Microsoft Word - オリザセラミド11.0.doc

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - オリザセラミド11.0.doc"

Transcription

1 ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 美容食品素材 化粧品素材 オリザセラミド -PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド -WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド -L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド -PC,PC8,PC20 ( 粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド -WSPC,WSPC8 ( 水溶性粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド -LC,LC0.8 ( 液体, 化粧品用途 ) Ver.11.0 MK

2 美容食品素材オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 1. はじめに 米は, わが国において唯一の穀物資源として昔から多く栽培され, 人々の食生活を支えてきました 近年, 米及び米ぬかに含まれている生理活性物質について多くの関心が集まっています 我々は米ぬか及び米胚芽に関して長年に渡って研究開発を行い, その中から,γ- オリザノール, トコフェロール, トコトリエノール, ステロール, フェルラ酸及びスクワラン等数多くの有効成分を抽出し, 製品化してきました これらの製品がすでに医薬品, 健康食品, 食品添加物, 化粧品用素材として高く評価され, 広い分野で応用されています 化粧品用素材としては, 合成セラミドや牛由来セラミドが利用されていますが, 動物愛護の観点や狂牛病の原因であるプリオン型ウイルス感染を予防するため, 米や小麦など植物性セラミドが利用され始めています また近年では, セラミドは化粧品だけでなく, 美容食品素材としても多く利用されています この度, 米ぬか及び米胚芽から特有かつ微量に存在するスフィンゴ糖脂質の抽出精製に成功し,100% 米由来のセラミドが提供可能となりました 2. オリザセラミドとは オリザセラミドは米ぬか及び米胚芽から抽出, 精製された製品です この製品には米由来スフィンゴ糖脂質が多く含まれています 米由来スフィンゴ脂質は動物性スフィンゴ脂質と同様に, 長鎖塩基スフィンゴシンに脂肪酸が酸アミド結合した疎水性セラミドが基本骨格となっています 米由来スフィンゴ脂質は長鎖塩基スフィンゴシン及び脂肪酸の炭素数の違い, 水酸基や二重結合の有無により分子種に多様性があり, 帯広畜産大学藤野教授らの報告では少なくとも 20 種類以上のスフィンゴ脂質分子種が存在します 我々は各種クロマトグラフィー及び NMR 分析よりオリザセラミドの構造解析を行い,4 種類のスフィンゴ糖脂質 ( 図 1) の化学構造を明らかにしました 1

3 HO CH 2 O O C CH CH H 2 NH C O R C H 脂肪酸 スフィンゴシン C H (CH 2) 2 C H C H (CH 2) 8 CH 3 R: 1. -(CH 2 ) 7 CH:CHCH 2 CH:CH(CH 2 ) 4 CH (CH 2 ) 14 CH (CH 2 ) 7 CH:CH(CH 2 ) 7 CH (CH 2 ) 16 CH 3 図 1 オリザセラミドの構造と組成 さらに近年, 北海道大学大学院薬学研究科五十嵐教授らとの共同研究により, 含量が多いと予想される米由来スフィンゴ糖脂質 ( 図 2 の No.7) について化学構造の解析を試み, 主スフィンゴ糖脂質の構造を図 3 のように決定しました 図 2 米由来スフィンゴ糖脂質の HPLC チャート CH 2 O O NH 4,8-sphingadienine O 2-hydroxy arachidnic acid 図 3 米由来スフィンゴ糖脂質の主セラミド 2

4 3. 生体内におけるセラミドの役割 オリザセラミドカタログ Ver.11.0 MK セラミドは 1884 年にドイツの医師 Thudichum によってヒト脳中から単離同定されました その後,120 年あまりの間で皮膚や細胞膜にもセラミドが存在することが明らかにされ, 生体における生理的役割や薬理的応用に関する研究が進められてきました 人の皮膚は皮下組織, 真皮, 表皮からなります 表皮はさらに, 生体内部側 ( 真皮側 ) より基底層, 有棘層, 顆粒層, 角質層に分類されます 各層毎に脂質の構成成分は異なり, 基底層ではリン脂質及びコレステロールが主成分として存在します 基底層から顆粒層の間ではグルコシルセラミド含量が増加し, 角質層ではほとんど消失します グルコシルセラミドを前駆体として生成したセラミドは角質層に蓄積し ( 図 4), 角質細胞間脂質の主成分として 40~60 % を占めます ( 図 5) 角質層 ( 角質細胞 ) 顆粒層 ( 顆粒細胞 ) 主成分 主成分 セラミド 糖 有棘層 ( 有棘細胞 ) 糖セラミド UDP-Glc 基底層 ( 基底細胞 ) セラミド Acyl-CoA スフィンゴシン 図 4 表皮の構造及びセラミドの代謝 その他 26% コレステロールエステル 10% セラミド 40% コレステロール 24% 図 5 角質層細胞間脂質の組成 また, 皮膚に存在するセラミドは単一分子種ではなく,6 種類の異なったセラミド分子種から構成されています ( 図 6) これらのセラミドが, 表皮のラメラ構造の形成と安定, 水分の保持及び異物侵入防止などのバリアー機能維持に重要な役割を果たしています 3

5 O O O HN Ceramide 2 Ceramide 3 O HN Ceramide 1 Ceramide 4 Ceramide 5 O HN O HN O HN Ceramide 6 O HN 図 6 皮膚に存在するセラミド分子種 6 種類の構造 また芋川らは, 加齢に伴って角質層重量あたりの角質細胞間脂質量は有意に減少し, 中でも主成分のセラミドの減少が最も多いことを報告しています ( 図 7) その結果, 角質層の保水及びバリアー機能が低下し, 皮膚は乾燥, しわ, 肌荒れ状態になりやすいと考えられています さらに, 芋川らは, 乾燥落屑皮膚疾患の一つであるアトピー性皮膚炎患者において, 皮疹部および非皮疹部におけるセラミド含量が健常者よりかなり減少していること, 及びセラミドの補充によって皮膚の乾燥症状や角質層の過度の剥離が改善されることを確認し, 角質層セラミドの不足がアトピー性皮膚炎の一員であると考えています 5) ( 図 8) よって, 皮膚のセラミド含量は皮膚の健康や若さの指標になり得ると考えられ, 日常のセラミドの補充が皮膚恒常性維持に最も効果的, かつ必要と思われます 以上に述べた機能性のほか, セラミドは皮膚に優れたアレルゲン耐性を付与すること (Lati ら, 臨床試験 4) ), 植物性セラミドには遊離基抑制活性 ( 抗酸化作用 ) やエラスターゼ, コラゲナーゼ, チロシナーゼなどの酵素抑制活性もあることから, オリザセラミドの利用は皮膚の老化やストレスの予防にも役立つことが期待されます 4

6 角質層重量あたりのセラミド量 (μg/mg) 図 7 皮膚のセラミド含量の加齢変化 G. Imokawa, J. Invest. Dermatol., 96, 523, 1991 より 年齢 ( 歳 ) 90 脂質の減少 (%) ** 総脂質 : 年齢を合わせた健常人皮膚 n=34 : 無皮疹部皮膚 n=35 アトピ- 性皮膚炎患者 : 皮疹部皮膚 n=32 **p<0.01 *p<0.05 ±SE ** ** ** 総セラミド ** セラミド ** ** ** セラミド ** ** セラミド 図 8 アトピー性皮膚炎患者皮膚におけるセラミドの減少 ** セラミド ** * セラミド ** 4. スフィンゴ脂質の消化, 吸収, 代謝 食物由来スフィンゴ脂質の消化, 吸収, 代謝について,Schmelz らは, ラベルしたスフィンゴミエリンをモデルマウスに投与し, 腸管におけるスフィンゴ脂質の代謝と分布を検討しました その結果, 腸管のどの部位でもスフィンゴミエリンが出現し, スフィンゴミエリンの多くはセラミド及び, その代謝物に分解されることが見いだされました スフィンゴ脂質の種類によって吸収, 代謝に差があることが分かりました また, 投与後 30~60 分の間に腸管から肝臓に移動したスフィンゴミエリンの量は 1% 以下でした これらの結果から, 腸管から他の組織へのスフィンゴミエリン及びその代謝物の輸送は効率的ではないこと, スフィンゴミエリンが腸管で生体複合スフィンゴ脂質の合成原料として加水分解, 吸収されることが示唆されました さらに,Nyberg らは, スフィンゴミエリンの消化部位と消化能力を調べました その結果, スフィンゴミエリンの消化がスフィンゴミエリナーゼにより主に小腸の中部と下部で起こること, またこの酵素がスフィンゴミエリン消化の第一段階における重要な役割を果たしていることを報告しています 5

7 5. オリザセラミドの機能性と応用 5-1 美白作用 (in vitro) マウス B16 メラノーマ細胞におけるメラニン生成抑制作用 オリザセラミドカタログ Ver.11.0 MK B16 メラノーマ細胞を用いて, 米由来スフィンゴ糖脂質のメラニン生成抑制作用 ( 美白作用 ) を検討しました その結果, 米由来スフィンゴ糖脂質は濃度依存的にメラニンの生成を抑制し, コウジ酸の活性には及ばなかったものの, 他の既存美白剤よりも強い抑制作用が認められました 米由来スフィンゴ糖脂質を経口摂取した場合, 吸収されたスフィンゴ糖脂質は皮膚に到達してメラニン生成抑制作用を発揮し, 美白効果をもたらすことが期待されます メラニン生成抑制率 (%) A 100μg/ml メラニン生成抑制率 (%) B コウジ酸 2. エラグ酸 3. ビタミン C 4. アルブチン 5. 米由来スフィンゴ糖脂質 µg/ml 100 コウジ酸米由来スフィンゴ糖脂質 図 9 米由来スフィンゴ糖脂質のメラニン生成抑制作用 実験方法 マウス B16 メラノーマ細胞 ( cells/ml) をシャーレ (60 mm dish) に播種し,10% 牛胎児血清を含む D-MEM 培地で 24 時間培養後, サンプル含有培地 ( スフィンゴ糖脂質は乳化して添加 ) に交換した 4 日後, 新鮮なサンプル含有培地に交換し, さらに 2 日後に細胞を回収した 回収した細胞の生細胞数を数えた後, 細胞を 2N Na で融解 (37,1 時間 ) し,450 nm における吸光度を測定した 各サンプル純度 コウジ酸, エラグ酸, ビタミン C, アルブチン : 100 % 米由来スフィンゴ糖脂質 : 95 % 以上 6

8 5-1-2 マウスメラノサイト (melan-a) におけるメラニン生成抑制作用 北海道大学薬学部五十嵐教授, 光武助手のグループにおいて, マウスメラノサイト細胞での米由来スフィンゴ糖脂質及びその酸分解物 * のチロシナーゼ活性及びメラニン色素生成に及ぼす影響を検討しました その結果, 米由来スフィンゴ糖脂質及びその酸分解物には, 濃度依存的なチロシナーゼ活性阻害作用及びメラニン生成抑制作用がみられました * 米由来スフィンゴ糖脂質を 1 N HCl 含有含水メタノール溶液で加水分解 (70 /18 時間 ) した n- ヘキサン / メタノールによる液 - 液分配で得られたメタノール層を回収し, 濃縮乾燥した チロシナーゼ活性 メラニン生成量 % of control % of control (µg/ml) (µg/ml) 図 10 メラニン生成に対する米由来スフィンゴ糖脂質の影響 チロシナーゼ活性 メラニン生成量 % of control % of control (µg/ml) (µg/ml) 図 11 メラニン生成に対する米由来スフィンゴ糖脂質酸分解物の影響 7

9 実験方法 1) チロシナーゼ活性の測定マウスメラノサイト細胞株 (melan-a cells, cells/well) を 96well plate に播種し,200 nm TPA および 10% ウシ胎児血清を含む RPMI1640 培地で 24 時間培養後, サンプル ( 米由来スフィンゴ糖脂質純度 :95% 以上 ) を含む培地に交換し,4 日培養を行った 培養上清を除去した後,1% tritonx-100 含有 PBS (90µl/well) を添加し,1 分間振盪後, 基質として 10mM L-DOPA 含有 PBS (10µl/well) を添加し, インキュベート (1 時間,37 ) 後,475nm における吸光度を測定した チロシナーゼ活性は各群のタンパク量で補正を行った 2) メラニン生成量の測定 melan-a cells ( cells/well) を 90 mm plate, 又は 6 well plate に播種し,1) と同様の培養を行った 終了後, 細胞を回収し, 細胞ペレットに 1N Na 溶液 (500µl) を加えて溶解した 溶解液を加温 (100,30 分 ) 後,405nm における吸光度を測定した メラニン生成量は各群のタンパク量で補正を行った 5-2 保湿作用 (in vitro) セラミドの保湿作用については, 多くの臨床実験により証明されています Merrill と Futerman らは, 植物性セラミドを経口摂取した場合, セラミドは消化管から吸収されて血中に入り, 毛細血管を介して角質層に取り込まれ, 角質層の保水機能及びバリアー機能改善に効果があることを報告しています 1-3) 我々は, 米由来オリザセラミドの保湿効果を,in vitro 保水能を指標に小麦, またはコンニャク由来のセラミドと比較しました その結果, 米由来セラミドは, 小麦, またはコンニャク由来セラミドより優れた水分保持機能を有することが明らかとなりました 水分保持率 ( %) 米由来セラミド 2. コンニャク由来セラミド 3. 小麦由来セラミド 4. コントロール 注 ) 各試験サンプルは 3% セラミド含有の市販品 図 12 オリザセラミドの水分保持効果 実験方法 各植物由来セラミドの乳化液 ( 市販品で 3%) を調製し,35, 相対湿度 40% における重量変化を 8 時間後に測定し, 水分保持率を算出した 8

10 5-3 ヒト皮膚線維芽細胞賦活作用 以下に示した各植物由来スフィンゴ糖脂質のヒト皮膚線維芽細胞賦活作用を検討しました その結果, 小麦以外の 3 種類のスフィンゴ糖脂質に, 濃度依存的な線維芽細胞増殖促進活性が認められました 特に米由来スフィンゴ糖脂質は,300 µg/ml の濃度下で, 他のスフィンゴ糖脂質より強い線維芽細胞増殖促進活性 (163%) を示しました 試料 : 1. オリザ油化 製造, 米由来, 純度 95% 以上 2. 他社製造, コンニャク由来, 純度 95% 以上 3. 他社製造, コーン由来, 純度 95% 以上 4. 他社製造, 小麦由来, 純度 95% 以上 線維芽細胞増殖率 (%) 試料 コントロール 2. 米由来スフィンゴ糖脂質 3. コンニャク由来スフィンゴ糖脂質 4. コーン由来スフィンゴ糖脂質 5. 小麦由来スフィンゴ糖脂質 図 13 各種スフィンゴ糖脂質 (300 µg/ml) の皮膚線維芽細胞の賦活作用 実験方法 理化学研究所から購入した HS-K 細胞を,10 % ウシ胎児血清,1000 unit/ml ペニシリン,100 µg/ml ストレプトマイシン含有 RITC80-7 培地で継代培養 (5%CO 2, 37 ) した 継代後,96 穴平底マイクロプレートに細胞数を cells (100 µl/well) 播種し,1% ウシ胎児血清 (FBS),1000 unit/ml ペニシリン,100 µg/ml ストレプトマイシン含有 RITC80-7 培地で 24 時間培養後,11 µl の各試料溶液 3 mg/ml (Et 最終濃度 0.5 %) を添加し,72 時間培養後,Cell Counting kit-8 で呈色反応を行い, マイクロプレートリーダーで 450 nm の吸光度を測定した 5-4 バリアー機能の強化 皮膚は生体最外層に存在するため, 絶えず外界から様々な刺激を受けています 植物性セラミドの摂取により, 皮膚のラメラ構造, 及び水分蒸散や有害物侵入を防止するバリアー機能が強化され, 乾癬や接触性皮膚炎の軽減に有効であることが報告されています 4) 9

11 5-5 アトピー性皮膚炎症状の緩和 感作 RBL-2H3 マスト細胞を用いた抗原誘発脱顆粒試験 オリザセラミドカタログ Ver.11.0 MK 感作 RBL-2H3 マスト細胞における各種スフィンゴ糖脂質の脱顆粒抑制作用を検討した結果, 米由来スフィンゴ糖脂質に高い抑制活性が認められました 表 1 各スフィンゴ糖脂質の感作 RBL-2H3 マスト細胞における脱顆粒抑制作用由来原料脱顆粒阻害率 (%) 米 87.3 ± 2.2 小麦 82.2 ± 5.9 コンニャク 70.8 ± 5.9 トウモロコシ 64.2 ± 5.4 サンプル濃度 : 1 µg/ml, 平均値 ±S.E., n = 6 実験方法 IgE ( 抗ジニトロフェニル抗体 ) で感作した RBL-2H3 細胞にスフィンゴ糖脂質 ( 終濃度 1 µg/ml) を添加して 10 分間インキュベート後, 抗原ジニトロフェニル化ウシ血清アルブミンを加えて 30 分間反応させた 上清中の遊離ヘキソサミニダーゼ活性を測定し, 脱顆粒率を求めた マウス compound48/80 誘発掻痒モデルに対する作用 マウス (ddy, 雄 ) に米由来スフィンゴ糖脂質配合飼料を継続摂取させたところ, compound 48/80 によって惹起された引っ掻き行動が, コントロール群より減少する傾向が認められました ( 図 14) compound 48/80 によるヒスタミン遊離を抑制することで, 引っ掻き行動を抑制するものと考えられました 引っ掻き回数 ( 回 ) control 0.15% 群 0.3% 群 0.5% 群 図 14 米由来スフィンゴ糖脂質の compound 48/80 誘発掻痒マウスに対する作用 実験方法 マウス (ddy, 雄 ) を 4 群に分け, 米由来スフィンゴ糖脂質 (0,0.15,0.3 および 0.5%) 配合飼料を 3 日間自由摂取させた 次に,3%compound 48/80 溶液を頚背部に皮内投与して引っ掻き行動を惹起し, 掻きはじめから 30 分間ビデオ撮影して引っ掻き回数を数えた 10

12 5-6 美肌作用 ( ヒト臨床 ) 詳細は 米由来セラミド含有食品における美肌効果の臨床的検討 - 乾燥肌を対象とした顕微鏡的 3 次元的画像解析による客観的評価 - を参照下さい 5-7 キウイ種子エキスとの併用による美肌作用 オリザセラミドは, 保湿作用や線維芽細胞賦活作用など美容作用を有しており, 経口摂取による肌状態改善作用が認められている素材です またキウイ種子エキスは, 生体内でニキビ発症に関与している 5α- レダクターゼおよび P. Acnes 産生リパーゼの活性阻害作用を有しており, 塗布によるニキビ改善作用や経口摂取による皮脂量の改善作用が認められている素材です これまでの研究結果から, オリザセラミドとキウイ種子エキスの併用摂取は, ニキビを含めた肌状態を総合的に改善するのに非常に優れた組み合わせであると予想されます その効果をヒト臨床試験によって検証したところ, ニキビ菌に作用して皮脂量が減少し, ニキビの症状改善と肌状態の改善による QOL の向上が認められました オリザセラミドは美容成分として知名度の高いセラミドを主成分としており, キウイ種子エキスは健康フルーツとしてよく好まれるキウイの種子が原料であるため, 情緒的にも女性からの高評価が期待できます したがって, オリザセラミドとキウイ種子エキスの組み合わせは, 低年代の女性に対し, ニキビを含めたお肌の状態を総合的に改善する機能的価値と素材の持つ情緒的価値を同時に提供でき,QOL の向上にも貢献できると考えられました 方法顔面にニキビのある 18~34 歳の日本人の女性を対象に非盲検試験を行い, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品を 4 週間継続摂取した時の効果を検証しました 主な評価項目は, 医師による目視判定と VISIA によるポルフィリン測定, 顔面画像解析,Skindex-16 による皮膚疾患特異的 QOL 評価, 皮脂量です 結果 1 医師による目視判定ニキビは, 症状の程度によって軽い方から面疱, 丘疹, 膿疱, 膿瘍, 結節に分類されます 1 個につき面疱を 1 点, 丘疹を 2 点, 膿疱を 3 点, 膿瘍を 4 点, 結節を 5 点とし, 医師の目視により各被験者の症状をスコア化したところ,4 週間目でスコアの有意な減少が認められました ( 図 15) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品の摂取により, ニキビの症状改善が認められました 11

13 30 25 * 週 2 週 4 週図 15 ニキビ症状スコアの変化 (*: p<0.05) 2ポルフィリンポルフィリンは,P. Acnes に特徴的な代謝産物であり, ニキビ菌が存在する証拠の一つです ポルフィリンは, 試験期間を通じて, 正面 左顔 右顔において経時的に減少する傾向が認められました ( 図 16) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品の摂取により, ニキビの原因菌である P. Acnes が減少する可能性が示唆されました ポルフィリン ( 個 ) スコア ( 点 ) 正面左顔右顔 週 2 週 4 週図 16 ポルフィリン個数の変化 3 皮脂量皮脂量は, 額部中央および左頬骨頂点部位において, 経時的に減少する傾向が認められました 左頬骨頂点部位では2 週間目で有意な減少が認められました ( 図 17) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品の摂取によって皮脂量は減少すると考えられました 皮脂量 (µg/cm 2 ) 額部中央左頬骨頂点部位 0 週 2 週 4 週 * 図 17 皮脂量の変化 (*: p<0.05) 12

14 4 キメキメは, 左顔および右顔で経時的に増加する傾向が認められました ( 図 18) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品の摂取により, 肌状態が改善される可能性が示唆されました キメ ( 個 ) 正面左顔右顔 0 0 週 2 週 4 週 図 18 キメ個数の変化 5Skindex-16 による皮膚疾患特異的 QOL 評価 Skindex-16 は, 症状 感情 機能の 3 つの領域に属する 16 項目の質問からなり, 皮膚疾患特異的 QOL 評価尺度の一つです 領域ごとに 点で評価し, 点数が高いほど QOL が低いとされます 本試験では, 感情 および 総合 において経時的にスコアが減少する傾向が認められました さらに,2 週間目では感情スコアの有意な減少が認められました ( 図 19) スコアの減少は各項目の改善を意味するため, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド含有食品の摂取により, ニキビに悩む方々の QOL が改善したと考えられました スコア ( 点 ) * 感情総合 0 0 週 2 週 4 週 図 19 QOL の変化 (*: p<0.05) 13

15 5-8 抗腫瘍作用 大腸癌抑制作用 我が国の大腸癌による死亡率は消化器癌の中で胃癌に次いで高く, 欧米型の食習慣化により発症率が急増しています 琉球大学吉見教授のグループとの共同研究で大腸発がんの変抑制効果を検討した結果, 米由来スフィンゴ糖脂質が天然物由来の安全な大腸癌予防物質になりうる可能性が示唆されました F344 ラット (5 週齢, 雄 ) に, アゾキシメタン (AOM) を週 1 回 2 週間皮下注射し, 大腸癌の前癌病変である aberant crypt foci (ACF) および mucin depleted foci (MDF) を誘発させ, これに対する米由来スフィンゴ糖脂質 (G 1 CM) の作用を検討しました その結果, 実験開始 4 週目における第 2,3 群 (G 1 CM initiation 期投与群 ) の ACF と MDF 発生数は, 第 1 群 ( 陽性対照群 ) に対し, 有意な抑制を示しました また, 実験開始 8 週目における各群の ACF と MDF 発生数を調べると, 第 1 群と比較して, 第 4,5 群 (G 1 CM post-initiation 期投与群 ) においても有意な抑制が認められました ( 表 2) また, 腫瘍マーカーである PCNA 及び Caspase-3 染色より, 細胞増殖抑制のみならず, アポトーシス誘導の可能性が示唆されました ( 図 20) 以上より, 同時投与でなくても腫瘍形成プロモーション期の投与で, 前癌病変の発生低下が認められたことから, 大腸粘膜内における 2 種類の前癌病変 (ACF と MDF) 発生数をマーカーとした場合, スフィンゴ糖脂質の混餌投与には, 癌予防作用がある可能性が示唆されました 表 2 米由来スフィンゴ糖脂質の AOM 誘発ラット大腸癌モデルに対する作用 Group Conc. N Number of ACF Number of MDF (ppm) 4 w 8w 4w 8w ±17 111±33 9.2± ± ± 9 p< ±28 0.8±8 p< ±5.9 p< ±14 p< ±20 p< ±0.4 p< ±2.7 p< ± ± ±15 p< ±3.1 p< , , 測定値は平均値と標準偏差で示した 14

16 PCNA 染色 Caspase-3 染色 x 200 x 200 PCNA 陽性細胞核 Caspase-3 陽性細胞断片 図 20 PCNA 及び Caspase-3 染色 実験方法 F344 ラット (5 週齢, 雄 ) を 7 群に分け, 図 21 のように飼料およびアゾキシメタン (AOM 20 mg/kg) を週 1 回 2 週間皮下注射し,ACF と MDF を誘発した 実験開始 4 週目および8 週目に大腸を摘出してホルマリン固定後, アルシアン青染色 (ph 2.5) を行い,ACF と MDF の数を光学顕微鏡下で測定した さらに, 腫瘍マーカーである proliferating nuclear antigen (PCNA) と cleaved caspase-3 抗体を用いて免疫染色を行い, 腫瘍の発生とアポトーシス誘導の有無を確認した 第 1 群 : 基礎飼料を AOM 投与 1 週間前から実験終了まで与えた 第 2,3 群 : 純度約 90% のスフィンゴ糖脂質 (G 1 CM) 100, 250 ppm 含有飼料を AOM 投与 1 週間前から実験 4 週目まで, 基礎飼料を実験終了まで与えた 第 4,5 群 : 基礎飼料を AOM 投与 1 週間前から実験 2 週目まで,G 1 CM 含有 (100, 250 ppm) 飼料を実験 3 週目から実験終了まで与えた 第 6,7 群 : AOM 非投与群 250 ppm G 1 CM 含有飼料または基礎飼料を通期で与えた weeks 第 1 群 (24rats) CE-2 第 2 群 (24rats) CE-2+100ppm G 1CM CE-2 第 3 群 (24rats) CE-2+250ppm G 1CM CE-2 第 4 群 (12rats) CE-2 CE-2+100ppm G 1CM 第 5 群 (12rats) CE-2 CE-2+250ppm G 1CM 第 6 群 (9rats) CE-2+250ppm G 1CM 第 7 群 (9rats) CE-2 ; AOM s.c. injection (20mg/kg body weight) ; Sacrifice ( 半日絶食後 再度各 diet を 2 時間経口投与し屠殺を行う ) 図 21 AOM 誘発ラット大腸癌モデルの実験プロトコル 15

17 5-8-2 扁平上皮性悪性腫瘍成長抑制作用 鳥取大学医学部の岡崎教授 藤原助教らとの共同研究の結果 オリザセラミドが経口投与により 扁平上皮性悪性腫瘍の成長抑制効果とマウスの寿命延長効果を示すことが明らかとなりました NOD/SCID マウスの頸部または背中に悪性腫瘍を移植し 腫瘍が約 5 mm まで成長した後 オリザセラミドの経口投与 (300 mg/kg/day 米由来スフィンゴ糖脂質として 24 mg/kg/day) を開始しました その結果 オリザセラミド経口投与群では 1 投与 14 日後における扁平上皮性腫瘍体積の有意な減少 ( 図 22) 2 TUNEL 染色による腫瘍の組織学的所見におけるアポトーシスの促進 ( 図 23) 3 腫瘍を移植された NOD/SCID マウスの寿命延長 ( 図 24) が認められました したがって マウスにおいて オリザセラミドには扁平上皮性悪性腫瘍の成長を抑制し 延命効果を示すことが明らかとなりました tumor volume (mm3) control glucosylceramide day 図 22 扁平上皮性悪性腫瘍体積の比較 16

18 p < control glucosylceramide 図 23 オリザセラミド投与によるアポトーシス促進 survival rate day 図 24 オリザセラミド投与が寿命に与える影響 参考文献 1) Eva-Maria S. et al., J. Nutr., 124 (5), 702 (1994). 2) Merrill A. H. Jr. et al., FASEB, 3A, 469 (1989). 3) Futerman A. H., CHAPTER 4, Current Topics in Membranes, Vol.40, 93 (1994). 4) Elian L. Fragrance Journal, 23 (1), 81 (1995). 5) 芋川玄爾, 油化学, 44 (10), 751 (1995). 6) Lena N. et al., J. Nutr. Biochem., 8 (3), 122 (1997). 17

19 6. オリザセラミドの熱安定性 オリザセラミドに含まれるスフィンゴ糖脂質は, 通常の食品加工温度に対して安定です スフィンゴ糖脂質濃度 (%) 時間 ( 分 ) 図 オリザセラミドの熱安定性 7. オリザセラミドの ph 安定性 オリザセラミドに含まれるスフィンゴ糖脂質は, 幅広い ph 領域で安定です オリザセラミドのpH 安定性 100 スフィンゴ糖脂質濃度 (%) ph 図 26 オリザセラミドの ph 安定性 * 90% エタノール溶液 (ph 6.8) のスフィンゴ糖脂質を 100% とした 18

20 8. オリザセラミドの推奨摂取量 美白効果あるいは保湿効果を期待する場合には, 以下に示している摂取量をおすすめします 製品名 美白効果 保湿効果 オリザセラミド-PT, PCD ( 粉末タイプ ) 30~50 mg/day 20~40 mg/day オリザセラミド -P8T ( 粉末タイプ ) 11~19 mg/day 7.5~15 mg/day オリザセラミド -P20CD ( 粉末タイプ ) 4.5~7.5 mg/day 3~6 mg/day オリザセラミド -WSP ( 粉末タイプ ) 30~50 mg/day 20~40 mg/day オリザセラミド -WSP8 ( 粉末タイプ ) 11~19 mg/day 7.5~15 mg/day オリザセラミド -L ( 乳化液タイプ ) 300~500 mg/day 200~400 mg/day オリザセラミド -L0.8 ( 乳化液タイプ ) 113~188 mg/day 75~150 mg/day オリザセラミドは厚生労働省より食品として認められた製品です 食品として安心してお使いいただけます 9. オリザセラミドの栄養成分 項目オリザセラミド PT PCD P8T P20CD WSP WSP8 L L0.8 水分 (/100 g) 1.2 g 1.8 g 1.1 g 2.2 g 1.8 g 40.2 g タンパク質 (/100 g) 5.3 g 3.8 g 7.3 g 4.7 g 3.8 g 0.4 g 脂質 (/100 g) 19.6 g 33.8 g 21.8 g 42.2 g 33.8 g 5.9 g 灰分 (/100 g) 66.3 g 2.5 g 67.2 g 3.1 g 2.5 g 0.2 g 糖質 (/100 g) 5.6 g 58.3 g 0.4 g 47.8 g 58.3 g 53.3 g 食物繊維 (/100 g) 2.0 g 0.0 g 2.2 g 0.0 g 0.0 g 0.0 g ナトリウム (/100 g) 337 mg 524 mg 328 mg 655 mg 524 mg 52 mg エネルギー (/100 g) 224kcal 552kcal 232kcal 590kcal 552kcal 268kcal オリザセラミド-PT は実測値を記載試験依頼先 : 財団法人日本食品分析センター試験成績書発行年月日平成 19 年 5 月 17 日試験成績書発行番号第 号他製品は米抽出物の栄養成分分析値からの計算値米抽出物試験依頼先 : 財団法人日本食品分析センター試験成績書発行年月日 : 平成 11 年 9 月 7 日試験成績書発行番号 : 第 号 19

21 10. オリザセラミドの安全性 (1) 残留農薬残留農薬について一斉分析 (447 項目 (456 物質 )) を行った結果, 全項目において検出されず, との結果が得られました 試験依頼先株式会社マシス食品安全評価分析センター試験成績書発行年月日平成 18 年 9 月 5 日 (2) 急性毒性 (LD 50 ) 体重 30 g 前後,5 週齢の ICR 系雄性マウスにオリザセラミドを 5000 mg/kg の用量で経口投与し, 温度 23±2, 湿度 50±10%, エサ, 水自由摂取の条件下で 14 日間飼育しました コントロール群との比較をおこなったところ, 異常な体重変化はみられず, また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした 従って, マウスに対するオリザセラミドの LD 50 値は 5000 mg/kg 以上です (3) 無毒性量 (28 日間反復経口投与試験 ) 4 週齢の Slc:ddy マウス雌雄にスフィンゴ糖脂質を 60 mg/kg ( ヒトの体重を 60 kg として 3.6 g/ ヒト ) の用量で反復経口投与し, 温度 22±3, 湿度 50±20 %, エサ, 水自由摂取の条件下で 28 日間飼育しました コントロール群との比較をおこなったところ, 異常な体重変化はみられず, また試験終了後の血液検査及び剖検においても異常は認められませんでした 従って, マウスに対するスフィンゴ糖脂質の無毒性量は 60 mg/kg と推定されます (4) その他オリザセラミド中のスフィンゴ糖脂質 ( 米ぬかから得られた, スフィンゴシン誘導体を主成分とするものをいう ) は, 食品添加物の乳化剤としても登録されています 種々な起源のセラミドが存在する中で唯一, 厚生労働省が許可した安全性の高い製品です 20

22 11. オリザセラミドの応用例 利用方法健康食品食品化粧品 具体例ソフトカプセル, 錠剤, ハードカプセル等キャンディー, グミ, 錠菓, クッキー, ウエハース, ドリンク等シャンプー, リンス, ファンデーション, クリーム, 乳液, 石鹸, 洗顔料, 化粧水, 口紅, ローション等 12. 荷姿 オリザセラミド-PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド-WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド-PC,PC8,PC20 ( 粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド-WSPC,WSPC8 ( 水溶性粉末, 化粧品用途 ) 1kg 内装 : ポリビニリデンコート袋, 缶 外装 : ダンボール包装 オリザセラミド-L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド-LC,LC0.8 ( 液体, 化粧品用途 ) 5kg 内装 : キュービーテナー 外装 : ダンボール包装 13. 保管方法高温多湿を避け, 室温, 暗所にて密封状態で保管してください 21

23 14. 表示例 < 食品 > 製品名オリザセラミド PT,P8T オリザセラミド PCD,P20CD オリザセラミド WSP,WSP8 オリザセラミド L,L0.8 表示名セラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及び炭酸カルシウム, カゼインナトリウム ( 乳由来 ) ( 原料の一部に大豆を含む ) セラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びシクロデキストリンセラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びシクロデキストリンセラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びグリセリン, グリセリン脂肪酸エステル * 食品表示については所轄の保健所, 及び地方農政局にご確認下さい < 化粧品 > 製品名 表示名称 INCI 名 オリザセラミド PC,PC8,PC20 シクロデキストリンコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Cyclodextrin Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids オリザセラミド WSPC,WSPC8 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリンマルトースコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Maltosyl Cyclodextrin Cyclodextrin Maltose Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glyco sphingolipids オリザセラミド LC グリセリン水オレイン酸ポリグリセリル 10 レシチンコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Glycerin Water Polyglyceryl 10 Oleate Lecithin Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids オリザセラミド LC0.8 グリセリン水オレイン酸ポリグリセリル 10 コメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Glycerin Water Polyglyceryl 10 Oleate Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids 22

24 製品規格書 製品名オリザセラミド -PT 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を3.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 % 澱粉分解物 1.13 % 炭酸カルシウム % カゼインナトリウム ( 乳由来 ) 5.00 % プルラン 2.00 % 酵素分解レシチン ( 大豆由来 ) 0.57 % グリセリン脂肪酸エステル 0.50 % キサンタンガム 0.20 % 合計 % 使用基準 カルシウムとして食品の 1.0% 以下の量 ( 製品として 3.8% 以下 ) にてご使用下さい 23

25 製品規格書 製品名オリザセラミド -PCD 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を3.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 8.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 合計 100 % 24

26 製品規格書 製品名オリザセラミド -P8T 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を8.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 % 澱粉分解物 1.13 % 炭酸カルシウム % カゼインナトリウム ( 乳由来 ) 5.00 % プルラン 2.00 % 酵素分解レシチン ( 大豆由来 ) 0.57 % グリセリン脂肪酸エステル 0.50 % キサンタンガム 0.20 % 合計 % 使用基準 カルシウムとして食品の 1.0% 以下の量 ( 製品として 3.8% 以下 ) にてご使用下さい 25

27 製品規格書 製品名オリザセラミド -P20CD 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を20.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 20.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 50 % シクロデキストリン 50 % 合計 100 % 26

28 製品規格書 製品名オリザセラミド -WSP 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質を粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 合計 100 % 27

29 製品規格書 製品名オリザセラミド -WSP8 食品添加物製剤 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質を粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 合計 100 % 28

30 製品規格書 製品名オリザセラミド -L 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたものを, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.30 % 以上含む 性状 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある スフィンゴ糖脂質含量 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 精製水 40 % 米抽出物 4 % グリセリン 46 % グリセリン脂肪酸エステル 10 % 合計 100 % 29

31 製品規格書 製品名オリザセラミド -L0.8 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたものを, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.80 % 以上含む 性状 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある スフィンゴ糖脂質含量 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 食品添加物公定書, 一般試験法, 重金属試験法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品衛生検査指針, ヒ素試験法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 精製水 40 % 米抽出物 4 % グリセリン 46 % グリセリン脂肪酸エステル 10 % 合計 100 % 30

32 製品規格書 製品名オリザセラミド -PC 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 8.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 60 % コメヌカ油 37 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 3 % 合計 100 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 31

33 製品規格書 製品名オリザセラミド -PC8 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 60 % コメヌカ油 32 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 8 % 合計 100 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 32

34 製品規格書 製品名オリザセラミド -PC20 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 20.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 20.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 50 % コメヌカ油 30 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 20 % 合計 100 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 33

35 製品規格書 製品名オリザセラミド -WSPC 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリン 60 % マルトースコメヌカ油 37 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 3 % 合計 100 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 34

36 製品規格書 製品名オリザセラミド -WSPC8 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリン 60 % マルトースコメヌカ油 32 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 8 % 合計 100 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 35

37 製品規格書 製品名オリザセラミド -LC 化粧品 本品は, イネ, すなわちイネ科 (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.30 % 以上含む 性状 褐色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある 確認試験 (1) グリセリン本品 10 g を分液漏斗にとり, エタノ ル 50 ml を加えてよく振り混ぜ, 静置した後, エタノール層を分取し, エタノ ルを留去する 得られた残留物に, 硫酸水素カリウム 0.5 g を加えて加熱するとき, アクロレインようの刺激臭を発生する (2) レシチン本品 1 g をケルダールフラスコに入れ, 粉末にした硫酸カリウム 5 g, 硫酸銅 0.5 g 及び硫酸 20 ml を加えて石綿上で注意して加熱し, 液が青色透明になった後, 更に 2 時間加熱する 冷後, 水 20 ml を加え, この液 5 ml にモリブデン酸アンモニウム試液 10 ml を加えて加熱するとき黄色の沈殿を生じる スフィンゴ糖脂質含量 0.30 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 グリセリン 40.0 % 水 38.0 % オレイン酸ポリグリセリル % レシチン 5.0 % コメヌカ油 3.7 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 0.3 % 合計 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 36

38 製品規格書 製品名オリザセラミド -LC0.8 化粧品 本品は, イネ, すなわちイネ科 (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.80 % 以上含む 性状 確認試験グリセリン 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある 本品 10 g を分液漏斗にとり, エタノ ル 50 ml を加えてよく振り混ぜ, 静置した後, エタノ ル層を分取し, エタノ ルを留去する 得られた残留物に, 硫酸水素カリウム 0.5 g を加えて加熱するとき, アクロレインようの刺激臭を発生する スフィンゴ糖脂質含量 0.80 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) 一般生菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 グリセリン 46.0 % 水 40.0 % オレイン酸ポリグリセリル % コメヌカ油 3.2 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 0.8 % 合計 % この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 37

39 製造発売元 : オリザ油化株式会社本社 愛知県一宮市北方町沼田 1 番地 TEL(0586) ( 代表 ) FAX(0586) URL/ info@oryza.co.jp 商品企画から OEM 生産までお気軽にご相談ください オリザ油化は, 健康に役立つ機能性をもつ食品素材の開発をめざしています 多品種の機能性食品素材を生産し, 多くの食品情報を有しております お気軽にお問い合わせください 東京営業所 東京都千代田区神田須田町 大東京ビル 5F TEL(03) FAX(03) tokyo@oryza.co.jp 本資料は 学術的なデータ等に基づき作成しておりますが 当該製品を配合した消費者向け製品への表現については 健康増進法や薬事法等の関連法規に従うようご注意下さい * 本書の無断複写, 及び流用は, 著作権法上の例外を除き禁じられています * 本カタログに記載された内容は, 都合により変更させていただくことがあります * 今回の改定箇所 p.11~13 キウイ種子エキスとの併用による美肌作用を追加 制定日 1999 年 9 月 1 日改訂日 2011 年 4 月 27 日 38

40 ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. 1

untitled

untitled ORYZA CERAMIDE -PTPCDP8TP20CD -WSPWSP8 -LL0.8 -PCPC8PC20 -WSPCWSPC8 -LCLC0.8 Ver.13.0HS ORYZA CERAMIDE Ver.13.0HS 1. 2. 20 NMR 4 ( 1) 1 Ver.13.0HS HO CH 2 OH O O OH OH OH C CH CH H 2 NH C O R C H C H (CH

More information

Microsoft Word - オリザセラミド10.0.doc

Microsoft Word - オリザセラミド10.0.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 美容食品素材 化粧品素材 オリザセラミド -PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド -WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品添加物製剤 ) オリザセラミド -L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド -PC,PC8,PC20 (

More information

Microsoft Word - オリザセラミド14.0.doc

Microsoft Word - オリザセラミド14.0.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 美容食品素材 化粧品素材 オリザセラミド -PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド -PC,PC8,PC20 ( 粉末, 化粧品用途

More information

Microsoft Word - オリザステロール3.2.doc

Microsoft Word - オリザステロール3.2.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザステロール ORYZA STEROL 抗コレステロール食品素材化粧品素材 オリザステロール - P ( 粉末食品用途 ) オリザステロール - L ( 液体食品用途 ) オリザステロール - PC ( 粉末化粧品用途 ) オリザステロール - LC ( 液体化粧品用途 ) Ver. 3.2JT 抗コレステロール食品素材化粧品素材オリザステロール

More information

豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹

豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹 豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称豚丹毒菌多摩 96 株 ( 血清型 2 型 ) 又はこれと同等と認められた株 2.1.2 性状感受性豚に接種すると

More information

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果 2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は

More information

医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる

医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる 化粧品用コラーゲンの原料 現在は 魚由来が中心 かつては ウシの皮膚由来がほとんど BSE 等病原体混入の危険 人に感染する病原体をもたない アレルギーの問題は未解決 ( むしろ問題は大きくなったかもしれない ) アレルギーを引き起こす可能性 医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では

More information

Taro-kv12250.jtd

Taro-kv12250.jtd ニューカッスル病 マレック病 ( ニューカッスル病ウイルス由来 F 蛋白遺伝子導入マレック病ウイルス 1 型 ) 凍結生ワクチン 平成 22 年 8 月 12 日 ( 告示第 2288 号 ) 新規追加 ニューカッスル病ウイルスのF 蛋白をコードする遺伝子を弱毒マレック病ウイルス (1 型 ) に挿入して得られた組換え体ウイルスを培養細胞で増殖させて得た感染細胞浮遊液を凍結したワクチンである 1 小分製品の試験

More information

パナテスト ラットβ2マイクログロブリン

パナテスト ラットβ2マイクログロブリン 研究用試薬 2014 年 4 月作成 EIA 法ラット β 2 マイクログロブリン測定キット PRH111 パナテスト A シリーズラット β 2- マイクロク ロフ リン 1. はじめに β 2 - マイクログロブリンは, 血液, 尿, および体液中に存在し, ヒトでは腎糸球体障害, 自己免疫疾患, 悪性腫瘍, 肝疾患などによって血中濃度が変化するといわれています. また,β 2 - マイクログロブリンの尿中濃度は,

More information

Microsoft Word - オリザプロテイン&ペプチド Ver.1.0MK.doc

Microsoft Word - オリザプロテイン&ペプチド Ver.1.0MK.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザプロテインオリザペプチド ORYZA PROTEIN / ORYZA PEPTIDE 栄養価 / 抗肥満 筋肉増強 / 美容 食品素材, 化粧品素材 オリザプロテイン -P70 ( 粉末 食品用途 ) オリザプロテイン-PC70 ( 粉末 化粧品用途 ) オリザペプチド-P60 ( 水溶性粉末 食品用途 ) オリザペプチド

More information

日本標準商品分類番号 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制す

日本標準商品分類番号 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制す 日本標準商品分類番号 872491 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制することが示されたが 血管新生に対するカリジノゲナーゼの影響を評価した報告はない そこで今回 網膜血管新生に対するカリジノゲナーゼの役割を同定するため

More information

大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム

大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム 平成 30 年度医科学専攻共通科目 共通基礎科目実習 ( 旧コア実習 ) 概要 1 ). 大学院生が所属する教育研究分野における実習により単位認定可能な実習項目 ( コア実習項目 ) 1. 組換え DNA 技術実習 2. 生体物質の調製と解析実習 3. 薬理学実習 4. ウイルス学実習 5. 免疫学実習 6. 顕微鏡試料作成法実習 7. ゲノム医学実習 8. 共焦点レーザー顕微鏡実習 2 ). 実習を担当する教育研究分野においてのみ単位認定可能な実習項目

More information

日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称日本脳炎ウイル

日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称日本脳炎ウイル 日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称日本脳炎ウイルス中山株薬検系又はこれと同等と認められた株 2.1.2 性状豚腎初代細胞で増殖し がちょう 鶏初生ひな及びはとの赤血球を凝集する

More information

Microsoft PowerPoint - 新技術説明会配付資料rev提出版(後藤)修正.pp

Microsoft PowerPoint - 新技術説明会配付資料rev提出版(後藤)修正.pp 食品の抗アレルギー活性評価に利用できる マウスモデルの紹介 農研機構食品総合研究所 食品機能研究領域主任研究員 後藤真生 農研機構 は独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネームです 国民の 1/3 はアレルギー症状を自覚している 1 アレルギー症状なし (59.1%) 皮膚 呼吸器 目鼻いずれかのアレルギー症状あり (35.9%) 医療機関に入院 通院中 (58.2%) (

More information

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用 資料 1 食品の機能性表示に関する制度 平成 25 年 4 月 4 日 消費者庁 保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用食品 保健の機能の表示ができる

More information

2,3-ジメチルピラジンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案)

2,3-ジメチルピラジンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案) 資料 3 粗製海水塩化マグネシウム の分析調査結果について 1. 経緯平成 19 年 3 月 30 日に 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 19 年厚生労働省告示第 73 号 ) により 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 ) が改正され 既存添加物 粗製海水塩化マグネシウム ( 以下 にがり という ) について 新たに成分規格が設定された なお

More information

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルス JJ1882 株又はこれと同等と認められた株 2.1.2

More information

グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ 薬効薬理 1. 作用機序 アナグリプチンはジペプチジルペプチダーゼ -4(DPP-4) の競合的かつ可逆的な選択的阻害剤である インクレチンであるグルカゴン様ペプチド-1(GL P-1) 及びグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド (GI P) は グルコース依存的なインスリン分泌促進作用やグルカゴン分泌抑制作用等 ( 主にGLP-1の作用 ) を有するが 24) DPP-4により分解されて活性を失う

More information

テイカ製薬株式会社 社内資料

テイカ製薬株式会社 社内資料 テイカ製薬株式会社社内資料 アレルギー性結膜炎治療剤トラニラスト点眼液.5% TS TRANILAST Ophthalmic Solution.5% TS 生物学的同等性に関する資料 発売元 : 興和株式会社 製造販売元 : テイカ製薬株式会社 9 年 月作成 TSTR5BE9 ラット及びモルモットアレルギー性結膜炎モデルにおける生物学的同等性試験 Ⅰ. 試験の目的トラニラスト点眼液.5% TS および標準製剤の生物学的同等性をラット受動感作アレルギー性結膜炎モデル及びモルモット能動感作アレルギー性結膜炎モデルを用い薬力学的に検討した

More information

<4D F736F F D20838A A815B834A835E838D834F312E302E646F63>

<4D F736F F D20838A A815B834A835E838D834F312E302E646F63> RYZA IL & FAT CHEMICAL C., LTD. リンゴンベリーエキス LINGNBERRY EXTRACT 美白, 抗炎症美容素材 リンゴンベリーエキス -J ( 濃縮果汁 食品用途 ) リンゴンベリーエキス -PJ ( 水溶性濃縮果汁粉末, 食品用途 ) リンゴンベリーエキス -P0.5 ( 水溶性粉末, 食品用途 ) リンゴンベリーエキス -PJC ( 水溶性濃縮果汁粉末 化粧品用途

More information

【課題】

【課題】 ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. シソの実エキ ス PERILLA SEED EXTRACT 抗アレルギー食品素材 シソの実エキス -P ( 粉末 食品用途 ) シソの実エキス -WSP ( 水溶性粉末 食品用途 ) シソの実エキス -L ( 液体 食品用途 ) シソの実エキス -PC ( 粉末 化粧品用途 ) シソの実エキス -WSPC ( 水溶性粉末 化粧品用途

More information

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 (1734) 1-3. 細胞膜について正しい記述はどれか 1 糖脂質分子が規則正しく配列している 2 イオンに対して選択的な透過性をもつ 3 タンパク質分子の二重層膜からなる 4

More information

Microsoft Word - FHA_13FD0159_Y.doc

Microsoft Word - FHA_13FD0159_Y.doc 1 要約 Pin1 inhibitor PiB prevents tumor progression by inactivating NF-κB in a HCC xenograft mouse model (HCC 皮下移植マウスモデルにおいて Pin1 インヒビターである PiB は NF-κB 活性を低下させることにより腫瘍進展を抑制する ) 千葉大学大学院医学薬学府先端医学薬学専攻 ( 主任

More information

馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント

馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント 馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称馬ロタウイルス Ho-5MA 株又はこれと同等と認められた株

More information

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規 論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に

More information

第2章マウスを用いた動物モデルに関する研究

第2章マウスを用いた動物モデルに関する研究 . ホルムアルデヒドおよびトルエン吸入曝露によるマウスのくしゃみ様症状の定量 およびトルエン代謝物の測定 研究協力者 : 欅田尚樹 嵐谷奎一 ( 産業医科大学産業保健学部 ) (1) 研究要旨ホルムアルデヒド曝露により特異的にくしゃみの増加が観察されたが トルエン曝露でくしゃみの誘発はなかった トルエンの曝露指標として 尿中代謝産物である馬尿酸を測定した 曝露直後には高く翌日には正常レベルに戻っており

More information

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc 平成 18 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業 ) 日本人の食事摂取基準 ( 栄養所要量 ) の策定に関する研究 主任研究者柴田克己滋賀県立大学教授 Ⅲ. 分担研究者の報告書 11. 高 α- トコフェロールあるいは高 γ- トコフェロール摂取に伴うビタミン E の 血中濃度変化と運動トレーニングの影響 分担研究者森口覚 山口県立大学教授 研究要旨ビタミン E

More information

【課題】

【課題】 ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザプロテイン オリザペプチド ORYZA PROTEIN / ORYZA PEPTIDE 栄養価 / 抗肥満 筋肉増強 / 美容 食品素材, 化粧品素材 オリザプロテイン -P70 ( 粉末 食品用途 ) オリザプロテイン -PC70 ( 粉末 化粧品用途 ) オリザペプチド-P60 ( 水溶性粉末 食品用途 ) オリザペプチド

More information

アントシアニン

アントシアニン 肝機能改善効果を有する 紫サツマイモジュースの開発 1. 紫サツマイモ について ( アントシアニンの構造等 ). 紫サツマイモ アントシアニンの体内吸収性 3. 紫サツマイモ の有効性とメカニズム アントシアニン アヤムラサキ について 商品特性 : 1. 紫サツマイモ アヤムラサキ の搾汁を 100% 使用したサツマイモ搾汁飲料. 着色料 甘味料不使用 3. 食物繊維 0.4g (15mLあたり)

More information

Microsoft Word - オリザノール日2.0.doc

Microsoft Word - オリザノール日2.0.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. γ- オリザノール γ-oryzanol 食品添加物素材化粧品素材医薬品素材 γ- オリザノール ( 食品添加物, 化粧品, 医薬品用途 ) オリザガンマーミルキー ( 食品添加物, 化粧品用途 ) Ver. 2.0HS γ オリザノール GAMMA ORYZANOL 1. はじめに 米は太古の昔より, 重要な食糧資源として栽培され,

More information

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 : モサプリドクエン酸塩散 Mosapride Citrate Powder 溶出性 6.10 本品の表示量に従いモサプリドクエン酸塩無水物 (C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 ) 約 2.5mgに対応する量を精密に量り, 試験液に溶出試験第 2 液 900mLを用い, パドル法により, 毎分 50 回転で試験を行う. 溶出試験を開始し, 規定時間後, 溶出液 20mL

More information

加工デンプン(栄養学的観点からの検討)

加工デンプン(栄養学的観点からの検討) 加工デンプン ( 栄養学的観点からの検討 ) 加工デンプンは 未加工デンプンが有する物理化学的性状を変化させ 利便性の拡大を図るために加工処理を施したものであり 通常 未加工デンプンに代わるものとして用いられる デンプンは三大栄養素の一つである炭水化物の摂取源であることから 炭水化物の摂取量 加工デンプンの摂取量 加工デンプンの体内動態 ( 消化酵素分解率 ) から 加工デンプンの食品への使用について栄養学的観点からの検討を行う

More information

研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞

研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞 資料 - 生電 6-3 免疫細胞及び神経膠細胞を対象としたマイクロ波照射影響に関する実験評価 京都大学首都大学東京 宮越順二 成田英二郎 櫻井智徳多氣昌生 鈴木敏久 日 : 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 場所 : 総務省第 1 特別会議室 研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する

More information

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg

More information

Microsoft Word - 月見草エキス6.1.doc

Microsoft Word - 月見草エキス6.1.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. 月見草エキス EVENING PRIMROSE EXTRACT 抗糖尿病 ダイエット食品素材 月見草エキス -P ( 粉末 食品用途 ) 月見草エキス -WSPS ( 水溶性粉末 食品用途 ) 月見草エキス -PC ( 粉末 化粧品用途 ) 月見草エキス -LC ( 液体 化粧品用途 ) ver. 6.1 JT 抗糖尿病 ダイエット食品素材

More information

鶏大腸菌症 ( 組換え型 F11 線毛抗原 ベロ細胞毒性抗原 )( 油性アジュバント加 ) 不活化ワクチン平成 20 年 6 月 6 日 ( 告示第 913 号 ) 新規追加 平成 25 年 9 月 26 日 ( 告示第 2480 号 ) 一部改正 1 定義組換え型 F11 線毛抗原産生大腸菌及びベ

鶏大腸菌症 ( 組換え型 F11 線毛抗原 ベロ細胞毒性抗原 )( 油性アジュバント加 ) 不活化ワクチン平成 20 年 6 月 6 日 ( 告示第 913 号 ) 新規追加 平成 25 年 9 月 26 日 ( 告示第 2480 号 ) 一部改正 1 定義組換え型 F11 線毛抗原産生大腸菌及びベ 鶏大腸菌症 ( 組換え型 F11 線毛抗原 ベロ細胞毒性抗原 )( 油性アジュバント加 ) 不活化ワクチン平成 20 年 6 月 6 日 ( 告示第 913 号 ) 新規追加 平成 25 年 9 月 26 日 ( 告示第 2480 号 ) 一部改正 1 定義組換え型 F11 線毛抗原産生大腸菌及びベロ細胞毒性抗原産生大腸菌の培養菌液を不活化し その遠心上清を濃縮後 油性アジュバントを添加したワクチンである

More information

Taro-SV02500b.jtd

Taro-SV02500b.jtd 牛大腸菌性下痢症 (K99 保有全菌体 FY 保有全菌体 31A 保有全菌体 O78 全菌体 )( アジュバント加 ) 不活化ワクチン 平成 21 年 11 月 12 日 ( 告示第 1569 号 ) 一部改正 1 定義線毛抗原 K99 FY 及び 31A を保有する大腸菌並びに O78 の大腸菌の培養菌液を不活化したものを混合し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1

More information

<4D F736F F D208E8E8CB1918D8A8795F18D908F915F836E E C83585F F4A504E2E646F6378>

<4D F736F F D208E8E8CB1918D8A8795F18D908F915F836E E C83585F F4A504E2E646F6378> ハナビラタケエキスによる 肌の保湿効果に関する臨床研究試験 総括報告書 株式会社インタートレード 作成年月日 :2014 年 4 月 1 日 目次 1. 要旨 1 2. 背景 序文 1 3. 実験方法 1 (1) 対象 1 (2) 試料 1 (3) 評価項目 1 4. 実験結果 2 (1) 角質層の水分量に及ぼす影響 2 (2) 遊離アミノ酸に及ぼす影響 2 (3) シワ増減率に及ぼす影響 2 5.

More information

血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ

血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ 血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. 7. 摂取後の血糖値変化 パラチノースは小腸のイソマルターゼにより グルコースとフルクトースに分解され消化吸収されます この酵素反応はゆっくり進むため パラチノースの消化吸収速度は遅く スクロースの約 1/5 とされています 18) パラチノースは摂取した際の血液中へのグルコースの流入が穏やかであり

More information

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST ytotoxicity L ssay Kit-WST はじめに 本説明書は ytotoxicity L ssay Kit-WST を用いた抗体依存性細胞傷害測定用 (ntibody-dependent cellmediated cytotoxicity: ) です 本製品のキット内容や Working Solution の調製方法に関して 製品添付の取扱い説明書も合わせてご覧ください 正確な測定のために

More information

DNA/RNA調製法 実験ガイド

DNA/RNA調製法 実験ガイド DNA/RNA 調製法実験ガイド PCR の鋳型となる DNA を調製するにはいくつかの方法があり 検体の種類や実験目的に応じて適切な方法を選択します この文書では これらの方法について実際の操作方法を具体的に解説します また RNA 調製の際の注意事項や RNA 調製用のキット等をご紹介します - 目次 - 1 実験に必要なもの 2 コロニーからの DNA 調製 3 増菌培養液からの DNA 調製

More information

資生堂 肌の奥 1 からシミを増殖させる新たなメカニズムを解明 シミ増殖因子の肌の上部 ( 表皮 ) への流入量をコントロールしているヘパラン硫酸の 減少抑制効果が マドンナリリー根エキス に 産生促進効果が グルコサミン にあることを発見 資生堂は これまでシミ研究ではあまり注目され

資生堂 肌の奥 1 からシミを増殖させる新たなメカニズムを解明 シミ増殖因子の肌の上部 ( 表皮 ) への流入量をコントロールしているヘパラン硫酸の 減少抑制効果が マドンナリリー根エキス に 産生促進効果が グルコサミン にあることを発見 資生堂は これまでシミ研究ではあまり注目され 2012-9 資生堂 肌の奥 1 からシミを増殖させる新たなメカニズムを解明 シミ増殖因子の肌の上部 ( 表皮 ) への流入量をコントロールしているヘパラン硫酸の 減少抑制効果が マドンナリリー根エキス に 産生促進効果が グルコサミン にあることを発見 資生堂は これまでシミ研究ではあまり注目されていなかった肌の奥 1 で シミの増殖防御機能が低下していることを発見しました 今回 その原因が真皮と表皮の間にある基底膜の構成成分のひとつであるヘパラン硫酸という物質がシミのある部位では減少していること

More information

プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫

プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫 < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理後 マイクロウェーブまたはオートクレーブ処理 )p7 抗原ペプチドによる抗体吸収試験 p8 ウエスタン ブロッティング

More information

pdf エンドトキシン試験法

pdf エンドトキシン試験法 00-0909.pdf.0 エンドトキシン試験法 3 5 6 7 9 0 3 5 6 7 9 0 3 5 6 7 9 30 3 3 33 3 35 36 37 3 39 0 3 5 6 次のように改める. 本試験法は, 三薬局方での調和合意に基づき規定した試験法である. エンドトキシン試験法は, カブトガニ (Limulus polyphemus 又は Tachypleus tridentatus)

More information

資料4-4 木酢液の検討状況について

資料4-4 木酢液の検討状況について 資料 4-4 木酢液の検討状況について 木酢液の薬効 薬害 安全性等に係る検討に関し 第 6 回及び第 8 回合同 会合において 以下のとおり整理された 安全性 薬効 薬害に係る試験の実施 ( 論点 ) 第 6 回合同会合において検討した結果 変異原性試験 ( 復帰突然変異原性試験 ) の結果について指摘があった また 1) 木酢液 に含まれるホルムアルデヒドについては IARC( 国際ガン研究機関

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

コプリーノ COPRINO 1. はじめに コプリーノは 学名を Coprinus comatus 和名をササクレヒトヨタケと いう食用の白くて美しいキノコです ヨーロッパや北米など世界中の温帯地域に広く分布し 日本でも春から秋にかけて自生します コプリーノは 下の写真のように 円柱型の白い絹のよう

コプリーノ COPRINO 1. はじめに コプリーノは 学名を Coprinus comatus 和名をササクレヒトヨタケと いう食用の白くて美しいキノコです ヨーロッパや北米など世界中の温帯地域に広く分布し 日本でも春から秋にかけて自生します コプリーノは 下の写真のように 円柱型の白い絹のよう ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. コプリーノ COPRINO Ver. 2.2 MK - 0 - コプリーノ COPRINO 1. はじめに コプリーノは 学名を Coprinus comatus 和名をササクレヒトヨタケと いう食用の白くて美しいキノコです ヨーロッパや北米など世界中の温帯地域に広く分布し 日本でも春から秋にかけて自生します コプリーノは 下の写真のように

More information

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ 食肉製品 1 食肉製品の成分規格 (1) 一般規格 食肉製品は その 1kg につき 0.070g を超える量の亜硝酸根を含有するものであって はならない (2) 個別規格 1. 乾燥食肉製品 ( 乾燥させた食肉製品であって 乾燥食肉製品として販売するものを いう 以下同じ ) は 次の規格に適合するものでなければならない a E.coli( 大腸菌群のうち 44.5 で 24 時間培養したときに

More information

ランゲルハンス細胞の過去まず LC の過去についてお話しします LC は 1868 年に 当時ドイツのベルリン大学の医学生であった Paul Langerhans により発見されました しかしながら 当初は 細胞の形状から神経のように見えたため 神経細胞と勘違いされていました その後 約 100 年

ランゲルハンス細胞の過去まず LC の過去についてお話しします LC は 1868 年に 当時ドイツのベルリン大学の医学生であった Paul Langerhans により発見されました しかしながら 当初は 細胞の形状から神経のように見えたため 神経細胞と勘違いされていました その後 約 100 年 2015 年 10 月 1 日放送 第 64 回日本アレルギー学会 1 教育講演 11 ランゲルハンス細胞 過去 現在 未来 京都大学大学院皮膚科教授椛島健治 はじめに生体は 細菌 ウイルス 真菌といった病原体などの外来異物や刺激に曝露されていますが 主に免疫システムを介して巧妙に防御しています ところが そもそも有害ではない花粉や埃などの外来抗原に対してさえも皮膚が曝露された場合に 過剰な免疫応答を起こすことは

More information

平成14年度研究報告

平成14年度研究報告 平成 14 年度研究報告 研究テーマ 多嚢胞性卵巣発症に関する遺伝性素因の解析 - PCO の解析 - 北海道大学大学院医学研究科 助手菅原照夫 現所属 : 北海道大学大学院医学研究科 医学部連携研究センター サマリー 多嚢胞性卵巣 (PCO) は生殖可能年齢の婦人の 5 10% に発症する内分泌疾患である 臨床症状は 月経不順 多毛 肥満 排卵障害が主な特徴であり 難治性の不妊症の主な原因である

More information

膚炎における皮膚バリア機能異常の存在を強く支持する結果が得られています ダニアレルゲンの性質即ちドライスキンの状態では 皮脂膜や角層 角層間物質に不都合があるため アレルゲンや化学物質が容易に表皮深部ないし真皮に侵入し炎症を惹起し得るうえ 経表皮水分喪失量も増加することが容易に想像されます ではダニ

膚炎における皮膚バリア機能異常の存在を強く支持する結果が得られています ダニアレルゲンの性質即ちドライスキンの状態では 皮脂膜や角層 角層間物質に不都合があるため アレルゲンや化学物質が容易に表皮深部ないし真皮に侵入し炎症を惹起し得るうえ 経表皮水分喪失量も増加することが容易に想像されます ではダニ 2011 年 9 月 22 日放送第 74 回日本皮膚科学会東京支部学術大会 5 教育講演 3 アトピー性皮膚炎 から アトピー性皮膚炎の病態と接触アレルギーの関与 順天堂大学皮膚科教授池田志斈 本日は アトピー性皮膚炎の病態と接触アレルギーの関与 という題名で アトピ ー性皮膚炎の病態におけるダニアレルゲンの接触アレルギー という考え方についてお 話したいと思います 皮膚粘膜バリア機構の破綻皆さん御存じの様に

More information

Microsoft Word - タンパク質溶液内酵素消化 Thermo

Microsoft Word - タンパク質溶液内酵素消化 Thermo タンパク質の溶液内酵素溶液内酵素消化 ( 質量分析用サンプル調製 ) 質量分析計によるタンパク質解析においては 一般的にタンパク質を還元 アルキル化した後にトリプシン等で酵素消化して得られた消化ペプチドサンプルが用いられます 本資料ではこのサンプル調製について 専用キットを用いて行う方法 各種試薬や酵素を用いて行う方法 また関連情報として タンパク質の定量法についてご紹介しています 内容 1 培養細胞の酵素消化

More information

Microsoft Word - ブロッコリー5.2.doc

Microsoft Word - ブロッコリー5.2.doc RYZA IL & FAT CHEMICAL C., LTD. ブロッコリースプラウト BRCCLI SPRUT 生体内抗酸化作用解毒酵素活性化作用美容素材 ブロッコリースプラウトエキス ( 水溶性粉末, 食品用途 ) ブロッコリースプラウトエキス -PS1 ( 水溶性粉末, 食品用途 ) 発芽ブロッコリーパウダー ( 粉末, 食品用途 ) ブロッコリーパウダー ( 粉末, 食品用途 ) ブロッコリースプラウトエキス

More information

Microsoft Word - 黒ショウガカタログ1.0Final.doc

Microsoft Word - 黒ショウガカタログ1.0Final.doc ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. 黒ショウガエキス BLACK GINGER EXTRACT 冷え性 むくみ改善, 滋養強壮, 性能力向上, 抗肥満, 抗炎症, 美容食品 化粧品素材 黒ショウガエキス-P 黒ショウガエキス-PC ( 粉末, 食品用途 ) ( 粉末, 化粧品用途 ) 黒ショウガエキス-WSP 黒ショウガエキス-WSPC ( 水溶性粉末, 食品用途

More information

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから

More information

Microsoft PowerPoint 説明資料(きのこを活用してGABA富化素材を作る)林産試験場

Microsoft PowerPoint 説明資料(きのこを活用してGABA富化素材を作る)林産試験場 きのこを活用して GABA 富化素材を作る 説明内容 はじめに きのこと GABA のこと 本技術の開発と技術内容 GABA に着目した理由 きのこのGABA 生産能素材の機能性評価素材生産プロセスの効率化 本技術の活用 素材の多様化 用途企業等への期待 課題 展開 施設栽培により生産されているきのこ GABA( ギャバ ) の機能性 血圧上昇抑制精神安定成長ホルモン分泌促進その他記憶学習促進体重低減血中の中性脂肪低減

More information

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の 相模女子大学 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の合図があったら 問題用紙 解答用紙の指定の箇所に受験番号 氏名を必ず記入してください 3. これは 学力試験の問題用紙です 問題の本文は 食品学分野は 2ページ (4 題 ) 栄養学分野は2ページ

More information

<4D F736F F D CF68A4A977082C992B290AE817A B838A83938CA48B8695F18D DB D88D81816A>

<4D F736F F D CF68A4A977082C992B290AE817A B838A83938CA48B8695F18D DB D88D81816A> チコリ根由来イヌリンの物理的機能性の検討 ( 平成 21 年度 ) 研究開発課佐々木香子 1. 研究の目的と概要イヌリンは チコリやキクイモ タンポポやゴボウに多く含まれる天然の多糖類であり 食物繊維として様々な機能性を持つことから 機能性食品素材として利用されている また イヌリンはショ糖などの一般の炭水化物よりもエネルギー換算係数が低く 脂肪代替として低カロリー食品に用いられたり 風味の向上 保湿性などの効果があることから食品の物性や風味の改善を目的として使用されている

More information

酵素消化低分子化フコイダン抽出物の抗ガン作用増強法の開発

酵素消化低分子化フコイダン抽出物の抗ガン作用増強法の開発 LMF 研究会 213.2.23 低分子化フコイダンの抗腫瘍効果に関する 最新研究 平成 25 年 2 月 23 日 九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門システム生物学講座細胞制御工学分野白畑實隆 現在のガンの治療とその課題 外科的療法再発や免疫力低下の可能性 進行度合いによる限界 放射線療法ガンの種類による感受性の違い 治療に時間を要する 抗ガン剤療法副作用 薬剤耐性の問題 機能性食品などを用いた補完代替医療

More information

八村敏志 TCR が発現しない. 抗原の経口投与 DO11.1 TCR トランスジェニックマウスに経口免疫寛容を誘導するために 粗精製 OVA を mg/ml の濃度で溶解した水溶液を作製し 7 日間自由摂取させた また Foxp3 の発現を検討する実験では RAG / OVA3 3 マウスおよび

八村敏志 TCR が発現しない. 抗原の経口投与 DO11.1 TCR トランスジェニックマウスに経口免疫寛容を誘導するために 粗精製 OVA を mg/ml の濃度で溶解した水溶液を作製し 7 日間自由摂取させた また Foxp3 の発現を検討する実験では RAG / OVA3 3 マウスおよび ハチムラサトシ 八村敏志東京大学大学院農学生命科学研究科食の安全研究センター准教授 緒言食物に対して過剰あるいは異常な免疫応答が原因で起こる食物アレルギーは 患者の大部分が乳幼児であり 乳幼児が特定の食物を摂取できないことから 栄養学的 精神的な問題 さらには保育 教育機関の給食において 切実な問題となっている しかしながら その発症機序はまだ不明な点が多く また多くの患者が加齢とともに寛解するものの

More information

スライド 1

スライド 1 Detection of bound phenolic acids: prevention by ascorbic acid and ethylenediaminetetraacetic acid of degradation of phenolic acids during alkaline hydrolysis ( 結合フェノール酸の検出 : アルカリ加水分解中のアスコルビン酸と EDTA によるフェノール酸の劣化防止

More information

スライド 1

スライド 1 1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 基本的事項 脂 質 脂質 (lipids) 水に不溶で 有機溶媒に溶解する化合物栄養学的に重要な脂質脂肪酸 中性脂肪 リン脂質 糖脂質 ステロール類 機能エネルギー産生の主要な基質脂溶性ビタミンの吸収ステロイドホルモン ビタミン D の前駆体 消化 吸収 代謝 トリアシルグリセロール 膵リパーゼ 消化 吸収リン脂質 膵ホスホリパーゼA2 消化 吸収コレステロールエステル コレステロールエステラーゼ

More information

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d 2015 5 7 201410 28 TNF 阻害薬 TNFFab シムジア 皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C. Injection セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) 製剤 873999 22400AMX01488000 20132 20133 20155 20079 警告 1. 2. 1 2 X - CT 3. TNF 4. 1 禁忌

More information

汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 (

汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 ( 平成 29 年 3 月 1 日 汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 皮膚科学の秋山真志 ( あきやままさし ) 教授 柴田章貴 ( しばたあきたか ) 客員研究者 ( 岐阜県立多治見病院皮膚科医長 ) 藤田保健衛生大学病院皮膚科の杉浦一充 ( すぎうらかずみつ 前名古屋大学大学院医学系研究科准教授

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ

1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ ( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 朝日通雄 恒遠啓示 副査副査 瀧内比呂也谷川允彦 副査 勝岡洋治 主論文題名 Topotecan as a molecular targeting agent which blocks the Akt and VEGF cascade in platinum-resistant ovarian cancers ( 白金製剤耐性卵巣癌における

More information

2.1.3 クリルオイルとは Euphausia superba 由来のものである 主な構成成分はトリグ リセリドとリン脂質である メンヘーデンオイルとは Brevootia と Ethmidium (Clupeidae) 属由来のものである サーモンオイルとは Salmon

2.1.3 クリルオイルとは Euphausia superba 由来のものである 主な構成成分はトリグ リセリドとリン脂質である メンヘーデンオイルとは Brevootia と Ethmidium (Clupeidae) 属由来のものである サーモンオイルとは Salmon CODEX の魚油規格 国際食品規格委員会 魚油規格 CODEX STAN 329-2017 2017 年採択 1. 範囲この規格はセクション 2 に記載された魚油に適用され 食用向けの状態にあるものをいう この規格の目的として 魚油 の用語は 魚類 水産製品の実施規範 (CAC/RCP 52-2003) のセクション 2 に定義されたように魚類及び甲殻類由来の油脂を意味する この規格は 食品として規制されている食品及び補助食品に使用される魚油のみに適用される

More information

Untitled

Untitled 上原記念生命科学財団研究報告集, 25 (2011) 86. 線虫 C. elegans およびマウスをモデル動物とした体細胞レベルで生じる性差の解析 井上英樹 Key words: 性差, ストレス応答,DMRT 立命館大学生命科学部生命医科学科 緒言性差は雌雄の性に分かれた動物にみられ, 生殖能力の違いだけでなく形態, 行動などそれぞれの性の間でみられる様々な差異と定義される. 性差は, 形態や行動だけでなく疾患の発症リスクの男女差といった生理的なレベルの差異も含まれる.

More information

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用 販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報 ( 一般消費者向け ) 商品名蹴脂粒食品の区分 加工食品 ( サプリメント形状 その他 ) 生鮮食品機能性関与成分名キトグルカン ( エノキタケ抽出物 ) 表示しようとする機能性本品はキトグルカン ( エノキタケ抽出物 ) を配合しており 体脂肪 ( 内臓脂肪 ) を減少させる働きがあります 体脂肪が気になる方 肥満気味の方に適しています

More information

(Microsoft Word - \203J\203J\203I\203J\203^\203\215\203Over2.2.doc)

(Microsoft Word - \203J\203J\203I\203J\203^\203\215\203Over2.2.doc) ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. カカオエキス COCOA EXTRACT ダイエット 抗酸化素材 カカオエキス -P ( 粉末 食品用途 ) カカオエキス -WSP ( 水溶性粉末 食品用途 ) カカオエキス -PC ( 粉末 化粧品用途 ) カカオエキス -LC ( 液体 化粧品用途 ) ver. 2.2 HS ダイエット食品素材 カカオエキス COCOA EXTRACT

More information

論文題目  腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析

論文題目  腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析 論文題目 腸管分化に関わる microrna の探索とその発現制御解析 氏名日野公洋 1. 序論 microrna(mirna) とは細胞内在性の 21 塩基程度の機能性 RNA のことであり 部分的相補的な塩基認識を介して標的 RNA の翻訳抑制や不安定化を引き起こすことが知られている mirna は細胞分化や増殖 ガン化やアポトーシスなどに関与していることが報告されており これら以外にも様々な細胞諸現象に関与していると考えられている

More information

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 清涼飲料水及びサプリメント中のミネラル濃度の分析について 山本浩嗣萩原彩子白田忠雄山本和則岡崎忠 1. はじめに近年, 健康志向が高まる中で, 多くの種類の清涼飲料水及びサプリメントが摂取されるようになった これらの多くは健康増進法に基づく食品の栄養成分表示のみでミネラル量についてはナトリウム量の表示が義務付けられているのみである 一方カリウム, リンなどはミネラルウォーターやスポーツドリンク, 野菜ジュースなどその商品の特徴として強調される製品以外には含有量について表示されることは少ない状況である

More information

スライド 1

スライド 1 動物試験代替法による生活習慣病改善機能素材のスクリーニング サービス ~LipoCULTURE 細胞試験 ~ ご案内 株式会社エーセル株式会社スカイライト バイオテック サービス概要 細胞培養系の試験により 脂質代謝への影響を詳細に解析し 研究対象素材のスクリーニング 機能性評価を支援する受託サービスです 活用シーン スクリーニング: 脂質代謝改善作用を有する機能性食品素材の絞り込み 候補素材の機能性検証:

More information

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 Page 2 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 第 2 部 :CTD の概要 ( サマリー ) 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 2.2 諸言 2.3 品質に関する概括資料 2.3.I 諸言 2.3.S 原薬 ( オクスカルバゼピン,

More information

経管栄養食 アイソカル RTU アイソカルプラス EX ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエンス 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエ

経管栄養食 アイソカル RTU アイソカルプラス EX ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエンス 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエ アイソカル RTU アイソカルプラス EX 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K 1.5kcal/ml の高濃度流動食幅広い高齢者の栄養管理に 1.0kcal/ml の流動食バランスのとれた液状栄養食 アイソカル 2K Neo アイソカルサポート 2.0kcal/ml の高濃度流動食高齢者の安心と快適性を実現

More information

シェイクイット! ダイエットプロテインシェイク ( シリアルフレーバー ) [ID 201-JP] 15,000 ( 税込 ) 植物性タンパク質を主原料に グルコマンナン 穀物 ビタミン ミネラル 乳酸菌などを含む 栄養の偏りがちな現代人におすすめの栄養補助食品です ダイエットのために 1 食分の置

シェイクイット! ダイエットプロテインシェイク ( シリアルフレーバー ) [ID 201-JP] 15,000 ( 税込 ) 植物性タンパク質を主原料に グルコマンナン 穀物 ビタミン ミネラル 乳酸菌などを含む 栄養の偏りがちな現代人におすすめの栄養補助食品です ダイエットのために 1 食分の置 シェイクイット! ダイエットプロテインシェイク ( シリアルフレーバー ) [ID 201-JP] 15,000 ( 税込 ) 植物性タンパク質を主原料に グルコマンナン 穀物 ビタミン ミネラル 乳酸菌などを含む 栄養の偏りがちな現代人におすすめの栄養補助食品です ダイエットのために 1 食分の置き換え食としてもお召し上がりいただけます 内容量 1,170g(39g 30 袋 ) 栄養機能食品 (

More information

ポリエーテル系非イオン界面活性剤

ポリエーテル系非イオン界面活性剤 ポリエーテル系非イオン界面活性剤 ペレテックスシリーズ ペレソフトシリーズ プリストールシリーズ . はじめに 当社は天然油脂 脂肪酸等を原料とした一連の界面活性剤を製造販売し 各種需要家に御愛顧頂いており 1952 年に酸化エチレン付加体の製造を開始して以来 各種非イオン界面活性剤の開発を行って参りました ここにご紹介致しますポリエーテル系非イオン界面活性剤は繊維 金属 紙 パルプ 食品工業等の工業分野はもとより

More information

「中小企業・ベンチャー挑戦事業の内実用化研究開発事業」の進め方について

「中小企業・ベンチャー挑戦事業の内実用化研究開発事業」の進め方について 研究の概要 タイトル サケ白子由来塩基性タンパク質 プロタミン の肥満予防効果に関する検証論文タイトル1: サケ白子由来プロタミン塩酸塩のラットに対する脂質代謝への効果論文タイトル2: サケ由来プロタミンの脂質吸収抑制効果 概要 プロタミンは 脂肪を分解する消化酵素である膵リパーゼ阻害活性が知られ 高脂肪の食事と一緒に 0.5g を摂取すると 腸管からの脂肪吸収が抑えられ 血中の中性脂肪の上昇が抑制されることをヒト臨床試験で確認しました

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係

More information

酢酸エチルの合成

酢酸エチルの合成 化学実験レポート 酢酸エチルの合成 2008 年度前期 木曜 学部 学科 担当 : 先生 先生実験日 :200Y 年 M 月 DD 日天候 : 雨 室温 23 湿度 67% レポート提出 :200Y 年 M 月 DD 日共同実験者 : アルコールとカルボン酸を脱水縮合すると エステルが得られる エステルは分子を構成するアルキル基に依存した特有の芳香を持つ 本実験ではフィッシャー法によりエタノールと酢酸から酢酸エチルを合成した

More information

関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で

関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で ( 様式甲 5) 氏 名 髙井雅聡 ( ふりがな ) ( たかいまさあき ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 27 年 7 月 8 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Crosstalk between PI3K and Ras pathways via 学位論文題名 Protein Phosphatase 2A in human

More information

実習科目回 テーマ 授業内容および学習課題 担当者 酸塩基反応及び抽出法による薬毒物混合物の系統 グループ 薬毒物の系統分離と確認 分離法を実施できる 薬毒物の化学構造や反応性を理解し 薄層クロマ 森本 敦司 トグラフィーや各種確認試験を利用して 含有成分 を同定できる C2-(3) A

実習科目回 テーマ 授業内容および学習課題 担当者 酸塩基反応及び抽出法による薬毒物混合物の系統 グループ 薬毒物の系統分離と確認 分離法を実施できる 薬毒物の化学構造や反応性を理解し 薄層クロマ 森本 敦司 トグラフィーや各種確認試験を利用して 含有成分 を同定できる C2-(3) A 実習科目衛生薬学実習 [ 実習 ] 第 3 学年前期必修 2 単位 担当者名 教授/ 和田啓爾 教授 / 准教授 / 遠藤 哲也 准教授 / 講師 / 寺崎将 助教 / 概要 人が健康で快適な生活を送るためには 社会における健康と環境を化学的な知識と技術で解決していくことが求められる 衛生薬学実習 では 食品 水 空気 薬毒物などの実試料を用いて食品衛生及び環境衛生に関する試験法を実施し 健康維持に必要な栄養を科学的に理解するとともに

More information

前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ

前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ 再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 (junny@agbi.tsukuba.ac.jp TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖

More information

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ 第 26 回山崎賞 7 マウスにおける茶と血糖値変化の関係第 4 報 カフェイン カテキン混合溶液投与実験 静岡県立清水東高等学校理数科ネズミ班 2 年横道萌井鍋寛伸加藤夕利奈水野春花望月琴美 1. 実験の動機 目的血糖値の変化は私たちの健康と密接な関わりあいを持っている 近年では 糖の過剰摂取による慢性的な高血糖による糖尿病が社会問題になっている また 低血糖は目眩や昏睡を引き起こす 3 年前の先輩たちは血糖値の変化に着目し

More information

Research 2 Vol.81, No.12013

Research 2 Vol.81, No.12013 2 5 22 25 4 8 8 9 9 9 10 10 11 12 14 14 15 7 18 16 18 19 20 21 16 17 17 28 19 21 1 Research 2 Vol.81, No.12013 Vol.81, No.12013 3 P r o d u c t s 4 Vol.81, No.12013 Research Vol.81, No.12013 5 6 Vol.81,

More information

背景 ヒトの表皮細胞を用いて作られる人工表皮, いわゆる表皮モデルは, 様々な皮膚疾患, 加齢変化のメ カニズムや表皮機能の解明といった基礎研究に応用されるだけでなく, 新薬の開発や化粧品開発での安 全性試験にも用いられる重要なリサーチツールであり, 多くの研究者が注目しています しかし, これ ま

背景 ヒトの表皮細胞を用いて作られる人工表皮, いわゆる表皮モデルは, 様々な皮膚疾患, 加齢変化のメ カニズムや表皮機能の解明といった基礎研究に応用されるだけでなく, 新薬の開発や化粧品開発での安 全性試験にも用いられる重要なリサーチツールであり, 多くの研究者が注目しています しかし, これ ま PRESS RELEASE 2018/12/21 数理モデルによる予言でヒト 3 次元培養表皮を高機能化 ~ ヒト皮膚並みの厚みとバリア機能, 皮膚疾患研究や評価試験への活用に期待 ~ ポイント 皮膚外用剤や化粧品の開発に重要な 3 次元培養表皮は, 従来十分にヒト表皮を模倣できていなかった 数理モデルによる予言で, ヒト皮膚と同等の厚みとバリア機能を持つ高機能表皮の構築に成功 人間の生命を守る表皮のメカニズム解明と,

More information

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe ( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 森脇真一 井上善博 副査副査 東 治 人 上 田 晃 一 副査 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independent rejection of D d -, K d -, or D d K d -transgened mouse skin

More information

スライド 1

スライド 1 新技術で分離した ヒト骨質由来微小幹細胞の医療応用 薗田精昭 関西医科大学大学院医学研究科先端医療学専攻修復医療応用系幹細胞生物学 2001 背景 (1): 微小幹細胞とは Journal of Cellular Biochemistry 80;455-460(2001) 微小幹細胞に関する最初の報告生体の組織内に非常に小さな spore-like stem cell が存在することが初めて報告された

More information

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性 2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており

More information

正常ラット軟骨細胞 Normal Rat Cartilage Cell

正常ラット軟骨細胞 Normal Rat Cartilage Cell 製品コード MK442 研究用 正常ラット軟骨細胞 Normal Rat Cartilage Cell 説明書 v201108 軟骨組織や骨組織は基本的には支持組織であり 軟骨組織の多くは胎生期の骨のモデルとして存在し 石灰化して骨組織に置換されます また 体幹形態の決定 筋肉の支えや配置に関与しています 一方 骨組織は支持組織であるとともに カルシウムやリンなど各種ミネラル貯蔵庫としても また 体液のイオン調節機構の担い手としても重要な組織です

More information

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12(B. lactis)( 以下 当該成分 ) を含む当社製品 ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 ( 以下 当該製品 ) に関する評価

More information

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う ベンフォチアミン 138.3mg/g ピリドキシン塩酸塩 100mg/g シアノコバラミン 1mg/g 散 Benfotiamine 138.3mg/g Pyridoxine Hydrochloride 100mg/g and Cyanocobalamin 1mg/g Powder 溶出性 6.10 本品約 0.5g を精密に量り, 試験液に水 900mL を用い, パドル法により, 毎分 50 回転で試験を行う.

More information

2006 PKDFCJ

2006 PKDFCJ 多発性嚢胞腎の最新情報 水を積極的に飲むと PKD の進行を抑制できる? 今日のお話は 水を積極的に飲むと PKD の進行を抑制できる? 動物実験で科学的に証明されている? 藤田保健衛生大学疾患モデル教育研究センター 1 はい PKD モデル動物である PCK ラットで科学的に証明されています 2 PKD モデル動物とは? 偶然見つけられた PKD 自然発症動物とヒトの PKD の原因となる遺伝子を人工的に操作した動物があります

More information

るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導

るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 奥橋佑基 論文審査担当者 主査三浦修副査水谷修紀 清水重臣 論文題目 NOTCH knockdown affects the proliferation and mtor signaling of leukemia cells ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 目的 : sirna を用いた NOTCH1 と NOTCH2 の遺伝子発現の抑制の 白血病細胞の細胞増殖と下流のシグナル伝達系に対する効果を解析した

More information

SSH資料(徳島大学総合科学部 佐藤)

SSH資料(徳島大学総合科学部 佐藤) だ液タンパク質 (α- アミラーゼ ) の分析 ~ 電気泳動による決定と酵素活性の測定 ~ 人の体はさまざまなタンパク質から成り立っている タンパク質とは 20 種のアミノ酸という物質が 100 個以上重合して出来る生体高分子である 髪の毛 爪 皮ふなどもタンパク質からできており 生体内のタンパク質には これ以外にもいろいろな種類と機能がある このうち ある化学反応を触媒するタンパク質を特に酵素 (

More information

生物学に関する実験例 - 生化学 / 医療に関する実験例 ラジオアッセイ法によるホルモン測定 [ 目的 ] 本実習では, 放射免疫測定 (Radioimmunoassay,RIA) 法による血中インスリンとイムノラジオメトリックアッセイ ( 免疫放射定測定 Immunoradiometric ass

生物学に関する実験例 - 生化学 / 医療に関する実験例 ラジオアッセイ法によるホルモン測定 [ 目的 ] 本実習では, 放射免疫測定 (Radioimmunoassay,RIA) 法による血中インスリンとイムノラジオメトリックアッセイ ( 免疫放射定測定 Immunoradiometric ass 生物学に関する実験例 - 生化学 / 医療に関する実験例 ラジオアッセイ法によるホルモン測定 [ 目的 ] 本実習では, 放射免疫測定 (Radioimmunoassay,RIA) 法による血中インスリンとイムノラジオメトリックアッセイ ( 免疫放射定測定 Immunoradiometric assay, IRMA) 法による血清中のレニンを定量を通して 今日用いられている種々のインビトロ検査法の原理並びに両者の違い等を理解する

More information

の活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形

の活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形 AKT活性を抑制するペプチ ド阻害剤の開発 野口 昌幸 北海道大学遺伝子病制御研究所 教授 広村 信 北海道大学遺伝子病制御研究所 ポスドク 岡田 太 北海道大学遺伝子病制御研究所 助手 柳舘 拓也 株式会社ラボ 研究員 ナーゼAKTに結合するタンパク分子を検索し これまで機能の 分からなかったプロトオンコジンTCL1がAKTと結合し AKT の活性化を促す AKT活性補助因子 であることを見い出し

More information

スライド 1

スライド 1 Lipocapsulater を用いた薬剤内包検討例 1 Lipocapsulater FD-S PE を用いた クルクミンのリポソーム内包化検討 2 Lipocapsulater FD-S PE を用いたクルクミンの内包化検討 クルクミン ウコンの黄色色素であり 抗炎症作用や抗酸化作用をもっており 健康食品としても利用されている脂溶性化合物 使用メーカー sigma-aldrich, C1386-10G

More information

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~ NEWS RELEASE 東京都港区芝 5-33- 8-8403 http://www.morinaga.co.jp 207 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 207 年度大会 (3/7~20) にて発表 ~ 森永製菓株式会社 ( 東京都港区芝 代表取締役社長 新井徹 ) では 近年高まる健康需要を受けて

More information