2 審査会会長の講評米沢市では新庁舎建設のための基本的な事項をまとめた米沢市新庁舎建設基本計画を平成 30 年 3 月に策定した上で設計施工一括発注方式による事業手法を採用し業務を委託する事業者を決定するに当たり公募型プロポーザルを実施した新庁舎建設に当たっては基本理念として安全

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たつやつなかわ
5 years ago
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1 米沢市新庁舎建設事業公募型プロポーザル審査結果報告書平成 30 年 8 月 2 日 1 審査結果順位区分受付番号参加者名称 1 優先交渉権者 62 2 交渉権者 79 3 交渉権者 53 竹中工務店後藤組置賜建設久米設計特定建設工事共同企業体前田建設金子建設山下設計特定建設工事共同企業体戸田建設太田建設関空間設計特定建設工事共同企業体 ( 各参加者の評価点 ) 区分配点受付番号 53 受付番号 62 受付番号 79 参加者名称 - 戸田建設太田建設関空間設計特定建設工事共同企業体竹中工務店後藤組置賜建設久米設計特定建設工事共同企業体前田建設金子建設山下設計特定建設工事共同企業体一次審査実績審査技術審査二次審査プレゼンテーション審査提案価格審査合計評価順位優先交渉権者交渉権者非交渉権者の別 - 交渉権者優先交渉権者交渉権者参考提案価格 ( 単位 : 円 ) - 4,024,000,000 4,024,000,000 4,020,000,000 注 ) 提案価格は消費税及び地方消費税の額を除いた額ですなお提案上限価格は 5,030,080 千円 ( 税抜き ) です - 1 -

2 2 審査会会長の講評米沢市では新庁舎建設のための基本的な事項をまとめた米沢市新庁舎建設基本計画を平成 30 年 3 月に策定した上で設計施工一括発注方式による事業手法を採用し業務を委託する事業者を決定するに当たり公募型プロポーザルを実施した新庁舎建設に当たっては基本理念として安全安心で誰もが利用しやすく経済的な庁舎を掲げ災害時の防災拠点施設としての安全性来庁者の利便性や職員の業務効率向上市民サービス提供に関する機能性のほか今後の財政負担軽減を考慮してライフサイクルコストを低減する経済的な庁舎の建設を目指し以下の 5 つの基本方針を定めた 1) 市民の安全安心を支える庁舎 2) 誰もがわかりやすく利用しやすい庁舎 3) ライフサイクルコストを低減する経済的な庁舎 4) 省エネルギーに配慮し環境にやさしい庁舎 5) 市民に愛され親しまれる庁舎公募型プロポーザルでは基本計画に定められた理念や基本方針を十分に理解し本事業の課題解決に関する高度な設計施工能力及び豊富な実績等を有する事業者を選定するためにプロポーザル実施要領技術提案評価基準書等を作成し広く公募を行ったところ 3 者からの参加表明があった事業者を選定するに当たり米沢市新庁舎建設設計施工者選定審査会を設置し審査方針方法等について議論を重ねた審査方法は一次審査と二次審査の 2 回の審査会によるものとし一次審査においては実績審査及び技術提案審査二次審査においてはプレゼンテーション審査及び提案価格審査の合計 4 項目について審査を行い優先交渉権者及び交渉権者を選定した一次審査においては参加表明のあった 3 者に対して実績審査及び技術審査に係る提案書について書類審査を行った審査においては参加者を匿名とし受付番号と付番した実績審査については参加者の構成員及び統括代理人の業務実績設計施工業務に関する技術者等の業務実績について審査を行った技術審査に係る提案書の書類審査結果とあわせて 3 者すべてに対して二次審査を実施することとした二次審査においては一次審査を通過した 3 者に対して公開によるプレゼンテーション及びヒアリングを行い各参加者の技術審査に係る提案書についてより詳細に審査を行った一次審査結果に公開でのプレゼンテーション及びヒ - 2 -

3 アリングによる審査結果と提案価格評価を加味して総合的に評価を行い受付番号 62 を優先交渉権者として選定したさらに審査結果の合計点順位に基づき受付番号 79 を順位第 2 位の交渉権者 1 として受付番号 53 を順位第 3 位の交渉権者 2 として選定した各参加者の技術提案の講評順位第 1 位優先交渉権者 ( 受付番号 62) 受付番号 62 の提案は計画構造環境の各側面で総合的によくまとめられた内容となっておりヒアリング時の質疑応答が的確であった点も含めて高く評価された冬期のコンクリート工事に関する配慮などから工期最適化を図って構造を鉄骨造に変更したことにより執務スペースの柱本数がやや多い平面計画となっているが執務スペースに必要な机や通路の一般的な寸法からは妥当なスパン割と判断された 1 階南側の待合ロビーから小間屋テラスと名づけられた外部空間までのつながりも魅力的に計画されており高い評価となった省エネルギー対策としては電気を熱源としたランニングコストを抑制する具体的な設備システムが提案されている点が評価された順位第 2 位交渉権者 1( 受付番号 79) 受付番号 79 の提案は厚さ 400mm の外殻システムと鉄骨梁による 16m の大スパン構造が特徴である構造計画として興味深く評価する意見もあった一方で平面計画の柔軟性への影響があるのではという意見もあり評価が分かれるところとなった米沢盆地の西風を生かしナイトパージを採用するなど独自の環境計画があり BEI 値を用いた米沢型 ZEB Ready 庁舎の提案は高く評価された一方音響対策などを考慮して執務空間における無天井化の提案はその効果が疑問視される評価となったまた避難安全検証や執務室区画の提案について高齢者や身体の不自由な方妊娠中の方などを想定した場合に利用しにくい計画になるのではないかといった意見が出された順位第 3 位交渉権者 2( 受付番号 53) 受付番号 53 の提案はグループ独自の接合技術を用いた RC- 鉄骨梁による 17.1 mの無柱空間を執務スペースに採用するなどの工夫により床面積を低減させる平面計画が評価された他にも市長室や庁議室はじめ災害対策本部機能の南東側への配置や 2 つのエコボイドの設置による通風効果などプランニングについて独自性が見られたまた米沢品質をうたい立面計画に米沢らしさを積極的に取り入れるなど優れた提案であったが省エネルギー対策に関する提案について具体性を求める意見が多く出された特に積雪対策の一環としての雪室の提案は興味深いものであったが実現性や費用対効果の面で疑問視される結果となった - 3 -

4 全体として今回のプロポーザルに参加した 3 者とも業務を実施するのに十分な実績と業務体制を有していると評価された技術提案についてはいずれの案も米沢市の基本理念を踏襲するものであり計画構造環境の各側面において独自のアイデアが盛り込まれた優れた提案であった工期予算が限られた条件の下最適な設計工法が模索されており特に冬期の工事期間の短縮工事内容の効率化積雪対策については 3 者とも米沢市の環境条件に十分に配慮されていたまた設計施工における BIM の導入や一般市民向けの現場説明会インターネットによる情報公開など施工計画全般については各者甲乙つけがたい提案となっていた最後に施工計画について現市庁舎周辺は交通量が多く通勤時間帯などには渋滞することも多いため工事車両の交通計画については十分に配慮することが求められた末筆ながら短い期間であったにも関わらず内容の優れた独自の提案を作成された各参加者の熱意と尽力について心より感謝申し上げます優先交渉権者におかれましては新庁舎が米沢市の基本理念に基づいた安全安心で市民からも愛され親しまれる庁舎となるよう今後の設計施工業務全般にわたり米沢市と協議を進められることを期待します米沢市新庁舎建設設計施工者選定審査会会長三辻和弥 3 審査会委員区分役職名等氏名会長山形大学工学部建築デザイン学科教授副会長仙台高等専門学校建築デザイン学科教授委員山形県県土整備部建築住宅課営繕室営繕室長三辻和弥坂口大洋髙橋光一委員公益財団法人山形県建設技術センター地域支援部参事 ( 兼 ) 建築課長庄司久一委員米沢市副市長井戸將悟 - 4 -

5 ( 参考 : 審査過程 ) 1 第 1 回審査会日時 : 平成 30 年 2 月 23 日 ( 金 ) 午後 1 時 15 分から午後 3 時 45 分まで場所 : 米沢市役所庁議室内容 : 設計施工者選定スケジュール選定方針評価項目及び評価基準等について審査を行いました 2 第 2 回審査会日時 : 平成 30 年 3 月 28 日 ( 水 ) 午後 1 時 15 分から午後 3 時 45 分まで場所 : 米沢市役所議会棟委員会室内容 : プロポーザル実施要領技術提案評価基準書等について審査を行いました 3 第 3 回審査会 ( 一次審査 ) 日時 : 平成 30 年 7 月 10 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分から午後 4 時 45 分まで場所 : 米沢市役所 701 会議室内容 : 技術審査の採点を行うとともに事務局が審査した実績審査の結果を確認し二次審査対象者の選定を行いました審査の結果参加者全員 (3 者 ) を二次審査対象として選定しました 4 公開プレゼンテーション及び第 4 回審査会 ( 二次審査 ) 日時 : 平成 30 年 7 月 26 日 ( 木 ) 午前 10 時 00 分から午後 3 時 30 分まで場所 : 米沢市役所大会議室内容 : 公開プレゼンテーションを実施し参加者から技術提案に関する説明を受けるとともに審査会委員による質疑を行いましたその後第 4 回審査会を開催しプレゼンテーション審査及び提案価格審査を行いましたこのプレゼンテーション審査提案価格審査の評価点に一次審査 ( 実績審査技術審査 ) の評価点を加えた合計評価点を算出し最も点数が高い参加者を優先交渉権者に選定するとともに 2 番目 3 番目の参加者を交渉権者に選定しました非交渉権者とされた参加者はいませんでした - 5 -

小山市役所新庁舎整備事業事業者 ( 設計者施工者 ) 選定プロポーザル選定審査結果について小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会委員長三橋伸夫 1. 委員構成小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会 ( 以下審査委員会という ) 委員長三橋伸夫宇都宮大学名誉教

小山市役所新庁舎整備事業事業者 ( 設計者施工者 ) 選定プロポーザル選定審査結果について小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会委員長三橋伸夫 1. 委員構成小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会 ( 以下審査委員会という ) 委員長三橋伸夫宇都宮大学名誉教小山市役所新庁舎整備事業事業者 ( 設計者施工者 ) 選定プロポーザル選定審査結果報告書平成 30 年 5 月 23 日小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会小山市役所新庁舎整備事業事業者 ( 設計者施工者 ) 選定プロポーザル選定審査結果について小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会委員長三橋伸夫 1. 委員構成小山市役所新庁舎整備事業プロポーザル方式審査委員会