<4D F736F F D CAD97AF8A7790B692E88AFA95F18D908F91976C8EAE81698DC58F49816A >

Transcription

1 九州大学海外派遣留学生最終報告書 留学先大学名スウェーデン王立工科大学 ( 国名 : スウェーデン ) 留学先学部名 ( またはプログラム名 ) コンピューターサイエンス 帰国後 15 日以内に提出してください 提出された情報は 海外留学 HP に掲載します ( 色のついた部分は掲載しません ) 留学期間 2015 年 8 月 ~ 2016 年 6 月学部 / 学府 年次芸術工学部 / 学府 2 年次 ~ 3 年次留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間 有 無 ( 期間 : 1 年間 ) 遅れる見込みの方はその理由を書いてください (NO. に 印をつける ) 1.4 年次に留学したため 2. 単位が不足するため 3. 新卒で就職したいため 4. その他 ( 具体的に記入 ) 卒業を遅らせないためにどのような配慮や工夫をしましたか? 進路の予定 前項で 1 と答えた方は 就活時期と方法を教えてください ( 予定を含む ) 1. 就職 ( 時期 : 4 月から /( ) 年 ( ) 月から ) 2. 大学院進学 ( 大学学府 / 研究科 ) 3. その他 ( 具体的に : ) 情報解禁になった 4 月ごろから 気になる企業に 説明会に行くことができない旨の連絡をし 帰国後に説明会や面接などの対応をとっていただいた 進学先や就職先の選定に 留学経験が影響しましたか? 留学経験は就職活動の際に役立ちましたか? 1. 留学先大学について 授業 ( カリキュラム等 ) の概要について 今の所 影響していません まだ分かりませんが 海外研修や海外赴任の可能性のある会社では 英語力は評価されると思います 交換留学生の場合 必修科目や履修科目に対する制限は特になく 半期で 30 クレジット 1 年で 60 クレジット以内であれば自由に履修することができました 専門的な ( 工学的な ) 授業の他にも 英語 スウェーデン語を含めた外国語の授業 スウェーデンの歴史や文化 社会についての授業も開催されているので 幅広い教養を身につけることができます また 所属にもよるかもしれませんが プロジェクトベースの授業も用意されているので 教授とマンツーマンでプロジェクトを進めることもできます

2 留学先大学のサポート体制について ( 語学面 / 勉学面 / 精神面 / 住居 生活面など ) 語学面に関しては 先述のように 授業に必要なアカデミックな英語を学ぶ講義が用意されています レベル 目的別に細分化されており 自分に必要な部分を重点的に学ぶことができます ( 例えば オーラルコミュニケーション プレゼンテーション能力に特化したコースや ライティングに特化したコースなど ) また KTH ではタンデムというシステムがあり タンデムパートナーと呼ばれるパートナーを持つことで お互いの言語スキルを高め合うことができます 例えば 日本語を学びたいスウェーデン人と 英語を学びたい日本人が お互いに教えあう といったような感じです 住居に関しては 私は特に問題ありませんでしたが 同じ寮でも部屋に問題がある学生はいたようで 管理人側と揉めている事もありました しかし寮に関しては KTH の管轄ではなく ストックホルム内の学生寮を管理している別の組織の管轄のようです サポートは日本に比べれば手薄ですが きちんと対応はしてくれるので 伝えたい事があればはっきりと聞いてみるのが大切です 留学先大学に対する感想 全体として 基礎よりも実践的な面に重きを置いている大学で その点で日本と対照的でした 日本で基礎を学び こちらの大学で応用を学べたのは 私にとってはバランスが良かったと思います また 非常に歴史ある大学ですので 校舎自体も煉瓦造りの趣があるものがおおく それでいて近代的な建築も取り入れた 非常に素敵なキャンパスでした 図書館も含め 自習可能なスペースもたくさんあり PC ルームも用意されているので 勉強する環境としては素晴らしいと思います また 試験期間の終わりにはイベントホールでパブが開かれたり チャプターという所属ごとの団体に加盟すると 毎週参加自由のパーティーが開かれたりと 勉強以外の側面も充実していると思います

3 同じ大学への留学を希望する人たちへのアドバイス 周りの英語のレベルも高く 先進的 意欲的な大学ですので 非常によい学びの環境だと思います また Armada という学生団体が運営する 有名企業が集まってブースを出し学生と交流するようなイベントがあるので 海外での就職に興味がある方もそうでない方もオススメです 学生生活では 主体性が重要になってきます 少しでも興味があれば積極的に動き 情報を集め 参加してみましょう 最初は分からないことだらけで不安だと思いますが とにかく動き出すことです Arrival day という KTH が設定している日時に到着すれば 学期開始までの期間に学生団体が様々な企画を用意しているので とにかくいろんな人と出会いたい人は そのイベントに積極的に参加することをおすすめします ( 事前予約が必要です ) 2. 事前手続き ( ビザ申請など ) ビザの種類 ビザ申請先 必要書類 手続き方法 手続きに要した時間 その他必要な事前手続き 留学のための居住許可 スウェーデン移民庁 ( 全てウェブ上で手続きできます 上記リンクに全て記載がありますが パスポート スウェーデン内で有効な保険 ( 日本で加入する海外旅行保険など ) 1 年間暮らす貯蓄があることを示す銀行の残高証明 ( または奨学金の決定通知 ) など 申請に先立って用意 加盟しておかなければならないものがあるので注意が必要です 日本のスウェーデン大使館に赴く必要はなく スウェーデン到着後 現地の移民庁に行って顔写真登録と居住許可カード発行を行います 手続き自体はそれほど時間はかかりませんが 上記のように全て揃えることを踏まえると早めに動き出した方が良いです 特にないと思います

4 3. 日常生活 日常生活の概要 感想 勉強以外の時間は オーケストラ活動をしていましたので練習日には練習 特に予定がない日は友人の部屋に集まって一緒にご飯を作って食べたり 一人で家で過ごしたりしていました また 日本語とスウェーデン語の交流会 ( 日本語が主 ) に参加したり コンサートを聴きに行ったり 博物館に行ったりしていました コンサートホールは 25 歳以下ならチケットが半額で手に入る ( 例外あり ) ので 非常にオススメです 生活費 ( 月額 ) 及びおおよその内訳 ( 円換算で ) 日本から持参した方がよいもの (PC や変圧器等の要不要も ) これから留学する人への 日常生活 ( 治安対策を含め ) に関するアドバイス 生活費計 14,2700 円 / 月 ( 生活費内訳 ) 住居費 : 73,000 円 光熱水料 : 0 円 通学費 : 7200 円 食費 ; 50,000 円 電話代 : 1500 円 インターネット代 : 0 円 書籍代 : 1000 円その他 :( 具体的に ) 衣服 生活用品など 10,000 円学費 寮費以外に大学へ納入するもの ( あれば ) 円 ( 徴収された費用の名目を具体的に : ) PC は必須だと思います 寮によっては無線環境がないので 必要であればルーターを用意していくか現地で調達しましょう 変圧器については どうしても日本の製品で海外の電圧に対応していないものを使いたい場合以外は不要と思います 日本食調味料 食材などは ほぼ現地調達可能です ( アジア食材店など ) 物価が高いので そんなに贅沢しているつもりはなくても お金を使ってしまうことがあります 多くの人が 夕飯の残りのパスタなどをタッパーに入れて翌日学校に持って行き お昼にチンして食べています 治安は 他のヨーロッパに比べればいいと思いますが 友人もスリの被害にあったり 移民系を狙った過激派の暴行事件や 銃殺事件が起きているのも事実ですので 気をつけて行動したいところです お金の管理や受け取り ( 銀行口座開設や海外送金, またはクレジットカード持参など ) について, 貴方の留学先国で最も適当な方法を教えてください 滞在期間が 1 年未満の人は口座開設ができないと思いますので 基本的にクレジットカードかデビットカードになると思います スウェーデンはカード決済が広く浸透しており ほぼ全ての店でカードが使えます コンビニでの数百円の買い物も 皆カードで支払っています クレジットカードは 余裕を持って複数枚持って行くことをオススメします また 急な出費に備え 日本の銀行口座に直結のデビットカードを持っておくと 非常に便利かと思います 現地で現金を使うシーンはそれほど多くないので クレジットカードのキャッシング利用でも十分対応できると思います

5 4. 住居 生活環境 住居の種類 ( 印をつける ) 住所 / 電話番号 費用 ( 月額 ) どのようにして見つけたか 寮 ホームステイ 民間アパート その他 ( ) Björksätravägen, Skärholmen, Sweden 5200 SEK / 約 73,000 円 KTH にアプライする際に アコモデーションを希望する欄にチェックを入れれば KTH が自動で割り当てます その際特に希望は出せない ( 一人部屋かシェアルームか 共用キッチンか独立かなど ) ので 与えられた部屋に不満がある場合は新しい物件を自分で探す必要があります 次期留学生に推薦できるかどうか およびその理由 運なので推薦などはないが 完全に独立タイプの寮だったため 他の学生との交流が少なかった 他の寮でキッチンが共用のタイプでは もう少し同じ階の人のコミュニティーがあると思う 掃除など面倒な部分もあるので一長一短です 留学生活を送る上で次期留学生に伝えたい地域情報 生活情報 Gamla Stan は非常に綺麗な 古き良きを大切にした地区 お土産屋なども充実しているので おすすめ 飲食店の物価は高めだが ランチなら手の届く範囲で伝統的なスウェーデン料理が食べられる SoFo と呼ばれる南の方の地区は おしゃれな雑貨店やカフェが多い 誰もが知っている IKEA は キッチン用品を含め生活用品を安く手に入れることができる 少々遠いが 最初の段階で行っておき 必要なものを安く揃えるといい ここでもスウェーデン料理を食べられる しかも安い スウェーデンはセカンドハンドショップが充実している 中古品に抵抗がないならば どんどん活用した方が経済的 Myrorna, Stockholms stadsmission などが大手チェーン 不要な服なども回収 ( 買取ではない ) してくれるので 退去の際にも便利 5. 準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト サイト名 URL コメント sl sl.se スウェーデン生活の手引き Posten ストックホルム内の乗換検索 アプリは Res i Stockholm がおすすめ (iphone) スウェーデンの生活情報が日本語でまとまっている貴重なサイト スウェーデンの郵便局のサイト 英語版あり 少々わかりづらい

6 6. その他の特記事項 携帯についてですが SIM フリー機を持って行った方がいいと思います 現地で購入してもいいですが 購入までタイムラグがあると その間ネットが使えず 特に最初の頃ですので不安になると思います SIM カードは 自分で購入してもいいですが 空港の出口付近で配布しているものや 学校から支給されるものもあり これには月々 500MB のネットサーフが付いていますので 通話分だけチャージすれば安上がりです WiFi が普及しているので ほとんどのカフェや公共施設で利用可能です 日本でいう家電量販店のようなタイプの店はあまりありません Media Markt がそれにあたるとおもいます あとはもっと小規模な店舗で オンラインで注文して受け取りが主流な気がします Facebook アカウントは 持っていた方がいいように感じます 友達同士のコミュニケーションは基本的に messenger で行い 寮のグループも作成されるなど 日本に比べかなり浸透しているように思えます 友達も作りやすいかと思います