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ちかこささおか
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1 バイオメカニズム学会誌 Vol. 38 No 解説聴覚障がい者を対象としたスポーツ教育のための教材開発齊藤まゆみ 1, 犀川 1 桜2 筑波大学体育系, 筑波大学大学院 2 要旨スポーツにおける情報支援機器の活用について現状と今後の展望を解説する聴覚障がい者は外見からは障害が見えづらいため国内ではスポーツ活動の実態が知られていないが優れたスポーツパフォーマンスを発揮するものも存在し適切な情報保障や支援があれば能力を発揮できることを示唆している情報支援機器を活用したスポーツ環境は聴覚障がい者にとってわかりやすいものであると同時にユニバーサルデザインとしてスポーツ環境を改善するものになると考えられるキーワード聴覚障害視覚情報情報保障コミュニケーションデフスポーツ 1 はじめに動の歴史は古く一般の競技会にも参加するなど幅広い活近年情報通信技術 ICT : Information and communication 動と卓越した競技レベルを持つアスリートの存在 2, 3) も確認 technology が急速に進歩しており障がいのある人に対すできるこのことは聴覚障がい者の中には優れたスポーるアクセシビリティも整備されてきたそのため障がいツパフォーマンスを発揮するものが存在することを示してのある人も情報支援機器を活用することでさまざまな情いるしかしその現状が国内ではほとんど知られていない報を獲得できるようになりコミュニケーションの円滑化内閣府の調査によると国民のパラリンピックに対する認知が進むようになった今から約 20 年前に聴覚障害者は移度は 94[%] であるがデフリンピックの認知度は 4[%] 動体通信の夢を見るかというタイトルで携帯電話やモある 4) でバイル機器を用いたスポーツ場面での情報保障の可能性が 1) 示唆されておりキャンプやスキーなどのアウトドアース 2.2 聴覚障害のあることによる難しさポーツにおいて実験が行われている当時はポケットベ聴覚障がい者とスポーツの現状が国内ではほとんど知らルが主流であり聴覚障がい学生を対象としたスポーツ教れていない理由として聴覚障害そのものがわかりにくい育場面での応用は理想モデルに過ぎなかったしかし現ことが指摘できる聴覚障がい者は国内では障害者基本在ではスマートフォンやタブレット端末をはじめとする各法において身体障害者とされるしかし感覚器の障害で種モバイル機器を持つことは当然のことのようになりそあるため外見からは障害が見えづらい聴覚障がい者はれをどう使うかが最大の関心事であるそこでスポーツコミュニケーション面では障害者だが身体的には障害はにおける情報支援機器の活用について現状と今後の展望をない解説するであった I. King Jordan のスピーチにある 'Deaf people can do という主張やろう者で初のギャローデッド大学長 anything hearing people can do, except hear.' 注 1 は聴覚障がい 2 聴覚障がい者のスポーツと情報支援機器者の積極的な一面を表現している一方で体育スポーツ活動時の行動の特徴として聴聴覚障がい者とスポーツ聴覚に障がいのある人以下聴覚障がい者のスポー覚障がい者は分からないときでも集団のなかでは目立ツ活動は 19 世紀末頃からヨーロッパを中心に始まり国たず動く傾向があることや当事者から要望しない傾向にあ内でも第二次世界大戦前から陸上や野球等の競技が行われるため問題の所在がはっきりしないことていた 1948 年以降の記録ではオリンピックにも 10 名以覚障がいのない人以下聴者にとっての障害理解を困上の欧米を中心とした選手が参加し 5 名のメダリストに難にしているそのため聴覚障がい者がスポーツ活動をよって計 11 個金 3 銀 6 銅 2 のメダルを獲得したこと行うことに対する理解や認識が低くその参加を制限する 2) が確認されているこのように聴覚障がい者のスポーツ活因子が多く存在する 8-10) 6, 7 も指摘され聴のが現状であるさらに聴覚障害の多様性も関連する聴覚障がい者と 2013 年 12 月 24 日受付茨城県つくば市天王台筑波大学体育系齊藤まゆみ mayumi-saito.gp@u.tsukuba.ac.jp いっても聴力だけでなく障害の発症時期や部位文化的注1 ー 111 ー Gallaudet University h ttp:// (2013/12/1 確認 )

バイオメカニズム学会誌,Vol. 38,No.2(2014) 価値観などによって個々の実態は大きく異なっている. 聴覚に障害があると, 聞こえにくい, 聞こえない状況を引き起こすとともに, 適切な対応が適切な時期にとられないとコミュニケーションの困難さ, 言語発達の遅れや対人交流, 情緒, 社会性の未成熟など発達的側面に影響を及ぼすことも少なくない.

デフリンピックでは, コミュニケーションを国際手話で行うことだけでなく, 競技においてスタートや審判の合図を視覚的に工夫するために様々な情報支援機器が用いられている 4). その事例をもとに, 聴覚障がい者がスポーツをするうえで必要な情報について検討したい. まず, 陸上競技と競泳を例示する. タイムを競う陸上競技ならびに競泳におけるスタート号砲では, 電子シグナルが用いられている.

スタート時の姿勢, 動作などの技術的な要素を加味し, 競技パフォーマンスを最大限に発揮できるように工夫することが大切である. そのため, クラウチングスタートとスタンディングスタートでは当然のことながらシグナルの配置が異なってくる.

2 バイオメカニズム学会誌,Vol. 38,No.2(2014) 価値観などによって個々の実態は大きく異なっている. 聴覚に障害があると, 聞こえにくい, 聞こえない状況を引き起こすとともに, 適切な対応が適切な時期にとられないとコミュニケーションの困難さ, 言語発達の遅れや対人交流, 情緒, 社会性の未成熟など発達的側面に影響を及ぼすことも少なくない. このように聴覚障害によって引き起こされがちな二次的な障害は, 聴覚障がい者の運動場面においてもさまざまな影響を及ぼすと考えられるが, それらは適切な情報保障や支援があれば対応できるものである. 2.3 競技スポーツで用いられる情報支援機器 2013 年ブルガリアのソフィアで夏季デフリンピック競技大会が開催され, デフアスリートが卓越性を追求して競技を行った. デフリンピックでは, コミュニケーションを国際手話で行うことだけでなく, 競技においてスタートや審判の合図を視覚的に工夫するために様々な情報支援機器が用いられている 4). その事例をもとに, 聴覚障がい者がスポーツをするうえで必要な情報について検討したい. まず, 陸上競技と競泳を例示する. タイムを競う陸上競技ならびに競泳におけるスタート号砲では, 電子シグナルが用いられている. シグナル導入以前は, 競技者はピストルの煙を見ることや, 隣接する競技者のふくらはぎの筋肉の動きでスタート合図を判断していた. また, 競技役員が補助的に体に触れて合図することもある. 注目する点は, 機器をどのように使用するか, 具体的に言うとスタート合図の場合はどこに設置するかである. スタート時の姿勢, 動作などの技術的な要素を加味し, 競技パフォーマンスを最大限に発揮できるように工夫することが大切である. そのため, クラウチングスタートとスタンディングスタートでは当然のことながらシグナルの配置が異なってくる. 図 1 はスタンディングスタートで用いられたスタートシグナル, 図 2 はクラウチングスタートで用いられたスタートシグナル, 図 3 は競泳のスタートシグナルである. 位置について (set) と号砲 (go) に対応するシグナルランプが電子ピストルと同期して点灯する仕組みである. 国際大会では OMEGA 社製が, 国内では SEIKO 社製のものが用いられることが多い. 次に, 攻防の転換が伴う球技における合図について解説する. プレー中に審判が用いるホイッスルや声, セクレタリーテーブルでのホーン, 試合時間, 反則表示などは視覚情報として提示される. 原則的にフィールドのコーナーもしくはゴール付近に点滅式のランプが設置され, ゴール成功時や反則時などにレフェリーのホイッスルにあわせて点滅する仕組みである. ただ, 上述したスタートシグナルが電子音と同期して点灯するのとは異なり, 球技で用いられる視覚情報提示は, セクレタリーが操作することで点滅するというアナログタイプである. バスケットボールではバックボードとセクレタリーテーブルにフラッシュランプの点図 2 陸上競技短距離走のスタートシグナルクラウチングスタートの場合は各レーンにスターティングブロックの前方に設置される. 図 1 陸上競技のスタートシグナルスタンディングスタートの場合は全ての競技者から見える位置にスタートシグナルが設置される. 図 3 競泳におけるスタートシグナルスターターの号砲と同期してスタート台に設置されたシグナルが点灯する. ー 112 ー

反則と同時にフラッグや片手をあげることで反則が起きたことを示すスタイルが用いられておりプレーヤが気づきゲームが途切れるまでフラッグをあげておくのが一般的である同時にハンドシグナルで反則の内容を示すのは聴覚障がいの有無に関わらず競技スポーツでは共通の審判法であろう 2.

する文字情報の入力速度を考慮するとその情報量は 1/5 程度であることが指摘されている 11, 12) が体育スポーツ場面では物理的な情報量は 1/5 であってもそれを質的に高いも図4 のにすることで内容の的確さを高め即時性を重視するこバスケットボール競技における視覚情報

を用いる方法がある言語だけでなく体育スポーツ場面で用いられる音声情報を視覚化しそれをリアルタイムで提示するための情報保障もある次に紹介するのはリズムや動きのペースを音聴覚情報で規定する運動形態における情報支援機器の活用である小学校から高等学校において行われる新体力テスト

3 バイオメカニズム学会誌 Vol. 38 No 滅文字情報表示システムが用いられておりハンドボールや水球ではタイマーとフィールドのコーナー付近に設置されている図 4 はバスケットボール図 5 はハンドボール図 6 は水球競技で用いられた視覚情報提示である屋外で行われるサッカーやラグビーではレフェリーが反則と同時にフラッグや片手をあげることで反則が起きたことを示すスタイルが用いられておりプレーヤが気づきゲームが途切れるまでフラッグをあげておくのが一般的である同時にハンドシグナルで反則の内容を示すのは聴覚障がいの有無に関わらず競技スポーツでは共通の審判法であろう 2.4 教育場面におけるスポーツ環境の改善教育場面に着目すると大学の講義場面ではパソコンノートテイクを用いた情報保障や遠隔地通信による文字方法提示が普及しているパソコンノートテイクは話者のことばを忠実に文字化するが体育スポーツの場面では情報の質的保障と即時性が必要であるつまり話し言葉に対する文字情報の入力速度を考慮するとその情報量は 1/5 程度であることが指摘されている 11, 12) が体育スポーツ場面では物理的な情報量は 1/5 であってもそれを質的に高いも図4 のにすることで内容の的確さを高め即時性を重視するこバスケットボール競技における視覚情報ゴール成功時やオーバータイムその他の反則時にバックボード周囲が点滅するとが求められるそこで情報提示方法にも講義のような座学とは異なる視点も必要である例えば体育スポーツ指導場面で用いられる指導言語や指示言語は指導者と学習者の概念共有によってキーワード化された短い表現を用いる方法がある言語だけでなく体育スポーツ場面で用いられる音声情報を視覚化しそれをリアルタイムで提示するための情報保障もある次に紹介するのはリズムや動きのペースを音聴覚情報で規定する運動形態における情報支援機器の活用である小学校から高等学校において行われる新体力テスト文部科学省の中にシャトルランという種目があるこれはどれみふぁそらしどの音階にあわせ 20[m] を漸次増加するペースにあ図5 わせた反復走であるただ速く走れば良いのではなくそハンドボール競技における視覚情報審判のホイッスルにあわせてサイドラインコーナー付近に設置されたランプが点滅する図6 れぞれのレベルで指示された速度を保ちながらより長く水球競技における視覚情報図 7a 審判のホイッスルにあわせてセクレタリーテーブルならびに 30 秒計上部に設置されたランプが点灯するシャトルランにおける情報支援機器 20[m] ラインの両サイドに設置されたスクリーンにドレミと同期した視覚情報が提示されるー 113 ー

ダンス場面での支援方法でペースを把握するための情報提示に工夫が必要であるリズムやテンポを視覚提示しているそのような現場のニーズに応えて開発されたのが図 7 のシャを紹介する

したがって音声情報を視覚化する際は示範をおこなうモデル対象の近くに提示できるよう設定するとよいさらに文字で情報提示をする場合短い単語キーワードなどを

運動の目的にあう姿勢や動きを妨げないように工夫されている図 7b ビデオ画像やタブレット型端末スマートフォン等を用シャトルラン測定全体図

4 バイオメカニズム学会誌 Vol. 38 No 継続することが求められる聴覚障がいがある児童生徒トルランにおける情報支援機器である 13, 14) の場合聴覚からの速度に関する情報が制限されるそこ次にダンス場面での支援方法でペースを把握するための情報提示に工夫が必要であるリズムやテンポを視覚提示しているそのような現場のニーズに応えて開発されたのが図 7 のシャを紹介する図 8 はスポーツ教育の場面では音声を聞きながら示範を見るという場面がよくあるしかし同時に 2 箇所以上から発信される情報を視覚だけで理解することは難しい 12, 15) したがって音声情報を視覚化する際は示範をおこなうモデル対象の近くに提示できるよう設定するとよいさらに文字で情報提示をする場合短い単語キーワードなどを中心に指導言語における概念共有をすることが重要であるつまりただ表示するだけでなく見せ方への工夫が必要である体育スポーツ場面では視覚情報提示の場所についても運動の目的にあう姿勢や動きを妨げないように工夫されている図 7b ビデオ画像やタブレット型端末スマートフォン等を用シャトルラン測定全体図体力テストにおけるシャトルラン測定風景である図9 デフアスリートによるフォームの確認試技がおわるとその場で映像を確認する図8 エアロビクスダンスにおける視覚情報前方でキーワードとテンポの表示をしているストレッチングでは生徒の動きを妨げない姿勢を保ちながら情報提示が行われている. ー 114 ー図 10 タブレット端末を用いたゲーム分析フォーメーションの確認や戦術の指示をおこなう

5 バイオメカニズム学会誌,Vol. 38,No.2(2014) いることで文字情報提示や動作フィードバックも簡単に行えるようになった. 技術練習や試合形式の場面では, 図 9 のように各試技直後に自分のフォームやプレースタイルを映像で確認することができる. 同時にデータの送受信も可能になったので, 例えば, 図 10 のようにスタンドで分析したデータをもとに戦術的なフィードバックも行うことができる. 文字によるコミュニケーションを併用することで, より正確に情報を伝えることができるようになった. しかし, 手もとの文字を見ながら, 動きを追視することの難しさにかわりはないことも指導者は認識しておく必要がある. 紹介した情報支援機器は, 必要に応じて取り外しが可能な状態にすれば便利であり, 聴覚障がいのある人が多く用する場面では常設化してもよいであろう. このような情報支援機器を活用したスポーツ環境は, 聴覚障がい者にとってわかりやすいものであると同時に, ユニバーサルデザインとしてスポーツ環境を改善するものになると考えられる. 3. 今後の展望聴覚障がい者とバランスに関するレビュー 10, 16) より, 聴覚障がい者の視覚優位が明らかとなった. 外部からの情報を迅速に, 大量に入手するものとして視覚や聴覚の果たす役割は大きい. 特に聴覚障がい者にとっては, 視覚は情報をインプットするために非常に重要なものである. 聴覚障がい者のスポーツを統括する国際ろう者スポーツ委員会 (ICSD) は, その象徴であるデフリンピックのロゴについて, The center of the logo represents the iris of the eye, which defines deaf people as visual people; they must use their eyes to 注 communicate. 2 と記し, 視覚情報の重要性を強調している. 体育と視力に関する研究では, 聴覚障害学生を対象に, 体育実技における視機能を調査したものがある. 結果として, 日常生活で視力矯正を必要とする聴覚障害学生が約 60[% ] と高い割合であること, そのうち体育の授業では視力矯正 6, 具を外して活動することが多い現状 17) が指摘されている. 現代社会は, 子ども達の視力低下が進み, 学校教育現場における視機能の問題がクローズアップされるが, 文部科学省の学校保健統計調査報告の統計では聴覚障がい者の視機能の 14, 現状を十分把握できない. しかし調査結果 15) からは, 聴覚障がい者にも同様の問題が生じていることが示唆された. したがって, 体育スポーツ活動において, 視力の低い聴覚障がい者が抱える課題として, 見えづらいことに起因する情報入力の困難さが指摘され, より良い環境についての具体的な検討が必要であろう. 体育やスポーツ活動の環境 18, に関しては, 視覚教材の工夫と活用 19) やコミュニケーショ 18, 20, ンのとり方 21) など視覚情報に関する内容が指導上の注意として示されている. また, 集団指導形式による体育実注 2 International Committee of Sports for the Deaf (2013/12/1 確認 ) 技において, 聴覚障がい者の注視点が指導者に集中していること 21) も示され, 体育実技場面で提示する視覚情報提示について情報工学の視点からのアプローチ 22) も始まった. しかし, その基礎となるのは物理的に見えていることであり, その見え方についての研究, そして適切な視覚情報提示方法や効果的な視覚活用がその応用として今後の研究で展開できよう. 参考文献 1) 内藤一郎, 及川力, 松井智, 齊藤まゆみ, 櫻庭晶子, 村上裕史, 石原保志, 加藤伸子, 清水豊 : 聴覚障害者は移動体通信の夢を見るか? 利用状況に関するアンケート調査結果から, 筑波技術短期大学テクノレポート,5, ,(1998). 2) 及川力 : 知られざる聴覚障害者スポーツ,Proceedings of the 2nd Tsukuba International Workshop on Sport Education,23-28,(1995). 3) National Association of the Deaf: Deaf heritage. -a narrative history of deaf america-, National Association of the Deaf, (1981). 4) 齊藤まゆみ : デフリンピック競技映像を視聴したアダプテッドスポーツに関心のある体育専攻学生が指摘する競技の特徴, 筑波大学体育科学系紀要,35, , (2012). 5) 砂田武志 : ろう者とスポーツ, 現代思想編集部, 青土社, ,(1996). 6) 齊藤まゆみ : 聴覚障害学生の体育実技における視機能の現状と問題点, スポーツ教育学研究,20, , (2000). 7) 齊藤まゆみ, 後藤邦夫, 大山 ( 卞 ) 圭悟 : 共通体育における聴覚障害学生の現状とサポートモデルの検討, 大学体育研究,29,21-28,(2007). 8) いくおーる編集部 : スポーツしようぜ!, いくおーる, ベターコミュニケーション研究会,31,4-7,(1999). 9) 及川力 :21 世紀における聴覚障害者のスポーツ環境, 戸山サンライズ,175,8-11,(1999). 10) 齊藤まゆみ : 聴覚障害者の体力運動能力と視機能, 障害者スポーツ科学,9(1),3-14,(2011). 11) 広田典子 : ノートテイクの実際, 斎藤佐和 ( 編 ): 大学ノートテイク入門, 人間社,46-56,(2001). 12) PEPNet-Japan: 授業における教育的配慮,TipSheet19, PEPNet-Japan (2008). 13) 村上裕史, 斉藤まゆみ, 内藤一郎, 加藤伸子, 皆川洋喜, 河野純大 : 聴覚障害学生のエアロビクス授業における情報提示について. 可視化情報学会誌,Suppl.,24(1), ,(2004). 14) 村上裕史, 斉藤まゆみ, 内藤一郎, 加藤伸子, 皆川洋喜, 河野純大 : エアロビクス授業の情報補償について, 電子情報通信学会技術研究報告,WIT, 福祉情報工学, 103(746),59-64,(2004). 15) 齊藤まゆみ : 聴覚障害者とアダプテッドスポーツ, ー 115 ー

バイオメカニズム学会誌,Vol. 38,No.2(2014) 矢部京之助草野勝彦中田英雄 ( 編 ): アダプテッドスポーツの科学, 市村出版,158-159,(2004). 16) 中島幸則, 桜庭景植, 笠井美里, 竹腰英樹, 金玉蓮, 加我君孝 : 成人の先天性聴覚障害者の平衡機能と視機能の評価, 日本臨床スポーツ医学会誌,18(2),297-304,(2010).

6 バイオメカニズム学会誌,Vol. 38,No.2(2014) 矢部京之助草野勝彦中田英雄 ( 編 ): アダプテッドスポーツの科学, 市村出版, ,(2004). 16) 中島幸則, 桜庭景植, 笠井美里, 竹腰英樹, 金玉蓮, 加我君孝 : 成人の先天性聴覚障害者の平衡機能と視機能の評価, 日本臨床スポーツ医学会誌,18(2), ,(2010). 17) 齊藤まゆみ : 体育授業において視機能低下に起因すると考えられる影響について, 筑波技術短期大学テクノレポート,6,25-28,(1999). 18) Australian Sports Commission: Coaching deaf athletes, Australian Sports Commission, (1997). 19) Schmidt, S.: Hearing impaired students in physical education, ADAPTED PHYSICAL ACTIVITY QUARTERLY, 2, , (1985). 20) Dummer, G., Haubenstricker, J. and Stewart, D.: Motor skill performances of children who are deaf, Adapted Physical Activity Quarterly, 13, , (1996). 21) 齊藤まゆみ, 及川力 : メディアを活用した聴覚障害学生のためのエアロビクスダンス指導, スポーツ教育学研究,25(1),43-50,(2005). 22) PEPNet-Japan: 動きを伴う授業でパソコンノートテイクを利用したい携帯端末への字幕配信, 支援技術導入リーフレット 3,PEPNet-Japan (2012). 齊藤まゆみ ( さいとうまゆみ ) 1990 年筑波大学大学院修士課程体育研究科修了. 体育学修士.1990 年筑波技術短期大学助手. 現在, 筑波大学体育系准教授. 主としてアダプテッド体育スポーツ学に関する教育と研究に従事, 保健体育教員養成や障害者スポーツ指導に携わる. 日本体育学会, 日本アダプテッド体育スポーツ学会, 日本コーチング学会, 日本スポーツ教育学会, 日本体力医学会会員. 犀川桜 ( さいかわさくら ) 筑波大学大学院博士前期課程体育学専攻在学中. 研究テーマは中学校体育授業における聴覚障害生徒の支援モデル. 日本体育学会会員. ー 116 ー

Bull. Inst. Health & Sport Sci., Univ. of Tsukuba , デフリンピック競技映像を視聴したアダプテッドスポーツに関心のある体育専攻学生が指摘する競技の特徴齊藤まゆみ The characteristics of

Bull. Inst. Health & Sport Sci., Univ. of Tsukuba 35 103 109, 2012 103 デフリンピック競技映像を視聴したアダプテッドスポーツに関心のある体育専攻学生が指摘する競技の特徴齊藤まゆみ The characteristics of the Deaflympics competition through the perspectives