平成 26 年 5 月 石川経営グループあなたの繁栄が私たちの喜びです! 今月の視点 平成 26 年度税制改正 467 号 2025 年問題 ( 団塊世代が 75 才以上 後期高齢者となり 2,200 万人以上の超高 齢社会への突入する ) として 少子 高齢社会が急速に進もうとしています 税制改正

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1 平成 26 年 5 月 石川経営グループあなたの繁栄が私たちの喜びです! 今月の視点 平成 26 年度税制改正 467 号 2025 年問題 ( 団塊世代が 75 才以上 後期高齢者となり 2,200 万人以上の超高 齢社会への突入する ) として 少子 高齢社会が急速に進もうとしています 税制改正では財政の健全化の確保や 世代間 世代内での格差是正 消費税増税に伴う消 費税対策を基本的考え方としています その改正には 4 月からの消費税率 8% への引き上げによる景気の落ち込みを最小限に抑え るため 企業の投資を促す減税策など数多く盛り込まれています 賃上げや消費拡大 景気 回復につなげようとする狙いであります 他方 開業率を欧米並みの 10%( 現状 4.5%) へ引き上げることを目標として企業投 資促進 エンゼル税制 国際間での法人税率の低減傾向への対応 50 年後に人口 1 億人維 持へ向けての資源配分は高齢者から子供へ大胆に移すなど課題は大きいです なお 平成 27 年 1 月 1 日からは いよいよ相続税法改正の適用が始まります 基礎控除 等が 4 割カットされ 多くの人たちが課税対象となり増税へシフトします 従来死亡者 4% の人への課税が中京圏では地価高止まりの影響で 10% となりそうです 1. 復興特別法人税の 1 年前倒し廃止法人税額の 10% とされている復興特別法人税の適用期限については 平成 27 年 3 月 3 1 日までに開始する事業年度までとされていましたが 平成 26 年 3 月 31 日までに開始す る事業年度までに改正され 1 年前倒しして終了することになりました 2. 交際費課税の緩和従来の交際費課税制度では 資本金 1 億円超の大企業が支出した交際費は全額が損金不算 入とされていました これが改正により 交際費のうち飲食費については 50% まで損金算 入が認められることになりました ただし 役員や社員が飲食する社内接待費は対象外とな ります 資本金 1 億円以下の中小企業では現行 年間 800 万円を上限に飲食費を含めた交際費の 全額を損金に算入できます そこで中小企業は 1800 万円までの交際費の全額損金算入 2 交際費のうち飲食費に ついて 50% 損金算入 のいずれか有利なほうを選べるようになりました 6 月 25 日感謝の集い特別講演会 前立腺と幸せに生きる ~ 泌尿器科医が語る熟年男性の健康法 ~ ( 恩賜財団 ) 愛知県済生会リハビリテーション病院顧問浅野晴好

2 3. 中小企業投資促進税制の拡充中小企業投資促進税制とは 資本金 1 億円以下の中小企業等が特定機械装置等の取得をした場合において その取得価格の 30% の特別償却と 7% の税額控除との選択適用が認められるという制度です なお 税額控除の対象となるのは 資本金 3,000 万円以下の法人に限られます この特定機械装置等が 平成 26 年 1 月 20 日以後購入し 事業の用に供した生産性向上設備投資促進税制の対象設備等である場合には その取得価額の即時償却と 7% の税額控除との選択適用が認められることになりました また 資本金 3,000 万円以下の法人の場合には その取得価額の即時償却と 10% の税額控除との選択適用が認められます 中小企業等の場合には生産ラインやオペレーションを改善する設備について投資利益率が 5% でよいほか 対象となる資産の範囲も広いなど大企業と比較して要件が緩和されています 4. 生産性向上設備投資促進税制の創設青色申告法人が新たに取得した生産性向上設備等が一定の基準を満たした場合 その取得価額の即時償却と 5%( 機械など ) もしくは3%( 建物 建築物 ) の税額控除との選択適用ができる制度が創設されました 税額控除は その事業年度の法人税額の 20% を限度とされます 生産性向上設備とは 先端設備及びおよび生産ラインやオペレーションの改善に資する設備として 産業競争力強化法に規定されるものをいい 本社や寄宿舎の建物 事務用器具備品 福利厚生施設などはこれに該当しません 5. 研究開発税制の拡充研究開発税制とは 青色申告法人の各事業年度において 損金に算入される試験研究費がある場合に 一定の条件により法人税額の特別控除が認められる制度です この制度は 試験研究費の総額に係る税額控除 ( 総額型 ) のほかに 試験研究費の増加額の5% の税額控除 ( 増加型 ) または売上高の 10% を超える試験研究費について一定の割合の税額控除 ( 高水準型 ) のいずれか一方を選択控除し 総額型に上乗せして法人税から税額控除できる仕組みになっていました このうち 増加型について 試験研究費の増加割合に応じて 5% から最大 30% まで税額控除割合が認められる仕組みに変更されました したがって 改正前の制度では増加割合が 5% 以下でも適用されましたが 改正により 5% 超の増加が必要になります 増加割合が 5% 以下の場合は 上乗せ措置は高水準型のみが適用されることになります この制度は 平成 26 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度に適用されます 損益計算書に 研究開発費 を設定しましょう 6. 登録免許税録免許税の負担軽減 会社設立会社設立などなど 産業競争力強化法に基づく認定を受けるなどした創業者が株式会社を設立する場合 登記に対する登録免許税は設立時資本金 1,000 分の7( 最低 15 万円 ) が原則ですが 1, 000 分の3.5( 最低 7 万 5,000 円 ) に軽減されます 7. 雇用促進税制の拡充 1 人当たりの控除額が 20 万円から40 万円に引き上げられました また高年齢継続被保険者が含められました 次項の税制との選択適用です 留意点は期首 2ヶ月以内の届出 期末 2ヶ月以内の確認を受けること 会社都合の離職者のいないこと 2 人以上の純増などです

3 8. 雇用者給与等支給額が増加増加したした場合場合の税額控除税額控除の見直見直し平成 26 年度以後終了年度に適用されます 平成 24 年を基準年度とし 平成 25 年 平成 26 年に2% 以上増加の場合 ( 平成 25 年度未適用 ) 上乗せして税額控除できます 平成 27 年度は3% 以上増加 平成 28 年度と平成 29 年度は合わせて 5% 以上の増加です 給与等は徐々に増加していくのが一般的であり また高齢退職者が発生し 若年新規採用者の場合は一般的に低いことから平均給与は下がってしまいます このため 前期と当期との継続雇用者に限定して比較をすれば避けることができます 使い勝手がよくなりました 9. 印紙税の見直見直し受取書 ( いわゆる領収書 ) の非課税が 3 万円未満から 5 万円未満になりました 10. 延滞税等の見直見直し納期限内に税を納付できなかった場合 延滞税等が引下げられました 11. 地方法人法人税の創設創設によるによる偏在是正平成 26 年 10 月 1 日以後 法人が都道府県と市町村に納付する法人住民税割の一部を国税化 ( 地方法人税 ) して国が集め 税収が少ない自治体に再分配する制度です 12. 消費税課税課税の見直見直し簡易課税は 金融 保険業のみなし仕入率が現行の 60% から50% へ 不動産業では 50% から40% へ変更です 5% の分は0.5% 8% の分は0.8% 増税になります 設立による非課税は 資本金 1,000 万円以下で 事業年度 7ヶ月以下又は半年間の売上 ( 又は給与 ) が1,000 万円以下となりました 例えば最長 1 期目 7ヶ月以下 2 期目 1 年間のケースです 13. 給与所得控除の縮小給与所得控除では所得税や住民税の基準となる課税所得金額を計算する際 給与収入から必要経費に当たる給与所得控除を差し引くことができます 給与所得控除は 給与収入に応じて65 万円から245 万円となっています 現行の給与所得控除の上限は 245 万円で 年収 1,500 万円超の人が対象です これが平成 28 年には年収 1,200 万円超で230 万円 平成 29 年には年収 1,10 0 万円超で220 万円に引き下げられます 14. ゴルフ会員権会員権の損益通算廃止生活に通常必要な資産の譲渡損失は 給与所得などその年の他の所得と損益通算ができます そのため資産の売却損があると その分だけ所得税を減らすことができます 一方で 別荘や貴金属などの生活に通常必要でない資産は 趣味娯楽を目的と考えられ 4 月 1 日以後の譲渡からゴルフ会員権も損益通算はできないことになりました 15. 資産税制ほか (1) 特定の住居用財産買換え特例の見直し (2) 相続財産を譲渡した場合の取得費加算特例の見直し (3) 住宅取得費資金贈与特例等の拡充など 適用年度などその他詳細はお問い合わせをお願いします 石川光男

4 5 月の税務と労務 3 月の決算法人の確定申告 納税 期限 ( 6 月 2 日 ) 5 月の決算法人の中間報告 納税 期限 ( 6 月 2 日 ) 10 月決算法人の消費税の中間申告 期限 ( 6 月 2 日 ) 5 月分源泉所得税納付 期限 ( 5 月 12 日 ) 今月のセミナー 今月のセミナー 各セミナー共 事前のお申込みを FAX にてお願いします 1. 5 月 15 日 ( 木 ) いざという時もめないためのもめないための相続相続 遺言書 講師松本祐輔時間 17:00~18:00 会費会員 500 円一般 1,000 円 個別相談承ります 2. 5 月 21 日 ( 水 ) 税理士平川平川忠雄 DVD セミナー 平成 26 年 4 月号平成 26 年度税制改正後の交際費課税の要点 講師柴田和浩 時間 PM17:00~18: 月 19 日 ( 月 ) 愛知県行政書士会名南支部研修会 成年後見制度を考える 講師石川光男時間 PM16:00~17:30 会費支部会員無料一般 1,000 円場所サイプレスガーデンホテル ( 金山南口 ) 4. 5 月 31 日 ( 土 ) 相続税が大増税となります ~ 対策を打とう~ 講師石川光男 時間 PM17:30~19: 月 3 日 ( 火 ) 会社の数字に強くなって業績アップしよう 講師石川光男 時間 PM17:30~19:00 セミナー会場 石川経営 3F セミナールーム

5 熱田 港 港倫理法人会のセミナー 倫理法人会のセミナーお問い合わせは石川経営まで TEL 月 8 日 ( 木 ) 第 425 回経営者モーニングセミナー講師冨田義信氏 ( 名古屋市中央倫理法人会幹事 ) 時間 AM 6:30 ~ 会費無料場所金山ゼミナールプラザ 2. 5 月 15 日 ( 木 ) 第 426 回経営者モーニングセミナーテーマ 会員スピーチ 会員それぞれが 10 分 ~15 分体験談をお話しします 時間 AM 6:30 ~ 7:30 会費無料場所金山ゼミナールプラザ 3. 5 月 21 日 ( 水 ) 経営者の集いテーマ 心の支え ( 故郷を離れて ) 講師濱恭子女史 ( 長野県茅野市倫理法人会相談役 ) 時間 PM 19:00 ~ 会費無料場所金山ゼミナールプラザ 4. 5 月 22 日 ( 木 ) 第 422 回経営者モーニングセミナーテーマ 創業者の想い!~ぶれない経営で変わったこと ~ 講師坂野豊和氏 ( 知多南倫理法人会副専任幹事 ) 時間 AM 6:30 ~ 7:30 会費無料場所金山ゼミナールプラザ 5. 5 月 29 日 ( 木 ) 第 423 回経営者モーニングセミナーテーマ 生かされて生きる 講師濱恭子女史 ( 長野県茅野市倫理法人会相談役 ) 時間 AM 6:30 ~ 7:30 会費無料場所金山ゼミナールプラザ 各セミナーセミナー共 事前申込事前申込みはみは必要必要ありませんありません 受付で 石川光男石川光男の紹介紹介ですです とおとお伝えくださいえください 発行人税理士 中小企業診断士社会保険労務士 行政書士石川光男 名古屋市熱田区四番二丁目 1 4 番 3 4 号 TEL052(651)6000 FAX052(652)0066 ishikawa@ishikawakk.or.jp

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