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1 第 3 学年 1 組体育科 ( 保健 ) 学習指導案 指導者学級担任 1 単元名けんこうな生活 からだのせいけつとけんこう 2 単元について本単元では 健康とは心やからだの調子がよい状態であり 健康に過ごすには一日の生活や環境が大きく関わることを理解することをねらいとしている そして 自分の生活を振り返り 健康によい一日の生活の仕方を実践する意欲や 生活環境を整えるために自分でできることを実践する意欲をもてるようにする 本学級の児童は 休み時間後や食事前に手洗いをしなければいけないと知りながら 実際には進んで行えず 教師の声かけを受けて行う児童が多い また 手洗い場に行っても石鹸を使わずに水洗いで済ます児童がみられる そこで 本学級の児童には 洗い残しの少ない手の洗い方 ( 適切な手洗いの方法 ) についての知識をもつことが必要であると考え 手洗い指導の時間を設定した 手の洗い残した部分を実際に目で見てわかるようにすることで 普段の手洗いが本当に正しく行われているのかを振り返らせ 適切な手洗いを進んで行おうとする意欲や態度を育てたい また 学習した内容を家庭に伝え チェックカードやワークシートに保護者からの励ましの言葉をもらうことで 学校でも家庭でも継続して実践できるようにしたい 3 子どもの実態 ( 男子 17 名女子 15 名計 32 人 ) < 健康についての関心 意欲 態度 > 1 健康のためにしていることは ありますか ( 自由記述 複数回答 ) ある 28 名 ない 4 名 手洗い うがい 14 名 外遊び( 体を動かす ) 12 名 好き嫌いをせず食べる 6 名 寝る 休む 2 名 お風呂に入る 2 名 水分を摂る 1 名 ( 考察 ) 普段行っている手洗いという行動が 健康のためであると意識している児童が多く 手洗いの 意識が高いことがわかる しかし 実際の姿を見てみると 寒い時期に冷水で手を洗うことに抵 抗があり 手洗いを簡単に済ませてしまう児童が多い そこで 実際に洗い残しを見せることで 丁寧に意識して洗う必要があることに気付かせたい また ハンカチを持ち歩かない児童もいる ため 清潔なハンカチで拭く必要性を考えることで 進んで清潔なハンカチを持ち歩こうとする 態度を育てたい < 健康についての思考 判断 > 2 あなたは 今 健康だと思いますか ( 自由記述 ) はい 29 名いいえ 3 名理由< 考察 > 外で元気に遊んでいるから ( 日光にあたっているから ) 14 名 好き嫌いせず 野菜も食べているから 13 名 手洗い うがいをきちんとしているから 4 名 楽しいから 1 名 少しくしゃみや咳がでるから 1 名 うがい手洗いをしていないときがあ るから 今だるいから 今の健康は 外遊びや食事で保たれていると考える児童が多く 手洗いが今の健康に関係して 1 名 1 名 3 年 1

2 いると考える児童は少ない そのため 健康な生活を送るには 運動や食事だけでなく 体を清 潔にし 病気にかからないようにすることも大切であることを理解させる必要がある < 健康についての知識 理解 > 3 健康によいことは どんなことだと思いますか ( 自由記述 ) 手洗い うがい 23 名 外遊び 11 名 ごはんをきちんと食べる 7 名 歯みがき 7 名 早寝 早起き 6 名 お風呂に入る 1 名 よく噛んで食べる 1 名 ( 考察 ) 手洗いが健康に良いことだと認識している児童は半数以上だが 実際に手洗いをしているところを見ると 水洗いのみの児童や石鹸で簡単に洗う児童が多く 洗い方に対する意識は低いように感じる そのため 適切な手洗い方法と 普段の洗い方との汚れの落ち方の違いを知ることで 適切な手洗いの方法を意識できるようにしたい 4 視点との関連視点 1 実践の元となる子どもの 思いや願い をもたせる工夫 資料提示の工夫手洗いが病気の予防に効果的であるということを理解させるため 海外でユニセフが日本の手洗いを励行し 子どもの死亡者が減少した という記事を提示する 手洗いの重要性に気付かせ 適切な手洗いを進んで行おうという意欲をもたせる 教具の活用手洗いが健康によいことだと知りながら 洗い方に関心をもっていない児童が多い そこで 手洗いチェッカー を使い実際に手に付いた汚れを見たり 写真で見比べたりすることで 意識して洗わないと洗い残しがでてしまうということを実感させ 進んで適切な方法で手を洗おうとする態度を育てる 視点 2 学習で得た知識や体験を実践につなげる工夫 手洗いチェックカードの活用適切な方法で手を洗おうという思いをもっても 普段から丁寧に洗うことを意識していないと習慣化することはできない そこで 手洗いチェックカードを使い 適切な方法で手を洗えたかを自分で確認することで 意識して習慣化できるようにする 保護者に協力を呼びかける学習した内容を家庭に伝えるため 手洗いチェックカードやワークシートに保護者のコメント欄を設ける また 子どもへの励ましの言葉を書いてもらうようお願いし 家庭でも学校でも継続して実践していけるようにする 3 年 2

3 6 指導と評価の計画時間5 評価規準 単元の評価規準学習活動に即した評価規準健康 安全への 関心 意欲 態度 健康な生活について関 心をもち 学習活動に意欲 的に取り組もうとしてい る 1 健康な生活について 教科書や資料などを 見たり 自分の生活を 振り返ったりするな どの学習活動に進ん で取り組もうとして いる 2 普段の手洗い方法と 比較しながら 適切な 手洗い方法を実践し ようとしている 3 健康に過ごすための 身の回りの環境につ いて話し合う活動に 進んで取り組もうと している 健康 安全についての思考 判断健康な生活について 課題の解決を目指し 知識を活用した学習活動などにより 実践的に考え 判断し それらを書き表している 1 学習を振り返り 自分ならどんな言葉をかけるか考えて書いている 2 汚れの残りやすい部分と関連させて自分の洗い方の改善点を考えたり 見付けたりしている 3 効果的な換気や明るさの調節の仕方を具体的に考え 適切に判断して書いている 健康 安全についての知識 理解健康の状態 1 日の生活の仕方 身の回りの環境について 課題の解決に役立つ基礎的な事項を理解している 1 毎日を健康に過ごすには 食事 運動 休養及び睡眠の調和のとれた生活を続けることが必要であることについて 言ったり 書いたりしている 2 体を清潔にすることの効果について理解し 体や衣服などの清潔を保つ必要性について 言ったり 書いたりしている 3 適切な手洗いをすると 汚れがしっかり落ち 健康によいことについて 言ったり 書いたりしている 4 毎日を健康に過ごすには 明るさの調節や換気などの生活環境を整える必要があることについて 言ったり 書いたりしている 主な学習活動評価方法けんこうというたからもの 1 健康とはどんな状態か 話し合う 2 健康には どんなことが関係1しているのか考える けんこうによい一日の生活 3 2つの例の生活パターンを比較しながら 健康によい生活の仕方を考える 関 意 態 1 ( 学習活動 1 2) 健康な生活について 教科書や資料などを見たり 自分の生活を振り返ったりするなどの学習活動に進んで取り組もうとしている状況を 観察 で捉える 知識 理解 1 ( 学習活動 3) 毎日を健康に過ごすには 食事 運動 休養及び睡眠の調和のとれた生活を続けることが必要であることについて 言ったり 書いたりしている状況を 観察 ワークシート で捉える 3 年 3

4 からだのせいけつとけんこう1 1 せいけつ という言葉から連想することを発表する 2 体によごれや菌が付着していると どんなことが起こる2のか話し合う 3 清潔にするために普段行っていることは なんのために行っているのかを話し合う 4 手を洗わずに食事をしようとしている人に何と声をかいる状況を ワークシート で捉える けるか考える からだのせいけつとけんこう2 1 普段行っている方法で手を洗い ブラックライトで洗い残しを確認する 3(2 洗い残しやすい部分は どの本ように洗えばよいのか考え 時)話し合う 3 洗い残しの少ない洗い方について わかったことを発表する ト で捉える 4 洗い残しやすい部分を意識して洗う けんこうによいかんきょう 1 部屋の明るさは 健康にどんな影響を与えるか考える 2 なぜ 部屋の空気の入れ替えが必要なのか話し合う 43 健康に過ごすには 身の回りの環境をどのように整えたらよいか 考える 4 身の回りの環境を整えるために 自分でできることを発表する 7 本時の指導 (1) 本時のねらい 3 年 4 関 意 態 1 ( 学習活動 2) 日常生活を想起し 汚れや菌をそのままにしておくとどうなるのか 考えようとしている状況を 観察 ワークシート で捉える 知識 理解 2 ( 学習活動 3) 体を清潔にすることの効果について理解し 体や衣服などの清潔を保つ必要性について 言ったり 書いたりしている状況を 観察 ワークシート で捉える 思考 判断 1 ( 学習活動 4) 学習を振り返り 自分ならどんな言葉をかけるか考え 書いて 思考 判断 2 ( 学習活動 2) 汚れの残りやすい部分と関連して自分の洗い方の改善点を考えたり 見付けたりしている状況を 観察 で捉える 関 意 態 2 ( 学習活動 3) 普段の手洗い方法と比較しながら 適切な手洗い方法を実践しようとしている状況を 観察 で捉える 知識 理解 3 ( 学習活動 4) 適切な手洗いをすると 汚れがしっかり落ち 健康によいことについて 言ったり 書いたりしている状況を ワークシー 関 意 態 3 ( 学習活動 1 2) 健康に過ごすための身の回りの環境について話し合う活動に進んで取り組もうとしている状況を 観察 で捉える 知識 理解 4 ( 学習活動 3) 毎日を健康に過ごすには 明るさの調節や換気などの生活環境を整える必要があることについて 言ったり 書いたりしている状況を 観察 ワークシート で捉える 思考 判断 3 ( 学習活動 4) 効果的な換気や明るさの調節の仕方を具体的に考え 適切に判断して書いている状況を ワークシート で捉える 日常生活で自分の行っている方法と比較しながら 適切な手洗い方法に取り組むことができるようにする ( 関心 意欲 態度 ) 適切な洗い方と比較し 普段行っている洗い方の改善点を見つけたり 考えたりすることができるようにする ( 思考 判断 ) 適切な手洗いの仕方を理解することができるようにする ( 知識 理解 )

5 (2) 展開 学習内容と活動 教師の指導 支援 ( ) 評価 ( ) 資料 1 蛍光剤を手に塗り 普段行っている方法で手を洗う 普段と同じように 歌に合わせて手を洗わせる 手洗い の歌のお願い ( お願い ) お願い ( お願い ) かめさん ( かめさん ) かめさん ( かめさん ) CD あの三角のお山の上でおおかみおっとっとっと落っこちそう 急いでバイクをブルルン運転 危機一髪つかまえた~ ( ビオレあわあわ手洗いの歌より ) 2 手洗いチェッカーを使用し 自分の手の 様子を知る 光った部分が洗い残した部分であることを写真を活用して知らせる 普段の洗い方では 洗い残しがあることに気付かせ 本時の課題をつかませる 手洗いチェッカー写真 3 本時の課題を知る 自分の手洗いの仕方を振り返ろう 4 ブラックライトで照らし どこに汚れが残っていたか各自で調べる シートに光っている場所を赤で記入 洗い残しの場所をシートに記入 汚れの残りやすい部分が目で見てわかりやすいようにブラックライトを使用し ワークシートに記入させる 視点 1 ワーク シート 5 グループ内で汚れ具合を確認する 友達とくらべて気づいたことを記入 人によって汚れ具合や 共通の汚れ方があることに気付かせるために 各グループで汚れの場所の違いや 気付いたことを話し合わせる ワーク シート 6 どこに汚れが多く残ったか発表する 爪の先爪のまわり 手の皺の部分手首指の間 どこに汚れが多く残ったか発表を通 して確認させる 7 洗い残しをしやすい部分は どのように洗えばよいのか話し合う 1 回では落ちないので ごしごし洗う すみずみまでこする 自分の汚れやすい場所をていねいに洗う 隅々まで意識して 丁寧に洗うことが大切であることをおさえる 汚れの残りやすい部分と関連して自分の洗い方の改善点を考えたり 見付けたりしている ( 思考 判断 ) 正しい手洗いをすると 汚れがしっかり落ち 健康によいということを理解している ( 知識 理解 ) 清潔なハンカチで拭かなければ 汚れが手に残ってしまうことを教える 8 資料を見て 手洗いの重要性に気付く 3 年 5 海外で石鹸を使用した手洗いを励行 資料

6 [ ユニセフ協会からの資料より ] 5 歳未満の死亡者数の減少 ( 手洗いが 100 万人の命を救う ) 感染症の予防風邪 インフルエンザ 食中毒など し 子どもの死亡者が減少したという記事を提示し 手洗いの大切さを再認識させる 視点 1 手洗いで予防できる病気を紹介し より身近なこととして考えることができるようにする 9 今日の学習を振り返り ワークシートに 書く ワークシートに書かせることで 今ワーク後 進んで適切な方法で手洗いを行おシートうとする気持ちがもてるようにする 手洗いチェックカードで 実践していくことを伝える 視点 2 10 洗い残した場所を意識しながら 実際に 手を洗う 洗い残しやすい部分を意識して洗うよう 助言する 普段の手洗い方法と比較しながら 適切な手洗い方法を実践しようとしている ( 関心 意欲 態度 ) 3 年 6

7 3 年組 ( ) よごれがついているところに色をつけてみよう 左手の平 左手のこう わかったこと これから気をつけたいこと お家の人から 3 年 7

8 3 年組 ( ) よごれがついているところに色をつけてみよう 右手のこう 右手の平 お家の人から 3 年 8