目 次 1 はじめに マニュアル 作 成 の 目 的 用 語 の 定 義 用 語 の 定 義 マニュアルの 見 方 1-3 適 用 範 囲 整 備 の 基 本 方 針 3 2 歩 道 の 整 備 基 準 歩 道 の 設 置

Transcription

1 ~ 安 全 で 快 適 な 歩 行 空 間 の 整 備 ~ 平 成 25 年 4 月 千 葉 市 建 設 局 土 木 部 維 持 管 理 課

2 目 次 1 はじめに マニュアル 作 成 の 目 的 用 語 の 定 義 用 語 の 定 義 マニュアルの 見 方 1-3 適 用 範 囲 整 備 の 基 本 方 針 3 2 歩 道 の 整 備 基 準 歩 道 の 設 置 基 準 及 び 有 効 幅 員 歩 道 を 設 置 する 基 準 歩 道 等 の 有 効 幅 員 2-2 歩 道 面 の 勾 配 歩 道 面 の 勾 配 平 坦 部 の 確 保 2-3 縁 石 及 び 歩 道 の 高 さ 縁 石 の 高 さ 歩 道 の 高 さ 2-4 歩 道 の 構 造 形 式 歩 道 構 造 形 式 の 定 義 と 構 造 形 式 の 選 定 方 針 歩 道 構 造 形 式 毎 の 整 備 方 法 3 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 基 準 横 断 歩 道 箇 所 等 での 車 道 とのすりつけ 縁 石 の 構 造 横 断 歩 道 箇 所 等 での 車 道 とのすりつけ 3-2 中 央 分 離 帯 と 車 道 のすりつけ 歩 道 と 民 地 とのすりつけ 自 転 車 走 行 空 間 に 係 る 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 16

3 4 車 両 乗 入 れ 部 設 置 基 準 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 基 準 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 箇 所 に 関 する 基 準 路 外 施 設 のスペース 車 両 乗 入 れ 部 を 設 置 できない 箇 所 車 両 乗 入 れ 部 の 箇 所 数 車 両 乗 入 れ 部 の 間 隔 その 他 4-3 乗 入 れ 部 の 構 造 縁 石 の 構 造 植 樹 帯 等 の 幅 員 内 ですりつけを 行 う 構 造 歩 道 内 においてすりつけを 行 う 構 造 歩 道 の 全 面 切 下 げを 行 う 構 造 5 バス 停 留 施 設 の 構 造 バス 停 留 所 部 バス 停 留 所 のすりつけ バス 停 留 施 設 の 設 置 23 6 環 境 保 全 植 栽 帯 と 植 栽 桝 の 設 置 歩 道 舗 装 及 び 排 水 施 設 歩 道 の 舗 装 舗 装 材 排 水 施 設 7 視 覚 障 害 者 対 策 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 箇 所 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 形 状 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 例 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 の 考 え 方 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 例

4 8 歩 行 空 間 の 安 全 確 保 歩 行 空 間 の 確 保 車 道 の 構 造 変 更 路 肩 のカラー 舗 装 化 参 考 資 料 自 転 車 走 行 空 間 の 設 計 36

5 1 はじめに 1-1 マニュアル 作 成 の 目 的 あこれからの 本 格 的 な 高 齢 社 会 の 到 来 に 対 し 高 齢 者 身 体 障 害 者 を 含 めた 全 ての 人 が 安 全 で 快 適 な 日 常 生 活 を 営 み 社 会 参 加 ができるような 移 動 の 基 盤 となる 歩 行 空 間 の 整 備 が 急 務 となって いる あ 本 マニュアルは これからの 千 葉 市 内 における 歩 行 空 間 の 整 備 の 指 針 となることを 目 的 として 作 成 したものであり 市 が 管 理 する 道 路 の 新 設 改 築 大 規 模 な 修 繕 並 びに 他 の 事 業 等 により 新 設 改 築 される 道 路 及 び 市 に 移 管 予 定 の 道 路 について 適 用 する 1-2 用 語 の 定 義 用 語 の 定 義 1 車 道 あ 専 ら 車 両 の 通 行 の 用 に 供 することを 目 的 とする 道 路 の 部 分 ( 自 転 車 道 を 除 く )をいう 2 歩 道 あ 専 ら 歩 行 者 の 通 行 の 用 に 供 するために 縁 石 線 又 は 柵 等 の 工 作 物 により 区 画 して 設 けられ る 道 路 の 部 分 をいう したがって 道 路 標 示 区 画 線 のみによって 分 離 されたものは 歩 道 には 該 当 しない 3 自 転 車 道 あ 専 ら 自 転 車 の 通 行 の 用 に 供 するために 縁 石 線 又 は 柵 等 の 工 作 物 により 区 画 して 設 けられ る 道 路 の 部 分 をいう 4 自 転 車 歩 行 者 道 あ 専 ら 自 転 車 及 び 歩 行 者 の 通 行 の 用 に 供 するために 縁 石 線 や 柵 等 の 工 作 物 により 区 画 し て 設 けられる 道 路 の 部 分 をいう 5 自 転 車 専 用 通 行 帯 ( 自 転 車 レーン) 道 路 交 通 法 第 20 条 第 2 項 の 道 路 標 識 等 により 車 両 通 行 帯 の 設 けられた 道 路 において 自 転 車 が 通 行 しなければならない 車 両 通 行 帯 として 指 定 された 車 両 通 行 帯 をいう 6バリアフリー 経 路 千 葉 市 バリアフリー 基 本 構 想 で 定 めた 生 活 関 連 経 路 Ⅰ Ⅱ その 他 の 移 動 経 路 をいう 7 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 部 あ 歩 道 面 と 車 道 面 との 間 に 高 低 差 がある 場 合 に これを 解 消 し 歩 行 者 及 び 車 両 の 安 全 かつ 円 滑 な 通 行 を 確 保 するための 段 差 又 は 勾 配 を 設 けた 箇 所 をいう 8 車 両 乗 入 れ 部 あ 車 両 の 沿 道 への 出 入 りの 用 に 供 される 歩 道 又 は 自 転 車 歩 行 者 道 の 部 分 をいう マニュアルの 見 方 あ 本 マニュアルにおいて 区 分 した 表 現 を 要 しない 場 合 は 歩 道 と 自 転 車 歩 行 者 道 を 含 めて 歩 道 と 称 するものとする あまた 本 マニュアルで 示 されていない 事 項 については 関 連 するその 他 の 法 令 千 葉 市 条 例 及 び 既 往 の 国 土 交 通 省 ( 建 設 省 ) 通 達 設 計 基 準 設 計 指 針 類 によることとする - 1 -

6 1-3 適 用 範 囲 あ 歩 行 空 間 整 備 にあたり 配 慮 すべき 基 本 的 事 項 は 以 下 のとおりとする 1 歩 道 の 整 備 基 準 2 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 基 準 3 車 両 乗 入 れ 部 の 整 備 基 準 4 環 境 保 全 対 策 5 障 害 者 対 策 6 交 通 安 全 対 策 7 自 転 車 走 行 空 間 の 確 保 4 環 境 保 全 対 策 7 自 転 車 走 行 空 間 の 確 保 5 障 害 者 対 策 1 歩 道 の 整 備 基 準 6 交 通 安 全 対 策 2 歩 道 と 車 道 との すりつけ 基 準 3 車 両 乗 入 れ 部 の 整 備 基 準 図 1 歩 行 空 間 整 備 の 基 本 的 な 配 慮 項 目 自 転 車 走 行 空 間 の 確 保 については 安 全 で 快 適 な 自 転 車 利 用 環 境 創 出 カ イト ライン(H 24.11) 千 葉 市 自 転 車 走 行 環 境 整 備 計 画 ( 案 )(H25.6 予 定 )を 参 照 のこと - 2 -

7 1-4 整 備 の 基 本 方 針 あ 歩 行 空 間 の 整 備 においては 千 葉 市 道 路 の 構 造 に 関 する 技 術 的 基 準 を 定 める 条 例 ( 千 葉 市 条 例 第 91 号 )( 以 下 構 造 条 例 という ) 千 葉 市 移 動 等 円 滑 化 のために 必 要 な 道 路 の 構 造 に 関 する 基 準 を 定 める 条 例 ( 千 葉 市 条 例 第 93 号 )( 以 下 移 動 円 滑 化 条 例 という ) 及 び 道 路 構 造 令 ( 昭 和 45 年 政 令 第 320 号 )の 規 定 によるとともに 良 好 な 都 市 環 境 の 形 成 のために 十 分 機 能 する 構 造 とし ユ ニバーサルデザインを 積 極 的 に 取 り 入 れ 利 便 性 安 全 性 の 向 上 を 図 っていくものとする 高 齢 社 会 への 対 応 あ 高 齢 者 身 体 障 害 者 をはじめ 全 ての 人 にやさしい 歩 行 空 間 の 整 備 を 目 指 し 歩 行 者 及 び 自 転 車 の 安 全 かつ 円 滑 な 通 行 を 確 保 する あ 交 差 点 部 等 においては 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 等 の 通 行 に 支 障 が 生 じないよう 幅 員 すりつけ の 勾 配 段 差 等 について 配 慮 を 行 う あまた 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 の 利 用 を 考 え 道 路 の 立 地 特 性 等 を 加 味 し 木 陰 やベンチ 等 の 休 憩 等 が 行 える 環 境 づくりにも 努 めていくものとする 必 要 であると 認 められる 箇 所 に 照 明 施 設 を 連 続 して 設 け 移 動 の 円 滑 化 を 図 る 災 害 に 備 えた 歩 行 空 間 づくり 震 災 等 を 想 定 し 災 害 に 強 い 歩 行 空 間 を 目 指 す 緊 急 輸 送 道 路 などの 幹 線 道 路 は 電 線 共 同 溝 (C.C.Box) 等 の 導 入 で 電 線 類 の 地 中 化 を 行 う とともに 信 号 機 標 識 照 明 灯 等 の 支 柱 の 統 合 を 推 進 する 環 境 への 配 慮 あ 道 路 緑 化 を 推 進 し 環 境 に 配 慮 した 歩 行 空 間 を 確 保 する なお 樹 木 保 護 盤 等 の 活 用 により 積 極 的 に 植 栽 を 行 うこととする また 沿 道 住 民 の 居 住 環 境 の 向 上 に 配 慮 するものとする 歩 道 の 安 全 確 保 歩 行 者 自 転 車 利 用 者 自 動 車 運 転 者 等 すべての 人 が 円 滑 かつ 安 全 に 移 動 できるよう 歩 行 者 自 転 車 自 動 車 の 分 離 を 促 進 し 車 両 の 交 通 に 起 因 する 弊 害 を 軽 減 する 横 断 防 止 柵 の 設 置 等 により 車 道 の 横 断 を 阻 止 し 安 全 性 を 向 上 させる 必 要 であると 認 められる 箇 所 に 照 明 施 設 を 連 続 して 設 け 移 動 の 円 滑 化 を 図 る 良 好 な 歩 行 空 間 の 整 備 電 柱 その 他 の 占 用 物 件 は やむを 得 ず 設 置 される 場 合 を 除 き 原 則 設 けないこととする 自 転 車 走 行 空 間 の 確 保 歩 行 者 の 安 全 確 保 自 転 車 の 移 動 性 向 上 のため 歩 行 者 と 自 転 車 の 分 離 を 図 るよう 自 転 車 レーンの 整 備 など 自 転 車 走 行 空 間 の 確 保 を 推 進 するものとする - 3 -

8 2 歩 道 の 整 備 基 準 2-1 歩 道 の 設 置 基 準 及 び 有 効 幅 員 歩 道 を 設 置 する 基 準 あ 千 葉 市 においては 歩 行 者 ( 歩 道 ) 自 転 車 ( 自 転 車 走 行 空 間 )の 分 離 整 備 を 原 則 とし 下 記 フ ローにより 設 置 する あただし バリアフリー 経 路 を 構 成 する 特 定 道 路 ( 自 転 車 歩 行 者 道 を 設 ける 場 合 は 除 く)には 第 3 種 又 は 第 4 種 第 4 級 以 外 の 道 路 であっても 構 造 条 例 第 11 条 第 2 項 の 規 定 にかかわらず 原 則 と して 歩 道 を 設 けるものとする NO 道 路 区 分 3 種 4 種 YES NO 自 動 車 及 び 自 転 車 が 多 い NO 自 転 車 が 多 い もしくは 自 動 車 及 び 歩 行 者 が 多 い YES YES NO 4 種 (4 級 除 く) もしくは 歩 行 者 が 多 い 3 種 (5 級 除 く) NO 自 動 車 が 多 い YES NO 安 全 かつ 円 滑 な 交 通 を 確 保 するため 自 転 者 の 通 行 を 分 離 する 必 要 がある 千 葉 千 葉 YES 第 9 条 第 2 項 第 9 条 第 1 項 NO 3 種 又 は 第 4 種 第 4 級 で 安 全 かつ 円 滑 な 交 通 を 確 保 するため 歩 道 の 設 置 が 必 要 がある YES YES 自 動 車 の 走 行 速 度 ( 2)が60km/h 以 上 NO YES YES 整 備 が 困 難 な 場 合 NO 歩 道 等 を 設 置 しない 歩 道 ( 第 11 条 第 1 2 項 ) + 自 転 車 走 行 空 間 ( 3) 自 転 車 歩 行 者 道 ( 第 10 条 ) + 幅 広 の 路 肩 歩 道 ( 第 11 条 )+ 自 転 車 道 ( 第 9 条 ) 地 形 の 状 況 その 他 の 理 由 によりやむを 得 ない 場 合 は このフローの 限 りでない 2 自 動 車 の 走 行 速 度 は 規 制 速 度 をいう 但 し 必 要 に 応 じて 実 勢 速 度 を 用 いることができる 3 自 転 車 走 行 空 間 とは 車 道 路 肩 又 は 自 転 車 専 用 通 行 帯 車 道 混 在 をいう 図 2 第 3 種 及 び 第 4 種 道 路 における 歩 道 の 設 置 フロー - 4 -

9 2-1-2 歩 道 等 の 有 効 幅 員 歩 道 の 有 効 幅 員 あ 歩 道 の 有 効 幅 員 ( 歩 行 者 等 が 安 全 かつ 円 滑 に 通 行 できる 幅 員 )は 車 いす 使 用 者 等 の すれ 違 いを 確 保 するために 表 1 以 上 の 値 とする 表 1 歩 道 等 の 有 効 幅 員 区 分 構 造 条 例 条 項 歩 行 者 量 の 多 い 場 合 その 他 の 道 路 自 転 車 歩 行 者 道 歩 道 第 10 条 第 2 項 第 11 条 第 3 項 4 m m 3 3 m 2 2 m 4 市 街 地 の 状 況 その 他 特 別 の 理 由 により やむを 得 ない 場 合 においては 当 分 の 間 歩 道 の 有 効 幅 員 を1.5mまで 縮 小 することができる ( 構 造 条 例 第 41 条 第 2 項 移 動 円 滑 化 条 例 附 則 3) 1.0m 1.0m 1.0m 1.0m 0.75m 0.75m 1.0m 1.0m 4.0m 1 3.0m 2 図 3 自 転 車 歩 行 者 道 の 幅 員 の 考 え 方 3.5m 3 2.0m 4 図 4 歩 道 の 幅 員 の 考 え 方 自 転 車 道 の 有 効 幅 員 あ 自 転 車 道 の 幅 員 は 2m 以 上 とするものとし 地 形 の 状 況 その 他 の 特 別 な 理 由 によりやむ を 得 ない 場 合 においては 1.5mまで 縮 小 することができる また 道 路 標 識 等 の 路 上 施 設 を 設 ける 場 合 には 路 上 施 設 巾 を 考 慮 することとする 1.0m 1.0m 2.0m ( 縮 小 規 定 1.5m) 図 5 第 3 種 及 び 第 4 種 の 自 転 車 道 幅 員 の 考 え 方 < 参 考 > 表 2 道 路 利 用 者 の 基 本 的 な 寸 法 ( 道 路 の 移 動 円 滑 化 整 備 ガイドラインによる) - 5 -

10 人 ( 成 人 男 子 荷 物 等 なし) 自 転 車 車 いす 杖 使 用 者 (2 本 ) シニアカー (ハンドル 型 電 動 車 いす) 静 止 状 態 幅 45cm 幅 60cm 幅 70cm 通 行 時 幅 70~75cm 幅 100cm 幅 100cm 幅 90cm 幅 120cm 幅 70cm 幅 100cm < 参 考 > ( 構 造 条 例 第 42 条 第 43 条 ) 自 転 車 専 用 道 路 の 幅 員 :3m 以 上 (やむを 得 ない 場 合 は 2.5mまで 縮 小 可 能 ) 自 転 車 歩 行 者 専 用 道 路 の 幅 員 :4m 以 上 歩 行 者 専 用 道 路 の 幅 員 :2m 以 上 自 転 車 専 用 通 行 帯 の 幅 員 :1m 以 上 (1.5m 以 上 が 望 ましい) - 6 -

11 路 上 施 設 の 幅 員 あベンチなどの 路 上 施 設 を 設 ける 歩 道 自 転 車 歩 行 者 道 の 幅 員 は 表 1に 次 の 値 を 加 える ものとする ベンチの 上 屋 2.0m ベンチ 1.0m 並 木 1.5m その 他 ( 道 路 標 識 道 路 照 明 灯 防 護 柵 等 ) 0.5m あ 既 存 の 歩 道 においても 有 効 幅 員 2m 以 上 が 確 保 できる 場 合 は 積 極 的 に 緑 化 を 図 るも のとする( 図 8 及 び6 環 境 保 全 を 参 照 ) ベンチ 幅 1.0m 歩 道 有 効 幅 員 0.5m 路 上 施 設 幅 車 道 最 小 歩 道 幅 員 図 6 ベンチを 設 ける 場 合 の 歩 道 幅 員 0.3m バス 停 上 屋 歩 道 有 効 幅 員 路 上 施 設 幅 0.5m 歩 道 有 効 幅 員 車 道 ベンチ 歩 道 官 民 境 界 車 道 歩 道 通 常 の 設 置 例 図 7 上 屋 を 設 ける 場 合 の 歩 道 幅 員 上 屋 の 下 部 分 の 人 の 滞 留 幅 を 省 略 する 場 合 ( 特 例 ) 歩 道 有 効 幅 員 樹 木 保 護 盤 等 図 8 既 設 の 歩 道 に 植 栽 等 を 設 ける 場 合 の 歩 道 幅 員 ( 特 例 ) - 7 -

12 2-2 歩 道 面 の 勾 配 歩 道 面 の 勾 配 あ 歩 道 面 の 勾 配 は 地 形 の 状 況 その 他 の 特 別 の 理 由 によりやむを 得 ない 場 合 を 除 き 車 いす 使 用 者 等 の 安 全 かつ 円 滑 な 通 行 を 確 保 するために 原 則 として 以 下 のとおりとする 1 縦 断 勾 配 5% 以 下 あただし 沿 道 のすりつけ 等 地 形 の 状 況 その 他 特 別 の 理 由 によりやむを 得 ない 場 合 には8% 以 下 と することができる 2 横 断 勾 配 1% 以 下 あただし 道 路 の 構 造 により 透 水 性 舗 装 を 使 用 できない 場 合 や 沿 道 とのすりつけ その 他 特 別 の 理 由 により やむを 得 ない 場 合 は 2% 以 下 とすることができる 3 縦 断 勾 配 を 設 けることにより 雤 水 を 適 切 に 排 水 できる 箇 所 には 横 断 勾 配 を 設 けない 平 坦 部 の 確 保 あ 歩 道 面 には 車 いす 使 用 者 等 の 安 全 な 通 行 を 考 慮 して 2m 以 上 の 平 坦 部 分 ( 横 断 勾 配 1.0%を 標 準 とする 部 分 )を 可 能 な 限 り 広 く 連 続 して 確 保 するものとする ただしやむを 得 ない 場 合 は1m 以 上 とすることができる あ 当 該 平 坦 部 分 には 道 路 標 識 その 他 の 路 上 施 設 又 は 電 柱 その 他 の 占 用 物 件 は やむを 得 ず 設 置 される 場 合 を 除 き 原 則 として 設 けないこととする ( 民 地 ) ( 歩 道 ) 平 坦 部 2m 以 上 歩 道 等 における 歩 行 者 等 の 通 行 部 分 ( 可 能 な 限 り 広 く 確 保 ) 横 断 勾 配 1% 以 下 横 断 勾 配 15% 以 下 ( 車 道 ) 図 9 平 坦 部 の 確 保 - 8 -

13 2-3 縁 石 及 び 歩 道 の 高 さ 縁 石 の 高 さ あ 歩 道 等 の 縁 石 の 高 さは 原 則 として 車 道 に 対 して15cm 以 上 とし 20cmを 標 準 とする あただし 橋 又 はトンネルの 区 間 においては 当 該 構 造 物 を 保 全 するために25cmまで 高 くすることが できる あまた 上 記 の 規 定 において 柵 植 樹 帯 又 は 並 木 が 連 続 している 等 歩 行 者 及 び 自 転 車 の 安 全 な 通 行 が 確 保 される 場 合 であって 雤 水 の 適 切 な 誘 導 等 が 確 保 できる 場 合 には 必 要 に 応 じて 縁 石 の 高 さは5cmまで 低 くすることができる 歩 道 の 高 さ あ 歩 道 ( 縁 石 を 除 く )の 車 道 に 対 する 高 さは 5cmを 標 準 とするものとする ただし 横 断 歩 道 を 設 ける 車 道 等 の 部 分 に 接 続 する 歩 道 の 部 分 にあっては この 限 りでない あまた バス 停 留 所 及 び 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 状 況 等 を 考 慮 するものとする - 9 -

14 2-4 歩 道 の 構 造 形 式 歩 道 構 造 形 式 の 定 義 と 構 造 形 式 の 選 定 方 針 あ 歩 道 は 歩 道 面 と 車 道 面 又 は 縁 石 との 関 係 において 以 下 の 形 式 に 分 類 される ( 柵 その 他 これに 類 する 工 作 物 で 区 画 する 場 合 は 対 象 外 ) あ 形 式 は 原 則 としてセミフラット 型 とし 沿 道 の 状 況 によりセミフラット 型 による 整 備 が 丌 可 能 な 場 合 に 限 りマウントアップ 型 とする あただし バス 停 留 所 においては この 限 りでなく 5-1 バス 停 留 所 部 によるものとする 表 3 歩 道 の 形 式 比 較 表 マウントアップ 形 式 セミフラット 形 式 概 略 図 歩 道 等 車 道 歩 道 等 車 道 歩 道 面 と 車 道 面 との 関 係 歩 道 面 と 縁 石 天 端 高 さとの 関 係 歩 車 道 の 分 離 車 両 逸 脱 の 防 止 自 動 車 に 対 する 歩 行 者 の 安 心 感 路 面 排 水 の 誘 導 歩 道 面 が 高 い 同 一 の 高 さ 明 確 基 本 的 には 縁 石 の 高 さで 一 定 の 機 能 が 確 保 される 車 道 よりも 一 段 高 いため 歩 行 者 に 安 心 感 がある 車 道 部 の 路 面 排 水 施 設 が 利 用 できる 歩 道 面 が 高 い 歩 道 面 が 低 い 明 確 基 本 的 には 縁 石 の 高 さで 一 定 の 機 能 が 確 保 される 車 道 よりも 一 段 高 いため 歩 行 者 に 安 心 感 がある 路 面 排 水 施 設 を 車 道 部 と 別 に 設 けなければならない 場 合 と 車 道 部 の 排 水 施 設 を 利 用 できる 場 合 がある 歩 道 切 下 部 及 び 車 両 乗 入 部 における 平 坦 部 の 確 保 すりつけ 勾 配 長 が 長 くなるため 平 坦 部 の 確 保 が 難 しくなる すりつけ 勾 配 長 が 比 較 的 短 くて すむため 平 坦 部 の 確 保 が 容 易 となる バリアフリー 上 の 留 意 点 横 断 歩 道 接 続 部 等 において 勾 配 の 緩 和 や 波 打 ち 歩 道 とならな い 工 夫 が 必 要 である 横 断 歩 道 接 続 部 等 に 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックを 適 切 に 設 置 する 横 断 歩 道 接 続 部 等 に 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックを 適 切 に 設 置 する

15 2-4-2 歩 道 構 造 形 式 毎 の 整 備 方 法 1セミフラット 形 式 ( 標 準 歩 道 高 さ5cm)による 歩 道 整 備 の 考 え 方 あ 歩 道 を 新 設 する 場 合 又 は 現 状 がマウンドアップ 型 歩 道 で 整 備 されている 場 合 で 民 地 側 との 高 低 差 を 調 整 しなければならない( 車 いす 使 用 者 等 の 利 用 がある 出 入 口 等 ) 箇 所 が 存 在 しない 場 合 あ るいは 民 地 側 との 高 低 差 を 調 整 できる 場 合 ( 特 殊 縁 石 スロープ 及 び 階 段 等 による 民 地 側 でのすり つけ)には 歩 道 の 車 道 に 対 する 高 さ5cmを 標 準 として 歩 道 整 備 を 行 うこととする 歩 道 有 効 幅 員 2.0m 以 上 点 線 : 施 工 前 実 線 : 施 工 後 ( 民 地 ) 施 工 前 : 横 断 勾 配 2% 施 工 後 : 横 断 勾 配 1% 以 下 5cm ( 車 道 ) 図 10-1 セミフラット 型 の 横 断 面 の 構 造 ( 歩 道 を 切 下 げ) 歩 道 有 効 幅 員 2.0m 以 上 点 線 : 施 工 前 実 線 : 施 工 後 ( 民 地 ) 施 工 前 : 横 断 勾 配 2% 施 工 後 : 横 断 勾 配 1% 以 下 5cm ( 車 道 ) 図 10-2 セミフラット 型 の 横 断 面 の 構 造 ( 車 道 を 嵩 上 げ) 2マウンドアップ 形 式 による 歩 道 整 備 の 考 え 方 あマウンドアップ 型 歩 道 で 横 断 歩 道 接 続 部 における 縦 断 勾 配 5% 以 下 によるすりつけ 及 び 平 坦 部 1.5m 程 度 の 確 保 が 可 能 な 場 合 は 縦 断 勾 配 5% 以 下 ですりつけを 行 い 横 断 歩 道 接 続 部 には1.5 m 程 度 の 平 坦 部 分 を 設 けるものとする 3 中 央 分 離 帯 の 構 造 あ 中 央 分 離 帯 等 において 縁 石 を 設 ける 場 合 には その 高 さは 原 則 として25cmとする

16 12cm 1cm 3cm 歩 行 空 間 整 備 マニュアル 3 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 基 準 3-1 横 断 歩 道 箇 所 等 での 車 道 とのすりつけ 縁 石 の 構 造 あ 歩 道 の 巻 込 み 部 における 歩 道 とすりつけ 部 分 及 び 横 断 歩 道 箇 所 における 歩 道 と 車 道 とのすりつ け 部 分 については 以 下 の 構 造 を 標 準 とする 1すりつけの 縦 断 勾 配 :5% 以 下 とする ああただし 沿 道 の 状 況 等 によりやむを 得 ない 場 合 には8% 以 下 とする 2 水 平 区 間 :すりつけ 区 間 と 段 差 の 間 には 1.5m 以 上 の 水 平 区 間 を 設 けることとする 3 車 道 との 段 差 :1cmを 標 準 とする ( 図 11 参 照 ) ああ 車 道 との 段 差 については 車 いす 自 転 車 利 用 者 及 び 視 覚 障 害 者 等 の 利 便 性 を 考 慮 し 段 差 あを1cmとする 4 すりつけ 部 の 縁 石 は 1 本 でのすりつけを 原 則 とする ( 設 置 位 置 については 図 12~14 参 照 ) ああまた この 区 間 での 排 水 断 面 の 確 保 が 難 しいので 排 水 については 十 分 な 対 策 を 講 じるものと あする (6-2 歩 道 舗 装 及 び 排 水 施 設 参 照 ) ( 車 道 ) ( 歩 道 ) 図 11 歩 道 の 巻 込 み 部 横 断 歩 道 箇 所

17 3-1-2 横 断 歩 道 箇 所 等 での 車 道 とのすりつけ あ 歩 道 水 平 区 間 については 巻 込 み 始 点 (A)からすりつけ 区 間 との 間 に1.5m 以 上 設 けることが 望 ま しい 設 けられない 場 合 には 巻 込 み 終 点 (B)から1.5m 以 上 設 ける また 縁 石 は 両 面 加 工 した 特 殊 ブロックを 使 うなど 歩 行 者 等 の 安 全 な 通 行 が 確 保 されるよう 配 慮 する セミフラット 型 ( 車 道 ) ( 歩 道 ) 雤 水 ますの 設 置 (A) 縦 断 勾 配 5% 以 下 ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 歩 道 と 車 道 との 段 差 : 1cm 1.5m 程 度 歩 道 摺 付 区 間 横 断 歩 道 (B) 平 坦 部 分 (A) 巻 込 み 始 点 図 12-1 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 植 樹 帯 等 がない 場 合 ) ( 車 道 ) 路 上 施 設 幅 植 栽 ( 歩 道 ) 雤 水 ますの 設 置 歩 道 と 車 道 との 段 差 : 1cm 横 断 歩 道 (A) (B) 縦 断 勾 配 5% 以 下 1.5m 程 度 平 坦 部 分 ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 歩 道 摺 付 区 間 (A) 巻 込 み 始 点 図 12-2 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 植 樹 帯 等 がある 場 合 ) 横 断 歩 道 植 栽 ( 車 道 ) ( 歩 道 ) 縦 断 勾 配 5% 以 下 歩 道 一 般 部 雤 水 ますの 設 置 平 坦 部 分 歩 道 摺 付 区 間 歩 道 摺 付 区 間 ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 縦 断 勾 配 5% 以 下 横 断 歩 道 ( 歩 道 ) 図 12-3 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 交 差 点 に 横 断 歩 道 がある 場 合 )

18 マウントアップ 型 雤 水 ますの 設 置 縁 石 の 高 さ:20cm ( 車 道 ) 縦 断 勾 配 5% 以 下 ( 歩 道 ) ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 歩 道 と 車 道 との 段 差 : 1cm (A) 1.5m 程 度 歩 道 摺 付 区 間 横 断 歩 道 (B) 平 坦 部 分 (A) 巻 込 み 始 点 図 13-1 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 植 樹 帯 等 がない 場 合 ) ( 車 道 ) 縁 石 の 高 さ:20cm 路 上 施 設 幅 雤 水 ますの 設 置 歩 道 と 車 道 との 段 差 : 1cm 横 断 歩 道 (A) (B) 植 栽 縦 断 勾 配 5% 以 下 1.5m 程 度 平 坦 部 分 ( 歩 道 ) 歩 道 摺 付 区 間 ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 (A) 巻 込 み 始 点 図 13-2 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 植 樹 帯 等 がある 場 合 ) 縁 石 の 高 さ 20cm ( 歩 道 ) 横 断 歩 道 縦 断 勾 配 5% 以 下 歩 道 一 般 部 ( 民 地 ) 植 栽 雤 水 ますの 設 置 歩 道 摺 付 区 間 平 坦 部 分 歩 道 摺 付 区 間 ( 車 道 ) 縦 断 勾 配 5% 以 下 横 断 歩 道 ( 歩 道 ) 縁 石 の 高 さ 20cm 歩 道 一 般 部 図 13-3 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 ( 交 差 点 に 横 断 歩 道 がある 場 合 )

19 雤 水 ますの 設 置 歩 道 と 車 道 との 段 差 : 1cm ( 車 道 ) 縁 石 の 高 さ:20cm (A) 縦 断 勾 配 5~8% 1.5m 程 度 ( 歩 道 ) ( 民 地 ) 歩 道 一 般 部 歩 道 摺 付 区 間 横 断 歩 道 (B) 平 坦 部 分 (A) 巻 込 み 始 点 図 14 横 断 歩 道 接 続 部 等 における 構 造 (5% 勾 配 がとれない 場 合 ) 縦 断 勾 配 5% 以 下 図 15 歩 道 箇 所 における 構 造 ( 交 差 点 に 横 断 歩 道 がある 場 合 ) 縦 断 勾 配 5% 以 下 縦 断 勾 配 5% 以 下 図 16 歩 道 箇 所 における 構 造 ( 交 差 点 部 以 外 に 横 断 歩 道 がある 場 合 )

20 3-2 中 央 分 離 帯 と 車 道 のすりつけ 歩 行 空 間 整 備 マニュアル あ 横 断 歩 道 箇 所 における 中 央 分 離 帯 と 車 道 とのすりつけ 部 は 縁 石 で 区 画 するものとし 車 道 との 段 差 は1cmを 標 準 とする 図 17 歩 道 箇 所 における 構 造 ( 中 央 分 離 帯 等 がある 場 合 ) 中 央 分 離 帯 と 歩 行 者 道 境 界 部 の 段 差 :1cm 3-3 歩 道 と 民 地 とのすりつけ あ 車 道 とのすりつけによって 歩 道 と 民 地 との 高 低 差 が 生 じ 歩 行 者 又 は 自 転 車 の 通 行 に 支 障 をきた す 場 合 には 当 該 歩 道 における 民 地 側 のすりつけ 等 の 処 置 を 行 うよう 配 慮 するものとする 平 坦 部 の 確 保 民 地 との すりつけ 車 道 歩 道 官 民 境 界 民 地 図 18 歩 道 と 民 地 のすりつけ 3-4 自 転 車 走 行 空 間 に 係 る 歩 道 と 車 道 とのすりつけ 地 形 の 状 況 その 他 やむを 得 ない 状 況 により 自 転 車 の 走 行 空 間 を 車 道 から 歩 道 へ 乗 り 上 げる 箇 所 のすりつけは 縁 石 で 区 画 するものとし 自 転 車 の 円 滑 な 移 動 を 考 慮 し 車 道 との 段 差 は1cmを 標 準 とする なお 自 転 車 レーンと 車 道 乗 入 部 ( 民 地 車 両 出 入 口 )との 段 差 は 4-3 乗 入 部 の 構 造 に 準 ずるも のとする

21 4 車 両 乗 入 れ 部 設 置 基 準 4-1 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 基 準 あ 車 両 乗 入 れ 部 は 自 動 車 の 利 用 状 況 に 応 じて 次 の 基 準 により 設 置 するものとする あ 車 両 乗 入 れ 部 の 舗 装 は 原 則 としてアスファルト 舗 装 とする 表 4 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 基 準 区 分 総 重 量 車 種 別 区 分 車 種 幅 長 さ A 0~1t 軽 自 動 車 1.3m 未 満 3.0m 未 満 B 1~4.5t 乗 用 車 小 型 トラック 等 1.3m~2.5m 未 満 3.0m~5.0m 未 満 C 7.5m 未 満 D 4.5t 以 上 普 通 貨 物 トラック 等 2.0m~2.5m 未 満 10.0m 未 満 E 12.0m 未 満 切 下 げ 幅 1.8m 3.6m 6.0m 7.2m 9.0m あ 車 両 乗 入 れ 部 舗 装 の 標 準 構 造 は 表 5 表 6のとおりとする 表 5 車 両 乗 入 れ 部 舗 装 の 標 準 構 造 区 分 切 下 げ 幅 総 重 量 車 種 A B 1.8m 以 下 3.6m 以 下 0 ~ 4.5t 軽 自 動 車 乗 用 車 小 型 トラッ ク 等 長 さ 3.0m 未 満 5.0m 未 満 表 層 基 層 開 粒 度 As 混 合 物 ( 透 水 性 ) 路 盤 使 用 材 料 再 生 砕 石 (RC-30 40) フィルター 層 フィルター 層 用 砂 ( 単 位 :cm) 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 14 (19) 24 (29) C 6m 以 下 7.5m 未 満 (5) 33 (38) D E 7.2m 以 下 9m 以 下 4.5t 以 上 普 通 貨 物 トラック 等 10.0m 未 満 12.0m 未 満 (45) 50 (55) 1 特 殊 な 場 合 ( 軟 弱 地 盤 や 特 に 車 の 出 入 りの 多 い 個 所 )は 別 途 に 舗 装 構 成 を 検 討 すること 2 路 盤 上 のプライムコートは 雤 水 の 浸 透 を 阻 害 するので 設 けない 3 表 層 と 基 層 との 間 のタックコートは 雤 水 の 浸 透 を 阻 害 するので 設 けない フィルター 層 は 舗 装 厚 には 含 めない

22 表 6 透 水 性 平 板 ブロック 舗 装 の 標 準 構 造 区 分 A B 切 下 げ 幅 1.8m 以 下 3.6m 以 下 総 重 量 0 ~ 4.5t 車 種 軽 自 動 車 乗 用 車 小 型 トラッ ク 等 長 さ 3.0m 未 満 5.0m 未 満 平 板 フ ロック 透 水 性 サント クッション クッション 砂 砂 の 流 失 防 止 透 水 シート 基 層 使 用 材 料 開 粒 度 As ( 透 水 性 ) 路 盤 再 生 砕 石 (RC-30 40) フィルター 層 フィルター 層 用 砂 ( 単 位 :cm) 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 20 (25) 30 (35) C 6m 以 下 7.5m 未 満 8 2 使 用 15 (5) 29 (34) D 7.2m 以 下 4.5t 以 上 普 通 貨 物 トラック 等 10.0m 未 満 (44) E 9m 以 下 12.0m 未 満 (54) 表 7 車 両 乗 入 れ 部 のインターロッキングブロック 舗 装 の 標 準 構 造 区 分 A B ( 現 況 がインターロッキングブロック 舗 装 の 場 合 に 適 用 ) ( 単 位 :cm) 切 下 げ 幅 1.8m 以 下 3.6m 以 下 総 重 量 0 ~ 4.5t 車 種 軽 自 動 車 乗 用 車 小 型 トラッ ク 等 長 さ 3.0m 未 満 5.0m 未 満 インター ロッキンク フ ロック 透 水 性 サント クッション クッション 砂 砂 の 流 失 防 止 透 水 シート 基 層 使 用 材 料 開 粒 度 As ( 透 水 性 ) 路 盤 再 生 砕 石 (RC-30 40) フィルター 層 フィルター 層 用 砂 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 20 (25) 30 (35) C 6m 以 下 7.5m 未 満 8 2 使 用 15 (5) 29 (34) D 7.2m 以 下 4.5t 以 上 普 通 貨 物 トラック 等 10.0m 未 満 (44) E 9m 以 下 12.0m 未 満 (54) 1 特 殊 な 場 合 ( 軟 弱 地 盤 や 特 に 車 の 出 入 りの 多 い 個 所 )は 舗 装 構 成 ブロックの 種 類 敷 設 パ ターン 等 を 別 途 考 慮 することが 出 来 る 2 基 層 に 開 粒 度 アスファルト 混 合 物 ( 透 水 性 )を 施 工 する 路 盤 上 にも 雤 水 の 浸 透 を 阻 害 するプライ ムコートを 設 けない 3 透 水 シートは 敷 砂 (サンドクッション)が 雤 水 の 浸 透 により 基 層 や 路 盤 内 に 流 出 するのを 防 止 す るとともにブロック 類 の 丌 陸 を 起 こしにくくするために 敷 砂 の 下 に 敷 設 する フィルター 層 は 舗 装 厚 には 含 めない

23 4-2 車 両 乗 入 れ 部 の 設 置 箇 所 に 関 する 基 準 路 外 施 設 のスペース あ 車 両 乗 入 れ 部 を 設 置 する 場 合 には その 路 外 施 設 に 車 両 を 保 管 する 十 分 なスペースがあること 車 両 乗 入 れ 部 を 設 置 できない 箇 所 あ 次 に 掲 げる 箇 所 には 設 置 しないこと ただし 民 家 等 にその 所 有 者 の 自 家 用 車 が 出 入 りする 場 合 であって 自 動 車 の 出 入 りの 回 数 が 尐 なく 交 通 安 全 上 特 に 支 障 がないと 認 められる 場 合 には 2 から4 及 び6は 適 用 しないことができるものとする 1 横 断 歩 道 及 び 前 後 5m 以 内 の 部 分 2トンネル ボックスカルバート 等 の 前 後 各 50m 以 内 の 部 分 3バス 停 留 所 ただし 停 留 所 を 表 示 する 標 柱 又 は 標 示 板 のみの 場 合 は その 位 置 から 各 10m あ 以 内 の 部 分 4 地 下 道 の 出 入 口 及 び 横 断 歩 道 橋 の 昇 降 口 から5m 以 内 の 部 分 5 交 差 点 及 び 交 差 点 の 側 端 又 は 道 路 の 曲 がり 角 から5m 以 内 の 部 分 ただし T 字 型 交 差 点 のつ きあたりの 部 分 を 除 く 6バス 停 車 帯 の 部 分 7 橋 の 部 分 8 横 断 防 止 柵 ガードレール 及 び 駒 止 めの 設 置 されている 部 分 ただし 交 通 安 全 上 特 に 支 障 が ないと 認 められる 区 間 を 除 く 9 交 通 信 号 機 道 路 照 明 灯 の 移 転 を 必 要 とする 箇 所 ただし 管 理 者 が 移 転 を 認 めた 場 合 は 除 あく 車 両 乗 入 れ 部 の 箇 所 数 あ 車 両 乗 入 れ 箇 所 は 1つの 路 外 施 設 について1 箇 所 とする ただし 給 油 所 駐 車 場 等 車 両 の 出 入 りの 頻 繁 な 施 設 であって その 路 外 施 設 内 での 車 両 の 転 回 又 は 他 の 道 路 への 通 り 抜 けが 困 難 で 認 める 場 合 はこの 限 りでない あなお 2 箇 所 以 上 の 乗 り 入 れ 施 設 を 設 ける 場 合 には 当 該 乗 入 れ 施 設 の 間 隔 は 当 該 乗 入 れ 施 設 の 幅 員 以 上 でなければならない 車 両 乗 入 れ 部 の 間 隔 あ 隣 接 の 路 外 施 設 における 乗 入 れ 施 設 と 当 該 乗 入 れ 施 設 が 連 続 する 場 合 は 乗 入 れ 施 設 の 間 隔 を 原 則 として3m 以 上 確 保 すること その 他 あ 乗 入 れ 口 以 外 の 場 所 から 自 動 車 が 出 入 りする 恐 れがあるなど 安 全 上 やむを 得 ない 場 合 は 車 止 めを 設 置 する 等 の 措 置 を 講 ずること

24 4-3 乗 入 れ 部 の 構 造 縁 石 の 構 造 (セミフラット 及 びマウンドアップ 型 共 に) 車 両 出 入 口 部 の 縁 石 構 造 は 以 下 のとおりとする 1 歩 車 道 境 界 の 段 差 は 5cmを 標 準 とする 2すりつけは 斜 1 本 にて 行 う 車 道 3cm 2cm 歩 道 車 道 5cm 歩 道 図 19 セミフラット 形 式 及 びマウントアップ 形 式 の 縁 石 の 構 造 本 形 式 は 左 図 形 式 の 採 用 が 困 難 な 場 合 など やむを 得 ない 場 合 のみ 採 用 する ものとする また マウントアップ 形 式 における 車 両 乗 り 入 れ 部 の 構 造 は 以 下 の3つの 構 造 に 分 類 される 1 植 樹 帯 等 の 幅 員 内 ですりつけを 行 う 構 造 [4-3-2 参 照 ] 2 歩 道 内 においてすりつけを 行 う 構 造 [4-3-3 参 照 ] 3 歩 道 の 全 面 切 下 げを 行 う 構 造 [4-3-4 参 照 ] 植 樹 帯 等 の 幅 員 内 ですりつけを 行 う 構 造 あ 植 樹 帯 等 ( 路 上 施 設 帯 を 含 む)がある 場 合 には 当 該 歩 道 の 幅 員 内 での 連 続 的 な 平 坦 を 確 保 す るために 当 該 植 樹 帯 等 の 幅 員 内 ですりつけを 行 う あすりつけ 部 の 横 断 勾 配 は15% 以 下 とする 平 坦 部 2m 以 上 (やむを 得 ない 場 合 は1m 以 上 ) 可 能 な 限 り 広 く 確 保 する 横 断 勾 配 1% 以 下 横 断 勾 配 15% 以 下 歩 道 との 段 差 5cm 以 下 図 20 植 栽 帯 等 の 幅 員 内 ですりつけを 行 う 構 造

25 4-3-3 歩 道 内 においてすりつけを 行 う 構 造 あ 植 樹 帯 等 がない 場 合 又 は 植 樹 帯 等 があっても2-2-1の 構 造 がとれない 場 合 には 2-2-2に 基 づ き 歩 道 の 平 坦 部 分 を 確 保 し 残 りの 幅 員 ですりつけを 行 うものとする この 場 合 には 以 下 の 構 造 を 標 準 とする あすりつけ 部 の 横 断 勾 配 は15% 以 下 とする 平 坦 部 2m 以 上 (やむを 得 ない 場 合 は1m 以 上 ) 可 能 な 限 り 広 く 確 保 する 横 断 勾 配 1% 以 下 横 断 勾 配 15% 以 下 歩 道 との 段 差 5cm 以 下 図 21 歩 道 内 においてすりつけを 行 う 構 造

26 4-3-4 歩 道 の 全 面 切 下 げを 行 う 構 造 あ 歩 道 の 幅 員 が 狭 く の 構 造 によるすりつけができない 場 合 には 車 道 と 歩 道 歩 道 と 民 地 との 高 低 差 を 考 慮 し 車 両 出 入 口 部 全 体 を 切 り 下 げて 縦 断 勾 配 によりすりつけるものとする こ の 場 合 には 以 下 の 構 造 を 標 準 とする あすりつけ 部 の 縦 断 勾 配 は 5% 以 下 とする ただし 沿 道 の 状 況 によりやむを 得 ない 場 合 には8% 以 下 とする 縦 断 勾 配 5% 以 下 横 断 勾 配 1% 以 下 縦 断 勾 配 5% 以 下 歩 道 との 段 差 5cm 以 下 図 22 歩 道 の 全 面 切 り 下 げを 行 う 場 合 < 参 考 : 細 街 路 の 路 面 高 を 歩 道 の 高 さまで 持 ち 上 げる 場 合 ( 例 )> 細 街 路 歩 道 植 樹 帯 ハンプ ( 車 道 に 縦 断 勾 配 をつけて もりあげたもの) 歩 車 道 境 界 部 の 段 差 : 1cm 歩 道 車 道 植 樹 帯 図 23 切 り 開 き 形 式 でハンプを 設 置 した 場 合

27 5 バス 停 留 施 設 の 構 造 5-1 バス 停 留 所 部 あバス 停 留 所 に 接 続 する 歩 道 においては 乗 降 する 車 いす 使 用 者 の 利 便 性 を 考 慮 し 歩 道 面 の 高 さは 15cmのマウントアップ 形 式 を 標 準 とする 5-2 バス 停 留 所 のすりつけ あバス 停 留 所 部 (マウントアップ 部 )とセミフラット 形 式 等 の 一 般 部 の 歩 道 面 とのすりつけは 5% 以 下 の 勾 配 とする ( 歩 道 ) 縁 石 の 高 さ:15cm 縦 断 勾 配 5% 以 下 歩 道 一 般 部 の 高 さ: 5cm ( 車 道 ) 乗 合 自 動 車 停 留 所 を 設 ける 区 間 は 全 面 を 高 さ15cmを 標 準 とする 区 間 歩 道 一 般 部 歩 道 摺 付 縦 断 勾 配 5% 以 下 ( 民 地 ) 乗 合 自 動 車 停 留 所 を 設 ける 区 間 歩 道 摺 付 区 間 歩 道 一 般 部 図 24 セミフラット 形 式 の 歩 道 におけるバス 停 留 所 のすりつけ 例 5-3 バス 停 留 施 設 の 設 置 あ 第 3 種 第 4 種 の 道 路 のバス 停 車 施 設 においては 原 則 として 第 3 種 第 1 級 では 本 線 と 分 離 し そ の 他 の 等 級 の 道 路 でも 本 線 の 交 通 量 高 齢 者 や 障 害 者 が 多 く 見 込 まれる 病 院 等 の 停 留 所 は バ ス 停 車 帯 の 利 用 回 数 等 を 勘 案 して 本 線 と 分 離 し 必 要 に 応 じて 道 路 付 属 物 として 上 屋 ベンチを 設 けるものとする あなお バス 停 留 施 設 の 構 造 等 については 構 造 条 例 及 び 移 動 円 滑 化 条 例 道 路 の 移 動 等 円 滑 化 整 備 ガイドラインによる あまた 上 屋 については バス 停 留 所 上 屋 ( 千 葉 市 型 ) 仕 様 とする

28 6 環 境 保 全 6-1 植 栽 帯 と 植 栽 桝 の 設 置 あ 緑 には 大 気 洗 浄 効 果 水 源 涵 養 効 果 防 音 防 火 防 砂 等 湿 度 や 温 度 を 調 節 する 微 気 候 調 整 機 能 等 様 々なメリットがある したがって 歩 行 空 間 環 境 整 備 においては 積 極 的 に 緑 を 取 り 入 れることによって 諸 問 題 を 緩 和 させるものとする 1 植 栽 帯 は 可 能 な 限 り 連 続 させるものとし 連 続 性 が 保 てない 場 合 は 植 樹 桝 を 考 慮 する 2 横 断 歩 道 から 約 10m 区 間 の 植 栽 は 視 認 性 を 配 慮 すること 3 既 存 の 歩 道 においても 有 効 幅 員 が2m 以 上 確 保 できる 場 合 は 植 栽 の 導 入 を 図 る 4 歩 車 道 共 存 道 路 コミュニティ 道 路 沿 線 は 緑 化 を 推 進 する < 参 考 例 > 透 水 性 樹 木 保 護 盤 の 導 入 により 通 行 可 能 とする 蔓 系 植 物 による 緑 化 等 6-2 歩 道 舗 装 及 び 排 水 施 設 歩 道 の 舗 装 あ 舗 装 は 雤 水 を 地 下 に 円 滑 に 浸 透 させることができる 構 造 とし 原 則 としてアスファルト 混 合 物 系 舗 装 によるものとする ただし 道 路 の 構 造 その 他 の 特 別 の 状 況 によりやむを 得 ない 場 合 において はこの 限 りでない また 中 心 市 街 地 や 都 市 景 観 デザイン 推 進 地 区 駅 前 広 場 や 駅 周 辺 道 路 等 特 に 景 観 に 配 慮 す る 必 要 がある 箇 所 において 二 次 製 品 を 使 用 する 場 合 は 車 いす 使 用 者 等 の 快 適 な 走 行 が 損 なわ れないよう 平 板 ブロックを 使 用 し 平 坦 性 を 確 保 するものとする なお 平 坦 性 の 落 ちるインターロッ キングブロックや 自 然 石 ブロック 舗 装 は 原 則 として 使 用 しないものとする 次 の 構 造 基 準 のうち フィルター 層 は 路 盤 から 浸 透 してきた 雤 水 が 急 激 に 路 床 に 侵 入 することに より 路 床 が 軟 弱 化 して 支 持 力 が 低 下 することを 防 ぐとともに 路 床 土 が 路 盤 に 侵 入 することを 防 止 するために 設 ける フィルター 層 用 材 料 には 良 質 な 山 砂 を 使 用 するものとする なお 路 床 土 が 砂 質 土 系 で 泥 濘 化 (でいねいか)する 恐 れの 無 い 場 合 省 略 することができる 砂 質 土 系 :シルトや 泥 分 を 含 まない 水 はけのよい 地 質 泥 濘 :ぬかるみ

29 あ1アスファルト 混 合 物 系 舗 装 ああ 一 般 部 の 標 準 構 造 は 図 25 表 8のとおりとする 表 層 透 水 性 As 混 合 物 路 盤 (RC-30 40) 図 25 透 水 性 アスファルト 混 合 物 舗 装 の 標 準 構 造 図 表 8 透 水 性 舗 装 の 標 準 構 造 表 構 成 使 用 材 料 区 分 Ⅰ 区 分 Ⅱ 表 層 開 粒 度 As 混 合 物 ( 透 水 性 ) ( 単 位 :cm) 区 分 Ⅰ- 歩 行 者 自 転 車 の 交 通 に 供 する 歩 道 自 転 車 道 区 分 Ⅱ- 歩 行 者 や 自 転 車 の 外 に 最 大 積 載 量 4t 以 下 の 管 理 用 車 両 や 限 定 された 一 般 車 両 の 通 行 を 想 定 する 歩 道 自 転 車 道 フィルター 層 は 舗 装 厚 には 含 めない 4 フィルター 層 路 盤 再 生 砕 石 (RC-30 40) フィルター 層 フィルター 層 用 砂 (5) (5) 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 14 (19) 19 (24) あ2 透 水 性 平 板 ブロック 舗 装 ああ 一 般 部 の 標 準 構 造 は 図 26 表 9のとおりとする 透 水 性 平 板 ブロック クッション 砂 透 水 シート 路 盤 (RC-30 40) 図 26 透 水 性 平 板 ブロック 舗 装 の 構 造 図 表 9 透 水 性 平 板 ブロック 舗 装 の 標 準 構 造 構 成 使 用 材 料 区 分 Ⅰ 平 板 ブロック 平 板 ブロック ( 透 水 性 ) 6 フィルター 層 サント クッション 砂 ( 単 位 :cm) 区 分 Ⅰ- 歩 行 者 自 転 車 の 交 通 に 供 する 歩 道 自 転 車 道 区 分 Ⅱ- 歩 行 者 や 自 転 車 の 外 に 最 大 積 載 量 4t 以 下 の 管 理 用 車 両 や 限 定 された 一 般 車 両 の 通 行 を 想 定 する 歩 道 自 転 車 道 フィルター 層 は 舗 装 厚 には 含 めない 3 砂 の 流 失 防 止 透 水 シート 使 用 路 盤 再 生 砕 石 (RC-30 40) 10 フィルター 層 フィルター 層 用 砂 (5) 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 19 (24) 区 分 Ⅱ 8 3 使 用 15 (5) 26 (31)

30 あ3その 他 (インターロッキングブロック 舗 装 の 復 旧 構 造 ) ああ 一 般 部 の 標 準 構 造 は 図 27 表 10のとおりとする 透 水 性 インターロッキングブロック クッション 砂 透 水 シート 路 盤 (RC-30 40) 図 27 インターロッキングブロック 舗 装 の 構 造 図 表 10 インターロッキングブロック 舗 装 の 標 準 構 造 構 成 使 用 材 料 区 分 Ⅰ インターロッキング ブロック インターロッキンク フ ロック ( 透 水 性 ) 6 フィルター 層 サント クッション 砂 ( 単 位 :cm) 区 分 Ⅰ- 歩 行 者 自 転 車 の 交 通 に 供 する 歩 道 自 転 車 道 区 分 Ⅱ- 歩 行 者 や 自 転 車 の 外 に 最 大 積 載 量 4t 以 下 の 管 理 用 車 両 や 限 定 された 一 般 車 両 の 通 行 を 想 定 する 歩 道 自 転 車 道 フィルター 層 は 舗 装 厚 には 含 めない 3 砂 の 流 失 防 止 透 水 シート 使 用 区 分 Ⅱ 8 3 使 用 路 盤 再 生 砕 石 (RC-30 40) 10 フィルター 層 フィルター 層 用 砂 (5) 舗 装 厚 ( 総 厚 ) 19 (24) 15 (5) 26 (31)

31 6-2-2 舗 装 材 1アスファルト 舗 装 材 には 着 色 しないものとする ただし 特 に 景 観 に 配 慮 する 箇 所 や 交 通 安 全 上 必 要 な 箇 所 自 転 車 通 行 帯 等 はこの 限 りでない 2リサイクル 舗 装 材 の 採 用 を 検 討 する 3 平 板 ブロック 等 の 材 料 による 舗 装 を 行 う 場 合 ブロックとブロックの 目 地 等 による 段 差 がたつきを 極 力 無 くすよう 配 慮 すること 排 水 施 設 あ 歩 道 面 が 低 いため 降 雤 時 に 水 の 溜 まる 恐 れが 生 ずる 箇 所 では 雤 水 桝 を 追 加 する 等 排 水 に 十 分 配 慮 するものとする あ1 排 水 施 設 は 車 道 部 に 入 れることを 基 本 とする あ2 横 断 歩 道 切 り 下 げ 部 等 強 雤 時 に 水 の 溜 まるおそれが 生 じる 箇 所 は 雤 水 桝 等 を 積 極 的 に あ 用 い 排 水 効 率 をよくする あ3 排 水 桝 は 歩 行 動 線 上 に 設 置 しないものとする 周 辺 の 状 況 によりやむを 得 ない 場 合 には 車 あいすのキャスターや 杖 等 が 落 ち 込 まない 構 造 の 溝 ぶた( 図 30)を 設 置 する 等 の 配 慮 を 行 う 4 歩 道 内 にやむを 得 ず 側 溝 を 設 ける 場 合 の 鋼 製 ぶたについても 上 記 3 同 様 の 構 造 とする 図 28 雤 水 桝 の 悪 い 設 置 例 10cm 以 下 ピッチ1.25cm 以 下 又 は1.5cm 以 下 ピッチ0.9cm 以 下 細 目 タイプ 溝 ぶた 格 子 型 溝 ぶた 図 29 溝 ぶたの 例

32 7 視 覚 障 害 者 対 策 7-1 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 箇 所 あバリアフリー 経 路 の 特 定 道 路 には 連 続 して 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックを 設 置 するものとする その 他 の 道 路 については 道 路 の 新 設 改 良 時 及 び 改 修 時 に 必 要 に 応 じ 設 置 するよう 努 めるもの とする その 他 の 道 路 に 設 置 する 場 合 には 交 差 点 部 や 段 差 部 の 注 意 すべき 位 置 やバス 停 留 所 等 の 誘 導 対 象 施 設 の 位 置 に 点 状 ブロックを 設 置 する あなお 視 覚 障 害 者 の 利 用 度 の 高 い 交 差 点 等 には 必 要 に 応 じて 音 声 による 案 内 設 備 の 設 置 を 検 討 する 7-2 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 あ 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックは 黄 色 とする 景 観 を 考 慮 する 場 合 も 黄 色 系 とし 路 面 との 対 比 効 果 が 十 分 発 揮 できるものとする ( 輝 度 比 2.0 程 度 を 確 保 する ) あまた それぞれに 役 割 を 持 つ 次 の2 種 類 の 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックを 設 置 し その 設 置 方 法 に ついては 7-4 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 例 によるものとする ( 記 載 のないものについては, 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 指 針 同 解 説 ( 日 本 道 路 協 会 ) を 参 考 にすること ) 設 置 方 法 に 苦 慮 する 場 合 は 視 覚 障 害 者 団 体 等 の 利 用 者 の 意 見 を 積 極 的 に 伺 い 設 置 すること 1 線 状 ブロック あ 方 向 の 表 示 主 に 誘 導 対 象 施 設 等 の 方 向 を 示 す 2 点 状 ブロック あ 位 置 の 表 示 主 に 注 意 すべき 位 置 や 誘 導 対 象 施 設 等 の 位 置 を 示 す あ 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 目 的 について, 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 るため PRシートを 貼 付 し, 視 覚 障 害 者 の 安 全 な 歩 行 を 図 るものとする ( 白 地 シートに 黒 文 字 表 示 ) 30 枚 30 枚 図 30 PRシートの 例

33 7-3 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 形 状 あ 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 形 状 歩 行 空 間 整 備 マニュアル あ 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックは JIS 規 格 品 T9251とし 原 則 として ブロックの 大 きさは300mm ( 目 地 込 み) 四 方 以 上 とする < 線 状 ブロックの 形 状 寸 法 及 び 配 列 > 線 状 突 起 の 本 数 は 4 本 以 上 でブロックの 大 きさに 応 じて 増 やす 並 べて 敷 設 する 場 合 は 継 ぎ 目 ( 突 起 長 手 方 向 ) 部 分 における 突 起 と 突 起 の 上 辺 部 での 間 隔 は 30mm 以 下 とする ( 図 33 参 照 ) 記 号 寸 法 a 17 a b c d d a 以 上 d+10 単 位 :mm 許 容 差 図 31 線 状 ブロックの 形 状 寸 法 及 び 配 列 < 突 起 ブロックの 形 状 寸 法 及 び 配 列 > あ 点 状 突 起 を 配 列 するブロック 等 の 大 きさは300mm( 目 地 込 み) 四 方 以 上 とする あ 点 状 突 起 の 数 は 25(5 5) 以 上 でブロックの 大 きさに 応 じて 増 やす あ 並 べて 敷 設 する 場 合 の 継 ぎ 目 部 分 における 突 起 の 中 心 間 距 離 はb+10mm 以 下 とする ( 図 33 参 照 ) 記 号 a a b 寸 法 12 a+10 55~60 c 5 単 位 :mm 許 容 差 図 32 点 状 ブロックの 形 状 寸 法 及 び 配 列 図 33 ハーフドーム 型 の 突 起 詳 細

34 A/2 A A/2 A/2 A A/2 7-4 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 例 歩 行 空 間 整 備 マニュアル 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 の 考 え 方 1 連 続 的 に 案 内 を 行 う 場 合 の 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックは 歩 行 方 向 の 直 角 方 向 に 原 則 として 約 30cmの 幅 で 設 置 する ( 図 中 1) 2 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックは 視 覚 障 害 者 が 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロックの 設 置 箇 所 にはじめて 踏 み 込 む 時 の 歩 行 方 向 に 原 則 として 約 60cmの 幅 で 設 置 する ( 図 中 2) 3 点 状 ブロックで 歩 道 の 歩 行 方 向 の 分 岐 点 であることを 案 内 する ( 図 中 3) 4 線 状 ブロックで 横 断 歩 道 上 の 歩 行 方 向 及 び 横 断 歩 道 の 中 心 部 を 案 内 する ( 図 中 4) 5 点 状 ブロックで 歩 行 方 向 が 変 わることを 案 内 する ( 図 中 5) 6 点 状 ブロックで 対 面 方 向 から 横 断 歩 道 を 渡 ってきた 視 覚 障 害 者 の 官 民 境 界 にある 塀 や 建 物 への 衝 突 を 防 止 する ( 図 中 6) 7B( 点 状 ブロック 設 置 幅 )については 横 断 歩 道 幅 又 は 通 常 の 通 行 可 能 範 囲 と 同 じ 幅 で 敷 設 するこ とが 望 ましい 8バリアフリー 経 路 の 特 定 道 路 において 沿 道 の 特 別 特 定 建 築 物 等 に 誘 導 ブロックが 設 置 されている 場 合 は 道 路 の 誘 導 ブロックと 接 続 して 設 置 する 視 覚 障 害 者 誘 導 用 ブロック 設 置 例 特 別 特 定 建 築 物 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 し 又 は 主 として 高 齢 者 障 害 者 等 が 利 用 する 特 定 建 築 物 であって 利 用 等 円 滑 化 が 特 に 必 要 なものとして 政 令 で 定 めるものをいう ( 盲 W2 1,4 参 照 W1 A: 横 断 歩 道 幅 W1: 30cm 程 度 W2:100cm 程 度 図 34 交 差 点 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) W2 2,4 参 照 W1 A: 横 断 歩 道 幅 W1: 30cm 程 度 W2:100cm 程 度 図 35 交 差 点 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) 歩 道 が 狭 い 場 合 とは 歩 道 幅 員 が2m~3m 程 度 歩 道 が 広 い 場 合 とは 歩 道 幅 員 が 3.5m 以 上 のものとする

35 1 参 照 3 参 照 5 参 照 W2 歩 道 有 効 幅 員 B 路 上 施 設 幅 W1 1 4 参 照 A/2 A/2 A 図 36 交 差 点 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1: 30cm 程 度 W2:100cm 程 度 1 参 照 W2 3 参 照 W1 B 1 4 参 照 W2 1 参 照 W2:100cm 程 度 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1: 30cm 程 度 W2:100cm 程 度 A/2 A/2 A 図 37 単 路 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) 図 38 単 路 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) W2 歩 道 幅 員 2 参 照 W1 W1: 30cm 程 度 W2: 30cm 程 度 図 39 交 差 点 部 ( 歩 道 が 狭 い 場 合 )

36 A/2 A A/2 歩 行 空 間 整 備 マニュアル B B/2 2 4 参 照 W1 B/2 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1: 30cm 程 度 図 40 交 差 点 部 ( 歩 道 が 狭 い 場 合 ) B W2 3 参 照 歩 道 幅 員 1 4 参 照 W A/2 A A/2 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1:30cm 程 度 W2:70cm 程 度 図 41 単 路 部 ( 歩 道 が 狭 い 場 合 ) B B/2 B/2 W2 2 6 参 照 歩 道 幅 員 2 4 参 照 W1 A/2 A/2 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1:30cm 程 度 W2:30cm 程 度 A 図 42 単 路 部 ( 歩 道 が 狭 い 場 合 )

37 B B/2 B/2 W2 2 6 参 照 歩 道 幅 員 D 2 4 参 照 W1 A/2 A A/2 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 D: 線 状 ブロック 設 置 幅 W1:30cm 程 度 W2:30cm 程 度 図 43 単 路 部 ( 歩 道 が 広 い 場 合 ) W1 歩 道 幅 員 2 4 参 照 2 6 参 照 W1 A/2 A A/2 A: 横 断 歩 道 幅 B: 点 状 ブロック 設 置 幅 W1:30cm 程 度 図 44 横 断 歩 道 が 斜 めの 場 合 a a a:10cm 以 下 とする ことが 望 ましい 図 45 屈 曲 部 の 設 置 例

38 図 46 建 物 と 連 続 した 設 置 例

39 8 歩 みなし 行 空 間 歩 の 道 安 における 全 確 保 安 全 対 策 8-1 歩 行 空 間 の 確 保 歩 行 空 間 の 確 保 には 歩 道 の 設 置 が 望 ましいが 沿 道 の 状 況 その 他 特 別 の 理 由 により 歩 道 が 設 置 されていない 箇 所 において 特 に 安 全 対 策 が 必 要 な 場 合 は 歩 道 が 設 置 されるまでの 当 分 の 間 の 対 策 を 行 う 車 道 の 構 造 変 更 歩 道 に 代 えて 車 道 及 びこれに 接 続 する 路 肩 の 路 面 の 凸 部 車 道 における 狭 さく 又 は 屈 曲 部 そ の 他 自 動 車 を 減 速 させて 歩 行 者 又 は 自 転 車 の 安 全 な 通 行 を 確 保 するための 道 路 の 部 分 を 設 け ることができる 狭 さくの 設 置 例 屈 曲 部 の 整 備 例 路 肩 のカラー 舗 装 化 歩 道 の 設 置 や 防 護 柵 による 歩 車 分 離 が 困 難 な 場 合 は 視 覚 的 に 歩 行 者 の 歩 行 空 間 車 両 の 通 るべき 幅 を 明 確 にし 運 転 者 に 注 意 を 促 す 路 肩 のカラー 舗 装 等 の 対 策 を 行 うものとする 路 肩 のカラー 舗 装 整 備 事 例 路 肩 のカラー 舗 装 化 で 歩 行 者 溜 まりを 確 保 した 事 例 路 肩 のカラー 舗 装 の 構 造 幅 30cm( 外 側 線 の2 倍 )を 標 準 とする 通 学 路 での 路 肩 のカラー 舗 装 化 は 児 童 及 び 道 路 利 用 者 双 方 に 通 学 路 の 認 知 度 を 高 める ため スクールゾーンのイメージカラーである 緑 色 とする 通 学 路 ではない 区 間 は 通 学 路 と 区 別 するため 原 則 赤 色 とする 骨 材 等 の 含 有 により 滑 り 止 め 効 果 のあるアクリル 樹 脂 系 カラー 舗 装 とする 原 則 外 側 線 が 設 置 されている 区 間 に 設 置 するものとする

40 ため スクールゾーンのイメージカラーである 緑 色 とする 通 学 路 ではない 区 間 は 通 学 路 と 区 別 するため 原 則 赤 色 とする 歩 行 空 間 整 備 マニュアル 骨 材 等 の 含 有 により 滑 り 止 め 効 果 のあるアクリル 樹 脂 系 カラー 舗 装 とする 原 則 外 側 線 が 設 置 されている 区 間 に 設 置 するものとする 自 転 車 走 行 空 間 の 設 計 参 考 資 料 基 本 的 な 整 備 形 態 整 備 イメージ 縁 石 等 の 工 作 物 によ り 区 画 自 転 車 道 自 転 車 レーン 自 転 車 と 自 動 車 を 混 在 通 行 とする 道 路 ( 車 道 混 在 )

41 平 成 25 年 4 月 改 訂 発 行 所 管 千 葉 市 建 設 局 土 木 部 維 持 管 理 課 千 葉 市 中 央 区 千 葉 港 1-1 TEL