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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

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の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

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P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

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平成 28 年度佐野市中学校春季親善野球大会の試合結果とお礼 4 月 23 日 ( 土 ) 24 日 ( 日 ) 田沼グリーンスポーツセンター野球場及び多目的 A 球場において親善野球大会が実施されました 開会式で主催者 ( 佐野青年会議所 ) や来賓の方々より祝辞が述べられ 激励の言葉を頂きました

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

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調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

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幼稚園 保育所ができること 一緒にやりましょう! 幼稚園 保育所は 子ども同士がふれあう以外に 保護者同士が交流できる場でもあります ここでは 各幼稚園 保育所が保護者と連携するとともに 保護者同士のふれあい つながりづくりに向けた取組みを記載しています 1 ( 幼稚園 保育所 ) 幼稚園 保育所と

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鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

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目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

大きくは ば た け 小山の新成人 1月10日 市内11中学校を会場に 約1,230人の新成人を祝う式典が開催されました 新たな門出を祝うとともに 大人としての 誇りと責任 を持って歩んで行くことを誓 い合いました 新成人が生まれたころの出来事 小山市では 人口が15万人となる 平成8年1月1日現在

第174期 中間株主通信

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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1 家庭生活について 朝食及び就寝時刻 早寝早起き朝ごはん の生活リズムが向上している ( 対象 : 青少年 ) 朝食を食べている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.2 今回 (H27) 経年 1.7 前回 (H22)

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( 平成 29 年度公民館等活性化モデル事業 ) 館名 事業名 趣旨 特徴 尾道市向東公民館 防災フェア in 向東! ~ 地域を繋ぐ環 輪 和 話 ~ 〇公民館を核とした地域の防災力の向上〇各種団体 小中学校が繋がり, 安心 安全に暮らせるまちの基盤づくり〇子供たち及び地域住民の公民館への信頼感醸

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1. 子どもとの朝活歴 半数近くに上る Q. 朝活 について質問です 子どもと一緒に何らかの朝活をしたことがありますか? もしくは現在朝活をしていますか? ( 単一回答 N=417) 子どもと一緒に朝早くに何らかの活動に取り組んでいるかを質問したところ 現在 朝活している と回答したのは全体の 43




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第3節 重点的な取り組み

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Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

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国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

平成 28 年度学校評価最終報告 教職員 :20 人生徒 :309 人保護者 :233 人 [ とてもよい 青ややよい 赤やや不十分 黄緑不十分 紫 ] < 教職員 保護者共通項目アンケート > 評価項目教職員保護者 1 学校は 様々な機会を活用して 学校の様子や学習内容を地域や保護者に伝えている

北九州高専 志遠 第47号(表紙・表4)/表紙・表4 山村

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議の中でネットワークづくりの核となる センターを設立しようという動きになりました その頃の婦人団体は 子どもたちの育成に関わる団体が多かったと思います 女性団体がこれだけ活動しているのに 横の連携がとれていないということで 区の方で女性団体の連絡会をつくろうということになりました その中で 女性が活


1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

調査の目的と概要 Ⅰ 調査の目的 札幌市の児童生徒の実態に関する基礎調査 は 札幌市の小学生 中学生 高校生の意識や心情 生活 行動などについて 継続的に調査し その実態の変容を明らかにすることにより 子どもを取り巻く社会変化や教育情勢と子どもの生活との関連性を客観的に把握し 教育施策の推進に資する

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(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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第 27 号 平成 22 年 3 月発行 発行 印刷 山形市 PTA 連合会 会長遠藤正明 山形市緑町一丁目 9 番 30 号山形県新築西通り会館内 TEL023 631 0055 中央印刷株式会社 はぐくもう笑顔輝く山形の子どもたちを 行動しよう守り育てる PTA を目指して E-mail : yamagataken-pta@par. odn. ne. jp 山形市立南小学校

未来を生きる子どもたちのために 山形市 PTA 連合会会長遠藤正明 日頃より山形市 PTA 連合会の運営に対し深いご理解と温かいご支援をいただき 衷心より感謝申し上げます 本年度は はぐくもう笑顔輝く山形の子どもたちを ~ 行動しよう守り育てる PTAを目指して~をスローガンとして 今子どもたちを取り巻く様々な課題の解決に向け行動して参りました 各単位 PTAの皆様の真摯な活動に対しても 感謝しているところです 昨今 学校や子どもたちを取り巻く環境が大きく変化し 深刻ないじめ 児童虐待 不登校 少年犯罪の低年齢化や凶悪化などあってはならない 教育の根幹を揺るがす様な事が 現実として起こっています それは 子どもたちを守るべき大人が その責任を果たしていない表れだと感じます 対岸の火事ではなく 我がこととして捉え子どもたちに関わる全ての人が 真剣に考える必要があります そして 我々 PTAは様々な施策が子どもたちのためになるように考え 課題の解決に向け行動していかなくてはなりません とりわけ 家庭 学校 地域社会の架け橋として また地域の一員としてのPTAの役割が 笑顔輝く子どもたちを育むためにはますます重要なものになってきております 教育の基盤は家庭にあります 家庭での育ちがあり学校での学びが成立し 地域の人々とのかかわりの中で大きくのびていきます 子どもを守る大人が自信を持ってしっかりと 子どもたちを見守り育てていく事が必要です さて 本年の活動を振り返ってみますと 7 月に第 52 回山形市 PTA 連合会研修大会を 山形市立第六中学校学区主管のもと 未来を生きる子どもたちのために~ 見つめ直そう かけがえのないもの~ を大会テーマとして開催致しました 記念講演では 日本大学文理学部青木一能教授より 子どもたちの未来の為にいまを見つめ直す必要性を ご講演いただきました また4つの分科会では 食育 心のバリアフリー 地域の伝統文化 コミュニケーション に視点をあて 課題の解決に向けた有意義な会となりました 母親委員会では 命の尊さ大切さ を活動テーマとして 子どもたちの自立をめざし 単位 PTA 母親委員会の情報交換を密にし 母親委員リーダー 女性リーダーの育成を活動目標として活動を進めて参りました また 相互の親睦趣旨とした ソフトボール大会 や 市内小中学校全校のPTA 会長にお集まりいただき開催している 教育懇談会 などの継続事業も その目的を達成する事が出来ました 次世代を担う子どもたちの明るい未来を創るのは 我々大人の責任です 大人として当たり前のことを当たり前に行っていきましょう 最後になりましたが ご支援ご協力をいただいている 市教育委員会を始め関係各位各機関の皆様に対し心から感謝申し上げます 2

第 52 回山形市 PTA 連合会研修大会を終えて 山形市立第六中学校 PTA 会長研修大会実行委員長 浅野隆志 昨年 7 月に開催されました 第 52 回山形市 PTA 連合会研修大会におきましては たくさんのご来賓の方々をはじめ 各校の地域の皆様 そして850 名を超える保護者の皆様のご参加をいただき 誠に有難うございました 皆様のご参加のもと 全体行事から講演 そして各分科会においてまで 盛会のまま進行できましたこと 心から感謝申し上げます 今回の大会は 未来を生きる子どもたちのために ~ 見つめ直そう かけがえのないもの~ をテーマとして行われました 私たち親にとって 我が子の成長や変化は当然一番の関心事であり そのために 子育て に対して一生懸命に取り組んでいるのでしょう その 子育て は 常に社会環境や自然環境の変化といった時代の移り変わりの影響を受けており 子どもたちを取り巻く環境の変化 と表現され 不安や戸惑いを伴っている現在です しかし その変化の先の未来においても変わらずに大切にしてほしいことはあるはずです 私たち実行委員は 子どもたちが大人になる未来に向けて何を見つめ直し 何を伝え残すべきかを視野に入れた研修を積みたい そんな思いから今回のテーマにたどり着き 展開しました 青木一能先生の いまを見つめ直そう 子どもたちの未来の為に を演題とした全体講演では 現在の社会情勢や地球環境など 様々な視点からの未来予想や警鐘を受け それらが直接的または間接的に結びつく子どもたちの成長に対する影響を推し量るヒントをいただいたように思います また 午後から行われた各分科会においても 各家庭における身近な内容から 社会全体で考えたい内容まで 食 心 伝統 地域 といった四つの視点から研修を深めることができたものと思っております これらによって私たちが 今まで以上に10 年先 20 年先を見据えた考えを持つことが少しでもできたのならば それは子どもたちの成長にとても良い影響を与えると考えますし そう願っています 今大会は 第六中学校 日大山形中学校 第六小学校 滝山小学校 南小学校の五校を主管校として準備を進めてまいりました 山形市 PTA 連合会事務局 各学校の教職員の皆様のご協力のもと 一年以上にわたる準備期間の中 それぞれが自分の意見を持ち すべてにおいて積極的にあたってくださったことにとても感謝しています 何よりも五校すべてが終始温度差無く 一つのものを作り上げようとする一体感を持ってこられたこと それによって学校の枠を超えてお互いの理解や連携が深まったことにとても満足しています 今は 本研修大会の内容が かかわったすべての方の心に残ることを願っています そして 今後の各学校におけるPTA 活動がますます充実することに少しでも繋がったのであれば 十分意義のある大会であったと思っております 3

集 実践報告 インターネットの危険性から子どもたちを守る為に! 日本大学附属山形中学校保護者会会長佐藤朋文 今年度は 年度始めの保護者会総会時 サイバー犯罪の現状と未然防止について という演題で 山形警察署より講師を迎えました 日大中学には学区がありません 山形市を中心に遠方より通学している生徒もおります よって携帯電話が非常に便利なものになってしまいます 3 年生においてはほぼ全員が学校に持って来ていました ( 現在は禁止です ) そんな中 子どもたちの携帯電話を使ったインターネットの利用が年々広がっています 知らないうちに 子どもたちが犯罪の被害者や加害者になることがあります 子どもたちのネットトラブルの被害者も増加しています 講師の方には 子どもを守るのは 親の努め 携帯電話のフィルタリングは親の義務です と強い言葉で結んで頂きました まさにその通り 子どもから何と言われようが 学校を出たら親の責任です 自宅で使用する事が圧倒的に多いわけです 子どもも親も 強い気持ちでルールを守っていくことを確認し これからもずっとしっかり子どもたちを守っていくという意思表示のもと トラブルの無い学生生活が送れるよう指導していく事を話し合いました 実践報告 地域ぐるみで子どもたちを守る取り組みについて 山形市立第十小学校 PTA 副会長関宏之 山形市立第十小学校は 山形市街地西部に位置し 昭和 39 年に飯塚小学校 椹沢小学校と第一小学校の学区を変更した3 校で新設され 今年度で学校創立 45 周年を迎えました さて 十小 PTAでは ガード ア スマイル を旗印に子どもたちの安全 安心を守るためのさまざまな活動を行っています この活動は 来校時のIDカード着用 登校時の交通安全指導 そして 安全マップの作成 さらにはクローバー祭の実施や花笠祭りへ チーム十小 子どもの笑顔を守り隊 として参加するなど 保護者 学校 地域が一体となって行っています しかしながら 安全 安心を守るということは 一朝一夕にできるものではなく 長い期間と運動の広がりが必要だと思います また 常に新しい視点で考え 活動を検証し 見直すところは見直していくことが大事であり 活動の中での人との出会いやつながりなどを大切にしていくことで 運動の広がりが生まれてくるものだと思います オリジナル ロゴマーク こうした 絆 を大切にしながら 十小 PTAは 子どもたちの笑顔を守るための活動に取り組んでいきたいと思います 4

実践報告 和 の力 ~ 学校 保護者 地域の和で成功した創立 30 周年記念事業山形市立第一中学校 PTA 会長荒井幸一 今年度山形市立第一中学校 PTA 会長テーマとして 和 を掲げました 学校 保護者 地域が相和して 子どもたちを育む 30 周年記念事業を成功させる という2つを目標にしました 30 周年記念事業は 記念品設置 記念講演 学校美化活動 記念誌発行など7つの事業を行いました 記念品設置では 地域の方 諸先輩 保護者など関係各位からの多くのご協賛をいただき 昇降口を明るく 暖かく照らす照明器 希望のあかり を設置することが出来きました 記念式講演では モンテディオ山形ゼネラルマネージャー中井川茂利氏よりモンテディオ山形のJ1への挑戦の姿を通し 夢へ向かって挑戦するすばらしさと厳しさをお話しいただきました 学校美化活動では 多くの生徒 先生 保護者が参加し 学び舎に感謝の思いを込めて トイレ グランド側溝清掃などを行いました 記念誌発行では 保護者 先生がアイディアを出し合い コンパクトながらきらりとひかる 思いの込もった記念誌を発行することが出来ました 生徒たちは これらの記念事業を通し 先輩より受け継いだ一中生としての誇りのバトンを後輩に渡すことが自分たちの使命であると感じてくれました これも偏に学校 保護者 地域の皆さまの 和 の力であると 深く感謝申し上げ実践報告といたします 実践報告 地域全体で育む子どもたちの豊かな心 山形市立楯山小学校 PTA 会長日野哲也 楯山小学校は山形市の北東に位置し 校歌にも歌われている つつじいろどる大岡山 つきぬ流れの高瀬川 に囲まれた自然豊かな学校です 234 名の子どもたちはみんな純朴で可愛く 保護者や地区民は子どもたちの事が大好きで 地域全体で子どもたちを見守り育んでくれるとても良い学校です 主なPTA 活動は 月 2 回登校時の交通安全立哨指導 年 2 回の資源回収 子どもたちの応援が熱い学年親善球技大会 ペンキまみれで頑張る学校施設環境整備作業 運動着等のリサイクルを兼ねたバザー 100 号 50 年を数えるPTA 会報誌 たてやま の発行 各学年行事 教育講演会 給食試食会 ビデオシアター等々 いずれも参加率が高く大変盛り上がります また地区振興会による見守り隊 ボランティアによる月 2 回の読み語り 保護者やOB 有志によるスキー教室指導員も楯山小の自慢です その他学校行事として 109 年続く創立記念全校大岡山登山 6 年生のお化け屋敷が楽しい楯山っ子祭 高楯中吹奏楽部とプロを招いての金管バンドジョイントコンサート 5 年生の楯山太鼓や天満神社の雅楽が素晴らしいフェスティバルイン楯山 いずれも保護者や地区民が多数参加してくれます 楯山小は今年 110 周年を迎えます これからも 地域全体で子どもたちの豊かな心を育む良き伝統を 守り伝えて行きたいと思います 5

第 34 回山形市 PTA ソフトボール大会 山形市 PTA 連合会副会長 ( 交流担当 ) 山形市立第三中学校 PTA 会長後藤修 10 月 25 日に開催されたソフトボール大会は 新型インフルエンザの大流行で実施が危ぶまれ大変心配しましたが 素晴らしい秋晴れの中で無事実施できた事をうれしく思います 各チーム共かなりの練習を積んできたのでしょうか 開会式では 目が輝き早く試合をしたいという熱気が伝わってきました どの試合でもファインプレーや珍プレーに拍手や笑顔が絶えませんでした 各選手の真面目に真剣に白球を追う姿に感激しました 会場を提供してくださった一中 四中そしてこの大会の関係者の皆様に感謝申し上げます 感謝の心で市 P 連ソフトボール大会優勝 山形市立第七小学校 PTA 会長皆本利幸 10 月 25 日快晴の下 市 PTA 連合会ソフトボール大会が行われました 今年度の大会は 山七小チームにとって思い出に残る大会となりました 平成 18 年より新校舎改築工事がはじまり 20 年に新校舎が完成 旧校舎解体後グラウンド整備がはじまり 今年 21 年 5 月 待ちに待ったグラウンドが完成しました 3 年ぶりに自分達のグラウンドでの練習は みんな少し緊張しながらも こみ上げてくるうれしさを胸に 生き生きとした練習がはじまりました 新しい仲間も増えパワーアップしたチームになって いよいよ決戦の日 七小らしい雰囲気の中で接戦を勝ち進み 決勝戦は強豪出羽小さん! ベテランの味と若手のパワーが噛み合い 念願の優勝を果たす事ができました グラウンドがある環境に感謝し 応援に来て下さった先生方に心より感謝いたします また西小さんには一緒に練習させて頂いた事深く感謝致します 最後に 今大会の準備運営をして頂いた役員の皆さんに深く感謝申し上げます 子どもたちに追いついた!? 優勝に感激と感謝 山形市立大郷小学校 PTA 会長渋間 晃 今年の第 34 回 PTAソフトボール大会は 雨の心配はなかったものの肌寒い中で行われ 私たち大郷小は 夏のスポ少野球大会の県大会で初優勝した 大郷ベースボールクラブに負けないようにがんばろうという意気込みで臨みました 大会当日は みはらしの丘小さん 九小さんに僅差で勝ち 決勝では蔵王二小さんにも2 対 1で勝ち優勝することが出来ました 事前の練習試合などでは見られなかった メンバー一人ひとりの好プレー 珍プレーの結果だと思います また 大会では対戦校とのヤジなどもなく 親睦を図りながら試合が出来たと感じています 出場した選手の方々は 本当にソフトボールが好きで小中高での経験や 社会人チーム 地元での試合 スポ少のコーチや子どもとの練習 応援など積極的にかかわっており 無理をしないでと言いながらも勝つことへのこだわりをあちこちに垣間見ることができました 大郷小チームのみなさん 大会を主催して下さいました市 P 連の役員 事務局のみなさん 素晴らしい一日をありがとうございました 6

奇跡の優勝! 感動の最終回! 山形市立金井小学校 PTA 副会長ソフトボールチーム主将杉山宏行 10 月 25 日 さわやかな秋晴れの夕方 決勝戦の最後の守備 私はセカンドを緊張しながら守っていた あと 3 人 あと 3 人で念願の優勝! でもそんなあっさり決まらないだろう 打ち取ったはずの内野ゴロをエラーして そこからひっくり返される事などよくあるからだ その試合 最初の 2 回は私 ( 杉山 ) が投げて完封 次の 2 回は信頼の駒林選手が 1 点で抑え いよいよ最終回 この大会で金井小チームを卒業する栗田投手に代わったのだった 点数は 7 対 1 と 6 点のリード 何点か取られても最後まで引っ張り 胴上げ投手にするのだ それが春からのシナリオ ( 目標 ) だった 長年 チームに貢献してきた栗田選手の引退の花道を飾るのだ! 結果 相手滝山小のバッターの方がより緊張していたらしく 奇跡のショートゴロ 3 連発!! 何と三者凡退で優勝決定!! 内野陣が駆け寄り栗田選手と抱き合って喜ぶ! この感動 一体感 2 度 3 度輪になって回る この感動 ゴルフでは味わえませんぜダンナ ソフトボール楽しいなあとしみじみ思った 1 日でした でも 1 回戦終わった頃 奥さんと子どもが何組かグラウンドに来たけど また負けたろうと思って 迎えに来たんだろうなあ やっぱり 天気良かったから 市 P 連ソフトボール大会 3 連覇 最高! 山形市立第十中学校 PTA ソフトボールチーム監督弘瀬龍二 約 1カ月前にチーム編成を終え 数回の練習と練習試合を1 回こなして 10 月 25 日の本大会に挑みました 今回は ほとんどの方々が小学校の時から継続している人たちや地元のチームで一緒にプレーしている方たちだったので まとまりのあるチームになりました それでも3 連覇達成というプレッシャーはかなりあったのですが 結果的には 3 試合共コールド勝ちという圧倒的な強さで優勝することが出来ました これからも十中の生徒たちに負けない程のおじさんパワーで 連覇を伸ばしていってもらえれば幸いです 最後に 準備運営を担当して下さった役員の方々 先生方 当日 応援に駆け付けて下さった皆様 本当にありがとうございました そして 選手のみんな 最高!! 新型インフルエンザに負けないで 優勝 山形市立蔵王第一中学校 PTA 会長長橋 至 大会直前 新型インフルエンザによる学校閉鎖という事態を受け 大会への参加について大いに悩みました しかし 子どもたちに親の元気な姿をみせてやろう ということで参加することと決しました 洗練された守備陣 強力打線 速球派の投手陣のおかげで優勝することができました 決勝の九中戦では 最終回は蔵王一中からはPTA 会長 ややメタボな監督など 九中からは校長先生 教頭先生など出場し この回だけは技量はさておき PTAの親睦を目的とする大会の趣旨にそったものとなったようです 蔵王一中のチームのメンバー 先生方 ありがとうございました 来年も祝勝会ができるよう がんばりましょう 最後に 大会の運営に当たられた皆様に深く感謝いたします 7

平成 21 年度教育懇談会平成 21 年 10 月 7 日 ( 水 )17:30 ~ 於 : パレスグランデール 参加者 山形市教育委員会 ( 教育長 教育部長 管理課長 学校教育課長 社会教育課長 スポーツ保健課長 青少年課長 社会教育指導主事 ) 山形市内の小中学校 PTA 会長 山形市 PTA 連合会理事及び事務局約 70 名 懇談会のテーマ 親子のコミュニケーションに満足していますか 話題提供者 1 山形市立第八小学校 PTA 会長大貫淳さん大貫会長のご家族の構成を説明された後 スポーツ少年団での出来事を紹介 大人 ( 親 ) の考えと子どもの考えに違いが生じ 3 年生で入団させるも 4 年生で退団 一時的に親子のコミュニケーションが取れなくなった やはり 押し付け はダメ! 特に小学校の4~6 年生は敏感である との話をしてくれた 話題提供者 2 山形市立第六小学校 PTA 会長浅野隆志さん浅野会長のご家族の構成を説明された後 少しずつ変化する子どもとの距離感 親子の理想的なコミュニケーション等について話された 中でも 幼少時は 子どもから手を離さないで 小学校時は 子どもから目を離さないで 中学校時は 子どもから気持ちを離さないで となっていくことを経験から話してくれた 以下 3 項目について 会場の全員でデスカッションした ( 意見や提言を要約してみました ) 子どもとのコミュニケーションに満足していますか 1. 仕事の関係で 朝は早く出勤して夜は帰りが遅く なかなかコミュニケーションする時間が取れない 2. 親に 言い分 を聞いてもらっている 特に母親には 言い分 を聞いてもらっている 結果 規範意識 が強まる ( 後藤教育長 ) 学校や担任とうまくコミュニケーションがとれていますか 1. 小学校ではPTA 活動をやってくれる人が多いが 中学校へ行くと参加が少なくなる 2. 学校へ行くきっかけがないと コミュニケーションもとりにくい 3. 学校から連絡をもらうと 行くきっかけになる ( 良い話も 悪い話でも ) 4.PTAの役員をしているので我々はしっかりとれている 5. 学校側の希望を保護者に理解してほしいと願っている とにかく学校に来て貰う事が大切 興味のあのテーマを準備してお互い協力し合う ( 白鳥学校教育課長 ) 地域ぐるみの子育て支援 が提唱されています あなたの地域の状況は? 1. 特定の人は関わっているが もっと多くの人に関わりを持ってほしい 2. 地域と学校のかかわりが薄い ので 学校の行事を見てもらうために多くの方々を招待して学校を紹介してみた 結果 つながりが広がった 3. 見守り隊 の結成により 確かに子どもたちの安全は守られている しかし 子どもたちの自由な行動まで束縛してはいないだろうか? 4. 地域とのコミュニケーションを図るには 運動会 がもっともふさわしいと思う 地域を巻き込んだ運動会にしてはどうか 5. 我々の時代は 自然に見守ってくれた 現代の子どもたちは 学校でも家庭でも 居場所 がない 3 年前からやっている 放課後子どもクラブ は 居場所 安全 地域との関わり という面で役に立っているようだ 大曽根小学校では 全体の6 割の児童が利用している 全員で宿題もやっている ( 齋藤社会教育課長 ) 最後に 山形県教育委員会で進めている 第 5 次山形県教育振興計画 やまがたコミュニケーション改革運動指針 により コミュニケーションを重視した心が通い合う教育を 家庭 学校 地域の調和ある関わりを通して推進していくことを確認して 集まった全員で懇親を深めながら終了いたしました 8

保護者の意識調査 (H21 年度 県 P 連より ) 保護者と学校 子どもと親のコミュニケーション 山形県 PTA 連合会は 昨年 9 月 任意抽出した県 内小中学校を対象に 教育に関する保護者の意識調査 ( コミュニケーションに関わる意識調査 ) を実施しました 対象となったのは県内 55 校の小中学校のうち小 2 小 5 中 2の児童 生徒の保護者約 1600 名で 県内くまなく全体のバランスを考慮して抽出されました その結果から 山形市 PTA 会員 ( 以下 山形市 と表示 ) と全県 PTA 会員 ( 以下 県 と表示 ) と の意識の違いなどを比較してみます まず 山形市は県に比べ 子ども間の学力差が広がっていると 強く感じている 保護者がが23.4% と高く ( 表 1) 学力向上のため学校に求めたいことがある と感じている方の割合も高くなっています ( 表 2) また 学校に実行してほしいと考えている項目のうち 学ぶ意欲を高める 読み 書き 計算の徹底 意見を述べ合う授業 が85% を超える高い割合を示したのに対し IT 機器等の活用 は県より5.8ポイント低い61.9% という結果でした さて 学校に求めたいことがあっても 家庭から先生に伝えることができなければ意味がありません 調査結果では 県 市ともに 先生は忙しい と感じて いるのは7 割を超えているが 山形市では 先生に相談事があるとき時間を取ってもらうのに気が引ける が6.8ポイント 担任とのコミュニケーションがあまり取れていない が4.3ポイント県よりいずれも高くなっています ( 表 3 4) では 忙しい先生に遠慮する父母 を解消して 担任とのコミュニケーションを取りやすくするヒントはないのでしょうか 県のデータですが 役員を含め PTA 活動に参加している人の約 80% は 十分 ないし まあまあ 担任とのコミュニケーションが取れ ていると感じています ( 表 5) これは あまりPT A 活動に参加しない より13ポイントも上回っています そうすると 父母と教師がコミュニケーションを図るには PTA 活動に参加することが一番の特効薬と言えるのではないでしょうか 子どもたちの輝く未来のため まずは身近なPTA 行事に参加してみてはいかがですか ( 市 P 連広報委員 : 奥山浩次 山東小 P 会長 ) 9

餅つき と 教育 山形市立山寺小中学校校長村上良光 一昔前までは 正月ともなると 杵 と 臼 で餅をつく風景が日本国中どこの家庭でも見られたように思う 我が家では 餅つきともなると 一大行事であった 前日から餅米を研いで一晩中水に浸して置き 次の日は水を切ってしばらく置いてから蒸篭で蒸かしていたようである 蒸かしている間 時々水分を餅米に補給することや蒸し上がりの時の判断がまた大事な作業であるように神経を使っていた 時折 その お蒸かし をつまんで食べさせてもらうのがとても楽しみで妙に美味しかったのを覚えている いよいよ蒸しあがった お蒸かし を臼に移して餅つきが始まると思いきや 初めのうちは まず杵で潰す こねる 作業を行う この作業もしっかり行わないと餅のつきあがりに影響するらしい おはぎのような状態になってはじめて 餅つき が始まる 杵 で力強くついたとしても中央部分しかつけないので 周りの餅を中央に寄せたり上下を逆にしたりする 餅返し が必要になってくる 杵を上げて次につくまでのほんの短い合間に素手で素早く 餅返し 作業を行う つく作業と返す作業が途切れなく繰り返されて初めて滑らかな肌のよい餅がつき上がる つく人と返す人の息の合った絶妙なタイミングとリズムが要求される作業である そして つく人は 杵を上げて下ろすまでの間に 餅返しの人が作業を完了して手を引いているという確信と返す人は 返す作業をしている間は絶対に杵が下りてこないという互いの技術の信頼関係が成立していることが求められる このような一連の作業が丁寧に滑らかに繋がったとき初めて肌のよい美味しいお餅が出来るのである このあとは 好みによって丸くして鏡餅にしたり 切り餅用にのばしたり 生餅として食したりすることとなる このような杵と臼で餅をつく一連の作業は 教育と通じる部分が多いと思う 学校と保護者 地域の皆様とで美味しい 餅 をつきあげていきたいものである 平成 21 年度 山形市 PTA 連合会母親委員会の主な活動報告 テーマ 命の尊さ大切さ ~ かかわる喜び 定例母親委員会 第 1 回母親委員会 (5/12) 今年度の活動計画 情報交換 第 2 回母親委員会 (9/17) 研修 思春期への親のかかわり 第 3 回母親委員会 (2/18) 活動を振り返って 情報交換 拡大母親委員会 (11/17) 講演 : かかわる喜びつながる心 講師 : 看護師 助産師 思春期保健相談士後藤敬子氏 母親委員会だより マザーズねっとわーく 3 月発行 つながる心 ~ かかわり に視点をおいて活動したこの 1 年を振り返り みなさまのご理解とご協力のもと 心の通うたくさんの出会いをいただきましたことに あらためて感謝を申し上げます 定例委員会では 情報交換を行い現状や課題を受け止め 支えあう仲間づくり 新たな絆づくりの場になるよう努めました 思春期への親のかかわり についての研修では 子どもを見守り育む親として大切にしたいことを 家庭における性教育や社会の実態を通してお話いただきました こうした研修での学びを周りの方に伝え 日常に活かし実践につなげることも 私たちの役割ではないかと思います 後藤先生をお迎えしての講演会となりました拡大母親委員会では 包み込まれるようなあたたかさと心揺さぶられる感動が 会場いっぱいにあふれました あいしているよ あわてないよ あせらないよ あきらめないよ あんしんしていいんだよ 5 つの あ を忘れずに 心に寄り添い 親身になれる存在として子どもを守っていきましょうと伝えて下さいました 人と人とのつながり かかわりの中で 様々な思いや喜びを共有しながら育ち合うこと 子どもの将来を見通した大人の行動の大事さを実感しています 10

山形県 PTA 研修大会に参加して 山形大学附属小学校 PTA 会長佐藤善三郎 秋晴れに恵まれた 10 月 17 日 新庄市文化会館を中心に 家庭 学校 地域とのかかわりの中で育もう いのち輝く子どもたちを の大会主題のもと 61 回目の研修大会が開催されました 午前中は 5 分科会が催され 各分科会共に壇上のパネリストの皆さんばかりでなく客席の参加者の方々からも多くの質問や意見がだされ熱気溢れる分科会となりました 午後からは真室川町立安楽城小学校児童による童歌のアトラクションの後 深田裕一実行委員長のご挨拶より全体行事が始まりました 初めに遠藤大会会長より PTA 会員相互そして学校と地域との協力体制を確かなものにし 課題の解決に向け行動していこうとのご挨拶がありました 続いてご来賓の方々のご挨拶があり 武田岳彦大会副会長と村上榮一副会長よりご来賓の紹介と祝電の披露がなされ 表彰 感謝状の贈呈と行事はスムーズに進行し 無着県 PT A 母親委員長により大会宣言が発表されました それは山形県教育委員会の やまがた教育コミュニケーション改革 と連携して子どもたちの人間力育成を図ること 教育の原点は家庭にある ことを自覚し家庭の教育力をより高めていこうというもので大変素晴らしい内容のものでした 引き続き本大会開催にご尽力いただきました最上地区を代表して深田実行委員長に遠藤会長より感謝状が贈呈された後 時期開催地山形の青木実行委員長より山形大会の概略が説明され より多くの方のご参加をとの力強い PR がなされました 最後に三浦哲哉大会副会長の閉会の挨拶により全体行事が終了しました 引き続き本大会の目玉の一つであります林隆三氏による 賢治童話の世界 という講演会がなされ林氏が話しをされる宮沢賢治の世界に参加した皆さんが引き込まれ 素晴らしい講演会となりました 主管していただいた最上地区の方々の熱い思いにより素晴らしい大会になったことは参加された誰もが感じられたことと思います これからも子どもたちのため 地域のため 自分自身が成長できるような PTA 活動をしていかなければとあらためて感じさせられた大会でした 日本 PTA 研究大会 みやぎ大会 へ参加して 山形市立金井小学校 PTA 会長岩田博之 昨年度の かがわ讃岐路大会 への参加に引き続き今年度も みやぎ大会 へ参加させていただきました 今年度は隣県 宮城県での開催とあって山形県からは多数の参加者があり 当校からは私と 副会長の 2 名で参加させていただきました 2 日間にわたって開催された研究大会は 初日は分科会 2 日目は全体会 記念講演という日程でした 山形県からの参加者は松島に 1 泊しての参加です 松島での夜は 県内ほぼすべての学校の P TA 会長が集まるすばらしい懇親会が開催されました これほど多くの PTA 会長が集まる会合は今までには無いことだと思います 右をみても左をみても PTA の方々 話の中心はやはり子どものこと 学校のこと 地域のことだったようです 会場のあちこちで熱く語り合っていました 私が今回特に感激したのは 2 日目の全体会の後に行われた記念講演です この講演は私が今まで参加した PTA の研修大会の中で一番良かったものです 東北大学の川島隆太教授による 脳科学から見た早寝 早起き 朝ごはんの大切さ は 最新の脳科学による脳の発達に関するものでした 話の内容も私のような素人にもわかりやすいもので 教授の講演に聞き入ってしまいました そして その講演の中にはどうすればより脳が発達するかというこれまでの研究結果をお話しされていましたが 発達させるための方法どれもが家庭ですぐできることでした このことは学校の PTA での会議で会員の皆様へすぐ報告させていただきました このようなすばらしい講演は研修大会に参加しないと聞けないわけで 機会のある方はぜひ参加していただきたいと思います 今回の研究大会は 多くの PTA 会長さんたちと話すことができたり ためになる講演を聴くことができたりと貴重ですばらしい体験をさせていただくことができました 今回の参加に当たり 準備をしていただきました PTA 事務局 そして参加させていただきました当校 PTA 会員のみなさまへ厚く御礼を申し上げます 11

平成 22 年度山形市 PTA 連合会研修大会のご案内 山形市立第七中学校 PTA 会長青木哲志 平成 22 年度の山形市 PTA 連合会研修大会は53 回目を迎え 第 62 回山形県 PTA 研修大会と合同開催となり10 月 16 日 ( 土 ) に山形ビッグウィングを会場に開催します これまでこの研修大会は 子どもたちを取巻く状況や環境の変化に応じた企画運営と多くの先輩方の努力により有意義な研修の場として伝統を築き上げており 各 PTA 活動に引き継がれてまいりました 近年は IT 社会の進展や少子高齢化 核家族化の進行などにより 家庭や地域社会の教育力 若年層の社会性が低下していると言われております 今大会では 家庭 学校 地域 の調和ある関わりや活動を通して課題解決の糸口が見いだせればと思っております また 本県においては いのち まなび そして かかわり を柱とする第 5 次山形県教育振興計画のもと やまがたコミュニケーション改革行動指針 によりコミュニケーションを重視した 心が通い合う教育を県民運動として推進しております 子どもたちが 未来を主体的に切り拓く力を求めて参加者みんなで語り合いたいと思っております 最後に有意義な大会となりますよう主管校 ( 大郷小 明治小 出羽小 第七中 ) 一体となって準備してまいりますので PTA 会員皆様のご参加をお願い申し上げます 晴れの受賞おめでとうございます 日本 PTA 会長表彰 個人表彰 川 口 豊 ( 平成 20 年度県 P 連副会長 ) 山形県 PTA 連合会会長表彰 感謝状 川 口 豊 ( 平成 20 年度県 P 連副会長 ) 表彰状 後 藤 俊 則 ( 山形市 PTA 連合会 ) 村 岡 雅 史 ( 山形市 PTA 連合会 ) 推 名 正 美 ( 山形市 PTA 連合会 ) 調 所 伸 一 ( 山形市 PTA 連合会 ) 第 31 回全国小中学校 PTA 広報紙コンクール 日本 PTA 奨励賞 県 PTA 会長賞山形市立高楯中学校 PTA( 希 ) 県 PTA 会長賞山形市立第八小学校 PTA( 四季 ) 山形市立南沼原小学校 PTA( はらっぱの花 ) 平成 21 年度山形市 PTA 連合会役員名簿 役職名 氏 名 所属 PTA 役職名 氏 名 所属 PTA 会 長 遠藤正明 山寺小中 日野哲也 楯山小 副会長 後藤 修 山三中 ( 中部会長 ) 浅野隆志 山六中 川口 豊 蔵王二小 青木哲志 山七中 佐藤善三郎 山大附小 岸 良一 山八中 (T) 冨樫彰三 西 小 三井寺浩樹 山二中 (T) 村山良光 山寺小中 ( 母親委員長 ) 無着道子 日大山中 ( 小部会長 ) 岩田博之 金井小 監 事 佐藤朋文 日大山中 大貫 淳 山八小 庄司久幸 南沼原小 駒林 隆 山九小 事務局長 鈴木幹雄 事務局 奥山浩次 山東小 佐藤靜子 佐々木貞紀 南山形小 熊谷慶子 12