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1 タックスプランニング 1. 所得税の基本的な仕組み (1) 暦年単位課税所得税は 個人の1 年間 (1 月 1 日から12 月 31 日まで ) の所得に対して課される (2)10 種類の所得所得税では 所得を発生形態別に10 種類 ( 利子所得 配当所得 不動産所得 事業所得 給与所得 譲渡所得 一時所得 雑所得 山林所得および退職所得 ) に分類している (3) 総合課税と分離課税 総合課税 分離課税 利子所得の金額配当所得の金額不動産所得の金額事業所得の金額給与所得の金額総合課税の譲渡所得の金額一時所得の金額公的年金等の雑所得の金額公的年金等以外の雑所得の金額山林所得の金額退職所得の金額土地等 建物の譲渡所得の金額株式等に係る譲渡所得等の金額先物取引に係る雑所得等の金額 総合課税の所得を合計したものを 総所得金額 という なお 総合課税の長期譲渡所得の金額および一時所得の金額については その2 分の1が他の所得と合算されて総所得金額となる (4) 所得税の超過累進課税所得税は 5% 10% 20% 23% 33% 40% の6 段階の累進税率である (5) 申告納税方式所得税は 納税者自らが税額計算を行って申告 納付する 申告納税方式 である 2. 主な非課税所得 生活用動産の譲渡 国内で発行される公社債( 転換社債型新株予約権付社債などを除く ) の譲渡 給与所得者の通勤手当( 月額最高 10 万円 ) や職務上または転任等のために通常要する出張旅費 公的障害年金 公的遺族年金 雇用保険の失業手当( 基本手当 ) 身体の傷害 疾病により重度障害の状態になったことに基づいて支払を受ける保険金および給付金 ( 死亡保険金を除く ) 1

2 3. 主な所得金額の計算方法 配当所得の金額 不動産所得の金額 事業所得の金額 給与所得の金額 総合課税の譲渡所得の金額 一時所得の金額 公的年金等の雑所得の金額 退職所得の金額 収入金額 - 株式等を取得するための負債の利子 総収入金額 - 必要経費 総収入金額 - 必要経費 給与収入金額 - 給与所得控除額 譲渡収入金額 -( 取得費 + 譲渡費用 )- 特別控除 < 最高 50 万円 > 総収入金額 -その収入を得るために支出した金額- 特別控除 < 最高 50 万円 > 公的年金等の収入金額 - 公的年金等控除額 ( 収入金額 - 退職所得控除額 ) 1/2 土地等 建物の譲渡所得の金額譲渡収入金額 -( 取得費 + 譲渡費用 ) 4. 損益通算 (1) 損益通算できるもの 不動産所得の損失( 土地等の取得に要した負債の利子を除く ) 事業所得の損失 譲渡所得の損失( 総合課税の譲渡 ( ゴルフ会員権など ) による損失 一定の要件を満たした所有期間 5 年超の居住用財産の譲渡による損失などに限る ) 山林所得の損失 上記の4つの損失とは別に 上場株式等の譲渡により生じた損失については 上場株式等に係る配当所得 ( 申告分離課税を選択したもの ) との損益通算が認められている (2) 不動産所得の損益通算規制不動産所得の計算上生じた損失がある場合において 必要経費のうちに 土地等の取得に係る借入金の利子 があるときは 他の所得の黒字と損益通算できる不動産所得の損失の金額は下記の区分に応じそれぞれ次の金額とする 土地等の取得に係る借入金の利子 不動産所得の損失 土地等の取得に係る借入金の利子 < 不動産所得の損失 不動産所得の損失額は全額切り捨てられて ゼロとなる ( 他の所得との損益通算はできない ) 損失のうち土地等の取得に係る借入金利子相当額が切り捨てられ 残った損失を他の黒字の所得と損益通算できる 2

3 5. 主な所得控除適用要件納税者本人または本人と生計を一にする配偶者その他の親族のため医療費控除に年間に一定額以上の医療費を支払った場合納税者本人が 本人または生計を一社会保険料控除にする親族にかかる社会保険料を支払った場合配偶者のその年の合計所得金額が配偶者控除 38 万円以下である場合納税者本人のその年の合計所得金額が 1,000 万円以下で かつ 配配偶者特別控除偶者のその年の合計所得金額が 38 万円超 76 万円未満である場合 扶養控除 6. 医療費控除 納税者本人に控除対象扶養親族がいる場合 控除対象扶養親族とは 納税者本人と生計を一にする配偶者以外の親族等 (16 歳以上 ) であり かつ その年の合計所得金額が 38 万円以下の人をいう 対象となるもの 診療 治療の対価 医師の診療を受けるための通常必要な医療用器具 薬事法に規定する医薬品 通院にかかる電車代やバス代 タクシー代など 控除額 ( その年に実際に支払った医療費 - 給付金等により補てんされる金額 )- 10 万円 または 総所得金額等 5% のいずれか少ないほう 社会保険料支払額 原則として 38 万円 配偶者の合計所得金額により 適用が受けられる控除額が異なる (3 万円 ~ 38 万円 ) 原則として 38 万円 19 歳以上 23 歳未満の控除対象扶養親族 ( 特定扶養親族 ) は 63 万円 70 歳以上の控除対象扶養親族 ( 老人扶養親族 ) は 48 万円 納税者本人または配偶者の親で同居している老人扶養親族 ( 同居老親等 ) は 58 万円 対象とならないもの 人間ドックや健康診断の費用 ( 注 ) 美容整形費用 健康増進のためのビタミン剤 病気やケガの予防のために購入した医薬品 通院のための自家用車のガソリン代や駐車料金など ( 注 ) 人間ドックや健康診断の費用は その診断の結果 重大な疾病が発見され 引き続きその疾病の治療をした場合には 医療費控除の対象となる 7. 住宅借入金等特別控除 ( 住宅ローン控除 ) (1) 主な適用要件 適用を受ける年の合計所得金額が3,000 万円以下 床面積の2 分の1 以上が居住の用に供されるもの 床面積が50m2以上( 登記簿の面積による ) であるもの 借入金の償還期間が10 年以上 借入金を繰上げ返済した場合 その繰上げ返済により借入金の償還期間 ( 最初に返済等をする日から借入金を完済する日までの期間 ) が10 年未満となる場合には それ以後 住宅借入金等特別控除の適用は受けられない 3

4 (2) 控除額 ( 一般的な住宅 ) < 平成 25 年 12 月 31 日までに居住開始の場合 > 居住年 住宅借入金等の年末残高 適用年 控除率 平成 25 年 2,000 万円以下の部分 1 年目から 10 年目まで :1% 8. 確定申告 (1) 給与所得者で確定申告を必要とする人 1 年間に支払を受ける給与等の金額が2,000 万円超の人 給与所得以外の所得がある人で 給与所得および退職所得以外の所得金額の合計額が20 万円超の人 ( ただし 源泉分離課税されている所得 ( 利子所得など ) を除く ) 2ヵ所以上から給与等の支払を受けている人で 年末調整を受けていない従たる給与等の金額と給与所得以外の所得金額の合計額が20 万円を超える人など (2) 年末調整 1 年間に支払を受ける給与等の金額が2,000 万円超の人は年末調整の対象外 給与所得者について 雑損控除 医療費控除および寄附金控除は年末調整によって所得控除できないので 確定申告によって所得控除することになる (3) 申告期限所得税の計算期間の年分の翌年 2 月 16 日から3 月 15 日まで 9. 青色申告 (1) 青色申告対象者 不動産所得( 事業的規模であるか否かは問われない ) 事業所得 または 山林所得 を生ずる業務を行う者 (2) 青色事業専従者給与 青色申告を選択している事業者( 事業的規模を満たす者 ) は 青色事業専従者給与に関する届出書 を所轄税務署長に提出することにより 届出書に記載されている金額 ( 相当と認められる金額 ) の範囲内で青色事業専従者に支払った給与や賞与を必要経費とすることができる 青色事業専従者で給与の支払を受ける人は たとえ適用要件を満たしていたとしても 配偶者控除や配偶者特別控除 扶養控除の対象とならない (3) 純損失の繰越控除青色申告を選択している人は その年の所得金額の計算において損益通算をしてもなお 控除できない損失が生じたときは 確定申告書を提出することにより純損失の金額を翌年以後 3 年間繰り越すことができる 4

5 (4)65 万円の青色申告特別控除の主な適用要件 不動産所得( 事業的規模で不動産の貸付を行っている場合に限る ) または事業所得がある人 正規の簿記の原則に従って取引の内容を詳細に記録している 確定申告書に貸借対照表や損益計算書などの明細書を添付すること ( 注 )65 万円の青色申告特別控除の適用要件を満たさない青色申告者の青色申告特別控除は10 万円となる (5) 青色申告の承認申請手続青色申告を選択する場合には その年の3 月 15 日までに青色申告の承認申請書を所轄税務署長に提出しなければならない ただし 1 月 16 日以後 不動産所得あるいは事業所得などがその年に新たに発生することとなり ( 新規開業 ) その年から青色申告を選択する場合には その業務を開始した日から2ヵ月以内に青色申告の承認申請書を所轄税務署長に提出すれば その年から青色申告を選択することができる 10. 居住用財産の譲渡の特例居住用財産を譲渡する際の特例 所有期間要件 居住期間要件 3,000 万円特別控除 なし なし 軽減税率の特例 10 年超 なし 特定居住用財産の買換え特例 10 年超 10 年以上 5

6 1. 不動産登記 (1) 登記記録の構成 権利部 表題部 表示に関する事項 甲区所有権に関する事項所有権以外の権利乙区に関する事項 不動産 土地 ; 所在 地番 地目 地積等建物 ; 所在 家屋番号 構造 床面積等所有権の保存 移転 差押等抵当権 賃借権 地上権等 登記は義務 登記は任意 (2) 登記の効力 不動産登記 ( 本登記 ) の効力 仮登記 対抗力がある 公信力はない 登記の順位を保全することができる 対抗力はない( 本登記とは異なる ) 2. 借地権 (1) 普通借地権土地賃借権の対抗要件 建物の登記 があれば 第三者に対抗できる 当初の契約期間は 30 年以上契約期間 更新後の存続期間は最初が 20 年以上 それ以後が 10 年以上契約方法制限なし (2) 定期借地権 一般定期借地権 事業用定期借地権等 建物譲渡特約付借地権 10 年以上 50 年未満 契約期間 50 年以上 30 年以上 50 年未満 10 年以上 30 年未満 30 年以上 建物の利用目的 制限なし 事業用に限る ( 社宅も不可 ) 制限なし 契約方法 書面であれば可 公正証書に限る 制限なし 3. 借家権 (1) 建物賃貸借 ( 借家権 ) 対抗要件 建物の引渡し があれば 第三者に対抗できる契約期間等 1 年以上 (1 年未満で定めると 期間の定めがないものとみなされる ) 契約方法制限なし (2) 定期建物賃貸借 ( 定期借家権 ) 契約期間 自由に定めることができる (1 年未満の契約も有効 ) 契約方法 書面であれば可 ( 公正証書など ) 4. 区分所有法原則として 敷地利用権と専有部分を分離して処分することがで分離処分の禁止きない ( ただし 規約により可能とすることはできる ) 規約の設定 変更 廃止区分所有者および議決権の各 3/4 以上の多数により決議する建替え区分所有者および議決権の各 4/5 以上の多数により決議する 区分所有者全員に及ぶ規約 集会の決議の効力 建物 敷地等の使用方法については専有部分の占有者( 賃借人やその家族等 ) にも及ぶ専有部分の床面積登記は 内法面積 不動産広告はそれより広い 壁芯面積 で記載される 6

7 5. 建築基準法 道路規制 建ぺい率 容積率 防火規制 建築基準法上の道路原則 : 幅員 4m 以上の道路法 都市計画法等による道路 一定の私道等をいう例外 :2 項道路 ( 幅員 4m 未満の一定のもの ) 接道義務都市計画区域 準都市計画区域内の建築物の敷地は原則として建築基準法上の道路に2m 以上接していなければならない セットバック幅員 4m 未満の道路に接している土地は 原則として道路中心線から水平距離 2mの位置を道路境界線とみなす ( セットバック部分は 建ぺい率 容積率の計算上 敷地面積に算入できない ) 建ぺい率 = 建築面積 / 敷地面積 建ぺい率の緩和( 下記いずれかなら 10% 両方なら 20% 加算 ) 建ぺい率が 80% の地域以外で かつ防火地域内にある耐火建築物 特定行政庁が指定する角地等 建築物の敷地が建ぺい率の異なる地域にわたる場合は加重平均 容積率 = 延べ面積 / 敷地面積 前面道路の幅員による制限前面道路の幅員が 12m 未満の場合は その幅員に基づいて計算した容積率と都市計画で指定された容積率とのいずれか小さいほうが適用される 建築物の敷地が容積率の異なる地域にわたる場合は加重平均建築物が防火地域と準防火地域にわたる場合は 原則として防火地域の規制 ( 厳しいほう ) が適用される 6. 土地の価格公示価格 基準地標準価格 相続税路線価 固定資産税評価額 実施機関 国土交通省 都道府県 国税局 市町村 評価時点 毎年 1 月 1 日 毎年 7 月 1 日 毎年 1 月 1 日 基準年度の前年の 1 月 1 日 調査頻度 1 年に1 回 1 年に1 回 1 年に1 回 3 年に1 回 評価割合 100% 100% 公示価格の 80% 程度 公示価格の 70% 程度 7. 不動産の税金 (1) 不動産の取得にかかる税金 印紙税 登録免許税 不動産取得税 作成した契約書の部数すべてが課税対象( 単なるコピーは除く ) 印紙の貼付漏れや割印漏れの場合も契約は有効( 但し 過怠税が課される ) 不動産を登記する場合に国により課される 課税標準は 原則として 固定資産税評価額 抵当権設定登記の課税標準は 債権金額 不動産を売買 交換 贈与 新築 増改築により取得した場合 都道府県より 登記の有無を問わずに課される ( 相続 法人の合併は非課税 ) 課税標準は 固定資産税評価額 宅地の場合は 固定資産税評価額 1/2 住宅 土地の税率は 特例として3%( 本則 4%) 7

8 10. 投資分析DCF法(2) 不動産の保有にかかる税金 固定資産税 都市計画税 納税義務者:1 月 1 日現在 固定資産課税台帳に所有者として登録されている者 納付方法: 通常 4 回に分けて納付 ( 第 1 期に全額納付することもできる ) 税額: 固定資産税評価額 ( 課税標準 ) 1.4%( 標準税率 ) 住宅用地の課税標準の軽減措置 200 m2以下の部分 ( 小規模住宅用地 ) 固定資産税評価額 1/6 200 m2超の部分 ( 一般住宅用地 ) 固定資産税評価額 1/3 税額: 固定資産税評価額 ( 課税標準 ) 0.3%( 上限 ) 住宅用土地の課税標準の軽減措置 200 m2以下の部分 ( 小規模住宅用地 ) 固定資産税評価額 1/3 200 m2超の部分 ( 一般住宅用地 ) 固定資産税評価額 2/3 (3) 不動産の譲渡にかかる税金 ( 居住用財産の譲渡にかかる税率 ) 区分 所有期間 特別控除 税率 5 年以下 一律 39%( 所得税 30% 住民税 9%) 居住用財産 5 年超 10 年以下一律 20%( 所得税 15% 住民税 5%) 3,000 万円 ( 自宅 ) 6,000 万円以下 14%( 所得税 10% 住民税 4%) 10 年超 6,000 万円超 20%( 所得税 15% 住民税 5%) 8. 宅地建物取引業法 免許権者 1 つの都道府県内にのみ事務所を設置する場合 : 都道府県知事の免許 2 つ以上の都道府県に事務所を設置する場合 : 国土交通大臣の免許 媒介契約 一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約 特徴 他の業者に重ねて依頼できる 自己発見取引; 可 他の業者に重ねて依頼できない 自己発見取引; 可 他の業者に重ねて依頼できない 自己発見取引; 不可 有効期間 法定期限なし 3ヵ月 3ヵ月 業務処理状況の報告義務 なし 2 週間に1 回以上 1 週間に1 回以上 9. 不動産の売買 相手方が契約の履行に着手するまでは 買主は手付金を放棄することにより 手付金売主は手付金の倍額を買主に償還することにより 売買契約を解除できる 民法上 一戸建住宅等の売買契約締結後 引渡しまでに建物が天災等によ危険負担り滅失した場合 買主が売主に対して代金を支払わなければならない 特約により 契約の解除をできるようにすることができる瑕疵担保責任 売買契約を締結したときにすでに隠れた瑕疵が生じていた場合 売主は買主に瑕疵担保責任を負う ( 民法上は 買主が瑕疵を知ってから 1 年間 ) NPV 法 ( 正味現在価値法 ) IRR 法 ( 内部収益率法 ) レバレッジ効果 NPV= 各期に発生する純収益の現在価値合計 + 復帰価格の現在価値 - 投資予定額 NPV>0 投資価値がある ( 大きいほど採算性が高い ) NPV<0 投資価値がない IRRとは 各期に発生する純収益の現在価値合計 + 復帰価格の現在価値 = 投資予定額 となる収益率 ( 大きいほど採算性が高い ) IRR> 期待収益率 投資価値がある 少額の投資資金で大きなリターンが期待できること 不動産の投資利回りより借入利率が低いときに生じる 8

9 相続 事業承継 1. 相続の開始と相続人の選択相続の開始被相続人の死亡のときに 死亡時の住所地において相続が開始する単純承認何の意思表示もしなければ単純承認したものとみなされる相続の開始があったことを知ったときから3ヵ月以内に相続人全員相続人限定承認で家庭裁判所に申述しなければならないの選択相続の開始があったことを知ったときから3ヵ月以内に家庭裁判所放棄に申述しなければならない ( 単独で申し立てることができる ) 2. 相続人と相続分 相続人 法定相続分 配偶者および子 配偶者 1/2 子 1/2 配偶者および直系尊属 配偶者 2/3 直系尊属 1/3 配偶者および兄弟姉妹 配偶者 3/4 兄弟姉妹 1/4 代襲相続人 被相続人の子 兄弟姉妹 ( 一代限り ) に認められるが 直系尊属には認められない 代襲原因は 以前死亡 欠格 廃除 の 3 つ ( 相続放棄は含まれない ) 3. 遺産分割現物分割換価分割代償分割 遺産そのものを分ける遺産を処分した代金を分ける特定の相続人が現物を取得し 他の相続人に対して自己の財産を交付する 代償分割の内容を遺産分割協議書に記載する 代償交付財産は贈与税の対象とならない( 相続税の対象 ) 4. 遺言遺言の種類 作成方法 証人 家庭裁判所の検認 自筆証書遺言遺言者が全文 日付 氏名を自書し押印する 不要 遺言者が証書に署名 押印して封印し 公必要秘密証書遺言証役場で証明してもらう 2 人以上遺言者が口授した内容を公証人が筆記し 公正証書遺言不要遺言者と立会人に読み聞かせて作成する 5. 遺留分遺留分権利者配偶者 子 直系尊属 ( 兄弟姉妹に遺留分はない ) 遺留分の割合原則として相続財産の1/2( 相続人が直系尊属のみの場合は1/3) 遺留分減殺請求遺留分の権利を主張すること 6. 相続税 (1) 課税価格の計算 非課税財産 墓地 仏壇 仏具 死亡保険金 死亡退職金のうち 500 万円 法定相続人の数 までの金額 < 相続税計算上の 法定相続人の数 に関する規定 > 養子の数の制限実子がいる場合 :1 人実子がいない場合 :2 人相続放棄した者放棄がなかったものとして 法定相続人の数 に含める 債務控除できる : できない : 生前贈与加算 : 被相続人の未払所得税 未払医療費 預り敷金債務 : 墓地買入未払金 保証債務 弁護士費用葬式費用 : 通夜費用 本葬費用 死体捜索 運搬費用 : 香典返戻費用 法会費用 遺体解剖費用 相続または遺贈により財産を取得した者が被相続人から相続開始前 3 年以内に受けた贈与財産 ( 暦年課税 ) は相続税の課税価格に加算される 9

10 (2) 相続税の計算と申告基礎控除 5,000 万円 +1,000 万円 法定相続人の数課税遺産総額を法定相続人が法定相続分通りに分けたと仮定して各相相続税の総額続人が取得することとなる財産額を計算し それぞれの財産額に対して相続税の累進税率を乗じて求めた相続税を合計して算出する 各人が負担する相続税額は 実際に取得した財産の取得割合により 相続税の総額を按分して計算する 各人の納付税額( 税額加算 税額控除 ) 各人の算出税 配偶者および被相続人の子 父母 代襲相続人となっ 2 割加算額 納付税額た孫など 以外の人が財産を取得した場合配偶者が1 法定相続分または21 億 6,000 万円のいず配偶者のれか多い金額までの財産を相続しても配偶者の相続税税額軽減額はゼロとなる 申告期限 相続の開始があったことを知った日の翌日から 10 ヵ月以内 (3) 延納と物納 相続税額が 10 万円超であること相続税の延納 担保を提供すること( 延納税額が 50 万円未満で延納期間が3 年以下の場合は担保不要 ) 物納できる財産は相続財産に限られる相続税の物納 物納財産の収納価額は 原則として 相続税の課税価格の計算の基礎となった相続税評価額 7. 贈与税基礎控除 特例 贈与税の配偶者控除 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税の特例 申告期限 その他 110 万円 配偶者から一定要件を満たす居住用不動産または居住用不動産購入資金の贈与を受けた場合には 基礎控除 (110 万円 ) とは別に 2,000 万円の配偶者控除の適用を受けられる 贈与の日において婚姻期間が 20 年以上である場合が対象 本特例を適用したら 贈与税がゼロとなっても贈与税申告が必要 直系尊属から一定要件を満たす住宅取得等資金の贈与を受けた場合には 条件に応じ 下記表の金額を限度として贈与税が非課税となる住宅用家屋 (50 m2以上 240 m2以下 ) 除く贈与年省エネ性 耐震性を完備左記以外平成 25 年中 1,200 万円 700 万円平成 26 年中 1,000 万円 500 万円 東日本大震災の被災者 1,500 万円 1,000 万円 ( 平成 24~26 年中 ) 本特例を適用したら 贈与税がゼロとなっても贈与税申告が必要贈与を受けた年の翌年 2 月 1 日から3 月 15 日まで 相続開始年の贈与は 贈与税ではなく相続税の対象となる 死因贈与は 贈与税ではなく相続税の対象となる 8. 相続時精算課税制度 贈与者は 65 歳以上の父または母 受贈者は 20 歳以上の子 ( 代襲相続人である孫等含む ) 特別控除額 2,500 万円を超える部分には 20% の贈与税がかかる 本制度を 1 度選択したら 選択を取り消すことはできない 本制度を選択したときは たとえ贈与税がゼロであっても贈与税申告が必要 贈与者が死亡したときは 本制度による贈与財産の価額を相続財産に加算して相続税を計算する 一定要件を満たす 住宅取得等資金の贈与 を受けた場合 贈与者の年齢制限は無い 10

11 9. 財産評価 (1) 土地借地権 ( 普通借地権 ) 評価額 = 自用地評価額 借地権割合貸宅地 ( 底地 ) 評価額 = 自用地評価額 (1- 借地権割合 ) 貸家建付地評価額 = 自用地評価額 (1- 借地権割合 借家権割合 賃貸割合 ) 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 特定事業用宅地等は 400 m2まで 80% の評価減 特定居住用宅地等は 240 m2まで 80% の評価減 ( 配偶者が取得した場合は 申告期限までの所有 居住要件なし ) 貸付事業用宅地等は 200 m2まで 50% の評価減 (2) 建物 自用建物 評価額 = 固定資産税評価額 貸付用建物 ( 貸家 ) 評価額 = 自用建物評価額 (1- 借家権割合 賃貸割合 ) (3) 生命保険契約に関する権利 定義 被相続人が保険料を支払っていたが 相続開始時においてまだ保険事故が発生していない生命保険契約 ( 掛捨ての生命保険契約を除く ) 評価 相続開始時に支払われることとなる 解約返戻金の額 (4) 上場株式次の a~d のうち最も低い価額で評価する a. 課税時期の最終価格 b. 課税時期の属する月の毎日の最終価格の平均額上場株式 c. 課税時期の属する月の前月の毎日の最終価格の平均額 d. 課税時期の属する月の前々月の毎日の最終価格の平均額 ( 課税時期 = 相続発生の日または贈与の日 最終価格 = 終値 ) 10. 相続対策相続税対策 財産の評価引下げ対策 財産の移転対策 納税資金対策相続対策遺産分割対策 ( 代償分割など ) 11. 自社株評価 (1) 同族株主等の自社株評価 配当 利益 簿価純資産 の3つの要素により評価する類似業種比準価額 配当 利益 簿価純資産 の3 要素を小さくすることで株式の評価額を引き下げることができる 資産額を時価( 相続税評価額 ) で評価するため 赤字の法人であっても資産の含み益が大きければ純資産価額は高くなる純資産価額 保有している上場株式や土地の時価( 相続税評価額 ) が上昇すれば 純資産価額は上昇する 大会社の株式は 類似業種比準価額 と 純資産価額 のいずれか低い価額で評価する折衷価額 中会社 小会社の株式は 類似業種比準価額と純資産価額との折衷価額 と 純資産価額 のいずれか低い価額で評価する (2) 同族株主等以外の自社株評価 配当還元価額 ( 特例的評価方法 ) 1 株当たりの資本金額を 50 円とした場合の年配当金額が 2 円 50 銭未満である場合は 2 円 50 銭とする 一般的に配当還元価額は純資産価額よりも低くなる 11

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cf 遺贈 : 遺言によって財産が移転 遺贈者 贈与税の対象となる贈与 死亡時 遺言 一方的な意思表示 受遺者 相続税 財産を取得した受贈者 ( 個人 ) にかかる税金 贈与者 財産 受贈者 個人 個人 贈与税 法人 個人 所得税 ( 一時所得か給与所得 ) 個人 法人 法人税 2 単純贈与特殊の贈与1. 贈与と贈与税贈与契約贈与者 ( 生前 ) 第 5 章相続 事業承継 財産の無償提供受贈者受諾当事者双方の合意による 贈与税 書面による贈与契約 : 一方的な取消は不可 ( 合意の上での契約解除は ) 贈与の種類 口頭による贈与契約 : 贈与の履行前であれば取消可 ( 履行後は ) 通常の贈与 : ( 下 3つ意外の贈与 ) 贈 定期贈与 : 毎年一定額を一定期間贈与する与(

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