Microsoft Word - re92_Q&A5_2004年12月.doc

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - re92_Q&A5_2004年12月.doc"

Transcription

1 TR17YS92 イオンクロマトグラフ Q & A その 5 イオンクロマトグラフィーにおける検出器について R はじめに イオンクロマトグラフィーでは イオンが電気伝導度を有する性質を利用して 電気伝導度検出器を用います しかし 電気伝導度検出器はイオンに対する選択性が低いため 測定目的イオンだけを検出することはできないといった欠点があり またイオンによっては十分な測定感度を得られない場合があります このようなことから 定量精度の高い測定をおこなうためには 測定目的成分と試料マトリックスに応じて検出器または検出法を使い分けることが必要となります この技術資料では イオンクロマトグラフィーで一般的に用いられる電気伝導度検出器 紫外 / 可視 (UV/VIS) 吸光光度検出器 電気化学検出器の特性と選択基準について説明します 電気伝導度検出器 1. 検出原理電気伝導度検出器は 交流電圧が 2 つの印加された電極間を通過した溶液の電気抵抗を計測します 電気伝導度とは抵抗 (Ω) の逆数 (1/Ω) で表し 電気の流れやすさを示します イオン化している成分は 電気伝導度検出器の電極間を通過する際に電子の移動に関与し 電気を流れやすくします すなわち これが電気伝導度を有するということです 電気伝導度は温度の影響を受けやすく 1 の変化でも電気伝導度が数 % 変化することが知られています このため 市販の電気伝導度検出器は セルを一定温度に保つか セル内での溶離液の温度を計測して補正します 電気伝導度の単位にはμS/cm ( マイクロシーメンス パー センチメートル ) またはμS ( マイクロシーメンス ) が使われます 2. 特性電気伝導度検出器はイオン成分を感度良く検出することができます すなわち電気伝導度検出器は イオンを選択的に検出できます ( イオンでない成分をほとんど検出し ない ) が イオン自体の選択性 ( 異なるイオン同士を区別する能力 ) が乏しいため 測定目的イオン以外のイオンも検出してしまいます このため 電気伝導度検出器で検出する際は 各成分をあらかじめ十分に分離しておくことが必要です このような特性により 電気伝導度検出器は 試料中にどのようなイオンが含まれているかを調べるとき ( スクリーニング ) に有効です イオンの電気伝導度は 濃度と温度を条件に一定の値を示します ( 表 1) 溶液の電気伝導度とは 溶存する陰イオン 陽イオンそれぞれの当量電気伝導度を合計した値 ( 総電気伝導度 ) です したがって 同じイオン成分であっても共存している対イオンによって電気伝導度の値は変化します 例えば 1 mmol/l の Cl は対イオンが Na + である場合に約 126μS の電気伝導度を示しますが 対イオンが H + である場合は 426μS という高い値を示します 表 1 当量電気伝導度一覧総電気伝導度 = Σ(λ + ) + Σ(λ ) ( 単位 :μs/ ミリ当量 25 ) 陽イオン λ + 陰イオン λ H + Li + Na + K + NH4 + Mg 2+ Ca OH F Cl Br NO3 PO4 3 SO イオンクロマトグラフィーでは 溶離液に酸またはアルカリ溶液を用います これらの溶液はイオン成分を含んでいるため 溶離液は電気伝導度を有しています 溶離液の電気伝導度を下げるために用いられるのが サプレッサです ( サプレッサの原理は 技術資料 PG827 をご参照ください ) ノンサプレッサ法は 低電気伝導度の有機酸を溶離液として用いることにより サプレッサを使用しない手法です

2 紫外可視吸光光度検出器 (UV/VIS 検出器 ) 1. 検出原理ある波長の光軸上に 光を吸収する分子が存在するとその光エネルギーは分子に吸収されて弱くなります UV/VIS 検出器は この原理を利用して検出をおこないます 一般に紫外部の光源として重水素放電管 可視部の光源としてタングステンランプが用いられています 波長の変更にはフィルタや回折格子を用います 2.UV/VIS 検出器の特長 UV/VIS 検出器では 紫外部または可視部に吸収を持つ成分しか直接検出できません 図 1 に無機陰イオン 7 成分の電気伝導度検出と紫外吸光検出したときのクロマトグラムを示します 図 1 からも明らかなように 一般無機陰イオン 7 成分のうち 紫外部 215nm 付近で吸収を持つ成分は亜硝酸イオンと臭化物イオンと硝酸イオンの 3 成分です A) 電気伝導度検出 μs/cm B)UV 検出 (215 nm) AU Br Cl NO NO F SO 4 3 PO 4 NO 2 Br NO カラム ICPac A25G, A25S 溶離液 4 mmol/l Na2CO3 溶離液流量 1. ml/min サプレッサ ASRSULTRA 恒温槽温度 4 試料導入量 25 μl 検出器 電気伝導度検出器 UV/VIS 検出器 ( 測定波長 215nm) 図 1 無機陰イオン 7 成分の電気伝導度および UV/VIS 検出器による検出 電気伝導度検出では十分な感度が得られない場合や 電気伝導度検出では選択性に乏しく他のイオンと十分な分離ができない場合 測定目的イオンが紫外部または可視部に吸収を持つのであれば UV/VIS 検出器で検出するとよいでしょう 表 2 に波長 215 nm の紫外部に吸収を持つイオン成分と その成分の紫外吸光検出時の感度および電気伝導度検出時の感度の比較を示します 表 2 では 紫外吸光度 / 電気伝導度 の数値が大 きいほど 電気伝導度検出器よりも紫外吸光検出器を用いた場合の感度が高いことを示しています 表 2 紫外吸光と電気伝導度検出時の感度の比較 イオン *1 電気伝導度 (μs) 紫外吸光度 *2 (mau) 紫外吸光度 / *3 電気伝導度 AsO Br BrO ClO ClO CrO I IO MoO N NO NO S2O SCN SeO SeO SO WO 安息香酸 イソ吉草酸 イソ酪酸 ギ酸 吉草酸 クエン酸 グリコール酸 グルコン酸 コハク酸 酢酸 酒石酸 シュウ酸 乳酸 oフタル酸 フマル酸 マレイン酸 マロン酸 酪酸 Lリンゴ酸 *1: 各イオン濃度 1mg/L *2: 紫外吸光度 : 測定波長 215nm *3: ノイズを 1 としたときの応答値の比 溶離液として紫外部または可視部に吸収を持つ成分を用いた場合 紫外部または可視部に吸収を持たない成分がセルを通過するとき吸収を妨害し 負のピークとして検出されます この方法を間接吸光光度法といい おもにノンサプレッサタイプのイオンクロマトグラフで使用されています

3 3. ポストカラム誘導体化吸光光度法測定目的成分と特異的に反応して吸光度を示す化合物に変化するような試薬を分離後 ( ポストカラム ) に添加し UV/VIS 検出器で測定する方法をポストカラム誘導体化吸光光度法といいます 近年 微量成分の定量や高濃度のマトリックスとの分離が必要な際に 選択的な検出法としてポストカラム誘導体化吸光光度法が用いられています ポストカラム誘導体化吸光光度法が使用できるおもなアプリケーションを表 3 に ポストカラム誘導体化をおこなうときの配管例を図 2 に示します またポストカラム誘導体化吸光光度法を用いた分析例を図 に示します 表 3 ポストカラム誘導体化吸光光度法を使用するおもなアプリケーション測定成分反応液測定波長 遷移金属 PAR ( ピリジルアゾレゾルシノール ) 52 Cr 6+ DPC ( ジピコリン酸 ) 52 希土類 PAR 52 SiO3 2 Na2MoO4 41 縮合リン酸 Fe (NO3)2 33 F ランタン アリザリンコンプレクソン 33 B アゾメチン H 酢酸アンモニウム 42 有機酸 BTB ( ブチルチモールブルー ) 45 CN,CNCl ピリジンカルボン酸 ピラゾロン 638 BrO3, IO3, ClO2 KBr H2SO mau SCN CN CNCl カラム IonPac ICEAS1 溶離液 1 mmol/l H2SO4 溶離液流量 1.5 ml/min 反応液 1.1 % クロラミン T/ リン酸緩衝液 2ピリジンカルボン酸 ピラゾロン混合 溶液 反応液流量 1.5 ml/min, 2.5 ml/min 反応コイル 1.4 ml (4 ), 22 ml (1 ) 恒温槽温度 4 試料導入量 1 μl 検出器 UV/VIS 検出器 ( 測定波長 638nm) ピーク 1. SCN 1 μg/l, 2. CN 1μg/L, 3. CNCl 1μg/L 図 3 ポストカラム誘導体化法によるシアン 塩化シアンの 測定例.5 SiO 3 サプレッサ 反応液送液ポンプ mau カラム 反応液 溶離液 ポンプ 試料導入バルブ 排液反応コイル電気伝導度 UV/VISセル検出器セル 電気伝導度検出器 電気伝導度検出 UV/VIS 検出器 ポストカラム誘導体化 UV/VIS 検出 図 2 ポストカラム誘導体化吸光光度法をおこなうときの配管例 ( 電気伝導度検出との同時測定をおこなう場合 アプリケーションによっては 反応液送液ポンプおよび反応コイルが 1 つでよい場合がある ) カラム IonPac AG4ASC, AS4ASC 濃縮カラム IonPac AG4ASC 溶離液 1 mmol/l H3BO3, 1 mmol/l NaOH 溶離液流量.38 ml/min 反応液 2 mmol/l Na2MoO4,.2 mol/l HNO3, 5 mmol/l SDS 反応液流量.15 ml/min 濃縮量 2 ml 検出器 UV/VIS 検出器 ( 測定波長 41nm) ピーク SiO3.5 μg/l 図 4 ポストカラム誘導体化吸光光度法によるケイ酸の 測定例

4 A) UV/VIS 検出 mau IO 3 BrO Retention time / min. 印加電圧 (V) D.C. アンペロメトリ パルスドアンペロメトリ インテグレーテッドアンペロメトリ B) 電気伝導度検出 5 F NO 3 2 SO Retention time / min. 2 μs/cm 1 カラム溶離液 Cl IonPac AG12A, AS12A 2.7 mmol/l Na2CO3,.3 mmol/l NaHCO3 溶離液流量 1. ml/min 反応液 11.5 mol/l KBr, 1. mol/l H2SO mmol/l NaNO2 反応液流量 1.4 ml/min, 2.2 ml/min 反応コイル 2 ml (4 ) 恒温槽温度 4 試料導入量 1 μl 検出器 UV/VIS 検出器 ( 測定波長 268nm) ピーク 1. IO3 6.2 μg/l, 2. BrO3 4.2 μg/l 図 5 ポストカラム誘導体化法による水道水中のヨウ素 酸と臭素酸の測定例 電気化学 ( アンペロメトリ ) 検出器 1. 検出原理 電気化学検出器は 作用電極表面での分子の酸化あ るいは還元反応の結果 生じる電流もしくは電位を測定す る検出器です 酸化反応が起こると 電気的に活性化され た分子から電気化学検出器の作用電極へ電子が移動し ます これに対して還元反応の場合は 作用電極から電 子が放出されます 電気化学検出器には 3 種類の電圧印 加方式があり 一定電位を作用電極に印加する方式を D.C. アンペロメトリ 3~4 種類の電位を繰り返して印加す る方式をパルスドアンペロメトリ 電位を徐々に変化させな がら印加する方式をインテグレ テッドアンペロメトリといい 時間 (sec.) 図 6 電圧印加方式の違い 溶離液 IN セルボディ 基板 作用電極 固定用チョウネジ ガスケット 参照電極 図 7 電気化学検出器 ED5 のセルの模式図 表 4 電気化学検出器で測定できる成分 溶離液 OUT 成分名モード作用電極 アルコール類グリコール類アルデヒド類 P. * 1 アンペロメトリ Pt アミン類 * 2 P. * 1 アンペロメトリ AU 糖質 フェノールカテコールアミン I.P. * 3 アンペロメトリ P. * 1 アンペロメトリ P. * 1 アンペロメトリ D.C. * 5 アンペロメトリ AU 亜硫酸イオン D.C. * 5 アンペロメトリ Pt GC* 4 シアン 硫黄 D.C. * 5 アンペロメトリ Ag ヨウ化物イオン D.C. * 5 アンペロメトリ Pt,Ag *1: パルスドアンペロメトリ *2: 級アミン *3: インテグレーテッドアンペロメトリ *4: グラッシカーボン * 5: ダイレクトカレントアンペロメトリ ます 印加方式および作用電極は 測定目的成分の酸化または還元のされやすさや 酸化物質が電極に付着しやすさによって決まります 図 6 に 電圧印加方式の違いを 図 7 に電気化学検出器 ED5 のセルの模式図を示します

5 2. 電気化学検出器の特長多くの分子は酸化 還元反応を起こさず電気化学検出 器で検出されないため 酸化 還元物質を選択的に また 3 高感度に測定することができます 非イオン性物質の検出においても有用です 表 4 に電気化学検出器で測定できる成分を示します また 図 8 から 1 に代表的なアプリケーション例を示します nc I nc Galactosamin Fucose Glucosamine Galactose Glucose Mannose カラム CarboPac PA1 guard, PA1 溶離液 16 mmol/l NaOH 溶離液流量 1. ml/min 試料導入量 25 μl 検出器 電気化学検出器 ( パルスドアンペロ メトリモード /Au 電極 ) ピーク 各成分とも 2.5 μmol/l 図 8 糖質の電気化学検出器による測定例 na 35 グリセロール SO 3 2 エタノール カラム溶離液溶離液流量試料導入量検出器 試料 IonPac AG11, AS11 5 mmol/l HNO3 1.5 ml/min 5 μl 電気化学検出器 ( パルスドアンペロメトリモード /Ag 電極 ) 除タンパクした牛乳 図 1 牛乳中のヨウ化物イオンの電気化学検出器による測定例 その他の機器による検出 ここまで紹介した以外に 蛍光検出器や示差屈折率検出器などもイオンクロマトグラフィーの検出器として用いることができます 近年は 分離部としてイオンクロマトグラフ (IC) を 検出部として質量分析計 (MS) や誘導結合プラズマ質量分析計 (ICPMS) を用いた例も数多く報告されています 図 11 に IC で分離した亜セレン酸イオンとセレン酸イオンを ICPMS で高感度に検出した例を示します セレン酸イオンおよび亜セレン酸イオンは 電気伝導度検出器でも検出することができますが 低濃度の場合は検出が困難です また 硫酸イオンの濃度が高いとセレン酸イオンと分離ができない場合があります ICPMS を用いることで 高感度で選択性の高い検出が可能になります カラム IonPac ICEAS1 溶離液 5 mmol/l H2SO4 溶離液流量 1. ml/min 試料導入量 5 μl 検出器 電気化学検出器 (D.C. アンペロメトリ モード /Pt 電極 ) 試料 白ワインを超純水で 1 倍希釈 ピーク SO mg/l 図 9 白ワイン中の亜硫酸イオンの電気化学検出器によ る測定例

6 6 5 Cps (x 1 2 ) SeO 3 2 SeO Time (min) カラム IonPacAG15,AS15 溶離液 32 mmol/l KOH 溶離液流量 1.2 ml/min 試料導入量 25 μl 検出 ICPMS ピーク 各成分とも 8. μmol/l 図 11 IC/ICPMS によるセレンの測定 まとめ 検出感度や選択性を高めるためには 試料前処理や分離条件を最適化するだけでなく 分析目的成分に最適な検出法を選択することも重要です YS4125

Microsoft Word - 101_有機酸.doc

Microsoft Word - 101_有機酸.doc ARKY 22 イオンクロマトグラフィーによる有機酸の測定 はじめに 食品や飲料に含まれる有機酸は 味や香りを特徴づける大切な成分のひとつです また 有機酸は広く環境中にも存在するばかりでなく 化成品などの原料としても広く用いられています したがって 食品や製品の品質管理 環境水の監視に有機酸の測定は重要な意味を持ちます イオンクロマトグラフィーは無機イオンの測定はもちろん このような試料中の有機酸の測定にも広く用いられています

More information

IC-PC法による大気粉じん中の六価クロム化合物の測定

IC-PC法による大気粉じん中の六価クロム化合物の測定 Application Note IC-PC No.IC178 IC-PC 217 3 IC-PC ph IC-PC EPA 1-5.8 ng/m 3 11.8 ng/m 3 WHO.25 ng/m 3 11.25 ng/m 3 IC-PC.1 g/l. g/l 1 1 IC-PC EPA 1-5 WHO IC-PC M s ng/m 3 C = C 1/1 ng/m 3 ( M s M b ) x

More information

研究報告58巻通し.indd

研究報告58巻通し.indd 25 高性能陰イオン分析カラム TSKgel SuperIC-Anion HR の特性とその応用 バイオサイエンス事業部開発部セパレーショングループ 佐藤真治多田芳光酒匂幸中谷茂 1. はじめにイオンクロマトグラフィー (IC) は 環境分析等の各種公定法に採用されている溶液試料中のイオン成分分析法であり 当社においてもハイスループット分析を特長とする高速イオンクロマトグラフィーシステム IC 2010

More information

2009年度業績発表会(南陽)

2009年度業績発表会(南陽) 高速イオンクロマトグラフィーによる ボイラ水中のイオン成分分析 のご紹介 東ソー株式会社 バイオサイエンス事業部 JASIS 217 新技術説明会 (217.9.8) rev.1 1. ボイラ水分析について ボイラ水の水質管理 ボイラ : 高圧蒸気の発生装置であり 工場, ビル, 病院など幅広い産業分野でユーティリティ源として利用されている 安全かつ効率的な運転には 日常の水質管理, ブロー管理が必須

More information

イオンクロマトグラフィー ION CHROMATOGRAPHY イオンクロマトグラフィー 陰イオン分析用カラム (IC-2010 専用 ) TSKgel SuperIC-Anion HS TSKgel SuperIC-AZ TSKgel SuperIC-AP P.122 P.123 TSKgel S

イオンクロマトグラフィー ION CHROMATOGRAPHY イオンクロマトグラフィー 陰イオン分析用カラム (IC-2010 専用 ) TSKgel SuperIC-Anion HS TSKgel SuperIC-AZ TSKgel SuperIC-AP P.122 P.123 TSKgel S 陰イオン分析用カラム (IC- 専用 ) TSKgel SuperIC-Anion HS TSKgel SuperIC-AZ TSKgel SuperIC-AP P. P. TSKgel SuperIC-Anion 陽イオン分析用カラム (IC- 専用 ) TSKgel SuperIC-Cation HS Ⅱ TSKgel SuperIC-Cation HS P. P. TSKgel SuperIC-CR

More information

電子配置と価電子 P H 2He 第 4 回化学概論 3Li 4Be 5B 6C 7N 8O 9F 10Ne 周期表と元素イオン 11Na 12Mg 13Al 14Si 15P 16S 17Cl 18Ar 価電子数 陽

電子配置と価電子 P H 2He 第 4 回化学概論 3Li 4Be 5B 6C 7N 8O 9F 10Ne 周期表と元素イオン 11Na 12Mg 13Al 14Si 15P 16S 17Cl 18Ar 価電子数 陽 電子配置と価電子 P11 1 2 13 14 15 16 17 18 1H 2He 第 4 回化学概論 3Li 4Be 5B 6C 7N 8O 9F 10Ne 周期表と元素イオン 11Na 12Mg 13Al 14Si 15P 16S 17Cl 18Ar 1 2 3 4 5 6 7 0 陽性元素陰性元素安定電子を失いやすい電子を受け取りやすい 原子番号と価電子の数 P16 元素の周期表 P17 最外殻の電子配置と周期表

More information

イオンクロマトグラフプロダクトセレクションガイド

イオンクロマトグラフプロダクトセレクションガイド Thermo Scientifi c Dionex -9 Thermo Scientific Dionex Integrion RFIC Thermo Scientific Dionex ICS- Thermo Scientific Dionex ICS- Thermo Scientific Dionex VWD Thermo Scientific ISQ EC Thermo Scientific

More information

フォルハルト法 NH SCN の標準液または KSCN の標準液を用い,Ag または Hg を直接沈殿滴定する方法 および Cl, Br, I, CN, 試料溶液に Fe SCN, S 2 を指示薬として加える 例 : Cl の逆滴定による定量 などを逆滴定する方法をいう Fe を加えた試料液に硝酸

フォルハルト法 NH SCN の標準液または KSCN の標準液を用い,Ag または Hg を直接沈殿滴定する方法 および Cl, Br, I, CN, 試料溶液に Fe SCN, S 2 を指示薬として加える 例 : Cl の逆滴定による定量 などを逆滴定する方法をいう Fe を加えた試料液に硝酸 沈殿滴定とモール法 沈殿滴定沈殿とは溶液に試薬を加えたり加熱や冷却をしたとき, 溶液から不溶性固体が分離する現象, またはその不溶性固体を沈殿という 不溶性固体は, 液底に沈んでいいても微粒子 ( コロイド ) として液中を浮遊していても沈殿と呼ばれる 沈殿滴定とは沈殿が生成あるいは消失する反応を利用した滴定のことをいう 沈殿が生成し始めた点, 沈殿の生成が完了した点, または沈殿が消失した点が滴定の終点となる

More information

A6/25 アンモニウム ( インドフェノールブルー法 ) 測定範囲 : 0.20~8.00 mg/l NH 4-N 0.26~10.30 mg/l NH ~8.00 mg/l NH 3-N 0.24~9.73 mg/l NH 3 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の

A6/25 アンモニウム ( インドフェノールブルー法 ) 測定範囲 : 0.20~8.00 mg/l NH 4-N 0.26~10.30 mg/l NH ~8.00 mg/l NH 3-N 0.24~9.73 mg/l NH 3 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の A6/25 アンモニウム ( インドフェノールブルー法 ) 測定範囲 : 0.20~8.00 mg/l NH 4-N 0.26~10.30 mg/l NH 4 0.20~8.00 mg/l NH 3-N 0.24~9.73 mg/l NH 3 2. ピペットで 1.0ml の試料を反応セルに取り ねじぶたで閉じて攪拌します 3. 青の計量キャップで 1 回分の試薬 NH 4-1K を加えて ねじぶたでセルを閉じます

More information

2011年度 化学1(物理学科)

2011年度 化学1(物理学科) 014 年度スペシャルプログラム (1/17) 酸 塩基 : 酸 塩基の定義を確認する No.1 1 酸と塩基の定義に関する以下の文章の正を答えよ 場合は 間違いを指摘せよ 文章正指摘 1 酸と塩基の定義はアレニウスとブレンステッド ローリーの 種類である ルイスの定義もある アレニウスの定義によれば 酸とは H を含むものである 水に溶けて 電離して H+ を出すものである 3 アレニウスの定義によれば

More information

14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 測定範囲 : 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の ph が ph 2~11 であるかチェックします 必要な場合 水酸化ナトリウム水溶液または硫酸を 1 滴ずつ加えて ph を調整

14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 測定範囲 : 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の ph が ph 2~11 であるかチェックします 必要な場合 水酸化ナトリウム水溶液または硫酸を 1 滴ずつ加えて ph を調整 14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 2. ピペットで 10 ml の試料を反応セルに取り ねじぶたで閉じて攪拌します 3. グレーのミクロスプーンで 1 回分の試薬 Ph-1K を加えて ねじぶたでセルを閉じます 4. セルをよく振とうして 固体物を溶かします 5. 緑のミクロスプーンで 1

More information

Microsoft PowerPoint - H25環境研修所(精度管理)貴田(藤森修正)

Microsoft PowerPoint - H25環境研修所(精度管理)貴田(藤森修正) 測定技術における課題 1 元素の機器分析 藤森 英治 ( 環境調査研修所 ) 1 まとめと課題 5 ろ液の保存 改正告示法では 溶出液の保存方法は規定していない 測定方法は基本的に JISK0102 工場排水試験法を引用する場合が多く 溶出液の保存についてはそれに準ずる 今回の共同分析では 溶出液の保存について指示していなかった そのため 六価クロムのブラインド標準では六価クロムが三価クロムに一部還元される現象がみられた

More information

第 11 回化学概論 酸化と還元 P63 酸化還元反応 酸化数 酸化剤 還元剤 金属のイオン化傾向 酸化される = 酸素と化合する = 水素を奪われる = 電子を失う = 酸化数が増加する 還元される = 水素と化合する = 酸素を奪われる = 電子を得る = 酸化数が減少する 銅の酸化酸化銅の還元

第 11 回化学概論 酸化と還元 P63 酸化還元反応 酸化数 酸化剤 還元剤 金属のイオン化傾向 酸化される = 酸素と化合する = 水素を奪われる = 電子を失う = 酸化数が増加する 還元される = 水素と化合する = 酸素を奪われる = 電子を得る = 酸化数が減少する 銅の酸化酸化銅の還元 第 11 回化学概論 酸化と還元 P63 酸化還元反応 酸化数 酸化剤 還元剤 金属のイオン化傾向 酸化される = 酸素と化合する = 水素を奪われる = 電子を失う = 酸化数が増加する 還元される = 水素と化合する = 酸素を奪われる = 電子を得る = 酸化数が減少する 銅の酸化酸化銅の還元 2Cu + O 2 2CuO CuO + H 2 Cu + H 2 O Cu Cu 2+ + 2e

More information

現場での微量分析に最適 シリーズ Spectroquant 試薬キットシリーズ 専用装置シリーズ 主な測定項目 下水 / 廃水 アンモニア 亜硝酸 硝酸 リン酸 TNP COD Cr 重金属 揮発性有機酸 陰イオン / 陽イオン界面活性剤 等 上水 / 簡易水道 残留塩素 アンモニア 鉄 マンガン

現場での微量分析に最適 シリーズ Spectroquant 試薬キットシリーズ 専用装置シリーズ 主な測定項目 下水 / 廃水 アンモニア 亜硝酸 硝酸 リン酸 TNP COD Cr 重金属 揮発性有機酸 陰イオン / 陽イオン界面活性剤 等 上水 / 簡易水道 残留塩素 アンモニア 鉄 マンガン 現場での微量分析に最適 シリーズ Spectroquant 試薬キットシリーズ 専用装置シリーズ 主な測定項目 下水 / 廃水 アンモニア 亜硝酸 硝酸 リン酸 TNP COD Cr 重金属 揮発性有機酸 陰イオン / 陽イオン界面活性剤 等 上水 / 簡易水道 残留塩素 アンモニア 鉄 マンガン カドミウム 鉛 六価クロム シアン化物等 飲料 用水管理 残留塩素 鉄 マンガン 等 ボイラー シリカ

More information

Word Pro - matome_7_酸と塩基.lwp

Word Pro - matome_7_酸と塩基.lwp 酸と 酸と 酸 acid 亜硫酸 pka =.6 pka =.9 酸 acid ( : 酸, すっぱいもの a : 酸の, すっぱい ) 酸性 p( ) 以下 酸っぱい味 ( 酸味 ) を持つ リトマス ( ) BTB( ) 金属と反応して ( ) を発生 ( 例 )Z l Zl リン酸 P pka =.5 pka =. pka =.8 P P P P P P P 酸性のもと 水素イオン 塩化水素

More information

このたび 硬度 1,400 mg /L を超過する MW( 以下 高硬度 MW という ) 中の CN - 及び ClCN について 併用法にて検査を実施したところ 4-PP 変法の試験溶液においてリン酸緩衝液の添加後に大量の白色沈殿が生じ 回収率が大幅に低下した また IC 法においてもクロマトグ

このたび 硬度 1,400 mg /L を超過する MW( 以下 高硬度 MW という ) 中の CN - 及び ClCN について 併用法にて検査を実施したところ 4-PP 変法の試験溶液においてリン酸緩衝液の添加後に大量の白色沈殿が生じ 回収率が大幅に低下した また IC 法においてもクロマトグ 札幌市衛研年報 44, 47-54 (2017) 吸光光度法 - イオンクロマトグラフ法の併用による 高硬度ミネラルウォーター類中のシアン類分析法の妥当性確認 *1 小金澤望折原智明小林毅細木伸泰 小田達也山口弘行鈴木欣哉 要旨平成 26 年 12 月 22 日付け厚生労働省告示第 482 号により食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 以下 告示 という ) が改正され

More information

1. 測定原理 弱酸性溶液中で 遊離塩素はジエチル p フェニレンジアミンと反応して赤紫色の色素を形成し これを光学的に測定します 本法は EPA330.5 および US Standard Methods 4500-Cl₂ G EN ISO7393 に準拠しています 2. アプリケーション サンプル

1. 測定原理 弱酸性溶液中で 遊離塩素はジエチル p フェニレンジアミンと反応して赤紫色の色素を形成し これを光学的に測定します 本法は EPA330.5 および US Standard Methods 4500-Cl₂ G EN ISO7393 に準拠しています 2. アプリケーション サンプル 00595 塩素 (DPD 法 ) 遊離塩素の測定 測定範囲 : 0.03~6.00mg/l Cl 2 結果は mmol/l 単位でも表示できます 2. ピペットで 5.0ml の試料を丸セルに取ります 3. 青のミクロスプーンで 1 回分の試薬 Cl 1 を加えて ねじぶたで閉じます 4. セルをよく振とうして 固体物を溶かします 5. 反応時間 :1 分間 6. 各セルをセルコンパートメントにセットし

More information

Taro-化学3 酸塩基 最新版

Taro-化学3 酸塩基 最新版 11 酸 塩基の反応 P oint.29 酸 塩基 ブレンステッドの酸 塩基 酸 水素イオンを 物質 塩基 水素イオンを 物質 NH3 + H2O NH4 + + OH - 酸 塩基の性質 1 リトマス紙 2 フェノールフタレイン溶液 3BTB 液 4 メチルオレンジ 5 金属と反応 6 味 7 水溶液中に存在するイオン 酸 塩基 酸 塩基の分類 1 価数による分類 1 価 2 価 3 価 酸 塩基

More information

イオンクロマトグラフカラムカタログVol8

イオンクロマトグラフカラムカタログVol8 Vol. Innovative s for best separation and solution Contents Dionex IonPac AS- m Dionex IonPac AS-Fast- m Dionex IonPac ASA-SC Dionex IonSwift MAX- Dionex IonSwift MAX- Dionex IonPac AS Dionex IonPac AS-SC

More information

Microsoft Word - basic_21.doc

Microsoft Word - basic_21.doc 分析の原理 21 高速液体クロマトグラフの原理と応用 概要 高速液体クロマトグラフ (HPLC) は 液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過させ 分析種を固定相及び移動相との相互作用 ( 吸着 分配 イオン交換 サイズ排除など ) の差を利用して高性能に分離して検出する (JIS K0124:2011 高速液体クロマトグラフィー通則に記載 ) 分析方法です HPLC は ガスクロマトグラフ

More information

Microsoft Word - basic_15.doc

Microsoft Word - basic_15.doc 分析の原理 15 電位差測定装置の原理と応用 概要 電位差測定法は 溶液内の目的成分の濃度 ( 活量 ) を作用電極と参照電極の起電力差から測定し 溶液中のイオン濃度や酸化還元電位の測定に利用されています また 滴定と組み合わせて当量点の決定を電極電位変化より行う電位差滴定法もあり 電気化学測定法の一つとして古くから研究 応用されています 本編では 電位差測定装置の原理を解説し その応用装置である

More information

化学 1( 応用生物 生命健康科 現代教育学部 ) ( 解答番号 1 ~ 29 ) Ⅰ 化学結合に関する ⑴~⑶ の文章を読み, 下の問い ( 問 1~5) に答えよ ⑴ 塩化ナトリウム中では, ナトリウムイオン Na + と塩化物イオン Cl - が静電気的な引力で結び ついている このような陽イ

化学 1( 応用生物 生命健康科 現代教育学部 ) ( 解答番号 1 ~ 29 ) Ⅰ 化学結合に関する ⑴~⑶ の文章を読み, 下の問い ( 問 1~5) に答えよ ⑴ 塩化ナトリウム中では, ナトリウムイオン Na + と塩化物イオン Cl - が静電気的な引力で結び ついている このような陽イ 化学 1( 応用生物 生命健康科 現代教育学部 ) ( 解答番号 1 ~ 29 ) Ⅰ 化学結合に関する ⑴~⑶ の文章を読み, 下の問い ( 問 1~5) に答えよ ⑴ 塩化ナトリウム中では, ナトリウムイオン Na + と塩化物イオン Cl - が静電気的な引力で結び ついている このような陽イオンと陰イオンの静電気的な引力による結合を 1 1 という ⑵ 2 個の水素原子は, それぞれ1 個の価電子を出し合い,

More information

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HbA1c 測定系について ~ 原理と特徴 ~ 一般社団法人日本臨床検査薬協会 技術運営委員会副委員長 安部正義 本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HPLC 法 HPLC 法原理 高速液体クロマトグラフィー 混合物の分析法の一つ 固体または液体の固定相 ( 吸着剤 ) 中で 液体または気体の移動相 ( 展開剤 ) に試料を加えて移動させ

More information

<576F F202D F94BD899E8EAE82CC8DEC82E895FB5F31325F352E6C7770>

<576F F202D F94BD899E8EAE82CC8DEC82E895FB5F31325F352E6C7770> 1 ( 問 ) 金属が溶けて H 2 を発生する場合 ( 例 ) 1. 金属と H で考える Na H 2O H 2 Fe H 2 H 2 2Na 2H 2Na H 2 Fe 2H Fe 2 H 2 2. 水の場合は OH を両辺に加える 2'. 酸の場合は 酸の陰イオンを両辺に加える 3. たし算をする Na H 2O K H 2O Ca H 2O Mg H 2O Zn H 2 Fe H 2 Al

More information

2004 年度センター化学 ⅠB p1 第 1 問問 1 a 水素結合 X HLY X,Y= F,O,N ( ) この形をもつ分子は 5 NH 3 である 1 5 b 昇華性の物質 ドライアイス CO 2, ヨウ素 I 2, ナフタレン 2 3 c 総電子数 = ( 原子番号 ) d CH 4 :6

2004 年度センター化学 ⅠB p1 第 1 問問 1 a 水素結合 X HLY X,Y= F,O,N ( ) この形をもつ分子は 5 NH 3 である 1 5 b 昇華性の物質 ドライアイス CO 2, ヨウ素 I 2, ナフタレン 2 3 c 総電子数 = ( 原子番号 ) d CH 4 :6 004 年度センター化学 ⅠB p 第 問問 a 水素結合 X HLY X,Y= F,O,N ( ) この形をもつ分子は 5 NH である 5 b 昇華性の物質 ドライアイス CO, ヨウ素 I, ナフタレン c 総電子数 = ( 原子番号 ) d CH 4 :6+ 4 = 0個 6+ 8= 4個 7+ 8= 5個 + 7= 8個 4 + 8= 0個 5 8= 6個 4 構造式からアプローチして電子式を書くと次のようになる

More information

Microsoft Word - No.80。2000.6月.doc

Microsoft Word - No.80。2000.6月.doc AR008TK-0080 00006 高濃度フッ化水素酸中微量陰イオンの定量 はじめに フッ化水素酸中微量陰イオンの信頼性の高い定量方法 が求められていますが フッ化物イオンが他の陰イオンの 検出を妨害するため 非常に難しい分析であることが知ら れています 試料の希釈によって高濃度のフッ化物イオン による妨害を防ぐことはできますが 測定イオンが微量で あるため十分な感度を得ることが難しくなります この問題を解決するために

More information

1/120 別表第 1(6 8 及び10 関係 ) 放射性物質の種類が明らかで かつ 一種類である場合の放射線業務従事者の呼吸する空気中の放射性物質の濃度限度等 添付 第一欄第二欄第三欄第四欄第五欄第六欄 放射性物質の種類 吸入摂取した 経口摂取した 放射線業 周辺監視 周辺監視 場合の実効線 場合

1/120 別表第 1(6 8 及び10 関係 ) 放射性物質の種類が明らかで かつ 一種類である場合の放射線業務従事者の呼吸する空気中の放射性物質の濃度限度等 添付 第一欄第二欄第三欄第四欄第五欄第六欄 放射性物質の種類 吸入摂取した 経口摂取した 放射線業 周辺監視 周辺監視 場合の実効線 場合 1/120 別表第 1(6 8 及び10 関係 ) 放射性物質の種類が明らかで かつ 一種類である場合の放射線業務従事者の呼吸する空気中の放射性物質の濃度限度等 添付 第一欄第二欄第三欄第四欄第五欄第六欄 放射性物質の種類 吸入摂取した 経口摂取した 放射線業 周辺監視 周辺監視 場合の実効線 場合の実効線 務従事者 区域外の 区域外の 量係数 量係数 の呼吸す 空気中の 水中の濃 る空気中 濃度限度

More information

 資  料 

 資  料  資 料 パーソナル コンピュータによる温泉データ処理システム ( 第 8 報 ) 齊藤寿子 佐藤敬子 佐藤和美 Data Processing System on Hot Springs with Personal Computer(8) by Tosiko SAITO, Keiko SATO and Kazumi SATO これまでに構築した温泉データ処理システム 1)~7) のうち, 鉱泉分析法指針に基づく温泉分析計算処理

More information

i ( 23 ) ) SPP Science Partnership Project ( (1) (2) 2010 SSH

i ( 23 ) ) SPP Science Partnership Project ( (1) (2) 2010 SSH i 1982 2012 ( 23 ) 30 1998 ) 2002 2006 2009 1999 2009 10 2004 SPP Science Partnership Project 2004 2005 2009 ( 29 2010 (1) (2) 2010 SSH ii ph 21 2006 10 B5 A5 2014 2 2014 2 iii 21 1962 1969 1987 1992 2005

More information

キレート滴定

キレート滴定 4. キレート滴定 4.1 0.01MEDTA 標準溶液の調製 キレート滴定において標準溶液として用いられる EDTA は 普通 EDTA の2ナトリウム塩 H 2 Na 2 Y 2H 2 O で ETA と表示されている この試薬は結晶水以外に多少の水分を含んでいるので 通常は約 80 で数時間乾燥して使用するが 本実験では精密な分析を行うために 調製した EDTA 溶液をZnの一次標準溶液で標定して

More information

温泉の化学 1

温泉の化学 1 H O 1,003 516 149 124 2,237 1974 90 110 1km 2,400 ( 100 Mg 200 (98 ) 43,665 mg 38,695 mg 19,000 mg 2000 2000 Na-Ca-Cl 806 1970 1989 10 1991 4 ph 1 981 10,000 1993... (^^; (SO_4^{2-}) " " 1973-1987 1970

More information

コロイド化学と界面化学

コロイド化学と界面化学 x 25 1 kg 1 kg = 1 l mmol dm -3 ----- 1000 mg CO 2 -------------------------------------250 mg Li + --------------------------------1 mg Sr 2+ -------------------- 10

More information

< イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) H + ( ) (2) Na + ( ) (3) K + ( ) (4) Mg 2+ ( ) (5) Cu 2+ ( ) (6) Zn 2+ ( ) (7) NH4 + ( ) (8) Cl - ( ) (9) OH -

< イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) H + ( ) (2) Na + ( ) (3) K + ( ) (4) Mg 2+ ( ) (5) Cu 2+ ( ) (6) Zn 2+ ( ) (7) NH4 + ( ) (8) Cl - ( ) (9) OH - < イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) + (2) Na + (3) K + (4) Mg 2+ (5) Cu 2+ (6) Zn 2+ (7) N4 + (8) Cl - (9) - (10) SO4 2- (11) NO3 - (12) CO3 2- 次の文中の ( ) に当てはまる語句を 下の選択肢から選んで書きなさい 物質の原子は (1 ) を失ったり

More information

2 Zn Zn + MnO 2 () 2 O 2 2 H2 O + O 2 O 2 MnO 2 2 KClO 3 2 KCl + 3 O 2 O 3 or 3 O 2 2 O 3 N 2 () NH 4 NO 2 2 O + N 2 ( ) MnO HCl Mn O + CaCl(ClO

2 Zn Zn + MnO 2 () 2 O 2 2 H2 O + O 2 O 2 MnO 2 2 KClO 3 2 KCl + 3 O 2 O 3 or 3 O 2 2 O 3 N 2 () NH 4 NO 2 2 O + N 2 ( ) MnO HCl Mn O + CaCl(ClO 1 [1]. Zn + 2 H + Zn 2+,. K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb H Cu Hg Ag Pt Au H (H + ),,. [2] ( ) ( ) CO 2, S, SO 2, NH 3 () + () () + () FeS Fe S ( ) + ( ) ( ) + ( ) 2 NH 4 Cl + Ca(OH) 2 Ca O + 2 NH 3,.,,.,,.,.

More information

No. QCVN 08: 2008/BTNMT 地表水質基準に関する国家技術基準 No. QCVN 08: 2008/BTNMT National Technical Regulation on Surface Water Quality 1. 総則 1.1 規定範囲 本規定は 地表水質

No. QCVN 08: 2008/BTNMT 地表水質基準に関する国家技術基準 No. QCVN 08: 2008/BTNMT National Technical Regulation on Surface Water Quality 1. 総則 1.1 規定範囲 本規定は 地表水質 No. QCVN 08: 2008/BTNMT 地表水質基準に関する国家技術基準 No. QCVN 08: 2008/BTNMT National Technical Regulation on Surface Water Quality 1. 総則 1.1 規定範囲 1.1.1 本規定は 地表水質項目の最大許容濃度を定める 1.1.2 本規定は 適切に水を利用し保護するための原則を提供し 地表水の水質の評価及び管理に利用される

More information

抗体定量用アフィニティークロマトグラフィー

抗体定量用アフィニティークロマトグラフィー 59 抗体定量用アフィニティークロマトグラフィーカラム TSKgel Protein A 5PW の開発 バイオサイエンス事業部開発部セパレーション G 藤井智荒木康祐 1. はじめに近年 バイオ医薬品市場の成長は著しく 特に免疫グロブリン G(IgG) を中心とした抗体医薬品については 212 年に 46 億ドルであった市場規模が 218 年には 772 億ドルまで拡大すると予測されている 1)

More information

<連載講座>アルマイト従事者のためのやさしい化学(XVII)--まとめと問題 (1)

<連載講座>アルマイト従事者のためのやさしい化学(XVII)--まとめと問題 (1) アルマイト従事者のためのやさしい化学 (ⅩⅦ) - まとめと問題 1- 野口駿雄 Ⅰ. はじめに前号までに化学の基礎 アルミニウム表面処理に使用されている前処理液 ( 特にアルカリ溶液 ) 及び硫酸電解液や蓚酸電解液の分析方法について その手順を 使用する分析用器具を図示し また簡単な使用方法を付け加えながら示し 初心者でもその図を見ながら順を追って操作を行えば それぞれの分析が出来るように心がけ

More information

土壌溶出量試験(簡易分析)

土壌溶出量試験(簡易分析) 土壌中の重金属等の 簡易 迅速分析法 標準作業手順書 * 技術名 : 吸光光度法による重金属等のオンサイト 簡易分析法 ( 超音波による前処理 ) 使用可能な分析項目 : 溶出量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 含有量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 実証試験者 : * 本手順書は実証試験者が作成したものである なお 使用可能な技術及び分析項目等の記載部分を抜粋して掲載した 1. 適用範囲この標準作業手順書は

More information

日本食品成分表分析マニュアル第4章

日本食品成分表分析マニュアル第4章 第 4 章 アミノ酸 34 一般のアミノ酸 *, ヒドロキシプロリン及びアンモニア * イソロイシン, ロイシン, リシン ( リジン ), フェニルアラニン, チロシン, トレオニン ( スレオニン ), バリン, ヒ スチジン, アルギニン, アラニン, アスパラギン酸 ( 注 1), グルタミン酸 ( 注 1), グリシン, プロリン, セリン 34 1. カラムクロマトグラフ法 適用食品全般に用いる

More information

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 清涼飲料水及びサプリメント中のミネラル濃度の分析について 山本浩嗣萩原彩子白田忠雄山本和則岡崎忠 1. はじめに近年, 健康志向が高まる中で, 多くの種類の清涼飲料水及びサプリメントが摂取されるようになった これらの多くは健康増進法に基づく食品の栄養成分表示のみでミネラル量についてはナトリウム量の表示が義務付けられているのみである 一方カリウム, リンなどはミネラルウォーターやスポーツドリンク, 野菜ジュースなどその商品の特徴として強調される製品以外には含有量について表示されることは少ない状況である

More information

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 : モサプリドクエン酸塩散 Mosapride Citrate Powder 溶出性 6.10 本品の表示量に従いモサプリドクエン酸塩無水物 (C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 ) 約 2.5mgに対応する量を精密に量り, 試験液に溶出試験第 2 液 900mLを用い, パドル法により, 毎分 50 回転で試験を行う. 溶出試験を開始し, 規定時間後, 溶出液 20mL

More information

イオン化傾向 イオン化傾向 1 金属の単体はいずれも酸化されて陽イオンになりうる 金属のイオンのなりやすさを表したものをイオン化傾向という イオン化傾向 K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au e- を出してイオンになりやすい酸化されやすい イ

イオン化傾向 イオン化傾向 1 金属の単体はいずれも酸化されて陽イオンになりうる 金属のイオンのなりやすさを表したものをイオン化傾向という イオン化傾向 K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au e- を出してイオンになりやすい酸化されやすい イ イオン化傾向 イオン化傾向 金属の単体はいずれも酸化されて陽イオンになりうる 金属のイオンのなりやすさを表したものをイオン化傾向という イオン化傾向 K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au e- を出してイオンになりやすい酸化されやすい イオンになりにくい酸化されにくい イオン化傾向の覚え方 K かそう Ca か Na な Mg ま Al あ

More information

ト ( 酢酸 ) を用いた ( 図 1) 各試薬がすでに調合されており操作性が良い また この分析方法は有害な試薬は使用しないため食品工場などでの採用が多く ISO などの国際機関も公定法として採用している F-キット ( 酢酸 ) での測定は 図 1の試薬類と試料を 1cm 角石英セル に添加し

ト ( 酢酸 ) を用いた ( 図 1) 各試薬がすでに調合されており操作性が良い また この分析方法は有害な試薬は使用しないため食品工場などでの採用が多く ISO などの国際機関も公定法として採用している F-キット ( 酢酸 ) での測定は 図 1の試薬類と試料を 1cm 角石英セル に添加し 酵素法を用いた酢酸の簡易酢酸分析の浄化槽への適用 ( 公社 ) 岩手県浄化槽協会岩手県浄化槽検査センター柿木明紘 1. はじめに浄化槽における有機物の可溶化の一つに有機酸発酵があるが この発酵によって生じた有機酸は後のメタン発酵や二次処理における生物酸化などで消費され浄化槽における BOD 除去の重要なフローになっていると言われている しかし 過度の有機物の流入がある施設では有機酸発酵のみが過剰になり一連の処理機能に影響を与える事例も報告されている

More information

を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ

を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ 仮訳 プロピレングリコール Propylene Glycol C3H8O2:76.1 (RS)-Propane-1,2-diol [57-55-6] 本品は定量するとき, プロピレングリコール (C3H8O2) 99.7% 以上を含む. 性状本品は無色澄明の粘稠性のある液である. 本品は水, メタノール又はエタノール (95) と混和する. 本品は吸湿性である. 確認試験本品につき, 赤外吸収スペクトル測定法

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 薬品分析化学第 8 回 HendersonHasselbalch の式 ( 復習 ) ph 緩衝液 (p 55 ~) 溶液中に共役酸 塩基対が存在しているとき ph p 共役酸 塩基の濃度関係を表す 8 弱酸 HA の平衡式 O H O A において HA H A = mol/l, [A= mol/l とすると O [A より O A A [A となり ph p が導かれる 〇弱酸 HA ( mol/l)

More information

取扱説明書 ba75728d09 07/2015 メソッドデータ V 2.15

取扱説明書 ba75728d09 07/2015 メソッドデータ V 2.15 取扱説明書 ba75728d09 07/2015 メソッドデータ V 2.15 取扱説明書最新版は下記で入手できます www.wtw.com 著作権 Weilheim 2015, WTW GmbH 本書の全部または一部は WTW GmbH( ワイルハイム ) の明示的な書面による許可なしに複製することを禁じます ドイツで印刷 2 ba75728d09 07/2015 バーコード付き測定項目... 10

More information

Taro-化学5 無機化学 最新版

Taro-化学5 無機化学 最新版 18 典型元素とその化合物 Ⅰ P oint.43 アルカリ金属元素 1 価電子価のイオン 2 常温で水と激しく反応する強いアルカリ性を示す Na + H2O に保存 3すべての塩は水に溶ける 4 炎色反応を示す Sr Li Ca Na Ba Cu K 5 イオン化傾向が大きい酸化されやすい 力 6 単体 Na は 7 アンモニアソーダ法 で得る ソルベー法 (1) (5) NaCl NaHCO3

More information

RAA-05(201604)MRA対応製品ver6

RAA-05(201604)MRA対応製品ver6 M R A 対 応 製 品 ISO/IEC 17025 ISO/IEC 17025は 試験所及び校正機関が特定の試験又は 校正を実施する能力があるものとして認定を 受けようとする場合の一般要求事項を規定した国際規格 国際相互承認 MRA Mutual Recognition Arrangement 相互承認協定 とは 試験 検査を実施する試験所 検査機関を認定する国際組織として ILAC 国際試験所認定協力機構

More information

食品中のシュウ酸定量分析の検討

食品中のシュウ酸定量分析の検討 群馬県立産業技術センター研究報告 ( 2013) 食品中のシュウ酸定量分析の検討 関口昭博 吉野功 Exaation for the deteration of oxalic acid contents in foods Akihiro SEKIGUCHI, Isao YOSHINO 食品中のシュウ酸の定量を目的に GC 法と HPLC 法を検討した 標準試料について検量線を作成したところ いずれの方法でも高い直線性を示した

More information

無電解析出

無電解析出 無電解めっきの析出機構 無電解めっきは広い意味では外部電源を用いずに金属めっき膜を成膜する技術と定義される 大別すると 1 素地金属の溶解に伴って遊離する電子によって溶液中の金属イオンが還元されて電極上に析出する置換めっき 2 不均化反応に基づく金属析出 3 溶液中に含まれる還元剤が電極上で酸化される際に遊離する電子によって溶液中の金属イオンが金属皮膜として析出する自己触媒的な無電解めっき がある

More information

機器分析問題解答 No. 2 核磁気共鳴スペクトル 1 ラジオ波領域の電磁波を利用している 2 5 スペクトル はシグナルが 2 つ スペクトル B はシグナルが 3 つ スペクトル C はシグナルが 3 つである これに対して化合物アは水素が 3 種 化合物イは水素が 4 種 化合物ウは水素が 3

機器分析問題解答 No. 2 核磁気共鳴スペクトル 1 ラジオ波領域の電磁波を利用している 2 5 スペクトル はシグナルが 2 つ スペクトル B はシグナルが 3 つ スペクトル C はシグナルが 3 つである これに対して化合物アは水素が 3 種 化合物イは水素が 4 種 化合物ウは水素が 3 機器分析問題解答 No. 1 電磁波 1 電磁波は 波動性と粒子性の両方の性質を有する 5 紫外線 > 可視光線 > 赤外線の順に エネルギーは小さくなる 6 エネルギーの大きい電磁波は 波数が大きいといえる 7 8 赤外線 可視光線 紫外線の順に 波長は小さくなり エネルギーは大きくなる 9 真空中において波長の大小に関係なく電磁波の速度は同じである 10 真空中において 電磁波は 波長に関係なく同じ速度である

More information

Microsoft PowerPoint - D.酸塩基(2)

Microsoft PowerPoint - D.酸塩基(2) D. 酸塩基 (2) 1. 多塩基酸の ph 2. 塩の濃度と ph 3. 緩衝溶液と ph 4. 溶解度積と ph 5. 酸塩基指示薬 D. 酸塩基 (2) 1. 多塩基酸の ph 1. 多塩基酸の ph (1) 硫酸 H 2 SO 4 ( 濃度 C) 硫酸 H 2 SO 4 は2 段階で電離する K (C) (C) K a1 [H+ ][HSO 4 ] [H 2 SO 4 ] 10 5 第 1

More information

FdData理科3年

FdData理科3年 FdData 中間期末 : 中学理科 3 年 [ 酸 アルカリとイオン ] [ 問題 ](1 学期期末 ) 次の各問いに答えよ (1) 塩酸の中に含まれている 酸 に共通するイオンは何か 1 イオンの名称を答えよ 2 また, このイオンの記号を書け (2) 水酸化ナトリウム水溶液の中に含まれている アルカリ に共通するイオンは何か 1 イオンの名称を答えよ 2 また, このイオンの記号を答えよ [

More information

AYBTJ8_HY_01_P.indd

AYBTJ8_HY_01_P.indd 委員会報告 環境と測定技術 /Vol.45 No.10 2018 分析値自己管理会 SELF 通知表 平成 29 年度 : 鉄, ほう素, 臭化物イオン, アンモニア性窒素の分析結果 ( 参加会員の分析値自己管理 診断 評価のために ) ( 一社 ) 日本環境測定分析協会 SELF( 分析値自己管理会 ) 委員会 1. はじめに当協会の SELF[ セルフ 分析値自己管理会 ] Analytical

More information

分析化学講義資料 ( 容量分析 ) 林譲 (Lin, Rang) 容量分析概要容量分析法 (volumetric analysis) は滴定分析法 (titrimetric analysis) とも呼ばれている この方法は, フラスコ中の試料液の成分とビュレットに入れた濃度既知の標準液 (stand

分析化学講義資料 ( 容量分析 ) 林譲 (Lin, Rang) 容量分析概要容量分析法 (volumetric analysis) は滴定分析法 (titrimetric analysis) とも呼ばれている この方法は, フラスコ中の試料液の成分とビュレットに入れた濃度既知の標準液 (stand 分析化学講義資料 ( 容量分析 ) 林譲 (Lin, Rang) 容量分析概要容量分析法 (volumetric analysis) は滴定分析法 (titrimetric analysis) とも呼ばれている この方法は, フラスコ中の試料液の成分とビュレットに入れた濃度既知の標準液 (standard solution) を反応させ, 適当な方法によって終点 (end point) を検出し,

More information

研究22/p eca

研究22/p eca 非ラベル化アミノ酸分析カラムを用いた LC/MS による遊離アミノ酸分析の検討 バイオ系チーム 清野珠美, 廣岡青央 要旨本チームで従来行っていた, ガスクロマトグラフィーを用いたプレラベル化法による遊離アミノ酸分析は, アミノ酸のラベル化という前処理があるものの,1 試料の分析時間が10 分以内という迅速分析が可能であった しかし, 天然アミノ酸の1つで, 清酒の苦味に寄与するアミノ酸であるアルギニンが検出できないという欠点があった

More information

食安監発第 号 食安基発第 号 平成 19 年 11 月 13 日 各検疫所長殿 医薬食品局食品安全部監視安全課長基準審査課長 ( 公印省略 ) 割りばしに係る監視指導について 割りばしに残留する防かび剤等の監視指導については 平成 19 年 3 月 23 日付け食安

食安監発第 号 食安基発第 号 平成 19 年 11 月 13 日 各検疫所長殿 医薬食品局食品安全部監視安全課長基準審査課長 ( 公印省略 ) 割りばしに係る監視指導について 割りばしに残留する防かび剤等の監視指導については 平成 19 年 3 月 23 日付け食安 食安監発第 1113002 号 食安基発第 1113002 号 平成 19 年 11 月 13 日 各検疫所長殿 医薬食品局食品安全部監視安全課長基準審査課長 ( 公印省略 ) 割りばしに係る監視指導について 割りばしに残留する防かび剤等の監視指導については 平成 19 年 3 月 23 日付け食安発第 0323001 号 平成 19 年度輸入食品監視指導計画の策定について に基づき 平成 19 年

More information

1.2 塩化物量測定方法 a) 試料は フレッシュコンクリート又はそのコンクリートからウェットスクリーニングによって分離したモルタルとし 1~3l 程度で測定対象のコンクリートから代表的な試料を採取するようにする なお 場合によっては付属の加圧ろ過器によってブリーディング水を採取したり フレッシュコ

1.2 塩化物量測定方法 a) 試料は フレッシュコンクリート又はそのコンクリートからウェットスクリーニングによって分離したモルタルとし 1~3l 程度で測定対象のコンクリートから代表的な試料を採取するようにする なお 場合によっては付属の加圧ろ過器によってブリーディング水を採取したり フレッシュコ 1 塩化物量 フレッシュコンクリート中の塩化物量測定方法は JASS5 T-502:2009 フレッシュコンクリート中の塩化物量の簡易試験方法 又はJIS A 1144:2001 フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法 による なお JIS A 1144においてチオシアン酸水銀 (Ⅱ) 吸光光度法や電位差滴定法等が規定されており いずれも精度の高い試験方法であるが 主に試験室等で行う化学分析であり

More information

Microsoft PowerPoint - 薬学会2009新技術2シラノール基.ppt

Microsoft PowerPoint - 薬学会2009新技術2シラノール基.ppt シラノール基は塩基性化合物のテーリングの原因 いや違う! クロマニックテクノロジーズ長江徳和 日本薬学会 9 年会 緒言緒言 逆相型固定相中の残存シラノール基は, 吸着やピークテーリング等の原因であるとされている 残存シラノール基に基づく主な相互作用は, 吸着, イオン交換, 水素結合である これらの二次効果相互作用を積極的に利用することで, 極性化合物に対して特異的な保持を示す新規な逆相固定相の創出が可能であると思われる

More information

金属イオンのイオンの濃度濃度を調べるべる試薬中村博 私たちの身の回りには様々な物質があふれています 物の量を測るということは 環境を評価する上で重要な事です しかし 色々な物の量を測るにはどういう方法があるのでしょうか 純粋なもので kg や g mg のオーダーなら 直接 はかりで重量を測ることが

金属イオンのイオンの濃度濃度を調べるべる試薬中村博 私たちの身の回りには様々な物質があふれています 物の量を測るということは 環境を評価する上で重要な事です しかし 色々な物の量を測るにはどういう方法があるのでしょうか 純粋なもので kg や g mg のオーダーなら 直接 はかりで重量を測ることが 金属イオンのイオンの濃度濃度を調べるべる試薬中村博 私たちの身の回りには様々な物質があふれています 物の量を測るということは 環境を評価する上で重要な事です しかし 色々な物の量を測るにはどういう方法があるのでしょうか 純粋なもので kg や g mg のオーダーなら 直接 はかりで重量を測ることが出来ます しかし 環境中の化学物質 ( 有害なものもあれば有用なものもある ) は ほとんどが水に溶けている状態であり

More information

Microsoft Word - 酸塩基

Microsoft Word - 酸塩基 化学基礎実験 : 酸 塩基と (1) 酸と塩基 の基本を学び の実験を通してこれらの事柄に関する認識を深めます さらに 緩衝液の性質に ついて学び 緩衝液の 変化に対する緩衝力を実験で確かめます 化学基礎実験 : 酸 塩基と 酸と塩基 水の解離 HCl H Cl - 塩酸 塩素イオン 酸 強酸 ヒドロニウムイオン H 3 O H O H OH - OH ー [H ] = [OH - ]= 1-7 M

More information

1. 測 定 原 理 アルカリ 溶 液 中 で 亜 鉛 イオンは ピリジルアゾレゾルシノール(PAR)と 反 応 して 赤 色 の 錯 体 を 形 成 し これを 光 学 的 に 測 定 し 2. アプリケーション 本 法 は 亜 鉛 イオンを 測 定 し 不 溶 性 や 錯 体 と 結 合 した

1. 測 定 原 理 アルカリ 溶 液 中 で 亜 鉛 イオンは ピリジルアゾレゾルシノール(PAR)と 反 応 して 赤 色 の 錯 体 を 形 成 し これを 光 学 的 に 測 定 し 2. アプリケーション 本 法 は 亜 鉛 イオンを 測 定 し 不 溶 性 や 錯 体 と 結 合 した 00861 亜 鉛 (4-(ピリジルアゾ)レゾルシノール 法 ) 測 定 範 囲 : 0.025~1.000mg/l Zn 結 果 は mmol/l 単 位 でも 表 示 でき 1. 試 料 の ph が ph 1~7 であるかチェックし ウム 水 溶 液 または 塩 酸 を 1 滴 ずつ 加 えて ph を 調 整 し 2. ピペットで 10ml の 試 料 をガラス 容 器 に 取 り 3. 緑

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E93788D4C88E689C88A778BB389C88BB388E78A778CA48B868C6F94EF95F18D908F912E646F6378>

<4D F736F F D2095BD90AC E93788D4C88E689C88A778BB389C88BB388E78A778CA48B868C6F94EF95F18D908F912E646F6378> 平成 25 年度広域科学教科教育学研究経費報告書 研究課題 過酸化水素分解反応を利用した物理化学的考察に関する基礎検討 研究代表者 : 國仙久雄 研究メンバー : 生尾光 1. 緒言本申請で扱う鉄イオンを触媒とした過酸化水素分解反応速度に関する内容は高等学校 化学 で 発展 に含まれ 必ずしも全ての教科書で取り上げられない内容である しかしながら この化学反応を利用した実験を行うことで 化学を学習する際に重要な化学反応に関する物理化学的実験と思考法の獲得に関するプログラムの開発が可能となる

More information

高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ

高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ 高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ溶質の20% 溶液 100gと30% 溶液 200gを混ぜると質量 % はいくらになるか ( 有効数字

More information

フォト IC ダイオード S SB S CT 視感度に近い分光感度特性 視感度特性に近い分光感度特性をもったフォトICダイオードです チップ上には2つの受光部があり 1つは信号検出用受光部 もう1つは近赤外域にのみ感度をもつ補正用受光部になっています 電流アンプ回路中で2

フォト IC ダイオード S SB S CT 視感度に近い分光感度特性 視感度特性に近い分光感度特性をもったフォトICダイオードです チップ上には2つの受光部があり 1つは信号検出用受光部 もう1つは近赤外域にのみ感度をもつ補正用受光部になっています 電流アンプ回路中で2 S9066-211SB S9067-201CT 視感度に近い分光感度特性 視感度特性に近い分光感度特性をもったフォトICダイオードです チップ上には2つの受光部があり 1つは信号検出用受光部 もう1つは近赤外域にのみ感度をもつ補正用受光部になっています 電流アンプ回路中で2つの受光部の出力を減算し ほぼ可視光域にのみ感度をもたせています また従来品に比べ 同一照度における異なる色温度の光源に対しての出力変化を低減しています

More information

2019 年度大学入試センター試験解説 化学 第 1 問問 1 a 塩化カリウムは, カリウムイオン K + と塩化物イオン Cl - のイオン結合のみを含む物質であり, 共有結合を含まない ( 答 ) 1 1 b 黒鉛の結晶中では, 各炭素原子の 4 つの価電子のうち 3 つが隣り合う他の原子との

2019 年度大学入試センター試験解説 化学 第 1 問問 1 a 塩化カリウムは, カリウムイオン K + と塩化物イオン Cl - のイオン結合のみを含む物質であり, 共有結合を含まない ( 答 ) 1 1 b 黒鉛の結晶中では, 各炭素原子の 4 つの価電子のうち 3 つが隣り合う他の原子との 219 年度大学入試センター試験解説 化学 第 1 問問 1 a 塩化カリウムは, カリウムイオン K + と塩化物イオン Cl - のイオン結合のみを含む物質であり, 共有結合を含まない ( 答 ) 1 1 b 黒鉛の結晶中では, 各炭素原子の 4 つの価電子のうち 3 つが隣り合う他の原子との共有結合に使われ, 残りの 1 つは結晶を構成する層上を自由に移動している そのため, 黒鉛は固体の状態で電気をよく通す

More information

Microsoft Word - 3_資機材試験新旧140328

Microsoft Word - 3_資機材試験新旧140328 別紙 3 水道施設の技術的基準を定める省令の一部を改正する省令及び資機材等の材質に関する試験の一部改正について ( 平成 16 年 2 月 9 日付健水発第 0209001 号 ) 別添 1 新旧対照表 ( 下線の部分は改正部分 ) 改正後 ( 新 ) 改正前 ( 旧 ) 浸出用液の調製における水質の確認方法及び浸出液の分析方法浸出用液の調製における水質の確認方法及び浸出液の分析方法 改正後の 資機材等の材質に関する試験

More information

木村の理論化学小ネタ 緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 共役酸と共役塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と共役酸 共役塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA + H 3 A にお

木村の理論化学小ネタ   緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 共役酸と共役塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と共役酸 共役塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA + H 3 A にお 緩衝液 緩衝液とは, 酸や塩基を加えても,pH が変化しにくい性質をもつ溶液のことである A. 酸と塩基 弱酸 HA の水溶液中での電離平衡と酸 塩基 弱酸 HA の電離平衡 HA H 3 A において, O H O ( HA H A ) HA H O H 3O A の反応に注目すれば, HA が放出した H を H O が受け取るから,HA は酸,H O は塩基である HA H O H 3O A

More information

Slide 1

Slide 1 3. 溶解 沈殿反応 天然水の化学組成 大陸地殻表層 (mg kg ) 河川水 (mg kg ) Al 77.4.5 Fe 3.9.4 Ca 9.4 3.4 Na 5.7 5. 8.6.3 Mg 3.5 3.4 Andrews et al. (3) An introduction to Environmental Chemistry 天然水の特徴 天然水の金属イオンは主に岩石の風化により生じる ただし

More information

photolab 6x00 / 7x00 バーコードのない測定項目 バーコードのない測定項目 使用できる測定法 これらの測定項目の分析仕様は 付録 4 に記載されています ここでは 使用方法は カラム 5 の測定法番号を使用して手動で選択します 測定法の選択方法の説明は 光度計の機能説明の 測定法の

photolab 6x00 / 7x00 バーコードのない測定項目 バーコードのない測定項目 使用できる測定法 これらの測定項目の分析仕様は 付録 4 に記載されています ここでは 使用方法は カラム 5 の測定法番号を使用して手動で選択します 測定法の選択方法の説明は 光度計の機能説明の 測定法の photolab 6x00 / 7x00 バーコードのない測定項目 バーコードのない測定項目 使用できる測定法 これらの測定項目の分析仕様は 付録 4 に記載されています ここでは 使用方法は カラム 5 の測定法番号を使用して手動で選択します 測定法の選択方法の説明は 光度計の機能説明の 測定法の手動選択 のセクションに記載されています パラメータ / 名称 型式 独語 独語 独語 形式 ** 独語

More information

木村の化学重要問題集 01 解答編解説補充 H S H HS ( 第 1 電離平衡 ) HS H S ( 第 電離平衡 ) そこで溶液を中性または塩基性にすることにより, つまり [ H ] を小さくすることにより, 上の電離平衡を右に片寄らせ,[ S ] を大きくする 193. 陽イオン分析 配位

木村の化学重要問題集 01 解答編解説補充 H S H HS ( 第 1 電離平衡 ) HS H S ( 第 電離平衡 ) そこで溶液を中性または塩基性にすることにより, つまり [ H ] を小さくすることにより, 上の電離平衡を右に片寄らせ,[ S ] を大きくする 193. 陽イオン分析 配位 木村の化学重要問題集 01 解答編解説補充 1. 無機物質の性質 反応 187. 気体の製法と性質補足ネスラー試薬とアンモニアの反応 1.. ネスラー試薬 [ HgI ] の調製 KI KI Hg ¾¾ HgI ¾¾ [ HgI ] 赤色沈殿. ネスラー試薬とアンモニアの反応 [ HgI ] ( NH ) [ ] NH HgI ( 微量 : 黄色, 多量 : 赤褐色 ) 190. 陽イオンの分離と性質

More information

イオン成分測定方法 ( イオンクロマトグラフ法 ) 目次 1. 概要 装置及び器具 前処理 分析装置 使用器具 試薬 アニオン分析用 カチオン分析用 試験液の調製

イオン成分測定方法 ( イオンクロマトグラフ法 ) 目次 1. 概要 装置及び器具 前処理 分析装置 使用器具 試薬 アニオン分析用 カチオン分析用 試験液の調製 イオン成分測定方法 ( イオンクロマトグラフ法 ) イオン成分測定方法 ( イオンクロマトグラフ法 ) 目次 1. 概要... 1 2. 装置及び器具... 1 2.1 前処理... 1 2.2 分析装置... 1 2.3 使用器具... 2 3. 試薬... 4 3.1 アニオン分析用... 4 3.2 カチオン分析用... 5 4. 試験液の調製... 7 4.1 試料フィルタのカット... 7

More information

医療用医薬品の品質再評価に係る公的溶出試験 ( 案 ) 等について ( 平成 16 年 4 月 12 日 ) ( 薬食審査発第 0412007 号 ) ( 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長あて厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) 平成 12 年 7 月 14 日厚生省告示第 283 号 平成 12 年 10 月 17 日厚生省告示第 337 号 平成 13 年 4 月 9 日厚生省告示第 184

More information

補足 中学校では塩基性ではなくアルカリ性という表現を使って学習する アルカリはアラビア語 (al qily) で, アル (al) は定冠詞, カリ (qily) はオカヒジキ属の植物を焼いた灰の意味 植物の灰には Na,K,Ca などの金属元素が含まれており, それに水を加えて溶かすと, NaOH

補足 中学校では塩基性ではなくアルカリ性という表現を使って学習する アルカリはアラビア語 (al qily) で, アル (al) は定冠詞, カリ (qily) はオカヒジキ属の植物を焼いた灰の意味 植物の灰には Na,K,Ca などの金属元素が含まれており, それに水を加えて溶かすと, NaOH 酸 塩基の定義のいろいろ 酸と塩基の性質酸の水溶液の性質 1 すっぱい味がする 2 青色リトマス紙を赤色に変える 3 BTB( ブロムチモールブルー ) 溶液を黄色に変える 4 多くの金属 (Mg: マグネシウム,Zn: 亜鉛,Fe: 鉄など ) と反応し, 水素を発生 Zn2HCl ZnCl 2 H 2 ( イオン反応式で表すと,Zn2H Zn 2 H 2 ) 酸の水溶液が以上の性質をもつのは,

More information

2,3-ジメチルピラジンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案)

2,3-ジメチルピラジンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案) 資料 3 粗製海水塩化マグネシウム の分析調査結果について 1. 経緯平成 19 年 3 月 30 日に 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 19 年厚生労働省告示第 73 号 ) により 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 ) が改正され 既存添加物 粗製海水塩化マグネシウム ( 以下 にがり という ) について 新たに成分規格が設定された なお

More information

<4D F736F F D2089BB8A778AEE E631358D E5F89BB8AD28CB3>

<4D F736F F D2089BB8A778AEE E631358D E5F89BB8AD28CB3> 第 15 講 酸化と還元 酸化 還元とは切ったリンゴをそのまま放置すると, 時間が経つにつれて断面が変色します これはリンゴの断面が酸化した現象を示しています ピカピカの10 円玉も, しばらくすると黒く, くすんでいきます これも酸化です この10 円玉を水素ガスのなかに入れると, 元のきれいな10 円玉に戻ります これが還元です 1 酸化還元の定義 2 酸化数とは? 3 酸化剤 還元剤についての理解

More information

平成27年度 前期日程 化学 解答例

平成27年度 前期日程 化学 解答例 受験番号 平成 27 年度前期日程 化学 ( その 1) 解答用紙 工学部 応用化学科 志願者は第 1 問 ~ 第 4 問を解答せよ 農学部 生物資源科学科, 森林科学科 志願者は第 1 問と第 2 問を解答せよ 第 1 問 [ 二酸化炭素が発生する反応の化学反応式 ] 点 NaHCO 3 + HCl NaCl + H 2 O + CO 2 CO 2 の物質量を x mol とすると, 気体の状態方程式より,

More information

I O N C H R O M A T O G R A P H Y Thermo Scientific Vol.6 innovative columns for best separation and solution

I O N C H R O M A T O G R A P H Y Thermo Scientific Vol.6 innovative columns for best separation and solution I O N C H R O M A T O G R A P H Y Thermo Scientific Vol. innovative columns for best separation and solution イオンクロマトグラフカラムカタログ Contents カラム各論 陰イオン交換カラム 分析カラムトラップカラム濃縮カラム DionexIonPacAS DionexIonPacASA-SC

More information

<4D F736F F D B82C982C282A282C482512E646F63>

<4D F736F F D B82C982C282A282C482512E646F63> サンプル条件および固定化分子の選択 Biacoreの実験ではセンサーチップに固定化する分子をリガンド それに対して結合を測定する分子をアナライトと呼びます いずれの分子をリガンドとし アナライトとするかは 実験系を構築する上で重要です 以下にサンプルに適したリガンド アナライトの設計方法やサンプルの必要条件などをご紹介します アナライト リガンド センサーチップ (1) タンパク質リガンドとしてもアナライトとしても用いることができます

More information

スライド 1

スライド 1 第 54 回日本臨床化学会年次学術集会 POCT 専門委員会プロジェクト報告 透析液の成分濃度測定の標準化 2014 年 9 月 5 日 ( 金 ) 白井秀明 ( 中部労災病院 ) 梅本雅夫 ( 検査医学標準物質機構 ) 清水康 ( 元町 HD クリニック ) 谷渉 ( 臨床検査基準測定機構 ) 山家敏彦 ( 東京山手メディカルセンター ) 桑克彦 ( 産業技術総合研究所 ) 本演題に関連して 筆頭著者に開示すべき

More information

2014 年度大学入試センター試験解説 化学 Ⅰ 第 1 問物質の構成 1 問 1 a 1 g に含まれる分子 ( 分子量 M) の数は, アボガドロ定数を N A /mol とすると M N A 個 と表すことができる よって, 分子量 M が最も小さい分子の分子数が最も多い 分 子量は, 1 H

2014 年度大学入試センター試験解説 化学 Ⅰ 第 1 問物質の構成 1 問 1 a 1 g に含まれる分子 ( 分子量 M) の数は, アボガドロ定数を N A /mol とすると M N A 個 と表すことができる よって, 分子量 M が最も小さい分子の分子数が最も多い 分 子量は, 1 H 01 年度大学入試センター試験解説 化学 Ⅰ 第 1 問物質の構成 1 問 1 a 1 g に含まれる分子 ( 分子量 M) の数は, アボガドロ定数を N A /mol とすると M N A 個 と表すことができる よって, 分子量 M が最も小さい分子の分子数が最も多い 分 子量は, 1 = 18 N = 8 3 6 = 30 Ne = 0 5 = 3 6 l = 71 となり,1 が解答 (

More information

<333092B78D5D8FF290858FEA8C6E2E786C7378>

<333092B78D5D8FF290858FEA8C6E2E786C7378> 平成 30 年 4 月 11 日長江浄水場着水井 ( 浄水場入口 ) 1) 一般細菌 個 /ml 250 46) 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) mg /l 2.2 2) 大腸菌 不検出 47)pH 値 7.3 4) 水銀及びその化合物 mg /l

More information

資料 o- トルイジンの分析測定法に関する検討結果報告書 中央労働災害防止協会 中国四国安全衛生サービスセンター

資料 o- トルイジンの分析測定法に関する検討結果報告書 中央労働災害防止協会 中国四国安全衛生サービスセンター 資料 1-5-3 o- トルイジンの分析測定法に関する検討結果報告書 中央労働災害防止協会 中国四国安全衛生サービスセンター 目次 予備検討 P3~ 1. 文献調査 2. 予備実験 2.1 分析条件 2.2 抽出率 2.3 誘導体化の確認 2.4 誘導体化条件 2.5 HFAA 誘導体の安定性 作業環境測定方法 (o- トルイジンについて ) P17~ 1. 捕集及び分析方法 2. 添加回収率 3.

More information

土壌含有量試験(簡易分析)

土壌含有量試験(簡易分析) 土壌中の重金属の 簡易 迅速分析法 標準作業手順書 * 技術名 : ストリッピング ボルタンメトリー法 ( 超音波による前処理 ) 使用可能な分析項目 : 砒素溶出量, 砒素含有量 実証試験者 : 北斗電工株式会社 株式会社フィールドテック * 本手順書は実証試験者が作成したものである なお 使用可能な技術及び分析項目等の記載部分を抜粋して掲載した 1. 適用範囲この標準作業手順書は 環告 18 号に対応する土壌溶出量試験

More information

JAJP

JAJP 自動前処理によるオリーブオイル中の脂肪酸メチルエステル (FAME) の測定 アプリケーションノート 食品テスト 著者 Ramon Hernandez and Pablo Castillo Lab de Microbiologia de Andaluza Instrumentatcion in Spain Enrique Longueira and Jose Pineda Laboratorio Químico

More information

2017 年度一般入試前期 A 日程 ( 1 月 23 日実施 ) 化学問題 (63 ページ 74 ページ ) 問題は大問 Ⅰ Ⅳ までありますが 一部 他科目との共通問題となっています 大問 Ⅰ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問 Ⅰ と共通の問題です 大問 Ⅱ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問

2017 年度一般入試前期 A 日程 ( 1 月 23 日実施 ) 化学問題 (63 ページ 74 ページ ) 問題は大問 Ⅰ Ⅳ までありますが 一部 他科目との共通問題となっています 大問 Ⅰ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問 Ⅰ と共通の問題です 大問 Ⅱ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問 2017 年度一般入試前期 A 日程 ( 1 月 23 日実施 ) 化学問題 (63 ページ 74 ページ ) 問題は大問 Ⅰ Ⅳ までありますが 一部 他科目との共通問題となっています 大問 Ⅰ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問 Ⅰ と共通の問題です 大問 Ⅱ は 化学基礎 + 生物基礎 の大問 Ⅱ と共通の問題です 63 必要があれば, 次の数値を使いなさい 原子量 H=1. 0,C=12,O=16,S=32

More information

スライド 0

スライド 0 Copyright 2013 Oki Engineering Co., Ltd. All rights reserved 2013 OEG セミナー 硫黄系アウトガスによる電子機器の障害事例 身近に潜む腐蝕原因ガス 2013 年 7 月 9 日 環境事業部 鈴木康之 Copyright 2013 Oki Engineering Co., Ltd. All rights reserved 2 目次 1.

More information

近畿中国四国農業研究センター研究報告 第7号

近畿中国四国農業研究センター研究報告 第7号 230 C B A D E 50m 558 0 1km (mg L 1 ) T N NO 2 3 N NH 4 N 2.0 0 (a) 2001 1.5 6 20 21 5 1.0 0.5 0.0 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 14:00 17:00 (b) 2001 7 3 4 20:00 23:00 2:00 (h) 5:00 8:00 11:00 10 0 5 10 15

More information

品目 1 四アルキル鉛及びこれを含有する製剤 (1) 酸化隔離法多量の次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解させたのち 消石灰 ソーダ灰等を加えて処理し 沈殿濾過し更にセメントを加えて固化し 溶出試験を行い 溶出量が判定基準以下であることを確認して埋立処分する (2) 燃焼隔離法アフターバーナー及びスクラバ

品目 1 四アルキル鉛及びこれを含有する製剤 (1) 酸化隔離法多量の次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解させたのち 消石灰 ソーダ灰等を加えて処理し 沈殿濾過し更にセメントを加えて固化し 溶出試験を行い 溶出量が判定基準以下であることを確認して埋立処分する (2) 燃焼隔離法アフターバーナー及びスクラバ 品目 1 四アルキル鉛及びこれを含有する製剤 (1) 酸化隔離法多量の次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解させたのち 消石灰 ソーダ灰等を加えて処理し 沈殿濾過し更にセメントを加えて固化し 溶出試験を行い 溶出量が判定基準以下であることを確認して埋立処分する (2) 燃焼隔離法アフターバーナー及びスクラバー ( 洗浄液にアルカリ液 ) を具備した焼却炉の火室へ噴霧し焼却する 洗浄液に消石灰ソーダ灰等の水溶液を加えて処理し

More information

カールフィッシャー法と濃度計算問題

カールフィッシャー法と濃度計算問題 酸化還元滴定の応用例 カールフィッシャー法 (Karl Fischer s method) 微量の水分を滴定で求める方法 試料を無水メタノールなどと振って水を抽出し これをカールフィッシャー試薬で滴定する カールフィッシャー試薬は ヨウ素 二酸化イオウ ピリジンを 1:3:10( モル比 ) の割合にメタノールに溶かしたもの 水の存在によってヨウ素が二酸化イオウによって定量的に還元され この両者がピリジンと化合して明るい黄色に変わる

More information

CERT化学2013前期_問題

CERT化学2013前期_問題 [1] から [6] のうち 5 問を選んで解答用紙に解答せよ. いずれも 20 点の配点である.5 問を超えて解答した場合, 正答していれば成績評価に加算する. 有効数字を適切に処理せよ. 断りのない限り大気圧は 1013 hpa とする. 0 C = 273 K,1 cal = 4.184 J,1 atm = 1013 hpa = 760 mmhg, 重力加速度は 9.806 m s 2, 気体

More information

スライド 1

スライド 1 第 56 回日本透析医学会 2011.06.19 血液ガス分析装置による透析液重炭酸イオン濃度 と総二酸化炭素濃度 ~ その正確性について ~ 五仁会元町 HD クリニック臨床検査部 同臨床工学部 * 同内科 ** 清水康 田中和弘 小松祐子 森上辰哉 * 田中和馬 * 阪口剛至 * 大槻英展 * 吉本秀之 * 田渕篤嗣 * 申曽洙 ** 目的 各社血液ガス分析装置を用いて重炭酸イオン ( ) を

More information

XII-3 標準液の調製と標定 (1)0.1mol/L 硝酸銀液 AgNO 3 (169.87) 17.0g に水を加えて 1000mL とする 遮光保存 標定 一次標定標準物質 : 塩化ナトリウム NaCl(58.44) Fajans 法 ( 指示薬 : フルオレセインナトリウム試液 ) または電

XII-3 標準液の調製と標定 (1)0.1mol/L 硝酸銀液 AgNO 3 (169.87) 17.0g に水を加えて 1000mL とする 遮光保存 標定 一次標定標準物質 : 塩化ナトリウム NaCl(58.44) Fajans 法 ( 指示薬 : フルオレセインナトリウム試液 ) または電 XII-3 標準液の調製と標定 (1)0.1mol/L 硝酸銀液 AgNO 3 (169.87) 17.0g に水を加えて 1000mL とする 遮光保存 標定 一次標定標準物質 : 塩化ナトリウム NaCl(58.44) Fajans 法 ( 指示薬 : フルオレセインナトリウム試液 ) または電位差法 ( 銀電極 ) による 0.1mol/L 硝酸銀液 1mL 5.844mg NaCl Ex.

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション リチウムの用途例 航空機用アルミニウム軽合金材料 ゼロエミッションの電気自動車 n 6 Li エネルギー 4 He T 次世代のメインエネルギー源 核融合燃料 情報端末の小型電池 海水からのリチウム回収 リチウム資源陸上埋蔵資源量 :1,400: 万トン リチウム鉱石 ( リシア輝石 :Li 2 O Al 2 O 3 SiO 2 ) 塩湖かん水 日本はリチウム鉱石資源に乏しく 自国による供給が不可能

More information

化学結合が推定できる表面分析 X線光電子分光法

化学結合が推定できる表面分析 X線光電子分光法 1/6 ページ ユニケミー技報記事抜粋 No.39 p1 (2004) 化学結合が推定できる表面分析 X 線光電子分光法 加藤鉄也 ( 技術部試験一課主任 ) 1. X 線光電子分光法 (X-ray Photoelectron Spectroscopy:XPS) とは物質に X 線を照射すると 物質からは X 線との相互作用により光電子 オージェ電子 特性 X 線などが発生する X 線光電子分光法ではこのうち物質極表層から発生した光電子

More information

DSD-TEA取扱説明書

DSD-TEA取扱説明書 DSD-TEA 取扱説明書 Diffusive Sampling Device for Acid Gases (Version 2.0) 使用時の注意事項注意 空気捕集以外の目的に使用しないで下さい DSD-TEA サンプラーを小児が触れることが出来ない場所に設置して下さい 危険食べたり飲んだりすることはできません 誤って DSD-TEA サンプラーに充填されている充填剤に触れた場合は, 速やかに石鹸と水で洗い流してください

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション PDD 検出器の直線性 ジーエルサイエンス株式会社 応用技術部 菅野了一 パルス放電型光イオン化検出器 Valco PDD (Pulsed Discharge Photo-Ionization Detector) ヘリウムガスのパルス放電によって得られる光量子 (Photon) をイオン化のエネルギー源とした検出器です PDD 検出器の構造 放電ガス入口 光量子を放出 放電 He Pt を先端に付けた放電電極を持つ石英の円筒

More information

フェロセンは酸化還元メディエータとして広く知られている物質であり ビニルフェロセン (VFc) はビニル基を持ち付加重合によりポリマーを得られるフェロセン誘導体である 共重合体としてハイドロゲルかつ水不溶性ポリマーを形成する2-ヒドロキシエチルメタクリレート (HEMA) を用いた 序論で述べたよう

フェロセンは酸化還元メディエータとして広く知られている物質であり ビニルフェロセン (VFc) はビニル基を持ち付加重合によりポリマーを得られるフェロセン誘導体である 共重合体としてハイドロゲルかつ水不溶性ポリマーを形成する2-ヒドロキシエチルメタクリレート (HEMA) を用いた 序論で述べたよう Synthesis of high Performance Polymeric Mediators and Evaluation of Biosensors based on them ( 高機能ポリマーメディエータを基盤としたバイオセンサー ) 氏名氷室蓉子 1. 緒言酵素は基質の酸化還元 脱水素反応などを触媒するが これらの反応は同時に電子授受反応でもある 酵素固定化型アンペロメトリックバイオセンサーは

More information

Microsoft PowerPoint - H24地下水盆管理学概論-05.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - H24地下水盆管理学概論-05.ppt [互換モード] 2011 年度 (H23 年度 ) 5. 地下水の水質 地下水盆管理学概論 福島大学共生システム理工学類環境システムマネジメント専攻柴崎直明 2009 年のアジア地下水ヒ素汚染フォーラム ( 福島大学 ) 昨年のアジア地下水ヒ素汚染フォーラム ( 新潟市 ) 今年のアジア地下水ヒ素汚染フォーラム ( 宮崎市 ) 地下水の水質ー 2 つの側面 地下水の履歴に関する情報源地下水の存在形態や流動状態を反映地下水の資源的価値の指標利用に安全かどうかの判断基準

More information