検査方法 :SA の分離は食塩卵黄寒天培地 血液 寒天培地を用いて分離を行い 分離株の同定は PS ラテックス栄研で選別 生化学性状をアピスタフで実施 SA に特異的な遺伝子である SAU 1) の増幅により同定した 薬剤感受性試験は 1 濃度ディスク法によりアンピシリン (ABPC) ペニシリン
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- なお とどろき
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1 11 バルク乳 個体乳検査による黄色ブドウ球菌に対する 取り組みと性状検査 1) 吉崎浩岩倉健一北村知也 要 約 黄色ブドウ球菌 (SA) による乳房炎は伝染力が強く 治療が困難で農家に対する経済損失は甚大なものがある そこで 都内全農場のバルク乳検査を定期的に行い 検査成績に基づき個体乳 分房乳検査を実施して 検査成績を還元 治療 牛のとう汰更新等の対策を行った また 個体乳および分房乳から分離された SA について性状検査を行った 1) 薬剤感受性試験 : 一部の株でアンピシリン (ABPC) ストレプトマイシン (SM) テトラサイクリン(TC) 耐性株等が認められ 検査結果に基づく治療への活用を行った 2) コアグラーゼ遺伝子型別 :A 型 9 株 C 型 88 株 D 型 6 株 E 型 15 株 F 型 56 株 G 型 1 株 H 型 13 株が確認され 同一農場で複数の遺伝子型が見られる事例もあった 複数の遺伝子型があった農場において SA が確認されなくなった牛が再び SA を確認するようになり 遺伝子型が異なる株を分離する事例があった 3) 毒素遺伝子の検出 :197 株中 29 株で毒素遺伝子の保有が確認された 4) SA に対する取り組みの効果 : バルク乳検査 個体乳および分房乳検査を実施し 検査成績還元 治療 廃用指導等の対策を実施したところ SA 菌数の大幅な減少が認められた 取り組みに伴う農場における経済効果は非常に大きいものがあると推察された また バルク乳検査により清浄であった農場が複数戸 急に SA 数が増加していたが 外部からの侵入と考えられ 1 頭の牛から複数の遺伝子型の異なる株が確認される事例もあった 今後も定期的に検査と対策を継続していくことが大切と思われた て注目されている また 近年 薬剤耐性菌の出はじめに現が大きな問題となっている 黄色ブドウ球菌 (SA) は乳房炎の重要な原因菌そこで SA による乳房炎の低減と SA の性状をであり 農家に多大な経済的損失を与えている 調べるため 都内全農場のバルク乳 個体乳およまた 本菌は伝染力が強く 感染初期はほとんどび分房乳並びに保存菌株を用いて検査を実施したが潜在性感染牛となり把握が困難であり 気がつので概要を報告する かないうちに他牛にも感染するため 感染牛の把材料および検査方法握が重要となる 症状が明確になったときには 抗菌剤等で治療しても回復が困難であり ( 難治性材料 : 都内全農家のバルク乳 1,349 検体 ( 平成乳房炎 ) 早期発見 早期対策が重要となる 2 年 9 月から平成 25 年 11 月 ) 個体乳 分房乳 SA が産生するエンテロトキシン (SE) やトキ 2,5 検体 ( 平成 21 年 4 月から平成 25 年 11 月 ) シックシンドロームトキシン (TSST-1) は公衆を用いて SA の分離を行った コアグラーゼ遺伝衛生上ならびに臨床型乳房炎に関与する因子とし子 毒素遺伝子検査については 保存菌株 197 株を用いて検査を実施した 1) 東京都農業共済組合
2 検査方法 :SA の分離は食塩卵黄寒天培地 血液 寒天培地を用いて分離を行い 分離株の同定は PS ラテックス栄研で選別 生化学性状をアピスタフで実施 SA に特異的な遺伝子である SAU 1) の増幅により同定した 薬剤感受性試験は 1 濃度ディスク法によりアンピシリン (ABPC) ペニシリン (P) ジクロキサシリン(DX) クロキサシリン (CX) セファゾリン(CEZ) セフロキシム (CXM) オキシテトラサイクリン (OTC) ゲンタマイシン (GM) カナマイシン(KM) エリスロマイシン (EM) ネオマイシン (N) ストレプトマイシン (SM) の 12 種類の薬剤について実施した 毒素遺伝子は SEA SEB SEC SED SEE SEG SEH SEI SEJ SEK SEL SEM SEN SEO 2) SEP SEQ SER TSSI の 18 種類について PCR 法にて実施した コアグラーゼ遺伝子型別は A ~ H 型について PCR 法 3) PCR-RFLP 法 3) にて実施した SA 検査の仕組み SA 検査の仕組みは SA 感染牛が存在する農家を早期発見するため 四半期ごとにバルク乳検査を実施した バルク乳から SA が確認された農家の中から個体乳検査農家を選定し 個体乳 分房乳検査を行い 感染牛の早期発見を行うとともに分離 SA 株ごとに薬剤感受性試験を実施し 結果を還元し 獣医師による治療 搾乳衛生指導等の対策を実施した また 農家 獣医師より乳房炎検査の依頼があった場合も個体乳 分房乳検査を行い検査結果の還元と治療も含む対策を行った これらのことは 家保と都関係機関 獣医師 農家との連携により行われた ( 図 1) 農家では SA 感染牛の把握により 隔離 他牛への感染予防 計画的な淘汰更新等を行った 四半期毎バルク乳検査 結果還元 対策 感染農家の早期発見 個体乳検査農家選定改善意欲のある農家 繰り返しSAが確認される農家急にSA 菌数が増えた農家 SA 菌数の多い農家 個体乳 分房乳検査結果還元 対策感染牛の早期発見薬剤感受性試験 : 治療への対応 乳房炎疑い ( 農家 獣医師 ) ( 頭 ) 結 1 SA の感染状況本取組み前の平成 2 年のバルク乳検査では都内検査農家全体の約 7 割の農家で SA が確認され 中には非常に多くの SA 菌数が確認される農家もあった ( 図 2) また 取組み初期の平成 21 年 4 月の個体乳検査では 農家によって半数以上の牛が SA に感染している状況がみられた ( 図 3) 2 薬剤感受性試験成績薬剤感受性試験成績は一部の株でストレプトマイシン (SM) 耐性株 テトラサイクリン (TC) 耐性株 アンピシリン (ABPC) 耐性株等が認められ 果 家保 図 1 SA 検査の仕組み 各農家のハ ルク乳 SA 検出数 連携 都関係機関 採材 還元 SA 等検査成績獣医師薬剤感受性成績治療農家状 況 把 握隔離 搾乳衛生 感染防止治療 淘汰更新等対応 図 2 SA バルク乳感染状況 (H2) 陰性 陽性 A 農家 B 農家 C 農家 D 農家 E 農家 F 農家 図 3 SA 個体乳感染状況 (H21.4) - 5 -
3 353 株 図 4 各種薬剤耐性菌株数 H:13(6.6%) A:9(4.6%) G:1(5.1%) F:56(28.4%) C:88(44.7%) 197 株 E:15(7.6%) D:6(3.%) 戸 1 種類 2 種類 3 種類 図 6 各農家のコアク ラーセ 型別の保有状況 図 5 SA コアグラーゼ遺伝子型別 個体乳検査 H 牛 A 1 H 牛 B 2 H 牛 C 3 C 牛 D 4 H 牛 E 5 H 牛 F 6 H 牛 G 7 H 牛 H 8 F 牛 Ⅰ 9 F 牛 J 1 H 牛 K 11 H 牛 L 12 H 牛 M 牛 N 牛 O 牛 P 牛 Q 牛 R 牛 S H H ハ ルク乳検査 H C 14 C H H23.9 廃用 H23.1 廃用 H23.9 完治 H23.9 廃用 H23.5 廃用 : 導入牛 H F H H24.3 完治 H H C H23.5 廃用 H H24.1 死亡 17 C H23.9 完治 H23.9 廃用 18 H 19 C H H C 21 C H24.1 廃用 H25.4 完治 22 C 23 C H 図 7 A 農家 SA 対策事例
4 HH CHHH H F F H H HCC F C CHCCC C C 図 8 A 農場 SA コアグラーゼ遺伝子型別 (PCR) HH CHHH H F F H H HCC F C CHCCC HH CHHH H F F H H HCC F C CHCCC C C C C 表 1 SA 改善事例 ( ハ ルク乳 ) 表 2 SA 侵入事例 ( ハ ルク乳 ) B 農家 C 農家 D 農家 E 農家 F 農家 G 農家 H 農家 H H H H H H H H H H H H H H Ⅰ 農家 J 農家 K 農家 検出なし 検出なし 検出なし H H H 割強の農家は 5 年間 SA の侵入なし 図 9 A 農場 SAコアグラーゼ遺伝子型別 (PCR-RFLP) た ( 図 4) 検査結果に基づき獣医師の治療に活用した 3 コアグラーゼ遺伝子型別コアグラーゼ遺伝子型別では 197 株中 A 型 9 株 C 型 88 株 D 型 6 株 E 型 15 株 F 型 56 株 G 型 1 株 H 型 13 株が確認され C 型および F 型の割合が多かった ( 図 5) 多くの農家では 1 種類の遺伝子型だけであったが 同一農家で複数の遺伝子型が見られる事例もあった ( 図 6) 4 SA 対策事例コアグラーゼ遺伝子型が H 型 C 型 F 型の 3 種類確認された A 農家での SA 対策事例を図 7に示した もともと A 農家ではバルク乳検査で SA は確認されていなかったが 平成 23 年 1 月の検査時に SA が 32CFU/ml 確認されたため 同年 2 月に個体乳検査を実施した 個体乳検査では 12 頭の牛が SA に感染していることが確認された そこで治療 廃用等を組み合わせた対策を行ったところ平成 23 年 7 月および 1 月のバルク乳検査で SA 菌数は減少していった しかし 平成 24 年 7 月のバルク乳検査では再び増えていた その後の個体乳検査では SA が確認されなくなっていた牛も再び SA が確認される事例があった 分離された SA のコアグラーゼ遺伝子型を調べた結果 治療前の牛から分離された SA は H 型の株であっ 表 3 清浄農家での新たな SA 感染の確認 対応事例 事例 1 事例 2 バルク乳検査分房乳検査 SA 増加確認診療時乳房炎確認 検査依頼個体乳検査 2 頭 3 分房 SA 確認 (1 頭 A 県導入牛 ) 17 頭中 4 頭 SA 確認うち1 頭 2 分房で毒素遺伝子保有確認 (2 頭 A 県導入牛 ) ( SEC/SEG/SEI/SEL/tst 5 種 ) 分房乳検査分房乳検査 SA 保有牛うち4 分房 SA 確認同居牛全頭全房乳 (56 分房 ) SA 保有牛 : 隔離 治療等対応 SA 検査 陰性確認 ( 広がりなし ) SA 保有牛 : 隔離 治療等対応事例 3 B 県より妊娠牛 ( 経産 ) 導入 (2ケ月前) 導入 1ケ月後分娩 搾乳時乳房炎確認 検査依頼分房乳検査 1 頭 2 分房 SA 確認生化学性状及びコアク ラーセ 遺伝子型 (C F 型 ) の異なる株確認 同時に2 種類の異なる株の侵入 SA 保有牛 : 隔離 治療等対応 たものが 治療後には一時期分離されなくなり その後再び分離された SA の遺伝子型を調べた結果 C 型の株であることが判明した 新たな牛にも SA が確認され コアグラーゼ遺伝子型は C 型の株であった コアグラーゼ遺伝子型を時系列で見ると 当初は H 型の株が多かったが 後のほうでは C 型の株が増えていた ( 図 7 8 9) 新たに SA が確認された牛についても治療 廃用等を組み合わせた対策を実施し 平成 25 年 7 月以降バルク乳検査で SA は確認されなくなった このようにバルク乳検査で SA 菌数の多い農家の個体乳 分房乳検査を実施して SA の低減に努めてきた 5 SA 清浄化事例 新たに SA が確認された事例バルク乳検査で SA 数の多い農家について個体乳 分房乳検査を実施して搾乳衛生 治療 廃用指導等を実施し SA の低減につとめてきた 比較的短期間で清浄化された農家では いずれも
5 非保有 : 168 (85.3%) 保有 :29(14.7%) SEC/SEL : 1 ( 株数 ) SEG/SEO/SEM/SEN : 2 SEG/SEI/SEO/SEN : 2 SEA/SEH/SEK/SEQ : 6 SEC/SEG/SEL/tst : 1 SEC/SEG/SEI/SEL/tst : 2 SEO : 2 SEG/SEI/SEN : 3 SEI : 6 SEI/SEN : 4 SEA/SHB/SEC/SED/SEE SEG/SEH/SEI/SEJ/SEK/SEL SEM/SEN/SEO/SEP/SEQ/SER TSSI/FemA/Fem B 197 株 :2 種類の遺伝子延べ 396 項目 毒素遺伝子保有株 : 毒素産生 耐熱性毒素 図 1 SA 毒素遺伝子保有状況 戸 取組前 H2.9 SA 検出農家戸数 (1 CFU/ml 以上 ) 取組後 H25.11 取組前 H2.9 SA 総検出数 取組後 H25.11 取組前 H2.9 取組後 H25.11 SA 平均検出数 SA 感染牛を早期に廃用としていた ( 表 1) 一方 もともと SA が検出されなかった農家で 急に SA 菌数が増えたところもあり ( 表 2) このような農家についても個体乳 分房乳検査を実施して SA 低減に努めてきた また 2 割強の農家は 5 年間 SA が確認されなかった 清浄農家で新たに SA が確認されたため対応した3 事例について表 3にまとめた 事例 1では バルク乳検査で SA が増加したため全頭検査を実施した結果 17 頭中 4 頭の牛から SA が分離された ( 内 2 頭は他県導入牛 ) 4 頭の分房乳検査を行い SA に感染している4 分房を確認し 隔離 治療等の対応を実施した 事例 2 では獣医師が診療時に乳房炎を確認し 分房乳検査を依頼されたため 実施したところ 2 頭 3 分房から SA が分離され うち 1 頭 2 分房で 5 種類の毒素遺伝子を持つ SA が確認された 本事例では 同居牛全頭全分房 (56 分房 ) の検査を行い 陰性 ( 広がりのないこと ) を確認し SA 保有牛の隔離 治療等対応をおこなった 事例 3 では他県より導入された妊娠牛 ( 経産 ) が 導入 1ケ月後に分娩し その後乳房炎に罹患したため 分房乳検査を実施したところ 1 頭 2 分房で SA が確認された 各分房から分離された SA は生化学性状及びコアグラーゼ型別が異なっており 2 種類の異なる菌株が同一牛の別々の分房に同時に感染したことが示唆された 図 11 SA 取り組みによる効果 表 4 SA 取り組みによる経済効果 乳代損失 : 8,kg.1 9 円 1 頭 = 72, 円治療時損失 : 4kg 1 日 9 円 8 頭 = 288, 円廃用時損失 : {8,kg(1 産 ) 9 円 -54, 円 ( えさ代 )} 2 頭 = 432, 円治療経費 : 15, 円 1 頭 = 15, 円 特殊疾病対策事業 ( 都単独事業 ) 培地等経費 :457, 円 / 年人 件 費 :5, 円 / 年 957, 円 / 年 957 万円 /1 年 25 戸低減 41.5 倍 1,59, 円 / 年 / 戸 3,975 万円 / 年 /25 戸 経済効果 3 億 9,75 万円 /1 年 /25 戸 6 毒素遺伝子の検出保存菌株 197 株中 SEC/SEL 保有株 2 株 (2 戸 ) SEG/SEO/SEM/SEN 保有株 2 株 (1 戸 ) SEG/SEI/ SEO/SEN 保有株 2 株 (1 戸 ) はじめ 合計 29 株で毒素遺伝子の保有が確認された ( 図 1) 7 SA に対する取組み前後の比較バルク乳等で SA が確認された農家に対して個体乳 バルク乳検査を実施し 対策を行ってきたところ 取組み前の平成 2 年 9 月にバルク乳中の SA 検出数が 1CFU/ ml 以上の農家は 17 戸であったものが 取組み後の平成 25 年 11 月には 3 戸と減少していた 取り組み中に数値が増えて対策をおこなった農家を含め実際は約 3 戸に対応してきた また SA 検出平均数 SA 総検出数についても取組み前に比較して大幅な減少が見ら
6 れた ( 図 1 1 ) 8 SA に対する取り組みによる経済効果 SA に対する取り組みによる経済効果は 1 戸当たり 1 頭の SA 感染牛を改善したと仮定すると乳代損失 治療時損失 廃用時損失 治療経費等を合わせて 1 戸当たり年間 159 万円ほど経済効果があると試算される これを都内の 25 戸の農場に対して行ったと仮定すると 年間 3,975 万円ほどの経済効果が期待される さらに本対策を継続していくことにより SA の低減により生じる経済効果は継続されると考えられる 仮に 1 年間 SAの低減状況が継続できたとすると 3 億 975 万円もの経済効果が試算される 一方 必要経費は 培地等経費 人件費等で年間 95 万 7 千円かかるとして 1 年で 957 万円に留まり 費用対効果は 41.5 倍と試算された ( 表 4) まとめ及び考察 SA は平成 2 年のバルク乳検査では 7 割ほどの農家で確認され都内農家に広範に入っていることが判明した バルク乳検査で SA が確認された農家で平成 21 年に個体乳検査を実施したところ 農家によっては半数以上の乳牛が SA に感染している状況で対策が必要であった SA はいったん農家に侵入すると感染力が強く 難治性であるため 飼養牛に広く広がってしまう バルク乳検査によるモニタリングと個体乳検査の取り組みにより 農家の SA に対する意識も高まり 個々の牛の搾乳衛生 治療 廃用等の対策が取りやすくなった SA による乳房炎は難治性ではあるが 感染初期であれば 治療効果はあると思われた 症状が進んでいる場合は廃用による対策が有効と考えられた 薬剤感受性試験成績では 多くの薬剤に感受性であったが 一部薬剤耐性の株もあった 成績還元で獣医師に活用してもらった コアグラーゼ遺伝子型は多くの農家では 1 種類だけであったが 1 農家で複数の種類のコアグ ラーゼ遺伝子型が確認された事例があり 複数の株が侵入していた可能性も考えられる 複数のコアグラーゼ遺伝子型が認められた農家における SA の取組み事例で 当初はコアグラーゼ遺伝子型が H 型の株が分離されていたが 治療後いったん分離されなくなり その後 C 型の株が分離される事例があった これは H 型の株が治療によりなくなった後に 他の牛が保有していた C 型の株に再感染したものと推察された SA による乳房炎が難治性といわれる理由として SA が乳腺内に微細膿瘍を形成するようになり 治療しても薬剤が到達せず難治性となる 8) こと以外にも SA の再感染による乳房炎も含まれている可能性が示唆された SA は感染力が強いため一度侵入すると次々に牛に広がり さらに再感染する可能性もあるので SA 感染牛の把握とともに搾乳衛生が非常に重要と思われた また 導入牛から複数の種類の SA 株が分離される事例もあり 1 頭の導入牛が複数の種類の SA を持ち込んでしまう可能性もあると考えられた 毒素遺伝子保有株は比較的少なかったが 公衆衛生上問題も生ずるので今後も SA を低減することが必要である SA に対するバルク乳 個体乳検査の継続的な取り組みで大幅な改善効果を認めることができた SA 低減による費用対効果は非常に大きいと推察される SA の早期発見 早期対策が経営改善につながると思われた 一方 清浄な農家等への新たな SA 侵入も確認された このような場合は早期発見 早期対策をとることが広がりを防ぎ 経済的損失を防ぐことができると思われる 今後も 複数の培地による定期的なバルク乳検査によるモニタリング 個体乳検査による現状把握 都関係機関 団体 獣医師と連携した対策の継続が必要と思われる 引用文献 1) Hata,E.,Katsuda,K,Kobayashi,H.,Ogawa, T,Endo,T.and Eguchi,M.:Characteristics
7 and epidemiologic genotyping of Staphylococcus aureus isolates from bovine mastitic milk in Hokkaido,Japan. J.met.Med.sci,68, (26) 2) 秦英司ほか :Staphylococcus aureus による牛乳房炎 家畜衛生研修会抄録 ( 病性鑑定 : 細菌部門 ) 第 26 号 (22) 3) Hookey,J,V.,et al.:molecular Typing of Staphylococcus aureus Based on PCR Restriction Fragment Length Polymorphism and DNA Sequence Analysis of the Coagulase Gene,J.Clin. Microbiol,36, (1998) 8) PHILPOT WN :Mastitis Management 1-72 Babson Bros.co.(1978)
現在 乳房炎治療においては 図 3に示す多くの系統の抗菌剤が使用されている 治療では最も適正と思われる薬剤を選択して処方しても 菌種によっては耐性を示したり 一度治癒してもすぐに再発することがある 特に環境性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌の場合はその傾向があり 完治しない場合は盲乳処置や牛を廃用にせざるを
2 乳房炎の新たな治療薬剤への対応 中央家畜保健衛生所 平田圭子 山田均 青山達也 乳房炎が酪農経営へ及ぼすマイナス面 1 乳量の減少 2 治療費の発生 3 淘汰による乳牛改良の遅れ 4 治療や搾乳時間に要する労働時間とそれに伴う精神的ダメージ 対策 罹患分房の特定 原因菌の早期同定 適正な薬剤の使用による治療 図 1 乳房炎が酪農経営へ及ぼすマイナス面と対策 Ⅰ はじめに 乳房炎は酪農経営において最も重要な
概要 (2006 年 1 2 3 月分 ) 本サーベイランスは 参加医療機関において血液および髄液から分離された各種細菌の検出状況や薬剤感受性パターンの動 向を把握するとともに 新たな耐性菌の早期検出等を目的とする これらのデータを経時的に解析し臨床の現場に還元することによって 抗菌薬の安全で有効な使用方法や院内感染制御における具体的かつ確実な情報を提供する 検体 2005 年 2006 年 10~12
概要 (2004 年分 ) 本サーベイランスは 参加医療機関において血液および髄液から分離された各種細菌の検出状況や薬剤感受性パターンの動向を把握するとともに 新たな耐性菌の早期検出等を目的とする これらのデータを経時的に解析し臨床の現場に還元することによって 抗菌薬の安全で有効な使用方法や院内感染制御における具体的かつ確実な情報を提供する 検体 ( ) 内は施設数 2002 年 2003 年 2004
学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of ot
学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of other disea s e a f f e c t e d b y cellular immune depression.
戻し堆肥の敷料利用による乳房炎予防効果 西部家畜保健衛生所 三好里美 中嶋哲治 光野貴文はじめに大腸菌性乳房炎を予防するために 敷料として戻し堆肥を利用することにより 抗菌効果が期待できることが知られている 1)2) 昨年の基礎調査の結果 堆肥化処理 10 日目以降で堆肥中の大腸菌群は消失し 大腸菌に対する抗菌効果が認められることを確認した 3) そこで この効果を現場段階で乳房炎対策に活用し 大腸菌性乳房炎多発農場
埼玉県調査研究成績報告書 ( 家畜保健衛生業績発表集録 ) 第 55 報 ( 平成 25 年度 ) 11 牛呼吸器病由来 Mannheimia haemolytica 株の性状調査 および同定法に関する一考察 中央家畜保健衛生所 荒井理恵 Ⅰ はじめに Mannheimia haemolytica
11 牛呼吸器病由来 Mannheimia haemolytica 株の性状調査 および同定法に関する一考察 中央家畜保健衛生所 荒井理恵 Ⅰ はじめに Mannheimia haemolytica は牛呼吸器病の主要な原因菌であり 時に成牛の死亡も引き起こすことから重要視される病原体である 本菌はパスツレラ科に属するグラム陰性短桿菌であり 莢膜の抗原性により 現在 12 種類の血清型に分類されている
化学療法2005.ppt
1. ( 2. 3. 4. 1) β- 2) 3) : 5. T. Nakazawa 1 MIC MBC, MRSA MSSA, VRE T. Nakazawa compromised host MRSA T. Nakazawa 肺炎気管支炎 胃炎腸炎 結核 図1. 日本における主な死亡原因の変遷 女 PC: ペニシリン CP: クロラムフェニコール TC: テトラサイクリン SM: ストレプトマイシン
2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ
2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメリカ臨床検査標準委員会 :Clinical and Laboratory Standards Institute
検査の重要性 分娩前後は 乳房炎リスクが高まる時期 乾乳軟膏の効果が低下する分娩前後は 乳房炎感染のリスクが高まる時期です この時期をどう乗り越えるかが 乳房炎になるかどうか重要なポイントです 乾乳期に分娩前乳房炎検査を実施して 乳房炎の有無を確認 治療を行い泌乳期に備えます 分娩前後いかに乗り切る
分娩前乳房炎検査とは 泌乳期における 乳房炎罹患による生産量の損失を防ぐための早期発見 早期治療法 分娩予定日の 7~10 日前に乾乳牛から乳汁を搾取し PL テストを行い 乳房炎の罹患を確認し 早期発見早期治療を行うというもの 7~10 日前の乳汁性状は 正常であれば 水あめ状や練乳状になります 初乳状や 牛乳状 水状であれば異常と判断し PL テストを行い判定します PL テストでは凝集反応のみで判定し
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第 4 回ひびき臨床微生物シンポジュウム June 24,27, 港ハウス 感受性検査を読む ( 同定検査結果確認やスクリーニング検査と捉えて ) ( 株 ) キューリン小林とも子 キューリン微生物検査課 塗抹鏡検グラム染色 分離培養検査血液 BTB, エッグーヨーク 報告書作成結果承認 同定検査 VITEK TSI,LIM クリスタル NF 薬剤感受性検査 MIC2 ディスク法 薬剤感受性結果 (
<4D F736F F D AAE90AC94C B835794D48D8682C882B5816A915395B68CB48D652E646F63>
管内酪農場における牛白血病対策の取り組み 県央家畜保健衛生所 大屋祥子 浅川祐二 荒木尚登 石原凡子 亀井勝浩 和泉屋公一 はじめに 牛白血病は 地方病性牛白血病 (EBL) と散発性牛白血病に分類される牛の届出伝染病である 散発性牛白血病の発生原因は未だに不明であるが EBLは牛白血病ウイルス (BLV) 感染により引き起こされる 1) BLVは牛のリンパ球に感染し 抗体が産生された後も排除されず
耐性菌届出基準
37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ
目 次 1. はじめに 1 2. 組成および性状 2 3. 効能 効果 2 4. 特徴 2 5. 使用方法 2 6. 即時効果 持続効果および累積効果 3 7. 抗菌スペクトル 5 サラヤ株式会社スクラビイン S4% 液製品情報 2/ PDF
サラヤ株式会社スクラビイン S4% 液製品情報 1/8 52-0198-01-4PDF 目 次 1. はじめに 1 2. 組成および性状 2 3. 効能 効果 2 4. 特徴 2 5. 使用方法 2 6. 即時効果 持続効果および累積効果 3 7. 抗菌スペクトル 5 サラヤ株式会社スクラビイン S4% 液製品情報 2/8 52-0198-01-4PDF 1. はじめに 医療関連感染の原因となる微生物の多くは
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4. 農場巡回における長靴等の消毒効果 奈良県家畜保健衛生所業務第 課 岡本美奈子藤井規男 要約農場立入時の長靴等の消毒効果を調査するとともに改善方法を検討した 現状では 作業直後の長靴裏面の一般細菌数は.7 0 CFU/cm 水洗による菌数の対数減少値( 以下 LRV)0.86 逆性石けん液への長靴踏み込みによる LRV は 0.9 で充な効果は得られていない その後の車載消毒槽への浸漬で使用前のレベルまで菌数は下がるが
はじめに
LAMP 法を用いたウェルシュ菌エンテロトキシン遺伝子検出の検討 佐藤秀美 Development of detection of Clostridium perfringens enterotoxin gene using the LAMP assey Hidemi Sato はじめにウェルシュ菌による食中毒は, 大量に調理された食品を原因とすることが多く, しばしば大規模になるため, 原因物質の迅速な検出と判断が求められている.
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家庭飼育動物由来耐性菌の現状 鳥取大学獣医内科学教室 原田和記 本日の講演内容 国内の家庭飼育動物臨床の現状 家庭飼育動物 ( 犬 ) の指標菌の薬剤耐性率 家庭飼育動物の病原菌の薬剤耐性率 家庭飼育動物における注視すべき多剤耐性菌 2 国内の家庭飼育動物臨床の現状 3 近年の動物の飼育頭数 アニコム家庭どうぶつ白書 2016 犬 猫に対する動物用抗菌薬の販売量 (kg) 合計 7071 kg (
染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります
2015 年 3 月 4 日放送 淋菌 クラミジア感染症の現状と問題点 産業医科大学泌尿器科講師濵砂良一主な性感染症淋菌感染症およびクラミジア感染症は 性感染症の一つであり 性感染症のなかで最も頻度の高い疾患です 性感染症とは 主に性的な行為によって病原体が感染する疾患であり この淋菌 クラミジア感染症の他に 梅毒 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ HIV 感染症など数多くの疾患が含まれます これらの疾患の一部は
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9 管内二農場における牛ウイルス性下痢 粘膜病対策の検討 湘南家畜保健衛生所 松本哲阿部美樹 小嶋信雄稲垣靖子 はじめに 牛ウイルス性下痢 粘膜病 ( 以下 BVD-MD) は 牛ウイルス性下痢ウイルス ( 以下 BVDウイルス ) によって引き起こされる BVDウイルスはフラビウイルス科ペスチウイルス属のウイルス で 遺伝子型は 1 型と 2 型があり 近年では 2 型の発生事例が増加している [1,2]
公開情報 2016 年 1 月 ~12 月年報 院内感染対策サーベイランス集中治療室部門 3. 感染症発生率感染症発生件数の合計は 981 件であった 人工呼吸器関連肺炎の発生率が 1.5 件 / 1,000 患者 日 (499 件 ) と最も多く 次いでカテーテル関連血流感染症が 0.8 件 /
公開情報 2016 年 1 月 ~12 月年報 院内感染対策サーベイランス集中治療室部門 集中治療室(ICU) 部門におけるサーベイランスの概要と目的 本サーベイランスの目的は 集中治療室 (Intensive Care Unit : ICU) における人工呼吸器関連肺炎 尿路感染症 カテーテル関連血流感染症の発生状況 * を明らかにすることである 集計対象医療機関の各感染症発生率を 1,000 患者
2. マイコフ ラス マ性中耳炎子牛の中耳炎原因の 70% 以上は マイコフ ラス マ ホ ヒ スである 3 から 6 週令に発症が多く 3 ヶ月令以上には少ない 中耳炎発症の疫学として 殺菌不十分な廃棄乳の利用 バケツによる がぶ飲み哺乳 による誤嚥 ( 食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと
1. マイコフ ラス マ性肺炎 農場管理 2017 年 3 月 23 日作成マイコフ ラス マ性疾患の衛生管理 子牛のマイコフ ラス マ性肺炎の原因菌としては Mycoplasma bovis, M.dispar, M.bovirhinis が知られている 特に病原性が高いのは Mycoplasma bovis( ホ ヒ ス ) であり 乳牛のマイコ性乳房炎や肺炎 関節炎 中耳炎なども引き 起こす病原菌である
マイコプラズマについて
マイコプラズマの種類と感染について 北海道根室家畜保健衛生所 内藤友子 1 マイコプラズマとは 細菌 ウイルス 原虫 サルモネラ 大腸菌 ブドウ球菌 など マイコプラズマ ロタウイルス 牛白血病ウイルス コロナウイルス など 細菌の一種 コクシジウム クリプトスポリジウム など でもちょっと違う 2 マイコプラズマとは 一般細菌 細胞壁 細胞膜 マイコプラズマ 細胞壁がない! 小さい! 形を変えられる!
PowerPoint プレゼンテーション
平成 26 年度家畜感染症学会アンケート事業調査報告 乳牛における乳房炎の診断 治療 予防に関する全国アンケート調査 ( 第 2 回 ) 菊 佳男 ( 家畜感染症学会事務局 ) 国立研究開発法人農業 食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所 e-mail: [email protected] The Society of Farm Animal in Infectious Diseases 調査目的
topics vol.82 犬膿皮症に対する抗菌剤治療 鳥取大学農学部共同獣医学科獣医内科学教室准教授原田和記 抗菌薬が必要となるのは 当然ながら細菌感染症の治療時である 伴侶動物における皮膚の細菌感染症には様々なものが知られているが 国内では犬膿皮症が圧倒的に多い 本疾患は 表面性膿皮症 表在性膿
topics vol.82 犬膿皮症に対する抗菌剤治療 鳥取大学農学部共同獣医学科獣医内科学教室准教授原田和記 抗菌薬が必要となるのは 当然ながら細菌感染症の治療時である 伴侶動物における皮膚の細菌感染症には様々なものが知られているが 国内では犬膿皮症が圧倒的に多い 本疾患は 表面性膿皮症 表在性膿皮症及び深在性膿皮症の3つに大別されることが多く 抗菌薬の全身療法が一般に必要となるのは 後二者 表在性膿皮症及び深在性膿皮症である
よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎
2014 年 7 月 9 日放送 薬剤耐性菌の動向と最近の CLSI 標準法の変更点 順天堂大学 臨床検査部係長 三澤 成毅 薬剤耐性菌の動向まず 薬剤耐性菌の動向についてお話しします 薬剤耐性菌の歴史は 1940 年代に抗菌薬の第一号としてペニシリンが臨床応用された頃から始まったと言えます 以来 新しい抗菌薬の開発 導入と これに対する薬剤耐性菌の出現が繰り返され 今日に至っています 薬剤耐性菌の近年の特徴は
る 飼料は市販の配合飼料を使用している 発生場所である肥育豚舎エリアの見取り図を図 1に示した 今回死亡豚が発生したのは肥育舎 Aと肥育舎 Dで 他の豚舎では発生していないとの事であった 今回病性鑑定した豚は黒く塗りつぶした豚房で飼育されていた なお この時点では死亡例は本場産の豚のみで発生しており
豚胸膜肺炎による肥育豚の死亡例 県央家畜保健衛生所 山本禎齋藤匡人 石原凡子 荒木尚登 吉田昌司 はじめに 豚胸膜肺炎は Actinobacillus pleuropneumoniae( 以下 App) を原因菌とする呼吸器病であり 病態は甚急性から慢性型に区分される いずれの場合も 肥育豚の死亡の他 複合感染等による病性の悪化や 発育不良等を引き起こす等 肥育豚生産において大きな経済的被害を及ぼす疾病である
Ⅰ 滋賀県感染症発生動向調査事業の概要
Ⅲ 病原体情報 1. 滋賀県における三類感染症の検出状況 (2014 年 ) 2014 年は 細菌性赤痢感染者 1 名および腸管出血性大腸菌感染者延べ 88 名の発生があった (1) 細菌性赤痢感染症ア疫学情報 2014 年 11 月に 1 名の細菌性赤痢感染者が発生した 感染者はアジア方面への渡航歴があり 症状は下痢 腹痛および血便が認められた イ分離菌株の性状患者由来の分離菌株は Shigella
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黒毛和種における牛白血病ウイルスの母子感染状況およびまん延防止対策の検討 中央家畜保健衛生所 山下将哉 大城守 津波修 野中克治 地方病型牛白血病は 牛白血病ウイルス ( 以下 BL V) に起因する致死性のリンパ肉腫で 発症率は 5 % 以下といわれている しかし近年 沖縄県を含め全国的に発生件数が増加傾向にあり 感染拡大が懸念されている ( 図 1 ) 地方病型牛白血病 (EBL) < 原因 >
「薬剤耐性菌判定基準」 改定内容
Ver.3.1 Ver.3.2 改訂内容 (2019 年 1 月 ) 改訂対象改訂前改訂後 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) ペニシリン耐性肺炎球菌 (PRSP) 多剤耐性緑膿菌 (MDRP) 多剤耐性アシネトバクター属 (MDRA) 概要 MPIPC が R の Staphylococcus aureus ( または CFX がディスク拡散法で R ) または選択培地で MRSA と確認された菌微量液体希釈法の基準
抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性
2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
浜松地区における耐性菌調査の報告
平成 28 年度浜松地区感染対策地域連携を考える会 2017 年 2 月 22 日 浜松地区 耐性菌サーベイランス報告 浜松医科大学医学部附属病院 感染対策室 概要 平成 19 年 4 月に施行された改正医療法により すべての医療機関において管理者の責任の下で院内感染対策のための体制の確保が義務化されました 本サーベイランスは 静岡県浜松地区 ( 浜松市 湖西市 ) における薬剤耐性菌の分離状況や薬剤感受性の状況を調査し
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
0001 ......
ツリヌス菌などがあります 食中毒では感染原因となる微生物の検出は重要であす ①感染型食中毒 サルモネラ カンピロバクターなど 細菌に汚染された食品を口にすることで 生きた菌自 らが食中毒を引き起こすもので 腸管にたどり着いた菌が腸管内でさらに増殖し 腸管組織に 侵入し 組織を壊し 炎症を起こします このため 腹痛や下痢などの症状を引き起こし ひ どい場合には血便が起こります ②感染 生体内毒素型食中毒
◎ 腸管出血性大腸菌 (EHEC/VTEC)による感染症の発生動向について
堺市における腸管出血性大腸菌 (EHEC) による感染症の発生動向 - 平成 27(2015) 年度 - 下迫純子 杉本光伸 福田弘美 岩崎直昭 木村友美 横田正春 小林和夫 要旨堺市内における平成 27 年度の腸管出血性大腸菌 (EHEC) 感染症の発生状況は 13 事例 感染者 20 名であった 12 名が下痢 腹痛等を呈し 8 名は無症状病原体保有者であった 溶血性尿毒症症候群 (HUS) を発症した者は
緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾
2 緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患 赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科
東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst
東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epstein Barr nuclear antigen 1 の変異増岡, 正太郎東邦大学 発行日 2019.03.13
第 3 節水田放牧時の牛白血病ウイルス対策 1. はじめに水田放牧のリスクの一つとして, 感染症があります 放牧場で広がりやすい牛の感染症の中でも, 牛白血病は近年わが国で非常に問題となっています この節では, 牛白血病の概要説明とともに, 水田放牧を行う際に取るべき牛白血病対策について紹介します
第 3 節水田放牧時の牛白血病ウイルス対策 1. はじめに水田放牧のリスクの一つとして, 感染症があります 放牧場で広がりやすい牛の感染症の中でも, 牛白血病は近年わが国で非常に問題となっています この節では, 牛白血病の概要説明とともに, 水田放牧を行う際に取るべき牛白血病対策について紹介します 2. 牛白血病について牛白血病は, 白血球の一つであるリンパ球が腫瘍化して血液や各臓器で増殖する, 牛の悪性腫瘍です
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は
12 牛白血病対策のため考案したアブ防除ジャケットの実用化試験 東青地域県民局地域農林水産部青森家畜保健衛生所 菅原健 田中慎一 齋藤豪 相馬亜耶 水島亮 林敏展 太田智恵子 森山泰穂 渡部巌 小笠原和弘 1 概要わが国では近年 牛白血病の発生が増加しているが その原因である牛白血病ウイルス (BL
12 牛白血病対策のため考案したアブ防除ジャケットの実用化試験 東青地域県民局地域農林水産部青森家畜保健衛生所 菅原健 田中慎一 齋藤豪 相馬亜耶 水島亮 林敏展 太田智恵子 森山泰穂 渡部巌 小笠原和弘 1 概要わが国では近年 牛白血病の発生が増加しているが その原因である牛白血病ウイルス (BLV) の感染防止対策として 分離飼育や分離放牧が実践されている 1)-4) しかし 地域によっては 労力不足や牛群の陽性率から生じる群編成の問題から
<4D F736F F D204E6F2E342D F28DDC91CF90AB8BDB82C982C282A282C482CC C668DDA94C5816A F315F372E646F63>
薬剤耐性菌についての Q&A 農林水産省 動物医薬品検査所 検査第二部抗生物質製剤検査室 初版 第二版 平成 21 年 11 月 24 日 平成 22 年 1 月 7 日 目 次 I. 抗菌性物質 3 1. 抗菌性物質とは? 2. 家畜における抗菌性物質の使用目的は? 3. 動物用医薬品として使われている抗菌性物質の種類を教えてください II. 薬剤耐性 ( 一般 ) 4 1. 薬剤耐性菌とは? 2.
274 コバス TaqMan48 を用いた液体培地からの抗酸菌検出 澤村卓宏 1) 森部龍一 2) 社会医療法人大雄会第二医科学研究所 1) 社会医療法人大雄会総合大雄会病院 2) [ 目的 ] 我々はコバス TaqMan48( ロシュ ダイアグノステックス ) を用いた液体培地からの抗酸菌検出に関
274 コバス TaqMan48 を用いた液体培地からの抗酸菌検出 澤村卓宏 1) 森部龍一 2) 社会医療法人大雄会第二医科学研究所 1) 社会医療法人大雄会総合大雄会病院 2) [ 目的 ] 我々はコバス TaqMan48( ロシュ ダイアグノステックス ) を用いた液体培地からの抗酸菌検出に関する基礎的検討を実施した [ 対象および方法 ] 対象はマイコアシッド ( 極東製薬工業 ) にて陽性と判定された
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2019 年 5 月 1 日放送 Clostridioides (Clostridium) difficile 感染症診療カ イト ラインのホ イント 愛知医科大学大学院臨床感染症学教授三鴨廣繁はじめに Clostridioides difficile は医療関連感染としての原因菌として最も多くみられる嫌気性菌であり 下痢症や偽膜性腸炎などの多様な C. difficile infection(cdi)
肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝
エンテカビル トーワ を服用されている方へ B 型慢性肝疾患の治療のために 監修 国立大学法人高知大学医学部消化器内科学講座 教授西原利治先生 施設名 2017 年 10 月作成 (C-1) 肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが
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ヘリコバクター ピロリ ピロリ菌 感染症について 消化器内科 藤澤 聖 1983 年に胃の粘膜からピロリ菌が発見されて以来様々な研究がなされ ピロリ菌と胃の関係や 種々の病気との関連について明らかになってきました ピロリ菌が胃に感染すると長い年月をかけて 萎縮性胃炎 腸上皮化生という状態を惹き起こし そこから大部分の胃癌が発生すると言われてい ます また胃潰瘍 十二指腸潰瘍や胃 MALT リンパ腫など胃腸疾患のみならず
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医療費等の動向 医療費を大切に 国保の医療費は 高度医療技術の進歩や疾病構造の変化 などに伴い年々増加しています このままの勢いで医療費が増え続けると 国保財政はさ らに圧迫され 保険税の値上げなどでわたしたちの負担が ますます大きくなってきます わたしたちが日頃から自分の健康管理に留意し 健康で 明るい生活を送ることが 医療費の節減や保険税負担の軽 減につながることになります 大分市の保険税と医療費の動き
プライマリーケアのためのワンポイントレクチャー「抗菌薬①」(2016年4月27日)
プライマリーケアのためのワンポイントレクチャー @ 東京医科大学病院 2016 年 4 月 27 日 ( 水 ) 抗菌薬 1 東京医科大学病院感染制御部 感染症科佐藤昭裕 感染症診療の原則 感染臓器 微生物 抗菌薬 細菌の分け方 グラム染色で染まる細菌の分け方 グラム 陽性球菌 グラム 陽性桿菌 グラム 陰性球菌 グラム 陰性桿菌 グラム陽性球菌 GPC Staphylococcus aureus
小児感染免疫第29巻第2号
7 小児感染免疫 Vol. 9 No. SE staphylococcal enterotoxintsst- toxic shock syndrome toxin-et exfoliative toxin 9 6 6.% SE 6.% TSST- 6.% ET.% SEA staphylococcal enterotoxin type A.%, ETA exfoliative toxin type
系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学
母性看護学 母性看護学 目標 Ⅰ. 母性看護の対象となる人々 関連する保健医療の仕組み 倫理的問題 人間の性と生殖のしくみについての理解を問う 1 母性看護の概念 母性看護の主な概念 a 母性の概念 母性の発達 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 母性とは (p.2 12) 公衆衛生 : 第 5 章 C リプロダクティヴ ヘルス / ライツ (p.115 130) 家族論 家族関係論
R06_01
Staphylococcus aureus (MSSA) PCG (N=118,334) 57,369 (48.5%) 判定不能 :3 (0.0%) 60,962 (51.5%) CEZ (N=143,723) I:42 (0.0%) 143,635 (99.9%) R:46 (0.0%) CVA/AMPC (N=19,281) R:14 (0.1%) 19,265 (99.9%) 判定不能 :2
リン系を選択した場合の方が優れていることが明らかとなった したがって これまでのセフェム系への偏重使用は耐性菌を助長する観点から見直すべきであり ペニシリン系の抗菌薬とバランスよく使用することが望まれる また グラム陰性菌による乳房炎については よく使用されるセフェム系抗菌剤の従来基準と今回検討した
本事業で検討したディスク法による薬剤感受性判定基準とその評価 野外データに基づく本事業で検討したディスク法の判定基準は表 2 に示した 通りである 従来のディスク判定基準 (CLSI 等 ) に基づいて治療した結果と今回 検討したディスク法の判定基準に基づいて治療した結果を比較検証した これら の結果から グラム陽性菌による乳房炎については 今回検討した基準を利用 して薬剤の選択を行った場合 従来と比較しペニシリン系の選択が適当と考えら
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衛 微 物技術協議会第 39 回研究会平成 30 年 7 5 ( 滋賀県 ) レファレンスセンター等関連会議薬剤耐性菌 担当 : 国 感染症研究所薬剤耐性研究センター鈴 和 松井真理 マルチプレックスPCRのトライアル結果について発表者 : 阪健康安全基盤研究所河原隆 先 各ブロックレファレンスセンター報告発表者 : 各ブロックレファレンスセンター担当者 平成 29 年度活動報告及び平成 30 年度活動予定発表者
302 Mod-Hodge Test および CarbaNP 法によるカルバペネマーゼ産生腸内細菌検出に関する検討 中村竜也 1) 大沼健一郎 1) 小林沙織 1) 小林泰菜 1) 楠木まり 1) 矢野美由紀 1) 中村正邦 1) 林伸英 1) 国立大学法人神戸大学医学部附属病院 1) 目的 カルバ
301 多種類の抗菌薬測定を目的に開発された微生物感受性分析装置 DPS192iX の精度検証 マイクロスキャン WalkAway96 Plus との比較 橋本優佑 1) 小松千夏 1) 於保恵 1) 草場耕二 1) 東谷孝徳 1) 太田昭一郎 1) 末岡榮三朗 1) 佐賀大学医学部附属病院 1) はじめに 2014 年 3 月 従来の装置より小型で多種類の 抗菌薬測定が可能な微生物感受性分析装置
平成 30 年東京都食中毒発生状況 ( 速報値 ) 平成 30 年 8 月 31 日現在 8 月末までの都内の食中毒の発生状況が 東京都から公表されました 昨年と比較すると 件数では 30% 増 患者数では 46% 減となっています 最近 10 年間の平均と比較すると 患者数はほぼ同じですが発生件数
平成 30 年東京都食中毒発生状況 ( 速報値 ) 平成 30 年 8 月 31 日現在 8 月末までの都内の食中毒の発生状況が 東京都から公表されました 昨年と比較すると 件数では 30% 増 では 46% 減となっています 最近 10 年間の平均と比較すると はほぼ同じですが発生件数では 34% 増で 今年は発生件数の増加が顕著になっています 特に増えているのがアニサキスによる食中毒で 110
プライマリーケアのためのワンポイントレクチャー「総論」(2017年4月12日開催)
総論 感染症診療の基本 感染制御部中村造 [email protected] お薦め図書 ( ポケット本 ) 初級者用辞書 中級者以上の必須本 Empiric therapy 用 初級者用マニュアル お薦め図書 ( 臨床の教科書 ) 物語的にまとめた本 辞書的な本 本日のポイント 1 感染症の 3 要素を押さえて診療する 2 グラム染色で菌を推定する 3 抗菌薬を勉強するにはまずは Spectrum
