TOSCANA I GIUSTI & ZANZA イジュスティエザンツァ ジュスティ エ ザンツァは キアンティやモンタルチーノ ボルゲリのような既存の有名産地に対抗すべく 全く新

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1 TOSCANA I GIUSTI & ZANZA イジュスティエザンツァ ジュスティ エ ザンツァは キアンティやモンタルチーノ ボルゲリのような既存の有名産地に対抗すべく 全く新しい産地で 新しいトスカーナワインの可能性を追求しているカンティーナです トスカーナの北西部 リヴォルノとピサに近いファウリアはアルノ川の左岸に位置し ボルドーのメドックにも類似する気候です 1995 年にパオロ ジュスティ氏が 敷地 35ha の古いカンティーナを買収しました 元建築家であるオーナーのパオロ ジュスティ氏と 約 10 年に渡りパオロを助けるモニカ マッソーニ女史 2009 年より参画したエノロゴのパオラ カレッラ女史の 3 人が中心となり 常に畑と葡萄と対峙しながらワイン造りを行っています 現在 17ha で葡萄を栽培し 完熟した葡萄を全て手作業で収穫します 土壌は砂質に石灰 粘土が混ざっており 際立った水捌けの良さがこのカンティーナが高品質のワインを生産するキーポイントになっています 醗酵は 自然の状態を保つため 敢えて温度管理をしないセメントタンクを使用し 18~21 日間実施します また醗酵途中に葡萄の種子を取り出すことにより ワインのエグミを抑えているなど 独自の工夫を凝らしています 熟成はほとんどフランス産の樽にて行っています 現在 数多くの一流レストランのワインリストに掲載され また 様々なワインジャーナリストやワイン誌で高評価を得ています Dulcamara Belcore Nemorino は ガエターノ ドニゼッティーの歌劇 愛の妙薬 に登場する中心人物の名前に由来しています ワインのラベルは イタリア工業デザインの巨匠 故エットーレ ソットサス氏によるものです 左 / モニカ マッソーニ女史中央 / パオロ ジュスティ氏右 / パオラ カレッラ女史 Nemorino Toscano Bianco I.G.T. ネモリーノトスカーナビアンコ トレビアーノ 50% セミヨン 50% ステンレスタンク熟成 4 ヶ月間 内 3 ヶ月間はシュール リー その後 木樽熟成 2 ヶ月間 瓶内熟成 6 ヶ月間 /12 2, Nemorino Toscano Rosso I.G.T. ネモリーノトスカーナロッソ シラー 60% メルロ 40%(2014 年 vin) シラー 60% サンジョヴェーゼ 20% メルロ 20%(2015 年 vin) 樹齢 10~25 年 植樹率 7,000~10,000 本 /ha 27~30 に温度を保ちながら 18~21 日間アルコール醗酵 その後トノーでマロラクティック醗酵 300~500L のフランス製オークのトノーで 6 ヶ月間 瓶内熟成 /12 2, /12 2, Nemorino とは 歌劇 愛の妙薬 の主人公の名前 またラベルは イタリア バロック絵画最大の巨匠カラヴァッジョが描いた酒と豊穣の神 バッカス をモチーフにデザインしたもの

2 TOSCANA Belcore Toscano Rosso I.G.T. ベルコーレトスカーナロッソ サンジョヴェーゼ 80% メルロ 20% 18~21 日間の醗酵 木樽熟成 8 ヶ月間 瓶内熟成 6 ヶ月間 土壌は沖積層 コルドーネ スペロナート / ギュイヨー 1997 年がファースト ヴィンテージ 樹齢 35 年 ( サンジョヴェーゼ ) ベルコーレ とは歌劇の中で主人公の青年の恋仇である軍曹の名前で 良い心 という意味 /12 3, /1 7, Perbruno Toscano Rosso I.G.T. ペルブルーノトスカーナロッソ シラー 100% 300l のフランス産木樽熟成 12 ヶ月間 瓶内熟成 6 ヶ月間 2000 年に他界したジュスティの父 ブルーノに捧げるという意味をこめて ペルブルーノ と命名 ラベルに記載されているメッセージは この羽は落ちない という意味 /12 4, /12 4, Dulcamara Toscano Rosso I.G.T. デュルカマーラトスカーナロッソ カベルネ ソーヴィニヨン 70% メルロ 30% 18~21 日間の醗酵 フランス産樽熟成 18 ヶ月間 瓶内熟成 12 ヶ月間 土壌は砂質 70% に粘土質 30% 北西向斜面の約 2ha( 南向きは気温が高い為 ) 1997 年がファースト ヴィンテージ 平均樹齢 10 年 コルドーネ スペロナート デュルカマーラ とは歌劇の中で 愛の妙薬 を売る薬売りの名前 /12 7, /12 7,

3 TOSCANA LAMOLE di LAMOLE ラーモレディラーモレ グレーヴェ イン キアンティ地区のラーモレの丘にあるカンティーナ ラーモレとは この土地の名前であるとともに この地で発見されたサンジョヴェーゼの遺伝子の名前 ラーモレ ディ ラーモレとは サンジョヴェーゼのオリジナルという意味を込めて付けられた名前です ブルネロ ディ モンタルチーノのサンジョヴェーゼは このラーモレより移植した樹が始まりと言われています この土地は 風通しが良く 湿気がこもらない乾燥した絶好の場所です また斜面の為 水捌けも良く すっきりと伸びた心地良い酸はこの環境から生まれます 標高 350~500m の位置に 47ha を所有しています この地は キアンティ クラシコも中でも 最も標高が高いエリアです 土壌はガレストロ土壌 1 ヶ所 粘土質 砂 石から構成された土壌 2 ヶ所の合計 3 つのパーセルから成り立ちます 平均樹齢は約 20 歳 しかしながら 中には 70 歳を越える老木もあります 春と秋には適度な降水量があり 冬は寒冷 夏は温暖になるのが特徴です このエリアはアペニン山脈北部から吹き込む風によって寒暖の差が激しく その為 葡萄は糖とポリフェノールのそれぞれが豊かで 美しい酸味のあるエレガントなものとなります エノロゴのアンドレア ダルディン氏は 引退した前任の H. パリアーニ氏の元で 約 20 年間 共に醸造を務めたスペシャリストです 彼は サンジミニャーノ出身で 父親はヴェルナッチャを作る葡萄栽培家です 彼の 5 人の兄弟は 現在も全員ワインビジネスに従事している まさにワイン一家です 幼少のころより父の仕事を手伝っていたため ワインの仕事が体に染み付き 彼にとって まさにこの仕事は天職と言えます 年よりアンドレア ダルディン氏が醸造担当となる Chianti Classico D.O.C.G. キアンティクラシコ サンジョヴェーゼ主体 樹齢約 20 年 植樹密度 5,000 本 /ha 標高 350~500m の南南西向きの穏やかな傾斜 6 日間のマセラシオンの後 ステンレスタンクで 26~28 8~10 日間の醗酵 熟成は hl の大樽で約 1 年間 その後 6 ヶ月間瓶熟 /12 3, /12 3, /24 2, /24 2, Chianti Classico Riserva D.O.C.G. キアンティクラシコリゼルヴァ サンジョヴェーゼ主体 標高 400~480m の日当たり 風通しも絶好の区画 26 の温度コントロールの元 16 日間の醗酵 50~70hl の大樽で 2 年間の熟成 6 ヶ月間瓶内熟成 /12 3, Vinsanto del Chianti Classico D.O.C. ヴィンサントデルキアンティクラシコ 甘口ワイン トレビアーノ トスカーノ カナイオーロ ネロ標高 350~500m の南南西向きの傾斜 片岩と砂質泥灰土壌 収穫中 北風が吹き始めるため自然に乾燥し その中でも厳選された健康的な房を乾燥室に寝かす糖度のレベルがベストな濃度に達するまで乾燥カラテッリ 16 ヵ月間醗酵 その後 密閉された栗の樽にて 20 ヵ月間熟成 /6 5,

4 TOSCANA SOLARIA ソラリア モンタルチーノの北東側に約 50ha の土地を所有する 1968 年創立のワイナリー アジエンダ アグリコラとして瓶詰めを本格的にスタートしたのは 1993 年です 約 10ha のなだらかな傾斜の畑は 全てカンティーナに隣接しています 日当たりの良いこの土地は ソラリア の名前の起源に相応しい場所です 標高は 300~350m 粘土質に砂質 ガレストロが混ざった土壌の畑には 平均樹齢 25 年程度の葡萄が植えられています オーナーであり 醸造家であるパトリシア チェンチオーニは 二人の娘の優しい母親でありながら 祖父の畑を引継ぎ ワイン造りのすべての仕事を取り仕切ります 常に穏やかで柔和なまなざし 決して多くを語らない彼女は 葡萄のポテンシャルをしっかりと引き出すという 基本的で最も大切な行程を実に丁寧に かつ妥協せずに集中して行なっています 畑を知り尽くした彼女は 畑の区画ごとに葡萄を仕込み 熟成期間の 1 年目には液体の状態をチェックしながら 大樽やバリックの旧樽を使い分け 熟成させています 2 年目以降は樽にはほとんど触れず ひたすら熟成を待ちます 樽の中での状態のより良いものをブルネロとし 更に熟成させていくという考え方です 余計な事はなるべくしない 葡萄の力を信じてワインを造っています オーナーをはじめ ほぼ全員が女性のスタッフであり 女性らしい心配りが随所に感じられる造り手です また パトリシアの祖父は初代コンソルツィオの代表でした モンタルチーノの DNA をしっかりと受け継いでいます Rosso di Montalcino D.O.C. ロッソディモンタルチーノ サンジョヴェーゼ 100% 標高 300~350m 粘土 石灰 ガレストロの土壌 樹齢 25~30 年 4,000 本 /ha フランス産とスロヴェニア産の新旧樽を併用して 8 ヶ月間の熟成 熟成中に樽での状態をチェックし ブルネロにするか ロッソにするか分類する /12 3, 在庫少 /6 3, /12 3, Brunello di Montalcino D.O.C.G. ブルネロディモンタルチーノ サンジョヴェーゼ 100% 標高 300~350m 粘土 石灰 ガレストロの土壌 樹齢 25~30 年 4,000 本 /ha フランス アリエ産と スロヴェニア産の新旧樽を併用して 24 ヶ月間の熟成の後 6 ヶ月間の瓶熟成 /6 7,

5 PIEMONTE CA'VIOLA カ ヴィオラ イタリアのワイン専門誌 ガンベロ ロッソ において 2002 年最優秀エノロゴに輝いた ジュゼッペ カヴィオラ氏が自ら経営をするカンティーナです ピエモンテを中心にワインのコンサルタントを請け負うなど その才能はイタリア国内屈指であり 今や 偉大な醸造家としての地位を確立しました 所有する畑は バローロ地区でもっとも力強いワインを産出するセッラルンガ ダルバの東のモンテルーポ アルヴェーゼに約 9ha 所有しています 畑は 3 ヶ所のパーセルに分かれています ボルミアとエルザにバルベラとネッビオーロを植え バルトゥロットにドルチェットを植えています 標高はそれぞれ約 400m で南および南東向きの急斜面です 石灰質と粘土質の土壌は 豊富にミネラルを含み それが果実に複雑味を与えています 夏期には約 50% のグリーンハーヴェストを実施 1 本の木に 4 房程を残し 収穫量を低く抑えています モンテルーポという地名は狼の山を意味し ラベルにも反映されています カ ヴィオラにおける発酵の方法 収穫した葡萄は 醗酵漕に入れる前に除梗するものと除梗しないものを分別します 葡萄を醗酵漕に入れる際に 除梗したものと除梗していないものを交互に入れて 時間をかけて醗酵させます 醗酵時間の差のあるものを交互に入れる事により よりワインにフィネスとエレガントさがもたらされます 上 / バルトゥロットの畑 下 / バローロ ソット カステッロの畑 Dolcetto d'alba Vilot D.O.C. ドルチェットダルバヴィロット ドルチェット 100% 樹齢約 20 年 粘土質石灰土壌 3.05ha 標高 400m の南南東向きの斜面 5,000 本 /ha グイヨー 温度管理ができるステンレスタンクにて 10 日間醗酵 ステンレスタンクにて約 10 ヶ月間熟成 瓶内熟成 2 ヶ月間 無濾過 ヴィロットは方言で 小さな家 という意味 1996 年ファーストヴィンテージ /12 2, /12 2, Dolcetto d'alba Barturot D.O.C. ドルチェットダルババルトゥロット ドルチェット 100% 樹齢約 65 年 粘土質石灰土壌 2.15ha 標高 400m の南西向きの斜面 5,000 本 /ha グイヨー 温度管理できるステンレスタンクで約 15 日間の定温醗酵 25~30hl の旧大樽で 12 ヶ月間熟成 瓶内熟成 6 ヶ月間 無濾過 バルトゥロットは畑の名前 ヴィロットより更に強い果実味と濃縮感 1991 年ファーストヴィンテージ /12 3, /12 3,

6 PIEMONTE Barbera d'alba Brichet D.O.C. バルベラダルバブリケット バルベラ 100% 樹齢約 20 年 粘土質石灰土壌 2.4ha 標高 400m の南東向き 南西向きの畑 5,000 本 /ha グイヨー 温度管理できるステンレスタンクで約 15~20 日間の定温醗酵 30hl の旧大樽にて約 15 ヶ月間の熟成 瓶内熟成 6 ヶ月間 ブリケットとは ピエモンテの方言で 小さな丘 という意味 2002 年ファーストヴィンテージ /12 3, /12 3, /12 3, Barbera d'alba Bric du Luv D.O.C. バルベラダルバブリックデュルッヴ バルベラ 100% 樹齢約 50~70 年 粘土質石灰土壌 1.5ha 標高 400m の南向き 5,000 本 /ha グイヨー 30hl の大樽と旧バリックを併用し 約 16~17 ヶ月間熟成 瓶内熟成 6 ヶ月間 2007 年ヴィンテージから バルベラ 100% となり バルベラ ダルバとなる ブリック デュ ルッヴは狼の丘の意味 /12 5, Langhe Nebbiolo D.O.C. ランゲネッビオーロ ネッビオーロ 100% 樹齢 10 年 粘土質石灰土壌 0.4ha 標高 470m の南南東向き バローロの南 ノヴェッロの中心部 5,000 本 /ha グイヨー 畑の斜面に古い城があり その城の直ぐ下にある畑 畑の名前は ソット カステッロ 温度管理ができるタンクにて 25~30 日間醗酵 旧樽にて 18 ヶ月間熟成 瓶内熟成 4 ヶ月間 /6 6, /6 6, Barolo Sotto Castello D.O.C.G. バローロソットカステッロ ネッビオーロ 100% 樹齢 10 年 粘土質石灰土壌 2.3ha 標高 470m の南南東向き バローロの南 ノヴェッロの中心部 5,000 本 /ha グイヨー 温度管理ができるタンクにて 35 日間醗酵 50ha の大樽で 36 ヶ月間熟成 瓶熟成 12 ヶ月間 畑の斜面に古い城があり その城の直ぐ下にある畑 畑の名前は ソット カステッロ /6 9, /6 9,

7 PIEMONTE FRATELLI SERIO E BATTISTA BORGOGNO フラテッリセリオエバッティスタボルゴーニョ フラテッリ セリオ エ バッティスタ ボルゴーニョは 19 世紀の終わりからバローロの丘にて 葡萄栽培とワイン造りを行っている名門です 彼らは 約 4ha の葡萄畑をカンヌビを中心に所有しています 1897 年に創始者のフランチェスコ ボルゴーニョ氏によって設立されました 彼は バローロの村長を 30 年も務めた この地ではなくてはならない人物でした この地と そしてこの地の人々を愛するがあまり バローロでは初めての幼稚園を設立するほどでした その後 フランチェスコ氏の甥のロドヴィゴ氏 そしてその息子達のセリオ氏とバッティスタ氏へ引き継ぎました この時の 2 人がバローロ そしてカンティーナの多大な発展に貢献したため 2 人の名前がカンティーナの名称となっています そして現在では その娘アンナ女史 彼女の夫で畑から醸造まで全てを取り仕切るマルコ氏 アンナ女史の妹パオラ女史 さらにアンナ女史の 2 人の娘エマニュエラ女史とフェデリカ女史が中心となり カンティーナを運営しています 彼らは代々受け継がれた変わる事の無い情熱や伝統をしっかりと守りながら革新を続けています Tini と呼ばれる 50hl の木樽での醗酵 オーク材の大樽で熟成をさせる伝統的な醸造製法を貫いています バリックは一切使用しません 自らのキャラクターをしっかりと守り 高品質でクラシカルなスタイルのワインを造り続けることを目指しています Barolo D.O.C.G. バローロ ネッビオーロ 100% 生産地 : バローロ地区カンヌビ ラ モッラ ノヴェッロ 1ha 手摘み収穫 木製樽 (Tini) にてアルコール醗酵 8~10 日間 マセラシオン後 ステンレスタンクにてマロラクティック醗酵 オーク材大樽にて最低 3 年間熟成 瓶内熟成約 6 ヶ月間 /12 5, /12 5, Barolo Cannubi D.O.C.G. バローロカンヌビ ネッビオーロ 100% 生産地 : バローロ地区カンヌビ 3ha 手摘み収穫 木製樽 (Tini) にてアルコール醗酵 8~10 日間 マセラシオン後 ステンレスタンクにてマロラクティック醗酵 オーク材大樽にて最低 5 年間熟成 瓶内熟成約 6 ヶ月間 /12 7, Barolo Cannubi Riserva D.O.C.G. バローロカンヌビリゼルヴァ ネッビオーロ 100% 生産地 : バローロ地区カンヌビ 3ha 手摘み収穫 木製樽 (Tini) にてアルコール醗酵 8~10 日間 マセラシオン後 ステンレスタンクにてマロラクティック醗酵 オーク材大樽にて最低 5 年間熟成 瓶内熟成約 6 ヶ月間 カンヌビの瓶熟が進んだものが Riserva となる /6 9, 上 :Tini と呼ばれる樽醗酵槽下 : エマニュエラ女史とアンナ女史 ( 左 ) 左 アンナ女史 中央 セリオ氏 右 アンナの娘エマニュエラ女史 ( 右 ) カンヌビの丘の頂上にあるカンティーナ

8 PIEMONTE FRATELLI FERRERO フラテッリフェッレーロ カンティーナの歴史は 19 世紀初頭に遡り 現在のオーナーであるレナート フェッレーロ氏の祖父がラ モッラ村のアンヌツィアータ地区でワイン造りを始めました 彼らはその当時から高品質のネッビオーロ種のワインを瓶詰めしていました 古くは 1933 年に受賞歴が残っており ここが銘醸地であることを物語っています その後 フィロキセラや第二次世界大戦により畑は壊滅的な被害を受けましたが レナート氏の父親であるロレンツォ氏がアメリカ台木を使い 接ぎ木を行い 再びネッビオーロ種から素晴らしいワインを造ろうと植樹を開始しました しかしながら 父ロレンツォ氏は 1966 年に早すぎる死を迎えます 復興に向けて動き出したばかりでした この頃からピエモンテのみならず 海外でもバローロの名声が確固たるものとなり 若いレナート氏は父の意思を引き継いで全身全霊をかけてワイン造りに取り組む決意をしました 現在では妻ニーナ女史も加わり レナート氏を支え 家族でワイン造りをしています ラ モッラ村はバローロの村々の中でも起伏に富んだ地形で様々な栽培環境に恵まれています ワインの特徴は バローロらしいしっかりとした骨格があるばかりではなく 他の村にはない 明るさと華やかさがあります 一般的にバローロは 男性的な強さだけが取り沙汰されますが ラ モッラ村には豊かな芳香があり しなやかでエレガンスなスタイルも兼ね備えられています その中でも彼らが所有する わずか 0.5ha のみの南向きのマンゾーニの畑は顕著にこの特徴が現れているといえます レナート氏は 私のバローロは伝統的であり 新しいトレンドや流行には流されない と頑固ではありますが 強い意志を持ち 妥協しないラ モッラ魂を感じさせるバローロを造り続けています 長期熟成により さらに複雑に そして妖艶な色気を感じさせるバローロです Barolo D.O.C.G. バローロ ネッビオーロ 100% 石灰質土壌 南向き斜面 ロッタ インテグラータ ( 減農薬栽培 ) 植樹年 :1960 年 1971 年 1990 年 ラ モッラ村の 3 ヶ所 ( ヴィーニャ メルロッティ ブリッコルチャーニ ソバールタ ) のみのぶどうを使用 31 度で温度管理しステンレスタンク発酵 8 日間 定期的にルモンタージュを行う マロラクティック発酵あり 9 年使用したスラボニア産大樽とアリエ産オーク大樽にて熟成 18 ヶ月間 ml / 6 5, Barolo Gattera D.O.C.G. バローロガッテーラ ネッビオーロ 100% 混合土壌 南東向き斜面 ロッタ インテグラータ ( 減農薬栽培 ) 植樹年 1971 年 1987 年 2009 年 22~28 度で温度管理しステンレスタンク発酵 9 日間 自然発酵とともに手作業でルモンタージュとピジャージュを行う マロラクティック発酵あり アリエ産バリック熟成 10 ヶ月間 (2 年使用樽 60% 新樽 40%) 生産量 : 約 2,900 本 ml / 6 7, Barolo Bricco Manzoni D.O.C.G. バローロブリッコマンゾーニ ネッビオーロ 100% 石灰質土壌 南向き斜面 ロッタ インテグラータ ( 減農薬栽培 ) 植樹年 :1960 年 1971 年 1998 年 32 度で温度管理しステンレスタンク発酵 15 日間 自然発酵とともに手作業でルモンタージュとピジャージュを行う 最後にマセラシオン カルボニックマロラクティック発酵を木樽で行う アリエ産バリック熟成 24 ヶ月間 ( 新樽 40%) 生産量 : 約 1,700 本 ml / 6 9,

9 PIEMONTE CASCINA SARIA カッシーナサリア バルバレスコの東にあるネイヴェの丘 標高 350m に位置するカンティーナです 創業者でオーナーのジョヴァンニ アブッルツォ氏は 南イタリア カラブリア出身 現在 75 歳 当時 非常に貧しかったアブッルツォ氏は 進学をあきらめ 着の身着のままで 兄と一緒にピエモンテに移り住みました 農業に従事し 色々な農作物を作っていましたが 葡萄造りを得意としていた氏は 1970 年にバルバレスコのネイヴェの丘の上 カノーヴァに 7ha の葡萄畑を購入し カッシーナ サリアの歴史が始まりました その昔 この場所は サリア (Saria) と呼ばれていました ピエモンテでは土地や家に呼び名をつける慣習があり その名残をカンティーナ名に付けました 葡萄を大手ネゴシアンに長く販売していましたが 1999 年から瓶詰のスタートを開始しました エノロゴなど コンサルタントには一切頼らずに 自ら試行錯誤を繰り返しながら 少しずつワインを磨き上げてきました カラブリアから追いかけてきた夫人との間に2 男 2 女をもうけ 現在は 高齢でありながらもまだまだ現役の彼は 長男フランチェスコとワイン造りに邁進 そして次男アレッサンドロは醸造学校を間もなく卒業後 カンティーナに参加する見込みです 次女マウラは広報 マーケティングを手掛けています 現在 15ヘクタールを所有 そのうち バルバレスコのネイヴェ カノーヴァに13ヘクタールを所有 その他には バルバレスコの北東 カスティリオーネ ダスティとカスティリオーネ デッレ ランツェに合わせて2ヘクタールを所有しています すべてを自社畑からのぶどうで賄い 品質のそぐわないものはすべて売却するほど 徹底した栽培を行っています アブルッツォ氏が築き上げたカッシーナ サリア 次の世代に引き継ぐ準備が整い始めました Langhe Arneis "Le Rune" D.O.C. ランゲアルネイス レリュヌ アルネイス 100% バルバレスコ ネイヴェのカノーヴァの自社畑 シングルグイヨ 密植率 4500 本 /ha 砂質と粘土質 標高約 350m ソフトプレスし 低温で 12 時間静置して澱引き 選別酵母を加え 18 で約 15 日間アルコール発酵 温度管理しながらステンレスタンク熟成 レ リュヌ とは エトルリア時代の本のタイトル /12 2, /12 2, Barbaresco "Colle Gelso" D.O.C.G. バルバレスコ コッレジェルソ ネッビオーロ 100% 樹齢 65 年 バルバレスコ ネイヴェの本拠地 カノーヴァ シングルグイヨ 密植率 4,500 本 /ha 粘土質と砂質 除梗破砕の後 液体部分と固体部分をマセラシオンし その後に選別酵母を加える マセラシオン 6 日間 アルコール発酵は 28~30 で 8 日間 熟成はバリックにて行う /12 5,

10 PIEMONTE PICOLLO ERNESTO ピコッロエルネスト ガヴィには 全部で 11 の地域があり その中で最も古く かつ高品質な葡萄を生産するエリアがロヴェレートです このロヴェレートに 1800 年代中頃よりガヴィ = コルテーゼだけを造り続けるスペシャリスト ピコッロ エルネストがあります オーナーは父親のエルネスト氏と息子のジャン ロレンツォ氏 それぞれの夫人と子供のみという 本当の家族経営です ピコッロ エルネストは ロヴェレートの中腹 標高 250~ 300m に有ります 畑は全てなだらかな斜面です 葡萄の殆どは 70 年以上の古木 作る葡萄は コルテーゼのみです かつては栽培 収穫した全ての葡萄を 直ぐ近くの名門 ラ スコルカに販売していましたが 1994 年より アジェンダ アグリコラとして瓶詰めを開始しました ガヴィでも最近では エノロゴを採用したカンティーナが増え 樽を使用する造り手が増えていますが ピコッロでは コルテーゼという葡萄の個性を大切にする為 全てステンレス醗酵 熟成を行っています また 得意なコルテーゼの品質のみを追求する 他の葡萄 他のキュヴェは一切造らない まさに本物のスペシャリストです Gavi Le Rive D.O.C.G. ガヴィレリーヴェ コルテーゼ 100% 樹齢 50~70 年 粘土質に小石の混ざった土壌 除梗をしない状態で発酵 収穫からプレスまでは 1 時間以内に行う フレッシュさや酸のレベルを大切にするため マロラクティックは行わない Le Rive とは ロヴェレート地区のピコッロが所有しているエリアの古くからの呼称 /12 2, /12 2, 写真左 / 全てステンレスタンク醗酵 熟成を行っている 写真上 / ジャン ロレンツォ ピコッロ氏 写真下 / ピコッロの畑 樹齢 70 年のコルテーゼが栽培されている

11 FRIULI-VENEZIA GIULIA GRADIS'CIUTTA グラディスチウッタ グラディス チウッタは フリウリのコリオ DOC 内にある 1997 年に設立された気鋭のカンティーナです グラヴナーやラディコンから 車でわずか 10 分程度の場所にあるサン フロリアーノ デル コリオの南 ジャスバーナに位置します グラディス チウッタという名前は このサン フロリアーノ デル コリオにある丘の名前であり ラテン語ではモンシルヴィ = ワインの山という意味からきています ぶどう畑は ゴリツィア ( コッリオ中心部 ) カプリーヴァ デル フリウリ ( コッリオ中心部 ) ドレーニャ デル コッリオ ( コッリオ北部 ) の 3 ヶ所にあり 合計 22 パーセル 35ha を有します この地は 標高 80~280m ポンカ (Ponca) と呼ばれる古代からのライムストーンの混ざった砂質と粘土質の土壌 ブルゴーニュとほとんど同じ年間の雨量 (1,000~1,400 mm / 年間 ) そして 年間 6~8 トン /ha の少ないぶどう生産量が 高い品質のワインを造りだす礎となっています オーナー兼醸造家は ロベルト プリンシッチ 彼の両親イヴァンカとゾルコは このエリアの地主であり 永年この地で農業に従事してきた家系です 息子であるロベルトは幼少時よりワインに興味を抱き 醸造学校を卒業後 1997 年よりワイン造りをスタートしました ロベルトは 彼の持つ畑とそのテロワールのポテンシャルを信じ ワイン造りを続けています 2013 年からはコリオのコンソルツィオのリーダーとして この地を代表する造り手となりました 現在 グラディス チウッタは デキャンダー誌のライター リチャード ボーディアン氏 農業コンサルタントのジョヴァンニ ビゴ氏など ワイン専門家やライター達からも高い評価を得ています Friulano Collio D.O.C. フリウラーノコッリオ フリウラーノ 100% ルッタス ザボーナ ドルジ ブレッグの区画 標高 120~180m グイヨ仕立て最も古いもので約 80 年 植樹密度 7,000~8,000 本 /ha 1~2 日間 低温でブドウを漬け込み その後 ステンレスタンクにて澱の上で定温発酵 約 8 ヶ月間ステンレスタンク熟成 ノン マロラクティック ml / 12 3, Sauvignon Collio D.O.C. ソーヴィニヨンコッリオ ソーヴィニヨン 100% ルッタス ブディナッコ ( カプリーヴァ デル フリウリ ) ザヴォンザ ドラジーカの 4 つの区画 標高 100~180m グイヨ仕立て 最も古いもので約 80 年 植樹密度 7,000~8,000 本 /ha 1~2 日間 低温でブドウを漬け込み その後 ステンレスタンクにて澱の上で定温発酵 約 8 ヶ月間ステンレスタンク熟成 ノン マロラクティック ml / 12 3, Ribolla Gialla Collio D.O.C. リボッラジャッラコッリオ リボッラ ジャッラ 100% カルヴァリーノ山の南東 ルッタスとブローヴァルの畑 砂質とライムストーンの土壌 標高 180m グイヨ仕立て 最も古いもので約 80 年 植樹密度 7,000~8,000 本 /ha 1 日間 低温でブドウを漬け込み その後 ステンレスタンクにて澱の上で定温発酵 約 8 ヶ月間ステンレスタンク熟成 ノン マロラクティック ml / 12 3,

12 VENETO COFFELE コフェレ コフェレは ソアヴェ クラシコの中央部 カステル チェリーノで 19 世紀から続くぶどう畑から始まりました 1960 年代に 農業学校の教授であったジュゼッペ コフェレとぶどう栽培家の娘ジョヴァンナ ヴィスコが出会い設立されたアジエンダ アグリコラです ジュゼッペは 農業学校の教授でありながら 非常にワイン造りに対して情熱を持っていました その熱意から彼は Attilio Scienza, Mario Fregoni, Antonio Calò, Giovanni Cargnello など ヴェローナの著名な農業コンサルタントから多くの事を学び 自らのワイン造りの礎を築きあげました 1971 年 妻となっていたジョヴァンナの家族が所有していたカステル チェリーノの畑を引き継ぎ ここでワインつくりをスタートしました 1994 年から息子のアルベルト コフェレがカンティーナを引き継いでいます アルベルトは 父親であるジュゼッペの教えを守りつつ 新たな革新にも取り組んでいます 2003 年ヴィンテージでは 早くもトレ ヴィエッキエリを獲得するなど 早くから醸造家として高い評価を獲得し 注目されています 畑は ソアヴェ クラシコの中央北部 カステル チェリーノを中心に約 25 ヘクタールを所有しています このカステル チェリーノは ソアヴェ クラシコの中心部である一方 コフェレが現在に至るまで 永年 畑と向き合い ぶどうのポテンシャルを最大限に引き出すことに情熱を傾けた 彼らの誇りの土地です 畑を耕す際には 馬を使用し 土壌を固めすぎることが無いよう 細心の注意を払います 丁寧に栽培し 2014 年にはオーガニックの認証を取得しました ナチュラル = 自然であること それがコフェレのワインの神髄です Soave Classsico Castel Cerino ソアーヴェクラシコカステルチェリーノ ガルガネーガ 100% 樹齢 20 年 標高 400m のカステル チェリーノの畑 全て手摘み ステンレスタンクでの発酵 ~ 熟成 マロラクティックあり ビオロジック認証取得済 ml / 12 2, Soave Classsico Alzari ソアーヴェクラシコアルザリ ガルガネーガ 100% 樹齢 25 年以上カステル チェリーノ中心部のより熟成に向いたぶどうを生み出すアルザリという区画 ステンレスタンク発酵後 1,500 リットルのバリックにて 10 カ月間の熟成 マロラクティックあり ビオロジック認証取得済 ml / 12 3,

13 VENETO SAN RUSTICO サンルスティコ サン ルスティコは ヴァルポリチェッラ クラッシコの産地の中でも重要なエリア マラーノにあります 標高 300m 程度の丘陵地帯にあるマラーノは ガルダ湖からの吹き込む風で最良のぶどうが作られます ヴァルポリチェッラのグラン クリュのエリアといえる地で 1870 年代より栽培 醸造を行う知られざる名門カンティーナです マラーノにある教会の守護聖人サン ルスティコが名前の由来で マラーノの地を大切にしています 家族経営を貫き 現在はカンパニョーラ家の 4 代目にあたるマルコ氏とエンリコ氏の兄弟が中心となって運営しています 彼らの曾祖父ルイジ氏は創業時からマラーノの可能性を見出し この地でワインを造り 1906 年にはミラノで 1908 年コペンハーゲンの国際コンクールで金賞を受賞しました その伝統は代々受け継がれ 現在でも伝統的な手法で醸造が行われています ヴァルポリチェッラのテロワールを早くから分析していた創業者ルイジ氏は 畑ごとにぶどうを仕込むクリュの概念を取り入れ トップ キュヴェはクリュごとに瓶詰する方法を取り入れました マラーノは フマーネやネグラールと並んでアマローネのグラン クリュのエリアとして知られ スレンダーなボディに細やかなタンニン エレガントさと華やかさを兼ね備えた特徴のワインが生産されます その中でも サン ルスティコが所有するマラーノのクリュ ガッツォ (Gaso / Gazzo) は その特徴が顕著に現れています すり鉢型に開かれた形状の土地は一日中日照量を十分に得られ 寒暖差も高く優れ 彼らにとって大変重要な畑です 樹齢約 60 年以上のコルヴィーナ種をメインとした壮観なテラス式の畑は まるでコート デュ ローヌのコート ロティやコルナスのような急斜面の畑です 仕立てはペルゴラ ヴェロネージ 土壌は赤土です また 他のエリアよりも収量を低く抑えることで ガッツォのワインは長期熟成に耐える 最高品質のワインになります 彼らはこのガッツォ (Gaso / Gazzo) に約 5 ヘクタールを所有し ここを中心として 現在合計で約 22 ヘクタールを有しています アマローネはもちろん ヴァルポリチェッラ クラシコのノーマル キュヴェにもふんだんにガッツォ (Gaso / Gazzo) のブドウを使って造る彼らは 徹底して品質重視の哲学を貫く造り手です Valpolicella Classico Superiore D.O.C. ヴァルポリチェッラクラシコスーペリオーレ コルヴィーナ / コルヴィノーネ 68% ロンディネッラ 27% モリナーラ 5% マラーノとフマーネの丘陵地 密度ある土壌 ( 石灰質 第三期始世紀時代の地層 ) マローニェ (marogne) と呼ばれる乾いた石垣による段々畑 スロヴォエニア産とアリエ産の大樽熟成 12 ヶ月間 その後 瓶内熟成約 6 ヶ月間 Amarone della Valpolicella Classico D.O.C.G. アマローネデッラヴァルポリチェッラクラシコ コルヴィーナ / コルヴィノーネ 68% ロンディネッラ 27% モリナーラ 5% マラーノとフマーネの丘陵地 密度ある土壌 ( 石灰質 第三期始世紀時代の地層 ) マローニェ (marogne) と呼ばれる乾いた石垣による段々畑 10 月初旬に手摘み収穫 12 月末まで貯蔵庫にて陰干し アレーレと呼ばれる伝統的な棚 またはトレイに広げ 30% 水分を蒸発させる スロヴェニア産とアリエ産の大樽で熟成 30 ヶ月間 (70%) 中程度の焼き方のバリックで熟成 24 ヶ月間 (30%) その後 瓶内熟成約 12 ヶ月間 /12 6, /12 6,

14 VENETO Amarone Della Valpolicella Classico Gaso D.O.C.G. アマローネデッラヴァルポリチェッラクラシコガッツォ コルヴィーナ / コルヴィノーネ 68% ロンディネッラ 27% モリナーラ 5% 1870 年からの自社畑 マラーノの標高 350m に位置 南向きで日当たりの良い畑 密度のある玄武岩土壌 赤土 ガッツォのワインの特徴を与える重要な要素 10 月初旬に手摘み収穫 12 月末まで貯蔵庫にて陰干し アレーレと呼ばれる伝統的な棚 またはトレイに広げ 30% 水分を蒸発させる スロヴェニア産とアリエ産の大樽で熟成 36 ヶ月間 その後 瓶内熟成約 12 ヶ月間 /12 7, Valpolicella Ripasso Classico Superiore Gaso D.O.C. ヴァルポリチェッラリパッソクラシコスーペリオーレガッツォ コルヴィーナ / コルヴィノーネ 68% ロンディネッラ 27% モリナーラ 5% 1870 年からの自社畑 マラーノの標高 350m に位置 南向きで日当たりの良い畑 密度のある玄武岩土壌 赤土 ガッツォのワインの特徴を与える重要な要素 2 年使用した大樽熟成 ml / 12 3, Recioto della Valpolicella Classico Gaso D.O.C.G. レチョートデッラヴァルポリチェッラクラシコガッツォ コルヴィーナ / コルヴィノーネ 68% ロンディネッラ 27% モリナーラ 5% 1870 年からの自社畑 マラーノの標高 350m に位置 南向きで日当たりの良い畑 密度のある玄武岩土壌 赤土 ガッツォのワインの特徴を与える重要な要素 10 月初旬に手摘み収穫 12 月末まで貯蔵庫にて陰干し アレーレと呼ばれる伝統的な棚 またはトレイに広げ 30% 水分を蒸発させる ml / 12 6, ガッツォは公式なスペルだと GAZZO だが サン ルスティコでは昔からのクラシックな表記 GASO を採用し商標登録している ヴァルポリチェッラ地区では ツォ の発音は S を用いるのが伝統的だが 近世に地名を登録する際に イタリアらしい という理由で行政が ZZ で登録をしたという経緯があり 古くからのカンティーナであるこちらではクラシックな表記を好んで用いている

15 LOMBARDIA VANZINI ヴァンジーニ ヴァンジーニは 1890 年創業以来 代々家族で経営を行っている生産者です 現在は亡きカルロ ヴァンジーニ氏の後を引継いで アントニオ氏 ( 長男 : マーケティング担当 ) ミケーラ女史 ( 長女 : 経理担当 ) ピエールパウロ氏 ( 次男 : 栽培 醸造担当 ) という 3 人の子供達が運営しています ロンバルディア州の南にあるオルトレポ パヴェーゼのサン ダミアーノ アル コッレに位置します この地は 標高約 300~400m の東西に延びた小高い丘陵地帯にあります 充分な日照量と昼夜の寒暖差が大きいことから酸度が保たれ 香り豊かでバランスの卓越したワインができます 彼らはここに 27ha の畑を所有し その畑の 70% でピノ ネロの栽培を行っています この地域は ブルゴーニュの緯度と同じ 45 度線に位置し ピノ ネロの栽培地に適していると考えられています エノロゴは フランチャコルタやトレンティーノで活躍するチェーザレ フェッラーリ氏を起用しています 彼はアルバ醸造学校を卒業後 1966 年からエノロゴの仕事に就きました 主に フランチャコルタの有名カンティーナで仕事をしており 発泡性ワインのスペシャリストとして高く評価されています 葡萄は全て手摘みで行い 厳しい選別の後 シャルマ方式による醸造行程に入ります アルコール醗酵が終わり ベーシックなワインが出来上がった後 密封ステンレスタンクにて 2 度目の醗酵を行います ヴァンジーニは 長期間の醗酵方法 シャルマ ルンゴ方式 9 ヶ月間の二次醗酵を行い 複雑な味わいとシャルマ方式の特徴であるフレッシュ感の両方を兼ね備えたスプマンテを生産しています ピエールパウロ氏 ( 次男 左 ) アントニオ氏 ( 長男 右 ) Pinot Nero Spumante Extra Dry I.G.T. ピノネロスプマンテエクストラドライ ピノ ネロ 100% 石灰質 粘土質土壌 標高 300~350m 樹齢 20 歳 北西 10% の斜面 仕立て法 = グイヨ / コルドーネ スペロナート / カザルサ 植樹密度 5,000 本 /ha マセラシオン 10 で 6 時間 ステンレスタンクにてアルコール醗酵 日間 シャルマ ルンゴ方式で第 2 次醗酵 9 ヶ月間 瓶熟成 3 ヶ月間 NV 750/12 2, NV 375/12 1, Pinot Nero Spumante Extra Dry Rosato I.G.T. ピノネロスプマンテエクストラドライロザート ピノ ネロ 100% 石灰質 粘土質土壌 標高 350~380m 樹齢 10 歳 北西 10% の斜面 仕立て法 = コルドーネ スペロナート 植樹密度 6,000 本 /ha マセラシオン 10 で 6 時間 ステンレスタンクにてアルコール醗酵 日間 シャルマ ルンゴ方式で第 2 次醗酵 9 ヶ月間 瓶熟成 3 ヶ月間 NV 750/12 2, NV 375/12 1, Moscato Supumante モスカートスプマンテ モスカート 100% 樹齢 35 歳 グイヨ / コルドーネ スペルナート ソフトプレスによって果汁を抽出 発酵期間は短め シャルマ方式で 2 週間程度の二次醗酵後 瓶熟成 3 ヶ月間 アルコール度数がやや低めのスタイル NV 750/12 2, NV 375/12 1,

16 LAZIO CASALE DELLA IORIA カサーレデッライオリア チェザネーゼ デル ピーリオは ラツィオ州ローマから約 60 km南下したところにある非常に歴史の古いワイン産地です 白ワインの生産が多いラツィオ州で 2008 年にラツィオ州で初めて DOCG に昇格し 近年注目され イタリアのプレステージワイン発祥の地といえる由緒ある地です カサーレ デッラ イオリアは 1921 年 ペリネッリ家によって この地に設立されました 約 20 のカンティーナが存在するこのエリアの生産者組合の会長を長年務め 同時にラツィオ州の農業組合の代表も約 10 年間務めている この地のリーダーとして注目されている生産者です 現在 3 代目のパオロ ペリネッリ氏は 非常に物静かで 強い眼力を持つ 情熱を内に秘めたような佇まいが印象的な人物です パオロ氏は この地の葡萄栽培の歴史の重みをしっかりと感じ チェザネーゼという葡萄で最高のワインを造り上げたいという信念を持って取り組んでいます 彼の想いが チェザネーゼ デル ピーリオを DOCG に昇格させたと言えます ワインの販売先は 国内が 70% 強を占め まだまだ世界に知られていない門外不出の隠れたイタリアの至宝です まさに知られざるイタリアのグランデ ヴィーニ ( 偉大なワイン ) です 全体で約 35ha 標高 260~400m の火山性の赤土 鉄分を多く含んだ土壌 かなり急斜面の畑 海から遠く 山と林に囲まれ 夏でも朝夕はとてもひんやりとした土地です 山から吹きおろされる風が葡萄の樹に付く害虫を駆除し 畑の湿度を飛ばすため 栽培にとても良い影響を与えています このような土地柄であるため イタリアの南部でありながら 非常に酸のしっかりとした繊細な葡萄が造られます 植樹密度は 5,000 本 /ha グイヨーとコルドン仕立て ( 最近植え替えた畑はコルドン ) です チェザネーゼ という葡萄は このラツィオ州のみで栽培される土着品種です このチェザネーゼには チェザネーゼ コムーネ と チェザネーゼ ダッフィーレ という 2 種があります チェザネーゼ コムーネ は 収量を増やすために改良された品種 一方 チェザネーゼ ダッフィーレ はラツィオ州の代表的土着品種です 実は非常に小さく タンニンは豊富 高い糖度を持ち 良質のワイン造りに適した葡萄です イオリアでは 高い品質を持った チェザネーゼ ダッフィーレ のみを栽培しております そして さらにマッサール セレクションにより 畑内での葡萄の交配を進め 最高のチェザネーゼを常に探究しています チェザネーゼは これまで多くの地域で栽培が挑戦されてきましたが どの産地でも上手く栽培されなかった この地だけの本物の土着品種です Campo Novo Cesanese del Piglio D.O.C.G. カンポ ノーヴォ チェザネーゼ デル ピーリオ チェザネーゼ 100%( 樹齢 10 年程度までの若木主体 ) アニャーニの畑 鉄分を含んだ粘土質土壌 コルドーネ スペルナート 標高 260~400m 植樹密度 4,500 本 /ha ステンレスタンクで発酵 熟成 /12 2, /12 2, Tenuta della Ioria Cesanese del Piglio Superiore D.O.C.G. テヌータ デッラ イオリア チェザネーゼ デル ピーリオスペリオーレ チェザネーゼ 100% アニャーニの畑とアクートの畑の一部の葡萄 植樹密度 4,500 本 /ha 鉄分を含んだ粘土質土壌 グイヨーとコルドーネ スペルナート 標高 260~400m /12 2, /12 2, Torre del Piano Cesanese del Piglio Superiore Riserva D.O.C.G. トッレ デル ピアーノ チェザネーゼ デル ピーリオ スペリオーレ リゼルヴァ チェザネーゼ 100%( 樹齢 30~40 年 ) アクート エルニチ山の麓にある僅か 4.2ha の単一畑 トッレ デル ピアーノ 非常に石の多い鉄分を含んだ粘土質土壌 山の斜面の下に位置し 吹き降ろされる冷たい風が葡萄に好影響を与える 仕立て ; グイヨー 標高 330m 植樹密度 3,400 本 /ha ステンレスタンクで発酵の後 旧樽熟成 年間生産量 : 5,000 本 /12 4, /12 4, /12 4,

17 SICILIA/PUGLIA COLPASSO コルパッソ コルパッソは マルサラとマザーラがあるトラパニ県に畑を持つ シチリア西部のワイナリー 古来より土地に根ざしているイタリア土着品種にこだわり 培ってきた知識と探究を重ねた最新技術を融合させ 伝統 を表現したワイン造りを行っています コルパッソとは 丘の上への一歩 という意味 丘 という意味の Collina の略語 Col と 一歩 という意味の Passo の言葉を組み合わせて作られ 2 つの意味を持ちます 高品質のぶどうを生産する標高の高い畑 (= 丘の上 ) を持っているコルパッソでは 高品質のぶどうができる斜面の中でもより標高が高い畑で上質のぶどうを栽培しています 最良のワインは 最良のぶどう畑から生まれる セラーから生まれるのではない という信念を持ち 土着品種の特徴をしっかりと持つぶどうを作っています 日常的にワインを楽しむ世界中のワインラヴァー (= 丘の上の人々 ) に土着品種の素晴らしさを伝える 伝統 を守りながら革新を行い 上質なワインを日常的に楽しんでいる 丘の上 の人々にワインを届け 改めて土着品種の魅力を伝えます コルパッソ 丘の上への一歩 は これからも頂上に向けて一歩一歩進化し続け そして 伝統 を伝えていきます 上 ラベルのデザインのベースは シチリアの階段などでよく使用される アラビア文化 のタイル 下 すべてぶどうは手摘みで収穫されている Grillo Terre Siciliane I.G.P. グリッロテッレシチリアーネ グリッロ 100% 樹齢 15~20 年 シチリアの最西部にあるマルサラ 粘土質石灰質土壌 9 月中旬ごろ収穫 全て手摘み ステンレスタンク発酵 18 以下で 3 週間 自然な酸味を表現する為 マロラクティック発酵はなし /12 1, Fiano Terre Siciliane I.G.P. フィアーノテッレシチリアーネ フィアーノ 100% 樹齢 15~20 年 シチリア島南海岸にあるベリチェ アグリジェント 粘土質石灰質土壌 9 月中旬ごろ収穫 全て手摘み 10 で 12 時間スキンコンタクトした後 14~16 でステンレスタンク発酵 自然な酸味を表現する為 マロラクティック発酵はなし 1 月下旬まで 16 でシュール リー /12 1, Pinot Grigio Terre Siciliane I.G.P. ピノグリージョテッレシチリアーネ ピノ グリージョ 100% シチリア島西部にあるトラパニ 樹齢 15~20 年 粘土質石灰質土壌 8 月中旬ごろ収穫 全て手摘み ステンレスタンク発酵 18 以下で約 10~15 日間 /12 1,

18 SICILIA/PUGLIA Nero d Avola Terre Siciliane I.G.P. ネロダヴォラテッレシチリアーネ ネロ ダヴォラ 100%( 通常のワイン 80% 陰干しぶどうで醸造したワイン 20%) シチリア島西部にあるベリチェ 樹齢 15~20 年 粘土質石灰質土壌 通常のワイン 80% に陰干しぶどうで醸造したもの 20% をブレンド 陰干しぶどう 9 月下旬 ~10 月初旬ごろ収穫 全て手摘み 陰干しを行い 水分が 25% 蒸発するまで 約 30 日間乾燥させ 濃縮させる その後 除梗して 24 で発酵 適度なルモンタージュを行い 柔らかいタンニンと果実味を抽出 通常のぶどう 自然な酸を残すため 約 20~25 日早く収穫 22~24 でステンレスタンク発酵 /12 1, Primitivo Puglia I.G.P. プリミティーヴォプーリア プリミティーヴォ 100% サレント地方の中心地区レヴェラーノ 樹齢 10~15 年 粘土質土壌 9 月中旬ごろ収穫 全て手摘み 22~24 の温度を保ちながらステンレスタンク発酵 マロラクティック発酵の後 7 ヶ月間熟成 /12 1, Nero d Avola Cabernet Sauvignon Terre Siciliane I.G.P. ネロダヴォラカベルネソーヴィニヨンテッレシチリアーネ ネロ ダヴォラ70%( 通常のワイン62% 陰干しぶどうで醸造したワイン8%) カベルネ ソーヴィニヨン30% シチリア島南西部にあるジェーラとヴィットーリアの間 ネロ ダヴォラのみ 収穫後 一部陰干ししたぶどうをブレンド ( 8% ) 陰干しネロ ダヴォラ 9 月中旬ごろ収穫 全て手摘み 水分が 30% 蒸発するまで 3~4 週間乾燥させ 濃縮させる その後発酵 適度なルモンタージュで柔らかいタンニンと果実味を抽出 ネロ ダヴォラ カベルネ ソーヴィニヨン 完熟したものを収穫後 それぞれをステンレスタンクで発酵 以上の 3 ワインをブレンド後 樽熟成 ( 約 6 ヶ月間 ) /12 1, Nero d Avola Terre Siciliane I.G.P. Barrel Selection ネロダヴォラテッレシチリアーネバレルセレクション ネロ ダヴォラ 100%( 陰干ししたぶどうを使用 ) シチリア南東に位置する Gela と Vittoria の間 粘土土壌 9 月中旬ごろ収穫 全て手摘み 水分が 30% 蒸発するまで 3~4 週間乾燥させ 濃縮させる その後発酵 適度なルモンタージュで柔らかいタンニンと果実味を抽出 2 年使用したフレンチオーク樽熟成 ( 約 6~8 ヶ月間 ) /12 1,