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3 CONTENTS 開発の経緯... 1 特徴 製品情報... 3 臨床成績... 6 薬物動態 薬効薬理 一般薬理試験及び毒性試験 製剤学的事項 取扱い上の注意 包装 関連情報 主要文献 製造販売業者の氏名又は名称及び住所

4 開発の経1 開発の経緯 ディフェリンゲル 0.1%( 一般名 : アダパレン ) は フランスのガルデルマ社で創製された新規ナフトエ酸誘導体の外用尋常性ざ瘡治療剤です アダパレンは化学構造上の分類は天然のレチノイドとは異なりますが 細胞核内レチノイン酸受容体 (RAR) に結合し RARの標的遺伝子の転写促進化を誘導することによりレチノイド様作用を示し 表皮角化細胞の分化を抑制します ディフェリンは 非炎症性皮疹 ( 開放面皰 閉鎖面皰 ) 数 炎症性皮疹 ( 丘疹 膿疱等 ) 数及び総皮疹数の減少効果を示したことから 1992 年フランスで0.1% 液剤が 尋常性ざ瘡 の効能 効果で承認されました その後ゲル製剤が1994 年に欧州で 1996 年に米国で承認され 現在 緯世界 82ヵ国で承認されています (2013 年 7 月時点 ) 日本では 1999 年にガルデルマ株式会社によりゲル製剤での臨床試験が開始され 総皮疹 ( 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹 ) 数の減少効果が認められたことから 承認申請し 2008 年 7 月に 尋常性ざ瘡 の効能 効果で製造販売承認を取得しました

5 国内初のレチノイド様作用を有する外用尋常性ざ瘡治療剤です 特徴2 特徴 表皮細胞の核内レチノイン酸受容体 (RARγ) に結合し 標的遺伝子の転写促進化を誘導します (in vitro) (26 27 ページ ) 表皮角化細胞の分化を抑制することで 面皰を減少させます (in vitro マウス ) (28 29ページ ) 1 日 1 回 12 週間の塗布を実施した第 Ⅲ 相検証試験で 尋常性ざ瘡患者の総皮疹 ( 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹 ) 数の減少率は 63.2% を示しました 最長 12ヵ月間の塗布を実施した第 Ⅲ 相長期安全性試験では 総皮疹数の減少率は77.8% を示しました (6 14ページ ) 第 Ⅲ 相臨床試験 (2 試験 ) において 安全性評価対象例 544 例中 429 例 (78.9%) に副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) が認められました 主な副作用は 皮膚乾燥 (305 例 56.1%) 皮膚不快感 (259 例 47.6%) 皮膚剥脱 (182 例 33.5%) 紅斑 (119 例 21.9%) そう痒症 (72 例 13.2 %) 湿疹 (11 例 2.0 %) ざ瘡 (7 例 1.3%) 接触性皮膚炎 (7 例 1.3%) 皮膚刺激 (6 例 1.1%) でした ( 承認時 ) (15ページ)

6 製品情報3 製品情報 警告 禁忌を含む使用上の注意 の改訂に十分ご留意ください 添付文書第 8 版 (2016 年 7 月改訂 ) 1 禁忌 禁忌( 次の患者には使用しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [ 妊婦 産婦 授乳婦等への使用 の項参照] 2 組成 性状 3 尋常性ざ瘡 一般名 : アダパレン ( Adapalene)(JAN) 化学名 :6-[4-Methoxy-3-(tricyclo[ ,7 ]dec-1-yl)phenyl]naphtalene-2-carboxylic acid 分子式 :C 28H28O3 分子量 : 構造式 : 性 4 有効成分に関する理化学的知見 状 : 白色 ~ 微黄白色の粉末である 効果 効能 効能 効果に関連する使用上の注意 (1) 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること (2) 顔面以外の部位 ( 胸部 背部等 ) における有効性 安全性は確立していない (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと

7 製品情報 4 5 用法 用量 1 日 1 回 洗顔後 患部に適量を塗布する 用法 用量に関連する使用上の注意 (1) 就寝前に使用すること (2) 治療開始 3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止すること (3) 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は 塗布を中止し 漫然と長期にわたって使用しないこと 6 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入ら ないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 2. 副作用第 Ⅲ 相臨床試験 (2 試験 ) において 安全性評価対象例 544 例中 429 例 (78.9%) に副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) が認められた 主な副作用は 皮膚乾燥 (305 例 56.1%) 皮膚不快感 (259 例 47.6%) 皮膚剥脱 (182 例 33.5%) 紅斑 (119 例 21.9%) そう痒症(72 例 13.2%) 湿疹(11 例 2.0%) ざ瘡 (7 例 1.3%) 接触性皮膚炎 (7 例 1.3%) 皮膚刺激(6 例 1.1%) であった ( 承認時 ) 注 1: 海外での自発報告等のため頻度不明

8 製品情報5 3. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないこと [ 妊娠中の使用に関する安全性は確立していない 動物実験において 経皮投与 ( ラット ウサギ ) で奇形の発生は認められず 過剰肋骨の発生頻度増加が報告されている 経口投与 ( ラット ウサギ ) で催奇形作用が報告されている ] 妊娠した場合 あるいは妊娠が予想される場合には医師に知らせるよう指導すること (2) 授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせること [ 皮膚外用に用いたときのヒト母乳中への移行は不明である 動物実験において 経口又は静脈内投与 ( ラット ) で乳汁中へ移行することが報告されている ] 4. 小児等への使用 12 歳未満の小児に対する安全性は確立されていない ( 使用経験がない ) 5. 適用上の注意 (1) 使用時他の刺激性のある外用剤 ( イオウ レゾルシン サリチル酸を含む薬剤 薬用又は研磨剤を含有する石鹸や洗剤 乾燥作用が強い石鹸や化粧品 ピーリング剤及び香料やアルコールを含有する薬剤及び収斂薬 ) との併用の際には 皮膚刺激感が増すおそれがあるため注意すること (2) 使用部位 1) 本剤は 外用としてのみ使用すること 2) 洗顔後は水分を拭取り 本剤を塗布すること 6. その他の注意国内において 36 歳以上の患者に対する使用経験がない

9 臨床成績 6 臨床成績 警告 禁忌を含む使用上の注意 等は 3~5 ページをご参照ください 1 1 臨床試験 第 Ⅲ 相検証試験 1) 尋常性ざ瘡に対するディフェリンゲル 0.1% のゲル基剤を対照とした多施設 ランダム化 評価者盲検 並行群間比較試験 1)Kawashima, M., et al.:j. Dermatol. Sci., 2008, 49, 241 承認時評価資料 本試験は ガルデルマ株式会社の資金により行われた 試験概要 [ 目的 ] 尋常性ざ瘡患者に対するディフェリンゲル 0.1% の有効性及び安全性についてゲル基剤を対照として検証した *1 *2 [ 対象 ] 顔面 ( 前額 両頬 頤 ) に30 個以上の総皮疹 ( 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹 ) を有する12 歳以上 35 歳以下の尋常性ざ瘡患者 選択基準 : 非炎症性皮疹 20 個以上 炎症性皮疹 10 個以上 100 個以下 ( ただし 結節 / 嚢腫 2 個以下 ) *1: 非炎症性皮疹 ; 開放面皰 閉鎖面皰 *2: 炎症性皮疹 ; 丘疹 膿疱 結節 嚢腫 [ 方法 ] ディフェリンゲル群 100 例 ( 男性 11 例 女性 89 例 ) とゲル基剤群 100 例 ( 男性 11 例 女性 89 例 ) の2 群に無作為に割り付け それぞれ 1 日 1 回就寝前洗顔後 適量を顔面全体に塗布した [ 評価項目 ] 有効性: 主要評価項目 ; 総皮疹数の減少率 副次評価項目 ; 非炎症性皮疹数及び炎症性皮疹数の減少率 皮疹数改善度 安全性: 有害事象 ( 副作用 ) 臨床検査値異常 その他: 患者満足度 (VAS; ビジュアルアナログスケール ) [ 期間 ] 12 週間 [ 解析対象 ] 有効性評価対象 200 例 ( ディフェリンゲル群 100 例 ゲル基剤群 100 例 ) 安全性評価対象 199 例 ( ディフェリンゲル群 100 例 ゲル基剤群 99 例 ) [ 解析方法 ] ディフェリンゲル投与群及びゲル基剤投与群の総皮疹数の減少率の比較についてWilcoxon 順位和検定で解析し 非炎症性皮疹数及び炎症性皮疹数についても それぞれディフェリンゲル投与群及びゲル基剤投与群の減少率を比較した 施設間差を調整し 治療群間の差が施設によって異ならないことを確認するため 施設を層とした Cochran Mantel Haenszel 検定 (CMH 検定 ) を用い平方根に変換した皮疹数の共分散分析を行った 有効性の主要評価として ITT(intention to treat last observation carried forward) 有効性評価集団を対象とした解析を行い さらに PP(per control 12 週観察症例 ) 有効性評価集団を対象とした解析も行った 検定は両側で行い 有意水準は5% とした 試験デザイン 無作為化評価者盲検並行群間比較試験 (7 施設 ) 最終観察日 :12 週後又は中止時 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと

10 臨床成績7 1) 総皮疹に対する効果 1) 1 総皮疹数の減少率 ( 主要評価項目 ) 最終観察日における減少率 ( 中央値 ) はディフェリン群 63.2% ゲル基剤群 36.9% で ディフェリン群はゲル基剤群に比べ有意に減少させた p< Wilcoxon 順位和検定 ( 両側検定 ) 総皮疹に対する効果 2 総皮疹数の改善度 ( 副次評価項目 ) 最終観察日において総皮疹数が50% 以上減少 ( 著明改善又は改善 ) した患者は ディフェリン群は 65 例 (65.0%) ゲル基剤群は38 例 (38.0%) であった 総皮疹数改善度 ( 最終観察日 ) 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと

11 臨床成績 8 2) 非炎症性皮疹に対する効果 1) 1 非炎症性皮疹数の減少率 ( 副次評価項目 ) 最終観察日における減少率 ( 中央値 ) はディフェリン群 64.6% ゲル基剤群 38.1% で ディフェリン群はゲル基剤群に比べ有意に減少させた p< Wilcoxon 順位和検定 ( 両側検定 ) 非炎症性皮疹に対する効果 2 非炎症性皮疹数の改善度 ( 副次評価項目 ) 最終観察日において非炎症性皮疹数が50% 以上減少 ( 著明改善又は改善 ) した患者は ディフェリン群は 66 例 (66.0%) ゲル基剤群は37 例 (37.0%) であった 非炎症性皮疹数改善度 ( 最終観察日 ) 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと

12 臨床成績9 3) 炎症性皮疹に対する効果 1) 1 炎症性皮疹数の減少率 ( 副次評価項目 ) 最終観察日における減少率 ( 中央値 ) はディフェリン群 63.7% ゲル基剤群 45.8% で ディフェリン群はゲル基剤群に比べ有意に減少させた p= Wilcoxon 順位和検定 ( 両側検定 ) 炎症性皮疹に対する効果 2 炎症性皮疹数の改善度 ( 副次評価項目 ) 最終観察日において炎症性皮疹数が50% 以上減少 ( 著明改善又は改善 ) した患者は ディフェリン群は 67 例 (67.0%) ゲル基剤群は46 例 (46.0%) であった 炎症性皮疹数改善度 ( 最終観察日 ) 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと

13 4) 副作用発現率 1) 本試験における副作用は ディフェリン群で 100 例中 56 例 (56.0%) ゲル基剤群で 99 例中 8 例 (8.1%) に認められた ディフェリン群における副作用は 皮膚乾燥 37 例 (37.0%) 皮膚剥脱 18 例 (18.0%) 皮膚不快感 16 例 (16.0%) 紅斑 8 例 (8.0%) そう痒症 5 例 (5.0%) 皮膚刺激 4 例 (4.0%) であった ゲル基剤群における副作用は 皮膚乾燥 8 例 (8.1%) 皮膚剥脱 3 例 (3.0%) 皮膚不快感 1 例 (1.0%) 紅斑 1 例 (1.0%) であった 重篤な副作用は認められなかった 5) 参考情報 : 患者満足度 (VAS * ) 1) 最終観察日におけるVASによる患者満足度 ( 中央値 ) はディフェリン群は 79.5mm ゲル基剤群は70.0mmであり VAS75mm 以上を記した患者はディフェリン群は 60.0% ゲル基剤群は42.3% であった VASによる患者満足度 * VAS( ビジュアルアナログスケール ): 長さ 100mm の線分の一方の端を 満足していない (0mm) とし 他方の端を 非常に満足 (100mm) とするもの 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 臨床成績10

14 臨床成績11 2 第 Ⅲ 相長期安全性試験 2) 尋常性ざ瘡患者を対象としたディフェリンゲル 0.1% の 1 日 1 回 12 ヵ月間投与の多施設共同オープンラベル長期投与安全性試験 2) 川島眞ら : 皮膚の科学,2007,6,504 承認時評価資料 試験概要 [ 目的 ] 尋常性ざ瘡患者に対するディフェリンゲル 0.1% の長期投与 ( 最長 12ヵ月 ) における安全性と有効性について検討した [ 対象 ] 顔面 ( 前額 両頬 頤 ) に結節 / 嚢腫が2 個以下の12 歳以上 35 歳以下の尋常性ざ瘡患者 444 例 ( 男性 75 例 女性 369 例 ) [ 方法 ] ディフェリンゲル 0.1% を1 日 1 回就寝前洗顔後 適量を顔面全体に塗布した [ 評価項目 ] 主要目的 安全性: 有害事象 ( 副作用 ) 臨床検査値異常副次的目的 *1 *2 有効性: 皮疹数 ( 総皮疹数 非炎症性皮疹数及び炎症性皮疹数 ) とそれぞれの減少率 皮疹数改善度 *1: 非炎症性皮疹 ; 開放面皰 閉鎖面皰 *2: 炎症性皮疹 ; 丘疹 膿疱 結節 嚢腫 その他: 患者満足度 (VAS; ビジュアルアナログスケール ) [ 期間 ] 最長 12ヵ月間 [ 解析対象 ] 安全性評価対象 444 例 有効性評価対象 444 例 試験デザイン 多施設共同オープンラベル長期安全性試験 (38 施設 ) 1) 副作用 2) 主要目的 最終観察日 :12 ヵ月後又は中止時 本試験における副作用は444 例中 373 例 (84.0%) に認められた 主な副作用は皮膚乾燥 268 例 (60.4%) 皮膚不快感 243 例 (54.7%) 皮膚剥脱 164 例 (36.9%) 紅斑 111 例 (25.0%) 等の皮膚症状であったが これらの多くが投与開始後 2 週間以内に発現した 投与中止に至った副作用はざ瘡の悪化 5 例 接触性皮膚炎 1 例 皮膚乾燥 1 例 湿疹 1 例 紅斑 1 例 皮膚不快感 1 例 めまい 1 例が認められた 重篤な副作用は認められなかった 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと 用法 用量に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (2) 治療開始 3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止すること (3) 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は 塗布を中止し 漫然と長期にわたって使用しないこと

15 2) 皮疹に対する効果 2) 皮疹数 ( 総皮疹 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹 ) の減少率ディフェリン塗布 1 週以降 総皮疹 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹の数が減少し 最終観察日における減少率 ( 中央値 ) は それぞれ 77.78% 83.33% 及び73.33% であった 皮疹数の減少率 ( 中央値 ) の推移 副次的目的 副次的目的 皮疹数 ( 中央値 ) の推移 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 12 臨床成績

16 3) 総皮疹数の改善度 ( 試験開始時からの減少率 ) 2) ディフェリン塗布により総皮疹数が 50% 以上減少 ( 著明改善又は改善 ) した患者の割合は 3 ヵ月後 65.4% 6 ヵ月後 69.8% 9 ヵ月後 79.2% 12 ヵ月後 84.5% と増加した なお 最終観察日では 79.1% であった 13 臨床成績総皮疹数改善度 副次的目的 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと 用法 用量に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (2) 治療開始 3 ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止すること (3) 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は 塗布を中止し 漫然と長期にわたって使用しないこと

17 4) 参考情報 : 患者満足度 (VAS * ) 2) ディフェリン塗布 6ヵ月後 12ヵ月後及び最終観察日のVASによる患者満足度 ( 中央値 ) はそれぞれ74.0mm 81.0mm 及び79.0mmであった 塗布 6ヵ月後 12ヵ月後及び最終観察日において VAS75mm 以上を記した患者はそれぞれ49.5% 65.5% 及び60.5% であった VAS による患者満足度 副次的目的 * VAS( ビジュアルアナログスケール ): 長さ 100mm の線分の一方の端を 満足していない (0mm) とし 他方の端を 非常に満足 (100mm) とするもの 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 臨床成績14

18 2 1 安全性 副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) の発現状況 1 2) 第 Ⅲ 相臨床試験 (2 試験 ) において 安全性評価対象例 544 例中 429 例 (78.9%) に副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) が認められた 主な副作用は 皮膚乾燥 (305 例 56.1%) 皮膚不快感 (259 例 47.6%) 皮膚剥脱 (182 例 33.5%) 紅斑 (119 例 21.9%) そう痒症 (72 例 13.2%) 湿疹 (11 例 2.0%) ざ瘡 (7 例 1.3%) 接触性皮膚炎 (7 例 1.3%) 皮膚刺激(6 例 1.1%) であった ( 承認時 ) 15 臨床成績 :2 施設重複 MedDRAバージョン 8.1(2005 年 9 月版 ) で集計

19 2 第 Ⅲ 相長期安全性試験における副作用 ( 臨床検査値異常を含む ) の発現状況 2) 1) 重症度別副作用の発現状況 2) 第 Ⅲ 相長期安全性試験における副作用は 444 例中 373 例 (84.0%) に認められた 第 Ⅲ 相長期安全性試験における重症度別副作用発現状況 発現例数 = 少なくとも 1 つの副作用が発現した被験者数 ただし 全副作用の欄は副作用の件数 : 全期間 における 例数 は 複数の期間に同一事象が発現している被験者がいるため 各期間の 例数 の合計には一致しない MedDRA バージョン 8.1(2005 年 9 月版 ) で集計 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 臨床成績16

20 2) 第 1 期月別副作用の発現状況 2) 第 Ⅲ 相長期安全性試験における投与開始 3 ヵ月間の月別副作用発現状況を以下に示す 第 1 期 (3 ヵ月 :1 90 日 ) の月別副作用発現状況 17 臨床成績 副作用は初回投与日若しくはそれ以降に発現した事象とする n= 各時期の最初の時点の被験者数 発現例数 = 少なくとも 1 つの副作用が発現した被験者数 : 第 1 期合計 における 例数 は 複数の期間に同一事象が発現している被験者がいるため 各期間の 例数 の合計には一致しない 発現日が特定されていない被験者は 第 1 期合計の項目においてのみ集計 MedDRA バージョン 8.1(2005 年 9 月版 ) で集計 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと

21 3) 第 1 期 (1 ヵ月目 :1 30 日 ) 週別副作用の発現状況 2) 第 Ⅲ 相長期安全性試験における投与開始 1 ヵ月間の週別副作用発現状況を以下に示す 第 1 期 (1 ヵ月目 :1 30 日 ) の週別副作用発現状況 副作用は初回投与日若しくはそれ以降に発現した事象とする 発現日が特定されていない被験者を除く n= 各時期の最初の時点の被験者数 発現例数 = 少なくとも 1 つの副作用が発現した被験者数 : 1 ヵ月目合計 における 例数 は 複数の期間に同一事象が発現している被験者がいるため 各期間の 例数 の合計には一致しない MedDRA バージョン 8.1(2005 年 9 月版 ) で集計 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 臨床成績18

22 3 その他の臨床試験 ( 国内第 Ⅱ 相用量設定試験 ) 尋常性ざ瘡 ( 軽度 中等度 ) に対するディフェリンゲル 0.1% のゲル基剤を対照とした多施設 ランダム化 評価者盲検 並行群間比較試験 3) 3) 川島眞ら : 皮膚の科学, 2007, 6, 494 承認時評価資料 19 臨床成績 試験概要 [ 目的 ] 尋常性ざ瘡患者に対するアダパレンゲル (0.1% 0.03% ) の安全性及び有効性をゲル基剤を対照として検証した [ 対象 ] 思春期に発症した軽度から中等度 (W. J. CunliffeらのLeedsグレードで 1から5) の尋常性ざ瘡を顔面に有する16 歳以上 35 歳以下の尋常性ざ瘡患者 238 例 選択基準 : 非炎症性皮疹 20 個以上 炎症性皮疹 10 個以上 結節 / 嚢腫が2 個以下 [ 方法 ] アダパレンゲル0.1% 群 80 例 ( 男性 13 例 女性 67 例 ) アダパレンゲル0.03% 群 80 例 ( 男性 11 例 女性 69 例 ) ゲル基剤群 78 例 ( 男性 12 例 女性 66 例 ) の3 群に無作為に割り付け それぞれ 1 日 1 回就寝前洗顔後に約 1gを顔面全体に塗布した 試験開始時 塗布 週後 最終観察日 (12 週後又は中止時 ) に評価を行った [ 評価項目 ] 有効性: 主要評価項目 ; 総皮疹数 副次評価項目 ; 非炎症性皮疹数 炎症性皮疹数 全身安全性: 臨床検査値異常 皮膚所見: 投与部位の乾燥 熱感 / ヒリヒリ感 落屑 紅斑 そう痒感について4 段階スコア (0; なし 1; 軽度 2; 中等度 3; 重度 ) 皮膚所見に関連する事象は有害事象( 副作用 ) に含めていない [ 期間 ] 12 週間 : 承認外用量 1) 皮膚刺激スコア ( 平均値 ) の推移 3) アダパレンゲル 0.1% の 1 日 1 回 12 週間塗布における乾燥 熱感 / ヒリヒリ感 落屑 紅斑 そう痒感などの皮膚刺激感の多くは 塗布後 1 2 週間の間に認められた 2) 本試験における副作用 3) 本試験における副作用は アダパレンゲル 0.1% 群で 79 例中 2 例 (2.5%) に認められ ざ瘡と接触性皮膚炎が各 1 例 ( 各 1.3%) であり アダパレンゲル 0.03% 群で 80 例中 3 例 (3.8%) に認められ 接触性皮膚炎 皮膚乾燥及び皮膚疼痛が各 1 例 ( 各 1.3%) であった ゲル基剤群では副作用は認められなかった 重篤に至る副作用は認められなかった 承認された製剤は 0.1% ゲル剤である ( ゲル剤 1g 中にアダパレン 1mg 含有 ) 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (3) 結節及び嚢腫には 他の適切な処置を行うこと 用法 用量に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (2) 治療開始 3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止すること (3) 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は 塗布を中止し 漫然と長期にわたって使用しないこと

23 1 1 吸収 血漿中濃度 3 6) 国内臨床試験において アダパレンの血漿中への移行は認められなかった ( 検出限界 :0.15ng/mL) 海外臨床試験においては ざ瘡患者への長期局所投与により血漿中に微量 (<0.25ng/mL) のアダパレンが検出された 1) 単回投与 ( 健康成人 ) 4) 健康成人男性 15 例にディフェリンゲル 0.1% をFinn Chamberに約 50μL 塗布し Scanpor tapeを用いて体幹背部に閉鎖貼布したときの投与 ( 貼布 ) 開始 24 時間後における血漿中にアダパレンは検出されなかった 定量法:HPLC(High performance liquid chromatography; 高速液体クロマトグラフィー ) 検出限界 : 0.15ng/mL 2) 連続投与 3 5 6) 5) 1 健康成人健康成人男性 6 例にディフェリンゲル 0.1% を1g 1 日 1 回 5 日間顔面全体に塗布投与したとき 投与開始日から投与開始後 5 日目 ( 最終投与日 ) まで 及び最終投与日 4 時間後と24 時間後のいずれの測定時においても血漿中にアダパレンは検出されなかった ( 定量法 :HPLC 検出限界:0.15ng/mL) 3) 2 尋常性ざ瘡患者尋常性ざ瘡患者 15 例にディフェリンゲル 0.1% を約 1g 1 日 1 回 12 週間顔面全体に塗布投与したとき 投与開始日 4 週後及び最終観察日 (12 週後又は中止時 ) いずれの測定時においても血漿中にアダパレンは検出されなかった ( 定量法 :HPLC 検出限界:0.15ng/mL) 3 尋常性ざ瘡患者 ( 外国人データ ) 6) 尋常性ざ瘡患者 32 例にアダパレンゲル製剤 (0.1%) を1 日 1 回 12 週間ざ瘡患部 ( 顔面 胸部 * 背部 * ) に塗布投与し12 週後に血漿中のアダパレンを分析した 定量法 : 逆相クロマトグラフィー ( 蛍光検出 ) 検出限界: 0.15ng/mL 酵素加水分解前では1 例 酵素加水分解後では5 例に ng/mLの間で遊離型のアダパレンを検出した *: 承認外効能 効果 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (1) 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること (2) 顔面以外の部位 ( 胸部 背部等 ) における有効性 安全性は確立していない 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 1) 切り傷 すり傷 湿疹のある皮膚への塗布は避けること 2) 眼 口唇 鼻翼及び粘膜を避けながら 患部に塗布すること 眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること 万一 眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと 薬物動態薬物動態 20

24 21 薬物動2 7 9) 動物試験 1) 単回投与 ( ラット ) 7) レーション計測 ) 2) 単回投与 ( イヌ ) 8) 3) 反復投与 ( ラット ) 9) に達した ( 定量法 :HPLC) 態SD 系ラット ( 雄 n=6) に 14 C- アダパレンゲル 0.1%( 14 C- アダパレンとして 0.10mg/ 匹 ) を単回塗布投与した とき 投与後 6 12 時間において血漿中放射能濃度は検出限界未満 24 時間では 1ng eq/ml であった 正常皮膚群と損傷 ( 擦過 ) 皮膚群の間で吸収 ( 血漿中放射能濃度 ) に差は認められなかった ( 定量法 : 液体シンチ イヌ ( ビーグル 雌雄各 n=4) に 14 C-アダパレンゲル 0.1%( 14 C-アダパレンとして 5mg/ 匹 ) を単回塗布投与したとき 投与後 5 分 168 時間において血漿中放射能濃度は1ng eq/g 未満 アダパレン濃度は定量限界未満であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 HPLC) SD 系ラット ( 雌雄各 n=3) に非標識アダパレンゲル0.3%( アダパレンとして 0.36mg/ 匹 / 日 ) を21 日間反復塗布投与したとき 平均血漿中濃度は雄では投与 8 日目までに 雌では 13 日目までに定常状態 平均血漿中濃度 : 雄 ;3.47ng/mL(8 日目 ) 4.74ng/mL(21 日目 ) 雌 ;8.84ng/mL(13 日目 ) 6.70ng/mL(21 日目 ) 承認された製剤は0.1% ゲル剤である ( ゲル剤 1g 中にアダパレン 1mg 含有 ) 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 禁忌 ( 次の患者には使用しないこと ) 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [ 妊婦 産婦 授乳婦等への使用 の項参照]

25 2 1 分布 皮膚への分布 ( ラット ) 10) SD 系ラット ( 雄 n=1) に 14 C-アダパレンゲル0.1% を2mL/kg( 14 C-アダパレンとして 2mg/kg) 単回塗布投与後の皮膚組織内放射能分布は角質層で最高レベルであり 次に毛包周囲の表皮層で検出された 投与後 時間において 真皮及び皮下組織には放射能は検出されなかった ( 測定法 : 定性的ミクロオートラジオグラフィー ) 2 1) 単回塗布投与 ( ラット ) 11) SD 系ラット ( 雌雄各 n=3) に 14 C- アダパレンゲル 0.1% を 0.1mL/ 匹 ( 14 C- アダパレンとして 100μg/ 匹 ) 単回塗布 投与したとき 時間後における組織内放射能濃度は 皮膚 ( 投与部位及び非投与部位 ) 並びに消化管を 除き ほとんどの組織 測定時点において検出限界未満であった ( 定量法 : 定量的全身オートラジオグラフィー ) 2) 反復塗布投与 ( ラット ) 11) SD 系ラット ( 雌雄各 n=3) に 14 C- アダパレンゲル 0.1% を 1 日 1 回 0.1mL/ 匹 ( 14 C- アダパレンとして 100μg/ 匹 ) 21 日間反復塗布投与したとき 最終投与後 24 及び 168 時間における組織内放射能濃度は 皮膚 ( 投与部位 及び非投与部位 ) 消化管並びに副腎 ( 特に皮質部 ) で雌雄とも高く 雌では胸腺及び卵巣でも高かった 投与後 大部分の組織では放射能は経時的に減少したが 卵巣と胸腺における減少は緩徐であった ( 定量法 : 定量的全身オートラジオグラフィー ) 3 胎盤 胎児移行性 12) 1) 単回経口投与 ( ラット ) 12) SD 系妊娠ラット (n=3 妊娠 13 日目 ) に 14 C- アダパレン 0.1mg/kg 又は 1mg/kg を単回経口投与したとき 最高平均母体血漿中放射能濃度は投与 3 時間後に得られ 0.1mg/kgで21.65ng eq/g 1mg/kgで ng eq/gであり AUC0-72は0.1mg/kgで230ng eq hr/g 1mg/kgで1816ng eq hr/gであった 胎児の平均放射能濃度の最高値は 0.1mg/kgで投与 4 時間後に4.55ng eq/g( 母体血漿中放射能濃度の 0.23 倍 ) 1mg/kgで投与 3 時間後に33.38ng eq/g( 母体血漿中放射能濃度の0.16 倍 ) であった 胎児の平均放射能濃度は経時的に減少し 投与 72 時間後には 0.1mg/kgで0.37ng eq/g( 最高値の0.08 倍 ) 1mg/kgで2.49ng eq/g( 最高値の0.07 倍 ) であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 2) 反復経口投与 ( ラット ) 12) SD 系妊娠ラット (n=3 妊娠 6 日目 ) に 14 C-アダパレン0.1mg/kg 又は1mg/kgを8 日間反復経口投与したとき 最高平均母体血漿中放射能濃度は最終投与 3 時間後に得られ 0.1mg/kgで24.28ng eq/g 1mg/kgで ng eq/gであり AUC0-72は0.1mg/kgで300ng eq hr/g 1mg/kgで2011ng eq hr/gであった 胎児の平均放射能濃度の最高値は 0.1mg/kgで最終投与 4 時間後に5.51ng eq/g( 母体血漿中放射能濃度の0.29 倍 ) 1mg/kgで最終投与 3 時間後に39.64ng eq/g( 母体血漿中放射能濃度の0.18 倍 ) であった 胎児の平均放射能濃度は経時的に減少し 最終投与 72 時間後には 0.1mg/kgで1.02ng eq/g( 最高値の 0.19 倍 ) 1mg/kg 投与で6.04ng eq/g( 最高値の0.15 倍 ) であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 3. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないこと [ 妊娠中の使用に関する安全性は確立していない 動物実験において 経皮投与 ( ラット ウサギ ) で奇形の発生は認められず 過剰肋骨の発生頻度増加が報告されている 経口投与 ( ラット ウサギ ) で催奇形作用が報告されている ] 妊娠した場合 あるいは妊娠が予想される場合には医師に知らせるよう指導すること 11) 薬物動態臓器 組織への分布 22

26 4 乳汁中への移行 ( ラット ) 13) SD 系授乳期ラット ( 雌 n=3 分娩後 14 日目 ) に 14 C-アダパレン15mg/kg 単回経口投与 又は 0.5mg/kg 単回静脈内投与し アダパレンの乳汁移行性を検討した いずれの投与経路においても 乳汁中放射能濃度は血漿中放射能の最高濃度到達時間に比べて2.5 3 時間遅れて最高濃度に達した後 共に減少した ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 乳汁中及び血漿中への 14 C-アダパレン移行濃度 ( 授乳ラット ) - : 測定せず n.d.: 検出されず n.c.: 算出せず M/P: 乳汁 / 血漿中の濃度比 ( 平均 n=3) 23 薬物動態 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 3. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用 (2) 授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせること [ 皮膚外用に用いたときのヒト母乳中への移行は不明である 動物実験において 経口又は静脈内投与 ( ラット ) で乳汁中へ移行することが報告されている ]

27 3 1 皮膚における代謝 ( ラット ) 10) SD 系ラット ( 雄 n=1) に 14 C-アダパレンゲル 0.1% を2mL/kg( 14 C-アダパレンとして 2mg/kg) 単回塗布投与したとき 塗布 時間後に採取された皮膚で検出されたのはアダパレン未変化体のみであり 皮膚では代謝されないことが示された ( 測定法 : ラジオHPLC) 2 薬物代謝酵素 ( ラット ) 14) SD 系ラット ( 雌雄各 n=6) でアダパレンによる薬物代謝酵素の阻害は認められず 特異的な酵素誘導も認められなかった 4 排泄 1 単回塗布投与 ( マウス ) 15) CD1 系マウス ( 雄 n=5) を皮膚保護群 皮膚非保護群に分け 14 C-アダパレンゲル0.1% 2mL/kg( 14 C-アダパレンとして 2mg/kg) を単回塗布投与したとき 塗布 96 時間までの糞中放射能排泄率は皮膚保護群で投与量の57% 皮膚非保護群で75% 尿中放射能排泄率は投与量の2% 未満 ( 皮膚保護群で1.7% 皮膚非保護群で0.70%) であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 2 単回塗布投与 ( ラット ) 16) S D 系ラット ( 雄 :n=6 雌 :n=5 ) に 14 C-アダパレンゲル0.1%( 14 C-アダパレンとして 0.12mg/ 匹 ) を単回塗布投与したとき 塗布 168 時間までの糞中放射能排泄率は雄で投与量の19.18% 雌で 23.37% 尿中放射能排泄率は共に0.2% 未満であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 3 反復塗布投与 ( ウサギ ) 17) ニュージーランド白色種ウサギ ( 雄 n=4) にアダパレン液 0.3%2mL/kg( アダパレンとして 6mg/kg) を1 日 1 回 90 日間反復塗布投与した なお 2 15 及び90 日目はアダパレン液 0.3% の代わりに 14 C-アダパレン液 0.3% ( 14 C-アダパレンとして 240μg/ 匹 ) を塗布投与した 90 日目の投与後 168 時間までの糞中放射能排泄率は投与量の12.94% 尿中放射能排泄率は投与量の0.83% であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 4 単回塗布投与 ( イヌ ) 8) イヌ ( ビーグル 雌雄各 n=4) に 14 C-アダパレン 0.1%( 14 C-アダパレンとして 5mg/ 匹 ) を単回塗布投与したとき 塗布 192 時間までの糞中放射能排泄率は雄で投与量の0.19% 雌で 0.25% 尿中放射能排泄率は共に0.01% であった ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 5 腸肝循環 ( ラット ) 18) SD 系ラット ( 雄 ドナー ;n=3) に 14 C-アダパレン0.5mg/kg 単回静脈内投与したとき 投与 24 時間後までに投与量の79% が胆汁中に排泄された また 投与 3 6 時間後の胆汁を胆管カニューレを施したラット ( 雄 レシーバー ;n=3) の十二指腸内に注入したところ 注入開始から48 時間後までに注入した放射能の約 50% が胆汁中に回収された 以上より アダパレン及びその代謝物は腸肝循環することが示唆された ( 定量法 : 液体シンチレーション計測 ) 薬物動態代謝 24

28 薬効薬理 1 作用機序 1 アダパレンはレチノイン酸受容体 (RARγ) に結合し 遺伝子転写促進化を誘導することによりレチノイド様作用を示す ディフェリンの局所投与により 表皮角化細胞の分化が抑制され 非炎症性皮疹と炎症性皮疹が減少することが考えられる アダパレンの作用 25 薬効薬理

29 2 1 非臨床試験に基づく薬効薬理 受容体結合及び遺伝子転写促進化作用 19 21) 1) 細胞核内レチノイン酸受容体 (RARα RARβ RARγ) に対する結合親和性 (in vitro) 19) 受容体結合試験において アダパレンは RARα よりも RARβ 及び RARγ に対して高い親和性を有した 細胞核内レチノイン酸受容体に対するアダパレンの結合親和性 *:I C 50は放射標識リガンドの特異的結合を50% 阻害する非標識リガンドの濃度 細胞核内レチノイン酸受容体への 3 H-CD367 2 (4nM) 結合に対する 非標識アダパレンの競合結合曲線 [ 試験方法 ] SF9 細胞又はCOS-7 細胞 (n=7) にヒト RARα RARβ 及びRARγ をコードする発現ベクターをトランスフェクトし その核抽出物を調製し 3 H-CD367に対する競合結合実験 ( ラジオレセプターアッセイ ) に用いた 細胞核抽出物 4nM 3 H-CD367 及び各濃度 ( M) の非標識アダパレン又はトレチノインを 96 穴のマイクロウェルプレートに入れて 4 で1 時間インキュベートし ヒドロキシアパタイト ゲルを添加し 遠心後の沈渣の放射活性を測定した 放射標識リガンドの特異的結合を50% 阻害する非標識リガンドの濃度 (IC50 値 ) をアダパレンとトレチノインについて算出した 1: トレチノイン ;all-trans- レチノイン酸 2: 3 H-CD367;CD367 は安定な RAR アゴニストであり RARα RARβ 及び RARγ に対して高い結合性を有する 薬効薬理26

30 2) 細胞核内レチノイン酸受容体 (RARα RARβ RARγ) 及びレチノイド X 受容体 (RXRα ) ) を介する遺伝子転写促進化活性 (in vitro) アダパレンは遺伝子転写促進化試験において RARα よりも RARβ 及び RARγ を介して転写促進化を誘導した また RXRα を介する遺伝子転写促進化活性は極めて低かった アダパレンの RARα RARβ RARγ 及び RXRα を介する遺伝子転写促進化活性 *:A C 50 は最大転写活性の 50% の活性を示す被験物質濃度 [ 試験方法 ] 1)HeLa 細胞にルシフェラーゼレポータープラスミドとヒト RAR(α β 又はγ) の発現ベクターを安定的にトランスフェクトし アダパレン及びトレチノイン ( M) で18 時間処置した後 細胞抽出液を調整し抽出液中のルシフェラーゼ活性を測定した 陽性対照物質として強力なRARアゴニストであるアロチノイドを使用した 2)RXRα の遺伝子転写促進化活性は ヒト RXRα 発現ベクター及びルシフェラーゼレポータープラスミドをリン酸カルシウム共沈法により一過性にトランスフェクトした COS-7 細胞を用いて 上記 RARの場合と同様に実施した 陽性対照物質として安定なRXRアゴニストである CD3127を使用した 転写促進化活性は 最大転写活性の50% の活性を示すAC50 値で表した 27 薬効薬理 1:RXRα; 表皮中に発現する主なレチノイド X 受容体サブタイプ 2: トレチノイン ;all-trans- レチノイン酸

31 2 培養正常ヒト表皮角化細胞の分化抑制作用 (in vitro) 22) アダパレンは Ⅰ 型トランスグルタミナーゼ (TGaseⅠ 1 ) の発現を抑制した (IC50: 約 0.6nM) アダパレンの培養正常ヒト表皮角化細胞の TGaseⅠ 発現抑制作用 [ 試験方法 ] 正常ヒト表皮角化細胞 (n=4) を低カルシウム (0.15mM) 培養液で増殖させた後 培養液を高カルシウム (1.15mM) 培養液に交換して TGaseⅠの発現を誘導した アダパレン及びトレチノインは培養液交換時に添加した 4 日後細胞層のTGaseⅠの発現レベルを ELISA 法で測定し TGaseⅠ 発現の50% 阻害濃度 (IC50 値 ) を算出した 1:TGaseⅠ; 表皮角化細胞分化の最終段階で角層細胞の細胞膜直下へのコーニファイド エンベロープ (cornified envelope) の生成をもたらすタンパク架橋結合を触媒するカルシウム依存性酵素 2: トレチノイン ;all-trans- レチノイン酸 薬効薬 理28

32 3 面皰減少作用 ( ライノマウス ) 23) 表皮面皰数はアダパレン濃度の増加に伴い減少し ゲル基剤 84.6±3.4/cm に対して 0.1% では 23.2±1.2/cm であり 減少率は 73% に達した ライノマウスにおけるアダパレンゲル % の面皰減少作用 : 表皮面皰数 29 薬効薬理 また 表皮厚の増加も観察され ゲル基剤では 16.0±0.52μm に対して0.1% では44.4±1.47μm であり 約 2.8 倍に増加した ライノマウスにおけるアダパレンゲル % の面皰減少作用 : 表皮厚 [ 試験方法 ] 雌雄ライノマウス (5 6 週齢 n=10) の背部皮膚に アダパレンゲル 及び 0.3% とゲル基剤をそれぞれ 50μL を 1 日 1 回 週 5 日 ( 連続 ) の頻度で 3 週間塗布 ( 単純塗布 塗布面積 : 約 2cm 2 ) し 塗布部位の皮膚生検 ( 直径 6mm) を採取し 切片の 顕微鏡画像解析を行った 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (1) 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること (2) 顔面以外の部位 ( 胸部 背部等 ) における有効性 安全性は確立していない 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので 使用にあたっては 事前に患者に対し以下の点について指導すること 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと

33 3 1 その他の薬理試験 : 皮膚刺激性に関する検討 ( 臨床薬理試験 ) 単回閉鎖貼布試験 ( 健康成人 ) 4) ( 第 Ⅰ 相試験 ) 試験概要 [ 目的 ] アダパレンゲル (0.03%,0.1%,0.3% ) の健康成人に対する皮膚安全性をゲル基剤及び白色ワセリンを対照とした貼布試験及び光貼布試験により検討した [ 対象 ] 歳の健康成人男性 15 例 [ 方法 ] アダパレンゲル (0.03%,0.1%,0.3% ) ゲル基剤及び白色ワセリンを Finn Chamberに約 50μL( 白色ワセリンは約 50mg) ずつ付け Scanpor tapeを用いて体幹背部に貼布した 閉鎖貼布試験は 貼布 48 時間後に被検薬を除去 60 分後及び24 時間後に各部位で観察された皮膚刺激性をスコア化し 皮膚刺激指数を算出した 光貼布試験は 貼布 24 時間後に被検薬を除去 60 分後同部位にUVA(20J/cm 2 ) を照射しFinn Chamber で遮光した 被検薬除去 24 時間後 Finn Chamberを除去し その 60 分後及び24 時間後に皮膚刺激スコアを判定した [ 期間 ] 貼布試験 48 時間 光貼布試験 24 時間 貼布試験及び光貼布試験判定基準 1) 閉鎖貼布及び光貼布試験 4) 健康成人男性 15 例を対象に単回閉鎖貼布試験を実施した結果は次のとおりであった 閉鎖貼布試験 *: テープ皮膚炎のため判定不能 光貼布試験 *: テープ皮膚炎のため判定不能 2) 本試験における副作用発現率 4) 本試験における副作用は 15 例中 3 例 (20.0%)4 件認められた 内訳は 頭痛 1 例 (6.7%) 尿中白血球陽性 1 例 (6.7%) AST(GOT) 増加及び ALT(GPT) 増加 1 例 (6.7%) であった 承認された製剤は 0.1% ゲル剤である ( ゲル剤 1g 中にアダパレン 1mg 含有 ) : 承認外用量 4) 社内資料 ( 単回貼布及び光貼布試験 ) 承認時評価資料 薬効薬理30

34 2 21 日間繰り返し閉鎖貼布試験 ( 健康成人 ) 24) ( 第 Ⅰ 相試験 ) 試験概要 [ 目的 ] ディフェリンゲル 0.1% の健康成人に対する皮膚刺激性をゲル基剤及び日局精製水を対照とした21 日間繰り返し閉鎖貼布試験により検討した [ 対象 ] 歳の健康成人男性 12 例 [ 方法 ] ディフェリンゲル 0.1% ゲル基剤及び日局精製水 各約 50μLを1 日 1 回背部 ( 腰部 ) に閉鎖貼布した パッチ自体の皮膚に対する影響を確認する目的で 無処置パッチ ( 空パッチ ) を貼布した 各投与の翌日 前日のパッチを除去した 1 時間後 次回のパッチ貼布の前に皮膚の状態を観察し 累積刺激指数 (CII= 紅斑スコアの合計 / 評価回数 ) を算出した 平均累積刺激指数 (MCII) は試験薬ごとの各被験者間のCIIの平均値として算出し MCIIを用いて各試験薬をその刺激性の程度により分類した [ 期間 ] 21 日間 ( 毎週 5 回の投与を連続 3 週間 ) MCIIスコア分類 24) 社内資料 ( 繰り返し貼布試験 ) 承認時評価資料 31 薬効薬理1)21 日間繰り返し閉鎖貼布試験 24) 健康成人男性 12 例を対象に 21 日間繰り返し閉鎖貼布試験を実施した結果 ディフェリンの平均累積刺激指数 (MCII) スコアは であり 累積刺激性は認められなかった 平均累積刺激指数 (MCII) 2) 本試験における副作用発現率 24) 本試験における副作用は 12 例中 3 例 (25.0%) に認められた 内訳は皮膚剥脱 3 例 (25.0%) であった 重篤に 至る副作用は認められなかった (n=12) 効能 効果に関連する使用上の注意 ( 一部抜粋 ) (1) 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること (2) 顔面以外の部位 ( 胸部 背部等 ) における有効性 安全性は確立していない 使用上の注意 ( 一部抜粋 ) 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は 本剤の使用を中止すること (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 皮膚不快感 皮膚剥脱 紅斑 そう痒症があらわれることがある これらは治療開始 2 週間以内に発生することが多く 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明すること なお 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は 必要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと

35 一般薬理試験及び毒性試験 1 一般薬理試験 25 37) 一般薬理試験一覧表 ( マウス ラット ブタ モルモット イヌ ) *1: 投与前値に比べ 投与 2 5 時間後に 30mg/kg で平均 mg/kg で平均 低下 いずれの場合も 溶媒対照群に対して有意差あり (Williams 検定 :p<0.01) 陽性対照薬アミノピリン (50mg/kg) では 経口投与 2 5 時間後に平均 低下 いずれも投与 7 時間後には回復した *2: 組織標本数 / 群 一般薬理試験及び毒性試験32

36 2 1 毒性試験 38 42) 単回投与毒性試験 ( マウス ラット イヌ ) 2 反復投与毒性試験 43 57) 43 48) 1) 塗布投与 ( ラット イヌ マウス ウサギ ) 33 一般薬理試験及び毒性試験 RBC: 赤血球数 ( 赤血球数の減少は 多くの場合ヘモグロビン濃度及びヘマトクリットの減少を伴った ) WBC: 白血球数 APTT: 活性化部分トロンボプラスチン時間 Alb: アルブミン TP: 総タンパク質 TG: トリグリセリド Al-P: アルカリホスファターゼ Glc: グルコース Chol: コレステロール ( 回復性 ): 回復性あり

37 49 57) 2) 経口投与 ( ラット イヌ ) RBC: 赤血球数 ( 赤血球数の減少は 多くの場合ヘモグロビン濃度及びヘマトクリットの減少を伴った ) Alb: アルブミン TP: 総タンパク質 TG: トリグリセリド Al-P: アルカリホスファターゼ Glc: グルコース Chol: コレステロール Cr: クレアチニン ( 回復性 ): 回復性あり 一般薬理試験及び毒性試験34

38 35 一般薬理試験及び毒性試験 生殖発生毒性試験 ( ラット ウサギ ) 58 65) 3

39 ) 1) 遺伝毒性試験 (in vitro マウス ) 細菌を用いた復帰突然変異試験 66) CHO 細胞染色体異常試験 67) マウスリンフォーマ TK 試験 68) マウス小核 試験 ( アダパレン 6000mg/kg 単回経口投与 ) 69) いずれにおいてもアダパレンは陰性であった 70 71) 2) がん原性試験 ( マウス ラット ) 1 CD1 系マウス ( 雌雄各 n=50) にアダパレンゲル 0%( 基剤対照群 ) 0.03% 0.1% 及び 0.3%( アダパレン として 及び 6mg/kg/ 日に相当 ) 塗布投与によるがん原性試験では がん原性所見は認められな かった 70) 2 SD 系ラット ( 雌雄各 n=60) におけるアダパレン 0( 対照群 ) 及び1.5mg/kg/ 日 混餌投与によるがん原性試験では 1.5mg/kg/ 日において雄性ラットの副腎良性褐色細胞腫のわずかな発生頻度増加が認められた 71) 3) 局所刺激性試験 72 74) 1 皮膚一次刺激性試験 ( ウサギ ) 72) 日本白色種ウサギの皮膚 ( 正常又は損傷 )( 雌 n=12) にアダパレンゲル 0%( 基剤対照 ) 0.03% 0.1% 及び 0.3%( 各 0.5mL) を 24 時間 半閉塞的に塗布したとき 皮膚刺激性は認められなかった 2 皮膚累積刺激性試験 ( ウサギ ) 73) ニュージーランド白色種ウサギの皮膚 ( 雌雄各 n=6) にアダパレンゲル 0%( 基剤対照 ) 0.1% 及び 0.3% ( 各 0.1mL) を 1 日 1 回 6 時間開放塗布により連続 28 日間投与したとき 投与 5 日目以降基剤を含めすべて の濃度で明らかな皮膚刺激性が認められたが 投与終了後 2 週間の回復期間後には部分的に回復した 3 眼粘膜一次刺激性試験 ( ウサギ ) 74) ニュージーランド白色種ウサギの眼 ( 雌 n=3) にアダパレンゲル 0.3%(0.1mL) を点眼したとき 投与 1 時間後にごく軽度の粘膜刺激性がみられたが 24 時間後には消失していた 4) その他の毒性試験 75 78) 75 76) 1 抗原性試験 ( マウス ラット モルモット ) マウスによるラット受動的皮膚アナフィラキシー (PCA) 反応 75) モルモットにおける能動的全身性アナフィ ラキシー (ASA) 試験及び PCA 試験 76) において アダパレンは抗原性を示さなかった 2 皮膚感作性試験 ( モルモット ) 77) DH 系モルモット ( 雄 n=20) にアダパレンゲルによる感作処置 (0.0075% 皮内注射及び0.1% 塗布 ) と惹起処置 (0.1% 0.05% 塗布 ) した試験では 皮膚感作性は認められなかった (0.0075% 及び0.05% は1% エタノール希釈液 ) 3 光毒性及び光アレルギー性試験 ( モルモット ) 78) アダパレンゲル 0.1% を塗布したDH 系モルモット ( 雄 n=10) において 皮膚へのUV 照射後の光毒性及び光アレルギー性は認められなかった 66 78) 一般薬理試験及び毒性試験その他の特殊毒性 36

40 製剤学的事項 製剤の安定性 [ 社内資料 ] 37 製剤学的事項

41 貯法 : 室温保存 ( 凍結をさせないこと ) 使用期限 : 製造後 3 年 ( 外箱に表示の期限内に使用すること ) 包装 ディフェリンゲル 0.1%: 15g 10( チューブ ) 30g 1( チューブ ) 関連情報 承 認 番 号 :22000AMX 承 認 年 月 :2008 年 7 月 薬価基準収載年月 :2008 年 9 月 販売開始年月 :2008 年 10 月 再審査期間満了年月 :2016 年 7 月 (8 年 ) ( 印 :2015 年 11 月改訂 ) 取扱い上の注意/包装/関連情報取扱い上の注意 38

42 主要文献 39 主要文献1)Kawashima,M.,et al.:j. Dermatol. Sci.,2008,49,241 承認時評価資料 2) 川島眞ら : 皮膚の科学,2007,6,504 承認時評価資料 3) 川島眞ら : 皮膚の科学,2007,6,494 承認時評価資料 4) 社内資料 ( 単回貼布及び光貼布試験 承認時評価資料 ) 5) 社内資料 ( 薬物動態及び皮膚安全性試験 ) 6) 社内資料 ( トレチノインゲル比較試験 ( 海外 )) 7) 社内資料 ( ラット単回塗布による吸収 ) 8) 社内資料 ( イヌ単回塗布による吸収及び排泄 ) 9) 社内資料 ( ラット反復塗布による血漿中濃度 ) 10) 社内資料 ( ラット皮膚への分布及び代謝 ) 11) 社内資料 ( ラット単回及び反復塗布による組織分布 ) 12) 社内資料 ( 妊娠ラット経口投与による薬物動態 ) 13) 社内資料 ( 妊娠ラット経口及び静脈内投与による乳汁中への移行 ) 14) 社内資料 ( 薬物代謝酵素の誘導及び阻害 ) 15) 社内資料 ( マウス単回塗布による排泄 ) 16) 社内資料 ( ラット単回塗布による排泄 ) 17) 社内資料 ( ウサギ反復塗布による排泄 ) 18) 社内資料 ( ラット腸肝循環 ) 19) 社内資料 ( 細胞核内レチノイン酸受容体結合 ) 20) 社内資料 (RARサブタイプ別遺伝子転写促進化活性) 21) 社内資料 (RXRα 遺伝子転写促進化活性 ) 22) 社内資料 ( 表皮トランスグルタミナーゼ発現 ) 23) 社内資料 ( ライノマウスにおける面皰減少作用 ) 24) 社内資料 ( 繰り返し貼布試験 承認時評価資料 ) 25) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス一般症状及び行動 )) 26) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス自発運動量 )) 27) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス麻酔作用 )) 28) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス抗痙攣作用 )) 29) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス痙攣増強作用 )) 30) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス鎮痛作用 )) 31) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( ラット正常体温 )) 32) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( ブタ活動電位 )) 33) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( モルモット呼吸 )) 34) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( イヌ呼吸 )) 35) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( モルモット摘出回腸 )) 36) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( マウス胃腸管内輸送能 )) 37) 社内資料 ( 安全性薬理試験 ( ラット水及び電解質代謝 )) 38) 社内資料 ( マウス単回経口投与毒性試験 ) 39) 社内資料 ( ラット単回塗布投与毒性試験 ) 40) 社内資料 ( ラット単回経口投与毒性試験 ) 41) 社内資料 ( イヌ単回塗布投与毒性試験 ) 42) 社内資料 ( イヌ単回経口投与毒性試験 ) 43) 社内資料 ( ラット 4 週間反復塗布投与毒性試験 ) 44) 社内資料 ( イヌ4 週間反復塗布投与毒性試験 ) 45) 社内資料 ( マウス13 週間反復塗布投与毒性試験 ) 46) 社内資料 ( イヌ26 週間反復塗布投与毒性試験 ) 47) 社内資料 ( ラット 26 週間塗布投与毒性及び8 週間回復性試験 ) 48) 社内資料 ( ウサギ26 週間塗布投与毒性及び8 週間回復性試験 ) 49) 社内資料 ( ラット 4 週間経口 ( 強制 ) 投与毒性試験 ) 50) 社内資料 ( イヌ4 週間経口 ( カプセル ) 投与毒性試験 1) 51) 社内資料 ( イヌ4 週間経口 ( カプセル ) 投与毒性試験 2) 52) 社内資料 ( ラット 13 週間経口 ( 混餌 ) 投与毒性試験 ) 53) 社内資料 ( ラット 13 週間経口 ( 混餌 ) 投与毒性及び4 週間回復性試験 ) 54) 社内資料 ( ラット 26 週間経口 ( 強制 ) 投与毒性試験 ) 55) 社内資料 ( イヌ26 週間経口 ( カプセル ) 投与毒性及び8 週間回復性試験 )

43 56) 社内資料 ( イヌ26 週間経口 ( カプセル ) 投与毒性試験 ) 57) 社内資料 ( ラット 78 週間経口 ( 混餌 ) 投与毒性試験 ) 58) 社内資料 ( ラット経口投与生殖機能及び受胎能試験 1) 59) 社内資料 ( ラット経口投与生殖機能及び受胎能試験 2) 60) 社内資料 ( ラット塗布投与胚 胎児発生試験 ) 61) 社内資料 ( ウサギ塗布投与胚 胎児発生試験 ) 62) 社内資料 ( ラット経口投与胚 胎児発生試験 ) 63) 社内資料 ( ウサギ経口投与胚 胎児発生試験 ) 64) 社内資料 ( ラット経口投与出生前後発生及び母体機能試験 1) 65) 社内資料 ( ラット経口投与出生前後発生及び母体機能試験 2) 66) 社内資料 ( 細菌を用いた復帰突然変異試験 ) 67) 社内資料 ( 哺乳類細胞を用いたin vitro 染色体異常試験 ) 68) 社内資料 ( マウスリンフォーマ TK 試験によるin vitro 遺伝子突然変異試験 ) 69) 社内資料 ( マウス骨髄細胞を用いたin vivo 小核試験 ) 70) 社内資料 ( マウス塗布投与がん原性試験 ) 71) 社内資料 ( ラット経口投与がん原性試験 ) 72) 社内資料 ( ウサギ皮膚一次刺激性試験 ) 73) 社内資料 ( ウサギ皮膚累積刺激性試験 ) 74) 社内資料 ( ウサギ眼粘膜一次刺激性試験 ) 75) 社内資料 ( マウス抗原性試験 ) 76) 社内資料 ( モルモット抗原性試験 ) 77) 社内資料 ( モルモット皮膚感作性試験 ) 78) 社内資料 ( モルモット光毒性及び光アレルギー性試験 ) 製造販売元 : ガルデルマ株式会社 東京都新宿区西新宿 TEL: 販売 : マルホ株式会社 大阪市北区中津 [ 文献請求先 製品情報に関するお問い合わせ先 ] マルホ株式会社製品情報センター TEL: 本資材は 医療用医薬品製品情報概要等に関する作成要領 に則り作成しています 禁無断転載 GALDERMA K.K., maruho 主要文献/製造販売業者の氏名又は名称及び住所製造販売業者の氏名又は名称及び住所 40

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