Microsoft PowerPoint ㆦã‡fiㆉã‡fi.pptx

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft PowerPoint ㆦã‡fiㆉã‡fi.pptx"

Transcription

1 2016 薬物治療 1 てんかんの薬物治療 薬物治療学 越前宏俊 1 てんかん epilepsy (epilambanein in Greek) 英語では To hold or seize 外部の力につかまれる 襲われると言う意味 ギリシャ ローマ時代には神から特別な能力を授けられた者 ( 憑依者 ) と考えられて うやまわれた Hippocrates マタイによる福音書 17:

2 マタイによる福音書 17:14-21 彼が群衆のところに来ると, 一人の人が彼のもとに近づき, 彼の前にひざまずいて言った, 主よ, わたしの息子をあわれんでください てんかんで, ひどく苦しんでいるからです たびたび火の中に落ち, たびたび水の中に落ちるのです そこで, この子をあなたの弟子たちのところに連れて来ましたが, 彼らにはこの子をいやすことができませんでした 3 てんかん (epilepsy) とは? 定義 自発性かつ反復性のてんかん発作を生じる慢性脳疾患 脳波検査で発作性放電 焦点部位により多彩な臨床症状をしめす 症候群 てんかん発作の多彩な症状は脳の発火異常が生じる脳神経部位に依存している 皮質全体 : 全身的なけいれん症状 意識消失 運動野 : 特定の四肢のけいれん症状 大脳辺縁系 : 特異な感覚 感情変化 記憶異常 側頭葉 : 自動運動 4 2

3 てんかんの近代的理解 Jackson の仮説 てんかんは中枢神経細胞の無秩序な興奮ではないか? 身体の一部 ( 指先 口角など ) からけいれんが始まり 徐々に同側の他の筋肉にけいれんが広がりる症例を報告 ジャクソン ( 型 ) てんかん と呼ばれる Jackson JH ( ) Bingo! 5 神経細胞の興奮性亢進 6 3

4 同期した異常発火の広がり 赤い部位は脳波による異常な神経興奮波形の存在部位 てんかんの焦点 異常発火の拡大と伝搬 7 疫学 てんかんとは? 一般人口中 %( 決してまれでない ) 特に 5 才以下に多い 病態 大脳ニューロンの過剰で無秩序な発火により生じる 反復する身体および精神症状の発作 原因 ニューロンの興奮性を亢進させる病態 特発性 ( 原因不明 :50% 以上 ) 形態的な異常は検出されず 脳波検査による機能異常のみ 遺伝素因 ( 患者のごく一部でKチャネル遺伝子 (KCNQ2など) 変異の関与 ) 脳器質病変に続発するもの 画像診断 (CT MRI) で病変が検出出来る 周産期脳障害 ( 妊娠 28 週以降から出生 1 週以内 ) 脳腫瘍 脳外傷 脳 髄膜炎 代謝性疾患 脳虚血 8 4

5 てんかん発作の国際分類 (ILAE:1981) I. 部分 ( 焦点, 局所 ) 発作 A) 単純部分発作 ( 意識障害はない ) 1. 運動徴候を有するもの 2. 体性感覚あるいは特殊感覚徴候を持つもの ( 単純幻覚, すなわちピリピリ感, ピカピカ感, ブンブン感 ) 3. 自律神経症状あるいは徴候を持つもの ( 心窩部不快感, 顔面蒼白, 発汗, 紅潮, 立毛, 瞳孔散大を含む ) 4. 精神症状を持つもの ( 高位大脳機能の障害 ) B) 複雑部分発作 ( 意識障害を伴う : ときに単純部分発作症状で始まりうる ) 1. 単純部分発作で始まり, 意識障害がこれに続くもの a. 単純部分発作で始まり, 意識障害がこれに続くもの b. 自動症を伴うもの 2. 意識障害で始まるもの a. 意識障害のみを伴うもの b. 自動症を伴うもの C) 部分発作から二次性全般発作に進展するもの ( 全般強直 間代性, 強直性, 間代性発作がありうる ) 1. 単純部分発作から全般発作に進展するもの 2. 複雑部分発作から全般発作に進展するもの 3. 単純部分発作から複雑部分発作へさらに全般発作へと進展するもの II. 全般発作 ( けいれん性あるいは非けいれん性 意識障害あり ) A) 1. 欠神発作 2. 非定型欠神発作 B) ミオクロニー発作 C) 間代性発作 D) 強直性発作 E) 強直性間代性発作 F) 脱力発作 ( 失立 ) III. 未分類てんかん発作 ( 不十分か不完全なデータのため ) 9 てんかんの診断 一過性の意識消失発作で来院した患者 患者と発作目撃者の問診 病歴と神経症状で 85% が診断可能 困難な場合にはビデオ 脳波同時モニタリング 脳波検査 てんかん患者では 1 回の検査で 30% 前後に異常脳波が検出され 繰り返すと 60-80% に異常が検出される てんかん以外でけいれんを生じる疾患 急性熱性けいれん 血管迷走神経性失神 片頭痛 一過性脳虚血発作 心因性 ( ヒステリー ) てんかん発作 チック 夜驚症 アルコール離脱症状など 一過性の意識消失発作の原因 血管迷走神経性失神 (40%) てんかん (29%) 10 5

6 てんかんの症状 全般発作 : 発作開始時から両側の脳に異常興奮が生じる 意識消失 大発作 ( 強直間代発作 :grand mal) 小発作 ( 欠神発作 :petit mal) 強直相 (10-30 sec) 間代相 (30-50 sec) 11 てんかんの診断と脳波 睡眠時脳波検査とビデオ同時記録 脳波 :(electroencephalogram: EEG) 心電図 (electrocardiogram: ECG) 12 6

7 アウラ (aura) 大発作の数時間ないし数日前から現れる頭痛, めまい, 消化器症状 情動不安定, 睡眠障害, 集中力低下などの非特異的症状が多いが, ミオクロニー発作の増加が先行することもある 13 小発作 petit mal, absence 20 才までに消失するが 50% は強直 - 間代発作に移行する ビデオ 短時間持続する 3Hz の棘徐波 (spike and wave) 14 7

8 全般発作 大発作 小発作 ミオクローヌス発作 脱力発作 ビデオ 15 部分発作 部分発作 : 脳の一部に興奮異常 ( 焦点 ) がある 単純部分発作 : 意識あり 片方の手足のミオクローヌス 異常が脳全体に広がることもある 16 8

9 複雑部分発作 異常興奮の焦点が側頭葉 大脳辺縁系にある (80%) 従来は 側頭葉てんかん と呼ばれた 意識障害と自動運動 感情障害 幻覚 既視感 (déjà vu) などの症状が特徴的 17 てんかんの薬物治療の原則 70% は薬物治療で発作を抑制出来る てんかん誘発因子を除去する コンプライス ( アドヒアランス ) を保つ 70% の患者でノンコンプライアンスを経験し 50% の患者で飲み忘れ後に発作が起きる 発作と脳波異常の消失が 3 年以上続けば 投与量を 10% ずつ減量し 数年かけて中止できる 18 9

10 アルコール てんかん誘発因子 アルコール中毒患者の離脱時 薬物 抗うつ薬 : アミトリプチリン 抗精神病薬 : クロルプロマジン 気管支拡張薬 : アミノフィリン テオフィリン 抗菌薬 : カルバペネム薬 イソニアジド ペニシリン 局所麻酔薬 : リドカイン 抗腫瘍薬 : ビンクリスチン MTX 筋弛緩薬 : バクロフェン 抗ヒスタミン薬, 抗コリン薬, 視覚刺激 テレビ漫画ポケモンやテレビゲームによるてんかん誘発 ( 光過敏性 ) 19 てんかんの薬物治療 薬物選択は発作型による 従来薬による単剤治療が原則 単剤で至適量または最高耐容量まで増量して効果を反転する 不応性なら他剤へ変更 単剤でコントロール不能の場合に併用療法を考慮する 他剤併用療法は副作用を増すのみ 現時点で新規抗てんかん薬 ( レベチラセタム トピラマート スチリペントール ルフィナミド ) の保険適応は追加のみ 新規薬ではラモトリギンのみ単独投与可能 20 10

11 日本で使用可能な抗てんかん薬 薬物略称薬物商品名 フェニトイン phenytoin, PHT ジアゼパム diazepam, DPM カルバマゼピン carbamazepine, CBZ ニトラゼパム nitrazepam, NZP バルプロ酸 valproic acid, VPA スルチアム sultiame, STM) エトスクシミド ethosuximide, ESM ガバペンチン Gabapentin トリメタジオン trimethadione, TMD ラモトリギンラクミタール フェノバルビタール phenobarbital, PB トピラマートトピナ プリミドン primidone, PRM スチリペントール ゾニサミド zonisamide, ZNS ルフィナミド クロバザム クロナゼパム clobazam, CBM clonazepam, CZP 21 薬物治療の選択 てんかん型第 1 選択第 2 選択コメント 全般強直間代発作 ( 大発作 ) 小発作 ( 欠神発作 ) ミオクローヌス発作 バルプロ酸 バルプロ酸 バルプロ酸 フェノバルビタールクロバザムフェニトイン エトスクシミドクロバザムクロナゼパム クロナゼパムクロバザム エトスクシミド無効 カルバマゼピン ガバペンチンで悪化 Tonic, Atonic 発作 部分発作 バルプロ酸 カルバマゼピン クロバザムクロナゼパム フェニトインゾニサミドバルプロ酸 日本神経学会 てんかん治療ガイドライン 2010 に準拠 22 11

12 従来薬 第 1 世代 バルプロ酸 フェニトイン カルバマゼピン 第 2 世代 ゾニサミド 23 バルプロ酸 Na の抗てんかん作用の発見 当初バルプロ酸は他の抗てんかん薬候補化合物の溶媒として用いられた 薬理試験中に偶然バルプロ酸自体の抗てんかん効果が発見された! セレンデピティ serendipity 予期せず良いものを見つける能力果報は寝て待て バルプロ酸は常温で無色の液体 24 12

13 バルプロ酸 Na(valproic acid: VPA, デパケン ) 作用機序 脳内 GABA( 興奮抑制伝達物質 ) 濃度の増加? 適応 ほとんど全てのてんかん型 但し 部分発作, 特に複雑部分発作ではカルバマゼピン (CBZ) とフェニトイン (DPH) に劣る. 体内動態 経口吸収良好 :F>90%( 食事に影響されない ) 吸収速度は剤型依存 : 速放錠 vs 徐放剤型 消失経路 : 肝代謝 (Ae=5%) グルクロン酸抱合 (UGT) 代謝と β 酸化 代謝律速 :CL= 8ml/min 蛋白結合 90% で濃度依存性 結合蛋白はアルブミン 分布容積は小さい : Vd =0.2 L/kg T 1/2 =8-14 hr ただし徐放剤では 20hr 有効濃度 : μg/ml 25 バルプロ酸徐放製剤の動態 R = retarded release ( 徐放製剤 ) 経口吸収は食事により影響されない Tmax は 時間 セレニカ R は 時間とやや長い 26 13

14 バルプロ酸の用法 投与前の注意 肝障害あれば避けるべき ( 重症肝障害では禁忌 ) 用法 用量 300mg/ 日, 分 3 で開始し ( 半減期が短いので ) 数日毎に mg/ 日増量し mg/ 日で維持量 ( 徐放錠では分 1-2) 剤型 錠 : mg 細粒 :20%(0.5g/ 包 ) 40%(0.5 1g/ 包 ) シロップ :50mg/mL R 錠 ( 徐放 ): mg 27 用量依存性 消化器症状 バルプロ酸の副作用 投与初期に食意不振 悪心 嘔吐など ) 肝機能異常 動作時振戦 ( 成人では 40% 小児では少ない ) 失調 眠気 鎮静 ( 投与初期に ) 体重増加 (20%) 脱毛 (4%) 用量非依存性 ( まれ ) 白血球 血小板減少 (0.4%) 劇症肝炎 ( 脂肪肝 ): 高アンモニア血症 (0.9%) 特に 3 才以下の小児で 膵炎 28 14

15 バルプロ酸の催奇形性 神経管欠損 (1-2%) 二分脊椎 心室中隔欠損等の心奇形, 多指症, 口蓋裂等外表奇形, 特有の顔貌 ( 前頭部突出, 両眼離開, 鼻根扁平, 浅く長い人中溝, 薄い口唇等 ) 妊娠中も服用する必要があるので十分な説明が必要 29 二分脊椎 spina bifida 30 15

16 抗てんかん薬の催奇形性 薬物 頻度 (%) 薬物非服用者 3.1 抗てんかん薬服用者 9.0 個別薬物 プリミドン 14.3 バルプロ酸 11.1 フェニトイン 9.1 カルバマゼピン 5.7 フェノバルビタール 5.1 金子らによる日本 イタリア カナダの 983 名の新生児調査データ Epilepsy res, 33:145-8, 知能発達への影響 妊娠中に抗てんかん薬を服用していた母親から生まれた 309 名の小児の 3 歳時の IQ を評価した研究, Meador KL et al., N Engl J Med, 360: ,

17 バルプロ酸の相互作用 併用薬による代謝誘導 バルプロ酸の血漿濃度低下 原因薬物 抗てんかん薬 フェノバルビタール カルバマゼピンと併用 抗菌薬 カルバペネム系抗生物質 ( パニペネム ベタミプロン メロペネム イミペネム シラスタチン ビアペネム ) と併用 バルプロ酸による epoxide hydrolase 阻害 カルバマゼピン エポキシド ( 活性代謝物 ) 濃度増加 33 パニペネム ベタミプロンとバルプロ酸との相互作用 Nagai K et al. J Antimicrob Chemother Feb;39(2):

18 フェニトイン ( アレビアチン ) diphenylhydantoin: DPH 作用機序 Na チャネル抑制による神経興奮性抑制 適応 強直間代発作 ( 大発作 焦点発作からの移行 ) 部分発作 ( 精神運動発作 ) には VPA より有効 小発作には無効!! 35 適応 抗てんかん薬の TDM 治療抵抗性の患者 コンプライアンス確認 投与量の適正性の評価 ( とくにフェニトイン ) 臨床症状から中毒症状を疑う場合の確認 併用薬による薬物動態の変化が推測されるとき 治療域 おおよその目安と考えるべき 治療域以下でも発作コントロールが良好なら増量不要 副作用がなければ治療域以上の濃度が必要となることもある バルプロ酸には厳密な治療域はない 36 18

19 体内動態 F=98% フェニトイン 肝消失 :CYP2C9 > 2C19 による代謝 代謝律速だが代謝が治療域で飽和する特性がある t 1/2 =6-24h Vd=0.6 L/kg 高蛋白結合率 ( アルブミン ):fu=10% 有効濃度 :10~20 μg/ml TDM 測定値は総濃度 ( 結合形 + 遊離形 ) 濃度解釈は病態による蛋白結合の変化影響される 37 フェニトインの投与量濃度関係 血漿濃度 (mcg/ml) 治療域 維持量付近での投与量の増減は慎重に 投与量 (mg/day) 38 19

20 フェニトイン 用法 用量 治療域で代謝が飽和するため 増量は少量ずつ慎重に増加する! 経口投与 成人 : mg/day 学童 : mg/day 静注投与 1 回 mg を <50mg/min の速度で緩徐に 添加剤として NaOH( 溶液は強アルカリ!), プロピレングリコール ( 心毒性あり ), エタノールを含む ph が下がる と結晶析出 他剤との配合不可 39 フェニトインの TDM TDM の測定値は血漿総薬物濃度 血漿蛋白 ( アルブミン ) 結合率の低下病態では 常に薬理効果に関係する遊離形濃度を推測して解釈する 腎不全 肝硬変 ネフローゼ症候群 妊婦 投与量は推定遊離形濃度が治療域なら変更の必要はない 40 20

21 フェ二トインの濃度と遊離形分率 1 6 血漿総濃度 (mcg/ml) 遊離分率 0.1 遊離形濃度 1.5mcg/ml 結合形遊離形 遊離分率 正常人結合低下病態遊離形の分率は増加したが 絶対的な遊離形薬物濃度は同じ 41 低アルブミン病態での遊離形フェニトイン濃度推測式 C 正常人換算値 = C TDM 測定値 [ (0.2* x アルブミン濃度 ) + 0.1] C = 血漿フェニトイン濃度 (μg/ml) アルブミン濃度 (g/dl) * クレアチニンクリアランスが < 10 ml/min の場合は 0.1 とする 例 :C TDM が 7.5 mcg/ml, アルブミン濃度 3 g/dl なら C 正常人換算は約 11μg/ml で治療域 42 21

22 投与量依存性 フェニトインの副作用 血漿濃度 >20μg/ml 眼振 nystagmus 構音障害 失調 めまい 血漿濃度 >30μg/ml 複視 傾眠 異常行動 認知障害 心伝導障害 ( 房室ブロック等 ) 投与量非依存性 過敏症 発疹 ( 重症形は Stevens-Johnson 症候群 ) 多毛 歯肉増殖 骨軟化症 大球性貧血など 43 歯肉増殖 多毛症 44 22

23 眼振 nystagmus Video: Youtube nystagmus eyes 45 失調 ataxia 46 23

24 フェニトインの相互作用 併用薬による代謝誘導 フェニトインの総および遊離形濃度共に低下 リファンピシン フェノバルビタール カルバマゼピンの併用 セイヨウオトギリソウ (St.John's Wort, セント ジョーンズ ワート ) 含有食品 併用薬による代謝阻害 ゾニサミド チクロピジン, フルコナゾール, スルファメトキサゾール トリメトプリム等によるフェニトイン総 遊離濃度上昇 血漿遊離形分率増加 バルプロ酸の併用 総濃度の低下 遊離形濃度不変 投与量変更の必要なし 47 カルバマゼピン ( テグレトール ) carbamazepine (CBZ) 適応 てんかん 部分発作 ( 精神運動発作 ) で第一選択! てんかん性格とてんかんに伴う精神障害 強直間代発作 ( 大発作など ) でも有効 小発作 ミオクローヌス発作を悪化する 躁病, 躁うつ病の躁状態 ( 三環系抗うつ薬類似の構造 ) 統合失調症の興奮状態 三叉神経痛 48 24

25 カルバマゼピンの歴史 当初はクロルプロマジンの対抗薬として開発された 失敗 次に 三叉神経痛に有効性が発見された ( 日本でも適応承認あり ) 最後に抗てんかん作用が発見された 1974 に抗てんかん薬として承認 49 体内動態 ( 肝消失型 ) カルバマゼピン CYP3A4 によるエポキシド体生成が主要経路 エポキシド体は活性代謝物 カルバマゼピンは CYP3A4 を誘導する 維持量を決定するまでに数回の投与量調節が必要 半減期 : 単回投与 36hr 反復投与 hr 有効濃度 4~12μg/ml 50 25

26 副作用 投与初期の濃度依存性副作用 複視 嘔気 嘔吐 頭痛 目眩 鎮静 成人では 1 日量 mg の少量から開始し 1 週間に mg ずつ増量する 始めから維持量を投与すると副作用が高頻度となる 特に高齢者では注意 維持量は mg/ 日が多い 51 薬疹 : 麻疹様 morbilliform rash 10% の頻度 52 26

27 Stevens-Johnson 症候群 53 カルバマゼピン誘発性重症皮膚障害 Stevens-Johnson 症候群 / 中毒性皮膚壊死症 (Toxic epidermal necrolysis:ten) アジア人 ( 日本人除く ) では HLA-B*1502 アレルが 白人では HLA-A*3101 アレルがリスク因子 Han-Chinese( 台湾, 香港 ) は HLA-B*1502 アレル保有率は 15% 前後と高いため 事前の遺伝子診断でカルバマゼピン皮膚障害を回避する臨床プログラムが成功した 54 27

28 相互作用 カルバマゼピン CYP3A 阻害薬併用で CBZ 濃度増加 ジルチアゼム エリスロマイシン クラリスロマイシンなど セントジョーンズワートの併用で CYP3A が誘導され CBZ の濃度が低下 CBZ 自体は CYP3A を誘導するので この酵素により代謝される他薬の濃度を低下させる 若い女性で経口避妊薬服用者では用量を増加する必要がある 55 てんかん重積状態 status epilepticus てんかんによる全身痙攣が連続あるいは断続的に 30 分以上持続する場合 医学的緊急状態 ジアゼパム ( 小児 10mg, 成人 20mg) を 5~10 分かけて静注する ( 米国ではロラゼパムが推奨薬だが日本では静注製剤なし ) 呼吸抑制に注意 15 分程度の効果がある ( 分布相のピークに相当 ) フェニトインを 15~25mg/kg を静注 投与速度は 50mg/ 分以下で 薬物が無効な場合には全身麻酔 56 28

29 ゾニサミド ( エクセグラン ) 薬理作用 ニューロンの Na チャネル Ca チャネル抑制 てんかんの適応有効発作型は広い 部分発作 : 単純部分発作 複雑部分発作 ( 精神運動発作など ) 全般発作 : 強直間代発作 日本で開発され韓国 米国 EU で承認された国際標準薬 有効濃度 :10-40 μg/ml 57 ゾニサミドの適応 パーキンソン病患者でレボドパなどで効果が不充分な患者での追加投与 投与量は 1 日 1 回 25mg トレリーフ OD 錠 25mg 等を用いる てんかん治療薬はエクセグラン 100mg 錠などで 標準用量は mg/ 日 58 29

30 体内動態 ゾニサミド 経口吸収良好で食事に影響されない 肝消失 (Ae=35%):CYP3A4 全身 CL = 40 ml/min ( 代謝律速 ) 蛋白結合 : 低 fu =40-60% 肝代謝は反復投与で飽和?( 非線形的動態 ) 半減期 :60 hr 59 ゾニサミドの副作用 精神病様症状 ( 妄想 抑うつ ) <1% 倦怠感 眠気 目眩 発汗減少 (oligohidrosis) 高齢者で夏季の熱中症に注意 尿路結石 炭酸脱水素酵素阻害作用による腎性アシドーシスによりリン酸 Ca 結石リスク 10 倍 サルファ剤過敏 60 30

31 ガバペンチン gabapentin 商品名 : ガバペン (200, 300, 400mg 錠 ) 適応 他の抗てんかん薬で効果不十分な部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) 用法 用量 成人では初日 1 日量 600mg 2 日目 1 日量 1200mg をそれぞれ 3 回に分割経口投与する 3 日目以降は 維持量として 1 日量 1200mg~1800mg を 3 回に分割経口投与する 1 日最高投与量は 2400mg 61 ガバペンチン ガバペンチンの抗けいれん作用の作用機序は不明であるが ガバペンチンは GABA 関連受容体を含めて各種受容体及び主要なイオンチャネルとは結合しない 62 31

32 ガバペンチン 体内動態 消失経路 腎消失型 ( 未変化体尿中排泄率 (Ae) = 100%) 腎機能障害患者 高齢者では減量が必要 吸収 アミノ酸であるため吸収過程に飽和現象がある 投与量が 200 から 800mg に 4 倍増加するとき AUC は 2 倍程度しか増加しない 薬物相互作用 フェニトイン カルバマゼピンなどの他の抗てんかん薬 経口避妊薬などと相互作用はおこさない 63 ガバペンチン 副作用 ( 国内試験報告 ) 傾眠 (34%) 浮動性めまい (16%) 頭痛 (9%) 複視 (5%) けん怠感 (4%) 64 32

33 抗てんかん薬の中止 発作が 2 年間なかった成人患者で 抗てんかん薬を徐々に減薬 中止すると 12 ヶ月以内の再発は治療継続群より多かった 5 年以後は差は開かなかった Lancet 1991;337: その他の従来型抗てんかん薬 エトスクシミド ( ザロンチン ) 小発作に適応 クロナゼパム ( ランドセリン ) クロバザム プリミドン ( プリミドン ) 体内でフェノバルビタールに代謝されて作用 66 33

34 クロナゼパム ( ランドセリン ) 適応 ミオクローヌス発作 West 症候群 Lennox 症候群などの小児難治性てんかん 67 West 症候群 ( 点頭てんかん ) For Video, go to Youtube West syndrome or infantile spasms 68 34

35 新しい薬物 : 難治例に他薬との併用で使用 ラモトリジン ( ラミクタール ) カルバマゼピンと同等の効果 副作用少ない ただし価格は 10 倍 トピラマート ( トピナ ) 電位依存性 Na チャネル GABA 受容体 NMDA- グルタミン酸受容体に作用 レベチラセタム ( イーケブラ ) スチリペントール ( ディアコミット ) ルフィナミド ( イノベロン ) 69 新規抗てんかん薬の副作用 薬物 全身副作用 神経毒性 まれだが重篤な副 作用 ラモトリギン 発疹 嘔気 めまい 振せん 複視 トピラマート 体重減少 知覚障害 疲労 神経過敏 集中困難 混迷 うつ 食欲低下 言語障害 振せん レベチラセタム 感染症 疲労感 傾眠 め まい 激越 不安 うつ スチリペントール 感染症 傾眠 食欲減退 運動失調 ( 転倒 ) 振せん ルフィナミド 嘔気 疲労感 めまい 傾眠 頭 痛 食欲減退 SJS/TEN 過敏症 無菌性髄膜炎 急性近視 緑内障 腎結石 発汗障害 熱中症 SJS/TEN, 汎血球減少 精神病様症状 好中球減少 自殺増加 QT 延長 SJS/TEN, 皮疹 70 35

36 レベチラセタム ( イーケプラ ) 薬理作用 : 他の抗てんかん薬と異なる N 型 Ca チャネル抑制 細胞内 Ca 遊離抑制 前シナプス神経末端のシナプス小胞蛋白 SV2 蛋白に結合し神経伝達物質放出の調節 適応 他の抗てんかん薬で効果が不充分な部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) に対する併用投与 71 レベチラセタムの体内動態 剤型 : 静注 500mg 250/500mg 錠 ドライシロップ 50% 吸収 :F は 100% 食事に影響されない 分布 (Vd):0.54 L/kg 蛋白結合 :<10% 消失 : 全身 CL 52mL/min/60kg 未変化体尿中排泄率 65% 代謝誘導 阻害の相互作用を受けない 代謝体は不活性 中等度以上の腎機能障害者では減量 72 36

37 副作用 傾眠 (32%) 浮動性めまい (7-15%) 認知機能に影響しない 精神症状 (7-37%): 敵意 情緒不安定 易刺激性 攻撃性 ( 自殺企図 ) 73 薬理作用 トピラマート ( トピナ ) 電位依存性 Na チャネル抑制 電位依存的 L 型 Ca チャネル抑制 グルタミン酸需要他抑制 GABA 受容体機能増強 適応 他の抗てんかん薬で効果が不充分な部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) に対する併用投与 74 37

38 特徴 重篤な皮膚障害 肝障害 血液毒性は少ない 認知機能障害による投与中止率が高い 精神運動弛緩 注意障害 記憶障害 言語流暢性障害 ( トピラマート特有 ) 体重減少 75 トピラマート 剤型 :25/50/100mg 錠 10% 細粒 薬物動態 吸収 :F=80% 食事の影響なし 分布 (Vd) L/kg 蛋白結合 :<40% 消失 :70% が未変化で尿中排泄 76 38

39 薬理作用 ラモトリギン ( ラミクタール ) Na チャネル抑制 N 型 Ca チャネル抑制 適応 部分発作 (2 次的全般化を含む ) 強直間代発作の単独療法 15 歳以下の欠神発作の単独療法 他の抗てんかん薬で効果不十分な部分発作 (2 次的全般化を含む ) 強直間代発作の併用療法 双極性障害の気分エピソード再発抑制 77 剤型 ラモトリギン 小児用 2/5 mg ( 口腔内崩壊 ) 錠 ( 成人用 )25/100 mg口腔内崩壊錠 体内動態 吸収 :F~100% 食事の影響なし 分布 (Vd) L/kg 蛋白結合 55% 消失 : 大部分が肝グルクロン酸抱合 消失半減期 時間 78 39

40 併用薬との相互作用 体内動態の変化 バルプロ酸により全身 CL 低下 カルバマゼピンなどによる誘導で CL 増加 経口避妊薬により CL 増加 病態 妊娠中に全身 CL は 2-3 倍増加 肝機能障害で CL 低下 79 特徴 口腔内崩壊錠で水なしで服用可能 認知機能への影響少ない 催奇形性はプラセボと差がない 双極性障害に有効 80 40

41 副作用 傾眠 めまい 肝機能障害 皮膚障害 発疹 7-14% 増量が早すぎるとリスク増加 重症皮膚障害 SJS 0.5%,TEN( 頻度不明 ) 薬剤性過敏症候群 (DIHS 頻度不明 ) 投与開始早期 (2-8 週 ) に生じる バルプロ酸との併用例 ( 代謝阻害 ) で多い 81 重症の皮膚過敏症と PGX アバカビル : HLA-B*5701 (2008/5) カルバマゼピン : HLA-B*1502 (2008/5) 抗てんかん薬ラモトリギンによる SJS N Engl J Med, 2005;352:

42 ラモトリギンによる重症薬疹 SJS/TEN の発症頻度は % 出現頻度は投与から 8 週間以内が多い 承認用量より高用量で投与した場合に承認用量よりも高い バルプロ酸併用患者で頻度が高い 1990 年代から欧米で承認され 日本では 2008 年から発売されている薬物 83 発売開始後に報告された 251 例の重篤な皮膚障害発現患者の服用情報 人数 (251 例 ) TEN SJS HSS その他 承認用法 用量の遵守状況 逸脱 152 例 (61%) 9 例 33 例 27 例 83 例 遵守 99 例 (39%) 2 例 20 例 8 例 69 例 PMDA からの医薬品適正使用のお願い No /1 より引用 84 42

43 ラモトリギンとバルプロ酸の相互作用 90 半減期 0.9 クリアランス ( 時間 ) (ml/min/kg) LTG LTG+VPA 0 LTG LTG+VPA バルプロ酸はグルクロン酸転移酵素阻害を介してラモトリギン体内量を 3 倍程度増加させる ラミクタール IF データより作成 85 ゲノム情報と重篤な副作用 薬物アレル人種副作用 アモキシシリン クラブラン酸 HLAII DRB1*1501- DRB5*0101-DQB*0602 白人 肝障害 チクロピジン HLA-B*3303 日本人肝障害 アバカビル HLA-B*5701 白人 薬剤過敏性症候群 ネビラピン DRB1*0101 白人 (DIHS) カルバマゼピン Cw8 HLA-B*1502 HLA-A*3101 日本人 漢民族日本人 アロプリノール HLA-B*5801 漢民族 日 本人 白人 OTC 感冒薬 HLA-A*0206, HLA- B*4403 IKZF1 日本人 SJS SJS: Stevens-Johnson Syndrome, TEN: toxic epidermal necrolysis, DIHS: drug-induced hypersensitivity syndrome SJS/TEN SJS/TEN/DIES SJS/TEN/DIHS 86 43

44 重症皮疹リスクの HLA アレル拘束性 薬物 皮疹 HLAアレル 人種 OR アバカビル HSS B*5701 白人 960 カルバマゼピン SJS/TEN B*1502 漢中国人 1357 B*1502 日本人 NS フェニトイン SJS/TEN B*1502 漢中国人 6.96 アロプリノール SJS/TEN B*5801 日本人 62.8 B*1502 中国人 5.0 ラモトリギン SJS/TEN B*4403 韓国人 12.8 B*1502 漢中国人 Drug-modified HLA-peptide repertoire (pharmacologic interaction with immune receptors: pi model) Illing PT et al., Nature 486: ,

Epilepsy2015

Epilepsy2015 Key Concepts 1. 患者個々の治療のゴールをできるだけ早く設定 てんかんの薬物治療 薬物治療学 小川竜一 か または他の抗てんかん薬へ切り替える 第一 選択薬とは異なる作用機序の薬物 3. 年齢や合併症 服薬コンプライアンスなどの基本 情報も抗てんかん薬の選択に影響 2. 抗てんかん薬の投与が中止できる患者も存在する 決定する必要がある 50%~70%は単剤で管理でき る 2 慢性の脳の病気

More information

スライド 1

スライド 1 1/5 PMDA からの医薬品適正使用のお願い ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 No.6 2012 年 1 月 ラミクタール錠 ( ラモトリギン ) の重篤皮膚障害と用法 用量遵守 早期発見について ラミクタール錠は 用法 用量 を遵守せず投与した場合に皮膚障害の発現率が高くなることが示されている ( 表 1 参照 ) ため 用法 用量 を遵守することが平成 20 年 10 月の承認時より注意喚起されています

More information

新しい抗てんかん薬

新しい抗てんかん薬 新薬シリーズ 2 新しい抗てんかん薬 12/11/20 慈恵 ICU 勉強会 薬剤師五十嵐貴之 てんかんの疫学 世界におけるてんかんの有病率は 0.5-1% とされており 患者数の多い疾患である National Institute for Health and Clinical Excellence 2012 一方 日本におけるてんかん患者数は 人口の約 0.8% の 100 万人とされている 初発発作症例の

More information

てんかん診療ガイドライン 2018 発 行 2018 年 3 月 15 日第 1 版第 1 刷 C 2018 年 8 月 1 日第 1 版第 3 刷 監 修 日本神経学会 編 集 てんかん診療ガイドライン 作成委員会 発行者 株式会社医学書院 代表取締役金原俊 113-8719 東京都文京区本郷 1-28-23 電話 03-3817-5600( 社内案内 ) 印刷 製本 三美印刷 本書の複製権 翻訳権

More information

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate AMPA 受容体を阻害する新機序の抗てんかん薬 抗てんかん薬ペランパネル ( 商品名フィコンパ錠 2mg 同錠 4mg) の適応は 他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) および強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法 である 成人および 12 歳以上の小児は 本薬を 1 日 1 回 2mg 就寝前に投与することから始め 1 週間以上の間隔をあけて

More information

DRAFT#9 2011

DRAFT#9 2011 報道関係各位 2019 年 1 月 8 日 ユーシービージャパン株式会社 抗てんかん剤 ビムパット ドライシロップ 10% 及び ビムパット 点滴静注 200mg 製造販売承認のお知らせ ユーシービージャパン株式会社 ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役社長 : 菊池加奈子 以下 ユーシービージャパン また ユーシービーグループを総称して以下 ユーシービー ) は本日 抗てんかん剤 ビムパット ドライシロップ

More information

Microsoft PowerPoint - 3_Dr井上 有史 .ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 3_Dr井上 有史 .ppt [互換モード] 乳児重症ミオクロニーてんかんに対す る新たな治療法確立のための研究 主任研究者 井上有史 課題番号 H19- 臨床試験 - 一般 -003 ( 演者 ) 国立病院機構静岡てんかん神経医療センター副院長井上有史 乳児重症ミオクロニーてんかんとは? 乳児期発症 発熱過敏 頻回にけいれん発作を反復 しばしば 重積をおこし緊急治療を必要とする 死亡率は 16-18%: てんかん発作 突然死 頻回のてんかん発作で

More information

日本内科学会雑誌第105巻第8号

日本内科学会雑誌第105巻第8号 特集 てんかん : 内科医が知っておくべき診療ポイントと治療の最前線 トピックス 抗てんかん薬をどう使うか? 要旨 てんかん診療における薬剤選択の基本は各種ガイドラインに示されており, まず部分発作にはカルバマゼピン, 全般発作にはバルプロ酸を十分量, 単剤で用いる. これらの薬剤を使用できない, もしくはこれらの薬剤が無効の場合に第二選択薬を用いる. 第二選択薬も無効な場合はてんかんの専門医の受診が推奨される.

More information

減量・コース投与期間短縮の基準

減量・コース投与期間短縮の基準 用法 用量 通常 成人には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後および夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ただし 本剤の投与によると判断される臨床検査値異常 ( 血液検査 肝 腎機能検査 ) および消化器症状が発現せず 安全性に問題がない場合には休薬を短縮できるが その場合でも少なくとも

More information

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について ( 別紙様式 1-2) 適応外薬の要望 要望者 日本てんかん学会 優先順位 10 位 ( 全 12 要望中 ) 医薬品名 成分名 Lamotrigine 販売名 Lamictal 会社名 グラクソ スミスクライン株式会社 承認又は公的 EU で承認済み 医療保険適用国 効能 効果 EU 成人及び13 歳以上の小児 部分発作および強直間代発作を含む全般発作の併用療法または単剤療法 Lennox-Gastaut

More information

No.16-35

No.16-35 No.16-35 016 年 5 月 5 日エーザイ株式会社 自社創製の新規抗てんかん剤 フィコンパ ( 一般名 : ペランパネル水和物 ) 日本において てんかんの部分発作および強直間代発作に対する併用療法の適応で新発売 エーザイ株式会社 ( 本社 : 東京都 代表執行役 CEO: 内藤晴夫 ) は 日本において 他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作 ( 二次性全般化発作を含む

More information

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 使用上の注意改訂のお知らせ 2010 年 8 月 製造販売元 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 ( 一般名 : パロキセチン塩酸塩水和物 ) 謹啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 弊社医薬品につきまして格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます さて この度 の 使用上の注意 を改訂致しましたのでお知らせ申し上げます なお

More information

DRAFT#9 2011

DRAFT#9 2011 報道関係各位 2019 年 3 月 25 日 ユーシービージャパン株式会社 第一三共株式会社 抗てんかん剤 ビムパット 点滴静注 200mg 新発売のお知らせ ユーシービージャパン株式会社 ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役社長 : 菊池加奈子 以下 ユーシービージャパン ユーシービーグループを総称して以下 ユーシービー ) と第一三共株式会社 ( 本社 : 東京都中央区 代表取締役社長 : 眞鍋淳

More information

2015 年 8 月 27 日放送 第 78 回日本皮膚科学会東京支部学術大会 3 シンポジウム2 基調講演薬疹の最新動向と今後の展望 昭和大学皮膚科教授末木博彦 はじめに本日は薬疹の最新情報と今後の展望についてお話しさせていただきます 最初に薬疹の概念が変遷しボーダレス化が進んでいるというお話 続

2015 年 8 月 27 日放送 第 78 回日本皮膚科学会東京支部学術大会 3 シンポジウム2 基調講演薬疹の最新動向と今後の展望 昭和大学皮膚科教授末木博彦 はじめに本日は薬疹の最新情報と今後の展望についてお話しさせていただきます 最初に薬疹の概念が変遷しボーダレス化が進んでいるというお話 続 2015 年 8 月 27 日放送 第 78 回日本皮膚科学会東京支部学術大会 3 シンポジウム2 基調講演薬疹の最新動向と今後の展望 昭和大学皮膚科教授末木博彦 はじめに本日は薬疹の最新情報と今後の展望についてお話しさせていただきます 最初に薬疹の概念が変遷しボーダレス化が進んでいるというお話 続いて近年 薬疹の診療において皮膚科医が果たすべき役割が大きくなったというお話をさせていただきます 各論としましては私どもが関与しております重症薬疹の疫学研究結果のトピックス

More information

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d 2015 5 7 201410 28 TNF 阻害薬 TNFFab シムジア 皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C. Injection セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) 製剤 873999 22400AMX01488000 20132 20133 20155 20079 警告 1. 2. 1 2 X - CT 3. TNF 4. 1 禁忌

More information

Sep :28:29

Sep :28:29 Sep 03 2014 17:28:29 2.2. 緒言ラモトリギンは 英国 Wellcome Foundation 社 ( 現 GlaxoSmithKline 社 ) が開発したトリアジン骨格を有する抗てんかん薬である その作用は 電位依存性 Na + チャネルの遅い不活性化に作用して 不活性化からの回復を遅延させることにより Na + チャネルを抑制し 神経細胞膜を安定化してグルタミン酸等の興奮性神経伝達物質遊離を抑制する結果

More information

抗精神病薬の併用数 単剤化率 主として統合失調症の治療薬である抗精神病薬について 1 処方中の併用数を見たものです 当院の定義 計算方法調査期間内の全ての入院患者さんが服用した抗精神病薬処方について 各処方中における抗精神病薬の併用数を調査しました 調査期間内にある患者さんの処方が複数あった場合 そ

抗精神病薬の併用数 単剤化率 主として統合失調症の治療薬である抗精神病薬について 1 処方中の併用数を見たものです 当院の定義 計算方法調査期間内の全ての入院患者さんが服用した抗精神病薬処方について 各処方中における抗精神病薬の併用数を調査しました 調査期間内にある患者さんの処方が複数あった場合 そ 後発医薬品の使用割合 厚生労働省が策定した 後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ に従い 後発品医薬品 ( ジェネリック医薬品 ) 使用の促進に取り組んでいます 当院の定義 計算方法 後発医薬品の数量シェア ( 置換え率 )= 後発医薬品の数量 /( 後発医薬品のある先発医薬品 の数量 + 後発医薬品の数量 参考 厚生労働省ホームページ 後発医薬品の利用促進について http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/

More information

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132> 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 効能 効果 用法 用量 使用上の注意 改訂のお知らせ 2013 年 12 月 東和薬品株式会社 このたび 平成 25 年 8 月に承認事項一部変更承認申請をしていました弊社上記製品の 効能 効果 用法 用量 追加が平成 25 年 11 月 29 日付にて 下記の内容で承認されました また 使用上の注意 を改訂致しましたので 併せてお知らせ申し上げます

More information

第 12 章薬物濃度モニター 107 カルバマゼピンは, 酵素自己誘導のため投与後 か月間は血中濃度が低下することがあるので, 投与開始後しばらくしてからの濃度測定が必要である. 文献 1) Jannuzzi G, Cian P, Fattore C, et al. A multicenter ra

第 12 章薬物濃度モニター 107 カルバマゼピンは, 酵素自己誘導のため投与後 か月間は血中濃度が低下することがあるので, 投与開始後しばらくしてからの濃度測定が必要である. 文献 1) Jannuzzi G, Cian P, Fattore C, et al. A multicenter ra 106 第 12 章薬物濃度モニター CQ 12-1 抗てんかん薬の血中濃度測定はどのようなときに行うか 推奨 ) 抗てんかん薬の血中濃度測定は,1 血中濃度上昇による副作用出現時,2 薬剤の服用状況の確認, 3 投与量決定の際に測定が推奨される ( グレード B). ) 多剤併用時, 妊娠前, 妊娠中, てんかん重積状態治療時, 肝障害, 腎障害等, 臨床上必要性があるときに測定する ( グレード

More information

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた 適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意 改訂のお知らせ 注 1) 処方箋医薬品 ATORVASTATIN TABLETS AMALUET COMBINATION TABLETS 注 1) 処方箋医薬品 PRAVASTATIN SODIUM TABLETS 注 1) 注意 - 医師等の処方箋により使用すること PITAVASTATIN CALCIUM TABLETS 2016

More information

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63> - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 効能 効果 用法 用量 使用上の注意 等改訂のお知らせ 抗悪性腫瘍剤 ( ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤 ) ( 一般名 : イブルチニブ ) 2016 年 12 月 この度 抗悪性腫瘍剤 イムブルビカ カプセル 140 mg ( 以下標記製品 ) につきまして 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫 の効能追加承認を取得したことに伴い

More information

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について ( 別添様式 1-1) 未承認薬の要望 要望者 日本てんかん学会 優先順位 2 位 ( 全 12 要望中 ) 医薬品名 成分名 ルフィナマイド 販売名 Inovelon( 欧州 ) Banzel( 米国 ) 会社名 エーザイ 承認国 欧州 29 カ国 ( 英国 独国 仏国を含む ) 米国 効能 効果 レノックス ガストー症候群 (4 歳以上 ) に伴う発作に対する併用 療法 用法 用量 欧州 小児患者

More information

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています くすりのしおり内服剤 2014 年 6 月作成薬には効果 ( ベネフィット ) だけでなく副作用 ( リスク ) があります 副作用をなるべく抑え 効果を最大限に引き出すことが大切です そのために この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です 商品名 : バルサルタン錠 20mg AA 主成分 : バルサルタン (Valsartan) 剤形 : 淡黄色の錠剤 直径約 7.2mm 厚さ約 3.1mm

More information

日本内科学会雑誌第98巻第12号

日本内科学会雑誌第98巻第12号 表 1. 喘息の長期管理における重症度対応段階的薬物療法 重症度 長期管理薬 : 連用 : 考慮 発作時 ステップ 1 軽症間欠型 喘息症状がやや多い時 ( 例えば 1 月に 1 ~2 回 ), 血中 喀痰中に好酸球増加のある時は下記のいずれか 1 つの投与を考慮 吸入ステロイド薬 ( 最低用量 ) テオフィリン徐放製剤 ロイコトリエン拮抗薬 抗アレルギー薬 短時間作用性吸入 β2 刺激薬または短時間作用性経口

More information

日本てんかん学会ガイドライン作成委員会報告

日本てんかん学会ガイドライン作成委員会報告 日本てんかん学会ガイドライン作成委員会報告 てんかんの診断ガイドライン 飯沼一宇 * 日本てんかん学会ガイドライン作成委員会委員長藤原建樹委員池田昭夫 井上有史 亀山茂樹 須貝研司 * 石巻赤十字病院 1. はじめにてんかんは比較的頻度の高い疾患であり 医師を始めとして多くの医療従事者が係わることになる また てんかん ではない てんかん類似の疾患あるいは状態も多い したがって正確な診断がその後の治療にもきわめて重要である

More information

(別添様式)

(別添様式) 未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名 要望された医薬品 ユーシービージャパン株式会社要望番号 Ⅱ-254.2 成分名 Lacosamide ( 一般名 ) Vimpat 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする ) 効能 効果 ( 要望された効能 効果について記載する ) 未承認薬 適応外薬 他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作

More information

ラモトリギン錠25mg/100mg「アメル」

ラモトリギン錠25mg/100mg「アメル」 **2018 年 10 月改訂 ( 第 4 版 ) *2018 年 10 月改訂 規制区分 : 劇薬処方箋医薬品注意 - 医師等の処方箋により使用すること 抗てんかん剤 双極性障害治療薬 日本標準商品分類番号 871139,871179 貯法 : 気密容器 室温保存使用期限 : 包装箱に表示 使用期限を過ぎた製品は使用しないこと LAMOTRIGINE ラモトリギン製剤 錠 25mg 錠 100mg

More information

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd 34 ビタミン主薬製剤 1 ビタミン A 主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談することあ医師の治療を受けている人 い妊娠 3 ヵ月以内の妊婦, 妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人 ( 妊娠 3 ヵ月前から妊娠 3 ヵ月までの間にビタミン A を 1 日 10,000 国際単位以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したとの報告がある )

More information

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 Page 2 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 第 2 部 :CTD の概要 ( サマリー ) 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 2.2 諸言 2.3 品質に関する概括資料 2.3.I 諸言 2.3.S 原薬 ( オクスカルバゼピン,

More information

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6> 2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする

More information

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください H24-11 平成 25 年 2 月 / ( ノルエチステロン エチニルエストラジオール錠 ) 使用上の注意改訂のご案内 製造販売元ヤンセンファーマ株式会社 / 発売元持田製薬株式会社 この度 オーソ 777-21 錠 / オーソ M-21 錠の 使用上の注意 を改訂致しましたので ご案内申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記内容にご留意くださいますようお願い致します

More information

* 用法 用量 てんかん患者に用いる場合 : 成人 : 単剤療法の場合: 通常 ラモトリギンとして最初の2 週間は1 日 25mgを1 日 1 回経口投与し 次の2 週間は1 日 50mgを1 日 1 回経口投与し 5 週目は1 日 100mgを1 日 1 回又は2 回に分割して経口投与する その後

* 用法 用量 てんかん患者に用いる場合 : 成人 : 単剤療法の場合: 通常 ラモトリギンとして最初の2 週間は1 日 25mgを1 日 1 回経口投与し 次の2 週間は1 日 50mgを1 日 1 回経口投与し 5 週目は1 日 100mgを1 日 1 回又は2 回に分割して経口投与する その後 206552 **2018 年 10 月改訂 ( 第 3 版 ) *2018 年 8 月改訂 貯法 : 室温保存 気密容器使用期限 : 外箱等に表示 規制区分 : 劇薬 処方箋医薬品 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 承認番号 薬価収載販売開始 日本標準商品分類番号 871139 871179 錠 25mg JG 錠 100mg JG 23000AMX 23000AMX 00330000

More information

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿 JAID/JSC 感染症治療ガイド 2014 表 記載にりがありましたので, 下記のように追加 訂させていただきます 2016 年 9 月 JAID/JSC 感染症治療ガイド ガイドライン作成委員会 P106 Ⅶ 呼吸器感染症,A-2 院内肺炎 3 Definitive Therapy P. aeruginosa 多剤耐性の場合 CL:5mg/kg 1 回ローディング その 24 時間後に以下の維持用量を開始する

More information

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性 2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており

More information

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F A A E5F89968FF E372E646F63>

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F A A E5F89968FF E372E646F63> 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意改訂のお知らせ 2011 年 7 月 東和薬品株式会社 このたび 標記製品の 使用上の注意 を改訂いたしましたのでお知らせ申し上げます なお 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには日数を要する場合がございますので 今後のご使用に際しましては 下記内容にご留意くださいますようお願い申し上げます 1. 改訂内容 改訂後 ( 下線部改訂

More information

TDMを活用した抗菌薬療法

TDMを活用した抗菌薬療法 本日の内容 抗菌薬のPK-PD 当院でのTDMの概要アミノグリコシドの投不設計グリコペプチドの投不設計まとめ 抗菌薬の PK-PD PK-PD とは? PK (Pharmacokinetics) 抗菌薬の用法 用量と体内での濃度推移の関係 代表的な指標 : C max : 最高血中濃度 AUC 24h : 血中濃度時間曲線下面積 PD (Pharmacodynamics) 抗菌薬の体内での濃度と作用の関係

More information

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意 改訂のお知らせ 2006 年 1 月日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 注 ) 処方せん医薬品 ( ジピリダモール製剤 ) = 登録商標注 ) 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること 謹啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は弊社製品につきましてご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます さて, この度, 自主改訂によりペルサンチン

More information

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に 適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意 改訂のお知らせ ETIZOLAM TABLETS 注 1) 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 注 1) 注意 - 習慣性あり注 2) 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 向精神薬 習慣性医薬品注 1) 注 2) 処方箋医薬品 注 1) 注意 - 習慣性あり注 2) 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 2017

More information

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F C D815B838B43505F4F E31302E646F63>

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F C D815B838B43505F4F E31302E646F63> 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能 効果 用法 用量 追加に伴う 使用上の注意 改訂のお知らせ 2010 年 11 月 東和薬品株式会社 このたび 平成 22 年 6 月に承認事項一部変更承認申請をしていました弊社製品のランソプラゾールカプセル15mg/30mg トーワ ランソプラゾールOD 錠 15mg/30mg トーワ の 効能 効果 用法 用量 追加が平成 22 年

More information

本書の読み方 使い方 ~ 各項目の基本構成 ~ * 本書は主に外来の日常診療で頻用される治療薬を取り上げています ❶ 特徴 01 HMG-CoA 代表的薬剤ピタバスタチン同種同効薬アトルバスタチン, ロスバスタチン HMG-CoA 還元酵素阻害薬は主に高 LDL コレステロール血症の治療目的で使 用

本書の読み方 使い方 ~ 各項目の基本構成 ~ * 本書は主に外来の日常診療で頻用される治療薬を取り上げています ❶ 特徴 01 HMG-CoA 代表的薬剤ピタバスタチン同種同効薬アトルバスタチン, ロスバスタチン HMG-CoA 還元酵素阻害薬は主に高 LDL コレステロール血症の治療目的で使 用 本書の読み方 使い方 ~ 各項目の基本構成 ~ * 本書は主に外来の日常診療で頻用される治療薬を取り上げています ❶ 特徴 01 HMG-CoA 代表的薬剤ピタバスタチン同種同効薬アトルバスタチン, ロスバスタチン HMG-CoA 還元酵素阻害薬は主に高 LDL コレステロール血症の治療目的で使 用される その強力なコレステロール低下作用と, コレステロール低下作用を 介さない作用 ( 血管内皮機能改善作用,

More information

添付文書の薬物動態情報 ~基本となる3つの薬物動態パラメータを理解する~

添付文書の薬物動態情報 ~基本となる3つの薬物動態パラメータを理解する~ SAJP.SA.18.02.0496(2) 添付文書の薬物動態情報 基本となる 3 つの 薬物動態パラメータを理解する 城西国際大学薬学部 臨床統計学研究室山村重雄 医療用医薬品添付文書とは 目的 : 患者の安全を確保し 適正使用を図るために必要な情報を医師 歯科医師および薬剤師などの医療関係者に提供する 法的規制 : 医薬品医療機器等法第 52 条で記載内容が定められ 医薬品の製造販売業者は医薬品には情報を付与することが義務

More information

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案) 資料 1 C 型慢性肝疾患 ( ゲノタイプ 1 型 2 型 ) に対する治療フローチャート ダクラタスビル + アスナプレビル併用療法 ソホスブビル + リバビリン併用療法 ソホスブビル / レジパスビル併用療法 オムビタスビル / パリタプレビル / リトナビル併用療法 (± リバビリン ) エルバスビル + グラゾプレビル併用療法 ダクラタスビル / アスナプレビル / ベクラブビル 3 剤併用療法による抗ウイルス治療に当たっては

More information

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習 ABC-123 臨床試験進行または再発胃癌患者に対するプラセボを対照薬とした無作為化二重盲検比較試験症例報告書 治験実施計画書番号 P123-31-V01 被験者識別コード 割付番号 治験実施医療機関名 ご自分の医療機関 お名前を記載して下さい 症例報告書記載者名 症例報告書記載者名 治験責任医師 ( 署名又は記名 押印 ) 治験責任医師記載内容確認完了日 印 2 0 年 月 日 1 症例報告書の記入における注意点

More information

第四問 : パーキンソン病で問題となる運動障害の症状について 以下の ( 言葉を記入してください ) に当てはまる 症状 特徴 手や足がふるえる パーキンソン病において最初に気づくことの多い症状 筋肉がこわばる( 筋肉が固くなる ) 関節を動かすと 歯車のように カクカク と軋む 全ての動きが遅くな

第四問 : パーキンソン病で問題となる運動障害の症状について 以下の ( 言葉を記入してください ) に当てはまる 症状 特徴 手や足がふるえる パーキンソン病において最初に気づくことの多い症状 筋肉がこわばる( 筋肉が固くなる ) 関節を動かすと 歯車のように カクカク と軋む 全ての動きが遅くな パーキンソン病 ( テスト ) テストは難しめに作成しています テキストや講義 解答と照らし合わせて復習していただけれ ばと思います なお 採点を目的としていないので点数は設定していません また 記述式の解答は答えが一つとは限りません 私の答案よりも良い解答があることは十分に 考えられますので 参考解答として認識していただければと思います 第一章. パーキンソン病とは第一問 : 次のパーキンソン病に関する基礎知識について正しいものには

More information

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂 2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂 2017 年 8 月 ) 新たなエビデンスの報告や運用上困難な場合は適宜変更を加える 1. 造影剤アレルギーの既往を有する患者への対応

More information

日本内科学会雑誌第105巻第8号

日本内科学会雑誌第105巻第8号 てんかんと妊娠 要旨 妊娠適齢期の女性に対する抗てんかん薬治療で注意することは,1) 結婚以前から催奇性を含めた情報を伝える,2) 挙児希望するときは早期から投薬の調整を行う,3) 安全な妊娠の継続 出産ができるよう発作の抑制に留意し, 産科医と連携する,4) 母乳の授乳は可能である,5) 催奇性, 低 IQ(intelligence quotient) 児 自閉症スペクトラム障害の頻度が増加するため,

More information

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg C EculizumabGenetical Recombination AMX 警告 1 2 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1 2 組成 性状 ml mg mg mg mg mg ph ph mgml 効能 効果 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 < 効能 効果に関連する使用上の注意 > 共通 1C5 C5b-9 b 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 1 2 3 4

More information

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 2003 年 1 月より全国で販売しており これまでに累計 350 万袋以上の販売実績がある 健康被害情報について お客様より健康食品相談室に申告があった内容を解析したところ

More information

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容の責任はヤンセンファーマ株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません ヤンセンファーマ株式会社 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠

More information

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社 クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社 Loratadine Section 1.7 Listing of Similar drugs 表 1.7-1 同種同効品一覧 ( ロラタジン, 塩酸オロパタジン )(1 of 5) ロラタジン塩酸オロパタジンクラリチン

More information

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ 1. 血漿中濃度 (1) 健康成人の血漿中濃度 ( 単回経口投与 ) 8) 健康成人男子にスイニー 100mg 又は200mgを空腹時に単回経口投与したときの血漿中アナグリプチン濃度は 投与後約 1~ 2 時間で C maxに達した後 二相性の消失を示し t 1/2αは約 2 時間 t 1/2βは約 6 時間であった C max 及びAUC0- は投与量の増加に伴って増加した 血漿中アナグリプチン濃度推移

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

耐性菌届出基準

耐性菌届出基準 37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ

More information

レベチラセタム 新規抗てんかん薬として日本では 2010 年に薬価収載 適応 : てんかん患者の部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) 代謝 排泄 : 肝臓で 1/3 代謝 (CYP を介さない : 相互作用がほとんどない ), 腎臓で 2/3 排泄 t1/2: 約 8 時間 (2 日弱で定常状態

レベチラセタム 新規抗てんかん薬として日本では 2010 年に薬価収載 適応 : てんかん患者の部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) 代謝 排泄 : 肝臓で 1/3 代謝 (CYP を介さない : 相互作用がほとんどない ), 腎臓で 2/3 排泄 t1/2: 約 8 時間 (2 日弱で定常状態 レベチラセタムの静注薬 2016/3/15 慈恵 ICU 勉強会 薬剤部明石岩雄 レベチラセタム 新規抗てんかん薬として日本では 2010 年に薬価収載 適応 : てんかん患者の部分発作 ( 二次性全般化発作を含む ) 代謝 排泄 : 肝臓で 1/3 代謝 (CYP を介さない : 相互作用がほとんどない ), 腎臓で 2/3 排泄 t1/2: 約 8 時間 (2 日弱で定常状態に達する ) 初回負荷が必要ない

More information

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx リアルダ錠 1200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容についての責任は持田製薬株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません 持田製薬株式会社 リアルダ錠 1200mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名リアルダ錠 1200mg 有効成分メサラジン 製造販売業者持田製薬株式会社薬効分類 872399 提出年月

More information

Untitled

Untitled 重要な情報が記載されています ので 必ずお読み下さい 平成 29 年 3 月 販売元 製造販売元 使用上使用上の注意注意 改訂改訂のおのお知らせ 拝啓時下 益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は弊社製品につきまして格別のお引立てを賜り 厚く御礼申し上げます さて 平成 29 年 3 月 21 日付厚生労働省医薬厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課長通知生活衛生局安全対策課長通知によりにより 標記製品標記製品の

More information

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され 添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示されます 検索条件設定時の注意 検索はテキスト文章 (SGML 又は XML) が対象となっており 画像及び

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション オピオイド / 緩和医療 2012 年 3 月 21 日 主催 : 福岡大学病院腫瘍センター 共催 : 福岡市薬剤師会 福岡地区勤務薬剤師会 緩和医療とは 生命を脅かす疾患に伴う問題に直面する患者と家族に対し 疼痛や身体的 心理社会的 スピリチュアルな問題を 早期から正確に評価し解決することにより 苦痛の予防と軽減を図り 生活の質 (QOL) を向上させるためのアプローチ (WHO, 2002 年

More information

症患者における検討は全く行われていない そこで本研究では VPA 服用中の統合失調症患者における高アンモニア血症に関するメカニズムを検討するために当該患者 37 名の朝食前空腹時血液サンプル ( 10mL) を採取し 血清アンモニアおよび VPA 濃度 尿素サイクルに関連する 40 種類の血中アミノ

症患者における検討は全く行われていない そこで本研究では VPA 服用中の統合失調症患者における高アンモニア血症に関するメカニズムを検討するために当該患者 37 名の朝食前空腹時血液サンプル ( 10mL) を採取し 血清アンモニアおよび VPA 濃度 尿素サイクルに関連する 40 種類の血中アミノ 精神疾患領域における薬物治療適正化の取り組み Pharmaceutical Approaches for Improving Psychiatric Pharmacotherapy 平成 29 年度論文博士申請者安藤正純 (Ando, Masazumi) 指導教員越前宏俊 近年 医療の質の向上および医療安全の確保の観点からチーム医療において薬剤師の主体的な薬物療法参加が推進されている 平成 24 年度の診療報酬改訂では薬剤師の医療従事者の負担軽減および薬物療法の有効性

More information

スライド 1

スライド 1 1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪

More information

2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好

2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好 2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好気性菌の複数菌感染症です 嫌気性菌の占める割合が 高くおよそ 2:1 の頻度で検出されます 嫌気性菌では

More information

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意改訂のお知らせ H2 受容体拮抗剤 このたび H2 受容体拮抗剤ガスメット錠 10mg ガスメット錠 20mg 及びガスメット D 錠 10mg ガスメット D 錠 20mg につきまして 自主改訂に基づき 使用上の注意を下記のとおり改訂致しましたので お知らせ申し上げます 平成 25 年 8 月 記 ガスメット錠 10mg ガスメット錠

More information

トピナ細粒10%

トピナ細粒10% 患者向医薬品ガイド 2018 年 5 月更新 トピナ細粒 10% この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1g 中 ) トピナ細粒 10% Topina Fine Granules 10% トピラマート Topiramate 100mg 患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです

More information

Cpk=36.5 μg/ml =0.99 meq/l Cav=27.9 μg/ml =0.75 meq/l Ctr=20.7 μg/ml = 0.56 meq/l 4) 躁病治療の有効血中濃度は 0.3~1.2mEq/L であるが この投与量で治療効果が得られるか? Li は 2 分子含まれているの

Cpk=36.5 μg/ml =0.99 meq/l Cav=27.9 μg/ml =0.75 meq/l Ctr=20.7 μg/ml = 0.56 meq/l 4) 躁病治療の有効血中濃度は 0.3~1.2mEq/L であるが この投与量で治療効果が得られるか? Li は 2 分子含まれているの 臨床薬理学の基礎 ( 薬物投与と血中濃度計算 ) 最初に 薬理学総論を一読してから この章をお読み下さい ここでは 実際の添付書類に記載されている薬物動態の各種パラメータや図を利用して 薬物を投与したときの血中濃度を推定する計算例を示す 治療薬は 単回投与よりも反復投与する場合が多いし また点滴により持続注入することが多いので これらを中心に述べる 自分で実際に計算をして確かめて欲しい 計算には Excel

More information

Ⅰ 向精神薬の合理的な用い方 ④ 3 理学的および生化学的検査 身長 体重 体温 脈拍 血圧などの測定とともに 心電図およ び血液生化学的検査を施行し生体の病的状態の有無を評価してお く 脳波 CT MRI SPECT PET NIRS 等も必要に応じて施行 する 2 薬物療法の実際 ① 適切な薬剤

Ⅰ 向精神薬の合理的な用い方 ④ 3 理学的および生化学的検査 身長 体重 体温 脈拍 血圧などの測定とともに 心電図およ び血液生化学的検査を施行し生体の病的状態の有無を評価してお く 脳波 CT MRI SPECT PET NIRS 等も必要に応じて施行 する 2 薬物療法の実際 ① 適切な薬剤 2 Ⅰ 向精神薬の合理的な用い方 向精神薬による薬物療法の導入は精神医療を一変させ 多くの患 者達に多大な恩恵をもたらしたことは 万人の認めるところとなっ ている 精神障害は生物学的基盤を有するのみでなく 心理社会的 な側面も無視できないが 精神薬理学はあくまで科学の一分野であ り 薬物療法に際しては その薬理学的および生化学的基礎の充分 な認識を必要とする それゆえ適切かつ有効で科学的 合理的な薬

More information

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル

More information

スライド 1

スライド 1 薬生審査発 0328 第 1 号薬生安発 0328 第 2 号平成 28 年 3 月 28 日 都道府県各保健所設置市衛生主管部 ( 局 ) 長殿特別区 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課長 ( 公印省略 ) ビガバトリン製剤の使用に当たっての留意事項について ビガバトリン製剤 ( 販売名 : サブリル散分包 500mg 以下 本剤 という

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd その他 B 型肝炎 15% C 型肝炎 68% 41 706 168 66 19 12 肝 には の か 脂肪肝 の で る () という も りま の く い 肝 の肝細胞のなかに 脂肪の く がこ なにたまっ いま 類洞 正常な肝臓 腸管からの栄養や不要物が流れていく 肝細胞 正常な肝臓 脂肪肝の始まり 類洞 腸管からの栄養や不要物が流れていく 類洞 過剰な脂質 糖質の流入 肝細胞 肝細胞のなかに中性脂肪がたまり始める

More information

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規 論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ALS 筋萎縮性側索硬化症 三小田一成 村山皓紀 森將一郎 ALS(Amyotrophic lateral sclerosis) とは ALS とは運動ニューロンが変性し 重篤な筋肉の萎縮と筋力の低下を示す疾患 厚生労働省の定める難病に指定されている 発病率は人口 10 万人あたり 1~2 人 男性が 1.2~1.5 倍多く 国内に約 1 万人の患者がいる アイスバケツチャレンジ wikipedia

More information

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として 第 2 部 CTD の概要 一般名 : エソメプラゾールマグネシウム水和物 版番号 : 2.2 緒言 ネキシウム カプセル ネキシウム 懸濁用顆粒分包 本資料に記載された情報に係る権利はアストラゼネカ株式会社に帰属します 弊社の事前の承諾なく本資料の内容を他に開示することは禁じられています D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体

More information

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開 審査報告書 平成 25 年 9 月 27 日独立行政法人医薬品医療機器総合機構 承認申請のあった下記の医薬品にかかる医薬品医療機器総合機構での審査結果は 以下のとおりである 記 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 剤形 含量 ]

More information

腎薬ニュース第 5 号 (2007 年 6 月 ;2012 年 1 月加筆修正 ) 熊本大学薬学部臨床薬理学分野平田純生 添付文書どおり腎機能に基づいた投与量にしても起こるアシクロビル中毒の原因は? 1. アシクロビル中毒の症状は? 慢性腎臓病 (CKD) 患者に頻発するアシクロビル バラシクロビル

腎薬ニュース第 5 号 (2007 年 6 月 ;2012 年 1 月加筆修正 ) 熊本大学薬学部臨床薬理学分野平田純生 添付文書どおり腎機能に基づいた投与量にしても起こるアシクロビル中毒の原因は? 1. アシクロビル中毒の症状は? 慢性腎臓病 (CKD) 患者に頻発するアシクロビル バラシクロビル 腎薬ニュース第 5 号 (2007 年 6 月 ;2012 年 1 月加筆修正 ) 熊本大学薬学部臨床薬理学分野平田純生 添付文書どおり腎機能に基づいた投与量にしても起こるアシクロビル中毒の原因は? 1. アシクロビル中毒の症状は? 慢性腎臓病 (CKD) 患者に頻発するアシクロビル バラシクロビル中毒の特徴は呂律困難 振戦 幻視 幻聴 昏迷 昏睡などの症状を伴う意識障害が代表的です 腎不全で精神神経症状や痙攣を起こす薬物は

More information

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2 11 1 長期にわたる大量飲酒が 引き起こす影響 脳への影響 アルコールは 脳の神経細胞に影響を及ぼし その結果 脳が縮んでいきます 脳に対 するアルコールの影響は 未成年者で特に強いことが知られています 写真B 写真A 正常な脳のCT 写真C 写真D アルコール 依 存 症 患者の脳の 正常な脳のCT Aに比べてやや CT Aとほぼ同じ高さの位置の 低い位置の断面 断面 脳の外側に溝ができ 中央

More information

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴 専門研修プログラム整備基準項目 5 別紙 1 専門技能 ( 診療 検査 診断 処置 手術など ) 1 年目 1 患者及び家族との面接 : 面接によって情報を抽出し診断に結びつけるとともに 良好な治療関係を維持する 2. 診断と治療計画 : 精神 身体症状を的確に把握して診断し 適切な治療を選択するとともに 経過に応じて診断と治療を見直す 3. 疾患の概念と病態の理解 : 疾患の概念および病態を理解し

More information

この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) ラミクタール錠小児用 2mg Lamictal Tablets 2mg For Children ラミクタール錠小児用 2mg ラミクタール錠小児用 5mg ラミクタール錠 25mg ラミクタール錠 100mg ラミクタール錠小児用 5mg Lam

この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) ラミクタール錠小児用 2mg Lamictal Tablets 2mg For Children ラミクタール錠小児用 2mg ラミクタール錠小児用 5mg ラミクタール錠 25mg ラミクタール錠 100mg ラミクタール錠小児用 5mg Lam この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) ラミクタール錠小児用 2mg Lamictal Tablets 2mg For Children ラミクタール錠小児用 2mg ラミクタール錠小児用 5mg ラミクタール錠 25mg ラミクタール錠 100mg ラミクタール錠小児用 5mg Lamictal Tablets 5mg For Children ラモトリギン Lamotrigine ラミクタール錠

More information

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医 佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日

More information

ラミクタール錠小児用・ラミクタール錠

ラミクタール錠小児用・ラミクタール錠 2018 年 10 月改訂 ( 第 14 版 )( : 改訂箇所 ) 2018 年 8 月改訂 ( 第 13 版 ) 規制区分 : 劇薬 処方箋医薬品 ( 注意 - 医師等の処方箋により使用すること ) 抗てんかん剤 抗てんかん剤 双極性障害治療薬 日本標準商品分類番号 871139 871179 貯法 : 室温保存使用期限 : 包装に表示 ラモトリギン錠 小児用 2 mg 小児用 5 mg 25mg

More information

添付文書がちゃんと読める 薬物動態学 著 山村重雄竹平理恵子城西国際大学薬学部臨床統計学

添付文書がちゃんと読める 薬物動態学 著 山村重雄竹平理恵子城西国際大学薬学部臨床統計学 添付文書がちゃんと読める 薬物動態学 著 山村重雄竹平理恵子城西国際大学薬学部臨床統計学 1 序章 吸収された薬物は, 体の中で ( distribution) します 分布 とは, 体の中で薬物がどのように存在しているかを示しています 体の中の薬物の 分布 には大きく 2 つの要素が関わっています 1 つは, 薬物の, もう 1 つは薬物のです 血液中では, 薬物の一部分は血液中のタンパク ( たとえばアルブミンや

More information

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL CSL19-158 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能又は効果 用法及び用量 使用上の注意改訂のお知らせ 2019 年 3 月血漿分画製剤 ( 皮下注用人免疫グロブリン製剤 ) この度 標記製品の製造販売承認事項の一部変更が承認されました それに伴い 効能又は効果 用法及び用量 及び 使用上の注意 等を改訂いたしましたので お知らせいたします 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日時を要しますので

More information

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから

More information

<4D F736F F D DC58F4994C5817A54524D5F8AB38ED28CFC88E396F B CF8945C8CF889CA92C789C1816A5F3294C52E646

<4D F736F F D DC58F4994C5817A54524D5F8AB38ED28CFC88E396F B CF8945C8CF889CA92C789C1816A5F3294C52E646 患者向医薬品ガイド トレムフィア皮下注 100mg シリンジ 2018 年 11 月更新 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 シリンジ中 ) トレムフィア皮下注 100mgシリンジ Tremfya Subcutaneous Injection 100mg syringe グセルクマブ ( 遺伝子組換え ) Guselkumab(Genetical Recombination) 100mg 患者向医薬品ガイドについて

More information

アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913

アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913 御得意様各位 2012 年 10 月 - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 使用上の注意改訂のお知らせ 抗ウイルス化学療法剤 注射用アシクロビル 製造販売元アイロム製薬株式会社神奈川県厚木市旭町四丁目 18 番 29 号 謹啓時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて この度 抗ウイルス化学療法剤 アシクリル点滴静注用 250mg

More information

ROCKY NOTE 食物アレルギー ( ) 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいというこ

ROCKY NOTE   食物アレルギー ( ) 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいというこ 食物アレルギー (100909 101214) 101214 2 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいということで来院 ( 患者 ) エビやカニを食べると唇が腫れるんです 多分アレルギーだと思うんですが 検査は出来ますか? ( 私 ) 検査は出来ますが おそらく検査をするまでも無く アレルギーだと思いますよ ( 患者 )

More information

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg

More information

トピナ錠25mg・50mg・100mg

トピナ錠25mg・50mg・100mg 患者向医薬品ガイド 2018 年 5 月更新 トピナ錠 25mg トピナ錠 50mg トピナ錠 100mg この薬は? 販売名 一般名 含有量 トピナ錠 25mg Topina 25mg Tablets 1 錠中トピラマート 25mg トピナ錠 50mg Topina 50mg Tablets トピラマート Topiramate 1 錠中トピラマート 50mg トピナ錠 100mg Topina 100mg

More information

学位論文名 :Relationship between cortex and pulvinar abnormalities on diffusion-weighted imaging in status epilepticus ( てんかん重積における MRI 拡散強調画像の高信号 - 大脳皮質と視

学位論文名 :Relationship between cortex and pulvinar abnormalities on diffusion-weighted imaging in status epilepticus ( てんかん重積における MRI 拡散強調画像の高信号 - 大脳皮質と視 学位の審査結果の要旨 申請者氏名中江啓晴 横浜市立大学神経内科学 脳卒中医学 審査員 主査横浜市立大学大学院医学研究科 井上登美夫教授 副査横浜市立大学大学院医学研究科緒方一博教授 副査横浜市立大学附属市民総合医療センター坂田勝巳准教授 1 学位論文名 :Relationship between cortex and pulvinar abnormalities on diffusion-weighted

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係

More information

2018 年 10 月 4 日放送 第 47 回日本皮膚アレルギー 接触皮膚炎学会 / 第 41 回皮膚脈管 膠原病研究会シンポジウム2-6 蕁麻疹の病態と新規治療法 ~ 抗 IgE 抗体療法 ~ 島根大学皮膚科 講師 千貫祐子 はじめに蕁麻疹は膨疹 つまり紅斑を伴う一過性 限局性の浮腫が病的に出没

2018 年 10 月 4 日放送 第 47 回日本皮膚アレルギー 接触皮膚炎学会 / 第 41 回皮膚脈管 膠原病研究会シンポジウム2-6 蕁麻疹の病態と新規治療法 ~ 抗 IgE 抗体療法 ~ 島根大学皮膚科 講師 千貫祐子 はじめに蕁麻疹は膨疹 つまり紅斑を伴う一過性 限局性の浮腫が病的に出没 2018 年 10 月 4 日放送 第 47 回日本皮膚アレルギー 接触皮膚炎学会 / 第 41 回皮膚脈管 膠原病研究会シンポジウム2-6 蕁麻疹の病態と新規治療法 ~ 抗 IgE 抗体療法 ~ 島根大学皮膚科 講師 千貫祐子 はじめに蕁麻疹は膨疹 つまり紅斑を伴う一過性 限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり 多くは痒みを伴います 日本皮膚科学会の 2011 年版の蕁麻疹診療ガイドラインでは 蕁麻疹及び血管性浮腫を

More information

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在 アビガン錠 200mg に係る医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容の責任は, 富士フイルム富山化学株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません 富士フイルム富山化学株式会社 アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社

More information

Microsoft Word - 茬çfl�宛玺0618第1å‘·_æŠ¥èŒ¬é•£å®łã†¦é•ıç�¥ï¼‹ã…¡ã…‹ã…łã…«ã…�ㅳ;.doc

Microsoft Word - 茬çfl�宛玺0618第1å‘·_æŠ¥èŒ¬é•£å®łã†¦é•ıç�¥ï¼‹ã…¡ã…‹ã…łã…«ã…�ㅳ;.doc 薬生安発 0 6 1 8 第 1 号 令和元年 6 月 1 8 日 日本製薬団体連合会 安全性委員会委員長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 使用上の注意 の改訂について 令和元年度第 3 回薬事 食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 令和元年 5 月 31 日開催 ) における審議結果等を踏まえ 医薬品の 使用上の注意 の改訂が必要と考えますので 下記のとおり必要な措置を講ずるよう関係業者に対し周知徹底方お願い申し上げます

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 東邦大学医療センター佐倉病院市民公開講座 Jul. 23 (Sat), 16 適正飲酒とアルコール依存症 桂川修一東邦大学医療センター佐倉病院 メンタルヘルスクリニック アルコール関連問題 アルコールに関係したすべてをアルコール関連問題と呼び, さまざまな健康問題や社会問題を包含 世界保健期間 (WHO) は,60 以上もの病気がアルコールによって引き起こされていると報告 問題は飲酒する当人に限らず,

More information

ラミクタール錠小児用・ラミクタール錠

ラミクタール錠小児用・ラミクタール錠 2014 年 8 月改訂 ( 第 7 版 )( : 改訂箇所 ) 2013 年 10 月改訂 ( 第 6 版 ) 規制区分 : 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) 抗てんかん剤 抗てんかん剤 双極性障害治療薬 日本標準商品分類番号 871139 871179 貯法 : 室温保存使用期限 : 包装に表示 ラモトリギン錠 小児用 2 mg 小児用 5 mg 25mg

More information

トピナ錠25mg・50mg・100mg

トピナ錠25mg・50mg・100mg この薬は? 一般名 含有量 患者向医薬品ガイド 2018 年 10 月作成 25mg AMEL 25mg 50mg AMEL トピラマート Topiramate 50mg 100mg AMEL 100mg 患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを

More information

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd ちん 20 鎮 うん暈 薬 ( 乗物酔い薬 ) 使用上の注意と記載条件 ( 守らないと現在の症状が悪化したり, 副作用 事故が起こりやすくなる ) 1. 次の人は服用しないことあ 6 歳未満の乳幼児 アミノ安息香酸エチルを含有する製剤に記載 ただし, アミノ安息香酸エチルと塩酸プロメタジン又はプロメタジンメチレンジサリチル酸塩の両方を含有する製剤には, いのみを記載 い 15 歳未満の小児 塩酸プロメタジン又はプロメタジンメチレンジサリチル酸塩を含有する製剤に記載

More information

認定看護師教育基準カリキュラム

認定看護師教育基準カリキュラム 認定看護師教育基準カリキュラム 分野 : 慢性心不全看護平成 28 年 3 月改正 ( 目的 ) 1. 安定期 増悪期 人生の最終段階にある慢性心不全患者とその家族に対し 熟練した看護技術を用いて水準の高い看護実践ができる能力を育成する 2. 安定期 増悪期 人生の最終段階にある慢性心不全患者とその家族の看護において 看護実践を通して他の看護職者に対して指導ができる能力を育成する 3. 安定期 増悪期

More information

26 年度後期時間割 時限は下記の通り 11 8:50~10: :30~12: :00~14: :50~14: :40~16: :30~16: :20~17:50 時限の例 開始時限が11で終了時限が11の場合は8:

26 年度後期時間割 時限は下記の通り 11 8:50~10: :30~12: :00~14: :50~14: :40~16: :30~16: :20~17:50 時限の例 開始時限が11で終了時限が11の場合は8: 26 年度後期時間割 時限は下記の通り 11 8:50~10:20 12 10:30~12:00 13 13:00~14:30 23 12:50~14:20 14 14:40~16:10 24 14:30~16:00 15 16:20~17:50 時限の例 開始時限が11で終了時限が11の場合は8:50~10:20 開始時限が11で終了時限が12の場合は8:50~12:00(2 時限続き ) ただし

More information

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分 TC( 乳腺 ) 療法について ( ドセタキセル + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 グラニセトロン注 ワンタキソテール注 1 時間 エンドキサン注 出血性膀胱炎 ( 血尿 排尿痛 ) 手足のしびれ 色素沈着 血小板減少 排尿時の不快感 尿に血が混ざるなどの症状があるときはお知らせください

More information

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ 資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ 別紙 調査結果報告書 平成 23 年 6 月 13 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 I. 品目の概要 [ 販売名 ]

More information