cf 遺贈 : 遺言によって財産が移転 遺贈者 贈与税の対象となる贈与 死亡時 遺言 一方的な意思表示 受遺者 相続税 財産を取得した受贈者 ( 個人 ) にかかる税金 贈与者 財産 受贈者 個人 個人 贈与税 法人 個人 所得税 ( 一時所得か給与所得 ) 個人 法人 法人税 2

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1 単純贈与特殊の贈与1. 贈与と贈与税贈与契約贈与者 ( 生前 ) 第 5 章相続 事業承継 財産の無償提供受贈者受諾当事者双方の合意による 贈与税 書面による贈与契約 : 一方的な取消は不可 ( 合意の上での契約解除は ) 贈与の種類 口頭による贈与契約 : 贈与の履行前であれば取消可 ( 履行後は ) 通常の贈与 : ( 下 3つ意外の贈与 ) 贈 定期贈与 : 毎年一定額を一定期間贈与する与( 例 ) 毎年 100 万を5 年間贈与する 負担付贈与 : 贈与の代わりに 借入金などの返済を一部負担させる ( 例 ) 土地の贈与の代わりに借入金を負担する 死因贈与 : 贈与者の死亡によって効力が発生 ( 例 ) 私が死んだら自宅をあげる 税相続税 合意によるもの 1

2 cf 遺贈 : 遺言によって財産が移転 遺贈者 贈与税の対象となる贈与 死亡時 遺言 一方的な意思表示 受遺者 相続税 財産を取得した受贈者 ( 個人 ) にかかる税金 贈与者 財産 受贈者 個人 個人 贈与税 法人 個人 所得税 ( 一時所得か給与所得 ) 個人 法人 法人税 2

3 贈与税の課税財産 本来の贈与財産 金銭によって見積もることができる財産 死因贈与以外のもの ( 例 ) 金銭 土地 家屋 株式など みなし贈与財産 実質的な経済効果が贈与と同じもの 生命保険金等の受取保険料の支払い = 受取人のケース 低額譲渡 法人 個人は ( 契約者 ) 時価よりも著しく低い価格で財産の譲渡を受けた場合 ( 例 ) 時価 1 億円の土地を3000 万円で譲渡した ( 時価 ) 通常の取引価額 - 譲渡価額贈与税対象 1 億円 万円 = 7000 万円 上場株式 土地 建物等の場合 相続税 ( それ以外の場合 ) 相続税評価額 - 譲渡価額 3

4 負担付贈与 ( 例 )1000 万の土地に借入金が 600 万ある場合 通常の取引価額 - 負担額 贈与税対象 1000 万円 万円 = 1400 万円上場株式 土地 建物等の場合 ( それ以外の場合 ) 相続税評価額 - 負担額 受贈者が負担を履行しない場合は解除できる 債務免除 ( 例 ) 子の借金を親が代わりに返済した場合 4

5 贈与税の非課税財産 贈与財産のうちでも 財産の性質や贈与目的から課税対象とはならないもの 法人からの贈与 所得税 扶養義務者からの生活費や教育費で通常必要と認められるもの それを使って 株式などの金融商品を購入するような場合は 離婚による財産分与 社交上 必要とされる香典 贈答 見舞金 祝物など 相続が開始となった年に被相続人から受けた贈与財産 相続税 ( つまり ある年に贈与をうけたが その贈与者がその年に亡くなって 相続した場合 ) 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度 直系尊属 父母 祖父母 贈与 住宅取得増改築の資金 贈与を受けた年の 1/1 において 20 歳以上の者 一定金額まで非課税 翌年 3/15 までに住宅を取得 居住 翌年 2/1~3/15 までに申告 暦年課税や相続時精算課税との併用も可 5

6 参考問題 1 ( 問題集 P266 H21 年 5 月学科問題 51) 贈与税の課税に関する次の記述のうち 最も不適切なものはどれか 1. 父から子への土地の所有者の名義変更が無償で行なわれた場合には 原則として その土地が父から子へ贈与されたものとして 贈与税の課税対象となる 2. 子が父から土地を使用貸借により借り受けて家屋を建築した場合には 借地権相当額が父から子へ贈与されたものとして 贈与税の課税対象となる ( ヒント : P188 土地の利用に関する権利 ) 3. 父が子へ著しく低い対価で土地を売却した場合には 原則として その土地の売却時の時価と支払われた対価との差額に相当する額が父から子へ贈与されたものとして 贈与税の課税対象となる 4. 父が信託の委託者で 子が当該信託の受益者である場合には 当該信託の効力が生じた時に 父から子への信託受益権が贈与されたものとして 贈与税の課税対象となる ( 補 : 保険料負担者 = 年金受取人の個人年金保険も同様 ) 6

7 与税額速算表贈2. 贈与税の計算と申告 納付 贈与税の計算 ( 原則 ) 暦年単位課税 1/1~12/31 までの贈与 A = 贈与税の課税価格本来の贈与財産 + みなし贈与財産 - 非課税財産 - 基礎控除額 110 万円 B 税率 - 控除額 C P 万までは税金がかからない 申告の必要なし 7

8 贈与税の配偶者控除 ( 増築も含む ) 一定の要件を満たす配偶者から居住用不動産またはその購入資金を贈与 要件 婚姻期間が 20 年以上 同じ配偶者からは 1 回のみ 贈与を受けた居住用の不動産に翌年の 3 月 15 日までに居住し 居住継続見込みであること 最高で 2000 万まで贈与税がかからずにすむ ( 基礎控除とは別枠 ) つまり 2110 万まで無税で贈与可 1 店舗併用住宅の場合 居住用の部分から優先的贈与とみなす 2 3 年以内の相続が発生した場合 控除のある 2000 万までの部分については相続税はかからない 手続き贈与税の申告 ( 翌 2 月 1 日 ~3 月 15 日 ) 贈与税ゼロでも必要 8

9 申告期限と納付方法 贈与税の申告と納付 納期限 : 3 月 15 日 遅れると延滞税あり受贈者贈与の翌年の2 月 1 日 ~3 月 15 日受贈者の納税地の所轄税務署長に申告 基礎控除額 110 万円以下の贈与については申告不要 配偶者控除 相続時精算課税制度 直系尊属からの住宅取得等資金の贈与適用の場合は申告が必要 ( 贈与税ゼロでも申告 ) 延納 原則 現金による一括納付 一定の要件を満たす場合には 延納も可 (5 年以内 ) 納付税額が 10 万円以上 金銭による一括納付が困難など 注意物納は ( 相続税の場合は ) 9

10 3. 相続時精算課税制度 贈与時点の P197の例親 H22: 贈与税 0 H23: 1000 万 20%=200 万 H24: 500 万 20%=100 万 合計 300 万 親 ( 父母 ) 子 20 歳以上 ( 贈与の年の1/1 時点 ) 65 歳以上祖父母 ( 代襲相続も含む ) 贈与財産が住宅取得資金ならば父母の年齢要件なし 2000 万 1500 万 500 万相続時親贈与贈与贈与 H22 H23 H24 H32 贈与財産合わせて累計 2500 万まで非課税 ( 特別控除額 ) 4000 万相続税算出の結果 + 最初の贈与時相続時精算課税制度 ( 通常の ) 暦年課税制度 残額について贈与税一律 20% 受贈者が選択 子 相続財産 1 仮に 500 万の場合 2 ゼロの場合 1: 差額 200 万が相続税 2: すでに支払った 300 万の贈与税はすべて還付 精算課税制度を選択した場合 : 翌年 2 月 1 日 ~3 月 15 日までに 相続時精算課税選択届出書 を提出 贈与時の時価による評価 ( つまり 金融商品を贈与された場合で 相続時に値上がりしていても贈与時の時価のままで合算する ) 10

11 1 度この制度を選択すると 撤回は 相続時まで継続適用 暦年課税精算課税 贈与回数の制限なし 贈与税がなくても申告が必要 4. 相続と法律 相続人の範囲と順位 被相続人の財産を引き継げる人 民法の定める相続人 配偶者 ( 常に相続人 ) 被相続人の子 ( 第 1 順位 ) 被相続人の直系尊属 ( 第 2 順位 ) (1. 父母 2. 祖父母 ) 被相続人の兄弟姉妹 ( 第 3 順位 ) 欠格と廃除は代襲相続あり 相続放棄は適用なし 亡くなっているとき代襲相続 ( 直系卑属へ ) 11

12 民法上と相続税法上との違い 民法 胎児は生まれたもの 養子は何人でも相続人 相続放棄者は相続人の数に入れない ( 代襲も ) 例 相続人は一致しない 相続税法 計算上 法定相続人 胎児は生まれていないもの 養子の数は限定 ( 実子あり ) 1 人まで ( 実子なし ) 2 人まで 相続放棄者も 法定相続人の数に入る 特別養子 代襲相続の養子は被相続人 A 実子扱い妻 B 長男 C 次男 D( 相続放棄 ) 養子 E 養子 Fの場合 民法上の相続人 : 4 人妻 B 長男 C 養子 E 養子 F 相続人になることができない人 相続開始前にすでに死亡相続人の欠格事由にあたる人相続人から廃除されている人相続人の放棄をしている人 法定相続人 :4 人妻 B 長男 C 次男 D 養子 E か F (1 人のみ ) 12

13 法定相続分 ( 復習 ) 1 配偶者と子のみ 遺言がない場合の 民法上に定められた相続割合 実際 まず配偶者が1/2 残りの1/2 を子が分ける ( 第 1 順位 ) 2 配偶者と父母のみ 子がない 第 2 順位の父母へ ( 第 3 順位の次男は ) まず配偶者が 2/3 残りの 1/3 を父母が分ける 法定相続分はあくまでも目安であって 実際には話し合いによって決める 父 被相続人 被相続人 子 A 子 B 1/6 1/6 長男 次男 子なし 配偶者 1/4 1/4 母 配偶者 1/2 1/2 残り 2/3 残り 1/3 13

14 父 母 3 配偶者と兄弟姉妹子がない 両親もすでに死亡 兄弟姉妹へ ( 第 3 順位 ) まず配偶者が 3/4 残りの 1/4 を兄弟姉妹が人数によって分ける 次男長女 1/8 1/8 被相続人 残り 1/4 子なし 配偶者 3/4 順位と配偶者取り分との関係をおさえる Point 配偶者は必ず相続人 順位に応じて 配偶者の相続分を決める その残りを同順位の人数によって均等に配分する 実子と養子は 相続分は同じ非嫡出子 ( 婚姻関係がない場合の子 ) は嫡出子の 1/2 14

15 相続の承認と放棄 被相続人の財産 プラスの財産 ( 資産 ) もマイナスの財産 ( 債務 ) もある 選ばないと すべて相続 : 単純承認 3ヶ月以内一部の債務のみ相続 : 限定承認全員選択積極財産の範囲で消極財産 ( 負債 ) を支払う すべてを放棄 : 放棄の場合について 相続放棄 単独も 相続開始を知った日から 3 ヶ月以内に家庭裁判所へ申述 いったん申述すると取消 撤回は 放棄をすると その子は代襲相続人になることができない 生前に相続の放棄は 相続を放棄した人がもらえないのは 被相続人から直接取得する相続財産 生命保険金 死亡退職金などの みなし相続遺贈財産 は受け取ることが可能 これらは被相続人が保有する財産そのものではなく 亡くなった結果として生じるもの 15

16 参考問題 2 ( 問題集 P256 H20 年 9 月学科問題 55) 限定承認に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか 1. 相続人が自己のために相続があったことを知った時から 原則として 3 ヶ月以内に限定承認または放棄をしなかったときは 単純承認をしたものとみなされる 2. 相続の限定承認とは 被相続人の消極財産を限度として 積極財産を相続することである 3. 相続人が数人いる場合 各相続人は単独で限定承認する旨を家庭裁判所へ申述することができる 4. 相続人が家庭裁判所へ限定承認する旨の申述をした場合 相続があったことを知った 10 ヶ月以内であれば 限定承認を取り消すことができる 16

17 遺言なし 協議分割 : 共同相続人全員の協議で分割を行なう ( 全員の同意 ) 5. 遺産分割 協議不成立 遺産分割の方法 効力 相続開始時にさかのぼる 具体的な取得財産を決定する手続き 指定分割 : 被相続人が遺言によって指示する分割方法最優先 調停分割 : 家庭裁判所の調停により分割 審判分割 : 家庭裁判所の審判により分割 遺産分割協議書 ( 書面 ) を作成 ( 書式は自由 相続人全員の署名押印が必要 1 人が作成してもよい 作成に期限なし ) 共同相続人に未成年の子がいる場合 子の特別代理人を選任する必要あり 法定相続分に拘束 財産分割の方法 父 ( 被相続人 ) 自宅 相続財産 実際の財産を分割する方法所得税 住民税 Aのみ取得子 A Aの財産 ( 代償交付財産 ) 子 B 子 C 相続人 時価取得相続税 17

18 換価分割自宅を売却 6000 万 A B C で分割 代償分割 A のみが相続財産の自宅をもらう B と C にはかわりに A の財産を分ける 6. 遺言 遺留分 遺言 15 歳以上であること 正常な判断能力があること 一定の方式を整えること ( 遺言行為は法定 ) 共同での遺言は無効 単独でのみ可 遺言の撤回は自由 自筆証書遺言公正証書遺言秘密証書遺言 P209 の表 家庭裁判所での検認が必要 検認が必要 18

19 参考問題 3 ( 問題集 P258 H19 年 1 月学科問題 53) 遺言に関する次の記述のうち 正しいものはどれか 1. 普通方式遺言には 自筆証書遺言 公正証書遺言 秘密証書遺言があるが 公正証書遺言が最も安全確実で 遺言の存在および内容を秘密にできることから多用されている 2. 公正証書遺言は 証人 2 人以上の立会いが必要であり 遺言者と利害関係がある者は証人になれないが 公証人の配偶者は承認となれる 3. 遺言者が公正証書遺言を取り消す場合において 前の遺言を取り消す遺言を作成するときは その遺言書は公正証書遺言による必要はない 4. 公正証書遺言については 相続発生後 公証人が家庭裁判所に検認の申し立てを行い 相続人の立会いの下に家庭裁判所で検認を受ける必要がある 19

20 遺留分 ( 配布資料 :H20 年 1 月実技第 5 問 H19 年 9 月実技第 5 問 ) 遺留分が認められている一定の相続人 ( 遺留分権利者 ) に与えられた相続財産の最低保証割合 配偶者 子 ( 代襲あり ) 直系尊属 相続人遺留分の割合直系尊属のみ法定相続分 1/3 その他 ( 例 ) 配偶者のみ 子のみ 法定相続分 1/2 配偶者 + 子 配偶者 + 父母 配偶者 + 兄弟姉妹など ただし兄弟姉妹には遺留分はない 遺留分減殺請求権 相続があったことを知った日から 1 年以内知らなかったときは相続開始から 10 年以内 に行使しないとき 遺留分の放棄時効により消滅相続開始前 家庭裁判所の許可が必要相続開始後 許可不要 算定基礎には 生前贈与財産 ( 相続開始前 1 年以内 ) も含む 20

21 課税価格相続税の( 生前の借入金 葬儀費用など ) 7 相続税の計算 ( 配布資料 :H20 年 1 月実技第 5 問 ) 相続税の計算の全体像 (P223) 第 1 段階それぞれの相続人ごとに 取得した相続財産の価格 ( 相続税の課税価格 ) を計算する 本来の相続財産 + みなし相続遺贈財産 ( 生命保険金 死亡退職金など ) - 非課税財産価額 - 債務控除額 + 生前贈与財産額 生命保険金死亡退職金 それぞれの非課税限度額 (P217) = 500 万円 法定相続人の数放棄 養子も含む 相続時精算課税制度による贈与分 ( 贈与時の時価 ) 相続開始前 3 年以内の贈与分 ( 贈与時の時価 ) 特別養子 実子扱い普通養子 実子が他にいれば 1 人まで実子がいなければ 2 人まで 被相続人の死亡後 3 年以内に支給が確定したもの 実際の支払 21

22 例 第 1 段階において 各相続人の課税価格を算出 被相続人実際の相続財産価格を算出している 実際の相続価格 子 A 子 B 配偶者 1 億円 被相続人の合計課税価格 2 億円 養子と放棄は含めることに注意 この例では 法定相続人は 3 人 5000 万 5000 万 第 2 段階 第 3 段階 課税遺産総額の計算 課税価格 ( 配偶者 ) 課税価格 ( 子 A) 課税価格 ( 子 B) 2 億円 合計 1 課税遺産総額の按分計算 8000 万 遺産に係る基礎控除 = 課税遺産総額 5000 万 万 法定相続人数 法定相続人が法定相続分を取得したとして按分する 1 億 2000 万 被相続人配偶者子 A 子 B 1/4 1/ 万 3000 万 1/ 万 22

23 2 各人の相続税額の計算 相続税の速算表から 1 で求めた按分後の課税財産に 所定の税率をかけて 相続税額を計算する 配偶者 子 A 子 B 6000 万 30%-700 万 =1100 万 それぞれ 3000 万円 15%-50 万 =400 万 合計 第 4 段階 3 相続税の総額 ( 分割方法によらず総額は一定 ) 1100 万 +400 万 +400 万 =1900 万 各人の納付する相続税額 ( 算出税額 ) の計算 1900 万 相続税の総額 各人の課税価格 課税価格の合計 相続税の総額を実際に取得した課税価格に応じた相続割合で按分する 配偶者 子 A 子 B 1900 万 1 億 /2 億 = 950 万 1900 万 5000 万 /2 億 =475 万 配偶者の税額控除により税額はゼロ 1 子の相続税 23

24 取得者の事情を考慮して 相続人ごとに一定の加算や控除の調整をする 相続税額の 2 割加算 相続税額の + 相続税額の 2 割加算 相続税額の - 配偶者の税額軽減 その他の税額控除 贈与税額控除額 未成年者控除額 障害者控除額など 被相続人の 1 親等 ( 代襲を含む ) 子 父母配偶者 以外の場合 ( 例 ) 被相続人の兄弟姉妹代襲相続以外の孫 相続税額の 2 割を加算する 相続税額 = 算出税額

25 配偶者の税額軽減 法定相続分または 1 億 6000 万円までの相続 ( 遺贈も ) 贈与税額控除 納税が免除 ( ただし 申告書の提出は必要 ) 婚姻期間は問わない 相続放棄の人も 未分割の財産は含めない ただし 申告時に未分割でもその後分割して 3 年以内ならば更生の請求により軽減適用ができる 相続時精算課税制度の適用により贈与された財産相続開始前 3 年以内に贈与を受けた財産 これらについての贈与税分は控除できる これらの調整をおこなって 最終的に各人の納付すべき相続税額が算出される 25

26 参考問題 4 ( 問題集 P262 H20 年 5 月学科問題 55) 配偶者に対する相続税額の軽減 ( 以下 配偶者の税額軽減 という ) に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか 1. 相続税の遺産に係る基礎控除額を超える相続財産がある場合には たとえ配偶者の税額軽減の適用を受けて納付すべき相続税額がゼロとなるときでも 相続税の申告は必要である 2. 配偶者の税額軽減の適用を受けることができるのは 被相続人との婚姻期間が 20 年以上の配偶者に限られる 3. 配偶者の税額軽減は 相続税の申告期限までに遺産分割が行なわれなかった場合でも 原則として その申告期限から 5 年以内に遺産分割が行なわれれば適用を受けることができる 4. 被相続人の配偶者が遺贈により取得した財産については 配偶者の税額軽減の適用対象とはならない 参考問題解答 ( 問題 1) 2 ( 問題 2) 1 ( 問題 3) 3 ( 問題 4) 1 26

27 ( 補 ) 宅地の評価について 路線価方式 1. 標準的な場合奥行価格補正率 =1.0 この道路に接する標準的な宅地の評価額市街地的な地域の場合 1m2あたり宅地の評価 = 路線価 地積 300 千円 ( 宅地面積 ) その宅地が接している道路につけられている価格 ( 公示価格の80%) 1 m2あたりの価額 ( 単位 : 千円 ) で表示 通常の路線価は その道路に接する宅地が最も標準的なものである場合を想定したもの 奥行きに関する価格調整の必要なし 路線価 300D 宅地 30m 10m 借地権割合 この宅地の評価額は? 300 千円 10m 30m= 9000 万 (30 万 ) ( 地積 ) But 宅地の形状によっては 調整が必要な場合がある ( 例 ) 奥行きが深すぎる宅地 利用しにくい 評価額も低くなる 奥行価格補正率 を用いることによって評価を下げる 27

28 2. 奥行価格補正率による調整 宅地の評価額 = 路線価 奥行価格補正率 地積 意味 ( 例 1) 奥行価格補正率 300D 10m: m: m2もし 奥行が10mなら利用の利便性は標準的 よって補正率は1.0で調整の必要なし 10m もし 奥行が30mある土地ならば 奥行が深くて利便性が下がる ( 間口が広い方が良い ) 標準的な宅地の場合よりも評価を下げる必要あり よって補正率を0.98 として 調整する Point 宅地の図において どちらの長さが奥行を示しているか? 道路に対して垂直方向 30m 路線 ( 道路 ) 奥行つまり 上の例では 30m が奥行になる 標準的な 1 の場合より評価額は低くなる 奥行価格補正率 =0.98 を用いて調整 よって 宅地の評価額 =300 千円 m2 =8820 万円 (30 万 ) 28

29 ( 例 2) 同じ奥行価格補正率のもとで 300D 30m 10m 奥行 よって 奥行価格補正率は 10mに対する値 (=1.0) になる 3. 2 つの路線に面している場合 正面と側方に道路があるステップ1 どちらの道路が正面か? 路線価 奥行価格補正率で比較 ( 道路 1) = 430 ( 奥行きは18m) 比較 ( 道路 2) = 400 ( 奥行きは20m) 大きい方 正面の路線よってこの例では 道路 1 が正面路線 400C 430C ( 道路 1) 360m2 18m (道(1.0) 路20m (1.0) 2 )奥行価格補正率 : 18m m 1.0 側方路線影響加算率

30 ステップ 2 正面路線と 側方路線では 評価が異なる 評価が高いのは 正面路線 側方路線の評価を下げる 側方路線には 側方路線影響加算率を用いることで調整 ( この例では 0.05) 側方路線の路線価 奥行価格補正率 側方路線影響加算率 正面路線については これまでと同様 正面路線価 奥行価格補正率 ステップ 3 両方の路線の評価を合計する 430( 千円 ) 1.0 ( 道路 1): 正面道路 + 400( 千円 ) ( 道路 2): 側方道路 360 m2地積 = 宅地の評価額 万 30

である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

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