インドネシアの地熱発電開発状況

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1 インドネシアの地熱発電に関する動向 Present status of geothermal power development in Indonesia 島田寛一 Kan ichi Shimada 西日本技術開発株式会社地熱部統括部長 West Japan Engineering Consultants, INC 福岡市中央区渡辺通 1 丁目 1-1 電気ビルサンセルコ別館 TEL;092(781) はじめにインドネシアには活火山が数多く分布し これに伴う地熱資源も豊富である 約 27,000 MW( 第 1 表 ) の発電可能な地熱資源が賦存し 世界最大の地熱ポテンシャルを有するとされている 電力需要への対応や国産エネルギー活用の観点から 同国は 1970 年代から地熱発電開発に着手し その拡大は大いに期待された しかし 1990 年代後半の通貨危機により地熱開発は停滞し 多くの事業が中断された 2000 年代に入っても状況は好転せず 同国政府は 国が地熱開発をリードし再び活発化できるよう長期に渡る開発目標を設定し 実現のために地熱発電への事業者参加の仕組みを変えた 開発目標は 地熱開発ロードマップ ( 以下 ロードマップ ) として 2003 年に発表され 第 1 図に示すように 2025 年を目標に 9,500MW の地熱発電開発の実現を掲げている 現在の国内需要の半分を賄える電力量に相当する野心的な目標設定である 同国は 目標達成のために先進諸国や世界銀行等の国際支援機関に援助を要請している これに対応して国際協力機構 (JICA) は 地熱開発マスタープラン調査 (2007)( 以下 マスタープラン ) を実施した 調査ではロードマップ具体化の方法が検討され 開発目標達成が技術的には可能であることが示された その後 政府は 開発の加速を期待し 電源開発クラッシュプログラム を発表し 第 2 弾 (2010 年 1 月 )( 以下 クラッシュプログラムⅡ) では約 4,000MW の地熱発電の早期開発を促している 同国政府は 地熱発電事業が有用な気候変動対策となることや有望な投資事業となることなどをアピールしながら 先進諸国の支援を受け地熱発電を拡大しようとしている 地熱開発が政府の描いた思惑通り軌道に乗っているとはまだ言いがたい状況ではあるが 今後次第に拡大していくものと思われる 今回は 同国の地熱開発に関する幾つかの報告を基に 最近の情報も加え 同国における地熱発電開発動向について報告する 2. 地熱発電開発にかかわる制度現在 地熱発電は 西ジャワの Kamojang Darajat Wayang-Windu Salak 中央ジャワの Dieng 北スマトラの Sibayak 北スラウェシの Lahendong の7 地点 ( 第 2 図 ) で行われており 合計の発電能力は 1,196.1MW である ( 第 2 表 ) 現在世界第 4 位ではあるが 膨大な地熱ポテンシャルから見れば 開発は遅れている これは同国政府のこれまでの政策 制度によるところが大きい 同国の地熱発電事業は 政策 制度面から見れば紆

2 余曲折しながら進められてきたと言える 政策や制度の変遷への理解は 同国の地熱開発の現状を理解し将来を考える上で有用と考えられることから 以下に簡単に紹介する 法律に基づき 地熱資源は国により管理されている 従来は国有会社の Pertamina が地熱資源の調査 開発から発電まで実施する唯一の国の機関とされ 大統領令により Pertamina に地熱資源調査 開発 PLN 等への売電に関する権限が与えられていた また 大統領令では 今日では一つの開発形態となっている Pertamina と民間事業者との共同開発事業 (Joint Operation Contract; JOC) についても承認され 技術的 財務的に能力を有する国内外の民間事業者の Pertamina 地点の地熱発電事業への直接交渉による参加が認められた この JOC により Pertamina は 1982 年から 1987 年までに 400 MW 1982 年から 2000 年では 650 MW の地熱発電設備容量を拡大している 1997 年の通貨危機以前にはこの形態で 11 プロジェクトに米国系の UNOCAL AMOSEAS(CHEVRON) MID AMERICAN(CALFORINIA ENERGY) MAGMA POWER CAITHNESS FLORIDA POWER/LIGHT 等が参加し PLN の地熱電力買取契約は合計 3,417 MW にもなっていた しかし 実現したのでは Darajat Salak Dieng Wayang Windu の4 地点だけであった 通貨危機の影響で進展しない地熱開発に対し 2000 年に新たな大統領令が出され 政府が地熱開発を引き受けることとなった しかし PLN の電力買取価格切下げや税制変更も行われ 地熱開発の事業としての継続は困難となり新規事業は全て中断されてしまった その後 このような停滞状況の打破を目指し 課税条件や地方への権限委譲等が検討され 開発リスク分散を考慮した新地熱法が制定された 地熱開発への民間事業者の参入拡大および Pertamina の権利縮小を目的として大統領令は改訂された 2003 年の新地熱法 (No. 27) では 蒸気開発供給 発電の一貫開発もしくは蒸気開発供給の各事業が民間にも認められることとなった 地熱資源の採掘権 ( 地熱鉱業権 ) 事業活動の方法( 開発区設定 探査活動 リスク負担等 ) 地熱事業認可等が本法により規定され 地熱事業に法の確実性を与えることになった これらの法の下 国有会社 (Pertamina PLN) も民間事業者と同様に 政府から権利を一定期間与えられ地熱開発調査や事業を行うことになった 既存の権利は Pertamina に 18 地点 PLN に 1 地点 継続して認められた ただし これらの権利も 2010 年 10 月までに開発を行わなければ 国に返還するものとされた ロードマップ や クラッシュプログラムⅡ では 各地熱地点の開発は Pertamina ( 事業実施は子会社の Pertamina Geothermal Energy PGE) および PLN Geodipa 等の国有会社による事業 Pertamina が権利を与えられた地点での民間事業者との JOC 事業 政府が実施する入札を経た地点での民間事業者による事業の 3 つの形態によって行われることなった クラッシュプログラムⅡ の内訳を見れば 目標値の 3 分の1は国営会社の PGE および PLN の事業として また 3 分の1は JOC 事業の延長として実施されることになっている 残りの 3 分の1が 政府が入札を行う民間事業によるものである 新たな制度には改善が必要な部分は多いが 国有会社だけでなく多くの民間事業者に公平に地熱発電事業に参入の機会を与えている意義は大きいと思われる 3. 地熱資源と開発の現状 地熱資源は スマトラ ジャワ スラウェシ 東 西ヌサテンガラ マルクおよび北マ ルクの各地域に 250 地点以上分布している ( 第 2 図 ) 主要な地点を以下に紹介する

3 3.1 スマトラ地域主要地熱地点 ; Iboih-Jaboi Seulawah Agam ( アチェ州 ) Lau Debuk-Debuk/Sibayak Sarulla Sibual Buali S. Merapi-Sampuraga ( 北スマトラ州 ) Muaralabuh ( 西スマトラ州 ) Lempur/Kerinci Sungai Penuh ( ジャンビ州 ) B. Gedung Hulu Lais Tambang Sawah ( ベンクール州 ) Marga Bayur Lumut Balai ( 南スマトラ州 ) Ulubelu Suoh Antatai G. Sekincau Rajabasa Wai Ratai ( ランプン州 ) スマトラは 同国の中でも最も地熱資源に恵まれている地域であるが ジャワに比べて地熱開発は遅れている スマトラの地熱地点としては開発が進んでいる Sibayak では 2000 年から小規模な発電所の運転が開始され 2007 年には 2 機の 5MW の発電機が増設されている Sibayak の地熱資源は浅部に分布し温度も高いことから経済的な開発が可能とされている 推定資源量も 170MW と大きい 北部スマトラは電力不足の地域であることから早期の開発拡大が期待されている 次に開発が進んでいるのは Sarulla である ここでは 事業化調査も既に実施され 技術的観点からは早期の開発も可能とされている 多数の深部地熱井が掘削され地熱貯留層の存在も確認されており 地熱流体特性も地熱発電に適している 330MW の発電出力で 30 年間運転可能とされている 資源開発リスクはさほど高い状態にはないことから IPP 企業による発電所建設が予定されている 現在着目されているその他の地点としては 南スマトラの Ulubelu Lumut Balai および B. Gedung Hulu Lais がある いずれも膨大な資源量 (580-1,220 MW) を有し 地熱発電事業には充分なポテンシャルがあることが報告されている 現在 Ulubelu で PGE による坑井掘削と PLN による円借款を用いた発電所建設 (110MW;2x55MW) が進んでいる Lumut Balai でも PGE による 110MW の発電所建設のために坑井掘削作業が進んでいる また B. Gedung Hulu Lais でも PGE により調査井掘削が予定されている これらに加えて PGE は西スマトラの Sungai Penuh 地点でも調査井掘削を行うとしている これらの地点では他地点と同様に事業経済性が課題であるが PLN による電気や蒸気の買取価格が経済性に影響を与えることから 今後の Pertamina-PLN 間の価格交渉の行方が注目される ただ PGE や PLN の事業に対しては先進諸国の支援機関による条件の良い融資が期待でき 資源開発リスクさえ克服できれば 事業は順調に進むものと考えられる この他 Muaralabuh Lempur/Kerinci Rajabasa Suoh Antatai G. Sekincau および Wai Ratai 等が マスタープラン では高い優先度で取り上げられており 今後地熱鉱業権の入札が実施され民間事業者による開発が実施されるものと思われる 加えて Tambang Sawah Seulawah Agam と S. Merapi-Sampuraga 等の地点も地熱開発の候補となりうるとされており さらに Iboih-Jaboi および Marga Bayur の2 地点も可能性がある ただ これらの地点はいずれも 現状では地熱資源開発のリスクが高く 確実な事業とするためには資源賦存確認および地熱資源量把握が必要である スマトラ全体を見れば 地熱資源量は 7,500MW を越えるものと推定される この地域の地熱地点の特徴として そのほとんどで大規模電源開発 (100MW 以上 ) が実施できることである これらの地点の地熱発電は将来的には北部 中部 南部のスマトラ電力送電網の中核電源となりうると考えられる 3.2 ジャワ-バリ地域主要地熱地点 ;Kamojang G. Salak Darajat Cisolok-Cisukarame G. Patuha G.

4 Wayang-Windu G. Karaha G. Telagabodas ( 西ジャワ州 ) Dieng Ungaran ( 中部ジャワ州 ) Wilis-Ngebel ( 東ジャワ州 ) Bedugul ( バリ州 ) ジャワ-バリ地域には スマトラ同様 有望な地熱地点が多数分布している Kamojang Salak Darajat Wayang Windu および Dieng では 既に地熱発電所の建設 運転が行われている Kamojang や Dieng Wayang Windu では 多数の地熱井掘削により資源開発リスクは低減され 更なる拡張が技術的には可能な状態にある Kamojang では従来の 140MW に加え PGE により 2008 年に 4 号機 (60MW) が増設され運転中である Dieng では 1998 年に 60MW の 1 号機が運転開始したが 240MW 増設が計画されている ジャワの電力需給は逼迫状態にあり これらの拡張事業の早期着手が期待されている Patuha G. Karaha G. Telagabodas および Bedugul でも MW の豊富な地熱資源の賦存が推定されている Patuha G. Karaha では 地熱井掘削により地熱資源賦存が確認され資源開発リスクは低減しており 発電所建設が計画されている Cisolok-Cisukarame Ungaran および Wilis-Ngebel に関しては 既存資料によれば 有望な資源賦存の可能性がある ただし 資源賦存確認および地熱資源量把握は必要である ジャワ-バリ地域内の全体の地熱資源量は 4,500MW 以上あると評価され この地域の増大する電力需要対応のため できるだけ早い時期の調査 開発あるいは発電所建設着手が望まれている ジャワ-バリ 特に西ジャワの地熱資源の特徴としては スマトラの地熱資源と同様に 一つの地点の賦存量が比較的大きく大規模な発電所の建設が可能なことである これらは 送電線網の主要な電源となることが期待される 3.3, スラウェシ地域および東部インドネシア主要地熱地点 ;Hu u Daha ( 西ヌサテンガラ州 ) Wai Sano Ulumbu Bena-Mataloko Sokoria-Mutubusa Oka-Larantuka Atadei ( 東ヌサテンガラ州 ) Lahendong Kotamobagu Tompaso Tulehu ( マルク州 ) Jailolo ( 北マルク州 ) 最も高い地熱ポテンシャルを有する地点としては スラウェシ島北部の Lahendong Tompaso および Kotamobagu フローレス島の Ulumbu Bena-Mataloko が挙げられる Lahendong は Pertamina によって 1984 年に調査が開始され PLN により1 号機 (20MW) の運転が 2002 年に開始された 北スラウェシ州の電力需要増に合わせて2 号機 (20MW) 3 号機 (20MW) も運転を始めている Pertamina は 80MW の地熱資源量と評価しており マスタープラン では全域で 175MW とされている 既開発域周辺にも有望な地熱資源が見られることから Lahendong 地点内でも更なる拡張が期待できる 北スラウェシ州内の残りの2 地点 (Tompaso および Kotamobagu) では 資源開発リスク低減のために PGE が調査井を掘削する予定である 地熱資源量は MW と見積もられている これらの開発が順調に進めば この地域の主要電源となる可能がある 東部の島嶼地域のうちフローレス島では Ulumbu Bena-Mataloko で調査井が掘削されており 資源賦存が確認され資源量も推定されている 資源開発リスクはさほど高くない ディーゼル代替の小規模開発であれば すぐにでも着手可能であるが 両地点の地熱ポテンシャルから見れば 同島の電化率向上のための電源とすることが期待される ただし これには送配電線網建設も必要であり 今後の事業化計画立案が待たれる また Sokoria では入札を経て民間事業者による開発が始まっている この他 Hu u Daha Wai Sano Oka-Larantuka Atadei Tulehu および Jailolo に

5 関しても フローレス島と同様に 資源量によっては主要電源としての開発も可能であるが 現状ではディーゼル発電の代替電源としての開発が望まれている Tulehu では PLN がディーゼル代替としての地熱発電開発を実施予定である これらの地点では地熱資源データが不十分なため資源開発リスクは依然高く 調査井を含む資源調査が必要である スラウェシおよび東部インドネシア地域全体の資源量は 2,000MW 以上とされている これらの地点の地熱資源は各地域の電源 特に東部島嶼のディーゼル発電代替には充分なものがあり 将来的には送配電線網整備に伴い地方電化の主要電源となると期待される 4. 開発課題と克服の方法政府は地熱発電開発を 第 3 図のように予備調査 (Preliminary Survey Stage) 調査 ( 含調査井 :Exploration Stage) 開発(Exploitation Stage) 発電(Electric Generation Stage) の各段階に分け逐次進めるとしている この手順は一般的なものであり リスクを低減し確実に事業を進めるためには適切なものである これに沿い政府が調査段階まで実施し その後地熱鉱業権の入札を経て民間が開発を実施することとなっている ( 国有会社の場合も民間と同等に扱われている ) わが国の制度と比較すれば 政府による調査段階までの資源調査が NEDO の地熱開発促進調査に相当し 地熱資源のポテンシャルを評価し開発計画を策定するために必要な情報を政府が民間へ提供することとなっている しかしながら ほとんどの既入札地点では 資源調査の一部 ( 地表探査 主に地質調査 地化学調査 ) を政府もしくは国有会社が実施しただけで 調査井は掘削されていない 不十分なデータしか政府は提供していない このような状況も考慮して 政府は資金力 技術力のある民間事業者は初期の予備調査から参加し調査井を掘削することも可能とし 初期調査から参加した事業者には地熱鉱業権入札において優先権を与えるとしている インドネシアに限らず地熱発電開発では常に次の2つの克服しなければならない課題がある 同国の入札に際して事業者はこれらへの対応を検討する必要がある 1 地熱資源開発リスク克服 ( 特に 初期の調査井掘削段階のリスク ) 2 大きな初期投資 ( 発電所建設費用と地熱井掘削費用 ) による事業経済性の悪化 NEDO の地熱開発促進調査のような民間のリスクを低減する制度が同国にもあれば 最初の課題である地熱資源開発リスク克服も可能であるが 同国の経済力を考えれば現状では難しい ただ 政府も精度の高いデータの民間への提供は必要と考えており 資源探査のための予算を確保したり 政府機関の技術力向上のための支援を先進諸国に要請をしたりしているが 現状では充分ではない 先進諸国や支援機関は開発初期の調査井掘削を含む資源調査のための援助が必要との認識を強めており 無償や有償での支援が検討されている 特に 調査井掘削の資金提供のためのファンド創設への動きは注目されている もう一つの課題は 蒸気開発 発電所建設のための大きな初期投資である 第 4 図に示すように他の再生可能エネルギーよりは廉価ではあるが 地熱発電には 3,000US$/MW 程度 石炭火力の数倍の建設費が必要である このため 発電原価が 6-7 セント /kwh を超えることも珍しくない 同国では 通貨危機後 IPP 事業の売電価格は 5 セント /kwh 以下に抑えられ発電原価に及ばないケースも見られた 地熱発電事業での採算性の確保は大きな課題である マスタープラン では 幾らの売電価格であれば事業として成立し 同国の将来の開発目標の 9,500MW に対してどの程度の開発達成が可能か検討されている 第 5 図に

6 示すように幾つかの地熱発電事業で設定されている売電価格 4.4~4.6 セント /kwh ではどの地点の開発でも事業として成り立たないことは明らかである 条件にもよるが この調査における検討では目標に近づくためには 9 セント /kwh 程度の価格設定が望ましいとされた この地熱売電価格に関して 2009 年末に政府は PLN による買取価格上限を 9.7 セント /kwh に設定する方針であることを明らかにしており 実際にこのような価格で買取が行われれば 新規地熱発電事業の経済性は好転するものと期待される また 最近の報道によれば 事業経済性確保のために政府は免税措置も検討しているとのことである (2010 年 2 月 ) 事業の採算性の確保は資金調達にも影響し 国有会社の事業には 日本 (JICA) やドイツ (KfW) 世界銀行(IBRD) アジア開発銀行等の ODA 資金による支援が行われることで調整が進んでいるようであるが 民間事業の場合 現制度下では良好な条件での資金調達が難しいケースが出てくることも予想され 政府による適切な支援が望まれる 5. おわりに昨年 インドネシアの地熱開発拡大支援のために JICA による 再生可能エネルギー民間投資拡大策に関する調査 が実施され 電力固定買取価格制度 (FIT) や減免税の検討が行われ 導入が提案された この調査結果は 同国政府に大きなインパクトを与え 調査終了後の昨年末以来 次々と地熱開発支援策が政府より発表されている ただ 現状では支援はまだ充分ではなく 早期の財政インセンティブの賦与に併せて 資源開発リスク低減のための促進調査や調査井掘削等が 政府や先進諸国の支援により多くの開発地点で実施されることが望まれる 同国には豊富な地熱資源があり 国としても明確な開発意思や方針もあり さらに わが国に比較して開発阻害要因も少ないこと等から 課題克服のための適切な対応策をとられれば 必ずや世界をリードする地熱開発大国となるものと思われる 日々変化している同国の地熱発電開発動向に今後も注目したい 参考文献 Geothermal Resource Council (2008): Comparing renewables, form Glitnir energy research, GRC Bulletin Vol. 37, No.2, 国際協力機構 (2007): JICA インドネシア国地熱開発マスタープラン調査 報告書国際協力機構 (2010): JICA インドネシア国 地熱及びその他再生可能エネルギーへの民間投資拡大策に関する調査 に係る報告及び意見交換会資料 Manfred P. Hochstein, Sayogi Sudarman(2008): History of geothermal exploration on Indonesia from 1970 to 2000, Geothermics, 37, 新エネルギー財団 (2008): 平成 20 年度地熱開発利用講演会要旨,15-32 Sugiharto Harsoprayitno(2009): Geothermal development in Indonesia Bali 講演資料

7 図表タイトル 第 1 図インドネシアの地熱開発ロードマップ第 2 図地熱開発地点及び有望地点第 3 図インドネシアの地熱発電開発手順第 4 図地熱発電所建設費と発電原価第 5 図インドネシア地熱発電開発と発電原価の関係 第 1 表インドネシアの地熱資源量 第 2 表インドネシアの地熱発電所と開発形態

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