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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

2

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

スライド 1

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

中井町緑の基本計画(概要版)

Microsoft Word - 概要版.doc

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概


市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

PowerPoint プレゼンテーション

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

Taro-全員協議会【高エネ研南】

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

目次

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

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能代市中心市街地活性化計画

1-(1) 中部電力 ( 株 ) 大日本印刷 ( 株 ) と共同で 歩道上の路上変圧器を活用した情報発信の実証実験を実施 ~1/24 国交省実証実験の対象地域に選定 ~ 1 国交省実証実験の対象地域に選定 先週木曜日(1/24) 国土交通省から 無電柱化に伴う一般国道の歩道上に設置されている電力設備

郊外への市街地の拡大により, 鉄道やバス等公共交通のサービスが十分受けられない地域が拡大し, その結果, 車に依存せざるを得ないまちになってきています このため, これからの人口減少時代の到来や急速な少子高齢化の進展などを踏まえ, 新たな郊外開発を抑制し, 公共交通が利用しやすい, まとまりのある市

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

Microsoft Word 【詳細版】.doc

( 様式 -2a 調査概要 ) Ⅰ 調査概要 1 調査名称 : 平成 26 年度神埼市総合都市交通体系調査 2 報告書目次 1. 業務概要 (1) 都市計画道路見直しの必要性 (2) 都市計画道路見直しのスキーム (3) 検討結果の分類 2. 路線の抽出 (1) 都市計画道路の整理 抽出 (2) 検

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

参考資料 鳥取市都市計画マスタープラン 環境 文化 交流 拠点都市 とっとり ~ 個性ある新 生活交流都市 (( ハーモニーシティ )) をめざして ~ 概要版 平成 18 年 5 月 鳥取市

7-7 丸子地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水辺 里山 人きらめき 産業活力が満ちた依田川流域のまち ( 基本目標 ) 製造業の集積が高い地域であることから 職住近接のゆとりある生活空間の創出をめざすとともに 地域内外の交流促進や日常生活のための道路交通環境整備を進めます 依田川 内村川周辺に

市川都市計画都市再開発の方針の変更 市川都市計画都市再開発の方針を次のとおり変更する

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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石巻市総合計画 方針図 交通に関する方針交通に関する施策 地域連携軸と広域連携軸について市としての一体化の促進と地域間交流 連携の活性化を図るため 地域核を結ぶ地域連携軸の整備を推進する また 地理的条件から他都市との連携が不可欠であるため 地域連携軸の整備とあわせて 他都市との交流を促進する広域連

7-1 上田中央地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 中心市街地に集積された都市機能 風格ある景観 潤いある近郊農地多彩な交流と活力がみなぎるまち ( 基本目標 ) 市の中心市街地にふさわしい多様な都市機能を備えた 市民や来訪者が行き 交う賑わいと交流にあふれる中核拠点づくりを目指します 上田城跡

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

Microsoft Word - 16_資料編09_上位計画関連_

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)


ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

H28秋_24地方税財源

PowerPoint プレゼンテーション

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区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

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スライド 1

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Microsoft Word - ★都市マス案(最終案) docx

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スライド 1

目次 1. 策定の趣旨 2 2. 水素利活用による効果 3 3. 能代市で水素エネルギーに取り組む意義 5 4. 基本方針 7 5. 水素利活用に向けた取り組みの方向性 8 6. のしろ水素プロジェクト 10 1

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

ii 21 Sustainability

Ⅴ.( 仮称 ) 登大路バスターミナル整備計画 3-3. 平面図 (1) 地上部 1 階平面図 33

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整


目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Microsoft Word 交通渋滞(有明アーバン)_181017

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)


都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

Microsoft Word - ◆概要版.doc

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

相模原市住宅基本計画 概要版

Microsoft Word - さいたま市都市計画道路見直し指針1/3.doc

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Transcription:

資料 3 豊田市交通まちづくり推進協議会 豊田市交通まちづくり行動計画 (2011~2015)( 案 ) 3. 豊田市交通まちづくりビジョン 2030 平成 23 年 11 月 豊田市都市整備部交通政策課

目 次 3. 豊田市交通まちづくりビジョン2030 3.1 基本理念 1 3.2 基本目標と目指すべき姿 2 3.3 目標値の設定 3

3.1 基本理念 豊田市は ものづくりを中心とする我が国屈指の産業都市でありながら 森林をはじめとする豊かな自然に恵まれた広大な都市である これまで世界でも有数の自動車産業とともに発展してきた本市では 近年の社会情勢の変化に対応しつつ 将来にわたって活力ある都市として持続的に発展 成長していくため 環境に配慮したものづくりの先進都市を目指している そこで 世界の最先端を歩む ITS や TDM に先進的に取り組み これらの社会実験を通じてまちづくりに整合した交通システムを工夫するなど 今後 過度なモータリゼーションを抑え 自動車と公共交通が調和した交通体系を実現していくことが必要とされている そのため 市民や企業と協力して ITS や TDM をより一層展開するとともに 幹線道路等の整備に加え 利用しやすい公共交通の整備と利用増進を図り 誰もが安全で 安心して円滑に移動でき 環境にやさしい世界の模範となる持続可能な交通システムを確立することによって 世界に誇れる かしこい交通社会 の実現を目指すこととしている 豊田市としての交通まちづくりのあり方 < 目標年次 :2030> 交通モデル都市の実現 新しい 21 世紀の車の使い方 あるいは生活のあり方を豊田市で実現し その成果を世界に発信できるようにする 世界に向けて情報発信 ~ 理念 ~ 世界に誇れる かしこい交通社会 を目指して人と環境にやさしい交通まちづくりを進めます 4 つの課題解決の方向性 ( 交通まちづくりのあり方 ) 2.4 交通課題のまとめ より 1 クルマ 公共交通と新たな交通手段が調和した円滑な交通社会 2 環境と利便性が両立した持続可能な交通社会 3 世界一安全 安心 快適で交通事故のない交通社会 4 豊田市の顔となる魅力と活気に満ちた都心地区と 地域間での盛んな交流を促す交通社会 4 つの基本目標 1 円滑化 2 環境 3 安全 安心 4 魅力 活気 交流 3.2 基本目標と目指すべき姿 へ 市民との共働 横断的な ITS の活用による施策の支援 1

3.2 基本目標と目指すべき姿基本理念で示されている4つの かしこい交通社会 を実現していくための交通まちづくりの基本目標と目指すべき姿を定める 基本目標 目指すべき姿 目標実現に向けて 3.3 へ 目標 1: 円滑化移動の円滑性を考慮した交通体系の構築 自動車交通による渋滞 混雑の緩和により 円滑かつ快適な移動を実現する ;1-1 公共交通サービスの拡充により 人にやさしい移動環境を実現する ;1-2 朝夕の通勤時間に交通が集中することによる幹線道路や河川渡河部等の渋滞に対し 渋滞対策を推進することにより その解消を目指す 対策にあたっては 道路ネットワーク整備や交差点改良等のハード対策に加えて TD M による需要分散等のソフト対策を併せて実施する 自動車の分担率が高く 公共交通の分担率は低い傾向にあることから 公共交通の利用促進を図り 過度な自動車への依存を軽減することで円滑な交通を目指す 具体的には 交通弱者にも配慮した公共交通サービスの拡充及び新しい交通システムの導入等を実施し 公共交通への転換 公共交通の利用促進を図る 渋滞 混雑解消に向けた取り組みを推進 1-1 道路交通対策 公共交通の利用促進を図る取り組みを推進 1-2 公共交通対策 目標 2: 環境環境負荷が小さく持続可能な交通体系の実現 クルマのまちの強みを活かし 移動時の行動や手段の低炭素化を図る ;2 ITS の活用やスマートコミュニティ基盤の整備により あらゆる場面 機会を通じたドライバーの CO2 排出抑制に対する関心喚起 取り組み意欲の向上を図り 移動時の低炭素化に資する行動変革を促す また クルマのまち である本市の強みを活かし EV PHV FCV を中心とした次世代型低炭素交通システムを構築し クルマと人が世界一うまく共生するまち を目指す CO2 排出量の削減等 環境負荷軽減に向けた取り組みを推進 2 環境対策 目標 3: 安全 安心 ひとにやさしく安全 安心な交通環境の実現 高齢社会に対応しつつ 歩行者等交通弱者の交通安全を確保する ;3-1 近い将来発生する地震に備えた 災害に強い基盤を構築する ;3-2 依然として多発する交通事故に対し 特に高齢社会への対応や歩行者等交通弱者の交通安全の確保に留意しつつ 交通事故対策を推進することにより 交通事故の無い社会を目指す 対策にあたっては ハード面 ( 交通安全施設整備等 ) ソフト面 ( 交通安全に対する啓発活動等 ) の両面から対策を講じるとともに ITS を活用した最新技術の導入も視野に入れ より効果的な交通事故の削減を目指す 気象災害や近い将来発生する可能性の高い大規模地震に備え 防災力の強化を図るため 耐震化 防災対策等により強固な緊急輸送道路ネットワークを構築するとともに リダンダンシー ( 代替手段等の冗長性 ) の確保を図り 災害に強い基盤を構築する また 想定以上の甚大な被害が発生した東日本大震災の教訓 ( 電源の喪失 情報通信機能の混乱 帰宅困難者の発生等 ) を踏まえ 災害に関する情報提供手段の拡充等により 災害時における対応力の強化を図る 交通事故の削減に向けた取り組みを推進 3-1 交通事故削減対策 防災力の強化 災害時の機能向上に向けた取り組みを推進 3-2 防災 災害対策 目標 4: 魅力 活気 交流 まちに魅力を与え活気を興し 盛んな交流を支援する交通体系の実現 人とクルマ 公共交通が共存する魅力ある都心交通を構築する ;4-1 地域内外の交流を活性化する快適な交通環境を整備する ;4-2 市民とともに 良好な景観を形成する ;4-3 豊田市の顔といえる中心市街地を 人 モノ 情報 資本が流入する魅力的で活気あふれる都心地区とすることを目指す そのために 駅前広場等の交通結節点の整備や快適な歩行空間等 中心市街地内を楽しく回遊できるような環境を整備し 人 クルマ 公共交通が共存する都心交通の構築を目指す 情報提供等の移動支援サービスの充実により 観光客が何度も訪れたくなるような快適な交通環境を整備し 交流人口の拡大を目指す また 分散型の都市構造のもとで 地域の拠点間を結ぶ交通ネットワークの拡充により 農山村地域と都心地区の相互連携と交流の活性化を図る 豊田市を訪れる人々や豊田市民に豊田市のイメージとして印象に残るような 人とクルマに快適な 上質で美しく潤い豊かな道路空間の形成を目指す そのために 賑わいと活気に満ちた街並み景観や 緑に包まれた豊かな自然が感じられるまちなみ景観を形成する 中心市街地の活性化に資する取り組みを推進 4-1 中心市街地活性化対策 地域間交流を促進する取り組みを推進 4-2 交流促進対策 良好な景観を形成する取り組みを推進 4-3 景観対策 2

3.3 目標値の設定豊田市の交通まちづくりの目標実現に向けた施策を進めていく上で その目標に対する達成度を評価 把握するための指標を設定する 基本目標 目標実現に向けた施策 目標達成度の評価指標 基準年 ( 現状 ) 数値目標 数値は要検討 2015 年目標 2030 年目標 1 円滑化 1-1 道路交通対策 朝のマイカー通勤時の平均速度 17.9km/h (2008 年 ) 25km/h 30km/h 移動の円滑性を考慮した交通体系の構築 1-2 公共交通対策 公共交通利用者数 鉄道 :54,944 人 / 日バス : 9,084 人 / 日 (2009 年 ) 94,000 人 / 日 ( 鉄道 バス合計 ) 168,000 人 / 日 ( 鉄道 バス合計 ) 2 環境 環境負荷が小さく持続可能な交通体系の実現 2 環境対策 運輸部門 ( 自動車 ) の CO2 排出量 EV PHV FCV の導入台数 ( 導入割合 ) 新規 816 千 t-co2 (1990 年 ) 21 台 [ 補助台数 1 台 + 公用車 20 台 ] 基準年比 25% 減 [610 千 t-co2] 基準年比 40% 減 [490 千 t-co2] 4,000 台 50~70% 次世代自動車戦略 2010( 政府目標 ) 3 安全 安心 ひとにやさしく安全 安心な交通環境の実現 3-1 交通事故削減対策 3-2 防災 災害対策 交通事故による死傷者数 変更 高齢者 (65 歳以上 ) の死傷者数 新規 重要橋梁 ( 市道 ) の上部工落橋防止対策実施橋梁数 新規 計画見直し中 2,629 人 269 人 92 橋 15% 削減 [2,200 人以下 ] 15% 削減 [230 人以下 ] 111 橋 ( 対策対象 120 橋 ) 50% 削減 [1,300 人以下 ] 50% 削減 [130 人以下 ] 120 橋 4 魅力 活気 交流 まちに魅力を与え活気を興し 盛んな交流を支援する交通体系の実現 4-1 中心市街地活性化対策 4-2 交流促進対策 4-3 景観対策 中心市街地の歩行者数 中心市街地の居住人口 観光入り込み客数 無電柱化整備済延長 ( 市道 ) 新規 都心中心部 (196ha) の緑被率 新規 25,793 人 12,085 人 1,084 万人 (2009 年 ) 10.50km 14.2% (2007 年 ) 20% 増 [30,950 人 ] 5% 増 [12,700 人 ] 1,395 万人 12.65km 14.6% (2017 年 ) 30% 増 [33,530 人 ] 15,711 30% 増人 (30% [15,700 増加人 )] 1,500 万人 1,500 以上万人 20km 20.0% ( 長期目標 ) 3