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p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

Transcription:

数学 Ⅲ での対数 e の導入 T3 第 4 回年会於金沢工業大学岡山市立岡山後楽館高校河合伸昭一部対数数学 Ⅱ の復習 作ってみようあなただけの対数表 対数の原理の理解と記号に慣れる.A. グラフ電卓で検算しながら 次の表を完成させよう 3 4 5 6 7 8 9 0 3 4 5 6 B. 暗算で次の値を計算しよう ( ヒント A の表を活用しよう ) 6 3 3 64 3 56 6 4 8 64 5 65536 04 6 3768 048 7 6 3 8 56 9 3 5 C. マイナス マイナスはなぜプラスか考えてみよう D. 自然数の指数の計算の原則に従って 指数法則を拡張してみよう 0 の場合 負の場合 3 分数の場合. 対数の記号の導入 A. 次の式を, 対数の形で ( log の記号を用いて ) 表せ 5 =3 5 3 =5 3 - =0.5 3 0 =00 B.. 次の式を, 指数の形で ( a r の形で ) 表せ log 3=5 log 5 5=3 3 log 0.5=- 4 log 0 00= C. 次の値を求めよ log 8 log 5 5 3 log 0.5 4 log 0 000 D 次の式の x の値を求めよ log x =4 log 5 x =3 E 次の式の値を求めよ log 8 log 5 0 log 0 5 3 0 F を 0 を底とした指数で表せ - -

3. 対数の公式を作っていこう A 対数の原理を対数記号を使って 公式の形に整理してみよう対数の公式を導いてみよう x log a x y = log a = y 3 log a x n = 4 log a x y = x 5 log a = 6 log a x n = y B 底の変換公式を導いてみよう log a b = x として底を c に変換 C. 次の対数の値をグラフ電卓で求めてみよう log 3 log 5 7 log 5 7 D. 対数の値をク ラフ電卓の対数キーを使わず 求めてみよう の表から 0 = 0 4 0 0 0 これから log 0 の値を見積もる方法を考えよう ヒント -F E. 対数の性質を利用して 今まで求めた対数の値から 次の対数の値を求めてみよう log 04 log 06 log 09 log 0 0 log 0. log 05 4 なぜ 教科書の値と ほとんど同じ値が求められたのか考えてみよう - -

第二部数学 Ⅲ での対数 e の導入その e の導入 / x の積分を探る ~ そして対数は 元々自然対数だった ~. 不定積分からの疑問なぜ / x の積分だけ違うのか x n+ 数学 Ⅱ で n が 0 以上の整数の時 x n の積分はと表せることを学びました n+ 数学 Ⅲ では 負の数 分数の場合の n ( -) についても x n の積分が予想通り x n+ と表せました ところが / x の積分だけは 特別のようです n+ これがどうなるか グラフ電卓の定積分機能で調べていき増しよう. 定積分の実行 t dt まず の積分をグラフ電卓で実行しましょう 操作 内容 Y= で積分する関数 / x を入力 GRAPH で関数の描画 3 nd + CALC + 7 で Integral を選択画面下部に lowerlimit? と表示されるので定積分の下端の値 を入力画面下部に UpperLimit? と表示されるので上端の値.5 を入力 ( ここから 0.5 刻みで 0 まで ) 4 Enter で定積分実行 STAT 機能の活用内容のクリア STAT 統計機能の選択キー ClearList で List 内容のクリアを選択 (4 を押しても良い ) 3 nd + で L( 列目 ) を指定 4 Enter で L の内容の消去の実行 L,L3 も同様に消去 データの打ち込み STAT 統計機能の選択キー Edit で編集を選択 ( を押しても良い ) L に x の値 L に定積分の値を打ち込みます STAT PLOT 機能の活用次に この値をグラフ電卓のプロット機能でプロットしてみます nd + Y= STAT PLOT 機能の選択キー :Plot または Enter で :Plot を選択 ( を押しても良い ) この画面で ON を選択 ( 選択はカーソルが ON の上で点滅しているときに ENTER を押す ) 以下 Type は上段左から二番目 XList は L, YList は L Mark は左端を選択 そして画面右端の Graph を押すとデータをプロットしたグラフが表示される - 3 -

3 ク ラフの解釈このグラフを見て 生徒に意見を聞いてみます 生徒の意見 このプロットしたグラフは 一見無理関数に似ているように見えます 生徒に聞いても 無理関数を習ったばかりなので という答えが多く返ってきました 実際 係数を 4/5 とすれば ほぼ一致しているように見えます /x の数値積分のプロット y= 4 x- 同一画面に重ねたもの 5 二年の対数の授業では 太陽系の惑星の公転周期と軌道半径の間の関係すなわち ケプラーの第三法則 をグラフ電卓で確認する 君もケプラー という教材をやっています 君もケプラー では つの量の間にべき乗の関係があるときは 対数を取るとグラフが直線 ( 線形関係 ) になることを学びました ここでも それを応用してみましょう 操作 List の対数を一度に取る log( 対数キー 左側下から 4 番目 nd + ) で L( 列目 ) を指定 STO データのストア ( 格納 ) 命令 画面に矢印が表示されます L,L3 も消去 3 nd + でストア ( 格納 ) 先 L3(3 列目 ) を指定 4 Enter で実行画面に { } で L3 の内容の一部が表示同様に L の対数も L4 にストア 積分範囲 積分の値 x の対数を y の対数を の上端 L L 取った値 L3 取った値 L4 x y logx logy.5 0.405465 0.7609-0.3905.0 0.69347 0.3003-0.597.5 0.969 0.39794-0.03797 3.0.0986 0.477 0.040844 3.5.5763 0.54407 0.097869 4.0.38694 0.6006 0.4855 4.5.450408 0.653 0.649 5.0.609438 0.69097 0.06674 5.5.704748 0.74036 0.366 6.0.79760 0.7705 0.538 6.5.8780 0.89 0.76 7.0.9459 0.845 0.893 7.5.04903 0.87506 0.30454 8.0.07944 0.90309 0.37947 8.5.40066 0.994 0.33047 9.0.975 0.9544 0.34874 9.5.59 0.9777 0.3543 0.0.30585.00000 0.366-4 -

4 データの間の関係をグラフ電卓を活用して探る まず L,L の間に比例関係があるかまず視察によって 次に STAT PLOT 機能で 他の可能性も探ってみる まず視察によって 次に STAT PLOT 機能で いろいろプロットしてみると二列目と三列目すなわち L( 定積分の値 ) と L3(x の対数 ) が比例していることがわかります / x の積分は 対数関数で表されるようです 操作線形性の確認 LinReg(ax+b) 線形回帰機能 STAT カーソルを一つ右へ移動 CALC へ 4.LinReg(ax+b) LinReg(ax+b) 線形回帰機能を選択 3 ENTER で実行 ( またはすぐ 4 を押し ENTER) 画面に LinReg(ax+b) と表示されるので 4 nd + +, で L( 列目 ) を指定 5 nd + で L3(3 列目 ) を指定 6 ENTER で実行 ( またはすぐ 4 を押し ENTER) 画面に LinReg(ax+b) a と b の値が表示される y=.30585log0 x * グラフ電卓を使うというと 数学的な思考力が育たないとよく言う人がいますが それはきちんと使ったことのない グラフ電卓の可能性を理解していない人が思いこみでいっているようです グラフ電卓を有効に使えば 数学を築き上げたような天才たちが何年も掛けて 作り上げてきたことを自分で再発見できるのです これは歴史的にはベルギーの神父 Gregory.St.Vincent が 647 に出版した本の中で 直角双曲線の横座標が幾何数列的に増加するならその座標によって裁断された表面の面積は算術数列的に増加する と述べたものを再発見したことになります 5. なぜか数学的探求発見だけでなく その理由をこれまで 学習したことを活用し 考えていくことが数学の学習活動では大切です ここでは対数の性質と定積分の性質を復習しながら上で発見した事実を より簡単な形に変形してから考えてみましょう それでは なぜ / x の積分が対数関数で表されるのでしょう? 第一部でで 強調した対数の性質は 掛け算が足し算になるというものでした ということは / x の積分がその性質を持っていると言うことなのでしょうか? これを 積分の形で表すと x dx= a x dx + b x dx a で 積分の基本的性質から x dx= x dx + a x dx は成り立 b ちますから d x= が成り立つということです x a x dx - 5 -

秘密は反比例の性質ここで y=/x のグラフについて 思い出してみましょう これは 小学校で正比例とともに習った反比例のグラフです ( 今では中学校で出てくるようです ) 正比例は 中学校では直線となり 関数とグラフの主役だったのが 反比例は 小学校以来数 Ⅲ まで 全然お目にかかりませんでした しかし つの量の間の関係のもっとも基本的なものに変わりありません これと定積分 すなわち y = / x と と x 軸との間の面積を結びつけるとき 反比例の性質 横軸の長さが a 倍になると対応する高さが /a になるという事が鍵のようです 次のグラフで ~ ~4 ~3 3~9 のそれぞれの積分区間に分割した y = / x と x 軸との間の面積を下から 長方形で近似したものをよく見比べてみましょう 3 6 x dx 6 dx x dx dx 3 x x グラフを見比べて なぜ / x の定積分が 対数の性質を持つのか見当がついたでしょうか きちんと数学的には 区分求積の考え方を使う事になります 長方形での近似を上と下から行い Σ の式で表し 極限を取れば 等しいことが示せます 最近の教科書では 区分求積は理解しにくいと言うことで 積分はもっぱら微分の逆演算で導入しています しかし こういう必然性のあるところで導入すれば その意義大切さも理解できるのではないでしょうか また 置換積分を学習した後で見直せば 単なる置換積分の練習問題です 6. 自然対数の底 e の導入 /x の定積分が 対数の性質を持つということは もちろん 一般の反比例 y =/ax の定積分も対数の性質を持つということです したがって 反比例の中でも最も基本的な /x の積分は 対数で表せるにしても よけいな定数がつかず log a x というシンプルな形に表されるべきではないでしょうか? 常用対数の底 0 というのは 我々が 0 進数を用いているからで 人工的な数です 対数関数については /x の積分が log a x と表せる数 a の方がずっと本質的で 自然な数と考えられます そこで この a の値をどう決めるべきか計算してみましょう 表の L= log a x, とおくと, より L/L3 の値は 約.30 で L3= log0 x ですからしたがって log a x.30 log0 x 左辺に底の変換公式を使うと log0 x /.30.30 log0 x よって log0 a これから a 0 log0 a.30 この値をグラフ電卓で求めると a.7897 となります 小数点以下第六位までの正確な値.30585 を用いれば a.7889 です 定積分計算の精度を上げたときの a の極限の値 ( 高校では存在するとして ) こそが /x の積分が log a x と対数で表されるときの底の値ということになります この値を自然対数の底といい e で表すわけです 積分の逆演算は微分ですから このように決めた e を底とする d( log 対数関数 log e x を微分すると /x になるはずです すなわち ex) = です dx x この e が教科書の定義の式と 同じであることは 微分の定義の式からわかります 参考文献 数の大航海 志賀浩二日本評論社 - 6 -