食の安全と安心フォーラム第15回 ノロウイルス食中毒の現状 対策 課題 2018/7/25 食の安全と安心フォーラム第15回 食の微生物汚染 リスク低減のポイントを議論する ノロウイルスによる食中毒の 現状 対策 課題 日時 2018年7月25日 水 今日の内容 ノロウイルス食中毒の現状 カキによる

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1 食の微生物汚染 リスク低減のポイントを議論する ノロウイスによる食中毒の 現状 対策 課題 日時 8年月日 水 今日の内容 ノロウイス食中毒の現状 カキによるノロウイス食中毒の寄与率 生食用カキのウイス学的生管理 カキ中のノロウイス不活化 場所 東京大学農学部フードサイエンス棟中島董一郎記念ホー 公益社団法人日本食品生協会 学術顧問 年別食中毒発生状況 (H-H) ノロウイス遺伝子型別検出割合 GII.4 GII.4 6b GII. GII. 事 件 数 /8 8/9 9/ / / / /4 4/ /6 6/ /8 GI.6 GI. GII. GII. 厚生労働省食中毒統計 GI.4 GI.others GII. GII. GI. GII.4 GII.6 GII. GI. GII. GII.4 GII.others 病原微生物検出情報 国立感染症研究所 を基に作図 8/6/9現在 ノロウイスの感染経路 カキの風評被害 6.. 中国新聞 6..9 中国新聞 6.. 中国新聞

2 食の安全と安心フォーラム第 回 流行期別ノロウイス食中毒発生状況 (/6-/6) 市販カキの月別ノロウイス汚染状況 定量値の平均 患者数 加熱調理用 陽 性 4 率 ( % ) 月前 月後 月前 月後 月前 平 4 均 値 月前 月後 月前 月後 月前 事件数 生食用 陽 性 4 率 ( % ) 月前 月後 月前 月後 月前 平 4 均 値 月前 月後 月前 月後 月前 厚生労働省食中毒統計 平成 9 年 6 月 8 日現在 GI GII ら 年 (/ 年採取検体 ) 生食用カキの規格基準 成分規格 生菌数カキg 当り :, 以下 E.Coli 最確数カキg 当り : 以下 腸炎ビブリオ最確数剥き身カキg 当たり : 以下 加工基準 海水 ml 当り大腸菌群最確数 以下の海域で採取したカキを使用 それ以外は 上記と同等の海水または塩分 % の人口塩水で浄化後使用 浄化後殺菌した器具を用いて生的な場所で加工ウイスに関する基準がない 培養できない 少量で発症 検査法が十分に確立していない リスク評価ができない 原因食品別ノロウイス食中毒事件数 /~/ シーズン 原因食品 食事 事件数 / シーズン (9 月 ~ 翌年 8 月 ) 計 / /4 4/ /6 6/ /8 8/9 9/ / 仕出し弁当 料理 弁当 宴会料理 会席料理 コース料理 バイキング 6-9 給食 ( 事業所 学校 病院など ) 4 カキ カキフライ ( 再掲 ) 岩カキ ( 再掲 ) カキ以外の貝類 ( シジミ アサリ ハマグリ ホタテなど ) - - 刺身 寿司 サラダ 4 カキ関連事例は約 % 実際は?? 餅 菓子 ( おはぎ ケーキなど ) 4 パン サンドイッチ 水 ( 井戸水 地下水など ) その他 不明 記載なし ,4 事件総数 ,89 IASR() ( 食中毒統計を集計 年 月 日現在 ) 9 検出遺伝型 (N=9) % % (4) () 9% % 6% () () 8% 8% (6) (9) % (4) () 原因 : カキ原因不明原因 : その他原因不明カキ (+) カキ (-) 不明 単一 複数 単一事例は 遺伝子未型別事例を含む 原因 : その他 9 検出遺伝子群 (N=9) % () % () 9% (6) % () % () % (4) 8% () 6% () 88% (6) (4) % (6) % (4) 原因 : カキ 原因原因不明 : その他 原因 : その他 原因不明 カキ (+) カキ (-) 不明 GI のみ 両方 GII のみ

3 ノロウイス食中毒事例における カキの寄与率の推定 カキの対策 感染性胃腸炎 感染症対策 糞便 嘔吐物 情報提供 事例(%) 年のNoV9事例中 カキが原因食品の事例は9事例(%) 原因不明等 カキ(+)事例は6 ) 合計すると 事例(%) 患者数(汚染源)を減らす トイレ 下水道対策 下水 高度処理 海水 海域対策 汚染を把握 カキ対策 汚染を排除/低減 カキ等の 二枚貝 下 水 の 影 響 を 受 け な い 場 所 で 養 殖 汚染量を減らす 浄化法 不活化法及び その評価法 情報提供 規格基準 カキの寄与率は食中毒統計から得られる値より高い 生食用カキの生管理における 対策と課題 細菌学的基準による生管理 食品生法 細菌学的基準ではウイスの安全性の確保困難 カキのノロウイス遺伝子検査による自主管理 遺伝子陽性は必ずしも感染性ウイス陽性を意味しな い /9/8 乾燥状態での生存性試験 感染性推定遺伝子検査法の開発 清浄環境.%Alb-MEM 汚染環境 BE-MEM 9 鑑別方法 RNase ウイス蛋白の変性 破壊 RNase処理 加熱 乾燥 消毒剤 感染価またはコピー数/ml(log) 鑑別対照 回目 風乾 9 回目 自然乾燥 紫外線 太陽光 Oligo(d)Tによる逆転写 約,b % -AAAAAAAA TTTTTTT FCVとNoV GIIはほぼ同じような傾向 汚染環境が清浄環境より生存性が高い 清浄 環境では乾燥した時点で感染価は検出限界以 下 一方 汚染環境では長い場合 か月程度 感染性あり 清掃 洗浄の重要性 接 種日日日日日日日日日日 日日日日日日 ウ イ FCV-感染価 FCV- FCV-開発法 GII- ス GII法開発法 遺伝子の損傷 切断 接日日日日 種 日日日日日日日日日日日日 ウ イ 開発法は感染価をより反映 ス GIIとFCVを清浄環境(.%Alb-MEM)および汚染環境 (BE-MEMまたは便上清-MEM)で乾燥させた後 室温で生存性試験 平成4 年度食品健康影響評価技術研究 食品のウイス汚染のリスク評価のための 遺伝子検査法の開発と応用に関する研究

4 下水中のノロウイス検査結果(H) 市販カキ(凍結保存)からのNoV検出状況(H) 4自治体において 冬期に定期的に下水 流入水 放流水 を採取 コピー数(log)/mL GI GII 開発法.. 88% 68% 開発法 4..9 流 入 水 陰性数 (%) 陽性(実測値以上) (%) 定量値未満 陽性の内訳 定量値以上 対照法 開発法 開発法.. 8% % 開発法.4. % 放 流 水 自治体 ノロウイスGI N=) 感染性推定 対照法 遺伝検査法 8 (9. ) (. ) (.%) (.9%) 9 項目 A B C D A B C D 開発法で測定すると 市販カキ 凍結保存 品 のNoV検出率およ び定量値は大きく低下 カキ中のNoVは不活化 されているウイスが 含まれる 9 ノロウイスGII N=) 感染性推定 対照法 遺伝子検査法 (8.8 ) (4. ) 6 69 (.%) (.%) 陽性(以上) 陽性(未満) 陰性 推定法 放流水では開発法の検出が低下 不活化ウイスの存在/検出感度 推定法 NoVGI NoVGII カキは腸管系病原体の汚染リスクがある カキにはノロウイス以外のA型肝炎ウイス等 の糞便由来の腸管系ウイスや細菌が取り込ま れている 糞便性病原菌指標であるE.coli最確数を定め たとしてもウイスとは挙動や生存性が 異なるため実際はわからない F特異RNA大腸菌ファージ 腸管ウイス全般の汚染指標 F特異RNA大腸菌ファージ カキフライの加熱後の中心温度の変化 保存 カキ 方法 重量 加熱 温度 加熱後の時間 加熱 時間 直後 秒 分 9秒 分 8g g 4g 8g g g 冷凍 g g 86 6 分 分 分 4分 分 分 分 4分 冷蔵 海水中のNoVに替わる指標微生物であるF-RNAファージの定性 定量分析法の確立 海水中のF-RNAファージとカキのNoVや環境要因の関連性の解析 出典 秒 分 平成年度生活生関係業績発表会資料(広島市) 4

5 高圧処理 静水圧処理 HPP) 加圧 MPa MPa 媒体 水等) 高圧処理の特徴 成分が変化しにくい 香り 色 風味 食品 均一な処理 殺菌効果 応用分野 食品 輸血用血液の殺菌 新規食品の製造 ジャム ジュース 肉 魚介類 野菜 ビニー袋 写真 神戸製鋼所HPより) 媒体 水等) 処理対象 食品等 高圧処理による微生物の不活化 高圧処理によるウイスの不活化条件 ウイス ポリオウイス 分類 エンテロウイス属 カキ ノロウイス A型肝炎ウイス Kigsley() Calici() コクサッキーA9型 鶏肉 トリインフエンザウイス Isbarn() 口蹄疫ウイス チーズ ブドウ球菌 大腸菌 青カビ菌 O reilly() A型肝炎ウイス オレンジジュース 大腸菌 Linton(999) アイチウイス ピ コ ナ ウ イ ス 科 牛乳 大腸菌 リステリア GarciaGraells(999,) ネコカリシウイス カリシウイス科 野菜 エシニア サモネラ 大腸菌 ブドウ 球菌 リステリア Patterson(99) ロタウイス レオウイス科 IBDV ヒト免疫不全ウイス λファージ(モデ) Nakagami(996) Bradley() 単純ヘペス型 水疱性口内炎ウイス(モデ) Silva(99) ヒト免疫不全ウイス 対象 血液 不活化ワクチン作製 微生物 文献 コクサッキーB型 パレコ型 EV 圧力 (MPa) 時間 (分) 温度 ( ) 減少 (log) 文 献 < NR パレコウイス属 4 アフトウイス属 4-6 ペパトウイス属 4 コブウイス属 NR 4 8 ビナウイス科 ヘペスウイス科 4 4 > マウスノロウイス サイトメガロウイス レトロウイス科 サ免疫不全ウイス NR:減少せず EV:エンベロープ : Grove et al (6) : Kingsley et al () 高圧処理によるNoVの不活化 GI GII FCV CB 特許情報 下記HPより

6 食の安全と安心フォーラム第 回 カキ生産現場に導入された高圧処理装置 神戸製鋼所ホームページより カキの殻剥きの自動化 :~MPa ノロウイスの不活化 ( 低濃度汚染 ):~4MPa ノロウイスの不活化 ( 高濃度汚染 ):MPa ノロウイス食中毒の現状 まとめ ノロウイス食中毒は依然多発している カキによるノロウイスの寄与率 ノロウイス食中毒事件におけるカキの寄与率は食中毒統計から得られる割合 ( 約 ) より高い 生食用カキのウイス学的生管理 感染性推定遺伝子検査法を導入することにより ノロウイスの感染リスクをより正確に把握することが可能 現在行われている細菌汚染状況に基づく海域区分ではウイス学的な安全性を確保することは困難であり 新たな汚染指標が必要である カキ中のノロウイス不活化 高圧処理はカキ中のノロウイスの不活化に効である 謝辞 本講演で報告した調査 研究は厚生労働省 ( 厚生労働科学研究費補助金等 ) 農林水産省 ( レギュラトリサイエンス事業等 ) 内閣府食品安全委員会 ( 食品健康影響評価技術研究 ) 等の研究費 事業費等により実施された 研究協力いただきました国立研究機関 大学 および多くの地方生研究所の関係各位に深謝いたします 6

目について以下の結果を得た 各社の加熱製品の自主基準は 衛生規範 と同じ一般生菌数 /g 以下 大腸菌 黄色ブドウ球菌はともに陰性 未加熱製品等の一般生菌数は /g 以下であった また 大腸菌群は大手スーパーの加熱製品については陰性 刺身などの未加熱製品については

目について以下の結果を得た 各社の加熱製品の自主基準は 衛生規範 と同じ一般生菌数 /g 以下 大腸菌 黄色ブドウ球菌はともに陰性 未加熱製品等の一般生菌数は /g 以下であった また 大腸菌群は大手スーパーの加熱製品については陰性 刺身などの未加熱製品については [ 食品科学部 ] 弁当 惣菜の衛生規範に関する調査研究 當間千夏 仲里尚子 上間優子加藤明子 金城なつみ 中川弘 1. はじめに現在 24 時間営業しているコンビニエンスストアーやスーパー等が多数見られるようになり いつでも容易に食品が手に入るようになった また 共働きの家庭が増えそれに伴い温めるだけ 盛り付けるだけといったすでに調理され手軽に食べることのできるいわゆる Ready to eat

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