JAN シンボル ITF シンボルだけじゃない! いろいろ使える ジーエスワン GS1 標準データキャリア 一般財団法人流通システム開発センター The Distribution Systems Research Institute (DSRI)
データキャリアとは? 4 912345 123459 一次元シンボル ( バーコード ) 二次元シンボル 電子タグ (IC タグ /RFID) 各種コードを機械で自動的に読み取ることができる形式で表示したものです 一次元シンボル ( バーコード ) 縦横の二方向に情報が格納されている二次元シンボル ICチップに情報を書き込み無線電波で通信する電子タグ (IC タグ /RFID) がこれに相当します 国際標準の流通システムを推進するGS1( ジーエスワン ) では 利用する GS1 1 2 識別コード注や属性情報注の種類 識別対象 利用業界 使用環境別に推奨するデータキャリアを標準化して 誰 でも どこ でもデータキャリアを読み取ることができる環境を整備し サプライチェーンの効率化を目指しています 注 1 GS1 識別コード ジーティン GS1 が推進する国際標準の識別コード 商品やサービスを識別するための GTIN 1 をはじ め 組織や場所を識別するGLN 通い容器や資産を識別するGRAI GIAI 等様々な用途に応じた識別コードがある 1 GTIN: 商品識別コードの総称 現在使われているJANコード (GTIN-13) 短縮 JANコード (GTIN-8) UPC コード (GTIN-12) 集合包装用商品コード (GTIN-14) がある 注 2 属性情報製造年月日 品質保持期限日 ロット番号 シリアル番号など商品やサービス等に関連する エーアイ 様々な情報のこと GS1 アプリケーション識別子 (AI) 2 で表現される 2 GS1アプリケーション識別子 (AI):GS1が標準化した さまざまな情報の種類とフォーマット ( データの内容 長さ および使用可能な文字 ) を管理する2 桁から4 桁の数字のコード AI を使うと 商品識別コードやさまざまな属性情報を どこの誰とどのシステムとの間でも共通化された方式で 伝達することができる
シンボルは実寸大ではありません 1 主に小売業 一般物流で使用するデータキャリア GTIN( 商品識別コード ) のみ表示 POS レジで使用 JAN(EAN/UPC) シンボル 物流等で使用 ITF シンボル 一般消費財のサプライ チェーンで広く使用 消費者購入単位の商品につ けられる 4 912345 123459 JAN コード (GTIN-13 GTIN-8) UPC コード (GTIN-12) を表示 JAN シンボル 短縮 JAN シンボル 米国 カナダの UPC シンボルがある GS1 データバー標準型 / 標準二層型 消費者購入単位の商品につ けられる AI を使用して GTIN を表示 EAN/UPC(JAN) シンボルより省スペース 標準二層型は青果等の球体で横幅がとりにくい商品への使用が期待 GS1 データバー標準型 GS1 データバー標準二層型 一般消費財のサプライチェーンで広く使用 ケース ボール パレッ 145 12345 67890 3 14912345123456 ト等の企業間取引単位の商品につけられる 通常 集合包装用商品コード (GTIN-14) を表示 ケース販売する場合はGTIN-13を表示 段ボールに印刷することを想定しているため 求められる印刷精度の規格がJAN(EAN/UPC) シンボルより緩やか 物流センターなどの自動倉庫 高速ソーター コンベアライン等にて自動読み取りをするため 印刷位置が決められている 19mm 以上 145 12345 67890 3 32±3mm GTIN( 商品識別コード ) と属性情報を表示 POS レジで使用 GS1 データバー拡張型 / 拡張多層型 物流等で使用 GS1-128 シンボル 消費者購入単位の商品 GS1 データバー拡張型につけられる AIを使用してGTINと (10)123 属性情報を表示 GS1 データバー拡張多層型 利用事例生鮮食品や花きに GTINと消費期限日を表示し 販売期限管理や値引きの実施 GTINとロット番号を表示し よりきめ細かい商品管理の実施クーポンに有効期限日等の明細情報を表示 拡張多層型は2 段 ~11 段に分割表示が可能 一つのシンボルに表すことができる最大桁数は数字のみの場合 74 桁 英字の場合 41 文字 企業間取引単位の商品 ( ケース パレット等 ) につけられる AIを使用してGTINと属性情報を表示 利用事例 GTINと品質保持期限日 正味重量 ロット番号 シリアル番号等を表示し きめ細かい商品管理やトレーサビリティの実現食肉標準物流バーコード ( 牛肉のトレーサビリティ制度への対応 ) 一つのシンボルに表すことができる最大桁数は48 桁 (17)141231(10)123
2 サイズが非常に小さい商品に特定の用途で使用するデータキャリア GS1 データバー限定型 / 二層型 GS1 データバー合成シンボル GS1 データバー限定型 GS1 データバー二層型 (17)140331(10)67321 ( 0 1)04912345123459 ( 0 1)04912345123459 医療用医薬品の調剤包装単位 販売包装単位につけられる AIを使用してGTINを表示 GS1データバー限定型はGTINの先頭の桁が 0 または 1 に限られている 医療用医薬品の調剤包装単位 販売包装単位につけられる AIを使用してGTINと属性情報を表示 2 層構造上段 : ロット番号 有効期限日などの属性情報を表示するPDF417シンボル ( 二次元シンボル ) 下段 :GTINを表示するGS1データバー 3 いろいろな分野で使用するデータキャリア GS1-128 シンボル GS1 データマトリックス (17)160831(10)AB12 広い業界で活用することができ 小売業 一般物流業界に加え 医薬用医薬品 医療機器 材料 国際物流等での活用も進んでいる GTINだけでなく 組織や場所 通い容器 資産 サービス 文書等様々な用途に応じたGS1 識別コードを表示 AIを使用してGS1 識別コードと属性情報を表示 シンボルを表示する対象物のサイズが小さく かつイメージスキャナを導入できる環境で利用 AIを使用してGS1 識別コードと属性情報を表示 医療用医薬品 医療機器 材料に使用 資産 物流用通い容器 文書 サービス等の識別に使用 モバイル ( 携帯電話でバーコードを読み取り商品情報にアクセスする ) にて使用 GS1 QR コード EPC タグ ( 電子タグ ) シンボルを表示する対象物のサイズが小さく かつイメージスキャナを導入できる環境で利用 AIを使用してGS1 識別コードと属性情報を表示 資産 物流用通い容器 文書 サービス等の識別に使用 モバイル ( 携帯電話でバーコードを読み取り商品情報にアクセスする ) にて使用 GS1 識別コードにシリアル番号を付加したEPC (Electronic Product Code) を書き込んで同じモノでもそれぞれ個別に識別することができる 複数の電子タグを離れたところから一括して読み取ることが可能 アパレル商品やパレット かご台車等の通い容器での活用が拡大中 1701
GS1 標準データキャリアの主な特徴一次元シンボル二次元シンボル電子タJAN (EAN/UPC) GS1-128 標準二層型拡張多層型二層型 EPCタググシンボルは実寸大ではありません ITF シンボル GS1 データバー標準型 / GS1 データバー拡張型 / GS1 データバー限定型 / GS1 データバー合成シンボル GS1 データマトリックス データキャリアの名称 GS1 QR コード 4 912345 123459 14912345123456 (10)123 ( 0 1 ) 04912345123459 (17)140331(10)67321 (17)160831(10)AB12 書き込む識別コード GTIN-13 GTIN-12 GTIN-8 GTIN-14 GTIN-13 GS1 識別コードと属性情報 GTIN GTIN と属性情報 GTIN GTIN と属性情報 GS1 識別コードと属性情報 GS1 識別コードと属性情報 GS1 識別コードとシリアル番号 ( と属性情報 ) 主に表示されるモノ消費者購入単位の商品企業間取引単位の商品 ( 段ボール等 ) 企業間取引単位の商品 通い容器 資産 文書等消費者購入単位の商品消費者購入単位の商品医療用医薬品医療用医薬品資産 通い容器医療用医薬品 医療機器 材料文書 モバイル等 資産 通い容器文書 モバイル等アパレル商品 通い容器等 URL
一般財団法人流通システム開発センターについて 当センターは 1972 年に流通情報システムの合理化 標準化のために設立された専門機関です 流通業とその関連業界のシステム化に不可欠な JANコードをはじめとした各種標準識別コード バーコードや電子タグなどの自動認識技術 EDI( 電子データ交換 ) データベースなどの標準化と普及を推進しています また 国際標準の流通システムを推進する機関である GS1 に日本の代表機関として参加し 国際的にはGS1 Japanと呼ばれています GS1 標準データキャリアに関するお問い合わせ 一般財団法人流通システム開発センター 107-0052 東京都港区赤坂 7-3-37 プラース カナダ 3 階 ソリューション第 1 部グロサリー業界グループ TEL: 03-5414-8501 E-mail: aidc@dsri.jp http://www.dsri.jp/