Ⅰ. 口腔内環境整備 項目 1. ブラッシング 就寝前は特にしっかり磨くよう指示 歯磨剤の選択 使用量 為害作用について説明し 改善指導 歯ブラシの選択と適正な使用方法について説明 歯ブラシの乱用による障害について説明 歯磨き習慣がないため 歯ブラシを口腔内に入れる練習 日頃のブラッシング方法を観察

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感染予防の為の 口腔ケアー


障害児に対する口腔ケアの意義 感染予防 = 器質的アプローチ 1 口腔疾患 ( う蝕 歯周疾患 感染性口腔粘膜疾患 ) の予防 2 呼吸器感染症 ( 誤嚥性肺炎やインフルエンザなど ) の予防 3 口腔内細菌による二次感染 ( 細菌性心内膜炎など ) の予防 口腔機能の維持 ( 廃用予防 ) 向上

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口腔内細菌コントロールによる感染予防

アセスメント解説別紙 2 解決すべき課題の把握 口腔機能アセスメント 衛生 サービス担当者 ( 歯科衛生士 言語療法士 看護師 ) は はなぜ付いているのか? どこに付いているのかを把握してください 1. 食物残渣歯科衛生士等が 専門的知識 技術に基づき 対象者の口腔内の頬粘膜口蓋など

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Prologue 以下は, とある診療室にて実際に交わされた歯科衛生士と歯科医師の会話で す. このようなやり取りに何か違和感を感じないでしょうか. viii

歯や口腔の健康について

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化学療法中の患者の口腔ケア

嚥下障害ってなあ〜に?

はじめに 障がいをお持ちの方は 様々な障害やその特徴のために 健常者の方よりも口腔ケアが難しかったり 偏った嗜好やこだわりのため むし歯や歯周病が重症化しやすい傾向にあります また いざ歯科受診が必要だ! という時には 治療が困難になり 通院さえもできなくなる というケースも多くみられます 現在 む

< 嚥下運動とは > 嚥下運動は, 嚥下第 1 期 ( 口腔期 第 2 期 ( 咽頭期 第 3 期 ( 食道期 の 3 期に分けられます. しかし摂食行為を考えた場合, 嚥下運動に先立ち何をどのように食べるかを判断し口腔まで食物を運ぶ先行期 ( 認知期, 食物を捕食し咀嚼し飲み込みやすい食塊 (bo

沖縄県歯科医師会

身体障害者診断書 意見書 ( 聴覚 平衡 音声 言語又はそしゃく機能障害用 ) 総括表 氏名 年月日生 ( ) 歳 男女 住所 1 障害名 ( 部位を明記 ) 2 原因となった 交通 労災 その他の事故 戦傷 戦災 疾病 外傷名 自然災害 疾病 先天性 その他 ( ) 3 4 疾病 外傷発生年月日年

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2-1 口腔粘膜湿潤度 口腔水分計 ( ムーカス, ライフ ) を使用して, 舌尖から約 10 mm の舌背中央部における口腔粘膜湿潤度を計測する 測定値 27.0 未満を口腔乾燥とする 2-2 唾液量 唾液量計測は, サクソンテストによる 医療ガーゼを舌下部に置き,2 分後の重量と比較する 2 分

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ます 学校の歯科検診で聞いたり見たりした人も多いと思います 一方 歯周病は Periodontitis( ペリオドンティーティス= 歯周病 ) の P をとって P1 P2 P3 と表記します ( 昔は P4 まで分類していましたが 今は 3 段階の表記になり P3 まで ) また 歯周病の前段階で

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口腔ケア アセスメント解析データベース 平成 23 年度に作成した, 口腔ケア アセスメント票 の結果を効率的に管理, 分析できるソフトです 平成 24 年度, 仙台保健福祉事務所が介護老人保健施設ももせ塩竈において実施した, 口腔ケアの取組強化を目的としたモデル事業において, 仙台保健福祉事務所と

咀嚼能力と死亡リスクの関係も調べられていて 噛めない食品が 1 品目増えるとそれ だけ死亡しやすくなります 歯が 1 本減ると寿命は 2.8% 低下し 2 本だと 5.6% 5 本では 14% 寿命が減ります 噛むことは生きることであることがわかります 抜くも地獄 抜かぬも地獄 歯周病が悪化して抜歯

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昭和大学口腔ケアセンター

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

病院における 包括的口腔ケアマニュアル (国診協版)

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サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

食 の重要性 ~ 噛むことの大切さ ~ 栄養を摂取し生命を維持 五感 ( 視 味 嗅 聴 触 ) を刺激し脳を活性化 味わいと満足感 豊かなこころ 意欲的な生きる力 人が 自立した日常生活すなわち 暮らし を営むには 良好な生命活動 生活活動 社会活動が不可欠であり その基盤として 身体的 生理的機

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

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抗がん薬治療中の患者さんに なぜ口腔ケアが必要なのですか? 抗がん薬治療開始前に歯科を受診するメリットは何ですか? 口腔ケアが必要なのは抗がん薬治療を完遂させるためです 抗がん 薬治療開始前に口腔細菌数を減らすことで 治療中の栄養障害や感 染症の重篤化を予防します がん治療中の患者さんの口腔内をアセ

1. 口腔ケアの手引き 口腔ケアの手引き 口腔ケアの効果 誤嚥性肺炎などの感染症の予防 誤嚥性肺炎とは お口の中の細菌が唾液などと共に誤って気管に入ることで起こる 高齢者に多い病気です 予防するにはお口を清潔に保つことが第一です お口の機能の改善 食事や会話などをスムーズにします むし歯 歯周病の予

対応策頭部を支持できる車椅子 ( ティルト リクライニング車椅子 ) の使用や介助方法の検討をしましょう 3. 食事を楽しみにしていない 考えられる原因またはこの状態により発生する問題について意識障害 ( 服薬の影響含む ) 認知症 高次脳機能障害 摂食障害 ( 拒食症 過食症 ) 抑うつ状態 薬剤

札幌鉄道病院 地域医療連携室だより           (1)

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70 頭頸部放射線療法 放射線化学療法


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認定看護師教育基準カリキュラム

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聴覚・平衡・音声・言語又はそしゃくの機能障害の状態及び所見

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智歯周囲炎 腫れると痛い親知らず 東北大学保健管理センター北浩樹 はじめに 親知らずが腫れて痛くなったり 親知らずを抜いて痛い思いをし たことはありませんか? この親知らずが腫れる病気を智歯周囲炎 といいます なぜ腫れて痛くなったり 抜いたり ( 抜歯 ) するのでしょ Contents うか? 本

接歯や粘膜上皮に付着できない菌も組織定着が可能です ( 図 2) 口腔ケアが低下し異菌種間の凝集を仲介する細菌種の Fusobacterium や Actinomyces などが増えると プラーク量は一気に増加します ( 図 2) 徐々にプラーク内の嫌気度が増し 歯周病原菌 Porphyromona

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図1 口腔機能の管理による在院日数に対する削減効果 図2 周術期口腔機能管理計画策定料の算定状況 心疾患を基礎に持つ患者には感染性心内膜炎に 周術期口腔機能管理で何をするのか 注意が必要です 感染性心内膜炎リスク患者で あればスケーリング時にも抗生剤の予防投与が くち は最初の消化器官と言われるよう

問題 A 問 1. 老化に伴う口腔機能の変化で適切なものを選びなさい 1. 刺激唾液の増加 2. 咀嚼時間の短縮 3. 味覚閾値の低下 4. 最大咬合力の低下 5. 喉頭侵入頻度の減少 問 2. 間違っているものを選びなさい 1. ロコモ は 骨 + 関節 + 筋肉 の連動としての運動能力の低下を指

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別記様式第 8 号 ( 第 11 条関係 ) 身体障害者診断書 意見書 ( 聴覚 平衡 音声 言語又はそしゃく機能障害用 ) 総括表 氏 名 大正 昭和 年 月 日生 ( ) 歳 平成 男 女 住所 ( ) 1 障害名 ( 部位を明記 ) 2 原因となった疾病 外傷名 交通 労災 その他の事故 戦傷

コラム ン マ キー ける お に 等 設 施 険 保 護 介 ④ 方 め 進 の ア ケ 腔 口 日常的 クニック 口腔ケアの 時間短縮 テ 佐々木 妙子 ぷらす歯科衛生士事務所 日本口腔ケア学会 社 代表 歯科衛生士 理事 行なうと安全なケアが出来る 4 図のように根元のガーゼをすぼめて サージ

Denture Repair & Rebase in Dental Home Care 結頰筋, 口輪筋による辺縁封鎖あり筋による辺縁封鎖なし 1-3 上顎義歯と辺縁封鎖節図 床縁の点線部分は辺縁封鎖の得られにくい部位であり, 義歯床による積極的な封鎖が必要である. ペースの封鎖は, リベース材が上

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

鼻腔内 ( 人工呼吸器装着者 ) 安全に吸引が実施できる者を選定すること及び緊急時に備える STEP1 安全管理体制確保 評価項目内容実施者 留意事項 考えられるえられる主なリスク 必要な知識知識 技術 利用者の状態に関する情報を共有し 報告 連絡 相談等の連携体制を確保する ( 急変 事故発生時の

食べることは生きる喜び 食べることは 生きるために欠かせない本能的な欲求ですが 単に空腹を満たすためだけの行為ではなく その意義や重要性と効果が存在します そのため歯科医師は食の支援を日々行っております おいしい と感じる気持ちは喜びにつながる為 精神的に安定し 幸福感を生む事ができます 1. 体は

補綴歯科専門医研修プログラム作成指針 公益社団法人日本補綴歯科学会 1

事業内容

外来通院中の関節リウマチ患者における口腔ケアに関する研究 2014 年度前期 小和田淳子 1) 樋之津淳子 2) 明野伸次 3) 加藤美恵子 1) 青野由紀子 1) 嶋田真由美 1) 安田有希 1) 小谷俊雄 4) 1)JA 北海道厚生連帯広厚生病院看護部 2) 札幌市立大学看護学部 3) 北海道医

目次 1. 欠損部位補綴入れ歯の作製今日は治療方法を相談 検討しました 2. 欠損部位補綴入れ歯の作製今日は入れ歯を作る前の処置をしました 3. 欠損部位補綴入れ歯の作製今日は歯ぐきの型採りをしました 4. 欠損部位補綴入れ歯の作製今日は咬み合せの高さ あごの前後の位置を確認しました 5. 欠損部位

⒉ 食事介助 食事前の準備を行うことができる 声を掛けたり肩を叩いたりするなどして 利用者の覚醒状態を確認したか 嚥下障害のある利用者の食事にとろみをつけたか 禁忌食の確認をしたか 飲み込むことができる食べ物の形態かどうかを確認したか 5 食べやすい座位の位置や体幹の傾きはないか等座位の安定を確認し

2 在宅医療の手技マニュアル

目 次 01 手術を受ける方へ 04 お口のケアの重要性 04 禁酒と禁煙の必要性 05 全身麻酔による合併症 がん治療に伴うお口の合併症 08 口腔粘膜炎 08 原 症 予 治 因 08 状 10 防 10 療 11 口腔乾燥症 13 症 状 13 予防と治療 13 下顎骨骨髄炎 14

目 次 歯ッピーパスポートとは 歯ッピーパスポートの使い方むし歯にしないための基礎知識お口の成長記録 P2 P3 P4 P10 8か か フッ化物について P18 安全性 応用法 ( 齢別 ) 京都市フッ化物歯面塗布事業 フッ化物歯面塗布 スタンプページ P21

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

カラーでわかる 顎口腔機能にかかわる解剖学 前頭骨 頭頂骨 前頭骨 側頭骨 頰骨弓 眼窩 蝶形骨大翼 後頭骨下顎窩 外耳孔 鼻腔 頰骨 下顎頭 上顎骨 筋突起 乳様突起 下顎骨 オトガイ隆起 舌骨 A 頭蓋骨正面 B 頭蓋骨側面 頭頂骨 頭頂骨 鋤骨 上顎骨 口蓋骨後鼻孔蝶形骨底部 頰骨弓 後頭骨

わたしたちのやりたいケア 介護の知識50

01.【資料1】再提出:厚労省提出:高齢者がよりよい食事をするために

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

歯科診療報酬点数表関係 別添 2 初診料の注 1 問 1 初診料の注 1に規定する施設基準において 1 年以内に保険医療機関の新規指定を受けた保険医療機関が届出を行う場合については 届出を行った日の属する月の翌月から起算して6 月以上経過した後 1 年を経過するまでに様式 2の6による再度の届出を行

もくじ はじめに P2 こんなことはありませんか? P3 施設での歯科健診を利用しましょう P5 施設において歯とお口の健康のための取組をしましょう P6 かかりつけ歯科医をもちましょう P8 歯とお口の健康のために気をつけたいこと P10 障がいのある方のお口でみられること P12 口腔ケアの実際

振り返り 研修全体を振り返り 本研修を通じて学んだことについて再確認を行うとともに 就業後も継続して学習 研鑚する姿勢の形成 学習課題の認識をはかる 修了時のポイント 介護職員としての基本的な姿勢はいうまでもなく 日常的に自身を高める課題を明確に意識しながら就業する姿勢が重要 コース 1. 振り返り

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平成26年患者調査 新旧対照表(案)

例えば行為の際に使用する ツール について 行為との関連性をわかりやすくするために イベントの p/o である行為の p/o として記述した 咀嚼する 時に使用するツールである 義歯 は 咀嚼する の p/o でありツールロールを担う として記述する オントロジーに記述する概念は 極力看護プロファイ

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様式第 1 号 (2)( 第 2 条関係 ) 総括表 身体障害者診断書 意見書 聴覚 平衡 音声 言語又はそしゃく機能障害用 氏名年月日生男 女 住所 1 障害名 ( 部位を明記 ) 2 原因となった交通 労災 その他の事故 戦傷 戦災 自然災害疾病 外傷名疾病 先天性 その他 ( ) 3 疾病 外

下唇口峡図 1-1 口腔の各部 摂食嚥下器官の解剖 One1 1Chapter 1 口腔の構造 口腔は呼吸器の最末端と最初の消化器を担う重要な器官であり, 摂食嚥下, 唾液による消化, 呼吸や発声などの多くの役割を果たしている. 前方を口唇 ( 上唇, 下唇 ), 側方を頬, 上方を口蓋 ( 硬口蓋

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

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手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです 実施が認められるのは 1 妊娠の継続又は分娩が 身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの 2 暴行もしくは脅迫によって妊娠の場合母体保護法により母体保護法指定医だけが施行できます 妊娠 22 週 0

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

2 片脚での体重支持 ( 立脚中期, 立脚終期 ) 60 3 下肢の振り出し ( 前遊脚期, 遊脚初期, 遊脚中期, 遊脚終期 ) 64 第 3 章ケーススタディ ❶ 変形性股関節症ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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訪問歯科衛生指導 コメント事例集 日本訪問歯科協会

Ⅰ. 口腔内環境整備 項目 1. ブラッシング 就寝前は特にしっかり磨くよう指示 歯磨剤の選択 使用量 為害作用について説明し 改善指導 歯ブラシの選択と適正な使用方法について説明 歯ブラシの乱用による障害について説明 歯磨き習慣がないため 歯ブラシを口腔内に入れる練習 日頃のブラッシング方法を観察し 改善指導 前回指導したブラッシング方法を再度指導 染め出し液によるプラークの付着状態を本人に確認してもらい ブラッシングのポイントを指導 プラークの付着しやすい部位を指摘し 具体的な清掃方法を指導 プラークの付着状況と刷掃法について説明指導 横磨きを強くしないように またできるだけ毛先を歯面に垂直にあてるよう指導 一ヶ所で何往復も磨くように また歯肉を軽くマッサージするよう指導 なるべく鏡を見ながら 長時間磨くよう指導 ブラッシング時の出血の原因について また 1~2 週間続けると出血はしなくなることを説明 スクラビング法によるブラッシング指導 バス法によるブラッシング指導 フォーンズ法によるブラッシング指導 歯間ブラシによるポンティック下部の清掃を指導

歯間ブラシによる歯間腔の清掃法を指導 歯頸部のブラッシングについて指導 歯ブラシの当て方と動かし方 ( フォーンズ法 バス法等 ) を指導 歯列不正部のブラッシング法を指導 歯間 辺縁の清掃方法を指導 歯根部に重点をおいた清掃指導 上 ( 下 ) 顎に歯垢沈着が認められたので 重点的な清掃を指導 臼歯部に注意して清掃するよう指導 最後臼歯遠心面の清掃法を指導 歯肉退縮とブラッシングについて説明指導 2. 洗口 フッ化物洗口練習と自己応用法の指導 フッ素の安全性についての説明と薬剤管理上の注意点について説明 口腔清掃時の含嗽剤併用について説明指導 食後の含嗽についての指導 3. 口腔清拭 綿棒 ( 巻綿糸 ) による清拭法を指導 ガーゼによる口腔粘膜清拭について指導 スポンジブラシによる口蓋 上咽頭 舌 頬粘膜 口腔前庭の清拭を指導 舌の疼痛除去のためオリーブオイル等を塗布した舌苔の除去法について指導

4. 清掃用具 フロスの併用 使用法を指導 歯間ブラシの併用 使用法を指導 手の細かい運動が困難なため電動歯ブラシの使用を進め 使用方法について説明指導 開口障害に合わせ ヘッドの小さい歯ブラシに変えるよう指導 舌 粘膜清掃のため粘膜用歯ブラシを使用するよう指導 口腔清掃用具の改良 工夫 ( 柄を長くする グリップを太くする等 ) について説明指導 歯ブラシ及びその他清掃用具の選び方について説明指導 5. 歯周病 プラークと歯肉炎との関係について説明指導 プラークの組成及びプラーク中の細菌の為害性について説明 歯周病の成り立ちについて 特にプラークの為害作用について説明し 規則的なブラッシング習慣を促す プラーク付着の確認 手鏡にて不潔域の説明指導 歯ブラシ 歯間ブラシによる歯周へのマッサージ法を指導 歯石沈着の原因や悪影響等を説明 食片圧入と歯周病との関係について説明 歯石の為害性及びスケーリングの必要性について説明 咬合関係 悪習癖と歯周病との関連について説明 不良補綴物 歯列不正が歯周組織に及ぼす影響について説明 遺伝性疾患と歯周病との関係について説明 初診時の口腔内写真と現状を比較して改善状態を説明し動機づけ

家庭での歯周疾患療養法について説明 ビタミンと歯周病との関連を説明し 積極的にビタミンを摂取するよう指示 繊維質 特に生野菜は口腔内清掃の効果があることを説明し 積極的に摂取するよう指示 糖尿病と歯周病が互いの疾患の悪化因子であることを説明 歯周炎とホルモンとの関連について説明 喫煙と歯周病との関連について説明 歯周病と過労 ストレスとの関連について説明 う蝕と歯周病における悪影響について説明 スケーリングの必要性と術後の管理説明 6. その他 舌ブラシと含嗽剤による舌苔の除去法について指導 口腔粘膜の清掃 刺激 マッサージについて指導 粘膜用歯ブラシを用いた舌のブラッシング指導 口腔粘膜の歯ブラシ清掃法を指導 歯ブラシによる歯肉マッサージ法を指導 チップによる歯肉マッサージ法を指導 指示頭によるマッサージ法を指導 ベッド上の口腔清掃介護 ( ガーゼ 綿花 ティッシュペーパーの活用 ) について指導 点検清掃介護 ( 特に舌側 歯頚部 ) の必要性について説明 手首支え口腔清掃介護法について指導 前支え口腔清掃介護法について指導

後ろ抱え口腔清掃介護法について指導 効果的な口腔清掃介護の基本を説明指導

Ⅱ. 義歯 項目 1. 義歯の清掃 食後の義歯清掃法を指導 残存歯の清掃について指導 旧義歯の清掃について指導 T. コンデ後の義歯の清掃についての指導 デンチャープラークの清掃の実地指導 義歯の清掃状況の確認と 残存歯のブラッシング指導 義歯の食物残渣についての清掃方法指導 義歯床 鉤部の清掃方法指導 2. 義歯の取り扱い 義歯の着脱の要領について指導 就寝時の義歯の保管方法を指導 夜間の装着が習慣となっているため 就寝前の義歯と口腔内の清掃徹底を指導 義歯を外している間は乾燥させないよう管理 装着時には口内含嗽後に装着するよう指導 総義歯の上手な使い方 ( 口を大きく開けすぎない等 ) について説明 義歯の保管方法についての指導 新製義歯の取り扱い方法について指導 3. その他 食物摂取上の注意について説明 義歯に適した食事について指導 新義歯 Set 後 軟食から徐々に慣れさせるように食事指導 義歯への慣れについて説明指導

違和感がある場合への対応説明指導 徐々に装着時間を長くするよう指導 発音についての説明指導 声を出して本を読む訓練等の指導 咬んで義歯を装着しないように指導 左右均等なバランスの取れた咬合法について説明指導 義歯の誤飲について等 注意事項の説明 粘膜の休養と義歯水中保存の指導 義歯装着後の発音 味覚 咬合の変化について説明指導 咬合習慣の指導 粘膜 顎提部の発赤 圧痛等の発生時の説明指導 義歯破損の原因 予防について指導 鉤部の清掃不良箇所の説明と直接練習 義歯に慣れるように 咀嚼 発音訓練指導 低位咬合を挙上したので 注意事項の説明指導 義歯床に対するアレルギーの説明指導 臼歯喪失後の前歯 他部位に及ぼす影響を説明 不良義歯による口腔粘膜炎症について説明指導 義歯の利点 ( 座位の耐久性向上 認知症予防等 ) について説明指導 義歯性口内炎の原因説明と義歯の衛生管理指導

Ⅲ. リハビリテーション 項目 1. 口腔環境整備能力 機械的清掃を実施することでの口腔清掃の徹底について説明し 清掃法について指導 含嗽訓練として 口唇マッサージによる口唇麻痺の軽減 含嗽訓練として 口輪筋 頬筋の強化訓練のための運動を指導 含嗽訓練として 舌筋の強化訓練のための運動を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 親指合わせ運動 指数え運動等による指の筋肉訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 手首回転運動による手首の強化訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 腕の屈伸 バーベルを持ち上げることによる腕の強化訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 肩の上げ下げ運動による腕の筋肉訓練について指導 2. 摂食 嚥下機能 摂食姿勢 ( 頸部は舌背平行 体幹 股関節 膝関節の角度等 ) につ いて指導 機能に応じた摂食器具 ( 太いグリップ 曲がりスプーン等 ) の選択について指導 食内容 ( 食べる意欲を引き出す工夫等 ) 指導 口腔周囲筋のストレッチとして摂食 嚥下体操を実施し この訓練を毎食前実施するよう指導 電動歯ブラシの背の振動による頬 口唇 舌等の筋刺激訓練

流涎の減少を図るため 氷を包んだタオルによる頸部のアイスマッサージ 咽頭のアイスマッサージによる嚥下促通訓練の指導 小氷魂なめによる嚥下促通訓練の指導 咽頭部貯留の食物による咳やむせに対する対応として 空嚥下 横向き嚥下 うなずき嚥下の指導 含嗽による誤嚥防止のための咳嗽訓練 喉頭侵入 誤嚥した食物を自力で排出できるよう 腹式呼吸を併用した咳嗽訓練 フグ運動による咀嚼筋群の強化訓練 舌圧子 ( スルメ ガーゼに包んだガム等 ) を使用したカミカミ ( カチカチ ) 運動による咬筋強化訓練 咬合板を装着して前後左右運動を行い 咀嚼筋の訓練を実施 摂食時の咀嚼回数を多くすることによる咀嚼力強化について指導 手指 ( 歯ブラシの背 ) による頬筋ストレッチ訓練 頬を膨らませたりつぼめたりの運動による頬の筋ストレッチ訓練 ヒョットコ運動による口唇のストレッチ訓練 口唇を左側 右側 中央ごとにつまんだり伸ばしたりする口唇ストレッチ訓練 舌を前方 左右 上下に突き出す運動による舌ストレッチ訓練 ガーゼで舌を把持して行う舌に対するストレッチ訓練を指導 タコ運動による口腔周囲筋のストレッチ訓練

口唇閉鎖の強化のため ボタンプル運動による筋力増強訓練 口唇 頬部 オトガイ部のマッサージによる口唇閉鎖不全に対する訓練 口唇閉鎖不全に対する訓練として 手指を使った口唇閉鎖運動 口唇閉鎖の強化のため 鏡を見ながらの口唇閉鎖運動と吸綴運動による筋力増強訓練 口唇音 /p//bの反復練習 知覚 感覚改善のために 食物を与える際にスプーンで舌を押さえるようにして刺激する訓練を指導 知覚 感覚改善による食欲亢進のために 酸味の強い食物や食物を冷やして与えるよう指導 舌運動訓練としてアイス棒による軟口蓋挙上への誘発 舌の運動量の改善のため 舌尖 舌後方部の挙上 保持の訓練 舌尖を口角からできるだけ外に出す訓練 できるだけ咽頭側に伸ばす訓練による舌運動訓練 舌の機能訓練として スポット運動 回転運動 丸め 突き出し運動による指導 舌圧子で運動方向と逆方向の力を加える 舌に対する負荷運動を実施指導 口腔 鼻腔遮断不全に対する訓練として ブローイング練習 口腔 鼻腔遮断不全に対する訓練として 破裂音 /p//t//k/ の反復練習 口唇を閉鎖し口腔内圧を上昇させ 口腔 鼻腔遮断の訓練

咽頭部 軟口蓋へのアイスマッサージによる軟口蓋挙上力の強化 嚥下時の呼吸パターン学習のための嚥下パターン訓練 喉頭挙上運動の改善のため メンデルゾーン手技による訓練 食道入口部を開かせる訓練としてメンデルゾーン手技 ( 息止め嚥下等 ) を訓練 3. 構音機能 口唇 舌 顎をよく動かすことが大切であることを助言し誘導 特に食事時を利用した 話しかけ 話を聞く等の会話による介護訓練について指導 タコ運動 ヒョットコ運動 口唇マッサージを繰り返すよう指導 口輪筋のマッサージ ( モディオルスの刺激等 ) による顔面筋のマッサージ ぱ ば行 た ら行 か が行 の繰り返し発音練習 腹式呼吸 胸式呼吸による呼吸調整練習 舌の機能訓練として スポット運動 回転運動 丸め 突き出し運動による指導 飲み込み 口蓋マッサージによる軟口蓋の訓練 ストロー吹き等による口蓋帆の筋肉の機能訓練 4. 表情機能 パフォーマンス ( 笑う 喜ぶ 怒る等 ) による訓練について指導 モディオルスを中心に 咀嚼筋 表情筋 皮膚をマッサージ 温水 冷水により 皮膚や表情筋に刺激を与え 脳循環の血行を促進 表情筋機能訓練として パチクリ運動 タコ運動 フグ運動 ヒョットコ運動 いばり運動 ボタンプル運動

5. 感覚機能 舌を回転させ口腔内粘膜をなめる運動 歯をカチカチさせる運動 により知覚刺激訓練 温水 冷水の交互含嗽による知覚機能訓練 顔面皮膚への冷水 温水 マッサージによる知覚訓錬 水 ( お茶 レモン水 梅干等 ) を口腔内で回転させ 味覚を刺激する訓練を指導 ガムを噛むことによる味覚機能訓練 時間をかけて食物を味わうよう指導 6. 分泌機能 口腔乾燥予防について指導 顔面の清拭 クリーム塗布について助言 人工唾液 ( ゴマ油等 ) の適切な使用について助言 粘膜用歯ブラシを用いた耳下腺開口部および顎下腺開口部のマッサージ 香辛料や酸味料による唾液腺刺激 唾液が出るまでよくかむ訓練を繰り返し実施 唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するよう訓練として いばり運動を実施 タコ運動により唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するようトレーニング 頬筋を吸引し 頬をへこます金魚運動により 唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するよう訓練

7. その他 顔面体操 舌体操 首や肩の運動 発声練習等により リラクゼ ーションを促す 経口摂取がなかった ( 口腔ケアが行われていなかった等 ) ことによる口腔内過敏の除去として脱感作療法を実施 顔面頭部 頸部へアイシングによる覚醒時間延長を実施 意識レベルアップのため 蒸しタオルで顔面頸部へのマッサージを実施 頸部へのストレッチ キシリトールガム ジェルを使用して臭覚 味覚を刺激して意識レベルをアップ 意識レベルアップのため 歯ブラシ 歯間ブラシによる歯肉へのマッサージ刺激

Ⅳ. その他 項目 1. 状態説明 歯と歯肉の状況を説明し 口腔環境の改善の必要性を説明 原因菌の説明と原因除去法の指導 染め出し液によるプラークの付着状態を本人に確認してもらい プラークコントロールの必要性について説明 介護者が行う日常的口腔ケアについて説明指導 口腔内清掃への習慣づけを説明指導 口腔内の状態と定期的な検査 治療の必要性について説明 早期発見 早期治療に関しての重要性を説明 唾液分泌の減少が口腔に及ぼす影響について説明 検査の測定結果から個々の歯牙の説明 抜歯後の口腔清掃の注意点を指導 歯肉からの出血と排膿 腫脹部位の説明 歯軋りの悪影響 治療法の説明指導 疾患再発の原因説明 改善方法指導 口臭の原因説明と予防法を指導 欠損補綴の機能とその限界について説明 口腔機能障害が全身に及ぼす影響について説明 不十分な咀嚼が及ぼす全身影響について説明 休養 規則的生活 緊張不安のない精神的部分への指導 補綴物の装着状況と取り扱いについて指導 疾患の進行程度と家庭療法を指導 口唇周囲の筋力低下について説明指導 咀嚼機能の低下及び修復状態について説明指導

咀嚼の重要性について説明 口腔内 口腔外疾患からの口臭の原因を説明指導 寝たきり状態での顎位について説明指導 開口障害 閉口障害について説明指導 唾液の機能減退 味覚異常について説明指導 アフタ発症時の口腔清掃と食事について説明指導 口角炎の原因と改善方法について説明指導 口腔機能維持 回復の必要性について説明指導 呼吸器感染症などの予防について説明 顎関節および筋の機能障害について説明 改善指導 歯の欠損による機能低下および障害について説明 改善指導 顎関節および筋の機能障害について説明 改善指導 歯の欠損による機能低下および障害についての説明指導 2. 口腔ケアの理解 ( モチベーション ) POHC を実施し 爽快感を体験してもらうことにより口腔清掃の 動機付け 口腔ケアによる口腔疾患 ( 根面う蝕 歯周疾患 口腔カンジダ症 口腔乾燥 義歯性口内炎等 ) 予防の効果について説明指導 口腔ケアによる誤嚥性肺炎の効果について説明指導 口腔ケアによる口臭予防の効果について説明指導 口腔ケアによる味覚改善の効果について説明指導 口腔ケアによる摂食機能改善の効果について説明指導 口腔ケアによる発語機能改善の効果について説明指導 口腔ケアによる薬剤による歯肉増殖予防 治療についての説明指導

3. 食事指導 間食のとり方について説明し 間食後もブラッシングするよう指示 キシリトール ソルビトールなど 抗う蝕作用のある食品添加物の使用について説明 食生活 栄養バランスの重要性について指導 適切な食事形態 栄養指導 誤嚥性肺炎の予防法について指導 食事の仕方と調理方法について指導 糖尿病患者に対しての栄養指導 全身的な栄養及び健康状態と口腔疾患の説明指導 歯質の強化 形成に必要な栄養 食物摂取における指導 家庭での食生活 生活習慣の改善についての管理指導 規則正しい食生活と偏食への戒め 日常生活習慣の改善指導 咀嚼状況を加味した食事指導 食事介助と機能回復の指導 新義歯 Set 後の適切な食事形態について指導