週刊原油170511米国石油週報・米国の車の燃費

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1 週刊原油 世界の原油情報がここに凝縮されています 毎週木曜日午後発行 NY 原油反発 発行日 : 2017/5/11 5 月 10 日の NY 原油 6 月限は ドル高の ドル 米エネルギー情報局 (EIA) が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が前週比 万バレル減少したほか 製品在庫も減少したことが相場を押し上げた 原油在庫の市場予想は前週比 180 万バレル減だった 米原油生産量は増加を続け 14 週連続の増加となったが 原油在庫の大幅な減少が好感される格好となった 6 月限は時間外取引の段階からしっかりと推移 米石油協会 (API) が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が前週比 579 万バレル減となったことから EIA 統計でも原油在庫が大きく減少する可能性が意識された 通常取引開始前にかけては 46 ドル半ばまで強含み 通常取引開始後は EIA 統計を手がかりに上値を伸ばし ドルまで上げた 米原油生産量が日量 931 万バレルまで拡大しているほか 製油所への原油の投入量が頭打ちとなっていることから 引けにかけては高値からやや押し戻されたものの この日の高値圏で引けた 石油製品も反発 在庫減少が買いにつながった 米ドライブシーズンを控えて ガソリン在庫は積み増される傾向にあるものの ガソリン需要が底堅いことから 間の上限付近で在庫増加が頭打ちとなっている 改質ガソリン 6 月限は セントまで上昇し 約 1 週間ぶりの高値となった ブレント原油 7 月限も反発 終値の前営業日比は期近 2 限月が 1.43~1.49 ドル高 その他の限月は 0.52~1.38 ドル高だった ニューヨーク原油と歩調を合わせて上値を伸ばした 一時 ドルまで上昇している 今日の材料 EIA 統計 原油在庫は前週比 万バレル減 ガソリンは同 15 万バレル減 EIA 統計 留出油在庫は前週比 万バレル減 受け渡し地であるオクラホマ クッシングの原油在庫は前週比 43.8 万バレル減 ( 日本先物情報ネットワーク )

2 米国の石油週報 5 月 10 日クラックスプレッド クラックスプレッド 原油価格 / ガ 改質ガソリ ドル ロン (42ガロ 改質ガソリン価格ン価格 - 原 4 月 5 日 ン=バレル ) 油価格 月 6 日 月 7 日 月 10 日 月 11 日 月 12 日 月 13 日 月 17 日 月 18 日 月 19 日 月 20 日 月 21 日 月 24 日 月 25 日 月 26 日 月 27 日 月 28 日 月 1 日 月 2 日 月 3 日 月 4 日 月 5 日 月 8 日 月 9 日 月 10 日 月 11 日 ガソリン価格から原油価格を差し引いたクラックスプレッドは 4 月初めの 50 セントから 5 月 11 日は 42 セントに縮小している 全米レギュラーガソリン小売価格は ドルで前比 + 5.9% 高だが 平均比 18.2% 安である $4.00 $3.00 $2.00 $1.00 $0.00 ドル / ガロン 改質ガソリン価格 -NY 原油価格 ( ドル / ガロン ) 改質ガソリン価格 - 原油価格原油価格 / ガロン (42 ガロン = バレル ) 改質ガソリン価格 全米レギュラーガソリン小売価格 全米レギュラーガソリン小売価格 平均 ドル / ガロン 全米レギュラーガソリン小売価格 平均 前週比前週比 % 前同期比 前同期比 % 平均比 2 月第 1 週 % % 月第 2 週 % % 月第 3 週 % % 月第 4 週 % % 月第 1 週 % % 月第 2 週 % % 月第 3 週 % % 月第 4 週 % % 月第 1 週 % % 月第 2 週 % % 月第 3 週 % % 月第 4 週 % % 月第 1 週 % % 平均比 % 12.1% 13.6% 15.0% 15.3% 15.7% 17.1% 17.2% 17.7% 16.1% 14.0% 14.7% 15.0% 18.2%

3 石油精製設備稼働率 石油精製設備稼働率 % 前週比前比平均平均比 1 月第 1 週 % +1.1% % 1 月第 2 週 % 0.5% % 1 月第 3 週 % 2.3% % 1 月第 4 週 % +0.8% % 2 月第 1 週 % +1.1% % 2 月第 2 週 % 0.7% % 2 月第 3 週 % 4.0% % 2 月第 4 週 % 1.3% % 3 月第 1 週 % 2.4% % 3 月第 2 週 % 4.0% % 3 月第 3 週 % 1.6% % 3 月第 4 週 % +0.9% % 4 月第 1 週 % +0.4% % 4 月第 2 週 % 0.4% % 4 月第 3 週 % +3.7% % 4 月第 4 週 % +4.7% % 5 月第 1 週 % +3.4% % % 100 米国の石油精製設備稼働率 平均 日量千バレル石油精製設備原油投入量 平均 出所 :EIA 石油精製設備原油投入量 原油投入量 日量千バレル 平均前週比 前比 平均 平均比 1 月第 1 週 14,937 15,257 16,134 16,420 16,617 17,107 16, 比 % 1 月第 2 週 14,585 15,101 15,731 15,893 16,423 16,468 15, % 1 月第 3 週 14,306 14,206 15,216 14,909 16,190 16,047 14, #### +7.2% 1 月第 4 週 14,217 14,481 15,417 15,256 15,639 15,947 15, % 2 月第 1 週 14,397 14,431 15,049 15,544 15,615 15,893 15, % 2 月第 2 週 14,719 14,310 15,215 15,564 15,510 15,458 15, % 2 月第 3 週 14,889 14,176 15,178 15,442 15,848 15,271 15, % 2 月第 4 週 14,607 14,511 15,299 15,243 15,685 15,664 15, % 3 月第 1 週 14,589 14,031 15,212 15,113 15,852 15,492 14, % 3 月第 2 週 14,463 13,994 14,987 15,300 15,911 15,472 14, % 3 月第 3 週 14,363 14,514 14,951 15,436 15,996 15,801 15, % 3 月第 4 週 14,451 14,878 15,092 15,530 15,820 16,226 15, #### +7.1% 4 月第 1 週 14,750 15,008 15,315 15,728 16,234 16,429 15, #### +6.6% 4 月第 2 週 14,355 15,114 15,337 15,929 16,433 16,697 15, #### +8.2% 4 月第 3 週 14,454 15,074 15,613 16,212 15,941 16,938 15, #### +9.6% 4 月第 4 週 14,477 14,488 15,980 15,982 16,104 17,285 15, #### #### #### 5 月第 1 週 14,707 14,710 15,954 16,100 15,847 16,759 15, #### +8.4%

4 地域計測日稼働リグ数 米国 地域 カナダ 石油 天然ガス掘削稼働リグ数 前週からの変化 前週から前からの変化 % 前同時期稼働リグ数前比の変化 % 17 2 月 3 日 729 本 +17 本 +2.4% 16 2 月 5 日 571 本 +158 本 +25.5% 17 2 月 10 日 741 本 +12 本 +1.6% 16 2 月 12 日 541 本 +200 本 +35.0% 17 2 月 17 日 751 本 +10 本 +1.3% 16 2 月 19 日 514 本 +237 本 +43.8% 17 2 月 24 日 754 本 +3 本 +0.4% 16 2 月 26 日 502 本 +252 本 +49.0% 17 3 月 3 日 756 本 +2 本 +0.3% 16 3 月 4 日 489 本 +267 本 +53.2% 17 3 月 10 日 768 本 +12 本 +1.6% 16 3 月 11 日 480 本 +288 本 +58.9% 17 3 月 17 日 789 本 +21 本 +2.7% 16 3 月 18 日 476 本 +313 本 +65.2% 17 3 月 24 日 809 本 +20 本 +2.5% 16 3 月 25 日 464 本 +345 本 +72.5% 17 3 月 31 日 824 本 +15 本 +1.9% 16 4 月 1 日 450 本 +374 本 +80.6% 17 4 月 7 日 839 本 +15 本 +1.8% 16 4 月 8 日 443 本 +396 本 +88.0% 17 4 月 13 日 847 本 +8 本 +1.0% 16 4 月 15 日 440 本 +407 本 +91.9% 17 4 月 21 日 857 本 +10 本 +1.2% 16 4 月 22 日 431 本 +426 本 +96.8% 17 4 月 28 日 17 5 月 5 日 計測日 870 本 +13 本 877 本 +7 本 稼働リグ数 前週からの変化 +1.5% 16 4 月 22 日 431 本 +439 本 % +0.8% 16 5 月 5 日 415 本 +462 本 % 前週からの変化 % 前同時期 稼働リグ数前比 前からの変化 % 17 2 月 3 日 343 本 2 本 0.6% 16 2 月 5 日 242 本 +101 本 +43.7% 17 2 月 10 日 352 本 +9 本 +2.6% 16 2 月 12 日 222 本 +130 本 +53.7% 17 2 月 17 日 331 本 21 本 6.0% 16 2 月 19 日 206 本 +125 本 +56.3% 17 2 月 24 日 341 本 +10 本 +3.0% 16 2 月 26 日 175 本 +166 本 +80.6% 17 3 月 3 日 335 本 6 本 1.8% 16 3 月 4 日 129 本 +206 本 % 17 3 月 10 日 315 本 20 本 6.0% 16 3 月 11 日 98 本 +217 本 % 17 3 月 17 日 276 本 39 本 12.4% 16 3 月 18 日 69 本 +207 本 % 17 3 月 24 日 185 本 91 本 33.0% 16 3 月 25 日 55 本 +130 本 % 17 3 月 31 日 155 本 30 本 16.2% 16 4 月 1 日 49 本 +106 本 % 17 4 月 7 日 132 本 23 本 14.8% 16 4 月 8 日 41 本 +91 本 % 17 4 月 13 日 118 本 14 本 10.6% 16 4 月 15 日 40 本 +78 本 % 17 4 月 21 日 99 本 13 本 11.0% 16 4 月 24 日 40 本 +59 本 % 17 5 月 5 日 85 本 12 本 12.1% 16 4 月 30 日 36 本 +49 本 +1,037.5% 3 月 20 日 1,069 8 月 本日 3 月 4 日 本 489 本 月 4 日 129 本 10 月 月 31 日 200日 本 150 本 月世界の掘削リグ数 月 9 月 1, 本 10 月 3 月 4 月 934 本本 920 本 943 本 本 米国の掘削リグ数 4 月 15 日 440 本 9 月 30 日本 9 月 30 日 162 本 12 月 30 日 157 本 10 月 21 日 539 本 カナダの掘削リグ数 2 月 10 日 352 本 5 月 5 日 870 本 5 月 5 日 85 本 本 石油掘削稼働リグ数 米国の石油掘削稼働リグ数 14/9/ 本 5 月 5 日 2016/5/27703 本 316 本 17/5/5 17/2/24 16/12/ 16/10/7 16/7/29 16/5/20 16/3/11 16/1/1 15/10/ 15/8/14 15/6/5 15/3/27 15/1/16 14/11/7 14/8/29 14/6/20 14/4/11 14/1/31 13/11/ 13/9/13 13/7/5 13/4/26 13/2/15 12/11/9 12/8/17 12/6/8 12/3/23 11/12/9 11/9/30 11/7/22 11/4/29 11/2/18 Baker Hughes / Thomson Reuters Baker Hughes による石油 天然ガス掘削リグ稼働数は 5 月 5 日時点で米国は前週比 +7 本増の 877 本 カナダは 12 本減の 85 本になっている 石油掘削リグだけで言うと 5 月 5 日時点で 703 本となっている

5 原油生産量 米国の石油生産量は 3 月から増加している 5 月 5 日の週は前週比日量 +4 万 9 千ハ レル増 米国産原油の生産量 平日量千バレル 前週比前比前比 % 平均平均均比 % 比 2 月第 1 週 5,763 6,997 8,044 9,177 9,214 8, % 7,110 +1, % 2 月第 2 週 5,819 7,064 8,132 9,226 9,186 8, % 7,168 +1, % 2 月第 3 週 5,817 7,118 8,148 9,280 9,135 9, % 7,195 +1, % 2 月第 4 週 5,814 7,096 8,059 9,285 9,102 9, % 7,172 +1, % 3 月第 1 週 5,806 7,093 8,077 9,324 9,077 9, % 7,178 +1, % 3 月第 2 週 5,830 7,159 8,182 9,366 9,078 9, % 7,226 +1, % 3 月第 3 週 5,826 7,150 8,215 9,419 9,068 9, % 7,240 +1, % 3 月第 4 週 5,821 7,151 8,190 9,422 9,038 9, % 7,231 +1, % 4 月第 1 週 6,049 7,151 8,192 9,386 9,022 9, % 7,269 +1, % 4 月第 2 週 6,040 7,181 8,229 9,404 9,008 9, % 7,298 +1, % 4 月第 3 週 6,043 7,208 8,301 9,384 8,977 9, % 7,314 +1, % 4 月第 4 週 6,113 7,326 8,360 9,366 8,953 9, % 7,358 +1, % 5 月第 1 週 6,121 7,312 8,352 9,373 8,938 9, % 7,354 +1, % 日量千バレル 以降の米国原油生産量 日量千バレル 米国の原油生産量 平均 出所 :EIA 出所 EIA 日量千バレル 原油輸入量石油生産量 米国の原油輸入量 平均 前週比前同期比 比 日量千バレル % 日量千バレル % 日量千バレル % 1 月第 1 週 , ,342 7,510 9,052 8, % +1, % % 1 月第 2 週 , ,030 8,188 8,378 8, % % % 1 月第 3 週 , ,730 7,779 7,810 8, % % % 1 月第 4 週 , ,068 7,609 8,290 8, % % % 2 月第 1 週 , ,569 8,256 9,372 7, % +1, % % 2 月第 2 週 , ,513 7,124 8,491 7, % +1, % % 2 月第 3 週 , ,689 7,919 7,286 7, % % % 2 月第 4 週 , ,958 7,802 7,589 8, % % % 3 月第 1 週 , ,308 8,292 8,150 7, % % % 3 月第 2 週 , ,535 8,048 7,405 7, % % % 3 月第 3 週 , ,317 7,693 8,307 7, % % % 3 月第 4 週 , ,158 8,384 8,224 8, % % % 4 月第 1 週 , ,931 7,748 7,850 8, % % % 4 月第 2 週 , ,720 7,254 7,878 7, % % % 4 月第 3 週 , ,431 7,940 7,810 7, % % % 4 月第 4 週 , ,564 8,187 8,912 8, % % % 5 月第 1 週 , ,166 7,550 7,620 8, % % %

6 石油製品輸入量 5 月 5 日までの週の原油輸入量は前週比日量 +60 万ハ レル増 石油製品輸入量は日量 +19 万ハ レル増 石油製品輸入量 日量千バレル 前週比前同期比 比 平均日量千バレル % 日量千バレル % 日量千バレル % 1 月第 1 週 1,871 1,778 1,378 1,904 1,673 2,069 1, % % % 1 月第 2 週 2,201 2,161 1,659 2,149 2,263 2,277 2, % % % 1 月第 3 週 2,428 2,135 1,866 2,419 2,399 2,480 2, % % % 1 月第 4 週 2,088 1,761 1,962 2,076 2,074 2,012 1, % % % 2 月第 1 週 1,854 2,066 1,771 1,912 1,919 2,544 1, % % % 2 月第 2 週 2,096 1,927 1,656 1,942 2,312 1,988 1, % 1 0.1% % 2 月第 3 週 1,692 1,780 1,601 2,284 1,998 2,199 1, % % % 2 月第 4 週 1,792 2,027 1,902 2,027 1,917 2,322 1, % % % 3 月第 1 週 1,771 2,200 1,844 1,551 1,941 2,296 1, % % % 3 月第 2 週 1,829 1,561 1,815 2,234 1,954 2,153 1, % % % 3 月第 3 週 1,770 1,565 1,887 1,824 1,870 1,977 1, % % % 3 月第 4 週 2,038 1,852 1,670 1,830 1,722 2,380 1, % % % 4 月第 1 週 1,828 2,112 1,807 2,089 2,214 2,172 2, % % % 4 月第 2 週 1,674 2,268 2,018 2,090 2,069 1,455 2, % % % 4 月第 3 週 1,859 2,057 1,871 2,176 1,839 1,983 1, % % % 4 月第 4 週 1,809 2,363 1,845 2,530 2,494 2,368 2, % % % 5 月第 1 週 1,643 2,607 1,972 1,535 2,198 2,559 1, % % % 日量千バレル 米国の原油輸入量 平均 日量千バレ 4000ル 米国の石油製品輸入量 平均 出所 :EIA 出所 : EIA 石油製品出荷量 石油製品出荷量 までの週 出荷量 ( 日量千バレル ) 前週比 ( 千バレル ) 前同月比 (%) 比 (%) 石油製品 ガソリン 留出油 石油製品ガソリン留出油石油製品ガソリン留出油 石油製品ガソリン留出油 2 月 3 日 20,814 8,941 3,910 +1, % +7.2% +11.0% +0.8% 2.7% 7.7% 2 月 10 日 18,663 8,433 3,853 2, % 7.6% +21.9% +12.8% +6.7% +4.6% 2 月 17 日 20,360 8,663 4,292 +1, % 9.5% +15.9% 2.0% +1.1% +1.8% 2 月 24 日 19,496 8,686 3, % 4.8% +13.3% +6.2% +1.4% +9.1% 3 月 3 日 19,900 9,268 4, % 1.5% +10.4% +2.8% 0.2% +2.6% 3 月 10 日 19,464 9,254 4, % 2.2% +13.9% +6.4% +8.2% +6.2% 3 月 17 日 19,255 9,200 4, % 3.2% +18.9% +3.0% +5.9% +15.5% 3 月 24 日 19,874 9,524 4, % +3.0% +9.7% +3.7% +6.2% +6.1% 3 月 31 日 19,703 9,245 4, % +0.2% +13.5% +6.5% +8.7% +7.0% 4 月 7 日 19,879 9,275 4, % 3.7% +20.3% +5.4% +4.3% +6.7% 4 月 14 日 19,440 9,223 4, % 2.3% 2.3% +6.1% +6.3% +13.1% 4 月 21 日 19,110 9,206 3, % 1.2% 11.0% +3.4% +5.1% +4.2% 5 月 5 日 20,545 9,408 4,139 +1, % 1.0% +4.9% +1.8% +4.8% 3.8%

7 日量千 バレル 日量千 バレル 米国石油製品出荷量 過去5 平均 日量千 バレル 5000 米国ガソリン出荷量 過去5 平均 出所 EIA 米国留出油出荷量 過去5 平均 出所 EIA 出所 EIA 5月5日までの週の石油製品出荷量は 石油製品が前週比日量 143万ﾊﾞﾚﾙと大幅に増加 ガソリンも日量 20万ﾊﾞﾚ ﾙ 留出油も日量 47万ﾊﾞﾚﾙ増と好調だった 前同期比はそれぞれ 1.5 増 1.0 減 4.9 増 過去5平均 比は 1.8 増 4.8 増 3.8 減だった 石油在庫量 米国の石油在庫 までの週 172月3日 172月10日 172月17日 172月24日 173月3日 173月10日 173月17日 173月24日 173月31日 174月7日 174月14日 174月21日 175月5日 在庫量 千バレル 原油在庫 ガソリン在庫 留出油在庫 1,203, , ,746 前週比 千バレル 原油 +13,829 ガソリン 留出油 % +4.1% +3.9% % 2, % 4, % 1, % 2, % % 2, % 1, % +2, % 2, % 1,213, , ,057 +9,527 +2, ,628 4,924 1,213, , ,133 1,215,260 1,223,218 1,222,165 1,226,493 1,226,636 1,227,678 1,224,887 1,223,654 1,219,512 1,211, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,768 +1, ,958 6,555 1,053 3,055 +4,328 2, ,747 +1, ,791 2,973 1,233 +1,542 4,142 +3,369 8, 前同月比 原油 ガソリン 留出油 +8.5% +7.5% +6.4% +7.4% +6.2% +7.4% +8.2% +9.1% +10.2% +9.0% +13.4% +15.8% +17.3% +0.0% 0.4% 2.9% 0.6% 1.6% 2.6% 1.2% 1.6% 0.4% 1.4% 1.3% +1.8% 1.4% 過去5比 原油 ガソリン 留出油 +9.7% +13.2% +28.1% +10.3% +10.3% +10.3% +10.8% +10.7% +11.0% +10.9% +10.9% +10.6% +10.5% +10.1% +14.1% +13.2% +13.0% +10.6% +9.5% +8.4% +7.0% +6.7% +5.5% +6.1% +7.4% +9.5% +7.3% +27.5% +23.7% +22.9% +20.9% +17.6% +16.1% +14.2% +13.8% +12.1% +10.6% +12.5% +10.8% 5月5日までの週の石油在庫量は原油在庫が前週比 820万ﾊﾞﾚﾙ減と大幅減になった 戦略備蓄を含む 市場予想は 190万ﾊﾞﾚﾙ減だった ガソリンはよ 4万ﾊﾞﾚﾙの小幅増 留出油は 214万ﾊﾞﾚﾙ減だった 前同月比ではそれぞれ 0.6 増 17.3 増 1.4 減 過去5平均比では 9.5 増 7.3 増 10.8 増であった

8 TOPICs 最近の自動車は多様化が進んでいる 燃費効率は改善により 将来のガソリン利用は減少する 2015 に比べ走行距離は +3% 増だが 燃費効率 1% 向上 ガソリンの需要は自動車の燃費節約の結果と 走行距離による 市場の発展や新車に対する燃費効率基準の変化によって時とともに 利用されている自動車の燃費効率は変わってきた また車のデザインやどのように車が使われるかの分類によっても更に複雑に変化してきた 2016 自動車走行距離数は (Vehicle miles travelled:vmt) は 3,217 兆マイルと 2015 に比べて +3% 増加している そのため米国の最終ガソリン需要を押し上げ 日量 933 万バレルとなっている 2016 の軽量車両の燃費効率は 22.2 マイル / ガロンと 2015 より +1% 伸びている 車の種類の多様化 燃費効率の向上により自動車の型式が多くなり それぞれの燃費効率が異なり また一台当たりの走行距離が異なるようになっている 単度の軽量車両の新型車に基づく燃費効率はそれほど大きく変化していないが 新車販売の傾向はより良い燃費効率の車に移行し累積的な燃費効率の改善となり将来のガソリン需要に大きな影響を落としている ピックアップトラックやミニバン スポーツ用車両 (SUV) を含む また乗用車の範疇に入らない軽量トラックの販売シェアの増加により 軽量車両のガソリン需要は増大している 長期的なガソリン需要にとって更に重要なことは 2025 までの間に燃費効率基準はより改善される計画となっていることで 乗用車と軽量トラックの差を不鮮明にする市場の動きが増大することだ CUV(Crossover Utility Vehicles ) 近自動車メーカーはピックアップトラックと SUV をベースにしたトラックの能力を併せた車を開発している つまり 貨物スペースが広く 牽引能力があり 全輪あるいは四輪駆動だったり 座席が高い位置にある車である こうした車は居住性能や 運転性能が良く かつ燃費効率も良い こうしたモデルの車の数は増加し クロスオーバー車 Crossover Utility Vehicles:CUV と分類されている CUV はよく似た外観を持ち 椅子の位置が高く SUV 同様の貨物スペースがあり 全輪駆動のオプションがある それでも操縦性は乗用車なみとなっている こうした CUV は現代風な乗用車のように作られている ( 車体フレームの上に乗せるというよりは 一体成型されている ) 自動車市場分析者の Wards Automotive によれば 重量 1 万ポンド以下の軽量車両市場 2016 の CUV のシェアは 32% に増加している 市場における CUV の増加は 自動車の能力と燃費がより複雑に関係するようになっている 全米ハイウェイ交通安全管理局 (National Highway Traffic Safety Administration :NHTSA) によれば 路上における燃費効率と車両サイズとの比較から 多くの軽量トラックは CUV モデルとなっているという また環境省 (Environmental Protection Agency:EPA) も図 1 のような同様な燃費効率と車両サイズの表を作っている FORD F-150 等の より大型の軽量トラックで燃費が悪い車や Chevrolet Tahoe などの SUV はピックアップトラックに分類される傾向がある CUV のシェアが伸び 軽量トラックの燃費の CUV の比重が大きくなっている ( 図 1) 路上における燃費効率対 2015 の自動車モデ 乗 軽量 大半はピックアッ

9 BEA( 商務省経済分析局 ) と EPA( 環境省 ) では軽量トラックの分類方法が異な CUVの中でもいくつかの種類があることを認めることは重要である 経済分析局 (The Bureau of Economic Analysis: BEA) は暦の自動車販売台数を統計し 車の総重量や概観その他の基準を元に自動車を分類している BEAのデータではすべてのCUVは軽量車両の中に含まれている 燃費効率の基準を作る目的のために EPA や NHTSA はいくつかの CUV を乗用車としてカウントし そのモデルの作られたの EIA が作った統計方法よって分類している 最も売れている CUV の一つとしてホンダの CR-V があるが 全輪駆動バージョンは軽量トラックとして分類され 二輪駆動は乗用車として分類されている その燃費効率の違いは僅かに 1 マイル / ガロンの差でしかない またトヨタ RAV4 や 日産 Rogue,Ford Escape も同様に二つの分類に分けられている これらの例でわかるように 前輪駆動か全輪駆動かの違いである NHTSA はその他の CUV やモデルタイプによって 他の基準により乗用車として分類している ( 図 2) 軽量車両の販売量の中で軽量トラックの販 BEA による軽量トラック分類 EPA による軽量トラック分類 NHTSA の分類では乗用車と軽量トラックは燃費のカタログ値により分類されている 一般的に軽量トラックの燃費効率は乗用車ほど厳密には見られていない これまでの統計では図 2 に示すように BEA が分類する軽量トラックの市場シェアのデータは EPA が分類する軽量トラックの市場シェアを上回ってきた 2015 には EPA のデータでは軽量トラックの市場シェアは 43% であるのに対し BEA は 57% と書いている 2016 は BEA は 61% の 1,750 万台で 1976 以来最大となっている EPA のデータは未だ公表されていないが BEA のデータ EIA のエネルギーアウトルック 2017 では 2025 までに 25% の燃費改善を見込んでいる EIA が発行している間エネルギーアウトルック 2017(AEO2017) は自動車販売の変化と新車の乗用車と軽量トラックについての燃費効率基準の変化について EPA と NHTSA 両方の基準を使って述べている 軽量トラックの販売増加にもかかわらず AEO2017 のリファレンスケースでは 軽量車両の燃費効率の改善は 2025 までの新車について見通している 既に公表されている 2025 までの厳しい燃費効率基準の改善により 新しい軽量車両の燃費効率は 乗用車の場合 2015 の 31.3 マイル / ガロンは 2025 には 44.8 マイル / ガロンに 43% 改善されるとしている 一方軽量トラックの場合は 21.3 マイル / ガロンから 30.9 マイル / ガロンに 46% 改善されると見ている 中古車の燃費効率の改善はより緩やかで 新車に比べて平均 7% 悪いと思われる 中古車の燃費効率は乗用車で 2015 の 26.2 マイル / ガロンから 2025 は 32.6 マイル / ガロンになり 軽量トラックの場合は 18.8 マイル / ガロンが 23.6 マイル / ガロンになる どちらも 25% の改善となる この前提には 2015 から 2025 までの間の間の平均走行距離は 11% 増加することとなっており 軽量車両のエネルギー消費量は 10% 減り 石油換算で日量 855 万バレルから 771 万バレルになると見ている

10 TOPICs by Thomson Reuters 4 月の OPEC 生産量はサウジは目標以下の減産継続だが アンゴラと UAE は増加 Thomson Reuters が独自に調査したところでは 4 月の OPEC 生産量はサウジアラビアは目標生産量を下回っているが アンゴラと UAE は当初目標より上回る生産を行っているとのこと 中近東からの週間輸出量は今二番目に多い量だった 4 月後半の中近東からの輸出量は日量 178 万トンで前週から +25 万トン増と今二番目に多い量だった 主にサウジアラビアとイランからの輸出量の増加であった 5 月前半の湾岸諸国からの輸出量は 172 万トンと見込まれている サウジアラビアから 4 月後半に出荷された量は 40 万トンでその 6 割がシンガポール向けだった 中国とインドからのジェット燃料の輸出増でアジア市場ではジェット燃料価格が下落 アジアのジェット燃料マージンが 9 ヵ月振りの安値に下落していると複数にニュースソースが述べている 中国とインドからの記録的なジェット燃料の輸出によるものだという 米国最大の石油企業 Cono Phillips の四半期業績が赤字に転落 BP は好調 操業コストが予想を上回り 第 1 四半期の業績は赤字になったと公表し株価は下落した それでも原油価格は一前の二倍になっており 業績は回復基調だという BP の第 1 四半期の業績は好調で 前同期に比べて 3 倍になったという サウジアラムコの株放出は 2018 は 5% に留まると サウジアラビアの国営企業 SaudiAramco の株式公開に当たり Mohammed bin Salman 副皇太子は来度の株式公開は同社の 5% であるとテレビインタビューに答えた インドはイランからの原油購入量を前比 25% 減少させると インドはイランからの原油輸入量を前比 25% 減少させると事情通は述べている イランのFarzad B 天然ガス資源の開発にインドのHindustan Petroleum Bharat Petroleum Mangalore Refinery Petrochemicals Ltd. 及びIndian Corpのコンソーシアムが参加する件が暗礁に乗り上げていることが要因という リビアの原油生産量は 2014 以来初めて日量 80 万バレルに リビアの国営石油企業 The National Oil Corporaion はドイツの石油企業 Wintershall との間で リビアの石油生産設備をさらに日量 16 万バレルを閉鎖するかどうかについて話し合いをしていると語った また 政治的な問題が解決すれば 日量 110 万 ~120 万バレルに戻ると NOC は述べている

11 今後の予想 米国の原油在庫が大幅に減少したことを受けて 原油価格は上昇したが 輸入量が少なかったせいでもあり大きな構造的な変化ではなく このまま原油在庫が減少傾向になるとは思えない とはいえ 石油の需要期に入り ガソリン等の石油製品出荷量は増加してきた OPEC の生産量も需要の増加と共に増加するはずで 目標生産量を守ることは時期的に言って無理があるだろう これから夏場は冷房需要で電力消費やガソリン消費量が増える時期である 需要が増えて生産が増えるのに減産が順守されていないと言われるのは心外であろうが 市場はこれらをどう見るかわからない ただ 米国の石油掘削リグの増加が少なくなっており その背景には掘削コストが上がってきたことが挙げられる 原油価格が値下がり 掘削コストが上がれば米国の増産にもブレーキがかかる可能性がある いずれにせよ 強気な要因はあまり見当たらないので 原油価格は現状維持程度であろう 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス ( 以下 COMMi という ) が信頼できると判断した情報源をもとに COMMi が作成 表示したものですが その内容及び情報の正確性 完全性 適時性について COMMi は保証を行なっておらず また いかなる責任を持つものでもありません 本資料に記載された内容は 資料作成時点において作成されたものであり 予告なく変更する場合があります 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権は COMMi に帰属し 事前に COMMi への書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正 加工することは堅く禁じられています また 本資料およびその複製物を送信 複製および配布 譲渡することは堅く禁じられています COMMi が提供する投資情報は あくまで情報提供を目的としたものであり 投資その他の行動を勧誘するものではありません 本資料に掲載される株式 債券 為替および商品等金融商品は 企業の活動内容 経済政策や世界情などの影響により その価値を増大または減少することもあり 価値を失う場合があります 本資料は 投資された資金がその価値を維持または増大を補償するものではなく 本資料に基づいて投資を行った結果 お客様に何らかの障害が発生した場合でも COMMi は 理由のいかんを問わず 責任を負いません COMMi および関連会社とその取締役 役員 従業員は 本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります 発行元 : 株式会社コモディティーインテリジェンス 4 東京都中央区日本橋蛎殼町 1 丁目 会社電話 : 会社ファックス メールアドレス : kondo@commi.cc