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1 生命ダイナミクスを捉える : 微分方程式 寺前順之介理化学研究所脳科学総合研究センター科学技術振興機構さきがけ 質問, コメント等は teramae@riken.jp

2 脳の情報処理 を数理の力で解明 自己紹介 元々は物理 学部は素粒子 大学院は非線形動力学 生命現象のダイナミクス 遺伝子ネットワーク 代謝 生化学反応 神経膜電位 発生 ほぼ数学, 脳とは関係なかった 数理の力で出来る事が膨大にある ダイナミクス 情報 計算理論 新しい数学 izhikevich 995 生命現象のダイナミクス 例 : 化学反応 質量作用の法則 k + Z d[z] k [][ ] k d[] k [] d[ ] k [] Ferrell et al. Goldbeter 99 k k 4 A B d[] k [A] k 4 [] 例 : 化学反応 例 : 化学反応 A B + + D + E A B D E A B + + D + E A B D E d A B d B Brusselator I. Prigogine

3 例 : 酵素反応 Michaelis Menten (9) 例 : 遺伝子制御 S E P dp v s n k n s n da v A n k n A ka n S E P dp v k n s n Hill 係数 da v k n A n ka Garcia Ojalvo 例 : 電気回路 例 : 電気回路 dv C VW dw V L VV V 例 : 電気回路 d d c dv C VW dw V L d d VV V c 例 : 神経細胞 C E Na E K E L Van der Pol equation

4 例 : 神経細胞 E Na E K E L dv 4 C gkn vekgnam hv ENagLV EL dn nvnnvn dm mvmmvm dh hvhhvh v v n., n.5ep / 8 ep / v v v C 5 v mv., mv4ep v/8 ep 5 v/ h v.7ep v/, h v ep v/ Hodgkin Hule equation (Nobel prize, 96) 例 : 神経細胞 E Na E K E L C d d b a FitzHugh Nagumo equation 例 : 場所毎に動く速度が決まっている 位置 : 傾き = 6 常微分方程式 時間 :t : 速度 5 傾き = 5 速度 = 5 速度 = 6 : 位置 微分方程式を解く t = での の値 が与えられた時に (t) を求める事 常微分方程式 : 力学系 d f, μ 例 :FitzHugh Nagumo d d b a : 変数 ( 化学物質の濃度 膜電位 位置 ) : パラメータ 定数 ( 温度 膜抵抗 質量 ) f f f b a 一般に非線形 ( 次の項 次の項 ) の関数 まず解けない! 幾何学的に考えられないか? 可視化 幾何学的に考えられないか? 可視化 相空間 相空間 ( 場所が決まれば進む方向が決まるので 軌道は交わらない )

5 幾何学的に考えられないか? 可視化 相空間手がかりは d f, μ f f f b a ヌルクライン (nullcline) d f 流れ方向の境界 と d f d f 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) f a d d ベクトル場流れ方向の概略 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) d f a f ベクトル場 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) d f a f d d もし f の符号が逆だったら? 交点周りの挙動がポイント! (saddle point) d d ベクトル場流れ方向の概略 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) d f a f 固定点 ( ヌルクラインの交点 ) ( ベクトル場の不動点 ) f f f 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) d f f a d d a a a d d 4

6 固定点周りの挙動 線形安定性解析 固定点からほんの少しずれたらどうなるか? d d d f d f f f f f 固定点周りの挙動 線形安定性解析 固定点からほんの少しずれたらどうなるか? f f d f f J f f d f f 例 :FitzHugh Nagumo ( 簡単のため e=, b=) d f d f a a a a a d J 固定点周りの挙動 の形 線形! i i ii を p Jの固有系とすれば i t c e t p c e t p c e t e i t p c e t e i t p a a a Im 固定点周りの挙動 4 a Im a Im (t) が時間とともに増大 or 減少するかはヤコビアンの実部が最大の固有値で決まる Re Re Re d a a a a 4 不安定化 固定点周りの挙動 分岐現象 (bifurcation) a a a Im 4 a Im 中立安定 a Im ここで突然 質的に変化! = 分岐点パラメータ Re Re Re 安定 中立安定 不安定 不安定化 力学系の骨組み! 5

7 分岐点では 実部が の固有値が現れる シナリオ : 実数の固有値が虚軸を超える シナリオ : 共役複素数が虚軸を超える Im Im Re Re Im Im Re Re Im Im シナリオ は 変数で OK シナリオ は 変数必要 Re Re シナリオ は本質的に つだけ 変数の微分方程式の可視化 f, f, シナリオ パラメータ f, f, シナリオ :saddle node 分岐 パラメータ 分岐の可視化 = 分岐図 (bifurcation diagram) 分岐の可視化 = 分岐図 (bifurcation diagram) saddle node 分岐 6

8 シナリオ :pitchfork( 熊手 ) 分岐 パラメータ 分岐図 :pitchfork( 熊手 ) 分岐 シナリオ :transcritical 分岐 分岐図 :transcritical 分岐 シナリオ シナリオ : 実数の固有値が虚軸を超える Im Re Im Re Im Re Im Re Im Re Im Re シナリオ : 共役複素数が虚軸を超える Im Re Im Re Im Re 不安定化 シナリオ は 変数で OK シナリオ は 変数必要 7

9 シナリオ :Hopf 分岐 不安定化 a Hopf bifurcation: ホップ分岐 a a リミットサイクル振動の出現 分岐図 :Hopf 分岐 saddlenode pitchfork Hopf transcritical 一般には多変数のはず 本当に 変数か 変数だけで良いの? saddlenode a b c pitchfork たまたま が無い Hopf transcritical たまたま が無い 良い! それどころか 分岐点近傍では 多変数力学系の変数を一気に減らせる! 8

10 d f, f, p 中心多様体縮約 p d J t c e t p c e t p 安定多様体 中心多様体縮約 分岐点 中立安定方向 + 安定 ( 不安定 ) 方向 安定多様体 p 中心多様体 p p p 不安定多様体 すばやく中心多様体上に落ちて その上をゆっくり動く 実質的に 変数! 例 : 中心多様体縮約 中心多様体上の ( 変数の減った!) ダイナミクス ( 微分方程式 ) を求める事 5 d h : 安定方向 中心多様体は h a b と書ける そこで d dh a b 一方 d a b 5 a b : 中立安定方向 中心多様体定理 a b 5 例 : 5 d : よって a b 中心多様体縮約 h : 安定方向 中立安定方向 a b 5 a b 係数を比較すれば :a :b となるので 中心多様体は h O 4 中立方向の ( ゆっくりした ) ダイナミクスが h 5 O O 6 ( 注 : 単純に = として 5 5 とすると大きく間違える事になる ) と求まった! 変数が多くても一緒 f,, d g,, d g,, 中心多様体縮約 : 安定方向 : 中立安定方向 saddle node 分岐 大域的分岐現象 : 安定方向 h a b h a b として d a b f,h,h h g,h,h d a b f,h,h h g,h,h の係数を比較すれば良い 9

11 saddle node 分岐 大域的分岐現象 Hopf vs. Saddle node 振幅 振幅 周波数 (=/ 周期 ) 周波数 リミットサイクル誕生のもう一つの典型例 saddle node 分岐 大域的分岐現象 演習課題 大域的分岐の分岐図を数値計算で求めよ 課題 : 大域的分岐の様子を見る dv 8v 8 v 6 ep v nv 9 5 dn n v 5 ep 5 を適当なパラメータ (mu と tau) について 初期条件 (v と n ) を色々かえて数値的に解け 次に パラメータを色々かえて 上と同様な事を試してみよ ( 分岐 ( 質的な変化 ) があるか?) リミットサイクル誕生のもう一つの典型例 注 : mu は 程度 tau は.5. 程度 v は 程度 n は の範囲で選ぶと良い 演習課題 大域的分岐の分岐図を数値計算で求めよ 課題 :pitchfork 分岐の分岐図を数値計算でもとめよ を適当なパラメータ mu と 初期値 について数値計算 するプログラムを書いて走らせよ 分岐図を描くプログラムを以下の要領で書いて走らせよ. パラメータの値 mu を forループで適当な範囲で動かす. 各 mu 毎に 初期値 を for ループで適当な範囲で動かす. 各 mu と 毎に 数値計算を行い 軌道の行き先 を求め結果 (mu, ) を結果のリストに追加 4. 横軸を mu 縦軸を としてグラフをプロット 不安定固定点は の時間を逆回転した式つまり の軌道の行き先になっているはずである のプログラムに 追加して 不安定固定点も求めるようにせよ 課題 : 演習課題 大域的分岐の分岐図を数値計算で求めよ 課題 の方程式について mu を適当に固定した時の tau に関する分岐図 あるいは tau を適当に固定した時の mu に関する分岐図 を数値計算でもとめよ 注 : 軌道の行き先がリミットサイクルになり得る時は 分岐図に v の行き先ではなく しばらく時間が経った以降での v の最大値と最小値を両方プロットすると良い 注 : 軌道は無限大に発散する可能性があるので の値が大きくなり過ぎたら計算を打ち切るようにする事 ( break を使えば良い )

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以下 変数の上のドットは時間に関する微分を表わしている (ex. 2 dx d x x, x 2 dt dt ) 付録 E 非線形微分方程式の平衡点の安定性解析 E-1) 非線形方程式の線形近似特に言及してこなかったが これまでは線形微分方程式 ( x や x, x などがすべて 1 次で なおかつ 以下 変数の上のドットは時間に関する微分を表わしている (e. d d, dt dt ) 付録 E 非線形微分方程式の平衡点の安定性解析 E-) 非線形方程式の線形近似特に言及してこなかったが これまでは線形微分方程式 ( や, などがすべて 次で なおかつそれらの係数が定数であるような微分方程式 ) に対して安定性の解析を行ってきた しかしながら 実際には非線形の微分方程式で記述される現象も多く存在する

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