障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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2 財政健全化目標との関係や平成 30 年度の 経済 財政再生計画 の中間評価を踏まえつつ 消費税制度を含む税制の構造改革や社会保障制度改革等の歳入及び歳出の在り方について検討を加え 必要な措置を講ずる (3) 対象品目及び適用税率軽減税率の対象品目は 1 酒類及び外食を除く飲食料品 2 定期購読契

3 車体課税 自動車取得税の見直し 自動車取得税の税率 ( 一定税率 ) を以下のとおり引下げ ( 平成 26 年 4 月 1 日以降 ) 自家用自動車 ( 軽自動車を除く ) 5%( ) 3%( ) 営業用自動車 軽自動車 3%( ) 2%( ) いわゆる エコカー減税 について 環境性能に優れた

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

地方税法等の一部を改正する法律案の概要 総務省 1 地方法人課税における新たな偏在是正措置 平成 31 年 10 月 1 日施行 都市 地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築の観点から 特別法人事業税及び特別法人事業譲与税に関する法律案 において特別法人事業税 ( 国税 ) を創設することに併

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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平成18年度地方税制改正(案)について

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

平成23年度税制改正の主要項目

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

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消費税増税再延期で他制度はどう変わるか

消費税率引上げ時期の変更に伴う対応について 消費税関係 資料 1 税率引上げ関係 軽減税率関係 軽減税率財源確保関係 転嫁対策 改正前 1 税率引上げ時期 : 平成 29 年 4 1 ( 税制抜本改 法で規定 ) 2 請負契約等に係る経過措置の指定 : 平成 28 年 軽減税率実施時期

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

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第6回税制調査会 総6-3

(0830時点)PR版

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

平成 29 年 12 月 22 日林野庁 平成 30 年度林野庁税制改正事項 新規 拡充事項 森林吸収源対策に係る地方財源を確保するため 次期通常国会における森林関連法令の見直しを踏まえ 森林環境税 ( 仮称 ) 及び森林環境譲与税 ( 仮称 ) を創設する 木質バイオマス発電設備等の再生可能エネル

<ライフプランニング>

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

スライド 1

1 検査の背景 (1) 簡易課税制度の概要課税売上げに係る消費税額から控除できる課税仕入れに係る消費税額は 原則として 課税売上げに対応する課税仕入れに係る消費税額とされている ( 以下 課税売上げに係る消費税額からこの課税売上げに対応する課税仕入れに係る消費税額を控除して納付消費税額を算出する計算

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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平成27年度税制改正要望結果について

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

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る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

第2回税制調査会 総2-2

2011年度税制改正大綱(相続・贈与税)

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

(2) 消費税率 10% への引上げ時に導入が予定されている軽減税率制度については 消費税 地方消費税の引上げ分のうち地方交付税原資分も含めると 約 3 割が地方の社会保障財源であり 仮に減収分のすべてが確保されない場合 地方の社会保障財源に影響を与えることになることから 確実に代替財源を確保するこ

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4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

2 一般会計予算案の構成の概要 ⑴ 一般会計予算案のうち主な歳入の説明 Ⅰ 県 区 税 分 平成 31 年度予算案 平成 30 年度予算額 比 ( 単位百万円 ) 較 増減額増減率 % 県 民 税 57,320 59,877 2, 法人県民税 3,670 3, 個人

消費税 : 課税の適正化について 1 ( これまでの取組み等 ) 1. 総論 社会保障 税一体改革成案 ( 平成 23 年 6 月 30 日政府 与党社会保障改革検討本部決定 ) においては 消費税制度の信頼性を確保するための一層の課税の適正化を行う こととされている ( 参考 ) 平成 23 年度

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行う ための消費税法等の一部を改正する等の法律案要綱 資料 2-1 一趣旨 ( 第 1 条関係 ) この法律は 世代間及び世代内の公平性が確保された社会保障制度を構築することにより支え合う社会を回復することが我が国が直面する重要な課題であることに鑑

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

法人税 結婚 子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置の創設教育資金贈与の見直し非上場株式等に係る贈与税 相続税の納税猶予制度の見直し法人税率の引き下げについて 個人 (20 歳以上 50 歳未満の者に限る 以下 受贈者 という ) の結婚 子育て資金の支払に充てるためにその直系尊属 ( 以下

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

平成21年度税制改正について

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

Microsoft Word 【資料】 抜本改革法案 概要.doc

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

Microsoft Word - ?281110 表紙等(導入オチ)

Microsoft Word - 平成15年税制改正(2).doc

平成20年2月

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

2 その他 H26 中間申告義務のない事業者が 届出 012 書を提出した場合には 自主的に中間申告 納付することができる旨を 検討したか ( 平成 26 年 4 月 1 日以 後開始課税期間より適用 ) 本則課税の場合科目等 No. 主な項目チェック摘要 1 課税事業者 H26 課税期間の基準期間

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

住宅借入金等特別控除の入力編

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

はじめに 令和元 (2019) 年 10 月 1 日から消費税率が10% に引き上げられることに合わせて 食品と新聞に対して8% の軽減税率が導入されます そのため 消費税率は8% と10% の複数税率になります 食品や新聞を取り扱っている事業者は 軽減税率や複数税率への対応が必要となりますが 売上

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

平成26年版 特別会計ガイドブック

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

2020 年度税制改正に関するアンケート 公益財団法人全国法人会総連合 平成 31 年度税制改正では 消費税率の引上げに際し 需要変動の平準化等の観点から 住宅に対する税制上の支援策が講じられるとともに 車体課税について 地方の安定的な財源を確保しつつ大幅な見直しが行われました さらに デフレ脱却と

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車体課税の見直しの考え方 ( 地方税 ) < 当面の対応 > 環境への配慮 我が国自動車産業の技術的優位性の確保 向上等の観点から 一律の負担軽減ではなく 環境性能等に優れた戦略的商品の普及を重点的に促進していくという視点が重要 自動車取得税 一律の負担軽減は 環境性能が劣る自動車が相対的に有利とな

( 平成 35 年 (2023 年 )10 月 ~) 等の仕入税額控除可 税額計算( 注 ) 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 特例( みなし計算 簡易課税の事後選択 ) - その他適格等保存方式の導入 等保存方式 ( 現行制度 ) の記載事項 発行者の氏名又は名称 取引

3. 生命保険料控除の改組 1 平成 24 年 1 月 1 日以後に締結した保険契約等 ( 新契約 ) に係る生命保険料控除は 新たに介護保険料控除を設け 一般生命保険 個人年金保険のそれぞれの適用限度額を 4 万円とし 合計適用限度額が 12 万円に引き上げる 2 平成 23 年 12 月 31

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

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⑵ 特例の内容 1 控除期間を現行 10 年から13 年に延長する 2 11 年目以後の3 年間については消費税率 2% 引上げ分の負担に着目した控除限度額を設ける 3 補助金等の交付を受ける場合であっても その補助金等の額を控除しない 4 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課

9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

(1) 改正の内容 内容 現行制度 特例制度 納税猶予対象株式 納税猶予税額 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係る贈与税の全額 相続の場合 : 納税猶予対象株式に係る相続税の 80% 取得した全ての株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係

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[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

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新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

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平成16年版 真島のわかる社労士

Transcription:

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 世界経済の不透明感が増す中 新たな危機に陥ることを回避するため あらゆる政策を講ずることが必要となっていることを踏まえ 消費税率の 10% への引上げ時期を平成 31 年 10 月 1 日に変更するとともに関連する税制上の措置等について所要の見直しを行うこととし 次のとおり法制上の措置を講ずる 一消費課税 1 消費税率 ( 国 地方 ) の 10% への引上げ時期の変更等 ( 国税 ) 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律について 次の措置を講ずる (1) 消費税率 ( 国 地方 ) の 10% への引上げの施行日を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 消費税率 ( 国 地方 ) の 10% への引上げに係る適用税率の経過措置について 請負工事等に係る適用税率の経過措置の指定日を平成 31 年 4 月 1 日とする等の改正を行う ( 地方税 ) 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律について 次の措置を講ずる (1) 消費税率 ( 国 地方 ) の 10% への引上げの施行日を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 平成 31 年度における地方消費税額について その 17 分の 10( 本則 22 分の 10) を社会保障財源化分以外とし その 17 分の7( 本則 22 分の 12) を社会保障財源化分とする経過措置を講ずる (3) 平成 32 年度における地方消費税額について その 21 分の 10( 本則 22 分の 10) を社会保障財源化分以外とし その 21 分の 11( 本則 22 分の 12) を社会保 -1-

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税率の異なるごとに区分することが困難な中小事業者に対する売上税額の簡便計算に係る経過措置の適用期間を平成 31 年 10 月 1 日から平成 35 年 9 月 30 日までの期間とする 2 仕入れを税率の異なるごとに区分することが困難な中小事業者に対する仕入税額の簡便計算に係る経過措置のうち 卸売業及び小売業に係る課税資産の譲渡等に占める軽減対象課税資産の譲渡等の割合を用いて仕入税額を簡便に計算することを認める措置の適用期間を平成 31 年 10 月 1 日から平成 32 年 9 月 30 日の属する課税期間の末日までの期間とし 課税期間中の届出書の提出により簡易課税制度の適用を認める措置の適用期間を平成 31 年 10 月 1 日から平成 32 年 9 月 30 日までの日の属する課税期間の末日までの期間とする 3 売上げ又は仕入れを税率の異なるごとに区分することが困難な中小事業者以外の事業者に対する売上税額又は仕入税額の簡便計算に係る経過措置は措置しないこととする (3) 適格請求書等保存方式の導入時期を平成 35 年 10 月 1 日とし 適格請求書発行事業者の登録については 平成 33 年 10 月 1 日からその申請を受け付けることとする (4) 免税事業者が平成 35 年 10 月 1 日の属する課税期間中に適格請求書発行事業者の登録を受ける場合に事業者免税点制度を適用しないこととする期間は 登録日から当該課税期間の末日までの間とする (5) 事業者が国内において免税事業者等から行った課税仕入れについて 当該課税仕入れに係る支払対価の額に係る消費税相当額に 80% を乗じた額を仕入税額として控除する経過措置の適用期間を平成 35 年 10 月 1 日から平成 38 年 9 月 -2-

30 日までの期間とし 50% を乗じた額を仕入税額として控除する経過措置の適用期間を平成 38 年 10 月 1 日から平成 41 年 9 月 30 日までの期間とする (6) 消費税の軽減税率制度の導入に当たり安定的な恒久財源を確保するため歳入及び歳出における法制上の措置等を講ずる時期を 平成 30 年度末までとする (7) 消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法の適用期限 ( 平成 30 年 9 月 30 日 ) を平成 33 年 3 月 31 日まで2 年 6 月延長する等 関連する法令について 所要の措置を講ずる (8) その他所要の措置を講ずる 3 車体課税の見直しの実施時期の変更等 (1) 自動車取得税の廃止時期の変更自動車取得税の廃止時期を平成 31 年 10 月 1 日に変更する (2) 自動車税及び軽自動車税における環境性能割の導入時期の変更等 1 自動車税及び軽自動車税における環境性能割の導入時期をそれぞれ平成 31 年 10 月 1 日に変更する 2 環境性能割について 平成 31 年 10 月 1 日までの間に講ずることとしていた特例措置に係る規定を削除する (3) 環境性能割の税率適用基準の見直し環境性能割の非課税及び税率に関する規定の適用を受ける自動車及び軽自動車の範囲については 平成 31 年度税制改正において 自動車等に係る環境への負荷の低減に関する技術開発の動向や地方財政への影響等を勘案して見直しを行い 必要な法制上の措置を講ずるものとする ( 注 ) 上記の 軽自動車 とは 三輪以上の軽自動車をいう (4) その他所要の措置を講ずる 二個人所得課税 ( 国税 ) 1 次に掲げる住宅取得等に係る措置について適用期限 ( 平成 31 年 6 月 30 日 ) を平成 33 年 12 月 31 日まで2 年 6 月延長する (1) 住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除 (2) 特定の増改築等に係る住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の控 -3-

除額に係る特例 (3) 既存住宅の耐震改修をした場合の所得税額の特別控除 (4) 既存住宅に係る特定の改修工事をした場合の所得税額の特別控除 (5) 認定住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除 (6) 東日本大震災の被災者に係る住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の控除額に係る特例 2 簡素な給付措置( 臨時福祉給付金 ) として給付される給付金について 引き続き所得税を課さない ( 地方税 ) 1 個人住民税における住宅借入金等特別税額控除について適用期限 ( 平成 31 年 6 月 30 日 ) を平成 33 年 12 月 31 日まで2 年 6 月延長する また この措置による個人住民税の減収額は 全額国費で補塡する 2 簡素な給付措置( 臨時福祉給付金 ) として給付される給付金について 引き続き個人住民税を課さない 三資産課税 1 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置につい て その非課税限度額に係る住宅用家屋の取得等に係る契約の締結期間を次のと おりとする (1) 特別住宅資金非課税限度額 平成 28 年 10 月 ~ 平成 31 年 4 月 ~ 平成 29 年 9 月平成 32 年 3 月 3,000 万円 2,500 万円 平成 29 年 10 月 ~ 平成 32 年 4 月 ~ 平成 30 年 9 月平成 33 年 3 月 1,500 万円 1,000 万円 平成 30 年 10 月 ~ 平成 33 年 4 月 ~ 平成 31 年 6 月平成 33 年 12 月 1,200 万円 700 万円 -4-

(2) 住宅資金非課税限度額 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 1 月 ~ 平成 29 年 9 月平成 32 年 3 月 1,200 万円 700 万円 平成 29 年 10 月 ~ 平成 32 年 4 月 ~ 平成 30 年 9 月平成 33 年 3 月 1,000 万円 500 万円 平成 30 年 10 月 ~ 平成 33 年 4 月 ~ 平成 31 年 6 月平成 33 年 12 月 800 万円 300 万円 2 特定の贈与者から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税制度の 特例の適用期限 ( 平成 31 年 6 月 30 日 ) を平成 33 年 12 月 31 日まで2 年 6 月延 長する 3 東日本大震災の被災者が直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈 与税の非課税措置について その非課税限度額に係る住宅用家屋の取得等に係る 契約の締結期間を次のとおりとする (1) 特別住宅資金非課税限度額 平成 28 年 10 月 ~ 平成 31 年 4 月 ~ 平成 29 年 9 月平成 32 年 3 月 3,000 万円 2,500 万円 平成 29 年 10 月 ~ 平成 32 年 4 月 ~ 平成 31 年 6 月平成 33 年 12 月 1,500 万円 1,000 万円 (2) 住宅資金非課税限度額 ~ 平成 31 年 6 月 ~ 平成 33 年 12 月 1,500 万円 1,000 万円 -5-

四地方法人課税 1 法人住民税法人税割の税率改正の実施時期の変更法人住民税法人税割の税率を次のとおりとする改正は 平成 31 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から適用する 現行 改正後 [ 標準税率 ] [ 制限税率 ] [ 標準税率 ] [ 制限税率 ] 道府県民税法人税割 3.2% 4.2% 1.0% 2.0% 市町村民税法人税割 9.7% 12.1% 6.0% 8.4% 2 地方法人税の税率改正の実施時期の変更地方法人税の税率の 10.3%( 現行 :4.4%) への引上げは 平成 31 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から適用する 3 地方法人特別税及び地方法人特別譲与税の廃止時期の変更 (1) 地方法人特別税の廃止及びそれに伴う法人事業税の復元は 平成 31 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から適用する (2) 地方法人特別譲与税は 平成 33 年 2 月譲与分をもって廃止する 4 法人事業税交付金制度の創設時期の変更等納付された法人事業税の額の 100 分の 5.4 に相当する額を 従業者数を基準として都道府県から市町村に交付する ( 特別区相当分については 特別区財政調整交付金の財源とする ) 法人事業税交付金制度は 平成 31 年 10 月 1 日から創設する ( 注 1) 平成 31 年度及び平成 32 年度の法人事業税交付金の交付率及び交付時期について 所要の経過措置を講ずる ( 注 2) 平成 32 年度から平成 34 年度までの間に交付される法人事業税交付金の交付基準については 所要の経過措置を講ずる 5 その他所要の措置を講ずる -6-