インダストリー4.の ベスト パートナー 多軸ロボット Multi Axis Robot 移載作業/組立/整列と包装/半導体産業/ 光産業/自動車産業/食品産業 垂直多関節型ロボット パラレルロボット スカラ ロボット ウエハ搬送ロボット 電動グリッパ 統合型電動グリッパ ロータリー ジョイント 単

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1 リニアガイドウェイ Linear Guideway Technical Information

2 インダストリー4.の ベスト パートナー 多軸ロボット Multi Axis Robot 移載作業/組立/整列と包装/半導体産業/ 光産業/自動車産業/食品産業 垂直多関節型ロボット パラレルロボット スカラ ロボット ウエハ搬送ロボット 電動グリッパ 統合型電動グリッパ ロータリー ジョイント 単軸ロボット Single Axis Robot 精密産業/半導体産業/医療産業/ FPDガラス移送 KK, SK KS, KA KU, KE, KC ダイレクトドライブ 回転テーブル Direct Drive Rotary Table 航空産業/医療産業/自動車産業/ 工作機械/産業機械 RAB シリーズ RAS シリーズ RCV シリーズ RCH シリーズ ボールねじ リニアガイドウェイ 研削級/転造級 Super S シリーズ (高いDm-N/高速度化) Super T シリーズ (低騒音/低振動) ミニチュア精密ボールねじ 自己潤滑タイプ E2 シリーズ ナット回転式タイプ R1 シリーズ C1 タイプ 高負荷タイプ RD シリーズ ボールスプライン 精密測定機械/半導体機械/医療産業 ボールタイプ-HG4条列高負荷荷重形, EG4条列コン パクトタイプ, WE四条列幅広, MGミニ チュア, CGトルク 靜音式-QH, QE, QW幅広, QRローラタイプ RG高剛性ローラタイプ, E2無給油自己 潤滑式, PGインテリジェント, SE金属エ ンドプレート式, RC強化型 医療機器 ベアリング 医療機関/リハビリセンター/ 介護センター ロボット介助型歩行訓練機 介護入浴装置 内視鏡ホルダーロボット 工作機械/ロボット クロース ローラ ベアリング ボールねじベアリング リニア ベアリング タイプ サポート ユニット ACサーボ モータ サーボ ドライバ 回転工具 リニア ガイドウェイ技術情報 タレットのすべての種類 VDIシステム アキシャル, アキシャルオフセット, ラジアル, ラジアルセットバック, MT BMTシステム DS, NM, GW, FO, MT, OM, MS 刊行日 21年1月初版印刷 216年1月第18版印刷 Ballscrew Medical Equipment AC Servo Motor & Drive 半導体設備/パッキングマシン/ SMT/食品産業/LCD ドライバ--D1, D1-N, D2T ACサーボ モータ--5W~2W Linear Guideway Bearing Driven Tool Holders 1. HIWINはHiwin Technologies Corp. Hiwin Mikrosystem Corp. ハイウィン株式会社の登録商標です あなた の権利を保護するために 模倣品を購入することは避けてください 2. 実際の製品は 製品改良等に対応するため このカタログの仕様や写真と異なる場合があります リニア モータ Linear Motor 自動化運搬/AOI測定設備/ 精密機械/半導体設備 鉄心付サーボモータ コアレスサーボモータ シャフトモータ 平面モータ エアーベアリング プラットフォーム X-Yステージ ガントリ システム トルク モータ Torque Motor (Direct Drive Motor) 検査&テスト機器/工作機械/ロボット ロータリテーブル--TMS,TMY,TMN 水冷式シリーズ--TMRW 高回転速度水冷式シリーズ--TMRI 3. HIWINは 貿易法 および関連規則の下で制限された技術や製品を販売 輸出しません 制限されたHIWIN 製品を輸出する際には 関連する法律に従って 所管当局によって承認を受けます また 核 生物 化学 兵器やミサイルの製造または開発するために使用しません 4. HIWINの登録特許一覧表サイト Copyright HIWIN Technologies Corp.

3 リニアガイドウェイ 技術情報目次 はじめに 一般情報 リニアガイドウェイの特徴 リニアガイドウェイの選定方法 リニアガイドウェイの定格荷重 リニアガイドウェイの寿命 負荷荷重 摩擦抵抗 潤滑 レールの連接 配置方法 リニアガイドウェイの取付方法 HIWIN リニアガイドウェイの分類 HG シリーズ 4 条列高負荷荷重形ニリアガイドウェイ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology E2 タイプ無給油自己潤滑式リニアガイドウェイ PGタイプ インテリジェントリニアガイドウェイ SEタイプ 金属エンドプレート式リニアガイドウェイ RC タイプ強化型のキャップ グリース HIWIN リニアガイドウェイの選定用紙 HIWIN リニアガイドウェト工程計算表 当技術情報は予告なしに仕様等変更することがあります

4 G99TJ はじめに HIWIN リニアガイドウェイは ボールの転がり運動を利用して レールとブロックの間に挟まれる循環式ボールを用いることにより 高精度の直線運動を可能にします 従来のスライドに較べて リニアガイドウェイの摩擦係数は僅か 1/5 になります リニアガイドウェイのボールはレールとブロックの間に挟まれているため 上下左右の四方向の負荷を受けることができます これらの特徴を備えたリニアガイドウェイを精密ボールねじと組合わせることにより 精度と効率を大幅に引き上げることが可能になります 1. 一般情報 1-1 リニアガイドウェイの特徴 (1) 位置決め精度が高いリニアガイドウェイを使用すると 転がり運動になる為 摩擦係数が従来のすべり運動に比べて 1/5 になります 動摩擦係数と静摩擦係数の差も小さくなり テーブル移動時の誤差が解消され ミクロンレベルの位置決め精度が簡単に達成できます (2) 高精度が長期間維持従来のリニアスライドでは 潤滑油膜の逆流により精度に誤差が生じ また 潤滑不足による軌道の接触面の摩耗が精度に大きく影響します 転がり接触では摩耗が小さく 高精度を長期間維持することができます (3) 低駆動力で高速運動が可能リニアガイドウェイは移動時に摩擦係数が小さいため 僅かな駆動力で荷重テーブルを作動できます 特に つねに往復運動をする場合は動力が顕著に軽減されます また 摩擦熱が少ないため 高速運動に適しています (4) あらゆる方向の許容荷重が等しいリニアガイドウェイは特殊な設計のため 上下 左右いずれの方向の負荷荷重も受けることができます 従来のリニアスライドでは 接触面と同一方向の許容荷重はリニアガイドウェイより小さく 精度が低下しやすくなります (5) 取付が簡単で優れた互換性リニアガイドウェイは取付が非常に簡単で 取付面を研削又はフライスで加工し 推奨の手順に従ってレールとブロックの取付ボルトを規定トルクで締め付ければ 高精度を達成できます 従来のリニアスライドでは 軌道のきさげ仕上げに手間と時間がかかり 精度に誤差が生じた場合は きさげ仕上げを再度しなければなりません リニアガイドウェイは互換性があり ブロックまたはレールを取替えれば 高精度を維持できます (6) 潤滑が簡単従来のリニアスライドでは 潤滑が不足となると ベッド接触面が摩耗します また ベッドに適切な給油箇所を見付け 潤滑を十分に与えることは簡単ではありません リニアガイドウェイでは ブロックのニップルを通して潤滑剤を簡単に供給できます また 配管継手により自動供給システムの潤滑も可能です

5 2 G99TJ リニアガイドウェイの選定方法 使用条件の設定 応用装置 移動距離 取付けスペース 送り速度 加速度 精度 使用頻度 剛性 使用環境 荷重 寿命 シリーズの選定 HGシリーズ 研削盤 フライス盤 ボール盤 旋盤 マシニングセンタ 放電加工機 ワイヤカット加工機 精密測定機械 搬送機械 木工機器 EGシリーズ 産業自動化機器 半導体機械 レーザ形彫り機 包装機械 QE QHシリーズ.. 精密測定機械 半導体機械 産業自動化機械 レーザ形彫り機 ハイテク産業に必要な高速的 安静的 低発塵量は広く応用される事ができます WE QWシリーズ 自動化装置 搬送設備 精密測定機 半導体設備 単軸ロボット MGシリーズ プリンター ロボット 電子機械設備 半導体設備 RG QRシリーズ CNCマシニングセンタ 重切削機器 CNC 研削盤 射出成型機 精度の選定 C, H, P, SP, UPのクラスから応用装置の精度により選定する ブロックのサイズと数量を仮定 経験値による 荷重条件 もし ボールねじと一緒に使用する場合 そのボールねじの軸径と近いサイズを選ぶ 例えば ねじ軸径 32mm のボールねじの場合 リニアガイドウェイは HG35 となる ブロックの最大荷重を計算 計算例を参考に 最大荷重を計算する 選定のリニアガイドウェイの安全係数が静的安全係数より大きいことを確認する 予圧の選定 取付面の精度及び必要な剛性による 剛性の確認 必要な剛性値に合わせ 予圧 サイズ ブロック数を選定する 寿命計算 負荷荷重 送り速度 繰返し回数により寿命を計算する 寿命計算例をご参照下さい潤滑の選定 グリース潤滑の場合は グリースニップルを使用する オイル潤滑の場合は 配管継手を使用する選定完了

6 G99TJ リニアガイドウェイの定格荷重 基本静定格荷重 (1) 基本静定格荷重 (C) の定義リニアガイドウェイは 静止時または運動中に 過大な荷重か大きな衝撃荷重を受けると ボールとボール溝との接触面に部分的に永久変形が発生します この永久変形量が一定の限界を超えると リニアガイドウェイの円滑な動作に影響します 基本静定格荷重とは この永久変形の最大許容値である 一般的には 荷重の方向と大きさが一定した状態で ボールとボール溝との間に最大応力を受ける接触部において その永久変形総量がボールの直径の 1/1 になったときの静荷重と定義されています 基本静定格荷重の数値は各寸法表に記載されておりますので 適切なリニアガイドウェイを選定下さい 但し リニアガイドウェイの最大静荷重が基本静荷重を超えないようにして下さい (2) 許容静定格モーメント (M) の定義ブロック内にある最大応力を受けるボールが 上述で定義された静定格荷重に達したときに ブロックが受けるモーメントを許容静定格モーメントという 直動運動では MR, MP, MY のこの三つ方向に定義されます M R M P M Y ( ローリンク ) ( ヒ ッチンク ) ( ヨーインク ) (3) 静的安全係数リニアガイドウェイが低速もしくは低頻度に使用される場合は 静的安全係数を配慮せねばなりません 衝撃荷重を受ける場合はより大きい安全係数を採用する必要があります 表 1 静的安全係数 運転条件 f SL, f SM (min) 普通運動 1.~3. 衝撃または振動を伴う場合 3.~5. C f SL = M or fsm = P M 式 1.1 fsl : 静的安全係数 fsm : 静的安全係数 ( モーメント荷重 ) C : 基本静定格荷重 (kn) M : 許容静定格モーメント (kn m) P : 実際作用荷重 (kn) M : モーメント荷重 (kn m) 基本動定格荷重 (1) 基本動定格荷重 (C) の定義基本動定格荷重はリニアガイドウェイが荷重を受けて作動するときの寿命を計算するときに用いられます 基本動定格荷重とは荷重の方向と大きさが一定した状態で リニアガイドウェイの定格寿命が 5km( ローラタイプリニアガイドウェイの定格寿命が 1km である ) である場合の最大荷重を言います 基本動定格荷重の数値は各寸法表に記載されておりますので 適切なリニアガイドウェイを選定下さい

7 4 G99TJ リニアガイドウェイの寿命 寿命 リニアガイドウェイは 荷重を受けて作動するときに ボールとボール溝には絶えずに循環応力を受けるため いったん疲労の限界に達すると接触面に疲労摩耗が発生し フレーキング現象が起こります リニアガイドウェイの寿命は ボール及びボール溝の接触面にフレーキング現象が起こるまでの総走行距離と定義されています 定格寿命 (L) リニアガイドウェイが同じ方法で製造され 同じ運動条件下で使用された場合でも その寿命にはかなりのばらつきがあります このため リニアガイドウェイの寿命を予測するための目安として 定格寿命が用いられます 定格寿命とは 1 群の同じリニアガイドウェイを同じ条件下で使用した場合に そのうちの 9% がフレーキングを起こすことなく走行できる距離の和です 基本動定格荷重がリニアガイドウェイに実際の荷重となった場合 定格寿命は 5km となります 定格寿命の計算 (1) ガイドの寿命は実際に負荷力によって変わります ガイドの基本動定格荷重と負荷によって使用寿命が推測できます L= C 3 C 3 Roller type: P 1km= ( ( ) 62mile P L : 定格寿命 C : 基本動定格荷重 P : 実際の荷重 3 3 C Ball type: C L= 5km= ( 31mile P ) ( ) 式 1.2 P 1 ) 1 式 1.3 (2) 諸要因を考慮に入れるのであれば 定格寿命は動きの状態 溝の硬さ リニアガイドウェイの温度に影響されます その関係はそれぞれの係数として公式 1.4 公式 1.5 に表されます Ball type: L= f h f t C f w P c 3 3 f h f t C ) 5km= w c ( ( ) 1 ) f w P c 31mile L= f h f t C 3 f h f t C 3 Roller type: 1km= ( 62mile f w P c ( f w P c ) 1 式 1.4 式 1.5 L : 定格寿命 fh : 硬さ係数 C : 基本動定格荷重 ft : 温度係数 PC : 計算荷重 fw : 荷重係数 寿命に影響を及ぼす因子 (1) 硬さ係数 ( f h ) 一般的に ボールと接触している溝表面の硬さは HRC58-62 が適合です 規定の硬さに達しない場合は 許容荷重が低下し 定格寿命が短くなります 従って 基本動定格荷重と基本静定格荷重は硬さ係数を掛けて計算する必要があります 硬さ係数

8 G99TJ (2) 温度係数 ( f t ) リニアガイドウェイは 温度が 1 以上になると 定格寿命も短くなります 従って 基本動定格荷重と基本静定格荷重は温度係数を掛けて計算する必要があります 一部の部品の材質はプラスチックであるため 使用温度は 1 以下をお勧め致します Temperature 温度係数 (3) 荷重係数 ( f w ) リニアガイドウェイに作用する荷重には 装置自らの重量のほか 移動 停止時の慣性力やオーバハングに起因されるモーメント荷重 及び運動時の振動や衝撃負荷が含まれているため 評価が困難となります 従って リニアガイドウェイの荷重係数は表 2 に示す経験係数を掛けて計算する必要があります 表 2 負荷係数 負荷状況使用速度 f w 衝撃 振動を伴わない V 15 m/min 1 ~ 1.2 微小衝撃 15 m/min <V 6 m/min 1.2 ~ 1.5 普通負荷 6m/min< V 12 m/min 1.5 ~ 2. 衝撃 振動を伴う V >12 m/min 2. ~ 耐用時間 (Lh) の計算 耐用時間は送り速度と繰返し回数による寿命になります 3 C 3 3 L L h = 1 ( = P ) 5 1 Ball type: hr V e 6 V e e 6 1 C L L h = 1 ( P ) 1 1 Roller type: Lh : 耐用時間 (hr) L : 定格寿命 (km) Ve : 送り速度 (m/min) C/P : 荷重比 = hr V e 6 V e 6 式 1.6 式 負荷荷重 荷重の計算 リニアガイドウェイに作用する荷重の計算には 装置の重心位置 推力箇所及び起動停止時の慣性力など いくつかの要因が考えられます 正しい荷重値を求めるには それぞれの荷重条件を慎重に配慮する必要があります

9 6 G99TJ (1) ブロック 1 個当たりの荷重 表 3 計算例 パターン荷重の配置ブロック 1 個あたりの負荷荷重 W P 1 = + F F a + + F b 4 4 2c 2d W P 2 = + F F a + - F b 4 4 2c 2d W P 3 = + F F a - + F b 4 4 2c 2d W P 4 = + F F a - - F b 4 4 2c 2d W P 1 = + F F a + + F b 4 4 2c 2d W P 2 = + F F a + - F b 4 4 2c 2d W P 3 = + F F a - + F b 4 4 2c 2d W P 4 = + F F a - - F b 4 4 2c 2d P 1 = P 3 = W - 4 P 2 = P 4 = W + 4 F l 2d F l 2d P 1 ~ P 4 =- W h 2d + F l 2d P t3 P t1 P t2 P 1 ~ P 4 =- W h 2c - F l 2c W P t1 =P t3 = + F F k d W P t2 =P t4 = + F F k d P t4 付記 :W: 重量 Pn: 負荷 ( ラジアル 逆ラジアル ) n=1~4 a, b, k: 外力と幾何中心の距離 l: 外力とレール底の距離 F: 外力 Ptn: 負荷 ( 水平方向 )n=1~4 c: レール間の距離 d: ブロック間の距離 h: 重心とレール底の距離

10 G99TJ (2) 慣性力を伴う荷重 表 4 慣性力を伴う荷重の計算例 加速と減速を考慮 ブロック 1 個当たりの荷重 一定速度 P 1 ~P 4 = W 4 F : 駆動推力 (N) W : 物体の重量 (N) g : 重力加速度 (9.8m/sec 2 ) Pn : 負荷 ( ラジアル 逆ラジアル ) n=1~4 Vc : 速度 (m/sec) tn : 運動時間 n=1~3 c d l : 距離 速度 (m/s) 外力 移動 時間 (s) 加速 P 1 = P 3 = P 2 = P 4 = 減速 P 1 = P 3 = P 2 = P 4 = W W V 2 c l g t1 d W 4-1 W V 2 c l g t1 d W W V c l g t3 d W W V c l g t3 d 荷重が変動する場合の平均荷重の計算 リニアガイドウェイにかかる荷重が大幅に変動する場合は 変動する荷重条件を寿命計算に取り入れなければなりません 平均荷重の定義は変動荷重条件下での軸受疲れ荷重に等しい荷重とし 表 5 を用いて計算することができます 表 5 平均荷重の計算例 (P m ) 動作状況 段階的変化 平均荷重 P m = /L(P L 1 L L n ) P 2 P n P m : 平均荷重 P n : 変動荷重 L : 総走行距離 L n : P n 荷重下での走行距離 単純な変化 P m = 1/3 ( P min + 2 P max ) P m : 平均荷重 P min : 最小変動荷重 P max : 最大変動荷重 サインカーブの変化 P m =.65 P max P m : 平均荷重 P max : 最大変動荷重

11 8 G99TJ 方向の等価荷重 HIWIN リニアガイドウェイに上下方向の垂直荷重 (Ps ) と左右方向の横荷重 (Pl ) が加わった場合 下記の式を用いて等価荷重 (Pe ) を求めることができます l HG/EG/WE/QH/QE/QW/RG/QR シリーズ MG シリーズ P e = P + s P l P e = P +.5 P l when P > s P l s 式 1.8 式 1.9 when P l P e = P +.5 P s > P s l 式 定格寿命の計算例 経験値のみでなく 負荷荷重に基いて適切なリニアガイドウェイを選定しなければなりません 定格寿命は動定格荷重と負荷荷重の比率で計算されます

12 G99TJ 表 6 定格寿命の計算 リニアガイドウェイの形式装置の寸法運転条件 形式 : HGH 3 CA C : kn C : 52.19KN 予圧 : Z d : 6 mm c : 4 mm h : 2 mm l : 25 mm 物体の重量 (W) : 15KN 動作荷重 (F) : 1 kn 温度 : 通常温度荷重状態 : 通常荷重 l 外力 ブロックにおける荷重は 次式によって求められます P 1 ~P 4 =+ W x h 2d - F x l 2d = + 15 x 2-1x 25 =2.29(kN) 2x 6 2x 6 P = P ~ 2.29(kN) max 1 P 4 = Z 予圧を選定したので P c = Pmax = 2.29(kN) もし重い予圧 (ZA, AB) を選定するなら 剛性は上がるが 寿命は下がります 寿命 Lは次式によって求められます f L= h x f t x C 3 1 x 1x ( 3 x f w x P c ) 5 = ( ) x5 =3,258 (km) 2 x 摩擦抵抗 前述したように リニアガイドウェイはボールの回転運動により 一種の転がり運動をしています リニアガイドウェイの摩擦係数は従来のすべりに対して約 1/5 となります 一般的にリニアガイドウェイの摩擦系数は約.4 でシリーズにより若干異なります 基本静定格荷重より 1% 以下の負荷の場合 ボールどうしから発生する抵抗よりグリースから発生する抵抗の方が大きくなります 対照的に 1% より大きな負荷の場合 ほとんどが荷重から発生する抵抗になります エンドシールの抵抗はスペックによって変わるため その数値は各章に記載しています F = µ W+S 式 1.11 F : 摩擦抵抗 (kn) S : エンドシールの抵抗 (kn) µ : 摩擦係数 W : 垂直方向の荷重 (kn)

13 1 G99TJ 潤滑 リニアガイドウエイは適切な潤滑をしなければ 転がり部分の磨耗が増えます 長期的に使用すると寿命を短縮する主な原因になります 潤滑剤は下記の作用を提供します 転がり部の摩擦を減少する 焼付けを防止 磨耗を減少する 摺動面の間に油膜を生じる 転がり疲労の寿命を延長する 防錆の効果 グリース (GREASE) それぞれのリニアガイドウェイはリチウム系グリースが出荷前に充填されています リニアガイドウェイの取付後 1Km 或いは 3-6 ヶ月毎に給油することをお勧めいたします グリースニップルと配管を通して給脂することも可能です 一般的にグリースは送り速度が 6m/min を超えない場合か 冷却効果をあまり必要としない場合に効果的です T= 1 1 hr 式 1.12 V e 6 T : 1 時間当たりの給油回数 (hour) Ve : 速度 (m/min) オイル (OIL) オイルの粘度は 32 15cSt のものを推奨いたします スタンダードで付属されているグリースニップルをオイルの配管継手に取替えて下さい オイルはグリースより蒸発しやすいため オイルの供給が十分であるかどうかをご確認ください 潤滑不足の場合レールは異常摩耗のため寿命が短くなります 推奨の給油量は.3cm 3 /hr で 使用状況により調整してください オイルは各種の荷重や速度に使えますが 蒸発するため高温環境にはお勧めしません 1-8 レールの連接 レールの連接は図のように それぞれのレールの上面にマーキングされている矢印と番号に従って下さい 1 連接のレールは 図のように接合位置をそれぞれずらして下さい 基準側 基準側 位置をずらす

14 G99TJ 配置方法 リニアガイドウェイは上下 左右あらゆる方向の荷重を受けることができます 取付方法は設備の要求及び荷重の方向により決められます 代表的なレイアウトの例を下記に示します レール 1 本使用と取付基準側 レール 2 本使用 ( ブロック移動 ) レール 2 本使用 ( レール移動 ) 外側レール 2 本使用 内側レール 2 本使用 スペーサ スペーサ 全面固定取付 スペーサ 取付ボルトの方向が異なる HGW 形のブロック

15 12 G99TJ リニアガイドウェイの取付方法 リニアガイドウェイの取付けには 振動 衝撃力 走行精度などの設備の使用状況によって取付方法を設定します 基準側レールと調整側レール 非互換性レールを二本組み合わせた場合 基準側レールと調整側レールの違いに注意する必要があります 基準側レールの取付面精度が調整側レールより良いため ベッドに基準側レールを押し当てて取付けます 基準側レールには MA マークが表示されています ( 図の通りです ) 調整側レール HGH35C MA 基準側レール ブロックの型番製造番号追番基準側レール 機械が振動や衝撃を受け 剛性と高精度が必要とされる場合 テーブル レール押しねじ 従動側 ベッド 基準側 ブロック押しねじ レール押しねじ

16 G99TJ (1) 固定方法機械が振動や衝撃を受けると レールやブロックが変位する可能性があります これらの障害を取り除き 走り精度を高めるため下記に示す 4 つの方法を推奨します 押し板による固定 押しねじによる固定 テーパ冶具による固定 ニードルローラによる固定 (2) レールの取付手順 1 機械の取付面の汚れを全て取除いてから始めてください 2 リニアガイドウェイをベッドの上に静かに載せ レールをベッドの基準面に密着させます 油砥石 3 レールをベッドの取付面に載せて ボルトを取付穴に挿入し ねじが正しくかみ合っているか確認します 4 押しねじを順番に締めて レールと側面基準面を確実に密着させます 5 取付ボルトをトルクレンチで 規定トルクまで締付けます 6 残りのレールを同じ方法で取付けます

17 14 G99TJ (3) ブロックの取付手順 テーブルを静かにブロックの上に載せてから ブロック取付ボルトを仮締めします テーブル基準面にブロックを押し付け 押しねじを締付けてテーブルを位置決めします 基準ガイド側と従動側の取付ボルトを1~4の順に締付ければ テーブルを均等に固定することが出来ます 基準側のレールに押しねじがない場合の取付例 押しねじがない場合の従動ガイドと基準ガイドの間の平行度を確保するには 下記のレール取付けを推奨します ブロックの取付けは先に述べた通りです テーブル ブロック押しねじ 従動側 ベッド 基準側 (1) 基準ガイド側面へのレールの取付け バイスを用いるベッドの取付面にレールをはめ込みます 取付ボルトを仮締めしてから バイスを用いてベッドの側面基準面にレールを押し付け 取付ボルトを順番に規定トルクまで締付けます

18 G99TJ (2) 従動ガイド側面へのレールの取付け ストレートゲージを用いる方法ダイヤルゲージを使って 基準ガイド側レールの側面基準面に平行になるように レールの間にス卜レートゲージをセットします ダイヤルゲージを使って従動ガイド側レールをまっすぐに合わせます 従動ガイド側レールが基準側に平行になったら レールの一方の端から順にもう一方の端まで取付ボルトを締付けます 従動側 基準側 テーブルを用いる方法基準側の 2 つのブロックをテーブルに固定します 従動側のレールとブロックのーつをベッドとテーブルに仮取付けします テーブル面に固定したダイヤルゲージスタンドを従動側のブロックの側面に接触させます レールの一方の端からもう一方の端までテーブルを移動させます 従動側のレールが基準側のレールに平行になるように調整しながら ボルトを順に締付けます 基準ガイド側にならわす方法基準ガイト側のレールを正しく締付けたら 基準ガイド側の両ブロックと従動ガイド側の 2 つのブロックの一方を完全にテーブルに固定します テーブルをレールの一方の端からもう一方の端まで移動させて もう一方の従動ガイドの取付ボルトを完全に締付けます (a) (b) (a) (b) 治具を用いる方法専用の治具を用いて従動ガイド側でのレール位置決めを行います 取付ボルトを順に規定トルクまで締め付けます 基準側 (a) 従動側 基準側 (b) 従動側

19 16 G99TJ 基準ガイド側にベッドの横突きあて面がない場合 横突きあて面がない場合に従動ガイトと基準ガイドの間の平行度を確保するには 下記のレール取付けが推奨されます テーブル ブロック押しねじ 従動側 (1) 基準ガイド側へのレールの取付け ベッド 基準側 仮基準面を用いる方法測定用プレートを用いてブロックを 2 個 密着固定します ベッドに設けられた基準面はレールを端から端まで真っ直ぐに合わせるのに用います ブロックを移動させ 取付ボルトを順に規定トルクまで締付けます ストレートゲージを用いる方法ダイヤルゲージとストレートゲージを用いてレールの側面基準面の真直度を端から端まで確認します 取付ボルトを順に規定トルクまで締付けます (2) 従動ガイド側面へのレールの取付け従動ガイド側面へのレールの取付けは 押しねじがない場合と同じです 滑軌 リニアガイドウェイに関する取付の注意事項 1. リニアガイドウェイを出荷する前に防錆油を塗布しますので 取付ける前に レールの防錆油を拭き取ってからブロックを移動します 2. 基準側と調整側の確認 : 非交換性レールを二本組み合わせた場合 基準側レールと調整側レールの違いに注從動側 HGH35C MA 意する必要があります 基準側レールの取付面精度が調整側レールより良いため ベッドに基準レールを押規格し当てて取付けます 基準側レールにはMAマークが標示されています そして ペアで使う時に 基準側レールの追番は奇数で 調整側レールの追番基準側生管號は偶数です 取付ける時にはその記号を基準滑軌號碼レールの尾号順番從動側 HGH35C MA として 順番に取付けてください [ 例 :1 基準軌代號と2はペア 3と4はベア...] 図一に示ブロックの型番規格 ( 圖一 ) すように もし一軸二本以上レールを使うの基準側レール生管號製造番号場合は 例えば : 一軸 3 本レール 尾号の順滑軌號碼追番番 1 2 3は3 本ペア :4 5 6 基準軌代號基準側レールは3 本ペア 一軸 4 本レール 尾号の順番図一 ( は4 本ペア :5 6 圖一 ) 7 8 は4 本ペア 多数レール使うの場 D G 合は上記の通りです B 3. 取付用の基準面の確認 : レールの基準面は HIWIN マークの両側にある矢印の方向が基準 HGH35C MA 側 (B): ブロックの基準面は研磨面が付いてる D G 側 (D) ( 図二のように ) B HGH35C MA 図二 ( 圖二 )

20 G99TJ レール繋ぎの場合 : リニアガイドウエイの精度を確保のために 連結の場合はレール上で表示した順番で取付けてください 繋ぎの記号は端面の上にマークしています 同じ記号のレールを繋いで下さい ( 図三のように ) 因みに二本ペアの場合 左右二本のレールの繋ぎ位置できるだけずらして下さい 繋ぎ部位の差による ( 圖三 ) 精度変化を防ぐためです ( 図四のように ) 図三 位置錯開位置をずらす基準側基準側 滑塊滑軌図四 ( 圖四 ) 5. レールを取付ける時に 必要がなければ ブロックを外さない様にして下さい もしレールからブロックを外したり 組付けしたりする必要があれば 必ずダミーレール ( 仮軸 ) をご使用ください ( 使い方は図五のよ滑塊滑軌夾軌うに ) ブロック滑塊滑軌レールダミー夾軌レール HGH35C MA 從動側 夾軌 規格 基準側 生管號滑軌號碼滑軌レール基準軌代號 ブロック滑塊ダミー夾軌レール 端面未緊密貼合端面が密着していない 1 MA 6. レールを取付ける時に 非交換性レールの場合は任意にブロックを交換すると精度に影響しますので ブロックの交換をしないで下さい 7. レールを取付ける時に 弊社推奨のトルク数値を基準に D G して レールの真直度を確保するために トルクレンチ B を使って順番でボルトを固定してください 端面未緊密貼合 HGH35C MA ( 圖一 ) リニアガイドのメンテナンスについての注意事項 ( 圖五図五 ) 端面未緊密貼合端面が密着していない 1. リニアガイドウエイの標準製品は出荷する前に潤滑剤 ( 圖二 ) ( 潤滑油とリチウム基のグリース ) を封入しています 組立て後ランニングテストした後 正式運転する前に もう一度グリースを封入してください 潤滑油は同じリチウム系の潤滑剤を採用してください 2. リニアガイドウエイのブロックは色んなパーツの組合せですので 製品を洗浄する時に有機溶剤との接触や漬けることを避けるようにしてください 端面未緊密貼合 3. ブロックの故障や損傷の主な原因は異物の侵入ですので 異物が侵入しない様にご注意ください ( 圖五 ) 4. リニアガイドウエイを分解すると ブロックの内部に異物が侵入したり精度が落ちる可能性がありますので 分解しないようにして下さい 5. レールを傾けるとブロックは自重でレールから滑り出すことがありますので レールを水平に保ち移動してください 6. レールが倒れたり 落ちたり ぶつけたりすると 製品の機能が損傷しますので 倒れたり 落ちたり ぶつけたりすることをお避けください 7. 使用温度について 無給油自己潤滑リニアガイドウェイ (E2タイプ) は-1 ~6 静音式リニアガイドウェイ (Q1タイプ) は-1 ~8 金属エンドプレート式リニアガイドウェイ(SEタイプ) は15 以下です その他 普通リニアリニアガイドウェイの場合 許容できる最高温度が1 です ( 圖三 ) 8. もっと詳しくお知りになりたい場合 技術情報をどうぞご参照してださい もし他にご不明な点或いは使用上の問題がございましたら どうぞ当社に御問い合わせください 備考 :Q1タイプ ( 静音式リニアガイドウェイ ) について 上記の注位置錯開意点のほかに 下記の事項もご注意ください : 1...Q1タイプのブロックをレールから外す或いはレールに取付ける場合は 必ず出荷された時に付けたダミーレール ( 仮軸 ) をご使用ください ダミーレールなしでブロックをレールから抜くことはお避けください ( 一つのブロックは一つのダミーレールを付けてください 但しダミーレールは共用できます ) ( 圖四 ) 2...Q1タイプのリニアガイドウェイは特殊な部品を使用していますので 分解 予圧調整等をしないで下さい 3.Q1タイプ一部のサイズのブロックのねじ固定穴と循環穴が干渉しているため 右表をご参照して 干渉が起こらないように ビスの長さに注意してください サイズ 固定ねじ穴最大深さ M X L (mm) QHH2 M5 x 6 QHH25 M6 x 8 QHH3 M8 x 1 QHH35 M8 x 12 QEH2 M5 x 7 QEH25 M6 x 9 QEH3 M8 x 1 QWH27 M6 x 6 QWH35 M8 x 8 M x L

21 18 G99TJ HIWIN リニアガイドウェイの分類 お客様のさまざまなご要望にお応えする為 HIWIN は多くの製品を開発してまいりました 一般工作機械には HG シリーズ 自動化産業には EG シリーズ 単軸ロボットには WE シリーズ 高剛性向けの RG シリーズ 低騒音向けの QH と QE シリーズ 小型機器 半導体産業には MGN/MGW シリーズを用意しております (1) タイプとシリーズ表 7 タイプとシリーズスクェアフランジシリーズ高さ荷重タップ穴タップ穴キリ穴コンビネーション重荷重 HGH-CA 高い超重荷重 HGH-HA HG 重荷重 HGL -CA HGW-CA HGW-CB HGW-CC 低い超重荷重 HGL -HA HGW-HA HGW-HB HGW-HC EG 低い 中荷重 EGH -SA EGW-SA EGW-SB - 重荷重 EGH -CA EGW-CA EGW-CB - WE 低い重負荷 WEH-CA - - WEW-CC MGN - MGW - MGN-O - MGW-O - 標準タイプ MGN-C ロングタイプ MGN-H 標準タイプ MGW-C ロングタイプ MGW-H 標準タイプ MGN-C-O ロングタイプ MGN-H-O 標準タイプ MGW-C-O ロングタイプ MGW-H-O QH QE 高い 低い 低い 重荷重 QHH-CA 超重荷重 QHH-HA 重荷重 - QHW-CA QHW-CB QHW-CC 超重荷重 - QHW-HA QHW-HB QHW-HC 中荷重 QEH -SA QEW-SA QEW-SB - 重荷重 QEH -CA QEW-CA QEW-CB - QW 低い重荷重 QWH-CA - - QWW-CC RG QR 高い低い高い低い 重荷重 RGH -CA 超重荷重 RGH -HA 重荷重 RGW-CC 超重荷重 RGW-HC 重荷重 QRH-CA 超重荷重 QRH-HA 重荷重 QRW-CC 超重荷重 QRW-HC

22 G99TJ (2) 精度 表 8 精度 シリーズ 非互換性タイプ 互換性タイプ 並級 上級 精密級 超精密級 超高精密級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) (C) (H) (P) HG EG WE MGN - - MGW - - MGN-O - - MGW-O - - QH QE QW RG - - QR - - (3) 予圧 表 9 予圧 シリーズ 非互換性タイプ 互換性タイプ 普通予圧 軽予圧 中予圧 無予圧 軽予圧 (Z) (ZA) (ZB) (Z) (ZA) HG EG WE QH QE QW シリーズ 非互換性タイプ 互換性タイプ 軽予圧 中予圧 重予圧 軽予圧 中予圧 (Z) (ZA) (ZB) (Z) (ZA) RG QR シリーズ 非互換性タイプ 互換性タイプ 普通予圧 無予圧 軽予圧 普通予圧 無予圧 軽予圧 (ZF) (Z) (Z1) (ZF) (Z) (Z1) MGN MGW MGN-O MGW-O

23 2 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ 2-1 HG シリーズ -- 4 条列高負荷荷重形リニアガイドウェイ HIWIN HG シリーズリニアガイドウェイは 4 条列サーキュラアーク溝という最適な構造設計によって高剛性 高許容荷重という特徴を持っている高負荷荷重タイプリニアガイドウェイです そのうえ四方向 ( 上下左右 ) に同じ荷重が受けられるため 自動調心により取付誤差を吸収し 高精度が得られます 高速 高荷重 高剛性と高精度は これからの工業発展のシンボルです HG シリーズは この概念で開発されたリニアガイドウェイです HG リニアガイドウェイの特徴 (1) 自動調心能力 4 条列サーキュラアーク溝という 45 接点の構造設計によって HIWIN HG シリーズリニアガイドウェイは ボールの弾性変形と接点の移動で取付誤差を吸収できるという自動調心能力を持っています 高精度でスムーズな直線運動が得られます (2) 互換性を持っている HIWIN リニアガイドウェイは 生産プロセスが厳しく管理されているため 寸法が一定の水準内に維持できています そのうえ ブロック内には ボールの脱落を防ぐためのボール保持器を取付けてあるため レールとブロックに互換性があり 別管理することができます (3) 任意方向で高剛性 4 条列サーキュラアーク溝という 45 接点の構造設計によって 四方向 ( 上下左右 ) に同じ荷重が受けられます 必要な時には 予圧を上げて剛性を高めることができます HG シリーズの構造 ブロック キャップ エンドプレート End cap レール エンドシール グリースニップル ボトムシール ボール ボール保持器 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器潤滑 : グリースニップル 配管継手防塵 : エンドシール ボトムシール レールキャップ ダブルシール 金属スクレーパ HG シリーズの型番 HG シリーズは互換性と非互換性の 2 つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定水準に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です HG シリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています

24 G99TJ (1) 非互換性タイプ HG W 25 C A E 2 R 16 E ZA P II + DD/E2/RC HG シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55, 65 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 (2) 互換性タイプ HG ブロック型番 HGシリーズブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55, 65 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 HG W 25 C A E2: 自己潤滑式 SE: 耐高温式 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール 3. スクェア ( 低 )LはスクェアHの低い取付け式のブロック であり それの取付け高さは同じサイズのフランジタイプと一致します E ZA P + ZZ/E2 1 軸数記号 精度記号 : C, H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し E2: 自己潤滑式 SE: 耐高温式 防塵シール 2 ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) RC: 強化型キャップ 防塵シール 2 HG レール型番 HG R 25 R 12 E P + RC HG シリーズ レール : R サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55, 65 レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 精度記号 : C, H, P RC: 強化型キャップ レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm)

25 22 HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ HG シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ HIWIN リニアガイドウェイはスクエア フランジの 2 タイプのブロックがあります フランジタイプは組み付け高さが低く 取付け面が大きいため 大きなモーメント荷重を受ける場合に適しています 表 ブロックのタイプ タイプ形式形状高さレール長さ主な用途 クェアフランHGH-CA. HGH-HA HGL-CA. HGL-HA ジG99TJ HGW-CA. HGW-HA HGW-CB. HGW-HB HGW-CC. HGW-HC (mm) 28 ス (mm) マシニングセンタ CNC 旋盤 精密機械 産業機械 射出機械 重切削機械 研削盤 自動機 搬送装置 測定装置

26 G99TJ (2) レールのタイプ標準のレール上面から取付けるタイプと HIWIN は底面から取付けられるタイプがあります 表 レールのタイプ 上面から取付け (R) 底面から取付け (T) 精度等級 HG シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことができます (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格単位 : mm 型番 HG - 15, 2 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 精度規格単位 : mm 型番 HG - 25, 3, 35 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による

27 24 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ 表 精度規格 型番 HG - 45, 55 単位 : mm 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.5 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.5 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 HG - 65 単位 : mm 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.7 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.7 並級 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格 単位 : mm 型番 HG - 15, 2 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 型番 HG - 25, 3, 35 表 による 表 による 表 精度規格単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

28 G99TJ 表 精度規格単位 : mm 型番 HG - 45, 55 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.5 ±.25 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.5 ±.25 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格単位 : mm 型番 HG - 65 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.7 ±.35 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.7 ±.35 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4,

29 26 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ 予圧 (1) 予圧定義予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナス隙間が生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 中予圧 (ZA) 以下を推奨します 弾性変位 ブロックの荷重 Z 予圧が加えられていない場合の弾性変位 ZB 重予圧が加えられた場合の弾性変位 (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況用途例 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求 搬送装置 自動包装機械 一般機械の X-Y 軸. 溶接機械 溶接機 中予圧 ZA.5C ~.7C 高い精度等級を要求 重予圧 ZB.1C ~.12C 振動や衝撃を伴う 高剛性を要求 マシニングセンタ 一般機械の Z 軸 EDM, NC 旋盤 精密 XY テープル 計測機 器マシニングセンタ. 研削盤 N C 旋盤 立型及び横型フライス盤 工作機械の Z 軸 重切削機械 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です 潤滑 (1) グリース グリースニップル M6x.75P HG2 HG25 HG3 HG35 PT1/8 HG45 HG55 HG65 NO NO M4x.7P HG15 M6x.75P HG2 HG25 HG3 HG35 PT1/8 HG45 HG55 HG65 N NO.34313(OPTION) NO.3431B(OPTION)

30 G99TJ 取付け位置 通常のグリースニップルの取付位置はブロックの両端です しかしオプションとして両端の横側にも付けられます 横側の取付時には反基準面側を推奨いたしますが 一度お問い合わせ下さい オイル配管を使っての給油も可能です do Oリング規格 O Ring W 表 O- リングと油穴の最大許容深さ サイズ O リング規格 do (mm) W (mm) 油穴の最大許容深さ (mm) HG ± ± HG 2 4.5± ± dia..8 HG ± ± HG 3 4.5± ± Tmax HG ± ± HG ± ± HG ± ± HG ± ± ブロック 1 個当たりのグリース充填量 表 サイズ ブロック1 個当たりのグリース充填量 重荷重 超重荷重 サイズ 重荷重 超重荷重 (cm 3 ) (cm 3 ) (cm 3 ) (cm 3 ) HG HG HG HG HG HG HG HG 補給時期 1km 走行するごとに補充するか もしくは 3-6 ヶ月ごとにグリースをご確認ください

31 28 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ (2) オイルオイルの粘度は 3~15cSt のものを推奨いたします オイルを使用になる場合 事前に連絡ください 出荷時にグリースを充填しません 配管継手 LF-64 LF-76 LF-78 M6x.75P M8x1.P 18 1 M8x1.P M6x.75P M4x.7P Ø5.5 M8x1.P NO.97EA1 HG15 M6x.75P NO.972A1 Ø8 HG2 HG25 HG3 HG35 NO.976A1 HG45 HG55 HG65 LF PT 1/8 11 LF PT 1/8 M6x.75P Ø8 PT 1/8 PT 1/8 Ø1 NO.975A1 PT 1/ NO.974A1 NO.978A1 Ø HG2 HG25 HG3 HG35 HG45 HG55 HG65 SF-76 SF-78 M8x1.P M6x.75P Ø8 NO.971A1 HG2 HG25 HG3 HG35 HG45 HG55 HG65 SF-86 SF PT 1/ M4x.7P Ø5 PT 1/8 Ø1 SF-64 NO.971TA1 HG M6x.75P Ø8 HG2 HG25 HG3 HG35 5 PT 1/8 Ø11 HG45 HG55 HG65 NO.973A1 NO.977A1

32 G99TJ 給油期間表 サイズ 給油期間 サイズ 給油期間 (cm 3 /hr) (cm 3 /hr) HG 15.2 HG 35.3 HG 2.2 HG 45.4 HG 25.3 HG 55.5 HG 3.3 HG 防塵部品 (1) 防塵シールのコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい t2 t2 エンドシール ボトムシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) ボトムシールエンドシール金属スクレーパ金属スペーサ ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) エンドシール エンドシール 金属スペーサ t1 t1 DD ( ダブルシール + ボトムシール ) ボトムシール ボトムシール金属スクレーパ金属スペーサ KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール )

33 3 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ (2) 高防塵シールのコード HIWIN は粉塵や木屑などの環境に対して 高防塵性能を備えた防塵装置を用意しています 高防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記の記号を記載して下さい トップシール トップシール t2 エンドシール ボトムシール 金属スクレーパ エンドシール金属スペーサ SH { エンドシール ( 高防塵 )+ ボトムシール ( 高防塵 )+ トップシール } ZH { エンドシール ( 高防塵 )+ ボトムシール ( 高防塵 )+. トップシール + 金属スクレーパ } ボトムシール トップシールエンドシール トップシールエンドシール t1 金属スペーサ ボトムシール 金属スクレーパ 金属スペーサ ボトムシール DH { ダブルシール ( 高防塵 )+ ボトムシール ( 高防塵 )+. トップシール } KH { ダブルシール ( 高防塵 )+ ボトムシール ( 高防塵 )+. トップシール + 金属スクレーパ } 註 :1. 高防塵装置のサイズはHG2(C/H) 25(C/H) 3(C/H) 35(C/H) 及び45(C) に適用されます 2. 抵抗値は標準品より約.6~1.2kgf 増加します 3. 高防塵性能について 特別な要望がございましたらHIWINにご相談ください

34 G99TJ (3) 超高防塵シールのコード粉塵粒子がある厳しい作業環境 例えば木工機械 ガラス / 黒鉛加工などの設備に対して 超高防塵効果が備わった特殊なシールを開発し 超高防塵性能を実現します 超高防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記の記号を記載してください トップシール トップシール エンドシール ボトムシール SW[ スクレーパ [ 超高防塵 ]+ ボトムシール [ 超高防塵 ]+ トップシール ] ボトムシール エンドシール金属スペーサ金属スクレーパ ZW[ スクレーパ [ 超高防塵 ]+ ボトムシール [ 超高防塵 ]+ トップシール + 金属スクレーパ ] 註 : 1. 超高防塵シールのサイズは HG15C HG2[C/H] HG25[C/H] HG3[C/H] HG35[C/H] HG45[C/H] に適用されます 2. 抵抗値は標準品より約 1.5~4.kgf 増加します (4) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ厚み (t1) サイズ厚み (t1) (mm) (mm) HG 15 ES 3 HG 35 ES 3.2 HG 2 ES 3.5 HG 45 ES 4.5 HG 25 ES 3.5 HG 55 ES 4.5 HG 3 ES 3.2 HG 65 ES 6 金属スクレーパ金属スクレーパは高温の鉄屑 スパッタや大きな異物の混入を防ぎます 表 サイズ 金属スクレーパ 厚み (t2) (mm) サイズ HG 15 SC 1.5 HG 35 SC 1.5 HG 2 SC 1.5 HG 45 SC 1.5 HG 25 SC 1.5 HG 55 SC 1.5 HG 3 SC 1.5 HG 65 SC 1.5 厚み (t2) (mm) トップシール粉塵がレールの表面或いはボルト穴からブロックの中への侵入するのを防ぐ効果があります

35 32 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ レールの取付穴用キャップキャップは取付穴に鉄屑や異物が入らないように ボルトのカバーとして使われます キャップはレールの梱包内に入っています 表 レールの取付穴用キャップ サイズ ボルトサイズ 直径 (D) 厚さ (H) 直径 (D) 厚さ (H) サイズボルトサイズ (mm) (mm) (mm) (mm) HG R15 M HG R35 M HG R2 M HG R45 M HG R25 M HG R55 M HG R3 M HG R65 M (5) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 単位 : mm サイズ ブロック全長 (L) 標準 /SH ZZ/ZH DD/DH KK/KH SW ZW *HG15C *HG2C *HG2H *HG25C *HG25H *HG3C *HG3H *HG35C *HG35H *HG45C *HG45H *HG55C *HG55H *HG65C *HG65H 註 :* マーク付きの型番は /SH, /ZH, /DH, /KHの防塵仕様もあります

36 G99TJ 摩擦抵抗 この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 HGシリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) HG (.12) HG (.31) HG (.16) HG (.39) HG (.2) HG (.47) HG (.27) HG (.59) レールの取付面の許容精度 HG シリーズリニアガイドウェイはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイドで自動調心能力を持ち 取付ける時に 基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付面の許容誤差値です 表 取付 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB HG HG HG HG HG HG HG HG 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB HG HG HG HG HG HG HG HG 註 : 許容値は軸間距離と比例しています

37 34 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ 取付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません H 1 ブロック BLOCK E 1 レール RAIL ブロック BLOCK r 2 E 2 r 1 表 取付面の高さと隅部 レールの ブロックの レール部の ブロック部の ブロック運行時 サイズ 最大隅部 最大隅部 肩の高さ 肩の高さ の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) HG HG HG HG HG HG HG HG (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 ボルトの締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 HG 15 M4.7P 16L 392(4) 274(28) 26(21) HG 2 M5.8P 16L 883(9) 588(6) 441(45) HG 25 M6 1P 2L 1373(14) 921(94) 686(7) HG 3 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) HG 35 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) HG 45 M P 35L 11772(12) 784(8) 588(6) HG 55 M14 2P 45L 15696(16) 15(11) 784(8) HG 65 M16 2P 5L 1962(2) 131(135) 98(1) 註 : 1 kgf = 9.81 N

38 G99TJ レール標準長さ及び最大長さ HIWIN は最大長さのレールを在庫していますので お客様のニーズに迅速に対応できます 非標準長さをご要求の際には レールの取付が不安定にならないように最後の取付穴の中心部からレールの端までの距離 E 寸法が ピッチ (P) の 1/2 以下になること また Emin 寸法以下で取付穴にかからないことを推奨します n( 取付穴の数 ) L =(n-1) x P + 2 x E L : レールの全長 (mm) n : 取付穴の数 P : 二つの穴の距離 (mm) E : 最後の取付穴からレールの端までの距離 (mm) 式 2.1 表 レールの長さ 単位 : mm サイズ HG15 HG2 HG25 HG3 HG35 HG45 HG55 HG65 標準長さ L(n) 16 (3) 22 (4) 22 (4) 28 (4) 28 (4) 57 (6) 78 (7) 1,27 (9) 22 (4) 28 (5) 28 (5) 44 (6) 44 (6) 885 (9) 1,2 (9) 1,57 (11) 28 (5) 34 (6) 34 (6) 6 (8) 6 (8) 1,2 (12) 1,26 (11) 2,2 (14) 34 (6) 46 (8) 46 (8) 76 (1) 76 (1) 1,62 (16) 1,5 (13) 2,62 (18) 46 (8) 64 (11) 64 (11) 1, (13) 1, (13) 2,4 (2) 1,98 (17) 64 (11) 82 (14) 82 (14) 1,64 (21) 1,64 (21) 2,46 (24) 2,58 (22) 82 (14) 1, (17) 1, (17) 2,4 (26) 2,4 (26) 2,985 (29) 2,94 (25) 1,24 (21) 1,24 (21) 2,52 (32) 2,52 (32) 1,6 (27) 3, (38) 3, (38) ピッチ (P) 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 最大標準長さ 4,(67) 4, (67) 4, (67) 3,96 (5) 3,96 (5) 3,93 (38) 3,9 (33) 3,97 (27) 最大長さ 4, 4, 4, 4, 4, 4, 4, 4, 註 :1. 標準レールの E 値許容公差は.5~-.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~-.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含みます 3. E 寸法について特別なご要望がございましたら当社にご相談ください

39 36 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ HG シリーズの仕様 K 1 (1) HGH-CA / HGH-HA タイプ G L 4-Mxl B 1 W B K 2 L 1 C T H2 ØD H1 HR h H3 H N W R E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m HGH 15CA M4x M4x HGH 2CA M5x M5x16 HGH 2HA HGH 25CA M6x M6x2 HGH 25HA HGH 3CA M8x M8x25 HGH 3HA HGH 35CA M8x M8x25 HGH 35HA HGH 45CA M1x M12x35 HGH 45HA HGH 55CA M12x M14x45 HGH 55HA HGH 65CA M16x M16x5 HGH 65HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

40 G99TJ K 1 (2) HGL-CA / HGL-HA タイプ 4-Mxl B1 W B G K 2 L L C 1 T 2 H ØD 1 H H 3 R H H h N W R E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m HGL 15CA M4x M4x HGL 25CA M6x M6x2 HGL 25HA HGL 3CA M8x M8x25 HGL 3HA HGL 35CA M8x M8x25 HGL 35HA HGL 45CA M1x M12x35 HGL 45HA HGL 55CA M12x M14x45 HGL 55HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

41 38 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ K 1 (3) HGW-CA / HGW-HA タイプ 4-M B 1 W B G K 2 L L 1 C T1 T ØD H3 H1 HR H h H2 N W R E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 基本. 基本. 用取付. 動定格. 静定格. ボルト荷重荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m HGW 15CA M M4x HGW 2CA M M5x16 HGW 2HA HGW 25CA M M6x2 HGW 25HA HGW 3CA M M8x25 HGW 3HA HGW 35CA M M8x25 HGW 35HA HGW 45CA M M12x35 HGW 45HA HGW 55CA M M14x45 HGW 55HA HGW 65CA M M16x5 HGW 65HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

42 G99TJ K 1 (4) HGW-CB / HGW-HB タイプ G L W K 2 L 1 4-M B 1 B C T1 T2 T H2 ØD H1 H H3 HR h N W R E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 T 2 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m HGW 15CB Ø M4x HGW 2CB Ø M5x16 HGW 2HB HGW 25CB Ø M6x2 HGW 25HB HGW 3CB Ø M8x25 HGW 3HB HGW 35CB Ø M8x25 HGW 35HB HGW 45CB Ø M12x35 HGW 45HB HGW 55CB Ø M14x45 HGW 55HB HGW 65CB Ø M16x5 HGW 65HB 註 : 1 kgf = 9.81 N

43 4 G99TJ HG シリーズ高負荷荷重形リニアガイドウェイ K1 (5) HGW-CC / HGW-HC タイプ 4-M B 1 W B G K 2 L L 1 C T1 T2 T H2 ØD H1 HR H H3 h N W R E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 基本. 基本. 用取付. 動定格. 静定格. ボルト荷重荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 T 2 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m HGW 15CC M M4x HGW 2CC M M5x16 HGW 2HC HGW 25CC M M6x2 HGW 25HC HGW 3CC M M8x25 HGW 3HC HGW 35CC M M8x25 HGW 35HC HGW 45CC M M12x35 HGW 45HC HGW 55CC M M14x45 HGW 55HC HGW 65CC M M16x5 HGW 65HC 註 : 1 kgf = 9.81 N

44 G99TJ (6) HGR-T 仕様 ( レールタップ穴タイプ ) 型番 レール寸法 (mm) 重量 W R H R S h P E (kg/m) HGR15T M5 x.8p HGR2T M6 x 1P HGR25T M6 x 1P HGR3T M8 x 1.25P HGR35T M8x1.25P HGR45T M12 x 1.75P HGR55T M14 x 2P HGR65T M2 x 2.5P

45 42 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ 2-2 EG シリーズ -- 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ EG リニアガイドウェイの特徴 HIWIN EG シリーズリニアガイドウェイは 4 条列サーキュラアーク溝という最適な構造設計によって高剛性 高許容荷重という特徴を持っています そのうえ四方向 ( 上下左右 ) に同じ荷重を受けられるため 自動調心により取付誤差を吸収し 高精度が得られます 組立高さを低くし ブロックの長さを短くしているため 高速自動化産業機械及びスペースに制限がある小形設備に最適です ブロック内には ボールの脱落を防ぐためのボール保持器を取付けてあるため 組立が便利になります ブロックをレールから取外すときにも ボールが脱落することはありません EG シリーズの構造 ブロック キャップ レール エンドプレート エンドシール グリースニップル ボール ボール保持器 ボトムシール 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器潤滑 : グリースニップル 配管継手防塵 : エンドシール ボトムシール レールキャップ ダブルシール 金属スクレーパ EG シリーズの型番 EG シリーズは互換性と非互換性の 2 つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替えることができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定水準に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です EG シリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています

46 G99TJ (1) 非互換性タイプ EG W 25 C A E 2 R 16 E ZA P II + DD/E2/RC EG シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 1 軸数記号 精度記号 : C, H, P, SP, UP RC: 強化型キャップ E2: 自己潤滑式 SE: 耐高温式 防塵シール 2 荷重タイプ : C : 重荷重 S : 中荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R/U : 貫通穴 T : タップ穴 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール (2) 互換性タイプ EG ブロック型番 EG W 25 C A E ZA P + ZZ/E2 EGシリーズブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 荷重タイプ : C : 重荷重 S : 中荷重 E2: 自己潤滑式 SE: 耐高温式防塵シール 2 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 EG レール型番 EG R 25 R 124 E P + RC EG シリーズ レール : R サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 レール取付け : R/U : 貫通穴 T : タップ穴 RC: 強化型キャップ精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm)

47 クェアフラン44 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ EG シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ HIWIN リニアガイドウェイはスクェア フランジの 2 種類のブロックを提供致します タイプ 形式 形状 高さ レール長さ 主な用途 表 ブロックのタイプ ス(mm) (mm) EGH-SA. EGH-CA 自動機 搬送装置 精密機械 半導体装置 木工機械 24 1 EGW-SA. EGW-CA ジEGW-SB. EGW-CB (2) レールのタイプ 48 4 標準のレール上面から取付けるタイプと HIWIN は底面から取付けられるタイプがあります 表 レールのタイプ 上面から取付け (R U) 底面から取付け (T)

48 G99TJ 精度等級 EG シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことができます C H A N D B (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格単位 : mm 型番 EG - 15, 2 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 精度規格 単位 : mm 型番 EG - 25, 3, 35 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による

49 46 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格 単位 : mm 型番 EG - 15, 2 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 EG - 25, 3, 35 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4,

50 G99TJ 予圧 (1) 予圧定義 予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナスすきまが生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 軽予圧 (ZA) 以下を推奨します 弾性変位 Elastic displacement Z 予圧が加えられていない場 Elastic displacement 合の弾性変位 without preload ZB 中予圧が加えられた場合の ZB Elastic displacement 弾性変位 with medium preload ブロックの荷重 Preload amount (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求 軽予圧 ZA.3C ~.5C 高い精度等級を要求 中予圧 ZB.6C ~.8C 振動や衝撃を伴う 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です 潤滑 (1) グリース グリースニップル M4x.7P EG15 M6x.75P EG2 EG25 EG3 EG35 M6x.75P EG2 EG25 EG3 EG35 NO NO NO.34313(OPTION)

51 48 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ 取付け位置 通常のグリースニップルの取付位置はブロックの両端です オプションとして両端の横側にも付けられます 横側に取付けるときに 基準面の反対側を推奨致しますが 基準面にする場合は 一度お問い合わせください また オイル配管使用の給油も可能です EG シリーズはご要望に応じて エンドキャップの上面にも給油穴を用意しております 上面から給油の場合は油が漏れない様に 給油穴の上に O リングの使用をお薦めします do O リング規格 Ring W 表 O リングと油穴の最大許容深さ サイズ O リング規格 do (mm) W (mm) 油穴の最大. 許容深さ (mm) dia..8 EG ± ± EG ± ± Tmax EG ± ± EG ± ± EG ± ± ブロック1 個当たりのグリース充填量 表 ブロック1 個当たりのグリース充填量 サイズ 中荷重 重荷重 (cm 3 ) (cm 3 ) EG EG EG EG EG 補給時期 1km 走行するごとに補充するか もしくは3-6ヶ月ごとにグリースをご確認ください

52 G99TJ (2) オイルオイルの粘度は 3~15cSt のものを推奨いたします オイルを使用になる場合 事前に連絡ください 出荷時にグリースを充填しません 配管継手 LF-64 LF-76 LF-86 M6x.75P M8x1.P PT 1/ NO.97EA1 EG15 M6x.75P NO.972A1 Ø8 EG2 EG25 EG3 EG35 M6x.75P NO.974A1 Ø8 EG2 EG25 EG3 EG35 SF-64 SF-76 SF M4x.7P Ø M6x.75P M8x1.P PT 1/ M4x.7P Ø5.5 EG15 NO.971TA Ø8 M6x.75P NO.971A1 EG2 EG25 EG3 EG Ø8 M6x.75P NO.973A1 EG2 EG25 EG3 EG35 給油期間 表 給油期間 サイズ 給油期間 (cm 3 /hr) EG 15.1 EG EG EG 3.2 EG

53 5 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ 防塵部品 (1) 防塵シールのコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい エンドシール エンドシール ボトムシール 金属スクレーパ ボトムシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) エンドシール エンドシール t1 t2 ボトムシール 金属スクレーパ ボトムシール DD ( ダブルシール + ボトムシール ) KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックに外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール 厚み (t1) サイズ (mm) EG 15 ES 2 EG 2 ES 2 EG 25 ES 2 EG 3 ES 2 EG 35 ES 2

54 G99TJ 金属スクレーパ金属スクレーパは高温鉄屑や加工時のスパッタや 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ厚み (t2) (mm) EG 15 SC.8 EG 2 SC.8 EG 25 SC 1 EG 3 SC 1 EG 35 SC 1.5 レールの取付穴用キャップキャップは取付穴に鉄屑や異物が入らないように ボルトのカバーとして使われます キャップはレールの梱包内に入っています Ø 表 レールの取付穴用キャップ サイズ ボルトサイズ 直径 (D) 厚さ (H) (mm) (mm) EGR15R M EGR2R M EGR25R M EGR3R M EGR35R M EGR15U M EGR3U M (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 サイズ ブロック全長 (L) 標準 ZZ DD KK EG15S EG15C EG2S EG2C EG25S EG25C EG3S EG3C EG35S EG35C 単位 : mm

55 52 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ 摩擦抵抗 この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 EGシリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) EG15.98 (.1) EG2.98 (.1) EG25.98 (.1) EG (.15) EG (.2) レールの取付面の許容精度 EG シリーズリニアガイドウェイはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイドで自動調心能力を持ち 取付ける時に 基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付け平面の許容誤差値です S 1 P (5) 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB EG EG EG EG EG 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB EG EG EG EG EG 註 : * 許容値は軸間距離と比例しています

56 G99TJ 取付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 取付面の高さと隅部 レールの ブロックの レール部の ブロック部の ブロック運行時 サイズ 最大隅部 最大隅部 肩の高さ 肩の高さ の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) EG EG EG EG EG (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 ボルトの締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 EG 15 M3.5P 16L 186(19) 127(13) 98(1) EG 2 M5.8P 16L 883(9) 588(6) 441(45) EG 25 M6 1P 2L 1373(14) 921(94) 686(7) EG 3 M6 1P 25L 1373(14) 921(94) 686(7) EG 35 M8 1.25P 25L 341(31) 21(26) 147(15) 註 : 1 kgf = 9.81 N

57 54 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ レール標準長さ及び最大長さ HIWIN は最大長さのレールを在庫していますので お客様のニーズに迅速に対応できます 非標準長さをご要求の際には レールの取付が不安定にならないように最後の取付穴の中心部からレールの端までの距離 E 寸法が ピッチ (P) の 1/2 以下になること また Emin 寸法以下で取付穴にかからないことを推奨します n( 取付穴の数 ) E P E L L =(n-1) x P + 2 x E L : レールの全長 (mm) n : 取付穴の数 P : 二つの穴の距離 (mm) E : 最後の取付穴からレールの端までの距離 (mm) 式 2.2 表 レールの長さ サイズ EGR15 EGR2 EGR25 EGR3 EGR35 16 (3) 22 (4) 22 (4) 28 (4) 28 (4) 22 (4) 28 (5) 28 (5) 44 (6) 44 (6) 28 (5) 34 (6) 34 (6) 6 (8) 6 (8) 34 (6) 46 (8) 46 (8) 76 (1) 76 (1) 標準長さ L(n) 46 (8) 64 (11) 64 (11) 1, (13) 1, (13) 64 (11) 82 (14) 82 (14) 1,64 (21) 1,64 (21) 82 (14) 1, (17) 1, (17) 2,4 (26) 2,4 (26) 1,24 (21) 1,24 (21) 2,52 (32) 2,52 (32) 1,6 (27) 1,6 (27) 3, (38) 3, (38) ピッチ (P) 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 最大標準長さ 4, (67) 4, (67) 4, (67) 3,96 (5) 3,96 (5) 最大長さ 4, 4, 4, 4, 4, 註 :1. 標準レールの E 値許容公差は.5~-.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~-.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含みます 3. E 寸法について特別なご要望がございましたら当社にご相談ください 単位 : mm

58 G99TJ EG シリーズの仕様 (1) EGH-SA / EGH-CA タイプ K 1 K 1 B 1 W B G K 2 L L C 1 4-Mxl K 2 L L 1 2-Mxl G T H 2 ØD 1 H H H 3 N W R R H h E Ød P EGH-CA EGH-SA E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 基本. 基本. 用取付. 動定格. 静定格. ボルト荷重荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m EGH15SA M4x M3x16 EGH15CA EGH2SA M5x M5x16 EGH2CA EGH25SA M6x M6x2 EGH25CA EGH3SA M8x M6x25 EGH3CA EGH35SA M8x M8x25 EGH35CA 註 : 1 kgf = 9.81 N

59 56 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ (2) EGW-SA / EGW-CA タイプ K 1 K 1 B 1 W B G K 2 L L 1 C K 2 4-M L L 1 2-M G H T H 1 T 1 2 H ØD H R H 3 N W R h E Ød P EGW-CA EGW-SA E M Y M R M P 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m EGW 15SA M M3x16 EGW 15CA EGW 2SA M M5x16 EGW 2CA EGW 25SA M M6x2 EGW 25CA EGW 3SA M M6x25 EGW 3CA EGW35SA M M8x25 EGW35CA 註 : 1 kgf = 9.81 N

60 G99TJ (3) EGW-SB / EGW-CB タイプ K 1 K 1 B 1 W B G K 2 L L 1 K 2 C 4-M L L 1 2-M G T 1 T ØD H 1 H R h H 2 H H 3 N W R E Ød P EGW-CB EGW-SB E M Y M R M P 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m EGW 15SB Ø M3x16 EGW 15CB EGW 2SB Ø M5x16 EGW 2CB EGW 25SB Ø M6x2 EGW 25CB EGW 3SB Ø M6x25 EGW 3CB EGW 35SB Ø M8x25 EGW 35CB 註 : 1 kgf = 9.81 N

61 58 G99TJ EG シリーズ 4 条列コンパクトタイプリニアガイドウェイ (4) EGR-U 仕様 ( レール貫通穴タイプ ) ØD HR h Ød W R E P E L 型番 レール. 用取付. ボルト (mm) レール寸法 (mm) W R H R D h d P E (kg/m) 重量 EGR15U M4x EGR3U M8x (5) EGR-T 仕様 ( レールタップ穴タイプ ) h HR W R S E P E L 型番 レール寸法 (mm) 重量 W R H R S h P E (kg/m) EGR15T M5 x.8p EGR2T M6 x 1P EGR25T M6 x 1P EGR3T M8 x 1.25P EGR35T M8 x 1.25P

62 G99TJ WE シリーズ -- 4 条列幅広リニアガイドウェイ 特長 WE シリーズは四条列のボールで負荷を受けられる構造を採用し 接触角度は 45 に設計されています 四方向等負荷 及び自動調心の機能で組立する時に取付面の誤差を吸収し 高精度の要求を達成することが出来ます 同時にレールの幅を広くして 組付けの高さを低くし 高モーメントに耐えることが出来ます 省スペースの要求と規制がある環境に またはモーメントが大きいニーズで 単軸での使用も可能です 本体の構造 ブロック エンドプレート レール エンドシール グリースニップル ボール ボール保持器 ボトムシール 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器潤滑 : グリースニップル 配管継手防塵 : エンドシール ボトムシール レールキャップ ダブルシール 金属スクレーパ WE シリーズの型番 WEシリーズは互換性と非互換性の2つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替えることができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定水準に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です WEシリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています

63 6 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ (1) 非互換性タイプ WE W 27 C C E 2 R 16 E ZA P II + KK/RC WE シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 17, 21, 27, 35, 5 荷重タイプ : C : 重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 (2) 互換性タイプ WE ブロック型番 1 軸数記号 精度記号 : C, H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 防塵シール 2 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール RC: 強化型キャップ WE W 27 C C E ZA P + ZZ WE シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 17, 21, 27, 35, 5 荷重タイプ : C : 重荷重 防塵シール 2 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しブロック取付け : A : タップ穴タップ貫通穴 ( 上下取付 ) WE レール型番 WE R 27 R 124 E P + RC WE シリーズ レール :R 貫通穴 サイズ : 17, 21, 27, 35, 5 レール取付け : R : 貫通穴 RC: 強化型キャップ精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm)

64 2-3-4 WE シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ HIWIN リニアガイドウェイはスクェア フランジの 2 種類のブロックを提供致します 表 ブロックのタイプ タイプ形式形状高さレール長さ (mm) (mm) スクェアスクェランジWEH-CA 17, 21 WEH-CA 27, 35, 5 フWEW-CC 主な用途 自動化装置 高速搬送設備 精密測定器具 半導体設備 ペットボトル吹出機 単軸ロボット取出し機 単軸でモーメントを受ける設備 アG99TJ (2) レールのタイプ HIWIN の標準レールは上面から取付ける型式を提供します 表 レールのタイプ 上面から取付ける穴

65 62 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ 精度等級 WE シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことができます C H A D N B (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格単位 : mm 型番 WE - 17, 21 WE - 27, 35 並級上級精密級超精密級超高精密級並級上級精密級超精密級超高精密級精度等級 (C) (H) (P) (SP) (UP) (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さHの寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.1 ± 幅 Nの寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 型番 WE - 5 精度等級 並級 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さHの寸法許容差 ±.1 ± 幅 Nの寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

66 G99TJ (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格単位 : mm 型番 WE - 17, 21 WE - 27, 35 WE - 5 精度等級 並級 上級 精密級 並級 上級 精密級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) (C) (H) (P) (C) (H) (P) 高さHの寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ±.1 ±.4 ±.2 ±.1 ±.5 ±.25 幅 Nの寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ±.1 ±.4 ±.2 ±.1 ±.5 ±.25 ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4,

67 64 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ 予圧等級 (1) 予圧定義 予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナスすきまが生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 軽予圧 (ZA) 以下を推奨します (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります Elastic 弾性変位 displacement Preload ブロックの荷重 amount Z Elastic displacement 合の弾性変位 without preload 予圧が加えられていない場 ZB 中予圧が加えられた場合の ZB 弾性変位 Elastic displacement with medium preload 表 予圧等級 予圧等級 コード 予圧 適合状況 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求 軽予圧 ZA.3C~.5C 軽負荷及び高精度の要求 中予圧 ZB.6C~.8C 高剛性の要求 振動や衝撃を伴う 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です 潤滑方式 (1) グリース グリースニップル M6x.75P WE21 M6x.75P WE27 WE35 PT1/8 WE5 NO.3432E NO NO M3x.5P WE17 M6x.75P WE21 M6x.75P WE27 WE35 PT1/8 WE5 NO NO.34318(OPTION) NO.34313(OPTION) NO.3431B(OPTION)

68 G99TJ 取付け位置 通常のグリースニップルの取付位置はブロックの両端です オプションとして両端の横側にも付けられます 横側に取付けるときに 基準面の反対側を推奨致しますが 基準面にする場合は 一度お問い合わせください また オイル配管使用の給油も可能です WE シリーズはご要望に応じて エンドキャップの上面にも給油穴を用意しております 上面から給油の場合は油が漏れない様に 給油穴の上に O リングの使用をお薦めします do Oリング規格 O Ring W 表 O リングと油穴の最大許容深さ サイズ Oリング規格 油穴の最大. do (mm) W (mm) 許容深さ T max (mm) dia..8 WE ± ± Tmax WE ± ± WE ± ± WE ± ± ブロック 1 個当たりのグリース充填量 表 ブロック 1 個当たりのグリース充填量 サイズ 重荷重 (cm 3 ) サイズ 重荷重 (cm 3 ) WE WE WE WE 5 2 WE 補給時期 1km 走行するごとに補充するか もしくは 3-6 ヶ月ごとにグリースをご確認ください (2) オイルオイルの粘度は 32~15cSt のものを推奨いたします オイルを使用になる場合 事前に連絡ください 出荷時にグリースを充填しません

69 66 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ 配管継手 LF-76 LF-78 1 M8x1.P 18 1 M8x1.P M8x1.P PT 1/8 PT 1/8 Ø1 Ø1 NO.976A1 WE5 LF PT 1/8 PT 1/8 M8x1.P PT 1/8 Ø1 PT 1/ NO.978A1 Ø1 WE5 SF M6x.75P NO.972A1 Ø8 WE27 WE35 LF PT 1/ M6x.75P NO.974A1 Ø8 WE27 WE35 SF-76 M8x1.P M6x.75P Ø8 NO.971A1 WE27 WE35 NO.975A1 WE5 SF-86 SF PT 1/ M6x.75P Ø8 WE27 WE35 PT 1/8 Ø11 WE5 NO.973A1 NO.977A1

70 G99TJ 給油期間 表 給油期間 給油期間 サイズ (cm3/hr) WE WE 21.2 WE 27.2 WE 35.3 WE 防塵シール (1) 防塵シールのコード 下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい t2t2 t2 t2 ボトムシール エンドシール エンドシール ボトムシール 金属スクレーパ 無記号 標準仕様 (エンドシール ボトムシール) ZZ (エンドシール+金属スクレーパ+ボトムシール) t1t1 t1 t1 エンドシール ボトムシール ボトムシール エンドシール 金属スクレーパ DD (ダブルシール+ボトムシール) KK (ダブルシール+金属スクレーパ+ボトムシール)

71 68 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ 厚み (t1) 厚み (t1) サイズ (mm) (mm) WE 17 ES 1.6 WE 35 ES 2 WE 21 ES 2 WE 5 ES 2.5 WE 27 ES 2 金属スクレーパ金属スクレーパは高温鉄屑や加工時のスパッタや 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ 厚み (t2) 厚み (t2) サイズ (mm) (mm) WE 17 SC 1 WE 35 SC 1.5 WE 21 SC 1 WE 5 SC 1 WE 27 SC 1 レールの取付穴用キャップキャップは取付穴に鉄屑や異物が入らないように ボルトのカバーとして使われます キャップはレールの梱包内に入っています Ø 表 レールの取付穴用キャップ サイズボルトサイズ直径 (D) 厚さ (H) (mm) (mm) WER17R M WER21R M WER27R M WER35R M WER5R M

72 G99TJ (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 単位 : mm サイズ ブロック全長 (L) 標準 ZZ DD KK WE17C WE21C WE27C WE35C WE5C 摩擦抵抗 この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 WEシリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) WE (.12) WE (.4) WE (.2) WE (.4) WE (.3) 註 : 1 kgf = 9.81 N レール取付面の許容誤差 WE シリーズリニアガイドウェイはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイドで自動調心能力を持ち 取付ける時に 基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付面の許容誤差値です S1 P (5) 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級予圧等級サイズ Z ZA ZB Z ZA ZB WE WE WE WE WE 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) サイズ 予圧等級予圧等級サイズ Z ZA ZB Z ZA ZB WE WE WE WE WE 註 : 許容値は軸間距離と比例しています 単位 : µm

73 7 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ 取付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 取付面の高さと隅部 単位 : mm サイズレールの最大隅部 ブロックの最大隅部レール部の肩の高さブロック部の肩の高さブロック運行時の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) WE WE WE WE WE (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 WE17 M4.7P 12L 392(4) 274(28) 26(21) WE21 M4.7P 12L 392(4) 274(28) 26(21) WE27 M4.7P 16L 392(4) 274(28) 26(21) WE35 M6 1P 2L 1373(14) 921(1) 686(7) WE5 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) 註 : 1 kgf = 9.81 N

74 G99TJ レール標準長さ及び最大長さ HIWIN は最大長さのレールを在庫していますので お客様のニーズに迅速に対応できます 非標準長さをご要求の際には レールの取付が不安定にならないように最後の取付穴の中心部からレールの端までの距離 E 寸法が ピッチ (P) の 1/2 以下になること また Emin 寸法以下で取付穴にかからないことを推奨します 2 xn( 取付穴の数 ) E P E L L =(n-1) x P + 2 x E L : レールの全長 (mm) n : 取付穴の数 P : 二つの穴の距離 (mm) E : 最後の取付穴からレールの端までの距離 (mm) 式 2.3 表 レールの長さ単位 : mm サイズ WER17 WER21 WER27 WER35 WER5 標準長さ L(n) 12 (3) 13 (3) 22 (4) 28 (4) 28 (4) 2 (5) 23 (5) 28 (5) 44 (6) 44 (6) 32 (8) 38 (8) 34 (6) 6 (8) 6 (8) 4 (1) 48 (1) 46 (8) 76 (1) 76 (1) 48 (12) 58 (12) 64 (11) 1 (13) 1, (13) 64 (16) 78 (16) 82 (14) 1,64 (21) 1,64 (21) - - 1, (17) 2,4 (26) 2,4 (26) - - 1,24 (21) 2,52 (32) 2,52 (32) - - 1,6 (27) 3, (38) 3, (38) ピッチ (P) 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 最大標準長さ 4 (1) 4 (8) 4, (67) 3,96 (5) 3,96 (5) 最大長さ 4 4, 4, 4, 4, 註 :1. 標準レールの E 値許容公差は.5~-.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~-.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含みます 3. E 寸法について特別なご要望がございましたら当社にご相談ください

75 72 G99TJ WE シリーズ 4 条列幅広リニアガイドウェイ WE シリーズの仕様 (1) WEH-CA WEH17CA WEH21CA 4-Mxl T B1 W B H2 ØD G K2 L L1 C H3 H1 6-Mxl B1 W B G K2 L L1 C HR H h T H2 H N WB WR HR h Ød E P E K1 WEH27CA WEH35CA WEH5CA H1 H3 N WB WR Ød E P E MR MP MY 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R W B H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m WEH17CA M4x M4x WEH21CA M5x M4x WEH27CA M6x M4x WEH35CA M8x M6x WEH5CA M1x M8x 註 : 1 kgf = 9.81 N

76 G99TJ (2) WEW-CC K1 6-M G L B1 W B K2 L1 C T1 T H1 H H2 ØD HR h H3 N WB WR Ød E P E MY MR MP 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R W B H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m WEW17CC M M4x WEW21CC M M4x WEW27CC M M4x WEW35CC M M6x WEW5CC M M8x 註 : 1 kgf = 9.81 N

77 74 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ 2-4 MG シリーズ -- ミニチュアリニアガイドウェイ MGN シリーズの特徴 1. 小さく軽く 小型装置に適しています 2. ゴシックアーチ接触設計の為 全方向での高い剛性と精度が特長です 3. ボールは小さいボール保持器で保持しており ブロックをレールから取りはずしても 落ちません 4. 互換タイプは精密級まで可能です MGN シリーズの構成 キャップ ブロック エンドプレート エンドシール グリースニップル レールボールボトムシールボール保持器 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器で構成されてます 潤滑 :MGN15にはグリスガンで給脂出来るよう グリスニップルが使えます 他のサイズはエンドキャップの穴より オイルまたはグリースを注入できます 防塵 : 工ンドシール ボトムシール ( サイズ9, 12, 15はオプションあり ) レールキャップ ( サイズ12, 15はオプションあり )

78 G99TJ MGW シリーズの特長 MGW はミニチュアガイドウェイの幅を広くした事を特長として設計されています 1. 幅を広げた設計はモーメント許容荷重が大きくなっています 2. ゴシックアーチ接触設計の為 全方向での高い剛性と精度が特徴です 3. ボールは小さいボール保持器で拘束しており ブロックをレールから取りはずしても ボールは落ちません MGW シリーズの構成 ブロック レール エンドプレート エンドシール ボール ボール保持器 ボトムシール 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器で構成されてます 潤滑 :MGW15にはグリスガンで給脂出来るよう グリスニップルが使えます 他のサイズはエンドキャップの穴より オイルまたはグリースを注入できます 防塵 : エンドシール ボトムシール ( サイズ9, 12, 15はオプションあり ) レールキャップ ( サイズ12, 15はオプシヨンあり )

79 76 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ MGN-O シリーズの特長 1. ブロック本体の一部は樹脂材質を使っており 従来のブロックに比べて重量は約 2% 減少しました 2. ゴシックアーチ接触設計の為 全方向での高い剛性と精度が特長です 3. ボールは小さいボール保持器で保持しており ブロックをレールから取りはずしても 落ちません 4. 互換タイプは精密級まで可能です MGN-O シリーズの構成 ブロック キャップ エンドプレート エンドシール レール ボール保持器 ボール 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器 潤滑 :MGN15-Oにはグリスガンで給脂出来るよう グリスニップルが使えます 他のサイズはエンドキャップの穴より オイルまたはグリースを注入できます 防塵 : エンドシール ボトムシール ( サイズ 9, 12, 15はオプションあり ) キャップ ( サイズ12, 15はオプションあり )

80 G99TJ MGW-O シリーズの特長 1. レールの幅を広げ モーメントの荷重を大幅に向上し 単軸にも応用できます 2. ゴシックアーチ接触設計の為 全方向での高い剛性と精度が特長です 3. ボールは微小なワイヤー保持器で保持しており ブロックをレールから取りはずしても 落ちません 4. ブロック本体の一部は樹脂材質を使っており 従来のブロックに比べて重量は約 2% 減少しました MGW-O シリーズの構成 ブロック レール キャップ エンドプレート エンドシール ボール ボトムシール ボール保持器 回転循環システム : ブロック レール エンドプレート ボール ボール保持器 潤滑 :MGW5-O MGW9-O MGW12-Oはエンドキャップの穴より オイルまたはグリースを注入できます 防塵 : エンドシール ボトムシール ( サイズ 9, 12はオプションあり ) キャップ ( サイズ12はオプションあり ) 用途 MGN/MGW は以下のような多くの分野で使うことが出来ます 半導体製造装置 PCB 組立機 医療機 ロボット 測長機 OA 機器 自動機その他送り装置など MG シリーズの形式 MG シリーズは互換性と非互換性 2 つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません MG シリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています

81 78 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ (1) 非互換タイプ MGN 12 C E 2 R16 E Z1 P M II + U/RC/-O MGN/MGW ミニチュアリニアガイドウェイシリーズ サイズ : 5, 7, 9, 12, 15 ブロック種類 : C : 標準タイプ H : ロングタイプ ブロック特殊加工 : E : 有り無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 レール長さ (mm) (2) 互換性タイプ ブロック型番 ボトムシールはオプション 2 1 軸数記号材質 3 : 無記号, M, HC, NC 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : ZF, Z, Z1 レール特殊加工 : E : 有り無記号 : 無し O: 軽量ミニチュアタイプ MGN 5, 9, 12, 15 MGW 5, 9, 12 のみ RC: 強化型キャップ (MGN12, 15 のみ使用できる ) 注 : 1. 1 本レールの場合 レールの数は記入しない 2 本レールの場合 マーク II を記入 3 本レールの場合 マーク III を記入 2. MGN/MGW 9,12,15 のサイズはボトムシールも供給できます 3. 無記号 : 合金鋼 M : ステンレス材 HC : 炭素鋼 + クロムメッキ処理 NC : 炭素鋼 + ナノコーティング 4. MG5 は軽量ミニチュアタイプのみ MGN 12 C E Z1 P M + U/-O MGN/MGW シリーズ サイズ : 5, 7, 9, 12, 15 ブロック種類 : C : 標準タイプ H : ロングタイプ ブロック特殊加工 : E: 有り無記号 : 無し レール型番 MGN/MGW シリーズ レール : R サイズ : 5, 7, 9, 12, 15 レール長さ (mm) O: 軽量ミニチュアタイプ MGN 5, 9, 12, 15 MGW 5, 9, 12 のみ ボトムシールはオプション 1 ブロック材質 : 無記号 : 炭素鋼 M : ステンレス材 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : ZF, Z, Z1 注 :1.MGN/MGW 9, 12,15のサイズはボトムシールも供給できます 2.MG5は軽量ミニチュアタイプのみ MGN R 12 R1 E P M + RC RC: 強化型キャップ (MGN12, 15のみオプション ) レール材質 : 無記号 : 炭素鋼 M : ステンレス材 HC : 炭素鋼 + クロムメッキ処理 NC : 炭素鋼 + ナノコーティング 精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E: 有り無記号 : 無し

82 スクェアフラン2 G99TJ MG シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ HIWIN は標準タイプと幅広いタイプ 二つの型式を提供します 表 ブロックのタイプ タイプ形式形状高さレール長さ主な用途 (mm) (mm) MGN-C MGN-H プリンター 関節ロボット 電子機械設備 半導体設備 9 1 MGW-C MGW-H ジ(2) レールのタイプ HIWIN は上面から取付けられるタイプを提供します 16 表 レールのタイプ 上面から取付け

83 8 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ 標準精度 MGN/MGW シリーズの精度は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) の 3 クラスがあります 使用機器の精度によってクラスを選択できます C H A D N W B (1) 非互換タイプの精度精度の数値はブロックの基準面の中心位置からの寸法です 表 精度規格 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さHの寸法許容差 ±.4 ±.2 ±.1 幅 Nの寸法許容差 ±.4 ±.25 ±.15 ペア 高さHのベア相互差 基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による 単位 : mm B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による (2) 互換タイプの精度 表 精度規格 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.4 ±.2 ±.1 幅 N の寸法許容差 ±.4 ±.25 ±.15 レ一ル 1 本 高さ H のベア相互差 幅 N のぺア相互差 高さ H のベア相互差 ( 複数レ一ル 単位 : mm A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

84 G99TJ (3) 走り平行度の精度 Aに対するC Bに対するDの走り平行度はレール長さに関係します 表 走り平行度の精度 レールの長さ 精度等級 (µm) レールの長さ 精度等級 (µm) (mm) (C) (H) (P) (mm) (C) (H) (P) ~ , ~ 1, ~ ,2 ~ 1, ~ ,3 ~ 1, ~ ,4 ~ 1, ~ ,5 ~ 1, ~ ,6 ~ 1, ~ ,7 ~ 1, ~ ,8 ~ 1, ~ ,9 ~ 2, ~ , ~ ~ 1, 予圧 MGN/MGWシリーズは色々な用途によって3 種類の予圧があります 表 予圧等級 予圧等級 コード 予圧 精度等級 すきまあり ZF クリアランス 4~1µm C 無予圧 Z C~P 軽予圧 Z1.2C C~P 備考 : Cは基本動定格荷重 防塵シール エンドシールは標準でブロックの両サイドに取付けられており 異物がブロックの内側に入って 精度や寿命が落ちることを防ぎます ボトムシールはブロックの下側のふちに取付けられて 異物が入り込むのを防ぎます ボトムシールをご選定の際は型番の最後に U を付けて下さい サイズは はオプションとしてボトムシールが取付けられますが サイズ 5, 7 は取付けられません もし 取付けるならば レールの横の取付け面が H1 を超えないようにご注意をお願いします H 1 表 サイズ ボトムシール H 1 mm サイズ ボトムシール H 1 mm MGN MGW MGN MGW MGN 9 1 MGW MGN 12 2 MGW MGN 15 3 MGW

85 82 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ レールの取付面の許容精度 S1 f P (2) 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 ZF Z Z1 MG MG MG MG MG 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) サイズ 予圧等級 ZF Z Z1 MG MG MG MG MG 註 :* 許容値は軸間距離と比例しています 単位 : µm 表 取付面の平面度 単位 : mm サイズ 平面度の誤差 MG5.15/2 MG7.25/2 MG9.35/2 MG12.5/2 MG15.6/2 註 : 上記の数値はZF/Zの予圧等級に適用します もしZ1の予圧等級または同じ平面に二本以上 ご使用の場合は上記の数値の5% 以下するようにお薦めします

86 G99TJ 取付け時の注意事項 r 2 取付面の肩の高さと隅部半径 H1 H2 表 取付面の高さと隅部 r 1 サイズ レールの最大隅部 ブロックの最大隅部 レール部の肩の高さ ブロック部の肩の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) H 1 (mm) H 2 (mm) MGN MGN MGN MGN MGN MGW MGW MGW MGW MGW 取付けボルトの締め付けトルク不適切なボルトの締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズ毎の締め付けトルクを下記に推奨します 表 ボルトの締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N- cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 MGN 5 M2.4P 6L 57(5.9) 39.2(4) 29.4(3) MGN 7 M2.4P 6L 57(5.9) 39.2(4) 29.4(3) MGN 9 M3.5P 8L 186(19) 127(13) 98(1) MGN 12 M3.5P 8L 186(19) 127(13) 98(1) MGN 15 M3.5P 1L 186(19) 127(13) 98(1) MGW 5 M2.5.45P 7L 118(12) 78.4(8) 58.8(6) MGW 7 M3.5P 6L 186(19) 127(13) 98(1) MGW 9 M3.5P 8L 186(19) 127(13) 98(1) MGW 12 M4.7P 8L 392(4) 274(28) 26(21) MGW 15 M4.7P 1L 392(4) 274(28) 26(21) 註 : 1 kgf = 9.81 N

87 84 G99TJ MG シリーズミニチュアリニアガイドウェイ レールの標準長さと最大長さ HIWIN は最大長さのレールを在庫していますので お客様のニーズに迅速に対応できます 非標準長さをご要求の際には レールの取付けが不安定にならないように最後の取付け穴の中心部からレールの端までの距離 ( 表 参照 )E 寸法が ピッチ (P) の1/2 以下になること またEmin 寸法以下で取付け穴にかからないことを推奨します n( n 取付穴の数 ) E P E L L =(n-1) x P + 2 x E L : レールの全長 (mm) n : 取付穴の数 P : 二つの穴の距離 (mm) E : レールの端から最後の穴の中心までの距離 (mm) 式 2.3 表 レールの長さ サイズ MGNR5 MGNR7 MGNR 9 MGNR12 MGNR15 MGWR5 MGWR7 MGWR9 MGWR12 MGWR15 標準長さ L(n) 4(3) 4 (3) 55 (3) 7 (3) 7 (2) 5(3) 5 (2) 8 (3) 11 (3) 11 (3) 55(4) 55 (4) 75 ( 4) 95 (4) 11 (3) 7(4) 8 (3) 11 (4) 15 (4) 15 (4) 7(5) 7 (5) 95 (5) 12 (5) 15 (4) 9(5) 11 (4) 14 (5) 19 (5) 19 (5) 1(7) 85 (6) 115 (6) 145 (6) 19 (5) 11(6) 14 (5) 17 (6) 23 (6) 23 (6) 13(9) 1 (7) 135 (7) 17 (7) 23 (6) 13(7) 17 (6) 2 (7) 27 (7) 27 (7) 16(11) 13 (9) 155 (8) 195 (8) 27 (7) 15(8) 2 (7) 23 (8) 31 (8) 31 (8) 175 (9) 22 (9) 31 (8) 17(9) 26 (9) 26 (9) 35 (9) 35 (9) 195 (1) 245 (1) 35 (9) 29 (1) 29 (1) 39 (1) 39 (1) 275 (14) 27 (11) 39 (1) 35 (14) 43 (11) 43 (11) 375 (19) 32 (13) 43 (11) 5 (19) 51 (13) 51 (13) 37 (15) 47 (12) 71 (24) 59 (15) 59 (15) 47 (19) 55 (14) 86 (29) 75 (19) 75 (19) 57 (23) 67 (17) 91 (23) 91 (23) 695 (28) 87 (22) 17 (27) 17 (27) ピッチ (P) 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 最大標準長さ 25(17) 595 (4) 1,195 (6) 1,995 (8) 1,99 (5) 25(13) 59 (2) 1,97 (66) 1,99 (5) 1,99 (5) 最大長さ ,2 5 2, 2, , 2, 2, 注 : 1. 標準レールの E 値許容公差は.5 ~ -.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~ -.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含めます 3. E 寸法について特別なご要望がございましたら当社にご相談ください 4. MGNR5 MGWR5 はステンレスのみが供給されています 5. ステンレスの MGNR9 の最大長さは 12 ミリメートルです 炭素鋼の MGNR9 の最大長さは千ミリメートルです 6. ステンレスの MGWR7 の最大長さは 6 ミリメートルです 炭素鋼の MGWR7 の最大長さは 2 ミリメートルです 単位 : mm

88 G99TJ B MGN/MGW B シリーズの仕様 Gn 2-Mxl (1) MGN-C / MGN-H タイプ H H1 W H2 HR h L L1 N WR E P E MGN7, MGN9, MGN12 4-Mxl B1 W B Gn L L1 C H2 HR h 4-Mxl B1 W B H2 H H1 N WR E P E MGN15 Gn G L L1 C H1 HR H h N WR E P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y ブロック 重量 レール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G G n Mxl H 2 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) N-m N-m N-m kg kg/m MGN 7C Ø1.2 M2x M2x6 MGN 7H MGN 9C Ø1.4 M3x M3x8 MGN 9H MGN 12C Ø2 M3x M3x8 MGN 12H MGN 15C M3 M3x M3x1 MGN 15H 註 : 1 kgf = 9.81 N

89 86 G99TJ Mxl B1 W B Gn H2 ØD L L 1 H MGシリーズ N H1 ミニチュアリニアガイドウェイ WR H R h E Ød P E (2) MGW-C / MGW-H タイプ H H1 N B1 W WR MGW7, MGW9, MGW12 Gn H2 HR h L L1 4-Mxl B1 W B Gn ØD L L1 C H H1 N WR H2 HR h E Ød P E 4-Mxl B1 W B Gn G L L1 C ØD H H2 HR h H1 C ØD Ød E P E MGW15 N WB WR E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G G n Mxl H 2 W R W B H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) N-m N-m N-m kg kg/m MGW 7C Ø1.2 M3x M3x6 MGW 7H MGW 9C Ø1.2 M3x M3x8 MGW 9H MGW 12C Ø1.2 M3x M4x8 MGW 12H MGW 15C M3 M4x M4x1 MGW 15H 註 : 1 kgf = 9.81 N

90 G99TJ (3)MGN-C-O/MGN-H-O MGN5-O 2-Mxl B1 W B Gn L L1 E P B1 W Gn ØD E Ød P 4-Mxl B1 W B Gn ØD L L1 C H H2 H1 N WR 4-Mxl B1 W B Gn H HR h Ød E P E H2 G L L1 C ØD HR h H H 2 HR h H H1 H2 HR h N WR E MGN5HL-O L L1 C 2-M 2.6 (THRU) 1 H N W R E MGN9-O, MGN12-O MGN15-O H1 N WR E Ød P E 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 H H 1 N W B B 1 C L 1 L G G n Mxl H 2 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) M R N-m 許容静定格モーメント M P N-m M Y N-m 重量 ブロック レール kg kg/m MGN5C-O M2x MGN5H-O M2x M2x MGN5HL-O M2.6-THRU MGN9C-O M3x Ø M3x8 MGN9H-O M3x MGN12C-O M3x Ø M3x8 MGN12H-O M3x MGN15C-O M3x M M3x1 MGN15H-O M3x 註 : 1 kgf = 9.81 N

91 88 G99TJ W MGシリーズ B1 B 2-Mxl ミニチュアリニアガイドウェイ Gn H2 ØD L L 1 N WR (4)MGW-C-O/MGW-H-O 2-Mxl 2-Mxl B1 B1 B1 W WB WB Gn Gn Gn H2 ØD ØD ØD LL L L1 L 1 LC 1 H h H1 H R H h E Ød P E MGW5C-O H2 H H1 H1 N WR WR WR HR H R H R h h Ød Ød Ød E E E E E P E MGW5CL-O L B1 W Gn H2 ØD L1 C MGW9-O, MGW12-O 4-Mxl 4-Mxl B1 B1 W B B Gn Gn ØD ØD L L1 C L L1 C H H H1 H1 N N WR WR H2 H2 HR h HR h Ød E E Ød P P E E 4-Mxl B1 W B Gn G L L1 C ØD H H2 HR h H1 HR H h N WR Ød E P E 型番 H1 組立寸法 N. (mm) WB WR ブロック寸法 (mm) Ød レール寸法 E (mm) P レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 許容静定格モーメント E M R M P M Y 重量ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G G n Mxl H 2 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) N-m N-m N-m kg kg/m MGW5C-O M2.5x Ø M2.5X7 MGW5CL-O M3-THRU MGW9C-O M3x Ø M3x8 MGW9H-O M3x MGW12C-O M3x Ø M4x8 MGW12H-O M3x 註 : 1 kgf = 9.81 N

92 G99TJ QH シリーズ -- 静音式リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology HIWIN QH シリーズは静音式リニアガイドウェイです 4 条列のサーキュラアーク溝設計で新開発された高性能リニアガイドウェイです シンクモーション (SynchMotion TM Technology) を採用した本シリーズはグリースを保持するシンクモーション機構 ( 特許取得 ) を搭載 走行時のノイズを低減し ボール回転のスムーズさや寿命 潤滑効果などを向上させます HIWIN QH シリーズは幅広い産業分野に適し 高速化と低騒音性 クリーン度を要求される電子産業に適しています 特長 (1) 低騒音設計シンクモーションで各ボールが均等な間隔で配列し ボール同士の衝突音をなくし 高周波数帯の音の強さが減少されます ( 右下の図をご参照 ) 従来シリーズと比べて ノイズは約 5 db 低減します ( 左下の図をご参照 ) 8 7 HG25 no grease QH25 no grease 5dB HG25 no grease QH25 no grease db(a) 6 db(a) mm/s khz (2) 均一な潤滑効果で寿命延長特許のシンクモーションの内部にグリースを保持する空間により走行中のグリースまわりが良くなります 社内試験では動定格荷重の 2% での荷重条件でグリース保持の試験をした結果 4,km 給脂せずに走行しましました 使用状況により結果は変わります グリースを保持 グリースを保持

93 9 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ 表 疲労試験データ 型番 QHH25CAZAH 速度 24m/min 潤滑油 リチウム石けん基グリース. ( 出荷時標準 ) 荷重 5kN 走行距離 4km Load=5kN After 4,km (3) 運動スムーズさを向上従来のリニアガイドウェイは作動する時にボール保持器がないので 負荷側のボールが先に運動し 無負荷側のボールを押し出して 連鎖的往復衝突が生じ 摩擦力の変動が激しくなります QH シリーズはシンクモーション同期運動技術を備えるため 循環システム内のボールがシンクモーションで繋がり ブロックが動き始めると すべてのボールも同時に運動し ボールとボールとの衝突がなくなり 一定の走行運動を保持でき 摩擦抵抗の変動幅が減少します 転がり抵抗値 Force(N) 摩擦試験図 シンクモーション入り. SynchMotion リニアガイドウェイ Type Conventional 従来のリニアガイドウェイ Type 時間 Time(.5sec) (4) 高速設計 HIWIN 独特な設計構造の SynchMotion( シンクモーション ) の採用により ボールとボールとの間の摩擦接触がなくなり そのうえ ボールと SynchMotion( シンクモーション ) との接触が環状となり 接触面積が小さく 摩擦抵抗を大幅に減少できます 従って QH タイプは優れた高速性能を持っています レール ブロック

94 G99TJ 表 高速試験データ 型番 QHW25CAZAH High Speed Test 速度 13m/min 潤滑油 リチウム石けん基グリース. ( 出荷時標準 ) 走行距離 9,5km High Speed Test V=13m/min After 9,5km QH シリーズの構造 ブロック レール エンドキャップ エンドシール ボトムシールボール保持器 ボール The SynchMotion ( シンクモーション ) レールキャップ QH シリーズ静音式の型番 QH シリーズは互換性と非互換性 2 つのタイプに分けられ 寸法は同一です 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定レベル以上に達しておりますので ペアで組立てる必要としない場合は互換性タイプが便利です QH シリーズと HG シリーズのレールは同じなので HG シリーズを QH シリーズへ変える場合は 設計を変更する必要はありません

95 92 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ (1) 非互換性タイプ QH W 25 C A E 2 R 16 E ZA P II + KK/RC/E2 QH シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 (2) 互換性タイプ QH ブロック型番 1 軸数記号 精度記号 : C, H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 E2: 自己潤滑式 RC: 強化型キャップ防塵シール 2 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール QH W 25 C A E ZA P + KK/E2 QHシリーズブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 E2 : 自己潤滑式防塵シール 2 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) QH レール型番 (HG シリーズと共通 ) HG R 25 R 12 E P + RC QH/HG シリーズ レール : R サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45 レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 RC: 強化型キャップ 精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm)

96 スクェアフランジ4 G99TJ QH シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ HIWIN リニアガイドウェイはスクェア フランジの 2 種類のブロックを提供致します 表 ブロックのタイプ タイプ形式形状高さレール長さ主な用途 (mm) (mm) QHH-CA. QHH-HA 28 1 自動化装置 高速搬送設備 精密測定器具 7 4 半導体設備 24 1 QHW-CA. QHW-HA QHW-CB. QHW-HB QHW-CC. QHW-HC 6 (2) レールのタイプ標準のレール上面から取付けるタイプと HIWIN は底面から取付けられるタイプがあります 表 レールのタイプ 上面から取付ける穴 底面から取付け

97 94 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ 精度等級 QH シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことができます (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格 型番 QH - 15, 2 単位 : mm 精度等級 型番 QH - 25, 3, 35 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さHの寸法許容差 ±.1 ± 幅 Nの寸法許容差 ±.1 ± 並級 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 精度規格 ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 単位 : mm 表 精度規格 型番 QH - 45 単位 : mm 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.5 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.5 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による

98 G99TJ (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格 型番 QH - 15, 2 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 QH - 25, 3, 35 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 QH - 45 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.5 ±.25 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.5 ±.25 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

99 96 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4, 予圧 (1) 予圧定義予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナスすきまが生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 軽予圧 (ZA) 以下を推奨します 弾性変位 ブロックの荷重 Z 予圧が加えられていない場合の弾性変位 ZB 重予圧が加えられた場合の弾性変位 (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況用途例 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求 搬送装置 自動包装機械 一般機械の X-Y 軸. 溶接機械 溶接機 中予圧 ZA.5C~.7C 高い精度等級を要求 重予圧 ZB.1C~.12C 振動や衝撃を伴う マシニングセンタ 一般機械の Z 軸 EDM, NC 旋盤 精密 XY テープル 計測機 器マシニングセンタ. 研削盤 N C 旋盤 立型及び横型フライス盤 工作機械の Z 軸 重切削機械 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です

100 G99TJ 防塵シールのコード (1) 防塵シールのコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい t2 エンドシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) ボトムシール ボトムシールエンドシール金属スクレーパスペーサ ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) エンドシール エンドシール スペーサ t1 t1 DD ( ダブルシール + ボトムシール ) ボトムシール ボトムシールスペーサ金属スクレーパ KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) (2) 防塵シールの説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や粉塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより 厳しい切削の加工環境であっても ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ 厚み (t1) (mm) サイズ QH 15 ES 3 QH 3 ES 3.2 QH 2 ES 2.5 QH 35 ES 2.5 QH 25 ES 2.5 QH 45 ES 3.6 厚み (t1) (mm)

101 98 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ 金属スクレーパ金属スクレーパは高温の鉄屑や加工時に跳ね上がったスパッタ 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ 厚み (t2) (mm) サイズ QH 15 SC 1.5 QH 3 SC 1.5 QH 2 SC 1.5 QH 35 SC 1.5 QH 25 SC 1.5 QH 45 SC 1.5 厚み (t2) (mm) (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 サイズ ブロック全長 (L) 標準 ZZ DD KK QH 15C QH 2C QH 2H QH 25C QH 25H QH 3C QH 3H QH 35C QH 35H QH 45C QH 45H 単位 : mm

102 G99TJ 摩擦抵抗この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 QH シリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズ シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) QH (.12) QH2 1.6 (.16) QH25 2. (.2) QH3 2.7 (.27) QH (.31) QH (.53) レールの取付面の許容精度 QH シリーズリニアガイドウェイはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイドで自動調心能力を持ち 取付ける時に 基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付面の許容誤差値です 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QH QH QH QH QH QH 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QH QH QH QH QH QH 註 :* 許容値は軸間距離と比例しています

103 1 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ 取付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません H 1 ブロック BLOCK E 1 r 1 レール RAIL ブロック BLOCK r 2 E 2 表 取付面の高さと隅部 サイズ レールの最大隅部 ブロックの最大隅部 レール部の肩の高さ ブロック部の肩の高さ ブロック運行時の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) QH QH QH QH QH QH (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 ボルトの締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 QH 15 M4.7P 16L 392(4) 274(28) 26(21) QH 2 M5.8P 16L 883(9) 588(6) 441(5) QH 25 M6 1P 2L 1373(14) 921(1) 686(7) QH 3 M8 1.25P 25L 341(31) 21[26] 147(15) QH 35 M8 1.25P 25L 341(31) 21[26] 147(15) QH 45 M P 35L 11772(12) 784(8) 588(6) 註 :1 kgf = 9.81N

104 G99TJ QH シリーズの仕様 K (1) QHH-CA / QHH-HA タイプ l K 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QHH15CA M4 x M4x QHH2CA M5 x M5x16 QHH2HA QHH25CA M6 x M6x2 QHH25HA QHH3CA M8x M8x25 QHH3HA QHH35CA M8x M8x25 QHH35HA QHH45CA M1x M QHH45HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

105 12 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ K (2) QHW-CA / QHW-HA タイプ K 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QHW15CA M M4x QHW2CA M M5x16 QHW2HA QHW25CA M M6x2 QHW25HA QHW3CA M M8x25 QHW3HA QHW35CA M M8x25 QHW35HA QHW45CA M M12x35 QHW45HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

106 G99TJ K (3) QHW-CB / QHW-HB タイプ K 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G M T T 1 T 2 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QHW15CB ø M4x QHW2CB ø M5x16 QHW2HB QHW25CB ø M6x2 QHW25HB QHW3CB ø M8x25 QHW3HB QHW35CB ø M8x25 QHW35HB QHW45CB ø M12x35 QHW45HB 註 : 1 kgf = 9.81 N

107 14 G99TJ QH シリーズ静音式リニアガイドウェイ K (4) QHW-CC / QHW-HC タイプ K 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L G M T T 1 T 2 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QHW15CC M M4x QHW2CC M M5x16 QHW2HC QHW25CC M M6x2 QHW25HC QHW3CC M M8x25 QHW3HC QHW35CC M M8x25 QHW35HC QHW45CC M M12x35 QHW45HC 註 : 1 kgf = 9.81 N

108 G99TJ QEシリーズ -- 静音式リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology HIWIN QE シリーズの静音式リニアガイドウェイは 4 条列のサーキュラアークコンタクト構造に基いて設計され 新たに開発した高性能リニアガイドウェイです 同期運動技術 (SynchMotion TM Technology) を採用された HIWIN QE シリーズは潤滑油を溜める特許のシンクモーション入り装置を取付けてあり 走行時にノイズを減少し ボール回転のスムーズさや寿命 潤滑効果などを向上させます HIWIN QE シリーズは幅広い産業分野に適し 高速化と低騒音性 クリーン度を要求される電子産業に更に適応しています HIWINQE シリーズは EG シリーズと互換性を持っており 寸法の詳細は をご参照下さい QE シリーズ的構造 ブロック レール エンドキャップ エンドシール ボール The SynchMotion ( シンクモーション ) ボトムシール ボール保持器 QE シリーズ静音式の型番 QE シリーズは互換性と非互換性 2 つのタイプに分けられ 寸法は同一です 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定レベル以上に達しておりますので ペアで組立てる必要としない場合は互換性タイプが便利です QE シリーズと EG シリーズのレールは同じなので EG シリーズを QE シリーズへ変える場合は 設計を変更する必要はありません

109 16 G99TJ QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ (1) 非互換性タイプ QE W 25 C A E 2 R 16 E ZA P II + KK/RC QE シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア 精度記号 : C, H, P, SP, UP RC: 強化型キャップ防塵シール 2 1 軸数記号 サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 荷重タイプ : C : 重荷重 S : 中荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 (2) 互換性タイプ QE ブロック型番 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R/U : 貫通穴 T : タップ穴 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール QE W 25 C A E ZA P + ZZ QE シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 荷重タイプ : C : 重荷重 S : 中荷重 防塵シール 2 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し ブロック取付け : A : タップ穴 B : 貫通穴 QE レール型番 (EG シリーズと共通 ) EG R 25 R 12 E P + RC QE/EG シリーズ レール : R サイズ : 15, 2, 25, 3, 35 レール取付け : R/U : 貫通穴 T : タップ穴 RC: 強化型キャップ精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm)

110 G99TJ QE シリーズのタイプ (1) 滑塊型式 HIWIN リニアガイドウェイはスクェア フランジの 2 種類のブロックを提供致します タイプブロックのタイプス形式 形状 高さ レール長さ 主な用途 表 (mm) (mm) クェア24 1 自動化装置 QEH-SA. QEH-CA 48 4 高速搬送設備 精密測定器具 半導体設備 24 1 QEW-SA. QEW-CA ンジラ フQEW-SB. QEW-CB 4 48 (2) レールのタイプ標準のレール上面から取付けるタイプと HIWIN は底面から取付けられるタイプがあります 表 レールのタイプ 上面から取付ける穴 底面から取付け

111 18 G99TJ QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ 精度等級 QE シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことができます C H A N D B (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格 単位 : mm 型番 QE - 15, 2 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 精度規格 単位 : mm 型番 QE - 25, 3, 35 精度等級 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による

112 G99TJ (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格 型番 QE - 15, 2 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.3 ±.15 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 QE - 25, 3, 35 単位 : mm 精度等級 並級 上級 精密級 (C) (H) (P) 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4,

113 11 G99TJ QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ 予圧 (1) 予圧定義予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナスすきまが生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 軽予圧 (ZA) 以下を推奨します Elastic 弾性変位 displacement ブロックの荷重 Preload amount Z 予圧が加えられてい Elastic displace ない場合の弾性変位 without preload ZB 中予圧が加えられた ZB 場合の弾性変位 Elastic displace with medium p (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求 軽予圧 ZA.3C~.5C 高い精度等級を要求 中予圧 ZB.6C~.8C 振動や衝撃を伴う 高剛性を要求 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です 防塵シールのコード (1) 防塵シールのコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい エンドシール エンドシール ボトムシール 金属スクレーパ ボトムシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) エンドシール エンドシール t1 t2 ボトムシール ボトムシール 金属スクレーパ DD ( ダブルシール + ボトムシール ) KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール )

114 G99TJ (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や粉塵がブロックの中に入ることにより 溝が傷付き寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ 厚み (t1) (mm) サイズ QE 15 ES 2 QE 3 ES 2.5 QE 2 ES 2 QE 35 ES 2 QE 25 ES 2.5 厚み (t1) (mm) 金属スクレーパ金属スクレーパは高温の鉄屑や加工時に跳ね上がったスパッタ 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ 厚み (t2) (mm) サイズ QE 15 SC 1 QE 3 SC 1 QE 2 SC 1 QE 35 SC 1.5 QE 25 SC 1 厚み (t2) (mm) (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 サイズ ブロック全長 (L) 標準 ZZ DD KK QE15S QE15C QE2S QE2C QE25S QE25C QE3S QE3C QE35S QE35C 単位 : mm

115 112 G99TJ QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ 摩擦抵抗この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 QE シリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズ QE (.11) QE (.14) QE (.17) QE (.21) QE (.23) シール付きの摩擦抵抗 N (kgf) レールの取付面の許容精度 QE シリーズリニアガイドウェイはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイド 自動調心能力を持ち 取付ける時に 基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付面の許容誤差値です S 1 P (5) 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QE QE QE QE QE 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QE QE QE QE QE 註 : * 許容値は軸間距離と比例しています 単位 : µm

116 G99TJ 取付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 取付面の高さと隅部 単位 :mm サイズ レールの ブロックの レール部の ブロック部の ブロック運行時 最大隅部 最大隅部 肩の高さ 肩の高さ の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) QE QE QE QE QE (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 ボルトの締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) QE 15 M3 x.5p x 16L 186 (19) QE 2 M5 x.8p x 16L 883 (9) QE 25 M6 x 1P x 2L 1,373 (14) QE 3 M6 x 1P x 25L 1,373 (14) QE 35 M8 x 1.25P x 25L 3,41 (31) 註 : 1 kgf = 9.81 N

117 QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ ØD H H G99TJ QE シリーズの仕様 (1) QEH-CA / QEH-SA タイプ K 1 K 1 B1 W B G L L1 C 4-Mxl L L1 2-Mxl G T H2 H3 HR h N WR E Ød P QEH-CA QEH-SA E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y ブロック 重量 レール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QEH15SA M4x M3x16 QEH15CA QEH2SA M5x M5x16 QEH2CA QEH25SA M6x M6x2 QEH25CA QEH3SA M8x M6x25 QEH3CA QEH35SA M8x M8x25 QEH35CA 註 : 1 kgf = 9.81 N

118 H 1 T1 HR T h H G99TJ (2) QEW-CA / QEW-SA タイプ K 1 K 1 B1 W B G L L1 C 4-M L L1 2-M G H2 ØD H3 N WR E Ød P QEW-CA QEW-SA E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y ブロック 重量 レール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QEW 15SA M M3 16 QEW 15CA QEW 2SA M M5 16 QEW 2CA QEW 25SA M M6 2 QEW 25CA QEW 3SA M M6 25 QEW 3CA QEW 35SA M M8 25 QEW 35CA 註 : 1 kgf = 9.81 N

119 QE シリーズ静音式リニアガイドウェイ (3) QEW-CB / QEW-SB タイプ B T1 H1 H HR h G99TJ K 1 K1 W 1 B G L L 1 C 4-M L L1 2-M G T H ØD H3 N WR E Ød P QEW-CB QEW-SB E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QEW 15SB ø M3x16 QEW 15CB QEW 2SB ø M5x16 QEW 2CB QEW 25SB ø M6x2 QEW 25CB QEW 3SB ø M6x25 QEW 3CB QEW 35SB Ø M8x25 QEW 35CB 註 : 1 kgf = 9.81 N

120 G99TJ QWシリーズ -- 静音式幅広リニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology 特長 QW シリーズ 静音式幅広リニアガイドウェイはレールの幅を広くして 取付けの高さを低くし 限られたスペースで高モーメントに耐えることが出来ます 単軸での使用も可能です 合わせて同期運動技術 (SynchMotion TM Technology) では潤滑油を貯める特許のシンクモーション入り装置を取付けてあり 走行時のノイズを減少し ボール回転のスムーズさや寿命 潤滑効果などを向上させます QW シリーズは幅広い産業分野に適し 高速化と低騒音性 クリーン度を要求される電子産業に更に適応しています QW 本体の構造 ブロック エンドキャップ レール エンドシール グリースニップル ボールボール保持器ボトムシールシンクモーション ( SynchMotion) QW シリーズの型番 QW シリーズは互換性と非互換性の二つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替えることができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定レベル以上に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です リニアガイドウェイの型番ではサイズ タイプ 精度等級 予圧などのスペックから組み合せて構成されています QW シリーズ及び WE シリーズのレールは同じなので WE シリーズ及び QW シリーズへ変更した場合 設計を変更する必要はありません さらに QW シリーズの応用性や互換性を向上しました

121 118 G99TJ QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ (1) 非互換性タイプ QW W 27 C C E 2 R 16 E ZA P II + KK/RC QW シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 27, 35 荷重タイプ : C : 重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 1 軸数記号 精度記号 : C, H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 防塵シール 2 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール RC: 強化型キャップ (2) 互換性タイプ QW ブロック型番 QW W 27 C C E ZA P + ZZ QW シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア サイズ : 27, 35 荷重タイプ : C : 重荷重 防塵シール 2 精度記号 : C, H, P 予圧記号 : Z, ZA ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しブロック取付け : A : タップ穴タップ貫通穴 ( 上下取付 ) QW レール型番 WE R 27 R 124 E P + RC QW/WE シリーズ レール :R 貫通穴 サイズ : 27, 35 レール取付け : R : 貫通穴 RC: 強化型キャップ 精度記号 : C, H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm)

122 G99TJ 精度等級 QW シリーズの精度等級は並級 (C) 上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 5 等級があり 使用される装置の精度によって選ぶことが出来ます C H A N D B (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格 単位 : mm 型番 QW - 27, 35 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 並級 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 表 による B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格型番 QW - 27, 35 単位 : mm 精度等級 並級上級精密級 (C) (H) (P) 高さHの寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 幅 Nの寸法許容差 ±.1 ±.4 ±.2 ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

123 12 G99TJ QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4, 予圧等級 (1) 予圧定義 予圧とは 予めボールに負荷をかけ いわば オーバサイズのボールを使用し ボールとボール溝の間にマイナスすきまが生じ 圧力が与えられます それにより 高精度と高剛性を維持できます 右図に示すように 予圧を与えることにより 剛性が高まります 但し 小さいサイズは 過予圧が寿命に影響するため 軽予圧 (ZA) 以下を推奨します (2) 予圧等級 HIWIN は 用途と使用条件に応じて 3 種類の標準予圧があります Elastic 弾性変位 displacement Preload ブロックの荷重 amount Z 予圧が加えられてい Elastic displacement ない場合の弾性変位 without preload ZB ZB 中予圧が加えられた場合の弾性変位 Elastic displacement with medium preload 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況 普通予圧 Z ~.2C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級の要求 軽予圧 ZA.3C~.5C 軽負荷及び高精度の要求 中予圧 ZB.6C~.8C 高剛性の要求 振動や衝撃を伴う 等級互換性レール非互換性レール 予圧等級 Z, ZA Z, ZA, ZB 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です

124 G99TJ 防塵シール (1) 防塵シールのコード 下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記の記号を記載して下さい t2 t2 t2 t2 ボトムシール エンドシール エンドシール ボトムシール 金属スクレーパ 無記号 標準仕様 (エンドシール ボトムシール) ZZ (エンドシール+金属スクレーパ+ボトムシール) t1 t1 t1 エンドシール t1 ボトムシール ボトムシール エンドシール 金属スクレーパ DD (ダブルシール+ボトムシール) KK (ダブルシール+金属スクレーパ+ボトムシール) (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール 鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシール シール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシールの厚み サイズ 厚み (t1) (mm) QW 27 2 QW 35 2 金属スクレーパ 金属スクレーパは高温鉄屑や加工時のスパッタや 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ 厚み (t2) (mm) QW 27 1 QW

125 122 G99TJ QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ レールの取付穴用キャップキャップは取付穴に鉄屑や異物が入らないように ボルトのカバーとして使われます キャップはレールの梱包内に入っています Ø 表 レールの取付穴用キャップ サイズボルトサイズ直径 (D) 厚さ (H) (mm) (mm) QWR27R M QWR35R M (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロックの全長 サイズ ブロックの全長 (L) 標準 ZZ DD KK QW27C QW35C 単位 : mm 摩擦抵抗 この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 QWシリーズのシール付きの摩擦抵抗サイズシール付きの摩擦抵抗 N (kgf) QW (.3) QW (.4) 註 : 1 kgf = 9.81 N レール取付面の許容誤差 QW シリーズはサーキュラアーク二点コンタクト式のリニアガイドで自動調心能力を持ち 取付ける時に基準面に少しの誤差があっても高精度でスムーズな直線運動が得られます 下表は取付面の許容誤差値です S1 P (5)

126 G99TJ 表 取付面 (P) の最大平行誤差 単位 : µm サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QW QW 表 上下取付の水平度誤差 (S 1 ) サイズ 予圧等級 Z ZA ZB QW QW * 許容値は軸間距離と比例しています 単位 : µm 組付け時の注意事項 (1) 取付面の高さと隅部不適切な取付面の高さと隅部は取付精度を悪くし レールもしくはブロックの隅部が干渉します 下記の表に示されるように 取付面の高さと隅部を推奨値にすれば 取付時の精度の問題はありません r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 取付面の高さと隅部 単位 : mm サイズレールの最大隅部ブロックの最大隅部レール部の肩の高さブロック部の肩の高さブロック運行時の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) QW QW (2) 取付ボル卜の締め付け卜ルク不適切なボル卜の締め付けはリニアガイドウェイの精度に大きく影響しますので ボルトのサイズごとの締め付けトルクを下記に推奨いたします 表 締付けトルク サイズ ボルトサイズ 締付けトルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 QW 27 M4.7P 16L 392(4) 274(28) 26(21) QW 35 M6 1P 2L 1373(14) 921(94) 686(7) 註 : 1 kgf = 9.81 N

127 124 G99TJ QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ レール標準長さ及び最大長さ HIWIN は最大長さのレールを在庫していますので お客様のニーズに迅速に対応できます 非標準長さをご要求の際には レールの取付が不安定にならないように最後の取付穴の中心部からレールの端までの距離 E 寸法が ピッチ (P) の 1/2 以下になること また Emin 寸法以下で取付穴にかからないことを推奨します 2 x n( 取付穴の数 ) E P E L L =(n-1) x P + 2 x E L : レールの全長 (mm) n : 取付穴の数 P : 二つの穴の距離 (mm) E : 最後の取付穴からレールの端までの距離 (mm) 式 2.3 表 レールの長さ サイズ WER27 WER35 22 (4) 28 (4) 28 (5) 44 (6) 34 (6) 6 (8) 46 (8) 76 (1) 標準長さ L(n) 64 (11) 1 (13) 82 (14) 1,64 (21) 1, (17) 2,4 (26) 1,24 (21) 2,52 (32) 1,6 (27) 3, (38) ピッチ (P) 6 8 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 2 2 最大標準長さ 4, (67) 3,96 (5) 最大長さ 4, 4, 単位 : mm 註 :1. 標準レールの E 値許容公差は.5~-.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~-.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含みます 3. E 寸法について特別なご要望がございましたら当社にご相談ください

128 H T G99TJ QW シリーズの仕様 K 1 (1) QWH-CA 6-Mxl B 1 W B G K 2 L L 1 C H 2 ØD H3 H 1 H R h N W B W R Ød E P E M R M P M Y 型番 組立寸法 (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール取付けボルト 基本動定格荷重 基本静定格荷重 M R 許容静定格モーメント H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R W B H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m M P M Y 重量 ブロックレール kg kg/m QWH27CA M6x M4x QWH35CA M8x M6x 註 : 1 kgf = 9.81 N

129 126 G99TJ QW シリーズ静音式幅広リニアガイドウェイ K 1 (2) QWW-CC 6-M G L B 1 W B K 2 L 1 C T 1 T H3 H H 2 ØD H 1 H R h N W B W R Ød E P E M R M P M Y 型番 組立寸法 (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール取付けボルト 基本動定格荷重 基本静定格荷重 M R 許容静定格モーメント H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R W B H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m M P M Y 重量 ブロックレール kg kg/m QWW27CC M M4x QWW35CC M M6x 註 : 1 kgf = 9.81 N

130 G99TJ RG シリーズ -- 高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ RG シリーズリニアガイドウェイの特徴 HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイはボールに代ってニードルローラを使用し 超高剛性及び超高負荷容量を実現するために設計された新製品です ローラとレールとブロックが線接触方式なので ローラが高負荷を受けた状態でも変形は微量です 接触面が 45 度でラインコンタクトの設計になっているため RG シリーズは四方向の高剛性と超重負荷容量の特徴を持っています 高剛性の実現により加工精度を大幅に引き上げ 要求される高精度に達します 超高負荷容量の特性により使用寿命が長く 高速工作機械と FA 産業機械及び高剛性が必要な設備に適しています (1) 最適化設計 HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイの循環システムは ニードルローラの転がりがスムーズに無限的循環を確保でき 今 世界各国で特許を取得致しました 優れた有限要素法 (FEM) を利用して構造負荷応力を分析し ブロックとレールの最適化構造を設計しました (2) 四方向超高剛性 HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイは ボールをニードルローラとし ローラとレールとブロックが線接触方式なので ローラが高負荷を受けた状態でも変形は微量です リニアガイドの剛性値を大幅にアップし更なる高精度加工を維持できます 右図は等体積のボール及びローラの剛性比較図です (3) 四方向高負荷容量 HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイは DB(45-45 ) の組立を採用し 上下 左右の負荷を受け止め 超高負荷容量を持つことができます 工作負荷が同じ条件で HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイはボールリニアガイドウェイより体積が小さく 均等な高負荷を受けます 弾性変位量 (µm) 負荷荷重 (kn) (4) 長期間寿命 RGシリーズリニアガイドウェイはISOの規格 (ISO ) を基準に 基本動定格荷重を決め その基本動定格荷重は定格寿命 1kmをもって計算されたものです その寿命は実際の負荷荷重条件によって違います 寿命計算は基本動定格負荷と負荷荷重により計算できます 使用の環境条件を配慮しない場合 その寿命計算は : 1 ) L = C C 1km = ( ( ) 62mile P P 式 2.4 使用の環境条件を配慮する場合 その寿命は動きの状態 走行面表面の硬さ システムの温度などに影響 されます L = f 1 1 h f t C f h f t C 1km = ( f w P ) 3 3 ( 62mile f w ) P 式 2.5 L : 定格寿命 fh : 硬さ係数 P : 計算荷重 ft : 温度係数 C : 基本動定格荷重 fw : 荷重係数 式 2.5 の硬さ係数 温度係数及び荷重係数はボールタイプリニアガイドウェイと同じです ボールタイプリニアガイドウェイと比べ ローラタイプの RG シリーズは超高負荷荷重を持ち 従来より長い寿命を実現できます

131 128 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ (5) 耐久テスト 表 テスト図 テスト (1):RGH35CA 予圧 :ZA 送り速度 :6m/min 加速度 :1G ストローク :.55m 潤滑 : 給油一回 /1km 負荷荷重 :15kN 走行距離 :1135km テスト結果 : RGH35CA の基本動定格荷重 予圧及び負荷荷重による寿命計算は 1,km です 実際のテストでは 1,135km を走行後 走行面とローラ表面に 剥離現象はありませんでした テスト (2):RGW35CC 予圧 :ZA 送り速度 :12m/min 加速度 :1G ストローク :2m 潤滑 : 給油.3cm 3 /hr 負荷荷重 : なし走行距離 :15,km テスト結果 : 本試験 15,km 運行後 走行面とローラ表面には剥離現象はありませんでした 備考 : 上記の資料は実際のテスト結果です RG シリーズの構造 ブロック エンドキャップ レールキャップ エンドシール レール グリースニップル 循環システムニードルローラボトムシール回転循環システム : ブロック レール エンドキャップ ローラ潤滑システム : グリースニップル 配管継手防塵システム : エンドシール ボトムシール レールキャップ 金属スクレーパ

132 G99TJ RG シリーズの型番 RG シリーズは互換性と非互換性の 2 つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定水準に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です RG シリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています (1) 非互換性タイプ RG W 35 C C E 2 R 164 E ZA P II + KK/E2/RC RG シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55, 65 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 1 軸数記号 精度記号 : H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 RC: 強化型キャップ E2: 自己潤滑式 防塵シール 2 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール 3. スクェア ( 低 )LはスクェアHの低い取付け式のブロック であり それの取付け高さは同じサイズのフランジタイプと一致します (2) 互換性タイプ RG ブロック型番 RG シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55,65 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 RG W 25 C A E ZA P + ZZ/E2 精度記号 : H, P 予圧記号 : Z, ZA E2: 自己潤滑式防塵シール 2 ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し ブロック取付け : A : タップ穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) RG レール型番 RGシリーズレール : R サイズ : 15, 2, 25, 3, 35, 45, 55, 65 レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 RG R 25 R 124 E P + RC RC: 強化型キャップ精度記号 : H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し レール長さ (mm)

133 13 RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ RG シリーズのタイプ (1) ブロックのタイプ RG シリーズリニアガイドウェイはブロックはスクエアとフランジの 2 種類のタイプがあります フランジ形ブロックはフランジ部で取付けるため下から取付けも出来ます スクエア形ブロックは幅が狭く スペースに制約がある設備に最適です 取付は上から対応致します 表 ブロックのタイプ タイプ形式形状高さレール長さ主な用途 ジG99TJ スクェアスクェアフラン4 RGH-CA. RGH-HA RGL-CA RGL-HA RGW-CC. RGW-HC (mm) (mm) 自動化設備 重搬送装置 CNC 加工機械 重切削機械 CNC 研削盤 射出機械 放電加工機械 ガントリーシステム 高剛性と重負荷用工作機械 (2) レールのタイプ標準品の上面から取付けレールのほか HIWIN は 底面から取付けられるタイプもあります 表 レールのタイプ 上面から取付け (R) 底面から取付け (T)

134 G99TJ 精度等級 RG シリーズの精度は上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密級 (UP) の 4 種類で設定しています お客様の使用される装置の精度によって選ぶことが出来ます C H A D N B (1) 非互換性タイプの精度 表 精度規格単位 : mm 型番 RG - 15, 2 精度等級上級精密級超精密級超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.3 幅 N の寸法許容差 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 単位 : mm 型番 RG - 25, 3, 35 精度等級 上級精密級超精密級超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.4 幅 N の寸法許容差 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 単位 : mm 型番 RG - 45, 55 精度等級 上級精密級超精密級超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) 高さ H の寸法許容差 ±.5 幅 N の寸法許容差 ± ペア高さHの相互差 ペア基準側レール幅 Nの相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による

135 132 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ 表 精度規格 単位 : mm 型番 RG - 65 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.7 幅 N の寸法許容差 ±.7 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互差 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による (2) 互換性タイプの精度 表 精度規格 単位 : mm 型番 RG - 15, 2 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容差 ±.3 ±.15 幅 Nの寸法許容差 ±.3 ±.15 ペア高さHの相互差.1.6 ペア基準側レール幅 Nの相互差.1.6 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 単位 : mm 型番 RG - 25, 3, 35 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容差 ±.4 ±.2 幅 N の寸法許容差 ±.4 ±.2 ペア高さ H の相互差.15.7 ペア基準側レール幅 N の相互差.15.7 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 RG - 45, 55 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容差 ±.5 ±.25 幅 N の寸法許容差 ±.5 ±.25 ペア高さ H の相互差.15.7 ペア基準側レール幅 N の相互差.2.1 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 単位 : mm

136 G99TJ 表 精度規格 型番 RG - 65 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容差 ±.7 ±.35 幅 N の寸法許容差 ±.7 ±.35 ペア高さ H の相互差.2.1 ペア基準側レール幅 N の相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 単位 : mm (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4, 予圧 予圧とは 予めローラに荷重を与え つまり オーバサイズのローラを使用することによってローラとブロック レール間にマイナス隙間が生じ 高剛性 高精度を維持することができます RG シリーズリニアガイドウェイは 3 種類の標準予圧を提供致します 表 予圧等級 予圧等級コード予圧適合状況 軽予圧 Z.2C~.4C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級の要求 中予圧 ZA.7C~.9C 剛性と高い精度等級の要求 重予圧 ZB.12C~.14C 高剛性要求 振動や衝撃を伴う備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です 右図は 違う予圧の条件で 剛性 摩擦抵抗 寿命との関係図です 設備の剛性と使用寿命の要求に合わせて適当な予圧等級を選んで下さい 但し 過予圧は寿命に大きな影響を与えるため 小形リニアガイドウェイには 中予圧以下の予圧を推奨致します Rigidity 剛性 摩擦 Friction 抵抗 Life 寿命 Z ZA ZB

137 134 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ 潤滑 (1) グリース グリースニップル M6x.75P NO RG25 RG3 RG35 PT1/8 NO RG45 RG55 RG65 M4x.7P RG15 RG2 M6x.75P RG25 RG3 RG35 PT1/8 RG45 RG55 RG65 NO NO.34318(OPTION) NO.3431B(OPTION) 取付け位置通常のグリースニップルの取付位置はブロックの両端です オプションとして両端の横側でも取付けられます 横側に取付けるときには基準面の反対側を推奨致しますが 基準面にする場合は一度お問い合わせください また オイル配管使用の給油も可能です do Oリング規格 O Ring W 表 O リングと油穴の最大許容深さ Oリング規格油穴の最大許サイズ容深さ (mm) do (mm) W (mm) RG ± ± RG 2 2.5± ±.15 4 RG ± ± RG 3 7.5± ± RG ± ± RG ± ± RG ± ± RG ± ± Tmax dia..8 ブロック 1 個当たりのグリース充填量 表 ブロック1 個当たりのグリース充填量 サイズ 重荷重 超重荷重 サイズ 重荷重 超重荷重 (cm 3 ) (cm 3 ) (cm 3 ) (cm 3 ) RG RG RG RG RG RG RG RG

138 G99TJ 補給時期 1km 走行するごとに補充するか もしくは 3-6 ヶ月ごとにグリースをご確認ください (2) オイルオイルの粘度は 32~15cSt のものを推奨いたします オイルを使用になる場合 事前に連絡ください 出荷時にグリースを充填しません 配管継手 LF-64 LF-76 LF-78 M6x.75P M8x1.P 18 1 M8x1.P 18 M8x1.P M6x.75P NO.972A1 Ø8 RG25 RG3 RG35 NO.976A1 LF PT 1/8 11 LF PT 1/8 M6x.75P Ø8 PT 1/8 PT 1/8 Ø1 PT 1/ NO.974A1 NO.978A1 Ø SF-76 SF-78 M8x1.P M4x.7P NO.97EA1 Ø5 RG15 RG2 PT 1/8 Ø1 RG45 RG55 RG65 RG25 RG3 RG35 RG45 RG55 RG65 M6x.75P Ø8 NO.971A1 RG25 RG3 RG35 NO.975A1 RG45 RG55 RG65 SF-86 SF PT 1/ M6x.75P Ø8 NO.973A1 RG25 RG3 RG35 PT 1/8 Ø11 NO.977A1 RG45 RG55 RG65

139 136 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ 給油期間 表 サイズ 給油期間 (cm 3 /hr) サイズ 給油期間 (cm 3 /hr) RG15.14 RG RG 2.14 RG 45.3 RG RG RG 3.2 RG 防塵部品 (1) 防塵シールのコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記の記号を記載して下さい 表 t2 ボトムシール エンドシール ボトムシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) 金属スクレーパ エンドシール ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) t1 t1 ボトムシール ボトムシール エンドシール DD ( ダブルシール + ボトムシール ) エンドシール 金属スクレーパ KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール )

140 G99TJ (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ 厚み (t1) 厚み (t1) サイズ (mm) (mm) RG 15 ES 2.2 RG 35 ES 2.5 RG 2 ES 2.2 RG 45 ES 3.6 RG 25 ES 2.2 RG 55 ES 3.6 RG 3 ES 2.4 RG 65 ES 4.4 金属スクレーパ金属スクレーパは高温鉄屑や加工時のスパッタや 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ 厚み (t2) (mm) サイズ RG 15 SC 1. RG 35 SC 1.5 RG 2 SC 1. RG 45 SC 1.5 RG 25 SC 1. RG 55 SC 1.5 RG 3 SC 1.5 RG 65 SC 1.5 厚み (t2) (mm) レールの取付穴用キャップキャップは取付穴に鉄屑や異物が入らないように ボルトのカバーとして使われます キャップはレールの梱包内に入っています Ø 表 レールの取付穴用キャップ サイズ ボルトサイズ 直径 (D) 厚さ (H) 直径 (D) 厚さ (H) サイズボルトサイズ (mm) (mm) (mm) (mm) RGR15 M RGR35 M RGR2 M RGR45 M RGR25 M RGR55 M RGR3 M RGR65 M

141 138 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロック全長 サイズ ブロック全長 (L) 標準 ZZ DD KK RG15C RG2C RG2H RG25C RG25H RG3C RG3H RG35C RG35H RG45C RG45H RG55C RG55H RG65C RG65H 単位 :mm 摩擦抵抗この摩擦抵抗値はシール一つの最大摩擦力です 表 RG シリーズのシール付きの摩擦抵抗 サイズシール付きの摩擦抵抗 N (kgf) サイズシール付きの摩擦抵抗 N (kgf) RG (.2) RG (.36) RG (.25) RG (.43) RG (.28) RG (.52) RG (.31) RG (.68)

142 G99TJ レールの取付面の許容精度 (1) 取付面の精度許容値 RG シリーズリニアガイドウェイはローラを使用しておりローラとレール ブロックが線接触方式なので 剛性は従来よりも高いです もし取付面の精度誤差が大きすぎると 品質に影響を与えることになります 摩擦抵抗が増えるうえ寿命も短くなります 下記条件に準じて取付精度を維持して頂ければ RG シリーズの高剛性 高精度 長寿命が簡単に得られます 取付面 (P) の精度誤差.1 C.1 所有滑軌承靠面要求取付面の精度要求 S1 C P a 表 取付 (P) の最大平行誤差 サイズ 予圧等級軽予圧 (Z) 中予圧 (ZA) 重予圧 (ZB) RG RG RG RG RG RG RG RG 単位 : µm 取付面高さの精度誤差 (S1) S1 = a K S1 : 取付面高さの最大許容誤差 a : レールの相互距離 K : 高さの誤差係数 表 高さ誤差係数 サイズ 予圧等級 軽予圧 (Z) 中予圧 (ZA) 重予圧 (ZB) K

143 14 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ (2) ブロックの取付面の精度誤差 平行に使われる 2 個以上の取付面高さの誤差 (S2).1 取付面の精度要求所有滑塊承靠面要求 S2 A b.1 A.1 A B.1 A.1 B S2 = b S2 : 取付面高さの最大精度誤差 b : ブロックの相互距離 レール 1 本上にブロック 1 組の取付面の精度誤差 (S3).1 所有滑塊承靠面要求取付面の精度要求 S3 A c.1 A S3 = c S3 : 取付面高さ最大精度誤差 c : ブロックの相互距離

144 G99TJ 取付け時の注意事項 (1) 取付面肩部の高さと隅部半径不適切な取付面肩部の高さと隅部は取付精度を悪くし レールまたはブロックが干渉します 下記条件に準じて取付面の高さと隅部を維持して頂ければ 取付精度不良の問題はなくなります r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 サイズ レールの ブロックの レール部の ブロック部の ブロック運行時 最大隅部 最大隅部 肩の高さ 肩の高さ の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) RG RG RG RG RG RG RG RG (2) 取付けボルトの締め付けトルク不適切なボルトの締め付け方は リニアガイドウェイの精度に 大きな影響を与えるため 締め付けトルクを下記のように推奨致します 表 サイズ ボルトサイズ 締付トルク N-cm (kgf-cm) 鉄鋳物の材質アルミ合金の材質 RG15 M4.7P 16L 392(4) 274(28) 26(21) RG2 M5.8P 2L 883(9) 588(6) 441(45) RG25 M6 1P 2L 1373(14) 921(94) 686(7) RG3 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) RG35 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) RG45 M P 35L 11772(12) 784(8) 588(6) RG55 M14 2P 45L 15696(16) 15(11) 784(8) RG65 M16 2P 5L 1962(2) 131(135) 98(1)

145 142 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ レール標準長さ及び最大長さ HIWIN はお客様のニーズに迅速に対応するため 最大長さのレールの在庫を持っております 非標準長さをご要望のであれば レールの取付けが不安定にならないように レールの両側から両側に一番近い取付穴の中心までの距離 ( 寸法 E) が 1/2P( ピッチ ) 以下になるように推奨致します n 2 ( xn( 固定螺栓孔數取付穴の数 ) ) E P E L 表 レールの長さ サイズ RGR15 RGR2 RGR25 RGR3 RGR35 RGR45 RGR55 RGR65 標準長さ L(n) 16(5) 22(7) 22(7) 28(7) 28(7) 57(11) 78(13) 1,27(17) 22(7) 28(9) 28(9) 44(11) 44(11) 885(17) 12(17) 1,57(21) 34(11) 34(11) 34(11) 6(15) 6(15) 1,2(23) 1,26(21) 2,2(27) 46(15) 46(15) 46(15) 76(19) 76(19) 1,62(31) 1,5(25) 2,62(35) 58(19) 64(21) 64(21) 1,(25) 1,(25) 2,4(39) 1,98(33) - 7(23) 82(27) 82(27) 1,64(41) 1,64(41) 2,46(47) 2,58(43) - 94(31) 1(33) 1,(33) 2,4(51) 2,4(51) 2,985(57) 2,94(49) 112(37) 118(39) 1,24(41) 2,52(63) 2,52(63) 3,9(59) 3,6(51) - 136(45) 136(45) 1,6(53) 3,(75) 3,(75) ピッチ (P) 標準 E 寸法 ( 軸端寸法 ) 最大標準長さ 4,(133) 4,(133) 4,(133) 3,96(99) 3,96(99) 3,93(75) 3,9(65) 3,97(53) 最大長さ 4, 4, 4, 4, 4, 4, 4, 4, 註 :1. 標準レールの E 値許容公差は.5~-.5mm です 連結レールの E 値許容公差は ~-.3mm です 2. 標準レールの最大長さは両端の E 値を含みます 3. E 寸法について特別なご要望があれば 当社にお問い合わせ下さい 単位 : mm

146 G99TJ RG シリーズの仕様 (1) RGH-CA / RGH-HA タイプ K 1 6-Mxl C W G L B 1 B L 1 K 2 T H 2 ØD H 1 H R H h H 3 N W R Ød E P E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) M R kn-m 許容静定格モーメント M P M Y kn-m kn-m 重量 ブロックレール kg kg/m RGH 15CA M4 x M4 x RGH 2CA M5 x M5 x2 RGH 2HA RGH 25CA M6 x M6 x2 RGH 25HA RGH 3CA M8 x M8 x25 RGH 3HA RGH 35CA M8 x M8 x25 RGH 35HA RGH 45CA M1x M12 x35 RGH 45HA RGH 55CA M12x M14 x45 RGH 55HA RGH 65CA M16 x M16x RGH 65HA 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

147 144 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ (2) RGL-CA / RGL-HA K1 6-Mxl C B1 W B H2 ØD G L L1 K2 H1 HR H h T H3 N WR Ød E P E MR MP MY 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 用取付. ボルト 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 M R 許容静定格モーメント H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m M P M Y 重量 ブロックレール kg kg/m RGL15CA M4x M4x RGL2CA M5x M5x2 RGL2HA RGL25CA M6x M6x2 RGL25HA RGL3CA M8x M8x25 RGL3HA RGL35CA M8x M8x25 RGL35HA RGL45CA M1x M12x35 RGL45HA RGL55CA M12x M14x45 RGL55HA 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

148 G99TJ (2) RGW-CC / RGW-HC タイプ K 1 6-M C 1 C W G L B1 B H2 ØD L 1 K 2 H1 H R H h T1 T H 3 N W R E Ød P E M R M P M Y 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール. 基本. 基本. 用取付. 動定格. 静定格. ボルト荷重荷重 M R 許容静定格モーメント H H 1 N W B B 1 C C 1 L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m M P M Y 重量 ブロックレール kg kg/m RGW15CC M M4x RGW2CC M M5x2 RGW2HC RGW25CC M M6x2 RGW25HC RGW3CC M M8x25 RGW3HC RGW35CC M M8x25 RGW35HC RGW45CC M M12x35 RGW45HC RGW55CC M M14x45 RGW55HC RGW 65CC M M16x5 RGW 65HC 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

149 146 G99TJ RG シリーズ高剛性ローラタイプリニアガイドウェイ (3) RGR-T レールタップ穴タイプ寸法表 h HR W R S E P L E 型番 レール寸法 (mm) 重量 W R H R S h P E (kg/m) RGR15T M5.8P RGR2T 2 21 M6 1P RGR25T M6 1P RGR3T M8 1.25P RGR35T M8 1.25P RGR45T M P RGR55T M14 2P RGR65T M2 2.5P

150 G99TJ QR シリーズ -- 静音式ローラタイプリニアガイドウェイ SynchMotion TM Technology HIWIN QR シリーズ静音式ローラータイプリニアガイドウェイは四方向の高剛性と重負荷荷重を受けられる能力を揃えています それ以外に ローラー同時運動技術 (SynchMotion Technology) を搭載しています 回転時の騒音 摩擦力を押えることができて 全体にスムーズさを向上させ 長寿命を確保出来ます それにより QR シリーズリニアガイドウェイは様々な産業で応用されています 高速 静音 高剛性の使用環境のニーズに適しております QR シリーズの特性 (1) 四方向高負荷容量 HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイは DB(45-45 ) の組立を採用し 上下 左右の負荷を受け止め 超高負荷容量を持つことができます 負荷が同じ条件では HIWIN RG シリーズリニアガイドウェイはボールリニアガイドウェイよりコンパクトで 均等な高負荷を受けます (2) 低騒音設計シンクモーションの技術を採用して各ボールを均等な間隔で配列し 同期運動技術でローラとローラ同士の金属衝突音をなくし 高頻度の騒音を有効的に減少して 総合的なノイズは従来シリーズと比べると 各スピードのエリアで約 3 db を減少しました db(a) 騒音テスト RG2 Q R2 3dB スピード (mm/s) (3) 運動スムーズさを向上従来のローラガイドウェイは作動する時にローラの間にボール保持器がなく 負荷側のローラが先に運動し 無負荷側のローラを押し出して 連鎖的往復衝突が生じ 摩擦力の変動が激しくなります QR シリーズはシンクモーション同期運動技術を備えるため ローラーが負荷を受ける区域に入る時の左右変動現状を防いで ローラとローラは均等に配列してスムーズに循環しています ローラ同士の往復衝突がないので 一定の走行運動を保持でき 摩擦抵抗の変動幅が減少します.75 循環保持器が付いている SynchMotion Type リニアガイドウェイ 循環保持器が付いていない Conventional Type リニアガイドウェイ 摩擦阻力 Frictional (kgf) force(kgf) Moving 移動距離 distance (mm/s) (mm) (4) 四方向超高剛性 HIWIN QR シリーズリニアガイドウェイは特許取得の同時運動 SynchMotion 技術を採用しています 性能を向上して以外にボールからローラに変更してローラとレールとブロックは線接触方式で 負荷を受ける時の弾性変形が少なくなります 大幅にリニアガイドウェイの剛性値を向上して 高速回転の時に高精度加工を維持することができます 右面は QR シリーズと HG シリーズの剛性の比較図です Deformation 変形量 (um) (µm) QR ラジアル方向荷重 Radial loading (kgf) (kgf) HG2

151 148 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ (5) 耐久テスト 表 試験資料 測試示意圖 テスト一 :QRW2CC 予圧等級 :ZA 移動速度 :28m/min 加速度 :1G ストローク :.2m 潤滑グリース :1km 毎に補充する負荷荷重 :8.6KN 走行距離 :124km テスト結果 : QRW2CC の基本動負荷荷重 予圧及び負荷荷重による寿命計算は 1km です 実際のテストでは 124km を走行後 走行面とローラーの表面に剥離現象はなく シンクモーションは損傷しませんでした テスト二 :QRH2CA 予圧等級 :Z 移動速度 :18m/min 加速度 :3G ストローク :.23m 潤滑頻度 :.14cm3/hr 負荷荷重 : なし走行距離 :1586km テスト結果 : 本試験走行距離 1586km 後 走行面とローラーの表面には剥離現象はなく シンクモーションは破損しませんでした 備考 : 上記の資料は実際のテスト結果です QR シリーズ構造 ブロック エンドキャップ レールキャップ エンドシール レール グリースニップル ニードルローラシンクモーションボトムシール(SynchMotion) 循環システム 回転循環システム : ブロック レール エンドキャップ 循環システム シンクモーション ローラー潤滑システム : グリースニップル 配管継手防塵システム : エンドシール ボドムシール レールキャップ 金属スクレーパ

152 G99TJ QR シリーズの型番 QR シリーズは互換性と非互換性の 2 つのタイプに分けられ 寸法は同じです 両者の違いは 互換性タイプはレールとブロックを自由に取替える事ができる利便性を持っている点です 但し 互換性タイプは 非互換性タイプのような超精密級以上の精度は出来ません HIWIN の互換性タイプは一定水準に達しておりますので ペアで組立てを必要としない場合は互換性タイプが便利です QR シリーズの型番はサイズ タイプ 精度及び予圧から構成されています (1) 非互換性リニアガイドウェイの型番 QR W 35 C C E 2 R 164 E ZA P II + KK/E2/RC QR シリーズ ブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 2, 25, 3, 35, 45 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 ブロック取付け : A : タップ穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し 一軸に組合わせるブロック数 (2) 互換性タイプ QR ブロック型番 QRシリーズブロック種類 : W : フランジ H : スクェア L : スクェア ( 低 ) 3 サイズ : 2, 25, 3, 35, 45 荷重タイプ : C : 重荷重 H : 超重荷重 RG レール型番 QR/RG シリーズ レール : R サイズ : 2, 25, 3, 35, 45 レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 QR W 25 C C E ZA P + ZZ/E2 1 軸数記号 精度記号 : H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm) レール取付け : R : 貫通穴 T : タップ穴 精度記号 : H, P 予圧記号 : Z, ZA E2: 自己潤滑式防塵シール 2 ブロック特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無し RG R 25 R 12 E P + RC RC: 強化型キャップ E2: 自己潤滑式 防塵シール 2 備考 : 1. 1 本レールの場合 レール数を記入しない 2 本レールの場合 マークⅡを記入する 3 本レールの場合 マークⅢを記入する 2. シール記号を特に明記しない場合は標準仕様 ( エンドシール ボトムシール付き ) ZZ: エンドシール + ボトムシール + 金属スクレーパ KK: ダブルシール + ボトムシール + 金属スクレーパ DD: ダブルシール + ボトムシール 3. スクェア ( 低 )LはスクェアHの低い取付け式のブロック であり それの取付け高さは同じサイズのフランジタイプと一致します ブロック取付け : A : タップ穴 C : タップ貫通穴 ( 上下取付 ) RC: 強化型キャップ精度記号 : H, P レール特殊加工 : E : 有り, 無記号 : 無しレール長さ (mm)

153 15 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ スクェアスクェアフランジ4 QRW-CC. QRW-HC ブロック仕様 (1) ブロックの型番 QRシリーズはフランジ型とスクェア型の2 種類タイプがあります フランジ型のフランジ部の取付け穴はねじ が加工されており 上からの取付けにも 下からの取付けにも適しています リニアガイドウェイの組み合わ せ高さは若干低いので 受け取る面積が大きくになって モーメントを受ける場合に適しています スクェア 型のブロックの幅は若干狭く スペースに制限がある設備に適していて 取付けは上から対応します 表 ブロック仕様 タイプ 形式 形状 高さ レール長さ主な用途 (mm) (mm) 自動化設備 大型搬送装置 QRH-CA. CNC 加工機械 QRH-HA H 重切削機械 7 4 CNC 研削盤 射出機械 放電加工機 大型門型加工機 3 1 高剛性と重負荷ニー QRL- CA QRL-HA 6 4 ズの工作機械 3 1 (2) レールのタイプ標準品は上面から取付けレールのほか QR シリーズは底面から取付けられるタイプもあります 表 レールのタイプ 上面から取付け (R) 底面から取付け (T)

154 G99TJ 精度等級 QR シリーズの精度は上級 (H) 精密級 (P) 超精密級 (SP) 超高精密 (UP)4 種類で設定しています お客様の使用される装置の精度によって選ぶことが出来ます C H A D N B (1) 非互換タイプの精度 表 精度規格 単位 :mm 型番 QR - 2 精度等級 高さ H の寸法許容誤差 ±.3 幅 N の寸法許容誤差 ±.3 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互誤差 ペア基準側レール幅 N の相互誤差 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 B 面に対するブロック D 面の走行平行度 表 による 表 による 表 精度規格 単位 :mm 型番 QR- 25, 3, 35 精度等級 高さ H の寸法許容誤差 ±.4 幅 N の寸法許容誤差 ±.4 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互誤差 ペア基準側レール幅 N の相互誤差 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 B 面に対するブロック D 面の走行平行度 表 による 表 による 表 精度規格 単位 :mm 型番 QR - 45 精度等級 高さ H の寸法許容誤差 ±.5 幅 N の寸法許容誤差 ±.5 上級 精密級 超精密級 超高精密級 (H) (P) (SP) (UP) ペア高さ H の相互誤差 ペア基準側レール幅 N の相互誤差 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 B 面に対するブロック D 面の走行平行度 表 による 表 による

155 152 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ (2) 互換性リニアガイドウェイの精度 表 精度規格型番 QR - 2 単位 :mm 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容誤差 ±.3 ±.15 幅 Nの寸法許容誤差 ±.3 ±.15 ペア高さHの相互誤差.1.6 ペア基準側レール幅 Nの相互誤差.1.6 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 走り平行度 ( 表 2-9-1による ) B 面に対するブロック D 面の走行平行度 走り平行度 ( 表 2-9-1による ) 表 精度規格型番 QR- 25, 3, 35 単位 :mm 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容誤差 ±.4 ±.2 幅 Nの寸法許容誤差 ±.4 ±.2 ペア高さHの相互誤差.15.7 ペア基準側レール幅 Nの相互誤差.15.7 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 B 面に対するブロック D 面の走行平行度 表 による 表 による 表 精度規格 型番 QR - 45 単位 :mm 精度等級 上級 (H) 精密級 (P) 高さHの寸法許容誤差 ±.5 ±.25 幅 Nの寸法許容誤差 ±.5 ±.25 ペア高さHの相互誤差.15.7 ペア基準側レール幅 Nの相互誤差.2.1 A 面に対するブロック C 面の走行平行度 B 面に対するブロック D 面の走行平行度 表 による 表 による

156 G99TJ (3) 走り平行度の精度 表 走り平行度の精度 レールの全長の長さ 精度等級 (µm) H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4, 予圧 予圧とは予めローラーに荷重を与えて つまりオーバーサイズのローラーを使用することによってローラーとブロックとレールの間にマイナス隙間が生じ 与圧がでて 高剛性 高精度を維持することができます QR シリーズは 3 種類の標準予圧を提供しております 表 予圧等級 予圧等級 記号 予圧力 適合状況 軽予圧 Z.2C~.4C 一定の負荷方向 少ない衝撃 低い精度等級を要求された 中予圧 ZA.7C~.9C 剛性の需要が有って 軽い負荷をうけて 高い精度等級を要求 重予圧 ZB.12C~.14C 高剛性の需要があって 振動と衝撃もある環境で使用されています 右図は 各々の予圧条件で剛性 摩擦抵抗と寿命との関係図です 設備の剛性と使用寿命の要求に合わせて適当な予圧等級を選んでください 但し 過重の予圧は寿命に大きな影響を与えるため 小型リニアガイドウェイには中予圧の以下の予圧を推奨いたします Rigidity Friction Life Z ZA ZB

157 154 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ 防塵シールの仕様 (1) 防塵シールの仕様のコード下記の防塵シールが必要な場合は 型番に続き下記のコードを記載して下さい 表 t2 ボトムシール エンドシール ボトムシール 無記号 : 標準仕様 ( エンドシール + ボトムシール ) 金属スクレーパ エンドシール ZZ ( エンドシール + 金属スクレーパ + ボトムシール ) t1 t1 ボトムシール ボトムシール エンドシール DD ( ダブルシール + ボトムシール ) エンドシール 金属スクレーパ KK ( ダブルシール + 金属スクレーパ + ボトムシール )

158 G99TJ (2) 防塵部品の説明 エンドシールとボトムシール鉄屑や塵がブロックの中に入って 溝が傷付き 寿命が短くなることを防ぎます ダブルシールシール効果を高めることにより ブロックの外部から異物が混入することを防ぎます 表 エンドシール サイズ 厚み (t1) (mm) サイズ QR 2 ES 2.2 QR 35 ES 2.5 QR 25 ES 2.2 QR 45 ES 3.6 QR 3 ES 2.4 厚み (t1) (mm) 金属スクレーパ金属スクレーパは高温鉄屑や加工時のスパッタや 大きな異物の混入を防ぐことができます 表 金属スクレーパ サイズ厚み (t1) サイズ厚み (t1) (mm) (mm) QR 2 SC 1. QR 35 SC 1.5 QR 25 SC 1. QR 45 SC 1.5 QR 3 SC 1.5 (3) 防塵シール付のブロック全長 L 表 ブロックの全長 サイズ ブロックの全長 (L) SS ZZ DD KK QR2C QR25C QR25H QR3C QR3H QR35C QR35H QR45C QR45H 単位 :mm

159 156 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ 摩擦抵抗 この摩擦抵抗値は1つシールの最大摩擦抵抗 表 QRシリーズのシール付き摩擦抵抗 Size シール付き摩擦抵抗 N (kgf) Size シール付き摩擦抵抗 N (kgf) QR 2 ES 2.45 (.25) QR 35 ES 3.53 (.36) QR 25 ES 2.74 (.28) QR 45 ES 4.21 (.43) QR 3 ES 3.31 (.31) レールの取付け面の許容精度 (1) レールの取付面の許容精度値 QR シリーズリニアガイドウェイはローラーを使用しており ローラーとレールーとブロックが線接触するので 従来より大幅な剛性アップになります もし取付け面の精度誤差が大き過ぎると 異常な摩擦抵抗力が増えるうえに寿命にも影響を与えることになります 組立する時に下記の条件に準じて取付け精度を維持して頂ければ QR シリーズの高剛性 高精度 長寿命が得られます レールの取付面の許容精度値.1 C.1 取付け面 (P) の平面の許容精度の誤差所有滑軌承靠面要求取付け基準面の精度要求 S1 C P a 表 取付面 (P) の最大平行の許容誤差値 サイズ 予圧等級軽予圧 (Z) 中予圧 (ZA) 重予圧 (ZB) QR QR QR QR QR 単位 :mm 取付面高さの精度誤差 (S1) S1 = a K S1 : 取付面の高さの最大許容誤差 a : ベアのレールの相互距離 K : 高さの誤差係数 表 サイズ 高さの誤差係数 予圧等級 軽予圧 (Z) 中予圧 (ZA) 重予圧 (ZB) K

160 G99TJ (2) ブロックの取付面の精度誤差 平行に使われている 2 本以上の取付面の高さの許容誤差取付面の精度要求 (S2) 取付け面 (P) の平面の許容精度の誤差.1 所有滑塊承靠面要求取付け基準面の精度要求 S2 A b.1 A.1 A B.1 A.1 B S2 = b S2 : 取付面の高さの最大許容誤差 b : ブロックの相互距離 レール 1 本にブロックとブロックの取付面の精度誤差 (S3) 取付け面 (P) の平面の許容精度の誤差.1 所有滑塊承靠面要求取付け基準面の精度要求 S3 A c.1 A S3 = c S3 : 高さの取付面の最大許容誤差 c : ベアのブロックとブロックの間の距離

161 158 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ 取付け時の注意事項 (1) 取付面肩部の高度と隅部の面取りリニアガイドウェイを組立する時に取付面が適切かを確認します 不適切な取付面の肩部の高さと隅部の面取り精度が悪いと レールまたはブロックが干渉します 下記条件に準じて取付面の高さと隅部の面取りを維持して頂ければ 取付精度不良の問題がなくなります r 2 ブロック BLOCK ブロック BLOCK E 2 H 1 E 1 レール RAIL r 1 表 サイズ レールの最大隅部の面取り ブロックの最大隅部の面取り レール部の肩の高さ ブロック部の肩の高さ ブロック運行時の高さ r 1 (mm) r 2 (mm) E 1 (mm) E 2 (mm) H 1 (mm) QR QR QR QR QR (2) 取付ボルトの締め付けトルク不適切なボルトの締め付け方はリニアガイドウェイの精度に大きな影響を与えるために締め付けトルクを下記のように推奨いたします 表 規格 ボルトサイズ 締め付けトルク N-cm (kgf-cm).. 鉄材材質鋳物材質アルミ合金の材質 QR 2 M5.8P 2L 883(9) 588(6) 441(45) QR 25 M6 1P 2L 1373(14) 921(94) 686(7) QR 3 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) QR 35 M8 1.25P 25L 341(31) 21(25) 147(15) QR 45 M P 35L 11772(12) 784(8) 588(6)

162 G99TJ QR シリーズリニアガイドウェイ寸法表 (1) QRH-CA / QRH-HA 6-Mxl C K 1 T W G L B1 B L 1 K 2 H 2 ØD H1 H 3 H HR h N W R Ød E P E M R M P M Y 型番 組立寸法 (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール用取付ボルト 基本動定格荷重 基本静定格荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QRH 2CA M5 x M5 x QRH 25CA M6 x M6 x2 QRH 25HA QRH 3CA M8 x M8 x25 QRH 3HA QRH 35CA M8 x M8 x25 QRH 35HA QRH 45CA M1x M12 x35 QRH 45HA 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

163 16 G99TJ QR シリーズ静音式ローラタイプリニアガイドウェイ (2) QRL-CA/QRL-HA K1 6-Mxl C B1 W B H2 ØD G L L1 K2 H1 HR H h T H3 N WR Ød E P E MR MP MY 型番 組立寸法 (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール用取付ボルト 基本動定格荷重 基本静定格荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C L 1 L K 1 K 2 G Mxl T H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QRL2CA M5X M5x QRL25CA M6x M6x2 QRL25HA QRL3CA M8x M8x25 QRL3HA QRL35CA M8x M8x25 QRL35HA QRL45CA M1x M12x35 QRL45HA 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

164 G99TJ (3) QRW-CC / QRW-HC 6-M C1 C K1 B1 W B H2 ØD G L L1 K2 H H1 HR h T1 T H3 N WR E Ød P E MY MR MP 型番 組立寸法 (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) レール用取付ボルト 基本動定格荷重 基本静定格荷重 M R 許容静定格モーメント M P M Y 重量 ブロックレール H H 1 N W B B 1 C C 1 L 1 L K 1 K 2 G M T T 1 H 2 H 3 W R H R D h d P E (mm) C(kN) C (kn) kn-m kn-m kn-m kg kg/m QRW2CC M M5x QRW25CC M M6x2 QRW25HC QRW3CC M M8x25 QRW3HC QRW35CC M M8x25 QRW35HC QRW45CC M M12x35 QRW45HC 註 : 1. 1 kgf = 9.81 N 2. これは C1R の理論的な動定格荷重ですが 必要に応じて C5R 変換式は : C5R = 1.23 x C1R

165 162 G99TJ E2 シリーズ無給油自己潤滑式リニアガイドウェイ 2-1 E2 タイプ -- 無給油自己潤滑式リニアガイドウェイ 無給油 E2 タイプのリニアガイドウェイの構造について E2 は自己潤滑のリニアガイドウェイで エンドプレートとエンドレールの間に潤滑機構があり ブロックの先端に交換が出来る特殊なオイルタンクを取付けています オイルタンクからオイルを供給し オイル機構の作用でボールの走行溝に潤滑させます オイルタンクの中にオイル誘導部品があり 常にオイルを吸い上げ ブロックが任意の位置で正常に潤滑できます オイルタンクの取付けの向きは制約されません 潤滑機構潤滑部位 自己潤滑リニアガイドウェイ交換式オイルタンク レール Economical( 経済的 ) Ecological( 環境優先 ) 3 1 エンドシール 5 エンドプレート 構成緒元 : 1. 交換式オイルタンク 4. 連接器 2. オイルタンクのカバー 5. 潤滑機構 3. オイル誘導部品 無給油 E2 タイプのリニアガイドウェイの特徴 (1) コストダウン : 複雑な潤滑回路システムと設備が不要でオイルの消費が軽減できます 表 HG25 規格の例 項目 強制潤滑 自己潤滑 潤滑配管設備 XXX - 潤滑回路取付費用 XXX - 潤滑油費用 潤滑油交換代.3cc / 時 x 8 時 / 日 x 28 日 / 年 x 5 年. = 336 cc x コスト / cc = XXX 3~5 時 / 回 x 3~5 回 / 年 x 5 年 x コスト / 回. = XXX 廃油処分代 3~5 回 / 年 x 5 年 x コスト / 回 = XXX - 1 cc(5 年 1km) x コスト /cc. = XX (2) 環境保護の徹底 : 強制潤滑のように油漏れの心配はありません (3) 長期間メンテナンス不要 : 正常の使用状況では一般の寿命以内でメンテナンス不要 (4) 使用と組立を活用化 : ブロックが任意の位置で正常に潤滑出来 取付けの向きに規制はない (5) 取り扱いが簡単 : カセットオイルタンクの設計により ブロックをレールから取り外さなくても潤滑装置を交換することができます 更に使用寿命を延ばすことができます (6) 客先ご希望の潤滑油にも選定可能 : オイルタンクの潤滑油はお客様の使用環境に従って適当な潤滑油を使用することも可能です (7) 特殊環境使用 : 例えば粉塵の環境や悪天候 水使用の環境など ブロックにグリースを充填して使うと 効果がさらに良くなります -

166 G99TJ 適用範囲 (1) 各種工作機械 (2) 産業機械 : プラスチック 射出成形機 印刷 製紙 紡織 食品 木工機械等 (3) 電子機械 : 半導体設備 ロボット X-Y ステージ 測定器具 (4) その他 : 医療設備 搬送機械 建築用設備 仕様 (1) 自己潤滑タイプの規格表示 / 型番の最後に E2 を追加 ( 例 ) HGW25CC2R16ZAPII + ZZ / E E2 タイプの性能 (1) 軽荷重の耐久度テスト HGW25CC / 無潤滑 HGW25CC / With E2 15% オイルの消耗 耐久寿命は 1 km 以上 表 テスト条件規格送り速度ストローク荷重 km 1km 5km 1km E2タイプ寿命耐久試験 (km) * 寿命 ( 走行距離 ) は各型番のオイルタンクの容量により変わります HGW25CC 6m / min 15mm 5kgf (2) オイルの特性 E2 無給油タイプのオイルタンクは工場出荷の時に ISO VG68 のオイルを充填します このオイルは合成炭化水素に基づいての合成オイルです 下記の特性があります : オイルのベースは鉱物油 合成炭化水素 エステル油のグリースに相容性があります 合成基礎油 優れた高温酸化安定性 高粘度係数 高温や低温などの作業環境でも優れた性能を保持できます 作動時の駆動抵抗を低減できます 耐腐食と錆び止めの効果があります 同一粘度等級のオイルあればオイルタンクに充填ができます 但し油の相容性を注意しなければなりません 使用温度範囲 このタイプの使用温度は -1 ~5 です これ以上の使用範囲は HIWIN にご相談ください

167 164 G99TJ E2 シリーズ無給油自己潤滑式リニアガイドウェイ E2 潤滑ユニットの寸法 (1) HG タイプ E2 潤滑ユニットの寸法型番 L W H T V SS ZZ DD KK HG 15 C HG 2 C HG 2 H HG 25 C HG 25 H HG 3 C HG 3 H HG 35 C HG 35 H HG 45 C HG 45 H HG 55 C HG 55 H HG 65 C HG 65 H (2) EG タイプ W T V L H E2 潤滑ユニットの寸法型番 L W H T V SS ZZ DD KK EG 15 S EG 15 C EG 2 S EG 2 C EG 25 S EG 25 C EG 3 S EG 3 C

168 G99TJ (3) RG タイプ V E2 潤滑ユニットの寸法型番 L W H T V SS ZZ DD KK RG 25 C RG 25 H RG 3 C RG 3 H RG 35 C RG 35 H RG 45 C RG 45 H RG 55 C RG 55 H RG 65 C RG 65 H (4) QH タイプ W T V L H E2 潤滑ユニットの寸法型番 L W H T V SS ZZ DD KK QH15C QH2C QH2H QH25C QH25H QH3C QH3H QH35C QH35H QH45C QH45H

169 166 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ 2-11 PG タイプ -- インテリジェントリニアガイドウェイ (1) PG シリーズの構造 : PG( インテリジェントリニアガイドウエイ ) は位置の測定機能を持った磁気エンコーダとリニアガイドを一体化したものです ケーブル (1, 2, 3 E: 特殊仕様 ) ( 単位 : m) (2) PG システム特徴 : 1. リニアガイドウェイと磁気エンコーダシステムを一体化することにより 飛躍的に省スペース化が図れます 2. リニアガイドウエイと磁気エンコーダを一体化することで より高剛性 高精度が維持できます 3. センサー スケールを内蔵タイプにすることにより 外部からのダメージが受けにくくなっています 4. 非接触の測長センサーを使用することで 長寿命を実現しました 5. 長尺が必要な場合でも可能です ( 磁気スケールは最大 3m です ) 6. 水分 オイルやグリースがかかる悪状況 塵 振動 高温などの環境下でも確実に作動します 7. 高分解能 8. 取付けが容易 レール 磁気スケール エンドキャップ ( センサー内蔵 ) ブロック PG システム規格番号 PGH W 25 C A E 1/2 T 16 E ZA P I / II / E2 + KK 磁気エンコーダー インテリジェントリニアガイドウエイシリーズ : PGH ブロックタイプ : W: フランジタイプ H: スクウェアタイプ L : 四方型 ( 低 ) サイズ : 2, 25, 3, 35, 45, 55 荷重タイプ : C : 重負荷 H : 超重負荷 ブロック取付方法 : A : タップ穴 B : 貫通穴 C : タップ貫通穴 ブロック特殊加工 : E : 有り無記号 : 無し 全軸上のセンサ付ブロックの総数 一軸上のブロック数 E2 : 無給油タイプ無記号 : 標準タイプ一軸上の総レール数スケール付レールの総数 精度記号 :C, H, P, SP, UP 予圧記号 : Z, ZA, ZB レール特殊加工 : E : 有り無記号 : 無し レール長さ (mm) 次のページで続きます (P.167) ケーブル長 : 1=1m; 2=2m 3=3m; 1=1m 高防塵シール :DD, ZZ, KK レール取付タイプ : R : 貫通穴 T : タッフ 穴 (1)

170 G99TJ 磁気エンコーダー (P166 の続き ) +S +A 1 1 +S32 磁気エンコーダー S : 標準型 ( ピッチ :5mm, アナログ信号 ) A : 外部取付式 A 型 ( ピッチ :1mm, アナログ信号 ) (2) D : 外部取付式 D 型 ( ピッチ :1mm, デジタル信号 ) (2) トランスレーター A: トランスレーター A( ピッチ :5mm) 分解能 1:5μm 2:1μm 3:1μm 4:2μm ディスプレー LD : LCD ディスプレー H1 : 高性能 1 軸カウンター H11 : 高性能 1 軸カウンター (RS-232 含む ) S32 : 高性能カウンター S3(2 軸ディスプレー ) S33 : 高性能カウンター S3(3 軸ディスプレー ) S42 : 工作機械用カウンター S4(2 軸ディスプレー ) S43 : 工作機械用カウンター S4(3 軸ディスプレー ) 出力信号 1 : 5V RS422/TTL 2 : 24V/ オープンコレクタ 注 :(1) もし貫通穴式ガイドウェイなら磁気スケールは最初から上についています (2) 外部取付式 A 型 D 型はリニアガイドの型番 2 番と 25 番しか使えません 表 位置測定器の型番規則 磁気エンコーダートランスレーター分解能出力信号ディスプレー S32: 高性能カウンター S3(2 軸ディスプレー ) S : 標準型 ( ピッチ :5mm, アナログ信号 ) A: トランスレーター A( ピッチ :5mm) 1:5µm 2:1µm 1 : 5V RS422/TTL 2 : 24V/ オープンコレクタ S33: 高性能カウンター S3(3 軸ディスプレー ) S42: 工作機械用カウンター S4(2 軸ディスプレー ) S43: 工作機械用カウンター S4(3 軸ディスプレー ) LD:LCD 顯示器 トランスレーターが不要です H1: 高性能 1 軸カウンター A : 外部取付式 A 型 ( ピッチ :1mm, アナログ信号 ) (2 と 25 番のみ ) D : 外部取付式 D 型 ( ピッチ :1mm, デジタル信号 ) (2 と 25 番のみ ) トランスレーターが不要です トランスレーターが不要です H11: 高性能 1 軸カウンター (RS-232 含む ) H1: 高性能 1 軸カウンター H11: 高性能 1 軸カウンター (RS-232 含む ) H1: 高性能 1 軸カウンター H11: 高性能 1 軸カウンター (RS-232 含む ) S32: 高性能カウンター S3(2 軸ディスプレー ) S33: 高性能カウンター S3(3 軸ディスプレー ) S42: 工作機械用カウンター S4(2 軸ディスプレー ) S43: 工作機械用カウンター S4(3 軸ディスプレー )

171 168 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ PG システムリニアガイドウェイ技術とスペック (1) 磁気エンコーダー技術とスペック 表 磁気エンコーダー技術とスペック 型番 スペック 標準型 (S) 外接型 A 型 ( アナログ信号 ) D 型 ( デジタル信号 ) 分解能 5mm 1mm 1 µm 繰返し精度 ±1 µm (1) ±3 µm (2) ±2 µm (2) 参考ポイントの信号 - 1mm/pulse 1mm/pulse 最大速度 1m/sec 1m/sec 5m/sec 出力信号 SIN/COS 5mVp-p SIN/COS 1Vp-p 5V RS422/TTL 最大出力周波数 2KHz 1KHz 1.25MHz 入力電源 3.3VDC±5% 5VDC±5% 5VDC±5% 入力電流.1A.1A.1A 作業温度 ~5 ~5 ~5 保存温度 -5 ~7-5 ~7-5 ~7 IP 保護等級 IP67 IP67 IP67 注 :(1) 重現度測試條件在 Gap 1mm 時所量測的值 (2) 重現度測試條件在 Gap.1mm 時所量測的值 外部取付式エンコーダー寸法 箭頭方向為正方向矢印の方向は正方向です 箭頭方向為正方向センサー位置 注記 : このサイズは 2 番専用 矢印の方向は正方向です 箭頭方向為正方向センサー位置 注記 : このサイズは 25 番専用

172 G99TJ (2) トランスレーターの技術とスペック 表 トランスレーターの技術とスペック 型番 スペック トランスレーター A 出力信号 5V RS422 / TTL 24V/Open collector 分解能 5 µm 1 µm 5 µm 1 µm 繰返し精度 ±1 µm ±2 µm ±1 µm ±2 µm 最大出力周波数 64KHz 32KHz 64KHz 32KHz 位置決め精度 ±[8 µm+15 µm/m L], L: 長さ (m) 最大速度 1.5m/sec 入力信号 SIN/COS 5mVp-p 入力電源 5VDC±5% / 24VDC±1% 入力電流.5A 作業温度 ~ 5 保存温度 -5 ~ 7 IP 保護等級 IP43 トランスレーター A のサイズ 19±.2 Ø4THRU THRU 37.5±

173 17 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ (3) ディスプレー技術とスペック 表 軸カウンター技術とスペック 型番 スペック 多功能液晶カウンター,LD 高性能 1 軸カウンター 表示方式 8 桁 LCD 表示 (+/- 記号を含む ) 8 桁 LED 表示 分解能 5µm 1µm, 2µm, 5µm, 1µm 位置決め精度 ±[8μm+15μm/m L] L: 長度 (m) 繰返し精度 ±1µm - 最大速度 3m/sec - 最大加速度 2G 2G - 入力信号 アナログ :SIN/COS 5mVp-p アナログ :SIN/COS 1Vp-p デジタル :5V RS422/TTL 入力周波数.6KHz 類比 :2KHz 數位 :.5MHz 入力電源 1.5V 乾電池 *2 個 5VDC±5% 入力電流 - 1A リレー接点のスペック - DC24V/2A バッテリー寿命一年 ( 移動速度は 1.5m/sec) - 作業温度 ~ 5 ~ 5 保存温度 -5 ~ 7-5 ~ 7 IP 保護等級 IP43 IP43 表 多軸カウンター技術とスペック 型番 スペック 高性能カウンター,S3 工作機械用カウンター,S4 表示方式 8 桁 LED 表示 8 桁 LED 表示 分解能.1µm,.2µm,.5µm, 1µm, 2µm, 5µm, 1µm, 2µm, 5µm 入力信号 5V/TTL 5V/TTL 最大出力周波数 <1.5MHz <2MHz 入力電源 DC 8V~3V AC 9V~24V 入力電流.8A - 作業温度 ~5 ~5 保存温度 -5 ~7-5 ~7 IP 保護等級 IP43 IP43.1µm,.2µm,.5µm, 1µm, 2µm, 5µm, 1µm, 2µm, 5µm 注記 :DP,H1,S3 及び S4 を採用するお客様 合わせてケーブルも購入してください HIWIN はお客様が選んだディスプレーの仕様と合わせるケーブルを選択致します

174 G99TJ 多功能カウンター LD のサイズ 115±.3 4-M3x.5PxTHRU ± ±

175 R 172 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ 高性能 1 軸カウンター H1 のサイズ M3x.5PxTHRU ±.1 PMED Series ABS INC MIM INCH 34.3 MENU RETURN ABS/REL min/inch radius ZERO ENTER 高性能 1 軸カウンター H1 の出力 / 入力信号説明 入力信号ピンの説明 ピン 記号 ピン 記号 ピン 記号 1 +5V 6 NC 11 A+(Analog) 2 GND 7 Z+ 12 A-(Analog) 3 A+(Digital) 8 Z- 13 B+(Analog) 4 B+(Digital) 9 A-(Digital) 14 B-(Analog) 5 NC 1 B-(Digital) 15 NC 出力信号ピンの説明 I/O 1 I/O 2 ピン説明ピン説明 1 1 NC NC I/ NC NC リレー 5 リレー 2 Signal I/ 1 RS232 6 (CH-) 6 (CH-2) 7 リレー 1 7 リレー 3 8 (CH-1) 8 (CH-3) +5V

176 G99TJ 高性能カウンター S3 のサイズ MAX 7mm 42 HIWIN MIKROSYSTEM CORP M4x.7P CAUTION POEWR SUPPLY :DC 8-24V INC DIA mm X 1 2 INC ABS PMED-S3-3 SN: 27.5 POEWR CONSUMPTION: APPROX 5W DIA DIA mm mm Y Z inch mm SET Z Y X RS232 EXT-ZERO ON OFF PMED-S3 MIKROSYSTEM CORP. M4x 単位 unit : mm : mm 高性能カウンター S3 のコネクターピンの説明 標準 D-Sub VGA 15 Pin ( 雌 ) ピン位置 NC : 空 FC : 外側の殻とグラウンド接触 ピン 説明 ピン 説明 ピン 説明 1 +5V 6 FG 11 NC 2 GND 7 NC 12 NC 3 A+ 8 NC 13 NC 4 B+ 9 NC 14 NC 5 ABS- 1 NC 15 NC

177 174 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ 工作機械用カウンター S4 のサイズ X Y Z X Y Z 単位 unit : mm : mm 工作機械用カウンター S4 のコネクターピンの説明 標準 D-Sub VGA 15 Pin ( 雌 ) ピン位置 NC : 空 FC : 外側の殻とグラウンド接触 ピン 説明 ピン 説明 ピン 説明 1 +5V 6 FG 11 NC 2 GND 7 NC 12 NC 3 A+ 8 NC 13 NC 4 B+ 9 NC 14 NC 5 ABS- 1 NC 15 NC

178 G99TJ 精度等級 表 PGH 25, 3, 35 実例 単位 : mm 精度等級 高さ H の寸法許容差 ±.1 ±.4 幅 N の寸法許容差 ±.1 ±.4 並級上級精密級超精密級超高精密級 (C) (H) (P) (SP) (UP) 高さ H のペア相互差 幅 N のペア相互差 A 面に対するブロック C 面の走り平行度 B 面に対するプロック D 面の走り平行度 表 による 表 による 註 : その他の型番の詳細データは HG シリーズの精度表をご参照ください 表 走り平行度の精度 レールの長さ (mm) 精度等級 (µm) C H P SP UP ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1, ,1 ~ 1, ,5 ~ 1, ,9 ~ 2, ,5 ~ 3, ,1 ~ 3, ,6 ~ 4, 予圧 表 PGH を例として : 予圧等級 コード 予圧 軽予圧 Z ~.2C 中予圧 ZA.5C~.7C 重予圧 ZB.1C~.12C 備考 : 予圧の欄の C とは基本動定格荷重です

179 176 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ インテリジェントリニアガイドウェイの仕様 (1) PGHH-CA / PGHH-HA タイプ 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 ブロック 重量 レール H H 1 N W W 1 B B 1 C L L 1 L 2 G G 1 D 1 K K 1 K 2 Mxl T W R H R M 1 xl 1 P E C(kN) C (kn) kg kg/m PGHH2CA M5x M6x1 6 2 PGHH2HA PGHH25CA M6x M6x PGHH25HA PGHH3CA M8x M8x PGHH3HA PGHH35CA M8x M8x PGHH35HA PGHH45CA M1x M12x PGHH45HA PGHH55CA M12x M14x PGHH55HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

180 G99TJ (2) PGHW-CA / PGHW-HA タイプ W1 L L C L2 1 G 1 G ØD 1 W B B1 4-M HR H 1 H K 2 1 T1 K K T E P M 1 x l1 E W R N 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 重量 ブロックレール H H 1 N W W 1 B B 1 C L L 1 L 2 G G 1 D 1 M K K 1 K 2 T T 1 W R H R M 1 xl 1 P E C(kN) C (kn) (kg) kg/m PGHW2CA M M6x1 6 2 PGHW2HA PGHW25CA M M6x PGHW25HA PGHW3CA M M8x PGHW3HA PGHW35CA M M8x PGHW35HA PGHW45CA M M12x PGHW45HA PGHW55CA M M14x PGHW55HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

181 178 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ (3) PGHW-CB/ PGHW-HB タイプ W1 L L C L 2 1 G1 G ØD 1 W B B1 4-M HR H 1 H K2 1 K K T T2 T1 E P M 1 x l 1 E W R N 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) 基本. 動定格. 荷重 基本. 静定格. 荷重 重量 ブロックレール H H 1 N W W 1 B B 1 C L L 1 L 2 G G 1 D 1 M K K 1 K 2 T T 1 T 2 W R H R M 1 xl 1 P E C(kN) C (kn) kg kg/m PGHW2CB Ø M6x1 6 2 PGHW2HB PGHW25CB Ø M6x PGHW25HB PGHW3CB Ø M8x PGHW3HB PGHW35CB Ø M8x PGHW35HB PGHW45CB Ø M12x PGHW45HB PGHW55CB Ø M14x PGHW55HB 註 : 1 kgf = 9.81 N

182 G99TJ (4) PGHW-CC/ PGHW-HC タイプ W1 L L 2 L1 C G1 G ØD 1 W B B1 4-M HR H 1 H K2 1 K K T T2 T1 E P M 1 x l 1 E W R N 型號型番 組件尺寸組立寸法. (mm) (mm) 滑塊尺寸ブロック寸法 (mm) (mm) 重量重量基本. 基本.. 基本. 滑軌尺寸レール寸法 (mm) (mm) 動額. 動定格靜額.. 静定格. 定負荷定負荷荷重滑塊荷重滑軌ブロックレール H HH 1 NH 1 WN W 1 BW 1 B 1 B CB 1 CL L 1 L 1 2 GL 2 GG 1 DG 1 1 MD 1 KM K 1 K 2 1 TK 2 TT 1 WT R 1 HT 2 R WM R 1 xl H 1 R PM 1 xle 1 PC(kN) E CC(kN) CKg (kn) kg/mkg kg/m PGHW2CA PGHW2CC M6 5 M M6x M6x PGHW2HA PGHW2HC PGHW25CA PGHW25CC M8 5 M M6x M6x PGHW25HA PGHW25HC PGHW3CA PGHW3CC M1 5 M M8x M8x PGHW3HA PGHW3HC PGHW35CA PGHW35CC M1 5 M M8x M8x PGHW35HA PGHW35HC PGHW45CA PGHW45CC M M M12x M12x PGHW45HA PGHW45HC PGHW55CA PGHW55CC M M M14x M14x PGHW55HA PGHW55HC 註 : 1 kgf = 9.81 N

183 18 G99TJ PG タイプインテリジェントリニアガイドウェイ (5) PGHL-CA / PGHL-HA タイプ L G W1 L 2 L 1 C G1 ØD1 4-Mxl W B B1 HR H1 H K 2 K1 K T E P M1 xl1 E WR N 型番 組立寸法. (mm) ブロック寸法 (mm) レール寸法 (mm) 基本. 動定格. 荷重 重量基本. 静定格. 荷重ブロックレール H H 1 N W W 1 B B 1 C L L 1 L 2 G G 1 D 1 K K 1 K 2 Mxl T W R H R M 1 xl 1 P E C(kN) C (kn) kg kg/m PGHL25CA M6x M6x PGHL25HA PGHL3CA M8x M8x PGHL3HA PGHL35CA M8x M8x PGHL35HA PGHL45CA M1x M12x PGHL45HA PGHL55CA M12x M14x PGHL55HA 註 : 1 kgf = 9.81 N

184 G99TJ (6) PGHR-R タイプ レールの取付け穴 ( 貫通穴 ) ØD HR h WR E Ød P E 型番 レール寸法 (mm) レール用取付ボルト 重量 W R H R D h d P E (mm) (kg/m) PGH2R M PGH25R M PGH3R M PGH35R M PGH45R M PGH55R M

185 182 G99TJ SE タイプ金属エンドプレート式リニアガイドウェイ 2-12 SE タイプ -- 金属エンドプレート式リニアガイドウェイ 製品説明 (1) 特徴 金属エンドプレートを使用 耐高温 耐熱温度 15 (2) 用途 溶接設備 熱処理設備 真空装置 ( プラスチック等の製品脱臭設備 ) SE シリーズの構造 金属スクレーパ或は耐高温のエンドシール ブロック 黄銅製穴用キャップ 金属エンドプレート レール 仕様 (1) 金属エンドプレート式の規格表示 / 型番の最後に SE を追加 ( 例 ) HGW25CA2R1ZPII / SE キャップの規格 表 黄銅製穴用キャップ 主な寸法ねじ型番主な寸法 mm 主な寸法取付ねじ主要尺寸 mm D H D H C3-C M C8-C M C4-C M C12-C M C5-C M C14-C M C6-C M C16-C M 表 不銹鋼製キャップ 主な寸法ねじ型番主な寸法 mm 主な寸法ねじ型番主な寸法 mm D H D H C3-S M C8-S M C4-S M C12-S M C5-S M C14-S M C6-S M C16-S M

186 G99TJ RC タイプ -- 強化型のキャップ プラスチック本体 RC 強化型のキャップは二つの部品の組み合わせで 硬質プラスチックと軟らかい O リングから構成されています 硬質プラスチックの本体は強い耐油性と耐磨耗性の特殊合成樹脂を使用しています 軟らかい O リングの本体は強い耐油性と耐磨耗性の合成ゴムを採用しています その構造は右図のようになります O リング 強化型キャップの特長 (1) 加工誤差を吸収 O リングの弾性を利用して 穴の加工公差を吸収して すきまなく取付けることが出来ます (2) 耐振動と耐衝撃 O リング振動吸収の特性を利用して 振動と衝撃によるキャップの脱落現象を避けることができます (3) 防塵性を向上することレール穴の干渉量を向上して レール穴全密封の設計を採用して 高防塵を実現しています (4) 寿命を向上すること組み立て後 レール表面との一致性がよいので エンドシールの破損を避けることができて リニアガイドウエイの使用寿命を向上することができます 型式の注記方法 (1) 非互換性リニアガイドウエイの製品型番 - 強化型キャップの型番はスペックの後 /RC を追記してください 例 :HGW25CC2R16ZAPII+ZZ/RC (2) 互換性リニアガイドウエイの製品型番 - 強化型キャップの型番はスペックの後 +RC を追記してください 例 :HGR25R16P+RC 強化型キャップに適用する型番 D H 公称型番 ねじ型番 主な寸法 (mm) 適用型番 D H HGR EGR WER MGNR RGR RC3 M ,1 5 RC4 M U RC5 M RC6 M , RC8 M , ,3 U 3,3 5 3,3 5 RC12 M RC14 M RC16 M

187 184 G99TJ グリース 2-14 グリース グリースガン HIWIN のグリースガンは潤滑油脂が異なる包装と容量の充填方式を提供し お客様のニーズによって選択して使用します グリースガンの先端部のノズルは一般型式のニップルに適し 他に HIWIN グリースユニットの給油ノズルと交換でき 他の給油型式にもグリースを充填できます 一般ニップル (M6 と PT1/8 ネジ ) 型式 : 表 型番 GN-8M GN-4C 寸法 Ø1 給油パイプ彎管注油嘴 Ø1 給油パイプ彎管注油嘴 (18) 222 (2) (18) 32 (2) 規格 1. 給油圧力 :15Mpa 2. 給油量 :.5~.6 c.c./ ストローク 3. 本体重量 :52g( グリース含まない ) 4. 潤滑油脂 :.7g のチューブ式包装或いは 12ml 充填パックに適用 1. 給油圧力 :15Mpa 2. 給油量 :.8~.9 c.c/ ストローク 3. 本体重量 :115g( グリース含まない ) 4. 潤滑油脂 :.14 オンスの筒式包装 或いは 4ml 充填パックに適用

188 G99TJ グリース給油ユニット (Model no. GNZ-5-BOX) HIWIN グリース給油ユニットは給油パイプ先端のアダプターを利用し 異なる型式ノズルの組み合わせが出来ます 潤滑油脂の給油は各給油方式にも適用します 給油ノズル注油嘴 注油嘴轉接管給油パイプ 表 給油パイプ スぺック 寸法 GT-PT1/8-M5 Ø PT 1/8 表 給油ノズル スぺック寸法給油式 GNZ-L-M5 Ø2 Ø M5x.5P 2 Ø6 小型給油穴 GNZ-P-M5 Ø6 (Ø1.8) 25 5 M5x.5P 小型給油穴 GNZ-R-M5 Ø M5x.5P 凹形ニップル (DIN345) 25 5 GNZ-C-M5 ニップル (M3 M4ネジ ) Ø6 M5x.5P

189 186 G99TJ グリース グリース HIWIN グリースは一般 重荷重 クリーンルーム 高速など各種環境に対応できます お客様のニーズに合わせて 補充の方式と異なる包装と容量を提供できます 表 包装仕様 7g チューブ式 4g 筒式包装 1kg 金属缶 HIWIN G1 重荷重用グリース HIWIN G2 クリーンルーム一般用グリース 使用条件及び特性 : 1. 重荷重の負荷条件において 極めて優れた耐摩耗性と超耐圧性を発揮 2. 低温の環境において 高い耐摩擦性を発揮 3. 耐防水性 4. 強制集中潤滑給油装置に使用することが可能 性状 : 色 黄色 基油 鉱油 増ちょう剤 ポリウレア基 添加剤 固体潤滑剤 使用温度範囲 ( ) -15~115 ちょう度 (.1mm) 粘度 (cst) 滴点 ( ) >17 使用条件及び特性 : 1. 優れた低発塵特性 クリーンルームの環境に適合 2. 優れた耐摩耗特性 パーツに対する良好な潤滑効果 3. 長寿命グリース 広い温度範囲に適合 4. 合成炭化水素油とウレア系石けん基と混合することにより優れた耐老化及び耐蝕性を持ちます 性状 : 色 黄色 基油 合成炭化水素油 増ちょう剤 特殊カルシウム石けん基 使用温度範囲 ( ) -3~14 ちょう度 (.1mm) 粘度 (cst) 滴点 ( ) >18