5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる

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1 5. 既存の研究成果等の収集 分析 検討委員会での助言をもとに 既存の研究成果等を収集し 活用可能性について分析等を実施した 既存の研究成果は 広葉樹林化ハンドブック 2010,2012( 独立行政法人森林総合研究所 ) をはじめ 学会誌等により公開されている文献などから本事業に関係すると考えられる資料を収集した 収集した文献は 広葉樹の植生帯 植栽木の樹種の違いにより更新状況が異なると予測されるため 判明できた範囲で文献の研究対象地を都道府県別に区分し 森林の状態を把握した また これらの知見は 現地調査結果の検証及び技術マニュアル作成のための検討に用いることから 適用分野を整理して取りまとめた なお 文献からの知見の抽出及び分類は 独自に判断したものである 各分野における知見数は以下のとおりであり 収集した研究成果等の知見及び出典は巻末の資料編に示すとおりである 表 5.1 既存の知見等研究成果集計表 区分既存の知見数 更新判断 7 影響要因 10 更新特性 ( 種子 種子散布 前生稚樹 後生稚樹 収量比数 立地等 ) 阻害要因 10 伐採による変化 32 補助作業の効果等 11 維持管理 1 32 計

2 6. 天然力を活用した森林施業を推進する上で留意すべき課題の検討 事例調査 契約地調査結果から評価分析を行い 留意すべき課題の検討 問題点の抽出を 行った I. 現地調査結果の分析 既存の知見の評価のための因子 更新の有意性の傾向を抽出し所見の整理を行った なお 検討委員会ではスギ ヒノキ植栽木別による更新木の有意性 混交林化しやすさの根拠について意見をいただいており 次年度の文献調査 現地調査による検証の候補として取り扱っていく必要がある 影響因子と傾向及び所見は表 6.1~ 表 6.3 のとおりであり 現地調査結果は表 6.4 のとおりである 表 6.1~ 表 6.2 に示すとおり 樹高 50cm 以上を更新の基準値として見た場合に 斜面勾配で傾向がほぼ見られなくなり 間伐方法 樹高 斜面位置 裸地率 広葉樹林との距離で傾向が見られなくなった また 樹高 50cm 以上で新たに有意性の傾向が見られた項目に 林齢の一部と相対照度の一部がある これは 樹高 50cm 以上の基準値を超えるプロットが少なくなり 有意性の傾向が判断できなくなったためで 樹高の基準値を設定することは より更新完了が更に困難になることを示していると考える 因子 表 6.1 現地調査結果からの影響因子と有意性の傾向 (1) 調査地 全ての高木性更新木 マイナスの傾向 プラスの傾向 樹高 50cm 以上高木性更新木 マイナスの傾向 プラスの傾向 植栽木山梨スギヒノキ - 同じ傾向 群馬スギヒノキ同じ傾向 林齢 ( スギ ) 全体 - 高同じ傾向 ( スギ 33~48 年生 ) 宮城事高 - 同じ傾向 ( スギ 43~83 年生 ) 宮城契傾向なし - 高 間伐方法全体定性 - 傾向なし 除間伐回数千葉 - 少 * 同じ傾向 ギャップ ( ヒノキ ) 山梨 - 宮城 - 少同じ傾向 あり ( 生長への影響 ) 同じ傾向 平均樹高 ( スギ ) 全体高 - 傾向なし ( カラマツ ) 北海道 - 高同じ傾向 収量比数 ( スギ ) 全体高 - 同じ傾向 ( カラマツ ) 北海道 - 高同じ傾向 相対照度 ( カラマツ ) 北海道 - 低同じ傾向 ( スギ ) 宮崎 - 高高 - ( ヒノキ ) 宮崎 - 高同じ傾向 斜面位置 ( スギ ) 宮崎 - 上傾向なし * シカ食害地 ( 契約地千葉 322 号 ) を除いた傾向 群馬下 - 同じ傾向 157

3 因子 表 6.2 現地調査結果からの影響因子と有意性の傾向 (2) 調査地 全ての高木性更新木 マイナスの傾向 プラスの傾向 樹高 50cm 以上高木性更新木 マイナスの傾向 斜面勾配全体 - 急傾向なし 群馬 - 急傾向なし ( カラマツ ) 北海道 - 急同じ傾向 ( スギ ) 宮城 - 急 傾向なし 斜面勾配と競合植生 ( スギ ) 宮城 急で競合植生あり - 同じ傾向 侵食発生 ( スギ ) 宮崎 あり - 同じ傾向 裸地率 (10% を境に ) 宮崎高 - 傾向なし 広葉樹との距離 ( スギ ) 宮崎 - 近傾向なし シカ食害千葉あり - 同じ傾向 シカ影響下の間伐率 千葉 低 - 同じ傾向 シカ影響下の間伐後の経過年数 千葉 長い - 同じ傾向 シカ影響下の相対照度 千葉 低 - 同じ傾向 シカ影響下の斜面位置千葉下 - 同じ傾向 シカ影響下の裸地率千葉高 - 同じ傾向 プラスの傾向 宮崎 山梨 群馬 宮城 表 6.3 現地調査及び調査結果からの所見 調査地区所見 北海道 周食性樹種の出現が多く ブナ科の出現割合は少ない ブナ科の出現は広葉樹林の近くが多い 群状伐採 幅 10m 弱の帯状伐採の林縁では 伐採から 3 年経過では効果が現れていないか シカの影響を受けている 伐採と林縁環境はヒサカキに有意に働いている ( 施業 8 年後 ) 群状帯状伐採による切捨て間伐は 伐倒木の集中により更新木を被圧し 更新地を減少させる 3~8cm 弱程度の伐痕からの萌芽枝の成長は比較的良い 更新木の成長には 侵入時期 ( 若齢時の侵入 ) とギャップの有無が影響 アカマツは上層木がある場合 一定以上生長しない 伐痕 2~5cm 程度のアラカシの萌芽枝が多く 成長も良好 近くに母樹が見当たらないアラカシの更新が多く見られる 作業道による部分的なギャップで更新する樹種が異なる 相対照度が低い場合スギ ヒノキが更新し 高くなるとアラカシ クリが更新する 高齢林では 斜面下方で 間伐からの経過年数が長いと種数が少ない 光環境が適当で 植栽木が若齢から侵入すると 混交林化しやすくなるのではないか 斜面上部の広葉樹が更新木の種子源の可能性が高い ササ繁茂箇所には裸地部の創出など更新補助作業が必要 千葉 全体 モウソウチク侵入箇所では 間伐がタケの侵入を促進する可能性がある シカ影響下ではブナ科樹種の出現が少ない 高木性更新木が 3,000 本 /ha 未満の箇所全てで 広葉樹の伐採痕跡が見られなかった 樹高 50cm 以上を更新対象とした場合 3,000 本 /ha 以上のプロットに伐採痕跡が多く見られた 158

4 159 調査区分 地区 プロット名 樹種 表 6.4 調査結果一覧表 植栽木 立地 更新木 除伐 間伐 除間 土地履歴 密度 収量比数 地位 斜面方位 平均勾配 斜面位置 地質区分 標高 全樹種更新密度 伐採痕跡 高木性樹種更新密度 更新数の多い主な高木性樹種 林齢 間伐区分 間伐率 前回間伐からの 平均胸高 平均樹高 樹高 50cm 以上高木性樹種 競合植生 裸地 経過年数 回 回 伐 直径 更新密度 率 ( 年生 ) (%) ( 年 ) 数 数 計 (cm) (m) ( 本 /ha) Ry ( 度 ) (m) ( 本 /ha) ( 本 /ha) ( 本 /ha) (m) (%) (m) 事例 宮崎 1 J9-1 スギ 34 定性 切捨て 材 広葉樹林 Ⅱ NE 30 中 堆積岩 ,000 無 7,600 イヌカ シ ユス リハ 4, J9-2 スギ 34 試 群状 20 20m 広葉樹林 Ⅱ NE 32 上 堆積岩 ,600 無 10,400 イヌカ シ ウラシ ロカ シ シロタ モ 2, J9-3 スギ 34 試 群状 20 20m 広葉樹林 Ⅱ NE 36 中堆積岩 880 9,600 無 5,600 イヌカ シ ユス リハ 2, J9-4 スギ 34 試 群状 30 30m 広葉樹林 Ⅱ NE 36 中堆積岩 885 8,400 無 6,800 イヌカ シ ユス リハ 3, J9-5 上スギ 34 試 群状 30 30m 広葉樹林 Ⅱ NE 43 上堆積岩 ,200 有 13,600 ウラシ ロカ シ ツカ イヌカ シ 8, J9-5 下スギ 34 試 群状 30 30m 広葉樹林 ,600 無 8,000 イヌカ シ 1, J9-6 スギ 34 試 帯状 3 残 5 伐 広葉樹林 Ⅱ N 43 中堆積岩 885 8,800 無 6,000 イヌカ シ シロタ モ 2, 宮崎 2 J10-1 樹冠なし - 列状 切捨て材 広葉樹林 Ⅲ NE 34 中堆積岩 ,600 有 7,600 イヌカ シ シロタ モ 7,200 夏緑シタ J10-2 ヒノキ 45 列状 切捨て材 広葉樹林 Ⅲ E 38 中堆積岩 ,200 不明確 5,200 イヌカ シ ユス リハ 2, 山梨 J11-1 ヒノキ ( スキ 混 ) 49 定性 ( 劣木 ) 材 広葉樹林 SW 24 中 火山性岩石 ,000 有 29,200 アカマツ ヒノキ スキ 6, J11-2 ヒノキ 32 定性 ( 劣木 ) 材 アカマツ林 W 20 中 火山性岩石 ,200 有 8,000 クリ 5, J11-3 ヒノキ 32 定性 ( 劣木 ) 材 アカマツ林 SW 22 中火山性岩石 ,600 有 35,200 ヒノキ アカマツ 2, J11-4 スギ 49 定性 ( 劣木 ) 材 広葉樹林 W 25 中火山性岩石 ,400 有 2,400 コナラ 2, 群馬 1 J12-1 ヒノキ 59 定性 搬出材 ヒノキ人工林 S 40 中変成岩 ,800 有 27,600 アラカシ ヒノキ 18,400 草本 J12-2 スギ 59 定性 搬出材 ヒノキ人工林 SE 43 中変成岩 410 7,200 有 5,600 アラカシ 5,600 草本 J12-3 ヒノキ 59 定性 搬出材 ヒノキ人工林 SW 30 中変成岩 ,400 有 17,600 アラカシ ケヤキ 16,400 草本 J12-4 スギ 62 定性 切捨て材 スキ 人工林 SW 47 中変成岩 ,600 有 10,400 アラカシ 10,000 草本 群馬 2 J13-1 スキ ( ヒノキ混 ) 58 定性 搬出材 スキ 人工林 SW 38 中変成岩 ,000 有 10,000 ヒノキ スキ 4,000 草本 J13-2 スギ 58 定性 搬出材 スキ 人工林 SW 29 中変成岩 ,800 有 6,800 クリ アラカシ 6,400 草本 J13-3 スギ 70 定性 搬出材 スキ 人工林 N 34 下変成岩 ,600 有 4,800 イタヤカエテ アラカシ 4,000 草本 J13-4 スギ 79 不明不明不明 スキ 人工林 W 37 下変成岩 390 8,000 無 1,200 ケヤキ 宮城 1 J14-1 スギ 43 定性本 広葉樹林 SE 18 上火山性岩石 480 9,600 少 5,200 コナラ 4, J14-2 スギ 43 定性 本 広葉樹林 W 23 中 火山性岩石 ,800 無 16,400 スキ コナラ ミス キ 5, J14-3 スギ 44 定性 本 広葉樹林 S 25 下 火山性岩石 430 8,800 無 4,800 イタヤカエテ オオモミシ 4,000 低木 J14-4 スギ 44 定性本 広葉樹林 SE 34 下火山性岩石 420 6,000 無 2,800 イタヤカエテ 2,800 夏緑シタ 宮城 2 J15-1 スギ 82 更新伐 本 広葉樹林 上 W 35 中 深成岩 ,800 無 7,600 アワフ キ ハクウンホ ク 7, J15-2 スギ 82 更新伐 本 広葉樹林 上 SW 38 中 深成岩 ,400 無 4,800 アワフ キ クリ フ ナ ミス ナラ 4, J15-3 スギ 83 列状 搬出本 広葉樹林 上 S 17 下深成岩 565 7,200 無 5,200 アワフ キ サワク ルミ 5,200 常緑シタ J15-4 スギ 83 列状 搬出 本 広葉樹林 上 SW 44 下 深成岩 ,200 無 8,400 アワフ キ 8, 北海道 J16-1 カラマツ 47 定性 搬出 材 針広林 E 13 上 火山性堆積物 150 4,400 無 800 アサタ ミス ナラ 800 ササ J16-2 カラマツ 48 定性 搬出 材 針広林 SW 11 上 火山性堆積物 160 4,000 無 2,400 イタヤカエテ コフ ニレ ハリキ リ 2,400 ササ J16-3 カラマツ 42 定性 搬出材 針広林 N 17 中火山性堆積物 145 5,200 無 2,000 オヒョウ 1,200 ササ J16-4 カラマツ 52 定性 搬出材 針広林 NE 33 中火山性堆積物 120 8,000 無 4,800 オオハ ホ タ イシ ュ 3,600 ササ 契約地 千葉 スギ 50 定性 切捨て 材 潅木 W 33 上 堆積岩 150 4,800 無 2,000 シロタ モ 1, スギ 50 定性 切捨て 材 潅木 W 35 上 堆積岩 ,200 無 6,800 シロタ モ 4, スギ 51 定性 切捨て材 潅木 N 24 下堆積岩 120 3,200 無 2,400 シロタ モ 1, スギ 51 定性 切捨て材 潅木 S 30 下堆積岩 160 4,800 無 1,600 シロタ モ 1, スギ 49 列状 搬出材 潅木 SE 35 上堆積物 80 9,600 無 7,200 アラカシ スタ シ イ 6, スギ 49 定性 搬出材 潅木 S 22 上堆積物 90 8,400 無 4,400 スタ シ イ ヤマク ワ 2, ヒノキ 50 定性 搬出材 潅木 SW 25 上堆積物 95 11,600 無 4,800 スタ シ イ アラカシ 4,000 ササ ヒノキ 50 定性 搬出材 潅木 SE 24 上堆積物 ,800 無 4,800 エノキ アラカシ ヤマク ワ 3,600 ササ ヒノキ 50 定性 切捨て材 潅木 NE 15 上堆積岩 ,200 有 6,000 スタ シ イ アラカシ 5,600 常緑シタ スギ 50 定性 切捨て材 潅木 E 47 上堆積岩 180 4,800 無 3,600 スタ シ イ カコ ノキ シロタ モ 3, スギ 49 定性 切捨て材 潅木 NW 43 上堆積岩 185 4,400 無 2,800 アラカシ アカカ シ 1, スギ 49 定性 切捨て材 潅木 NW 35 中堆積岩 ,400 有 ( 古 ) 8,400 アラカシ シロタ モ マテハ シイ 7, 宮城 スギ 48 定性 搬出 本 潅木 W 20 下 堆積岩 ,000 無 800 スキ カスミサ クラ スギ 48 定性 搬出 本 潅木 NW 30 下 堆積岩 ,400 有 4,000 スキ クリ ウリハタ カエテ 2, スギ 48 定性 搬出本 潅木 SW 26 下堆積岩 ,000 有 4,000 コナラ スキ カスミサ クラ 2,800 低木 スギ 47 定性 搬出本 潅木 NW 33 中堆積岩 190 4,400 無 1,200 ハクウンホ ク スギ 45 定量 搬出材 潅木 S 40 中堆積岩 ,400 無 3,600 アカマツ コナラ ホオノキ 1, 樹冠なし 45 定量 搬出材 潅木 S 36 上堆積岩 ,200 無 4,400 コナラ 2, スギ 45 定性 搬出本 潅木 NE 38 中堆積岩 ,400 無 5,600 コナラ アサタ 4, スギ 45 定性 搬出本 潅木 E 40 下堆積岩 125 3,600 無 2,800 アワフ キ 2, スギ 34 定量 搬出材 潅木 E 43 中堆積岩 ,800 無 6,000 カスミサ クラ クリ ハクウンホ ク 6, スギ 33 定量 搬出材 潅木 NE 36 中堆積岩 ,400 有 6,800 コナラ アワフ キ 6, スギ 35 定量 搬出材 潅木 N 32 上堆積岩 ,000 有 4,800 コシアフ ラ イタヤカエテ 4, スギ 36 定量 搬出材 潅木 E 43 下堆積岩 230 9,600 有 6,000 オニイタヤ アワフ キ 4, : 3,000 本 /ha 未満 広葉樹林との距離

5 II. 本年度調査の検証 調査結果は一時的な現象を捉えるなど局所性の問題を含んでおり 天然更新の地域性 不確実性といった問題も十分考慮して技術マニュアルを作成していく必要があることから 現地調査結果と前述の収集分析した文献と照らし合わせ 既存の知見の検証による評価を本事業では実施することとしている 検証は平成 26 年度調査結果も合わせて行った結果 文献の示す結果と現地調査結果の整合が見られた知見は 38 件あり 異なる結果のもの または整合が見られなかった知見は 19 件見られた 区 表 6.5 知見区分と現地調査による検証状況 分 既存の知見数 整合あり 更新判断 7 1 異なる結果整合なし 影響要因 更新特性 ( 種子 種子散布 前生稚樹 後生稚樹 収量比数 立地等 ) 阻害要因 伐採による変化 補助作業の効果等 11 維持管理 1 計 各分野における検証状況は以下のとおりである なお 検証には調査地の植生帯に考慮し て実施した (1) 更新判断アカマツ人工林が分布していた調査地において 平成 26 年度京都契約地と平成 27 年度山梨事例地 宮城契約地で文献 NO4( 資料編参照 ) の知見と整合が見られた 明るい林内での更新木の特性と省力的な広葉樹林化の可能性についての知見であった (2) 影響要因例えば広葉樹林からの距離と更新木の関係については既存の知見でも異なる見解を示している文献があり 現地調査でも更新樹種すなわち地域による違いが見られた このため複数の検証結果が 1 つの知見内で確認された 整合の見られた知見は文献 NO9~15,17 であり 密度 斜面位置 間伐後の年数 光環境 (Ry 平均 ) 植栽樹種 更新樹種 相対照度 母樹からの距離に影響が見られないこと 動物による種子散布についてであった また 整合の見られない知見は文献 NO9,10,12~14,17 であり 広葉樹林からの距離 土地前歴 林齢 間伐からの経過年数 草本植生 斜面傾斜 種子源からの距離であった 160

6 (3) 更新特性影響要因と同様 1 つの知見に複数の判断が行われた知見が見られる 整合の見られた知見は文献 NO18,19,21~23,27,30,31,33,36,39 であり 多様性の増加 疎な状態 ( 収量比数 ) 種子散布特性 地表撹乱 鳥散布樹種の特性 更新樹種についてであった また 整合の見られない知見は文献 NO19,21,27,28,31~33,39,46,47 であり 収量比数と生育本数 種子の散布距離 種子の分布 種子源 林縁からの距離 更新樹種 間伐による更新木の増加であった (4) 阻害要因 1 つの知見に複数の判断が行われた知見が見られるが現地調査結果と整合が多く見られた 整合の見られた知見は文献 NO51,53,54,56~59 であり 競合植性 樹冠の閉鎖 間伐による損傷 シカの影響についてであった また 整合の見られない知見は文献 NO56,58 であり 間伐による損傷 シカの食害樹種についてであった (5) 伐採による変化整合の見られた知見は文献 NO62~64,67,70,75,77,80,85,86 であり 広葉樹林からの距離の関係が見られないこと 間伐による更新契機 植栽木密度と更新木の関係 萌芽枝成長の可能性 稚樹発生のばらつき 樹冠閉鎖の影響 更新樹種の特性についてであった 整合の見られない知見は文献 NO60 の 1 件であり カラマツ林の広葉樹林からの距離についてであった 検証の結果 既存の知見と整合が見られない調査結果も複数確認されている 天然更新は様々な自然環境や人為の影響により更新状況が異なることが考えられ 樹高のように更新対象の取り扱いを変えることで影響の見られる因子が変化していた 検討委員会では 既存の文献がより汎用的な内容を示しているが 現地調査結果と異なった知見をバラツキとして捉え重要な判断材料となる可能性があることと 現場確認による判断の必要性が指摘された 技術マニュアルの作成では 天然更新の地域性 不確実性の問題の考慮と 既存の知見や現地調査からの事象を踏まえた事前確認による判断 現地確認による判断をもって来年度事業で検討して行くことが必要であると考える 161

7 III. 今後の課題 第 2 回検討委員会ではマニュアルの前提条件 使われ方 整理すべき内容などが議論さ れた 来年度は事業計画の最終年度となり 技術マニュアルを作成することから 技術マニ ュアル作成に向けての課題の整理 問題点の抽出を行った (1) 影響因子の確認昨年度指摘された支障木伐採に伴う侵入木の刈り払いと更新の影響について調査した結果 刈り払い痕跡が見られた人工林でも更新基準値を満たしている調査地が多く 当初想定された知見が得られなかった 侵入木の刈り払いは物理的な減少を引き起こすことから 広葉樹の更新密度を高めるためには避けるべき案件であり 検討委員会でも指摘されている 現地調査結果のみの判断によりマニュアルを作成するのではなく 行ってはならない案件も既存の文献などの収集をさらに図り 検討委員会の助言を踏まえながら整理しておく必要があると考える (2) 検証の継続今年度事業では現地調査結果から天然更新に影響する因子と傾向の抽出と所見の整理し評価を行った 所見については現況からの仮定にあてはめた判断であることから既存の知見との評価により整合性の確認を進めたが 今年度の取りまとめた結果からは 他の要因が影響していることも考えられ 判断根拠により明言できる範囲が変わってくる マニュアルを作成するためにも根拠が薄い所見は 既存の文献の分析を進めて根拠付けを進めていくことや補足調査により事象を捉えていくことが来年度事業でも必要と考える なお 現地調査では対象とする事象を事前に把握することは困難であることから 文献の再調査が主体になると考え 現地調査を実施する場合は確認する影響要因 事象を事前に整理し調査に臨む必要がある (3) 補足調査の実施補足調査を実施する調査地が地域性を代表しているかどうかの事前予測は困難であるが これまでに得られていない知見や所見が得られる可能性が期待できる 調査の実施は 調査までの調整 結果の分析に時間を要し 調査地点数や事業開始時期 予算等にも左右されるが 調査を行う場合はマニュアル作成に反映させるためにも 出来るだけ早い段階で調査を取りまとめる必要がある このため 補足調査を実施する場合は 検討委員会の開催に先立ち調査地を選定し 調査のための調整を図る必要があると考える 162

8 (4) 施業履歴の追加調査今年度の事例調査は宮崎の事例を除き民有林で実施した 各関係機関に協力を仰ぎながらヒアリング調査を進めたが 前々回以前の施業履歴の確認はヒアリング対象者の負担が大きくなり履歴の把握が出来なかった調査地も見られた 一方 水源林造成事業の契約地では除伐までの履歴が記録されており 分析データとして活用することが出来た 来年度に施業履歴の検証を追加する場合には 契約地で調査を実施することで詳細な結果を得ることが可能と考える (5) シカ対策今年度の調査では 宮崎の事例地 千葉の 1 契約地でシカによる影響が確認された 宮崎の事例地ではシカの激害地であるが 被害は更新対象外の亜高木性樹種であるヒサカキに多く見られ 対象樹種の更新密度は樹高が不足しているプロットが見られたものの本数は基準値を超えていた また 千葉の契約地では更新密度が基準値を下回っているプロットが多かったが 前回間伐の間伐強度が低く間伐からの経過年数が長期間となり樹冠の閉塞も影響していることが示唆された シカの対策としては 柵等による囲い込み 個別のシェルター 狩猟圧の増加などコストや人材確保が問題となる対策であることから進んでいない状況であるが 伐採木の放置による実験も行われている事例も見られる このような情報を順次収集し マニュアル作成段階で有識者によるヒアリングを実施しマニュアルに反映させることが必要と考える 参考文献 1) 平成 26 年度天然更新活用による森林整備手法に関する調査委託事業報告書, 林野庁, ) 独立行政法人森林総合研究所 HP, 樹木データベース 3) 原色牧野植物大図鑑, 北陸館 4) 増補改訂版北海道樹木図鑑, 佐藤孝夫, 亜璃西社 5) 各都道府県の天然更新完了基準 ( 林野庁資料 ) 6) 平成 26 年度照葉樹林復元の間伐試行伐採モニタリング及びシカ生息密度 復元の優先度区分に関する調査報告書, 九州森林管理局, ) 平成 24 年度照葉樹林保護 復元の動態モニタリング及びシカ密度実態調査等に関する調査報告書, 九州森林管理局, ) 国土交通省 HP,20 万分の 1 土地分類基本調査及び土地保全基本調査 ( 全国都道府県 ) html 9) 気象庁 HP, 10) 自然環境保全基礎調査植生調査環境省自然環境局生物多様性センター HP, 11) 人工林林分密度管理図, 社団法人日本林業技術協会, ) 既存の知見 ( 資料編 : 既存の知見出典一覧参照 ) 163

調査地 ( 千葉 403 号 ) 図 4.10 位置図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 調査地 ( 千葉 403 号 ) a 畑雑草群落 b 水田雑草群落 12 シイ カシ二次林 16 クリ コナラ群集 34 スギ ヒノキ サワラ植林 38 竹林 図 4.11 植生区分図 ( 千葉 4

調査地 ( 千葉 403 号 ) 図 4.10 位置図 ( 千葉 403 号 )(1/25,000) 調査地 ( 千葉 403 号 ) a 畑雑草群落 b 水田雑草群落 12 シイ カシ二次林 16 クリ コナラ群集 34 スギ ヒノキ サワラ植林 38 竹林 図 4.11 植生区分図 ( 千葉 4 (3) 千葉 403 号 1) 調査地概況調査地は 千葉県君津市南部の丘陵地の標高 120~230m にある契約地で 植栽木は 49 ~50 年生のスギ ヒノキ人工林となっている 調査地内に林道 作業道は無く 北側の公園より歩道が契約地東側の稜線を通っている 調査地周辺はクリコナラ林が広く分布しているが 現地では萌芽枝の発達したシイ類が多く見られた 表 4.14 概況整理表 ( 千葉 403 号 )

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