Microsoft PowerPoint - 中耳炎HP版.ppt
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- しょうこ あわたけ
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1 小児の急性中耳炎の講義 - 正しい診断と治療はなにか? - ふかざわ小児科深澤満
2 私の診療室
3 Closing the Information Gap 1988 年の N Engl J Med 誌上の総説 Otitis Media: Closing the Information Gap で Feigin ( 元米国小児科医会会長 ) は 近代医学で最も逆説的なことは, 人類が最も頻回に 罹患する疾患に対しての知識が最も不完全であることであり 中耳炎診療の課題は正しい知識を共有することであると述べています さて,20, 数年後の日本の中耳炎診療の実状は?
4 急性中耳炎の鼓膜所見急性中耳炎の鼓膜所見 A B A 中耳貯留液を認めるが, 膨隆, 発赤はともに軽度 光錐も認められる C D C 鼓膜全体の膨隆 ツチ骨短突起が分りにくい 発赤は鼓膜後上象限に強い 膨隆, 発赤はともに高度 B 中耳貯留液を中耳全体に認めるが, 鼓膜後上象限の膨隆は軽度で, ツチ骨短突起の輪郭が分かる 膨隆, 発赤は軽度 D 鼓膜全体の膨隆 ツチ骨短突起が分りにくい 膨隆, 発赤はともに高度で, 水泡形成も認める
5 中耳炎の診断基準日本には中耳炎の定義や診断基準に対する合意がなく, 耳鼻科医の間でも診断が異なる 米国の Bluestone の教科書や AAP のガイドラインの診断基準が明確で利用しやすい 以下は AAP のガイドラインの基準に準拠する * だれもが納得できる診断基準はありえないことも知っておくべきである 急性中耳炎 (acute otitis media, AOM) : 急性の耳漏 ( 鼓膜穿孔由来 ) がみられる場合, あるいは中耳に貯留液を認め, かつ急性感染の症状あるいは所見が 1 つ以上認められる場合とする 中耳貯留液は鼓膜の膨隆で判断する 急性感染症状は耳痛 ( 乳児では涕泣, 不機嫌, 耳を触るなど ) とし, 急性感染所見は鼓膜の明らかな発赤, 強い膨隆あるいは水疱形成 ( 鼓膜の限局性の膨隆として観察される ) とする 滲出性中耳炎 (otitis media with effusion, OME) : 中耳腔に貯留液があるが急性感染を示す症状や所見のない場合とする 鼓膜の形態は内陥していることも膨隆していることもある また貯留液も漿液性から膿性までさまざまである * 乳幼児では急性感染症状がはっきりしないことが多く, 急性中耳炎と滲出性耳炎の鑑別が困難なことが多い このような症例は一般に緊急性がないため滲出性耳炎として経過をみてよい * 日米間で歴史的に診断基準の違いがあり, 海外の文献を解釈する上で問題となる Otitis media with effusion は日本で滲出性中耳炎と訳されている しかし臨床的には, 乳幼児期の otitis media with effusion は acute otitis media と一連の疾患群と理解するほうが実際的である また, 年長児から高齢者にみられる難聴を主訴とした otitis media with effusion が従来から日本で滲出性中耳炎とされてきた疾患に相当する
6 内容 1. 急性中耳炎治療の歴史 2. 急性中耳炎治療の臨床研究 3. 急性中耳炎の予後に関するリスクファクター 4. 各国のガイドライン 5. まとめ
7 急性中耳炎の治療の変遷 鼓膜切開の時代 1649 年最初の施行記録 1801 年 Astley Cooper ( 英国の外科医 ) による論文 (Royal( Society) 1850 年 Hermann Schwartze ( ドイツの外科医 ) による再発見後中耳炎治療の唯一の手段となった 1950 年以降欧米では抗菌薬の普及で初期治療の選択から消え去る不思議なことに日本では日常的な治療方針として残っている 抗菌薬の時代 1939 年サルファ剤による治療の開始 1945 年ペニシリンによる治療の開始 1960 年以降 ABPC,AMPC AMPC,CVA/AMPCCVA/AMPCによる治療の開始 1986 年急性中耳炎への抗菌薬処方率 USA,UK UK,, オーストラリア, ニュージーランドでは98% しかし, 北欧での処方率は低く, オランダでは 31% 抗菌薬は ABPC,AMPC AMPC,CVA/AMPC CVA/AMPC の3 剤で 65%~ %~92%
8 急性中耳炎における乳様突起炎の合併 Rudberg( ( スウェーデンの耳鼻科医 )1954) 年本格的な比較試験 (5 群間 ) を施行全例で鼓膜切開施行後, 抗菌薬投与期間は6 日 乳様突起炎の抗菌薬の投与の有無, 種類の違いによる合併率 無治療群 17.3%(44/254) サルファ剤 1.5%( 4/267) 少し多すぎる? 経口ペニシリン 0.0%( 0/333) 人類が全て乳様突 ペニシリン筋注 0.0%( 0/275) 起炎になってしまう ペニシリン + サルファ剤 0.0%( 0/236) 頻度ですが? * 抗菌薬投与は乳様突起炎の発症予防にあきらかに有効である * 乳様突起炎 48 例のうち 44 例は抗菌薬の開始や変更で軽快し乳突洞削開術 ( 手術 ) 施行は 4 例 (9.1%) のみ
9 抗菌薬の有効性についての論争 1995 年の N Engl J Med 誌で Berman( ( 米国 Colorado 大小児科教授 ) 総説 Otitis Media in Children で,Rudberg の研究を根拠に 1940 年代後半から1950 年代にかけての乳様突起炎の激減は抗菌薬治療の普及のためと記載. van Buchem( ( オランダの耳鼻科医 ) の反論 オランダでは1980 年から初期治療として抗菌薬投与や鼓膜切開を止め watchful waiting ( 無治療での経過観察 ) で対応しているが乳様突起炎の発症率は 0.04%(5000 例中 2 例 ) であり乳様突起炎の減少は抗菌薬や鼓膜穿切開のためではなく, 衛生状態などの環境の影響のためだと反論.
10 急性中耳炎の治療目的の一つは, 重症合併症である乳様突起炎の合併を防ぐことです Rudberg の 1950 年代での研究からは, 乳様突起炎の激減は抗菌薬治療のためであることは間違いないと思われます van Buchem( オランダの耳鼻科医 ) の 1980 年代の臨床研究からは乳様突起炎の減少は抗菌薬や鼓膜穿切開のためではなく, 衛生状態などの環境の影響のためであることも間違いはなさそうです なぜ, 全く異なったデータが得られたのでしょうか? おそらく,1950 年代と 1980 年代では耳鏡等の発達で中耳炎と診断される対象が変わったのではないかと推測されます 1950 年代に診断された中耳炎は痛みや発熱が持続する重症の中耳炎であり, 1980 年代に診断された中耳炎は, 耳鏡で診断されるが症状に乏しい中耳炎だったのではないかと想像されます
11 内容 1. 急性中耳炎治療の歴史 2. 急性中耳炎治療の臨床研究 3. 急性中耳炎の予後に関するリスクファクター 4. 各国のガイドライン 5. まとめ
12 中耳炎治療の目的 1 短期予後の改善 症状 ( 発熱, 耳痛, 耳漏など ) の改善率 鼓膜所見 ( 中耳貯留液の残存を除く ) の改善率 2 3 長期予後の改善 重症合併症予防 難聴の改善 中耳貯留液の消失率 乳様突起炎の発症予防効果 * 多数の臨床研究が行われたが結果はほぼ同じ
13 中耳炎治療の目的 急性中耳炎のように自然治癒が多い common disease の診療で重要なことは, 患児の安全性を確保しながら過剰な治療を避けることです このため急性中耳炎の治療目的は症状の解消と重症合併症の予防と早期発見となります 短期の治療目的 : 耳痛の解消, 耳漏の消失と重症合併症への対応となります 長期の治療目的 : 聴力の正常化です ただ聴力の評価は乳幼児では困難であり聴力と密接な関係がある中耳貯留液の消失で判断します 重症合併症 : 比較的頻度が高い合併症に肺炎球菌菌血症があり,1% 前後に認められます 39 を超える高熱のときには鑑別が必要となります 乳様突起炎は 0.1% 程度でみられ, 稀ではあるが見逃してはならない合併症です
14 中耳炎の臨床研究 短期予後 van Buchem( ( オランダの耳鼻科医 ) Lancet 例の double blind study 100% 治療法別の耳痛の残存率 ( 短期効果 ) 耳痛の残存率 80% 60% 40% 20% 無治療鼓膜切開抗菌薬鼓膜切開 + 抗菌薬 0% 0 日 1 日 7 日 病日
15 中耳炎の臨床研究 短期予後 Van Buchem の比較試験の結果です 無治療, 鼓膜切開単独, 抗菌薬単独, 鼓膜切開 + 抗菌薬併用の4 群間で耳痛の持続期間をみています 耳痛の持続は1 病日,7 病日で4つの治療群間で有意差はみられません
16 中耳炎の臨床研究 短期予後 Rosenfeld ( 米国耳鼻科医 ) Evidence-based Otitis Media メタアナリシス 9 文献 1892 例 抗菌薬の有無による症状治癒率 ( 短期効果 ) 100% 91% 93% 治癒率 80% 60% 40% 59% 59% 87% 88% 抗菌薬投与群抗菌薬非投与群 20% 0% 1 日 2~3 日 4~7 日 病日
17 中耳炎の臨床研究 Rosenfeldによる1,892 症例の抗菌薬の有効性をみたメタアナリシスの結果です 短期効果耳痛, 耳漏, 発熱などの症状 発病 24 時間後までに抗菌薬治療群で59%, 無治療群で59% が軽快した 2~3 日後では治療群で91%, 無治療群で87% が軽快し, 有意差はみられたが4% であった 4~7 日後では治療群で93%, 無治療群で88% が軽快し有意差はない 抗菌薬は2~3 日後の症状改善にわずかな効果がみられる以外に有意な効果はなかった 長期効果鼓膜所見の異常 ( 中耳貯留液の残存は除く ) 7~14 日後では治療群で86%, 無治療群で73% が軽快し, 有意差がみられたが, 無治療でも70% 以上が軽快していた 中耳貯留液の残存 1か月後では治療群で37%, 無治療群で40%, 3か月後でも治療群で21%, 無治療群で26% と有意差はなかった このように抗菌薬による長期効果はみられなかった
18 中耳炎の臨床研究長期予後 Kaleida et al. Pediatrics 例を対象とした RCT 治療法別の貯留液残存率 ( 重症例対象 ) 長期効果 2 週 ~6 週間後 100% 貯留液残存率 80% 60% 40% 20% 0% 鼓膜切開 52% AMPC 54% AMPC+ 鼓膜切開 54% 2W~6W 後の貯留液残存治療法
19 鼓膜切開の治療効果 重症の耳痛例を対象としたKaleidaらの122 例のRCT の結果抗菌薬治療群, 鼓膜切開単独群, 鼓膜切開 + 抗菌薬群の3 群間で比較している 初期効果 鼓膜切開単独群が抗菌薬治療および抗菌薬治療 + 鼓膜切開に比較して悪くなるが, 抗菌薬治療と抗菌薬治療 + 鼓膜切開では有意差はない 長期効果 6 週までの中耳貯留液の残存では3 群間に有意差はなかった 初診時からの鼓膜切開の効果は事実上ない このような結果から, 海外では初診時の鼓膜切開は行われていない
20 中耳炎の臨床研究長期予後 Rosenfeld RM et al, eds. Evidence-based Otitis Media メタアナリシス 9 文献 1892 例 100% 抗菌薬の有無による貯留液残存率 貯留液の残存率 80% 60% 40% 20% 0% 40% 26% 37% 21% 1ヵ月後 3ヵ月後病日 抗菌薬投与群抗菌薬非投与群
21 長期効果鼓膜所見の異常 ( 中耳貯留液の残存は除く ) 7~14 日後では治療群で86%, 無治療群で73% が軽快し, 有意差がみられたが, 無治療でも70% 以上が軽快していた 中耳貯留液の残存 1か月後では治療群で37%, 無治療群で40%, 3か月後でも治療群で21%, 無治療群で26% と有意差はなかった このように抗菌薬による長期効果はみられなかった 臨床研究のまとめ 抗菌薬投与群 抗菌薬単独と抗菌薬 + 鼓膜切開の効果は同等. 抗菌薬非投与群 無治療と鼓膜切開単独の効果は同等. 短期効果および長期効果 抗菌薬投与群は非投与群より 0%~5% 程度有効であるが臨床的に有意といえるほどの効果は無い.
22 抗菌薬の効果が少ない理由 中耳貯留液からの微生物分離率 検出なし 4% ウイルス単独 4% 細菌単独 27% 細菌 + ウイルス 66% 1.. 耐性菌の増加が理由ではない 抗菌薬の効果が少ないとする多くの臨床研究は耐性菌が稀であった 1980 年代の研究. 2. 急性中耳炎は単純な細菌感染症ではなく初期にはウイルス感染の関与がより大きい PCRでRSV やライノウイルス等の検出が増加しウイルス感染の関与が大きいことが解ってきた. その後のhMPVやHBoV 等の新ウイルスの発見を考慮すれば, 細菌とウイルスの検出率はほぼ同程度と予想される. Heikkinen ら Microbiology of Acute Otitis Media in Children with Tympanostomy Tubes: Prevalences of Bacteria and Viruses. Clin Infect Dis. 2006
23 抗菌薬の効果が少ない理由 フィンランドのHeikkinenらは急性中耳炎の中耳貯留液からの病原体分離をおこない大半でウイルスと細菌の混合感染であることを示した 耐性菌がほとんどなかった時代の臨床研究でも抗菌薬の効果が少ないこともウイルス感染の関与が大きいことを示唆する また, 抗菌薬療法の失敗例での耐性菌の頻度は 20% 程度と少ない 抗菌薬で中耳腔内を無菌にしても耳漏が持続することはよく経験される 急性中耳炎が細菌とウイルスの混合感染による炎症であれば, 抗菌薬で細菌を減少させても遷延するウイルス感染による炎症が持続することが推測される 個々の症例で細菌感染の関与の程度が異なることが無治療で治癒する症例から抗菌薬治療が必要となる症例まである理由であろう
24 急性乳様突起炎 交通部 Aditus-ad ad-antrumantrum 浮腫によるブロック 急性乳様突起炎は中耳腔と乳突洞の交通部 (Aditus-ad-antrum) が粘膜の炎症性浮腫で閉塞し, 乳突洞内での細菌感染が持続した状態
25 急性乳様突起炎 乳様突起炎の発症機序 急性中耳炎の重症合併症である乳様突起炎の発症頻度は急性中耳炎の0.04%~0.3% 程度とされる 急性乳様突起炎は中耳腔と乳突洞の交通部 (aditus-ad-antrum) が粘膜の炎症性浮腫で閉塞し, 乳突洞内での細菌感染が持続した状態である この乳様突起炎の発症予測はいまだに不可能であり, 外来診療では常に watchful waiting が重要である 多くの急性乳様突起炎は鼓膜切開と抗菌薬の静脈内投与で対応できる
26 急性乳様突起炎症例 1 10 ヵ月男児右耳介の聳立 交通部 Aditus-ad ad-antrumantrum 浮腫によるブロック 急性乳様突起炎は中耳腔と乳突洞の交通部 (Aditus-ad-antrum) が粘膜の炎症性浮腫で閉塞し, 乳突洞内での細菌感染が持続した状態
27 乳様突起炎症例 1 10 か月男児中耳炎の既往なし 4 月 15 日 9:00PM 39 の発熱で救急病院受診 解熱剤の投与 4 月 16 日 10:00AM 当院受診 38.2, やや不機嫌 両側の中耳炎あり ( 鼓膜の高度膨隆, 高度発赤あり ) WBC 23,400/μl,GR 11,500/μl, CRP 5.1mg/dl, 検尿 : 正常 菌血症を疑い血液培養 ( 培養陰性 ) 施行後 CTRX 0.5gの DIV 4 月 17 日 9:00AM 再診 37.3 度機嫌もよくなり食欲も出てきた 鼓膜所見 : 鼓膜の膨隆, 発赤ともに消失 AMPC 600mg 処方し帰宅 5:00PM 右の耳介周囲が腫れてきたため当院受診 右耳介周囲の発赤, 腫脹および圧痛があり, 耳介聳立が認められた 鼓膜切開施行 : 少量の貯留液の流出のみで細菌培養は陰性 CTRX 1.0g +サクシゾン100mg のDIV DIVの途中から多量の貯留液の流出が始まる * 治療で中耳腔と乳突洞の交通が再開されたためと理解される 4 月 18 日耳介周囲の腫脹はほぼ正常化 鼓膜所見 : 少量の耳漏を認める CTRX 0.5gのDIVを2 回施行 4 月 20 日鼓膜所見は正常化するが貯留液は認める 4 月 27 日貯留液も消失し治癒 その後は中耳炎の発症はない
28 乳様突起炎症例 2 4 歳 4 ヵ月男児 watchful waiting による経過観察中 病 歴 : 11/11( 金 ) 深夜, 右耳痛 11/12( 土 ) 当院受診. 体温 38.3 両側鼓膜所見発赤 ( 軽度 ), 膨隆 ( 軽度 ), 耳科学会スコア 11 点, 中等症 WBC 13,400,CRP 2.3, ユニプロン座薬処方 11/13( 日 ) 36~38.5 の発熱. 軽度の左耳痛左耳痛を訴える 11/14( 月 ) 5:30PM 再診. 体温 38.7 左鼓膜所見 : 発赤 ( 高度 ), 膨隆 ( 高度 ) 左耳介後部所見 : 軽度の発赤, 軽度の圧痛 WBC 10,400,CRP 13.5 乳様突起炎と診断したが入院先が見つからず外来で対応左鼓膜切開施行しCTRX 1.0g のDIV. 耳漏の培養 ( 肺炎球菌 ). 11/15( 火 ) 体温 36.5 左耳漏多量左耳介後部所見 : 腫脹 (+), 圧痛 (+), 左耳介聳立 (+) WBC 10,400,GR 78%, %,CRP 27.1 紹介入院. 抗菌薬の投与継続で治癒.
29 当院の乳様突起炎のまとめ 当院における 18 年間の乳様突起炎 7 症例 ( 急性 6 例, 亜急性 1 例 ) のまとめ 発症時期 発症年齢 初診時から 5 例, 無治療経過観察中 1 例, 抗菌薬 DIV 後 1 例 平均 3 歳 3ヵ月 (10( ヵ月 ~5 ~ 歳 9ヵ月 ). 3 歳以上 4 例 起炎菌肺炎球菌 5 例, 緑膿菌 1 例, 不明 1 例 体温 38.9± ( 37.7 ~ ) 38.5 以下が 3 例 鼓膜所見重症 ( 発赤高度, 膨隆高度 ) 1 例, 軽症 ( 発赤軽度, 膨隆軽度 ) 6 例 耳科学会スコア 初診時検査 重症群 2 例, 中等症群 5 例 WBC 平均 16,700 (8,700~23,400) /μl/ 15,000 /μl/ 以上 CRP 平均 9.4 (2.3~19.2)mg/dl 5.0mg/dl 以上 治療鼓膜切開 + 抗菌薬の DIV で全例治癒. 外来治療 5 例, 入院治療 2 例 発症頻度 当院における急性中耳炎例での発症頻度は 0.03% 程度. 合併症肺炎球菌菌血症 1 例 4 例 5 例
30 急性乳様突起炎 急性乳様突起炎の発症予測は可能か? 発熱の程度, 鼓膜所見の重症度, 年齢 との関連はなく, 臨床所見からの発症予測は不可能である どのような中耳炎でも急性乳様突起炎のリスクはあり, 予測は不可能 抗菌薬で予防可能か? 抗菌薬の静脈内投与後に発症した症例がある 中耳炎に対する経口抗菌薬の容易な投与は効果がないだけでなく, 乳様突起炎を潜在化させ, 治療が困難な亜急性乳様突起炎への移行させる? 乳様突起炎の発症頻度は 当院での 18 年間で乳様突起炎の発症数 7 例は同期間の細菌性髄膜炎の発症数と同じ
31 私の診療室
32 内容 1. 急性中耳炎治療の歴史 2. 急性中耳炎治療の臨床研究 3. 急性中耳炎の予後に関するリスクファクター 4. 各国のガイドライン 5. まとめ 中耳炎の予後は いったい何で決まるのだろうか? このような素朴な疑問に答えた 臨床研究は無かった
33 比較試験のデザインと統計解析 深澤満. 急性中耳炎の予後に対する抗菌薬の初期投与および他のリスクファクターの関与外来小児科 2009:12:302-9 予後の検討項目 短期予後 長期予後 リスクファクター 1 耳漏の持続期間 2 耳痛の持続期間 3 鼓膜異常所見の残存期間 4 中耳貯留液の残存期間 1 抗菌薬の初期投与の有無 ( 初期投与群 or 経過観察群 ) 2 年齢 3 発熱の程度 6 鼓膜所見の重症度 4 耳痛の有無 5 耳漏の有無 リスクファクターの予後への関与の検討 多変量解析重回帰分析, 多重ロジスティック分析 Cox 比例ハザード回帰分析, Kaplan-Meier 法での分析
34 比較試験のデザインと統計解析 多変量解析とは 通常のランダム化比較試験では特定の因子 ( 抗菌薬の投与の有無など ) が 臨床経過に及ぼす効果のみを検討していますが, 実はデータに含まれる膨大な情報のほんの一部を利用しているに過ぎません. 例えば 年齢が 1 歳上がると経過はどのように変わるのか? 体温が 1 上がると経過はどのように変わるのか? このような疑問に 多変量解析はデータから最大限の情報を取り出すことで答えることができます. さらに 比較試験でも厳密なランダム化の必要がないため 一般臨床の中での研究に非常に有用な方法です
35 比較試験の対象例 全対象例 375 例 (400 例を登録し 25 例が脱落 ) 患児の安全確保のため RCT ではなく休日を基準とした比較試験とした ハイリスク群 41 例 菌血症のリスクが高い Baraff の基準を充たす発熱児には 血液培養後 CTRX 0.5g/kg のDIV を施行し, 比較試験から除外した 経過観察群 ( 平日 ) 267 例 オランダのガイドラインに準拠した 1 2~3 日後 ( 耳漏例では 7 日後 ) まで経過観察 2 症状が持続したときは AMPC 60mg/kg の7 日間投与 初期抗菌薬投与群 ( 休日の前日 ) 67 例 初診時より AMPC 60mg/kg 7 日間投与
36 比較試験のアルゴリズム Baraff の基準による発熱の重症度判定 : 3 歳未満, 39 以上, WBC15,000/μL 以上 no yes 比較試験対象例 334 例 比較試験除外例 41 例 鼓膜所見軽症例 ( 鼓膜スコア2,3) 207 例耳漏例 58 例計 265 例 鼓膜所見重症例 ( 鼓膜スコア 4) 69 例 226 例 39 例 41 例 28 例 その他の日 休日前 1 日 休日前 3 日間 経過観察群 267 例耳漏例 45 例鼓膜所見軽症例 181 例鼓膜所見重症例 41 例 2~3 日後 ( 耳漏例では7 日後 ) まで経過観察. 症状が持続したときは AMPC 60mg/kg 7 日間投与 抗菌薬投与群 67 例耳漏例 13 例鼓膜所見軽症例 26 例鼓膜所見重症例 28 例初診時より AMPC 60mg/kg 7 日間投与 抗菌薬静脈内投与群 41 例耳漏例 2 例鼓膜所見軽症例 19 例鼓膜所見重症例 20 例初診時に血液培養施行の後 CTRX 50mg/kg の DIV 投与
37 初診時からの抗菌薬投与と耳漏持続期間 日 6耳漏期間 5.5±3.1 日 4.1±2.3 日 有意差なし P = 0.14 無 抗菌薬投与 有
38 抗菌薬投与以外の 各種リスクファクターも 耳漏の持続期間に関与しなかった
39 100 初診時からの抗菌薬投与と 24 時間以内の耳痛改善率 % 80 耳痛の改善率 % 93.8% 有意差なし P = 無 有 抗菌薬投与
40 耳痛の持続期間 には 抗菌薬初期投与の有無 を含む 全てのリスクファクターの関与はなかった
41 鼓膜所見の残存率 % 鼓膜所見の残存率 * ** 02 歳未満 抗菌薬無 2 歳未満 抗菌薬有 2 歳以上 抗菌薬無 2 歳以上 抗菌薬有 * P<0.001 ** P=0.006 週 数
42 鼓膜異常所見の残存に関与するリスクファクターは年齢のみであり 抗菌薬初期投与の有無 を含む他の5つのリスクファクターの関与はなかった
43 中耳貯留液の残存率 % 貯留液の残存率 * ** 02 歳未満 抗菌薬無 2 歳未満 抗菌薬有 2 歳以上 抗菌薬無 2 歳以上 抗菌薬有 * P<0.001 ** P= 週 数
44 中耳貯留液の残存期間に関与する リスクファクターは 年齢 のみであり 抗菌薬初期投与の有無 を含む 他の 5つのリスクファクターの関与はなかった
45 結果 短期予後 耳漏持続期間 耳痛持続期間 関与するリスクファクターはなかった 関与するリスクファクターはなかった 長期予後 鼓膜異常所見の残存 中耳内貯留液の残存 年齢のみが関与し, 低年齢ほど残存が遷延 年齢のみが関与し, 低年齢ほど残存が遷延 初期抗菌薬の効果 中途抗菌薬投与例 抗菌薬の有効性は短期および長期予後でなかった 30 例 (11%), 耳漏持続例が 11 例で最も多かった 合併症 ハイリスクの発熱群の 2 例で肺炎球菌菌血症がみられた 乳様突起炎などの重症合併症はなかった
46 内容 1. 急性中耳炎治療の歴史 2. 急性中耳炎治療の臨床研究 3. 急性中耳炎の予後に関するリスクファクター 4. 各国の急性中耳炎ガイドライン 5. まとめ
47 各国の急性中耳炎のガイドライン 各国のガイドライン (GL) は医療制度の違いなどを反映している オランダのGL(1990, 1999に改定 ): 発症後の3 日間 ( 耳漏例では14 日間 ) は鎮痛剤のみで経過観察し, 耳痛, 発熱あるいは重篤感持続すればAMPC 45mg/kg の7 日間投与 抗菌薬の投与後 48 時間まで効果がなければ鼓膜切開施行としている 最初は経過観察, 症状が持続すれば抗菌薬投与, それでも効果がなければ鼓膜切開というシンプルで理解しやすいGLである 米国小児科学会のGL(2004):2 歳未満児および2 歳以上で39 以上の発熱例あるいは強い耳痛例にはAMPC 80mg/kg 10 日間投与,2 歳以上で39 未満であれば経過観察としている ただ,2 歳未満児で全例に抗菌薬を投与とする根拠が不明である 日本外来小児科ワーキンググループ (WG) のGL(2005): 菌血症などのリスクがある3 歳未満の発熱児に配慮している以外はオランダのGLに準拠している 抗菌薬はAMPC 60~90mg/kg の5 日間投与としている 日本耳科学会のGL(2006): 年齢, 発熱, 鼓膜所見の重症度を組み合わせたスコアリングで抗菌薬投与や鼓膜切開による治療を選択する ただ, スコアリングと治療法の選択に関しての根拠が不明で従来から耳鼻科で行われている治療を追認した指針と解釈される
48 ガイドラインでの経過観察の導入状況 Axelsson Antibiotics for acute otitis media in children: sysytematic review of clinical practice guidelines in 24 countries (2006) 先進 16 ヵ国の状況 (2006( 年 ) 経過観察 (watchful( waiting ) の導入国 14 ヵ国 年齢規定あり 2 歳以上 カナダ 1998, スウェーデン 2000, フランス 2001, ニュージーランド 2004,UK 2004,US A 歳以上 スペイン 歳以上 ノルウェー 1999, オーストラリア 2004, イタリア 歳以上 オランダ 1999, デンマーク 2001, ドイツ 2005 年齢規定なし スコットランド 2003, 日本 ( 外来小児科 WG) 2005 全例抗菌薬投与 2ヵ国フィンランド 2001, シンガポール 2002
49 各国のガイドラインでの推奨抗菌薬と投与期間 推奨抗菌薬 PCV PCV or AMPC AMPC AMPC or CVA/ AMPC CVA / AMPC or セフェム スウェーデン, デンマーク, ノルウェーフィンランド USA,UK など11カ国スコットランド, スペインフランス 抗菌薬の投与期間 5 日 11カ国 7 日 シンガポール 8-10 日 フランス 10 日 USA (6 歳以上では5~7 日 )
50 日本の 2つのガイドラインの比較 外来小児科 WG のガイドライン 2005 経過観察 (Watchful Waiting) を採用 High Risk 群 3 歳未満,39, 39 以上,WBC15,000/, WBC15,000/μl 以上 CTRX のDIV Low Risk 群 watchful waiting で対応 3~4 日間 ( 耳漏例は 7 日間 ) の経過観察症状の軽快が無ければ AMPC 60mg~90mg/kg の 5 日間投与 耳科学会のガイドライン 2006 臨床症状と鼓膜所見をスコア化し重症度を判定軽症 : 経過観察, 中等症 : 抗菌薬投与, 重症 : 抗菌薬 + 鼓膜切開問題点臨床所見のスコアは専門家の意見を集約して決定されたものであり多変量解析等の臨床研究に基づいたものではない
51 日本の 2つのガイドラインの比較 初診時右 左耳科学会 GL 外来小児科 GL 年令加算 3 点体温 点鼓膜発赤 2 点鼓膜膨隆 8 点計 14 点 = 重症 AMPC 高用量 + 鼓膜切開 年齢 1 歳体温 37.2 鼓膜発赤 ( 経度 ) 鼓膜膨隆 ( 高度 ) Low Risk 群経過観察のみ 1 か月後右左 左の急性中耳炎を認めるが, 耳科学会のスコアリングでは重症と判断され, 抗菌薬の投与と鼓膜切開の適応となる 外来小児 WG の方針では経過観察となる この症例は抗菌薬投与なしで経過観察されたが,1 か月後には鼓膜所見は正常化し, 中耳貯留液も消失していた
52 各国のガイドラインでの抗菌薬の投与率の比較 海外のガイドライン オランダのガイドライン 1990 年 (1999 年改訂 ) 抗菌薬の投与率 30% 米国小児科学会のガイドライン 2004 年抗菌薬の投与率 60% 日本の2つのガイドライン ( 当院の症例から ) 抗菌薬投与率も鼓膜切開率も際立って多いガイドライン 外来小児科 WG のガイドライン 2005 年抗菌薬の投与率 22% 日本耳科学会のガイドライン 2006 年抗菌薬の投与率 100%, 鼓膜切開率 50%
53 各国のガイドラインでの抗菌薬の投与率の比較 各国のガイドラインの検証 : 各国の GL は耐性菌抑制のための抗菌薬使用制限を掲げているが, これらの GL に従った治療での抗菌薬投与率は異なる オランダの GL と日本外来小児科ワーキンググループの GL での抗菌薬投与率は 20~30%, 米国小児科学会の GL では 60% 程度となる 日本の耳科学会の GL での抗菌薬投与率は 95~100% となり他の GL と比較して高い また, 海外では施行されていない初診時からの鼓膜切開施行率も 50% 程度と突出して高く, 従来からの日本の耳鼻科医の診療方針をそのまま追認した GL と思われる
54 外来小児科 WG のガイドライン 中耳炎の診断 AOM? あるいは OME? 中耳貯留液が前提 AOMの診断 : 急性発症の症状 所見を1つ以上認める急性症状 : 耳痛, 耳漏. 鼓膜所見 : 明らかな発赤, 明らかな膨隆, 水疱形成 OME STEP1 AOM STEP2 Low Risk の発熱 STEP 3 抗菌薬なしで経過観察 症状の消失 STEP 3 STEP 4 STEP 5 発熱による重症度判定 High Risk 群 ヵ月児 ヵ月児 39.0 High Risk の発熱 菌血症の疑い WBC 15,000/µl (Neut 10,000/µl) 菌血症の疑い (+) 血液培養 ± 鼓膜穿刺液培養 + 抗菌薬静脈内投与菌血症の疑い (-) STEP 3 へ 急性期以降の管理 中耳貯留液の消失まで経過観察中耳貯留液の消失まで経過観察 7 日,14,14 日,1,1 カ月カ月,2,2 カ月カ月,3,3 カ月カ月,6,6 カ月カ月 耳痛があるとき アセトアミノフェンアセトアミノフェン 10~15mg/kg/ 10~15mg/kg/ 回イブプロフェンイブプロフェン (2 (2 歳以上歳以上 ) ) 5mg/kg/ 5mg/kg/ 回 抗菌薬なしで経過観察 鎮痛剤のみで 2~3 日間の経過観察耳漏例では 7 日間の経過観察 症状の持続 STEP 2~3 日以降の症状持続あるいは症状増悪のとき 経口抗菌薬の投与 1 AMPC 60~90mg/kg/ 日,5 日間投与 2 効果が無ければ他の抗菌薬へ変更 症状の悪化 STEP 4 5 耳痛や発熱の抗菌薬投与終了後の持続あるいは抗菌薬投与中の増悪 乳様突起炎等の合併症の疑い 1 鼓膜切開 + 貯留液の培養 and 2 抗菌薬の静脈内投与
55 小児科医に利用しやすい外来小児科 WGのGLを紹介する 基本方針 :48~72 時間は対症療法のみによる経過観察とする 48~72 時間後に発熱や耳痛などの症状の改善がなければ抗菌薬の投与も選択肢とするが, 抗菌薬を投与しない場合には注意深い経過観察を続ける また, 経過観察中でも, 症状の悪化がみられたときはできるだけ速やかに診察を行う 耳漏があるとき :7 日間は抗菌薬を投与せず, 外耳道の洗浄や清拭などの処置のみで経過観察する ただし, 発熱や耳痛などの症状を伴うときは基本方針に従う 耳痛があるとき : 鎮痛薬としてアセトアミノフェンの10~15mg/kgの投与とする 2 歳以上ではイブプロフェンの5mg/kgの投与も選択肢とする 熱があるとき : 急性中耳炎以外の重症細菌感染症の合併を常に考慮する 特に3 歳未満で39 以上 (1 歳未満では38.5 以上 ) の発熱のときや, 全身状態が重篤なときには感染病巣不明熱に対するBaraffの診療基準 * に従う ( 発熱児の外来診療参照 ) 菌血症や重症感染症が疑われ血液培養の対象となる場合には,sepsis work-upの一環として鼓膜穿刺あるいは鼓膜切開による中耳貯留液の培養も選択肢とする *Baraffの診療指針:3か月 ~3 歳未満で39 以上の感染病巣不明の発熱児には血液検査を施行し, 白血球数が15,000/μl(Kuppermannらは好中球数 10,000/μl) 以上の場合は菌血症を疑い血液培養を施行後セフトリアキソン (CTRX) 50mg/kgの静脈内投与をおこなう Hibワクチンおよび肺炎球菌ワクチンの接種完了者では省いてもよい
56 抗菌薬療法 : 経口抗菌薬の第一選択はアモキシシリン (AMPC) とし, 60mg/kg/ 日の5 日間投与とする 投与開始後 48 時間までに症状の軽快がなければ90mg/kg/ 日まで増量するか, 他の経口抗菌薬あるいは非経口抗菌薬に変更する 非経口抗菌薬の第一選択はセフトリアキソン (CTRX) とし,1 日 1 回 50mg/kgの1~3 日間点滴静注とする 発熱や耳痛などの症状の消失が確認できれば, 鼓膜所見の残存にかかわらず抗菌薬投与は5 日間で終了する 抗菌薬が無効なとき : 抗菌薬の増量や変更後も発熱や耳痛の軽快がみられず, 鼓膜所見の改善もなければ, 乳様突起炎などの合併も疑われる 耳鼻科専門医と連携し, 鼓膜切開による貯留液の排膿, 細菌培養および抗菌薬の静脈内投与を行う * 当院では抗菌薬投与について迷ったときは, 後述の乳様突起炎の経験から白血球数やCRP 値を参考にすることもある
57 急性中耳炎診療のまとめ 過去の膨大な臨床研究や歴史的な蓄積で確実に解ったことは 1. 急性中耳炎の大部分は自然に治る 2. 抗菌薬投与が有効となる症例はわずかにある (~5%) 3. 乳様突起炎が疑われ抗菌薬と鼓膜切開が必要となる症例はある ( 0.1~1%) 4. 初診時から最適の治療を決定する方法は現時点ではない 抗菌薬による過剰治療をさけ, 患児の不利益をさける唯一の診療指針は 慎重な経過観察 (watchful( waiting ) 以外にはないと思われる
58 Increasing the Information Gap Feigin が中耳炎診療の課題とした Closing the Information Gap とは逆に日本の現状は Increasing the Information Gap となっている 海外の中耳炎診療乳様突起炎での鼓膜切開適応の論議が続く 耳鼻科医 X X小児科医 X 日本の中耳炎診療 X 耳鼻科医 小児科医 Information Gap の拡大は日本の子どもたちにとって不幸なことである. 耳鼻科医や小児科医の間で完全な合意に至らなくとも互いの方針を謙虚に学ぶ姿勢が必要である.
59 小児医療の未来は明るいかな? 私の診療室
もちろん単独では診断も除外も難しいが それ以外の所見はさらに感度も特異度も落ちる 所見では鼓膜の混濁 (adjusted LR, 34; 95% confidence interval [CI], 28-42) や明らかな発赤 (adjusted LR, 8.4; 95% CI, ) が
急性中耳炎の診断 (110207) 小児の中耳炎の診断は結構奥が深いと思う 中耳炎がありそうです と説明したところ 耳鼻科に行ったら何でもないと言われました とか 中耳炎はなさそうです と説明したとろ 耳鼻科で中耳炎になりかけていると説明されました とか 反対の説明を受けることが度々 基本はそれほど外していないような気もするけれど これを機会に中耳炎の診断について復習をしてみることにした 急性中耳炎の診断にあたり
中耳炎診療のすゝめ
こどもの中耳炎マクロビュー TM でルーチンに耳を診てみよう つちだ小児科土田晋也第 23 回外来小児科学会 福岡国際会議場 2013 年 9 月 1 日 診察手順を紹介します 中耳炎の診かたマクロビュー TM でルーチンに耳を診てみよう 視野が狭い 耳垢が多いみえているのは本当に鼓膜か? ツチ骨 光錐 鼓膜可動性 中耳貯留液あるか? 炎症あるか? 耳痛 発赤 膨隆 急性中耳炎 要治療 中耳炎疑い強い?
スライド 1
感染と CRP 感染と CRP メニュー 1.Sepsis 1 診断的 価値 Intensive Care Med 2002 2 重症度 3 治療効果 予後判定 判定 Crit Care 2011 Infection 2008 2.ICU Patients 3.VAP Crit Care 2006 Chest 2003 Crit Care Med 2002 Heart & Lung 2011
与するプロトコールで抗菌薬使用は全体の 31%(Siegel et al. 2003) あるいは 34% (McCormick et al. 2005) にとどまったと報告している Rovers ら (2004) も 抗菌薬非投与で軽快する例があるが 発症 2~3 日の観察が重要であるとしている 1
急性中耳炎の治療 (110208) 急性中耳炎の治療を総復習 日本と欧米のガイドラインを軸に ポイントをまとめてみる 基本的に ガイドラインでは重症度を把握して 軽症であれば抗菌薬を投与せず 経過観察することを推奨している リスクの評価が必要で 発熱や不隠 嘔吐のあるような患者では処方の域値を下げてもいいかもしれない 基本的に アルゴリズムがあるので それを参考にしたい 投与しない場合でも (2~)3
saisyuu2-1
母斑の例 早期発見対象疾患 専門機関への 紹介ポイント る 1歳頃の始語 ママ マンマ等のことばの出始め を経て 有意味語が増えているか 早い児であれ ば 二語文 パパ カイシャ等 が出てくる 簡単ないいつけ ことばでの指示 に従えるか 平成16年度に 1歳6か月児健診から二次精査を経て三次精査機関に紹介された38例のうち 両 側に中等度以上の難聴は3例 7.9 滲出性中耳炎も3例 7.9 聴力正常22例
2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にい
2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にいろいろな皮膚症状を生じる疾患です 典型例では高熱が出て 全身に紅斑を生じ い わゆる猩紅熱になります
資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号
資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル
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2014 年 4 月 9 日放送 急性急性胆管胆管炎 胆嚢炎胆嚢炎診療診療ガイドライン 2013 の活用法活用法 帝京大学外科准教授三浦文彦はじめに 2013 年 1 月に改訂 出版された急性胆管炎 胆嚢炎診療ガイドライン (Tokyo Guidelines 2013 以下 TG13) について お話しさせていただきます 急性胆管炎 胆嚢炎診療ガイドラインは 2005 年 9 月に日本語版第 1 版が
通常の市中肺炎の原因菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌に加えて 誤嚥を考慮して口腔内連鎖球菌 嫌気性菌や腸管内のグラム陰性桿菌を考慮する必要があります また 緑膿菌や MRSA などの耐性菌も高齢者肺炎の患者ではしばしば検出されるため これらの菌をカバーするために広域の抗菌薬による治療が選択されるこ
2014 年 12 月 3 日放送 高齢者肺炎の診療マネジメント 大分大学呼吸器 感染症内科教授門田淳一はじめに今回は高齢者肺炎の診療マネジメントについて考えてみたいと思います およそ 4 人に 1 人が 65 歳以上である超高齢社会の我が国において 高齢者肺炎は日常診療において最も頻繁に遭遇する疾患の一つです 我が国の死因の第 3 位は肺炎ですが そのうち約 96% は65 歳以上の高齢者が占めています
ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ
2012 年 12 月 5 日放送 尿路感染症 産業医科大学泌尿器科学教授松本哲朗はじめに感染症の分野では 抗菌薬に対する耐性菌の話題が大きな問題点であり 耐性菌を増やさないための感染制御と適正な抗菌薬の使用が必要です 抗菌薬は 使用すれば必ず耐性菌が出現し 増加していきます 新規抗菌薬の開発と耐性菌の増加は 永遠に続く いたちごっこ でしょう しかし 近年 抗菌薬の開発は世界的に鈍化していますので
よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎
2014 年 7 月 9 日放送 薬剤耐性菌の動向と最近の CLSI 標準法の変更点 順天堂大学 臨床検査部係長 三澤 成毅 薬剤耐性菌の動向まず 薬剤耐性菌の動向についてお話しします 薬剤耐性菌の歴史は 1940 年代に抗菌薬の第一号としてペニシリンが臨床応用された頃から始まったと言えます 以来 新しい抗菌薬の開発 導入と これに対する薬剤耐性菌の出現が繰り返され 今日に至っています 薬剤耐性菌の近年の特徴は
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2018 年 12 月 19 日放送 急性胆管炎 胆嚢炎診療ガイドライン 2018 国際医療福祉大学消化器外科教授吉田雅博ガイドラインの作成経過急性胆道感染症 ( 急性胆管炎 急性胆囊炎 ) は急性期に適切な対処が必要であり 特に 急性胆管炎 なかでも重症急性胆管炎では急性期に適切な診療が行われないと早期に死亡に至ることもあります これに対し 2005 年に出版されたガイドライン初版によって世界に向けて診断基準
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Clinical Question 2018 年 11 月 12 日 溶連菌性咽頭炎での抗菌薬使用 藤田医科大学救急総合内科作成者 : 花井翔悟監修 : 竹内元規 分野 : 感染症テーマ : 診断検査 治療 症例提示 症例 22 歳男性 主訴 発熱 咽頭痛 現病歴 受診前日からの発熱 咽頭痛で受診 発熱は昨日の夜間から 嚥下時痛も伴っている 水分摂取は可能 咳嗽なし 鼻汁なし 症例提示 既往歴 なし
2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好
2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好気性菌の複数菌感染症です 嫌気性菌の占める割合が 高くおよそ 2:1 の頻度で検出されます 嫌気性菌では
耐性菌届出基準
37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ
医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度
医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度 職員のインフルエンザワクチンの接種率 ワクチン接種率 =C( 自院内にてインフルエンザワクチンを接種した職員数 ) /B( ワクチン接種最終日の職員数 ) 100 年度 ワクチン接種最終日の職員数 ( 人 ) 自院内にてインフルエンザワクチンを接種した職員数 ( 人 ) 職員のインフルエンザワクチンの接種率 (%) 平成 26 年度 151
要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )
未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 ) 成分名 ( 一般名 ) 塩酸リドカイン 販売名 0.5%/1%/2% キシロカイン 要望する医薬品要望内容 会社名 国内関連学会
2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に
2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に伴い 肺炎におけるウイルスの重要性が注目されてきました 本日のお話では 成人におけるウイルス性肺炎の疫学と診断の現状
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ
(ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54
7 1 2 7 1 15 1 2 (12 7 1 )15 6 42 21 17 15 21 26 16 22 20 20 16 27 14 23 8 19 4 12 6 23 86 / 230) 63 / 356 / 91 / 11.7 22 / 18.4 16 / 17 48 12 PTSD 57 9 97 23 13 20 2 25 2 12 5
33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or
33 NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 2015 年第 2 版 NCCN.org NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) の Lugano
インフルエンザ(成人)
ⅩⅠ-2 インフルエンザ 1 概要 インフルエンザは A 型 B 型インフルエンザウイルスによる急性呼吸器疾患である 主に冬季に流行する 典型的なものでは 急激で高度の発熱 頭痛 倦怠感などの全身症状が現れ 同時かやや遅れて鼻汁 咽頭痛 咳などの呼吸器症状が出現する 熱は 38 度以上となり 諸症状とともに次第に緩解し 1 週間ほどで治癒に向かう 2 診断 臨床症状に加え下記の方法で診断する 迅速診断
仙台市立病院医誌 索引用語 小児 27 45 50 2007 肺炎マイコプラズマ クラミジア ニューモニエ 肺炎マイコプラズマIgM抗体およびクラミジア ニューモニエ IgM抗体の年齢別陽性頻度について ロ 恭 鈴 木 エ フ 近 力秀克 フ 谷 野 柳 武 岡本 恵 木 部 山 理 直 フ 阿 裕 生 二 哉 リ 谷 エ 俊 ウ 彦 正 司子勝 邦 竹 村 ウ 谷 大 中高 森 憲 佳 ラ 美 ウ
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
日本小児科学会推奨の予防接種スケジュールの主な変更点 2012 年 4 月 20 日 1) ヒブワクチン ヒブワクチンの追加接種 (4) に関して 添付文書上は 3 からおおむね 1 年あけるとありますが 追加接種による効果は 早期に得られるべきであると 考えます したがって 4 は 12 から接種することで適切な免疫が早期にえられる という 1 文を加えました 2) ワクチン 5 価ワクチンのスケジュールを加えました
染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります
2015 年 3 月 4 日放送 淋菌 クラミジア感染症の現状と問題点 産業医科大学泌尿器科講師濵砂良一主な性感染症淋菌感染症およびクラミジア感染症は 性感染症の一つであり 性感染症のなかで最も頻度の高い疾患です 性感染症とは 主に性的な行為によって病原体が感染する疾患であり この淋菌 クラミジア感染症の他に 梅毒 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ HIV 感染症など数多くの疾患が含まれます これらの疾患の一部は
2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の
Ⅵ. 職業感染対策 1. 針刺し 切創 粘膜曝露 1) 針刺し 切創 粘膜曝露対策および事例発生時の対応 職業感染を防止するためには 針刺し 切創 粘膜曝露を起こさないことが重要ではあ るが もし針刺し 切創 粘膜曝露が発生した場合は 迅速に対処することが必要となる 針刺し 切創 粘膜曝露事例発生時はフローチャートに従い行動する 表 1 感染症別の針刺しによる感染率 問題となるウイルス 感染率 備考
豊川市民病院 バースセンターのご案内 バースセンターとは 豊川市民病院にあるバースセンターとは 医療設備のある病院内でのお産と 助産所のような自然なお産という 両方の良さを兼ね備えたお産のシステムです 部屋は バストイレ付きの畳敷きの部屋で 産後はご家族で過ごすことができます 正常経過の妊婦さんを対
バースセンターはじめます! バースセンターって? バースセンターとは 医療設備のある病院内でのお産と 助産所のような自然なお産という両方の良さを兼ね備えたお産のシステムです 正常経過の妊婦さんを対象に お母さん 赤ちゃん ご家族の意向に沿ったお産ができるよう助産師がサポートしていきます お産に医師の立ち会いや必要以上の医療行為はありませんが 途中で異常となった場合は すぐに産科医師が立ち会います 当院では
2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ
2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメリカ臨床検査標準委員会 :Clinical and Laboratory Standards Institute
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2018 年 10 月 31 日放送 成人 RS ウイルス感染症 坂総合病院副院長高橋洋はじめに RS ウイルスは小児科領域ではよく知られた重要な病原体ですが 成人例の病像に関しては未だ不明の点も多いのが現状です しかし近年のいくつかの報告を契機として この病原体の成人領域での疫学や臨床像 とくに高齢者における重要性が少しずつ明らかになってきています 今回は成人における RS ウイルス肺炎の病像を当施設の成績を踏まえてお話しさせていただきます
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2019 年 5 月 1 日放送 Clostridioides (Clostridium) difficile 感染症診療カ イト ラインのホ イント 愛知医科大学大学院臨床感染症学教授三鴨廣繁はじめに Clostridioides difficile は医療関連感染としての原因菌として最も多くみられる嫌気性菌であり 下痢症や偽膜性腸炎などの多様な C. difficile infection(cdi)
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大阪府豊中保健所 永井仁美 コッホ現象を診断したら 市町村長は ( 中略 ) 医師がコッホ現象を診断した場合 直ちに被接種者の居住区域を管轄する市町村長へ報告するよう協力を求めること ( 平成 7 年 月 7 日厚生労働省健康局長通知 ) 市町村長 都道府県知事 厚生労働大臣に報告 BCG による皮膚病変の推移 BCG 接種制度変更 森亨, 山内祐子.BCG 副反応としての皮膚病変の最近の傾向. 結核
10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32
白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図
市中肺炎に血液培養は必要か?
Clinical Question 2016 年 1 月 18 日 J Hospitalist Network 1 市中肺炎に血液培養は必要か? 洛和会音羽病院 作成者 安冨義親 監修者 神谷 亨 分野 感染症 テーマ 診断検査 68 歳男性主訴呼吸苦 2 COPD に対して ICS/LABA を吸入している 68 歳男性 3 日前からの喀痰増加 呼吸苦を主訴に ER 受診 145/78mmHg 105bpm
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1
(ICD10: C81 85, C96 ICD O M: 9590 9729, 9750 9759) 治癒モデルの推定結果が不安定であったため 治癒モデルの結果を示していない 203 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 71 68 50 53 52 45 47 1993 1997 1998 2001 2002 2006 2002 2006 (Period 法 ) 43 38 41 76
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 [ 平成 年 月 7 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 祝 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 〇 感 染 性 胃 腸 炎 〇 〇 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 〇 ヘ ル
減量・コース投与期間短縮の基準
用法 用量 通常 成人には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後および夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ただし 本剤の投与によると判断される臨床検査値異常 ( 血液検査 肝 腎機能検査 ) および消化器症状が発現せず 安全性に問題がない場合には休薬を短縮できるが その場合でも少なくとも
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その他 B 型肝炎 15% C 型肝炎 68% 41 706 168 66 19 12 肝 には の か 脂肪肝 の で る () という も りま の く い 肝 の肝細胞のなかに 脂肪の く がこ なにたまっ いま 類洞 正常な肝臓 腸管からの栄養や不要物が流れていく 肝細胞 正常な肝臓 脂肪肝の始まり 類洞 腸管からの栄養や不要物が流れていく 類洞 過剰な脂質 糖質の流入 肝細胞 肝細胞のなかに中性脂肪がたまり始める
PowerPoint プレゼンテーション
抗菌薬開始のタイミング 2012.12.25 慈恵 ICU 勉強会久保友貴子 はじめに 重症患者における抗菌薬投与は 感染が疑われた時点でエンピリック治療として開始されることが多い しかし不適切な抗菌薬投与は耐性菌増加につながる問題がある 重症患者の抗菌薬投与は 1 感染症診断の確実性 2 治療介入が遅れた場合のリスク 3 耐性菌増加のリスク 以上 3 つのバランスより開始のタイミングを考える必要がある
未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類
未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする ) 効能 効果 ( 要望された効能 効果について記載する ) ( 要望されたについて記載する
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 5-5-5 鳥取県感染症流行情報 第 週 [ 平成 年 月 7 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 〇 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 〇 手 足 口 病 〇 ヘ ル パ
Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx
患者様同意説明文書 非典型溶血性尿毒症症候群 (ahus) ソリリスの投与開始前に 医師または医療従事者から ソリリスを投与される方へ (ahus) 及び 患者安全性カード に従ってこの薬の安全性 有効性の説明 髄膜炎菌ワクチン等の接種の必要性及び患者様のデータの取扱いの説明を十分に理解できるまで受け さらにこの 患者様同意説明文書 の記載に従ってご確認ください 担当医師または医療従事者は 患者様にこの薬を投与する場合
緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾
2 緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患 赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科
15,000 例の分析では 蘇生 bundle ならびに全身管理 bundle の順守は, 各々最初の 3 か月と比較し 2 年後には有意に高率となり それに伴い死亡率は 1 年後より有意の減少を認め 2 年通算で 5.4% 減少したことが報告されています このように bundle の merit
2011 年 11 月 30 日放送 真菌感染症 兵庫医科大学感染制御学教授竹末芳生はじめに深在性真菌症の診断 治療ガイドラインの改訂版が 2007 年に発表され それを普及させる目的で 真菌症フォーラムでは ACTIONs プロジェクトを行ってきました これは侵襲性カンジダ症の病態 診断 治療を Antifungals, Blood stream infection, Colonization &
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日
2009年8月17日
医師 2,000 人超の調査結果を多数掲載中です https://www.facebook.com/medpeer 2013 年 8 月 1 日 メドピア株式会社 マイコプラズマ感染症診断における迅速診断キットの使用状況 について 半数以上はキットを使用していない 医師約 6 万人が参加する医師専用サイト MedPeer ( メドピア https://medpeer.jp/) を運営するメドピア 株式会社
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NO. 95 平成 21 年 7 月 1 日発行 No.95 日本リウマチ財団ニュース 表 1 ACR-EULAR 関節リウマチ診断基準 分類基準 試案 eular 2009, 岡田正人 訳 上を診断とするかはこれから決 score 0 22 34 定され また この項目と点数 0 6 印象も受けるが 時代とともに PIP,MCP,MTP, 手関節 4箇所以上非対称性 4箇所以上対称性 10
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり, 高齢者の人口は全人口の約 25% を占め, 介護の問題なども含め, 高齢化は深刻な問題である. 平均寿命の延伸とともに,100
2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者
217 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 で 前年から 29 増加した HIV 感染者は前年から 3 AIDS 患者は前年から 26 増加した 図 -1 2 HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた報告数の概要として 主に以下のことが挙げられる 図 -2 3 4 外国籍男性は前年から 11
蚊を介した感染経路以外にも 性交渉によって男性から女性 男性から男性に感染したと思われる症例も報告されていますが 症例の大半は蚊の刺咬による感染例であり 性交渉による感染例は全体のうちの一部であると考えられています しかし 回復から 2 ヵ月経過した患者の精液からもジカウイルスが検出されたという報告
2016 年 8 月 3 日放送 ジカウイルス感染症 国立国際医療研究センター国際感染症センター忽那賢志ジカ熱とはジカ熱とは フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる蚊媒介感染症です ジカウイルス感染症 ジカ熱 ジカウイルス病など さまざまな呼び方があります ジカ熱を媒介する蚊は 主にネッタイシマカとヒトスジシマカです ジカ熱は近年 急速に流行地域を拡大しており 2013 年のフランス領ポリネシア
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 9 [ 平成 年 月 日 ( 月 ) ~ 月 9 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 ヘ ル パ ン ギ ー ナ
も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて
2015 年 2 月 16 日放送 院内感染対策としての予防接種 慶應義塾大学感染症学教授岩田敏はじめに ワクチンで防ぐことのできる疾病(Vaccine Preventable Disease; VPD) はワクチンの接種により予防する ということは 感染制御の基本です 医療関係者においても 感染症をうつさない うつされないために VPD に対して 免疫を持つ必要がある という考えのもと B 型肝炎
Microsoft Word - 届出基準
第 4 三類感染症 1 コレラ (1) 定義コレラ毒素 (CT) 産生性コレラ菌 (Vibrio cholerae O1) 又は V. cholerae O139 による急性感染性腸炎である (2) 臨床的特徴潜伏期間は数時間から 5 日 通常 1 日前後である 近年のエルトールコレラは軽症の水様性下痢や軟で経過することが多いが まれに 米のとぎ汁 様の臭のない水様を 1 日数リットルから数十リットルも排泄し
症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習
ABC-123 臨床試験進行または再発胃癌患者に対するプラセボを対照薬とした無作為化二重盲検比較試験症例報告書 治験実施計画書番号 P123-31-V01 被験者識別コード 割付番号 治験実施医療機関名 ご自分の医療機関 お名前を記載して下さい 症例報告書記載者名 症例報告書記載者名 治験責任医師 ( 署名又は記名 押印 ) 治験責任医師記載内容確認完了日 印 2 0 年 月 日 1 症例報告書の記入における注意点
は減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性
2012 年 9 月 5 放送 慢性気道感染症の管理 マクロライドを中心に 大分大学総合内科学第二教授門田淳一今回は 慢性気道感染症の管理について マクロライド系抗菌薬の有用性を中心にお話しいたします 慢性気道感染症の病態最初に慢性気道感染症の病態についてお話ししたいと思います 気道は上気道と下気道に分けられます 上気道とは解剖学的に鼻前庭に始まり 鼻腔 咽頭 喉頭を経て気管までの空気の通り道を指し
葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd
L FO AT E VI TAMI NB12 医療関係者用 葉酸 とビタミンB ビタミンB12 アリムタ投与に際して 警告 1 本剤を含むがん化学療法に際しては 緊急時に十分対応できる医療施設において がん化学療 法に十分な知識 経験を持つ医師のもとで 本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投 与すること 適応患者の選択にあたっては 各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること また 治療開始に先立ち
テイカ製薬株式会社 社内資料
テイカ製薬株式会社社内資料 アレルギー性結膜炎治療剤トラニラスト点眼液.5% TS TRANILAST Ophthalmic Solution.5% TS 生物学的同等性に関する資料 発売元 : 興和株式会社 製造販売元 : テイカ製薬株式会社 9 年 月作成 TSTR5BE9 ラット及びモルモットアレルギー性結膜炎モデルにおける生物学的同等性試験 Ⅰ. 試験の目的トラニラスト点眼液.5% TS および標準製剤の生物学的同等性をラット受動感作アレルギー性結膜炎モデル及びモルモット能動感作アレルギー性結膜炎モデルを用い薬力学的に検討した
心房細動1章[ ].indd
1 心房細動は, 循環器医のみならず一般臨床医も遭遇することの多い不整脈で, 明らかな基礎疾患を持たない例にも発症し, その有病率は加齢とともに増加する. 動悸などにより QOL が低下するのみならず, しばしば心機能低下, 血栓塞栓症を引き起こす原因となり, 日常診療上最も重要な不整脈のひとつである. 1 [A] 米国の一般人口における心房細動の有病率については,4 つの疫学調査をまとめた Feinberg
スライド 1
1/5 PMDA からの医薬品適正使用のお願い ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 No.6 2012 年 1 月 ラミクタール錠 ( ラモトリギン ) の重篤皮膚障害と用法 用量遵守 早期発見について ラミクタール錠は 用法 用量 を遵守せず投与した場合に皮膚障害の発現率が高くなることが示されている ( 表 1 参照 ) ため 用法 用量 を遵守することが平成 20 年 10 月の承認時より注意喚起されています
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成人の溶連菌感染の診断 國島広之 成人の溶連菌感染の診断についてご教示ください 日常診療において 成人で咽頭痛 扁桃に膿栓 高熱を認める場合があります 1. 成人における溶連菌感染の頻度 2. 感染の迅速診断キットの有用性 3. 成人においても治療はペニシリンの10 日間服用が基本処方でしょうか 4. センタースコアは 成人にも適応できますか 國島 5 15% 10% 5 15% 國島 59
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34 ビタミン主薬製剤 1 ビタミン A 主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談することあ医師の治療を受けている人 い妊娠 3 ヵ月以内の妊婦, 妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人 ( 妊娠 3 ヵ月前から妊娠 3 ヵ月までの間にビタミン A を 1 日 10,000 国際単位以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したとの報告がある )
