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EU、製品包装容量・サイズ規制を緩和

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政策課題分析シリーズ16(付注)

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

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再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

第14章 国民年金 

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

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(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

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問題の背景 高齢者を取り巻く状況の変化 少子高齢化の急速な進展 2015 年までの労働力人口の減少 厚生年金の支給開始年齢の段階的引き上げ 少なくとも 年金開始年齢までは働くことのできる 社会 制度づくり ( 企業への負担 ) 会社にとっての問題点 そしてベストな対策対策が必要に!! 2

農業法人等における雇用に関する調査結果

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申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

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労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

D-1-1 手続きは 傷病手当金は 病気休業中の健康保険加入者とその家族の生活を保障するための制度 で 被保険者が病気や業務外のけがのために働くことができず 事業主(会社)から給与 が受けられない場合に支給されます 手続き 傷病手当金の請求には 療養の事実についての担当医師の証明と 休業期間中の賃金

LEC 東京リーガルマインド 無断複製 頒布を禁じます 2019 年版出る順社労士必修基本書の補正 (2019/6/7 現在 ) 2019 年版出る順社労士必修基本書 におきまして不適切な記載及び法改正により変更となった記載がありましたので 次のとおり補正させていただきます お手数をおかけいたします

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

国民健康保険料の減額・減免等

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H30情報表紙 (H30年度)

目次 1. はじめに 労働の免除並びに労働しない場合の報酬について 経済的補助 産休からの復帰... 1 (1) 雇用契約から逸脱した雇用... 2 (2) 賃金の改定... 2 (3) 職種に関する変更... 2 (4) 労働時間に関する変更 -パー

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

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筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

12 ページ, 図表 ,930 円 保険料納付済月数 + 全額免除月数 1/2+4 分の 3 免除月数 5/8+ 半額免除月数 3/4+4 分の 1 免除月数 7/8 ( 出所 ) 厚生労働省 老齢年金ガイド平成 2730 年度版 より筆者作成 40 年 ( 加入可能年数

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

2016年 弾丸メールセミナー № 36回 雇用保険法 育児休業給付金

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

休暇

労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

退職後の健康保険制度について 退職後は 以下の3つの選択肢の中からご自分が加入する制度を選ぶことになります 必ずしもヤマトグルー プ健康保険組合の任意継続に加入する必要はありません 月々の保険料や加入条件等をよく比較して ご自身に 合った健康保険を選択してください A ご家族の扶養に入る B 国民健

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

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育児休業等が取得できる有期契約労働者の範囲変更等 育児 介護休業法情報 いよいよ改正育児 介護休業法の施行が来年 1 月に迫ってきました 今回の改正では 介護休業の分割取得や 子の看護休暇および介護休暇の半日単位での取得等が注目を集めていますが その他にも育児休業や介護休業 ( 以下 育児休業等 と

中小企業の退職金制度への ご提案について

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留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

年金・社会保険セミナー

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

国民年金

テキスト 3 キャリアカウンセリングの理論 Ⅰ キャリアカウンセリングに関するな理論主要 P17 テキスト 4 アセスメント / キャリア情報 目次構成巻末資料 p81 巻末資料 p79 目次 2 米国におけるキャリア情報 71 参考 引用文献 巻末資料 81 索引 ----

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

日チェコ改正議定書説明会資料

01 公的年金の受給状況

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

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( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

労災年金のスライド

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目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

(1) 学校等の卒業証明書 (2) 生年月日を証明する書類 ( 免許証等公的機関が発行する証明書 なお 卒業証明書に生年月日が記載されている場合は 省略できる ) 3 要綱第 9 条第 2 項第 1 号イに該当する労働者を雇用した場合は 次の各号いずれかの書類を提出するものとする (1) 雇用保険受

例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

資格取得( 認定日 ) 出生 離職 婚姻 離婚 1カ月以内の届出 出生日 喪失日から 市区町村受理日 1カ月を越えた届出 出生日 健康保険組合受付日 被扶養者の範囲被扶養者となるためには 主として被保険者の収入によって生活していることが必要です 扶養の程度の基準としては 被扶養者となる人の年間収入が

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年金・社会保険セミナー

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2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

高年齢継続被保険者に対する求職者給付

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2/5 ヘ ーシ Q1. 年金通算とは何ですか? A. これまで各企業や基金では 加入者の老後の安定の一助となるよう さまざまな年金制度をつくり運営してきました しかし 従来の終身雇用を前提とした制度では 現代のライフスタイルに対応することが難しくなってきています 転職など雇用の流動化に対応し これ

Transcription:

フランスの失業保険制度 2009 年 6 月 15 日 フランスの失業手当制度 雇用復帰支援手当 (ARE) Allocation d aide au retour à l emploi 失業保険制度 Régime d assurance chômage 再就職支援特定手当 (ASR) Allocation spécifique de reclassement 再就職補償手当 Indemnité différentielle de reclassement 失業手当制度 Indemnisation chômage 連帯制度 Régime de solidarité 特定連帯手当 (ASS) Allocation de solidarité spécifique 失業保険制度 o 雇用復帰支援手当 (ARE) o 再就職支援特定手当 (ASR) o 再就職補償手当 連帯制度 - 特定連帯手当 (ASS) その他 失業保険制度 (Régime d'assurance chômage) 雇用復帰支援手当 (Allocation d'aide au retour à l'emploi ARE) 根拠法令 労働法典第 L.5422-1 条 他 被保険者 原則として 15 歳以上 60 歳未満の被雇用者

受給要件 非自発的な失業者である a. 解雇や経済的理由による雇用契約の解除 b. 有期雇用契約の期間満了 c. 例外 : 配偶者の転職に伴う引越しなど 特別な事情による自発的失業者や 自発的に退職したものの 再就職が予想より困難であるため 短期就労をしたり 職業訓練を受けるなど 就労意欲があるとみなされる者などは 給付対象者となる 失業保険制度に一定期間加入していた a. 50 歳未満 : 離職直前 28 カ月の間に 4 カ月以上 (122 日間あるいは 610 時間 ) 加入していた者 b. 50 歳以上 : 離職直前 36 カ月の間に 4 カ月以上 (122 日間あるいは 610 時間 ) 加入していた者 c. 例外 :ARE を受けたのちに再就職し 12 カ月以内に再び失業した場合 必要最低加入期間は 6 カ月 (182 日間あるいは 910 時間 ) となる 公共職業安定所に求職者として登録しているか パーソナライズド雇用促進計画 (PPAE) 1 に登録された職業訓練に参加している 積極的に求職活動を行う者 雇用促進機関から提案される就職先や職業訓練を 正当な理由なく 2 回以上断ることはできない 2 ただし 2009 年に 56 歳半 2010 年に 58 歳の誕生日を迎える者や 2011 年に 60 歳以上になる者の求職活動は 申請により 免除される 60 歳未満である ただし 満額老齢年金受給のための拠出期間 ( 原則 160 四半期 ) を終了していない場合は 65 歳まで延長が可能 就労し得る能力を有する フランス居住者 給付水準 給付日額は 離職前の月収および勤務形態 ( フルタイム パートタイムなど ) に基づいて算定され 比例部分 ( 準拠賃金日額の 40.4%) と固定部分 (10.93 ユーロ ) の総額 ( 7 月 1 日時点 ) である 総額の下限は準拠賃金日額の 57.4% あるいは 26.66 ユーロで 上限は準拠賃金日額の 75% である < フルタイム労働者の場合 > 離職前の月収給付額 ( 日額 ) 1,066 未満課税前賃金 ( 月収 30 日 ) の 75% 1,066 以上 1,168 未満 26.66 の定額 ( 月額換算では 799.80) 1,168 以上 1,928 未満課税前賃金 ( 月収 30 日 ) の 40.4%+ 10.93 1,928 以上 11,092 未満課税前賃金 ( 月収 30 日 ) の 57.4% 給付期間 原則として 失業保険制度の加入期間と同期間就労 1 日に対し 失業手当は 1 日給付されるが ( 労働法第 5422-1 条 09 年 3 月 27 日 ) 最短 最長期間は年齢によって異なる : a. 50 歳未満 : 最短 4 カ月間 (122 日間 ) 最長 2 年間 (730 日間 ) b. 50 歳以上 : 最短 4 カ月間 (122 日間 ) 最長 3 年間 (1,095 日間 ) c. 例外 : 満額老齢年金受給のための拠出期間 ( 原則 160 四半期 ) を終了していない 60 歳以上の求職者の給付期間は 65 歳まで延長され 一方 政府や地方自治体が実施する有給職業訓練を受けている求職者の給付期間は短縮される 財源 労使拠出の保険料および政府助成金保険料率は総賃金の 6.4%( 使用者は給与の 4.0% 被保険者は 2.4% を負担する )(2009 年 2 月 19 日時点 )

管理運営機構 公共職業安定所 (Pôle emploi) 再就職支援特定手当 (Allocation spécifique de reclassement ASR) 根拠法令 労働法典第 L.1233-65 条 他 被保険者 原則として 15 歳以上 60 歳未満の被雇用者 給付対象者 個別職業斡旋協定 (CRP) 3 に同意した被雇用者 受給要件 ARE の受給権を有するフランス居住者であって 就労し得る能力を有する 同一雇用主の下で 2 年以上の勤続年数を有するただし 勤続年数が 2 年以下でも 前者の要件を満たす場合に限り 一定条件下で CRP を受けることができ ASR が給付される 給付水準 1~8 カ月目までは 準拠賃金日額の 80% 9~12 カ月目までは 準拠賃金日額の 70% 例外として 勤続年数が 2 年以下の者には ARE を選択すれば給付されたであろう金額と同額が 給付される 給付期間 最長 12 カ月間ただし 勤続年数が 2 年以下の者には ARE を選択すれば受けられたであろう期間と同期間給付される 財源 政府助成金 元雇用主から徴収した訓練費および 2 カ月分の賃金 管理運営機構

公共職業安定所 再就職補償手当 (Indemnité différentielle de reclassement) 根拠法令 労働法典第 L.1233-65 条 他 被保険者 原則として 15 歳以上 60 歳未満の被雇用者 給付対象者 ASR 受給者 受給要件 2 年以上の勤続年数を有する CRP 終了前に再就職する 再就職後の収入が前職の収入を 15% 以上下回る 給付水準 準拠賃金日額の 30 倍から 再就職後の基本月収を差し引いた額 ただし 上限は ASR の残余総額の 50% 給付期間 最長 12 カ月 (ARE 受給期間満了まで ) 財源 政府助成金 元雇用主から徴収した訓練費および 2 カ月分の賃金 管理運営機構 公共職業安定所

連帯制度 (Régime de solidarité) 特定連帯手当 (Allocation de solidarité spécifique ASS) 根拠法令 労働法典第 L.5421-1 条 他 給付対象者 ASS を自発的に選択した 50 歳以上の ARE 対象者 ARE の受給期間あるいは職業訓練を終えた長期失業者 特定職種 : 賃金労働者ではない芸術家 漁業従事者 臨時港湾労働者 受給要件 積極的に求職活動を行い 就労し得る能力を有す者 ( 妊婦や病人は含まれない ) あるいは 55 歳以上の求職活動免除者 直近 10 年間のうち 5 年間就労していた者 ただし 育児休暇を取得していた場合は 就業年数を 3 年間まで短縮できる 失業保険手当を申請した時点で 家族扶養手当および住宅手当を除く月収が 下記の額を上回らない求職者 ( 7 月時点 ): a. 単身者世帯 :1,047.20 ユーロ (ASS 日額の 70 倍未満 ) b. 夫婦やカップル世帯 :1,645.60 ユーロ (ASS 日額の 110 倍未満 ) 年齢制限 : a. 65 歳以下であること b. 60 歳以上である場合 満額老齢年金受給のための拠出期間 ( 原則 160 四半期 ) が終了していること 給付水準 月収および世帯構成人数による < 単身者 > (2009 年 1 月時点 ) 月収 給付額 598.40 未満 448.80 598.40~ 1,047.20 未満 1,047.20 と収入の差額 1,047.20 以上 0 < 夫婦 カップル> (2009 年 1 月時点 ) 月収 給付額 1,196.80 未満 448.80(1 人当たり ) 1,196.80~ 1,645.60 未満 1,645.60 と収入の差額 1,645.60 以上 0

給付期間 原則として 6 カ月間 6 カ月ごとに 積極的な求職活動が行われ 収入制限を含む受給要件が満たされているか否かの認定審査がある 満たされている場合は給付期間が更新され 6 カ月間延長となる ただし 55 歳以上の求職活動免除者に限り 認定審査は年に 1 度実施される 被保険者が受給要件を満たす限り 満額老齢年金受給のための拠出期間 ( 原則 160 四半期 ) を終える 60 歳まで ASS は給付される 財源 全額国庫負担 管理運営機構 規則制定などの制度管理は政府が 事業の管理運営は公共職業安定所が行う その他 失業者と求職者の定義 失業者とは (1) 15 歳以上であり (2) 直近の 1 週間は仕事に就いていない 又は収入を伴う仕事に従事しておらず (3) 積極的な求職活動を行い かつ (4) 2 週間以内に就労可能な者をいう 失業者の統計調査は国立統計経済研究所 (INSEE) により フランス在住者 7 万 5,000 人を対象に行われ 四半期ごとに発表されている ILO 定義 15~64 歳の失業と雇用 ( 単位 : 人 %) 2007 年 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 * フランス本土 失業者数 2,084,000-2,027,000 2,035,000 2,197,000 失業率 7.5% 7.2% 7.2% 7.3% 7.8% 就労者数 25,880,000-26,010,000 25,999,000 26,047,000 就業率 64.7% 65.0% 64.9% 64.9% 65.0% 労働力人口 27,964,000-28,037,000 28,034,000 28,243,000 労働力率 69.9% 70.1% 70.1% 70.0% 70.5% フランス全土 失業率 7.9% 7.6% 7.6% 7.7% 8.2% * : 暫定数値出典 :INSEE 一方 求職者とは 公共職業安定所 (Pôle emploi) に登録しているすべての者を指し 必ずしも失業者であるとは限らない 求職者は次の 5 つのカテゴリーに分類され その人数は 労働 社会関係 家族 連帯 都市省の調査統計局 (DARES) より毎月発表されている

カテゴリー A: 仕事に就いていない 又は収入を伴う仕事に従事しておらず 積極的な求職活動を要する者 カテゴリー B: 直近の1カ月間の就労時間が 78 時間以下で 積極的な求職活動を要する者 カテゴリー C: 直近の1カ月間の就労時間が 79 時間以上で 積極的な求職活動を要する者 カテゴリー D: インターンシップ中 職業訓練中 療養中などの理由により 積極的な求職活動が免除されている者 カテゴリー E: 就業中であるため 積極的な求職活動が免除されている者 四半期末の求職者数 ( 単位 : 人 ) 2007 年 Q4 末 Q1 末 Q2 末 Q3 末 Q4 末 フランス本土 カテゴリー A 2,010,600 2,004,300 2,009,000 2,058,100 2,204,500 カテゴリー B 452,300 453,900 459,700 462,400 466,100 カテゴリー C 621,400 612,800 594,200 581,000 565,200 カテゴリー D 171,000 176,800 173,400 177,100 186,500 カテゴリー E 227,700 224,800 222,500 223,100 225,500 カテゴリー B C 1,073,700 1,066,700 1,053,900 1,043,400 1,031,300 カテゴリー A B C 3,084,300 3,071,000 3,062,900 3,101,500 3,235,800 全カテゴリー 3,483,000 3,472,600 3,458,800 3,501,700 3,647,800 全土 カテゴリー A B C 3,275,500 3,263,200 3,257,500 3,298,600 3,438,400 2009 年 1 月 2009 年 2 月 2009 年 3 月 フランス本土カテゴリー A 2,304,900 2,384,800 2,448,200 カテゴリー B 461,900 467,400 482,200 カテゴリー C 556,100 551,500 550,300 カテゴリー D 187,300 190,900 192,200 カテゴリー E 226,100 225,600 226,700 カテゴリー B C 1,018,000 1,018,900 1,032,500 カテゴリー A B C 3,322,900 3,403,700 3,480,700 全カテゴリー 3,736,300 3,820,200 3,899,600 全土 カテゴリー A B C 3,523,800 3,604,700 3,688,000 出典 : 労働 社会関係 家族 連帯 都市省の調査統計局 (DARES) Pôle emploi 失業手当受給者数とカバー率 フランスの場合 失業手当は 求職者 を募る公共職業安定所が給付しているため 失業手当の支給率の母数は 失業者 ではなく 求職者 である 2009 年 2 月末時点で 失業手当を受け取った求職者数は 189 万 4,500 人になり ( 前月比 1.5% 増 前年同月比 12.4% 増 ) 公共職業安定所に登録している全求職者の 49.6% を占めた ( 前月比 0.4 ポイント減 前年同月比 1.2 ポイント増 ) また カテゴリー A B C に属する求職者および求職活動が免除されている求職者のうち 失業手当を受け取った人の割合は 59.7% であった ( 前月比 0.6 ポイント減 前年同月比 0.2 ポイント増 )

失業手当受給者の割合 ( 単位 :%) 出典 : Pôle emploi 失業手当受給者数 ( 単位 : 千人 %) ( 季節調整値 ) 2 月 * 2009 年 1 月 ** 2009 年 2 月 ** 前月比 前年同月比 フランス本土 カテゴリー A~E の求職者数 ( 有給職業訓練を受けている者を除く ) 1,684.9 1,866.6 1,894.5 +1.5% +12.4% 失業保険制度受給者数 1,448.3 1,645.6 1,675.4 +1.8% +15.7% 連帯制度受給者数 236.6 221.0 219.2-0.8% -7.4% 失業手当の求職者受給率 48.4 50.0 49.6-0.4pt +1.2pt 失業保険制度受給率 41.6 44.0 43.9-0.2pt +2.2pt 連帯制度受給率 6.8 5.9 5.7-0.2pt -1.1pt 求職活動免除者かつ手当受給者数 375.2 348.7 345.6-0.9% -7.9% 失業手当の受給率 ( 求職活動免除者を含む ) 59.6 60.3 59.7-0.6pt +0.2pt * : 略最終的数値 ** : 暫定数値出典 : Pôle emploi 失業保険制度受給率 47.7 49.8 49.5-0.3pt +1.7pt 連帯制度受給率 11.9 10.6 10.3-0.3pt -1.6pt

1 < パーソナライズド雇用促進計画 (Projet personnalisé d'accès à l'emploi PPAE)> 求職者と公共職業安定所のカウンセラーが共に立てる就職計画 求職者の学歴 資格 技能 職業経験 家庭事情 ( 例えば子供の有無 ) 通勤の状況( 自宅からの通勤圏の決定や転勤の可能性 ) 居住する地域の雇用情勢 求職者の希望( 勤務地や賃金 職種 ) などを考慮し 再就職に相応しい業界 職種 雇用形態 穏当な就職先を定義する その上で 必要な職業訓練など 再就職に向けた活動方針計画を策定する さらに求職者とカウンセラーの面談を定期的に実施し 必要に応じて計画を柔軟に修正 更新する PPAEの職業訓練活動や面談に参加しない求職者は 公共職業安定所の求職者リストから削除され 失業手当が受給できなくなる 2 < 正当な理由なくして2 回以上断ることのできない穏当な就職先の定義 > 積極的な求職活動を行っている求職者は 以下の条件を満たす就職先を正当な理由なくして2 回以上断ることはできない : 離職から3カ月以上経過している求職者 : 求職者の学歴 資格 職業経験を考慮し 離職前の給与の 95% 以上を支給する就職先 離職から6カ月以上経過している求職者 : 求職者の学歴 資格 職業経験を考慮し 通勤時間が1 時間以内あるいは自宅から 30km 以内に位置し 離職前の給与の 85% 以上を支給する就職先 離職から1 年以上経過している求職者 : 求職者の学歴 資格 職業経験を考慮し 受給する失業手当以上の給与を支給する就職先正当な理由なく就職先を断る求職者の失業手当は減額されるか 給付は一時的に停止される 3 < 個別職業斡旋協定 (Convention de reclassement personnalisé CRP)> 従業員数 1,000 人未満の雇用主が整理解雇を行う場合 雇用主には個別職業斡旋協定 (CRP) と呼ばれる再就職支援措置を被雇用者に提供する義務がある ( 労働法典第 L.1233-71 条 ) CRPを受け入れるか否かの選択権は 被雇用者にある 被雇用者がCRPを受け入れた場合 AREの代わりに再就職支援特定手当 (ASR) が失業手当として給付され 被雇用者は求職活動以外の活動を禁じられ 雇用促進機関との面談やセミナーなどに参加する義務が課せられる 被雇用者は事前総合評価を受けた後 以下が含まれるパーソナライズド再就職活動計画 (PARP) に従った再就職活動をフルタイムで行う :1 能力査定 2 再就職から6カ月が経過するまでのカウンセリング 3 社会的 心理的支援措置 4 地域の労働市場の状況を考慮に入れた指導措置 5 採用面接の準備 履歴書の作成 就職活動のテクニックなどの支援措置 6 被雇用者の職業経験を考慮に入れた職業訓練措置