意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

ブランコ乗りとピエロ

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

第1学年道徳学習指導案

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

いろいろな衣装を知ろう

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

自己紹介をしよう

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第4章 道徳

Taro-【HP用】指導案.jtd

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 3 学年道徳学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )5 校時武蔵村山市立第三小学校第 3 学年 3 組 3 5 名 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 教諭野中哲平 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック

<小学校 生活科>

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

○ ○ 科 学 習 指 導 案

道徳学習指導案

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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小学校国語について

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

国語科学習指導案様式(案)

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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Transcription:

第 6 学年 2 組 道徳学習指導案 平成 2 6 年 1 1 月 2 6 日 ( 水 ) 第 5 校時 在籍児童数 3 3 名 指導者 塚田 和美 1 主題名自分と異なる意見や立場も大切に 内容項目 2 -( 4 ) 寛容 謙虚 資料名 ブランコ乗りとピエロ ( 出典 : 文部科学省 私たちの道徳 ) 2 主題設定の理由 (1 ) ねらいとする道徳的価値について本主題は 高学年における内容項目 2 - ( 4 ) 謙虚な心をもち 広い心で自分と異なる意見や立場を大切にする ことを深めることを意図したものである 広がりと深まりのある人間関係を築くために必要な 謙虚な心と広い心を持った児童を育てようとする内容項目である これは 中学校での内容項目 2 - ( 5 ) それぞれの個性や立場を尊重し いろいろなものの見方や考え方があることを理解して 寛容の心をもち 謙虚に他に学ぶ につながっていく 人間は 自分の立場を守るため つい他人の過ちを非難したり 自分と異なる意見や立場を受け入れられなかったりする しかし よりよい人間関係を築くためには 相手の立場や気持ちを考え 異なった意見に対しても 広い心をもって受け入れることが大切である また 自分自身のいたらなさに目を向け 他人の過ちを許し 相手から学ぼうとする謙虚な姿勢をもつことも大切である 今日解決しなければならない重要な教育課題の一つにいじめの問題がある いじめをする側の問題として 自分と異なる考えや意見を受け入れられず否定してしまうことや 相手の言動を見て 自分にも同様なことがあるという謙虚さが十分でないことなどが挙げられる いじめを生まない心や環境を作るためにも 謙虚な心を持ち 広い心で自分と異なる意見や立場を大切にする態度を育てたいと考える (2 ) 児童の実態について本学級児童は 積極性があり 学校生活の様々な活動に対し意欲的に取り組もうとしている しかし その一方で 友だちとの意見が合わず 円滑に活動できないで行き詰まってしまうことも少なくない 自分にとって簡単だと思う活動でも 友だちにとっては難しく 自分たちの思うように行動してくれなかったり 自分たちの思いと全くそぐわない行動をされたりすると 一方的に相手が悪いと思いこんだり 強い口調で話したりしてしまう 自分たちが任された仕事に対し 協力して意欲的に取り組もうとする反面 その活動が苦手な友だちや一緒に活動できなかった友だちに対して いやなことを言ってしまったり 責めてしまう場面も見られる また 自分にもよくない点があったとわかっていても 相手の忠告や謝罪を素直に聞き入れられないこともある そこで 学級会において まず相手の意見に耳を傾け お互いのよいところを尊重していくことをクラスの約束とした 相手を責めるのではなく 何をどのように直してほしいのかを相手が分かるように伝えることを指導してきた その結果 友だちに対し だから したほうがいいよ 今度は してほしい など穏やかに話し お互いにうまく活動しようとする児童が多く見られる様になった 国語をはじめ 各教科の学習でも 自分の意見を述べるときには その根拠についてもはっきり示すことや 相手の意見と自分の意見を比べながら聞くこと 相手と異なる - 1 -

意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに行く約束を守ってくれなかった事例を挙げ 次の日に話を聞いたら 用事ができてしまい迎えに行けなかったことがわかり 謝ってくれた ことに対し はじめは 友だちに怒りを感じたが 話をして解決できてよかったこと 自分が正しいと思っても話し合うことが大切だと発表していた また やはり友だちと遊ぶ約束をしていたが まだ 解決していないという児童もいた 今度 友だちときちんと話し合いたいと記述していた これらを踏まえ 改めて本時では 資料を通し 相手の立場や事情を理解しようとすることで 自分にも同様なことがあるという謙虚さをもって認め それを許すことのできる寛容な心と 互いに不完全な人間であるからこそ尊重し合おうとする態度をを育みたいと考える (3 ) 資料について自分こそがサーカス団のスターであると考え 大王を招いての演技の日に 決められた時間を守らず 一人だけ目立とうとするサムに対し リーダーのピエロは怒りを覚えるが サムの全力の演技を見て サムの立場や考えを受け入れ 自分の思いを伝える サーカスの舞台裏で生じた二人のスターの対立に焦点を当て 自分を大切にしながら相手を尊重していくためには 自他の異なる立場や思いをどのようにとらえることが大切なのかを考えられるように構成されている 互いをライバル視し 相手を受け入れられないでいるピエロとブランコ乗りのサムの関係は 児童にとって興味関心をもって考えられる事象である サムの言動に腹を立てながら その頑張りを目の当たりにする場面から 相手の立場や考えに気づきながらもそれを認められないピエロの葛藤を中心として 他者理解や人間理解を深めたい 相手を受け入れることの難しさや大切さを ピエロとサムが朝まで語り合い その後すばらしい共演を見せたことから 互いを尊重し合うことのよさを自分自身との関わりで考えさせ 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認める態度を育てたい (4 ) 指導の工夫 1 指導方法を多様化するための工夫 事前に寛容に関するアンケートを実施し導入で活用し 資料への興味関心を高めさせる 役割演技で葛藤場面を疑似体験させることで 相手の意見や立場を理解しようとしながらも 受け入れることの難しさを自分との関わりで考えさせたい 一人一人にワークシートに書かせることで これまでの自分のあり方を見つめ これからの生活に生かせるようにする 2 学習の場や時間の設定の工夫 葛藤場面に中心を置き 主人公の気持ちになりきってその場面を疑似体験させることにより 自分自身のことにおきかえて なぜ 自分と異なる意見も謙虚に聞くことが大切になるのか考えさせる 3 学習集団を多様に生かすための工夫 ペアや小グループ またクラス全体で友だちと話し合うことで より多様な考えを引き出せるようにする - 2 -

3 研究主題とのかかわりと他の教育活動等との関連 心豊かにかかわり自他共によりよく生きようとする児童の育成 - 自己の生き方についての考えを深める道徳の時間の充実 - (1 ) 研究主題との関わり本主題では お互いにかけがえのない存在であることを自覚し 広い心で自分と異なる意見や立場を尊重することの大切さについて学んでいく 私たちが社会生活を送る上で 相手の立場を尊重することは重要である このことを本資料の主人公の心の動きを探らせながら 相手の立場に立って考えることの必要性を考えさせ ねらいとする価値に迫れるようにする (2 ) 他の教育活動との関連 ( 4 月 ) 道徳の時間 ( 9 月 ) 学級開き ( 6 月 ) 運動会 友だちの意見に耳を 資料名 お別れ会 友だちと協力し 種目練 傾け お互いのよい お互いにかけがえのない 習や準備 係の仕事を行 ところを尊重してい 存在であることを自覚し う くことを学級の約束 広い心で自分と異なる意見 ( 1 0 月 ) とする や立場を尊重できる態度を いいずみっ子祭り 年間学級活動 学級指導 育てる 友だちと協力し 発表の 児童会活動 行事等 ( 9 月 ) 計画や準備 練習を行う 友だちと意見を出し 資料名 ひとふさのぶどう 修学旅行 合い 話し合いなが 相手の立場や気持ちを考 友だちと話し合いながら ら よりよい活動と え 広い心で人の過ちを許 グループ行動の計画を立て なるよう 進めてい そうとする心情を育てる 実践する く ( 1 1 月 ) ( 3 月 ) 資料名 ブランコ乗りとピ 巣立ちの会 エロ 友だちと協力し 計画 相手の立場や事情を理解 製作活動 係分担などに しようとすることで それ 取り組み 会の実践をす を許すことのできる寛容な る 心と尊重し合おうとする態度を育てる 家庭との連携 学級通信等で 子どもたちのよい行いや取り組みを紹介していく また 道徳の授業を中心とした学級での取り組みの様子も 合わせて伝えていく - 3 -

4 本時のねらい 自分と異なる意見や立場を受け入れることの難しさやよさを知り 広い心で相手を大 切にしようとする心情を育てる 5 本時の学習指導過程 段 階 学習活動 主な発問 予想される児童の反応 指導上の留意点 時間 評価 導 気 1 アンケート結果を 自分が怒ってけんかに 友だちが自分と違 3 入 づ 示し 友だちから なった う意見を主張した く 自分と異なる意見や 相手の言うとおりにし ときの気持ちを思 考えが出たとき 自 た い起こさせ 主題 分はどうしたか な 話し合って決めた への興味関心を高 どの体験を話し合う める 展 と 2 資料 ブランコ乗 登場人物 条件 6 ら りとピエロ を読み 情況をおさえる 開 え 話し合いの方向性を る つかむ 登場人物 ピエロ ( 主人公 ) ブランコ乗りのサム 条件 情況 ピエロは古くからのスター サーカス団のリーダー サムは半年ほど前に団員になった ピエロとサムは 大王アレキスの前で 1 時間の間 演技を 見せることになった サムは約束を破り 一人で 1 時間以上演技を続けた 教師の読み聞かせを を聞く 3 主人公 ピエロ 2 3 の心情を中心に話し合う 時間が過ぎても演技 自分だけ目立とうとし お互いに自分のこ を続けるサムを見て て許せない とだけを考えてい ピエロはどんな思い 早くしてくれないと大 る二人の思いを考 深 だったか 王が帰ってしまう えさせる め 自分も 大王に演技を 意図 : 自分だけ目立 る 見てもらいたい とうとして 約束の時間を過ぎても演技をやめないサムを許せない気持ちを自分とのかかわりで考えさせる 演技を終えて疲れ果 自分も 大王に見せた サムの全力の演技 てたサムとすれちがかったと疲れ切った姿を - 4 -

い 大王の見ていな 自分勝手なサムを許せ 見て サムの立ち い舞台に立ったピエ ない 場も考えたいが ロは どんな気持ち 約束の時間は過ぎたが 自分自身のことも で演技をしていたの サムは見事な演技を見 捨てきれずにいる だろう せていた 葛藤を深く考えさ サムは 精一杯頑張っ せる ていた 意図 : 二重自我法 ( 許せない 許そう ) を取り入れて 対立する二つの演技で表現することで 主人公の自己内対話を再現させる ピエロは どうして ピエロ自身も 自分の サムの立場を考え サムを許そうと思え ことだけを考えていた 受け入れることが たのだろうか から できたピエロの思 お互いのことを認め合 いを考えさせる うことが 全体のため 意図 : 自分自身を になる 優先してしまう心 ともによりよい演技を を 自分ももって したい いることを謙虚に サムにも気づいてほし 認め 相手の立場 い や考えを受け入れることの大切さを考えさせる 相手の立場や事情を 自分にも同様なことがあるという謙虚さを持って認め 相手を理解しようとすることについて自分との関わりで考えることができたか ( 観察 発表 ) ペアや小集団での話し合いをすることを通して 児童の考えが深まったか ピエロの話を聞いた 私は 自分のことしか 自分の思いを受け - 5 -

サムは どんな気持 考えていなかった 入れてもらえたと ちだったか 相手の立場を考えるこ きの気持ちを考え との大切さを教えても させる らった 意図 : 相手の立場 これからは 共にがん や考えを互いに尊 ばっていこう 重しようとする思いを考えさせる 見 4 自分の生活を振り 学年下校で 先を急ぐ 書く活動を行うこ 1 0 つ 返り これまでの自 友だちに 走らずに下 とにより 今まで め 分を見つめ これか 校するよう丁寧に話し の自分を振り返り る らの自分について考 た 友だちが分かって これからの自分の える くれた 在り方や生き方を 自分と異なる相手の 運動会の道具係を決め 見つめさせる 意見を受け入れたり るとき 自分と友だち これまでの自分を 相手に受け入れても が立候補した 友だち 見つめていくこと らえたりしたことが が 自分は誘導係もや で 自分の課題や あるか りたかったからどうぞ よさが自ずととら と譲ってくれた えられるようにしたい 相手の立場を考えて生活しようとする意欲を高めることができたか ( ワークシートの記述 ) 終 あ 5 相田みつをさんの セトモノとセト 3 末 た 詩を音読する モノと の詩を た 音読し 印象深く め しめくくる る 6 評価の観点 相手にも事情や都合があることに気づき 相手の立場を考えることの大切さについて考えることができたか 自分と異なる意見にも耳を傾け お互いの立場を大切にしようとする意欲が高まったか - 6 -

7 板書計画 - 7 -