の経営状態の改善が設備投資実施に強く影響していることが示されている 1 本論文では これらの先行研究を踏まえ 平田 (2012) のサンプル企業のうち 中小企業基本法上 中規模に定義される製造業企業の設備投資行動を促す経営環境の特徴を明らかにする 具体的には 近い将来に設備投資を実施する企業とそうし

Size: px
Start display at page:

Download "の経営状態の改善が設備投資実施に強く影響していることが示されている 1 本論文では これらの先行研究を踏まえ 平田 (2012) のサンプル企業のうち 中小企業基本法上 中規模に定義される製造業企業の設備投資行動を促す経営環境の特徴を明らかにする 具体的には 近い将来に設備投資を実施する企業とそうし"

Transcription

1 中規模製造業企業の設備投資行動と経営環境 :2000 年代の個票データによる検証 * 平田博紀 ( 共栄大学 ) 要旨 本論文では 2000 年から 2009 年まで継続して 中小企業景況調査 の調査対象であった中規模製造業企業 267 社の個票回答によって構成されるパネルデータに基づき その設備投資行動を促す経営環境の特徴を検証した 具体的には 設備投資を実施した企業グループとそうでない企業グループの経営環境の違いを多変量的に判別することが可能かどうか推定した 分析の結果 中規模製造業企業において 設備投資を実施する企業とそうでない企業は 多変量的にみて 互いに異なった経営環境にあることが確認された また 中規模製造業企業が設備投資を実施する際 採算の水準 ( 経常利益 ) や長期資金借入難度の変化 ( 前期比 ) に影響を強く受けることが示唆された キーワード : 中規模製造業企業 設備投資 数量化 Ⅱ 類 経常利益 長期資金の調達環境 1 はじめに 日本企業の設備投資低迷が叫ばれるようになった 2000 年代 それまでデータの制約等によって分析対象とされてこなかった中小企業の設備投資に注目が集まるようになった 一般論としての中小企業は 大企業と比べて経営資源が乏しく 資金調達手段も限定的であり 活動の幅が小さい存在として認識されている ( 福田 粕谷 中島,2005) こうした特徴は これまで大企業を中心に展開されてきた日本企業の設備投資に関する先行研究が持つ示唆とは異なる分析結果を示す可能性を秘めていると考えられる 実際 最近の日本の中小企業の設備投資に関する研究を振り返ると 大企業よりも内部資金制約が大きく 外部資金への依存度が高いといった特徴や トービンの q やキャッシュフローに加え 金融機関の経営状態などが影響しているといった分析結果が確認できる ( 花崎 Thuy,2002 福田 粕谷 中島,2005) また これらの対象企業よりも小さな従業員数 20 人以下の小規模製造業企業を中心としたサンプルを用いて設備投資の規定要因を検証した平田 (2012) では 将来的な収益見通しや外部資金の調達環境の変化よりも 足元 * 本論文では 経済産業省中小企業庁 ( 独 ) 中小企業基盤整備機構より 中小企業景況調査 の個票回答データをご提供いただき分析を行っている ここに記して御礼申し上げる もちろん 本論文における誤りは全て筆者の責に帰するものである 1

2 の経営状態の改善が設備投資実施に強く影響していることが示されている 1 本論文では これらの先行研究を踏まえ 平田 (2012) のサンプル企業のうち 中小企業基本法上 中規模に定義される製造業企業の設備投資行動を促す経営環境の特徴を明らかにする 具体的には 近い将来に設備投資を実施する企業とそうしなかった企業という 2 つの企業グループの経営環境の違いを多変量的に推定し その判別が可能かどうかを検証する 使用するデータは 我が国に数多く存在するビジネスサーベイのうち 中小企業分野において 30 年以上 最大規模の調査として継続的に実施されている 中小企業景況調査 の個票回答である 2 同一企業の 10 年間の調査回答に基づいて構築されたデータベースを用いることで 本論文の推計結果を設備投資の実施に対する中規模製造業企業経営者の意思決定の統一的なパターンとして理解することができると考えられる 本論文の構成は次のとおりである まず 2 において データセットの特徴を記述統計分析に基づいて把握し その上で 次節の分析の方向性を検討する 続く 3 では 設備投資を実施した企業グループとそうでない企業グループの経営環境の違いを多変量的に判別することが可能かどうかを推定するとともに その結果から導出される中規模企業の設備投資を促す経営環境について考察する 最後に 4 では 本論文の分析結果を振り返り 今後の課題を提示する 2 データ (1) データセットの概要 使用するデータは経済産業省中小企業庁 ( 独 ) 中小企業基盤整備機構が毎年四半期に実施する 中小企業景況調査 の調査対象企業の個票回答データである 3 そして 平田(2012) において使用した 2000 年代 (2000 年から 2009 年まで ) の 40 期間 継続して回答した製造業企業 688 社のうち 中規模企業 267 社の個票回答データを本論文の分析対象とした 全業種を調査対象とする 中小企業景況調査 から製造業企業のみを分析の対象とした理由は 他の業種に比べ 設備投資のコスト負担が大きく その実施が企業の命運を賭けた重要なものになっていると予想されるためである 中小企業景況調査 の調査票にある調査項目は 対象企業の経営状態などについて 1. 1 花崎 Thuy(2002) は 資本金 1 億円未満を中小企業は 1 億円以上 10 億円未満の中堅企業と 10 億円以上の大企業と比較して 内部資金制約が大きく 外部資金への依存度が高いという特徴を持つことを明らかにしている また 福田 粕谷 中島 (2005) では 資本金 1 億円以上の非上場企業の設備投資関数の推計を行い トービンの q やキャッシュフローに加え 取引金融機関の健全性 サンプル企業の債務 総資産比率および取引銀行数が設備投資の実施に影響を及ぼすとしている 2 中小企業景況調査 は 中小企業基本法第二条にある中小企業の定義 ( 製造業の場合は 資本金の額又は出資の総額が三億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が三百人以下の会社及び個人 ) に該当する企業を対象としている ここでいう中規模企業とは この定義のうち 小規模企業 ( 従業員の数が二十人以下 ) に該当しない企業を指す 3 中小企業景況調査 は全国約 19,000 社の中小企業を対象に毎年四半期に実施するビジネスサーベイである この調査の具体的な仕組みや概要については ( 独 ) 中小企業基盤整備機構経営支援情報センター (2013) を参照されたい 2

3 増加 ( 改善など ) 2. 不変 3. 減少 ( 悪化など ) の三段階尺度で回答を得るよう設定されている 既存の設備投資理論では 経営環境を示す変数がポジティブに反応した場合に設備投資が実施されるとしている点を考慮し 各調査項目の回答を逆転の上 以下の通り五段階尺度の変数に加工した 調査項目の回答に対する加工 調査回答について 以下の五段階尺度を採用した 5:2 期以上連続して改善 ( 増加 上昇 容易 ) と回答している場合 4: 改善 ( 増加 上昇 容易 ) と回答した最初の期 ( 前期に悪化 ( 減少 低下 困難 ) もしくは不変と回答した上で 今期に改善 ( 増加 上昇 容易 ) と回答した場合 ) 3: 不変と回答した場合 2: 悪化 ( 減少 低下 困難 ) と回答した最初の期 ( 前期に改善 ( 増加 上昇 容易 ) もしくは不変と回答した上で 今期 悪化 ( 減少 低下 困難 ) と回答した場合 ) 1:2 期以上連続で悪化と回答した場合 設備投資に関わる回答は 実施した期を 1 それ以外を 0 とするダミー変数とした 以下の分析で使用する調査項目のデータには次のような特徴がある まず 調査項目の採取期については 調査回答者である各企業の経営者が経営状態や自社の置かれている環境を明確に把握している時期は決算期だと考え おおよその日本の中小企業の決算時期に当たる毎年 1-3 月期の各調査項目の回答を抽出した 次に 設備投資実施に関する回答の採取期についてであるが 中小企業にとって設備投資は 非常に大きなコスト負担となる意思決定であり 慎重に慎重を重ねて実施されることが予想される つまり 設備投資とは 今日決めて 明日実行するというようなものではなく 一定の時間を必要とする意思決定である可能性が高い 本論文の問題意識は 設備投資実施を促す経営環境の把握にあるため 設備投資実施に関する回答結果は 前述の調査項目の回答の採取期 ( 毎年 1-3 月期 )+ 1 期に当たる毎年 4-6 月期とした 中小企業景況調査 では 調査対象の企業の経営状態だけでなく 金融機関からの資金調達に関する難度といった項目も調査票に含まれている このため まずは調査票において設備投資に関連する調査項目全てを対象に検証を始め 分析に使用する変数の選別を行う 4 なお 中小企業景況調査 の調査票には 経営状態の総合判断を示す業況という調査項目があるが 今回の分析では 経営環境を構成する個別の調査項目の影響を検証することを目的とし 分析の対象から外している これらの特徴を持つ中規模企業 267 社の 10 年間の個票回答データから構成されるデータセットを用いて 以下の手順で分析を行う まず 使用するデータセットの毎年の基本統計量を確認するとともに 分析のための変数選別を目的に 設備投資実施の有無による 4 福田 計 奥井 奥田 (1999) は バブル経済の崩壊以降 長期資金借入と短期資金借入の代替可能性が高まっていると指摘している そこで 中小企業景況調査 の調査項目にある短期資金の借入難度も分析対象とした 3

4 Mann-Whitney の U 検定と調査項目間の多分相関 (Polychoric Correlation) 分析を行う 5 その上で 10 年間のパネルデータ化を行い 設備投資実績と各調査項目の回答傾向の把握を試みる 最後に これら記述統計分析によって明らかとなった設備投資実績との関係性が低い調査項目をデータセットから削除し 残った調査項目を用いて 設備投資を実施した企業とそうではない企業の経営環境に違いがあるのかを検証する 6 (2) 記述統計分析 まず 分析対象期間各年の記述統計計量と設備投資実績に基づく調査項目の回答動向に関する検定結果を示した表 1 とそれを整理した表 2 からデータセットの特徴を確認する 設備投資実績については 2000 年から 2008 年までは概ね 80 件 ~100 件の間で安定していたものの 2009 年に 62 件と激減している これは 2008 年後半に生じたリーマンショック以降 経営環境が一変したことが影響しているのではないかと推察できる ( 表 1) Mann-Whitney の U 検定による設備投資実績別の各調査項目の回答の差を確認すると 全期間において有意差があった調査項目はないことが示されている 一方 輸出額 ( 前年同期比 来期見通し ) や採算 ( 前年同期比 来期見通し ) 資金繰り 借入金利 ( 今期比来期見通し ) といった調査項目に有意な差が認められない時期が多いことがわかる 輸出額の動向が設備投資の実施に影響しない傾向は本論文と同じ基準で選出された小規模企業を含めたサンプルを分析した平田 (2012) においても示されている しかし 中規模企業のみを抽出しても同様の結果であったことは 中小企業分野では 規模に関わらず 外需の増減によって設備投資が喚起される可能性は低いということになる こうした需要動向だけでなく 採算 ( 経常利益 ) や資金繰りの将来見通しにおいても有意な差を確認できなかったことは 設備投資の意思決定が将来の収益状況を踏まえて行われていないことを示唆する つまり 将来の需要が増加するという予測を立てなければ 企業は設備投資には踏み切らない ( 中小企業庁,2006) とする古典的な設備投資観を覆すような意思決定が 中規模製造業企業においても行われている可能性が高いと言える 7 また 借入金利の来期見通しに有意な差が認められなかったことは 中規模製造業の設備投資が手元の内部資金に依存したものとなっていることを印象づける これら有意な差が確認できない期間が多い調査項目の回答分布を見ると 資金繰り 以外は 高い場合と低い場合が入り混じっていることがわかる ( 表 2) つまり これらの調査項目の回答カテゴリー ( 改善 悪化 ) は 設備投資実施に影響を及ぼさないと推察される これを踏まえて 次に設備投資実績と各調査項目の多分相関分析の結果を確認する ( 表 3) 5 多分相関分析とは 多項の順序尺度と順序尺度の相関関係を確認する際に使用する分析手法である Mann-Whitney の U 検定は ノンパラメトリック検定の一つで 独立する 2 標本の有意差検定として使用される 6 使用するデータセットは順序変数のため 質的変数として扱う必要がある そこで 質的変数によって質的な外的基準を判別する林の数量化 Ⅱ 類と同様 説明変数をダミー変数化し 判別分析を行った 7 平田 (2012) では 中小企業の設備投資実施の意思決定には 経営状態の改善に基づく経営者のセンチメントの高揚が大きな役割を担っていることを示唆している 4

5 まず 毎年の相関係数の傾向を見ると 2001 年の長期資金借入難度 ( 前期比 ) と短期資金借入難度 ( 前期比 ) 2008 年の短期資金借入難度 ( 前期比 今期比来期見通し ) に見られる 0.36~0.44 という値が最大級であり ほかはすべて非常に弱い相関関係が示されている また 生産設備 ( 水準 ) や借入金利 ( 前期比 ) そして 先ほどの Mann-Whitney の U 検定において差が認められない期間が多い 4 つの調査項目と次期の設備投資実施との相関係数には 負の符号 ( 逆相関 ) を示す時期が散見される 各調査項目と次期設備投資実施との相関係数の平均値では 採算 ( 水準 ) と短期資金借入難度 ( 前期比 今期比来期見通し ) に 0.2 という値があるほかは 毎年の傾向と同様 非常に弱い相関関係 もしくは逆相関の関係にあることが確認できる 経常利益の現状 ( 赤字 トントン 黒字 ) を示す採算 ( 水準 ) に平均的に相関関係があることが確認されたことは 中規模製造業企業では 足元の利益を踏まえて設備投資の意思決定が行われていることを示唆する また 短期資金借入難度 ( 前期比 今期比来期見通し ) や長期資金借入難度 ( 前期比 ) にも他の調査項目に比べて高い相関関係が示されたことは 外部資金の調達環境の改善が次期の設備投資実施を促す可能性が高いことを窺わせる 以上の毎年のデータに関する記述統計的分析を踏まえ 以下では 分析に使用する 10 年間のパネルデータに関する記述統計的分析を試みる まず 各調査項目の回答カテゴリー別設備投資実績を表 4 に示した ここでは 各調査項目の設備投資実施企業数を見ると 回答カテゴリー 3 に多く存在していることがわかる ただし 最も設備投資実施割合が高い各調査項目のカテゴリーは 輸出額 借入金利 ( 前期比 今期比来期見通し ) 生産設備( 水準 ) 以外 4 と 5 に集中していることがわかる これらは 単に収益や資金繰り 外部資金の調達環境の改善や改善見通しによって設備投資が実施されるわけではなく 様々な要因が複雑に絡み合う中で 経営者が必要だと判断した際に設備投資が実施されていること示唆するものだと言える 実際 設備投資は生産性の向上を目指したものばかりでなく 既存設備の修繕や更新により 経営の合理化やコストダウンを図るという動きも多くある 経営状態や経営環境に変化がない もしくは悪化する中で設備投資を実施する中規模製造業企業では こうした観点が強調されている可能性も指摘できる これの考え方は 設備投資実施割合において確認された輸出額の減少や生産設備を過剰に保有しているという環境を経て 設備投資が実施されるという傾向にも合致する 一方 次期の設備投資実績の有無による各調査項目の回答数に関するカイ二乗検定の結果を見ると 借入金利 ( 今期比来期見通し ) のみ 仮説は棄却されなかった 次に パネルデータについて 各調査項目と次期設備投資実績による Mann-Whitney の U 検定を行った結果が表 5 である 各調査項目の統計量 Zを見ると すべての値の符号が負となっており 次期に設備投資を実施した企業の方が設備投資を実施しなかったよりも高い回答カテゴリーにあることがわかる そして 毎年のデータに基づいた Mann-Whitney の U 検定の結果において 次期に設備投資を実施した企業群と実施しなかった企業群の差がない時期が多かった 5 つの調査項目のうち 輸出額 ( 前年同期比 来期見通し ) 借入金利 ( 前期比 ) に有意な差が確認できなかった また 前述の表 4 のカイ二乗検定において有意差が確認できなかった借入金利 ( 今期比来期見通し ) には ここでも有意な差がないことが示された 5

6 最後に 表 6 を用いて 多分相関分析のよる各調査項目間の相関関係を把握する まず 次節において行う分析を意識し 相関係数の非常に高い調査項目について確認すると 売上額 と売上数量 売上額 と売上数量 長期資金借入難度( 前期比 今期比来期見通し ) と短期資金借入難度 ( 前期比 今期比来期見通し ) において 0.8~0.9 の値が高いが見られる 次に設備投資実績と各調査項目の相関関係では 採算 ( 水準 ) に 0.26 が最も高く 次いで短期資金借入難度に 0.22 となっているものの 総じて強い相関関係は確認できなかった 6

7 表 1 年別各調査項目の記述統計量と設備投資実績による Mann-Whitney の U 検定の結果 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 調査項目 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 売上額 * 売上数量 資金繰り * ** 輸出額 * ** 採算 * * ** 採算 ( 水準 ) ** 生産設備 ( 水準 )( 注 ) ** 売上額 * ** ** 売上数量 ** * 資金繰り * 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) ** * 短期資金借入難度 ( 前期比 ) * 借入金利 ( 前期比 ) * ** ** 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) ** * * 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) * * ** 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 設備投資実施企業数 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 調査項目 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 売上額 ** ** 売上数量 ** ** 資金繰り ** * 輸出額 採算 ** 採算 ( 水準 ) ** ** 生産設備 ( 水準 )( 注 ) * ** ** 売上額 ** ** 売上数量 * * ** 資金繰り ** 輸出額 * 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) * ** ** * 短期資金借入難度 ( 前期比 ) ** 借入金利 ( 前期比 ) ** * 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) * 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) ** 借入金利 ( 今期比来期見通し ) ** 設備投資実施企業数 注 1:Z は Mann-Whitney の U 検定の統計量を示す * 有意水準 10% ** 有意水準 5% 有意水準 1% 注 2: 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 色掛けした箇所は 有意差が認められなかった調査項目を示している 7

8 表 2 設備投資実施企業の回答結果の分布位置と 設備投資実績に基づく Mann-Whitney の U 検定において有意差がない調査項目 調査項目 売上額 高高高高高高高高高高 4 売上数量 高高高高高高高高高高 5 資金繰り 高高高高高高高高高高 4 輸出額 低高低低低低低高高高 8 採算 高高高高高高高高高高 6 採算 ( 水準 ) 高高高高高高高高高高 1 生産設備 ( 水準 ) 低低低低低低低低低低 5 売上額 高高高高高高高高高高 4 売上数量 高高高高高高高高高高 4 資金繰り 高高高高高高低高高高 8 輸出額 同高高低低低低高高高 9 採算 高低高低高高高高高高 10 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 高高高高高高高高高高 3 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 高高高高高高高高高高 6 借入金利 ( 前期比 ) 低低低低低低高高低高 5 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 高高高高高高高高高高 5 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 高高高高高高高低高高 5 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 低高低低低低高低高高 9 差がない調査項目数 ( 各年 ) 設備投資実施企業数 注 1: 表 1 に基づき 設備投資を実施した企業の回答結果の分布の高低 ( 設備投資を実施しなかった企業と比較 ) を示 した 色掛けした箇所は 回答結果に有意な差が確認できなかった調査項目を示している 注 2: 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 年 各調査項目の差がない年数 8

9 表 3 年別設備投資実績と各調査項目との多分相関係数 調査項目 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年平均値 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 採算 ( 水準 ) 生産設備 ( 水準 )(-) 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 借入金利 ( 前期比 ) 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 注 : 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 9

10 表 4 各調査項目の回答カテゴリー別次期設備投資実績 ( 全期間 ) 項目名 売上額 計売上数量 計資金繰り 計輸出額 計採算 計採算 ( 水準 ) 計生産設備 ( 水準 )(-) 計売上額 計売上数量 計 注 1: カテゴリーは 各調査項目の回答番号を示す 注 2: 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 注 3: 有意水準 1% 設備実績カテゴリー n % カイ二乗検定 実施なし 実施 全体 実施なし 実施 全体 Z p % 27.65% % % 34.55% % % 32.53% % % 41.30% % % 50.00% % % 27.92% % % 34.08% % % 31.89% % % 41.55% % % 51.20% % % 23.57% % % 28.03% % % 36.67% % % 41.90% % % 55.00% % % 33.67% % % 58.82% % % 33.74% % % 51.92% % % 39.13% % % 27.52% % % 34.99% % % 35.24% % % 43.28% % % 50.68% % % 23.29% % % 28.37% % % 31.15% % % 44.77% % % 53.83% % % 53.40% % % 52.78% % % 34.45% % % 32.04% % % 25.14% % % 27.43% % % 34.02% % % 31.52% % % 48.44% % % 48.23% % % 28.31% % % 30.97% % % 32.64% % % 47.17% % % 48.12% % 10

11 表 4 各調査項目の回答カテゴリー別次期設備投資実績 ( 全期間 ) 資金繰り 計輸出額 計採算 計長期資金借入難度 ( 前期比 ) 計短期資金借入難度 ( 前期比 ) 計借入金利 ( 前期比 ) 計長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 計短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 計借入金利 ( 今期比来期見通し ) 計 項目名 注 1: カテゴリーは 各調査項目の回答番号を示す 設備実績カテゴリー n % カイ二乗検定 実施なし 実施 全体 実施なし 実施 全体 Z p % 24.38% % % 30.77% % % 36.23% % % 46.60% % % 29.73% % % 36.07% % % 61.11% % % 33.61% % % 45.65% % % 45.71% % % 31.40% % % 34.23% % % 33.45% % % 44.06% % % 46.67% % % 19.42% % % 19.51% % % 34.98% % % 49.49% % % 45.00% % % 15.19% % % 17.46% % % 34.54% % % 49.12% % % 44.44% % % 44.44% % % 45.65% % % 33.71% % % 35.84% % % 33.33% % % 23.87% % % 20.48% % % 34.69% % % 56.47% % % 43.90% % % 14.13% % % 24.64% % % 34.51% % % 51.96% % % 47.06% % % 31.58% % % 43.14% % % 34.36% % % 37.02% % % 30.60% % 注 2:z はカイ二乗検定の統計量を示す * 有意水準 10% 有意水準 1% * 11

12 表 5 各調査項目の記述統計量と 設備投資実績に基づく Mann-Whitney の U 検定の結果 ( 全期間 ) 調査項目 記述統計 Mann-WhitneyのU 検定 平均値 標準偏差 最小値 最大値 Z p 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 採算 ( 水準 ) 生産設備 ( 水準 )( 注 ) 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 借入金利 ( 前期比 ) 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 注 1: 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 注 2: 有意水準 1% 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 設備投資実施企業数

13 表 6 各調査項目間の多分相関係数 ( 全期間 ) 調査項目 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 採算 ( 水準 ) 生産設備 ( 水準 )( 注 ) 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 借入金利 ( 前期比 ) 長期資金借入難度短期資金借入難度借入金利 ( 今期比来期見通し ) ( 今期比来期見通し ) ( 今期比来期見通し ) 設備実績 売上額 1.00 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 採算 ( 水準 ) 生産設備 ( 水準 )( 注 ) 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 借入金利 ( 前期比 ) 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 設備実績 注 : 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 13

14 3 分析 (1) 分析モデルの概要 以上において 次期の設備投資実施の有無と調査項目との関係性を年別 全期間ごとに概観してきた ここでは まず 次節に行う次期の設備投資実施企業グループとそうではない企業グループという二つの企業グループ間の多変量的な判別に使用する調査項目の選別を行う 表 7 各調査項目と設備投資実績に関する検定 相関分析の結果 調査項目 Mann-WhitneyのU 検定 多分相関係数 年別 全期間 年別 全期間 差があった年数 差がある場合 : 差がない場合: 相関係数の平均値 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 採算 ( 水準 ) 生産設備 ( 水準 )( 注 ) 売上額 売上数量 資金繰り 輸出額 採算 長期資金借入難度 ( 前期比 ) 短期資金借入難度 ( 前期比 ) 借入金利 ( 前期比 ) 長期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 短期資金借入難度 ( 今期比来期見通し ) 借入金利 ( 今期比来期見通し ) 注 : 生産設備に関わる回答結果は逆転せずに 5 段階に加工した尺度である 表 7 に これまで行ってきたデータセットに関する記述統計分析の結果を整理した 毎 年のデータセットを用いた次期設備投資実施の有無による Mann-Whitney の U 検定の結果 10 年中 6 年以上 有意な差が認められた調査項目には 売上額 資金繰り ( 前 14

15 年同期比 ) 採算( 水準 ) 売上額 売上数量 長期資金借入難度 ( 前期比 ) という6つが確認された これら 6 つの調査項目は 次節の分析に使用する全期間のデータセットにおける同検定においても有意な差が示されているため その他の調査項目よりも次期の設備投資実施の有無の判別に寄与する可能性が高いと考えられる この結果を踏まえ 年別 全期間の各調査項目と設備投資実績 ( 実施の有無 ) の相関関係を確認すると これら 6 つの調査項目は 他の調査項目よりも値が比較的大きいことが分かる 変数選択を踏まえ 本論文の問題意識を検討するために用意したモデルについて説明する サンプルが持っている様々な特徴から そのサンプルがどのグループに属するかを判別する際 判別分析という手法を用いる また このモデルは ある事象の発生を予測することを目的とした研究においても利用されている分析手法である 一般に 判別分析では カテゴリカル データである目的変数と数量データである説明変数の関係を検証するモデルである しかし 本論文において使用するデータセットは 全て質的な変数であるため この特性に鑑みて分析をする必要がある そこで 次節の分析では こうしたカテゴリカル データを説明変数とする判別モデルである林の数量化 Ⅱ 類を用いて 次期 ( 毎年 4-6 月期 ) の設備投資実施の有無 ( 外的基準 ) による上記 6 つの変数のグループ間の違いを判別する (2) 検証結果 表 8 に次期 ( 毎年 4-6 月期 ) の設備投資実施の有無を外的基準とし 先述の 6 つの調査項目を説明変数とした数量化理論 Ⅱ 類の分析モデルによる推計結果と 表 4 において確認した調査項目の回答別設備投資実績を示した 推計結果については 判別的中率 64.6% と非常に高い精度とは言えないものの それなりの精度で判別できることが示されている その上で 次期の設備投資実施の有無の判別に寄与する各調査項目について確認すると 最も大きな影響を与えているのは 採算 ( 水準 )( レンジ 1.74) であり その次に長期資金借入難度 ( 前期比 )( レンジ 1.39) 売上額( レンジ 1.26) と続いている この三つの調査項目のカテゴリースコアについて検討していく 採算 ( 水準 ) の回答カテゴリーのスコアを見ると 二期連続の改善を示すカテゴリー 5( カテゴリースコア 1.23) と足元 ( 当期 ) の改善を示すカテゴリー 4( カテゴリースコア 0.60) にプラスの高い値が示されている 中小企業景況調査 の調査票において 採算 ( 水準 ) は 経常利益の状況 ( 赤字 トントン 黒字 ) を回答する調査項目である したがって 当期において経常利益が黒字であることが 次期の設備投資実施を促す要因になる可能性が高いと言える 次に高いレンジを示した調査項目は 長期資金借入難度 ( 前期比 ) である この調査項目の 中小企業景況調査 における回答は 容易 不変 困難からの選択式になっている この回答カテゴリーのスコアを見ると 足元 ( 当期 ) の長期資金の調達の容易さを示すカテゴリー 4( カテゴリースコア 0.53) に最も高いプラスの値が示されており 同じく足元の困難な資金調達環境を示すカテゴリー 2( カテゴリースコアー 0.86) はマイナスの値を示している 一方 二期連続で容易であったことを示す回答カテゴリー 5 の値はプラスであるものの小さい これは 足元の資金調達環境が企業にとって良好な場合には 次期の設備投 15

16 資が促されるものの その状態が続いていれば 将来的な設備投資実施がより喚起されるわけではないことを示唆している したがって 金融機関の貸出姿勢は考慮されるものの 花崎 Thuy(2002) や福田 粕谷 中島 (2005) が示すような外部資金への強い依存状態は確認されなかった 表 8 数量化 Ⅱ 類分析の結果 調査項目 カテゴリー 設備実績カテゴリー n % スコア実施なし実施全体実施なし実施全体 売上額 % 27.65% % % 34.55% % % 32.53% % % 41.30% % % 50.00% % 0.09 計 売上数量 % 27.92% % % 34.08% % % 31.89% % % 41.55% % % 51.20% % 0.56 計 資金繰り % 23.57% % % 28.03% % % 36.67% % % 41.90% % % 55.00% % 0.31 計 採算 ( 水準 ) 計売上額 計長期資金借入難度 ( 前期比 ) 計 注 : 判別的中率 =64.6% % 23.29% % % 28.37% % % 31.15% % % 44.77% % % 53.83% % % 27.43% % % 34.02% % % 31.52% % % 48.44% % % 48.23% % % 19.42% % % 19.51% % % 34.98% % % 49.49% % % 45.00% % 0.08 レンジ 売上額 についても確認すると 最も高いプラスの値を示したのは 回答カテゴリー 4( カテゴリースコア 0.97) であった この結果は 次期の受注額の増加が見込まれた場合に 次期の設備投資を実施が促されることを示している レンジの値が低かった売上額 と売上数量 についても確認しておこう 売上数量 の回答カテゴリーのスコアにおいて プラスで最も高い値を示したのは 5( カテゴリースコア 0.56) であったものの 売上額 の回答カテゴリーのスコアがプラスで最も高い値を示したのは 2( カテゴリースコア 0.24) であった これらは 過去に比べ足元 ( 当期 ) の受注量は増加しているものの 受注額は減少していることが 次期の設備投資を促す可能性を示唆している この結果は 本論文のサンプルを含む平田 (2012) とは異なるところであり 足元の受注動向に設備投資が規定されやすいのは 小規模企業に限定される可能性が高いと言える 16

17 4 おわりに 本論文では 経済産業省中小企業庁 ( 独 ) 中小企業基盤整備機構が実施する 中小企業景況調査 の調査対象企業のうち 同一企業の個票回答データを基に 2000 年代 10 年間のパネルデータを構築し 中規模製造企業の設備投資の実施を促す経営環境を明らかにすることを目的に分析を進めてきた データセットの記述統計分析では 輸出額 ( 前年同期比 来期見通し ) 採算 資金繰り といった調査項目の回答に 設備投資実施の有無による明確な差がないということであった そして これらの調査項目には 次期の設備投資実績との逆相関の関係が示される時期も確認された その上で 設備投資を実施した企業グループとそうでない企業グループの経営環境の違いを多変量的に判別することが可能かどうか考察した結果 経常利益の増加と足元の資金調達環境の改善が重要な要因となっていることが明らかとなった また これら二つの要因と比べるとその影響力は弱いものの 次期の設備投資実施の有無の判別に売上額 の改善が寄与していることも確認された 以上 本論文の分析結果に基づくと 利益が継続的に増加し 外部資金の貸し出し姿勢が改善した ( 良好な ) 場合に 中規模製造業企業の設備投資が促進される可能性が高いと整理できる したがって 資本金 1 億円以上の企業の設備投資の特徴を示した花崎 Thuy (2002) や福田 粕谷 中島 (2005) とは異なる結果が確認された 一方 中小企業庁 (2006) などにある将来の需要や収益予測に基づき設備投資が実施されるとする見解については 部分的な支持に留まる 本論文で使用したデータセットは 経営者の自社や経営環境に対する主観的判断に基づいたアンケート調査の回答票である そのため 今回の分析結果は 中規模製造業企業の経営者が考える設備投資実施に関わる意思決定のための判断材料と解釈できるだろう しかし この結果については 事実を反映していると捉えられる反面 経営環境に対する客観的な視点が欠けてしまっているとの指摘できる また 特定の条件下にある対象企業のみを抽出し分析したため そのサンプルバイアスの影響についても考慮する必要があると言える これらの課題については 稿を改めて検証していきたい 参考文献 [1]Hayashi,F.(1982), Tobin s marginal Q and average Q: A neoclassical interpret ation, Econometrica,50,pp [2]Tobin,J.(1969), A General Equilibrium Approach to Monetary Theory, Journal of the Money, Credit and Banking, 1(1),pp [3] 中小企業庁編 (2006), 中小企業白書 2006 年版, ぎょうせい. [4]( 独 ) 中小企業基盤整備機構経営支援情報センター (2013), 中小企業景況調査 30 年超の軌跡 経営者と歩む景況調査へ,( 独 ) 中小企業基盤整備機構. [5] 花崎正晴,Tran Thi Thu Thuy (2002), 規模別および年代別の設備投資行動, フィナンシャル レビュー, 第 62 号, 財務省財務総合政策研究所,36-62 頁. 17

18 [6] 平田博紀 (2012), 中小製造業企業における設備投資の規定要因: 経営者センチメントの影響 2000 年代の個票データに基づく分析 経営財務研究,,Vol.32,No.1 2 合併号, 頁, 日本経営財務研究学会,( 株 ) 中央経済社. [7] 福田慎一, 粕谷宗久, 慶田昌之 (2007), 企業家精神と設備投資: デフレ下の設備投資低迷のもう一つの説明, 日本銀行ワーキングペーパーシリーズ No.07-J-7. [8] 福田慎一, 粕谷宗久, 中島上智 (2005), 非上場企業の設備投資の決定要因: 金融機関の健全性および過剰債務問題の影響, 日本銀行ワーキングペーパーシリーズ,No. 05-J-2. [9] 福田慎一, 計聡, 奥井めぐみ, 奥田健一 (1999), 長期資金と設備投資: 日本の企業別データを用いた実証分析, 郵政研究所ディスカッションペーパー シリーズ , 郵政省郵政研究所. [10] 堀敬一, 斎藤誠, 安藤浩一 (2004), 1990 年代の設備投資低迷の背景について- 財務データを用いたパネル分析 -, 経済経営研究,Vol.25-4, 日本政策投資銀行. 18

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成 平成 29 年 7 月 11 日山口県商工会議所連合会 第 148 回 山口県中小企業景況調査結果 ( 平成 29 年 4~6 月期実績 平成 29 年 7~9 月期見通し ) 県内中小企業景況感 前期よりマイナス幅が拡大し悪化 来期は若干改善の見込み 山口県商工会議所連合会では 日本商工会議所が昭和 55 年 7~9 月期から全国一斉にはじめた四半期ごとの中小企業景況調査に伴い 県内 6 商工会議所が実施した同調査をもとに

More information

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成 平成 30 年 7 月 10 日山口県商工会議所連合会 第 152 回 山口県中小企業景況調査結果 ( 平成 30 年 4~6 月期実績 平成 30 年 7~9 月期見通し ) 景況感 前期よりマイナス幅が 1.7 ポイント悪化 来期もさらに悪化の見込み 山口県商工会議所連合会では 日本商工会議所が昭和 55 年 7~9 月期から全国一斉にはじめた四半期ごとの中小企業景況調査に伴い 県内 6 商工会議所が実施した同調査をもとに

More information

Microsoft Word - 49_2

Microsoft Word - 49_2 三井住友信託銀行調査月報 年 月号 マイナス金利政策の国内設備投資への影響 < 要旨 > 日本銀行による量的 質的金融緩和政策 (QQE) 導入以降 円安の追い風を受け企業業績が上向いているものの 設備投資額の水準は過去のバブル期 リーマンショック前の水準には回復していない 今回のマイナス金利政策導入に際し日本銀行が意図している効果の一つに 実質金利の引き下げを通じた国内企業の投資需要喚起がある しかし国内企業の投資行動を分析すると

More information

(Microsoft PowerPoint \201y\221\3461\216l\224\274\212\372_\225\361\215\220\217\221HP\224\305\201z.pptx)

(Microsoft PowerPoint \201y\221\3461\216l\224\274\212\372_\225\361\215\220\217\221HP\224\305\201z.pptx) 奈良県県内企業動向調査 ( 平成 30 年 期 ) 調査結果報告書 平成 30 年 3 月実施 主要ポイント 全体の景況 今期の業況 DI は 建設業と卸売業で悪化傾向が改善したが 製造業がマイナスに転じたことなどにより 2.1 ポイント減少し 厳しさがやや増した 期の業況 DI は 2 期連続で悪化傾向が改善していた建設業 卸売業の悪化幅が再び拡大することが影響し 悪化傾向がやや強まる見通し 業種別の業況

More information

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営 ニュースリリース 全国中小企業動向調査結果 (218 年 1-3 月期実績 4-6 月期以降見通し ) 2 1 8 年 4 月 1 9 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 小企業の景況 ( 原則従業者 2 人未満 ) 中小企業の景況 ( 原則従業員 2 人以上 ) 小企業の景況は 持ち直しの動きがみられる ( 前回 ) 持ち直しの動きがみられる 中小企業の景況は 緩やかに回復している ( 前回 )

More information

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期 国民生活金融公庫レポート 生活衛生関係営業の景気動向等調査 ( 平成 17 年 7~9 月期 ) 平成 17 年 11 月 9 日 1. 景気動向 ~ マイナス水準ながら改善傾向が続く生活衛生関係営業の景況 ~ 今期の 売上 採算水準 業況 の各 DI(DI= 増加 黒字 好転 企業割合 減少 赤字 悪化 企業割合 ) は それぞれ 27.7( 前期比 0.8 ポイント上昇 ) 11.5( 同 3.5

More information

我が国中小企業の課題と対応策

我が国中小企業の課題と対応策 資料 3 我が国中小 小規模企業を取り巻く環境と現状 平成 24 年 月 8 日 中小企業庁 本資料は 第 回法制検討ワーキンググループでの 2000 年以降の中小企業を取り巻く環境についての分析を行う必要があるのではないか との委員のご指摘等を受けて 経済社会環境の中長期的な動向 中小 小規模企業の財務 経営を中心とした状況をまとめたもの 目次. 中小 小規模企業を取り巻く経済社会環境 p. 2.

More information

(Microsoft Word - 01_\225\\\216\206.doc)

(Microsoft Word - 01_\225\\\216\206.doc) 平成 4 年度 網走市における景気動向調査 < 第 Ⅲ 四半期 > 報告書 網走商工会議所 目 次 第 章調査要領 -. 調査時点及び調査対象期間 -. 調査対象 -3. 調査方法 -4. 回収状況 第 章概況 -. 全体の動き -. 業種別の動き 3 第 3 章各判断項目回答割合 3-. 業況 6 3-. 完成工事高 生産高 売上高 7 3-3. 在庫水準 8 3-4. 採 8 3-5. 資金繰り

More information

平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目

平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目 平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 :03-5253-8111 ( 内線 :30-214) 直通 :03-5253-8375 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は 土地市場の動向に大きな影響を及ぼすと考えられる主要な企業を対象として 土地取引などに関する短期的な意向を把握

More information

表 5-1 機器 設備 説明変数のカテゴリースコア, 偏相関係数, 判別的中率 属性 カテゴリー カテゴリースコア レンジ 偏相関係数 性別 女性 男性 ~20 歳台 歳台 年齢 40 歳台

表 5-1 機器 設備 説明変数のカテゴリースコア, 偏相関係数, 判別的中率 属性 カテゴリー カテゴリースコア レンジ 偏相関係数 性別 女性 男性 ~20 歳台 歳台 年齢 40 歳台 第五章数量化 Ⅱ 類による解析の結果 本章では, 環境配慮行動の実践と回答者の性別と年齢, 業種, 業務といった属性との関 係性において, 環境配慮行動により大きな影響を与えている属性を特定するために実施し た数量化 Ⅱ 類の解析結果とその考察について述べる. 5-1 分析の目的と対象データ 本研究では, 環境配慮行動の実践と回答者の属性との関係性をより定量的に明らかにすることを目的に, 説明変数カテゴリーと目的変数カテゴリーとの関連性,

More information

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用) 熊本商工会議所 第 88 回経営動向調査平成 3 年 6 月期結果報告書 DI 11.7( +3.9) でわずかに回復 ~ 建設業で悪化する一方 小売業 サービス業の改善により全体 DI 値が 2 期ぶりに回復 ~ 調査結果のポイント 全業種の DI 値は 11.7で 前回 ( 平成 3 年 3 月期 ) 調査の 15.6 から3.9 ポイント 上昇し 2 期ぶりに回復した 全体的に見ると 採算 (

More information

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7 平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7 06 社を対象に行い 468 社から回答を得た ( 有効回答率 27.4 %) それによると 足もとの

More information

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日 ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ はマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 平成 31 年 1 月に 食品産業動向調査 1 を実施しました

More information

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用) 熊本商工会議所 第 87 回経営動向調査平成 3 年 3 月期結果報告書 DI 15.6( 14.3) で大きく悪化 ~ 建設業 ( 土木 建築 ) 卸売業で大きく回復するも 地震直後調査以来のマイナス 2 桁水準に転じる ~ 調査結果のポイント 全業種の DI 値は 15.6 で 前回 ( 平成 29 年 12 月期 ) 調査の 1.3 から14.3ポイント 低下し 2 期ぶりに悪化した 全体的に見ると

More information

経済見通し

経済見通し 三井住友信託銀行調査月報 218 年 1 月号 アベノミクス景気 における銀行貸出の特徴 ~ いざなみ景気 との比較 ~ < 要旨 > 戦後最長の いざなみ景気 時の動きと比較すると アベノミクス景気 における銀行 貸出の増加は 企業が過剰な債務を抱えていない下で 日銀の金融緩和政策による超 低金利環境が続くことによって支えられたものである 足元の貸出の増加は 低金利によ る資金調達及び資金保有コストの低下によって

More information

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1 平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 1 6 生産設備の規模判断 1 7 設備投資の動向 11 8 資金繰りの判断 12 9 企業経営上の問題点 13 1 自由記入欄の傾向 14

More information

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数 5 : 外国株式 外国債券と同様に円ベースの期待リターン = 円のインフレ率 + 円の実質短期金利 + 現地通貨ベースのリスクプレミアム リスクプレミアムは 過去実績で 7% 程度 但し 3% 程度は PER( 株価 1 株あたり利益 ) の上昇 すなわち株価が割高になったことによるもの 将来予想においては PER 上昇が起こらないものと想定し 7%-3%= 4% と設定 直近の外国株式の現地通貨建てのベンチマークリターンと

More information

新規文書1

新規文書1 熊本商工会議所 第 8 回経営動向調査平成 28 年 6 月期結果報告書業況 DI 28.6( 1.2) で悪化 ~ 熊本地震の爪痕大きく ほとんどの業種で売上高 業況ともに大幅に悪化 ~ 調査結果のポイント 全業種の業況 DI 値は 28.6 で 前回 ( 平成 28 年 3 月期 ) 調査の 18.4. から 1.2 ポイント悪化した 今回の調査で業況を全体的に見ると 販売 ( 受注 ) 客単価

More information

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推 記者発表資料大阪経済記者クラブ会員各位 2018 年 6 月 8 日 公益社団法人関西経済連合会大阪商工会議所 第 70 回経営 経済動向調査 結果について 関西経済連合会と大阪商工会議所は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 5 月中旬から下旬に 1,632 社を対象に行い うち 398 社から回答を得た ( 有効回答率 24.4%)

More information

平成 22 年 5 月 7 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214, ) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 3 月調査 ) の結果について

平成 22 年 5 月 7 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214, ) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 3 月調査 ) の結果について 平成 22 年 5 月 7 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 :03-5253-8111 ( 内線 :30-214, 30-222) 直通 :03-5253-8375 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は 土地市場の動向に大きな影響を及ぼすと考えられる主要な企業を対象として 土地取引などに関する短期的な意向を把握

More information

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 目次 はじめに第一章診断横断的なメタ認知モデルに関する研究動向 1. 診断横断的な観点から心理的症状のメカニズムを検討する重要性 2 2. 反復思考 (RNT) 研究の歴史的経緯 4 3. RNT の高まりを予測することが期待されるメタ認知モデル

More information

社団法人日本生産技能労務協会

社団法人日本生産技能労務協会 Press Release 一般社団法人日本生産技能労務協会 報道関係者各位 平成 30 年 11 月 19 日一般社団法人日本生産技能労務協会専務理事新宅友穂電話 :03-6721-5361 URL:http://www.js-gino.org/ 平成 30 年 10 月度製造請負 派遣事業動向調査結果 一般社団法人日本生産技能労務協会は 製造請負 派遣業の事業主団体として 会員企業を対象に製造請負

More information

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd) 平成 21 年第 3 回 ( 平成 21 年 8 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 1 6 生産設備の規模判断 1 7 設備投資の動向 11 8 資金繰りの判断 12 9 企業経営上の問題点 13 1 自由記入欄の傾向 14

More information

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A89EF8C CC82CC95818B798FF38BB52E >

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A89EF8C CC82CC95818B798FF38BB52E > 資料 4-1 平成 26 年度中小企業における 会計の実態調査について ( 中小会計要領の普及状況 ) 平成 27 年 3 月中小企業庁 中小企業における会計の実態調査 について 中小会計要領 の集中広報 普及期間が平成 26 年度をもって最終年度を迎えることから 普及 活用の状況を把握するため 中小企業と認定支援機関 ( 税理士 税理士法人及び金融機関 ) に対してアンケート調査を実施した アンケート調査の概要

More information

1. 多変量解析の基本的な概念 1. 多変量解析の基本的な概念 1.1 多変量解析の目的 人間のデータは多変量データが多いので多変量解析が有用 特性概括評価特性概括評価 症 例 主 治 医 の 主 観 症 例 主 治 医 の 主 観 単変量解析 客観的規準のある要約多変量解析 要約値 客観的規準のな

1. 多変量解析の基本的な概念 1. 多変量解析の基本的な概念 1.1 多変量解析の目的 人間のデータは多変量データが多いので多変量解析が有用 特性概括評価特性概括評価 症 例 主 治 医 の 主 観 症 例 主 治 医 の 主 観 単変量解析 客観的規準のある要約多変量解析 要約値 客観的規準のな 1.1 多変量解析の目的 人間のデータは多変量データが多いので多変量解析が有用 特性概括評価特性概括評価 症 例 治 医 の 観 症 例 治 医 の 観 単変量解析 客観的規準のある要約多変量解析 要約値 客観的規準のない要約知識 直感 知識 直感 総合的評価 考察 総合的評価 考察 単変量解析の場合 多変量解析の場合 < 表 1.1 脂質異常症患者の TC と TG と重症度 > 症例 No. TC

More information

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved 平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 目 次 平成 23 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 経営成績 5 3 業績推移 6 4 売上高四半期推移 7 5 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 8 6 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 受託計算事業 ) 10 8 業種別売上比率 ( 全社 ) 11 9 貸借対照表

More information

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した 資本性借入金 の積極活用について( 平成 23 年 11 月 23 日金融庁 ) 2012 年 4 月掲載 金融庁においては 平成 23 年 11 月 22 日 資本性借入金 の積極的な活用を促進することにより 東日本大震災の影響や今般の急激な円高の進行等から資本不足に直面している企業のバランスシートの改善を図り 経営改善につながるよう 今般 金融検査マニュアルの運用の明確化を行うこととしました 詳細は以下のとおりです

More information

Newsletterむさしの1 2.indd

Newsletterむさしの1 2.indd News Letter 2015 January 1 Vol.499 2 News Letter Topics 27 3 News Letter Topics News Letter 4 News Letter 5 Information News Letter 6 News Letter 7 News Letter. 8 News Letter 9 10 News Letter News Letter

More information

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査 甲府支店山梨県甲府市飯田 1-1-24 OSD-Ⅲ ヒ ル 4F TEL: 055-233-0241 URL:http://www.tdb.co.jp/ イノベーション活動 企業の 4 割超が実施 ~ イノベーション活動の阻害要因 能力のある従業員の不足が半数に迫る ~ はじめに 日本再興戦略改訂 2015( 成長戦略 ) においてイノベーションによる 稼ぐ力 の強化が掲げられているほか 女性の活躍推進政策のなかで

More information

<4D F736F F D DC58F49817A E338C8E8AFA8C888E5A81408EE597768C9A90DD89EF8ED08C888E5A95AA90CD2E646F6378>

<4D F736F F D DC58F49817A E338C8E8AFA8C888E5A81408EE597768C9A90DD89EF8ED08C888E5A95AA90CD2E646F6378> 2018 年 3 月期 (2017 年度 ) 主要建設会社決算分析 2018 年 6 月 15 日 目次 1. 調査の目的 2. 分析対象会社 3. 報告要旨 4. 主要分析結果 1 受注高 2 売上高 3 売上総利益 4 販売費及び一般管理費 5 営業利益 6 経常利益 7 特別利益 特別損失 8 当期純利益 9 有利子負債 10 自己資本比率 デットエクイティレシオ 11 キャッシュフロー 5.

More information

平成22年7月30日

平成22年7月30日 第 14 回富山景気定点観測アンケート 調査結果 2016 年 12 月 富山経済同友会 経営 CSR 委員会 第 14 回富山景気定点観測アンケート調査結果 2016 年 12 月 富山経済同友会 経営 CSR 委員会 調査期間 :2016 年 12 月 9 日 ~12 月 22 日調査対象 : 富山経済同友会会員企業 384 社回答数 :176 社 ( 回答率 46.2%)( 製造業 53 社

More information

「中小企業の景況感に関する調査」集計結果

「中小企業の景況感に関する調査」集計結果 5 0-5 -10-15 -20 5.6 0-5 -10-15 3.5 業況 の推移 ( 前年同期比 ) 0.7 東商けいきょう集計結果 2018 年 10~12 月期 ( 中小企業の景況感に関する調査 ) 7.3 5.5 東京の景況は緩やかに持ち直し 先行きは足踏みの 10.3 業況 の推移 ( 前年同期比 ) 13.6 前年同期 前回 業況 〇は 12.9 ポイント改善の 5.1 となり オリンピック需要のため

More information

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金 なるほど金融 おカネはどこから来てどこに行くのか 資金循環統計の読み方 第 4 回 2013 年 11 月 6 日全 6 頁 表情が変わる保険会社のお金 金融調査部主任研究員島津洋隆 前回 日本の年金を通じてどのようにおカネが流れているのかということについて説明しました 今回は 保険会社を巡るおカネの流れについて注目します Q1 保険会社のおカネの流れはどうなっていますか A1 保険会社は加入者から預かった保険料を金融資産として運用する一方で

More information

平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査

平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査 平成 年 月 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 :-55- ( 内線 :-4) 直通 :-55-5 土地取引動向調査 ( 平成 年 月調査 ) の結果について. 調査目的 本調査は 土地市場の動向に大きな影響を及ぼすと考えられる主要な企業を対象として 土地取引などに関する短期的な意向を把握 整理し 簡潔で分かりやすい 先行指標 の作成 提供を目的としている

More information

M&A研究会報告2009

M&A研究会報告2009 ( 業種別の特徴 ) 非製造業を業種別にみると サービス業 卸売業 小売業などは理論価格と市場価格の乖離が小さく ほぼパラレルに動いている様子がみられる こうした業種は 設備投資の増減による将来キャッシュフローのぶれも少なく 売上げの変動性も比較的小さいといった要因が両者の乖離幅を小さくしている可能性が指摘できる 一方 建設 鉱業 電気 ガス業 陸運業などは理論価格が市場価格を大きく上回っている 中でも

More information

平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は

平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は 平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 :03-5253-8111 ( 内線 :30-214) 直通 :03-5253-8375 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は 土地市場の動向に大きな影響を及ぼすと考えられる主要な企業を対象として 土地取引などに関する短期的な意向を把握

More information

景況 貴社の景況 平成 3 年 期の 貴社の景況判断 BSI を全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超 中小企は 下降 超となっている 先行きを全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超で推移する 中小企は 下降 超で推移するとなっている 貴社の景況判断 BSI( 上昇 - 下降 社数構成比) ( 単位

景況 貴社の景況 平成 3 年 期の 貴社の景況判断 BSI を全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超 中小企は 下降 超となっている 先行きを全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超で推移する 中小企は 下降 超で推移するとなっている 貴社の景況判断 BSI( 上昇 - 下降 社数構成比) ( 単位 報道発表 平成 3 年 9 月 12 日 内 閣 府 財 務 省 第 58 回法人企景気予測調査 ( 平成 3 年 7-9 月期調査 ) 調査の概要 調査時点平成 3 年 8 月 15 日 調査対象期間判断項目 : 平成 3 年 期及び 9 月末見込み 平成 3 年 期及び 12 月末 平成 31 年 期及び 3 月末 調査対象企の範囲 計数項目 : 平成 3 年度上期実績見込み 平成 3 年度下期

More information

平成10年7月8日

平成10年7月8日 KEIBUN しがぎん県内企業動向調査 212 年 4-6 月期定例項目結果 212 年 6 月 ~ しがぎん県内企業動向調査 ~ ~4-6 月期の実績見込みと 7-9 月期の見通し ~ 景況感は持ち直しがみられるものの 依然大幅なマイナス水準 今回の調査によると 現在 (4-6 月期 ) の業況判断 DIは-29 で前回調査 ( 月期 ) の-34 から 5ポイント上昇した エコカー補助金を背景とした新車販売の増加

More information

平成22年7月30日

平成22年7月30日 第 16 回富山景気定点観測アンケート 調査結果 2017 年 12 月 富山経済同友会 経営 CSR 委員会 第 16 回富山景気定点観測アンケート調査結果 2017 年 12 月 富山経済同友会 経営 CSR 委員会 調査期間 :2017 年 12 月 8 日 ~12 月 22 日調査対象 : 富山経済同友会会員企業 385 社回答数 :161 社 ( 回答率 41.8%)( 製造業 54 社

More information

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所 Research Report 2017 年 12 月 26 日経営サポートセンターリサーチグループチームリーダー本地央明 平成 28 年度医療法人の経営状況について 福祉医療機構のデータに基づき 平成 28 年度の医療法人の経営状況について分析を行った 収支は平成 28 年度診療報酬改定の影響などを受け増収減益であり 事業収益対事業利益率は前年度比 0.3 ポイント低下の 2.4% 赤字法人の割合は前年度の

More information

<4D F736F F D F4390B3817A4D42418C6F896390ED97AA8D758B60985E814091E63289F AE8E9197BF E646F63>

<4D F736F F D F4390B3817A4D42418C6F896390ED97AA8D758B60985E814091E63289F AE8E9197BF E646F63> 特別連載 RIEB ニュースレター No.114 212 年 5 月号 MBA 経営戦略講義録 付属資料 : 第 2 回経営戦略の定義と対象 (Definition of Strategy) 神戸大学経済経営研究所特命教授小島健司 企業価値分析 ( 出所 : 高村健一 経営戦略応用研究期末レポートキリンホールディングス株式会社 29 年 1 月 26 日 2-26 頁 ) キリンホールディングス株式会社およびアサヒビール株式会社の

More information

untitled

untitled に, 月次モデルの場合でも四半期モデルの場合でも, シミュレーション期間とは無関係に一様に RMSPE を最小にするバンドの設定法は存在しないということである 第 2 は, 表で与えた 2 つの期間及びすべての内生変数を見渡して, 全般的にパフォーマンスのよいバンドの設定法は, 最適固定バンドと最適可変バンドのうちの M 2, Q2 である いずれにしても, 以上述べた 3 つのバンド設定法は若干便宜的なものと言わざるを得ない

More information

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 ( 景気見通し調査 ( 平成 5 年 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 月 月 月 月の年 回実施している 調査時期 平成 5 年 月 日 ( 水 )~ 月 5 日 ( 金 ) 調査方法 FAXによる送付 回収 調査対象 福井商工会議所会員小規模事業所より 50 件を抽出 ( 製造業

More information

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また 会社の税金に関する判断は 会社だけにとどまらず 経営者の個人の税金にも関係します 税金の問題は複雑で

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

Microsoft PowerPoint - 001表紙.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 001表紙.ppt [互換モード] 製造業の設備投資の動向 6 月に発表された 月例経済報告 では 生産の持ち直しにより 景気底打ちの基調判断がなされる一方 設備投資は 大幅に減少 と6カ月ぶりに下方修正され 8 月時点においても基調判断は据え置かれており 設備投資の状況は現在も厳しい状態が続いている また 企業活動の弱さは依然として懸念されており 企業の設備投資に関連が深い鉱工業生産指数は 21 4~6 月期は第 14 循環のピークと比較して

More information

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること 第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ることを目的として 統計法に基づく一般統計調査として実施した 2. 調査対象の範囲資本金 1 千万円以上の法人企業

More information

第2部

第2部 全ト協の経営分析平成 23 年度決算版 平成 25 年 3 月 営業収益 営業利益は連続減 赤字体質が続く業界の 9 割を占める 10 台以下 11~20 台 21~50 台 の約 6 割 (1,073/1,827 社 ) が営業赤字経常利益も連続減少 ~ 厳しい経営環境続く ~ 貨物運送事業の営業収益 営業利益率の推移 (1 社平均 ) 区分 営業収益 ( 千円 ) 営業利益率 (%) 21 年度

More information

1 消費増税後の影響に関するアンケート調査 結果について ~ 消費税率 10% 景気によっては引き上げを延期すべき が 53.6%~ < 調査結果のポイント> 消費税率 8% 引き上げによる影響 2014 年 4 月に消費税率が 8% に引き上げられたことによる影響は かなりのマイナス影響 ( 業績を左右するほど ) ( 以下 かなりのマイナス ) が 11.6% 多少のマイナス影響があった ( 業績を左右するほどではないが

More information

第2部

第2部 車両規模別 経営分析報告書平成 22 年度決算版 営業収益 営業利益は連続減 赤字体質が続く 平成 24 年 3 月 12 日 業界の 9 割を占める 1 台以下 11~2 台 21~5 台 の 約 6 割 (1,26/2,135 社 ) が営業赤字 経常利益は黒字を維持したが 小規模層では連続して赤字 貨物運送事業の営業収益 営業利益率の推移 (1 社平均 ) 区分 営業収益 ( 千円 ) 営業利益率

More information

マイナス金利付き量的 質 的金融緩和と日本経済 内閣府経済社会総合研究所主任研究員 京都大学経済学研究科特任准教授 敦賀貴之 この講演に含まれる内容や意見は講演者個人のものであり 内閣府の見解を表すものではありません

マイナス金利付き量的 質 的金融緩和と日本経済 内閣府経済社会総合研究所主任研究員 京都大学経済学研究科特任准教授 敦賀貴之 この講演に含まれる内容や意見は講演者個人のものであり 内閣府の見解を表すものではありません マイナス金利付き量的 質 的金融緩和と日本経済 内閣府経済社会総合研究所主任研究員 京都大学経済学研究科特任准教授 敦賀貴之 この講演に含まれる内容や意見は講演者個人のものであり 内閣府の見解を表すものではありません 本日のテーマ 1. 日本経済の大雑把な把握 2. 日銀の金融政策 1. ゼロ金利政策 2. 量的 質的金融緩和政策 3. マイナス金利 : 一般家庭への影響はあるか 3. なぜ いま

More information

中小企業の動向

中小企業の動向 情報メモ No.28-8 中小企業の動向 (216 年秋号 ) ~ 中小企業月次景況観測 Quarterly Overview ~ 216 年 1 月 11 日 [ 内容 ] 調査部 [ 担当 : 大里 Tel:3-3246-937] 1 景況感 2 1.1 全般 1.2 業種別 1.3 回答別企業数 他機関調査 2 売上高 6 3 販売価格 仕入価格 7 4 採算 8 4.1 採算状況 4.2 営業利益率

More information

第2章 食品卸売業の経営指標

第2章 食品卸売業の経営指標 1 食品卸売業の経営指標 第 2 章食品卸売業の経営指標 1 食品卸売業の経営指標 (1) 経営優良企業における経営指標 (2) 経営指標の概要 (3) 収益性 (4) 安全性 (5) 生産性 - 117 - (1) 経営優良企業における経営指標 25 年度における食品卸売業の大企業および中小優良企業の経営指標をみると 収益性および安全性の各指標で中小企業優良モデルが大企業優良モデルを上回っている

More information

Microsoft Word 年3月期第2四半期決算 主要建設会社決算分析_ 【最終版】

Microsoft Word 年3月期第2四半期決算 主要建設会社決算分析_ 【最終版】 2019 年 3 月期第 2 四半期決算 主要建設会社決算分析 2018 年 12 月 7 日 目次 1. 調査の目的 2. 分析対象会社 3. 報告要旨 4. 主要分析結果 1 受注高 2 売上高 3 売上総利益 4 販売費及び一般管理費 5 営業利益 6 経常利益 7 特別利益 特別損失 8 当期純利益 9 有利子負債 10 自己資本比率 デットエクイティレシオ 11 キャッシュフロー 5. 参考資料

More information

金融調査研究会報告書 少子高齢化社会の進展と今後の経済成長を支える金融ビジネスのあり方

金融調査研究会報告書 少子高齢化社会の進展と今後の経済成長を支える金融ビジネスのあり方 第 4 章生産年齢人口減少下の銀行の採算性 - 国際比較からの視点 1. 序論 1 2 1 Diamond(1965) 以降 特に社会保障や財政収支のマクロ経済学的分析に関わる数多くの研究がこのモデルを採用している 最近の日本の金融分析への応用例としては Muto ほか (2012) がある 2 金融モニタリングレポート 2. 地域銀行 (3) モニタリング結果 p.31 57 3 2. データ 2.1

More information

<8A C52E786C7378>

<8A C52E786C7378> 第 12 回 トラック運送業界の景況感 ( 速報 ) 平成 3 年 4 月 ~6 月期 平成 3 年 4 月 ~6 月期の日銀短観 ( 業況判断指数 ) は 原油等の原材料価格上昇によるコストアップ要因により 製造業 ( 大企業 ) の業況判断指数は2 四半期連続で悪化した こうしたなか トラック運送業では運賃 料金の水準が 一般貨物 19.( 12.2) 宅配貨物 76.9( 41.7) 宅配以外の貨物

More information

Newsletterむさしの_7.indd

Newsletterむさしの_7.indd Newsletter Topics 72016 2 News Letter Topics Topics News Letter Topics 3 Report Report / Area News News Letter Area News 4 News Letter Information 5 Information News Letter 6 News Letter Information 7

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ニュースリリース 2 0 1 8 年 5 月 1 8 日株式会社日本政策金融公庫 設備投資割合が調査開始以来 過去最高 ~5 年連続で設備投資割合が上昇 ~ 設備投資に関するアンケート調査結果 ( 生活衛生関係営業の景気動向等調査特別調査結果 2018 年 1~3 月期 ) 設備投資を実施した企業 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資を実施した企業の割合は 28.1% と 前年調査を

More information

ポイント 〇等価尺度法を用いた日本の子育て費用の計測〇 1993 年 年までの期間から 2003 年 年までの期間にかけて,2 歳以下の子育て費用が大幅に上昇していることを発見〇就学前の子供を持つ世帯に対する手当てを優先的に拡充するべきであるという政策的含意 研究背景 日本に

ポイント 〇等価尺度法を用いた日本の子育て費用の計測〇 1993 年 年までの期間から 2003 年 年までの期間にかけて,2 歳以下の子育て費用が大幅に上昇していることを発見〇就学前の子供を持つ世帯に対する手当てを優先的に拡充するべきであるという政策的含意 研究背景 日本に 子育て費用の時間を通じた変化 日本のパネルデータを用いた等価尺度の計測 名古屋大学大学院経済学研究科 ( 研究科長 : 野口晃弘 ) の荒渡良 ( あらわたりりょう ) 准教授は名城大学都市情報学部の宮本由紀 ( みやもとゆき ) 准教授との共同により,1993 年以降の日本において,2 歳以下の子供の子育て費用が大幅に増加していることを実証的に明らかにしました 研究グループは 1993 年において

More information

01Newsletterむさしの7.indd

01Newsletterむさしの7.indd Newsletter Topics 72015 2 News Letter Topics Topics News Letter Topics 3 Area News 4 News Letter Topics Topics Area News News Letter Information 5 Information News Letter 6 News Letter Information. 7 News

More information

第 図 (1) 経常利益の推移 経常利益の改善要因 企業収益は 交易条件の改善と固定費の抑制により改善 (22 年度対比 累積寄与差 兆円 ) 売上高要因 変動費率要因 固定費要因 ( うち人件費

第 図 (1) 経常利益の推移 経常利益の改善要因 企業収益は 交易条件の改善と固定費の抑制により改善 (22 年度対比 累積寄与差 兆円 ) 売上高要因 変動費率要因 固定費要因 ( うち人件費 第 3 章企業部門の成長に向けた取組と好循環の確立 我が国の企業収益は 景気の緩やかな回復基調が続く中 このところ明確に改善しており 過去最高水準を更新している こうした中 設備投資や賃金支払いなどの投資 支出行動をみると 緩やかな増加傾向にあるとはいえ 好調な企業収益と比べると なお鈍めの動きを続けている 本章では こうした企業行動の背景を分析するとともに 企業部門による成長に向けた取組の現状と課題を整理する

More information

資料 3 平成 28 年 1 月 7 日 松山市長期的水需給計画検証業務委託 資料 -3 家庭用原単位構造式の作成 目 次 資料 -3 家庭用原単位構造式の作成... 1 3.1. 家庭用原単位構造式の作成... 1 資料 -3 家庭用原単位構造式の作成 3.1. 家庭用原単位構造式の作成 3.1.1. 分析用データの抽出アンケート結果と家庭用原単位の関係を整理した結果から 家庭用原単位により影響を与える項目として

More information

H24/08/00

H24/08/00 ニュースリリース 農業景況調査 : 雇用 平成 28 年 9 月 15 日 株式会社日本政策金融公庫 農業経営における女性の存在感強まる収益増にも寄与 ~ 過半数の農業経営で女性が経営に関与 6 次化 などでセンス発揮 ~ < 平成 28 年上半期農業景況調査関連 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業が 平成 28 年 7 月に実施した 平成 28 年上半期農業景況調査 で

More information

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平 2014 年度 IR 活動の実態調査 結果まとまる 株式の売買高を IR 活動の効果測定指標とする企業が前回調査 (2012 年 ) から大幅に増加 一般社団法人日本 IR 協議会 ( 会長 : 隅修三東京海上ホールディングス代表取締役会長 ) は この度 第 21 回 IR 活動の実態調査 の結果をまとめました 調査は全上場会社 (3543 社 ) を 対象に 2014 年 1 月 31 日から

More information

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 重回帰分析とは? 重回帰分析とは複数の説明変数から目的変数との関係性を予測 評価説明変数 ( 数量データ ) は目的変数を説明するのに有効であるか得られた関係性より未知のデータの妥当性を判断する これを重回帰分析という つまり どんなことをするのか? 1 最小 2 乗法により重回帰モデルを想定 2 自由度調整済寄与率を求め

More information

統計的データ解析

統計的データ解析 統計的データ解析 011 011.11.9 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 連続確率分布の平均値 分散 比較のため P(c ) c 分布 自由度 の ( カイ c 平均値 0, 標準偏差 1の正規分布 に従う変数 xの自乗和 c x =1 が従う分布を自由度 の分布と呼ぶ 一般に自由度の分布は f /1 c / / ( c ) {( c ) e }/ ( / ) 期待値 二乗 ) 分布 c

More information

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 10-12 月期特別調査 ) 2 0 1 4 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において 正社員が前年同月比で 増加 と回答した企業の割合は 31.5% となった 一方 減少 は 17.1%

More information

第 部 B/S とキャッシュフロー 表 B 金満家この 1 年間の投資と調達の内容 ( 昨年末 ~ 本年末 )( 単位 : 百万円 ) 車 15 家 5 銀行借入 5 内部留保 ( 注 ) 昨年末と本年初は同じ B/S この結果 本年末の B/S は表 C のようになります 表 C

第 部 B/S とキャッシュフロー 表 B 金満家この 1 年間の投資と調達の内容 ( 昨年末 ~ 本年末 )( 単位 : 百万円 ) 車 15 家 5 銀行借入 5 内部留保 ( 注 ) 昨年末と本年初は同じ B/S この結果 本年末の B/S は表 C のようになります 表 C 財務諸表と財務分析 コース レッスン 11 キャッシュフローと資金運用表 (B/S の増減表 ) キャッシュフローについては 連結キャッシュ フロー計算書が正式の財務諸表となっていますが これはもともと資金運用表と呼ばれているものです 資金運用表とは ある一定期間のキャッシュフローをみるため 最終時点の貸借対照表からスタート時点の貸借対照表を差し引いた貸借対照表の増減表のことです これにより ある一定期間の投資の増減と調達

More information

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd 第7章57766 検定と推定 サンプリングによって得られた標本から, 母集団の統計的性質に対して推測を行うことを統計的推測といいます 本章では, 推測統計の根幹をなす仮説検定と推定の基本的な考え方について説明します 前章までの知識を用いて, 具体的な分析を行います 本章以降の知識は操作編での操作に直接関連していますので, 少し聞きなれない言葉ですが, 帰無仮説 有意水準 棄却域 などの意味を理解して,

More information

【No

【No No. 3 ある個人は働いて得た賃金の全てをY 財の購入に支出するものとする この個人の効用関数が u = x 3 y u: 効用水準 x:1 年間 (365 日 ) における余暇 ( 働かない日 ) の日数 y:y 財 の消費量で示され Y 財の価格が 労働 1 日あたりの賃金率が4であるとき この個人の1 年間 (365 日 ) の労働日数はいくらか ただし この個人は効用を最大にするように行動するものとする

More information

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc 第 3 編企業行動に関する意識調査 64 Ⅰ. 調査要領 特別アンケート企業行動に関する意識調査結果 2011 年 7 月 調査時期 :2011 年 7 月 1 日 ( 金 ) を期日として実施 調査対象 :2010 2011 2012 年度設備投資計画調査の対象企業 調査名 対象 回答状況 ( 回答率 ) 製造業非製造業 企業行動に関する意識調査 大企業 ( 資本金 10 億円以上 ) 3,302

More information

貸出は積極的だが消費者向けの環境に変化

貸出は積極的だが消費者向けの環境に変化 金融資本市場 217 年 5 月 18 日全 7 頁 貸出は積極的だが消費者向けの環境に変化 216 年度の銀行 信用金庫の貸出姿勢と企業 家計側の資金需要 金融調査部飯嶋カンナ [ 要約 ] 216 年度における銀行 信用金庫の年間平均の貸出残高は前年比 +2.4% の増加となった 213 年度以降 月間の平均残高は概ね前年比 +2.%~3.% のレンジで 安定的に増加してきた 銀行から見る企業の資金需要判断

More information

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~ http://www.daido-life.co.jp/about/info/topics/survey/ 中小企業調査 大同生命サーベイ 月次レポート - 平成 28 年 11 月度調査 - 調査概要 回答企業に関するデータ 調査期間 : 平成 28 年 11 月 1 日 ( 火 )~11 月 30 日 ( 水 ) 調査対象 : 全国の企業経営者 ( うち約 7 割が当社ご契約企業 ) 調査方法

More information

Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students A Dissertation Submitted t

Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students A Dissertation Submitted t Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students MIZUMOTO, Atsushi Graduate School of Foreign Language Education and Research, Kansai University, Osaka,

More information

Newsletterむさしの12.indd

Newsletterむさしの12.indd Newsletter Topics 12 2015 2 News Letter Topics Topics News Letter Topics 3 Area News News Letter Area News 4 News Letter Information / Report 5 Report News Letter 6 News Letter i nformation i nformation

More information

受付番号 123456

受付番号 123456 平成 年度事業承継を巡る中小企業の状況調査に係る委託事業 作業報告書 平成 年 月 目次 I. 業務の概要.... 事業の目的.... 実施内容... () 加工集計対象... () 集計の様式.... 実施体制.... 納入物.... スケジュール... II. 集計結果.... 経営者の代別 創業年 事業承継年別の中小企業の数と経営者の平均年齢 ( 年時点における ) () 集計条件... ()

More information

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査) ニュースリリース 2 年連続で中小企業の半数が正社員の給与水準を引き上げ ~ 自社の業績が改善 を上昇理由に挙げる企業が 4 割存在 ~ 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 ( 中小企業編 )2015 年 10-12 月期特別調査 ) 2 0 1 6 年 2 月 2 9 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 雇用 2015 年 12 月において 正社員が 不足 と回答した企業割合は

More information

Microsoft Word - Stattext12.doc

Microsoft Word - Stattext12.doc 章対応のない 群間の量的データの検定. 検定手順 この章ではデータ間に 対 の対応のないつの標本から推定される母集団間の平均値や中央値の比較を行ないます 検定手法は 図. のようにまず正規に従うかどうかを調べます 但し この場合はつの群が共に正規に従うことを調べる必要があります 次に 群とも正規ならば F 検定を用いて等分散であるかどうかを調べます 等分散の場合は t 検定 等分散でない場合はウェルチ

More information

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9 インターネット版 NO.11 平成 31 年 1 月 YOKOSHIN BUSINESS INFORMATION 景気動向調査 1 平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 全業種総合 製造業 卸売業 小売業 サービス業 建設業 不動産業 コメント 共に改善 2 来期は業況 収益 DI が悪化するもプラスを維持する見込み業況 DI が改善 3 来期は業況 売上額 収益 DI

More information

3. 研究の概要等 1 章では 第 1 節で相続税法の歴史的経緯について 特に贈与の位置づけの変遷を中心に概観し 明治 38 年に創設された相続税法での贈与に対する扱いはどうであったのか また 昭和 22 年のシャベル勧告により贈与税が導入され 昭和 25 年のシャウプ勧告で廃止 その後 昭和 28

3. 研究の概要等 1 章では 第 1 節で相続税法の歴史的経緯について 特に贈与の位置づけの変遷を中心に概観し 明治 38 年に創設された相続税法での贈与に対する扱いはどうであったのか また 昭和 22 年のシャベル勧告により贈与税が導入され 昭和 25 年のシャウプ勧告で廃止 その後 昭和 28 1. 本論文の目的 贈与税は 主として 資産の再配分を図ることを主な目的としている相続税の補完税として位置づけられ 相続税の税負担を回避または減少させる目的で生前に親族等に財産を贈与することに対処するものとして 相続税よりも高い税率となっている そのために生前の贈与は抑制的な状況にあると言える このような ( 生前贈与の抑制的な ) 環境は 高齢化社会の進展が従来よりも相続の発生を長期に繰り延べさせている状況も作用して

More information

<8A C52E786C7378>

<8A C52E786C7378> 第 11 回 トラック運送業界の景況感 ( 速報 ) 平成 3 年 1 月 ~ 3 月期 平成 3 年 1 月 ~3 月期の業況判断指数 ( 日銀短観 3 月 ) は 1 月以降の円高や原材料価格の上昇等を背景に景況感の改善基調が一服し 景気拡大の持続に陰りが現れた 大企業 製造業では 8 四半期ぶり (2 年ぶり ) に悪化 大企業 非製造業も6 四半期ぶり (1 年半ぶり ) に悪化となった こうしたなか

More information

Newsletterむさしの11.indd

Newsletterむさしの11.indd Newsletter Topics Report 11 2015 Topics Topics News Letter 2 News Letter Information 3 Area News 4 News Letter Area News Report News Letter Information.. 5 Information News Letter 6 i nformation 7 News

More information

経済学でわかる金融・証券市場の話③

経済学でわかる金融・証券市場の話③ 純粋期待仮説 ( 物価と金融政策 ) 講義 2 図が重なっている等見えづらい箇所がありますが これはアニメを使用しているためです 講義で確認してください 文字が小さい箇所があります 印刷の際に必要に応じて拡大等してください 1 設備投資の変化要因 1 GDP= 消費 + 投資 + 政府支出 + 純輸出 GDPは 消費 投資 政府支出 純輸出 のいずれか増加すれば それだけでもGDPは増加する 消費は

More information

1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM 社会福祉法人経営動向調査の概要 平成 30 年 10 月 3 日 ( 水 ) 独立行政法人リサーチグループ 1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

More information

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 ) ニュースリリース 2 0 1 5 年 6 月 2 6 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 中小企業の4 割が 円安は業績に対し マイナスの影響 が大きいと回答 ~ プラスの影響 が大きいとする割合は1 割 輸出比率の高い企業では その割合は高い~ 円安 原油安の影響に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 ( 中小企業編 )2015 年 1-3 月期特別調査 ) 2014 年秋以降の円安が中小企業の業績に与えた影響についてみると

More information

Microsoft Word - å“Ÿåłžå¸°173.docx

Microsoft Word - å“Ÿåłžå¸°173.docx 回帰分析 ( その 3) 経済情報処理 価格弾力性の推定ある商品について その購入量を w 単価を p とし それぞれの変化量を w p で表 w w すことにする この時 この商品の価格弾力性 は により定義される これ p p は p が 1 パーセント変化した場合に w が何パーセント変化するかを示したものである ここで p を 0 に近づけていった極限を考えると d ln w 1 dw dw

More information

サーバに関するヘドニック回帰式(再推計結果)

サーバに関するヘドニック回帰式(再推計結果) 2012 年 3 月 日本銀行調査統計局 企業物価指数 サーバ に関するヘドニック回帰式 ( 再推計結果 ) 企業物価指数 サーバ の品質調整に適用するヘドニック回帰式について 1 最新のデータを用いて再推計しましたので その結果をお知らせします 1. サーバのヘドニック推計に関する基本方針 留意事項推計頻度 年 1 回 (2 月 ) 適用範囲 国内品 輸出品 輸入品に対し 同一の推計式を適用 2

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平成 28 年度 3 回大阪府 大阪市経済動向報告会 平成 27 年度政策立案支援調査 ( 資料 No.152) 海外で経営現地化に取組む中小企業 大阪府商工労働部大阪産業経済リサーチセンター主任研究員越村惣次郎 2016 年 10 月 28 日 グローバリゼーションと国内市場 1 1950 1952 1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972

More information

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由 ニッセイ基礎研究所 基礎研レター 2016-10-25 ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由 金融研究部准主任研究員福本勇樹 (03)3512-1848 fukumoto@nli-research.co.jp 1 ヘッジ付き米国 10 年国債利回りが一時マイナスに 米ドル建て投資に関する為替変動リスクのヘッジのためのコスト ( ヘッジコスト ) が上昇している

More information

トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の

トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の 平成 27 年 3 月 23 日 全ト協の経営分析平成 25 年度決算版 ( 対象期間 : 平成 24 年 1 月 ~ 平成 26 年 8 月 ) 業界の大半を占める 5 台以下の 64% が営業赤字 ~ 貨物流動の活発化で売上高増加も赤字拡大 ~ 貨物運送事業の営業収益 営業利益率の推移 (1 社平均 ) 区分 営業収益 ( 千円 ) 営業利益率 (%) 23 年度 24 年度 25 年度 23

More information

解答のポイント 第 1 章問 1 ポイント仮に1 年生全員の数が 100 人であったとする.100 人全員に数学の試験を課して, それらの 100 人の個人個人の点数が母集団となる. 問 2 ポイント仮に10 人を抽出するとする. 学生に1から 100 までの番号を割り当てたとする. 箱の中に番号札

解答のポイント 第 1 章問 1 ポイント仮に1 年生全員の数が 100 人であったとする.100 人全員に数学の試験を課して, それらの 100 人の個人個人の点数が母集団となる. 問 2 ポイント仮に10 人を抽出するとする. 学生に1から 100 までの番号を割り当てたとする. 箱の中に番号札 解答のポイント 第 1 章問 1 ポイント仮に1 年生全員の数が 100 人であったとする.100 人全員に数学の試験を課して, それらの 100 人の個人個人の点数が母集団となる. 問 2 ポイント仮に10 人を抽出するとする. 学生に1から 100 までの番号を割り当てたとする. 箱の中に番号札を入れまず1 枚取り出す ( 仮に1 番とする ). 最初に1 番の学生を選ぶ. その1 番の札を箱の中に戻し,

More information

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日 景気見通し調査 ( 平成 年 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 月 月 月 月の年 回実施している 調査時期 平成 年 月 日 ( 金 )~ 月 日 ( 火 ) 調査方法 FAXによる送付 回収 調査対象 福井商工会議所会員小規模事業所より 5 件を抽出 ( 製造業 建設業 従業員

More information

資料1

資料1 資料 1 論点メモ 2009 年 1 月 29 日 経済社会総合研究所 景気統計部 第 14 循環の景気の山の暫定設定 1. 一致指数の動き CIの一致指数の動きをみると 2007 年初に一時弱含んだ後 年央まで再び回復した 同年 8 月にピークを付けた後 2008 年央にかけて緩やかに低下し 足元では急激に低下している ( 図表 1) 一致系列の個別の動向からみると まず 商業販売額 ( 卸売業

More information

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章では そのデータを参考にIT 導入のメリットについてご紹介するとともに 生産性向上の観点からIT 導入の方向性を示した上で

More information

Microsoft PowerPoint - R-stat-intro_12.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - R-stat-intro_12.ppt [互換モード] R で統計解析入門 (12) 生存時間解析 中篇 準備 : データ DEP の読み込み 1. データ DEP を以下からダウンロードする http://www.cwk.zaq.ne.jp/fkhud708/files/dep.csv /fkh /d 2. ダウンロードした場所を把握する ここでは c:/temp とする 3. R を起動し,2. 2 の場所に移動し, データを読み込む 4. データ

More information

Newsletterむさしの_2.indd

Newsletterむさしの_2.indd Newsletter Topics 22016 Topics News Letter Topics 2 News Letter Topics. 3 4 News Letter Report News Letter Report 5 Information News Letter 6 News Letter Information 7 News Letter 3/17 i nformation 8 News

More information

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017 2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 決算サマリー 2019 年 3 月期業績概要 売上高 2,743 億円 ( 前期比 12% 増 ) 営業利益 352 億円 ( 同 74% 増 ) で増収増益 コンデンサは前期比 19% 増収 すべての用途で売上が増加 特に自動車向けが牽引 売上高と当期純利益は

More information

プレゼン

プレゼン 本日はご多用のところ お集まりいただき 誠にありがとうございます それでは 決算概要について 説明させていただきます 1 最初に 第 3 四半期の決算概要をご説明します 今回は 3 ヶ月ベースの業績を中心に説明いたします 2 第 3 四半期の決算のポイントは ご覧の 2 点であります 1 点目は 中期計画のテーマであります赤字事業の改善が 着実に進んだことなどにより 営業利益が前年から大きく増加したことであります

More information

有価証券報告書・CG報告書比較分析

有価証券報告書・CG報告書比較分析 平成 25 年度内閣府委嘱調査 有価証券報告書と コーポレート ガバナンスに関する報告書 の記載情報の比較分析業務報告書 平成 26 年 3 月 17 日 コーポレート プラクティス パートナーズ株式会社 有価証券報告書と コーポレート ガバナンスに関する報告書 の 記載情報の比較分析業務報告書 コーポレート プラクティス パートナーズ株式会社 Ⅰ. 分析の全体像 1 概要平成 25 年 4 月 18

More information

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5 中小企業景気動向調査レポート 回答企業数 ( 調査期間 : 平成 30 年 3 月 1 日 ~8 日 ) ( 平成 30 年 1 月 ~3 月実績 平成 30 年 4~6 月予想 ) 平成 30 年 5 月発行西尾信用金庫企業支援部 製造業サービス業卸売業建設業小売業不動産業合計 < 全体の景況 > 124 26 35 49 39 21 294 当期 製造業 サービス業 卸売業 建設業 小売業 不動産業

More information