【食品表示法対応版】食品表示の手引き（基礎編）

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1 事業者向け食品表示の手引き ( 基礎編 ) 食品表示法対応版 食品表示の基本 表示作成ガイド 群馬県食品 生活衛生課

2 食品表示の基本 2 生鮮食品の表示農産物の表示 5 容器包装に入れられた米の表示 6 卵の表示 8 食肉の表示 9 水産物の表示 11 加工食品の表示基本的な表示事項 13 表示項目別記載方法 15 原料原産地表示 26 特色のある原材料の表示 28 バックヤードで製造した食品の表示 29 小分け包装した食品の表示 29 生鮮食品に間違えやすい加工食品 30 加工食品の表示例 31 よくある表示のミス 36 表示作成ガイド 38 米トレーサビリティ法の概要 53 本冊子は これから食品の製造や販売を始めようとする方や 食品表示制度について基礎から学びたいという方を対象に 食品表示の基本的なルールと 実際に表示を作成する際に参考となる作業手順について解説したものです 本冊子で解説する表示のルールは 平成 27 年 4 月 1 日より施行された食品表示法に基づく ものです なお 生鮮食品は平成 28 年 9 月 30 日まで 加工食品は平成 32 年 3 月 31 日までは従前のルールに基づく表示も可能です (1 つの食品で新旧表示を混在させることはできません ) 食品の種類に応じて細かく決められている特別な表示ルールや例外規定 任意表示などについては ここでは触れていません また 国では表示制度について様々な検討を行っているので 今後も表示制度の変更が予想されます 実際に食品表示を作成するにあたっては 消費者庁のホームページで最新の情報を確認した り 関係機関に問い合わせるなど 十分に注意してください 食品表示に関する参考ホームページ 消費者庁食品表示企画課 問い合わせ先 群馬県健康福祉部食品 生活衛生課監視指導 表示対策係電話番号 食品表示に関するご相談は 各保健福祉事務所で受け付けております - 1 -

3 食品表示に関する主な法律一覧 法律名目的表示対象主な表示義務事項食品表示法食品を摂取する際の一般消費者向けに 名称 原材料名 添加物 原安全性の確保販売される全ての料現産地名 内容量 消費期 生鮮食品 加工食 限又は賞味期限 保存方法 一般消費者の自主的品及び添加物 原産地 ( 輸入品の場合は原産 かつ合理的な食品選 国 ) 食品関連事業者等の名称 択の確保 業者間取引に供さ 及び所在地 製造所の所在地 れる業務用生鮮食 及び製造者の氏名又は名称 品 業務用加工食 アレルゲンを含む旨 遺伝子 品及び業務用添加 組換え食品である旨 物 栄養成分の量 熱量 保健機能食品に関する事項 その他個別品目に係る表示事項 健康増進法 栄養の改善及び健康特別用途食品 商品名 許可を受けた表示の内 の増進のため 容 許可証票 栄養成分量 熱 量及び原材料の名称等 健康の保持増進の食品として販売に効果等について虚偽供するもの誇大広告等の禁止 - 食品衛生法 飲食に起因する衛生食品として販売に - 上の危害発生の防止供するもの 農林物資の規格化日本農林規格 (JA JAS 規格による - 等に関する法律 (J S 規格 ) の認定によ格付け検査に合格 AS 法 ) る農林物資の品質改した食品 善や取引の公正化不当景品類及び不過大な景品類の提供 - - 当表示防止法 ( 景や虚偽 誇大な表示 品表示法 ) の禁止 計量法 適正な計量の実施を第 13 条に規定す内容量 表記者の氏名又は名称確保するためる特定商品 ( 容封及び住所されたもの ) - 2 -

4 医薬品 医療機器食品に対する医薬品容器包装に入れら 等の有効性及び安的な効能効果の表示れた加工食品及び全性の確保に関すを禁止その広告る法律 ( 旧薬事法 ) - 牛の個体識別のた牛海綿状脳症のまん輸入牛を含む国内牛個体識別番号めの情報の管理及延を防止するとともで飼養された牛の び伝達に関する特に 牛肉に係る個体精肉などとして消別措置法 ( 牛肉トレ識別のための情報の費者に販売 提供ーサビリティ法 ) 提供を促進されるもの 米穀等の取引等に食品として安全性を米 米加工品係る情報の記録及欠く米穀等の流通をび産地情報の伝達防止に関する法律 ( 米 トレーサビリティ法 ) 産地情報 - 3 -

5 表示義務者生鮮食品 : 流通過程にあるすべての販売業者加工食品 : 原則として製造業者 加工包装業者 輸入業者 販売業者 医薬品的効能効果の表示や健康保持増進効果等の虚偽誇大広告の禁止 が治る を予防する など 医薬品と紛らわしい効能効果を表示したり 健康保持増進効果等について著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示は禁止されています 栄養成分表示はルールに沿って表記 カロリー控えめ ビタミンたっぷり など 栄養成分の量や熱量に関する強調表示を行う場合は 食品表示基準で定められた内容及び方法に従って表示することが必要です 表示例 栄養成分表示 (1 袋 (80g)) 当たり エネルギー 150kcal たんぱく質 10.5g 脂質 8.0g 必須表示項目 炭水化物 9.0g 食塩相当量 0.3g mg 表示された栄養成分 不当表示の禁止商品の品質 規格 その他の内容について 一般消費者に対し 実際のものよりも著しく優良であると示すことは禁止されています うそ や ごまかし はもちろんのこと 事実を誤解させるような紛らわしい表示 なども不当表示となります 原材料の産地 特殊な製造方法 高級 特選等の強調表示等を行う場合は 消費者に対して説明できる 具体的な根拠を持つ必要があります 食品表示は見やすい場所に 分かりやすい表現で! 食品表示は 食品の購入者が容器包装を開かなくても容易に見える場所に 読みやすく分かりやすい表現で 正確に行わなければなりません 表示のある容器包装に入れられた商品をさらに包装紙で包んだり 紙箱等に入れて販売する場合は 内側の表示を見ることができる場合を除き 外側の容器包装にも表示が必要です - 4 -

6 農産物の表示 1 名称その内容を表す一般的な名称を記載します 例 : 大根 にんじん りんご等 2 原産地国産品には都道府県名を記載します 市町村名その他一般に知られている地名 ( 郡名 島名 旧国名等 ) を記載することもできます 輸入品には原産国名を記載します 一般に知られている地名 ( 例 : カリフォルニア ) を記載することもできます 表示例 群馬県産キャベツ アメリカ産とうもろこし しいたけ : しいたけには栽培方法の表示も必要です 原木栽培 原木 菌床栽培 菌床 と記載します 群馬県産しいたけ原木 乾しいたけ ( 加工食品 ) の場合 原材料名の しいたけ の次に括弧を付して栽培方法を表示します 例 : 原材料名しいたけ ( 菌床 ) 密封された豆類 : 名称 原産地 に加え 内容量 販売者の氏名及び住所 の表示も必要です 容器包装に表示します 小豆 ( 群馬県産 ) 内容量 500g 販売者 ( 有 ) 食品群馬県 市 町

7 容器包装に入れられた米の表示 定められた様式により 12 ポイント以上 ( 内容量 3 キログラム以下のものにあっては 8 ポイント以上 ) の文字で記載します 新米 の用語は 原料玄米が生産された年の 12 月 31 日までに容器包装された玄米又は精米にのみ使用できます 1 名称 玄米 もち精米 うるち精米 ( 又は 精米 ) 胚芽精米 と記載します 2 原料玄米産地 品種 産年が同一で その証明 ( 検査 ) を受けた原料玄米については 単一原料米 と記載し 産地 ( 都道府県名 市町村名その他一般に知られている地名 ) 品種 産年を併記します それ以外の原料玄米については 複数原料米 未検査米 等と記載します 証明を受けていない米に品種 産年を記載することはできません 米トレーサビリティ法第 4 条に基づき伝達された産地を記載する場合は 群馬県産 ( 産地未検査 ) 等と記載します 3 内容量グラム又はキログラムの単位を明記して記載します 4 精米年月日精米には精米年月日 玄米には調製年月日を記載します 5 販売者の氏名又は名称 住所 電話番号 表示例 うるち精米 ( 検査米 ) 名称 精米 原料玄米 産地 品種 産年 単一原料米 群馬県 ヒカリ 年産 内容量 精米年月日 販売者 10kg.. 米穀株式会社群馬県 市 町 電話番号 ( ) - 6 -

8 うるち精米 ( 未検査米 ) 名称 精米 原料玄米 産地 品種 産年 使用割合 複数原料米国内産 10 割 内容量 10kg 精米年月日.. 販売者 米穀株式会社 群馬県 市 町 電話番号 ( ) もち精米 ( 未検査米 ) 名称 もち精米 原料玄米 産地 品種 産年 使用割合 複数原料米国内産 10 割 内容量 10kg 精米年月日.. 販売者 米穀株式会社 群馬県 市 町 電話番号 ( ) 玄米 ( 未検査米 ) 名称 玄米 原料玄米 産地 品種 産年 使用割合 複数原料米国内産 10 割 内容量 10kg 調製年月日.. 販売者 米穀株式会社 群馬県 市 町 電話番号 ( ) 赤米 黒米 紫黒米等のいわゆる古代米は玄米に該当するため 名称は 玄米 です このとき 一括表示の枠外に 赤米 等と記載することは差し支えありません - 7 -

9 卵の表示 1 名称その内容を表す一般的な名称を記載します 例 : 鶏卵 うずらの卵等 2 原産地国産品には国産である旨を記載します 都道府県名 市町村名その他一般に知られている地名を書くこともできます 輸入品には原産国名を記載します 容器包装に入れられた鶏卵の表示 鶏卵が容器包装に入れられた場合 上記 1 2 に加えて 以下の表示が必要です 3 消費期限又は賞味期限生食用の場合 生食しても食品衛生上問題のない期限を記載します 加熱加工用の場合 期限の代わりに産卵日 採卵日 格付け日又は包装日を記載することもできます 消費期限又は賞味期限である旨の文字を冠して年月日で表示します 消費期限及び賞味期限については 21 ページを参照して下さい 4 保存方法生食用の場合 10 以下で保存することが望ましい旨を記載します 加熱加工用の場合 常温保存であれば保存方法の記載を省略できます 5 採卵者又は選別包装者採卵者又は選別包装者の氏名 ( 名称 ) 及び採卵又は選別包装を行った施設の所在地を記載します 6 その他生食用のものには 生食用である旨及び賞味期限経過後は飲食に供する際に加熱殺菌を要する旨を 加熱加工用のものには 加熱加工用である旨及び飲食に供する際に加熱殺菌を要する旨を記載します 表示例 名称鶏卵 ( 生食用 ) 原産地国産選別包装者 養鶏場株式会社群馬県 郡 町 賞味期限 保存方法 10 以下で保存してください使用方法生食の場合は賞味期限内に使用し 賞味期限経過後は十分加熱調理してください - 8 -

10 食肉の表示 1 名称鳥獣の種類を記載します 例 : 牛肉 豚肉等 2 原産地国産品には国産である旨を記載します 都道府県名 市町村名その他一般に知られている地名を書くこともできます 輸入品には原産国名を記載します 容器包装に入れられた食肉の表示 食肉が容器包装に入れられた場合 上記 1 2 に加えて以下の表示が必要です 3 消費期限又は賞味期限消費期限又は賞味期限である旨の文字と年月日を記載します 消費期限及び賞味期限については 21 ページを参照して下さい 4 保存方法食品衛生法で定める保存基準により 10 以下 ( 凍結させたものは -15 以下 ) で保存することが定められています 5 内容量グラム又はキログラムの単位を明記して記載します 6 加工者加工者の氏名又は名称及び加工所の所在地を記載します 表示例 名 称 国産豚ばら肉 原産地 国産 消費期限 保存方法 10 以下で保存してください 内容量 350g 加工者 ( 株 ) 群馬県 市 町

11 国産牛肉は 10 ケタの個体識別番号の表示が義務づけられています 表示例 牛ロース肉 群馬県産 消費期限 保存方法 10 以下で保存してください 内 容 量 350g 加 工 者 ( 株 ) 群馬県 市 町 1-1 個体識別番号 次のような処理を行った場合は 処理を行った旨及び飲食に供する際にその全体について十分な加熱を要する旨 を記載します テンダライズ処理刃を用いてその原形を保ったまま筋及び繊維を短く切断する処理 ポーションカット肉塊又はひき肉を金属製容器にきつく詰め 凍結して形を整えた後一定の厚みに切ること タンブリング処理調味料に浸潤させる処理 タレかけ小肉塊を容器包装に入れた後 調味液を加えること 漬け込み小肉塊を調味液に浸漬すること ミキシング小肉塊に調味料を加え ミキサーで揉みほぐすこと 表示例 名 称 食肉加工品 ( 牛サイコロステーキ ) 原材料名 牛肉 ( オーストラリア産 ) 牛脂 食塩 コショウ 消費期限 保存方法 10 以下で保存してください 原料原産地表示 : 内容量 350g 19ページ参照 加工者 ( 株 ) ミート群馬県 市 町 1-1 あらかじめ処理してありますので 中心部まで十分に加熱してお召し 上がり下さい

12 水産物の表示 1 名称その内容を表す一般的な名称を記載します 例 : ひらめ イカ ホタテ貝等 2 原産地原産地とは 魚ろう活動が行われた国及び漁獲を行った船籍が属する国です 国産品には水域名又は地域名 ( 主たる養殖場が属する都道府県名 ) を記載します 水域名の記載が困難な場合は 水揚港名又は水揚港が属する都道府県名を記載することができます また 水域名に水揚げした港名又は水揚港が属する都道府県名を併記することもできます 輸入品には原産国名を記載します 原産国名に水域名を併記することもできます 例 : 国産品 インド洋 銚子沖 宍道湖 北海道 清水港 太平洋 ( 高知県 ) 輸入品 中国 ノルウェー 韓国 ( インド洋 ) 水産庁ホームページ魚介類の名称のガイドライン 生鮮魚介類の生産水域名の表示ガイドライン東日本太平洋における生産水域名の表示方法について 3 養殖である旨幼魚等に給餌することにより育成した場合は 養殖 の表示が必要です 4 解凍した旨凍結したものを解凍して販売する場合は 解凍 の表示が必要です 生食用鮮魚介類 ( 刺身 ) の表示 生食用鮮魚介類が容器包装に入れられた場合 上記 1~4 に加えて以下の表示が必要です 5 消費期限又は賞味期限消費期限又は賞味期限である旨の文字と年月日を記載します 消費期限及び賞味期限については 21 ページを参照して下さい 6 保存方法保存基準により 10 以下で保存することが定められています (4 以下が望ましい ) 生食用冷凍かき及び冷凍食品は -15 以下で保存します

13 7 加工者加工者の氏名と加工所の所在地を記載します 8 生食用である旨 生食用 刺身用 そのままお召し上がりになれます 等を表示します 9 その他生食用生かきは採取海域又は湖沼を表示します 表示例 韓国産 メバチマグロ ( 刺身用 ) 解凍 消費期限 保存方法 4 以下で保存してください 加工者 ( 株 ) スーパー 群馬県 市 町 1-1 表示例 名 称 生かき ( 生食用 ) 採取海域 沖 消費期限 保存方法 4 以下で保存 加工者 株式会社群馬県 市 町 1-1 採取海域を示すことで原産地表示をしたと見なされます 加熱用生かきの表示 生食用以外の生かきが容器包装に入れられた場合 上記 1~7 に加えて以下の表示が必要です 10 加熱用である旨 加熱調理用 加熱加工用 等を表示します 表示例 名 称 生かき ( 加熱調理用 ) 原産地 産 消費期限 保存方法 4 以下で保存 加工者 株式会社 群馬県 市 町

14 基本的な表示事項 名称原材料名添加物内容量消費期限又は賞味期限保存方法製造者栄養成分表示 ( 食品単位当たり ) 枠で囲みます 項目名が決まっています 各項目の順番が決まっています 文字の大きさは原則 8ポイント ( 約 3mm 幅の大きさ ) 以上です 表示可能面積がおおむね 150cm2以下の場合は 5.5ポイント以上の大きさにすることができます この様式を別記様式 ( 一括表示 ) といいます 栄養成分表示については 24ページ以降を参照してください 熱量たんぱく質脂質炭水化物食塩相当量 kcal g g g g 表示例 (1) 名称だんご (2) 原材料名上新粉 砂糖 醤油 ( 小麦を含む ) 片栗粉添加物調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料 ( カラメル 赤 2) (3) 内容量 5 本 (4) 消費期限 (5) 保存方法直射日光を避けて常温で保存 (6) 製造者 食品 ( 株 ) 群馬県 市 町 1-1 (1) 一般的名称 商品名ではない (2) 原材料名 食品添加物以外の原材料を重量割合の多い順に記載 ( アレルギー物質 ) 卵 乳 小麦 そば 落花生 えび かにの 7 品目は義務表示 (3) 添加物 使用した食品添加物 原材料に含まれる食品添加物を記載 ( アレルギー物質 ) 卵 乳 小麦 そば 落花生 えび かにの

15 7 品目は義務表示 (4) 内容量 重量 (g kg) 体積 (ml L) 数量 ( 個数等 ) (5) 消費期限又は賞味期限 年月日で記載 製造者が設定 (6) 保存方法 期限設定時の保存方法を記載 開封後の注意ではない (7) 製造者 製造者の氏名又は名称及び製造所所在地 製造者とは別に 表示内容に責任を有する者 ( 販売者 ) がいる場合には その者の氏名又は名称並びに所在地も表示する必要があります 米トレサ法の対象品目ですので 一般消費者への産地情報の伝達が必要です (8) 栄養成分表示 1 本 (60g) 当たり 熱量 133kcal たんぱく質 1.6g 脂質 0.3g 炭水化物 31g 食塩相当量 0.4g (8) 栄養成分の量及び熱量 食品単位当たりの熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 ナトリウム ( 食塩相当量に換算して表示 ) の量をそれぞれ決められた単位で記載

16 表示項目別記載方法 1 名称 ( 品名 ) 食品の内容を的確に表現し 一般的に通用する名称を 名称 又は 品名 欄に記載します 商品名を記載する欄ではありません 例 : 商品名が ぐんまちゃんのおやつ というクッキーの場合 名称 : クッキー又は品名 : クッキー 品名 は商品名を記載する欄ではありません 名称クッキー 品名ぐんまちゃんのおやつ 原材料名 小麦粉 砂糖 2 原材料名 (1) 基本的な記載方法使用した添加物以外の原材料を 原材料に占める重量割合の多いものから順に記載します 例 : 小麦粉 40g バター 35g 砂糖 25g 食塩 2g 膨張剤 4g 香料 0.2g を使用した場合 原材料名 : 小麦粉 バター 砂糖 食塩 添加物 : 膨張剤 香料 添加物以外の原材料 添加物 ( 添加物以外の原材料と区分して記載 ) (18 ページ参照 )

17 (2) 複合原材料の表示方法複合原材料とは 2 種類以上の原材料からなる原材料のことです 複合原材料を表示する際は その名称の次に括弧を付して 当該複合原材料の原材料を重量割合の多い順に記載します 例 : 弁当の表示 ( ごまあえが複合原材料である場合 ) ごまあえの原材料 ( 重量割合の多い順 ) さやいんげん にんじん ごま 醤油 砂糖 原材料名ご飯 ごまあえ ( さやいんげん にんじん ごま 醤油 ( 小麦を含む ) 砂糖 ) ゆで卵 ) ごまあえに使われた醤油に小麦が含まれている場合はアレルギー物質の表示をする ( 次ページ参照 ) ( ) 内の原材料について 複合原材料に占める重量割合が 3 位以下であって かつ 複合原材料に占める重量割合が 5% 未満の原材料は その他 と まとめて記載することができます 例 : 弁当の表示 ( 上記のごまあえの例で ごま 醤油 砂糖のごまあえに占める重量割合がいずれも 5% 未満のとき ) 原材料 ご飯 ごまあえ ( さやいんげん にんじん その他 ) ゆで卵 ( 一部に小麦を含む ) アレルギー表示は省略できない 以下のいずれかに該当するときは 複合原材料の原材料名の記載を省略できます 複合原材料の製品の原材料全体に占める重量割合が 5% 未満のとき 複合原材料の名称からその原材料が明らかなとき 名称から原材料が明らかなとき : 1 複合原材料の名称に主要原材料が明示されている場合 ( 例 : 鶏唐揚げ 鯖味噌煮等 ) 2 複合原材料の名称に主要原材料を総称する名称が明示されている場合 ( 例 : ミートボール 魚介エキス等 ) 3JAS 規格 食品表示基準 公正競争規約で定義されている場合 ( 例 : ハム マヨネーズ等 ) 4 一般的にその原材料が明らかである場合 ( 例 : かまぼこ ハンバーグ等 )

18 単に混合しただけなど 原材料の性状に大きな変化がない複合原材料を使用する場合については 当該複合原材料の全ての原材料及びそれ以外の使用した原材料について 原材料に占める重量の割合の高いものから順に その最も一般的な名称をもって表示することができます 原材料名小麦粉 ココア調整品 ( 砂糖 ココアパウダー その他 ) バター 鶏卵 原材料名 小麦粉 バター 砂糖 鶏卵 ココアパウダー アーモンドパウダー 食塩 ココア調整品 をばらして表示 3 添加物の表示 (1) 基本的な記載方法直接食品に使用した添加物及び使用した原材料 ( 複合原材料等 ) に含まれている食品添加物を 最終製品に占める重量割合が多いものから順に 原則としてすべて表示します 例 : 小麦粉 40g バター 35g 砂糖 25g 食塩 2g 膨張剤 4g 香料 0.2g を使用した場合 原材料名 : 小麦粉 バター 砂糖 食塩 添加物 : 膨張剤 香料 添加物以外の原材料 添加物 ( 添加物以外の原材料と区分して記載 ) 例 : 弁当の表示 ( ごまあえが複合原材料である場合 ) ごまあえの原材料 添加物 ( 重量割合の多い順 ) さやいんげん にんじん ごま 醤油 砂糖調味料 ( アミノ酸等 ) 原材料名 ご飯 ごまあえ ( さやいんげん にんじん ごま 醤油 ( 小麦を含む ) 砂糖 ) ゆで卵

19 添加物 調味料 ( アミノ酸等 ) 複合原材料 ( ごまあえ ) に含まれる添加物は 括弧の外に出し 他の添加物とともに 製品全体に占める重量割合順に記載する また 以下の例のように 原材料 ( 食品原材料 ) と添加物を明確に区分することで 原材料名の事項欄に記載することもできます 1 改行して区分 原材料名 小麦粉 バター 砂糖 食塩膨張剤 香料 2/( スラッシュ ) 等の記号を用いて区分 原材料名 小麦粉 バター 砂糖 食塩 / 膨張剤 香料 3 枠を区切って区分 原材料名 小麦粉 バター 砂糖 食塩 膨張剤 香料 (2) 添加物の表示方法 1 物質名表示 ( 原則 ) 原則は物質名ですが 簡略名 別名等で表示できるものもあります 例 : 塩化マグネシウム 酒精 グリセリン脂肪酸エステル

20 2 用途名併記消費者への情報として表示の必要の高い甘味料 着色料 保存料 増粘剤 安定剤 ゲル化剤又は糊料 酸化防止剤 発色剤 漂白剤 防かび剤又は防ばい剤の 8 用途に使用する場合は 物質名にその用途名を併記します 例 : 甘味料 ( ステビア ) 着色料 ( 赤 2) 保存料 ( ソルビン酸 K) 発色剤 ( 亜硫酸 Na) 漂白剤 ( 亜硫酸 Na) 3 一括名表示複数の組み合わせにより機能を果たす食品添加物については 個々の物質名は省略し 成分の機能 効果を表す一括名 ( イーストフード ガムベース かんすい 苦味料 酵素 光沢剤 香料又は合成香料 酸味料 軟化剤 調味料 豆腐用凝固剤又は凝固剤 乳化剤 水素イオン濃度調整剤又は ph 調整剤 膨脹剤 膨張剤 ベーキングパウダー又はふくらし粉の 14 種 ) で表示することができます 調味料は その名称の次に括弧を付して構成成分の種類を記載します 構成成分は アミノ酸 核酸 有機酸 無機塩の 4 種類に分類されます 例 : 調味料 ( アミノ酸等 ) 4 アレルギー物質の表示食物アレルギーは ごく微量のアレルギー物質によっても発症することがあります 発症数 重篤度から 食品流通のすべての段階において表示が義務づけられている 7 品目を特定原材料といいます その他 20 品目についても 可能な限り表示することが推奨されています 特定原材料 7 品目 ( 義務表示 ) えび かに 卵 乳 小麦 そば 落花生 特定原材料に準ずる20 品目あわび いか いくら オレンジ キウイフルーツ 牛肉 くるみ さけ さば 大豆 鶏肉 バナナ 豚肉 まつたけ もも やまいも りんご ゼラチン ごま カシューナッツ ( 注 ) 添加物の中にも特定原材料等を含むものがあるので注意が必要です 1 個別表示 ( 原則 ): 個々の原材料の直後に括弧を付して を含む と記載します 例 : チョコクリーム ( 乳成分を含む ) マヨネーズ ( 卵を含む ) 乳については 乳成分を含む 記載します 2 一括表示 ( 例外 ): 原材料をすべて記載し その後ろに括弧を付して 一部に を含む と記載します 例 : 小麦 チョコクリーム 砂糖 ( 一部に小麦 乳成分を含む )

21 一括表示の場合は 製品全体に含まれる全ての特定原材料等を記載する必要があります ( 注 ) 個別表示と一括表示を併用することはできません 代替表記 ( 表記方法や言葉は異なるが 特定原材料等と同一であることが理解できる表記 ) 及び拡大表記 ( 特定原材料名又は代替表記を含んでいるため これらを用いた食品であると理解できる食品 ) による表記もできます 使用できる表記は 特定原材料等の代替表記方法リスト ( 食品表示基準について ( 平成 27 年 3 月 30 日消食表 ) 別添アレルゲンを含む食品に関する表示別表 3) に定められたものに限ります 特定原材料等の代替表記方法リスト より一部抜粋 特定原材料 代替表記 拡大表記 ( 表記例 ) えび 海老 エビ えび天ぷら サクラエビ かに 蟹 カニ 上海がに カニシューマイ マツバガニ 小麦 こむぎ コムギ 小麦粉 こむぎ胚芽 そば ソバ そばがき そば粉 卵 玉子 たまご タマゴ エッグ 鶏卵 あ厚焼玉子 ハムエッグ ひる卵 うずら卵 乳 ミルク バター バターオイル チーズ アイスミルク 生乳 ガ アイスクリーム ーリックバター 牛乳 プロセスチーズ 濃縮乳 乳糖 加糖れん乳 乳たんぱく 調整粉乳 落花生 ピーナッツ ピーナッツバター ピーナッツクリーム ( 注 ) 卵 について 卵白 及び 卵黄 については 特定原材料名( 卵 ) を含んでいます が 事故防止の観点から 拡大表記として卵を含む旨を省略できず それぞれ 卵白 ( 卵を含む ) 卵黄( 卵を含む ) と表示する必要があります 添加物中に特定原材料等が含まれている場合は 物質名等に続けて ~ 由来 と表記します ( 一括表示の場合は 原材料と同様に 一部に を含む と記載します ) 例 : カゼイン Na( 乳由来 ) 酸化防止剤 ( ビタミン E: 大豆由来 ) 乳化剤 ( 卵由来 ) 3 内容量重量 (g kg) 体積 (ml L) 数量 ( 個数等 ) 等で表示します ただし 外見上容易に識別できる場合は内容量の項目を省略できます

22 4 消費期限又は賞味期限 (1) 消費期限定められた方法により保存した場合において 品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限 品質が急速に劣化する食品に記載します (2) 賞味期限定められた方法により保存した場合において 品質の保持が可能であると認められる期限 比較的品質が劣化しにくい食品に記載します 期限表示のイメージ図 消費期限 年月日で表示 年月日で表示 賞味期限 年月日又は年月で表示 品質が劣化するまでの食品の流通及び保存の期間 製造日 3 か月 消費期限又は賞味期限は年月日で表示します 例 : 平成 28 年 4 月 1 日 賞味期限が 3 箇月を超える場合は 年月で表示できます このとき 賞味期限は記載月の月末までとなります 例えば 平成 28 年 4 月 と表示した場合 この商品の賞味期限は平成 28 年 4 月 30 日です 一括表示欄ではなく別途記載する場合は 記載箇所を明確に表示します 例 : 別途記載枠外上部記載 期限の設定は 食品の特性 品質変化の要因や原材料の衛生状態 製造 加工時の衛生管理の状態 保存状態等の諸要素を勘案し 科学的 合理的な根拠に基づいて製造業者等が行います 製品の期限設定の一覧及びその根拠 ( 保存試験結果等 ) を備えておきましょう 消費者庁ホームページ食品期限表示の設定のためのガイドライン

23 5 保存方法期限表示に併せて具体的に記載します 例 : 10 以下で保存してください 直射日光を避け 常温で保存してください 開封後はお早めにお食べください 等の開封後の注意は 保存方法欄ではなく 開封後の取扱い 等の欄を設けて記載するか 一括表示枠外に記載します 6 製造者等 (1) 食品関連事業者 ( 表示責任者 ) の氏名 ( 名称 ) 及び住所表示内容に責任を有する者の氏名 ( 名称 ) 及び住所を記載します 一括表示の事項名は 表示責任者の性質に応じて 製造者 加工者 輸入者 販売者 のいずれかを記載します (2) 製造者の氏名 ( 名称 ) 及び製造所所在地 1 製造者の氏名 ( 名称 ) 食品の衛生面に責任を有する者 ( 衛生上の責任者 ) として 個人の場合は氏名 法人の場合は法人名を正しく記載します 株式会社 を ( 株 ) 又は KK 有限会社 を ( 有 ) 農業協同組合 を 農協 と記載することもできます 屋号や加工グループ名のみの表示はできませんが これらを個人名又は法人名に併記することは可能です 2 製造所所在地製造所の所在地を記載します 本社住所や自宅の住所ではありません 県庁が所在する市 ( 前橋市 ) は 県名 ( 群馬県 ) を省略できます また 県内に同一町村名がない場合は郡名を省略できます 大字の省略はできません 製造者及び製造所所在地は 加工包装業者の場合は 加工者 及び 加工所所在地 輸入業者の場合は 輸入者 及び 輸入者の営業所所在地 を記載します 表示責任者と衛生上の責任者が同一の場合はその者の氏名 ( 名称 ) と 製造所所在地を記載します 項目名は衛生上の責任者の性質に応じて 製造者 加工者 輸入者 のいずれかを記載します 販売者 ( 株 ) 群馬県高崎市 1-1 製造所 ( 株 ) 食品群馬県伊勢崎市 2-2 製造者群馬花子前橋市 3-3 県名省略可

24 製造者 漬物 ( 有 ) 群馬県中之条町 123 お客様ダイヤル 0120( ) 郡名省略可 電話番号 FAX 番号 メールアドレス ホームページアドレス等 消費者にとって重要な情報も枠内に表示できます 製造所 の項目名は 製造者 等でも可能です 製造者は必ず記載します 販売者表示を行う場合は 製造者を併記するか 又は製造所固有記号を記載します なお 製造所固有記号は 同一製品を 2 か所以上の製造所で製造する場合に使用可能です ( 業務用食品を除く ) 製造者 販売者 等 項目名を正しく記載します 発売元 販売元 製造販売元 等 決められた項目名以外を使用することはできません 7 栄養成分表示 (1) 表示が義務づけられる栄養成分等原則として全ての消費者向け加工食品及び添加物について 以下の栄養成分及び熱量を表示する義務があります 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 ナトリウム ( 食塩相当量に換算して表示 ) 以下の栄養成分は任意で表示することができます ただし これらの栄養成分の名称や総称 これらを示唆する表現を容器包装に記載した場合は 当該栄養成分の量を表示する必要があります ( 一括表示における原材料として記載した場合を除く ) 推奨表示 飽和脂肪酸 食物繊維 任意表示 n-3 系脂肪酸 n-6 系脂肪酸 糖質 糖類 ミネラル ( 亜鉛 カリウム カルシウム クロム セレン 鉄 銅 マグネシウム マンガン モリブデン ヨウ素 リン ) ビタミン ( ナイアシン パントテン酸 ビオチン ビタミン A ビタミン B₁ ビタミン B₂ ビタミン B₆ ビタミン B₁ ₂ ビタミン C ビタミン D ビタミン E ビタミン K 葉酸 ) その他の栄養成分 ( 食品表示基準に規定のない栄養成分 ) 単糖類又は二糖類であって 糖アルコールでないものに限る

25 (2) 栄養成分及び熱量の表示方法 栄養成分の量及び熱量は 以下の様式に従って表示します 食品単位は 100g 100ml 1 食分 1 包装 栄養成分表示 その他の1 単位のいずれかを表示します な 食品単位当たり お 1 食分である場合は 1 食分の量を併記 します 熱量 kcal たんぱく質 g 左の様式の栄養成分の量及び熱量の表示順を 脂質 g 変更することはできません 炭水化物 g 食塩相当量 g 任意表示を含めた栄養成分表示の様式や表示方法は 食品表示基準をご確認ください 栄養成分及び熱量の表示で使用する単位と 表示すべき最小の位は決められています 栄養成分及び熱量単位最小表示の位 熱量 kcal 1 の位 たんぱく質 g 1 の位 脂質 g 1 の位 炭水化物 g 1 の位 食塩相当量 g 小数第 1 位 食塩相当量が 0.1g 未満の場合は 有効数字を 2 桁として 小数第 2 位以降を表示します 食塩相当量は 以下の計算式により ナトリウムの量から算出します 食塩相当量 (g)= ナトリウムの量 (mg) 栄養成分及び熱量の含有量は g のようなの一定値又は ~ g のような下限値 上限値で表示します g 以下 又は g 以上 のように 下限値のみ 上限値のみを表示することはできません 表示された含有量は 製品の消費期限又は賞味期限内に 表示内容と食品表示基準で定められた分析方法により得られた分析値が合っていることが必要です 材料のバラツキや経時変化を考慮して 一定値で表示する場合は 決められた誤差の許容範囲内に 下限値及び上限値で表示する場合は誤差の幅の中に含まれていなければなりません

26 栄養成分表示 (100g 当たり ) 熱量 67kcal たんぱく質 3.1~3.5g 下限値 上限値を両方表示 脂質 0.5g 炭水化物 12.6g 食塩相当量 0.11g 表示値を得る方法として 分析値に加えて データベース等に基づく計算値や参照値 又はこれらの併用値を用いることも可能です いずれの方法についても 表示された含有量に合理的な根拠があれば表示が可能となります 表示値のとおりの栄養成分含有量となるように製品の品質管理をすることが困難な場合は 合理的な方法による推定値を表示することができます 合理的推定値を表示する際は 含有量を一定値で記載すること この表示は目安です 推定値 等 合理的推定による表示である旨を明示すること 表示値の設定根拠を保管することが必要です (3) 表示の省略次の 1~5 については 栄養成分表示を省略することができます 1 容器包装の表示可能面積がおおむね 30 cm2以下であるもの 2 酒類 3 栄養の供給源としての寄与の程度が小さいもの 4 きわめて短い期間で原材料 ( 配合割合も含む ) が変更されるもの 5 消費税法第 9 条に規定する小規模事業者 ( 注 1)( 当分の間は中小企業基本法第 2 条第 5 項に規定する小規模企業者 ( 注 2) も対象 ) ( 注 1) 課税期間に係る基準期間における課税売上高が 1000 万円以下の事業者 ( 注 2) おおむね常時使用する従業員の数が 20 人 ( 商業又はサービス業に属する事業を主たる事業として営む者にういては 5 人以下の事業者 ) バックヤード製造に該当する場合や 不特定又は多数への譲渡 ( 販売を除く ) をする場合は 栄養成分表示を要しません 栄養表示 ( 栄養成分を示唆する表現を表示した場合を含む ) をしようとする場合は 栄養成分表示を省略することはできません

27 原料原産地表示 1 原料原産地表示が必要な加工食品 (1)22 食品群生鮮食品に近い加工食品 (22 食品群 ) について 主な原材料 ( 原材料全体に占める重量の割合が 50% 以上の生鮮食品 ) の原産地 ( 原料原産地 ) を表示することが義務づけられています なお 原料原産地表示の対象は国内製造品です 外国で製造されたものには その製造国を 原産国 として表示します 農産物加工品 1 乾燥きのこ類 乾燥野菜及び乾燥果実 ( フレーク状又は粉末状にしたものを除く ) 2 塩蔵したきのこ類 塩蔵野菜及び塩蔵果実 ( 農産物漬物を除く ) 3 ゆで 又は蒸したきのこ類 野菜及び豆類並びあん ( 缶詰 瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く ) 4 異種混合したカット野菜 異種混合したカット果実その他野菜 果実及びきのこ類を異種混合したもの ( 切断せずに詰め合わせたものを除く ) 5 緑茶及び緑茶飲料 6 もち 7 いりさや落花生 いり落花生 あげ落花生及びいり豆類 8 黒糖及び黒糖加工品 9 こんにゃく畜産物加工品 10 調味した食肉 ( 加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く ) 11 ゆで 又は蒸した食肉及び食用鳥卵 ( 缶詰 瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く ) 12 表面をあぶった食肉 13 フライ種として衣をつけた食肉 ( 加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く ) 14 合挽肉その他異種混合した食肉 ( 肉塊又は挽肉を容器に詰め 成形したものを含む ) 水産物加工品 15 素干魚介類 塩干魚介類 煮干魚介類及びこんぶ 干のり 焼きのりその他干した海藻類 ( 細切若しくは細刻したもの又は粉末状にしたものを除く ) 16 塩蔵魚介類及び塩蔵海藻類 17 調味した魚介類及び海藻類 ( 加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するもの並びに缶詰 瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く ) 18 こんぶ巻 19 ゆで 又は蒸した魚介類及び海藻類 ( 缶詰 瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く ) 20 表面をあぶった魚介類21フライ種として衣をつけた魚介類 ( 加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く ) その他22上記 4 又は 14 に揚げるもののほか 生鮮食品を異種混合したもの ( 切断せずに詰め合わせたものを除く )

28 (2) 特定の 4 食品以下の 4 食品についても 原料原産地表示が義務づけられています 原産地表示をする原材料 農産物漬物 野菜冷凍食品 原材料の重量に占める割合の高い農産物又は水産物の上位 4 位 ( 内容重量が 300g 以下のものにあっては 上位 3 位 ) までのもので かつ 原材料の重量に占める割合が 5% 以上のもの 原材料の重量に占める割合の高い野菜の上位 3 位までのもので かつ 原材料の重量に占める割合が 5% 以上のもの かつお削りぶしかつおのふし うなぎ加工品 うなぎ 2 表示方法原料原産地が国産である場合は国産である旨 外国産である場合は原産国名を書くことが原則です (1) 原材料名欄に原材料名に続いて (2) 一括表示に原料原産地名欄を 括弧書きで表示する方法 設けて表示する方法 名 称あじの開き 名 称 あじの開き 原材料名真あじ ( 静岡県 ) 食塩 原材料名 真あじ 食塩 原料原産地名 静岡県 加工地なのか 原料原産地なのかが不明な表示は禁止されています 県で捕れたあじか 県で加工したあじか不明 県産あじの開き あじの開き加工地 : 県原料原産地 : 中国 中国で捕れたあじを 県で加工した キャベツ千切り 40% カットレタス 30% カットトマト 30% を混合したカット野菜ミックスの場合は? 50% 以上を占める単一の生鮮食品がないため 原料原産地表示は必要ありません ただし 任意で表示する場合は上記の方法で行います

29 特色のある原材料の表示 1 表示方法使用した原材料が特色のある原材料であることを強調して表示する場合は 以下の点に注意して表示します 1 その表示に近接して 又は一括表示欄のその原材料名の次に ( ) を付して 使用割合を記載する ただし 使用割合が 100% である場合は割合表示を省略できる 2 使用割合は % 又は 割 で記載する 3 使用割合は 強調した箇所のすべてに表示する 表示例 炊き込みご飯 名 称炊き込みご飯 コシヒカリ50% 使用 原材料名うるち米 ( コシヒカリ50%) 鶏 ( 米に占める割合 ) 肉 ゴボウ にんじん ( 商品表面 ) ( 商品裏面 ) 使用割合は 製品に占める割合 特色のある原材料と同一の種類の原材料に占める割合 のいずれかを記載します % ではなく 割 で表示する場合は 使用量が多いとの誤認を消費者に与えないよう 四捨五入ではなく 切り捨ての数字を表示します 例 : 使用量 :79% 79% 又は 7 割 と表示使用量 : 5% 割 表示は不可 5% と表示 2 特色のある原材料に該当するもの 1 特定の原産地のもの例 : 国産大豆絹豆腐 トルコ産ヘーゼルナッツ使用 三陸産わかめを使用等 2 有機農産物 有機畜産物及び有機加工食品例 : 有機小麦粉使用 有機栽培こんにゃく芋から自社生産 有機牛肉使用等 3 非遺伝子組換えのもの等例 : 大豆 ( 遺伝子組換えでない ) 等 4 特定の製造地のもの例 : 群馬県で精製されたこんにゃく粉入り 北海道で製造されたバターを使用等 5 特別な栽培方法により生産された農産物例 : 特別栽培ねぎ入り 栽培期間中農薬不使用のにんじん使用等 6 品種名等例 : やよいひめ使用 コシヒカリ入り 本まぐろ入り等 7 銘柄名 ブランド名 商品名例 : 宇治茶使用 上州牛使用 越前がに入り等

30 バックヤードで製造した食品の表示 同一敷地内で製造した食品を販売する場合は 一部の表示事項について 表示義務がありません 必要な表示事項 : 名称 添加物 アレルギー物質 期限表示 保存方法 製造者の氏名 ( 名称 ) 及び製造所の所在地 表示例 : スーパーがバックヤードでうなぎを調理して蒲焼きにし 容器包装して販売する場合 うなぎ蒲焼き 添加物 調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料( カラメル アナトー ) 増粘多 糖類 ( 一部に小麦を含む ) 消費期限 保存方法 10 以下で保存してください 製造者 ( 株 ) スーパー群馬県 市 町 1-1 小分け包装した食品の表示 単に小分け包装するだけの行為は バックヤード製造に該当しません 必要な表示事項 : 名称 原材料名 添加物 アレルギー物質 内容量 期限表示 保存方法 表示責任者の氏名及び所在地 製造者等の氏名及び所在地 栄養成分表示 表示例 : 国産のうなぎ蒲焼きをバルクで仕入れ ( 株 ) スーパーがバックヤードで単に小分け包装して販売する場合 栄養成分表示は省略 名称うなぎ蒲焼き 原材料名うなぎ ( 国産 ) 醤油 ( 小麦を含む ) 砂糖 みりん / 調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料( カラメル アナトー ) 増粘多糖類内容量 2 尾消費期限 うなぎ加工品のため原料原産地保存方法 10 以下で保存してください表示が必要加工者 ( 株 ) スーパー群馬県 市 町

31 表示例 : 中国からバルク輸入されたうなぎ蒲焼きを ( 株 ) スーパーがバックヤードで単に小分け包装して販売する場合 栄養成分表示は省略 名称うなぎ蒲焼き 原材料名 うなぎ 醤油 砂糖 みりん / 調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料( カラ メル アナトー ) 増粘多糖類 ( 一部に小麦を含む ) 内容量 2 尾 消費期限保存方法 以下で保存してください うなぎ加工品だが 輸入品のため原料原産地表示は不要 原産国名 中国産 加工者 ( 株 ) スーパー群馬県 市 町 1-1 輸入品のため原産国名が必要 生鮮食品に間違えやすい加工食品 簡易な加工を行った食品を生鮮食品に間違えて表示してしまうことがあります 以下の食品は加工食品に区分されるため 加工食品としての表示が必要です 1 異種の生鮮食品を切断 混合する場合サラダミックス カットフルーツの盛り合わせ 刺身の盛り合わせ 豚肉と牛肉の合挽肉等 2 加熱処理 ( ブランチングを含む ) を行った場合タケノコ水煮 ゆでゼンマイ 蒸しダコ ゆで卵等 3 乾燥を行った場合乾しいたけ 切り干し大根 干し柿 するめ等 農産物の収穫後に必ず乾燥が行われる 米穀 雑穀 豆類については 乾燥したものでも生鮮食品として扱われます 4 穀物を原材料とする粉類小麦粉 米粉 そば粉等 5 その他はちみつ 茶 精麦等

32 加工食品の表示例 ( 注 ) 一部の表示例について 栄養成分表示は省略しています 1 団子 名称団子 ( みたらしの月 ) 原材料名上新粉 砂糖 醤油 ( 小麦を含む ) 片栗粉添加物調味料 ( アミノ酸等 ) カラメル色素内容量 5 本消費期限平成 28 年 4 月 1 日保存方法直射日光を避けて 常温で保存製造者花子茶屋前橋花子前橋市 町 商品名は 名称に ( ) を付して記載することができます 添加物以外の原材料と添加物に区分し それぞれ原材料に占める重量割合の多いものから順に記載します 添加物の名称中に 色 の文字を含む場合は 用途名 着色料 の表示を省略することができます 醤油に小麦 ( アレルギー物質 ) が含まれている場合は 小麦を含む旨を記載します 製造者名として 屋号のみを表示することはできませんが 製造者の氏名に屋号を併記することは可能です 県庁所在地の場合は 県名を省略できます 米トレサ法の対象品目ですので 一般消費者への産地情報の伝達が必要です 2 クッキー 名 称クッキー 栄養成分表示 原材料名小麦粉 ショートニング 砂糖 (1 包装当たり ) チョコチップ ( 乳成分を含む ) 食塩 熱量 240kcal 添加物乳化剤 香料 たんぱく質 4g 内容量 5 個 脂質 13g 賞味期限 炭水化物 28g 製造者玉村製菓 ( 株 ) 食塩相当量 0.6g 群馬県玉村町 複合原材料であるショートニングやチョコチップなどに含まれている添加物やアレルギー物質を確認して記載します 常温で保存すること以外に留意すべき特段の事項がない場合 保存方法を省略できます 県内に同名の市町村がない場合は 郡名を省略できます

33 3 こんにゃく 名 称こんにゃく 原材料名こんにゃく粉 ( こんにゃくいも ( 国 栄養成分表示 産 ))/ 水酸化カルシウム (100g 当たり ) 内容量 200g 賞味期限 熱量 5kcal 保存方法直射日光を避け 常温で保存して たんぱく質 0.1g ください 脂質 0g 製造者 ( 有 ) 富岡蒟蒻群馬県富岡市 炭水化物 2.3g 町 食塩相当量 0g こんにゃくは原料原産地表示が義務づけられている 22 食品群の中の一つです こんにゃくには生芋から製造するものとこんにゃく粉を原料として入手した上で製造するものがありますが いずれもこんにゃくいもの産地を記載します こんにゃくいもの産地とこんにゃく粉の製造地が同一の場合に限り こんにゃく粉 ( 産 ) のように表示することが可能です 栄養成分の含有量が食品表示基準に規定される基準値未満のとき その栄養成分の量を 0 と表示できます 基準値については食品表示基準をご参照ください 4 納豆 名称納豆原材料名丸大豆 ( 国産 ) 納豆菌内容量 45g 賞味期限 保存方法 10 以下で保存してください 製造者伊勢崎食品 群馬県伊勢崎市 町 特色のある原材料の表示 ( ここでは 丸大豆が特定の原産地 ( 国産 ) のものである旨 ) をする場合 使用割合が 100% であれば 割合表示を省略できます 5 豆腐 ( 非遺伝子組換え大豆を使用 ) 名称きぬごし豆腐原材料名大豆 / 塩化マグネシウム ( にがり ) 内容量 300g 消費期限 保存方法冷蔵 (10 以下 ) で保存製造者太田豆腐 ( 有 ) 群馬県太田市 町 遺伝子組換え大豆を使用した場合はその旨を記載しますが 非遺伝子組換えである旨

34 の表示は任意です 記載がなければ非遺伝子組換えということになります 塩化マグネシウム又は粗製海水塩化マグネシウムを使用した場合に限り 物質名を記載した上で にがり と書くことができます にがり だけの記載はできません 塩化マグネシウム ( にがり ) を一括名の 凝固剤 で表示することもできます 6 農産物漬物 名 称ぬか漬 原材料名きゅうり ( 国産 ) 漬け原材料( 米 ぬか 酒かす 食塩 香辛料 )/ 調 栄養成分表示 味料 ( アミノ酸等 ) 炭酸 Ca ( 一 (100g 当たり ) 部に小麦 大豆を含む ) 内容量 200g 熱量 27kcal 賞味期限 たんぱく質 1.5g 保存方法直射日光を避け 常温で保存して 脂質 0.1g ください 炭水化物 6.2g 販売者群馬食品 ( 株 ) 食塩相当量 5.3g 群馬県前橋市 町 製造所 ( 株 ) 高崎漬物 製造所 の事項名は 製造者 群馬県高崎市 町 等でもよい 農産物漬物の場合 漬けた原材料以外の原材料は 漬け原材料 の文字の次に括弧を付して記載します 農産物漬物には 原料原産地表示が義務づけられています 一部の農産物漬物には重量表示の決まりがあります ぬか漬の場合 内容量は塩ぬか及び調味液を除いた重量をグラム又はキログラムの単位を付けて表示します 個数や本数で表示することはできません 賞味期限について. を印字することが困難な場合は. を省略することができます 月又は日が 1 桁の場合 2 桁目には 0 と記載します 製造者の他に表示内容に責任を有する者がいる場合は 販売者として氏名 ( 名称 ) 及住所を記載します 7 弁当 名称幕の内弁当原材料名御飯 鶏唐揚げ 焼鮭 煮物 ( 里芋 にんじん ごぼう その他 ) 厚焼卵 小松菜のごまあえ 付け合わせ ( 一部に小麦 大豆を含む ) 添加物調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料( 赤 102) 消費期限 時保存方法直射日光を避けて 常温で保存してください 製造者桐生弁当 ( 株 ) 群馬県桐生市 町

35 ひっくり返して表示を確認することが困難な商品であるため 表面等の見やすい場所に表示します 複合原材料 ( ここでは煮物 ) の名称に括弧を付して その原材料を記載します その他 とまとめられるものもあります ただし 添加物やアレルギー物質を含む場合は それらの表示が必要です 付け合わせとして少量添えられるのり佃煮 小梅 ごま等は 付け合わせ と記載することができます ただし 添加物やアレルギー物質を含む場合は それらの表示が必要です 内容量を外見から識別できるものは 内容量の省略ができます 消費期限は 必要に応じて時間まで記載します 米トレサ法の対象品目ですので 一般消費者への産地情報の伝達が必要です 8 せんべい詰め合わせ 名称せんべい原材料名のりせんべい : もち米 醤油 ( 小麦を含む ) のりごませんべい : もち米 醤油 ( 小麦を含む ) ごまざらめせんべい : もち米 醤油 ( 小麦を含む ) ざらめ内容量のりせんべい 15 枚ごませんべい 10 枚ざらめせんべい 5 枚賞味期限 28.4 保存方法直射日光を避け 常温で保存してください 製造者沼田米菓有限会社群馬県沼田市 町 数種類の製品を詰め合わせた場合 原材料名 内容量は それぞれの製品ごとに表示します 詰め合わせ品の一つ一つに表示があり 外装からその表示が見える場合は 改めて外装に表示をする必要はありません 製造から賞味期限までの期間が 3 月を超えるものにあっては 賞味期限を年月のみで表示することができます 賞味期限は表示した月の末日まで ( この場合は 28 年 3 月 31 日まで ) です 米トレサ法の対象品目ですので 一般消費者への産地情報の伝達が必要です 9 小麦粉 名称小麦粉内容量 500g 賞味期限 2804 保存方法常温製造者藤岡太郎群馬県藤岡市

36 原材料が 1 種類だけの場合 原材料名欄を省略できます 製造から賞味期限までの期間が 3 月を超えるものにあっては 賞味期限を年月のみで表示することができます 賞味期限について. を印字することが困難な場合は. を省略することができます 月が 1 桁の場合 2 桁目には 0 と記載します

37 よくある表示のミス 名称ビスケット 名称 と 品名 を記載し 品名欄に商品名を記載 消費期限と賞味期限の区別がついていない 品名ぐんまちゃんのおやつ 原材料名 内容量 20 消味期限 4.1 小麦粉 砂糖 黄色 4 号 バター 食塩 添加物以外の原材料と添加物が混在し 明確に区分されていない 単位が欠落 年月日の年が欠落 決められた項目名で記載されていない 保存方法 直射日光を避け 開封後はお早めにお召し上がり下さい 製造販売元 製菓藤岡市 町 県名が欠落 保存方法に開封後の取扱いが記載されている ( 株 ) ( 有 ) など 法人格の欠落 ( 屋号表示 ) 醤油に小麦が含まれているが 小麦の記載がない アレルギー物質の欠落 原材料をすべて記載せずに その他 とまとめている 原材料名 添加物 ご飯 鶏そぼろ 海苔 醤油 タレ名人 その他 調味料 調味料の構成成分が欠落 商品名 物質名や一括名が正しく記載されていない 起泡剤 と記載する添加物の表示方法はない 原材料名 小麦粉 砂糖 バター /BP カラメル 起泡剤 重炭酸塩 用途名 着色料 が欠落 重炭酸塩 という添加物の名称はない

38 平成 15 年に廃止され 賞味期限 という用語に統一された 品質保持期限 名称 ビスケット 原材料名小麦粉 砂糖 バタ - 8 ポイント以上の文字で記載されていない 不適正表示が起こる原因 制度に対する理解不足 原材料の規格 配合割合等を変更したのに表示を見直さず 古い表示をそのまま使用している 規格等の変更に関する情報交換が不十分 表示作成を印刷業者等に任せきりで 確認していない 賞味期限の日付を間違える等の作業ミス など 食品表示を印刷する前及び商品出荷前にもう一度よく内容を確認しましょう 万が一 不適正表示の商品を流通させてしまった場合は 速やかに改善しましょう 不適正表示を防ぐポイント 正しい知識の習得 製造者 従業員の表示を重視する意識 適正表示を作成 維持するための管理体制 適正表示は事業者の責務です

39 食品表示には様々な法律が関わっており 複雑な決まりがあります 特に原材料の記載方法についてはルールが多いため 表示作成で苦慮する部分だと思われます たくさんのルールを遵守するためには 単純に使用原材料を記載しているだけでは不十分です ここでは 適正な原材料名欄を作成するための準備作業を示していきます 加工食品の基本的表示 原材料名欄の記載方法には 名 称 以下のルールが定められています 原材料名添加物内容量賞味期限保存方法 1 添加物以外の原材料と添加物に区分してすべて記載 2それぞれ原材料に占める重量割合の多いものから順に記載 3 複合原材料は その名称の次に括弧を付してその原材料を記載 4 添加物は 原則 物質名で記載 用途名併記するものに注意 5 含まれているアレルギー物質をすべて記載 製造者 栄養成分表示 6 食品単位あたりの熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量を記載 原材料名 添加物欄でよくある違反事例 添加物以外の原材料 ( 食材 ) と添加物が区分されず 混在している 一般的名称で記載されていない 商品名が記載されている 使用している原材料の記載欠落 又は 使用していない原材料が記載されている 重量割合の多い順に記載されていない 添加物の記載欠落 添加物の表記方法が間違っている アレルギー物質の記載が欠落している 食品表示基準で個別に記載方法が決められている食品について その方法を守っていない

40 適正な原材料名欄作成の準備として 原材料に関する情報収集 整理を行い 使用原材料 割合等が一覧で分かる商品規格書を作りましょう この規格書が 適正な原材料名欄を作成する手助けとなります 原材料名欄の記載ができれば表示の完成は間近です 表示作成の流れ 表示作成の流れ 主に原材料名欄作成の手順を チョコクリームサンドビスケットを例に示します ( 使用原材料 配合割合等はすべて例示です ) ステップ 1: 使用する原材料 ( 食材 添加物 ) を一覧表にする 製品の製造に使用するすべての原材料を一覧表にし 添加物以外の原材料 ( 食材 ) と添加物に区分します 加工食品 添加物にあっては 容器包装に記載されている名称を確認して記載しましょう 注意商品名を原材料名として記載しないようにしましょう チョコクリームサンドビスケットに使用する原材料を一覧表にします 使用原材料小麦粉砂糖ショートニング全粉乳 食 材 カカオマスココアバター脱脂粉乳卵黄食塩合成膨張剤 添加物 レシチン製剤 香料製剤 使用した原材料はすべて挙げられているか? 食材と添加物に区分されているか? 商品名を原材料名として使用していないか?

41 ステップ 2: 配合量を決める 食材 添加物の配合量 配合割合を決め 重量割合の多い順に並べます 使用原材料 配合割合 (%) 小麦粉 27 砂糖 25 ショートニング 20 全粉乳 8.7 カカオマス 7 ココアバター 5 脱脂粉乳 3 卵黄 1 食塩 1 合成膨張剤 2 レシチン製剤 0.2 香料製剤 0.1 重量割合の多い順に並べられているか? 配合割合は正しいか? ステップ 3: 複合原材料表示が必要か判断する 複合原材料とは 2 種類以上の原材料からなる原材料です 複合原材料を表示する際は その名称の次に括弧を付して 当該複合原材料の原材料を重量割合の多い順に記載します このとき 添加物は括弧の中に入れず 製品全体に含まれる他の食品添加物と合わせて 製品全体に占める重量割合の多い順に記載します 使用原材料 配合割合 (%) 小麦粉 27 砂糖 25 ショートニング 20 ショートニングは複合原材料 全粉乳 8.7 (2 種類以上の原材料からな カカオマス 7 る原材料 ) ココアバター 5 脱脂粉乳 3 卵黄 1 食塩 1 合成膨張剤 2 レシチン製剤 0.2 香料製剤 0.1 ただし 複合原材料の括弧を省略できる場合があります 次ページのチャートで ショートニングの表示の方法を確認しましょう

42 複合原材料の括弧を省略できるか? 複合原材料の名称からその原材料が明らかである ( 以下のいずれかに当てはまる ) 複合原材料の名称に主要原材料が明示されている 複合原材料の名称に主要原材料を総称する名称が明示されている JAS 規格 食品表示基準 公正競争規約で定義されている 一般的にその原材料が明らかである ショートニングは JAS 規格で定義されている はい いいえ 括弧は省略可能 はい すべての原材料に対する複合原材料の重量割合が 5% 未満である いいえ ( ) は省略できません ただし 複合原材料に占める重量割合が 3 位以下かつ 5% 未満のものについては その他 と記載できます 注意アレルギー物質を含む旨の表示と添加物は省略できません 複合原材料表示が必要な原材料があるか? なし

43 ステップ 4: 使用する原材料の表示を確認し 添加物とアレルギー物質についての情報を把握する 原材料の容器包装の表示や規格書等を確認して 原材料に含まれている食品添加物とアレルギー物質を把握します 自分で使用しなくても 既に原材料に添加物やアレルギー物質が含まれていることがありますから注意しましょう 自ら添加物やアレルギー物質を使用しなくても 原材料に含まれていることがありますので 原材料の表示をよく確認しましょう! 名称砂糖原材料名原料糖 / 着色料 ( カラメル ) 砂糖等にも添加物が含まれている可能性があります 名称調味酢原材料名米酢 果糖ぶどう糖液糖 食塩 砂糖 / 調味料 ( アミノ酸等 ) アレルギー物質が含まれていることもあります 名称丼物のたれ原材料名しょうゆ ( 小麦を含む ) 砂糖 かつおだし 添加物調味料 ( アミノ酸等 ) カラメル色素 甘味料 ( ステビア ) 添加物も重量割合の多い順に記載するため 必要に応じて仕入先に含有量を確認します キャリーオーバーに該当する場合は添加物の表示が省略できます キャリーオーバーとなる場合次の 3 つの条件すべてに当てはまる場合は キャリーオーバー となり表示が免除されます 1 原材料の製造又は加工の過程において使用される 2 加工食品 ( 最終製品 ) の製造又は加工の過程において使用されない 3 加工食品 ( 最終製品 ) 中にはその添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていない 調味料や着色料など 味 香り 色など五感にうったえるものはキャリーオーバーには該当せず 表示が必要です

44 使用原材料 配合原材料に記載され配合キャリーオー含まれているア 割合ている添加物 割合バーに該当かレルギー物質 (%) (%) 小麦粉 27 小麦 砂糖 25 ショートニング 20 乳化剤 0.5 該当 豚 全粉乳 8.7 乳成分 カカオマス 7 ココアバター 5 脱脂粉乳 3 乳成分 卵黄 1 卵 食塩 1 添加物合成膨張剤 2 レシチン製剤 0.2 大豆 乳成分 香料製剤 0.1 原材料に含まれている添加物の有無とその配合割合は? 添加物あり 含有量は確認した キャリーオーバーに該当する添加物があるか? あり ショートニングに含まれる乳化剤はキャリーオーバー 1 原材料の製造又は加工の過程において使用される ショートニングは チョコクリームの製造の過程において使用されている 2 加工食品 ( 最終製品 ) の製造又は加工の過程において使用されない チョコクリームサンドビスケット製造の過程において使用されていない 3 加工食品 ( 最終製品 ) 中にはその添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていない 乳化剤は ショートニングの乳化の目的で使用されているが ビスケット部分では乳化効果を発揮していない また チョコクリーム部分でも 乳化効果を発揮するほどの量になっていない 原材料に含まれているアレルギー物質はあるか? あり 特定原材料 7 品目のうち小麦 乳 卵 特定原材料に準ずる 20 品目のうち豚 大豆が含まれている

45 ステップ 5: 使用する添加物の表示方法を確認する 添加物の容器包装をよく確認してください 食品への表示方法が記載されていることがあります 食品への表示例 食品への表示例 ph 調整の目的で使用 ph 調整剤 記載方法が不明な場合は 酸味 酸度調整に使用 酸味料 仕入れ先へ確認します その他の目的で使用 酢酸 ( 又は氷酢酸 ) 使用原材料 配合原材料に記載配合キャリー含まれている食品添加物 割合されている食割合オーバーアレルギー物の表示方法 (%) 品添加物 (%) に該当か質 小麦粉 27 小麦 砂糖 25 ショートニング 20 乳化剤 0.5 該当 豚 全粉乳 8.7 乳成分 カカオマス 7 ココアバター 5 脱脂粉乳 3 乳成分 卵黄 1 卵 食塩 1 添加物 合成膨張剤 2 膨張剤 レシチン製剤 0.2 大豆 乳成分乳化剤又はレシチン 香料製剤 0.1 香料 添加物の表示方法を確認したか? ステップ 6: 原料原産地表示 遺伝子組換え表示が必要な食品であれば 必要な情報を確認する 原料原産地表示や遺伝子組換え表示のような特別な表示が必要か検討し 情報収集を行います 原料原産地表示 遺伝子組換え表示が必要か? 必要なし

46 以上で原材料に関する規格書が完成しました 賞味期限等の情報も加え 商品規格書を整えましょう 商品規格書作成日平成 年 月 日作成者群馬太郎 商品名ぐんまちゃんのチョコクリームサンドビスケット名称ビスケット 使用原材料 配合原材料に記載配合キャリー含まれている食品添加物 割合されている食割合オーバーアレルギー物の表示方法 (%) 品添加物 (%) に該当か質 小麦粉 27 小麦 砂糖 25 ショートニング 20 乳化剤 0.5 該当 豚 全粉乳 8.7 乳成分 カカオマス 7 ココアバター 5 脱脂粉乳 3 乳成分 卵黄 1 卵 食塩 1 添加物 合成膨張剤 2 膨張剤 レシチン製剤 0.2 大豆 乳化剤又は 乳成分 レシチン 香料製剤 0.1 香料 賞味期限製造日から 60 日 保存方法直射日光を避け 常温保存 100gあたりの栄養成分の量及び熱量 ( 検査機関で分析 ) 熱量 460kcal たんぱく質 8.0g 脂質 22.0g 炭水化物 59.4g ナトリウム 448mg 食塩相当量 (g)=ナトリウムの量(448mg) = g

47 ステップ 7: 商品規格書を基に表示を作成する 一括表示 栄養成分表示をそれぞれ枠で囲みます 文字の大きさは 8 ポイント以上にします 名 称 ビスケット 商品規格書に従 原材料名 小麦粉 砂糖 ショートニング ( 豚 って記載 肉を含む ) 全粉乳 カカオマス アレルギー物質 7 項目を順番 ココアバター 脱脂粉乳 卵黄 ( 卵 の重複記載は省 に従って記載 を含む ) 食塩 略可能 ( 小麦 添加物 膨張剤 レシチン ( 大豆由来 ) 香 乳は代替表記ま 料 たは拡大表記と 内容量 20 枚 して記載されて 賞味期限 平成 年 月 日 いる ) 保存方法 直射日光を避け常温で保存 卵黄の卵を含む 製造者 ( 株 ) 製菓 旨は省略できな 群馬県 市 町 い 栄養成分表示 ( 例 ) 栄養成分表示 (100gあたり) 栄養成分表示 と記載す 5 項目を順番どおり る 栄養表示 等は不可 記載 熱量 460kcal ナトリウムは食塩相当量に 食品単位を設定 たんぱく質 8.0g 換算して記載 脂質 22.0g 単位 最小表示の位に注意 炭水化物 59.0g する 食塩相当量 1.1g ステップ 8: 作成した表示を確認する できあがった表示を 再確認します チェックポイント 1 名称欄は一般的名称を記載しているか? 商品名を記載していないか? 2 商品規格書に従って原材料名を記載しているか? 3 添加物やアレルギー物質の記載間違い 記載漏れがないか? 原材料の名称は適切か? 4 期限は設定どおり正しく記載しているか? 5 製造者欄は法人名若しくは個人名を記載しているか? 屋号や営業所 加工グループ等の名称になっていないか? 6 製造所の所在地を記載しているか? 本社住所や自宅の住所になっていないか? 7 県名を記載しているか?( 前橋市は県名の省略可能 ) 以上で完成です できあがった表示を見やすい場所に貼りましょう

48 次は 生の牛肉に焼き肉用のたれをかけた商品を例に 手順を追っていきましょう ステップ 1: 使用する原材料 ( 食材 添加物 ) を一覧表にする 使用原材料牛ばら肉焼き肉用たれ 使用した原材料はすべて挙げられているか? 食材と添加物に区分されているか? 商品名を原材料名として使用していないか? ステップ 2: 配合量を決める 使用原材料 配合割合 (%) 牛ばら肉 70 焼き肉用たれ 30 重量割合の多い順に並べられているか? 配合割合は正しいか? ステップ 3: 複合原材料表示が必要か判断する 焼き肉用たれは複合原材料です 41 ページのチャートで 括弧が省略できるか判断します 複合原材料表示が必要な原材料があるか あり 焼肉用たれは複合原材料表示が必要 焼き肉用たれの原材料名 添加物欄を確認します 原材料名醤油 ( 小麦を含む ) ぶどう糖果糖液糖 米発酵調味料 玉ねぎ みそ にんにく 食塩 ポークエキス ごま油 香辛料添加物調味料 ( アミノ酸等 ) カラメル色素 たれの原材料の中で上位 3 位以下かつ 5% 未満の原材料は その他 とまとめることができます 詳細な配合割合等は仕入先に確認します

49 使用原材料 配合割合 (%) 使用原材料の 配合割合 (%) 原材料 牛ばら肉 70 焼き肉用たれ 30 醤油 30 ぶどう糖果糖液糖 20 米酵調味料 15 玉ねぎ 10 みそ 8 にんにく 8 食塩 2 その他 ポークエキス 2 とまとめる ごま油 2 ことができる 香辛料 1 調味料 ( アミノ酸等 ) 1.5 添加物は カラメル色素 0.5 まとめない ステップ 4: 使用する原材料の表示を確認し 添加物とアレルギー物質についての情報を把握する 焼き肉用たれに含まれている添加物の配合割合や アレルギー物質について確認します 使用 配合使用原材料配合原材料に記載さ配合キャリー含まれてい 原材料 割合の原材料 割合れている添加物割合オーバーるアレルギ (%) (%) (%) に該当かー物質 牛ばら肉 70 牛 焼き肉用 30 醤油 30 小麦 大豆 たれ ぶどう糖 20 果糖液糖米発酵調 15 味料玉ねぎ 10 みそ 8 大豆 にんにく 8 食塩 2 ホ ークエキス 2 豚 ごま油 2 香辛料 1 調味料 ( アミ 1.5 該当せず ノ酸等 ) カラメル色素 0.5 該当せず

50 原材料に含まれている添加物の有無とその配合割合は? 添加物あり 含有量は確認した キャリーオーバーに該当する添加物があるか? なし 調味料 ( アミノ酸等 ) カラメル色素は味覚 視覚等の五感に関知しうる効果を及ぼしている添加物ですので キャリーオーバーには該当しません 原材料に含まれているアレルギー物質はあるか? あり 特定原材料 7 品目のうち小麦 特定原材料に準ずる 20 品目のうち牛 豚 大豆が含まれている 注意複合原材料表示で その他 とまとめる原材料にアレルギー物質が含まれていれば抜き出しておきます ポークエキスについてアレルギー表示が必要か 仕入先に確認します ステップ 5: 使用する添加物の表示方法を確認する 自ら使用している添加物はありません ステップ 6: 原料原産地表示 遺伝子組換え表示が必要な食品であれば 必要な情報を確認する 調味した食肉は原料原産地表示が必要な 22 食品群に該当するため 牛肉の産地を確認します 原料原産地表示 遺伝子組換え表示が必要か? 原料原産地表示が必要仕入先に確認したところ 牛肉の原産地はオーストラリアでした

51 収集したデータを基に商品規格書を整理します 商品規格書 作成日平成 年 月 日作成者群馬花子商品名 名称牛ばら肉味付き 使用配合複合原材複合原材料の配合原材料に配合キャリー含まれ 原材料割合料表示の原材料 割合記載され割合オーバーている (%) 方法 (%) ている食 (%) に該当かアレル 品添加物 ギー物 質 牛ばら 70 牛 肉焼き肉 30 括弧内に醤油 30 小麦 用たれ 記載 大豆 ぶどう糖果糖 20 液糖 米発酵調味料 15 玉ねぎ 10 みそ 8 大豆 にんにく 8 その他 食塩 2 とまとめポークエキス 2 豚 て表示 ごま油 2 香辛料 1 調味料 1.5 該当せず ( アミノ酸等 ) カラメル 0.5 該当せず色素 100g 当たりの栄養成分の量 牛肉の産地 オーストラリア 及び熱量熱量 316kcal たんぱく質 11.3g 消費期限 製造日から3 日 脂質 26.2g 炭水化物 5.3g ナトリウム...840mg 保存方法 冷蔵 10 以下 食塩相当量 g

52 ステップ7: 商品規格書を基に表示を作成する 一括表示を枠で囲みます 文字の大きさは8ポイント以上にします 例 1: 原材料名欄に原料原産地名を記載する方法 商品規格書に従っ 名 称牛ばら肉味付き て記載 原材料名牛ばら肉 ( オーストラリア ) 焼き 記号等で添加物以 肉用たれ ( 醤油 ぶどう糖果糖液 外の原材料と明確 糖 米発酵調味料 玉ねぎ みそ に区分すれば 添 にんにく その他 )/ 調味料 ( アミ 加物を原材料名欄 各項目を ノ酸等 ) カラメル色素 ( 一部に に記載することも 順番に従 牛 小麦 大豆 豚を含む ) 可能 って記載 内 容 量 300g 牛肉の原料原産地 消費期限平成 年 月 日 表示が必要 保存方法 10 以下で保存 アレルギー物質 製造 者 ( 株 ) ミート は 個別表示がな 群馬県 市 町 じまない場合は 一括表示による方 味付け処理をしていますので 中心部まで十分に加 法で記載すること 熱してください ができる ( 製品全 体に含まれるすべ てのアレルギー物 質を記載 ) 例 2: 原料原産地名 の項目を追加して記載する方法 処理を行った旨 名 称牛ばら肉味付き 及び飲食に供する 原材料名牛ばら肉 焼き肉用たれ ( しょう 際にその全体につ ゆ ぶどう糖果糖液糖 米発酵調 いて十分な加熱を 味料 玉ねぎ みそ にんにく 要する旨 を記載 その他 )/ 調味料 ( アミノ酸等 ) カラメル色素 ( 一部に牛 小麦 大豆 豚を含む ) 原料原産地名オーストラリア 内 容 量 300g 消費期限平成 年 月 日 保存方法 10 以下で保存 製 造 者 ( 株 ) ミート 群馬県 市 町 味付け処理をしていますので 中心部まで加熱してください

53 栄養成分表示 ( 例 ) 5 項目を順番どおり 栄養成分表示 (100g 当たり ) 分析 計算等により得られた 記載 含有量を記載 熱量 316kcal 表示すべき最小の位まで記載 たんぱく質 11.3g する ( 位を下げて表示すること 脂質 22.6g も可能 ) 炭水化物 5.3g 食塩相当量 2.1g ステップ 8: 作成した表示を確認する できあがった表示を 再確認します 67 ページの チェックポイント を参照して下さい 以上で完成です できあがった表示を見やすい場所に貼りましょう

54 米トレーサビリティ法 ( 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ) に基づき 事業者に対し 米穀等の取引等に係る情報の伝達及び産地情報の伝達が義務づけられます 概要 米穀等に係る義務 取引等に係る情報の記録 産地情報の伝達 問題が発生した場合の流通ルートの特定と回収が可能 産地情報を一般消費者が入手 対象品目 米穀 ( 玄米 精米等 ) 米粉等 米菓子生地 もち だんご 米飯類 米菓 米こうじ 清酒 単式蒸留しょうちゅう みりん 対象事業者 米の生産者 対象品目の販売 輸入 加工 製造又は提供の事業を行う者 記録 伝達 取引等の記録の作成 保存 事業者間の産地情報の伝達 対象品目の取引 事業所間の移動 対象品目を事業者に出荷 販売する場合 廃棄などを行った場合はその記録 は 伝票等又は商品の容器 包装への記 を紙又は電子媒体で保存します 載により伝達します ( 原則 3 年間 ) 一般消費者への産地情報の伝達 記録事項: 品名 産地 ( 国産 対象品目を一般消費者に販売 提供する 県産 国産 など ) 場合は 商品の容器 包装 店内掲示 数量 年月日 取引先名 搬出入 メニュー等への記載により伝達します の場所等 玄米 精米及び原料原産地表示の義務が あるもちについては 食品表示法に基づ く表示をします 罰則 記録の不保持 虚偽記載等 ( 直罰 ) 50 万円以下の罰金 伝達の不実施 虚偽の伝達 勧告 命令に従わなかった場合 農林水産省ホームページ

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56 平成 28 年 4 月作成