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3. 植生 3. 植生哲学堂公園の空間を構成する植生を把握するため 哲学堂 77 場を囲む範囲に生育する樹木 ( 樹高 3m 以上 ) について 調査を実施した (1) 毎木調査結果毎木調査結果を以下に示す 表 3: 毎木調査結果一覧 (1/23) エリア No. 樹種 台地 H( 樹高 ) C(

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

地区名 所在地 表 4.1 天然力を活用した森林施業の事例調査地の概要 調査地番号 植栽木 林齢 整備面積 (ha) 所管 宮崎宮崎県宮崎市 J1 スギ 40 年生 2.2 宮崎森林管理署 長崎長崎県大村市 J2 スギ 53 年生 14.9 長崎森林管理署 佐賀佐賀県武雄市 J3 ヒノキ 53 年生

変化に伴って植生がどのように変化してきたのか. また, 現在の植生にどのように影響を与えているのかを知ることが二次林の適切な保全対策を考える上で重要であると考えられる. 本研究では,1) こんぶくろ池周辺における過去の森林の取り扱いの履歴を復元し, それが現在の森林構造にどのように反映しているのかを

様式 1 資料調査及び更新可能性 1 次判定 (1/4) 林小班名 林班 小班 調査年月 年 月 1. 施業要件の確認 森林調査簿記載内容 検討 機能類型 山地災害防止 ( 土砂 ) 山地災害防止 ( 気象 ) 自然維持 森林空間利用 快適環境形成 水源涵養 施業方法 育成単層林 育成複層林 天然生

中井町緑の基本計画(概要版)

はじめに 遠藤笹窪緑地は 緩やかで開放感ある一筋の谷戸地形が市内最大規模で広がり 藤沢市西北部を代表する緑地です また この緑地は かつての農業を中心とした人間の営みと自然とが共生していた谷戸環境を基盤としており 平成 23 年度から平成 25 年度に実施した藤沢市自然環境実態調査において良好な自然

なお 当該エリアについ ては 施設規模の条件から は サーカースタジアム 又は 陸上競技場 を配置することも可能であるた 約 165m 約 225m め 近隣において多目的グ ラウンドの代替機能が確 約 130m 保できる場合には これらの施設に機能転換することも選択肢の1つとして J2 リーグ対応

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx


(資料3) 奄美大島・徳之島におけるスギ人工林の広葉樹林復元の検討

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

全体計画図 エリア B エリア C エリア A 早急に伐採が必要な樹木 倒木可能性のある樹木 倒木により保存建造物に被害 があると想定され早期に伐採 が必要なエリア エリア D エリア 1 日吉大社樹木保存 整備計画 日吉大社境内保存管理 環境保全計画書 にも記載されている通り 日吉大社の樹木保存

PowerPoint プレゼンテーション

c表紙

CSRコミュニケーションブック

平成 30 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課

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平成 28 年度 森林整備事業 ( 造林 ) 標準単価 京都府農林水産部林務課

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維持管理水準書(金沢自然公園)

茨木市では 緑あふれる魅力あるまちづくりを進めるため 民有地での緑化について その費用の一部を補助しています 生垣を設置 壁面を緑化 道路に面して新たに生垣を設置する 道路にはみ出している生垣を改良する [ 生垣緑化 ] 道路 壁面 擁壁 フェンス 市街化区域で 道路から眺望できる建築物や擁壁の壁面


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2) 行政機能ゾーニングについて新庁舎の整備において 各部署の庁内配置については 来庁舎の利便性と職員の業務効率の向上等の観点から以下のように考えます 1 町民の利用頻度が高い部署の考え方 相談 窓口 情報提供 の機能を有する町民の利用頻度が高い部署は 町民の利便性と来庁のしやすさに配慮して 1 階

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ームが 将来 Jリーグの上位で活躍した時の成長の可能性を見極めつつ 適切な規模を設定する また 諸室 各設備等についても 類似事例の利用状況を参考に適切な施設規模を算定し 過不足のない規模を算定する d. 施設配置計画の策定上記で検討された各施設について 計画地に合わせ 利便性や効率性 安全性 土地

平成17年度予算案事業本部・局別記者発表日程表(案)

はじめに 奈良時代を今に感じる 公園を目指して 国営平城宮跡歴史公園は 奈良市内に広がる特別史跡平城宮跡を計画地とした国営公園です 世界遺産 古都奈良の文化財 の構成資産の一つであり 我が国を代表する歴史 文化資産である平城宮跡の一層の保存 活用を図る目的で 国と奈良県を中心とした地域が連携して整備

再造林 育林の低コスト化に関する指針 育林の低コスト化に関する指針平成 27 年 3 月高知県林業振興 環境部 1 指針の目的平成 24 年 9 月に策定した 皆伐と更新の指針 では 伐採時期を迎えた人工林を皆伐した後 再造林の適地と判断される伐採跡地では 森林資源の持続的な利用を図るうえでも再造林

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するハビタット評価認証(JHEP)審査レポート

あさひ・いのちの森 10年のあゆみ:森を作る

( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事業特定事業の選定 宇治市 ( 以下 市 という ) は 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という ) 第 7 条の規定により ( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

な建物が建ってくると 雨が多くなってきたこともあるし 土が落ちてくるのではないかと心配に思う NTTさんがもっと管理しているべきであったと思う 回答 1: 斜面地についてはNTTさんから調布市にご寄付いただき 責任持って維持管理をしなければいけないので このような計画の検討を行っている 調査を行った

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

弥富相生山線の道路事業廃止及び相生山緑地の計画に関する説明会 ( 世界の A I O I Y A M A プロジェクト説明会 ) 日時 : 平成 30 年 12 月 16 日 ( 日 ) 場所 : 天白区役所講堂 - 次 第 - 1 開会のあいさつ 2 資料説明 資料 1 世界の AIOIYAMA

皆伐と更新に関する指針(案)

樹木等販売一覧表 等 形質分類 販売価格 数量 適用 42 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 43 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 白花 44 サルスベリ 落葉広葉樹 ,000 1 赤花 45


(11) 主要機器 計測及びデータ作成に使用した機器は下表のとおりである 表 Ⅱ-5-(11)-1 主要機器一覧 作業工程 名称 数量 計測 撮影用固定翼機レーザ測距装置 GPS/IMU 装置 セスナ社製 208 型 LeicaGeosystems 社 ALS70 LeicaGeosystems 社

くぬぎの森(花木園 第9,11~15)里地里山プロジェクトに対するJHEP認証[第1回更新]審査レポート(概要版)

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第 11 節景観 1. 調査内容 調査内容は 表 に示すとおりとした 第 9 章第 11 節 調査内容 眺望点の状況景観資源の状況眺望景観の状況 表 景観に係る調査内容 現地調査既存資料調査 調査方法 2. 調査手法 (1) 調査地域 調査地域は 概況把握区域の全域とした

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

資料 1 五智公園自然環境保全地域 の概要 ( 案 ) 1 自然環境保全地域の名称 五智公園自然環境保全地域 2 自然環境保全地域に含まれる土地の区域 五智公園一帯約 22 ヘクタール 3 自然環境保全地域の指定の理由 五智公園は 上越市街地の北西部に位置する日本海に近い里山を利用した公園である 公

平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南


世田谷区建築にともなう緑化のための植栽ガイドブック

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

表 を基本として 渓床勾配の区分に応じて 流木災害対策を中心とする配置計画の目安を示したものが図 である 治山事業においては 発生区域から堆積区域に至るまで 多様な渓流生態系の保全に留意しながら 森林整備と治山施設整備を可能な限り一体として実施していくよう留意する 図 6.1

2-3-4 評価委員会による評価樫葉林木遺伝資源保存林については ニホンシカの生息数も多く コウヤマキの樹幹の食皮害が認められることから 早急に被害防止策を実施すべき時期にきている 幹の全周に被害が及ぶと リョウブなどとは異なり枯死するため 樹皮保護ネット等で幹を覆う必要がある 2-4 川添林木遺伝

国営越後丘陵公園 整備 管理運営プログラム チューリップまつり香りのばらまつりサマーナイトプレゼンツ 水遊具 ( 越の池 ) ふわふわドーム コスモスまつり ホワイトシーズン ウインターイルミネーション 里山体験学習 中越地震時の防災拠点 カタクリの群生 自然探勝路 中越地震時の防災拠点 平成 25

Ⅰ サウンディング調査の概要 1 事業の背景 (1) 大濠公園の概要福岡県営大濠公園は慶長年間 黒田長政が福岡城を建築する時 博多湾の入江であったこの地を外堀として利用し 昭和 2 年 ここで開かれた東亜勧業博覧会を機に造園工事を行い 昭和 4 年 大濠公園として開園しました 福岡市のほぼ中央に位置

Ⅴ.( 仮称 ) 登大路バスターミナル整備計画 3-3. 平面図 (1) 地上部 1 階平面図 33

アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 平成 27 年 4 月 21 日 文部科学省 農林水産省 環境省

1. 労務単価 平成 30 年度 2 省協定単価 普通作業員 20,100 円 特殊作業員 22,300 円 特殊運転手 22,800 円 軽作業員 13,900 円 交通誘導警備員 11,300 円 2. 間接費間接費のうち現場監督費については 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施され

写真 1. 保護ネットの有る法面 写真 2. 保護ネットの無い法面 3. 調査方法 (1) 植生調査植物の生育状況を把握するため Braun-Blanguet(1964) 植物社会学的手法による植生調査を行った 植生調査は 各調査地点に 5 個ずつ設置した 1m 1m のコドラートにおいて実施し 1

稲毛海岸5丁目地区

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

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H22-5月号

1) 庁舎位置の中心性建設候補地の評価 比較添付資料 1 人口重心との位置関係 候補地 1 現庁舎敷地 直線距離 250m 直線距離 1.4Km 候補地 2 都市広場 直線距離 1.3Km 候補地 3 鳥栖スタジアム第 4 駐車場 この地図は国 地理院の電 地形図を使 したものです 1

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国土技術政策総合研究所 プロジェクト研究報告

地 理 誌 叢 第 57 巻 第 2 号 2016 林構成が異なる 2 箇所のドリーネを対象に 岩上 蘚苔類群落の構成種などを比較検討した ϩ 地域概要 秋吉台は 標高約 m のカルスト台地 で 古生代石炭紀前期からペルム紀後期の化石を 多く含む石灰岩が広く分布する 太田 1968

Microsoft Word - 宅地造成・区画形質変更の手引

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

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Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

胆振東部 IB-10 の結果概要 225 林班わ2 小班調査日 : 毎木 稚樹 林相地形方位毎木区稚樹区シカ密度 (SPUE 頭 / 人日 ) 広葉樹林平坦なし 1 2 直近 10.4 本数密度総 BA 下枝本数密度 食痕数 率小径木 5 c m 未満 今回 25 /200m m 2

2 渓畔林の歴史 現状 課題 県内の森林にある渓流の中下流には 相模湖 津久井湖 宮ケ瀬湖 丹沢湖などのダム湖が位置しており 渓流沿いにある渓畔林を保全し その機能を十分に保つことは良好な水源環境の保全 再生の観点からも必要である しかし 県内の渓畔林は過去に関東大震災などの自然攪乱に度々あい 大き

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

: 調査地域 予測地域 図 現地調査による重要な動植物種と環境類型区分図との重ね合わせ結果 重要な種の保護の観点から 確認地点は表示しない 5-45

宅地造成費の金額表

精華大-紀要35号.indb

草 津 市 景 観 形 成 ガイドライン 71

Microsoft Word - 03第3章(p37-45)

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みどりの新戦略ガイドライン

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

等々力緑地施設配置図 緑地を南北に縦断する公道 釣池の北側の花の散策路横からテニスコート横までの区間 を 緑地 内の歩車分離を図るため 公道の廃止に向けた調整を進め 陸上競技場と硬式野球場の間に 賑わ いの場 たまりの場 防災機能を備えた広場を整備する 緑地全体現況図 プールは 硬式野球場整備にあわ

5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる

計画書

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

1 見出し1

Transcription:

(6) 環境保全と管理に関する検討と設定 1 環境保全と管理の考え方公園再整備にあたっては 原地形を維持し 動物生息環境保全 湧水の保全に配慮する 特に生物多様性の保全の観点から 樹林地の多様な管理のありかたを検討する 計画対象地の空中写真 植生の概要 薪や炭に利用されなくなり 落葉樹から常緑樹へと植生が変わった さらに 開園後 30 年以上が経過し 常緑樹が大きく育ったため 園内全体が暗い印象を与えている 公園園地の植栽管理の考え方 遊具 ベンチ 園路周辺の植栽については その成長により死角が生まれている箇所がみられ 防犯上問題視されている 安心して利用できるよう 過密している植栽の改善を図る 成長し過ぎた灌木の高さの制限 中高木については倒木等を防ぐための間伐や伐採などを行っていく 花木 紅葉の美しい樹種への転換により 季節感を感じられる植栽を行い 花壇などの増設を検討していく 66

2 植生管理方針の設定 本公園は 谷戸を活用した公園であり 谷戸斜面地は豊かな樹林が形成されている 植生は斜面の方位により違いがある 方位は概ね北東 ~ 東向きと南西 ~ 西向き斜面に大別できる 北東 ~ 東向き斜面の現状 北東向き斜面は 中央の谷戸を挟んで町田市街地側の斜面地で 傾斜度は南西側斜面と比較して傾斜がやや急であることが特徴で 一部の急峻な斜面では崩落の形跡が見られる また湧水の湧出地点が南西側斜面よりやや多い 亜高木層 低木層は南西側斜面ほどの発達は見られない 陽光に乏しいため暗い印象があり 特に小田急線近い斜面 町田市立国際版画美術館裏の斜面では谷が狭く 特に日照が少ない 低木層 草本層の発達が見られないため 林床が乾燥しやすいこと 急峻な斜面がやや多いことなどから小さな崩落や 漂流水による浸食などが散見でき 表土の安定性に欠けていると考えられる 植生はクヌギーコナラ二次林にシラカシ アラカシなどの常緑樹が入った常緑樹 落葉樹の混交林だが 南西側斜面に比べると常緑樹の大径木が少ない 北東 ~ 東向き斜面の林内の状況 南西 ~ 西向き斜面の現状 中央の谷戸を挟んで 都営跡地側の斜面地で 北西向き斜面に比べ傾斜がやや緩やかである 植生は北東向き斜面と同じクヌギーコナラ二次林に常緑樹の入った混交林だが 高木層 亜高木層 低木層が発達して 全体に樹林密度が高い樹林となっている 北西斜面より日照が多いが 樹林密度が高いため 林内に入ると暗い印象がある 谷が広がっている多目的広場周辺では 低木層の発達が顕著で 林縁部を中心にアズマネザサが繁茂している 適度な陽光 こもれびは 散策や休憩をする利用者にとって好ましい条件である 一方で 間伐や下草刈りなどの管理は継続的に行う必要があり 間伐 除伐によって新たな植物の侵入やネザサの繁茂などさらなる管理を要する結果となる 67

南西 ~ 西向き斜面の林内の状況 計画対象地の斜面樹林地の状況と利用方針などより 植生管理方針は以下のような流れにより設定する 植生管理方針の設定 1) 樹林地管理の対象区域 ( 原則として斜面地以外の平坦地の植栽地は除く ) 地形 斜面方位 利用ポテンシャルなど 2) エリア区分 (11 のエリア ) 3) 利用または整備の方向 4) 植生管理の方向性 管理タイプと目標とする植生 管理の方針 1) 樹林地管理の対象区域平坦地の植栽地は除く斜面樹林地を対象とする 2) エリア区分 1) の区域に地形 傾斜度 斜面の方位 現況の植生などを勘案して 11のエリアに区分する 3) 利用または整備の方向 2) を踏まえ 現況の公園施設や公園の整備方針 またエリアの利用ポテンシャルなどを加味して エリアの利用または整備の方向を設定する 4) 植生管理の方向性 2) のエリア区分に 3) の利用または整備の方向を勘案し 植生管理の方向性 ( 管理タイプと目標とする植生 管理方針 ) を設定する 本計画では 今後の樹林地の管理の方向を示すため 以下の 2 つの基本的な植生管理タイプを設定 し エリアごとの特性 利用方針などに対応した方向を設定する 68

基本的な管理タイプ タイプA : 常緑系の亜高木層の間伐 低木層の伐採など 見通しを確保するため 常緑系の密度を調整する方向で管理する タイプ A: 現況が主に北東向き斜面又は急傾斜や谷地で利用に適さない樹林地 常緑系の亜高木層の間伐 低木層の伐採など 見通しを確保するため 常緑系の密度を調整する方向で管理する 目標とする植生 里山型混交林 タイプ A( 現況 ) タイプ A( 管理の方向 ) 69

タイプB : 高木層 亜高木層の間伐や低木の伐採などで樹木密度を下げ さらに定期的な下草刈りなどにより クヌギ コナラを中心した明るい林床の雑木林として管理する タイプ B: 現況が主に南西向き斜面または緩傾斜で利用に適した樹林地 高木層 亜高木層の間伐や低木の伐採などで樹木の密度を下げ さらに定期的な下草刈りなどにより クヌギ コナラを中心した明るい林床の雑木林として管理する 目標とする植生 里山型クヌギーコナラ林 タイプ B( 現況 ) タイプ B( 管理の方向 ) 70

エリア別植生管理タイプと管理の方向 地形 方位等の特性等 現況の植生 植生管理の方向性 エリア区分 植生管理エリア 地形 傾斜 方位 日照の概況 傾斜方位 西南西南南東東北東 植生の概況 常緑優占林 常緑樹主体の常 落混交林 落葉樹主体の常 落混交林 利用または整備の方向 管理タイプ 目標とする植生 エリアごとの管理の方向 1 小田急線土堤南側斜面 谷戸先端部でやや急峻西向き斜面で 谷先端部でである 斜面下に湧水があるため日照条件は良くな見られる い 自然保護林 とされてきたため シラカシ アラカシなど常緑樹が優占して地域の自然植生であるシラカシ林への遷移が進んでいる 線路と住宅に挟まれ一般利用に適さないが 倒木等の除去 小田急線からの公園内の一定の見通しを確保しつつ 郷土の自然に近い植生環境における植物 野鳥 昆虫などを観察できる自然観察林とする A 里山型混交林 倒木の除去 過密な低木層を除伐して小田急線からの一定の見通しを確保するなど最小限の管理を行いつつ 亜高木層を残して遷移に委ねる方向で管理する 2 レストコーナー東側斜面 一部急峻な箇所があるが 比較的広い平坦地も谷が狭く 斜面の方向の割ある レストコーナーの下には日照条件が良くない 部に湧水が見られる クヌギ コナラ林で常緑樹の侵入は 1 に比べてやや少ない 休憩 滞留 散策できる空間として 斜面に散策道を整備する 住宅地に近い場所に平坦なクヌギ林があり 休憩 散策広場として利用する B 里山型クブギーコナラ林 高木層 亜高木層の間伐や低木の除伐などで樹林密度を下げ クヌギ コナラを中心した明るい林床の落葉広葉樹林 ( 雑木林 ) として管理する 南向き斜面で日照条件は 3 警備員室北側斜面 良い 密度の高い樹林地に傾斜はやや急峻である 傾斜は急峻である より 北側のレストコーナー の日照が悪くなっている 南向斜面で本来の暖帯性植物であるシラカシ アラカシなど常緑樹が優占しつつある 高木層 亜高木層 低木層が発達して暗い樹林地となっている 日照条件は良く 傾斜も急ではないため 利用ポテンシャルは高い シラカシの大径木などを中心に常緑樹が優占しており 地域の自然植生 ( シラカシ林 I) として自然観察 ドングリ拾いなどの場とする A 里山型混交林 林内に入れるよう植生密度を下げるため 高木層 亜高木層を適度に間伐する 地域の自然植生であるシラカシ アラカシなど常緑系中心の里山林 ( 常緑 落葉樹混交林 ) として管理する 4 花木園 ~ 花見広場西側斜面 やや急峻 斜面下には湧傾斜は急峻で 斜面下東 ~ 北向き斜面で日照条には湧水が見られる 件は良くない 日照条件が良くないため 草本層 ( 下草 ) の発達は見られない やや急峻で東 ~ 北斜面で滞留型の利用には不向きであるため 公園区域外の街路と結ぶための道のみ散策道として整備する A 里山型混交林 シュロ ヤツデ アオキ 自然実生で増えたツバキなど常緑系の低木層を除伐して見通しを確保しつつ 亜高木層を残して常緑系中心の里山林 ( 常緑 落葉樹混交林 ) として管理する 5 大池周辺西側斜面 傾斜は急峻で 一部やや急峻であり 一部崩崩落が見られるなど落が見られるなど不安定東 ~ 北向き斜面で日照条不安定な箇所があな箇所がある 斜面下に件は良くない る 斜面下に湧水が湧水が見られる 見られる 落葉樹が主体の混交林であるが日照条件が良くないため 草本層 ( 下草 ) の発達は見られない 東 ~ 北斜面で気温の高い季節以外の滞留型利用にはやや不向きである 公園区域外の街路と結ぶための道のみ散策道として整備する A 里山型混交林 シュロ ヤツデ アオキなど常緑系の低木層を除伐して見通しを確保しつつ 亜高木層を残して常緑系中心の里山林 ( 常緑 落葉樹混交林 ) として管理する 6 多目的広場西側斜面 やや急峻である 一部表傾斜は急峻で 一部表東 ~ 北東向き斜面で日照流水で浸食された箇所が条件は良くない ある 所がある 落葉広葉樹林 ( 二次林 ) に常緑樹が入っている 低木層には実生のアオキ ヒサカキ シュロなどが多く見られる 反対側の南 ~ 西斜面に比べ草本層の発達がない やや急峻で東 ~ 北斜面で滞留型の利用には不向きであるため 公園区域外の街路と結ぶための道のみ散策道として整備する A 里山型混交林 シュロ ヤツデ アオキなど常緑系の低木層を除伐して見通しを確保しつつ 亜高木層を残して常緑系中心の里山林 ( 常緑 落葉樹混交林 ) として管理する 7 森の丘周辺斜面 全体に緩傾斜である 町田市立国際版画美術館日本庭園は分岐した谷戸に立地している 斜面および台地上の区域で 東及び南東向き斜面で日照条件が良い 森の丘から 町田市立国際版画美術館に下りる階段付近 美術館裏日本庭園は園地として整備されており コナラ ホオノキ ヤマザクラ イヌシデ イロハモミジなど比較的大径木が残されている 日照条件は良く 現況の公園内では唯一 台地上の園地を有しておりポテンシャルは高い 森の丘に隣接する平坦地を休憩施設などを整備して積極的に活用する B 里山型クブギーコナラ林 間伐を実施し ランチや休憩などで滞留できる明るい雑木林を形成する管理を実施する 8 町田市立国際版画美術館もみじ園周辺斜面 日本庭園南側半分は北向谷戸が北西方向に分岐しき斜面 北側半分は南向きた谷で 一部急峻な箇所であるものの谷が狭く 日がある 照条件が非常に悪い モミジなどを中心とした落葉樹主体の樹林地だが 日照条件が悪く通年暗い印象がある 隣接する高齢者施設 病院との境界部の常緑樹を伐採 落葉樹も間伐して 極力陽光を取り入れ明るい空間として整備する B 里山型クブギーコナラ林 日照条件が悪い日本庭園の南側斜面 ( 北向き斜面 ) は日照を確保するため 隣地境界沿いの常緑系高木層を中心に間伐し 明るい雑木林として管理する 西向き斜面で谷先端部であ 9 町田荘跡地斜面 傾斜はやや急峻である 傾斜は急峻である るため日照条件は良くな い かつて町田荘の建物外周部の斜面でヤマザクラ イヌシデ ミズキなどが見られる 斜面が急峻で樹林地内には入ることはできない 町田荘跡地の施設の修景緑地として 利用する B 里山型クブギーコナラ林 下枝 林床などを除伐して町田荘跡地導入施設からの眺望を確保し 明るい落葉広葉樹林 ( 雑木林 ) として管理する 10 傾斜は概ね平均的斜面虹と水の広場の東側斜面であるが一部にやや急峻な斜面がある 西 ~ 西南向斜面で日照条件は良い シラカシ アラカシなど常緑樹が入った二次林だが スギ サワラなどの植林も含む 林内を明るくすることで樹林園地として利用する 植物の観察できる案内板 樹名板 散策道 休憩施設などを整備する B 里山型クブギーコナラ林 高木層 亜高木層の間伐 特にスギやサワラなど針葉樹を択伐し ネザサを定期的に伐採することで 滞留できる明るい雑木林として管理する. 11 多目的広場東側斜面 傾斜は概ね平均的斜面である 高ヶ坂団地跡地に続く南向き斜面で前面が多目的広場で日照条件は良い コナラ イヌシデ エゴノキなど落葉広葉樹林 ( 二次林 ) にシラカシ アラカシなど常緑樹が入っている 低木層の発達とともにアズマネザサが繁茂して鬱蒼としている 散策道のほか ベンチや冒険遊具などの設置し 子供が自然と触れ合える樹林園地として整備する B 里山型クブギーコナラ林 高木層 亜高木層の間伐 シュロ アオキ ヒサカキなど常緑系の低木層の除伐 アズマネザサなどの下草刈りを定期的に実施 明るい雑木林として管理する 71

エリア別植生管理の方針図 ( 都営跡地 ) 72

1 小田急線土堤南側斜面 2 レストコーナー東側斜面 3 警備員室北側斜面 4 花木園 ~ 花見広場西側斜面 73

5 大池周辺西側斜面 6 多目的広場西側斜面 7 森の丘周辺斜面 8 町田市立国際版画美術館もみじ園周辺斜面 74

9 町田荘跡地斜面 10 虹と水の広場の東側斜面 11 多目的広場東側斜面 75

(7) 再整備基本計画図の作成 以上の検討に基づき 再整備基本計画図を作成した 76

(8) 整備水準 概算工事費 再整備基本計画図を踏まえて ゾーンごとに概算工事費を算出した ゾーン名再整備項目概算工事費 美術館ゾーン ( 約 3.5ha) カフェ & クラフト体験施設整備 舗装整備 ( 駐車場 建築外構等 ) 植栽整備 休憩施設整備等 \140,000,000- アートイベントゾーン ( 約 4.3ha) 多目的広場 ステージ整備 トイレ整備 舗装整備 植栽整備 休憩施設整備等 \160,000,000- 芝生ゾーン ( 約 2.8ha) 舗装 ( グラウンド 芝生含む ) 整備 ( 健康 ) 遊戯施設整備 植栽整備 休憩施設整備等 \150,000,000- わき水と花の明るいゾーン ( 約 4.7ha) アート展示スペース整備 遊戯施設整備 植栽整備 休憩施設整備等 \200,000,000- 各ゾーン共通項目 既存林の植生管理 園路整備 電気施設整備 給排水施設整備 案内板等のサイン整備等 \150,000,000- 直接工事費計 \800,000,000- 諸経費 ( 直接工事費の 50% 内外 ) \400,000,000- 概算工事費 (15.6ha) \1,200,000,000- ( 参考 ) 総合公園 15.7ha 工事期間 2003~2007 年度で 約 11 億円 77

整備スケジュールについてゾーン別に 概算工事費を踏まえながら整備スケジュール ( 優先順位 ) を検討した 優先するエリアは 未整備である芝生ゾーン および隣接するアートイベントゾーン ( ステージは除く ) と美術館ゾーン ( カフェ & クラフト体験施設は除く ) とし Ⅰ 期エリアとする 続くⅡ 期は Ⅰ 期で除いたステージおよびカフェ & クラフト体験施設とする また 現況を大きく改変しない わき水と花の明るいゾーン はⅢ 期エリアとするが 伐採等による明るい空間づくりはⅠ 期と同時期に実施する Ⅰ 期エリア ( 概ね 2020 年まで ) ( カフェ & クラフト体験施設 ステージは除く) Ⅲ 期エリア ( 概ね 2025 年以降 ) ( 伐採等による明るい空間づくりは Ⅰ 期と同時期に実施 ) Ⅱ 期エリア ( 概ね 2025 年まで ) カフェ & クラフト体験施設ステージ 1 美術館ゾーン整備水準 ( イメージ ) カフェ& クラフト体験施設イメージ 約 500 m2 クラフト体験施設部分 (230 m2 ) エントランス小ホール 受付(40 m2 ) クラフト体験室( ガラス工房 )(100 m2 ) クラフト体験室( 陶芸工房 )(90 m2 ) カフェ (70 m2 ) トイレ ( 工房とカフェの共用 )(40 m2 ) 機械室等 ( 全施設共用 )(40 m2 ) 管理棟 防災倉庫 (120 m2 ) カフェ& クラフト体験施設外構イメージ ブロック舗装 ( 左 ) 洗い出し舗装 ( 右 ) ( 仮称 ) 国際工芸美術館 約 3,000 m2 ( 仮称 ) 国際工芸美術館整備基本計画 (2014 年 6 月 ) より 展示エリア ( 約 500 m2 ) 交流エリア ( エントランス 工房等 )( 約 580 m2 ) 調査研究運営エリア ( 事務 学芸執務室等 )( 約 500 m2 ) 収集保存エリア その他 ( 収蔵庫 展示用品倉庫 廊下等 )( 約 1,420 m2 ) 78

2アートイベントゾーン整備水準 ( イメージ ) 高ヶ坂縄文時代遺跡ガイダンス施設 約 600 m2 展示スペース (200 m2 ) 実習 講習室 (40 m2 ) その他 ( トイレ 事務室 倉庫など )(360 m2 ) ステージイメージ 多目的広場舗装イメージ トイレイメージ 79

ブロック舗装イメージ 階段園路イメージ 花壇イメージ 80

3 芝生ゾーン整備水準 ( イメージ ) 芝生広場イメージ 健康遊具イメージ アプローチ園路イメージ 81

防災あづまやイメージ 防災ベンチイメージ 4わき水と花の明るいゾーン整備水準 ( イメージ ) 大型複合遊具イメージ 遊具広場イメージ 82

ホタル観察路イメージ レストコーナーイメージ 83

5 園路イメージ 主動線イメージ 施設アクセス動線イメージ 84

(9) 鳥瞰図の作成 作成中 85

6. 維持管理方法の検討と設定 再整備基本計画内容を踏まえて 維持管理方法について管理計画と運営計画の検討を行った 管理計画は各ゾーン共通で 樹林地管理と植栽地 芝生管理 花壇管理の植栽管理と 工作物管理 安全管理 清掃が項目として挙げられる 各項目の作業内容と 現時点における課題を抽出して一覧表にまとめた また運営計画は 建築物や駐車場等の施設運営と 各ゾーンの施設運営に大別される 現在は直営による運営が主であるが 再整備後は 通常の維持管理とともに施設運営や積極的なイベント運営などの展開を行っていくため 指定管理者制度の導入を視野に入れながら検討していく必要があることから 現時点における課題を抽出して一覧表にまとめた いづれも人口減少による税収減という財政上の課題もあるため 民間のアイディアや活力を活用しながら進めていく必要がある なお本計画を作成するにあたっては懇談会を 5 回開催し 地域の代表者と意見交換を行ってきたが 各課題についても 引き続き地域との意見交換を踏まえながら進めることが望ましいため 課題ごとに検討主体と検討時期を明記した なお維持管理 運営管理は 公園全体を一つの指定管理制度行う場合と 施設運営は直営で行いそれ以外の運営管理を指定管理者で行う場合の 2つのパターンが考えられる 公園全体を指定管理制度で行う場合 美術館等の特殊な施設などを含めた公園全体を 統一された維持管理 運営方針を作成し実践していくことで 公園全体のサービスの質が高く 効果的 効率的な管理運営が期待できる 一方デメリットとして 指定管理者選定の事務作業や経費 事業計画が実施されない場合のリスク等もあり 地域活動団体や地元意向の反映に対して 指定管理者と協働関係を構築できる体制を考慮していく必要もある 施設運営のみ市で行う場合は 新たに整備する施設の運営体制を構築していく必要があるほか 全体の管理経費が増大することが懸念される 本再整備計画の実施後から 指定管理者制度を導入する場合は 今後進められる基本 実施設計段階において 2つの美術館や各施設の運営に関する基本的考え方を関係機関と調整しながら 確定していく必要がある 上記を踏まえ 設計 整備段階において 新たに整備予定の施設 ( カフェ & クラフト体験施設 ) やイベントについては 社会実験を行いながら公園全体のマネジメント方法について検証することを予定する 86

運営管理項目と検討課題 ( 案 ) 87

芹ヶ谷公園再整備基本計画 ( 案 ) 報告書 2016 年 ( 平成 28 年 )3 月 町田市