11.修正_プレゼン資料(鹿児島大学_池田先生)0711

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肝疾患のみかた

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C型肝炎の新規治療薬

1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

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要旨 平成 30 年 2 月 21 日新潟県福祉保健部 インターフェロンフリー治療に係る診断書を作成する際の注意事項 インターフェロンフリー治療の助成対象は HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎又は Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で 肝がんの合併のない患者です 助成対象とな

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報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効

法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年  月  日)

06 資料2-1 SOF/VEL配合錠によるDAA不成功例の再治療と非代償性肝硬変治療(会議時口答修正反映4・5頁)

Real-time Tissue Elastographyを 用いた非アルコール性脂肪肝炎に おける肝硬度測定の確立

解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を

関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で

前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ


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るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導

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血液疾患治療における B 型肝炎ウイルス再活性化 = がん治療 = Hepatitis B virus : HBV HBV 再活性化とは HBVを有する患者に化学療法薬や免疫抑制薬での治療を施行すると これらが誘引となってHBVの増殖が生じること

の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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07 資料2-2 全国DAA不成功例の拠点実態と対策

論文題目  腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析

Transcription:

従来の薬剤探索法では 見出すことができなかった 新規抗 HCV 剤グアンファシンの同定 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科難治ウイルス病態制御研究センターセンター長池田正徳

従来技術とその問題点 C 型肝炎ウイルス (HCV) に感受性のある唯一動物モデルはチンパンジーのみであるが 霊長類であるチンパンジーを使った研究は現在 倫理的経済的問題からなされていない 現在 すべての抗 HCV 剤は 唯一 HCV を高率良く増殖させることが可能なヒト肝癌細胞由来の HuH-7 細胞株のみを使って開発されている HuH-7 細胞株という特殊な細胞内環境でのみの 抗ウイルス活性の評価を行っていると 人体では無効な薬剤が過大評価されたり 人体で有効な薬剤が過小評価されてしまう可能性がある

新技術の特徴 従来技術との比較 HuH-7 細胞株とは異なる ヒト肝癌細胞株である Li23 細胞株を第 2 の HCV 感受性細胞株として樹立し HuH-7 細胞株では見いだすことができなかった 抗 HCV 活性を有する Guanfacine を見出した 現在開発されている Direct Acting Antivirals (DAAs) は驚異的な治療成績を示す一方で 1) ウイルス排除後の肝発癌 2) DAA 治療の HBV 再活性化など 新たな課題が出現した

従来技術 (DAAs) の問題点 1. HuH-7 細胞株のみによる評価 2. 薬価が高額で医療経済を圧迫 (12 週間の治療で約 700 万円 ) 3. 薬剤耐性変異を有する HCV の出現 4. ウイルス排除後の肝発癌 5. ウイルス排除後に HBV が再活性化

想定される用途 HuH-7 では見出すことのできなかった抗 HCV 剤の評価が可能 従来の DAAs に対して耐性を示す HCV に対する薬剤候補 Drug repositioning により見いだされた薬剤なので安全性が保証されている

実用化に向けた課題 1. 前臨床試験における POC の取得 1. 化合物の最適化

企業への期待 1.Guanfacine をリード化合物とする類似化合物の合成 2. 薬剤ライブラリーの提供と Li23 細胞株を用いた抗 HCV 剤のスクリーニング

本技術に関する知的財産権 発明の名称 : 抗 HCV 活性を有する薬剤 出願番号 : 特願 2016-048508 出願人 : 国立大学法人鹿児島大学 国立大学法人岡山大学 発明者 : 池田正徳 武田緑 加藤宣之

肝炎ウイルスには 5 種類ある 肝炎ウイルスの種類 A 型肝炎ウイルス (HAV: Hepatitis A Virus) B 型肝炎ウイルス (HBV: Hepatitis B Virus) C 型肝炎ウイルス (HCV: Hepatitis C Virus) D 型肝炎ウイルス (HDV: Hepatitis D Virus) E 型肝炎ウイルス (HEV: Hepatitis E Virus) これ以外に TTV HGV(=GBV-C) などが報告されたが現在では肝炎ウイルスからは除外されている HDV は単独では増殖できず HBV の存在により増殖が可能

5 種類の肝炎ウイルス A B C D E

慢性肝炎に進展する肝炎ウイルス HBV(HDV) HCV B C D 慢性肝炎 :6 ヶ月以上肝臓に肝炎が持続している状態 HBV と HCV の感染者は世界人口の約 8% と推定されており 死に至る最大のウイルス感染症といえる

HCV 感染は慢性肝炎 肝硬変 肝がんへ進行する 70% 急性肝炎慢性肝炎肝硬変 7%/ 年 肝がん

HCV 感染による肝疾患の疫学 抗ウイルス療法 HCV キャリア 200 万人 慢性肝炎 予防 肝硬変 肝癌 3.5 万人 / 年 HBV キャリア 110 万人 アルコール NASH など ウイルスの排除 肝不全消化管出血 1.7 万人 / 年 肝臓に関連した病気で年間 5 万人以上の方が死亡している

抗ウイルス剤の標的部位

C 型肝炎ウイルス治療成績 1991 2000 2004 2011 2013 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 6% 34% 55% 75% 89% PEG: PEG-IFN RBV: Ribavirin TPV: Telaprevir SPV: Simeprevir

C 型肝炎に対する DAA 製剤の開発状況 2011 PR+telaprevir (NS3) 田辺三菱社 2013 2014 PR+simeprevir (NS3) PR+vaniprevir (NS3) daclatasvir (NS5A) +asunaprevir (NS3) ヤンセンファーマ社 MSD 社 ブリストル マイヤーズ社 2015 ledipasvir (NS5A) +sofosbuvir (NS5B) ギリアド サイエンシズ社 ombitasvir (NS5A) +paritaprevir (NS3) アッヴィ社 PR: PEG-IFN/RBV

1. ハーボニー (2015 年 9 月 ) C 型慢性肝炎に対する新しい経口配合剤 NS5B 阻害剤 NS5A 阻害剤 + Sofosbuvir Ledipasvir 2. ヴィキラックス (2015 年 11 月 ) NS3/4A 阻害剤 NS5A 阻害剤 + + Ritonavir Paritaprevir Ombitasvir

最近の抗 HCV 剤は驚異的な治療成績を達成しているが ウイルス排除後の肝発癌が新たな課題となっている Development of hepatocellular carcinoma in patients with hepatitis C virus infection who achieved sustained virological response following interferon therapy: A large-scale, long-term cohort study (Nagaoki Y, Chayama K et al., J Gastroenterol Hepatol, 2015) 36(3%) of 1094 patients developed HCC after SVR The cumurative rates of HCC at 5, 10, and 14 years were 4%, 6% and 12%, respectively 肝発癌予防に対する新たな戦略 : 抗腫瘍剤のなかで抗ウイルス活性を有する化合物を探索する

DAA による HBV 再活性化に関する注意勧告

DAA 時代の HCV 研究の課題 1.SVR 後 HCC 2.DAA 治療における HBV の再活性化 肝発癌予防 HBV 再活性化予防

HCV とレプリコン Hepatitis C Virus: HCV フラビウイルス科ヘパシウイルス属 1 本鎖 プラス鎖 RNA 血液を介した感染 HCV 感染者日本 :200 万人以上世界 :2 億人以上 HCV ゲノム RNA(9.6kb) 5 UTR IRES Core E1 E2 NS2 NS3 4B NS5A NS5B 3 UTR 構造領域 非構造 (NS) 領域 HCV レプリコン (Lohmann et al. Science 1999) ΔC 5 UTR Neo R EMCV IRES NS3 4B NS5A NS5B 3 UTR Con-1 株遺伝子型 1b

HCV の生活環 細胞 5 3 放出 翻訳 複製 5 3 5 3 3 5 3 5 5 3 5 3 5 3 5 3 核 粒子形成

全長 12 kb RNA RL アッセイシステム C P7 NS4A 5 EMCV RL Neo R C E1 E2 NS2 NS3 NS4B NS5A NS5B 3 IRES HCV 外来性 HCV レニラルシフェラーゼ (RL) を発現する全長 HCV RNA 複製細胞に 薬剤を添加し 24 72 時間後にルシフェラーゼ活性を測定する HCV RNA(%) 140 120 100 80 60 40 20 0 RT-PCR による従来法 0 1 10 100 IFN- (IU/mL) 添加 24 時間後 (LightCycler PCR) よく一致する 120 100 80 60 40 20 0 RL アッセイシステム ルシフェラーゼ活性を測定 0 1 10 100 IFN- (IU/mL) 添加 24 時間後

OR6 アッセイシステムを用いて見出した抗 HCV 剤候補 医薬品やサプリメント 論文発表本来の薬効や機能治療剤としての現状 スタチン剤 Hepatology ( 06) 高脂血症治療剤臨床試験 ( 全国 ) フルバスタチン (EC 50 ; 0.9 mm) 治癒率 70%? テプレノン Liver Int ( 11) 抗潰瘍剤臨床試験 ( 岡山 ) (EC 50 ; 5 mg/ml) ミゾリビン (EC 50 ; 100 mm) BBRC ( 05) リウマチ治療剤 ビタミン D2 生理活性物質 (EC 50 ; 4 mm) AAC ( 07) 栄養補助剤 ハイドロキシウレア (EC 50 ; 60 mm) Arch Virol ( 10) 慢性骨髄性 臨床試験 ( 横浜 ) 白血病治療剤 Antiviral Ther ( 10) 国内外特許出願 ラロキシフェン (EC 50 ; 1 mm) JGV( 12) 骨粗鬆症治療剤 N-251 (EC 50 ; 3 mm) PLoS ONE ( 13) 抗マラリア剤臨床試験予定 オンコスタチンM (EC 50 ; 0.7 ng/ml) FEBS Lett ( 09) IL6ファミリー ( 肝分化誘導 抗腫瘍効果 ) 5-HETE (EC 50 ; 2 mm) 国内特許出願 アラキドン酸代謝産物

2 種類の肝細胞株における相違点 HuH-7 細胞 肝細胞がん 日本人 男性 57 歳 岡山大学 (1982 年 ) IL28B SNP:rs8099917 T/G ( インターフェロン治療抵抗性 ) 全長 HCV RNA 複製細胞システム OR6 細胞 (Ikeda et al. BBRC 2005) Li23 細胞 肝細胞がん 日本人 男性 56 歳 国立がんセンター (1987 年 ) IL28B SNP:rs8099917 T/T ( インターフェロン治療感受性 ) 全長 HCV RNA 複製細胞システム ORL8 細胞 (Kato et al. Virus Res 2009) HuH-7 細胞と Li23 細胞は リバビリンやメトトレキサートなどの抗 HCV 剤に対して異なる薬剤感受性を示す

図 3 肝細胞およびウイルス株の背景 細胞株 年齢 性別 人種 細胞の由来 IL28B SNP rs8099917 rs12979860 HuH-7 57 男 日本人 肝細胞癌 T/G C/T Li23 56 男 日本人 肝細胞癌 T/T C/C HCV 株 遺伝子型 臨床 Core a.a. (70/91) ISDR HCV RNA 複製細胞 HuH-7 Li23 O 1b ヘルシーキャリアー Q/L 0 OR6 ORL8 1B-4 1b ヘルシーキャリアー R/L 0 1B-4R 1B-4RL KAH5 1b 急性肝炎 Q/L 1 KAH5R KAH5RL IL28B SNP で rs809917 が T/T だと IFN 感受性 rs12979860 が C/C だと IFN 感受性 ISDR の変異が 2 個以上だと IFN 感受性 Core aa70 が野生型 (R) だと IFN 感受性 Core aa91 が野性型 (L) だと IFN 感受性

全長 HCV 増殖レポーターアッセイ系による薬剤感受性の評価 C P7 NS4A 5 EMCV RL Neo R C E1 E2 NS2 NS3 NS4B NS5A NS5B 3 IRES HuH-7 Li23 OR6 1B-4R KAH5R ORL8 1B-4RL KAH5RL IFN-α (IU/ml) 0.94 0.58 0.44 0.18 0.24 0.16 IFN-γ (IU/ml) 0.25 1.00 0.44 0.06 0.06 0.05 IFN-λ1 (ng/ml) >40.00 10.00 1.45 0.02 0.08 0.06 OSM (ng/ml) 1.13 2.25 0.80 0.18 0.38 2.00 CsA (μg/ml) 0.37 0.31 0.35 0.19 0.24 0.25 PTV (µm) 0.58 0.39 0.86 0.08 0.20 0.08 IFN: Interferon OSM: Oncostatin M CsA: Cyclosporine A PTV: Pitavastatin EC 50

2 種類の肝細胞株を用いたメトトレキサートに対する薬剤感受性の違い Ueda et al. BBRC 2011 HuH-7 細胞と Li23 細胞は メトトレキサートに対して異なる薬剤感受性を示す

細胞株による IFN-λ1 に対する感受性 RLU (%) 120 100 80 60 40 OR6 ORL8 20 0 IFN-λ1 (ng/ml) IFN-λ1 (ng/ml) OR6 0 0.2 2 20 ORL8

ORL6 と ORL8 のリバビリンに対する感受性 RLU (%) Cell number (%) 120 100 Core 80 60 40 OR6 EC 50 : >100 mm 20 100 0 12.5 25 50 100 リバビリン (mm) 0 12.5 25 50 100 140 120 100 80 60 40 20 0 ORL8 EC 50 : 8.7 mm 12.5 25 50 100 リバビリン (mm) 0 12.5 25 50 100 kda 21 NS5B b-actin 66 42 ORL8 は患者血中濃度 (10-14mM) で抗 HCV 活性を示す

OR6 および ORL8 細胞における IFN-λ1 と RBV 併用効果 1000 OR6 RLU (%) 100 10 1 1000 (-) 0.1 1 10 IFN-λ1 (ng/ml) ORL8 RLU (%) 100 10 1 RBV (-) RBV 12.5µM RBV 25µM RBV 50µM 0.1 (-) 0.1 1 10 IFN-λ1 (ng/ml)

HuH-7 および Li23 細胞由来の JFH-1 感受性細胞株 C P7 NS4A 5 EMCV RL C E1 E2 NS2 NS3 NS4B NS5A NS5B 3 IRES HCV strain genotype clinical condition HCV permissive cells HuH-7 Li23 JFH 1 2a Fulminant hepatitis RSc D7 HCV JFH-1 株は現在感染性 HCV 粒子産生が可能な唯一の HCV 株

HCV 培養細胞系 C NS4A 5 RL Neo R EMCV IRES NS3 NS4B NS5A NS5B 3 C P7 NS4A 5 EMCV RL Neo R C E1 E2 NS2 NS3 NS4B NS5A NS5B 3 IRES 細胞株 HuH-7 Li23 HCV 株 Sub full Sub full O so OR6 ND ORL8 1B-4 s1b-4r 1B-4R ND 1B-4RL KAH5R skah5r KAH5R ND KAH5RL JFH1 RSc D7

Li23 細胞で Guanfacine HCl は抗 HCV 活性を示す 細胞 薬剤 解析 -24h 0h 72h Relative RL Activity (%) 120 100 80 60 40 20 0 (-) 0.08 0.16 0.31 0.63 1.25 2.5 5 10 Guanfacine-HCl (µm) EC 50 : 0.768 µm Cell Viavility (%) 120 100 80 60 40 20 0 (-) 0.240.490.981.953.917.8115.631.362.5 125 250 Guanfacine-HCl (µm) CC 50 : 128 µm Guanfacine-HCl (µm) (-) 0.63 1.25 2.5 5 10 Core β-actin 21 kda 42 kda

HCV JFH-1 株においても Guanfacine HCl は抗 HCV 活性を示す 細胞 薬剤 解析 -24h 0h 72h Relative RL Activity (%) Cell Viavility (%) 140 120 100 80 60 40 20 0 200 150 100 50 EC 50 : 1.23 µm (-) 0.08 0.16 0.31 0.63 1.25 2.5 5 Guanfacine-HCl (µm) CC 50 : 139µM 0 (-) 0.98 1.95 3.91 7.81 15.6 31.3 62.5 125 250 Guanfacine-HCl (µm)

HuH-7 系細胞では Guanfacine HCl は抗 HCV 活性を示さない 細胞 薬剤 解析 -24h 0h 72h OR6 RSc JRN/35B Relative RL Activity (%) 120 100 80 60 40 20 0 (-) 0.16 0.31 0.63 1.25 2.5 5 10 Relative RL Activity (%) 120 100 80 60 40 20 0 (-) 0.08 0.16 0.31 0.63 1.25 2.5 5 Guanfacine-HCl (µm) Guanfacine-HCl (µm)

Guanfacine ( エスタリック ) 降圧剤 (α2 アドレナリン受容体作動薬 ) アドレナリン受容体のうち α2 受容体のみが 抑制性の G タンパク (Gi) 共役型であり セカンドメッセンジャーの camp を減少させる 2005 年効果がないため販売中止となった 製造 : 日本チバガイギー 発売 : ノバルティス 販売 : 持田製薬 camp を抑制して作業記憶を改善 2013 年より小児の ADHD に対して治験開始 塩野義 /Shire( アイルランド ) が日本で申請準備中 (2015 年 8 月 )

お問い合わせ先 国立大学法人鹿児島大学 産学官連携推進センター知的財産部門 890-0065 鹿児島市郡元 1-21-40 TEL:099-285-3878 FAX:099-285-3886 E-Mail:tizai@kuas.kagoshima-u.ac.jp