Patient st HPV sampler nd TACAS Sampling with HPV sampler Sampling with Cervex brush Put brush head into a vial Preparation for conventional slide Pre

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ともみちゅうか
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1 技術論文液状化検体細胞診 TACAS による HPV DNA 検査の有用性 HPV DNA キアゲン HC II 専用検体採取キットとの比較二谷悦子 ) 志賀朋子 ) 東岩井久 ) ) 株式会社医学生物学研究所研究開発本部診断薬開発部 3-4 ) 医療法人社団進興会せんだい総合健診クリニック 3) 医療法人社団天宣会健診センター汐留健診クリニック要高橋正宜 3) 東京都板橋区板橋 -9-3 埼京ビル 4F 旨子宮頸がんの原因である Human papillomavirus HPV の検出には様々な HPV 検出試薬が用いられている子宮膣頸部擦過材料から HPV 検査を行う際従来塗抹標本作製後に残った細胞から検出する方法と液状化検体細胞診 liquid-based cytology LBC 検体から標本作製と HPV 検出検査を実施する方法が主に使用されている今回同一患者から回の細胞採取を行い法の細胞診判定と HPV 検出結果の比較を行った HPV 検出検査は HC II で行い専用の HPV サンプラー採取の検体と LBC システムのつである TACAS に固定した検体を用いた前者は試薬添付文書に則り後者は前処理キット HC Sample Conversion Kit を使用してから既定のプロトコールに則り測定を行った従来塗抹標本と TACAS 標本の細胞診判定結果一致率は 94.8%であり不一致率は 5.%であった HC II 測定結果一致率は 93.%であった HC II 測定結果が不一致であった例はいずれもインデックス値のカットオフ値付近であり全体の 6.9%であった今回の結果より TACAS バイアルを用いた HC II 測定は HPV サンプラーと同等もしくは同等以上の測定が可能であり有用な方法であることが確認されたキーワード液状化検体細胞診 TACAS HC II HPV 子宮頸がんの原因である Human papillomavirus Dickinson and Company であり LBC 検体を用い HPV は多くは一過性感染であり自然消退するがる際はそれぞれ指定の前処理を実施した後にハイブ子宮頸部に継続感染をした場合に子宮頸がんを引きリダイゼーションから反応を始める必要がある 3) 起こす ), ) HPV の検出には様々な検出試薬が用い本邦での LBC 法は前述種以外に TACAS 株式られており子宮頸がんハイリスク HPV グルーピン会社医学生物学研究所 LBC PREP 武藤化学株式グ検査と HPV ジェノタイプ検査とに分けられる本会社があるしかし添付文書以外の LBC 法での邦において広く用いられている HPV DNA キアゲ検討は試薬製造元において行われていないため各ン HC II 株式会社キアゲン以下 HC II はハイ施設での検証が必要となっている今回我々は同一ブリッドキャプチャー法により検体中の中高リス患者から同一時に回の細胞採取を行い HPV サンク型 HPV-DNA を検出する試薬である試薬添付文プラーと TACAS 検体での細胞診判定結果及び HC II 書における推奨使用法は専用検体採取キット HPV 結果の相関を確認したサンプラー以下 HPV サンプラーでの採取または液状化検体細胞診法 liquid-based cytology LBC ThinPrep Hologic または SurePath Becton, 平成 6 年 4 月日受付平成 6 年 6 月 6 日受理医学検査 Vol.63 No

2 Patient st HPV sampler nd TACAS Sampling with HPV sampler Sampling with Cervex brush Put brush head into a vial Preparation for conventional slide Preparation for TACAS slide HCⅡ test HCⅡ test Figure Step for cell sampling to HC II test Table I 対象及び方法対象年 9 月年月に医療法人社団進興会せんだい総合健診クリニックにおいて採取された子宮膣頸部擦過材料 6 例を用いた平均年齢は TACAS slide procedure Transfer.5 ml of fixing fluid to centrifuge tube per one sample Centrifugation for 8 g, 5 minutes Remove supernatant and mixed with 3 ml deionized water Centrifugation for 8 g, 5 minutes Remove supernatant and mixed with 3 μl deionized water Dispense 3 μl cell suspension on TACAS slide Incubate for minutes and wash with % ethanol Put slide into 95% ethanol jar 歳歳 65 歳であった検体採取は同一患者より回実施したまず HPV 従来塗抹標本と TACAS 標本の判定をそれぞれ比サンプラーで膣頸部細胞を採取し従来塗抹標本を較し一致率不一致率を算出した作製後 HC II 採取キット内に回収した次に Cervex 3 HC II 測定ブラシ株式会社医学生物学研究所を用いて再度 HC II は検体中の DNA を検体抽出液で抽出し膣頸部細胞採取を実施しブラシ先端を TACAS GYN HPV DNA が存在すると DNA/RNA ハイブリッドがバイアルに回収した Figure 形成されるこれを抗 DNA/RNA 抗体により捕捉方法し更にアルカリフォスファターゼ標識抗 DNA/RNA 従来塗抹標本作製判定抗体を反応させ得られた抗原抗体反応複合物と化 HPV サンプラーで採取し塗抹した従来塗抹標本はパパニコロウ染色を行いベセスダシステム準拠子宮頸部細胞診報告様式 4 ), 5 ) に則って細胞学発光基質を反応させその化学発光を測定することにより検体中の HPV DNA を検出する HPV サンプラーで採取した検体は採取キット添付診判定した文書に従って検体の抽出ハイブリダイゼーション TACAS 標本作製判定ハイブリッドキャプチャー検出反応を実施し結果 TACAS GYN バイアルに回収した検体から TACAS 判定を行った標本作製後の TACAS GYN バイアル標本作製プロトコール Table に則って標本作製検体は ThinPrep 検体 PreservCyt 溶液用検体前処を行ったパパニコロウ染色を行いベセスダシス理キット HC Sample Conversion Kit 株式会社キアテム準拠子宮頸部細胞診報告様式に則って細ゲンを使用して前処理を実施した処理工程は検胞診判定した体 ml を使用し試薬内添付文書 3)に則り Table 標本作製後の残検体は室温にて保存した 84 6 実施した前処理終了後はハイブリダイゼーション医学検査 Vol.63 No.5 4

3 Table Pretreatment step for HC II HC II result of TACAS GYN vial and HPV sampler sample Table 4 Add.4 ml Sample Conversion Buffer for sample Centrifugation for,9 g, 5 minutes 3 Remove supernatant and add to buffer with Specimen Transport Medium and Denaturation Reagent 4 Incubation for 65 C, 5 minutes 5 Mixing for minute 6 Incubation for 65 C, 3 minutes Mixing for seconds HPV sampler sample TACAS GYN vial sample Positive Negative Positive Negative 陽性とした全測定数は 6 例で HPV サンプラーハイブリッドキャプチャー検出反応を添付文書に検体および TACAS GYN バイアル検体の両法が陽性則り実施し結果判定を行ったであった例数は例 HPV サンプラー検体で陰性 TACAS GYN バイアル検体で陽性であった例数が 8 II 結果例であった HPV サンプラー検体で陽性 TACAS GYN バイアル検体で陰性であった例は例であった Table 4 判定一致率は 93.% 8/6 であり細胞診判定結果全 6 例中従来塗抹標本と TACAS 標本で細胞測定法間の有意差は p =.8 t-test であった診判定が一致した例は Negative for 法で測定結果が陽性となった例中 6 例が HPV intraepithelial lesion or malignancy 5 例サンプラー検体と比べて TACAS バイアル検体で高 Atypical squamous cells of undetermined significance いインデックス値を示した TACAS 標本の細胞診判例 Low grade squamous intraepithelial lesion 定は例すべてが以上であったが HPV サ例 High grade squamous intraepithelial ンプラー検体従来塗抹標本では例中例が lesion 例の例であった法の細胞診判定のであり TACAS 標本と不一致であった Table 5 一致率は 94.8% /6 不一致率 5.% 6/6 法で測定結果が不一致となった 8 例は全例で HPV であった Table 3 サンプラー検体陰性 TACAS GYN バイアル検体陽 HC II 測定結果性であった TACAS GYN バイアル検体での測定イ HC II 測定結果はインデックス値で判定されインデックス値は 8 例いずれもインデックス値のカッンデックス値. を陰性. インデックス値をトオフ値. 付近で.4 3. 平均.9 で Table 3 Cytological diagnosis of TACAS and conventional method TACAS slide Conventional slide ASC-H AGC SCC Others ASC-H AGC SCC Others : negative for intraepithelial lesion or malignancy : atypical squamous cells of undetermined significance ASC-H: atypical squamous cells cannot exclude : low grade squamous intraepithelial lesion : high grade squamous intraepithelial lesion SCC: squamous cell carcinoma AGC: atypical glandular cells 医学検査 Vol.63 No

4 Table 5 Index value and cytological diagnosis of HC II positive sample Index value Cytological diagnosis Sample no. HPV sampler sample TACAS GYN vial sample Conventional slide TACAS slide : negative for intraepithelial lesion or malignancy : atypical squamous cells of undetermined significance : low grade squamous intraepithelial lesion : high grade squamous intraepithelial lesion Table 6 Index value and cytological diagnosis of HC II disagreement sample Index value Cytological diagnosis Sample no. HPV sampler sample TACAS GYN vial sample Conventional slide TACAS slide AGC : negative for intraepithelial lesion or malignancy : atypical squamous cells of undetermined significance AGC: atypical glandular cells あった Table 6 細胞診判定は 8 例中例で胞採取後に一度スライドガラスへ細胞を塗抹して従であった来塗抹標本を作製し塗抹後の HPV サンプラーブラシを HC II 検査用として用いるため細胞数が少な III 考察かったことが考えられる一方で度目の細胞採取時は採取条件としては不利ではあったが Cervex ブ今回同一患者から回の細胞採取を行い TACAS ラシ採取後に採取細胞すべてを TACAS GYN バイア GYN バイアルと HPV サンプラーで細胞診判定と HC ル内に回収していることにより細胞診標本だけで II 測定の比較検討を行った細胞診判定一致率はなく HC II 測定に用いた細胞数が十分量であった可 94.8% HC II 測定結果一致率は 93.%であり細胞能性が考えられたこのことは HPV サンプラー検診判定および HC II 測定結果のどちらにおいても高体と TACAS GYN バイアル検体で HC II 測定結果がい一致率を示した HC II 測定結果が不一致であっ陽性であった例中 6 例でインデックス値が HPV た例はいずれも HC II 測定インデックス値のカットサンプラー検体よりも TACAS GYN バイアル検体でオフ値. 付近.4 3. であり全体の 6.9% 高かったことからも推測可能であるであった不一致となった理由として次の理由が HC II 測定時のインデックス値と病変との間に相考えられた HC II サンプラー検体での測定は細関はないため数値の高低と病変の有無を関連付け 86 6 医学検査 Vol.63 No.5 4

5 ることはできないしかしインデックス値がカット細胞診検査および HPV DNA 検査への運用に有用なオフ値付近.. と. 以上の検体手法であることが示唆されたを比較した際に. 以上の検体において有意に CIN Cervical intraepithelial neoplasia 3 の罹患率が高 IV 結語いことが報告されている 6) 今回の結果でもカットオフ値付近の検体において 8.5% が細胞診判定であった同一患者から度の細胞採取を行い HPV サンプラー検体と TACAS GYN バイアル検体での細胞診判 HC II 法は臨床研究ならびに国内の報告から CIN 定結果と HC II 測定結果を比較し高い一致率が確認以上の病変検出に高い感度を有することが報告されされた今回の検討より TACAS GYN バイアルをている ), 8)定性検査法である LBC は Cervex ブラシ用いた HC II 測定は HPV サンプラーと同等もしくはのようなブラシタイプの採取器具と組み合わせるこそれ以上の測定が可能であることが示唆されたとで標本の均一化標準化が可能であるその結果として不適正標本の減少となり精度向上につながることが報告されている 9), ) また細胞を全て回収するため標本作製後に残検体を用いて免疫細胞化学検査や遺伝子検査を行うことが可能であり ) 本邦においても普及が広がっている ) LBC と従来塗抹標本の比較検討を行う場合一般的には患者名から採取は度のみで従来塗抹標本作製後に採取器具の残った細胞を LBC 固定液に回収して検討検査を行うことが一般的であるスプリットサンプル法そのため細胞量が従来塗抹標本に比較して少ない塗抹量となることが懸念されるが TACAS GYN バイアルと Cervex ブラシを組み合わせて使用することで回避できる可能性があるまた HC II 測定陽性例での細胞診結果は従来塗抹標本では例中例がであるのに対し TACAS GYN バイアル検体では全例が以上の結果であった細胞診検査と HPV 検査の併用検診で細胞診検査と判定されハイリスク HPV 検査陽性である場合はコルポ診精密検査となる一方細胞診検査と判定されハイリスク HPV 検査陽性である場合は 6 ヵ月後の再検査となる 3) 例数は少ないが Cervex ブラシと TACAS GYN バイアル検体を使用した検査では陽性例拾い上げおよび見落としの減少へ繋がり確実な患者フォローへ寄与すると考えられた今回の検討では国産試薬である TACAS GYN バイアルと Cervex ブラシの組み合わせによる検体採取文献 ) zur Hausen H: Papillomaviruses in human cancer, Appl Pathol 98 ; 5 : 9 4. ) Walboomers JM et al.: Human papillomavirus is a necessary cause of invasive cervical cancer worldwide, J Pathol 999 ; 89 : 9. 3) キアゲンパピローマウイルス核酸キット HPV DNA キアゲン HC II 添付文書. 4) 日本産婦人科医会ベセスダシステム準拠子宮頸部細胞診報告様式の理解のために 5 社団法人日本産婦人科医会東京 8. 5) 日本産科婦人科学会他子宮頸癌取扱い規約第 3 版 3 4 金原出版東京. 6) Jarboe EA et al.: A weakly positive human papillomavirus Hybrid Capture II result correlates with a significantly lower risk of cervical intraepithelial neoplasia,3 after atypical squamous cells of undetermined significance cytology, J Low Genit Tract Dis ; 4 : 4 8. ) Ronco G et al.: Efficacy of human papillomavirus testing for the detection of invasive cervical cancers and cervical intraepithelial neoplasia: a randomised controlled trial, Lancet Oncol ; : ) 岩成治子宮頸がん検診受診率向上への取り組み日本初の細胞診 HPV 検査併用検診で受診率向上高精度化効率化達成臨床婦人科産科 ) 赤松節他子宮頸がん検診標本の適否状況と発見病変 Liquid based cytology 法と conventional 法の比較日臨細胞会誌 ) 小澤信義他ベセスダシステムを用いた子宮頸癌検診の課題とその解決不適正標本とに対する宮城の対応について産婦の実際 ) 杉山裕子細胞診検体採取と検体処理臨床検査 ) 日本臨床細胞学会子宮頸がん検診における細胞診の精度管理に関するワーキンググループ調査報告書日臨細胞会誌 5 xxv xlv. 3) 日本産婦人科医会がん対策委員会子宮頸がん検診リコメンデーション. により適切な細胞量回収が可能となり TACAS が医学検査 Vol.63 No

6 Technical Article Efficacy of human papillomavirus DNA assay using liquid-based cytology system TACASComparison between TACAS and HC II sampling kit Etsuko FUTAYA ) Tomoko SHIGA ) Hisashi HIGASHIIWAI ) Masayoshi TAKAHASHI 3) ) Department of IVD Development, Medical & Biological Laboratories Co., Ltd. (Saikyo Bldg. 4F, -9-3, Itabashi, Itabashi-Ku, Tokyo 3-4, Japan) ) Sendai Health Evaluation and Promotion Clinic 3) Tensen-kai Shiodome Kenshin Center Summary Various assays are used for human papillomavirus (HPV) detection. The primarily used method of preparing samples for these assays is the split-sample method, in which the sampling device after preparing conventional slides is placed into a vial and a reflex HPV test kit. Another method is liquid-based cytology (LBC), in which an LBC slide is prepared and HPV is detected from the same residual LBC sample. We collected cell samples twice from one patient for the TACAS sampling device and HCⅡ (HPV sampler) then compared the results with those of cytological analysis and HPV DNA detection. HPV DNA detection was performed using HCⅡ. The concordance rate of cytological results between the conventional slide using the HCⅡ device and the TACAS slide was 94.8%, whereas the disagreement rate was 5.%. HCⅡassay results were concordant between both sample types in 93.% of patients, whereas the disagreement rate was 6.9%. The HCⅡ assay values showing disagreement were close to the cut-off values. Our results suggest that TACAS is a useful method equivalent to the conventional method using the HPV sampler. Key words: Liquid-based cytology, TACAS, HC II, HPV (Received: April, 4; Accepted: June 6, 4) 医学検査 Vol.63 No.5 4

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本文00（巻頭言・目次）.indd 調査研究ジャーナル 2012 Vol.1 No.1 原著 (2) 子宮がん集団検診における液状化検体細胞診の有用性立花美津子河西十九三黒川祐子大木洋子早田篤子藤澤武彦三橋暁生水真紀夫 Effect of Liquid-based Cytology on Mass Screening of the Cervical Cancer Tachibana Mitsuko,Tokuzou Kasai,Yuko