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ゆりなすすむ
4 years ago
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1 アルゴリズム設計 5 月 18 日

2 Agenda 諸注意 Pythonの心得エラー処理クラス

3 諸注意

4 諸注意提出前に必ず実行してください! エラーがある場合はコメントアウト等, 実行されないように関数名指定にも関わらず, 自分で関数名を決めているどの問題なのか分からなくなるので, 決められた名前を使ってください関数をクォーテーションで囲んでいる定義しただけでは実行されないので, クォーテーションで囲む意味はありません. 労力の無駄です.

5 諸注意データの入力に input や raw_input を用いている採点の際に非常に面倒なので, 使うのをやめるか, コメントアウトしてください #1 def function(n):... n = raw_input( n: ) print function(n) #1 def function(n):... # n = raw_input( n: ) print function(5) print function(10) 色々なパターンを試したいならば, テストケースを最初からプログラムに書いてください

6 諸注意関数は, 中に必ず何かしら記述してください #1 def function(): #2... #1 def function(): return #2... #1 def function(): pass #2... 中に何も記述がないと, エラーが発生します解けない or 分からない場合は, 関数自体を消すか, 上記のように何かを書いてください

7 諸注意を返す関数を作成せよ関数内に print を使っているを表示する関数であれば print で構いませんが, 基本的に関数の中は return 文を用いる例 : 与えられた数の 2 倍を返す関数 #1 def double(n): print 2*n #1 def double(n): return 2*n

8 諸注意どんな条件にも ( 理不尽なものは除く ) 対応できる解答をしてください例にあるものだけをクリアする解答は不正解です 4/27 No. 3 n の m 乗を返す関数 root 例 root(2, 2) と root(100, 3) m が 2 と 3 の時しか対応していない解答 5/11 No. 5 行列の掛け算を行う関数 matrix_product 例 3 2 の行列と 2 2 の行列の掛け算それ以外の行列同士の掛け算に未対応

9 Python の心得

10 心得組み込み関数を変数として用いない sum や list などの予約語は変数に使わない (IDLE で入力した時に色が変わる言葉 ) 使ってしまうと,sum 関数や list 関数が使えなくなってしまいます l = [1,2,3,4] sum = 0 for i in l: sum += i print sum print sum(l) エラー

11 心得真偽値を活用する小テストで判定せよは True か False を返す def func():... return True def func():... return True 真偽値 (True, False) は, 特殊なキーワード文字列ではなく True, False それ自身を使うクセをつける

12 心得 PEP8 にしたがってプログラムを記述する PEP8 とは Python を記述する上での, 守るべきルール >>>import pep8 >>>check = pep8.checker( ファイル名 ) >>>check.check_all()... 何行目にどのようなルール違反があるか教えてくれる

13 心得 PEP8 にあるルールの例カンマの後ろは必ず半角スペース l = [1, 2, 3, 4] 変数名はすべて小文字とアンダーバー sum_of_num = 0 クラス名とエラー名のみ大文字を使う class MyClass:...

14 エラー処理プログラミング = エラー処理

15 エラー処理よくあるエラー AttributeError ImportError IndexError KeyError NameError RuntimeError SyntaxError IndentationError TypeError ValueError UnboundLocalError ZeroDivisionError

16 エラー処理人に聞く前に, どういうエラーなのか, おかしい場所はどこかを理解するエラーが発生した直前にどのような処理をしたのかが書いてある何行目で発生したのか Traceback (most recent call last): File "<pyshell#18>", line 1, in <module> print 6 + '7' TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str' エラー名具体的な内容

17 AttributeError 属性の参照や代入のエラー ( 属性クラスのスライドを参照 ) >>>i = 0 >>>i.square Traceback (most recent call last): File "<pyshell#20>", line 1, in <module> i.square AttributeError: 'int' object has no attribute 'square' 変数 i( 整数型 ) は square という属性を持っていない

18 ImportError モジュールがインポートできなかったときのエラー >>>import numpi Traceback (most recent call last): File "<pyshell#21>", line 1, in <module> import numpi ImportError: No module named numpi numpi というモジュールは存在しない

19 IndexError 配列のインデックスに関するエラー >>>l = [1,2,3] >>>for i in range(5): print l[i], Traceback (most recent call last): File "<pyshell#25>", line 2, in <module> print l[i], IndexError: list index out of range リスト l の長さを超えて,print しようとしている非常に多いエラー

20 KeyError 存在しないキーを指定してしまったエラー >>>d = {0: 0, 1: 1} >>>d[2] Traceback (most recent call last): File "<pyshell#33>", line 1, in <module> d[2] KeyError: 2 辞書 d は 2 というキーを持っていない

21 NameError 名前が見つからなかったときのエラー >>>z Traceback (most recent call last): File "<pyshell#34>", line 1, in <module> z NameError: name 'z' is not defined z という変数は存在しない ( 定義されていない )

22 RuntimeError 主に無限ループが発生した時に出るエラー >>>def a(): return a() >>>a() Traceback (most recent call last): File "<pyshell#41>", line 2, in a return a() RuntimeError: maximum recursion depth exceeded 無限ループは非常に厄介なので, 細心の注意を払ってください

23 SyntaxError 構文エラー >>>for i in range(5) SyntaxError: invalid syntax for 文の終わりにコロンがない Python の文法が間違っている, 一番しょうもないエラー

24 IndentationError 正しくないインデントに関するエラー >>>for i in range(5): print i File "<pyshell#45>", line 2 print i ^ IndentationError: expected an indented block for 文の中身のインデントが下げられていない

25 TypeError 正しくない型に対して演算等の処理が行われたときのエラー >>>6 + 7 Traceback (most recent call last): File "<pyshell#18>", line 1, in <module> print 6 + '7' TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str' 整数型 (int) と文字列型 (str) は足し算できない

26 TypeError 正しくない型に対して演算等の処理が行われたときのエラー >>> d = {(0, 1): 100, [2, 3]: 200} Traceback (most recent call last): File "<pyshell#47>", line 1, in <module> d = {(0, 1): 100, [2, 3]: 200} TypeError: unhashable type: 'list' リスト (list) は辞書のキーとして使えない

27 ValueError 型は正しいが, 適切じゃない値の処理が行われたときのエラー >>>int( ten ) Traceback (most recent call last): File "<pyshell#56>", line 1, in <module> int('ten') ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'ten' int 関数は文字列を引数にとれるが, ten は処理できない ( int( 10 ) は可能 )

28 UnboundLocalError 変数が定義される前に使用してしまっている時などのエラー >>>def func(): a = 2*c c = 100 return a >>>func() Traceback (most recent call last): File "<pyshell#62>", line 1, in <module> func() File "<pyshell#61>", line 2, in func a = 2*c UnboundLocalError: local variable 'c' referenced before assignment 関数 func 内で, 変数 c が定義される前に c を使用している

29 ZeroDivisionError 除法やモジュロ演算の第 2 引数が 0 のときのエラー >>>100 / 0 Traceback (most recent call last): File "<pyshell#63>", line 1, in <module> 100 / 0 ZeroDivisionError: integer division or modulo by zero 100 を 0 で割ってしまっている

30 クラス整数型文字列型と同じような型を自分で作る

31 クラス大量のデータを扱う... たくさんの変数や関数を扱う... 自分だけでなく, 人が使うプログラムを書く... クラスを使うことで, 理解しやすいプログラムになる ( 意味がわかりやすくなる )

32 クラス 2 人の男の子がいる名前 :Tomoki 年齢 :16 国籍 :JAPAN 身長 :173 体重 :63 テストの点数数学 :70 理科 :70 英語 :80 名前 :Yusuke 年齢 :17 国籍 :CANADA 身長 :168 体重 :70 テストの点数数学 :50 理科 :70 英語 :100 実在の人物とはそれほど関係ありません

33 クラス基本的な書き方 class Student: pass Student クラスが作れたクラス名は, 単語の先頭を大文字で書くのが一般的どのように使うか s1 = Student() 変数 s1 が Student クラスのインスタンス (instance; 直訳 : 実例 ) になるこのままでは中身が空っぽなので, 肉付けをしていく

34 クラスーメソッドメソッドを定義するクラスの中に定義した関数をメソッド (method) と呼ぶメソッドの第 1 引数は self ( コンストラクタと同じ ) インスタンス自身を引数に入れるという意味 class Student: def set_name(self, name): self.name = name self.( 変数名 ) で表されたものを属性あるいはインスタンス変数と呼ぶ def print_name(self): print Name: +self.name Name 属性に指定した名前が代入される

35 クラスーメソッド最初は name 属性は定義されてないのでエラー >>>s1 = Student() >>>s1.name Traceback (most recent call last): File "<pyshell#16>", line 1, in <module> s1.name AttributeError: student instance has no attribute 'name' >>>s1.set_name( Tomoki ) >>>s1.name Tomoki >>>s1.print_name() Name: Tomoki set_name メソッドで name 属性に名前を入れたので, エラーは出ない

36 クラスーメソッドテスト結果を入れる関数, 平均を求める関数を作ってみる class Student:... def test(self, result): self.math = result[0] self.science = result[1] self.english = result[2] def average(self): return (self.math + self.science + self.english) / 3.

37 クラスーメソッド >>>s1.test([70,70,80]) >>>s1.math 70 >>>s1.english 80 >>>s1.average() クラスの外に average 関数を作るのと比べると, メソッドの中に引数が必要ないので楽

38 クラスーコンストラクタ初期値を与える class Student: def init (self,name): self.name = name init 関数 ( コンストラクタ ) を定義することで, このクラスを作るときに必ず最初に行う処理を決めることができる上の例では,Student クラスを作るときに必ず name 引数が必要 >>>s1 = Student( Tomoki ) >>>s1.name Tomoki

39 クラスーコンストラクタその他の情報も付け加えると... class Student: def init (self,name,age,nation,height,weight): self.name = name self.age = age self.nationality = nation self.height = height self.weight = weight 名前, 年齢, 国籍, 身長, 体重を最初に入れないとインスタンスが作れない

40 クラスーコンストラクタ実際に使ってみると >>>s1 = Student( Tomoki',16, JAPAN',173,63) >>>s1.age 16 >>>s1.nationality JAPAN >>>s1.height 173 >>>s1.weight 63

41 クラスーメソッドちょっと遊んでみる class Student:... def diet(self): from random import randrange degree = randrange(-0.2, 0.2, _int=float) self.weight += degree * self.weight -20%~20% の間でランダムに体重が増減

42 クラスーメソッドちょっと遊んでみる >>>s2 = Student( Yusuke',17, CANADA',168,70) >>>s2.weight 70 >>>s2.diet() >>>s2.weight 約 13% の体重増

43 クラスー特殊メソッドコンストラクタの他にも, 特殊メソッドがたくさん class Student:... def str (self): return 'Name: {} nage: {}'.format(self.name,self.age) インスタンスを print したときにどう表示されるかを変更 >>>print s1 Name: Tomoki Age: 16

44 クラスー特殊メソッド自分用の MyList クラスを作ってみるリストを足し算したら, 要素同士の足し算ができるようにしたい class MyList: def init (self,l): self.list = l 特殊メソッド add を使うと, 足し算をした時の処理を変更できる def add (self,other): new_list = [] for i,j in zip(self.list, other.list): new_list.append(i+j) return new_list

45 クラスー特殊メソッド >>>l1 = [1,2,3] >>>l2 = [4,5,6] >>>l1 + l2 [1, 2, 3, 4, 5, 6] >>>l1 = MyList(l1) >>>l2 = MyList(l2) >>>l1 + l2 [5, 7, 9] リストの足し算は普通, 連結するだけ要素の足し算に成功!

永和システムマネジメント SP 安井力東京支社 Python 勉強会実習資料 2005/12/28 この資料の使い方最初から順に試してください初心者は書かれたとおり入力してほかにも似た例を試してみてください初級者は書かれたとおり入力してなぜそれで動くのか調べてください中級者は設問か

永和システムマネジメント SP 安井力東京支社 Python 勉強会実習資料 2005/12/28 この資料の使い方最初から順に試してください初心者は書かれたとおり入力してほかにも似た例を試してみてください初級者は書かれたとおり入力してなぜそれで動くのか調べてください中級者は設問かこの資料の使い方最初から順に試してください初心者は書かれたとおり入力してほかにも似た例を試してみてください初級者は書かれたとおり入力してなぜそれで動くのか調べてください中級者は設問から解答を考えてください根性問題も挑戦してください上級者は根性問題も含めてこの資料の改善をしてください根性問題はやる気と ( 多少の ) 知識がある人に挑戦して欲しいものです 1. 起動と実行