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様式)

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CAMKK1 Calcium/calmodulindependent protein kinase kinase カルシウム カルモジュリンの結合により活性化し CaM Kinase I, IV をリン酸化することによってその活性を向上させ 様々な

抑制することが知られている 今回はヒト子宮内膜におけるコレステロール硫酸のプロテ アーゼ活性に対する効果を検討することとした コレステロール硫酸の着床期特異的な発現の機序を解明するために 合成酵素であるコ レステロール硫酸基転移酵素 (SULT2B1b) に着目した ヒト子宮内膜は排卵後 脱落膜 化

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関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で

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学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 )

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のと期待されます 本研究成果は 2011 年 4 月 5 日 ( 英国時間 ) に英国オンライン科学雑誌 Nature Communications で公開されます また 本研究成果は JST 戦略的創造研究推進事業チーム型研究 (CREST) の研究領域 アレルギー疾患 自己免疫疾患などの発症機構

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博第265号

胞運命が背側に運命変換することを見いだしました ( 図 1-1) この成果は IP3-Ca 2+ シグナルが腹側のシグナルとして働くことを示すもので 研究チームの粂昭苑研究員によって米国の科学雑誌 サイエンス に発表されました (Kume et al., 1997) この結果によって 初期胚には背腹

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研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞

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能性を示した < 方法 > M-CSF RANKL VEGF-C Ds-Red それぞれの全長 cdnaを レトロウイルスを用いてHeLa 細胞に遺伝子導入した これによりM-CSFとDs-Redを発現するHeLa 細胞 (HeLa-M) RANKLと Ds-Redを発現するHeLa 細胞 (HeL

グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

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法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年  月  日)

するものであり 分子標的治療薬の 標的 とする分子です 表 : 日本で承認されている分子標的治療薬 薬剤名 ( 商品の名称 ) 一般名 ( 国際的に用いられる名称 ) 分類 主な標的分子 対象となるがん イレッサ ゲフィニチブ 低分子 EGFR 非小細胞肺がん タルセバ エルロチニブ 低分子 EGF

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第6号-2/8)最前線(大矢)

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犬の糖尿病は治療に一生涯のインスリン投与を必要とする ヒトでは 1 型に分類されている糖尿病である しかし ヒトでは肥満が原因となり 相対的にインスリン作用が不足する 2 型糖尿病が主体であり 犬とヒトとでは糖尿病発症メカニズムが大きく異なっていると考えられている そこで 本研究ではインスリン抵抗性

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核内受容体遺伝子の分子生物学

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans

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サカナに逃げろ!と指令する神経細胞の分子メカニズムを解明 -個性的な神経細胞のでき方の理解につながり,難聴治療の創薬標的への応用に期待-

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るマウスを解析したところ XCR1 陽性樹状細胞欠失マウスと同様に 腸管 T 細胞の減少が認められました さらに XCL1 の発現が 脾臓やリンパ節の T 細胞に比較して 腸管組織の T 細胞において高いこと そして 腸管内で T 細胞と XCR1 陽性樹状細胞が密に相互作用していることも明らかにな

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の基軸となるのは 4 種の eif2αキナーゼ (HRI, PKR, または ) の活性化, eif2αのリン酸化及び転写因子 の発現誘導である ( 図 1). によってアミノ酸代謝やタンパク質の折りたたみ, レドックス代謝等に関わるストレス関連遺伝子の転写が促進され, それらの働きによって細胞はス

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Serine / Threonine Kinases: セリン / スレオニンキナーゼ タンパク質のタンパク質のセリン スレオニンをりん酸化するキナーゼ 全キナーゼの約 90% を占め 細胞内の多彩なシグナル伝達に関与している camp cgmp 脂質等のセカンドメッセンジャーによって制御される AGC Group : protein kinase A, G, C キナーゼを中心とする群 品名 メーカーコード コード No. 容量希望納入価格 ( 円 ) AKT1 RACalpha serine/threonineprotein kinase 01101 30139573 30539571 互いに密接に関連する 3 つのキナーゼ (AKT1/2/3) のひとつ PI3K によって産出されるリン酸化脂質やリン酸化による制御で活性化し 代謝 細胞増殖 生存 成長や炎症に関与する インスリンに応答しグルコーストランスポーターを細胞表面に移動させる過程に関与している AKT の下流分子として 100 以上の基質候補が報告されている 大腸がん 乳がんの発症に関連し 体の一部が異常成長するなどの症状を示すプロテウス症候群の原因であると考えられている / 80 NP_005154.1 Nterminal GST 104480(end) 70 kda AKT2 RACbeta serine/threonineprotein kinase 01102 30839583 30239581 互いに密接に関連する 3 つのキナーゼ (Akt1/2/3) のひとつ 多くの組織に幅広く発現するが 特にインスリン応答性を持つ組織において豊富であり AKT キナーゼ群のインスリン関連機能を担う主なアイソフォームであると考えられている 乳がん すい臓がんへの関与が示唆されているほか 二型糖尿病や高インスリン血性低血糖症の原因とされる / 80 Nterminal GST 69 kda NP_001617.1 120481(end) AKT3 RACgamma serine/threonineprotein kinase 01103 30539593 30939591 互いに密接に関連する 3 つのキナーゼ (AKT1/2/3) のひとつ 成人では脳 肺 胎児では心臓 肝臓 脳で強く発現される 神経発生において重要な機能を担い メラノーマ グリオーマ 卵巣がん ミトコンドリア機能 アポトーシスの制御にも関与する 最近の研究では MAGI3/AKT3 の融合遺伝子の存在と乳がんとの相関も確認されている / 80 Nterminal GST 70 kda NP_005456.1 108479(end) BARK1(ADRBK1) Betaadrenergic receptor kinase 1 01111 30439661 30039663 G タンパク共役受容体キナーゼ (GRK) の一種 リガンドを結合した β アドレナリン受容体及び関連受容体をリン酸化することによって 受容体内在化 脱感作を引き起こすと考えられている 心臓障害において高発現が見られ マウスモデルにおいてはその抑制により生存率の向上が観察される / 80 Fulllength Nterminal GST 106 kda AAA58391.1 1689(end) 32

品名 メーカーコード コード No. 容量希望納入価格 ( 円 ) BARK2(ADRBK2) Betaadrenergic receptor kinase 2 01112 30739673 30139671 主に脳に発現する G タンパク受容体共役受容体キナーゼ (GRK) の一種 リガンドを結合した β アドレナリン受容体及び関連受容体をリン酸化することによって 受容体内在化 脱感作を引き起こすと考えられている ゲノムワイド連鎖解析により 躁うつ病 大量喫煙傾向との相関が示されている / 80 Fulllength Nterminal GST 107 kda CAB45657.1 1688(end) CGK2(PRKG2) cgmpdependent protein kinase 2 01143 30439823 30839821 cgmp 依存性 脳 肺 腸粘膜に発現する cgmp の産生を通した水と電解質の分泌を促進する E. coli 腸管毒素 STa グアニリンペプチドに対する反応を仲介する 転写因子 SOX9 の機能を抑制することにより 軟骨細胞の増殖を抑制し分化を促進する この遺伝子の機能を欠損したマウス 牛は成長板における軟骨の骨化に障害を持ち 矮小発育症を発現する / 80 Fulllength Nterminal GST 114 kda NP_006250.1 1762(end) CRIK(CIT) Citron Rhointeracting kinase 01104 30839603 30239601 39,000 ケラチノサイト 脳 脾臓 肺 腎臓 精巣への限定された発現パターンを示す キネシン様タンパク KIF14 の中央紡錘体 中心体への局在に必要とされ 細胞分裂 中枢神経系の発生において重要な役割を果たす 活性型の RHO/RAC1 に結合し活性が促進されるため RHO/RAC のエフェクターであると考えられている / 80 Nterminal GST 750,000 1, 77 kda NP_009105.1 1449 DMPK1(DMPK) Myotoninprotein kinase 01105 30539613 30939611 核膜の維持 筋細胞特有遺伝子の発現制御を通して 筋細胞の分化と生存に寄与する カルシウムポンプを制御する PLN のリン酸化により細胞内カルシウム動態の維持を行い 筋細胞の収縮性調整に重要である 3'UTR 内の CTG リピートのリピート数増大は筋緊張性ジストロフィーの原因となる / 80 Nterminal GST 88 kda AAA75236.1 1544 33

DMPK2(CDC42BPG) Serine/threonineprotein kinase MRCK gamma 01106 30196191 30796193 39,000 広く発現する MRCKα/β とは異なり主に心臓と骨格筋に発現し CDC42 下流分子として細胞骨格の再編成に関与する MYPT1, MLC2 のリン酸化によりアクチン ミオシンフィラメントの収縮に貢献する CNS においてシナプスのタイプ特異的に機能する 小脳プルキンエ細胞においては登上線維 GABA 介在ニューロンからの入力には関わらず 並行繊維からの興奮性シナプスにおいてのみスパインに局在しその成熟を制御する / 80 Nterminal GST 750,000 1, 81 kda NP_059995.2 1473 GPRK4(GRK4) G proteincoupled receptor kinase 4 01313 30394691 30994693 39,000 G タンパク共役受容体キナーゼ (GRK) の一種 活性化した G タンパク共役型受容体をリン酸化し アレスチンの結合を促進して受容体脱感作 内在化を誘導する GRK4 は 4 つのアイソフォームをもち GRK4α はロドプシンをリン酸化しカルモジュリンによる抑制を受ける GRK4γ において機能亢進を起こす SNP が知られており ドーパミン D1 受容体のリン酸化 脱感作によって高血圧の原因となると考えられている / 80 Fulllength free 750,000 1, 67 kda NP_892027.2 1578(end) GPRK6(GRK6) G proteincoupled receptor kinase 6 01315 30694701 30294703 39,000 G タンパク共役受容体キナーゼ (GRK) の一種 活性化した G タンパク共役型受容体をリン酸化し アレスチンの結合を促進して受容体脱感作 内在化を誘導する GRK6 は線条体におけるドーパミン D2 受容体 及び細胞の化学走性に重要な CXCR4 ケモカイン受容体の脱感作に関与すると考えられている ロイコトリエン B4 受容体 BLT1 ロドプシン ADRB2 をリン酸化するとの報告がある / 80 Fulllength free 750,000 1, 65 kda NP_001004105.2 1560(end) GPRK7(GRK7) G proteincoupled receptor kinase 7 01116 30439683 30839681 G タンパク共役受容体キナーゼ (GRK) の一種 活性化した G タンパク共役型受容体をリン酸化し アレスチンの結合を促進して受容体脱感作 内在化を誘導する GRK7 は網膜の錐体細胞に特異的に発現し ロドプシン コーンオプシンによる光受容反応のシャットオフに関与する / 80 Fulllength Nterminal GST 89 kda NP_631948.1 1553(end) 34

LATS1 Serine/threonineprotein kinase LATS1 01123 30194631 30794633 Hippo シグナル経路において MST キナーゼによって活性化され YAP1 転写調節因子の核外移行を促進する この事によって細胞増殖を抑制し 細胞同士のコンタクトによる増殖抑制 組織の大きさやがんの抑制に中心的な役割を果たす LATS1 は G1 チェックポイント G2/M 期移行を制御し染色体の維持に関わる p53 の発現制御 アクチン重合の制御による細胞分裂の制御に関わる 軟部組織肉腫において発現の低下や変異 過剰メチル化が見られる / 80 NP_004681.1 Nterminal GST 5891130(end) 90 kda LATS2 Serine/threonineprotein kinase LATS2 01124 30894641 30494643 Hippo シグナル経路において MST キナーゼによって活性化され YAP1 転写調節因子の核外移行を促進する この事によって細胞増殖を抑制し 細胞同士のコンタクトによる増殖抑制 組織の大きさやがんの抑制に中心的な役割を果たす LATS2 は中心体複製に重要な役割を持つ CDK2 の抑制により G1/S 期の移行を負に制御するがん抑制遺伝子である アンドロジェン受容体を負に制御し 精巣がんでは発現低下が見られる 肺がん細胞株に発現させるとアポトーシスを誘導する / 80 NP_055387.2 Nterminal GST 5531088(end) 89 kda MRCKα (CDC42BPA) Serine/threonineprotein kinase MRCK alpha 01107 30239623 30639621 CDC42 の下流で機能し MRCKγ によって抑制を受ける ミオシンホスファターゼ調節因子 MYPT ミオシン軽鎖 MLC2 LIMK キナーゼ等のリン酸化によってアクチン細胞骨格制御に関わる CDC42 との共発現は microspike やフィロポディアの動態に影響を与える また HeLa 細胞での過剰発現はストレスファイバー形成を起こす トランスフェリン受容体との相互作用 及び MRCKα ノックダウン時の鉄イオン取り込みの減少が報告されている / 80 Truncated protein Nterminal GST 93 kda NP_003598.2 1574 MRCKβ (CDC42BPB) Serine/threonineprotein kinase MRCK beta 01108 30939633 30339631 CDC42 の下流で機能し MRCKγ によって抑制を受ける ミオシンホスファターゼ調節因子 MYPT ミオシン軽鎖 MLC2 LIMK キナーゼ等のリン酸化によってアクチン細胞骨格制御に関わる COS7 細胞の動的先導部において 静的な細胞間結合の維持に関わる事が知られている足場タンパク ZO1 と共局在する事が観察され 動的な細胞骨格制御への ZO1 の関与に貢献している事が示唆されている / 80 Truncated protein Nterminal GST 82 kda NP_006026.3 1473 35

MSK2(RPS6KA4) Ribosomal protein S6 kinase alpha4 01148 30239863 30639861 細胞分裂 ストレス刺激に対する遺伝子発現制御に関与する UVC 照射や EGF アニソマイシン TNF 刺激に対し CREB1 ATF1 RelA 等の各種転写因子をリン酸化する Tolllike 受容体 TLR4 の下流で機能し炎症促進性サイトカインの産生を制限する ヒストン H3 のリン酸化により 遺伝子発現の調節に貢献する事が知られている / 80 Fulllength Nterminal GST 114 kda NP_003933.1 1772(end) NDR1(STK38) Serine/threonineprotein kinase 38 01125 30539691 30139693 カルシウム結合タンパク S100B や上流のキナーゼによって活性化される Hippo シグナリングと関連して機能すると考えられている 哺乳類における機能はまだ解明が進んでいないが 酵母においてはアクチン 微小管細胞骨格の制御に ショウジョウバエや線虫においては多くの細胞タイプにおいて増殖と形態形成に関与する メラノーマ細胞株の一部において S100B による過剰活性化が起こっている事が報告されている / 80 Fulllength Nterminal GST 81 kda NP_009202.1 1465(end) NDR2(STK38L) Serine/threonineprotein kinase 38like 01126 30594651 30194653 同上 / 80 Fulllength Nterminal GST 81 kda NP_055815.1 1464(end) p70s6k(rps6kb1) Ribosomal protein S6 kinase beta1 01154 30339913 30739911 mtor1 によって活性化され 成長因子 インスリンへの応答 細胞周期進行を促進する タンパク質翻訳に関わる開始因子 EIF4B 伸長因子 EEF2K を活性化する BAD を抑制しアポトーシスを抑制する インスリン刺激に対し活性化し 受容体からのシグナル伝達に関わる IRS1 を抑制する事によって負のフィードバックを行う 結腸腺がん 乳がんで発現亢進が見られる ノックアウトマウスは低インスリンと耐糖能障害を示す / 80 Nterminal GST Active mutant [T412E] 75 kda NP_003152.1 1421 36

PGK(PRKG1) cgmpdependent protein kinase 1 01142 30739813 30139811 cgmp により活性化され 血小板の活性化や接着 平滑筋の収縮 心臓機能 遺伝子発現 NO( 一酸化窒素 ) シグナリングの調節などを行う 神経系においては軸索ガイダンス 海馬や小脳での記憶学習 概日周期や痛覚受容の調節に関与する 小胞体からの IP3 依存性 Ca 放出や細胞外からの BKCa チャネル TRPC チャネル依存性 Ca 流入を制御し 細胞内 Ca レベルを調節する その他 RAF, PI3K, RhoA の制御等を通して数多くの過程に関与する / 80 Fulllength NP_006249.1 Nterminal GST 1686(end) 105 kda PKAC α (PRKACA) campdependent protein kinase catalytic subunit alpha 01127 30839701 30439703 AGC グループに分類されるセリンスレオニンキナーゼ PKA の触媒サブユニット camp の結合が調節サブユニットによる活性抑制を解除し 触媒サブユニットを活性化させる 細胞内 camp 濃度上昇への反応を担う主な因子である 様々な基質をリン酸化し 細胞増殖 細胞周期 分化 微小管動態 染色体凝集と脱凝集 核膜動態 細胞内輸送などを制御する α は広く発現し β は主に神経系に γ は精巣のみに発現する PKA 調節サブユニットの変異は Carney Complex 腫瘍や弧発性腎臓 甲状腺腫瘍の原因となる α のノックアウトマウスは Carney Complex 様の表現型を示す / 80 Fulllength NP_002721.1 Nterminal GST 1351(end) 68 kda PKAC β (PRKACB) campdependent protein kinase catalytic subunit beta 01128 30294661 30894663 同上 PKA の β サブユニット / 80 Fulllength Nterminal GST 68 kda NM_002731.2 1351(end) PKAC γ (PRKACG) campdependent protein kinase catalytic subunit gamma 01129 30994671 30594673 同上 PKA の γ サブユニット / 80 Fulllength NP_002723.2 Nterminal GST 1351(end) 68 kda 37

PKC α (PRKCA) Protein kinase C alpha type 01133 30839723 30239721 c (conventional) PKC の一つで カルシウム リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 細胞の増殖 分化 移動 接着 アポトーシス がん化 心肥大 血管新生 血小板凝集 炎症など多くの現象に関与する 脳下垂体腫瘍 甲状腺腫瘍で変異が メラノーマ細胞株で欠失が見られる 乳がんにおいて複雑な発現パターンが見られる 多剤耐性への関与が示唆されている マウスモデルにおいて 心臓収縮における機能が示されている / 80 Fulllength NP_002728.1 Nterminal GST 1672(end) 104 kda PKC β 1(PRKCB1) Protein kinase C beta type[isoform1] 01134 30539733 30939731 c (conventional) PKC の一つで カルシウム リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される B 細胞受容体のシグナリング B 細胞の活性化 酸化ストレスによるアポトーシス アンドロゲン受容体依存性転写制御 インスリンシグナリング 内皮細胞の増殖を制御する 糖尿病性腎障害や自閉症に SNP の相関が見られる PKC β 阻害剤は糖尿病性の各種疾患を治療する効果が確認されている 心肥大 がん 多剤耐性への関与が報告されている / 80 Fulllength NP_997700.1 Nterminal GST 1671(end) 104 kda PKC β 2(PRKCB2) Protein kinase C beta type[isoform2] 01165 30839963 30239961 同上 / 80 Fulllength Nterminal GST 104 kda NP_002729.2 1673(end) PKC γ (PRKCG) Protein kinase C gamma type 01137 30639763 30039761 c (conventional) PKC の一つで カルシウム リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 神経細胞や眼において様々な役割を持ち グルタミン酸受容体の細胞膜局在や活性 オピオイド 痛み アルコールに対する感受性 シナプス ギャップ結合の機能 細胞の生存等を制御する 小脳では NMDA 受容体の制御を介してシナプス可塑性や興奮毒性に関与する 変異は脊髄小脳性運動失調に相関する / 80 Fulllength Nterminal GST 105 kda NP_002730.1 1697(end) 38

PKC δ (PRKCD) Protein kinase C delta type 01135 30239743 30639741 n (novel) PKC の一つで カルシウムによる制御は受けず リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 状況に応じ 細胞死と生存の両方を制御する DNA 損傷に対してはアポトーシスを促進し サイトカイン受容体依存的細胞死は抑制する 腫瘍の抑制に関与するが いくつかのがんでは細胞の生存を促進する カスパーゼ 3 によって切断される事により活性化機構 基質選択性が変化する 結腸がんなどで発現の減少が見られる / 80 Fulllength NP_006245.2 Nterminal GST 1676(end) 105 kda PKC ε (PRKCE) Protein kinase C epsilon type 01136 30939753 30339751 n (novel) PKC の一つで カルシウムによる制御は受けず リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 細胞接着 運動性 移動 細胞周期などの細胞骨格が関わる現象 及び神経細胞の成長とイオンチャネルの調節 痛覚受容 免疫反応 炎症反応 がんの浸潤性 アポトーシスの制御に関与する 甲状腺がんで遺伝子増幅やリアレンジメントが見られる 遺伝子導入により線維芽細胞をがん化する / 80 Fulllength Nterminal GST 111 kda NP_005391.1 1737(end) PKC ζ (PRKCZ) Protein kinase C zeta type 01141 30039803 30439801 a (atypical) PKC の一つで cpkc, npkc とは異なり恒常的に活性を持つ さらに PI3K のリン酸化によって活性を上昇させられると考えられている 細胞の増殖 極性 炎症反応 神経系におけるシナプス可塑性の維持に関与する リポ多糖やマイトジェンの刺激に対し PI3 キナーゼによって活性化されて MAP キナーゼ経路を活性化する / 80 Fulllength Nterminal GST 94 kda NP_002735.3 1592(end) PKC η (PRKCH) Protein kinase C eta type 01138 30339773 30739771 n (novel) PKC の一つで カルシウムによる制御は受けず リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 肺 心臓 表皮に発現し ケラチノサイトの分化 preb 細胞受容体による L 鎖再編成シグナリング 上皮細胞の密着結合 アポトーシスの抑制に関与する 腎細胞癌の進行に伴い発現が亢進する 機能欠損は虚血性発作を起こしやすくする / 80 Fulllength Nterminal GST 94 kda NP_006246.2 1683(end) 39

PKC θ (PRKCQ) Protein kinase C theta type 01140 30739793 30139791 n (novel) PKC の一つで カルシウムによる制御は受けず リン脂質 ジアシルグリセロールによって活性化される 骨格筋と造血細胞で発現する T 細胞においては NFκB や JUN 等の転写因子の活性化を通して T 細胞の生存 分化 活性化 増殖に関与する マウスの実験より 骨格筋における脂肪誘発性インスリン抵抗性 CNS での自己免疫疾患への関与が示唆されている T 細胞白血病治療のターゲットとされている / 80 Fulllength Nterminal GST 109 kda NP_006248.1 1706(end) PKC ι (PRKCI) Protein kinase C iota type 01139 30039783 30439781 a (atypical) PKC の一つで cpkc, npkc とは異なり恒常的に活性を持つ アポトーシスに対する細胞保護 細胞の分化 極性 細胞内輸送に関与する 白血病でのがん遺伝子 BCRABL による抗アポトーシス作用に寄与し 神経細胞での β アミロイド誘導性アポトーシス等を阻害する 上皮細胞の極性 Ezrin のリン酸化による apical 部構造の形成に関与する 小胞体からゴルジ体への初期細胞内輸送に必要とされる 非小細胞肺がんにて発現亢進が見られる / 80 Fulllength NM_002740 Nterminal GST 1587(end) 94 kda PKN1 Serine/threonineprotein kinase N1 01144 30139833 30539831 PKC に類似性の高い触媒ドメインを持つ Rho ファミリー GTPase と脂質によって活性化され 中間径フィラメント アクチン骨格 微小管の制御 細胞の移動 がん細胞の浸潤性 遺伝子転写制御に関与する ヒストン H3 のリン酸化により アンドロゲン受容体による遺伝子転写を活性化する グルコーストランスポーターを通したインスリン依存性グルコース取り込みに関与する / 80 Fulllength Nterminal GST 132 kda NP_002732.3 1942(end) PKN2 Serine/threonineprotein kinase N2 01145 30839843 30239841 PKC に類似性の高い触媒ドメインを持つ Rho ファミリー GTPase と脂質によって活性化され 細胞周期 アクチン骨格 細胞の移動 接着 がんの浸潤性 遺伝子転写の制御に関与する 上皮細胞の apical 側細胞間接着 ケラチノサイト分化時の表皮における細胞間接着を制御する G2/M 期移行においては Rho ファミリーの GEF である ECT2 依存的に細胞周期の進行を制御する / 80 Fulllength Nterminal GST 139 kda NP_006247.1 1984(end) 40

PKN3 Serine/threonineprotein kinase N3 01146 30694681 30294683 52,000 PKC に類似性の高い触媒ドメインを持つ NIH3T3 細胞内では核や核周辺のゴルジ体に局在し 細胞質にはほぼ存在しない PI3K による活性制御を受ける PI3K の下流で精巣がんの浸潤性に貢献していると考えられており 腫瘍細胞における発現亢進が見られる マウスの精巣腫瘍モデルにおいて PKN3 のノックダウンは転移を抑制する / 80 Fulllength Nterminal GST 1,000,000 1,800,000 127 kda NP_037487.2 1889(end) PRKX campdependent protein kinase catalytic subunit PRKX 01130 30539711 30139713 PKA の触媒サブユニットに類似し PKA 調節サブユニット (I 型のみ ) との相互作用が見られ camp によって活性化される 細胞分化と上皮形態形成に関与する 腎上皮細胞の移動を促進し 腎発生に関与する 血管内皮細胞の増殖 移動促進により血管新生にも関与する SMAD6 を介して骨髄細胞の分化に関与する PPKX/PPKY での染色体転座は性転換事例の約 30% の原因となる 多発性嚢胞腎で発現異常が見られる / 80 Fulllength Nterminal GST 68 kda NP_005035.1 1358(end) ROCK1 Rhoassociated protein kinase 1 01109 30039641 30639643 アクチン細胞骨格と細胞極性を制御する主要因子である 平滑筋の収縮 ストレスファイバーとフォーカル接着の形成 神経突起の退縮 細胞接着や移動 PTEN ホスファターゼの制御による炎症時の細胞移動の抑制 VEGF による血管新生の抑制 細胞分裂時の中心体の配置と細胞分裂の終了 赤血球 ケラチノサイトの終末分化 胚の形態形成に関与する / 80 Nterminal GST 82 kda NP_005397.1 1477 ROCK2 Rhoassociated protein kinase 2 01110 30739651 30339653 アクチン細胞骨格と細胞極性を制御する主要因子である 平滑筋の収縮 ストレスファイバーとフォーカル接着の形成 神経突起の退縮 細胞接着や移動 VEGF による血管新生の抑制 筋細胞の分化 中心体の複製開始 ケラチノサイトの終末分化 胚の形態形成 海馬におけるスパインやシナプスの機能制御に関与する / 80 Nterminal GST 90 kda NP_004841.2 1553 41

RSK1(RPS6KA1) Ribosomal protein S6 kinase alpha1 01149 30939873 30339871 成長因子やストレス刺激に対し ERK1/2 MAP キナーゼ経路と PDK1 キナーゼによって活性化される リボゾームタンパク S6 翻訳開始 / 伸長因子 CREB1 等のリン酸化によって遺伝子発現を促進し 細胞周期 増殖 生存 分化を促進する BAD のリン酸化によりアポトーシスを抑制する 細胞株において Neurotrophin 依存性の神経細胞分化を促進する RSK2 の機能欠損は精神遅滞 形態異常を起こすコフィン ローリー症候群の原因となり HIV tat タンパクの活性化に必要である / 80 Fulllength NP_002944.2 Nterminal GST 1735(end) 110 kda RSK2(RPS6KA3) Ribosomal protein S6 kinase alpha3 01150 30039881 30639883 同上 / 80 Fulllength Nterminal GST 111 kda NP_004577.1 1740(end) RSK3(RPS6KA2) Ribosomal protein S6 kinase alpha2 01151 30339893 30739891 同上 / 80 Fulllength Nterminal GST 111 kda NP_066958.2 1733(end) RSK4(RPS6KA6) Ribosomal protein S6 kinase alpha6 01152 30639903 30039901 RSK13 と類似した構造的特徴を持つが 活性化に成長因子の刺激が必要な RSK13 と異なり 血清除去環境下でも活性化された状態にある p53 による腫瘍形成抑制に必要である事 及び FGF ERK MAP キナーゼ経路による中胚葉形成を阻害する事が示唆されており 成長因子によるシグナル伝達を阻害する役割を持つ可能性がある / 80 Fulllength Nterminal GST 111 kda NP_055311.1 1745(end) 42

SGK Serine/threonineprotein kinase SGK1 01158 30739933 30139931 血清 糖質コルチコイド 電解質コルチコイド 浸透圧ショック等によって誘導され 細胞の生存 神経細胞の興奮性 腎臓でのナトリウムの排出などに関与する イオンチャネルやトランスポーターの制御を通して血圧やグルコース取り込み 心筋再分極 記憶形成に関与する 糖尿病性の腎障害において発現亢進しナトリウム輸送を活性化する 乳がん細胞株における糖質コルチコイドの抗アポトーシス作用を担う / 80 Truncated protein Nterminal GST Active mutant [S422D] 69 kda NP_005618.2 61431(end) SGK2 Serine/threonineprotein kinase SGK2 01159 30439943 30839941 イオンチャネルやトランスポーターの制御 細胞の生存 増殖の制御に関与する 腎細管において SGK2 はアクアポリン 2 の局在する遠位側にはなく 近位側にて Na/H エクスチェンジャー 3 と共局在してその活性を制御する このことによって SGK1 とは異なる様式で腎臓におけるナトリウム輸送を制御している事が示唆されている / 80 Fulllength Nterminal GST Active mutant [S356D] 68 kda NP_733794.1 1367(end) SGK3(SGKL) Serine/threonineprotein kinase SGK3 01160 30139953 30539951 39,000 イオンチャネルやトランスポーターの制御 細胞の生存 増殖の制御 腎細管におけるリン酸の輸送 骨密度の制御に関与する マウスモデルにおいて 成長中毛嚢の内根鞘にて発現し 毛の発生に必要であることが報告されている 乳がん細胞においてエストロゲンによって誘導される / 80 Truncated protein Nterminal GST Active mutant [S486D] 750,000 1, 70 kda NP_037389.4 119496(end) CAMK Group: Ca2+/calmodulindependent protein kinase カルシウム / カルモジュリン複合体が結合することによって活性化するキナーゼを中心とする群 品名 メーカーコード コード No. 容量希望納入価格 ( 円 ) AMPKα 1/ β 1/ γ 1(PRKAA1/B1/G1) 5'AMPactivated protein kinase 02113 30580263 30980261 CAMK グループに分類されるセリンスレオニンキナーゼ α β γ 鎖からなる 細胞内の ATP レベルの減少に対し ATP 消費を抑え エネルギーの恒常性を保つためのセンサーとして機能していると考えられている 5 'AMP によって活性化され 合成酵素の活性調節によってタンパク質 炭水化物 脂質の合成を抑制する グルコーストランスポーターの細胞表面への移動により 筋細胞へのグルコース取り込みを促進する 転写酵素やヒストンの調節により エネルギー代謝に関わる遺伝子の発現を制御する また生体内時計の調節や タウのリン酸化も担う / 80 Fulllength NP_006242.4 Nterminal GST 1550(end) 90 kda 43