Ⅰ. 口腔内環境整備 項目 1. ブラッシング 就寝前は特にしっかり磨くよう指示 歯磨剤の選択 使用量 為害作用について説明し 改善指導 歯ブラシの選択と適正な使用方法について説明 歯ブラシの乱用による障害について説明 歯磨き習慣がないため 歯ブラシを口腔内に入れる練習 日頃のブラッシング方法を観察

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訪問歯科衛生指導 コメント事例集 日本訪問歯科協会

Ⅰ. 口腔内環境整備 項目 1. ブラッシング 就寝前は特にしっかり磨くよう指示 歯磨剤の選択 使用量 為害作用について説明し 改善指導 歯ブラシの選択と適正な使用方法について説明 歯ブラシの乱用による障害について説明 歯磨き習慣がないため 歯ブラシを口腔内に入れる練習 日頃のブラッシング方法を観察し 改善指導 前回指導したブラッシング方法を再度指導 染め出し液によるプラークの付着状態を本人に確認してもらい ブラッシングのポイントを指導 プラークの付着しやすい部位を指摘し 具体的な清掃方法を指導 プラークの付着状況と刷掃法について説明指導 横磨きを強くしないように またできるだけ毛先を歯面に垂直にあてるよう指導 一ヶ所で何往復も磨くように また歯肉を軽くマッサージするよう指導 なるべく鏡を見ながら 長時間磨くよう指導 ブラッシング時の出血の原因について また 1~2 週間続けると出血はしなくなることを説明 スクラビング法によるブラッシング指導 バス法によるブラッシング指導 フォーンズ法によるブラッシング指導 歯間ブラシによるポンティック下部の清掃を指導

歯間ブラシによる歯間腔の清掃法を指導 歯頸部のブラッシングについて指導 歯ブラシの当て方と動かし方 ( フォーンズ法 バス法等 ) を指導 歯列不正部のブラッシング法を指導 歯間 辺縁の清掃方法を指導 歯根部に重点をおいた清掃指導 上 ( 下 ) 顎に歯垢沈着が認められたので 重点的な清掃を指導 臼歯部に注意して清掃するよう指導 最後臼歯遠心面の清掃法を指導 歯肉退縮とブラッシングについて説明指導 2. 洗口 フッ化物洗口練習と自己応用法の指導 フッ素の安全性についての説明と薬剤管理上の注意点について説明 口腔清掃時の含嗽剤併用について説明指導 食後の含嗽についての指導 3. 口腔清拭 綿棒 ( 巻綿糸 ) による清拭法を指導 ガーゼによる口腔粘膜清拭について指導 スポンジブラシによる口蓋 上咽頭 舌 頬粘膜 口腔前庭の清拭を指導 舌の疼痛除去のためオリーブオイル等を塗布した舌苔の除去法について指導

4. 清掃用具 フロスの併用 使用法を指導 歯間ブラシの併用 使用法を指導 手の細かい運動が困難なため電動歯ブラシの使用を進め 使用方法について説明指導 開口障害に合わせ ヘッドの小さい歯ブラシに変えるよう指導 舌 粘膜清掃のため粘膜用歯ブラシを使用するよう指導 口腔清掃用具の改良 工夫 ( 柄を長くする グリップを太くする等 ) について説明指導 歯ブラシ及びその他清掃用具の選び方について説明指導 5. 歯周病 プラークと歯肉炎との関係について説明指導 プラークの組成及びプラーク中の細菌の為害性について説明 歯周病の成り立ちについて 特にプラークの為害作用について説明し 規則的なブラッシング習慣を促す プラーク付着の確認 手鏡にて不潔域の説明指導 歯ブラシ 歯間ブラシによる歯周へのマッサージ法を指導 歯石沈着の原因や悪影響等を説明 食片圧入と歯周病との関係について説明 歯石の為害性及びスケーリングの必要性について説明 咬合関係 悪習癖と歯周病との関連について説明 不良補綴物 歯列不正が歯周組織に及ぼす影響について説明 遺伝性疾患と歯周病との関係について説明 初診時の口腔内写真と現状を比較して改善状態を説明し動機づけ

家庭での歯周疾患療養法について説明 ビタミンと歯周病との関連を説明し 積極的にビタミンを摂取するよう指示 繊維質 特に生野菜は口腔内清掃の効果があることを説明し 積極的に摂取するよう指示 糖尿病と歯周病が互いの疾患の悪化因子であることを説明 歯周炎とホルモンとの関連について説明 喫煙と歯周病との関連について説明 歯周病と過労 ストレスとの関連について説明 う蝕と歯周病における悪影響について説明 スケーリングの必要性と術後の管理説明 6. その他 舌ブラシと含嗽剤による舌苔の除去法について指導 口腔粘膜の清掃 刺激 マッサージについて指導 粘膜用歯ブラシを用いた舌のブラッシング指導 口腔粘膜の歯ブラシ清掃法を指導 歯ブラシによる歯肉マッサージ法を指導 チップによる歯肉マッサージ法を指導 指示頭によるマッサージ法を指導 ベッド上の口腔清掃介護 ( ガーゼ 綿花 ティッシュペーパーの活用 ) について指導 点検清掃介護 ( 特に舌側 歯頚部 ) の必要性について説明 手首支え口腔清掃介護法について指導 前支え口腔清掃介護法について指導

後ろ抱え口腔清掃介護法について指導 効果的な口腔清掃介護の基本を説明指導

Ⅱ. 義歯 項目 1. 義歯の清掃 食後の義歯清掃法を指導 残存歯の清掃について指導 旧義歯の清掃について指導 T. コンデ後の義歯の清掃についての指導 デンチャープラークの清掃の実地指導 義歯の清掃状況の確認と 残存歯のブラッシング指導 義歯の食物残渣についての清掃方法指導 義歯床 鉤部の清掃方法指導 2. 義歯の取り扱い 義歯の着脱の要領について指導 就寝時の義歯の保管方法を指導 夜間の装着が習慣となっているため 就寝前の義歯と口腔内の清掃徹底を指導 義歯を外している間は乾燥させないよう管理 装着時には口内含嗽後に装着するよう指導 総義歯の上手な使い方 ( 口を大きく開けすぎない等 ) について説明 義歯の保管方法についての指導 新製義歯の取り扱い方法について指導 3. その他 食物摂取上の注意について説明 義歯に適した食事について指導 新義歯 Set 後 軟食から徐々に慣れさせるように食事指導 義歯への慣れについて説明指導

違和感がある場合への対応説明指導 徐々に装着時間を長くするよう指導 発音についての説明指導 声を出して本を読む訓練等の指導 咬んで義歯を装着しないように指導 左右均等なバランスの取れた咬合法について説明指導 義歯の誤飲について等 注意事項の説明 粘膜の休養と義歯水中保存の指導 義歯装着後の発音 味覚 咬合の変化について説明指導 咬合習慣の指導 粘膜 顎提部の発赤 圧痛等の発生時の説明指導 義歯破損の原因 予防について指導 鉤部の清掃不良箇所の説明と直接練習 義歯に慣れるように 咀嚼 発音訓練指導 低位咬合を挙上したので 注意事項の説明指導 義歯床に対するアレルギーの説明指導 臼歯喪失後の前歯 他部位に及ぼす影響を説明 不良義歯による口腔粘膜炎症について説明指導 義歯の利点 ( 座位の耐久性向上 認知症予防等 ) について説明指導 義歯性口内炎の原因説明と義歯の衛生管理指導

Ⅲ. リハビリテーション 項目 1. 口腔環境整備能力 機械的清掃を実施することでの口腔清掃の徹底について説明し 清掃法について指導 含嗽訓練として 口唇マッサージによる口唇麻痺の軽減 含嗽訓練として 口輪筋 頬筋の強化訓練のための運動を指導 含嗽訓練として 舌筋の強化訓練のための運動を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 親指合わせ運動 指数え運動等による指の筋肉訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 手首回転運動による手首の強化訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 腕の屈伸 バーベルを持ち上げることによる腕の強化訓練を指導 歯磨き ( 義歯の着脱 清掃 ) 自律の訓練として 肩の上げ下げ運動による腕の筋肉訓練について指導 2. 摂食 嚥下機能 摂食姿勢 ( 頸部は舌背平行 体幹 股関節 膝関節の角度等 ) につ いて指導 機能に応じた摂食器具 ( 太いグリップ 曲がりスプーン等 ) の選択について指導 食内容 ( 食べる意欲を引き出す工夫等 ) 指導 口腔周囲筋のストレッチとして摂食 嚥下体操を実施し この訓練を毎食前実施するよう指導 電動歯ブラシの背の振動による頬 口唇 舌等の筋刺激訓練

流涎の減少を図るため 氷を包んだタオルによる頸部のアイスマッサージ 咽頭のアイスマッサージによる嚥下促通訓練の指導 小氷魂なめによる嚥下促通訓練の指導 咽頭部貯留の食物による咳やむせに対する対応として 空嚥下 横向き嚥下 うなずき嚥下の指導 含嗽による誤嚥防止のための咳嗽訓練 喉頭侵入 誤嚥した食物を自力で排出できるよう 腹式呼吸を併用した咳嗽訓練 フグ運動による咀嚼筋群の強化訓練 舌圧子 ( スルメ ガーゼに包んだガム等 ) を使用したカミカミ ( カチカチ ) 運動による咬筋強化訓練 咬合板を装着して前後左右運動を行い 咀嚼筋の訓練を実施 摂食時の咀嚼回数を多くすることによる咀嚼力強化について指導 手指 ( 歯ブラシの背 ) による頬筋ストレッチ訓練 頬を膨らませたりつぼめたりの運動による頬の筋ストレッチ訓練 ヒョットコ運動による口唇のストレッチ訓練 口唇を左側 右側 中央ごとにつまんだり伸ばしたりする口唇ストレッチ訓練 舌を前方 左右 上下に突き出す運動による舌ストレッチ訓練 ガーゼで舌を把持して行う舌に対するストレッチ訓練を指導 タコ運動による口腔周囲筋のストレッチ訓練

口唇閉鎖の強化のため ボタンプル運動による筋力増強訓練 口唇 頬部 オトガイ部のマッサージによる口唇閉鎖不全に対する訓練 口唇閉鎖不全に対する訓練として 手指を使った口唇閉鎖運動 口唇閉鎖の強化のため 鏡を見ながらの口唇閉鎖運動と吸綴運動による筋力増強訓練 口唇音 /p//bの反復練習 知覚 感覚改善のために 食物を与える際にスプーンで舌を押さえるようにして刺激する訓練を指導 知覚 感覚改善による食欲亢進のために 酸味の強い食物や食物を冷やして与えるよう指導 舌運動訓練としてアイス棒による軟口蓋挙上への誘発 舌の運動量の改善のため 舌尖 舌後方部の挙上 保持の訓練 舌尖を口角からできるだけ外に出す訓練 できるだけ咽頭側に伸ばす訓練による舌運動訓練 舌の機能訓練として スポット運動 回転運動 丸め 突き出し運動による指導 舌圧子で運動方向と逆方向の力を加える 舌に対する負荷運動を実施指導 口腔 鼻腔遮断不全に対する訓練として ブローイング練習 口腔 鼻腔遮断不全に対する訓練として 破裂音 /p//t//k/ の反復練習 口唇を閉鎖し口腔内圧を上昇させ 口腔 鼻腔遮断の訓練

咽頭部 軟口蓋へのアイスマッサージによる軟口蓋挙上力の強化 嚥下時の呼吸パターン学習のための嚥下パターン訓練 喉頭挙上運動の改善のため メンデルゾーン手技による訓練 食道入口部を開かせる訓練としてメンデルゾーン手技 ( 息止め嚥下等 ) を訓練 3. 構音機能 口唇 舌 顎をよく動かすことが大切であることを助言し誘導 特に食事時を利用した 話しかけ 話を聞く等の会話による介護訓練について指導 タコ運動 ヒョットコ運動 口唇マッサージを繰り返すよう指導 口輪筋のマッサージ ( モディオルスの刺激等 ) による顔面筋のマッサージ ぱ ば行 た ら行 か が行 の繰り返し発音練習 腹式呼吸 胸式呼吸による呼吸調整練習 舌の機能訓練として スポット運動 回転運動 丸め 突き出し運動による指導 飲み込み 口蓋マッサージによる軟口蓋の訓練 ストロー吹き等による口蓋帆の筋肉の機能訓練 4. 表情機能 パフォーマンス ( 笑う 喜ぶ 怒る等 ) による訓練について指導 モディオルスを中心に 咀嚼筋 表情筋 皮膚をマッサージ 温水 冷水により 皮膚や表情筋に刺激を与え 脳循環の血行を促進 表情筋機能訓練として パチクリ運動 タコ運動 フグ運動 ヒョットコ運動 いばり運動 ボタンプル運動

5. 感覚機能 舌を回転させ口腔内粘膜をなめる運動 歯をカチカチさせる運動 により知覚刺激訓練 温水 冷水の交互含嗽による知覚機能訓練 顔面皮膚への冷水 温水 マッサージによる知覚訓錬 水 ( お茶 レモン水 梅干等 ) を口腔内で回転させ 味覚を刺激する訓練を指導 ガムを噛むことによる味覚機能訓練 時間をかけて食物を味わうよう指導 6. 分泌機能 口腔乾燥予防について指導 顔面の清拭 クリーム塗布について助言 人工唾液 ( ゴマ油等 ) の適切な使用について助言 粘膜用歯ブラシを用いた耳下腺開口部および顎下腺開口部のマッサージ 香辛料や酸味料による唾液腺刺激 唾液が出るまでよくかむ訓練を繰り返し実施 唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するよう訓練として いばり運動を実施 タコ運動により唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するようトレーニング 頬筋を吸引し 頬をへこます金魚運動により 唾液腺を圧縮し唾液腺を刺激するよう訓練

7. その他 顔面体操 舌体操 首や肩の運動 発声練習等により リラクゼ ーションを促す 経口摂取がなかった ( 口腔ケアが行われていなかった等 ) ことによる口腔内過敏の除去として脱感作療法を実施 顔面頭部 頸部へアイシングによる覚醒時間延長を実施 意識レベルアップのため 蒸しタオルで顔面頸部へのマッサージを実施 頸部へのストレッチ キシリトールガム ジェルを使用して臭覚 味覚を刺激して意識レベルをアップ 意識レベルアップのため 歯ブラシ 歯間ブラシによる歯肉へのマッサージ刺激

Ⅳ. その他 項目 1. 状態説明 歯と歯肉の状況を説明し 口腔環境の改善の必要性を説明 原因菌の説明と原因除去法の指導 染め出し液によるプラークの付着状態を本人に確認してもらい プラークコントロールの必要性について説明 介護者が行う日常的口腔ケアについて説明指導 口腔内清掃への習慣づけを説明指導 口腔内の状態と定期的な検査 治療の必要性について説明 早期発見 早期治療に関しての重要性を説明 唾液分泌の減少が口腔に及ぼす影響について説明 検査の測定結果から個々の歯牙の説明 抜歯後の口腔清掃の注意点を指導 歯肉からの出血と排膿 腫脹部位の説明 歯軋りの悪影響 治療法の説明指導 疾患再発の原因説明 改善方法指導 口臭の原因説明と予防法を指導 欠損補綴の機能とその限界について説明 口腔機能障害が全身に及ぼす影響について説明 不十分な咀嚼が及ぼす全身影響について説明 休養 規則的生活 緊張不安のない精神的部分への指導 補綴物の装着状況と取り扱いについて指導 疾患の進行程度と家庭療法を指導 口唇周囲の筋力低下について説明指導 咀嚼機能の低下及び修復状態について説明指導

咀嚼の重要性について説明 口腔内 口腔外疾患からの口臭の原因を説明指導 寝たきり状態での顎位について説明指導 開口障害 閉口障害について説明指導 唾液の機能減退 味覚異常について説明指導 アフタ発症時の口腔清掃と食事について説明指導 口角炎の原因と改善方法について説明指導 口腔機能維持 回復の必要性について説明指導 呼吸器感染症などの予防について説明 顎関節および筋の機能障害について説明 改善指導 歯の欠損による機能低下および障害について説明 改善指導 顎関節および筋の機能障害について説明 改善指導 歯の欠損による機能低下および障害についての説明指導 2. 口腔ケアの理解 ( モチベーション ) POHC を実施し 爽快感を体験してもらうことにより口腔清掃の 動機付け 口腔ケアによる口腔疾患 ( 根面う蝕 歯周疾患 口腔カンジダ症 口腔乾燥 義歯性口内炎等 ) 予防の効果について説明指導 口腔ケアによる誤嚥性肺炎の効果について説明指導 口腔ケアによる口臭予防の効果について説明指導 口腔ケアによる味覚改善の効果について説明指導 口腔ケアによる摂食機能改善の効果について説明指導 口腔ケアによる発語機能改善の効果について説明指導 口腔ケアによる薬剤による歯肉増殖予防 治療についての説明指導

3. 食事指導 間食のとり方について説明し 間食後もブラッシングするよう指示 キシリトール ソルビトールなど 抗う蝕作用のある食品添加物の使用について説明 食生活 栄養バランスの重要性について指導 適切な食事形態 栄養指導 誤嚥性肺炎の予防法について指導 食事の仕方と調理方法について指導 糖尿病患者に対しての栄養指導 全身的な栄養及び健康状態と口腔疾患の説明指導 歯質の強化 形成に必要な栄養 食物摂取における指導 家庭での食生活 生活習慣の改善についての管理指導 規則正しい食生活と偏食への戒め 日常生活習慣の改善指導 咀嚼状況を加味した食事指導 食事介助と機能回復の指導 新義歯 Set 後の適切な食事形態について指導