ⅴ. オランダの森林吸収量の算定 報告の情報について 1 京都議定書 3 条 3 及び 4 の下での排出 吸収の推計の概要 3 条 3 項および 4 項の活動の報告情報カーボンプール GHG 発生源 吸収源活動 地上地下バイバイオマオマスス リター 枯死木 土壌 施肥 土壌排水 土地転用 N2 N2

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1 ⅴ. オランダの森林吸収量の算定 報告の情報について 1 京都議定書 条 及び 4 の下での排出 吸収の推計の概要 条 項および 4 項の活動の報告情報カーボンプール GHG 発生源 吸収源活動 地上地下バイバイオマオマスス リター 枯死木 土壌 施肥 土壌排水 土地転用 N2 N2 N2 石灰施用 CO バイオマス燃焼 CO CH N2O O O O 条 項 条 4 項 新規植林 再 植林 R R NR NR NR NO NO NE NE NE 森林減 少 R R R R NR NE R NE NE NE 森林経 営 NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA 農地管 理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA 放牧地 管理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 植生回 復 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 引用 :KP-LULUCF Table NR1 25

2 条 項および 4 項の活動による排出 吸収量 GREENHOUSE GAS BY(5) Net Accounting Accounting SOURCE AND SINK emissions/removals(1) Parameters Quantity ACTIVITIES 2008 Total (Gg CO2 equivalent) A. Article. activities A.1. Afforestation and Reforestation A.1.1. Units of land not harvested since the beginning of the commitment period A.1.2. Units of land harvested since the beginning of the commitment period NA,NE,NO Land converted to FL-FAD NA,NE,NO NA,NE,NO NA,NE,NO A.2. Deforestation B. Article.4 activities B.1. Forest Management (if elected) NA NA NA. offset 2.77 NA FM cap 18. NA B.2. Cropland Management (if elected) 0.00 NA NA B.. Grazing Land Management (if elected) 0.00 NA NA B.4. Revegetation (if elected) 0.00 NA NA 引用 :KP-LULUCF Table Accounting 26

3 2 一般的情報 2.1 森林の定義林冠閉鎖率 20% 面積 0.5ha 樹高 5m また 以下のものは上記にかかわらず森林に含める 1 林業目的の植林地 2 森林内の一部に生じる一時的な疎開地で森林復帰が見込まれるもの 森林の重要部分を占める苗畑 採取林 林道など林内空間で幅 6m 以内のもの 4 国立公園内の森林などで 0.5ha を超え幅 0m 以上のもの 5 防風林 緩衝林で 0.5ha を超え幅 0m 以上のもの 2.2 選択した 条 4 の活動選択していない 27

4 土地に関する情報.1 土地転用マトリックス.1.1 京都議定書対象活動に着目した土地転用マトリクス 表 NL.1 対象活動土地利用マトリックス (2007 年 /2008 年 ) 条 項の活動 条 4 項の活動 森林経放牧地今年度農地管植生回新規植営管理の始ま理 ( 選復 ( 選林およ森林減 ( 選択 ( 選択その他りにお択して択してび再植少していしていける面いる場いる場林る場る場積合計合 ) 合 ) 合 ) 合 ) (kha) 条 新規植林および再植林 項の活 森林減少 動 森林経営 ( 選択して 条 4 項の活動 いる場合 ) NA NA NA 農地管理 ( 選択して いる場合 ) NA NA NA NA NA NA 放牧地管理 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA NA 植生回復 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA その他 , , 今年度の終わりにおける面積合計 , , 引用 :KP-LULUCF Table NR2 28

5 表 NL.2 ARD 対象活動土地利用面積の変化 (1990 年 ~2008 年 ) 4 活動別の情報 新規植林 再植林 森林減少 森林経営による吸収 排出量算定結果総括表 表 NL. 新規植林 再植林による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C AR 地上バイオマス 地下バイオマス 枯死木 NE NE リター NE NE 土壌 NE NE その他のガス - - CO2) +: 排出 : 吸収 C) +: 吸収 : 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.1.1. より作表 29

6 表 NL.4 森林減少による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C D 地上バイオマス 地下バイオマス 枯死木 リター 土壌 NE NE その他のガス - - CO2) +: 排出 : 吸収 C) +: 吸収 : 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.2. より作表 新規植林 再植林 森林経営 森林減少による吸収 排出量算定方法等 条 項の AR 活動による森林の炭素蓄積量の変化については UNFCCC 報告と同様に IPCC の LULUCF 分野の GPG の Tier 2 の方法で算定している (NIR p10, 7.5.4) バイオマスの変化に伴う炭素蓄積の変化のうち 地上バイオマスと地下バイオマスは 0-20 年生のプロット調査で得られた平均的な T/R 率 (Van den Wyngaert et al., 2009) を用いて仕分けられる 枯死木 リター 土壌内の炭素蓄積変化は未報告であるが 土壌については翌年以降 報告予定である 京都議定書の 新規植林 再植林 活動面積と UNFCCC の土地利用区分報告面積との関係は 5.A.2.1 の耕作地 5.A.2.2 の草地 5.A.2. の湿地 5.A.2.4 の開発地 5.A.2.5 のその他の土地 それぞれから京都議定書の定義に合致する森林に転用された面積が京都議定書の 新規植林 再植林 活動面積となる なお その他の土地からの転用には森林外の樹林地から京都議定書の定義に合致する森林への転用を含む 京都議定書の 森林減少 活動面積と UNFCCC の土地利用区分報告面積との関係は 京都議定書の定義に合致する森林から 5.B.2.1 の耕作地 5.C.2.1 の草地 5.D.2.1 の湿地 5.E.2.1 の開発地 5.F.2.1 のその他の土地 それぞれに転用された面積が京都議定書の 森林減少 活動面積となる また 京都議定書の定義に合致する森林から森林外の樹林地への転用を含む 条 項の D 活動による森林の炭素蓄積量の変化については UNFCCC 報告と同様に IPCC の LULUCF 分野の GPG の Tier 2 の方法で算定している (NIR p10, 7.5.4) バイオマスの変化に伴う炭素蓄積の変化は 簡易なインベントリモデルから得られるデータを用いて 地上バイオマスと地下バイオマスに区分される (Van den Wyngaert et al., 2009) 0

7 ⅵ. ギリシャの森林吸収量の算定 報告の情報について 1 京都議定書 条 及び 4 の下での排出 吸収の推計の概要 条 項および 4 項の活動の報告情報カーボンプール GHG 発生源 吸収源活動 地上地下バイバイオマオマスス リター 枯死木 土壌 施肥 土壌排水 土地転用 N2 N2 N2 石灰施用 CO バイオマス燃焼 CO CH N2O O O O 条 項 条 4 項 新規植林 再 植林 R R NR NR NR NO NO R R R 森林減 少 R R NR NR NR NO NO R R R 森林経 営 R R NR NR NR NO NO NO R R R 農地管 理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA 放牧地 管理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 植生回 復 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 引用 :KP-LULUCF Table NR1 1

8 条 項および 4 項の活動による排出 吸収量 GREENHOUSE BY(5) Net Accounting Accounting GAS SOURCE AND emissions/removals(1) Parameters Quantity SINK ACTIVITIES 2008 Total (Gg CO2 equivalent) A. Article. activities A.1. Afforestation and Reforestation A.1.1. Units of land not harvested since the beginning of the commitment period A.1.2. Units of land harvested since the beginning of the commitment period NA National Total NA NA NA A.2. Deforestation B. Article.4 activities B.1. Forest Management (if elected) -2, , , offset FM cap 1, , B.2. Cropland Management (if elected) 0.00 NA NA B.. Grazing Land Management (if elected) 0.00 NA NA B.4. Revegetation (if elected) 0.00 NA NA 引用 :KP-LULUCF Table Accounting 2

9 2 一般的情報 2.1 森林の定義林冠閉鎖率 25% 面積 0.ha 樹高 2m UNFCCC 報告と同じ 2.2 選択した 条 4 の活動森林経営を選択 第 1 約束期間における排出割当量の上限は年 0 kt CO2 または総計 1650 kt CO2

10 土地に関する情報.1 土地転用マトリックス.1.1 京都議定書対象活動に着目した土地転用マトリクス表 GC.1 対象活動土地利用マトリックス (2007 年 /2008 年 ) 条 項の活動 条 4 項の活動 新規植林および再植林 森林減少 森林経営 ( 選択している場合 ) 農地管理 ( 選択している場 放牧地管理 ( 選択している場 植生回復 ( 選択している場 その他 今年度の始まりにおける面積合計 条 項の活動 合 ) 合 ) 合 ) (kha) 新規植林お よび再植林.27 NO.27 森林減少 森林経営 ( 選択して 条 4 項の活動 いる場合 ) NO 1, , 農地管理 ( 選択して いる場合 ) NA NA NA NA NA NA 放牧地管理 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA NA 植生回復 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA その他 , , 今年度の終わりにおける面積合計 , , , 引用 :KP-LULUCF Table NR2 4

11 4 活動別の情報新規植林 再植林 森林経営 森林減少による吸収 排出量算定方法等 条 項の AR D 活動および 条 4 項の FM 活動による森林の炭素蓄積量の変化については UNFCCC 報告と同様に IPCC の LULUCF 分野の GPG の Method 2 の方法で算定している 表 GC.5 LULUCF( 森林 ) 由来の排出 吸収量の算定方法 生体バイオマス量の算定には 次表に示す 樹種別にバイオマス拡大係数 (BEF) と材密度 (D) を統合した BEFD 係数を用いて求めている 表 GC.6 バイオマス算定に用いる BEFD (NIR p228, ) 京都議定書の 新規植林 再植林 および 森林経営 の 2つの活動が それぞれ UNFCCC の2つの区分である 転用された森林 および 転用のない森林 に明確に対応しているので 議定書と UNFCCC に係る2つの調査の排出 吸収量の不確実性は同じである 森林減 5

12 少に由来する排出の不確実性については 51% と推定する 新規植林 再植林による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C AR 地上バイオマス 地下バイオマス 枯死木 リター 土壌 その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.1.1. より作表 森林減少による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C D 地上バイオマス 地下バイオマス 枯死木 リター 土壌 その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.2. より作表 6

13 森林経営による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C FM -2, 地上バイオマス -1, 地下バイオマス 枯死木 リター 土壌 その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)B.1. より作表 7

14 ⅶ. クロアチアの森林吸収量の算定 報告の情報について 1 京都議定書 条 項および 4 項の下での排出 吸収の推計の概要表 Crt1 条 項および 4 項の活動の報告情報カーボンプール GHG 発生源 吸収源活動 地上地下バイバイオマオマスス リター 枯死木 土壌 施肥 土壌排水 土地転用 石灰施用 N2 N2 N2 CO バイオマス燃焼 CO CH N2O O O O 条 項 条 4 項 新規植林 再 植林 R IE NA NA NA NO NO IE IE IE 森林減 少 R IE NA NA NA NE NO NO NO NO 森林経 営 R IE NA NA NA NO NO NO R R R 農地管 理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA 放牧地 管理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 植生回 復 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 引用 :KP-LULUCF Table NR1 8

15 表 Crt2 条 項および 4 項の活動による排出 吸収量 GREENHOUSE BY(5) Net Accounting Accounting GAS SOURCE AND emissions/removals(1) Parameters Quantity SINK ACTIVITIES 2008 Total (Gg CO2 equivalent) A. Article. activities A.1. Afforestation and Reforestation A.1.1. Units of land not harvested since the beginning of the commitment period A.1.2. Units of land harvested since the beginning of the commitment period NA Croatia NA NA NA A.2. Deforestation B. Article.4 activities B.1. Forest Management (if elected) -40, , ,858.. offset FM cap 4, ,858. B.2. Cropland Management (if elected) 0.00 NA NA B.. Grazing Land Management (if elected) 0.00 NA NA B.4. Revegetation (if elected) 0.00 NA NA 引用 :KP-LULUCF Table Accounting 9

16 2 一般的情報 2.1 森林の定義樹冠被覆率 10% 以上面積 0.1ha 以上樹高 2m 以上 2.2 選択した 条 4 の活動森林経営を選択 40

17 土地に関する情報.1 土地転用マトリックス.1.1 京都議定書対象活動に着目した土地転用マトリクス対象活動土地利用マトリックス (2007 年 /2008 年 ) 表 Crt 条 項の活動 条 4 項の活動 条 項の活動 農地放牧植生今年度森林経管理地管回復新規植の始ま営 ( 選理 ( 選 ( 選林およ森林その他りにお ( 選択択し択し択しび再植減少ける面していていていてい林積合計る場合 ) る場る場る場合 ) 合 ) 合 ) (kha) 新規植林および 再植林 森林減少 森林経営 ( 選択している場 条 4 項の活動 合 ) , ,892.0 農地管理 ( 選択している場 合 ) NA NA NA NA NA NA 放牧地管理 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA NA 植生回復 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA その他 , , 今年度の終わりにおける面積合計 , , , 引用 :KP-LULUCF Table NR2 41

18 4 活動別の情報 新規植林 再植林による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C AR 地上バイオマス 地下バイオマス IE,NO IE,NO 枯死木 NA NA リター NA NA 土壌 NA NA その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.1.1. より作表 森林減少による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C D 地上バイオマス 地下バイオマス IE,NE,NO IE,NE,NO 枯死木 NA,NE NA,NE リター NA,NE NA,NE 土壌 NA,NE NA,NE その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.2. より作表 42

19 森林経営による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C FM -40, ,075.1 地上バイオマス -40, ,075.1 地下バイオマス IE IE 枯死木 NA NA リター NA NA 土壌 NA NA その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)B.1. より作表 4.1 新規植林 再植林 地上バイオマス 地下バイオマス新規植林地におけるバイオマスの増加に伴う炭素ストックの年間増加量は, Equation.2.2 (GPG 200) によって算出される. この対象となるのは, クロアチア国営森林公社有林のみであり, その他の国有林および私有林に関する詳細なデータは無い. 天然更新における地上部バイオマスの平均年間増加量に関するデフォルト データ (GPG 200, Table A.1.5.) が, 樹齢 20 年以下の温帯針葉樹林に用いられる. クロアチアにおいては, 新規植林は主に針葉樹で行われている. 測定期間は 年であるため, 樹齢は 20 年以下となる. 地上部に対する地下部の比率 (R) に関しては, 全国のデータが欠如しているので,GPG200 の TableA.1.5 にある地上部バイオマス 50t/ha 以下に適用される針葉樹林と植林地のデフォルト値が用いられる. これは, 針葉樹林, 特に林齢 20 年以下のバイオマスは非常に少なく, 地上部バイオマス 50t/ha 以下に該当する R を採用するのが最も適切であるとする専門家の意見によるものである. 4.2 森林減少 地上バイオマス 地下バイオマス森林減少活動からの排出 / 移転は, 森林減少は全て居住地, 特にインフラストラクチャー, への転換であるという専門家の見解に基づいて算出される. これらは Croatian Forests 4

20 にのみ関するものであり, その他の国有林 私有林に関する詳細なデータはない. 用いられる公式は.6.1 である. Tier 1 の手法を用い, 生体バイオマスは森林の転換が起こった年に一斉に失われるものとする. それゆえ, Cafter はゼロとなる.Cbefore は, 針葉樹林と広葉樹林それぞれのストックの成長データに基づいて算出される. 針葉樹と広葉樹を分けて扱うのは, ほとんどの森林減少活動は広葉樹林において起こっているという専門家の判断によるものである 年の期間に関しては具体的なデータが無い. それゆえ, 森林減少の 80% が広葉樹林で起こっていると想定する.2004 年以降は, 次のように扱う ; 2004 年 : 広葉樹林 85%, 針葉樹林 15%, 2005 年 : 100%, 0%, 2006 年 : 80%, 20%, 2007 年 : 77%, 2%, 2008 年 : 74%, 26%. 4. 森林経営 4..1 地上バイオマス 地下バイオマス以下の式を用いて算定する ΔCFFLB = (ΔCFFGsj - ΔCFFLsj) + (ΔCFFGpj - ΔCFFLpj) ΔCFFLB = 転用のない森林における生体バイオマス ( 地上部 地下部バイオマスを含む ) の炭素ストックの年間変化量, Cyr-1 ΔCFFGsj, ΔCFFGPj = 国有林と私有林における, それぞれの森林タイプによる (j=1,2), バイオマスの成長に伴う炭素ストックの年間増加量, Cyr-1 ΔCFFLsj, ΔCFFLpj = 国有林と私有林における, それぞれの森林タイプによる (j=1,2), バイオマスの消失に伴う炭素ストックの年間減少量, Cyr-1 上記において 国有林に関しては ΔCFFGs = Σj ((Vt2sj-Vt1sj)+Ht1sj)*Dj*BEF1j*(1+Rj)*CF j = 森林タイプ, j=1,2 ( 広葉樹, 針葉樹 ) Vt1s = 条 4 項の森林管理活動対象地における t1 時点での国有林の商業的ストックの成長量, m Vt2s = 条 4 項の森林管理活動対象地における t2 時点での国有林の商業的ストックの成長量, m Ht1s = t1 時点での国有林の伐採総量 ( 全ての消失量 ), m D = 基本容積密度, tonnes d.m.m -, 広葉樹 = 0,588, 針葉樹 =0,4 BEF 1 = 年間純増加量 ( 樹皮を含む ) を地上部の樹木バイオマスの増加に換算するための 44

21 バイオマス拡大係数, 無次元 (dimensionless) R = 増加量に対して適切な地上部に対する地下部の比率, 無次元 ΔCFFLs = Lfeelings+Lfuelwood+Lother losses Lfeeligs = Σj Ht1sj*Dj*BEF2j*CF Ht1sj = t1 時点での国有林における, 森林タイプごとの伐採総量 (j=1,2), m BEF2 = 商業用の容積を地上部樹木バイオマスの増加量に換算するためのバイオマス拡大係数, 無次元 Lfuelwood = 薪材の採取は無視できるレベルの量である.( 注 : 原典でもゼロとは記述せず ) Lother losses = その他の消失は無し. 実際の 増加量と伐採量に含まれている. 同様に 私有林に関しては ΔCFFGp = Σj Apj * Ivpj * Dj * (1+Rj) * BEF1j * CF Apj = 森林群落ごとの私有林の面積 (j=1,2), ha Ivpj = 森林群落ごとの, 私有林での産業用加工に使われるだけの容積における平均純増加量 (j=1,2), m ha -1 yr -1 Ivpj = Ivsj ( 私有林の増加量は国有林と同等であるという前提 ) Ivsj = Σij ((Vt2sj-Vt1sj)+Ht1sj)/ΣAsj Asj = 森林群落ごとの 条 4 項に関連する国有林面積 (1=1,2), ha ΔCFFLp = Lfeelings+Lfuelwood+Lother losses Lfeeligs = Σj Ht1pj*Dj*BEF2j*CF Ht1pj = 森林タイプごとの,t1 時点での私有林における伐採総量, m Lfuelwood = 薪材の採取は無視できるレベルの量である.( 注 : 原典でもゼロとは記述せず ) Lother losses = その他の消失は無し. 実際の 増加量と伐採量に含まれている. 4.4 自然攪乱による影響への対処方法自然撹乱に含まれるのは野火のみである. 森林地の平均バイオマスストック (Bw) には, デフォルト データである 107 t.d.m./ha が使われたが, 専門家の意見では, この値は非常に大きく見積もられたものである. しかし, 国家レベルでの明確な値は得られない. また, 実際の 年間成長量と伐採量は既に火災による消失分の材積をふくんでいる. それゆえ, 最も適切なアプローチは, 伐採量のみを CO2 の排出源として用いることである. 45

22 ⅷ. スロバキアの森林吸収量の算定 報告の情報について 1 京都議定書 条 及び 4 の下での排出 吸収の推計の概要 条 項および 4 項の活動の報告情報カーボンプール GHG 発生源 吸収源活動 地上地下バイバイオマオマスス リター 枯死木 土壌 施肥 土壌排水 土地転用 N2 N2O N2 石灰施用 CO バイオマス燃焼 CO CH N2O O O 条 新規植林 再植林 R IE NR NR R N R NR NR NR NR 項 森林減 少 R IE NR NR R NR NR NR NR NR 条 森林経営 NA NA NA NA NA N A NA NA NA NA NA 4 農地管 項 理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA 放牧地管理 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 植生回復 NA NA NA NA NA NA NA NA NA 引用 :KP-LULUCF Table NR1 46

23 条 項および 4 項の活動による排出 吸収量 GREENHOUSE BY(5) Net Accounting Accounting GAS SOURCE emissions/removals(1) Parameters Quantity AND SINK 2008 Total ACTIVITIES (Gg CO2 equivalent) A. Article. activities A.1. Afforestation and Reforestation -1,701. A.1.1. Units of land not harvested since the beginning of the commitment period -1, , ,701. A.1.2. Units of land harvested since the beginning of the commitment period A.2. Deforestation,051.91,051.91, B. Article.4 activities B.1. Forest Management (if elected) NA NA NA. offset 1,50.58 NA FM cap 9, NA B.2. Cropland Management (if elected) 0.00 NA NA B.. Grazing Land Management (if elected) 0.00 NA NA B.4. Revegetation (if elected) 0.00 NA NA 引用 :KP-LULUCF Table Accounting 47

24 2 一般的情報 2.1 森林の定義最小面積 :0. ha 最小樹冠被覆率 : 20% 最小樹高 : 5m スロバキア共和国は 条 項 (ARD 活動 : 新規植林 再植林 森林減少 ) の報告における森林定義に 次の閾値を選択している すなわち 林地は最小面積 0. ha 最小樹冠被覆率 20% 最小樹高 5m の土地を含むものをいう 一時的な無立木地は 森林再生領域として森林に含まれている 帯状での森林定義には 最少幅 20 m が適用されている 選択された閾値は 国連食糧農業機関の世界森林資源評価報告書 (the GFRA 2005) National Forest Inventory MCPFE criteria and indicators of sustainable forest management の報告において使用している数値と一致している 2.2 選択した 条 4 の活動いかなる活動も適用しないと決定している 土地に関する情報.1 土地転用マトリクス土地転用マトリクスは スロバキア共和国の測地学 地図 地籍局 (GCCA) による 森林からの土地利用転用および森林への土地利用転用の結果に基づいている この機関は 新規植林 再植林および森林減少が起きている面積についての地籍情報を毎年更新している スロバキアの 1990 年 年の AR 面積は トータルで 1,71ha 年平均 722ha である 同期間の合計森林減少面積は 601ha である 48

25 京都議定書対象活動に着目した土地転用マトリクス 条 項の活動 条 4 項の活動今年度森林経放牧地新規農地管植生回の始ま営管理その植林理 ( 選復 ( 選りにお森林 ( 選択 ( 選択他およ択して択してける面減少していしていび再いる場いる場積合計る場る場植林合 ) 合 ) 合 ) 合 ) (kha) 条 項の 新規植林および再植林 NO 活動 森林減少 森林経営 ( 選択している場 合 ) NA NA NA 農地管理 ( 選択し 条ている場 4 項合 ) NA NA NA NA NA NA の放牧地管活理 ( 選択動している 場合 ) NA NA NA NA NA NA 植生回復 ( 選択している場合 ) NA NA NA NA NA その他 NO NO NO NO NO 1.2 今年度の終わりにおける面 積合計 NA,NO NA,NO NA,NO NA,NO NO 引用 :KP-LULUCF Table NR2 49

26 マラケシュ合意での 条 項の定義に沿って ARD については地理的な境界区分を含んで 報告している そのために IPCC LULUCF GPG 第 4 章の報告方法 1 を採用した 表 SVK 年 年の特定地域における ARD 活動面積 50

27 表 SVK 年 年の特定地域における AR 活動 4 活動別の情報 新規植林 再植林による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C AR -1, 地上バイオマス 地下バイオマス IE,NO IE,NO 枯死木 NO NO リター NO NO 土壌 その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.1.1. より作表 51

28 森林減少による吸収 排出量算定結果総括表 2008 Gg-CO2 Gg-C D, 地上バイオマス 2, 地下バイオマス IE,NO IE,NO 枯死木 NO NO リター NO NO 土壌 その他のガス CO2 +: 排出 -: 吸収 C +: 吸収 -: 排出 KP-LULUCF Table 5(KP-1)A.2. より作表 4.1 新規植林 再植林 地上バイオマス 地下バイオマス生体バイオマスの炭素蓄積の年間変化は IPCC 200 GPG LULUCF の Tier1 に基づき算定した 人工更新により森林に転用した土地の生体バイオマスの炭素蓄積の変化は 下記の方程式により算定した 新規植林地の生体バイオマスの炭素蓄積の年間変化 : ΔCLFLB = ΔCLFGROWTH ΔCLFLOSS ΔCLFLB 新規植林地の生体バイオマス炭素蓄積の年間変化, C yr-1 トン, ΔCLFGROWTH 森林に転用した土地での成長に伴う生体バイオマス炭素蓄積の年間増加量, C yr-1 トン, CLFLOSS 森林に転用した土地での伐採 燃料採集及び自然攪乱に伴う生体バイオマス炭素蓄積の年間減少量, C yr-1 トン 4.2 森林減少 地上バイオマス 地下バイオマス森林減少以前の生体バイオマス炭素蓄積の算定方法は 土地利用調査期間の森林減少面積の算定を基にした 森林減少の結果 優占植生は完全に除去していると推定し 生体バイオマスに炭素が残っていないこととなる 期首と期末の生体バイオマスの炭素プールの差異は 下記の方程式を用いて 森林減少に起因する炭素蓄積の変化を算定している 単位面積当たりを基準に算定された炭素蓄積の平均変化は 期首の森林からの生体バイオマス 52

29 の除去に起因する炭素蓄積変化と同値である 森林減少の定義により この活動後の炭素蓄積のデフォルト値はゼロとなる 他の土地に転用された生体バイオマスの炭素蓄積の年間変化 : ΔCLOLB = AConversion (BAfter BBefore) CF ΔCLOLB 他の土地に転用された生体バイオマス炭素蓄積の年間変化量,C yr-1 トン, AConversion - 初期森林利用からの年間森林減少面積, ha yr-1, BAfter 森林減少直後の生体バイオマス量, d.m. ha-1 トン, BBefore 森林減少以前の生体バイオマス量, d.m. ha-1 トン, CF = 乾燥物の炭素含有率 ( デフォルト = 0.5), トン C (tonnes d.m.)-1 算定方法は IPCC 200 GPG LULUCF,Section 5.2. ( 森林と草地の転用 ) のアプローチに従い Tier 1 手法を用いた 吸収された地上バイオマス量は 森林減少が生じる前の土地における年間バイオマス炭素容量を平均して 年間に森林から他の土地に転用した森林面積の乗算によって推定している 4. 森林経営選択していない 4.4 自然攪乱による影響への対処方法記述なし 5

Ⅶ. ドイツの森林吸収量の算定 報告の情報について I. 条約の下での森林吸収量の算定 報告の情報 1 基本事項森林の特定及び変化の面積 (1990 年 ~2008 年 ) と把握方法 表 Deu1 旧西ドイツ地域 1987 年と 2002 年にインベントリがサンプル抽出方法で実施されており それら

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