主な内容 腸管出血性大腸菌とは 2 肉用牛農場における全国的な保有状況調査 3 継続的な保有状況調査 4 乳用牛農場における STEC O7 及び O26 保有状況調査 5 消化管内容物 肝臓 胆汁調査 2

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1 平成 25 年 6 28 日農林水産省食品安全セミナー ( 微生物編 ) 資料 2-3 農林水産省が取り組む食品安全微生物編 ~ 科学データに基づいた有害微生物の汚染低減対策 ~ 牛肉の腸管出血性大腸菌 汚染低減に向けた取組

2 主な内容 腸管出血性大腸菌とは 2 肉用牛農場における全国的な保有状況調査 3 継続的な保有状況調査 4 乳用牛農場における STEC O7 及び O26 保有状況調査 5 消化管内容物 肝臓 胆汁調査 2

3 腸管出血性大腸菌とは 赤痢菌と同じシガ毒素を産生 激しい腹痛と新鮮血を伴う下痢が 2~9 日間続き 発症 者の 6~7 % が溶血性尿毒症症候群や脳症を併発 乾燥に強く 低温でも生存可 ヒトは僅かな菌量でも発症 菌体の表面構造 (O 抗原 : 約 8 種類 ) と運動器官 である鞭毛 (H 抗原 : 約 7 種類 ) の組合せで細分化 ( 血清型 ) 人から検出される O 血清型上位は O7,O26,O3 3

4 腸管出血性大腸菌が産生するシガ毒素について 大きく Stx と Stx2 に分類 国内の症例から検出される O7 は Stx/Stx2 両方 産生する株が最も多く 次は Stx2 のみ産生する株 更に Stx は Stxa, Stxc, Stxd Stx2 は Stx2a, Stx2b, Stx2c, Stx2d, Stx2e, Stx2f, Stx2g のサブタイプがある ( 細菌の電子顕微鏡写真 : 東京都健康安全研究センター 4)

5 2 肉用牛農場における全国的な保有状況調査 採材時期 :27 年 ~ 28 年 3 対象農場 :45 都道府県のご協力下 肉用牛 5 頭以上を飼養する全 46 農場 ( 平均飼養頭数約 43 頭 ) 材料 : 農場あたり 6 頭の直腸便を採取 検査数 陽性頭数 (%) STEC O7 STEC O26 農場数 46 (27.) 7(2) (2.) 頭数 2, (8.9) (.4) STEC: シガ毒素産生大腸菌 5

6 農場あたりの STEC O7 陽性頭数 陽性農場数 ( 全陽性農場に占める割合 (%)) 農場数 頭 2 頭 3 頭 4 頭 5 頭 6 頭 52 (47.3) 28 (25.5) 8 (6.4) 8 (7.3) () 4 (3.6) 陽性農場の半数以上において 複数の牛から検出 農場で 頭でも陽性個体が確認された場合 農場内で汚染が拡がっている可能性 6

7 合計 stxa 肉用牛から検出された STEC O7 のベロ毒素の遺伝子型について stxa/ stx2a Stx2a stx2c stx2a + stx2c stx2a stxa/ stx2c stx2c stxa/ stx2a/ stx2c stx2a/ stx2c stx2- NV26 菌株数 (%) (2.5) 53 (2.8) 2 (8.2) 3 (5.3) 78 (32.) 3 (.2) 66 (27.2) 4 (.6) 有症患者から分離されるシガ毒素は stx2a (stx2a, stxa/stx2a, stx2a/stx2c, stxa/stx2a/stx2c) を保有する株が多い 無症状のヒトから分離されるシガ毒素は stx2c (stxa/stx2c, stx2c) を保有する株が多い 肉用牛から検出される STEC O7 の約 /3 は 人に重篤な症状をもたらさない可能性 7

8 肉用牛農場の衛生管理の実施状況 農場入口での車両 器具等を消毒している 7 % 作業着を毎日交換している 72 % 牛導入前 牛体を洗浄している 7 % 牛導入前 牛舎を洗浄している 43 % 牛舎毎に踏込み消毒槽を設置している 33 % 農場内において 犬 猫を飼育している 38 % アンケート全回答数に対する割合 (%) を示す ( 平成 9 年度調査時点 ) 8

9 農場内での犬 猫の飼育と STEC O7 陽性農場 犬 猫を飼育する農場は 飼育していない農場と比べて 統計学的に陽性率が有意 (p =.2) に高い 農場数 陽性農場数 (%) STEC O7 STEC O26 犬 猫を飼育 4 52 (33.8) 4 (2.6) 飼育していない (23.) 4 (.6) 9

10 農場内での犬 猫の飼育と STEC O7 陽性農場 牛舎内に犬 猫がいると 牛がストレスを感じて排菌する? 犬 猫が 腸管出血性大腸菌の牛舎間の運び屋になっている? 人や車両 野生動物や昆虫だけでなく 犬や猫の愛玩動物についても 衛生管理区域に入れないようにすることが大事

11 3 継続的な保有状況調査 採材時期 :28 年 8 ~2 ( 計 7 回 ) 29 年 9 ~2 年 2 ( 計 8 回 ) 2 農場 (A, B) において 計約 45 頭 / 農場 の直腸便を継続的に採材

12 A B 農場 8 子牛 育成 成牛 子牛 育成 成牛 6 陽性頭数 STEC O7 陽性頭数 ( ) 検査頭数 年 29 年 2 年

13 農場 同一個体 頭 ( 農場 A: 5 頭 農場 B: 6 頭 ) の結果 牛個体 年 29 年 2 年 2 9 ーー + ーーーーーーーーーーーー 2 ーーー ーーーーーーーー A 3 ーーー ーーーーーーーー 4 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 5 ー ー ー ー + + ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー + ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 2 ー ー ー + + ー ー ー ー ー ー ー ー + ー B 3 ーーー + + ーーーーーーーー + ー 4 ーーーーーーー + ーーーー ーーー + + ーー + ーーーーーーー 6 ーー + + ーーーー ーー 3

14 一旦 牛群内で排菌が始まると 複数の牛が排 菌を始める傾向にあり 糞便中への排菌は 一時 的 ( 数か継続 ) である 4

15 4 乳用牛農場における STEC O7 及び O26 保有状況調査 採材時期 :2 年 7 ~9 乳用牛農場各 25 農場において 農場につき 頭の直腸便を採取 ( 肉用牛農場についても検査 ) 検査数 STEC O7 陽性頭数 (%) STEC O26 乳 農場数 25 () (4.) 用 牛 検査頭数 25 () (.4) 肉 農場数 25 7 (28) (4.) 用 牛 検査頭数 25 4 (6.) (4) (.4)

16 乳用牛農場は 肉用牛農場に比べ STEC O7 の 保有率が低い STEC O26 の保有率は 肉用牛農場及び乳用牛農 場ともに低い 牛肉国内生産量の約 7 割が和牛及び交雑種 約 3 割が乳用種 牛肉の STEC O7 汚染を低減させるためには 肉用牛農場の STEC O7 保有率を下げる対策が先決 6

17 農場における調査 (2~4) 結果のまとめ 国内の約 27% の肉用牛農場が STEC O7を保有 陽性農場では 複数の牛が STEC O7 を保有 糞便中への排菌は 一時的 ( 数か継続 ) 一旦 牛群内で排菌が始まると 複数の牛が排菌 肉用牛農場に比べて 乳用牛農場の STEC O7 保有率は低い 7

18 牛は無症状のため 見た目では分からない 感染牛であっても継続的に排菌するわけではない 感染しているかどうか判定が難しい 農場への侵入経路は複数ある ( 野生動物など ) 菌は環境中で長く生きることができるため 農場内で繰 返し感染する可能性 農場単位でオールインオールアウトができない 完全に農場から菌を排除することが難しい 持続的に排菌しないのであれば 出荷前に糞便中の排菌量を減らすことは可能? 粗飼料 プロバイオティクスなどの効果は? 8

19 5 消化管内容物 肝臓 胆汁の調査 と畜場では 食道 肛門結紮による消化管内容物の漏 出防止策等の衛生管理を実施 依然として 加熱不十分な牛肉 内臓肉による腸管出 血性大腸菌の食中毒の報告あり と畜場にて 腸管出血性大腸菌の動態を把握するため の調査を実施 ( 厚生労働省 ) 2 年 9 生食用食肉 ( 牛肉 ) の規格基準を設定 22 年 7 牛肝臓の生食用提供を禁止 9

20 調査 2 年 9~2 と畜場で肉用牛 96 頭より採材 消化管内容物 ( 第一胃 第四胃 十二指腸 直 腸 ) を検査 96 頭中 29 頭については 肝臓 ( 表面 36 cm 2 深 さ cm) 及び胆汁も検査 採材後 24 時間以内に検査を開始 2

21 ( 参考 ) 牛の腹腔臓器模式図 直腸 十二指腸 肝臓 胆のう 第四胃 ( 引用 : カラーアトラス獣医解剖学増補改訂版上巻チクサン出版社 ) 2

22 ( 参考 ) 肝臓と胆のう模式図 後大静脈 ウシ 肝門脈 ヒト 胆のう ( 引用 : カラーアトラス獣医解剖学増補改訂版上巻チクサン出版社 ) ( 引用 : 日本消化器外科学会ウェブサイト 22)

23 調査 の結果 STEC O7 陽性率 消化管内容物 2% (2/96) 肝臓 % (/29) 胆汁 3.5% (/29) 陽性牛 2 頭の内訳 直腸 第一胃 第四胃 十二指腸 頭 直腸 第一胃 十二指腸胆汁陽性 頭 直腸 十二指腸 直腸のみ 頭 頭 第一胃のみ 2 頭 十二指腸のみ 4 頭 4 頭 6 頭 23

24 96 頭中 2 頭 (2 %) から検出 陽性 2 頭中 4 頭 (7 %) は直腸内容物から検出 6 頭 (3 %) は直腸内容物から不検出 直腸内容物の検査だけでは陽性牛を見逃す可能性 肝臓 胆汁を検査した 29 頭について 肝臓からは検出さ れなかったが 胆汁 検体 (3.5 %) から検出 胆汁から検出された個体は 十二指腸及び直腸内容物か らも検出された 24

25 STEC O7のシガ毒素遺伝子型と菌量 (log CFU/g 中 ) 腸管内容物通し胆汁第一胃第四胃十二指腸直腸番号 stx type log CFU stx type log CFU stx type log CFU stx type log CFU stx2c <.5 stx2c <.5 stx+stx2 <.5 stx2c 2. 2 stx2c 2.6 stx2c ND stx2c <.5 3 stx+stx2.9 stx+stx2 >4. stx+stx stx2c <.5 5 stx+stx2 <.5 6 stx+stx stx2c ND 8 stx+stx2 ND 9 stx+stx2 ND stx2c <.5 stx+stx2.5 2 stx+stx2 <.5 3 stx+stx stx+stx2 3. stx+stx2 <.5 6 stx2c stx2c <.5 2 stx2c 8.6 ND: サンプル量が少なかったため定量試験が実施できなかったもの 25

26 消化管内容物は g 中定量検出限界以下 ~ 8 ( 億個 ) と様々 胆汁は g 中 74 個 同一個体の第一胃 第四胃 直腸内容物からシガ毒素のタイプ stx2c の株を分離 十二指腸内容物から stx/stx2 をもつ株を分離 直腸以外の消化管にも広く分布 複数の株を保有する個体もいる 胆汁から検出された個体は 十二指腸内容物及び直腸内容物からも 胆汁から分離されたものと同じ毒素遺伝子型を分離 十二指腸から胆管を経由して汚染する可能性 26

27 調査 2 22 年 5~7 と畜場で肉用牛 2 頭より採材 肝臓及び胆汁を採取し STEC O7, 腸内細菌科 菌群, 大腸菌を検査 肝臓については 表面 (36 cm 2 深さ cm) と 内部 ( 表面をアルコール消毒後に火炎殺菌した上で切ル消毒後に火炎殺菌した上で切 り取り 下層部を採取 ) に分けて検査を実施 採材後 24 時間以内に検査を開始 27

28 調査 2 の結果 STEC O7は 2 頭中 2 頭 (. %) から検出 STEC O7 検出部位とシガ毒素遺伝子型と菌量 (log CFU/g 中 ) 胆汁肝臓表面肝臓内部 遺伝子型菌量遺伝子型菌量遺伝子型菌量 牛 stx2 <.5 ーーーー 牛 2 stx/stx2 <.5 stx/stx2 4. ーー 28

29 腸内細菌科菌群の結果う腸陽性頭数 の検出部位肝(%) を管67 (3.9) 臓胆汁陽性汚染肝臓表面 (+ 内部 ) 43 (2.5) 由?面肝臓表面に肝臓内部のみ (.5) 指胆汁陰性 57 (27.) らを胆汁陰性肝臓表面 (+ 内部 ) 5 (24.3) うは汚全て陰性 86 (4.) 染全て陰性せ合計 2 (.) し胆肝臓陰性 23 (.) を臓肝臓汚染?十二指から胆ず29 肝臓表面に露出した血管や胆管切断から肝内部汚染?肝臓内部のみ 6 (2.9) を経十二腸か胆のう

30 調査 5 の結果のまとめ 肝臓表面の STEC O7 汚染率は低い (. %) STEC O7 は肝臓内部から検出されなかったが 衛生指標菌が肝臓内部から検出されたことから STEC O7 による肝臓内部汚染の可能性が示された 今回のと畜場では 肝臓を腹腔から取り出した後 懸垂したまま処理するため 汚染の発生頻度は低いと 考えていたが 約 5 割の肝臓から腸内細菌科菌群が 検出された 3

31 肉用牛農場における腸管出血性大腸菌及びカンピロバクター低減技術の開発 (22~24 年度 ) レギュラトリーサイエンス新技術開発事業 現在実施されている一般衛生管理と腸管出血性大 腸菌の汚染低減効果を調査 生菌剤 食品添加物等の腸管出血性大腸菌の抑 制効果の検証 肉用牛における腸管出血性大腸菌の保有と牛肉で の保有率 保有量との関連性を調査 3

32 サンプリングにご協力していただいた生産 者及び関係業者の皆様 調査委託先である 検査機関の皆様に感謝いたします 今後とも どうぞ宜しくお願いします 32

 

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