コンクリート工学年次論文集 Vol.27
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- がんま たかはし
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1 論文リートベルト法により定量したセメントクリンカーの鉱物組成とセメント品質との関係 佐川孝広 *1 西村信二 *2 灰原智 *3 *4 橋本敏英 要旨 :X 線回折リートベルト法を用いて, クリンカーの化学組成と鉱物組成, セメントの鉱物組成とモルタル圧縮強さ, 早強セメント中の石こう半水化率とモルタルの流動性の関係について検討した リートベルト法により定量したクリンカーの鉱物組成は, 顕微鏡ポイントカウント法とほぼ等しく, ボーグ式により求めた鉱物組成とは異なった また, クリンカー中の MgO 含有量によりエーライトの格子定数やアルミネート, フェライト量が変化した 早強セメント中のエーライト量とモルタル圧縮強さには相関が認められた 早強セメントの石こう半水化率が高いほど, モルタルの流動性は優れていた キーワード : セメント, リートベルト法, 鉱物組成, 半水石こう, 圧縮強さ, 流動性 1. はじめにセメントの品質は, 鉱物組成や粉末度によりコントロールされている 従来は, セメント中の各鉱物量はボーグ式により算出する場合がほとんどであった しかし, ボーグ式により求めた鉱物組成はセメント中の微量元素の影響やクリンカーの焼成状態等は考慮されておらず, ポイントカウント法等の直接的な鉱物量の測定結果とは大きく異なる場合があることが指摘されている 1) 近年, セメント鉱物やセメント水和物の直接的な定量方法として, 粉末 X 線回折リートベルト法が注目されている 2~7) リートベルト法による鉱物の定量は, 試料調製が比較的容易であることや測定の個人差が出にくいこと, 従来の検量線法に比べ精度が高いこと, 定量と同時に鉱物の結晶構造の変化を捉えることも可能であること等から, セメント品質管理への適用が期待されている また, セメント中の石こうの種類は, モルタルやコンクリートの流動性に影響を及ぼすといわれている 半水石こうによるセ メントの偽凝結現象はよく知られているが, ナフタレン系やポリカルボン酸塩系減水剤共存下での半水石こうと流動性の関係には諸説があり 8,9), 更なる検討が必要と考えられる そこで, 本研究では, 実機クリンカーの化学組成とリートベルト法により求めた鉱物組成や, エーライト結晶構造との関係について検討した また, 実機セメントの鉱物組成とモルタル圧縮強さとの関係や, 早強セメント中の石こう半水化率 (2 水と半水石こうの合計 SO 3 量に対する半水石こうの SO 3 量の割合 ) とモルタルの流動性との関係についても検討を行った なお, 以下ではセメント鉱物であるエーライト (3CaO SiO 2 ), ビーライト (2CaO SiO 2 ),3CaO Al 2 O 3 および 4CaO Al 2 O 3 Fe 2 O 3 をそれぞれ C 3 S, C 2 S,C 3 A および C 4 AF の略記号を用いて表した 2. 実験概要 2.1 測定試料測定試料は, 表 -1に示す範囲の化学組成及び諸率 ) の実機クリンカーおよび, 表 -2に示 *1 日鐵セメント ( 株 ) 研究開発部研究開発グループ ( 正会員 ) *2 日鐵セメント ( 株 ) 研究開発部品質管理グループ *3 日鐵セメント ( 株 ) 研究開発部品質管理グループ *4 フジコンサルタント ( 株 ) 試験研究部
2 す範囲の粉末度,SO 3 量の実機セメントとした 2.2 セメント鉱物の定量 X 線回折測定用の試料は, 振動ミルで平均粒径 6μm 程度まで微粉砕した X 線回折の測定条件は, ターゲット CuKα, 管電圧 40kV, 管電流 40mA, 走査範囲 2θ~, ステップ幅 0.02,1 ステップ計数時間 1 秒, 発散スリット, 散乱スリット 1, 受光スリット 0.3mm, 回転試料台, モノクロメーターを使用して行った リートベルト解析は, 泉の配布する RIETAN-00 の内部パラメーターを拡張して用いた 11) 解析の対象とした鉱物は, クリンカー試料については C 3 S(MⅢ),C 2 S(β 型 ),C 3 A( 立方晶 ),C 4 AF,f-CaO, Periclase( 遊離 MgO) とし, セメント試料はこれらに加え 2 水, 半水石こうとした セメント鉱物は主要成分を扱うこととし, 他の変態, 固溶体については考慮しないこととした セメント鉱物の結晶構造データの初期値は, 文献 12)~15) の値を用いた なお,2 水石こうおよび半水石こうのメインピークは 2θ 以下にあるが, 予備実験の結果, 本研究の範囲内ではパターンフィッティング法であるリートベルト解析の走査範囲が ~ と ~ で同程度の定量結果となった したがって本研究での測定条件は ~ とした また, 一部のクリンカー試料については鏡面研磨試料を作製し, 反射顕微鏡にて 00 点程度のポイントカウントを行いセメント鉱物を定量した 2.3 モルタル圧縮強さモルタル圧縮強さ試験は,JIS R51 セメントの物理試験方法に準じて行った 2.4 セメントの流動性早強セメントの流動性をモルタルにて評価した 細骨材は表乾密度 2.69g/cm 3, 吸水率 1.57% の陸砂を, 細骨材比 1.9 で用いた モルタルの配合は, 水セメント比 35%, ポリカルボン酸塩系高性能 AE 減水剤を 0.5% 添加した モルタルの混練はホバードミキサーを用い, 細骨材とセメントを 秒間空練りし, 水および混和剤投入 表 -1 クリンカー試料の化学組成と諸率の範囲 化学組成 (%) SiO 2 Al 2 O 3 Fe 2 O 3 CaO MgO SO ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.6 諸率 HM SM IM 2.12~ ~ ~ 1.97 表 -2 セメント試料の粉末度と SO 3 量の範囲 セメント 普通 早強 Braine (cm 2 /g) 3130~ ~ 40 SO 3 (%) 1.~ ~ 3.13 して 1 分間練り混ぜた モルタルの流動性は,JIS A1171 に準拠したミニスランプコーンのスランプ値を練り直後,15 分,30 分経過後に測定した 3. 実験結果および考察 3.1 リートベルト解析粉末 X 線回折リートベルト法による鉱物の定量は, 対象鉱物の構造モデルを仮定して回折プロファイル強度を計算し, パターン全体をフィッティングする方法である リートベルト法により得られる定量値は, 結晶構造データの初期値や, 解析に用いるソフトウェアが異なると同じ測定データを解析しても最終的に得られる定量値が異なる場合があり, 解析は結晶構造データ初期値の標準化が必要である また, 含有量の少ない鉱物を定量する場合には, 格子定数, 選択配向等のパラメーターを全て精密化すると計算が無意味な値へ収束する可能性が高くなる したがって, 含有量の少ない鉱物においては, 得られた定量値の絶対値には十分な注意が必要と考えられる 6) なお, 本実験の解析においては,C 3 S,C 2 S については格子定数, 選択配向, プロファイル関
3 数に関するパラメーターを,C 4 AF は格子定数のみを精密化し,C 3 A についてはこれらのパラメーターをすべて固定し, スケールファクターのみを精密化したことから, 計算の無意味な値への収束は防がれていると考えられる 本研究ではまず, リートベルト法で得られる定量値の妥当性を検討するために, クリンカー試料のポイントカウント法で得られる定量値との比較検討を行った 図 -1にクリンカー試料の C 3 S, C 2 S のリートベルト法とポイントカウント法の定量値の関係を示す 一定のバイアスはあるものの, ポイントカウント法とリートベルト法による定量値はほぼ同程度であった したがって, 本研究でのリートベルト法による定量は, ポイントカウント法と比較しても十分な妥当性を有していると考えられる 3.2 クリンカーの鉱物組成クリンカー試料について, リートベルト法による各鉱物の定量値と, 化学組成から算出したボーグ式との比較を図 -2から図-5にそれぞれ示す ( データ数 :0) 図 -2, 図 -3に示すように,C 3 S,C 2 S とも, ボーグ式とリートベルト法の定量値には相関が認められたが,C 3 S はボーグ式により求めた値よりもリートベルト法で測定した値の方が大きく,C 2 S はリートベルト法での定量結果の方がボーグ式で算出した値よりも小さくなる傾向にあった また図 -4, 図 -5に示すように C 3 A, C 4 AF については, ボーグ式とリートベルト法の定量値に相関は認められなかった また, クリンカー中の MgO,SO 3 等の少量成分がクリンカー鉱物組成に影響を及ぼすことはよく知られている MgO は C 3 S 中の CaO と置換固溶し, クリンカー中の C 3 S は相対的に多くなること, リートベルト法により定量した C 3 A, C 4 AF 量は MgO の影響を受けること等が明らかにされている 2~5) 図 -6にはクリンカー中の MgO 量と間隙質相中の C 3 A の割合との関係を示す なお,MgO C3S( リートベルト ) (%) C2S( リートベルト ) (%) C 3 S( ポイントカウント ) (%) 5 15 C 2 S( ポイントカウント ) (%) 図 -1 ポイントカウント法とリートベルト法による定量値の比較 量と間隙質相量には, 明確な関係は認められなかった MgO 量が 1.8% 程度を境に,1.8% 程度以下では MgO の増加にともない C 3 A が減少し C 4 AF が増加する 1.8% 程度以上では逆に C 4 AF が減少し C 3 A が増加する傾向が認められた ボーグ式では捉えられない C 3 A 量の変動は,MgO が関係していることが考えられる なお, これら鉱物組成の変化がセメントの水和反応性へも影響を及ぼすことが考えられるが, その関連については今後の検討が必要である また,MgO の C 3 S への固溶により,C 3 S の結晶構造は変化するといわれている 2,3,5) 図-7 にクリンカー中の MgO 量と C 3 S c 軸との関係を示す 図 -7より, クリンカー中の MgO が多くなるにともない,C 3 S c 軸の長さが小さくなる傾向が観察された MgO の固溶が C 3 S の水和活性へ影響を与えることも考えられ, 今後デー
4 C 3 S( リートベルト ) (%) C 3 S( ボーグ ) (%) 図 -2 ボーグ式とリートベルト定量値の関係 (C 3 S) C 2 S ( リートベルト ) (%) C 2 S( ボーグ ) (%) 図 -3 ボーグ式とリートベルト定量値の関係 (C 2 S) C 3 A( リートベルト ) (%) C 3 A( ボーグ ) (%) 図 -4 ボーグ式とリートベルト定量値の関係 (C 3 A) C 4 AF( リートベルト ) (%) C3A/(C3A+C4AF) C3S c 軸 (nm) C 4 AF( ボーグ ) (%) クリンカー中の MgO 量 (%) クリンカー中の MgO 量 (%) 図 -5 ボーグ式とリートベルト定量値の関係 (C 4 AF) 図 -6 MgO 量と間隙質相中の C 3 A 比との関係 図 -7 MgO 量と C 3 S c 軸 との関係 圧縮強さ (N/mm 2 ) σ3 σ7 σ28 圧縮強さ (N/mm 2 ) σ1 σ7 σ3 σ28 R 2 = R 2 = R 2 = R 2 = 普通セメント中の C 3 S ( リートベルト ) (%) 早強セメント中の C 3 S( リートベルト ) (%) 図 -8 リートベルト法による C 3 S 定量値とモルタル圧縮強さとの関係 タの蓄積により水和反応との関係についても検討できると思われる 3.3 モルタル圧縮強さ図 -8に普通セメントと早強セメントのリートベルト法による C 3 S 定量値とモルタル圧縮強 さとの関係を示す 普通セメントの圧縮強さは C 3 S 量と相関が認められないが, 早強セメントについては, いずれの材齢とも C 3 S 量の増加にともなってモルタル圧縮強さが増加する傾向が認められた 普通セメントでは, セメントの粉
5 末度やビーライト反応性等も影響することから, C 3 S 量のみではモルタル圧縮強さを評価できないと考えられる なお, 普通, 早強セメントとも, ボーグ式により求めた C 3 S 量とモルタル圧縮強さに相関は認められなかった 早強セメントについては, リートベルト法により正確な C 3 S 量を定量することで, モルタル圧縮強さを推定できる可能性があると考えられる 3.4 セメントの流動性セメント中の石こうの種類と流動性の関係については, これまでに数多くの報告がある 半水石こうによる偽凝結現象はよく知られているが, ポリカルボン酸塩系減水剤共存下での流動性は硫酸イオン量と関係があり, 半水石こうは液相中の硫酸イオン濃度を高め, 流動性を悪化されるともいわれている 8) 一方で, 石こうの半水化率が高いほどセメントの流動性は向上するとの報告もあり 9), 半水石こうとセメントの流動性については, 更なる検討が必要であると考えられる セメント中の石こうの定量は, 熱分析による方法が報告されているが, 定量操作が煩雑であったり装置に特殊な加工が必要であった 16) リートベルト法では, 各セメント鉱物の定量と同時に石こうについても簡便に精度よく定量を行えることから, 石こうの半水化率とセメントの流動性について検討するこことした また, 早強セメントは粉末度が高く,SO 3 量も多いことなどから, 流動性に及ぼす石こうの影響がより顕著に表れると考え, 早強セメントを用いて検討することとした 流動性の評価は, 実験概要に示した配合のモルタルを用い,JIS A1171 に規定される高さ 15cm のミニスランプコーンのスランプ値を測定した ここで, 測定値の評価方法として, 次の式で示される流動指数という指標を考案した 0分値 15分値 30分値 ( 流動指数 ) = 15cm 0分値 0分値 この流動指数は数値が大きいほど, 練り直後 2 [1] 悪い 流動指数 良い 石こう半水化率 (%) 図 -9 早強セメントの石こう半水化率と 流動指数との関係 のスランプ値が大きく, スランプ値の経時低下が小さいことを示す また, 練り直後から 15 分経過後のスランプ値の低下に重み付けを行い, [1] 式右辺第二項を自乗した さらに, 経過時間とともにスランプ値が大きくなる, いわゆる後伸びの現象を示す場合には流動指数は 1.0 以上となるが, これは全て 1.0 として評価した なお, モルタルの混練時間を 1 分から 2 分と増やした場合には, スランプ値の後伸び現象は認められず, 経時低下も小さかった 図 -9に石こうの半水化率と流動指数との関係を示す ( データ数 :65) 半水化率が高いほど流動指数は大きく, 石こうの半水化率が高いほどセメントの流動性は向上する傾向を確認できた ただし同程度の半水化率でも流動指数のばらつきは大きく, 半水石こうのα,β 型等の形態 16) や SO 3 量等も影響していることが考えられる 4. まとめ本研究で得られた結果を以下に示す (1) リートベルト法とポイントカウント法によるクリンカー中の C 3 S,C 2 S の定量値は, 若干のバイアスはあるものの, ほぼ同程度であった (2) クリンカー試料の, リートベルト法とボーグ式により求めた各鉱物定量値を比較すると,
6 C 3 S はボーグ式により求めた値よりもリートベルト法で測定した値の方が大きく,C 2 S はリートベルト法での定量結果の方がボーグ式で算出した値よりも小さくなる傾向にあった C 3 A および C 4 AF については, リートベルト法とボーグ式の定量値に相関は認められなかった (3) クリンカー中の MgO 量により, 間隙質相中の C 3 A の割合が変化する傾向が観察された (4) クリンカー中の MgO 量と,C 3 S の c 軸の値に非常に高い相関が認められた (5) 早強セメントの C 3 S 量とモルタル圧縮強さには, 全ての材齢で相関が認められた 普通セメントでは相関は認められなかった (6) セメントの流動性を表す流動指数を定義し, 早強セメント流動性を評価した結果, 石こう半水化率が高いほどセメントの流動性は優れていることを確認した 謝辞 : 本研究を行うにあたり, 日鐵セメント ( 株 ) 青由起雄氏, 川西謙司氏にご助力頂きました ここに感謝の意を表します 参考文献 1)L.P.Aldridge: Accuracy and precision of phase analysis in Portland cement by Bogue, microscopic and X-ray diffraction methods, Cement and Concrete Research, Vol.12, No.3, May, pp , ) 吉野亮悦, 住田守 :Rietveld 法によるセメント鉱物の定量, セメント コンクリート論文集, No.53, pp.84-89, ) 吉野亮悦, 荒野憲之, 西岡朝明 : セメントクリンカーの鉱物組成と製造条件の関係, セメント コンクリート論文集,No.56, pp.2-8, ) 伊藤貴康, 真崎克彦, 五十嵐秀明 : リートベルト法により定量したアルミネート相とセメントの初期水和反応特性, セメント コンクリ ート論文集,No.56, pp.29-35, ) 伊藤貴康, 山腰享弘, 弓削祐夫 : リートベルト法により得られるエーライトの量および結晶構造とセメント品質との関係, セメント コンクリート論文集,No.57, pp.2-9, )A.G.De la Torre, M.A.G.Aranda: Accuracy in Rietveld quantitative phase analysis of Portland cements, J.Appl.Cryst., 36, pp , 03 7) 佐川孝広ほか : セメント鉱物の反応率に及ぼす水セメント比と養生条件の影響, セメント コンクリート論文集,No.58, pp.23-30, ) 菅谷秀幸, 後藤孝治 : 半水セッコウとセメントペーストのこわばりに関する一考察, セメント コンクリート論文集,No.54, pp.15-21, ) 一坪幸輝ほか : 半水石膏化率の異なるセメントの流動性と初期水和, 第 58 回セメント技術大会講演要旨,pp.16-17, 04.4 ) セメント協会 :C&C エンサイクロペディア, pp.67-68, )F.Izumi and T.Ikeda: Mater. Sci. Forum, pp , 00 12)F.Nishi and Y.Takeuchi: Tricalcium silicate Ca 3 - O[SiO 4 ]: The monoclinic superstructure, Zeit. Krist., 172, pp , ) 平野義信ほか : 選択溶解法によるビーライトの分離とそのキャラクタリゼーション, セメント コンクリート論文集,No.45, pp.40-45, )Y.Takeuchi et.al: Crystal-chemical characterization of the 3CaO Al 2 O 3 -Na 2 O solid-solution series, Zeit. Krist., 152, pp , ) 鶴見敬章ほか : セメントクリンカー中のアルミネート相とフェライト相の選択抽出とその結晶構造解析, セメント コンクリート論文集, No.46, pp.50-55, ) 小澤尚志ほか : セメントに含有されるセッコウの多形の解析, 無機マテリアル,Vol.5, Jul., pp , 1998
コンクリート工学年次論文集 Vol.25
報告湿式選別法による再生微粉末のセメント原料化 佐川孝広 *1 平島剛 *2 松村宇 *3 *4 若杉伸一 要旨 : 湿式選別法によりコンクリート廃材を処理し, セメント分が約 75% の再生微粉末を得た この再生微粉末を原料の約 40% と置換しクリンカーを焼成した結果, 鉱物組成が基準調合クリンカーとほぼ等しく, アルカリ, 塩化物イオン量ともに JIS 規格内のクリンカーが得られた 品質, 収率の安定と供給体制等実用化へ向けた課題は残されているものの,
コンクリート工学年次論文集Vol.35
論文セメント量及びによるコンクリートの断熱温度上昇特性 具冏謨 *1 金圭庸 *2 宮内博之 *2 *3 金武漢 要旨 : 本研究では, コンクリートの断熱温度上昇に影響を及ぼすセメント量ととの関係を検討した コンクリートの断熱温度上昇特性を評価するためにコンクリート調合を考慮して結合材量を設定し, コンクリートは 25 及び 35 の 2 水準とした セメント量は断熱温度上昇量と温度上昇速度に線形的関係があり,
高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局
高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局 目 次 1. はじめに 1 2. 材料 1 2-1 セメント 1 2-2 高性能 AE 減水剤 2 2-3 細骨材 3 2-4 粗骨材 3 3. 配合設定 4 3-1 流動化コンクリートの配合基準 4 3-2 室内配合設定手順および方法 4 3-3 現場配合試験
02.参考資料標準試料データ
参考資料 標準試料データ目次 クリソタイル標準試料 JAWE111 108 アモサイト標準試料 JAWE211 113 クロシドライト標準試料 JAWE311 118 クリソタイル標準試料 JAWE121 123 アモサイト標準試料 JAWE221 131 クロシドライト標準試料 JAWE321 139 アンソフィライト標準試料 JAWE411 147 トレモライト標準試料 JAWE511 155
強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着
コンクリートの強度 コンクリートの最も重要な特性は強度です ここでは まず コンクリート強度の基本的特性について解説し 次に 呼び強度および配合強度がどのように設定されるか について説明します 強度のメカニズム 強度の影響要因 強度性状 構造物の強度と供試体強度 配合 ( 調合 ) 強度と呼び強度の算定 材料強度のばらつき 配合強度の設定 呼び強度の割増し 構造体強度補正値 舞鶴市および周辺部における構造体強度補正値
コンクリート工学年次論文集Vol.35
論文海水を使用したセメント硬化体の強度および内部組成に関する研究 片野啓三郎 * 竹田宣典 * 小林久美子 *3 *4 大即信明 要旨 : 練混ぜ水として海水を使用したコンクリートは, 真水を使用した場合と比較して若材齢における強度発現性が向上することが知られているが, その化学組成やメカニズムは明らかにされていない また, 亜硝酸カルシウムを含む特殊混和剤を海水に添加することで圧縮強度がさらに増加したことから,
コンクリート工学年次論文集 Vol.32
論文 単位水量を低減した水中不分離性コンクリートに関する基礎的検討 花岡大伸 *1 川島仁 *2 羽渕貴士 *3 *4 佐藤肇 要旨 : 従来の水中不分離性コンクリートは, 水中での分離抵抗性や自己充填性等を高めるため, 普通コンクリートに比較して単位水量と単位セメント量が多く, また水中不分離性混和剤を添加した配合となっている そのため, 構造物条件によっては自己収縮や水和熱が問題となる場合があり,
コンクリート工学年次論文集 Vol.32
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コンクリートの調合 水, 粉に対する水の量が少 コシ大, 但し, 扱い難い ( 固い ) セメント 水 砂利 ( 粗骨材 ) 砂 ( 細骨材 ) 水, セメントに対する水の量が少 強度, 耐久性大但し, 扱い難い ( 固い ) 化学混和剤 水分少 縮み量小 数年かけて 水分少 縮み量小 水が少 水が多 強度小さい収縮耐久性 施工性 コンクリートの調合上のポイント 目標とするコンクリートの性能 構造安全性
コンクリート工学年次論文集 Vol.28
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コンクリート工学年次論文集 Vol.30
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4. 3R に関する国際規格と国内規格の比較検討 4.1 3R 製品の需要拡大に向けた製品 ( 品質 ) 規格に関する比較検討 (1) 国際規格と国内規格の状況の確認 2.1 章及び 3.1 章の結果を踏まえて 国際規格と国内規格の状況の一覧を作成した ( 表 4.1-1) なお 一覧を作成するに当たり 規格分野 ISO EU 米国 東南アジア 日 本 の 4 つに区分した 表 4.1-1 国際規格と国内規格の状況の一覧
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太平洋セメント研究報告 (TAIHEIYO CEMENT KENKYU HOKOKU) 第 173 号 (2017): 林他 19 論文 クリンカー骨材を使用したモルタルの物性ならびに遷移帯改善効果に関する研究 Study on Physical Properties and Interfacial Transition Zone Improvement Effect of Mortar Using
石綿含有建材分析マニュアル第4章
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塩素固定化材を用いた断面修復材と犠牲陽極材を併用し Titleた断面修復工法の鉄筋防食性能に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 宮口, 克一 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2015-01-23 URL https://doi.org/10.14989/doctor.k18 Right Type Thesis
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合成短繊維の添加によるコンクリート片剥落防止効果の確認試験 立会い試験結果報告書 製品名 : シムロック SX 平成 22 年 11 月 宇部日東化成株式会社 シムロック は 宇部日東化成株式会社の登録商標です 目次 1. はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
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コンクリート工学年次論文集 Vol.34
充塡に要する振動エネルギー 大 小 論文加振併用型の高流動コンクリートの材料分離抵抗性の評価に関する一考察 桜井邦昭 *1 *2 近松竜一 要旨 : 自己充塡性は有しないが, 軽微な振動締固めにより密実に充塡できる高流動コンクリートを対象として, 材料分離抵抗性に及ぼす配合条件の影響を実験的に検討した その結果, コンクリートのブリーディングを左右するモルタルの品質の評価にモルタル漏斗流下時間が適用できること,
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3. 溶解 沈殿反応 天然水の化学組成 大陸地殻表層 (mg kg ) 河川水 (mg kg ) Al 77.4.5 Fe 3.9.4 Ca 9.4 3.4 Na 5.7 5. 8.6.3 Mg 3.5 3.4 Andrews et al. (3) An introduction to Environmental Chemistry 天然水の特徴 天然水の金属イオンは主に岩石の風化により生じる ただし
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日本コンクリート技術株式会社 Japan Concrete Technology Co.LTD (JC-tech) JC-tech ) JC-tech ( 国土交通省中部地整発注 ) ( 国土交通省東北地整発注 ) 2 比較する従来技術 ( 従来工法 ) ひび割れ誘発目地の設置 新技術の概要及び特徴本工法は 壁状コンクリート構造物の構築において 水和熱抑制型超遅延剤 ND リターダー を添加したコンクリートを壁体下部に打ち込むことにより
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に, 月次モデルの場合でも四半期モデルの場合でも, シミュレーション期間とは無関係に一様に RMSPE を最小にするバンドの設定法は存在しないということである 第 2 は, 表で与えた 2 つの期間及びすべての内生変数を見渡して, 全般的にパフォーマンスのよいバンドの設定法は, 最適固定バンドと最適可変バンドのうちの M 2, Q2 である いずれにしても, 以上述べた 3 つのバンド設定法は若干便宜的なものと言わざるを得ない
コンクリート工学年次論文集Vol.35
充塡に要する振動エネルギー 大 小 論文中流動コンクリートの合理的な配合設計方法に関する一提案 桜井邦昭 *1 *2 近松竜一 要旨 : 中流動コンクリートの合理的な配合設計方法を確立するため, 産地や種類の異なる骨材を用いて選定した中流動コンクリートの配合と, レディーミクストコンクリート工場における普通コンクリートの配合を比較し整理した その結果, レディーミクストコンクリート工場のスランプ 15cm
コンクリート工学年次論文集 Vol.29
論文コンクリートの配合推定方法の比較 近藤英彦 *1 羽渕貴士 *2 園部了 *3 *4 吉田秀司 要旨 : 石灰石骨材を使用したコンクリートの配合推定の精度を高めるために, セメント協会法と石灰石の熱分解反応による質量減少を組み合わせた試験方法およびギ酸法を, 試験室で作製した配合既知のコンクリート供試体に適用し, その推定誤差の傾向および要因を検討した ギ酸法では, 単位水量は精度よく推定されたが,
16 コンクリートの配合設計と品質管理コンクリートの順に小さくなっていく よって, 強度が大きいからといってセメントペーストやモルタルで大きい構造物を作ろうとしても, 収縮クラックが発生するために健全な構造物を作ることはできない 骨材は, コンクリートの収縮を低減させ, クラックの少ない構造物を造る
1 コンクリートの基本的性質と配合 コンクリートは, セメントと岩石の粒である骨材に水を加えて混合したものである 混合直後には粘りのある液体であるが, セメントは水との化学反応により硬化していくため, 時間の経過とともに固まっていく セメントと水の反応は 水和反応 と呼ばれる 骨材は,5 mm のふるい目を通る粒径のものを 細骨材, それより大きい粒径のものを 粗骨材 と呼ぶ 水とセメントの混合物を
ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル
時系列分析 変量時系列モデルとその性質 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ 時系列モデル 時系列モデルとは時系列データを生み出すメカニズムとなるものである これは実際には未知である 私たちにできるのは観測された時系列データからその背後にある時系列モデルを推測 推定するだけである 以下ではいくつかの代表的な時系列モデルを考察する 自己回帰モデル (Auoregressive Model もっとも頻繁に使われる時系列モデルは自己回帰モデル
コンクリート工学年次論文集 Vol.33
論文乾燥開始後 5 ヶ月のデータに基づく仕上塗材 表面改質材を施工したコンクリートの乾燥収縮性状 長谷川拓哉 *1 *2 千歩修 要旨 : 本研究では, 乾燥開始後 5 ヶ月の乾燥収縮試験結果に基づき, 各種仕上塗材 表面改質材を施工したコンクリートの乾燥収縮性状について検討を行った その結果として, 今回使用した仕上塗材は, 乾燥開始後 6ヶ月では, 乾燥収縮ひずみの進行抑制効果がみられるが,5
研修コーナー
l l l l l l l l l l l α α β l µ l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l
コンクリート工学年次論文集 Vol.29
論文コンクリートの弾性定数と弾性波速度の関係 尼﨑省二 要旨 : コンクリートの弾性波速度に関する理論解析は, 一般に, 静的弾性率を用いてなされているが, 静的弾性率から算出される伝播速度は実測値に比べてかなり遅いのが現状である 本研究は, コンクリートを伝播する弾性波として超音波パルスを取り上げ, 圧縮強度 100 N/mm 2 程度までのコンクリートの弾性定数と弾性波伝播速度との関係を検討したものである
3. 第 1 回コンクリート実験 3.1 概要下記の示方配合から設計した現場配合でコンクリートを練り混ぜ, スランプ試験と空気量試験を行う. その後, 圧縮強度試験用としてφ10 20 cm の円柱供試体を 4 本 ( うち 1 本は予備 ), 割裂引張強度試験用としてφ15 15 cm の円柱供試
平成 28 年度社会環境工学実験構造 1, 構造 2( コンクリート実験 ) 目次 1. スケジュール 2. レポートの提出場所 3. 第 1 回コンクリート実験 4. 第 2 回コンクリート実験と RC 梁供試体の作製別紙資料 1( スランプ試験と空気量試験の方法 ) 別紙資料 2( コンクリートの圧縮強度試験および割裂引張強度試験 ) 1. スケジュール 第 1 回授業 ( 当日 ): W/C
コンクリート工学年次論文集 Vol.31
論文単位水量と水セメント比がコンクリート表層の透気性に及ぼす影響とその養生依存性 松﨑晋一朗 *1 吉田亮 *2 *3 岸利治 要旨 : コンクリート表層の透気性に影響を与える要因には, 配合や施工および養生などが挙げられる 本研究では, 水セメント比と単位水量, および養生をパラメータとした円柱供試体に対しブリーディング試験 透気試験を行った その結果, 外的因子である養生が透気性に及ぼす影響は内的因子である配合に比べて大きいことを示し,
Problem P5
問題 P5 メンシュトキン反応 三級アミンとハロゲン化アルキルの間の求核置換反応はメンシュトキン反応として知られている この実験では DABCO(1,4 ジアザビシクロ [2.2.2] オクタン というアミンと臭化ベンジルの間の反応速度式を調べる N N Ph Br N N Br DABCO Ph DABCO 分子に含まれるもう片方の窒素も さらに他の臭化ベンジルと反応する可能性がある しかし この実験では
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ペタライト - 粘土系耐熱素地の熱膨張特性 ( 第 2 報 ) 岡本康男 *, 林茂雄 *, 新島聖治 *, 久野笑加 *, 磯和真帆 * Thermal Expansion Properties on Heat Resisting Ceramics of Petalite and Clays (Part 2) Yasuo OKAMOTO *, Shigeo HAYASHI *, Seiji NIIJIMA
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インクジェットを利用した微小液滴形成における粘度及び表面張力が与える影響 色染化学チーム 向井俊博 要旨インクジェットとは微小な液滴を吐出し, メディアに対して着滴させる印刷方式の総称である 現在では, 家庭用のプリンターをはじめとした印刷分野以外にも, 多岐にわたる産業分野において使用されている技術である 本報では, 多価アルコールや界面活性剤から成る様々な物性値のインクを吐出し, マイクロ秒オーダーにおける液滴形成を観察することで,
コンクリート工学年次論文集 Vol.31
論文振動作用下におけるコンクリートの充てん性の評価に関する検討 桜井邦昭 *1 *2 近松竜一 要旨 : 振動作用下におけるコンクリートの充てん性の評価に関して実験的に検討した その結果, はりやスラブなどで水平方向に配置された鋼材の間隙を通過させて部材の内部にコンクリートを打ち込むためにバイブレータが必要な場合があること, 振動エネルギーを一定とした条件で所要の充てん性を確保するには構造条件のランクに応じて適切なスランプを設定する必要があること,
Bruker Seminor
セメント試料の X 線回折 (XRD) 測定 ~ 含まれる結晶相の特徴 各種の非晶質定量方法 ~ 2018 年 3 月 15 日ブルカージャパン株式会社 X 線事業部岡崎壮平 セメント試料の X 線回折 (XRD) 測定 ~ 含まれる結晶相の特徴 各種の非晶質定量方法 ~ X 線回折法 原理および得られる情報 セメント試料中の結晶相 セメント試料のXRD 測定のポイント バックグラウンドの低減 定量分析
結晶粒と強度の関係
SPring-8 金属材料評価研究会 218 年 1 月 22 日 @AP 品川 転載不可 アルミニウムにおける 置換型固溶元素が引張変形中の 転位密度変化に及ぼす影響 兵庫県立大学材料 放射光工学専攻〇足立大樹 背景 放射光を用いた In-situ XRD 測定により 変形中の転位密度変化を高時間分解能で測定可能となっており 結晶粒径による転位増殖挙動の変化について明らかにしてきた * * H.
構造化学
構造化学 消滅則と空間群の判定 第 回 7 月 日 河野淳也 本日の目標 消滅則と空間群の判定について理解しよう 内容 復習 X 線結晶構造解析の手順 消滅則 空間群の判定 これまでの話 結晶 回折像 ( 前半 ) 結晶の対称性 ( 後半 ) - 電子 - + 原子 単位胞 X 線回折像からの結晶構造解析 結晶 X 線結晶構造解析の手順 結晶作成回折データ測定格子定数の決定空間群の判定位相決定 (
S28-1C1000Technical Information
Technical Information コンクリート用膜養生剤 リポテックス C-1000 < ご注意 > お取扱に際しては 弊社 SDS をご参照頂くようお願い申し上げます 機能化学品第 1 事業部 130-8644 東京都墨田区本所 1-3-7 TEL 03-3621-6671 FAX 03-3621-6557 1. はじめにリポテックスC-1000は アクリル樹脂を主成分とする樹脂膜系のコンクリート養生剤です
() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から
55 要旨 水温上昇から太陽の寿命を算出する 53 町野友哉 636 山口裕也 私たちは, 地球環境に大きな影響を与えている太陽がいつまで今のままであり続けるのかと疑問をもちました そこで私たちは太陽の寿命を求めました 太陽がどのように燃えているのかを調べたら水素原子がヘリウム原子に変化する核融合反応によってエネルギーが発生していることが分かった そこで, この反応が終わるのを寿命と考えて算出した
(Microsoft Word - \230a\225\266IChO46-Preparatory_Q36_\211\374\202Q_.doc)
問題 36. 鉄 (Ⅲ) イオンとサリチルサリチル酸の錯形成 (20140304 修正 : ピンク色の部分 ) 1. 序論この簡単な実験では 水溶液中での鉄 (Ⅲ) イオンとサリチル酸の錯形成を検討する その錯体の実験式が求められ その安定度定数を見積もることができる 鉄 (Ⅲ) イオンとサリチル酸 H 2 Sal からなる安定な錯体はいくつか知られている それらの構造と組成はpHにより異なる 酸性溶液では紫色の錯体が生成する
コンクリート工学年次論文集 Vol.28
論文高性能特殊増粘剤を用いたモルタルの基礎物性 野中英 *1 佐藤孝一 *2 金森誠治 *3 *4 石口真実 要旨 : 本研究は, 従来の充填モルタルにセルフレベリング性, 水中不分離性を付与することを目的に, 従来の増粘剤とは種類および作用機構の異なるアルキルアリルスルフォン酸塩系およびアルキルアンモニウム塩系の 2 液タイプの増粘剤を用いて各試験を実施した 試験は, 水セメント比, 混和剤置換率の異なる
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第 5 章表面ひび割れ幅法 5-1 解析対象 ( 表面ひび割れ幅法 ) 表面ひび割れ幅法は 図 5-1 に示すように コンクリート表面より生じるひび割れを対象とした解析方法である. すなわち コンクリートの弾性係数が断面で一様に変化し 特に方向性を持たない表面にひび割れを解析の対象とする. スラブ状構造物の場合には地盤を拘束体とみなし また壁状構造物の場合にはフーチングを拘束体として それぞれ外部拘束係数を定める.
EOS: 材料データシート(アルミニウム)
EOS EOS は EOSINT M システムで処理できるように最適化された粉末状のアルミニウム合金である 本書は 下記のシステム仕様により EOS 粉末 (EOS art.-no. 9011-0024) で造形した部品の情報とデータを提供する - EOSINT M 270 Installation Mode Xtended PSW 3.4 とデフォルトジョブ AlSi10Mg_030_default.job
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材料科学基礎 Ⅰ 材料科学の枠組み 元素の結晶構造 いろいろな金属間化合物, 合金の結晶 いろいろなセラミックスの結晶とイオン結晶 格子, 晶系, 点群 X 線と結晶 物質の性質と対称性 結晶の欠陥と組織 1 hcp (hexagonal close packed structure) 2 fcc (face centered cubic structure) 3 hcp の軸比 (c/a) について
EDS分析ってなんですか?どのようにすればうまく分析できますか?(EDS分析の基礎)
EDS 分析ってなんですか? どのようにすればうまく分析できますか?(EDS 分析の基礎 ) ブルカー エイエックスエス ( 株 ) 山崎巌 Innovation with Integrity 目次 1 SEM EDS とは 1-1 走査電子顕微鏡と X 線分析 1-2 微少領域の観察 分析 1-3 SEM で何がわかる 1-4 試料から出てくる情報 2 EDS でどうして元素がわかるの 2-1 X
横浜市環境科学研究所
周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.
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無機化学 03 年 4 月 ~03 年 8 月 水曜日 時間目 4M 講義室第 3 回 7 月 0 日ミラー指数面の間隔 X 線回折ブラッグの法則 (0 章材料 : 固体 ) 結晶構造 担当教員 : 福井大学大学院工学研究科生物応用化学専攻教授前田史郎 E-mil:[email protected] URL:http://cbio.cbio.u-fukui.c.jp/phychem/me/kougi
化学結合が推定できる表面分析 X線光電子分光法
1/6 ページ ユニケミー技報記事抜粋 No.39 p1 (2004) 化学結合が推定できる表面分析 X 線光電子分光法 加藤鉄也 ( 技術部試験一課主任 ) 1. X 線光電子分光法 (X-ray Photoelectron Spectroscopy:XPS) とは物質に X 線を照射すると 物質からは X 線との相互作用により光電子 オージェ電子 特性 X 線などが発生する X 線光電子分光法ではこのうち物質極表層から発生した光電子
SP8WS
GIXS でみる 液晶ディスプレイ用配向膜 日産化学工業株式会社 電子材料研究所 酒井隆宏 石津谷正英 石井秀則 遠藤秀幸 ( 財 ) 高輝度光科学研究センター 利用研究促進部門 Ⅰ 小金澤智之 広沢一郎 背景 Ⅰ ~ LCD の表示品質 ~ 液晶ディスプレイ (LCD) 一方向に揃った ( 配向した ) 液晶分子を電圧により動かすことで表示 FF 液晶分子 液晶配向と表示品質 C 電極 液晶分子の配向が乱れると表示品質が悪化
改定対照表(標準単価)
目次 標準単価移行にともない 第 Ⅵ 編市場単価の 2 区画線工 3 高視認性区画線工 19 排水構造物工の 3 工種は廃止 目次 6-4 削除 頁 6-5 削除 6-13 削除 7-1 7-2 7-3 7-4 7-5 7-6 7-7 頁 7-8 7-9 7-10 7-11 頁 7-12 7-13 7-14 7-15 7-16 改定前 改定後 ( 平成 30 年 1 月 4 日以降適用 ) 7-17
コンクリート工学年次論文集 Vol.26
論文 γ-2cao SiO 2 を用いたセメント系材料のによる高耐久化 渡邉賢三 * 横関康祐 *2 坂井悦郎 *3 *4 大門正機 要旨 :γc 2 S で結合材の一部を置換したモルタルを若材齢にてすることによって, 極めて緻密なマトリクスが生成される 本論文では, さらに緻密なマトリクスを得るために, γc 2 S に加え, フライアッシュやシリカフュームなどの置換率について検討し, 最適マトリックスの配合を見出した
コンクリート工学年次論文集 Vol.25
論文アルカリイオン濃度に基づくコンクリートの炭酸化による ph 遷移に関する解析的研究 佐々木崇 * 島袋出 * 大下英吉 * 要旨 : コンクリートの中性化を解析的に予測するにあたり, 従来, 中性化による細孔溶液の ph 遷移は単に水酸化カルシウムと炭酸による反応のみで評価されてきたが, 細孔溶液の ph に影響を及ぼす細孔溶液中のアルカリイオン濃度について検討を加える必要がある 本研究では,
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SPG 乳化コネクターコネクターの利用方法利用方法について SPG テクノ株式会社 http://www.spg-techno.co.jp/ SPG 膜を利用した簡易膜乳化デバイスに関し 板状 SPG 膜をシリンジと接続可能なコネクター同士の中央に挟み込んだポンピング式の乳化デバイスであり 少量溶液で均一な乳化エマルションを調製することができる 乳化組成の探索や 実用量が非常に微量である乳化形態 また乳化溶液が少量高価なものでロスボリュームを抑えたい場合に非常に効果的である
B. モル濃度 速度定数と化学反応の速さ 1.1 段階反応 ( 単純反応 ): + I HI を例に H ヨウ化水素 HI が生成する速さ は,H と I のモル濃度をそれぞれ [ ], [ I ] [ H ] [ I ] に比例することが, 実験により, わかっている したがって, 比例定数を k
反応速度 触媒 速度定数 反応次数について. 化学反応の速さの表し方 速さとは単位時間あたりの変化の大きさである 大きさの値は 0 以上ですから, 速さは 0 以上の値をとる 化学反応の速さは単位時間あたりの物質のモル濃度変化の大きさで表すのが一般的 たとえば, a + bb c (, B, は物質, a, b, c は係数 ) という反応において,, B, それぞれの反応の速さを, B, とし,
<BDD7B2C4DE955C E348C8E3193FA89FC92F92E786C73>
生コンクリート価格価格スライドスライド表 平成 24 年 4 月 1 日改訂 No,2404 2404-01 01 湘南生コンクリート協同組合 221-0844 横浜市神奈川区沢渡 1 番地の2( 菱興新高島台ビル6 階 ) 電話 045-312-7055 FAX 045-316-0640 目次 1 普通 高強度高強度コンクリートコンクリート (1) 1 普通セメント (1)AE 減水剤使用 ( 材齢
Mirror Grand Laser Prism Half Wave Plate Femtosecond Laser 150 fs, λ=775 nm Mirror Mechanical Shutter Apperture Focusing Lens Substances Linear Stage
Mirror Grand Laser Prism Half Wave Plate Femtosecond Laser 150 fs, λ=775 nm Mirror Mechanical Shutter Apperture Focusing Lens Substances Linear Stage NC Unit PC は 同時多軸に制御はできないため 直線加工しかでき 図3は ステージの走査速度を
西松建設技報
西松建設技報 VOL.33 東京国際空港 D 滑走路の施工について The Construction of Tokyo International Airport D-Runway Shuji Kimura Kazuyuki Ishihara Hitoshi Mori Hidetoshi Hanafusa 要 約 D 1,600 t 1 100 mm 23 mm 125 mm 31 mm SGMSuper
コンクリート工学年次論文集 Vol.25
論文圧縮力を受けるポーラスコンクリートの表面変位分布の計測とその応用 音野琢也 * 国枝稔 *2 吉田知弘 *3 *4 六郷恵哲 要旨 : ポーラスコンクリートには骨材径に依存した凹凸が存在するため, コンプレッソメータの装着が難しいこと, 圧縮力を受けるときに局所的な変形が生じている可能性があること, どの程度の検長で変位を計測するのが妥当かなど変位の計測法に様々な問題点を抱えている そこで, 本研究では圧縮力を受けるポーラスコンクリートの表面変位分布を計測し,
13章 回帰分析
単回帰分析 つ以上の変数についての関係を見る つの 目的 被説明 変数を その他の 説明 変数を使って 予測しようというものである 因果関係とは限らない ここで勉強すること 最小 乗法と回帰直線 決定係数とは何か? 最小 乗法と回帰直線 これまで 変数の間の関係の深さについて考えてきた 相関係数 ここでは 変数に役割を与え 一方の 説明 変数を用いて他方の 目的 被説明 変数を説明することを考える
PC工学会第24回シンポジウム論文集.indd
プレストレストコンクリート工学会第 24 回シンポジウム論文集 (2 年 1 月 ) 論文 PC グラウトのレオロジー特性に及ぼす練混ぜ方法の影響 熊本高等専門学校 正会員博 ( 工 ) 松家武樹 ( 株 ) 安藤 間 正会員 田辺重男 ( 株 ) 安藤 間 工藤朗太 ( 株 ) 安藤 間 木村茂昭 Abstract:In this study, the effects of mixing methods
コンクリート工学年次論文集 Vol.24
論文亜硝酸型ハイドロカルマイト混入ポリマーセメントモルタルの性質 勝畑敏幸 *1 大濱嘉彦 *2 立松英信 *3 要旨 : 本研究では, 亜硝酸型ハイドロカルマイト混入ポリマーセメントモルタルの強さ, 防水性, 中性化に対する抵抗性及び防せい性について検討している その結果, ポリマーの種類と亜硝酸型ハイドロカルマイト置換率にかかわらず, 亜硝酸型ハイドロカルマイト混入ポリマーセメントモルタルの強さ,
コンクリート工学年次論文集 Vol.29
報告 PC タンクのひび割れ防止 足立真康 *1 冨板良史 *2 堅田茂昌 *3 *4 大西清介 要旨 : 大型 PCタンクの側壁下端は, セメントの水和熱に起因する温度応力や収縮により, ひび割れ発生確率が高くなる場合があり, その対策として, 施工初期に発生する温度応力を小さくすることが有効である 今回, 低熱ポルトランドセメントと膨張材を併用した配合を採用することで, ひび割れを完全に防止した
*1 *2 *1 JIS A X TEM 950 TEM JIS Development and Research of the Equipment for Conversion to Harmless Substances and Recycle of Asbe
*1 *2 *1 JIS A 14812008X TEM 950 TEM 1 2 3 4 JIS Development and Research of the Equipment for Conversion to Harmless Substances and Recycle of Asbestos with Superheated Steam Part 3 An evaluation with
コンクリート工学年次論文集 Vol.29
論文再生骨材のアルカリ量の測定方法 鈴木康範 *1 近藤英彦 *2 辻幸和 *3 *4 河野広隆 要旨 : 再生骨材コンクリートのアルカリシリカ反応抑制対策として, アルカリ総量規制もあり得る その際, 再生骨材から出るアルカリ量の把握が必要となる そこで, 有姿の再生骨材を希塩酸によって溶解し, その抽出液のアルカリ金属イオンを測定する方法を検討し, 提案した この方法の精度を検証したところ, 原骨材自体からのアルカリ溶出量が少ない通常の再生骨材では,
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Bull. Nagoya Univ. Museum No. 20, 79 91, 2004 Quantitative chemical analysis of rocks with X-ray fluorescence analyzer XRF-1800 NAKAZAKI Mineko TSUBOI Motohiro KANAGAWA Kazuyo KATO Takenori SUZUKI Kazuhiro
