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1 平成 18 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業 ) 日本人の食事摂取基準 ( 栄養所要量 ) の策定に関する基礎的研究 主任研究者柴田克己滋賀県立大学教授 Ⅱ. 主任研究者の報告書 4. 成人男性における水溶性ビタミン摂取量と尿中および血中ビタミンレベルとの関係 主任研究者柴田克己滋賀県立大学教授 研究協力者福渡努滋賀県立大学助手 研究要旨水溶性ビタミン摂取量の違いによって, 各水溶性ビタミンの尿中排泄量および血中濃度がどのように変動するか, ヒトを対象として調べた. 被験者として 19~25 歳の健康な男性 8 名を用いた. 被験者には,1 週目は通常食 ( 組成が日本人の食事摂取基準 25 年版にほぼ従った食事 ) を与え,2,3,4 週目には水溶性ビタミンが日本人の食事摂取基準 (25 年版 ) に示された推奨量の 1 倍,3 倍,6 倍量となる遊離ビタミンを通常食に加えてそれぞれ与えた. 各週の最終日に 24 時間尿を採取し, 尿中および血中における 9 種類の水溶性ビタミン含量を測定した. ビタミン B 12 を除く 8 種の水溶性ビタミンについて, ビタミン摂取によって尿中排泄量が摂取量依存的に増加した. また, ビタミン摂取によって血中のリボフラビン, ピリドキサールリン酸, ビタミン B 12, 総ニコチンアミド, 総パントテン酸, 葉酸濃度が上昇した.

2 A. 目的日本人の食事摂取基準 (25 年版 ) において, ビタミン C を除く 8 種の水溶性ビタミンについては欠乏症を予防するという観点から, ビタミン C については生活習慣病の予防という観点から, 食事摂取基準が策定された 1). ビタミン C について生活習慣病予防の観点から食事摂取基準を策定できた理由の一つに,3~25 mg のビタミン C を被験者に与え, 各摂取量におけるビタミン C 尿中排泄量および血中ビタミン C 濃度を詳細に調べることにより, ビタミン C の代謝動態や体内飽和量などを Levine らが明らかにしたことが挙げられる 2,3). ビタミン C 以外の水溶性ビタミンについても摂取量と尿中排泄量との関係を明らかにするために, 平成 15 年度厚生労働科学研究費補助金 日本人の水溶性ビタミン必要量に関する基礎的研究 において, 女子学生を対象として通常食および通常食に第六次改定日本人の栄養所要量 4) に記載された所要量の 1~6 倍の水溶性ビタミンを摂取させたときの各水溶性ビタミン尿中排泄量が調べられた 5). 本研究では, 男性を対象として, 水溶性ビタミンの摂取量と尿中排泄量および血中濃度との関係について調べた. B. 実験方法 1. 被験者飲酒, 喫煙の習慣がなく, 医薬品や栄養補助食品を常用していない健康な 19~25 歳の男子学生 8 名を被験者とした. 各被験者の年齢, 身長, 体重,BMI を表 1 に示した. 本研究は滋賀県立大学倫理審査委員会において承認を受けたものである. 2. 食事日本人の食事摂取基準 (25 年版 ) に記載された身体活動レベルⅡ,18~29 歳の男性の食事摂取基準に従い 1), 栄養素組成が推奨量に近い食事を規定食として被験者に与えた. 栄養素組成は五訂日本標準食品成分を用いて計算した 6) ( 表 2). 3. 実験計画概略を図 1 に示した. 実験期間中, 被験者は午前 6 時 3 分に起床し, 午後 11 時 3 分に就寝した. 朝食は午前 8 時より 3 分間, 昼食は午後 12 時より 3 分間, 夕食は午後 6 時より 3 分間, 間食は午後 9 時 3 分より 1 分間とした. 各週の Day 1 から Day 4 の 4 日間は被験者は表 2 に示した食事を摂取し, 水分は指定のミネラルウォーターを自由摂取とした. 各週の Day 5 から Day 7 は自由摂取とした.1 週目の Day 5 から 2 週目の Day 4 までの 7 日間は表 3 の 2 週目に示したビタミン混合を,2 週目の Day 5 から 3 週目の Day 4 までの 7 日間は表 3 の 3 週目に示したビタミン混合を,3 週目の Day 5 から 4 週目の Day 4 までの 7 日間は表 3 の 4 週目に示したビタミン混合を摂取した. ビタミン混合は 1 日分を 3 等分し, 朝食後, 昼食後, 夕食後に摂取した. 各週 Day 5 の朝食前に静脈より採血した. 測定するビタミン毎に全血, 血清あるいは血漿を処理し, 使用するまで-2 で保存した. 各週 Day 4 の 2 回目の尿から Day 5 の 1 回目の尿までを採取し, これを 1 日尿とした. 1 日尿の容量を測定し, 測定するビタミン毎に安定化処理し, 使用するまで-2 で保存した.

3 4. 分析尿中チアミン量を測定するために, 尿 9 ml に 1M HCl を 1 ml 加えて安定化した. この尿を.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :Cosmosil 5C 18 -MS-II (φ4.6 x 25 mm), 移動相および流速 :.2 M NaH 2 PO 4 アセトニトリル (99.7 :.3, v/v),1. ml/min, 反応液 :.5% K 3 Fe(CN) 6,.5 ml/min および 15% NaOH,.5 ml/min, カラム温度 :4, 反応コイル温度 :5, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 375 nm, 蛍光波長 45 nm とし, ポストカラム法を用いた. 血中総リボフラビン濃度は, リボフラビン, FMN,FAD をルミフラビンに光分解し, ルミフラビン量を測定することにより総リボフラビン量とした. 採血後, 直ちに全血 5 µl を氷冷水 5 µl を加え, よく混和した. この試料 2 µl に 34 µl の水と 26 µl の.5 M 硫酸を加えて,8 で 15 分間加熱した. 冷却後,2 µl の 1% TCA を加え, 遠心分離した. 遠心上清 2 µl に 2 µl の 1 M NaOH を加え,1 W 蛍光灯下で 5,3 分間, 光照射を行った. 酢酸 2 µl を混和後,.45 µm フィルターで濾過し,1 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :TSKgel ODS-8Ts (φ4.6 x 25 mm), 移動相 :1 mm NaH 2 PO 4 (ph 5.5) メタノール (65 : 35, v/v), 流速 :.8 ml/min, カラム温度 :4, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 445 nm, 蛍光波長 53 nm とした. 尿中リボフラビン量を測定するために, 尿 9 ml に 1M HCl を 1 ml 加えて安定化した. この尿を.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :TSKgel ODS-8Ts (φ4.6 x 25 mm), 移動相 :1 mm NaH 2 PO 4 (ph 5.5) メタノール (7 : 3, v/v), 流速 :.8 ml/min, カラム温度 : 4, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 445 nm, 蛍光波長 53 nm とした. 血清ピリドキサールリン酸 (PLP) 濃度を測定するために, 血清 3 µl に 3 µl の 5% メタりん酸溶液を加えてよく混和し, 遠心分離した. 遠心上清にジクロロメタン 3 µl を加えてよく混和し, その遠心上清を.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :Hypersil BDS-5C18 (φ3 x 15 mm), 移動相および流速 :5 mm NaH 2 PO 4 (ph 3.1).2% アセトニトリル,.7 ml/min, 反応液 :.2%NaClO 2,.1 ml/min, カラム温度 :4, 反応コイル温度 : 75, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 325 nm, 蛍光波長 425 nm とした. 尿中 4 ピリドキシン酸量を測定するために, 尿 9 ml に 1M HCl を 1 ml 加えて安定化した. この尿を.45 µm フィルターで濾過し, 2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :TSKgel ODS-12A (φ4.6 x 25 mm), 移動相 :2.2% リン酸 (ph 2.2) メタノール (9 : 1, v/v), 流速 : 1. ml/min, カラム温度 :4, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 355 nm, 蛍光波長 436 nm とした. 血清ビタミン B 12 濃度を求めるために, 血清 5 µl に 25 µl の 57 mm 酢酸緩衝液 (ph 4.5), 水 5 µl,.5% シアン化カリウム溶液 1 µl を加え,1 で 3 分間加熱した. 氷冷後,15 µl の 1% メタりん酸溶液, 水 175 µl を加え, 遠心分離で得られた上清を微生物学的定量法に供した. その方法は, サンプルを含むビタミン B 12 定量用基礎培地 ( 日水製薬株式会社 ) 2 ml に Lactobacillus leichmanii, ATCC 783 を接種した.16 時間培養後, 比色

4 計を用いて 66 nm における濁度を測定した. 尿中ビタミン B 12 量を求めるために, 尿 9 µl に 18 µl の 1 mm 酢酸緩衝液 (ph 4.8), 水 68 µl,.25% シアン化カリウム溶液 2 µl を加え,12 で 5 分間オートクレーブ処理した. 氷冷後,2 µl の 1% メタりん酸溶液を加え, 遠心分離で得られた上清を上記の微生物学的定量法に供した. 血中総ニコチンアミド濃度を測定するために, 採血後直ちに全血 75 µl を 2 µg/ml イソニコチンアミド溶液 ml に懸濁し,121 で 1 分間オートクレーブ処理した. 遠心上清 1 ml に炭酸カリウム 1.2 g を添加した後, ジエチルエーテル 1 ml を加えてよく混合し, エーテル層を蒸発乾固させた. この乾固物を水.5 ml に溶解し,.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :Chemcosorb 7-ODS-L (φ4.6 x 25 mm), 移動相 :1 mm KH 2 PO 4 (ph 3.) アセトニトリル (96 : 4, v/v), 流速 :1. ml/min, カラム温度 :25, 検出器 : 紫外分光光度計 26 nm とした. 内部標準であるイソニコチンアミドのピーク面積から回収率を求め, ニコチンアミド量を算出した. 尿中ニコチンアミド代謝産物量はニコチンアミド,N 1 メチルニコチンアミド (MNA), N 1 - メチル-2- ピリドン-5- カルボキサミド (2-Py),N 1 -メチル-4-ピリドン-3-カルボキサミド (4-Py) の合計とした. 尿中総ニコチンアミド代謝産物量を測定するために, 尿 9 ml に 1M HCl を 1 ml 加えて安定化した. 尿中ニコチンアミド,2-Py,4-Py 各含量の測定として, 安定化した尿 1 ml に炭酸カリウム 1.2 g を添加し, 以降は上記の血中総ニコチンアミド濃度測定法と同じ操作を行った. 内部標準であるイソニコチンアミドのピーク面積か ら回収率を求め, ニコチンアミド,2-Py,4-Py 量を算出した. 尿中 MNA 含量の測定として, 安定化した尿.1 ml, 水.7 ml,1 M イソニコチンアミド溶液.2 ml,.1m アセトフェノン溶液.5 ml を混合した後,6 M NaOH 溶液 1 ml を加えて 1 分間氷冷し,99% ギ酸.5 ml を加えて 15 分間室温で放置した. 沸騰水浴中で 5 分間放置した後, 十分に氷冷し, 遠心上清を.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :TSKgel ODS 8Ts (φ4.6 x 25 mm), 移動相 :1 g/l 1-ヘプタスルホン酸ナトリウムおよび 1 mm EDTA-2Na を含む 2 mm KH 2 PO 4 (ph 3.)-アセトニトリル (77.5 : 22.5, v/v), 流速 :1. ml/min, カラム温度 :4, 検出器 : 蛍光光度計, 励起波長 382 nm, 蛍光波長 44 nm とした. 血中総パントテン酸を測定するために, 採血後直ちに全血.5 ml に 4.5 ml の 5 mm KPB (ph 7.) を加え,1 で 5 分間加熱した. 冷却後, 遠心分離し, 遠心上清 1 µl に 5 µl のハト肝アミダーゼ,5 µl の 1U/ml ウシ小腸ホスファターゼ,5 µl の 15 µg/ml 還元グルタチオンを加えて,37 で 24 時間反応させた. 反応液に 1.25 ml の 5 mm KPB (ph7.) を加えて,1 で 5 分間加熱し, 冷却後の遠心上清を微生物学的定量法に供した. その方法は, サンプルを含むパントテン酸定量用基礎培地 ( 日水製薬株式会社 ) 2 ml に Lactobacillus plantarum, ATCC 814 を接種した.16 時間培養後, 比色計を用いて 66 nm における濁度を測定した. 尿中パントテン酸量を測定するために, 尿を上記の微生物学的定量法に供した. 血清葉酸濃度を測定するために, 血清を微生物学的定量法に供した. その方法は, サン

5 プルを含む葉酸定量用基礎培地 (DIFCO) 2 ml に Lactobacillus rhamnosus, ATCC 2733 を接種した.22 時間培養後, 比色計を用いて 66 nm における濁度を測定した. 尿中葉酸量を測定するために, 尿 9 ml に 1M アスコルビン酸溶液を 1 ml 加えて安定化した. この尿を上記の微生物学的定量法に供した. 血清総ビオチン濃度を測定するために, 37 で 1 時間放置した血清 5 µl に水 1 ml を加えて,1 で 5 分間加熱し, 冷却後, 遠心分離した. その遠心上清を微生物学的定量法に供した. その方法は, サンプルを含むビオチン定量用基礎培地 ( 日水製薬株式会社 ) 2 ml に Lactobacillus plantarum, ATCC 814 を接種した.16 時間培養後, 比色計を用いて 66 nm における濁度を測定した. 尿中ビオチン量を測定するために, 尿を上記の微生物学的定量法に供した. 血漿アスコルビン酸濃度はアスコルビン酸, デヒドロアスコルビン酸,2,3-ジケトグルコン酸の合計とした. 血漿アスコルビン酸濃度を測定するために, 血漿 15 µl に 1% メタりん酸溶液 15 µl を加え, よく混和した後, 遠心分離した. この遠心上清 1 µl に.2% 2, 6-ジクロロインドフェノール 1 µl,1% 塩化スズ 5% メタリン酸 5 µl,2% 2, 4-ジニトロフェニルヒドラジン 4.5 M 硫酸 12 µl を加えて混和し,5 で 1.5 時間放置後, 水 1 ml, 酢酸エチル 1 ml を加えて混和した. 遠心分離後, 酢酸エチル層 6 µl を蒸発乾固させ, 乾固物をアセトニトリル 2 µl に溶解し,.45 µm フィルターで濾過し,2 µl を HPLC による分析に供した. 分析条件は, カラム :µ Bodasphere 5µ C18-1A (φ3.9 x 15 mm), 移動相 :.1% トリエチルアミン (ph 3.) アセ トニトリル (5 : 5, v/v), 流速 :1. ml/min, カラム温度 :4, 検出器 : 紫外分光光度計 55 nm とした. 尿中アスコルビン酸量はアスコルビン酸, デヒドロアスコルビン酸,2,3 ジケトグルコン酸の合計とした. 尿中アスコルビン酸量を測定するために, 尿 5ml に 1% メタりん酸溶液 5 ml を加えて安定化した. 安定化した尿 2 µl に.2% 2, 6-ジクロロインドフェノール 1 µl,1% 塩化スズ 5% メタリン酸 5 µl, 2% 2, 4-ジニトロフェニルヒドラジン 4.5 M 硫酸 12 µl を加え, 以降, 上記の方法によってサンプルを調製し,HPLC による分析に供した. 5. 統計処理各週の比較には繰返しのある一元配置分散分析を行い, 有意差が認められた場合には Tukey の多重比較検定を行った.p 値が.5 以下のとき, 統計的有意差があるものとした. 計算には GraphPad Software 社 (San Diego, CA, USA) の GraphPad Prism 4 を使用した. C. 結果 1. 血中ビタミン濃度血中総ビタミン B 2 濃度は, 通常食摂取すなわち 1.7 mg/ 日のビタミン B 2 摂取時と比べ, 6.5 mg/ 日の摂取によって 1.2 倍に,11.3 mg/ 日の摂取によって 1.5 倍に上昇した ( 図 2A). 血清 PLP 濃度は, 通常食摂取すなわち 1.1 mg/ 日のビタミン B 6 摂取時と比べ,5.3 mg/ 日の摂取によって 2.4 倍に,8.4 mg/ 日の摂取によって 3.8 倍に上昇した ( 図 2B). 血清ビタミン B 12 濃度は, 通常食摂取すなわち 13 µg/ 日のビタミン B 12 摂取時と比べ, 28 µg/ 日の摂取によって 1.5 倍に上昇した

6 ( 図 2C). 血中総ニコチンアミド濃度は, 通常食摂取すなわち 29 mgne/ 日のナイアシン摂取時と比べ,119 mg/ 日の摂取によって 1.2 倍に上昇した ( 図 2D). 血清総パントテン酸濃度は, 通常食摂取すなわち 6.8 mg/ 日のパントテン酸摂取時と比べ,25 mg/ 日の摂取によって 2. 倍に,43 mg/ 日の摂取によって 2.1 倍に上昇した ( 図 2E). 血清葉酸濃度は, 通常食摂取すなわち.37 mg/ 日の葉酸摂取時と比べ,1.1 mg/ 日の摂取によって 1.5 倍に,1.8 mg/ 日の摂取によって 2. 倍に上昇した ( 図 2F). 血清総ビオチン濃度には,344 µg/ 日のビオチンを摂取しても, 通常食摂取すなわち 44 µg/ 日の摂取時と比べ, 変動は認められなかった ( 図 2G). 血漿アスコルビン酸濃度には,725 mg/ 日のアスコルビン酸を摂取しても, 通常食摂取すなわち 125 mg/ 日の摂取時と比べ, 変動は認められなかった ( 図 2H). 2. 水溶性ビタミン尿中排泄量尿中チアミン排泄量は, 通常食摂取すなわち 1.1 mg/ 日のビタミン B 1 摂取時と比べ,5.1 mg/ 日のチアミン摂取によって 12 倍に,9.3 mg/ 日の摂取によって 18 倍にと直線的に増加した ( 図 3A). 尿中リボフラビン排泄量は, 通常食摂取すなわち 1.7 mg/ 日のビタミン B 2 摂取時と比べ, 3.3 mg/ 日の摂取によって 4 倍に,6.5 mg/ 日の摂取によって 8 倍に,11.3 mg/ 日の摂取によって 18 倍にと直線的に増加した ( 図 3B). 尿中 4-ピリドキシン酸排泄量は, 通常食摂取すなわち 1.1 mg/ 日のビタミン B 6 摂取時と比べ,2.5 mg/ 日の摂取によって 1.7 倍に,5.3 mg/ 日の摂取によって 5 倍に,9.5 mg/ 日の摂取によって 8 倍にと直線的に増加した ( 図 3C). 尿中ビタミン B 12 排泄量には,28 µg/ 日のビタミン B 12 を摂取しても, 通常食摂取すなわち 13 µg/ 日の摂取時と比べ, 変化は認められなかった ( 図 3D). 尿中総ニコチンアミド代謝産物排泄量は, 通常食摂取すなわち 29 mgne/ 日のナイアシン摂取時と比べ,44 mgne/ 日の摂取によって 1.7 倍に,74 mgne/ 日の摂取によって 3.3 倍に, 119 mgne/ 日の摂取によって 5 倍にと直線的に増加した ( 図 3E). 尿中パントテン酸排泄量は, 通常食摂取すなわち 6.8 mg/ 日のパントテン酸摂取時と比べ,25 mg/ 日の摂取によって 2.6 倍に,43 mg/ 日の摂取によって 4.5 倍にと直線的に増加した ( 図 3F). 尿中葉酸排泄量は, 通常食摂取すなわち.37 mg/ 日の葉酸摂取時と比べ,1.1 mg/ 日の摂取によって 8 倍に増加し,1.8 mg/ 日の摂取によって 39 倍にと急激に増加した ( 図 3G). 尿中ビオチン排泄量は, 通常食摂取すなわち 44 µg/ 日のビオチン摂取時と比べ,94 µg/ 日の摂取によって 1.8 倍に,194 µg/ 日の摂取によって 3.4 倍に,344 µg/ 日の摂取によって 6 倍にと直線的に増加した ( 図 3H). 尿中アスコルビン酸排泄量は, 通常食摂取すなわち 125 mg/ 日のアスコルビン酸摂取時と比べ,225 mg/ 日の摂取によって 1.8 倍に, 425 mg/ 日の摂取によって 5 倍に,725 mg/ 日の摂取によって 7 倍にと直線的に増加した ( 図 3I). D. 考察本実験において, 日本人の食事摂取基準

7 (25 年版 ) に記載された推奨量 1) の 3 倍以 上のリボフラビン, ピリドキシン, パントテ ン酸, プテロイルモノグルタミン酸を通常食 に付加すると, 血中総リボフラビン, 血清 PLP, 血清総パントテン酸, 血清葉酸濃度が上昇し た. また, 推奨量の 6 倍のシアノコバラミン, ニコチンアミドを付加すると, 血清ビタミン B 12, 血中総ニコチンアミド濃度が上昇した. 一般的な食事に加えて 54 mg/ 日のチアミン, 25 mg/ 日のリボフラビン,135 mg/ 日のビタミ ン B 6,48 µg/ 日のビタミン B 12,62 mg/ 日のパ ントテン酸を 6 週間摂取させた研究では, ビ タミン摂取前と比較して血中チアミン濃度 は 1.4 倍に, 血中リボフラビン濃度は 1.4 倍 に, 血漿ビタミン B 6 濃度は 2.3 倍に, 血中ビ タミン B 12 濃度は 1.5 倍に, 血中パントテン 酸濃度は 1.3 倍に上昇した 7). この報告は本 実験結果と一致するものである. リボフラビ ン摂取による血漿リボフラビン変動を調べ た研究では,2 mg のリボフラビンを単回経 口摂取すると,1.5 時間後には血漿リボフラ ビン濃度は摂取前の値の 16 倍に上昇して最 高値を示し,11 時間後には 1.5 倍,24 時間後 には摂取前と同じ値となった 8). 本実験では ビタミン混合を 1 日 3 回に分けて摂取したこ とから, リボフラビン摂取により一過性に血 中レベルが上昇し, それが 1 日 3 回続いたこ とによって上昇した血中レベルを保った可 能性が考えられる. 他のビタミンについても 同様の可能性が考えられる. 本実験では, 日本人の食事摂取基準 (25 年版 ) に記載された推奨量 1) の 6 倍のビオチ ン, アスコルビン酸を摂取しても, 血清総ビ オチン, 血漿アスコルビン酸濃度には変動は 認められなかった. 様々な量のアスコルビン 酸を摂取したときの血漿アスコルビン酸濃 度を調べた研究では, アスコルビン酸摂取量と血漿アスコルビン酸濃度との関係はシグモイド曲線を描き, 直線的な関係は 3~1 mg/ 日のアスコルビン酸を摂取したときに見られ,2 mg/ 日のアスコルビン酸摂取では血漿アスコルビン酸濃度はほぼ飽和値を示した 2,3). 本実験において通常食にアスコルビン酸を付加しても血漿アスコルビン酸濃度が変動しなかったことは, これらの報告と一致するものである. しかし, 一般的な食事に加えて 396 µg/ 日のビオチンを 6 週間摂取させた研究では, ビオチン摂取前と比較して血中ビオチン濃度は 1.3 倍に上昇した 7). この報告は本実験結果と異なるが, その増加が 1.3 倍と僅かであること, 本実験で付加したビオチン量が最大 3 µg/ 日であったことを考えると, さらにビオチンを付加すれば血清総ビオチン濃度に変動が見られたかもしれない. 推奨量の 6 倍量の水溶性ビタミンを摂取したときに血中レベルが上昇したビタミンと変動しなかったビタミンとがあった. このような違いが見られた理由は明らかではないが, ビタミンの種類による吸収, 体内循環, 体内分布, 代謝, 再利用, 排泄などの機構の違いが影響することが考えられる. 本実験において, ビタミン B 12 を除く 8 種類の水溶性ビタミンの尿中排泄量は, 摂取量依存的に直線的な増加を示した. シアノコバラミン摂取による尿中ビタミン B 12 排泄量の増加は認められなかったが, これはビタミン B 12 の主要な排泄経路は尿ではなく, 胆汁であることによる. 尿中葉酸排泄量は 1.44 mg/ 日のプテロイルモノグルタミン酸付加によって急激に増加した. その変曲点は.95 mg/ 日の葉酸摂取であり, 女子学生を対象とした同様の実験から得られた.78 mg/ 日とほぼ同

8 じ値を示した 5). 女子学生を対象とした同様の実験では葉酸以外にも尿中のチアミン, リボフラビン,4 ピリドキシン酸, 総ニコチンアミド代謝産物, パントテン酸, アスコルビン酸の排泄量について変曲点が認められたが 5), 本実験では尿中排泄量に変曲点が認められたのは葉酸だけであった. このような違いが生じた理由は明らかではないが, 変曲点が体内飽和値を表わすのであれば, 体格, 必要量, 各組織の貯蔵量などが男女間では異なり, そのために飽和量が異なっている可能性が考えられる. E. 健康危機情報特記する情報なし F. 研究発表 1. 発表論文なし 2. 学会発表なし G. 知的財産権の出願 登録状況 ( 予定を含む ) 1. 特許予定なし 2. 実用新案登録なし 3. その他なし H. 引用文献 1. 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準 (25 年版 ), 日本人の栄養所要量 - 食事摂取基準 - 策定検討会報告書. 東京, Levine M, Conry-Cantilena C, Wang Y, Welch RW, Washko PW, Dhariwal KW, Park JB, Lazarev A, Graumlich JF, King J, Cantilena LR. Vitamin C pharmacokinetics in healthy volunteers: evidence for a recommended dietary allowance. Proc Natl Acad Sci USA (1996) 93, Levine M, Wang Y, Padayatty SJ, Morrow J. A new recommended dietary allowance of vitamin C for healthy young women. Proc Natl Acad Sci USA (21) 98, 厚生省. 第六次改定日本人の栄養所要量 - 食事摂取基準 -, 第六次改定日本人の栄養所要量策定検討会報告書. 東京, 柴田克己, 平成 15 年度厚生労働科学研究費補助金, 効果的医療技術の確立推進臨床研究事業, 日本人の水溶性ビタミン必要量に関する基礎的研究, 平成 15 年度総括 分担研究報告書 科学技術庁資源調査会編. 日本食品成分表の改定に関する調査報告 - 五訂日本標準食品成分表 - 大蔵印刷局, 東京,2. 7. Singh A, Moses FM, Deuster PA. Vitamin and mineral status in physically active men: effects of a high-potency supplement. Am J Clin Nutr (1992) Zempleni J, Galloway JR, McCormick DB. Pharmacokinetics of orally and intravenously administrated riboflavin in healthy subjects. Am J Clin Nutr (1996) 63,

9 表 1 被験者の年齢, 身長, 体重,BMI 年齢 ( 歳 ) 身長 (cm) 体重 (kg) BMI 被験者 被験者 被験者 被験者 被験者 被験者 被験者 被験者 平均 標準偏差

10 表 2 規定食の栄養素組成 朝食 昼食 夕食 間食 合計 エネルギー (kcal) たんぱく質 (g) 脂質 (g) 炭水化物 (g) 脂溶性ビタミン 1 ビタミン A (µg) ビタミン D (µg) ビタミン E (mg) ビタミン K (µg) 水溶性ビタミン 2 ビタミン B 1 (mg) ビタミン B 2 (mg) ビタミン B 6 (mg) ビタミン B 12 (µg) ナイアシン (mgne) パントテン酸 (mg) 葉酸 (µg) ビタミン C (mg) ミネラルナトリウム (mg) カリウム (mg) カルシウム (mg) マグネシウム (mg) リン (mg) 鉄 (mg) 亜鉛 (mg) 銅 (mg) ビタミン A はレチノール当量として示した. 2 ビタミン B 1 はチアミン塩酸塩相当量として, ビタミン B 6 はピリドキシン相当量として, ビタ ミン B 12 はシアノコバラミン相当量として示した. ナイアシンは, たんぱく質の 1% に 1/6 を かけた値と五訂日本食品標準成分表に記載されたナイアシン量の合計をナイアシン当量とし てニコチン酸相当量で示した.

11 表 3 ビタミン混合の 1 日当りの組成 2 週目 3 週目 4 週目 チアミン (mg) リボフラビン (mg) ピリドキシン (mg) シアノコバラミン (µg) ニコチンアミド (mg) パントテン酸 (mg) プテロイルモノグルタミン酸 (mg) ビオチン (µg) アスコルビン酸 (mg) 1 3 6

12

13 Blood total riboflavin level (pmol/ml) 3 A Riboflavin intake (mg/day) Serum PLP level (pmol/ml) 3 B Pyridoxine intake (mg/day) Serum VB12 level (pmol/ml) C Cyanocobalamin intake (μg/day) Blood total nicotinamide (nmol/ml) 8 D Niacin intake (mgne/day) Serum total pantothenic acid level (nmol/ml) E Pantothenic acid intake (mg/day) Serum folic acid level (pmol/ml) F Folic acid intake (mg/day) 次頁へ続く

14 Serum total biotin level (pmol/ml) G Biotin intake (μg/day) Plasma ascorbic acid level (nmol/ml) H Ascorbic acid intake (mg/day) 図 2. 水溶性ビタミン摂取量と血中総リボフラビン (A), 血清 PLP (B), 血清ビタミン B 12 (C), 血中総ニコチンアミド (D), 血清総パントテン酸 (E), 血清葉酸 (F), 血清総ビオチン (G), 血漿アスコルビン酸 (H) との関係. 値は平均値 ± 標準誤差 (n = 8) として示した. は通常食のみを摂取した時の値と有意差があることを示す (p <.5).

15 Urinary excretion of Thiamin (μmol/day) A Thiamin intake (mg/day) Urinary excretion of riboflavin (μmol/day) B Riboflavin intake (mg/day) Urinary excretion of 4-PIC (μmol/day) C Pyridoxine intake (mg/day) Urinary excretion of VB12 (pmol/day) D Cyanocobalamin intake (μg/day) Urinary excretion of Nam metabolites (μmol/day) E Niacin intake (mgne/day) Urinary excretion of pantothenic acid (μmol/day) F Pantothenic acid intake (mg/day) 次頁へ続く

16 Urinary excretion of folic acid (nmol/day) G Folic acid intake (mg/day) Urinary excretion of biotin (nmol/day) H Biotin intake (μg/day) Urinary excretion of ascorbic acid (mmol/day) I Ascorbic acid intake (mg/day) 図 3. 水溶性ビタミン摂取量と尿中チアミン (A), リボフラビン (B),4-ピリドキシン酸 (C), ビタミン B 12 (D), 総ニコチンアミド代謝産物 (E), パントテン酸 (F), 葉酸 (G), ビオチン (H), アスコルビン酸 (I) との関係. 値は平均値 ± 標準誤差 (n = 8) として示した. は通常食のみを摂取した時の値と有意差があることを示す (p <.5).

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