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ときないんそん
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1 平成 2 年 7 月 4 日交通政策審議会第 31 回港湾分科会資料 1 港湾計画について直江津港港湾計画 ( 一部変更 ) LNG 船 LNG Aries (126,3kL 積 )

2 港湾を巡る諸情勢 ~LNGについて~ LNG( 液化天然ガス ) の重要性 ( 原油換算億 kl) 88 億天然ガスは日本のエネルギー供給の約 15%(25 年 ) を占めており我が国にとって重要なエネルギー 23 年には日本のエネルギー供給の約 19% を天然ガスが占める見通し一方天然ガスの輸入割合は 96.2%(25 年 ) であり輸入依存度が極めて高い天然ガスは液化して LNG 船を用いた海上輸送で輸入しており安全かつ安定的な供給を確保するため LNG 受入基地 ( 港湾 ) をはじめとしたインフラ整備が必要 LNG(Liquefied Natural Gas) とはメタンを主成分とした天然ガスを -162 まで冷却して液体にしたもの体積は気体の約 1/6 となり大量輸送貯蔵に適する 3% 3% 日本におけるエネルギー供給の見通し 5.87 億 kl 12% 15% 21% 46% 4% 3% 6.85 億 kl 地熱新エネルキー等水力原子力天然ガス石炭石油 (LPG 含む ) 25 年度 23 年度見通し年度予測 23 年度見通しは現状固定ケース ( 今後もこれまでの趨勢で推移した場合 ) 出典 : 経済産業省総合エネルキー調査会需給部会答申長期エネルギー需給見通し ( 平成 2 年 5 月 ) 15% 19% 21% 39% ガス販売量 ( 億 MJ) 6, 6 5, 5 4, 4 3, 3 2, 2 1, 1 家庭用商業用工業用その他 1,68 億 MJ ガス販売量の推移 6,19 億 MJ 199 年度 1993 年度 1996 年度 1999 年度 22 年度 25 年度 MJ: メガジュール ( 百万ジュール ) 出典 :( 社 ) 日本ガス協会ガス事業便覧商業用 : 旅館百貨店会社娯楽場等の営業用のもの工業用 : 原料素材の製造及び加工に使用されるものその他 : 官公庁学校試験研究機関等で使用されるもの工業用ガス販売量は 15 年間で 3.5 倍以上の増加エネルギー基本計画 ~ 平成 19 年 3 月改定 ( 閣議決定 )~ ( 一部抜粋 ) エネルギー政策における天然ガスの位置付け天然ガスは安定供給及び環境保全の両面から重要なエネルギーである石油石炭原子力等の他のエネルギー源とのバランスを踏まえつつ引き続き天然ガスの導入及び利用拡大を推進する天然ガスの調達国内流通の円滑化に向けた取組国内のガス供給インフラの整備及び広域的なガス流通の活性化の観点からガス導管網の整備とその相互連結や第三者利用を促進する 1

3 図 -1 地域別天然ガス埋蔵量アジア太平洋北米 8% 4% 中南米 4% アフリカ 8% 中東 41% 確認埋蔵量兆 m3 (25 年 ) 欧州旧ソ連 36% LNG( 液化天然ガス ) のメリット安定供給天然ガスは中東以外の地域にも広く分散して賦存 ( 図 -1) 中東からの輸入は 2 割程度で中東依存度が低い ( 図 -2) 天然ガスの可採年数は原油 (4.6 年 ) に比べ 65 年と長い (25 年現在 ) 海外からの LNG 調達に当たっては 2 年前後の長期契約を売主との間で締結するケースが多いクリーンなエネルギー他の化石燃料に比べ天然ガスは相対的に環境負荷が低い ( 図 -3) 優れた価格競争力近年の原油価格高騰により天然ガスは相対的に価格面で優位 ( 図 -4) 新技術による効率的な利用天然ガス (LNG) 火力発電は 5% 台後半の高い熱効率 ( 石炭火力は 4% 程度 ) ガスコージェネレーションガス冷房燃料電池等の高効率な新技術が実用化出典 :BP 統計 26 アラブ首長国連邦 9.1% アメリカ 2.2% ブルネイ 1.7% 図 -2 天然ガスの輸入元オマーン 1.9% カタール 11.1% アメリカその他 2.6% 中東 22.1% 総輸入量 5,779 万トン (25 年度 ) オーストラリア 18.1% 石炭 1 石油 8 天然ガス 6 二酸化炭素 (CO2) インドネシア 23.9% アジア太平洋地域 75.4% マレーシア 22.7% 図 -3 二酸化炭素等排出量の比較 ( 注 ) 単位発熱量あたりの排出量の割合 ( 石炭を 1 とした場合 ) 出典 : 財務省日本貿易月表石炭 1 石油 7 天然ガス硫黄酸化物 (SOx) 石炭 1 石油 7 天然ガス 4 窒素酸化物 (NOx) 出典 :IEA Natural Gas Prospects to 21 (1986) LNG 輸入価格 ( 千円 / トン ) 図 -4 LNG と原油の輸入価格推移 ( 原油価格 ) 対 2 年比 2.2 倍 (LNG 価格 ) 対 2 年比 1.35 倍 LNG 原油 1995 年度 1997 年度 1999 年度 21 年度 23 年度 25 年度出典 : 財務省日本貿易月表貿易統計原油輸入価格 ( 千円 /kl) 2

4 LNG( 液化天然ガス ) インフラの配置状況 LNG 受入基地等は全国 27 箇所で稼働中今後 7 箇所 ( うち 4 箇所は LNG 火力発電所 ) の建設が予定されている LNG 受入基地は火力発電所や都市圏といった大消費地の近傍やパイプライン網の近傍に立地する傾向にある直江津港は首都圏まで延びるパイプライン網の近傍に位置しており LNG 受入基地立地により北関東や甲信越地域への天然ガスの安定供給が可能となる吉の浦火力発電所電力系 ( 中城湾港 ) 平成 22 年 ( 予定 ) 柳井 LNG 基地電力系 ( 柳井港 ) 48,kL 戸畑 LNG 基地ガス系 ( 北九州港 ) 48,kL 福北工場ガス系 ( 博多港 ) 7,kL 長崎工場ガス系 ( 長崎港 ) 35,kL 鹿児島工場ガス系 ( 鹿児島港 ) 86,kL 水島 LNG 基地ガス系 ( 水島港 ) 16,kL 廿日市工場ガス系 ( 広島港 ) 17,kL 石狩 LNG 基地ガス系 ( 石狩湾新港 ) 平成 25 年 ( 予定 ) 大分 LNG 基地ガス系 ( 大分港 ) 46,kL 坂出 LNG 基地ガス系 ( 坂出港 ) 平成 22 年 ( 予定 ) 堺 LNGセンターガス系 ( 堺泉北港 ) 42,kL 姫路製造所ガス系 ( 姫路港 ) 74,kL 姫路 LNG 管理所電力系 ( 姫路港 ) 52,kL 川越 LNG 基地電力系 ( 四日市港 ) 48,kL 四日市工場ガス系 ( 四日市港 ) 16,kL 和歌山発電所電力系 ( 和歌山下津港 ) 平成 29 年以降 ( 予定 ) 泉北製造所第一工場ガス系 ( 堺泉北港 ) 18,kL 泉北製造所第二工場ガス系 ( 堺泉北港 ) 1,585,kL 東新潟 LNG 基地ガス系 ( 新潟港 ) 72,kL 上越火力発電所電力系 ( 直江津港 ) 平成 24 年 ( 予定 ) 直江津 LNG 基地ガス系 ( 直江津港 ) 平成 25 年 ( 予定 ) 知多 LNG 事業所ガス系 ( 名古屋港 ) 64,kL 知多 LNG 共同基地ガス電力系 ( 名古屋港 ) 3,kL 知多緑浜工場ガス系 ( 名古屋港 ) 2,kL 四日市 LNGセンター電力系 ( 四日市港 ) 32,kL LNG 基地 ( 稼働中 ) LNG 基地 ( 計画建設中 ) 主要導管網新仙台火力発電所電力系 ( 仙台塩釜港 ) 平成 28 年 ( 予定 ) 仙台 LNG 基地ガス系 ( 仙台塩釜港 ) 8,kL 東扇島 LNG 基地電力系 ( 横浜港 ) 54,kL 袖ヶ浦 LNG 基地ガス電力系 ( 千葉港 ) 2,66,kL 富津 LNG 基地電力系 ( 木更津港 ) 1,11,kL 扇島工場ガス系 ( 横浜港 ) 6,kL 根岸工場ガス電力系 ( 横浜港 ) 1,18,kL 清水 LNG( 袖師 ) 基地ガス系 ( 清水港 ) 177,2kL 計画建設中導管 LNG 受入基地出典 : 経済産業省資料 ( 稼働中 ) LNG 火力発電所 ( 計画建設中 ) LNG 受入基地 ( 計画建設中 ) 3

5 LNG 船の動向現在 LNG 船は 13 万 kl 級が標準サイズであるしかし今後は徐々に大型化が進み 14 万 kl 級以上の LNG 船の建造が主流となる見通しまた Q-max と呼ばれる 26 万 kl 級の超大型 LNG 船も登場する見込み LNG 船は全長や型幅に対し満載喫水が比較的浅い今後の LNG 船大型化を見据えると LNG 受入港湾の施設において必要な水深は最大 14~15m 程度である隻数万 kl 未満 1 万 kl~ 3 万 kl 未満 Q-max: カタールの液化基地 ( ラスラファン ) で荷役が可能な最大船型既存 LNG 船と近年就航予定のLNG 船のタンク容量分布 28~21 年末 (116 隻 ) 27 年末時点 (256 隻 ) 3 万 kl~ 7 万 kl 未満 7 万 kl~ 9 万 kl 未満 12 万 kl~ 13 万 kl 未満 13 万 kl~ 14 万 kl 未満 14 万 kl~ 15 万 kl 未満 LNG 船タンク容量 15 万 kl~ 16 万 kl 未満 16 万 kl~ 18 万 kl 未満今後大型船の建造が予定されている 21 万 kl 級 26 万 kl 級 (Q-max) 出典 :CLARKSON LNG Trade and Transport 27 総トン数 GT トン LNG 積載量 LNG 船の標準船型全長 (m) 型幅 (m) 満載喫水 (m) 2, 1~2 万 kl 級 , 4~5 万 kl 級 , 7~8 万 kl 級 , 12 万 kl 級 , 13~15 万 kl 級 (Q-max) 26 万 kl 級 LNG 積載量は平均的な船型から算定 Q-maxの船型は見込み ( 船社ヒアリングによる参考値 ) 出典 : 港湾の施設の技術上の基準同解説 ( 平成 19 年 ) CLARKSON LNG Trade and Transport 27 4

6 直江津港港湾計画一部変更計画変更箇所荒浜ふ頭地区中央ふ頭地区東ふ頭地区上越火力発電所 (H24 年運転開始予定 ) 酒田港両津港新潟港小木港寺泊港 LNG 受入基地の立地 (H25 年操業予定 ) 直江津港姫川港伏木富山港柏崎港平成 19 年 11 月撮影 5

7 交通機能用地.1ha 港湾計画変更の概要背景首都圏での LNG 需要の増加を背景とした民間ガス事業者による直江津港への LNG 受入基地立地要請に対して早急に対応する必要がある直江津港における公共貨物の情勢の変化 ( 石炭取り扱いの他港集約中古車輸出といった新規需要原木等の貨物船大型化 ) に対応するため荒浜ふ頭地区の公共埠頭の配置を検討する必要がある変更の内容荒浜ふ頭地区に新たに -14m ドルフィン 1 バース ( 専用 ) と危険物取扱施設用地を計画する荒浜ふ頭地区の公共埠頭については -14m 岸壁 2 バースを計画する本地区は所要の規模の航路泊地を有することから大型 LNG 船の入出港等に関して安全上の問題はなくかつ公共埠頭の利用において支障はない既定計画今回計画危険物取扱施設計画の変更 -14m トルフィン 1 ハース ( 専用 ) 泊地 (-14) 泊地 (-6.5) 泊地 (-13) 荒浜ふ頭地区 (-13)26m (-14)28m (-14)28m 埠頭用地 35.7ha 工業用地 69.4ha 港湾関連用地 16.3ha 臨港道路 6 号線交通機能用地 2.6ha 埠頭用地 6.5ha 緑地 13.7ha 緑地 5.3ha 臨港道路 5 号線交通機能用地 3.4ha 公共埠頭計画の変更 -14m 岸壁 2 ハース 56m 埠頭用地 6.8ha 埠頭用地 1.8ha 臨港道路 1 号線交通機能用地 5.ha (-14)28m (-14)28m 埠頭用地.9ha 埠頭用地 6.5ha 交通機能用地区間 B.3ha A1 A2 埠頭用地 18.6ha 港湾関連用地 2.1ha 埠頭用地港湾関連用地 6.2ha 8.9ha 臨港道路 6 号線交通機能用地区間 A1.1ha 荒浜ふ頭地区航路泊地 (-14) 泊地 (-14) 泊地 (-14) 交通機能用地区間 B.8ha 危険物取扱施設用地 23.ha その他緑地 2.ha 緑地 11.4ha 緑地.5ha 臨港道路 5 号線臨港道路 7 号線交通機能用地区間 A1.4ha 交通機能用地.9ha 泊地 (-14) 泊地 (-6.5) 工業用地 69.4ha 緑地 5.3ha 公共埠頭計画 ( 既定 ) -14m 岸壁 2 ハース 56m -13m 岸壁 1 ハース 26m 臨港道路計画の変更 ( 車線数及び施設追加 ) 土地利用計画の変更危険物取扱施設用地 23.ha 6

目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推

グラフで見る石油ガス 2013 平成 25 年 11 月目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推移 ( 全国 ) 7 石油製品需要量の推移