査 ( アンケート ) の実施 実施年月日対象 ( 回答者数 ) 9 月 ~11 月 当該委員会委員の所属する職場職員 (274 人 ) 今 話題となっているメタボリックシンドローム対策として 当該ネットワークを生かした取り組み ( 協働 ) を模索するため まず地域の食と栄養の実態と課題を把握すべく働く世代の食生活アンケートを実施しました 調査対象が研究会委員の職場職員という偏りはあるものの ある程度の傾向と 日頃の栄養士の気づきを検証することができました 現在健康に不安がある または治療中の人は食や栄養に関するニーズが高く 中でも なにをどれだけ食べればよいのか 食べているのかが知りたい というニーズが多かったことから 食事バランスガイドの普及啓発が有効ではないかと思われました 食事記録を食事バランスガイドで集計すると 全体的には主食 副菜が少なく 主菜の摂取が多い傾向がみられました 次年度からの取組の参考資料となりました - 33 -

2 地域栄養管理ネットワーク委員会及び研修会の開催 委員会及び部会 研修会 ( 尾鷲と合同開催 ) 実施回数実施場所委員 委員会 4 回調査部会 5 回 熊野保健福祉事務所会議室等 委員各分野から 13 人部会委員 4 人 日時 : 平成 20 年 2 月 20 日 ( 金 )10 時 ~17 時 場所 : 県尾鷲庁舎 501 会議室 参加者 :31 人 ( 内熊野管内 18 人 ) 講演 : 患者( 喫食者 ) 満足度の高い食事サービス実現のポイ ント 真空調理の実演試食含む 講師 : 愛知県厚生連海南病院栄養科企画係兼 兼務ディレクター主任栄養士 小佛和行先生 同 栄養科調理主任 鈴木晴夫先生 他情報提供等 (3) その他地域協働啓発事業パネル展示 リーフレット配布等による主な協働啓発事業 実施年月日実施場所イベント名 11 月 18 日 ( 日 ) 御浜町ピネ駐車場 地産地消さろん との協働イベント 自慢! 地元ばんざい展 Ⅱ 地域住民 3000 人 12 月 2 日 ( 日 ) 紀宝町保健センター 紀宝町との協働健康まつり地域住民 150 人 3 給食施設強化事業健康増進法 健康増進法施行細則に基づき 特定給食施設等の巡回指導等を実施しました 1 巡回指導 19 年度は暫定的決められた県の基本方針により 尾鷲及び熊野保健福祉事務所の栄養指導員が複数体制で 施設の区分による巡回の目安に準じて巡回指導を行いました 施設の区分 ( 巡回実施の基本方針 ) 知事指定施設 ( 毎年実施 ) 栄養士配置の無い特定給食施設 ( 毎年実施 ) ( 学校は 括弧書き再掲 ) 12 以外の特定給食施設 (2 年に 1 回実施 ) ( 学校は 括弧書き再掲 ) 一般給食施設 (3 年に 1 回実施 ) ( 学校は 括弧書き再掲 ) 管内給食施設数 指導数 1 1 4(0) 4(0) 11(7) 4(0) 39(14) 7(0) 計 55(21) 16(0) - 34 -

2 集団指導 ( 尾鷲との合同開催 ) 実施対象 ( 管内分 ) 回数 3 回 保育所給食栄養計画担当者 ( 栄養士 ) 管内 4 人 ( 保育所 22 施設分 ) 内容 (1) 食事摂取基準 2005 年版での栄養計画作成方法 (2) 栄養アセスメント (3) 大量調理施設衛生管理マニュアルの活用 3 給食施設従事者研修会 ( 尾鷲との合同開催 ) 実施年月日実施場所対象 ( 参加者数 ) 6 月 12 日 ( 火 ) 県尾鷲庁舎 501 会議室 熊野 尾鷲管内の高齢者施設給食施設従事者 (16 人内熊野 7 人 ) 講演 : 高齢者に多発する疾病の基礎知識と対応について 講師 : 尾鷲 熊野保健所長 他事例検討 情報交換等 実施年月日実施場所対象 ( 参加者数 ) 10 月 9 日 ( 火 ) 県尾鷲庁舎 501 会議津 熊野 尾鷲管内の給食施設従事者 (44 人内熊野 25 人 ) 講演 : 行動変容のためのコミュニケーションスキル 講師 : 東海学園大学人間健康学科講師松田泰昌先生講演 : 私達の味づくり革命 めざせ味の標準化 講師 : 医療法人永井病院栄養科長小畑ルミ先生 3 人材育成 支援事業 1 地区組織活動支援 実施年月日実施場所対象 ( 参加者数 ) 11 月 8 日 ( 木 ) 熊野保健福祉事務所栄養指導室 熊野食生活改善推進連絡協議会役員 (26 人 ) リーダー ( 役員 ) 対象の組織運営支援研修会 活動の活性化を図るには? など課題別グループワーク その他適時情報提供 2 市町行政栄養士支援 実施回数実施場所対象 5 回熊野保健福祉事務所市町保健分野管理栄養士 3 人 情報交換 連絡調整 資質向上等 3 地域活動栄養士支援対象人数が少なく 組織化のニーズもないため 職域ネットワーク研究会を活用し 特定健診 指導等について随時情報提供を行いました 4 虚偽誇大広告 栄養表示等相談 指導相談件数 2 件 - 35 -