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試薬の構成 1 Capture Antibody (200 倍 ) 2 Detection Antibody (200 倍 ) 3 Standard 4 Avidin - HRP (1000 倍 ) 5 Instruction Sheet 6 ロット専用の取扱い説明書 準備する必要のある試薬 器具 マイクロウエルプレート : 96-well Nunc MaxiSorp TM を推奨します マイクロプレートリーダー 450nm 可変式ピペット 2μL~1mL イオン交換水 コーティングバッファー : 8.4 g NaHCO 3 3.56 g Na 2 CO 3 add DI H 2 O to 1.0 L ph to 9.5 (BioLegend Cat. No. 421701をご使用ください ) 製品によっては 異なるpHのコーティングバッファーを調整する場合もございます 各製品プロトコルをご確認ください Assay Diluent: 10% Fetal Bovine Serum or 1% BSA in Phosphate-Buffered Saline (PBS) (BioLegend Cat. No. 421201 をご使用ください PBS (Phosphate-Buffered Saline) : 8.0 g NaCl 1.16 g Na 2 HPO 4 0.2 g KH 2 PO 4 0.2 g KCl 1 Lのイオン交換水で溶解 ph to 7.4 0.2μmでフィルトレーションウォッシュバッファー (PBS + 0.05% Tween-20 ph7.4) BioLegend Cat. No. 421601をご使用ください TMB Substrate Solution BioLegend Cat. No. 421101をご使用ください ウォッシュボトルもしくはマイクロプレートウォッシャー ストップソリューション (2N H 2 SO 4 ) 両対数方眼紙もしくはデータ解析用ソフトウエア スタンダードの希釈に用いるチューブ タイマー プレートシーラー 紙タオル 保存条件 未開封のキット試薬は 4 で保管します 有効期限の過ぎたキットは使用しないで下さい 凍結乾燥スタンダードは 1 倍のアッセイダイリューエントで溶解し ポリプロピレンチューブに小分けし -70 で 1 か月まで保管することができます 解凍再凍結は避けてください 全ての試薬は使用する前に室温 (18~25 ) に戻してください アッセイが終了後は全ての試薬は規定の保存条件で保管してください 1

ヘルスハザード注意 1. 試薬に含まれる防腐剤は 誤飲 吸入 経皮吸収により有害である可能性があります 詳しくは MSDS をオンラインでご参照ください (www.biolegend.com/support/#msds) 2. 血清および血漿の取り扱いは NCCLS レギュレーションに従い 血液を介した感染の可能性を避けてください 3. ストップソリューションは 2N 硫酸です 目 手 顔の保護をして下さい 4. 実験終了後はプレートを廃棄する前に大量の水で洗い流して下さい サンプルの採取と取扱い被検サンプルは溶血していないクリアなものをご使用ください 未知のサンプルの場合は可能な限り 最適な希釈倍率を決めるために複数の希釈したサンプルを事前に測定してください 細胞培養上清必要に応じてすべてのサンプルを遠心してデブリスを除いてください サンプルの保管は - 20 を推奨します 凍結融解は避けてください 血清血清分離用チューブを用いて 30 分以上凝固した後 1,000 G で 10 分間 遠心して下さい 血清分離後は速やかにアッセイするか -20 で保管してください 凍結融解は避けてください 血漿抗凝固剤はクエン酸塩 ヘパリン EDTA 入り採血管を用いてください 採血後 30 分以内に 1,000 G で 10 分間 遠心し血漿を分離して下さい 分離後は速やかにアッセイするか -20 で保管してください 凍結融解は避けてください 試薬およびサンプルの準備異なるキットやロットの試薬を一緒に使用しないでください メーカーの異なる試薬 抗体も本キットと一緒に使用することは避けてください 全ての試薬は使用する直前に調製してください 1. 200 の pre-titrated Caputure Antibody は Coating Buffer で希釈します 1 プレートに 60μL の 1 Caputure Antibody 11.94mL の 1 Coating Buffer を用います 2. 凍結乾燥のバイアルは陰圧になっています 凍結乾燥の Standared は 0.2mL の Assay Diluent で溶解します 室温で 15 分間置いた後 穏やかに混和します 3. ロット専用の取扱い説明書に従い Standard のストックソリューションを Assay Diluent で指定の濃度にします 2

4. ビオチン標識 Detection Antibody を Assay Diluent で 200 倍に希釈します 1 プレートに 60μL の 1 Detection Antibody 11.94mL の Assay Diluent を用います 5. 1000 Avidin - HRP を Assay Diluent で 1000 倍に希釈します 1 プレートに を用います 12μL の 1000 Avidin - HRP 11.99mL の Assay Diluent 6. TMB Substrate Solution の他 準備する必要のある試薬 器具 であげた必要な試薬を準備してください 操作手順アジ化ナトリウムは Horseradish-peroxidase の活性を阻害するため 全てのソリューションにアジ化ナトリウムを使用できません 1. ELISA 測定の前日に 試薬およびサンプルの準備 のとおり Caputure Antibody は Coating Buffer で希釈します 全てのウエルに希釈した 100μL の Coating Buffer を加え プレートにシールしてから 4 でオーバーナイト (16~18 時間 ) 置きます 製品ごとに指定された ph のコーティングバッファーをご使用ください 2. 全ての試薬は使用前に室温に戻してから使用してください スタンダードおよびサンプルは 2 重もしくは 3 重測定を強く推奨します 検量線はアッセイ毎に設定してください 3. Wash Buffer 300μL/ ウエルで 4 回洗浄し ペータータオルの上で上下に叩いて完全に残渣を除きます 各ステップの洗浄操作はいずれも同様に行います 4. 非特異反応をブロックしバックグランドを下げるため 各ウエルに 200μL の Assay Diluent を加えます 5. プレートをシールし室温 1 時間 プレートシャーカーで 200rpm 振盪します 6. ブロッキング中に必要ならサンプルおよびスタンダードの希釈を行います 7. スタンダードストックソリューションに Assay Diluent を加え希釈したものを準備します ( ロット専用の取扱い説明書 に従ってください ) さらに 6 本のチューブに Assay Diluent を加えておき 図の様に希釈列を作成します Assay Diluent のみをゼロスタンダードとします 3

8. Wash Buffer 300μL/ ウエルで 4 回洗浄します 9. 所定のウエルに 100μL のスタンダードおよびサンプルを加えます サンプルの希釈が必要な場合は事前に Assay Diluent で希釈します 10. プレートシーラでプレートをシールし 室温で 2 時間振盪します 11. プレート内の溶液を捨て ステップ 3 と同様に洗浄を 4 回します 12. 100μL の Detection Antibody solution をそれぞれのウエルに加え プレートにシールしてから振盪しながら室温で 1 時間インキュベーションします 13. プレート内の溶液を捨て ステップ 3 と同様に洗浄を 4 回します 14. 100μL の Avidin - HRP solution をそれぞれのウエルに加え プレートにシールしてから振盪しながら室温で 30 分間インキュベーションします 15. プレート内の溶液を捨て ステップ 3 と同様に洗浄を 5 回します 16. 100μL の直前に調製した TMB Substrate をそれぞれのウエルに加え 暗所で 15~30 分間インキュベーションします 被検タンパク量に応じて青色に変わります このステップではプレートにシールは必要ありません インキュベート時間は 各製品プロトコルをご確認ください 17. 100μL の Stop solution をそれぞれのウエルに加え 反応を止めます ウエルの色は青から黄色に変わります 18. 30 分以内に 450nm で吸光度を計測します 570nm も計測可能な場合は 570nm の吸光度から 450nm の吸光度の差分を取ることができます * 最適なSubstrateのインキュベーション時間はラボのコンディションに また最適な測定レンジは ELISA プレートリーダによります 結果の計算結果の計算は5もしくは4パラメーターロジスティクスカーブフィッティングアルゴリズムソフトウエアを使用するのが便利です 適当なソフトウエアが無くても両対数方眼紙を用いてサンプルの濃度を決めることができます 2 重もしくは3 重測定のスタンダード コントロール サンプルのそれぞれのセットで吸光度の平均を決めます 両対数方眼紙の横軸にサイトカイン濃度を縦軸に吸光度を用いてスタンダードポイントをプロットし 検量線を作成します 被検サンプルのタンパク質濃度は 吸光度の平均値を検量線上の交点から求めます 希釈したサンプルの場合は希釈倍数に応じて補正します 被検サンプルの吸光度値が検量線の直線性の範囲を超えた場合は希釈倍数を見直して再測定することが必要です 参考データ検量線はアッセイ毎に作成してください 下記の検量線は説明用の参考データです 4

操作手順の要約 1. プレートに 100μL Caputure 抗体のコート 4 overnight 2. 洗浄 4 回 200μL 1 Assay Diluent 室温 1 時間振盪 3. 洗浄 4 回 100μL 希釈したスタンダード サンプル 室温 2 時間振盪 4. 洗浄 4 回 100μL Detection Antibody solution 室温 1 時間振盪 5. 洗浄 4 回 100μL Avidin HRP A solution 室温 30 分間振盪 6. 洗浄 5 回 100μL TMB solution 室温暗所 15~30 分間 7. 100μL Stop solution 8. 吸光度測定 450nm および 570nm 5

Troubleshooting Guide : 問題推定原因解決方法 バックグランドが高い シグナルが無い スタンダードカーブのシグナルが低い 弱い スタンダードカーブのシグナルがサチレーションしている バックグランドのウエルにコンタミネーションが生じた 使用試薬中の内因性たんぱく質の影響や阻害 不十分な洗浄 TMB Substrate Solution のコンタミ ディテクション抗体の入れ間違いもしくは入れ忘れ Avidin-HRPの入れ忘れ Substrate Solutionの入れ忘れ Wash bufferにアジ化 Naが添加されている スタンダードの不完全な溶解もしくは不適切な保存 使用試薬の濃度間違い インキュベーション中の不適切な温度 タイミング 振盪スタンダードの溶解量の間違い プレートのインキュベーション時間の超過ディテクション抗体のインキュベーション時間が長すぎる Avidin-HRP のインキュベーション時間が長すぎる Substrate Solution のインキュベーション時間が長すぎる 適切にシーラーを用いてウエル間のコンタミネーションを回避してください マルチチャンネルピペットはプレートに触れずに使用してください 構成試薬のクロスリアクションの確認 ( 例 : インターロイキンモディファイド組織培養液 ) 洗浄回数の増加 基質溶液を加える前のウォッシュバッファーに漬け込み時間の増加 TMB Substrate Solution はウエルに加える前は透明で着色されていません 基質溶液を用いるコンテナーは洗浄したものを使用してください 適切なディテクション抗体を加えて下さい プロトコールに従い Avidin-HRP を加えてください Substrate Solution を加えてください アジ化 Naを添加したWash bufferは使用できません プロトコールに従いスタンダードを溶解してください 溶解後のスタンダードは適切なバイアルを用いて -70 で保管してください ピペッティングエラーや試薬量を確認してください アッセイコンディションを確認してください 凍結乾燥のスタンダードはプロトコールに従い規定の容量の溶液で溶解する インキュベーション時間の減少 ディテクション抗体のインキュベーション時間の減少 Avidin-HRP のインキュベーション時間の減少 Substrate Solution のインキュベーション時間の減少 6

問題推定原因解決方法 サンプルの測定値が測定レンジ外 サンプルおよびスタンダードの測定値のバラツキ サンプルの入れ忘れもしくは検出感度以下 サンプル中の解析対象の濃度が検量線の範囲を超えているマルチチャンネルピペッターの故障 プレート洗浄が不適切もしくは不均一 サンプルが均一で無い サンプルに多くの微粒子状物質の存在 プレートの振盪不足 ウエル間のコンタミネーション サンプルが測定感度以下の場合はサンプル量を増やして再測定してください プロトコールの改変についてはテクニカルサポートにご確認ください サンプルを希釈して再測定してください キャリブレーションしてください ピペットチップがしっかりと取り付けられているか確認してください 各洗浄操作で各試薬が確実に除かれているかを確認してください サンプルを希釈して再測定してください ピペッティング前に良く混和してください 遠心して微粒子状物質を除いてください 全てのインキュベーションステップで ELISA プレートシェーカーを用いて振盪してください その際はウエル中の溶液が十分に動く状態で撥ねることが無いようなスピードに設定してください プレートシーラーを再使用する場合はシーラーに試薬の付着の無いことを確認してください 試薬の添加で同一のピペットチップを用いる際は注意して取り扱ってください ピペットチップはプレートに触れないように確認しながら使用してください トミーデジタルバイオロジー株式会社アライアンストプロダクトカスタマーサポート TEL : 03-5834-0843 Fax : 03-5815-0813 E-mail : biolegend@digital-biology.co.jp 7