リンパ管 ( 食事由来の脂質 ) 脂肪細胞 アルブミン VLDL AT アセチル oa ケトン体 ケトン体 アセチル oa アセチル oa DL LDL 胆汁酸肝臓 筋肉コリンなど グリセロリン脂質 からの AT 合成 の分解 :ケトン体の生成 の合成 の合成 : マロニル oa 経路の合成 リン脂質の合成 の合成 の合成 : メバロン酸経路ステロイドホルモンの合成胆汁酸の合成 にがエステル結合したもの トリアシル (TG) 1 2 3 ジアシル (DG) 1 3 モノアシル (MG) 2 からの AT 合成 TG(%) DG(%) その他 (%) オリーブ油 93 6 1 コーン油 96 3 1 ラード 98 1 1 AT は脂質やタンパク質からもできる 脂肪から AT を合成する グリコーゲン ブドウ糖 解糖系 ピルビン酸 アセチル oa 解糖系ピルビン酸アセチルoA 3 リン酸 脳には 系の酵素がない タンパク質 アミノ酸 クエン酸回路 電子伝達系 AT オキサロ酢酸 リンゴ酸 クエン酸回路 クエン酸 の酸化にはオキサロ酢酸が必要 の酸化にはブドウ糖が必要 1
をミトコンドリアに運ぶ 中鎖 : 炭素 5~12 長鎖 : 炭素 12 個以上 カルニチン 中鎖 アシル oa MFA 補酵素 A MFA oa oa 長鎖 アシル oa LFA 補酵素 A LFA oa oa 補酵素 A oa カルニチン A 主に肝臓と腎臓で生成され そのほとんどが筋肉に送られる食事から供給することもできる L-カルニチン L-リジン 3 N 3 L-メチオニン 3 そのまま入れる アシル oa アシルカルニチン MFA oa LFA LFA oa A 補酵素 A oa カルニチン A カルニチンがないと入れない ダイエット目的のサプリメントとしても利用されている カルニチンを多く含む食品 (mg/kg) ヤギ 2210 牛肉 1180 豚肉 274 岩ガキ 243 牛乳 40 D 公式オンラインショップ ディアナチュラルアシルoAを作る時に2 分子のATを使う を酸化してアセチル oa を取り出す代謝経路 パルミチン酸 パルミトイル oa( アシル oa) oa oa 2AD oa oa 分解 2AT クエン酸回路へ oa oa oa oa oa oa D 公式オンラインショップ ディアナチュラルアシルoAを作る時に2 分子のATを使う を酸化してアセチル oa を取り出す代謝経路 β α β α oa アシル oa oa 分解して新しい補酵素 Aと結合 oa これを繰り返す トランス Δ2 エノイル化 FAD 2 脱水素 NAD 水和 oa oa oa アセチル oa で得られる AT 炭素数が奇数や 不飽和の場合 を酸化してアセチルoAを取り出す代謝経路例 : パルミチン酸 1 2 3 4 5 6 7 8 炭素数が奇数の場合最後にプロピオニル oa ができる プロピオニルoA oa スクシニルoA - oa クエン酸回路 1 2 3 4 5 6 7 NADとFAD 2 が1 分子ずつ 5AT 7 回 =35AT 1 分子のアセチルoAで12AT 12AT 8 個 =96AT の最初にATを2 個使う 3596-2=129AT 1 分子のパルミチン酸から129 分子のATができる 不飽和の場合 : 二重結合がβ 位にくると 二重結合の位置がカルボニル側にずれるアセチルoA oa oa トランス Δ2 エノイル化しないので FAD 2 ができない oa 2
脂肪は効率よくエネルギーを蓄える 体脂肪率 30 歳未満の場合値はおおよそ エネルギー源 1 g で生じるエネルギー糖質 4 kcal タンパク質 4 kcal 脂肪 9 kcal 100 kcal 作るために糖質は 25 g 必要だが脂肪は 11 g でいい脂肪は疎水性なので水が不要 ( 結合水が生じない ) 結合水 : 水溶液の水のうち 溶質に引きつけられて動けない水 適正 14~20% 肥満 25% 以上 体重 60kg で体脂肪率 20% なら 60 20%= 脂肪 12kg 12 9kcal/g=108000kcal 1 日消費カロリー 2500kcal なら 108000 2500= 約 43 日 適正 17~24% 肥満 30% 以上 体重 50kg で体脂肪率 25% なら 50 25%= 脂肪 12.5kg 12.5 9kcal/g=112500kcal 1 日消費カロリー 2000kcal なら 112500 2000= 約 56 日 代謝水 栄養素と代謝水 栄養素の体内での酸化 ( 呼吸 ) で生じる水 ブドウ糖の場合 6 12 6 6 2 6 2 ブドウ糖の分子量 :180 水の分子量 :18 18 6 分子 180 = 0.6 ブドウ糖 1 g から水が 0.6 g できる パルミチン酸の場合 15 31 23 2 6 2 12 2 38AT 16 2 16 2 129AT パルミチン酸の分子量 :257 水の分子量 :18 18 16 分子 257 = 1.1 パルミチン酸 1 g から水が 1.1 g できる 糖質 脂質 タンパク質 食物 1 g あたりの代謝水 0.55 g 1.07 g 0.39 g ヒトコブラクダ鯨偶蹄目ラクダ科体高 190~230 cm 体重 450~650 kg 北アフリカや西アジアに生息こぶの中には約 50 kg の脂肪があるという 50 kg 1.07 =53.5 kg 53.5l の水になる クジラと代謝水 クジラには汗腺がない海水の浸透圧で水分が損失する 腎臓が多数の小腎に分葉した腎臓をもち濃い尿を排泄する ミネラルは meq/l 浸透圧は msm/kg 動物名など Na K l 浸透圧 飼育海水 445 10 497 984 ハンドウイルカの尿 460 179 632 1815 ヒトの尿 <10 30?? 50~850 クジラは餌と代謝水から水分を摂取する アセチル oa がありすぎると 肝臓でアセチルoAが過剰になるとクエン酸回路で処理できず ケトン体ができる ( の分解が進む飢餓状態など ) アセチルoA アセチルoA アセトアセチルoA oa oa oa β-ヒドロキシ酪酸 肝臓以外の組織でアセチル oa に戻されて利用される飢餓時に血中のを利用できない脳のエネルギー源になる アセト酢酸 アセトン 非酵素的に生産呼気中などに排出 3
絶食中のエネルギー源 ridland 1986 ケトーシス インスリンは各組織におけるの取り込みを高めるインスリンはケトン体の合成を抑える ブドウ糖グリコーゲンアミノ酸ケトン体 絶食期間 ( 日 ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 体内のケトン体濃度が増加した病態体内のが不足し をエネルギー源として利用している状況で見られる飢餓 運動 高脂肪食 糖尿病 外傷 手術 発熱など ケトアシドーシスアセトン以外のケトン体は酸性なのでアシドーシスになる 糖尿病性ケトアシドーシス ( 主に Ⅰ 型糖尿病 ) 悪心 嘔吐 腹痛を起こし 脳浮腫 昏睡 死亡に進展する アルコール性ケトアシドーシスアルコールは肝臓での糖新生の減少 インスリン分泌の低下 脂肪分解の亢進によりケトン体産生を促す悪心 嘔吐 腹痛を引き起こす 脂質を合成する 合成は肝臓 腎臓 脳 乳腺 脂肪組織などの多数の組織で起きる肝臓は特に酵素活性が高い 解糖系 3 リン酸 の合成 ピルビン酸 アセチル oa メバロン酸経路 オキサロ酢酸 クエン酸 細胞質へ アセチル oa リンゴ酸 ATクエン酸回路が十分にありクエン酸が過剰に存在している時 マロニル oa 経路 マロニル oa 経路 A アシルキャリア タンパク質 oa アセチル oa A アセチル A 合成は肝臓 腎臓 脳 乳腺 脂肪組織などの多数の組織で起きる肝臓は特に酵素活性が高い 縮合 - - A oa アセチル oa アセトアセチル A oa マロニル oa A マロニル A マロニル oa 経路 A 合成は肝臓 腎臓 脳 乳腺 脂肪組織などの多数の組織で起きる肝臓は特に酵素活性が高い ペントースリン酸経路か A 細胞質にでたクエン酸を ピルビン酸に変換する際アセトアセチルA に作ったNAD 還元 NAD NAD 脱水 A 還元 NAD NAD A 縮合 A アセチルA 炭素数が16になるまで繰り返す ブチリルA 4
100 g あたりの含有量 (g) の長鎖化と不飽和化 パルミチン酸 ( 炭素 16 個 ) ステアリン酸 ( 炭素 18 個 ) 長鎖伸長酵素 Δ9- 不飽和化酵素オレイン酸 ( 炭素 18 個 二重結合 1 個 ) 9 の融点が下がり 体温環境下で細胞膜の流動性が保たれる の長鎖化と不飽和化 100 80 60 40 20 0 各食用油脂の含量とその内訳 94 93 90 93 多価不飽和 73 その他一価不飽和 41 40 16 オレイン酸 37 28 5 9 2 10 14 23 23 その他飽和 ステアリン酸 パルミチン酸 ゴマ油コーン油牛脂ラードバター * トリアシルとして含まれているものが多い 13 7 24 肝臓でのの合成 3 リン酸 脂肪組織 肝臓で合成されたを蓄える Dr. Kent Simmons and Annabell Bid you 解糖系 アシルoA oa 通常 飽和 oa 通常 不飽和 oa 滑面小胞体 成人の脂肪細胞の数は 正常で 250~350 億個肥満で 400~600 億個 oa 1 アシル 3 リン酸 oa 1,2 アシル 3 リン酸 ( フォスファチジン酸 ) oa トリアシル VLDL として血液中に放出 白色脂肪組織を貯蔵する 褐色脂肪組織 ( 体重の1% 以下 ) ミトコンドリアが多く をするそのエネルギーはAT 合成ではなく熱産生に用いる 脂肪細胞でのの合成 トリアシルは細胞膜を通過できない 脂肪細胞でのの分解 トリアシルは細胞膜を通過できない インスリン VLDL リポプロテインリパーゼ アルブミン 骨格筋や心筋で利用 血液脳関門を通過できないため脳では使われない トランスポーター 4 3リン酸 トリアシル oa アシルoA 脂肪細胞 脂肪細胞 インスリン ホルモン感受性リパーゼ トリアシル グルカゴンノルエピネフリンエピネフリン成長ホルモン甲状腺ホルモン副腎皮質ホルモンなど 5
BMI が 25 以上のヒトの割合 Forbes 2007 世界肥満度ランキング 1 ナウル 94.5% 2 ミクロネシア 91.1 3 クック 90.9 4 トンガ 90.8 5 ニウエ 81.7 6 サモア 80.4 7 パラオ 78.4 8 クウェート 74.2 9 アメリカ 74.1 10 キリバス 73.6 17 ニュージーランド 68.4% 21 オーストラリア 67.4 28 イギリス 63.8 29 サウジアラビア 63.5 35 カナダ 61.1 43 ドイツ 60.1 88 ブラジル 50.5 111 イタリア 45.5 128 フランス 40.1 163 日本 22.6 リン脂質の合成 リン脂質 グリセロリン脂質例 : ホスファチジルコリンオレイン酸 リン酸 パルミチン酸 - スフィンゴシン セリン パルミチン酸 N - コリン スフィンゴリン脂質例 : スフィンゴミエリン : 髄鞘に多い N N フォスファチジルコリンの合成 D AT T ジアシル 3 食事などから N 3 3 コリン M 3 N 3 3 フォスファチジルコリン 3 N 3 D 3 D-コリン AT T ジアシル N 3 N 3 エタノールアミン D- エタノールアミン M フォスファチジルエタノールアミン N 3 その他のグリセロリン脂質の例 3 N 3 3 フォスファチジルコリン アセチルコリンのコリン供給源 N 3 フォスファチジルエタノールアミン フォスファチジルイノシトールイノシトールの水酸基をリン酸化できる細胞内情報伝達に利用される - フォスファチジルセリン N 3 フォスファチジルイノシトール イノシトール 複数のリン酸が結合 しているものもある リン酸 ホスホリパーゼ イノシトール 3 リン酸 - アラキドン酸は植物にはほとんど含まれない アラキドン酸を十分に合成できない動物は他の動物を摂取するしかない ジアシル ステアリン酸 ホスホリパーゼ A2 アラキドン酸 アラキドン酸 エイコサノイド 6
エイコサノイド プロスタグランジン A B など血圧低下作用血小板凝集作用 プロスタグランジンE2 プロスタグランジンF2α ロイコトリエン A4 B4 4など気管支平滑筋および平滑筋の収縮毛細の透過性の向上平滑筋収縮作用 末梢拡張作用 発熱 痛覚伝達作用 ロイコトリエンA4 骨新生作用 トロンボキサン A2 B2など血小板凝集作用黄体退行作用 気管支収縮作用子宮平滑筋収縮作用 平滑筋収縮作用 気管支平滑筋収縮作用 トロンボキサンA2 アラキドン酸カスケード ホスホリパーゼ A2 シクロオキシゲナーゼ 細胞膜リン脂質 遊離アラキドン酸 プロスタグランジン G2 プロスタグランジン 2 プロスタグランジン E2 リゾリン脂質 イノシトール 3 リン酸 トロンボキサン A2 血小板活性化因子 5- リポキシゲナーゼ 5- ヒドロペルオキシエイコサテトラエン酸 ロイコトリエン A4 スフィンゴミエリンの合成 パルミトイルoA パルミチン酸補酵素 A oa スフィンゴシン セラミド セリン N 3 N 2 の合成 N スフィンゴミエリン フォスファチジルコリン N ホスホコリン 3 N 3 3 メバロン酸経路 : の合成 LDL と DL アセチルoA oa スクアレン ヒドロキシメチルグルタリル -oa レダクターゼメバロン酸経路の律速酵素 メバロン酸 やは水に溶けない 親水性のあるタンパク質とリン脂質により血中を運搬される 超低密度リポタンパク質 (VLDL) 低密度リポタンパク質 (LDL) 高密度リポタンパク質 (DL) ステロイド核の構築 主に肝臓で合成され 皮膚や小腸でも合成される小腸での合成は胆汁酸によって抑制される タンパク質リン脂質 7
: 消化 吸収した脂質を運ぶ 体内のの流れ 肝臓 レムナント 肝臓 脂肪組織 VLDL LDL DL の血漿循環 胆汁酸 胆汁酸 脂肪組織 全身 脂肪の消化 吸収の補助 消化管 吸収した脂質を運ぶ を運ぶを運ぶを戻す ステロイドホルモンの合成 脂肪の消化と胆汁酸 中間代謝産物 肝臓 副腎皮質刺激ホルモン コール酸 ( 胆汁酸の 80%) グリシンと抱合 タウリンと抱合 プレグネノロン 水溶性になる プロジェステロン グリココール酸 タウロコール酸 テストステロン アロマターゼ 十二指腸 脂質 胆 汁 リパーゼ コルチコステロン コルチゾール エストラジオール 乳化 ミセル形成 胆汁酸との排泄 肝臓コール酸 ( 胆汁酸の80%) グリシンと抱合タウリンと抱合水溶性になるグリココール酸タウロコール酸胆汁 95% が小腸で再吸収十二指腸 糞へ 胆嚢 肝臓 胆嚢 右肝管 総肝管 総胆管 膵管 左肝管 膵臓 肝臓で生成された胆汁を貯蔵胆汁の水分を吸収し濃縮する 1/5~1/10 まで濃縮 胆汁の成分 胆汁酸 十二指腸 脂肪を乳化させてその消化を補助 胆汁色素 体内のは胆汁 赤血球から遊離したヘムが肝臓で とともに腸管に排出される ビリルビンに変化したもの 8
mg/100 ml 血中濃度 2000 年第 5 次循環器疾患基礎調査 まとめ 240 220 200 180 160 30 40 50 60 70 39 49 59 69 30 40 50 60 70 39 49 59 69 年齢 エストロゲンには血中濃度を下げる作用がある 血中エストロゲン濃度 からの AT 合成とに分解されて AT 合成に利用されるはカルニチンによってミトコンドリア内に運ばれるはミトコンドリア内で されてアセチル oa になるアセチル oa が多くなるとケトン体に変換される の合成 はアセチル oa からマロニル oa 経路で合成されるは解糖系の物質から合成される肝臓で合成された脂肪は VLDL によって全身に運ばれる の合成アセチル oa からメバロン酸経路で合成されるからステロイドホルモンや胆汁酸が合成される まとめ リンパ管 ( 食事由来の脂質 ) 解糖系ピルビン酸アセチルoA クエン酸回路電子伝達系 AT 糖新生 メバロン酸経路 アセチル oa グリセロリン脂質 胆汁酸 ステロイドホルモン マロニル oa 経路 トリアシル ジアシル スフィンゴリン脂質 脂肪細胞 アルブミン VLDL アセチル oa ケトン体 ケトン体 アセチル oa 筋肉コリンなど AT グリセロリン脂質 アセチル oa DL LDL 胆汁酸肝臓 9