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1 隔月 ( 奇数月 )1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑴ 平成 28 年 11 月号 タイトルの 収益アップ 果敢に挑戦! は 本年度の県農林水産部のスローガンです 農家の皆さんの収益アップに向け 創意工夫 様々なアイデアを生かしながら職員が挑戦していこうということを表したものです 岩手の畜産は 産出額 飼養戸数 飼養頭羽数など いずれも全国上位に位置しています 一方で 乳用牛や肉用牛の 1 戸あたりの飼養規模は 全国平均を大きく下回っている状況です 本県の酪農 肉用牛産地を将来にわたり維持 拡大していくためには 経営規模の拡大や生産コストの低減 経営力の強化などが 大変重要です 県では 今年度 平成 37 年度を目標とする 岩手県酪農 肉用牛生産近代化計画 を策定し 酪農では 飼料生産 供給を担うコントラクター TMR センター等の外部支援組織の育成や外部支援組織等を活用した経営力の強化 産乳能力や乳質の向上などを進めていくこととしています また 肉用牛では キャトルセンターや公共牧場を活用した経営規模の拡大や ICT 技術を活用した効率的な飼養管理 肥育経営における繁殖部門の導入による一貫経営化などを進めていくこととしています さらに 関係機関 団体とともに現地サポートチームを構成し 酪農 肉用牛の飼養管理 繁殖管理などの個別巡回指導の充実 強化を図り 産地の競争力を高めていきたいと考えています 特に 肉用牛について 来年度は 第 11 回全国和牛能力共進会宮城大会が開催されます 本県が全国に誇る和牛産地であることをアピールする絶 畜産春秋 1 第 60 回岩手県畜産共進会 ( 馬の部 肉牛の部 ) 2 平成 26 年度畜産経営事例調査結果 ( 和牛繁殖経営 ) 3 モットー君通信簿の活用でモウッと増頭! モウッと増収! 4 平成 28 年度いわて肉用牛若手 後継者技術向上研修会 5 平成 27 年度岩手県獣医畜産業績発表会 6 第 28 回東北地区削蹄競技大会 8 収益アップ 果敢に挑戦! もくじ CONTENTS 岩手県農林水産部畜産課総括課長藤代克彦 好の機会であることから 総合優勝を目標に掲げ 関係機関 団体 生産者の皆さんとともに 出品候補牛の飼養管理の強化 調教技術の向上等に取り組んでいるところです また 酪農や肉用牛生産に携わる女性を 牛飼い女子 として 女性の経営参画や就農促進を目的に 牛飼い女子のネットワークの構築やグループ活動の支援 県内外への情報発信などを行っています 現在 13 グループ 200 名を超える皆さんがネットワークに参加し 年 3 回行っている女子会では 熱気あふれる牛飼い談義が交わされており 引き続き 取り組む女性の皆さんを拡げていくこととしています 県内では 8 月下旬の台風 10 号により県北 沿岸地域を中心に甚大な被害に見舞われました 畜産関係でも畜舎の浸水 破損 飼料作物の冠水 流失 家畜の溺死 圧死 集荷不能による生乳廃棄などの被害を受けました 被災された皆様には 心よりお見舞い申し上げます 県では 被災した畜産農家の早期の経営再建に向け 関係機関 団体と連携しながら畜舎等の再建や不足する粗飼料の確保 初妊牛や繁殖用雌牛の導入などを支援し 産地の再建を進めていきたいと考えています 本県の畜産は TPP 協定発効などの影響懸念や高齢化の進行等による飼養戸数の減少 生産量の減少など様々な課題を抱えています 生産者 関係機関 団体が一丸となった取り組みにより 収益力を高め 競争力の高い産地の形成につなげていきたいと考えていますので 今後とも 皆様の御協力をお願いします 平成 28 年度北日本養鶏研究大会 8 家畜の保健衛生 (108) 9 畜産の研究 (105) 10 畜産技術情報 (57) 11 平成 28 年度短角牛市場成績速報 年用畜産手帳発行 12 子牛市場及び家畜市場成績 12 岩手の畜産 は バックナンバーも含め協会のホームページでご覧いただけます

2 来く瑠る⑵ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 第 60 回岩手県畜産共進会 馬の部 肉牛の部 平成 28 年台風第 10 号により 本県の北部沿岸地域が甚大な被害を受けたため 当初予定していた 9 月 1 日の ホルスタインの部 と 9 月 2 日の 日本短角種の部 は 急きょ中止せざるを得ませんでした その後に行われた 馬の部 と 肉牛の部 の状況については 以下のとおりです 1 馬の部 9 月 9 日に馬っこパーク いわてを会場として 3 部門 10 頭の出品により開催されました 独立行政法人家畜改良センター十勝牧場業務第二課長の廣岡俊行氏の審査により 名誉賞には盛岡市玉山の千葉正夫氏が第 2 類に出品したブルトン種 来瑠 が選ばれました 講評では ( 423kg ~ 617kg ) 65cm2 8.4cm 2.7cm 74.6% 出陳馬の発育は全般に良好なものの 馬体の大きさに骨格が追いついていない 発育ステージに見合った飼養管理に努めていただきたい との助言をいただきました 名誉賞を受賞した盛岡市玉山の千葉正夫氏と 号2 肉牛の部 10 月 22 日に 岩手畜産流通センターを会場として 去勢 65 頭 雌 29 頭の計 94 頭の出品により開催されました ( 公社 ) 日本食肉格付協会岩手事業所斉藤弘美所長を始め 4 名の審査員による審査の結果 名誉賞には平泉町の千葉文男氏が出品した 光美 ( 父牛 : 美津百合 母の父 : 安福久 祖母の父 : 平茂勝 ) が選ばれました 審査員を代表して斉藤所長から 平均月齢 は雌 29.6 か月 去勢 30.0 か月 全体では 29.9 か月となっており 等級別格付結果は 4 等級以上の上物率が 94.7% と 昨年より 7.7 ポイント高い結果となり 雌は 86.2% 去勢は 96.9% の上物率となっている 去勢牛の成績が昨年を大きく上回り高く評価できるが 胸最長筋面積や皮下脂肪の厚さで B 等級に評価されたものもあり この点に留意し 可食歩留が高く 付加価値の高い枝肉の生産をお願いする 今後ともコスト管理 飼養管理技術の改善に努力され なお一層 いわて牛 の評価向上に努めていただきたい と講評をいただきました 出品牛の雌及び去勢の平均枝肉成績は それぞれ次のとおりです 雌 去勢 枝肉重量 442 kg ( 333 kg ~ 563 kg ) 516 kg 肉牛の部と併せて行われた総合閉会式では 藤尾東泉会長がご挨拶を行い その中で 来年 9 月に宮城県で開催される第 11 回全国和牛能力共進会での頂上を目指して 今一度 気を引き締めて準備を進め 栄冠を勝ち取りたいと述べ られました 胸最長筋面積 バラの厚さ 皮下脂肪の厚さ 歩留基準値 61 cm2 8.0 cm 2.8 cm 74.7% 千葉文男さん名誉賞を受賞した平泉町の藤尾東泉会長総合閉会式で挨拶を述べる

3 隔月 1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑶ 平成 26 年度 畜産経営事例調査結果 ( 岩手県 ) この調査結果は 全国の平成 26 度畜産物生産費の全国値を推計するため 東北農政局が県内経営体の調査結果を集計したものですが 今月は和牛繁殖経営について紹介します 和牛繁殖経営 1 調査対象の経営 生産概要 ⑴ 1 経営体当たりの就業者数は 1.6 人 経営耕地面積は 682a 平均の繁殖雌牛飼養頭数は 14.3 頭で 子牛販売頭数は 9.8 頭となった ⑵ 子牛 1 頭当たりの販売価格は 546,543 円で前年度に比べ 85,068 円増加となった 表 1 調査対象の経営 生産概要 区 分 単位 岩手東北平成 25 年度 集計経営体数 経営体 経営概況 (1 経営体当たり ) 農業就業者数 人 経営耕地面積 a 繁殖雌牛月平均頭数 頭 主産物 ( 子牛 ) 販売頭数 繁殖雌牛評価額 ( 初回種付時 1 頭当たり ) 円 394, , ,090 生産概況 ( 子牛 1 頭当たり ) 哺育 育成期間 月 販売時生体重 kg 販 売 価 格 円 461, , ,116 労働時間 ( 子牛 1 頭当たり ) 労 働 時 間 計 時間 家 族 男 女 雇 用 収益性 ( 繁殖雌牛 1 頭当たり ) 粗 収 益 円 501, , ,246 生 産 費 総 額 778, , ,757 所 得 29, , ,279 1 日当たり 1,594 6,297 8,190 家族労働報酬 69,086 12,029 51,225 1 日当たり 631 3,124 2 繁殖牛 1 頭当たりの収益性 ⑴ 粗収益は589,779 円で 子牛価格の上昇により前年度に比べ87,801 円増加となった ⑵ 生産費総額は802,232 円で 配合飼料価格の上昇により前年度に比べ23,459 円増加となった ⑶ その結果 繁殖牛 1 頭当たりの家族労働費や自己資本利子等を含めた所得は120,034 円で前年度に比べ90,102 円増加となった 3 子牛 1 頭当たりの生産費 ⑴ 子牛 1 頭当たりの生産費 ( 副産物価額差引 ) は 624,562 円と前年度に比べ 7,921 円増加となった ⑵ 内訳としては 牧草 放牧 採草費で増加したが 流通飼料費や建物費などが減少したものの 労働費が増加した 表 2 子牛 1 頭当たり生産費 ( 単位 : 円 ) 区 分 岩手東北平成 25 年度 物財費 445, , ,955 種 付 料 21,248 19,134 22,335 流 通 飼 料 費 142, , ,413 牧草 放牧 採草費 90,792 95,039 64,748 敷 料 費 9,532 9,181 9,128 光熱水料及び動力費 9,939 9,942 10,216 その他の諸材料費 742 1, 獣医師料及び医薬品費 20,730 19,410 27,360 賃借料及び料金 15,775 18,267 14,172 物件税及び公課諸負担 13,974 14,558 11,290 繁殖雌牛償却費 53,179 51,291 51,969 建 物 費 29,954 27,052 24,654 自動車 農機具費 35,704 34,584 29,997 生 産 管 理 費 1,894 1,448 1,700 労 働 費 211, , ,911 う ち 家 族 207, , ,736 費 用 合 計 657, , ,866 購 入 ( 支 払 ) 257, , ,229 自 給 305, , ,513 償 却 94,310 89,134 83,124 副 産 物 価 額 40,503 43,236 36,130 生産費 ( 副産物価額差引 ) 616, , ,736 支払利子 地代算入生産費 639, , ,575 資本利子 地代全額算入生産費 ( 全算入生産費 ) 738, , ,629

4 ⑷ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 モットー君通信簿の活用でモウッと増頭! モウッと増収! ( 公社 ) 岩手県農畜産物価格安定基金協会からのお知らせ 当協会では 黒毛和種の分娩間隔短縮 受胎率の向上を目的として 肉用子牛生産者補給金制度の契約者で希望される方に モットー君通信簿 を無料でお届けしています この通信簿は 皆さんが飼養する繁殖雌牛から生産された子牛について 黒毛和種分娩届 を所属 JA に提出していただき 分娩届に記載している情報等を基に 電算処理した結果を次の 3 種類の帳票に出力したものです 〇 A 表 モットー君受胎促進通信簿 (A3 版 ) 繁殖牛個々の最終分娩状況を示したもので 繁殖管理表として今後の種付け状況を 3 回まで追記できる欄を設けています 牛舎内へ貼り付けて授精経過の記録に活用できます 〇 B 表 モットー君分娩状況通信簿 (A4 版 ) 繁殖牛個々の情報 ( 血統 年齢 登録得点 初産月齢等 ) のほか これまでの分娩状況 ( 妊娠期間 空胎期間 分娩間隔 ) の個体や飼養牛群の平均値を示し 県や地域の平均値との比較により 経営課題の解決に役立てるとともに 目標の設定等に活用できます また 過去 9 年間の繁殖雌牛飼養頭数と子牛生産頭数から子牛生産率の推移も示しており 経営の推移や飼養管理改善の効果確認に活用できます

5 隔月 1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑸ 〇 C 表 モットー君子牛 枝肉通信簿 (A4 版 ) 繁殖牛ごとに作成した通信簿で 繁殖牛の推定育種価を帯グラフで表示するとともに 分娩履歴と分娩子牛の市場販売状況 枝肉情報を示しています 今後の交配種雄牛の選択や生産子牛の保留判断 繁殖牛の淘汰判断 育成管理上の問題点の把握等に活用することができます 通信簿の配布は 年 1 回で 10 月頃に生産者の皆さんに直接郵送します また 繁殖雌牛を 10 頭以上飼養している方には 年 2 回 (2 回目は 3~4 月頃 ) お届けします モットー君通信簿の活用により 繁殖成績等を再確認していただき 今後の生産性向上や経営改善の一助としてお役に立てれば幸いです 現在の通信簿活用状況は 今年度当初で 2,471 戸となっており 全体の約 56% となっています 通信簿の配布申込みをまだ行っていない生産者 で通信簿の配布を希望される方は 所属 JA 又は当協会にご連絡ください モットー君通信簿の活用していただいている方々からは 育種価を活用した子牛生産が可能になった 分娩間隔短縮意識が向上した 子牛の販売 保留の判断がしやすくなった などの声をいただいています ご連絡先 :( 公財 ) 岩手県農畜産物価格安定基金協会 TEL: FAX: 平成 28 年度いわて肉用牛若手 後継者技術向上研修会 この研修会は 肉用牛経営の経営改善に関する情報共有と 若手生産者の交流促進により 本県肉用牛産地の生産性向上を図ることを目的として 9 月 9 日 ( 金 ) に県内の肉用牛若手経営者等 100 名以上を集めて開催されました 県畜産課の菊池伸也振興 衛生課長の開会挨拶に続き 和牛繁殖経営の問題点と改善点 ~ 目からウロコの哺育 育成技術 ~ と題して 北海道 日高町で大規模和牛繁殖経営を営む株式会社杉山牧場の代表取締役杉山憲由氏が基調講演を行いました 杉山氏の牧場では 繁殖牛約 300 頭 ( うち F1 200 頭 ) 育成牛約 120 頭が飼養されており 雌牛への黒毛和種受精卵移植による子牛生産が実施されています 特徴としては 情報通信技術 ( ICT ) を積極的に導入し大規模繁殖経営を実現している点にあります 例えば 発情発見や分娩監視については 牛歩 や 牛温恵 を使用し 分娩房には監視カメラを設置するなど 個体管理を徹底しながら 少ない労働力で子牛生産率を高めているほか 自動哺乳機を導入し 和牛用代用乳を活用

6 ⑹ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 した強化哺乳を実施するなどにより 発育の良い子牛の生産を実現しています 今後 本県における繁殖経営の規模拡大を推進する上で 多いに参考になる講演でした また 二戸市の大森貴明さんと花巻市の髙橋修一さんによる事例発表が行われました 大森さんは 平成 23 年に 25 歳で経営委譲を受けて和牛繁殖 経営主となり 将来は 雇用労働力を活用し 肥育も組み入れながら規模拡大を目指すとのことでした 髙橋さんは 27 歳の時に 畜産の知識ゼロの状態で就農し 昨年 経営委譲を受けました 就農依頼 力を入れてきた和牛改良についての取組をお話しいただきました 基調講演の杉山憲由様 事例発表者の二戸市上斗米の大森貴明さん 事例発表者の花巻市中笹間の髙橋修一さん 平成 27 年度岩手県獣医畜産業績発表会岩手県畜産技術連盟賞 ( 畜産部門 ) ビッグデータを活用した和牛繁殖農家の生産性向上支援 中央農業改良普及センター軽米普及サブセンター佐藤真 ( 現在 : 岩手県農業研究センター畜産研究所 ) 1 背景とねらい近年 和牛子牛市場の上場頭数が減少しており 和牛繁殖農家の生産性向上が急務である そこで 戦略的に繁殖雌牛を更新することで生産性の向上を図ることを目的として 繁殖雌牛ごとに繁殖能力と市場性が一目で分かる 連産性 & 価格プレミアシート を作成した 産性が高い ) 逆に 左下に位置する牛は生産性が低く早期に更新するべき牛といえる ( 図 1) このプレミアシートは 繁殖能力と市場性を指数化し表示しているため 年齢の違う繁殖雌牛も同じスケールで比較することが可能となる 2 連産性 & 価格プレミアシートの概要連産性 & 価格プレミアシート ( 以下 プレミアシート という ) は 横軸に連産性を表す子牛生産指数 縦軸に上場産子の市場価格比 ( 上場産子価格 / 市場平均価格 ) を平均した値を価格プレミアとして繁殖牛の能力をプロットした グラフの右上に位置する繁殖雌牛は繁殖能力及び市場性ともに優れている牛であり (= 生 図 1 連産性 & 価格プレミアシート

7 隔月 1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑺ 3 プレミアシートの作成方法子牛生産指数及び価格プレミアは 岩手県農畜産物価格安定基金協会が発行している モットー君通信簿 の C 表に記載されているデータを活用し 次の方法により算出した 子牛生産指数 =(4- 初産年齢 ) 4 歳を過ぎて最初の分娩までの平均分娩間隔 ( 年 )+1 子牛生産指数とは 4 歳時の分娩頭数を指数化したもの 初産年齢が 2 歳 その後 4 歳まで一年一産すると子牛生産指数は 3 となる (4 歳時に 3 頭分娩している ) 数値が大きいほど連産性が良い 価格プレミア =( 産子の販売価格 上場時の雌 去勢別の市場平均価格 ) の合計 販売頭数 対象繁殖雌牛の産子ごとに 販売価格を上場時の雌 去勢別の市場平均価格で除して算出した数値の平均値 生年月日 産子の生年月日 分娩間隔 初産月齢 販売価格 勢別市場平均価格で除して平均する 図 2 の繁殖雌牛の場合は 8 頭の上場牛があるので 価格プレミア ={(441 千円 /404 千円 )+ +(485 千円 /455 千円 )} 8=1.04 となる 価格プレミアが 1 を超えているので この繁殖雌牛の産子は平均より良い評価を受けていることがわかる このように 価格プレミアを使うことで市場の相場に左右されず 良い子牛を生産する繁殖雌牛を明らかにすることができる 4 プレミアシート活用による効果新岩手農業協同組合管内の 3 戸の和牛繁殖農家のプレミアシートを作成し提示したところ プレミアシートの左下または下に位置する繁殖雌牛を廃用した 経営内容を前年と比較すると 分娩間隔が 2 戸で 3 日 1 戸で 20 日短縮した さらに 2 戸は繁殖雌牛の平均年齢及び平均産次が若くなり 牛群の世代交代が図られた 表 プレミアシートを活用した農家の繁殖雌牛の平均年齢 平均産次 分娩間隔 A 農家 B 農家 C 農家 平成 26 年 9 月平均年齢 平均産次 分娩間隔 平成 27 年 10 月平均年齢 図 2 モットー君通信簿の C 表 モットー君子牛 枝肉通信簿 図 2のデータを用いた具体的な計算方法は次のとおり ⑴ 子牛生産指数初産年齢が2.19 歳 (26.3か月) 4 歳を過ぎて最初の分娩までの平均分娩間隔が0.95 年 (348.5 日 ) であることから 子牛生産指数 =(4-2.19) となる 平成 27 年の岩手県平均値は2.63であり この繁殖雌牛の繁殖能力は県平均より高いと評価できる ⑵ 価格プレミア対象繁殖雌牛が分娩し上場したすべての産子について 子牛販売価格を上場時の雌 去 平均産次 分娩間隔 差平均年齢 平均産次 分娩間隔 最後に年齢や直近の繁殖成績などに加えてプレミアシートを利用することで より積極的に繁殖雌牛が更新できる 今回はプレミアシートの提示から取りまとめまでの期間が短いため その効果は限定的であるが 戦略的な繁殖雌牛の更新が生産性の向上と繁殖経営意欲の向上につながることを期待している

8 ⑻ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 第 28 回東北地区削蹄競技大会 この競技大会は 東北地区装削蹄師会の主催により 東北各県持ち回りで毎年開催され 上位入賞者は日本装削蹄協会主催の全国大会への出場権が与えられるものです 今年度の第 28 回大会は 8 月 30 日 ( 火 ) に雫石町の JA 全農いわて中央家畜市場を会場に開催されました 大会では 各県応援団及び本県畜産関係者など120 名を超える熱い視線を浴びながら 東北各県の代表選手 17 名の皆さんは日頃培った削蹄技術を競い合いました 競技は 牛の歩行や蹄の観察から状態を判断する削蹄判断競技 ( 筆記 ) と20 分の制限時間内に削蹄を行う ( 実技 )2 種目の点数で順位が決定されます 岩手県からは 八幡平市の鈴木真司 ( まこと ) さん (25 才 ) 奥州市の岩渕孝幸さん(43 才 ) 岩手町の柳本克俊さん (38 才 ) が出場し 3 人とも上位入賞を果たし 11 月 10 日に茨城県で開催される全国大会への出場権を獲得しました 競技終了後には 岩手県中央家畜保健衛生所及びジンプロアニマルニュートリジョンジャパンインクによる牛の適正な飼養管理と蹄病防止に関する講演が行われ 訪れた参加者は貴重な情報に耳を傾けていました 牛の蹄は状態が悪いと 蹄病を起こすだけでなく 乳量低下や繁殖成績の悪化につながるといわれています 岩手県装削蹄師会の嵯峨美紀会長 (57 才 ) は この大会を通じて 削蹄師の技術向上とともに 多くの人に畜産現場を支える削蹄師の仕事について 知っていただきたい と話していました ( NOSAI 岩手家畜部家畜課伊藤雄二 ) 大会成績優勝遠田明広さん ( 山形県 ) 準優勝岩渕孝幸さん ( 岩手県 ) 優秀賞鈴木健一さん ( 秋田県 ) 鈴木真司さん ( 岩手県 ) 武藤稔貴さん ( 福島県 ) 柳本克俊さん ( 岩手県 ) 削蹄競技大会の様子 競技大会で優秀な成績を上げた岩手県装削蹄師会の皆さん ( 前列右から 岩渕孝幸さん 嵯峨美紀会長 鈴木真司さん 柳本克俊さん ) 平成 28 年度北日本養鶏研究大会 この研究大会は 東北 北海道地域の養鶏生産者 業界関係者 鶏病研究員が一堂に会して 国際化時代に対応した養鶏経営と衛生対策を基本とした飼養管理技術の研鑽や相互の交流を図り 今後の養鶏産業のさらなる発展を目指し開催されているものです 今年度は9 月 8 日 ( 木 ) に盛岡市を会場として関係者 250 名を集めて開催されました はじめに 南部美人の挑戦 世界に誇る國酒日本酒 と題して 株式会社南部美人代表取 締役社長の久慈浩介氏による記念講演が行われました 久慈社長は 南部美人の販売戦略の海外展開の事例を紹介しながら オンリーワンの商品なら世界を相手に商売することは可能である 世界では 伝統産業こそが オンリーワン となる また お客様本位に考えることが大事であり 海外のお客様は 会社の大小ではなく 価値の大小を見ている 本気で輸出をしようとするならば まず現地へ行くこと おいしい! に国境はない 日本食 がブームとなっている世界を視野に入れて戦略を展開すべき と訴えていました 次に 一般社団法人日本養鶏協会の専務理事の廣川治氏による 最近の養鶏情勢と TPP 締結の

9 隔月 1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑼ 影響 と題した講演が行われました 廣川専務理事は 鶏卵の消費量は 安定的に推移してきており その 5% 程度が輸入により確保されている 鶏卵の消費は 肉の消費と比較して年代間の消費量の差が少なくなっている 人口減少や高齢化が進行する中で 2030 年には消費量が 20 万トンほど減少し 241 万 t となる見込みである 一方 鶏卵の国内生産は 配合飼料価格の高騰や大震災の影響はあったものの概ね安定的に推移してきている TPP により 13 年目には 鶏卵関係は全て関税が撤廃され 長期的には国産鶏卵価格の下落が懸念される このため 国産鶏卵に関する普及啓発事業により 手軽な料理の提案などのほかに 11 月 5 日を いいたまごの日 として 卵の良さを広く社会にアピールし一層の消費拡大を図る日に設定するなどの活動を実施しているほか 近 年 鶏卵も輸出が増加傾向にあるが試行的なものが多く 一層の輸出促進のための取組も実施している と話していました 最後に 次期開催県の福島養鶏協会会長三品会長からのあいさつで研究会を閉じました 家畜の保健衛生 (108) BVD-MD 対策の一歩 牛ウイルス性下痢 粘膜病 ( BVD-MD) とその被害をご存じですか 牛ウイルス性下痢 (BVD) ウイルスの牛への感染により 下痢のみならず様々な病態が引き起こされる病気で BVD ウイルスに持続感染している牛 ( 持続感染牛 ) が感染源となります 持続感染牛は毎年 全国で 200~ 300 頭程度確認 とう汰されますが 県内では 約 200 頭に 1 頭程度存在するものと考えられています 持続感染牛は 虚弱や発育不良を示す場合もありますが 多くは見た目上健康牛との区別ができません このため 持続感染牛が移動することにより どこの農場 牧野でも BVD ウイルスが侵入するリスクを持っています その侵入後に起こる本病の被害は ワクチンが接種されていない牛群 ( 免疫を持たない牛群 ) において甚大なものとなります ワクチンが接種されていなかった乳用牛飼養農場 (150 頭規模 ) で BVD ウイルスが流行したケースでは 育成から分娩までの間だけで 呼吸器病や消化器病の治療頭数の増加 流産や受胎の遅延の多発 BVD ウイルス持続感染子牛のとう汰などにより 損失額は 200 万円以上 と推定されました ワクチンの接種により本病の予防は可能です ワクチン接種には それなりの費用がかかりますが 病気の発生により大きな被害を出さないためにも 衛生費を一般管理費にしっかり組込むことが大事です ワクチン接種は 感染源となる持続感染牛の発生を防止し 本病の連鎖を防ぐことにつながります 今年度 国は BVD-MD 防疫対策ガイドライン を策定しました これを受けて 北海道では飼養牛の全頭へのワクチン接種を進めながらの対策をスタートさせました 畜産県を標榜する本県においても 本病のワクチン接種を定着 普及させることが 発生予防対策を進めるための一歩となります まとめ 感染源となる持続感染牛の移動により どこの農場 牧野にも BVD ウイルス侵入するリスクが存在 ワクチンが接種されていない牛群における本病被害は甚大 ワクチンの接種により 本病の予防は可能 ( 岩手県中央家畜保健衛生所病性鑑定課 )

10 ⑽ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 畜産の研究 (105) 春期牧草播種技術と秋の追播による植生改善技術 本州では 草地造成 更新適期は秋期ですが この時期は農繁期と重なり 適期に播種が実施できない場合があります そこで播種適期を拡大し 計画的に草地更新を行うための春期牧草播種技術を確立しました 春期の草地更新では 早春 (4 月 ) に牧草を播種して 掃除刈り後に除草剤を散布することにより 播種一年目から牧草乾物収量 485kg/10a ( 刈取 2 回 / 年 ) の収穫が可能です ( 図 1) ロンメチル ( 商品名 : ハーモニー 75DF 水和剤 ) 処理を行うと雑草発生量 ( 特にイヌビエ ) を抑えることができます 最近は 早春に降雨が少ない年が多く 牧草の定着が著しく低下して 雑草だらけになる場合があります その時は 秋に追播することにより植生が冠部被度 90% 程度まで改善し 優良な草地を造成することができます ( 図 2) 除草は まず 6 月中旬 ( 牧草草丈 20~30 cm目安 ) に掃除刈りを行い その後にチフェンスルフ 追播は 8 月中旬から 9 月上旬に草地の掃除刈りを行い その後 ディスクハローで土壌表層を攪拌 もしくは簡易更新機などを用いて播種します 図 3 に作業体系を示しましたので参考にしてください ( 畜産研究所家畜飼養 飼料研究室専門研究員山形広輔 )

11 隔月 1 日発行第 539 号 岩手の畜産 平成 28 年 11 月 1 日 ⑾ 畜 産 技 術 情報 (57) カメラ設置でラクラク分娩看視 1 分娩看視カメラの設置による省力化を! 分娩は昼夜関係なく起きるため 分娩の介助や分娩直後の子牛の処置等に備えて分娩を看視することは 飼養者にとって体力的にも精神的にも大きな負担となります それを比較的安価で設置の容易な防犯カメラを活用して解消することが出来ます これまで 県内畜産農家への分娩監視カメラの設置は 100 台以上 (1 戸で複数設置する場合もあり ) と見込まれ 今後も導入拡大していくものと思われます 2 分娩看視カメラの設置イメージ 赤外線カメラであれば夜間も牛の様子が確認できます 無線の到達距離は 200m 程度ですが 遮蔽物があれば 短くなります 自宅でゆっくり看視ができます 3 WEB カメラとスマートフォン ( スマホ ) をつかえば 外出先でも看視できます スマホを飼養管理の補助手段として活用し 時間的な余裕をつくることができます インターネット環境の整備が必要になる場合があります 4 分娩看視カメラの設置方法は大きく分けると 3 つあります 1 有線型 2 無線型 3 WEB 型です 導入事例の多い 2 3 の設置費用は次表のとおりです 設置方法 2 無線型 設置費用の事例 6~8 万円 3 WEB 型費用は設置するカメラの性能や数によって大きく異なります 設置を検討しようする方 まずは最寄りの普及センターにご相談下さい 16~22 万円 5 導入事例 分娩事故ゼロを目標に WEB カメラ + スマホ方式を導入! H 市内の黒毛繁殖農家 ( 繁殖雌牛 41 頭子牛 30 頭 ) は コスト低減のため近所の遊休牛舎を利用し増頭しましたが その結果 牛舎が分散し 通勤飼養による労力の負担が増えました このため WEB カメラ + スマホ方式の導入により 離れた牛舎と自宅の往復を最小限にしながら分娩時の看視を徹底し 規模拡大後においても事故防止に努めています 農家の感想 スマホで牛を看視できるので 導入前よりも看視の目が行き届くようになった 録画機能により 破水時間も遡って確認でき 分娩時間の見当がつきやすかった 牛舎分散 + 通勤飼養の事例

12 ⑿ 平成 28 年 11 月 1 日岩手の畜産隔月 1 日発行第 539 号 平成 28 年度短角牛市場成績速報 雌雄去日本短角(褐毛含む秋期市場 全農岩手県本部 ( 品種別税込み ) 単性別位合計 売買頭数 頭 平均価格 円 359, , , ,194 平均体重 kg 前売買頭数 % 比平均価格 % 平均価格 円 437, , ,233 牛間交雑)等kg単価前年売買頭数 円 % 1, , , 売買頭数 頭 平均体重 kg 比平均価格 % 注 )1.23 年度市場により 日本短角種は 2 日間ですが 日本短角種以外の品種について 1 日に集約して上場致しております 市場開催日 :10 月 26 日 27 日 市場上場別最高最低平均平均kg当頭数 ( 月日 ) 地域性( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) 体重単価県南 101 1,211, , , ,726 胆江 10/5 気仙 ,215, , , ,803 計 225 1,215, , , ,770 県南 , , , ,655 10/6 磐井 ,235, , , ,829 計 247 1,235, , , ,766 滝沢中央 157 1,195, , , ,694 雫石八幡平 ,089, , , ,837 計 366 1,195, , , ,779 紫波中央 141 1,231, , , ,650 盛岡 10/13 花巻 ,068, , , ,790 北上 遠野計 321 1,231, , , ,732 宮古中央 , , , ,623 北部 10/14 奥中山 ,191, , , ,821 久慈 改良 C 計 342 1,191, , , , ,231, , , ,666 10/12 玉山 岩手葛巻 合 平成 28 年 10 月和牛子牛市場成績 税込 ( 全農岩手県本部 ) 計 ,235, , , ,817 計 1,501 1,235, , , ,755 1 平成 28 年度の中央市場上場順は 次のとおりです ( 前年 3 日目 1 日目 1 日目 2 日目 2 日目 3 日目 ) 2 中央市場の売買対比及び増減については 上記 1 に準じて算出いたします 2017 年畜産手帳 CHIKUSAN DIARY 2017 子牛価格の推移 いつも畜産手帳をご愛用いただきありがとうございます 今年も注文をお受けいたしますので ぜひよろしくお願いいたします 数に限りがございますので ご注文はお早めににどうぞ! お問合せ 申し込み先 ( 一社 ) 岩手県畜産協会総務部 仕様高級発泡シート ( ポケット付き ) 日記等 2 色刷 住所録 各種畜産関係統計資料等付録丈夫さ UP! サイズ 140mm 80m 価格 860 円 ( 消費税込 送料別 ) 主な掲載内容 日記欄 住所録 ( 中央官庁 地方庁 畜産関係団体 会社 道府県畜産協会等 ) 各種畜産関係統計資料等 飼養戸数 頭羽数 生産 需給関係データ 主要国の畜産生産状況 家畜繁殖関係 飼養管理関係 家畜改良増殖目標 飼料関係( 地区種別養分要求量 主要試料養分早見表 種類別容積重量等 ) 営農関係( 生産費 労働時間 固定資産評価基準家畜ふん尿関係データ 施用基準等 ) 畜産物の価格( 安定価格 販売価格の推移 取引規格等 家系消費統計も充実 ) 衛生関係データ 畜産関係融資制度など 平成 28 年 10 月岩手県内指定家畜市場取引成績公益社団法人岩手県農畜産物価格安定基金協会 区 分 黒毛和種 指定肉用子牛 頭数金額平均価格 (1 頭当り ) 頭 1,049 円 835,603,560 円 796,572 褐毛和種 6 3,933, ,560 日本短角種 ,767, ,253 交雑種 乳 2 739, ,900 ( 注 ): 金額 平均価格は消費税込み

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