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1 日本超音波医学会 超音波診断講習会 ( 頸部 ) 日時 : 平成 27 年 11 月 8 日 ( 日 ) 会場 : 福島県文化センター 3F 展示室 福島県福島市春日町 5-54 主催 : 一般社団法人日本超音波医学会

2 目 次 日本超音波医学会超音波診断講習会の開催にあたって 2 超音波診断講習会開催要項 3 超音波診断講習会スケジュール 4 超音波診断講習会抄録 甲状腺のびまん性病変 5 村上司 ( 野口病院内科 ) 甲状腺の結節病変 9 福島俊彦 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 甲状腺の血流評価と組織弾性評価 13 鈴木眞一 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 頸部リンパ節の超音波診断 19 尾本きよか ( 自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第 1 講座 ( 臨床検査部 )) 甲状腺健診 ( 検診 ) における精査基準 23 志村浩己 ( 福島県立医科大学臨床検査医学 ) 福島県民健康調査甲状腺検査 27 鈴木悟 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 甲状腺の吸引細胞診 35 佐々木栄司 ( 伊藤病院診療技術部臨床検査科 )

3 超音波診断講習会 ( 頸部 ) の開催にあたって 甲状腺を含めた頸部の超音波診断は 最近さらにその臨床的重要度を増してきています 福島第一原発事故後の福島県民健康調査の一環として 当時 18 歳以下であった全県民を対象とした甲状腺超音波スクリーニングは第 1 回がほぼ終了し 2 順目に入りつつあります そのため依然として甲状腺癌の有病率についても国民の強い関心を集めています また 頸動脈エコー PET CTscanをはじめとする他の目的で行われる画像診断の普及に伴い 偶発的に甲状腺内の限局性病変が検出されることが多くなり その結果として 臨床的には精査を必要としない症例まで専門医療機関に紹介される事例が多発し 関係者の困惑を生んでいるのが現状であります 従って 限られたリソースを有効に活用し 受診者の不安を理解しつつ 本来必要とされる医療の供給に支障をきたさないために検出病変を精査対象とすべきか否かの判断がより重要となってきています 本講習会では 甲状腺結節の超音波診断基準の解説と共に 検診時の所見の取り方とその後の対応に対する指針や 現在 新しい診断基準に取り入れるべく検討されている血流評価と弾性評価を含めて 受講者にわかりやすい研修を行い さらに頸部リンパ節のみかた及び甲状腺細胞診と病理所見についても解説致しますので 受講生の皆様の明日からの診療に役立つ実践的な講習会になると確信しております 一般社団法人日本超音波医学会教育委員会超音波診断講習会 ( 頸部 ) 当番世話人貴田岡正史鈴木眞一

4 一般社団法人日本超音波医学会 超音波診断講習会( 頸部 ) 開催要項 日時 : 平成 27 年 11 月 8 日 ( 日 ) 9:25~16:05 会場 : 福島県文化センター 3F 展示室 ( 福島県福島市 ) 主催 : 一般社団法人日本超音波医学会 参加者への単位認定 : 日本超音波医学会超音波専門医 超音波工学フェロー 及び超音波検査士には 本講習会の全ての講義を受講した者に限り 講習会終了後に受講修了証明書を発行し 資格更新に必要な以下の単位を付与するものとする 超音波専門医超音波工学フェロー超音波検査士 10 単位 10 単位 5 単位 問い合わせ先 一般社団法人日本超音波医学会 超音波診断講習会 係宛 東京都千代田区神田淡路町 お茶の水センタービル6F TEL: FAX: mail:office@jsum.or.jp

5 プログラム 9:25~9:30 開講の挨拶世話人 : 貴田岡正史 ( 公立昭和病院内分泌代謝科 ) 9:30~9:40 Over view 講師 : 貴田岡正史 ( 公立昭和病院内分泌 代謝内科 ) 9:40~10:30 甲状腺のびまん性病変座長 : 貴田岡正史 ( 公立昭和病院内分泌 代謝内科 ) 講師 : 村上司 ( 野口病院内科 ) 10:30~11:20 甲状腺の結節病変座長 : 村上 司 ( 野口病院内科 ) 講師 : 福島俊彦 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 11:20~12:10 甲状腺の血流評価と組織弾性評価座長 : 福島俊彦 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 講師 : 鈴木眞一 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 13:00~13:50 頸部リンパ節の超音波診断座長 : 鈴木眞一 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 講師 : 尾本きよか ( 自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第 1 講座 ( 臨床検査部 )) 13:50~14:30 甲状腺健診 ( 検診 ) における精査基準座長 : 尾本きよか ( 自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第 1 講座 ( 臨床検査部 )) 講師 : 志村浩己 ( 福島県立医科大学臨床検査医学 ) 14:30~15:10 福島県民健康調査甲状腺検査座長 : 志村浩己 ( 福島県立医科大学臨床検査医学 ) 講師 : 鈴木悟 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 15:10~16:00 甲状腺の吸引細胞診座長 : 鈴木悟 ( 福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座 ) 講師 : 佐々木栄司 ( 伊藤病院診療技術部臨床検査科 ) 16:00~16:05 開講の挨拶世話人 : 鈴木眞一 ( 福島県立医科大学医学部附属病院甲状腺内分泌学講座 )

6 甲状腺のびまん性病変 野口病院内科 村上司 結節性甲状腺腫の存在診断 質的診断に超音波検査が必須であることは言うまでもないが 甲状腺に結節を触れなくてもびまん性甲状腺腫を認める場合や甲状腺の異常を疑った場合にはすべて超音波検査の適応である びまん性に甲状腺が腫大する橋本病 ( 慢性甲状腺炎 ) バセドウ病においては 甲状腺腫の大きさの評価や結節性病変合併の有無を診断するのに超音波検査が必要である また 内部エコーから組織変化の程度を推測することもある程度可能であるし 血流の評価が甲状腺中毒症の鑑別診断に有用なことがある 亜急性甲状腺炎は特徴的な臨床所見と超音波所見から容易に診断できることが多い 最後に急性化膿性甲状腺炎とびまん性甲状腺腫をきたす可能性のある悪性腫瘍も紹介する 1. 橋本病 ( 慢性甲状腺炎 ) 橋本病は臓器特異的自己免疫疾患のひとつで女性に好発する 甲状腺内にリンパ球浸潤 線維化および濾胞構造の破壊がみられるが 組織学的変化の程度は症例によりさまざまである 橋本病の診断には抗サイログロブリン抗体 抗 TPO 抗体のいずれかが陽性であることを確認するか 細胞診または病理検査で甲状腺内のリンパ球浸潤を証明する必要がある さらに甲状腺ホルモン TSH 抗 TSH 受容体抗体の測定などによってバセドウ病を除外する必要がある 超音波検査だけでは橋本病とバセドウ病の鑑別はできない 橋本病の超音波所見の特徴は びまん性甲状腺腫 甲状腺表面の不整 内部が低エコーで不均質なことである ( 図 1) しかし その程度は症例によりさまざまである 5

7 甲状腺機能低下症を示す症例の中には甲状腺が萎縮している場合がある このような症例に超音波検査を行うと 甲状腺内部が低エコー不均質な場合とほとんど正常と変わらない内部エコーを示す場合がある 前者は橋本病のために組織破壊が進んで甲状腺組織が萎縮したものであるが 後者の場合は阻害型抗 TSH 受容体抗体による可能性を考える必要がある また 橋本病にまれに合併する悪性リンパ腫を見落としてはいけない 図 1 橋本病の超音波像甲状腺の表面は不整 内部は低エコーでびまん性に腫大している 2. バセドウ病甲状腺中毒症状 びまん性甲状腺腫 特有の眼症状を3 主徴とするバセドウ病も女性により高頻度に発症する自己免疫疾患である 診断は甲状腺ホルモン高値 TSH 抑制 抗 TSH 受容体抗体陽性 放射性ヨウ素摂取率高値などによる 超音波検査は診断そのものに必須ではないが ドプラで甲状腺内に血流増加を認める場合は破壊性甲状腺中毒症を除外する根拠になる場合がある ただしバセドウ病の全例で血流増加がみられるわけではなく 破壊性甲状腺中毒症でも軽度の血流増加はありえることに注意を要する バセドウ病の超音波所見は橋本病に共通する所見が多いが 甲状腺腫の大きさの評価と結節合併の有無を診断することが超音波検査の目的である 6

8 3. 無痛性甲状腺炎無痛性甲状腺炎はバセドウ病との鑑別に注意を要する疾患である バセドウ病との鑑別には抗 TSH 受容体抗体が陰性であること 眼症状がないことが参考になるが 確定診断のためには放射性ヨウ素摂取率の抑制を確認する必要がある 超音波検査では軽度のびまん性甲状腺腫を認めることが多く 内部エコーは不均質でやや低エコーを示す 急性期を過ぎればエコーレベルが正常に回復することがある 甲状腺内の血流は正常かまたは軽度の増加にとどまる 4. 亜急性甲状腺炎可逆性の破壊性甲状腺中毒症にあわせて甲状腺の圧痛を伴う腫大 発熱を伴う疾患である 甲状腺に痛みを伴う疾患は多くはないので急性期に特徴的な臨床所見がそろっていれば診断は容易である 超音波検査では甲状腺はびまん性に腫大し圧痛を示す部に一致して境界不明瞭な低エコー域を認める ( 図 2) 甲状腺の一部に限局する場合と両葉に散在する場合とがある また経過中にこの低エコー域が移動すること (creeping 現象 ) が特徴である 痛みや発熱 CRP や甲状腺機能の異常が改善した後まで低エコー域が残ることが多い 急性期を過ぎて受診した症例では 触診で硬く触れ 超音波で低エコー結節として認められることがあるので乳頭癌との鑑別が必要である 図 2 亜急性甲状腺炎の超音波像甲状腺右葉はびまん性に腫大し境界不明瞭な低エコー域が描出される 7

9 5. 急性化膿性甲状腺炎遺残した下咽頭梨状窩瘻からの細菌感染による甲状腺周囲の炎症である 大部分は小児期に発症し 適切な治療が行わなければ再発を繰り返す可能性がある 左側に圧倒的に多く 前頚部の腫脹 疼痛 皮膚の発赤や熱感をきたす 白血球増多 血沈亢進 CRP 陽性を示し 超音波では甲状腺周囲の不均質な低エコー域を認める このため患側甲状腺片葉の輪郭が描出できなくなる 6. びまん性甲状腺腫を呈する悪性腫瘍甲状腺に原発する悪性リンパ腫はびまん性に病巣が広がる場合と結節様に限局した病変を示す場合とがある 基礎に橋本病を有するので悪性リンパ腫が甲状腺内の一部にとどまる場合でもびまん性甲状腺腫は認めるが 超音波では悪性リンパ腫の病変は周囲甲状腺に比べ低エコーに描出される 限局した病巣であれば周囲との対比で診断は比較的容易であるが これが甲状腺全体に広がると橋本病との鑑別が困難になる 甲状腺乳頭癌の特殊型のひとつであるびまん性硬化型乳頭癌は 乳頭癌が甲状腺内のリンパ流を介して甲状腺内にびまん性に広がる病態である 超音波ではびまん性甲状腺腫とびまん性にひろがる多数の微細点状高エコーが特徴的な所見である ( 図 3) 触診では橋本病と紛らわしく 抗甲状腺自己抗体が陽性になるので超音波検査 穿刺吸引細胞診をしないと診断を誤ることになる 比較的若い女性に好発する 図 3 びまん性硬化型乳頭癌の超音波像甲状腺全体に多数の微細点状高エコーが描出される 8

10 甲状腺の結節性病変福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座福島俊彦 最近 頸動脈エコー CT MRI FDG-PET/CT など各種画像検査の普及に伴い 甲状腺結節が偶発的に発見される機会が増え その精査のため専門外来を訪れる患者も多い 精査の場合 他のモダリティに比べ 安価 簡便 低侵襲 空間分解能が高い 得られる情報量が多いなどの利点から 超音波検査が推奨されており 甲状腺超音波検査の重要性が益々高くなってきている 本稿では 日常臨床上遭遇する頻度が高い甲状腺結節性病変について概説し 甲状腺結節の超音波診断基準に則した各種病変の主にBモード所見について解説する 1. 嚢胞 腺腫様結節 腺腫様甲状腺腫実臨床上 超音波検査で高頻度に認められる結節性病変は嚢胞 腺腫様結節 腺腫様甲状腺腫である 腺腫様甲状腺腫とは 甲状腺が非腫瘍性に結節性に増殖し増大する多発性病変と定義されており 出血 嚢胞変性 ( 形成 ) 石灰化 線維化 硝子化などの 2 次的な変化を伴う 結節が数個までで甲状腺腫大を伴わないものは腺腫様結節と呼ばれる a. 腺腫様甲状腺腫 腺腫様結節の超音波所見形状は整で円形ないし楕円形 境界明瞭 平滑 内部エコーは先述した 2 次的変化を反映し 低から高エコーまで多彩であり 不均質な場合も少なくない 境界部低エコーは認めない b. 嚢胞の超音波所見形状整 円形 楕円形 境界明瞭 内部は無エコーであることが多いが 網状 点状多重高エコースポット ( コメットサイン図 1) を認めることもある 後方エコーが増強する 2. 濾胞腺腫濾胞上皮由来の良性腫瘍であり 実臨床上は濾胞癌との鑑別が問題となる 超音波所見は 形状整 円形ないし楕円形 境界明瞭 平滑 内部エコーは等から低で均質 微細高エコーは認めず 境界部低エコーを認め 整である 濾胞癌 特に微小浸潤型については Bモードのみでは鑑別が困難であるが 血流評価 組織弾性評価を加味することにより より詳細な解析が可能となってきた ( 次稿参照 ) 濾胞腺腫では 腫瘍辺縁中心の血流パターンが特徴である 3. 乳頭癌組織診断は その特徴的な核所見 ; 核溝 核内細胞質封入体 微細顆粒状クロマチンによってなされる 甲状腺癌取り扱い規約による分類では 濾胞型乳頭癌 被包型乳頭癌 大細胞型乳頭癌 好酸性細胞型乳頭癌 びまん性硬化型乳頭癌 高細胞型乳頭癌 9

11 篩 ( モルラ) 型乳頭癌が亜型として記載されている 超音波所見は 形状不整 境界不明瞭 粗雑 内部エコーは低 不均質 微細多発点状エコーを伴い 境界部低エコーなない 組織弾性評価では 硬く描出される また 喉頭前 気管前 気管傍 深頚リンパ節の転移が描出されることも多く 参考になる ( リンパ節の稿を参照 ) a. 濾胞型は組織学的には 乳頭癌の各所見を呈するが 乳頭状構造を示さず 濾胞状構造からなる 超音波所見は 典型的乳頭癌の所見から 被包型乳頭癌の所見まで様々である b. 被包型は 組織学的に 全周性に線維性被膜を有しており 超音波所見は濾胞性腫瘍に類似しており 鑑別診断が問題となる 内部に嚢胞形成を呈することが多い c. びまん性硬化型は 甲状腺内に明らかな腫瘤を認めず 腫瘍細胞のびまん性浸潤 リンパ管の腫瘍栓 砂粒小体 著明なリンパ節転移 若年者に多い 橋本秒病の併存を特徴とする 超音波所見では 微細多発高エコースポットが片葉から全体に多発し 甲状腺実質のエコーレベルがやや低く 不均質であることが多い d. 篩 ( モルラ) 型は 被包型乳頭癌と類似の超音波所見を呈する 若年女性に多く リンパ節転移を認めない 家族性大腸腺腫症 (FAP) の一部分症としても知られており 詳細な家族歴聴取が重要である 4. 濾胞癌組織診断は 浸潤所見 : 脈管侵襲像 被膜浸潤像によってなされる あるいは肺 骨などの遠隔転移を認めた場合に 臨床診断がなされる 微小浸潤型と広範囲浸潤型に分類されるが 微小浸潤型濾胞癌と濾胞腺腫の術前鑑別診断は困難である 濾胞癌を疑うべき超音波所見として 1 内部エコーが低く 不均質であること 2 境界部低エコー帯の消失あるいは不整 3 結節サイズが大きいことが知られている すなわち 実臨床上は 良性の濾胞性腫瘍の第 1 印象でも 特に結節サイズが大きい場合は 超音波診断基準に則して 注意深く観察することが重要である 血流パターンは 内部優位で 貫通血管を認める 組織弾性評価では 硬く描出されることが多い ( 次稿参照 ) 5. 髄様癌 C 細胞を発生母地とする甲状腺癌で 腫瘍細胞からのカルシトニンの分泌を免疫組織学的に証明することで診断される 超音波所見は 形状整ないし不整 円形 ~ 楕円形 内部エコーは低で 微細から粗大高エコー ( 典型的には牡丹雪状 ) を伴う 甲状腺中部より頭側 特に頭側 1/3 部分に発生し 両側病変の場合は 多発性内分泌腫瘍症 2 型の併存を想起した精査が必要となる 6. 未分化癌急速に増大する頚部腫瘤で 圧排 浸潤に伴う臨床症状を呈する 超音波所見は 腫 10

12 瘤が大きいことが多く 全体の形状を評価することは困難であることが多い 特徴としては 内部エコー不均質 高濃度の非定型石灰化 びまん性低エコーリンパ節の壊死像 周囲への浸潤などがある 超音波診断の基本は B モード所見であり 甲状腺結節超音波診断基準に則した 観察 所見記載が 正確な診断の近道である 11

13 (memo)

14 甲状腺の血流評価と組織弾性評価 とくに結節性病変について 福島県立医科大学 甲状腺内分泌学講座 鈴木眞一 1. はじめに甲状腺超音波検査では B モード画像が基本である B モード自体の画像の解像度の進歩により かなりの診断が可能になった とくに結節においては日本超音波医学会甲状腺結節 ( 腫瘤 ) 超音波診断基準に基づく診断が2011 年に改訂され普及している ( 図 1) しかしこの基準は B モードによるものであり 最近の超音波機器には カラードプラ法は大半の機器に装着され また組織弾性評価に関しても10 年前に比べるとその進歩は著しく日常での使用がなされている カラードプラ法による血流評価と組織弾性評価について解説する 2. 血流評価 ( カラードプラ法 ) 結節の診断において血流評価の目的は二つある 一つは機能性結節の診断であり もう一つは良悪性の鑑別診断である 前者は結節内血流の増加から 血液検査で TSH FT3 FT4ないし 99m Tc 131 I シンチグラフィにて診断を行う 後者はとくに結節内の血流分布 血流の多寡 ( 図 1 2) や血流解析 (FFT 解析 :PI RI) を測定して良悪性の鑑別を行う 良悪性の鑑別 とくに濾胞性腫瘍 ( 腺腫様結節も含む ) の鑑別が重要となる 血流の分布では内部や内部及び周辺への血流が多い場合 悪性を疑う とくに内部に貫通する血管を認める場合に悪性とくに濾胞がんを疑うことが多い 甲状腺超音波ガイドブックの改訂 2 版の診断の進め方にも 10 20ミリの充実性病変において 上記診断基準の全てが悪性所見を認めない場合でもカラードプラ法で結節内の血流 ( 貫通血管 ) を認めた場合 穿刺吸引細胞診を行うとしている これは B モードで良性に見えても 濾胞がんや濾胞型乳頭がんがあり とくに細胞診が後者を鑑別するのに有用なためである 乳頭がんの場合 石灰化や間質の増生から必ずしも血流増加を認めない場合もある 嚢胞内結節の充実部分の血流の増加は嚢胞内乳頭がんを疑う また 血流の多寡については定性分類であり FFT 解析などで良悪性を鑑別することも多い しかし これらの評価は現時点では 多くの文献で腫瘍内部の血流の増加は悪性を疑う一つの因子とはなっており あくまでも悪性を疑う感度は増加するが い 13

15 まだ特異度は十分ではない 各機器の血流評価を行う場合の機器設定の標準化は今の所不十分であるが本稿で は現行でできる標準化を示したい 3. 組織弾性評価甲状腺領域に組織弾性評価法 (Elasticity Imaging EI) が最初に使用されるようになり 10 年以上を経た 触診は術者の習熟度に依存することが多く 一定の診断を得るには困難であったが 本法の開発で触診に変わる硬さの評価が超音波施行時に可能になることが期待されている 外部からの圧迫などによる歪みを指標とする static elastography の一つである Real-time tissue elastography TM (RTE, 日立アロカ ) が最初に開発され その後多くの static elastography が開発されてきている しかし これもまた術者依存性の部分があり 新たに shear wave speed を用いた EI も開発され 客観的定量性にも期待が寄せられている 甲状腺でのこれらの EI について述べる 1) 分類 ( 表 2) エラストグラフィの分類表 2に示す 多くは用手圧迫を行う static elastography と音響圧迫 (ARFI excitation) を用いるものに大別される 2)static elastography 多くの場合用手圧迫によるものであるが RTE が最初に開発され普及度は高い 定性反応として 硬さ 歪みを4つの Grade に分類している Grade1 は結節の大半が歪むもの Grade 2 は一部が歪まないもの Grade 3 は結節の大半が歪まず 一部のみが歪むもの Grade 4 は大半が歪まないものとしている ( 図 4) Grade が高いほど歪まないすなわち 硬い結節となる 良性結節は Grade1 2 が多く 悪性の大半は Grade 3 4 となる 定性反応だけでなく図 5に示すような 他部位を対照とした半定量法では Strain ratio (SR) として求められるが SR が 0.4 未満で悪性を疑う 本法は甲状腺濾胞腺腫と濾胞がんの鑑別に血流情報よりも特異度が高く有用である 前項の血流情報で機能性結節も悪性結節も血流が豊富であるが その場でエラストを追加すると Grade 1, 2, SR>0.4 であれば機能性結節を Grade3,4 SR<0.4 であれば悪性結節を疑うことがリアルタイムな鑑別が可能となる 3) ARFI excitation ARFI shear wave speed を用いたエラストグラフィには表 3に示すものがある 機器依存性が高く未だ標準化はされていない それぞれ良悪性を比較すると差は出るものの RTE を超えるものではない 再現性の高さを期待して開発されているが 得られているデータは依然と 14

16 してそれぞれの測定者によって異なり未だ相対的であり 本法でのアーチファクトを十分に 把握し改良する必要が有る 4. おわりに 血流情報も組織弾性評価も現実の診療に使用されているが いまだ標準化されていなが その中で これらの情報を B モードに上乗せすることでさらなる精度向上が期待される 15

17 日本超音波医学会編 図 1 甲状腺結節 ( 腫瘤 ) 超音波診断基準 辺縁型 ( 辺縁のみに認めるもの ) 内部型 ( 腫瘤内部に認めるもの ) 混合型 ( 辺縁 内部両者に認めるもの ) 図 1 ドプラ法血流分布パターン Grade1 Grade2 Grade3 ( 血流をほとんど認めないもの ) ( 中間 ) ( 血流の豊富なもの ) 表 2 エラストグラフィの分類 Measured physical quality method Excitation method Strain or Displacement Shear wave speed Strain Imaging Shear wave imaging Manual compression* Strain elastography PTC AG AFTN Acoustic radiation force impulse excitation ARFI imaging Point shear wave elastography 図 3 ドプラ法血流 Grade ( 血流の多寡 ) *;Palpation, Cardiovascular pulsation, Respiration 16

18 Soft (elastic) 胸鎖乳突筋の Strain 腫瘍の Strain Grade1 FFA FA Hard (no strain) Grade Grade 3 FTC 1:Strain (+++) 2:Strain (++) Strain Ratio (SR)= 腫瘍の Strain / 胸鎖乳突筋の Strain 3:Strain (+) 悪性 SR,<0.4 Grade 2 FA 4:Strain (-) Grade 4 PTC 鈴木眞一 他. 外科 68: ,2006 鈴木眞一,MEDIX53:4-7,2010 鈴木木眞一 臨床画像 27:92-97,2011 図 4 Grading of RTE 図 5 エラストグラフィにおける半定量反応 表 3 ARFI shear wave speed を用いたエラストグラフィ ARFI imaging Point shear wave elastography Acoustic radiation force impulse (ARFI) excitation Virtual Touch TM imaging (VTI) (Siemens) Virtual Touch TM Quantification (VTQ) (Siemens) ElastPQ TM (Phillips) Shearwave Elastography (Shear wave speed imaging) Shear wave TM Elastography SWE (Supersonic Imaging) Virtual Touch TM Image Quantification (VTIQ/ARFI ) (Siemens) 用手圧迫 (Manual compression) vs 音響圧迫 (ARFI excitation) 17

19 (memo)

20 超音波診断講習会 ( 頸部 ) 頸部リンパ節の超音波診断 自治医科大学附属さいたま医療センター臨床検査部尾本きよか 1. リンパ節の役目と解剖 人間には頸部 腋窩 鼡径部 腹腔内ほか総計 500 個以上のリンパ節が存在する 正常なリンパ節の多くは扁平な卵形を呈しており 一側の中央部はやや陥凹してリンパ門となり 動脈が流入し 静脈が流出していく リンパ節は異物の侵入を防ぐ重要な臓器であるが 組織に侵入した抗原はまず毛細リンパ管に入り リンパ流にのって末梢からリンパ本管や胸管へと向かう このリンパ管の途中にあるのがリンパ節 lymph node(ln) で リンパ液とともに流れてきた抗原を捕捉し 抗体産生や細胞性免疫などの免疫応答を担っている リンパ流はまずリンパ節の皮質から注ぎ込み 輸入リンパ管を経由して辺縁洞に入る さらに皮質洞 髄洞を経て輸出リンパ管から流出していく 2. 正常リンパ節の超音波画像 正常リンパ節は 楕円形の形状で 境界明瞭 内部はほぼ均一 皮質のエコーレベルは低く リンパ門や髄質は高エコーであることがある カラードプラ法では 複数の小血管 ( 動脈等 ) がリンパ門から皮質に向かって分布しているのが観察される 19

21 3. リンパ節の名称 頭頸部癌取り扱い規約や甲状腺癌取り扱い規約などのリンパ節区分を参照 4. 超音波所見のチェック項目 1 形状 大きさ 2 個数 左右の対称性 3 内部エコー ( エコーレベル ) リンパ門構造物( 高エコー域 ) 4 血流の有無 分布 5 分布 形態 : 孤立性 数珠状 癒合 周囲組織への浸潤 6 特異的所見 : 点状高エコー ( 微細石灰化 ) 無エコー域( 嚢胞変性 ) 原発巣検索 各論 1. 非特異的リンパ節炎 non-specific lymphadenitis 口腔 咽頭や頸部の何らかの炎症性刺激が原因で 反応性にリンパ節が腫大するもので 病理学的にはリンパ濾胞の腫大 増生が著明となる 臨床的には軽度の圧痛を伴い ウイルス等の全身性感染症に伴うことが多い SLE などの膠原病においても非特異的反応による頸部や腋窩リンパ節の腫大をみることがあるが その場合は両側対称性である 20

22 超音波像 楕円形の形状やリンパ門の高エコー域などの構造は維持され カラー ドプラでは血流が明瞭 豊富に観察される 2. 急性化膿性頸部リンパ節炎 acute suppurative lymphadenitis 頸部の感染性リンパ節炎の多くは 口腔 咽頭の粘膜や頭頸部の皮膚などに一次感染が原因でおこり 起因菌としては化膿連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などがあり リンパ節は疼痛を伴って腫脹する 超音波像 腫大したリンパ節に圧痛を認め 内部に無エコー域 ( 膿瘍形成 ) を認める 3. 結核性リンパ節炎 tuberculous lymphadenitis ヒト型結核菌が気管 気管支より侵入し 肺内に初期感染巣を形成し 次いで所属リンパ節へと病変を生じる 臨床上結核性リンパ節炎として重要なものは頸部リンパ節結核あり 肺外結核の約 70% は頸部に出現する 病理学的には乾酪壊死や肉芽 線維化 硝子化 石灰化をきたし 癒合すこともある 超音波像 他の炎症性のリンパ節腫大と類似しているが 壊死に伴う嚢胞変性や石灰化 (high echo spot) が観察されれば 結核を疑う根拠となる 4. 転移性リンパ節 まず癌細胞は 輸入リンパ管が流入するリンパ節の辺縁部に着床し 増殖していく この増殖 増大の程度でいろいろな超音波像を呈する 超音波像 転移巣が大きくなるにつれて リンパ門の高エコー域が圧排 変形し 全部腫瘍細胞で置換されると類円形 ~ 円形の低エコー腫瘤となる カラードプラでは 血管新生のためリンパ門から広がるような血流分布とは異なった同部分への他方向からの血流シグナルが確認されるようになる リンパ節が癒合したり 周囲組織と癒着することもある 5. 悪性リンパ腫 頸部のリンパ節腫脹は 悪性リンパ腫における臨床症状の一部分症として気づかれることが多い 無痛性で 両側多発性 数珠状 敷石状に観察される 分類上は多様で B 細胞系腫瘍の頻度が高い 病理学的には単調な腫瘍細胞が増殖していることが多く そのことが超音波では反映され輝度が低下する 超音波像 楕円 ~ 類円形に腫大し 境界明瞭 内部均一 後方エコー増強 エコーレベルはかなり低く 数珠状に連なって観察されることも多い 21

23 (memo)

24 甲状腺健診 ( 検診 ) における精査基準 福島県立医科大学医学部臨床検査医学志村浩己 はじめに近年, 超音波検査による甲状腺検診が人間ドックや集団検診の場で実施されることが増加している さらに昨年, 福島第一原子力発電所事故後の小児 / 若年者に対する超音波検査による甲状腺健康調査が始まり, その重要性が高まっている その反面, 臨床上治療対象にならない病変が高頻度に発見されるため, 受診者に過剰な心配を与えてしまう弊害も指摘されている 超音波検査による甲状腺疾患のスクリーニングを行う場合, エビデンスに基づいた有所見者の精査基準の設定とそれに基づいた適切な健診 ( 検診 ) が望まれている なお, 通常のスクリーニングは 検診 と表記するが, 福島県の小児 若年者に対する超音波スクリーニングにおいては, 長期の見守りを目的とするため 健診 と表記している I 結節性甲状腺疾患に対するスクリーニングの有効性と問題点 A. 甲状腺結節の発見率結節性甲状腺疾患のスクリーニングは従来集団検診時の触診により行われてきた 1) 触診による甲状腺結節の発見率は, 本邦よりの報告によると 0.8% から 5.3%( 男性 0.2% 8.3%, 女性 1.0% 4.1%) と報告されている 2) 男女別頻度が記載された本邦の論文において, 検討対象となった対象者数と有所見者数の総和を求め, 触診による甲状腺結節の発見頻度を求めた結果, 男性 0.6%, 女性 1.6% であった 一方, 超音波検診では甲状腺結節の発見率は 6.9% から 31.6%( 男性 4.4% 18.4%, 女性 9.2% 31.6%) と報告されている 同様に超音波検査による甲状腺結節の発見頻度を求めた結果, 本邦の論文の集計では男性 16.7%, 女性 27.9% であった 以上より, 触診 超音波ともに, 男性と比較して女性において甲状腺結節の発見率が高い傾向があり, 超音波検査超音波検診による甲状腺結節の発見率は触診に比較して10 倍以上高い傾向があった B. 甲状腺癌の発見率触診による甲状腺癌の発見率は, 本邦からの報告によると 0.08% から 0.9%( 男性 0% 2.6%, 女性 0% 0.6%) であり 2), 超音波検査による検討では, 甲状腺癌は 0.1% から 1.5%( 男性 0.07% 2.0%, 女性 0.15% 1.5%) であった 上記のごとく報告例の集計を行うと, 本邦の論文では甲状腺癌の発見率は触診では男性 0.08%, 女性 0.18% であり, 超音波検査では男性 0.27%, 女性 0.66% であった 以上より, 甲状腺癌の発見率も女性の方が高い傾向があり, 超音波検診による甲状腺癌の発見率は, 触診に比較して約 3 倍高かった C. 甲状腺超音波検診の問題点上記のごとく既報の論文の集計においても, 触診に比較して超音波検診による甲状腺癌の発見率が高く, 超音波検診の有効性は明らかである しかし, 超音波検診における甲状腺癌の発見率は, 臨床的な甲状腺癌の有病率と比較すると解離が認められる さらに, 韓国においては 2000 年以降のがん保険制度の変更後, 女性に対する甲状腺超音波検診の増加により, 甲状腺癌の発見率が年間 24.5% 増加し, 過剰診断の可能性が指摘されている 3) 甲状腺は, 剖検によって初めて発見されるラテント癌の多い臓器の一つであり, 日本人を対象とした報告においても, 甲状腺癌発見率は 11.3 から 28.4% と報告されている それらのほとんど 23

25 は 5 mm 以下の微小乳頭癌であることから, 検診において微小乳頭癌の発見に努めることは, このようなラテント癌を多く発見してしまうため, 好ましくないと考えられる 以上より, 超音波検診による結節性病変のスクリーニングには, 高い発見率および客観性が利点としてあげられるが, 非常に高頻度に良性病変および微小癌を拾い上げてしまう点に留意すべきであり, 甲状腺超音波検診の実施にあたっては, その有効性を高めるとともに, 受診者にデメリットをもたらすことが無いように, 検診方法および精査基準を十分検討しておく必要がある II 結節性病変の評価方法と精査基準 A. 結節性病変の評価結節性病変が発見された場合, 精査の必要性を決定するため, まず, 嚢胞性か充実性かを評価した上で, 充実性結節と嚢胞性病変の充実部に関して, 日本超音波医学会の甲状腺結節 ( 腫瘤 ) 超音波診断基準に照らし合わせて評価する 4) 甲状腺悪性腫瘍の90% 以上を占める甲状腺乳頭癌については, 超音波診断が高い正診率を持つ 我々の検討 5-7) においては, 特に境界粗ぞうと内部エコーレベル低下が最も重要な所見であった B. 結節性病変の精査基準甲状腺検診において発見される結節性甲状腺疾患症例から精密検査を勧める症例の選定基準については, 濾胞癌は超音波診断にて診断が難しい症例が多いこと, また前述したラテント癌を考慮し, 日本乳腺甲状腺超音波診断会議甲状腺用語診断基準委員会が提唱する超音波診断フローチャート 8) に準拠した取り扱い基準を提唱する ( 図 ) 充実性病変は最大径が >5 かつ 10mm は日本超音波医学会の甲状腺結節 ( 腫瘤 ) 超音波診断基準に照らし合わせて悪性を強く疑う場合や明らかな腫瘍径増大が認められた場合, 甲状腺癌の手術の既往がある場合, 周囲への浸潤が疑われる場合, リンパ節転移が疑われる場合は精密検査とする >10mm かつ 20mm は前述診断所見のうち一つでも悪性所見がある場合要精密検査とする また頻度は低いものの臨床上問題となる髄様癌, 未分化癌, 悪性リンパ腫,AFTN についても念頭におく必要がある 嚢胞性病変は,>20mm は精密検査とするが, 嚢胞内結節がある場合は, 結節部が>10mm, 充実部形状不整, 微細高エコー多発, または豊富な血流がある場合は精密検査とする III びまん性甲状腺疾患のスクリーニング A. びまん性甲状腺疾患のスクリーニングの意義 24

26 甲状腺にびまん性に病変がみられる代表的疾患は橋本病とバセドウ病である いずれも自己免疫性甲状腺疾患であり, 甲状腺機能低下症や亢進症といった甲状腺ホルモンの分泌異常をきたす 成人において甲状腺機能異常症は, 甲状腺機能低下症が 1% 前後, 潜在性低下症が 5% 前後 ( 機能正常を含む橋本病は 10%), 亢進症が 0.5% 前後にみられる 甲状腺機能異常症は, たとえそれが潜在性の段階であっても, 低下症はコレステロールの上昇, 動脈硬化, 虚血性心疾患の誘因となり, 亢進症も骨粗鬆症, 心房細動を引き起こすため, 高い有病率と合わせると甲状腺検診においてもびまん性甲状腺疾患に留意すべきと考えられる B. 超音波検診によるびまん性甲状腺疾患のスクリーニング甲状腺機能異常症のスクリーニングには血中 TSH の測定が最も有用な検査であるが, 集団検診や人間ドックにおいて施行することはコストの面で困難な場合が多い 一方, 橋本病やバセドウ病といった自己免疫性甲状腺疾患では, びまん性腫大または萎縮, 内部エコーレベル低下 不均質の超音波所見がみられることが知られている 我々は, びまん性超音波所見の有無を判定した結果, 自己免疫性甲状腺疾患による顕性甲状腺機能異常症の全例, また潜在性機能異常症の約 7 割において異常所見を認めた さらに抗甲状腺自己抗体 (TgAb, TPOAb, TRAb) が陽性である症例の約半数においても超音波上異常と判定された 以上より, 甲状腺超音波検診が自己免疫性甲状腺疾患, 特に甲状腺機能異常症例のスクリーニングに非常に有用であることが示唆された 一方, 機能正常 自己抗体陰性の健常者においてもびまん性変化を認める場合があり,B-モードのびまん性所見のみによる精査基準では, 偽陽性が生じることが少なくない バセドウ病や橋本病などによる原発性甲状腺機能低下症では, 甲状腺内血流のびまん性増加が認められることが多いため, びまん性変化を認めた場合, カラードプラ検査を合わせて行う事により, 特異度を高めることが可能である C. びまん性甲状腺病変の評価方法甲状腺のびまん性病変のスクリーニングのため, 下記の超音波所見を評価する 1 甲状腺のびまん性腫大または萎縮 : 通常峡部厚 3mm 以上を腫大とする 峡部の肥厚がなくても葉部の肥厚があれば腫大と判定する 2 甲状腺内部エコーレベルの低下 : 筋肉のエコーレベルと比較して判定する 3 甲状腺内部エコーレベルの不均質 4 甲状腺表面の凹凸不整 1 4いずれかの所見が認められた場合, びまん性甲状 腺疾患の有無について検討を要する D. びまん性甲状腺疾患の精査方針超音波検診にてびまん性甲状腺疾患が疑われた場合, 原則的には甲状腺機能検査として TSH Free T4 Free T3 の測定を行うことが望ましいが, 少なくとも TSH の測定が必要である 特に疾患頻度の高い女性では甲状腺機能検査を積極的に行うべきであろう また, 甲状腺機能低下症あるいは亢進症が疑われる所見 ( 表 1) がみられた場合, 強く甲状腺機能検査を勧める必要がある また, 診断の正確性を高めるためには, 超音波検査と併せて注 表 1. 甲状腺機能異常症を疑うべき所見 甲状腺機能低下症を疑うべき所見 甲状腺機能亢進症を疑うべき所見 コレステロール高値 コレステロール低値 CPK 高値 ALP 高値 徐脈 心不全 頻脈 心房細動 体重増加 体重減少 便秘 下痢 皮膚乾燥 多汗 うつ状態 不安感 イライラ感 25

27 意深く甲状腺の触診を行うことが重要である IV 福島県甲状腺検査における精査基準福島県甲状腺検査の詳細は, 別章にて詳細を参照頂きたいが, 持ち運び可能なポータブル型超音波診断装置を使用した学校や公共施設等での出張超音波検査ならびに, 福島県内外の検査委託医療機関における超音波検査よりなる一次検査と, 診察, 詳細な超音波検査, 血液尿検査等からなる二次検査が行われている 本検査においては, 一次検査から二次検査の要否を決定するための基準と, 二次検査における穿刺吸引細胞診の要否を判定するための基準を設けている A. 一次検査の判定基準福島県内および県外の検査にて記録した超音波画像は, 県民健康管理センターに集積し, 一次検査判定基準 ( 表 2) に従い, 複数の専門医による判定委員会において判定を行っている その結果 B あるいは C 判定となった場合は, 二次検査対象となる なお,C 判定は, 直ちに二次検査を要するものと定義しており, 具体的には甲状腺結節の甲状腺外への浸潤が疑われる場合,3cm 以上の巨大リンパ節転移 (Large N) が認められる場合などを C 判定としている また, 嚢胞性病変に充実組織が認められる場合, 結節として取り扱う B, 二次検査における細胞診実施基準二次検査としては,(1) 問診および診察,(2) ハイエンド超音波診断装置による詳細な甲状腺超音波検査,(3) 血液検査 (TSH, Free T3, Free T4, サイログロブリン,TgAb,TPOAb),(4) 尿検査 ( 尿中ヨウ素 ) を行い, 超音波検査では B モード所見を日本超音波医学会甲状腺結節 ( 腫瘤 ) 超音波診断基準 4) に基づき評価するとともに, 結節内血流やエラストグラフィによる評価を加え, 前述した JABTS による診断フローチャート 8) に従い穿刺吸引細胞診の適応を決定する 適応ありと判断された受診者のみに, 超音波ガイド下穿刺吸引細胞診を行う 文献 et al 26

28 2006/ _eng.pdf yo yo yo (Demidchik Yu, Saenko V, Yamashita S. ABEM :748-62) 27

29 Í ÎÎÏÐÑÒÓ µ µ µ µ µ µ¹µ µ µ µ µºµ»¼ ½¾»¼ º»» ¼½ ¾ ÀÁÂÃÄ ÅÆ ÇÈÀÉ ÊËÌÍÎ ÏÐÑÒ ª«àá ±âãäåæçç ± æè ± é±êëì æ íî ï ðñóï òó ôõæëö { [ ë øû\ òó ]^ øû\ _ `@ ÿñ?>= ]^ ª«±²³ µ ¹ ±²³ ±²³ ø â ÞùßæÀÉÓúû üýí þêë ÿ~ } Á º Á Á Á ÀÁ ÂÃÄ ÅÆÇÈÉ»¼¹ÊË ÌÁ»¼ ÆÇÈÉ»¼¹ Á»¼ ÓÔÕÖ ØÙÚÛÜÝÕ ÓÞßÍÎÐ ဍཞᐄឬ ඬ౨ ཞඞ Û ëüàóã ß Þì ࡇ౨ ࠊထ ëüòó ëüòó ࡇ౨ ࠊထ உ ଐ נ ฎLjࠊထ ÔÕ Ö ÒÓØ ÙÚÛÚ ÜÝÙÚÛÞß à Üá ß ± â ã Ú Õ ä Öå ã Ö ÕæÖä çèã Ö ÞÛÚÞ éö êõ éöå ã ÛÖ ࡇ౨ ࠊထ ࡇ౨ ࠊထ உ ଐˌᨀ౨ ʖ ܭ ࡇ ࠊထ ëüòó ÎëÜÒÓ ᅦ ᇹɟҾ ᖺᗘ䠗ᮏ᱁ㄪᰝ㛤ጞ 䠄 ṓ䜎䛷䛿 ᖺ䛤䛸䚸䛭䜜௨㝆䛿䠑ᖺ䛤䛸䛻䠅 ᅦ ჄᇌҔᅹ ܖٻ àó Ú ó òõâúù ô àó àó Í ÎÞí Í Îîïðñ ã Í Î ï ò ÝÙó Ý Ý ÞíÎ àó ó òõ ÚÙ ô àó ó ÝÙ ± Î Ⴤ ࡍሥ ǻȳǿȸ Ý àóó ò õýùú é ± õ² àó àóõâúùø Î Ø Þí Úö Þ Ù± ± ± Ø õ² Ø ± Ø õ² Ø e àó àó ú¹ º» ༠àó Ó º» ÞíØ ª«Þ àó ó òõ ÚÙó ÝÙ ± ÞíØÎ àóó ò ô Õ ÚÙ ó ÝÙ ± ø ÂÃÄÅ Â ÀÁ Æ ÇÈ É± ÊËûÌ ûí ÕæÖ üûîý àó àó ÛßÙÚ é ÏþÐþÿþ~} ÑÒÓÔÕÖ Ò 28 µ ù ½ù ½ù¾Ú ³

30 A (A1) * (A2) B C 5.0mm** or/and 20.0mm 5.1mm or/and 20.1mm * **B 29

31 Radiation Medical Science Center for the FHM survey, FMU 30

32 31

33 32

34 V.A. LiVolsi et al. / Clinical Oncology 23 (2011) 261e267 33

35 34

36 甲状腺の穿刺吸引細胞診 伊藤病院診療技術部佐々木栄司 はじめに穿刺吸引細胞診 (fine needle aspiration cytology: FNAC) は 甲状腺腫瘍の良悪性の確定診断をえるために不可欠な検査方法として確立されている この検査を超音波ガイド下で行うことは 針先が腫瘍部に確実に刺入されたことを目視しながら細胞を選択的に採取できる点が最大の長所となる その利点を活かす為には超音波画像と病理組織像を理解することが望ましい また 他臓器の穿刺とは異なり甲状腺穿刺では多くの血液の混入がみられる そこで 今回の講習では穿刺部位選択の注意点と 穿刺後の細胞診検体処理方法を中心に説明できればと考える 1 穿刺部位の選択以下に述べる注意点は 2012 年 5 月 1 日に改訂された甲状腺超音波診断ガイドブック ( 改訂第 2 版 : 日本乳腺甲状腺超音波診断学会 ; 甲状腺用語診断基準委員会編集 ) からの抜粋である 穿刺部位の適切箇所は腫瘍形状により異なる 結節性病変の共通点としては 腫瘍細胞の増殖が強い部分は低エコー部として描出される場合が多く たとえ同一結節であっても充実性低エコー部への穿刺が正確な組織推定を導きやすい < 穿刺部位選択の注意点 > 1 嚢胞性部分と充実性部分が混在する結節では充実性部分を穿刺する 2 石灰化を認める周囲に低エコー部がある場合は その低エコー部を穿刺する 3 微細多発高エコーがみられる場合は その部位を穿刺する 4 悪性リンパ腫を考える場合は 最も低エコーの部分を穿刺する 5 未分化癌などの腫瘍周囲への浸潤傾向や圧排増殖傾向の強い腫瘍は 中心部が壊死をともなうことから細胞が得られない場合があるため 腫瘍辺縁部を穿刺する これら注意点に相当するいくつかの画像を提示する 1 の嚢胞形成を伴う乳頭癌 写真 1 写真 2 35

37 甲状腺右葉に大きな嚢胞形成を認め 背部に高輝度エコーがみられる充実部分が確認される ( 写真 1) この部分は写真 2に示したマクロ像で確認される 印で囲われた部分に相当し 病理組織学的には砂粒小体のみられる乳頭と診断された 嚢胞性部分と充実性部分が混在する結節では充実性部分を穿刺することが望ましい 2 の石灰化周囲に低エコー部分のみられる微小乳頭癌 写真 3 写真 4 甲状腺内に 5mm 大の石灰化を有する所見がみられる ( 写真 3) 石灰化像の種類も様々ではあるが周囲に低エコー領域のみられる場合 病理組織像ではその低エコー部分に腫瘍細胞が浸潤傾向に広がっている場合が少なくない このことから石灰化部分の穿刺のみでは細胞が得られにくく細胞診断に苦慮するが 周囲の低エコー部分の穿刺が細胞量を得られる場合も多い 3の微細多発高エコーがみられる場合の乳頭癌と微小乳頭癌 1) びまん性硬化型乳頭癌 写真 5 写真 6 甲状腺左葉が右葉に比べ著しく肥大し ( 写真 5) 写真 6の左葉の縦断像では光輝度エコーが甲状腺全体に広がりをみせている この高輝度エコーは砂粒小体を含めた乳頭癌細胞と周囲組織の変化であることが確認されている 乳頭癌には多くの亜型があるが このような像の場合はびまん性硬化型乳頭癌を念頭に高輝度エコーの多い部分を穿刺する必要がある 36

38 2) 慢性甲状腺炎の甲状腺内にみられた微小乳頭癌 写真 7 写真 8 慢性甲状腺炎で follow up 中の甲状腺内に光輝度エコーと低エコー部分の混在する5mm 大の腫瘍が確認される乳頭癌であった 1) 2) のケースが示すように甲状腺内に微小高エコーが多発している場合は 乳頭癌を前提に注意深く観察する必要があり穿刺の対象となる 4 境界不明瞭なエコー像を呈する悪性リンパ腫 写真 9 写真 10 37

39 甲状腺左葉に境界不明瞭な低エコー域が広がり びまん性腫大を伴う所見を認める ( 写真 9) 左葉の縦断像では体表寄りに低エコー域の強い部分があり 周囲に細かな島状の広がりをみせるエコー像で後方エコーの増強を認める 後の細胞診と病理組織診断で悪性リンパ腫 (MALT type) と診断された このようなエコー像の場合は最も低エコーを呈する部分からの穿刺では悪性リンパ腫が推定できる細胞が採取されるが 周囲の穿刺の細胞像は慢性甲状腺炎を推定する場合が多く 穿刺した針先の位置が大きく診断を左右するケースとなる 5 未分化癌を推定する場合の穿刺部位 写真 11 腫瘍が甲状腺左葉全体に広がり 下極に環状石灰化を有するエコー像を呈する ( 写真 11) このような画像では穿刺する標的は環状石灰化になりやすいが 病理組織像で確認した場合 環状石灰化内部は原発部分と考える分化癌の組織像を呈し 周囲に浸潤傾向を示す部分は未分化癌像を呈することが確認された 大きな環状石灰化を認める腫瘍では 石灰化部分のみの穿刺ではなく周囲に浸潤傾向を示す像の部分からの穿刺が確かな病態の把握を可能にする 2 細胞診検体の処理方法甲状腺の穿刺では多くの血液が細胞とともに吸引される場合が多い そのような場合の処理方法や細胞診断を正確に導くための塗抹方法などを動画を交えて解説する 38

40 (memo)

41 (memo)

42 (memo)

43 (memo)

44 (memo)

45 (memo)

46 日本超音波医学会主催教育セッション 及び超音波診断講習会 WEB 配信のご案内 日本超音波医学会では 本会が主催しております 教育セッション 及び 超音波診断講習会 の模様を超音波に関わる医療従事者 技術者の皆様に生涯教育の機会を提供することを目的として有料にて WEB 配信しております 教育セッションは 超音波の基本から最新の知識までを学ぶ生涯教育の機会を提供するために 毎年 年次学術集会と共に開催し 基礎 初級 及び 中上級 に分類して 基礎 では 基礎的 工学的な内容を 初級 では 臨床の基本的な内容として まだ実地経験の少ない方や勉強を始めたばかりの人にもわかるように平易に解説しております 中上級 では より新しく高度な内容を かみくだいて解説しております 超音波診断講習会では 循環器 消化器 乳腺 甲状腺 の各領域毎で毎年開催しており 各分野で活躍中の指導的会員から第一線の講師を選び 実践的な講義を行って超音波医学の基本的事項から最新の知識までをわかりやすく解説しております 皆様には この WEB 配信を視聴していただき より多くの有益な知識と 学ぶことの楽しさを感じていただきたいと願っております なお 本会認定の超音波専門医の方 超音波工学フェローの方 並びに超音波検査士の方につきましては この WEB 配信の講演視聴終了後に 視聴をしたことを証明する簡単な試験問題に解答し 一定数の正解に達すれば 受講修了証明書を発行し 資格更新のために必要な単位を付与いたします ( 超音波専門医 超音波工学フェロー 5 単位超音波検査士 2 単位 ) 視聴料会員 3,000 円非会員 5,100 円 この WEB 配信システムは 学会放送株式会社に委託をしております 視聴するにあたり同社のサイトから購入手続きを行っていただく必要がございます

47 現在 WEB 配信中のコンテンツ 第 14 回教育セッション (2015 年 5 月 ) NEW 第 13 回教育セッション (2014 年 5 月 ) 第 12 回教育セッション (2013 年 5 月 ) 超音波診断講習会 - 消化器 - (2014 年 7 月 ) 超音波診断講習会 - 急性疾患 - (2013 年 8 月 ) 超音波診断講習会 - 心エコー - (2015 年 6 月 ) NEW 超音波診断講習会 - 心エコー - (2014 年 6 月 ) 超音波診断講習会 - 心エコー - (2013 年 10 月 ) 超音波診断講習会 - 乳腺 甲状腺 - (2014 年 12 月 ) 超音波診断講習会 - 乳腺 甲状腺 - (2013 年 12 月 ) 超音波診断講習会 -スクリーニングから精査まで- (2014 年 10 月 )

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