10 平成 21 年 1 月 15 日広報みよし第 940 号みよし男女共同参画プラン パートナー 改訂案について意見を募集しますり巻く社会環境も大きく変わり 配偶者からの暴力の防止に関する法律 の施行と改正 次世代育成支援対策推進法 および 少子化対策基本法 の成立など 男女共同参画社会の実現に向けた法整備が進んできました 平成17 年12 月には 男女共同参画基本計画( 第2次) が閣議決定されました また愛知県でも あいち男女共同参画プラン の改定が行われ 男女共同参画社会の実現に向けた新たな取り組みや強化する取り組みの方向が示されました 本町では 人口は増加傾向にあるものの 少子高齢化が進んでおり 子育てや高齢者介護などについて 男女が共同で取り組む必要性がますます高まってきました こうした状況から 現行プラン( 平成15 年度から平成19 年度までの5年間) パートナー を改訂し プランの体系やパブリックコメント募集期間1 月15 日(木)から2月16 日(月)まで豊かで活力ある社会を築くため 男女が互いにその人権を尊重しつつ 責任も分かち合い 性別にかかわりなく その個性と能力を十分に発揮することができる社会のことです 平成14 年度に本町の男女共同参画の推進に関する基本的な計画 みよし男女共同参画プラン パートナー を 平成15 年度から平成19 年度までの5カ年を計画期間として策定しました それをもとに男女共同参画社会の実現に向けた総合的かつ計画的な施策を積極的に実施してきました 計画策定から5 年が経過し 男女を取プラン改訂の趣旨三好町では 男女共同参画社会を実現するための指針となる みよし男女共同参画プラン パートナー を改訂します その素案ができましたのでパブリックコメント制度で公表し 皆さんからのご意見を募集します 新たな課題に対する施策の方向などを見直すことにしました このプランを地域の実情に応じた実効性のあるものにするために 女性団体 福祉関係者 教育関係者 産業関係者 行政 学識関係者の代表および公募委員で構成する 三好町男女共同参画プラン検討委員会 を設置し プランの素案を検討してきました 本プランの推進期間は 平成21 年度から平成25 年度までの5カ年とします ただし 国の法制度の改正などがあったときには対応していくほか 社会情勢などの変化に応じて施策を効果的に進めるため 推進期間の終了後に全体的に見直していきます プランの期間男女共同参画社会とはプランの素案作成
11 11 Ⅱあらゆる分野へ参画できる機会づくりⅢ男女がともに働ける環境づくりⅣ健康で自立した生活を送るための基盤づくりⅤプランの総合的な推進体系の整備づくり みよし男女共同参画プラン パートナー は 5つの基本目標のもとに その目標を達成するための方針 施策の方向 そして具体的な施策内容という体系で作成されています(12 ~13 ページ プランの体系図参照) この中から5つの基本目標ごとにそれぞれ主なものを抜粋し 要点を紹介します 男女共同参画社会の基本理念は 男女共同参画社会基本法にも明記されているように 男女の人権の尊重 です 男女共同参画社会を実現するために 一人一人が男女共同参画についての意識を持つことが必要であり 男女の人権を尊重し 性別に起因する差別をなくすためには 従来の固定的な役割分担意識を解消することも必要となります プランでは学校や家庭 地域などのあ1この みよし男女共同参画プラン パートナー は 男女共同参画社会基本法 に基づく計画で 本町における男女共同参画社会の形成を促進するための基本となる計画です 2このプランは 男性も女性も社会のあらゆる分野の活動に参画する機会が確保され 多様な選択肢の中で自己実現できる社会の形成 また その能力が十分に発揮できるよう 各種審議会への女性の登用など 男女共同参画社会の実現に向けて総合的に推進していくものです プランの基本的視点男女共同参画社会の実現のために 大切にした視点は次のとおりです 男女の人権の尊重 新しい価値観への意識改革 女性の能力を活かす バリアフリー 世代間交流から創造へ 男女共同参画に向けての意識づくり プランの基本目標プランの基本目標として 次の5つを設定しています Ⅰ男女共同参画社会を目指す意識づくりらゆる分野において 人権尊重を基盤にした男女平等観の形成を促進するための意識づくりを進めます 人権の尊重(Ⅰー1ー3 次ページ体系図の基本目標Ⅰ 方針1 施策の方向3) メディアにおける女性の人権の確立 行政が発行する刊行物において 人権を尊重した表現に配慮します また 固定的な性別役割表現や性差別的な表現を使わないように努めます 地域人権啓発活動活性化事業 地域住民を対象とした人権に関するPR活動を実施し 人権思想の普及高揚を図ります 人権侵害に対しての防止啓発 人権侵害防止の冊子やリーフレットなどを作成し配布します 基本的視点 目標プランの性格 基本目標男女共同参画社会を目指す意識づくりプランの内容(要点)
12 平成 21 年 1 月 15 日広報みよし第 940 号 男女共同参画社会を目指す意識づくりあらゆる分野へ参画できる機会づくり男女共同参画目指す意識づあらゆる分野できる機会づ1啓発活動の強化推進3新たな取組みを必要とする分野への男女共同参画の推進2協働による町民活動の活性化推進1町民の意見を活かしたまちづくりの推進3女性に対するあらゆる暴力の根絶2男女平等な教育 学習の推進1各種講演会 研修会の開催による啓発2男女共同参画社会に関する情報収集 提供3人権の尊重4各種団体に対する啓発1地域づくりにおける男女共同参画の推進2防災 災害復興における男女共同参画の推進3環境分野における男女共同参画の推進4国際理解 多文化共生社会における男女共同参画の推進1女性団体の活性化と自立支援2町民活動団体の支援と協働の推進1男女が支えあう地域づくり2施策 方針決定の場への参画1被害者の保護や支援等の施策の推進2女性に対する暴力の予防のための対策の推進1男女平等の視点に立つ保育 学校教育2男女平等な教育のための情報提供3学習環境の整備とサービスの充実協働によるまちづくりを進める本町において 地域活動へ参画していこうとする町民の皆さんの動きも活発になりつつあります 町民活動や町政に関心を持つすべての人が 性別にかかわらず参加できる環境を整えていきます 男女共同参画社会の形成を図っていく上で 政策 方針決定過程への男女共同参画はその基礎となります 施策 方針決定の場への参画(Ⅱー1ー2) 審議会 委員会への女性の参画促進 町政に町民の意見をバランスよく反映させるため 委員の選出方法を見直し 各種審議会などに女性委員の積極的登用を図り 委員の構成に占める女性の割合の向上に努めます 女性の人材開発 各種講座 セミナーの開催などを通じて 女性の人材を開発し 育成に努めます 近年 女性の就業人口は著しく増加し 平成17 年の国勢調査によると 本町の15 歳以上の女性就業者は10 235人で 就業者総数に占める女性就業者の割合は37 51 %です 基本目標あらゆる分野へ参画できる機会づくり基本目標男女がともに働ける環境づくり基本目標方針施策の方向プランの内容(要点)の続き
13 13 13 13 プランの総合的な推進体系の整備づくり健康で自立した生活を送るための基盤づくり男女がともに働ける環境づくりプランの総合進体系の整備健康で自立しを送るためのくり男女がともに環境づくり2役所内の意識 制度改革の推進1推進組織の整備 充実2心と体の健康づくりの推進1自立を支える地域福祉の推進3女性のチャレンジ支援2職場における男女平等の推進1仕事と生活の調和( ワーク ライフ バランス) の推進1行政運営における男女共同参画社会の視点の反映2職員の意識改革 人材育成1男女共同参画社会推進のための条件整備2町民参加によるプランの推進体系の整備1生涯にわたる健康づくり2子どもの健全育成3母性の保護4各種相談事業の実施1あらゆる家族形態に対応した支援2高齢者や障がい者の自立支援3子育て支援1女性のチャレンジ支援の推進1男女が対等なパートナーとして働くための職場環境づくり2就労能力向上 再就職のための支援3自営業における労働環境の整備4町内企業に対する意識啓発1仕事と生活の両立のための社会的支援2介護を支援するための環境整備3子育てへの父親参加 就業は生活の経済的基盤であるとともに 生きがいや喜びをもたらすものでもあります 女性が性別によって差別されることなく働くことができることは 男女共同参画社会の実現にとって極めて重要なことです 男女が対等なパートナーとして働くための職場環境づくり(Ⅲー2ー1) 就労形態 勤務形態の見直しの推進 男女がともに働きながら 家事や育児など家族としてのさまざまな責任や地域活動を担えるように 労働時間の短縮やフレックス勤務など 新しい就業形態への見直しに向けてPRを行います 男女雇用機会均等法の周知徹底 町内企業における就労環境や雇用条件などの実態を把握し 関係機関との連携により趣旨の周知を図り 男女の雇用機会の均等を図るようPRします 職場における男女平等 職場における男女平等促進および人権を侵害するセクシャルハラスメントや性別による職場差別を取り除き 対等な立場で働く職場環境が整備されるようPR活動を推進します 基本目標方針施策の方向
14 平成 21 年 1 月 15 日広報みよし第 940 号 訪問介護の充実 日常生活を営む上で 身体的支障が生じた場合などの支援の充実を図ります 手当の支給や医療費の助成 ひとり親家庭 の経済的負担を軽減するため 諸手当の支給 医療費助成制度の充実を図ります 生涯にわたる健康づくり(Ⅳー2ー1) 健康づくり 町民の皆さんが 生涯にわたって健康に暮らせるように 地域ケアや保健対策事業(母子保健事業 予防接種事業 健康増進事業) 地域支援事業を推進し 健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現を目指します 情報提供の充実 Hot Line 広報みよし をはじめ 町のホームページなどを利用して 町民の健康保持 増進および病院の概要などの情報を発信し 健康管理意識の高揚を図ります リプロダクティブ ヘルス/ライツに関する意識の啓発 リプロダクティブ ヘルス/ライツに関する意識が浸透するよう 教育 PR 普及を行います 本町が目指す男女共同参画社会の実現のためには 本プランを総合的 計画的に推進することが重要であり その進行状況を把握していかなければなりません また プランの施策に限らず 今後の本町の各種計画 施策についても 男女共同参画の視点を踏まえたものであることが必要です 町民参加によるプランの推進体系の整備(Ⅴー1ー2) 町民と一体となったプランの推進体系の整 女性のチャレンジ支援の推進(Ⅲー3ー1) 再就職支援セミナーなどの講座の開催 再就職を希望する女性のために 財団法人21 世紀職業財団などの関係機関と連携し 再就職のためのセミナー開催に努め 再就職支援講座の充実を図ります 技術取得講座の開催 パソコン教室などの充実により 職業技術向上への支援を行います 男女共同参画社会基本法では 男女共同参画社会の形成について 家庭生活における活動とほかの活動の両立 を掲げており 男性も女性も家族としての責任を担い 社会がこれを支援していくことが重要となっています そのためには 家族そろって健康で明るく自立した生活を営むことが大切です あらゆる家族形態に対応した支援(Ⅳー1ー1) 母子家庭 父子家庭 単身家族などにおける福祉サービスの充実および相談事業の拡大 児童を養育している家庭の安定と児童の健全育成 資質の向上のため 児童養育手当の充実を推進するとともに ひとり親家庭 などの生活の安定と向上を図るための相談事業を充実します 基本目標Ⅳ健康で自立した生活を送るための基盤づくり基本目標Ⅴプランの総合的な推進体系の整備づくり リプロダクティブ ヘルス/ライツ1994年にカイロで開催された国際人口 開発会議において提唱された概念で 今日 女性の人権の重要な一つとして認識されるに至っています リプロダクティブ ヘルス/ライツの中心課題には いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由 安全で満足のいく性生活 安全な妊娠 出産 子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれており また 思春期や更年期における健康上の問題など 生涯を通じての性と生殖に関する課題が幅広く議論されています プランの内容(要点)の続き
15 15 備 町民の皆さんと協働で プランを推進するための方法を検討します プラン推進の進捗状況の管理 年度ごとにプランの進行状況の管理を行うとともに 評価と検討を重ね 実効性の高いプランの推進に努めます 行政運営における男女共同参画社会の視点の反映(Ⅴー2ー1) 各種計画 施策の見直し 各種計画や施策を策定 改訂する場合および行事計画時には 男女共同参画の視点を取り入数値目標れます 本プランの取り組みを進めていく上で 本町の男女共同参画がどのように変わったか具体的に分かるように 取り組み内容の方針 施策の方向について 数値目標を掲げ達成度を確認していきます (数値目標は 左表を参照)これらの数値の目標年次は 本プランの推進期間の最終年度である平成25 年度までとし その結果によって目標達成度を検証し 男女共同参画の取り組みに生かしていきます 指標数値現状平成 19 年度 (2007 年度 ) 目標平成 25 年度 (2013 年度 ) 男女の地位に関する意識について 1 男女共同参画社会 の認知度 - 65% 2 家庭生活での男女の平等感 36% 45% 3 職場での男女の平等感 23% 25% 4 学校教育の場での男女の平等感 52% 65% 5 政治の場での男女の平等感 15% 25% 6 法律や制度の面での男女の平等感 35% 40% 7 社会習慣の面での男女の平等感 15% 20% 現状数値 2~7 は 平成 20 年 1 月 7 日 ~1 月 21 日 ( 調査基準日 : 平成 20 年 1 月 1 日 ) の期間で 町内在住の 16 歳以上の男女それぞれ 1,000 人 合計 2,000 人を無作為に抽出し 男女共同参画の意識調査を実施した結果で それぞれの質問に対して 平等である と答えた人の割合です 三好町における女性の登用各種審議会の委員の構成に占める女性の割合 22% 35% 法や条例に基づいて設置されている委員会などにおける女性の登用率を毎年確認します プランの総合的な推進体制男女共同参画庁内推進連絡会議ー年 1 回以上開催 数値目標みよし男女共同参画プラン パートナー 改訂案に対する皆さんのご意見をお聴かせください なお詳しい改訂案の内容は みよし情報プラザ ( 役場西館 1 階 ) サンネット または三好町ホームページ (http://www.town.aichi-miyoshi.lg.jp) でご覧になれます 意見の提出方法 = 2 月 16 日 ( 月 ) までに住所 氏名 電話番号を明らかにして 町民活動支援課へ次のいずれかの方法で ( 様式は任意 ) 1 郵便 470-0295( 住所記入不要 )2 電子メール katsudo@town.aichimiyoshi.lg.jp 3 ファクス (32)2165 4 直接持参 問い合わせ = 町民活動支援課 (32)8025 (32)2165 ン パートナー 改訂案に対する皆さんのご意見をお聴かせ 皆さんのご意見をお聴かせください